RX-7スピリットRタイプA(以下FD・RA)
「NOS?」
俺
「ああ、これを使えば今の馬力の半分くらいはアップするぞ。まあ消耗品だが…」
FD・RA
「フーン…まあ取り敢えずブン回してくれやニーサン♪」
俺
「止めろ、某地獄のチューナーのイケてる台詞を台無しにするな」
_スペシャルステージ ルートX_
俺
「おう、どうした。もっと回せるだろ」
FD・RA
「いやー、あんた限界把握してんの?350kmだぞ?そろそろエンジンがイッちまうよ」
俺
「把握してる。そうだ、自分自身ではスピードは出せないんだ。だからお前に委ねているんだ、300kmオーバーの世界を…」
FD・RA
「空気読まないんだけどさー、そろそろNOS使ったら?つか、付けてんの?」
俺
「……アーッ!付けてない!ごめんちょっとGSとチューニングショップ寄る」
FD・RA
「」
Nosって100馬力位が限度じゃないの?
_ガソリンスタンド(GS)_
GSの店員
「いらっしゃいませー」
俺
「満タンでー」
GS店員
「ハイオクですねー」
(少し時が流れる)
_チューニングショップ_
俺
「ここをこうしてこうする、と」
FD・RA
「yoyo☆俺に無いトコ、それは400km♪それがナイトロ、それでイイトコ400km♪」
俺
「は?お前何言ってんの?」
>>3
これを作る元になったのはゲームだからな…300くらいは馬力が上がるみたいだ
_再びスペシャルステージルートX_
俺
「おう、どうしt「ナイトロ(FD・RA)」
俺
「分かったよ…それ(カチッ」
FD・RA
「む……
みwwなwwぎwwっwwてwwきwwたwww(グォン)」
俺
「……おお!メーターは400kmを差してるぞ!ただ、そろそろ切れるな」
FD・RA
「とぉぉっ!……燃 え 尽 き た(ゴォッ」
俺
「ふーむ、取り敢えずはエンジン休ませるか…(ブレーキ」
_ボンネットを開ける_
俺
「…よいしょ。あっつ!」
FD・RA
「(シュー」
俺
「大丈夫かー…ほら、水だぞ(ビシャビシャ」
FD・RA
「ふ…蘇ったぜ。悪魔は死なないっ!」
俺
「いや、俺が居なかったら完全にエンジン燃えてたぞ。お前、たまに俺の意志と関係なく走り出すだろ?その時さー、全く止まらないよな」
FD・RA
「…サンキュ(ハート)」
俺
「」
殺意が湧き上がってきた。水かけなきゃよかったな…まあそれはそれで俺のFDが死んでいくから駄目だけど
FDってなに?
フロッピーディスク?
※因みに勝手に走り出すというのは、オンラインのオープンロビーでの走行時にあるきっかけでプレイヤーの操作を全く受け付けず勝手に走り回ってしまう現象。でも結構上手い
>>8
形式でしょ、多分。つかパソコン云々じゃなくて車だ
ナイトラス・オキサイド・システム
ローターガスケット溶けちゃうなw
俺
「さてー、次はシエラでも走りにいくかなー…」
_シエラサーキット_
俺
「さ、宜しくなー。てか妙に静かだな?」
FD・RA
「……」
俺
「ま、いいか。いつもどおりにピットを出てと。…ん?俺何も操作してないぞ…?」
FD・RA
「俺に任せろーォ(グゥン」
俺
「ちょ、止まれよ、止まれよ俺のFD」
>>11
何万円コースだろう?それにしても1万は必須かもしれん
FD・RA
「どぉぉぉっ!(ドギャア」
俺
「お、おいっ、やめろぉ!自分を大事にしろっ!!」
FD・RA
「空気読んでよ今バトルしてるでしょ!?」
俺
「そういや前にもう一台車が…なんだろ?暗いからよく分からないけど、ゲンバラかBTRか?つか初めて反抗された気が…」
FD・RA
「どぉらっ!どけっ!!(高速パッシング&クラクション」
前の謎の車
「勝ちゃいいんだよ勝ちゃあな!」
俺
「なかなか譲らないなあ…はっ!あれはゲンバラでもBTRでもない!近付いて初めて分かったけど、あれは…仁Dの庄司!?」
FD・RA
「なんでもいいさ…ただ千切れば勝ちっ!!」
シビック(庄司)
「元気がいいなァ…」
俺
「くっ、思いきり仕掛けたっ!?」
FD・RA
「どらぁっ!!(スパァ」
シビック(庄司)
「そらよッ!!(わざとリアに接触」
俺&FD・RA
「うわぁぁっ!!(ギャアアアッ」
…こうして、FDは激しくバウンドしながら派手に大破しながら火花をあげてガードレールに突っ込んだ。
乗っていたドライバーは病院に運ばれたが意識不明、そして目覚めることはなかった。
一方車はあれだけのクラッシュを演じながらもフレームには数mmの歪みも入っていなかった。エンジンも無傷で、パーツを揃えれば直ぐに走れるようだった。
そのFDは、今も青いボディを輝かせながら解体所に佇んでいる…まるで誰かを待っているように。
…the end
解説?にもならない解説
このFDは、きっとおそらくドライバーの言いなりにならない意志を持つ車だった。いや、中古から引き上げられて納車してもらった時からドライバーなんてどうでもよかったのかもしれない。そして、最後までドライバーを受け入れる事がなく、思いが食い違って壁に突っ込んだ。
だが、少なくともぶつかる瞬間はドライバーを信じてハンドルを託した。だが、もう遅かった。
切なくなったのか、雨なのかは分からないが、そのボディを毒々しい濃い赤から純正の青の色に変えた。最後に反省したのかもしれない
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