ナルト「過去に戻ってきたってばよ!」 (115)

さきに断っておきますが、遅筆です。掛け持ちしてSS書いてるからです!
長い目で見てくださいな。
書き溜めアリ。

NARUTO 四十八巻までしか読んでないので、知識不足は大目に見てくだされ。
とは言っても、NARUTO 27巻くらいまで読んでれば問題ないです。

いわゆる強くてニューゲームってやつだってばよ!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419778869

サスケ「ここは終末の谷と呼ばれる国境だ」

サスケ「丁度いい舞台じゃねーか、なあ……ナルト」

ナルト「…………」

サスケ「ああそうだった……。お喋りはもう終わりだって言ったな……」

サスケ「じゃあそろそろしまいにしようぜ。この戦いを……」

サスケ「……」ババッ バチバチバチ!!

ナルト「……」ポココポ・・・ ゴゴゴ

ナルト「螺旋丸!!」

サスケ「千鳥!!」

―――――――

―――



サスケ「……チッ、あの上忍来るの遅いな」

サクラ「ねー、そうだよねサスケ君! ほんと何しているんだろう?(イラついたサスケ君の顔も格好いい!)」

ナルト「…………」

サスケ「なにボケッと突っ立ってんだ、ナルト」

ナルト「あ……れ?」

ナルト「……!?」

ナルト「さ、サスケェ!? おい、お前本当にサスケか!? どうしてっ、」

サスケ「はぁ? ついに本気で馬鹿になったか?」

ナルト「い、いや……、あれ? 俺とお前はさっきまで戦って……?」

ナルト「……? サスケ、お前背が縮んだ?」

サスケ「あぁ?」

サクラ「ちょっとナルトー! サスケ君に失礼なこと言わないでよ!」

ナルト「サ、サクラちゃん!?」

ナルト「(……ど、どうなってんだってばよ!? みんななんか少し若い!)」

ナルト「(というか、俺はさっきまで、サスケと戦っていたはずじゃ……)」

ナルト「(けど、周りの風景からしてここは木の葉だし、サスケが里にいる……)」

ナルト「(……それにこの光景、どこか懐かしいってばよ)」

ナルト「(確かこの後……)」

カカシ「やー! 諸君おはよう!」

ナルト「!?」

サクラ「おっそーい!!」

カカシ「いや道中で迷子の子供を見つけてな……」

ナルト「(カカシ先生……)」

ナルト「(……サスケを見て驚かないってことは、やっぱりサスケが里から出ていったことはなかったことになってる?)」

ナルト「(サクラちゃんも、いつもと変わらないし……)」

ナルト「(俺ってば、おかしくなっちまったのか?)」

カカシ「よーし、それじゃあ昨日話した通り、サバイバル演習を始めるか」

ナルト「(サバイバル演習……?)」

ナルト「カ、カカシ先生!」

カカシ「どうしたナルト」

ナルト「サバイバル演習ってなんだってばよ?」

カカシ「…………」

サスケ「お前は鳥頭並にバカだな」

サクラ「ちょっとナルト、それはいくらなんでも……」

カカシ「お前は忍術以前の問題だな」

カカシ「俺を相手に、演習すると言ったでしょーが」

ナルト「……あれ? もしかして俺ってば、まだ下忍にもなってない……?」

サクラ「今更何言ってるのよ!」

サクラ「下忍になれるか、その合否を先生と演習して決めるって言っていたじゃない!」

サスケ「このウスラトンカチが。演習前から足引っ張るな」

カカシ「しっかりして頂戴。流石の俺も、演習前に脱落させたくないからな」

ナルト「…………」


サクラ「ちょっとナルト、どうしたの? 顔真っ青……」

ナルト「(やっぱり、今日は初めてカカシ先生と会った日だ……)」

ナルト「(……まさか、過去に戻ってる? そんな馬鹿なことある訳ないってばよ)」

ナルト「(でも俺ってば、さっきまで間違いなくサスケと戦っていたはず……)」

ナルト「(……けど、いつものメンバーが揃ってるし)」

ナルト「(と、とりあえず話を合わせた方がいいってばよ)」

ナルト「ハ、ハハハ! 昨日、カカシ先生に勝つために模擬トレーニングをして徹夜だったんだってばよ!」

ナルト「ようやく目が覚めてきたから安心してくれ!」

カカシ「……ま、とりあえず始めるか」

サスケ「(あのアホツラしたナルトらしくない笑い方だな……)」

サスケ「(……気のせいか)」


カカシ「よし12時セット。ここに二つのスズがある……」

ナルト「(……何が何だかさっぱり分からねーけど、過去に戻ってきてしまったというのは間違いないってばよ)」

ナルト「(螺旋丸と千鳥をぶつけあって、その後真っ白になったと思ったらここにいた……)」

ナルト「(暁とか、大蛇丸の仕業か?)」

ナルト「(でもこんなおかしな術は見たことないってばよ……)」

ナルト「(幻術をかけられたにしては、ダメージは全くない……)」

ナルト「あー! わけがわかんねー!!」

カカシ「……もっと分かりやすく説明した方がいいか?」

サクラ「もうナルト! 今の説明が分からないってどういうことよ!」

ナルト「い、いや! それは分かってるってばよ!」

サスケ「なんなんだお前は……」

カカシ「じゃあ初めていいんだな? よし、始めるぞ。……よーい!」

カカシ「スタート!」

ザザザッ!!

