小鳥「はい!765プロ総力を挙げて争われます!」
P「またまた…、誰もこんな企画に乗って来ませんよ。」
小鳥「じゃあ乗ってきてくれるなら開催してもいいんですかっ?」
P「あはは…別にかまいませんよ。美希だけが参加とかじゃなく、全員参加で楽しめればオッケーです。」
小鳥「皆聞いた?言質は取ったわよ!!」
765プロアイドル全員「「「聞きました!!」」」
P「!?」
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【一週間前の出来事】
~社長室にて~
小鳥「我が765プロもプロデューサーさんのお蔭でとてつもなく大きなプロダクションになりました…。」
社長「うむ、彼の功績はとてつもなく大きい。」
小鳥「ただ…彼女達は全員がプロデューサーさんの事を愛しています。」
社長「現在彼は後見としてのプロデューサー職だ…、全員から希望が出ている以上、何処にも配属する事は出来ない。
彼のお蔭で新しい有能なプロデューサーも増えた。だが、彼女達はどうしても彼を必要としてしまうのだ。」
小鳥「プロデューサーさんは後輩のプロデューサーにも優しく指導出来ています。このままでも…。」
社長「実は、アイドル諸君から『直訴状』が届いていてね…。彼を昔のプロデューサーのようにして扱え。と…。」
小鳥「今プロデューサーさんは総括部部長兼専務ですから、そう簡単にはいかないと思いますけれど…。」
社長「それが、この要望を無視する事は出来ないのだよ。」
社長「それに彼女達はプロデューサーとして復帰してほしいわけではないらしい。」
小鳥「つまり、プロデューサーさんが欲しい。と。」
社長「……うむ。」
小鳥「分かりました。」
社長「彼には申し訳ないが、私もこれ以上引き延ばすのは難しくなってしまった。
それどころか話を大きくしてしまった要因を作ってしまったのでは、と後悔すらしている。」
小鳥「社長の責任ではありません。…プロデューサーさんは朴念仁みたいな人ですから。」
社長「だからこその発展でもあったのだがね。そろそろ彼にも気づいて貰わなければいけない。」
小鳥「では早速プロジェクトチームを組んで企画書を持ってきます。」
社長「頼むよ小鳥君。いざとなったら私の手品で…」
小鳥「社長っ、もうそんな事態じゃないってこともわかってるでしょう?」
社長「すまないね、少し重い空気が耐えられなかったのだよ、くれぐれも宜しく頼む。」
社長「もし、最悪のケースを迎えたとしても、彼女達の中の一人…だけにしてやってほしい。それがその一人の最高の幸福だと信じて…。」
私は、社長室を後にした。
社長の前には十枚程の封筒があった、中身は見なくてもわかるし、彼女達が本気である事も充分に伝わった。
封筒には『辞 表』の二文字だけが書いてあったのだ。
この事はプロデューサーさんは知らない。
知らなくていい。
小鳥「というわけでルール説明です。」
小鳥「このお話ではゴールを3つ、BAD ENDはそれ以上に用意してあります。」
小鳥「BAD END若しくはゴールまで辿り着いた時点で書き溜めた物を破棄させて貰います。」
小鳥「また、細部に至っては変更等含めるので、しばしば休憩が入る事があります。」
小鳥「そして今回、皆さんの手で物語を導いて頂きます。」
小鳥「主に主役となるのは今回『天海 春香』 『如月 千早』 『星井 美希』の三名です。」
小鳥「勿論、贔屓等は無く書き溜めておりますので、予めご了承ください。」
小鳥「万一、BAD ENDで納得のいかない終わりになったとしても…。」
小鳥「一つの駄作であった、と思って頂ければ幸いです。」
小鳥「安価は選択式です。皆さんに参加して頂ければ幸いです。」
小鳥「それでは、早速の安価です。」
小鳥「ちなみにこれはどれを選んでも構いません。何も関係ありません。練習だと思って下さいね。」
小鳥「私が最初に話をしにいったのは>>(1.天海春香 2.如月千早 3.星井 美希)」
すみません、安価>>7です。
2
【如月千早】
小鳥「千早ちゃん。」
千早「音無さん?どうしたんですか?急に。」
小鳥「きっとボイトレ室にいるんだろうって思って。お邪魔かしら?」
千早「私に何か話があるんですよね?」
