【GF】神楽坂砂夜「『今日の放課後、新聞部の部室まで来てちょうだい』っと送信」ピッ (90)

【注意】

・これはガールフレンド(仮)のSSです

・主人公の名前は「健二」です。名前に特に意味はありません

・多少のオリジナル設定があります

・上条るいは登場しますが、主人公との間に恋愛感情はありません

・後半にエロ描写があります

・エロ描写の内容はおかしなところがありますが、同人誌を読んでると思って許して下さい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418824044

コンコン

健二「失礼します」

砂夜「あら、よく来てくれたわね」

健二「先輩のお呼び出しですからね」

砂夜「それはどういう意味かしら?」

健二「先輩からのお呼び出しがとても嬉しいから喜んで来たっていう意味ですよ」

砂夜「健二くんも段々分かってきたわね」

健二「ええ、こう言わないと後が怖いですからね」

砂夜「……ふ~ん?」

健二「ああっと!じょ、冗談です!冗談ですよ!」

砂夜「ま、いいわ。それについては今度またじっくりと言及するから」

健二「は…はい……」

砂夜「あ、そうそう、要件を伝えるわ」

健二「またなんかの取材ですか?」

砂夜「いいえ、今回はちょっと私の家に来てほしいの」

健二「い、家ですか!?なんでまた……」

砂夜「ほら、私って今一人暮らしでしょ?」

健二「はい、そうですね」

砂夜「一人暮らしだとどうしても夕飯のレパートリーに行き詰まってしまって……」

健二「……そこで俺の出番って訳ですか?」

砂夜「そう。あなた確か料理得意よね?」

健二「まあそれなりにはできますけど……」

砂夜「謙遜しなくていいのよ?ちゃんと情報は入ってきてるんだから」

健二「えっ、どんな情報ですか?」

砂夜「笹原さんの喫茶店のオーナーから本気でスカウトされてるとか、藤堂先生から料理を教えて欲しいと言われてるとか、あとは……」

健二「な、なんで知ってるんですか!?」

砂夜「新聞部の部長だからかしら?」クスクス

健二「いくら新聞部の部長だからって……」

砂夜「他人に言いふらすようなことは絶対にしないわよ?」

健二「まあ先輩なら信用できますけど……」

砂夜「あら、嬉しいこと言ってくれるわね」

健二「それで?何時頃行くんですか?」

砂夜「今から行くわよ」

健二「え?部活の仕事とか大丈夫なんですか?」

砂夜「大丈夫よ、今月のはもう出来てるし、少し余裕があるわ」

健二「はぁ、まあそういうことなら大丈夫なんですね」

砂夜「さて、早速行きましょうか」

健二「あ、ちょっと待ってください」

砂夜「どうかしたのかしら?」

健二「行く前に先輩の家の冷蔵庫の中身を教えて貰えますか?」

砂夜「何も入ってないわ。昨日全部使い切っちゃったから」

健二「じゃあ材料を買いながら行かないとダメって訳ですね?」

砂夜「そうね。あ、安心して。お金はちゃんとあるわ」

健二「そりゃあそうですよ。作る上に俺持ちなんて」

砂夜「……ま、そうよね」

健二「あ、別に作るのが嫌とか言ってるわけじゃないですよ?」

砂夜「そう言ってもらえるとありがたいわ」

健二「さて、何を作りますかね……」

砂夜「私はなんでもいいわよ?作ってもらうんだからそこはわがままは言わないわ」

健二「う~ん……無難にカレーにしますか」

砂夜「そうと決まったら早速商店街に寄りながら帰りましょうか」

~商店街~

健二「ところで先輩は何カレーが好きなんですか?」

砂夜「そうねぇ……カレーならなんでもいいわよ」

健二「なんでもですか……」

砂夜「流石にゲテモノカレーとかは無理よ?」

健二「わかってますよ!」

砂夜「冗談よ」クスクス

健二「そうですね……無難にチキンカレーとかどうですか?」

砂夜「いいわね、チキンカレー」

健二「それじゃあスーパーに行って鶏肉を買いますか」

~スーパー~

健二「先輩は皮付きでも大丈夫ですか?」

砂夜「ええ、大丈夫よ」

健二「はーい、じゃあこれ買いますね」

砂夜「待って、野菜は買わなくていいの?」

健二「ここより安くて美味しいところがあるんですよ」

砂夜「それはどこにあるのかしら?」

健二「ここから歩いて5分もしないところです」

砂夜「そう、ならいいわ。お会計してくるわね」

健二「お願いします」

~八百屋~

??「いらっしゃーい!……って君かぁ」

健二「なんだよ「君かぁ」って」

砂夜「えーっと……確かあなたうちの学校の生徒よね?名前は確か……」

