小鳥「……プロデューサーさん。私は怒ってますよ」 (21)

小鳥「デスクの上に出しっぱなしにしていたとはいえ、人の日記を勝手に読むのはさすがに無いです」

P「はい……すいません……」

小鳥「すいませんで済むほど乙女の日記の中身は軽くありません」

P「…………乙女?」ボソッ

小鳥「プロデューサーさん?」ズイ

P「はっ、はい!……いえほんと、申し訳ないとは思ってます………」

小鳥「………とりあえず、動機の方から聞かせてもらいましょうか」

P「はい………正直に吐きます………」

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~かくかくしかじかタイム~

P「……という感じです……」

小鳥「………はあ」

小鳥「片付けや予定のチェックをしていたら気付くと一人になっていて」

P「はい」

小鳥「すぐ帰ろうと思ったけど目の前の私の机の上にある日記を偶然見つけて」

P「はい」

小鳥「申し訳ないとは思いつつ少しだけならと思い一人なのをいいことに日記を手にとって開いてしまい」

P「……はい」

小鳥「帰る途中に日記を忘れた事に気付いて急いで事務所に戻ってきた私に見つかり今に至るわけですね」

P「はい………」

小鳥「思春期真っ盛りの中学生ですかアナタは」

P「ごもっともです………」

小鳥「それで」

小鳥「どこまで見たんですか?」

P「どこまでっていうか……適当に開いたページを軽く見ただけなんですけど」

小鳥「はい、どんな内容でした?」

P「確か………コ○ケとか、大き目の文字で書いてあったと思います。あとよくわからない単語がずらずら……」

小鳥「ああ………あぁー…………」

小鳥「……プロデューサーさん、そのページの重みはかなりありますよ」

P「えぇっ!?す、すいません、たまたま開いたページがそこだったんです!」

小鳥「いーえ、簡単には許しません。他のページならまだ大反省ということで許したかもしれませんけど、これはだめです」

P「ど、どうすれば……」

小鳥「そうですねー、どうすれば許してもらえると思います?」

P「……俺にできることなら、なんでもお申し付けください」

小鳥「ふむ、よろしい」

小鳥「じゃあ今週末、買い物に付き合ってください」

P「はい、甘んじて……って、買い物?」

小鳥「そうです」

P「そ、そんなことでいいんですか?」

小鳥「はい。話は以上です。私は帰りますね」スタスタ

P「でも、買い物なら俺なんかより、それこそ春香とかの方がいいんじゃ……」

小鳥「に・も・つ・も・ち」ガチャ

小鳥「お願いしますね♪」パタン

P「あー………なるほど」

小鳥「…………」

小鳥「……はぁーっ、びっくりしたぁ……」

小鳥(人に見られないように気をつけてたんだけどなぁ………まあ、でも)

小鳥(想定外なところでプロデューサーさんを買い物に誘えたのはラッキーよね!)グッ

小鳥(………最近のとか見られてたら、本当にドン引きだったかもしれないし……)

P「…………」

P(なんか……申し訳ないことしちゃったな……)

P(でも、なんで買い物だったんだ?土下座くらいするつもりだったのに)

P(………あと、心なしか満足気だったよなあ………)

P「まあいいや、戸締りして俺も帰ろう……」

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