小鳥「プロデューサーさんの事、好き?」
千早「…っ、はい、私には歌と、プロデューサーがいればそれで、何も要りません。」
小鳥「ごめんなさい、意地悪だったわね。」
千早「いえ…。」
小鳥「もう知ってるとは思うけれど…。」
千早「はい。知ってます。」
小鳥「そうよね。負けたり、とか考えない?」
千早「負けることで、誰かに取られるなら諦めもつきます。ですが、プロデューサーがこのまま何も気付かずに行くことが、怖いです。」
小鳥「……。」
千早「私は負けません。」
小鳥「うん、うん。良くわかったわ。有難う。千早ちゃん。」
千早「いえ、それよりも、>>11(1.天海 春香2.星井 美希)が話をしたいと、言ってました。」
小鳥「有難う、千早ちゃん。練習頑張ってね。」
1で
【天海春香】
小鳥「春香ちゃん、ちょっといい?」
春香「あ、小鳥さん!お疲れさまです!クッキー焼いてきましたよっ!」
小鳥「有難う、春香ちゃん。社長から話を聞いてきたの。」
春香「あー…、ごめんなさい、小鳥さん。私達、もう我慢出来なくなってて…。」
小鳥「春香ちゃん…。」
春香「夢、みたいですよね。毎日のようにテレビや雑誌、CM撮影からグラビアまで…、トップアイドル!って感じです。私達。」
春香「でも気付いたんです。気付いちゃったんです。」
春香「私達が、私が、欲しかったのは傍で一緒に喜んでくれていた、あの人だったんだなぁって…。」
春香「トップアイドルになって、最後に欲しくなったのが、最初に手に入った存在だったんだなぁって…。」
春香「だから私達本気です。」
小鳥「ええ、分かってるわ。プロデューサーさんも罪な人よね…。私だって参加したいのよ?」
春香「プロデューサーさんがああいう人なのはしょうがないです…。でも、だからこそ負けられないです。」
小鳥「春香ちゃん…?」
春香「あはは…、小鳥さんが本気だったら私達逆立ちしても勝てないんですよ?トップアイドルだからこそ出来るワガママ…使わせてくださいっ!」
小鳥「頑張ってね、春香ちゃん。」
春香「はいっ!そういえば美希が会いたがってましたよっ!」
小鳥「あら、じゃあ行ってくるわね。」
春香「…私負けません。」
春香ちゃんは少し悲しげな表情で、でも瞳は本気で。
私は社長室に持って行く『重要』と大きくハンコを押された企画書を強く抱きしめていた。
【星井 美希】
小鳥「美希ちゃんっ。」
美希「あはっ、小鳥なのー?」
小鳥「当てられちゃったわねー。美希ちゃん社長に直訴なんて駄目じゃない。お蔭で毎晩プロデューサーさんに隠れて会議の連続よ?」
美希「それは、ハニーがいけない。って思うな。」
小鳥「それはそうなんだけどね。」
私は美希ちゃんの前の椅子へと座った。
美希「その持ってるのってプロデューサーの?」
小鳥「ええそうよ、社長に持って行くところなの。」
美希「あはっプロデューサーを賭けて勝負するんだよね?」
小鳥「あら、内容までバレバレなのかしら?」
美希「多分みんな知ってるんじゃないのかな?会議に参加してる人、口が堅くても無意味だよ?」
小鳥「あははは…。」
実の所、隠す対象はプロデューサーさんだけ。
美希ちゃん達には知られてしまう、そう会議でも取り上げられた。
彼女たちは本気なのだから。
美希「でもー、ハニーが良いって言うのかな?」
小鳥「大丈夫よ、美希ちゃん達にも協力してもらうけれど必ず良いと言わせるわ。というか、多分本気にしないで良いって言いそうなんだけどね。」
美希「本気じゃないハニーからOKとっても意味ないんじゃない?」
小鳥「その点は大丈夫よ、社長にも協力して貰うし…。でもね美希ちゃん。」
小鳥「最悪の場合、プロデューサーさんともう会えなくなるかもしれないわよ?」
美希「あはっ、美希が負けるはずないの。みんなは、会えなくなるかもね?」
小鳥「そうね。ごめんなさい。私も寂しくなるなー…。」
美希「小鳥には、私たちの最初の子の名付け親になってもらうの!」
小鳥「美希ちゃん気が早過ぎよ…。」
美希「あふぅ…、少し話疲れたの。美希は少し寝るの…。」
小鳥「ふふ、おやすみなさい。美希ちゃん。」
【会議室】
えっと、今会議室には今をときめくSランクアイドルが終結してます。
凄いオーラにたじたじの私…、大丈夫。まとめられる…はず!