健二「上条るいですよ」

砂夜「そうそう、上条るいさんだったわね」

るい「えーっと……神楽坂先輩…?でしたっけ?」

砂夜「あら、私のことを知ってるの?」

るい「ええ、健二くんからいつも話は聞いてますよ」

健二「る、るい!」

砂夜「あらぁ?どんな話かしら?」

るい「えーっとですね……」

健二「わー!わー!わー!」

砂夜「ちょっとうるさいわよ。聞こえないじゃない」

るい「あと他のお客さんに迷惑よ」

健二「うるさいと思うならやめてくれ」

るい「……はいはい」

砂夜「残念だけど他のお客さんに迷惑だから今は諦めるしかなさそうね」

健二「ホッ……」

るい「それで?今日はなにを作るのかしら?」

健二「おっと忘れてた。今日はカレーだよ」

るい「カレーね、分かったわ。ちょっと待ってなさい」



砂夜「随分親しいのね?」

健二「まあ幼馴染ですからね」

砂夜「あんな可愛い幼馴染がいるなんて幸せね」

健二「そんなに可愛いですか?あいつ」

砂夜「ええ、とっても可愛いと思うわよ」

健二「顔はいいかもしれませんけど、あいつ、かなり我儘ですよ?」

健二「この前なんて急に「たこ焼きが食べたい」とか言い出して俺の家にまで来てたこ焼きやったんですよ?」

健二「それにその時の準備とか後片付けとか全部俺がやったんですよ?」

健二「あんな我儘なお転婆娘、だれが……」

砂夜「健二くん」

健二「はい?」

砂夜「後ろ後ろ」

健二「後ろ?」チラッ

るい「聞こえてるわよ」ゴツッ

健二「いっでー!!」

るい「はい、カレーに入れる野菜セット。お会計は負けておいてあげるから」

砂夜「ありがとう、それで幾らかしら?」

るい「神楽坂先輩が払うんですか?」

砂夜「ええ、今日は私の家で作ってくれって頼んだのよ」

るい「せ、先輩の家でですか!?」

砂夜「そうよ?」

るい「や、やったじゃない!健二くんチャ……」

健二「わー!わー!」

るい「あっ……ご、ごめん……」

砂夜「どうかしたのかしら?」

健二「い、いえ!何でもないですよ!それより早くお会計済ませちゃいましょ!」

砂夜「あら、そうだったわね」

るい「ご、500円になりまーす!」

砂夜「……安すぎないかしら?」

るい「サービスですよ!サービス!」

砂夜「そう、じゃあお言葉に甘えさせてもらうわね」

るい「ありがとうございましたー!」

健二「おう、また来るわ」

るい「はいはい、いつでもいいわよ」

砂夜「それじゃあね、上条さん」

るい「神楽坂先輩もまた来てくださいね!」

砂夜「ええ、また近いうちに来るわ」



砂夜「別に悪い子じゃないじゃない」

健二「俺は一言も悪いやつだなんて言ってませんよ」

砂夜「あら、そうだったかしら?」

健二「そうですよ」

砂夜「荷物持ちましょうか?」

健二「いえ、これくらい重くないんで大丈夫ですよ」

砂夜「そう?でも作って貰う上に荷物まで運ばせるなんて悪いわ」

健二「いいんですって、先輩は今日のカレーの味でも心配していて下さい」

砂夜「それについては全く心配してないわ。だって健二くんが作るカレーだもの」クスクス

健二「」ドキッ

砂夜「どうしたの?そんな顔して」

健二「な、何でもないです!」

砂夜「そんなに慌てちゃって……なんだか怪しいわね」

健二「ほ、本当になんでもないんですって!」

砂夜「ふ~ん?ま、いいわ」

健二「」ホッ…

~砂夜宅~

砂夜「着いたわよ」

健二「ほぉ~……これが先輩の家ですか……」

砂夜「そんなまじまじ見る程のものでもないわよ」

ガチャ

砂夜「さ、上がって上がって。少し散らかってるけど気にしないで」

健二「おじゃましまーす……」

砂夜「先にお肉と野菜を冷蔵庫に入れちゃいましょうか」

健二「そうですね、流石にこれ全部は使えませんもんね」

砂夜「これ全部使ったら何日分できるのかしら?」

健二「さぁ……ああーーっ!」

砂夜「ど、どうしたの?そんな大きな声出して」

健二「……ルー買ってくるの忘れました……」

砂夜「あら…、ルーが無くちゃカレーを作れないわね……。でも大丈……」

健二「ちょっと俺ひとっ走りして買ってきます!」

砂夜「えっ、ちょっと健二くん!」

健二「すぐに戻りますんで!」

ガチャ

バタンッ

砂夜「……ルーだけならあるのに……」

砂夜「やっぱり私好きなのね、健二くんのこと……」

砂夜「部屋に上げただけなのに鼓動が早くなってるわ……」

砂夜「……告白の練習でもしておこうかしら……」



~10分後~

ガチャ

健二「はぁ~……はぁ~……買ってきました……」