カカシ「忍びたる者――基本は気配を消し、隠れるべし」

カカシ「(よしみんな、うまく隠れたな)」

ナルト「……」ポツーン

カカシ「……あのさァ……。お前ちっとズレとるのォ……」

サスケ「(あのウスラトンカチ……)」

ナルト「(演習始まったけど、どうすればいいんだってばよ!)」

ナルト「(螺旋丸とかは使えるかどうかわかんねーし、もし過去に戻る前の頃と変わらない力を持っていたら、)」

ナルト「(下手にチャクラ練るわけにもいかねー……)」

ナルト「(もし本当に過去に戻ってたら、あの頃の俺が螺旋丸とか使えるのはおかしいってばよ……)」

カカシ「? 意外だな。お前の性格上、何も考えずに突っ込んでくると思っていたけど」

カカシ「まっ、考えて行動するのは忍として必要なことだ」

カカシ「しかぁーし」シュッ

ナルト「(消えた……、背後っ!?)」ザッ

カカシ「考えすぎて……、? なにぃっ!?」

ナルト「(思わず反射的に避けちまったってばよ!)」

カカシ「(……今の動き、俺の目で追いつけなかった?)」

カカシ「…………」


ナルト「(でも今ので分かった。体術はあの時と変わらない……)」

カカシ「(アカデミーを卒業したばかりの生徒が、今のような動きを見せるとは思えない……)」

カカシ「(しかしコイツは確か、九尾が封印されている子だったな)」

カカシ「(まあ、俺の勘違いでしょーけど、ちっと試してみますか)」

カカシ「っ!」ササッ!

ナルト「えっ? うわっ! 手裏剣!?」バッ

ナルト「(って、本気で狙ってきてるってばよ! 避けなかったらどうするんだよ!)」

カカシ「(よし、手裏剣に目が行っているうちに影分身を解く! そして背後に回り頭にチョップだ!)」

ナルト「また背後、でもって手裏剣投げたカカシ先生は影分身かよ!」ガッ

カカシ「なにぃぃっ!?! 防がれた!?」

ナルト「影分身の術!」ボボボン!

サスケ「(1、2、3……、なんだあの術は?)」

サスケ「(それにしても、あのウスラトンカチが……)」

サスケ「(あれが……、ナルト?)」

サクラ「(残像じゃない……。全部実体って?)」

ナルト「うっしゃー! カカシ先生の両手は俺が今抑えてる!」

ナルト影分身「その隙にもらったー!」

カカシ「しまったぁ!」

サスケ「(影分身の数は三。自らを囮にして、影分身で攻撃か……)」

サスケ「(あのウスラトンカチにしちゃ上出来すぎる……)」

ナルト影分身「りゃぁっ!」ブン!

ナルト影分身2「うげぇっ!」ドガァッ!

ナルト影分身「(あれ?)」

ナルト「(殴られたのは……)」

サクラ「……ナルト?」

ナルト影分身「いってぇー!!」

ナルト「クソッ、変わり身の術か!」ボンッ!

サスケ「……ふん」

サスケ「(やはり所詮はナルトか……)」

サクラ「(……ちょっと見直したと思ったけど、やっぱナルトかぁ)」

ナルト「うー、くそぉ……」

ナルト「なぁーんて」ニヤッ

ナルト「イチャイチャパラダイス置いていくくらいには、焦ってたってことだよなー」タッタッタ

ナルト「おーいカカシ先生! 俺ってばこのイチャイチャパラダイスのオチしってるってばよ!」

ナルト「出てこないと言っちまうぜー!」

カカシ「……っ!」バッ

カカシ「呼んだか」スタ

ナルト「あれ、いつの間に本が!」

カカシ「お前がこの本を読めるとは思えんが、出てこない俺にイラついてバラバラにされたらたまったもんじゃないしな」

カカシ「確かに俺はお前のことを少し見誤っていたようだが」

カカシ「むやみやたらに一人で暴走……。期待通りってわけじゃあ、なかったかな」

カカシ「確かにお前には力があるようだが、それに過信して暴走するタイプだなお前は」

ナルト「……!」ピッキィィ!

ナルト「あーもう知らないってばよ! 術見せるとおかしく思われるとか、そんなのうじうじ気にしてるなんて俺の性に合わねぇ!」

ナルト「影分身の術!」ボン!

ナルト「はぁぁぁ!」シュッシュッシュシュ!

