凛「仲いいんだね」


美嘉「へへっ、まあねー★」


凛「その雑誌から選ぶの？」


美嘉「うん★凛も見てよ、ホラ」


凛「うん……え？」


美嘉「ん？」




凛「……下着？」




美嘉「うん」


凛「え？」


美嘉「え？」

凛「楓さんにプレゼントするの？」


美嘉「そうだよ？」


凛「下着を」


美嘉「下着を」


凛「えっ」


美嘉「えっ」

凛「……知らなかったよ、美嘉がそんな人だったなんて」


美嘉「えっ……普通じゃないの？」


凛「明らかにおかしいよ……ヘンタイ」ｼﾞﾄ


美嘉「やめてぞくぞくする」


凛「とばすぞ」


美嘉「ごめんなさい」

凛「大体、楓さんだって困るんじゃない？」


美嘉「でも今回で7回目だし……」


凛「うわぁ」


美嘉「楓さんも喜んでくれてるから、いいかなって★」


凛「そうなの……？」


美嘉「うん！昨日もお揃いだったよ★」


凛「えっお揃い？」


美嘉「お揃い」


凛「うわぁ」

ﾊﾞﾀﾝ


楓「おはようございます」


凛「あっ」


美嘉「楓さんおはよー★」


楓「おはよう、何してるの？」ﾎﾟｽﾝ


凛「（自然に隣に座った……）」


美嘉「今度のプレゼント考えてたんだー」


楓「あら、ありがとう♪」


凛「（……近い）」

楓「あ、そうだ」


美嘉「？」


楓「昨日は――だったでしょ？だから今日は―――」


美嘉「うんうん…………えっ、えー……//」


凛「…」


美嘉「あ、あれ着てきたの……？」


楓「ふふっ……美嘉ちゃんも、でしょ？」


美嘉「………うん……//」


凛「……何の話？」


楓「実は、今日もお揃いなんです♪」


美嘉「うぅ//」


凛「はぁ……」


楓「見ます？」


凛「はい！？」


楓「ふふっ冗談です」


凛「もう！」

凛「（何か羨ましいな……）」


凛「（……下着をプレゼントすれば、大人組と仲良くできる…？）」


凛「（いや…そんな訳……）」


凛「……」




凛「（……よし）」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――


凛「美優さん」


美優「……凛ちゃん、どうかしたの？」


凛「これ、プレゼントです」


美優「えっ……？私、何かしたかしら…」


凛「いえ……特に理由は無いです」


美優「えぇ……」


凛「それじゃあ、私はレッスンがあるので」


美優「う、うん……頑張って？」


凛「うん、ありがと」


ｽﾀｽﾀ

ﾊﾞﾀﾝ

美優「凛ちゃん、どうしたんだろう……」


美優「……とりあえず、開けてみましょう」


ｶﾞｻｺﾞｿ


美優「…」


美優「……ほあ！？//」


美優「な、なにこれ……//」


美優「り、凜ちゃん……」


美優「……そういうこと、なのかしら…//」


美優「…………こっ、こういう時は……！」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――


美優「愛海ちゃん」


愛海「85-60-85！！……あ、美優さんおはよー」


美優「……？おはよう」


愛海「どうしたの？お触りしていいの？」


美優「めっ」


愛海「だめかー」


美優「……あ、あの…」


愛海「ん～？」


美優「愛海ちゃんに相談が……」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――


美優「り、凛ちゃん！」


凛「あ、美優さん……ど、どうだった？プレゼント……」


美優「うん……私、覚悟決めたよ」


凛「え？覚悟ってな――」




美優「えいっ！」ｻﾜｻﾜ




凛「ヴァイ！？」


美優「うららか……」ﾓﾐﾓﾐ

凛「んっ……ちょっ、ちょっと美優さん！」


美優「ごめんね？私、凛ちゃんの気持ちに気付けなくって……」ｻﾜｻﾜ


凛「な、なにが……っ…//」


美優「でも、私も頑張るから！性別何て関係ないから！」ﾊｧﾊｧ


凛「み、美優さん目が……」


美優「頑張るから！お姉さん頑張るからっ！！」


凛「ちょっ、ちょ――」




美優「り、りんちゃ……りんちゃーん！りんちゃあああああ」ｶﾞﾊﾞｯ




凛「うわああああ！？」








楓「あらあら……」


楓「……美嘉ちゃんも、そういうことだったのかな？」


楓「なるほど……よしっ」ｸﾞｯ


―――――――――――――――
――――――――――
―――――


楓「愛海ちゃん、ちょっと相談が……」





おしり