砂夜「随分早かったわね?」

健二「先輩を…待たせちゃ…いけないと…思いまして……」

砂夜「ふふっ、ありがとう♪」

健二「せ、先輩……」

砂夜「なぁに?」

健二「とりあえず……お水を……ください……」

健二「ぷはーっ!生き返りますねー!」

砂夜「そんな大げさね」クスクス

健二「さあて、喉も潤ったことだしカレー作り始めますか!」

砂夜「私もなにか手伝うわ」

健二「あ、先輩はここで休んでてください」

砂夜「あらどうして?私は戦力外かしら?」

健二「そ、そういう訳じゃないですよ!」

砂夜「冗談よ、冗談」クスクス

健二「今日は先輩に俺の作ったカレーを食べて貰いたいんです。だから俺一人でやらせて下さい」

砂夜「すごい気合ね?楽しみにしてるわ」

健二「はい!楽しみに待ってて下さい!」

~1時間後~

砂夜「頂きます」

砂夜「」パクッ

健二「ど、どうですか?」

砂夜「……なにこれ」

健二「え!?口に合いませんでしたか!?」

砂夜「……美味しい……」

砂夜「美味しすぎるわ!このカレー!」

健二「良かった~……」

砂夜「これなら藤堂先生から頼まれるのも頷けるわ」

健二「流石に調理師免許持ってる人には敵わないですよ」

砂夜「謙遜はしなくていいって言ってるじゃない。これならお店を出しても全くおかしくないレベルだわ」

健二「そ、そうですか?」テレテレ

砂夜「ええ、私なら毎日食べに行くわ」

健二「じゃあ明日も作りに来ますか?」

砂夜「え?」

健二「毎日食べたいって言うなら俺、毎日作りに来ますよ」

砂夜「でもあなたの都合とかもあるでしょう?」

健二「先輩の為ならどんな都合も二の次ですよ」

砂夜「あらあら、お口が上手になったわね」

健二「……からかわないで下さいよ…」

砂夜「冗談よ。毎日来てくれるのは願ったり叶ったりだけど、本当に大丈夫なの?」

健二「はい、多分大丈夫です」

砂夜「そう、ならお願いしようかしら?」

健二「はい!任せて下さい!」

~2時間後~

砂夜「それでね?その時間一髪で間に合ったのよ」

健二「うわぁ…それは大変でしたね」

砂夜「あなたもそう思う?本当に大変だったわよ」

健二「でも間に合ってよかったですね」

砂夜「結果的にはね。でもそれ以来なるべく早く仕事を片付けるようにしているわ……っと、もうこんな時間ね」

健二「あ、本当ですね」

砂夜「ごめんなさい…、こんな時間まで話してしまって」

健二「全然大丈夫ですよ、むしろもっと話していたいくらいです」

砂夜「私も話せるのなら話したいけど、さすがにご両親も心配するわ。また明日にしましょうか」

健二「そうですね、明日から毎日来れる訳ですし」

砂夜「毎日……」

健二「えっ……ダメでしたか?」

砂夜「いえ、大丈夫よ。ただ健二くんが毎日来てくるのを想像したら嬉しくなっただけよ」

健二「う、嬉しいんですか?」

砂夜「ええ、とっても」

健二「~~!///」カアァ

健二「そ、それじゃあまた明日学校で!」

砂夜「あ、ちょっと健二くん……」

バタンッ

砂夜「……明日から毎日……ね」

砂夜「想像しただけで心が弾むわ♪」



~公園~

健二「はぁ…はぁ…」

健二「ふぅ~……」

健二「……」キョロキョロ

健二「……よしっ…!」ボソ

健二「よっしゃあああぁぁぁぁああああ!!!!」

健二「やったあああああ!やったぞおおおお!!」

るい「お疲れ様でしたー!」

八百屋「おーう、おつかれー」

るい「はーい!それじゃあ失礼します!」



るい「あ~疲れた……」

るい「……健二くんうまくいったのかなぁ……」

るい「ってあれ?健二くん?」

るい「こんな時間に公園に……?」

健二「やったあああああ!やったぞおおおお!!」

るい「健二くん!」

健二「おお!るい!やったぞ!」

るい「う、うまくいったの!?」

健二「ああ!明日から毎日先輩の家にいけるようになったぞ!」

るい「やったじゃない!どんな感じで告白したの?」

健二「えっ?告白?俺告白なんてしてないぞ?」

るい「えっ?」

健二「かくかくしかじか」

るい「なるほどね……」

健二「ん?なんだよ?その目は?」

るい「いや、そんなに喜んでたからてっきり告白して付き合うことになったのかと思ったのよ」

健二「ん?」

健二「……」

健二「ってそうじゃん!俺まだなんもしてねーじゃん!」

るい「今気づいたの!?君って昔から抜けてるところあったけどそこまで酷かった!?」

健二「あーー………」

るい「相当ショック受けてるわね……」