カカシ「なに……!?」

サスケ「(なんだ、あの術は……!?)」

サクラ「(チャクラが一点に集まっている……。何よ、あれ!)」

ナルト「はぁぁ……」

ナルト「(あれ、なんか意識が……)」

ナルト「ぁぁ……」ドサ

カカシ「(……今のは。いや気のせいだろう)」

カカシ「サスケ、サクラ! とりあえず今日は演習中止だ」

サスケ「何故だ?」スタッ

サクラ「……ナルトが倒れたから?」スタスタ

カカシ「ああ。本人も徹夜とか言っていたから、無理が来たのかもしれない」

カカシ「とりあえず演習は別の日に回すぞ」

サスケ「ふん……」

ストーリーがまるで進んでないけど、今日はここでお休みです。
徹夜で身体にガタ来てるんで寝ますね! 最初に言ったように更新は遅いので、気長に見てくださると嬉しいでござる。

48巻までじゃなくて最新刊付近まで読まないとNARUTO世界の重大な設定分からんから読んどいた方がいい

ナルトの強くてニューゲーム系のSSは悉くエタってるからなぁ
エタらないでくれよ
ただ、一部の終わりから過去に行くのは珍しいな

>>21
ナルトSS書くならある程度知ってなきゃと思ったんですが、知識不足はすみません、ご了承ください。
あと、呼び名とかがおかしかったら指摘してもらえるとありがたいです。

>>22
私も最初は、無敵状態のナルトでって思ったんですが、話に収集付かなくなるし、強すぎて中忍試験とか楽勝過ぎてあっさり終わっちゃうし、とか考えてですね。それに中途半端にしか読んでないのも痛いんで。
言われて気づきましたけど、ナルトの強くてニューゲーム多いですね

まあとにかく始めマッスル。

~~~~~
~~~



カカシ「目標との距離は?」

ナルト「五メートル! いつでもいけるってばよ!」

サスケ「俺もいいぜ」

サクラ「私も」

カカシ「よし、やれ」

ナルト「うりゃあぁぁっ!」

ネコ(トラ)「にゃあああああああああああああああああああ」

ナルト「つっかまえたぁー!!」

カカシ「右耳にリボン……、目標のトラに間違いないか?」

サスケ「ターゲットに間違いない」

カカシ「よし、迷子ペットトラ捕獲任務修了」

サスケ「ふん……。くらだない任務だ」

サクラ「任務っていうから、私ドキドキしたけど、迷子ペット捕獲とはねー」

サクラ「(ほっとしたけど)」

ナルト「うっし、とりあえずこのトラネコ、いてて!」

ネコ(トラ)「キシャー!」

サクラ「あんた、ネコの扱い雑よ、貸しなさい」ホイ

ネコ(トラ)「ンニャァ~」ゴロニャー

ナルト「流石サクラちゃん! ネコが大人しくなったってばよ」

サクラ「いいこいいこ~」

サクラ「それにしても、二回目の演習だけど」

サクラ「なんか拍子抜けするくらい簡単に演習、合格しちゃったわよね」

ナルト「要するにカカシ先生ってば、俺らの実力なんてどーでもよかったんだってばよ」

サスケ「……どういう意味だ」

ナルト「だってよ、俺らアカデミー卒業したばっかりだ」

ナルト「それが上忍と戦って勝てることなんてぜってーねえし、」

ナルト「忍術だってこれから鍛えていくってのに、今の段階で弱いから忍者やめろは流石に言わねーってばよ」

サスケ「……その必要なのがチームワークだって?」

ナルト「任務の最中はいつ死ぬか分からねーってのに、チームワーク乱れてたら最悪じゃん?」

サクラ「でもでもサスケくんっ! ナルトの言う通りにカカシ先生と戦ったら、」

サクラ「カカシ先生、感動するくらい喜んで合格って言ってくれたじゃない!」

サスケ「最初の演習を、一人で突っ切ってぶっ倒れたドベに言われたくないな」

ナルト「それ言わねえでほしいってばよ……」

ナルト「(あの時の俺も混乱してたし)」

サスケ「(……チッ。忌々しいな)」

サスケ「(最初の演習、認めたくないがナルトは、戦闘に慣れているのかと疑うほど、上出来だった)」

サスケ「(アカデミーは影分身すらできなかったドベが……)」

サスケ「(一体何を隠してやがる……)」

サクラ「それにしてもナルト。あんたなんか変わったわよね?」

ナルト「えぇっ!?」ギックー!

