P「神にも悪魔にもなれる力?」 (26)

「そうじゃ」

P「一体どういう意味なんだ、おじいちゃん」

「おまえはこの装置を手にいれたった今から人間をこえるのだ」

「おまえは超人じゃ!いやそれ以上の者だ!」

「お、おまえは、おまえは…神々にも悪魔にもなれる」

「そうじゃ神にも悪魔にも!」

「神となりアイドルを救うことも!」

「悪魔となり世界をほろぼすことも!」

「おまえの自由だおまえがえらべる!」

「おまえの好き勝手に世界を手玉にとるがよい!」

「この装置がおまえにのぞみどおりの力をかしてくれるのじゃ」

「わっははははははは」

「P」

「世界はおまえのものじゃぞ!」

P「待ってくれおじいちゃん、これは一体なんなんだ!アイドルってなんなんだよ!」

「さらばじゃ!」

P「おじいちゃん!」

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P「」ハッ

P「…なんだか懐かしい夢を見た気がする」






P「時間を記録し記録した時間に自由に飛べる装置…こんな得体の知れないもの怖くて使えないよじいさん…」

P「おっと、出勤時間だ。…なんだか嫌な予感がするな、記録しておくか」

P「おはようございます」

小鳥「おはようございますプロデューサーさん」

P「今日は961プロ主催のフェスでしたよね?」

小鳥「はい、誰を連れていきますか?」

P「相手は恐らくジュピターだろうからシアターの子達ではまだ無理だ、なら…13人全員つれていきますよ」

小鳥「わかりました、みんなもう来てるので出発しましょう」

P「はい」

Dr.黒井「くくくっ、765プロめ…のこのことやって来たか」

冬馬男爵「本当にやるのかよおっさん」

Dr.黒井「口を慎め冬馬!事故で死にかけた貴様らを救ってやった恩を忘れたか!」

冬馬男爵「ちっ…けどよ、世界征服なんて今時小学生でも言わないぜ?Dr.ヘルじゃあるまいし」

Dr.黒井「私は2次元の悪役のような世界征服はしない、民衆の心を操り、煽動し、全てが私の思い通りに動く世界を作るだけだ!」

北斗伯爵「しかしどうするんです?」

黒井「ふん、私が発掘したミケーネの遺産、機械偶像のガラダK7とダブラスM2を今回のフェスに出す」

翔太子爵「えー、あれを出すの?」

黒井「なにか文句があるのか?」

翔太子爵「いや、文句って言うか…」

冬馬男爵「ガラダはともかくダブラスは完全に二本首じゃねーか、そんなんだしたら客がビビって逃げちまうぞ」

黒井「それについては問題ない、フェスが始まる前に会場を封鎖し客が外に出られぬようにする。後は延々と我が961プロの社歌を流し続ければ洗脳完了だ」

冬馬男爵「やることがちっせぇ…」

黒井「何か言ったか」

冬馬男爵「別に」

黒井「準備しろ、お前達の後に機械偶像を出すのだからな」

冬馬男爵「へっ、機械偶像を出すまでもなく俺たちが圧勝してやるぜ!」










春香「プロデューサーさん」

P「どうした、春香?」

春香「今日のお弁当も美味しいです!」

P「喜んでもらえて嬉しいよ」

春香「私も料理はしますけどここまでは美味しくできないです」

P「まあ毎日弟に飯作ってるからなぁ」

春香「シロー君でしたっけ?弟さん」

P「まだやんちゃ盛りの食い盛りだからな、そろそろ料理くらい覚えてもらいたいもんだ」

春香「コロッケも油っこさがないですね」

P「実はそれ、揚げてないからな」

春香「えっ!?」

P「フライパンにちょっと多目に油を引いて焼いたんだ」

春香「焼きコロッケですか、聞いたことはあったけど…」

千早「プロデューサー」

P「どうした?」

千早「ステージに関して律子が話したいことがあると」

P「わかった、ありがとう千早」

千早「いえ」







P「こんなところか…」

律子「ありがとうございましたプロデューサー殿」

P「いや、こちらこそ、ありがとう律子。楽屋に弁当あるから良かったら食べておいてくれ」

律子「本当ですか!?プロデューサーのお弁当美味しいんですよねー。いただきます!」