健二「ああ………………………」

るい「え、えっと…ほ、ほら!明日から毎日行けるんでしょ!チャンスはいくらでもあるって!」

健二「そ、そうだよな!毎日行けるんだもんな!」

るい「そうそう!その意気よ!」

健二「よーし!頑張るぞー!」

~次の日、放課後~

砂夜「さ、行きましょうか」

健二「はい!それで、今日は何が食べたいですか?」

砂夜「そうね……パスタとかお願いできるかしら?」

健二「やっぱりトマトはたっぷり使いますよね?」

砂夜「あら、私の好物を覚えていてくれたの?嬉しいわ」

健二「それじゃあ材料を買って帰りましょうか」


~1時間後、砂夜宅~

健二「さあて、作りますよ!」

砂夜「なにか手伝うことはあるかしら?」

健二「いえ、今回も特に大変な作業はないので大丈夫ですよ」

砂夜「そう?今日も悪いわね」

健二「いえいえ、先輩の為ならどうってことないですよ」

砂夜「じゃあ私も後でたっぷりお礼しないとね」クスクス

健二「お、お礼ですか?」

砂夜「そうよ?」

健二「えっと…どんな……」

砂夜「マッサージとかどうかしら?」

健二「ま、ま、マッサージですか!?」

砂夜「そこまで驚くことかしら?」

砂夜「……まさかエッチなことを考えてないでしょうね?」ズイッ

健二「ギクッ!」

砂夜「図星ね……というか本当にそんなこと言う人がいるのね……」

健二「す、すすすすみませんでした!」

砂夜「まあ健二くんならいいんだけどね……」

健二「えっ?そ、それはどういう…」

砂夜「あ、そうだわ。洗濯物片付けなきゃ。それじゃあ健二くん、ご飯お願いね?」

健二「あっ……ちょっと……」

~ベランダ~

砂夜「……思わず口から出ちゃったわ……我ながら失態ね」

砂夜「それにしても健二くんが私をそういう目でねぇ……」

砂夜「ふふ♪嬉しいわね♪」



~キッチン~

健二「砂夜先輩……俺ならいいって……」

健二「……もしかして脈有り?」

健二「……今は夕飯を作ることに専念しよう…」

~30分後~

健二「先輩、パスタできましたよ」

砂夜「私も丁度洗濯物をたたみ終わったところよ」

健二「それじゃあ食べましょうか」

砂夜「ええ、そうしましょうか」



健二&砂夜「頂きます」

砂夜「…」チュルン

砂夜「…」モグモグ

健二「ど、どうですか?」

砂夜「健二くん」

健二「は、はい!」

砂夜「ものすごく美味しわ。あなた本当に天才ね」

健二「」ホッ…

砂夜「どうすればこんなに上手く作れるのかしら……」

健二「ま、まあ経験と勘ってやつですよ」

砂夜「余程努力したのね」

健二「ま、まあ、努力っていうか……」

砂夜「健二くん」

健二「はい?」

砂夜「よかったらこのパスタのレシピ教えてくれないかしら?できればそれを校内新聞に掲載したいのだけれど……」

健二「全然大丈夫ですよ」

砂夜「ありがとう、これはみんなも喜ぶわ」

健二「みんなに喜んでもらえるなら本望ですよ」

砂夜「まあその前に今は目の前にあるものを食べないといけないわね」

健二「あ、そうですね。冷めない内に食べちゃいましょう」



~15分後~

健二&砂夜「ごちそうさまでした」

砂夜「さて、先に洗い物済ませちゃうわね」

健二「あ、俺やりますよ」

砂夜「作って貰ったんだから片付けくらいはやらないと私の立場がなくなってしまうでしょう?」

健二「そ、そうですか?」

砂夜「そうよ。だから健二くんはここでリラックスしてて」

健二「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」

砂夜「うん、いいわよ」

~10分後~

砂夜「さて、片付けも終わったことだし、健二くん」

健二「はい?」

砂夜「ちょっとそこにうつ伏せになってくれる?」

健二「うつ伏せですか?」

砂夜「ええ、マッサージをするから」

健二「ああ、そういうことですか……んん!?」

砂夜「そんなに驚くことかしら?」

健二「ほ、本当にしてくれるんですか?」

砂夜「本当にするわよ。日頃の感謝と夕飯のお礼を込めてたっぷりとね」

健二「」ゴクッ

砂夜「さあ、早くうつ伏せになって」

健二「は、はい!」

砂夜「最近どこか疲れているところとかある?」

健二「ちょっと腰の辺りが痛いですね」

砂夜「腰の……この辺りかしら?」

健二「あ~…その辺りです」

砂夜「わかったわ」グイッ

健二「あ゙あ゙~……」

砂夜「ふふ♪どう?」

健二「ぎも゙ぢい゙い゙です~……」


~1時間後~

健二「いや~、ありがとうございました」