ナルト「お、俺ってばなんも変わってねぇーよ!」

サクラ「えー、嘘よ。最近、妙に大人しいっていうか、アカデミーの頃の馬鹿騒ぎしていた感じがなくなってる気がするわ」

ナルト「(流石に顔岩に落書きするほど、もう子供じゃねぇーし……)」

ナルト「(てかてかっ、今そんなイタズラしてる暇ねーんだよな……)」

ナルト「(過去に戻ってきたはいいけど、忍術・体術、どうやら戻る前の頃から変わらないみたいだし)」

ナルト「(……というか、本当に俺って過去に戻ってきたのかなぁ)」

ナルト「(自分でもまだ信じられねぇし……)」

ナルト「…………」ウーム

サクラ「あと、時々黙り込んだりするじゃない?」

ナルト「はっ!」

ナルト「いや違うってばよ! 今晩のラーメンは何味にしようか考えていただけ!」

サスケ「ラーメン以外に選択肢はないのか……」

~任務受付場所~


ネコ(トラ)「ニャァァゥァァウアアー!!」

マダム「ああ! 私の可愛いトラちゃん! 死ぬほど心配したのよぉ~」

ナルト「(うわっ、この光景も懐かしいなぁ……)」

サクラ「(逃げんのも無理ないわね、アレじゃ)」

三代目「…さて! カカシ隊、第七班の次の任務はと……」

ナルト「(確かこの任務を聞いて俺がダダこねたんだっけ……)」

ナルト「(となると、過去は全然変わってねーってことか)」

ナルト「(……じゃあ、俺が考えている通りサスケは?)」

ナルト「(やっぱ大蛇丸に連れていかれるのか……?)」

ナルト「…………」

カカシ「…………」フム

~夕暮れ~


カカシ「よし、今日の任務は終了だ」

サスケ「一ついいか」

カカシ「ん?」

サスケ「下忍になったはいいが、俺たちが受ける任務は正直、アカデミー生でも出来る任務ばかりだ」

サスケ「まさか毎日こんなくだらない任務をするのか?」

カカシ「いきなり重要人物の護衛が出来る訳ないでしょ」

カカシ「あくまでお前らは見習いの下忍」

カカシ「Dランクがせいぜいだ」

サスケ「チッ……」

サクラ「(まあ、退屈だけど、護衛とかは怖そうだし……)」

カカシ「(参ったな。ナルトにするはずの説教が、まさかサスケにすることになるとは)」

ナルト「…………」

カカシ「(当の本人は落ち着いてるしなぁ)」

カカシ「(三代目やイルカ先生から聞いた話とは、随分違う印象だ)」

カカシ「とにかく今日は解散だ」

サスケ「ふん」スタスタ

サクラ「それじゃ先生。お疲れ様でした~」

カカシ「おう」

ナルト「…………」スタスタ

カカシ「おっとナルト。お前は待て」ズイッ

ナルト「ぐぇっ。いきなりなにするんだってばよ!」

カカシ「ちっとな。お前に聞きたいことがある」

ナルト「??」

カカシ「まー、場所を変えよう」

ナルト「え? ここでいーじゃん、なに話すの?」

カカシ「ここじゃ目立つでしょ」

ナルト「目立つってなんだってばよ? 人に聞かれちゃまずいの?」

カカシ「みょーに突っかかるねお前は」

カカシ「とりあえず来い」

~演習の時に使った場所~


ナルト「なんでここ?」

カカシ「俺は、遠回しにああだこうだ言うのは好きじゃない」

カカシ「まー、お前にとってもその方がいいだろ?」

ナルト「?」

カカシ「ナルト、お前なんかあったか?」

ナルト「なんかすでに遠回しな気がするんだけど」

カカシ「悪いな。俺も曖昧にしか分かっちゃいないんだけど」

カカシ「お前は、三代目やイルカ先生から聞いた印象とは随分違うような気がしてな」

カカシ「(……それに演習時のずば抜けた力。あれはアカデミー生が持っている力じゃあ、ない)」

ナルト「い、印象!? べ、別に俺ってばふつーだぜ!」

カカシ「はー、そうか。お前のアカデミー生の頃の成績を見させてもらったが」

カカシ「お世辞にも良いとは言えんな」

カカシ「それが演習時にはあんな戦闘慣れした戦いを見せられちゃあ」

ナルト「(…う。やっぱり不審に思われてるってばよ)」

ナルト「(螺旋丸打たなくて良かった―!)」

ナルト「(もしやってたら、言い逃れなんてぜってーできねえし)」

カカシ「それとな。お前が意識を失う前にやろうとした術はなんだ?」

ナルト「っ!」ギク

カカシ「結局術が発動する前に、お前が意識失ったから分からずじまいなんだが」

カカシ「あんなに高密度なチャクラを練るなど、中忍であっても……」

カカシ「(あの時ナルトがやろうとしていたのは)」

カカシ「(影分身を作り、手のひらにチャクラを集中させた……)」

カカシ「(あのチャクラが手の中で乱回転した術は考えられるだけでも一つ)」

カカシ「(……だが、それこそアカデミー卒業したばかりのナルトにはありえない話だ)」

ナルト「お、俺っ、用事思いだしたんだってばよ!」

ナルト「それじゃ、先生! また明日!」

カカシ「あっ、コラ! 待て!」

ナルト「さよならってばよ、先生!」


カカシ「…………」フム

カカシ「…………」

カカシ「(三代目と相談したが……)」

カカシ「(ミズキの一件で、九尾の力が少し漏れたとはいえ……)」

カカシ「(あの演習の時に九尾独特の禍々しい力は感じられなかった)」

カカシ「(……あれがナルトの実力そのもの?)」

カカシ「どーも、胡散臭いねぇ……」

~数日後~


三代目「では正式に発表する。今より7日後、7月1日をもって――」

三代目「中忍選抜試験を始める!」

カカシ「(……さて、この日が来たか)」

カカシ「(まだ子守りやお使い程度しかやっていないチームで、試験をするには早すぎるが)」

カカシ「(まあ、良い経験にもなるだろう)」

カカシ「(とくにサスケの奴は、くだらない任務ばかりといい加減我慢の限界のようだしな)」

カカシ「(……というより、本来の目的はアイツだが)」

三代目「……じゃあカカシから」

カカシ「カカシ率いる第七班、うちはサスケ、うずまきナルト、春野サクラ」

カカシ「はたけカカシの名をもって中忍選抜試験受験に推薦します」

イルカ「なに!?」

~~~~
~~




サクラ「でもいい加減、退屈よねぇ……」

ナルト「何が?」

サクラ「任務よ、任務! なんか、忍者になったって気がしないわ」

サスケ「(……一理ある)」

ナルト「でもでもっ、この前カカシ先生とみんなで修業したじゃん!?」