P「おう」

P「…」

冬馬男爵「おい、アンタ」

P「ん?天ヶ瀬冬馬か、なん……ぶふぅっ!!」

冬馬男爵「な!人の顔見て噴き出してんじゃねえよ!」

P「いや、す、すま…あははははは!」

冬馬男爵「ぐぬぬ…」

P「はあっ…はあっ…お前…フェスの前に俺を窒息させに来たのか?紫の服きて顔を二つに色分け…だ、ダメだあははははは!」

冬馬男爵「俺だって好きでこんな格好してるわけじゃねえ!」

P「し、しかしあれだな…ぶふっ!ダメだ無理!」

冬馬男爵「ち、ちくしょう…なんて惨めな…」

P「…ふうっ…で、なんでそんな格好してるんだ?」

冬馬男爵「色々事情があるんだよ」

P「そうか…ま、まあ回りに迷惑かけないようにな?後他人のふりしてくれ」

冬馬男爵「ドン引きしてんじゃねえよ!」

P「じゃあ俺急ぐから!」

冬馬男爵「あ!ちょっと待てよ!…行っちまった」

冬馬男爵「まずいな、機械偶像の事を伝えようとしたんだが…まあいいか」

舞台袖

P「ジュピターはまた腕をあげたな…強敵だ」

伊織「アンタが弱気になってどうすんのよ」

P「弱気になんかなってないさ、素直に誉めてるだけだ」

伊織「まあ別にいいけど、アンタが見るのは私でしょ?」

P「えっ?」

伊織「あ、ち、ちがう私たちでしょ!?」

P「敵情視察も大事なんだぞ?」

伊織「そうね」

P「?なんか機嫌悪くないか?」

伊織「なんでもないわよ!アンタは私たちだけ見てればいいの!」

P「お、おう?」

伊織「ふん!」

P「?」

「次は新ユニットの紹介です!」

P「なんだって?今日の相手はジュピターだけじゃなかったのか?」

「新ユニット『ミケーネ』のお二人です!」

ガラダK7「…」

ダブラスM2「…」

ざわっ…ざわっ…

ダブラスM2「グオオォォォ!」ビーム

うわああああ!きゃあああ!

P「な、なんだあれは!」

P「くそ!止めないと!」

伊織「待ちなさい!アンタが出ていっても死ぬだけだわ!」

P「でも!」

「P」

P「!?誰だ!」

「ついに使うときが来たのじゃ」

P「まさか…おじいちゃん!?」

「さあ叫べ!その名を!神にも悪魔にもなれる力を!」

P「頭の中に…言葉が…!」

マジンゴー

伊織「ちょっと!どうしたのよ!?」

P「マジン…ゴー?」

伊織「!?アンタ…なんでその言葉を」

P「悩んでも仕方ない!それで乗りきれるなら…やってやる!」

P「マジーン!ゴー!」

P「うおおおおお!!」ビリビリビリビリ

伊織「アンタ…その体…!」

P「パイルダー!オーン!」

P「マジンガー!P!」

P『伊織、律子達と合流して避難しろ!』

伊織「アンタはどうすんのよ!」

P『俺は戦う!』

ガラダK7「グオオォォォ!」

P『こいつらぁ!』

ダブラスM2「グオオォォォ!」ビーム

P『うわぁ!…傷ひとつついてない…行けるぞ!』

ガラダ『ガアァァァァ!』

P『しまった!抑え込まれた!なにか、なにか武器はないのか!?』

P「…」

冬馬男爵「おい、アンタ」

P「ん?天ヶ瀬冬馬か、なん……ぶふぅっ!!」

冬馬男爵「な!人の顔見て噴き出してんじゃねえよ!」

P「いや、す、すま…あははははは!」

冬馬男爵「ぐぬぬ…」

P「はあっ…はあっ…お前…フェスの前に俺を窒息させに来たのか?紫の服きて顔を二つに色分け…だ、ダメだあははははは!」

冬馬男爵「俺だって好きでこんな格好してるわけじゃねえ!」

P「し、しかしあれだな…ぶふっ!ダメだ無理!」

冬馬男爵「ち、ちくしょう…なんて惨めな…」

P「…ふうっ…で、なんでそんな格好してるんだ?」

冬馬男爵「色々事情があるんだよ」

P「そうか…ま、まあ回りに迷惑かけないようにな?後他人のふりしてくれ」

冬馬男爵「ドン引きしてんじゃねえよ!」

P「じゃあ俺急ぐから!」

冬馬男爵「あ!ちょっと待てよ!…行っちまった」

冬馬男爵「まずいな、機械偶像の事を伝えようとしたんだが…まあいいか」

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