私は社長から認可が下りた企画書を広げて誓約書を皆に書いてもらっています。
内容は…大きく二点。
①勝者はプロデューサーを好きに出来る(但し、最終的にはプロデューサーの判断に任せる事。)
②敗者はいかに辛くても祝福し、765プロの繁栄に尽くす事。
こんなことを書いてもらうなんて残酷なようだけれど…。
765プロにとって彼女達は宝だ。
辞表を受け取るわけにはいかない。
そして勿論プロデューサーさんの意思は意思で尊重しなければならない。
彼女達が結果としてプロデューサーさんにフラれたとしても。
まぁ、この戦いは彼女達にとって『抜け駆けする権利』を争うものであって。
争奪戦、なんて言ってるのは建前だけなのだ。
全員がSランクアイドル、自分に自信があって。
そして、負ける恐怖、フラれるかもしれない恐怖に打ち勝ってなお。
この誓約書にサインが出来る。
それなのに、どうして貴女達は…、自信に満ち満ちた顔ですんなりとこの誓約書にサイン出来るの?
有難う、だなんて言われる資格は私にはないのに。
【本編スタート】
社長「いやぁ、最初は君が断ると思っていたのだが…。」
P「しゃ、社長!?えっと、これは?どういうことですか?」
社長「うむ、我が765プロのメンバー全員が晴れてSランク、トップアイドルとなった。」
社長「そこで彼女達から君が欲しい。と要望を受けてね。受理した次第だ。」
P「俺が…欲しい…?美希?」
美希「はい!なの!」
P「いや、ごめん。なんでもない。」
社長「君が困惑するのも分かる、分かるが…」
社長「彼女達も本気なのだ。分かってあげてほしい。」
P「はぁ…俺は一体どうすれば?」
小鳥「プロデューサーさんには皆さんを陰から応援してて貰うだけで大丈夫です。」
P「ていうか、これなんですか?ドッキリ?」
美希「ハニーは分かってないの。ハニーの事を、皆で取り合うだけなの!」
P「う~ん…?」
社長「まぁ、そんなに深く考えずに息抜き、と考えてくれたまえよ。彼女達も今やトップアイドル。こうして皆で顔を合わす機会も少なくなってきた。」
小鳥「プロデューサーさんも裏方の仕事ばかりで寂しいんですよ…。」
P「そういう事なら…?つまり運動会みたいなものですか?」
社長「あぁ、そう思ってくれて構わない。賞品は君だ。」
P「美希ばっかりが頑張りそうな気もするんですが…。」
春香「そんなことないですよ?」
P「……」
春香「プロデューサーさん!こっち見てくださいよー!!」
P「千早も出るのか?」
千早「えぇ。」
P「おぉ…、なんか凄い気合入ってるな…。良く見たら皆可愛い顔がオーラ出し過ぎな感じで怖いぞ。リラックスリラックス。」
小鳥「まずは第一種目から始めます。」
P「なんか凄い企画書が置かれてしまっているわけだが!怪我とかしたら大変だしね!?そういうことですよね!?」
小鳥「>>20(1.Vo. 2.Da. 3.Vi.)」
すみません、そろそろ出掛ける時間なので席をはずします。
安価はそのままでお願いします。
落ちてしまったら申し訳ありません。
3つだからハーレムはないと思う、安価は2
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