サクラ「木登りねぇ……」

サスケ「……チッ」

サクラ「あんた、どうして登れない振りしたの?」

ナルト「そっ、それは」

ナルト「振りじゃねーってばよ!」

サクラ「まあ、あんたはアカデミーの頃から飲みこみが遅かったから」

サクラ「偶然かもしれないけど」

ナルト「(いきなり登れたらおかしいと思って、わざと落ちてたら)」

ナルト「(すぐに先生が気づいて、滅茶苦茶疑われたってばよ……)」

ナルト「(……それに一人登れなかったサスケの機嫌もめっちゃくちゃ悪くなるし)」

ナルト「……」チラ

サスケ「……あ?」

ナルト「な、なんでもないってばよ」

サクラ「は~~~~あ」

サスケ「それにしても……」

ナルト「おっせぇ……」

サクラ「寝坊したからってブローをあきらめてくる乙女の気持ちをどうしてくれるのよ!」

ナルト「(いつものことだけど、相変わらずだなぁ先生は)」

ナルト「(……てか、あれ以来ずっと疑われっぱなしだし)」

ナルト「(そういや……、前に我愛羅とも会ったから、中忍試験が迫ってるってことだよな)」

ナルト「(……やっぱ、過去は変わってねーし)」

ナルト「(……って、あれ? 俺ってばなんか重要なこと忘れているよーな)」

ナルト「(……任務、木登り……?)」

ナルト「あぁぁ!!!」

サクラ「きゃっ!?」

サクラ「いきなり大声出さないでよ! びっくりしたじゃない!」

ナルト「ごっ、ごめんってばよ! い、いやそうじゃねぇー!」

サクラ「なによ!?」

サスケ「(朝っぱらからなんでこんなにハイテンションなんだ、こいつらは……)」イライライラ

ナルト「(な、波の国!! 俺がダダこねなかったせいで、護衛任務なくなってるってばよ!)」

ナルト「(あのオッサンらはどうなったんだ!?)」

カカシ「やあおはよう諸君! 今日はちょっと人生という道に迷ってな……」

サクラ「はい嘘っ!」

カカシ「ま! なんだ」スタ

カカシ「いきなりなんだが……」

ナルト「カカシ先生っ!」

カカシ「……なんだ? 今結構、重要なことを言おうと思っていたんだけどな」

ナルト「あのさあのさっ、えっと、えーと!」

ナルト「さいきん、波の国でなんか変わったことってない?」

カカシ「……波の国?」ピクッ

ナルト「ほら、任務っ、任務とかっ!」

ナルト「(絶対疑われるけど、この際気にしていられねえ)」

ナルト「(でもでもっ、もし波の国でも俺の体験したようなことが起こってたら)」

ナルト「(間違いなく、俺ってば過去に戻ってきてるってばよ……)」

カカシ「さてね……。Cランクの任務のはずが、Bランク並の任務だったってことは聞いているけど」

カカシ「それがどうした?」

ナルト「どうなったんだってばよ?」

カカシ「……なぜそんなことをいちいちお前が気にする?」

ナルト「いいから教えてくれってば!」

カカシ「ま、その任務相応の忍者が承ったから、無事任務完了したみたいだけどね」

ナルト「じゃあじゃあ、波の国は……?」

カカシ「任務完了って言ったでしょ? 無事橋を作り終えてる」

ナルト「よかったぁ……。無事に作れてたんだ」

カカシ「(……いよいよこいつぁ、おかしいな)」

カカシ「(だからといって、今の段階で問い詰めても答えを出すとは限らないし)」

カカシ「(三代目とも相談してるが、まっ、そのための中忍試験)」

カカシ「んじゃ、本題入っていいか?」

サスケ&サクラ「一体何の話してるのよ(してるんだ)……」

カカシ「お前たちを中忍選抜試験に推薦しちゃったから」

サクラ「え?」

サスケ「!」

サクラ「なんですってー!?」

カカシ「志願書だ」スッ

カカシ「とはいっても強制じゃない……」

ナルト「(はーぁ、もう完全に過去に戻ってきてるのは確定だってばよ)」

ナルト「(……やっぱ誰かに相談した方が良いよなぁ)」

ナルト「(でも当時の俺のこと考えると、頭がおかしくなったって言われそうだし……)」

ナルト「(未来から来たなんて馬鹿げた話、誰も信用してくれねーよ……)」

ナルト「(と、とにかく、サスケを連れていかれねーようにしなきゃいけねえ)」

カカシ「明日の午後4時までに学校の301までに来ること! 以上!」

サスケ「……ついにか」

サクラ「…………」

サクラ「(ど、どうしよう。私、二人の足を引っ張っちゃう……)」

ナルト「……あれ? これなんだってばよ?」

サスケ「おいウスラトンカチ。馬鹿もたいがいにしろ」

サスケ「さっきの話を何も聞いちゃいなかったのか?」

サクラ「中忍試験の志願書よ、それ」

ナルト「おー……、ってええ! あっ、そうか!」

ナルト「(やっべぇー……、考えてるうちにこの日が来ちまったってばよ……)」

ナルト「(……力を抑える訳にもいかねえ。あの日は確か大蛇丸もいたはずだ)」

ナルト「……」グッ

ナルト「(まだ混乱してるけど、もう間違いねぇ)」

ナルト「(ぜってぇ、過去に戻ってきてるってばよ)」

ナルト「(……幻術だとか、そういうの考えるの俺は苦手だし)」

ナルト「(とにかく今はサスケを連れていかれねーようにしねぇと)」

ナルト「(……でもでも、せめてカカシ先生くらいには相談した方が良いかなやっぱ)」

ナルト「(けど、まずは中忍試験……)」

ナルト「(……よし、やってやるってばよ!!)」

今日はここまでです。

開けましておめでとうございます。年明け早々SS投稿したのにはそれなりに理由がありまして。
とりあえず年始は忙しくなるので投稿遅れます。

今のところ、設定とかでツッコミ入れられるんじゃないかとヒヤヒヤしてます。心配ならSS書くなよ!というのは至極もっともですが、温かい目で見守ってくださるとありがたいです。

やたら過去に戻ってる戻ってる連呼してんのはそれだけ混乱してるってことで、おやすみなさい

すんません。事前に言っていましたように年明けから忙しくてまるで進んでいないです。
今週の三連休で投稿しますので、待っている方がいたら気長に待ってください。

あと批判? というか設定のおかしいところあったらバンバン言ってください。修正が効く範囲なら修正したいので。少しでも「変じゃね?」って思うところあったら遠慮なくどうぞ。
ちなみに呼び名とかがかなり曖昧なので……、一応調べながら注意してやっていますが