砂夜「お礼を言うのはこっちよ」

健二「いえいえ、本当に疲れが取れたんですよ」

砂夜「そこまでスッキリしてもらえると私としても嬉しいわ」

健二「あ、そうだ、レシピを教えるんでしたよね」

砂夜「あら、そうだったわね。まだ8時前だし、今からお願いできるかしら?」

健二「大丈夫ですよ」

砂夜「助かるわ」



~1時間後~

健二「そのときるいのやつが……」

砂夜「それは災難ねぇ……」

健二「間一髪でしたよ……っと、もう9時ですね」

砂夜「レシピを教えて貰っていたら話が脱線しちゃったわね」

健二「ああ、そうでした、いまどこまで行ったんでしたっけ?」

砂夜「今は……」

~30分後~

砂夜「今日は美味しいパスタをありがとう。おまけにレシピまで教えてもらっちゃって」

健二「いえいえ、先輩の為ならどうってことないですよ」

砂夜「昨日も同じ様なセリフを聞いたわね」

健二「本心ですから」

砂夜「ふふふ♪ありがとう♪」

健二「それじゃあまた明日会いましょう」

砂夜「ええ、また明日ね」

健二「それじゃあおやすみなさーい!」

ガチャ

砂夜「はい、おやすみなさい」

バタンッ

~1週間後、昼休み~

健二「あの~、先輩」

砂夜「あら、昼休みに3年生の教室に来るなんてどうしたの?」

健二「今日は先輩の家にるいも連れて行ってよろしいでしょうか?」

砂夜「別に構わないけど……どうして?」

健二「るいがたこ焼きを食べたいと言い出しまして……」

砂夜「ああ、それで私の家でみんなでたこ焼きをしようっていうことね?」

健二「話が早くて助かります」

砂夜「そういうことなら大歓迎よ」

健二「ありがとうございます!それじゃあまた放課後新聞部の部室で!」

砂夜「待ってるわね」



~放課後、新聞部~

健二「お疲れ様です、先輩」

るい「お、お邪魔します」

砂夜「あら健二くん、上条さん、いらっしゃい。丁度健二くんのレシピを書き終わったところよ」

るい「え?健二くんのレシピ?」

砂夜「そう、健二くんのレシピよ。この前作ってもらったパスタがあまりにも美味しくて校内新聞に掲載することにしたの」

るい「へぇ~、健二くんのレシピが……」

るい「いつ発行されるんですか?」

砂夜「いまから丁度1週間後ね」

るい「へぇ~、楽しみにしています!」

砂夜「あら、ありがとう」クスクス

健二「さて、砂夜先輩も書き終わったことですし、行きますか」

砂夜「ええ、そうね」



~1時間後、砂夜宅~

砂夜「さ、あがって頂戴」

るい「お邪魔しま~す……」

健二「お邪魔しまーす」

砂夜「さてと、どうしましょうか?」

健二「なにがですか?」

砂夜「夕飯まで少し時間があるでしょう?その時間をどうするかよ」

健二「あ~、そうですね、いつもは準備の時間でしたけど今日は生地を作るだけですもんね」

砂夜「とりあえず花札でもやる?」

健二「お、いいですね~!なあ?るい?」

るい「花札かぁ……久しぶりね……」

砂夜「ダメかしら?」

るい「い、いえ!大丈夫ですよ!」

健二「それじゃあ3人なんで花合わせといきましょうか」

るい「負けた時の罰ゲームで好きな人を暴露とかどうですか?」

健二「」ビクッ

砂夜「そ、それは……」

健二(るいのやつ……ここで……本当に実行してくるとは……)



~回想・昼休み~

るい「神楽坂先輩に告白できた?」

健二「な、なんだよ急に……」

るい「一週間以上家にお邪魔してるんでしょ?チャンスはいくらでもあったんでしょ?」

健二「あったけどさ……」

るい「……その言い方を聞く限りまだ告白できてないのね?」

健二「お恥ずかしながら……」

るい「……ヘタレねぇ…」

健二「?っ……」

るい「手伝う?」

健二「えっ?」

るい「だから神楽坂先輩と結ばれるように手伝いましょうかって言ってるのよ」

健二「て、手伝うって具体的に……」

るい「そうねえ、まず私も今日神楽坂先輩の家にお邪魔するわ。そして神楽坂先輩の気持ちを確かめるのよ」

健二「え……ちょ、ちょっとそれは……」

るい「ちょっとなによ」

健二「気持ちを知るのは怖いと言いますか…なんと言いますか……」

るい「そんな弱気だからダメなんじゃない。男の子なんだから当たって砕けろー!くらいにならなくちゃ」

健二「砕けたくないのですが……」

るい「あーもううるさいわね!とりあえず今から神楽坂先輩のところに行って私も行っていいか聞いてきなさい!」

健二「は、はいっ!」

~回想終了~

健二(まあ先輩もタネをまいたようなものだし……)

るい「だめですか?」

砂夜「ダメではないけど……」

るい「じゃあそうしましょうか、いいわよね?健二くん」

健二「え!?え…えーっと……もちろんオッケーだ!」

るい「そうと決まったら早速やりましょうか」

砂夜「え、ええ。望むところよ」

~二回戦目~

砂夜「手札悪すぎない?」

健二「知りませんよ」

るい「たまたまですよ、たまたま」

砂夜「……しかも絶妙に老けなかったわ……」

健二「親ですからね、難しいですよ」

~四回戦目~

るい「はい、赤短割ったわよ」

健二「ああ!」

砂夜「猪鹿蝶よ」

健二「ちょ…ちょっと……取るもの全部持ってかれたんですけど……」

健二「仕方ない…紅葉を……」

るい「はい!青短!」

健二「NOOOOOO!!!!!」


~六回戦目~

健二「よしっ…!今回は優勢だ……20点の札を4枚プラス14枚のすべ役……」

るい「今回は強いわねー」

砂夜「上条さんはカスばっかり取ってるわね」

るい「取るものがないのでせめてもとすべ役を狙っていたんですけどね……」

健二「11枚って……惜しいな……」

砂夜「さて、ここまでそれぞれ2勝ずつね」

るい「次の勝負で決めましょうか」


~最終ラウンド~

砂夜「それじゃあ健二くんが親ね」

健二「まずは場の月を書くほっと……おっ、猪ゲット!」

砂夜「なんにも出すものが無いわ……」

砂夜「しかも合わないなんて……」

るい「先輩ありがとうございます!月いただきます!」

砂夜「……捨てなければよかったわ……」

~5分後~

健二「よっしゃー!勝った~!」

砂夜「惨敗ね……」

るい(健二くん…相当必死になってたわね……)

るい(っていうか必死になってどうにかなるものなのかしら……?)

健二「さ!先輩!罰ゲームですよ!」

砂夜「……そうだったわね…」

砂夜「…………」

砂夜「……たこ焼きを食べ終わってからでもいいかしら?」

健二「えっ?」

砂夜「ちょっと気持ちの整理をしたいのよ」

健二「あー、そういうことなら大丈夫ですよ」

砂夜「ありがとう」

健二「さて、そろそろ時間ですから生地作ってきますね」

砂夜「ええ、よろしく頼むわ」

るい「美味しいの作ってきなさいよ」

健二「はいはい、わかってるよ」

ガチャ

バタンッ

砂夜「……さて、どうしたものかしらね……」

るい「罰ゲームの件ですか?」

砂夜「ええ、本人に言うとなるととっても勇気がいるわね……」

るい「……やっぱり健二くんのことが好きだったんですね?」

砂夜「あら、その言い草からすると気づいてたの?」

るい「ええ、なんとなく気づいていました」

砂夜「そう…私もまだまだね……」

るい「………あの、実は…」

砂夜「どうしたの?」

るい「実は健二くんも神楽坂先輩のことが好きなんですよ」

砂夜「えっと……す、好きというのはどう意味で好きなのかしら?」

るい「異性としてです」

砂夜「……本当?」

るい「実は……これは神楽坂先輩は誰が好きなのかというのを聞き出そうっていう計画を立てたのは私なんです……」

砂夜「それはどういうこと?説明してくれるかしら?」

るい「はい……以前から健二くんは私に相談していたんです。神楽坂先輩のことが好きだって」

砂夜「へぇ、健二くんがねぇ……」

るい「その相談からしばらくして、神楽坂先輩の家に毎日ご飯を作りに行けるようになったと聞ききました。これはチャンスかなと思ったんです」

砂夜「……」

るい「でも健二くんは昔からここ一番で勇気を出せない人だったので告白なんてできなかったんです」

るい「そこで今日は私も後押ししてあげるから神楽坂先輩の家にお邪魔できるように頼んで来なさいって……」

砂夜「それで昼休みに急いで私のところに来たのね……」

るい「本当……ごめんなさい!」

砂夜「あら、なぜあなたが謝るのかしら?」

るい「二人のことなのに深入りしようとして、その上先輩にも迷惑かけて……」

砂夜「私は迷惑だなんて思ってないわ」

るい「え?」

砂夜「実は私も勇気が無くて告白とかできなかったのよ」

砂夜「でも今は健二くんの気持ちを知れて心置きなく告白できるわ」

るい「…そう言ってもらえると助かります」

砂夜「上条さん」

るい「はい?」

砂夜「ありがとうね」

るい「な、なんでお礼なんか……」

砂夜「私たちのことを思ってわざわざこんなことをしてくれたのでしょう?」

るい「……」

砂夜「無言は肯定として受け取るわよ?」

るい「……」

砂夜「正解みたいね。ちなみにいつから私が健二くんに気があると気づいてたのかしら?」

るい「…1週間くらい前です」

砂夜「そう、じゃあ……」

ガチャ

健二「生地ができましたよー!」

るい「きゃぁあ!?」

砂夜「!」ビクッ

健二「あれ?どうしたんですか?」

砂夜「な、なんでもないわ!」

健二「なんでもないなら早く焼き始めましょうよ!もう俺お腹ペコペコなんですよ~」

砂夜「そ、そうね、焼き始めましょうか」

~7分後~

健二「よ~し、第一弾オッケーですよ~!」

砂夜「驚いたわ、こんなに上手くできるのね」

るい「相変わらず料理だけはすごいわね」

健二「なっ!料理以外にもすごいところあるだろ!」

るい「どこよ?」

健二「うぐっ…ほ、ほら!」

るい「ほら?」

健二「……参りました」

るい「はぁ…情けないわね……」

健二「なにをー!?そんなこと言うとたこ焼きあげないぞ!?」

るい「ごめん!」

健二「分かればよろしい」

砂夜(何がわかったのかしら)