~~~~~~~~~

~~~~

~~




リー「宣言します。君たちは僕に絶対に敵いません」

ナルト「(ゲジマユとも初対面か……)」

ナルト「(あれ? でも俺はゲジマユを知っている訳だから、初対面じゃない?)」

ナルト「(……けどけど、ゲジマユは俺を知らないからやっぱ初対面ってわけだよな)」

ナルト「??」

サスケ「くっ!」ドガッ

リー「木の葉旋風!」

ナルト「(へっんだなぁ……、すっげー変な気分だ)」

ガイ「そこまでだ!」

ナルト「(こうやって俺が体験した過去と同じように、進んでいくんだってばよ)」

ナルト「(中忍試験って言われて、とりあえず来ちまったけど)」

ナルト「(……あー、もうどうすりゃいいかぜんっぜんわかんねぇ)」

リー「試験! 覚悟していてください!」バッ

サスケ「……」グ…

サクラ「サスケくん……」

サスケ「(チィッ、ママゴトみたいな任務ばかりのせいで、気が緩んでいた)」

サスケ「次はアイツをのしてやる……」

ナルト「なあサスケ。さっきの見てて思ったんだけど」

ナルト「写輪眼っつーの使わねーの?」

サスケ「お前の口から写輪眼って言葉が出てくるとは思わなかったな」

サクラ「シャリンガン……?」

サスケ「写輪眼っていうのは……」

ナルト「(……あ、そうか! 波の国でサスケは、写輪眼を初めて使えるようになったんだってばよ)」

ナルト「(けど行ってねーってことは、サスケも写輪眼使えねーってわけで……)」

サスケ「面白れぇ」

サクラ「え?」

サスケ「良い機会だ。この中忍試験で写輪眼を完全に扱えるようにしてやる」

サスケ「中忍試験があんなぶっ飛んだ奴らばかりだってなら、尚更だ」

サスケ「面白くなってきたじゃねーか、中忍試験……この先がよ!」

ナルト「……サスケ」

サクラ「うん…!」

ナルト「おう! ぜってー、負けんなよお前!」

サスケ「お前こそ人の足を引っ張るなよドベ」

カカシ「……そうか、サクラも来たか」

カカシ「中忍試験、これで正式に申込みできるな……」

サクラ「どういうこと……?」

カカシ「実のところ……」

ナルト「(……あ、確か中忍試験ってスリーマンセルじゃなきゃ受験できないんだってばよ)」

ナルト「(ってことは)」ピーン

ナルト「(俺ってば、敵とかも全て知っている状態で受験だよな)」

ナルト「(アレ!? 今考えると、それってすごく有利じゃねえ!?)」

ナルト「(対策とかも取れるし!)」

ナルト「(あーでも、そこまで詳しく覚えてないってばよ)」

ナルト「(思いだせ俺、このあと何があったっけ?)」

ナルト「(えーとえーと!)」

カカシ「正直、大した任務もやっていないチームだったから、俺も不安には思っていたが」

サスケ「大した任務しかやらせなかった奴に言われたくないな」

カカシ「まっ、それでも三人それぞれがここに来る意思があったなら」

カカシ「失格とは言わない、オレの自慢のチームだ」

カカシ「さあ、行って来い」

サスケ「……」ギイ

サクラ「…!」

サクラ「(な…なんて人数なの。まさかこれ全員、受験生?)」

いの「サスケ君おっそーい!」ダキッ

サクラ「!!」

サスケ「…………」

ナルト「(確か中忍試験じたいは、大蛇丸とかのせいで)」

ナルト「(全部パアになっちまうんだよな)」

シカマル「ったく、クソめんどくせーー」

キバ「ひゃっほ~! みーっけー!」

ナルト「(ってことは、この中忍試験も大蛇丸は紛れてるってことだってばよ……)」

ナルト「…………」

カブト「おい君たち! もう少し静かにした方がいいな……」

ナルト「!!?」

ナルト「カ、カブトさん……」

カブト「ん? 君は? 僕たち会った覚えはないと思うけど」

ナルト「(……確か、木の葉の忍のふりしてみんなを裏切ってる奴!)」

ナルト「(大蛇丸と手を組んでる……)」