健二「っと、早く食べないと冷めちゃいますから」

砂夜「そうね、いただくわ」

るい「私もいただきます!」

健二「どう?」

砂夜「相変わらず美味しいわ」

るい「神楽坂先輩と同意見よ」

健二「良かった~」

るい「っていうか心配しなくてもいつも大丈夫じゃない」

健二「いや~、大丈夫だとは言っても万が一っていうことがあるからね」

るい「いままで食べてきた中で不味かったことが無かったんだから大丈夫よ」

健二「おっ、嬉しいこと言ってくれるね~」

砂夜「……よし、ちょっと聴いてちょうだい」

健二「ん?どうしました?」

砂夜「健二くん、私は異性としてあなたのことが好きです。私と付き合って下さい」

健二「……………え?」

るい「え?」

砂夜「あっ…えっと……さっきの花札の罰ゲームよ」

健二「………え?」

砂夜「好きな人を暴露っていうやつよ」

健二「と言いますと?」

砂夜「もう一度言わせる気?私はあなたのことが好きなのよ」

健二「ええええええぇぇぇぇぇ!?」

るい「か、神楽坂先輩!?」

砂夜「なに?」

るい「なんでこのタイミングなんですか!?」

砂夜「早いほうがいいかと思ったのよ」

るい「流れもなにもなかったですよ!?」

砂夜「あの瞬間に私の気持ちの整理がついたのよ」

健二「せ、せせせせ、先輩が……」

砂夜「健二くん?」

健二「は、はい!」

砂夜「まだ返事を貰っていないのだけれど?」

健二「そ、そうでした!」

砂夜「是非答えを聞かせてほしいわ」

健二「は、はい!」

スーハー…スーハー…

健二「よし…!」

健二「もちろんです!俺も砂夜先輩のことが大好きです!是非お付き合いさせて下さい!」

砂夜「ふふ、やっぱり上条さんから聞いた通りだったわね」

るい「か、神楽坂先輩!」

健二「ん?るいに聞いた通り?」

砂夜「さっき上条さんから健二くんは私のことが好きだと聞いたのよ」

健二「……えっ?」

るい「ご、ごめん!本当にごめん!」

健二「本人より先に想いを伝えることがあるか!」

るい「ごめんなさい!ごめんなさい!」

砂夜「まあまあ、結果オーライだからいいじゃない」

健二「で、でも…」

砂夜「それに今こうして想いを伝えることができたのも上条さんのお陰よ?」

健二「……それもそうですね……」

るい「…」ホッ…

砂夜「ふふふ、私をはめようとしたお返しよ」クスクス

るい「……一本取られました…」

砂夜「でも上条さんが私と健二くんのキューピットだということに変わりは無いわ、ありがとう」

健二「……そうだな、るい、ありがとう」

るい「そ、そんな!別にお礼なんて……」

砂夜「結果的にみんな幸せならそれでいいじゃない」

健二「結果良ければ全てよしってことで水に流すよ」

砂夜「さ、湿っぽい空気はおしまいにしてたこ焼きを食べましょう?」

るい「は、はい!」

砂夜「それと健二くん」

健二「はい?」

砂夜「これからもよろしく頼むわね?」

健二「!!」

健二「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!」

~1時間後~

砂夜「……」

健二「……」

るい「……」

るい(気まずいわ……)

るい(さっきから殆ど会話もないし……)

るい(もしかして……私邪魔者!?)