ナルト「……許せねぇ」ギィ

カブト「え?」

ナルト「てめえってば、どの面さげてここにいるんだってばよ!!」

カブト「?? 良く分からないな。君は一体何の話をしているんだ」

ドス「……」ザッ

ザク「……」ササッ

キン「……」ガッ、 ササ

サクラ「ちょっと、ナルト。どうしちゃったのよ……」

カブト「試験前から一体……」

ナルト「うっせえ! てめーの顔見たら試験とかどうでもよくなったってばよ!」

ナルト「今すぐここでぶんなぐ――!」

ザク「……」バッ

カブト「!!」

ザク「…!」シュシュッ

カブト「(クナイ……!?)」サッ

ドス「……」ヌッ

カブト「(くっ、目の前に……!)」

カブト「(こいつら音隠れの……)」

カブト「っ!」サッ

サクラ「(かわした……!)」

サスケ「(見切れるスピードだ)」

カブト「!」ピキッ

カブト「(なるほど、こういう攻撃ね……)」

サスケ「どういうことだ…、かわしたはずだ。なぜ眼鏡が……」

カブト「っ!」

カブト「うぇぇっ」ボタボタ

サクラ「カ、カブトさんっ!?」

ザク「フン」

ドス「なーんだ。大したことないんだぁ。四年も受験してるベテランのくせに……」

ナルト「…………」キッ

ザク「何睨んでいるんだコイツ」

ザク「もしかして獲物取られて怒ってんのかよ」


イビキ「静かにしやがれどさくれヤローどもが!」ボン

生徒「な、なんだ!?」

イビキ「またせたな……。中忍選抜第一の試験。試験官の森乃イビキだ…」

ナルト「(やべぇ……、俺ってば自分で抑えられそーにねえ)」

ナルト「(大蛇丸の顔とか見たら、もう何がなんでもぶんなぐってやりてえ)」

ナルト「(もしこのまま全部オレの体験したとおりに進んでいくなら)」

ナルト「(ぜってー、サスケは里を出ちまう)」

ナルト「(どうすりゃいいんだよ……)」

ナルト「(あーもう、考えてどうにかするのって俺の性に合わねー!)」

ナルト「(そういうのはシカマルとかじゃねーと、無理だってばよ!)」

イビキ「試験時間は一時間だ……。よし、始めろ!」

ナルト「(相変わらずペーパーテストは訳わかんねーけど)」

ナルト「(別にこれ、寝てても問題ねーんだよな)」

ナルト「(確か最後の問題がクリアできればいいだけで……)」

ナルト「(でも、クリアしたらしたで、第二の試験が待ってるんだってばよ)」

ナルト「(そんで、そこで俺たちは大蛇丸と会うんだよな)」

ナルト「……」ウーン

サクラ「(これって、もしかしてとんでもないことになったんじゃ……)」

サクラ「(案の定、ナルト、頭抱えてるし……)」

サスケ「(こんなの、1問たりとも分かんねえ)」

サスケ「……!」

サスケ「(ちょっと待てよ!)」

サスケ「(そうか……、そういうことか!)」

サスケ「(これは、カンニング公認の偽装・隠蔽術を駆使した…)」

サスケ「(情報収集戦を見る試験でもあったんだ)」

サスケ「(忍は裏の裏を読め……、か)」

サスケ「…………」チッ

サスケ「(それが分かったところで、写輪眼も開眼できていない俺に何が出来るんだ)」

サスケ「(クソッ! 自分で自分が情けなく思えるぜ)」

サスケ「(……だが、手がまるでねえってわけじゃない)」

サスケ「(写輪眼がないからって、諦めるバカじゃねえからな……)」

ナルト「……」ウゥゥーン

ヒナタ「…………」

ヒナタ「ナルト君……、わ…私のテスト見せてあげる」

ナルト「……え?」

ナルト「(……あっ、そっか。俺ってば唸ってばかりだから)」

ナルト「ヒナタ、分かってねーな……お前」

ヒナタ「え?」

ナルト「俺みたいなスゲー忍者はカンニングなんかしないってばよ」

ヒナタ「ナルト君……、で、でも」

ナルト「大丈夫だってばよ、ヒナタ。俺はこんな所で脱落するだっせー忍者じゃねえから」

ヒナタ「う、うん……」

ナルト「(……でも)」

~~~~~

~~~




イビキ「よし!これから第10門目を出題する!」

ナルト「(この10問目は受けるを選べば、ぜってーに落ちねえ)」

ナルト「(なんかセコいけど、それが分かってるなら別にこの試験は問題ねーってばよ)」

ナルト「(……でも、やっぱそれでいいのかな)」

ナルト「(第二の試験で、俺たちは大蛇丸と会うかもしんねぇ)」

ナルト「(そもそもサスケがおかしくなり始めたのは大蛇丸と出会ってからだ)」

ナルト「(なら……、ここはわざと落ちて大蛇丸と会わせねーようにするのがいいんじゃ……)」

サクラ「(……私は、手を挙げない)」

サクラ「(でも、でもナルト。あんたは別……)」

サクラ「(いっつも馬鹿の一つ覚えみたいに、火影、火影って)」

サクラ「(悪いわね、ナルト……。私、あんたのその叶いそうもない夢……)」

サクラ「(つぶさせくないみたい!)」スッ

ナルト「……」スッ

サクラ「(え!?)」ピタ

ナルト「(……大蛇丸とサスケが会わなければ、サスケが里から出ていくことはねえ)」プルプル

ナルト「(ぜってーとは言えねえけど、この中忍試験が問題なのは間違いないってばよ)」

ナルト「(でも、それで本当にいいのかよ……)」

ナルト「(サスケと大蛇丸を会わせないために、わざと中忍試験から脱落する……)」

ナルト「(それって、なんか、おかしいだろ)」

ナルト「(……俺は……!)」

ナルト「なめんじゃねぇー!!」バンッ!!

ナルト「俺は逃げねーぞ!!」

ナルト「受けてやる! こんな所で逃げるような間抜けじゃ」

ナルト「一生火影になんかなれるかよっ!!」

ナルト「(大蛇丸と会えば、サスケは里から出ていくかもしんねぇ)」

ナルト「(だけど、だから逃げるってのは違うってばよ!!)」

ナルト「(大蛇丸は俺がぶっ倒す! んでもって、サスケは俺が助ける!!)」

ナルト「怖くなんかねーぞ!!」

サスケ「(あいつ、俺たちのことなんか全く考えてなかったが)」

サスケ「(いい根性してやがる)」

サクラ「(そうよね。アンタ、そういう大バカだもんね……)」

イビキ「もう一度訊く……。人生を賭けた選択だ。やめるなら今だぞ」

ナルト「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ……」

ナルト「それがオレの……、忍道だ!!」

イビキ「(フン……、面白いガキだ……)」

イビキ「いい決意だ。では……、ここに残った全員に……」

イビキ「第一の試験」

イビキ「合格を申し渡す!!」

すんません。長く待たせたわりに全然進んでねー状況です。
ですが今日はここで終わりです。次は早ければ来週の平日か、遅ければ来週の土日になります。
投稿遅いのは勘弁してください。

キャラ崩壊しないように書くのが難しいですね。ペーパーテスト余裕じゃんってナルトが寝ちゃえば、サクラ手挙げちゃうしとかで、色々と齟齬をなくすのがえらい大変です。
波の国スキップしたのは、正直、だれそうだったとかいう適当な考えで、おかげで皆様に指摘された通り、サスケが写輪眼開眼できていなかったり、そこで三人が学んだこととかなかったことになったり、えらいこっちゃです。

前にも言いましたが、批判で筆を投げ出したりはしないので、逆にお願いしますがおかしなところの指摘はばんばんお願いします。

流石に1度目のサスケ戦の時にはまだカカシの足元にも及ばないと思うんだがサバイバル演出で攻撃避けたりとかやりすぎじゃなかろうか
九尾化状態ならまだしも素でエリート上忍の攻撃翌凌いじゃいかんでしょ

>>101
それって、最初のサバイバル演習でナルトがカカシの攻撃を避けたことですか?
まさかカカシもアカデミー卒業したばかりの生徒相手に本気出すはずもないですし、イチャイチャパラダイス読みながら適当にあしらおうとしたら、予想外にナルトが強くて驚いた、っていうのを演出したかったのですが。

一巻の段階で、サスケの強さは、カカシが本読みながらでは相手にできないレベルだったので、それくらいは問題ないと思ったんですが。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月06日 (火) 15:42:14   ID: AVbRmeKG

どんな風でもいいので完結させて下さい
期待してます!

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