るい「あ、あの~……私、そろそろ帰りましょうか?」

健二「!!」

砂夜「ま、待って!いまこの空気で二人は恥ずかしいわ!」

健二「頼む!もうちょっといてくれ!雰囲気に押しつぶされそうだ!」

るい「ええっ!?」



~5分後~

るい「それで恋人になった瞬間なにを話していいかわからなくなったと?」

砂夜「ええ…」

健二「……その通りだ…」

るい「はぁ…」

健二「な、なんだよ!そのため息!」

るい「そんなのいつも通りでいいじゃない」

健二「それができないから苦労してるんだろ!?」

るい「……じゃあもう一層のこと思いっきりイチャイチャしたら?」

健二「思いっきりイチャイチャ?」

るい「そ、抱きついたりキスしたりすればいいじゃない」

健二「き、キス!?」

砂夜「そ、それはちょっと敷居が高いわね…」

るい「そうですか?恋人なら普通だと思いますけど……」

健二「で、でも……」

るい「多分私の前だとやり辛いでしょうから私はお暇させてもらうわ」

健二「え?ちょ、ちょっと……」

るい「健二くん」

健二「はい?」

るい「ヘタレじゃないところ見せないとだめよ?」

健二「!!」

るい「それじゃあ今日はご馳走さまでした!」

るい「それと神楽坂先輩、健二くん、おめでとうございます!」

るい「お邪魔しましたー!」

砂夜「あっ、ちょっと……」

ガチャ

バタンッ

砂夜「行っちゃったわね……」

健二「……」

砂夜「……け、健二く…むぐっ!?」ギュー

健二「ん……」チュルチュルチュル……

砂夜「んん!?」チュルチュルチュル……

健二「ぷはっ!」

砂夜「ぷはっ……だ、大胆ね……」

健二「ええ、ヘタレじゃないところを見せますよ」

砂夜「ふふふ、それは頼もしいわね」

健二「……じゃあ一緒にお風呂入りますか?」

砂夜「!」

健二「どうですか?」

砂夜「お、お風呂?……も、もちろんいいわよ」

健二「それじゃあ食器とか片付けておくのでお風呂沸かしてきてもらえますか?」

砂夜「え、ええ……」

~お風呂場~

砂夜「落ち着きなさい……落ち着くのよ……」

砂夜「深呼吸深呼吸……」

スーハー…スーハー…

砂夜「……それでも緊張するわね……」


~台所~

健二「落ち着け~…」

健二「誘ったのはこっちじゃないか……」

健二「……こんなこともあろうかとカバンにコンドーム入れておいてよかったぜ……」

健二「……友達から貰ったやつだけど大きさ大丈夫かな?」

~15分後、お風呂場~

コンコン

健二「先輩、準備できましたか?」

砂夜「え、ええ、大丈夫よ。入ってらっしゃい」

ガチャ

健二「え!?ちょ、ちょっと!なんで裸なんですか!」

砂夜「あら、いけない?これから裸を見るよりすごいことするのに?」

健二「い、いえ、ちょっとビックリしちゃっただけです……」

砂夜「そう、ならいいんだけど」

砂夜「先に入ってるから早く健二くんも服脱いできなさい」

健二「わかってますよ」

健二「失礼しまーす……」

砂夜「あら、遅かっ……!?」

健二「ど、どうかしましたか?」

砂夜「なあにこれ……」

健二「これですか?」

砂夜「軽く20cmはあるじゃない……大きすぎない?」

健二「お、大きいんですかね?」

砂夜「大きいわよ……」

健二「は、ははは……」

砂夜「……」ギュウ

健二「な、なにしてるんですか!?」

砂夜「これだけ大きいし、玉もすごいし、しごけば相当出るんじゃない?」

健二「……手コキですか?」

砂夜「そうよ、やってみたかったの」

シコシコシコシコ……

砂夜「嘘…また少し大きくなったわ……」

シコシコシコシコ…

健二「くっ……!」

シコシコシコシコ…

砂夜「こんなに硬くなるものなのね……」

シコシコシコシコ……

健二「せ、先輩……」

シコシコシコシコ……

砂夜「どうしたの?」

シコシコシコシコ…

健二「で、出そうです……」

シコシコシコシコ……

砂夜「あらもう?ふふふ、いいわよ。たっぷり出したなさい」

シコシコシコシコシコシコシコシコ

健二「うっ…!うぐああああぁぁぁぁ!!!」

ビュルルルルルル
ビュルビュルビュルビュル
ビューーーーーー

砂夜「あぁん…すごい量……」

健二「うっ…くっ…あっ……」

ビュルルルルルル
ビュルルルルルル

砂夜「ま、まだ出るの!?」

健二「あああああぁぁぁぁぁ!!!」

ビューーーーーーーー

砂夜「すごい……!すごすぎるわ!」

砂夜「……これだけ出したのにまだ元気なのねぇ…」ポタ…ポタ…

健二「す、すみません……」ギンギン

砂夜「うふふ、いいのよ。健二くんのならいくらでも構わないわ」ポタ…ポタ…

健二「じゃ、じゃあ次は俺の番ですね」

砂夜「ふふ、お手柔らかにお願いするわ」

健二「と、行きたいところですけど、早く体洗って続きはベッドの上でしませんか?」

砂夜「あら、焦らしプレイ?嫌いじゃないわよ」

健二「そういうのはいいですから早く体洗っちゃいましょ。そんなに精子ついてたら気持ち悪いですから」

砂夜「あら、私は気持ち悪くないわよ?」

健二「はいはい、それなら後でまたたっぷりとかけてあげますから」

砂夜「自信たっぷりね?期待しているわ」

~入浴終了、寝室~

砂夜「この部屋に入るのは初めてよね?」

健二「そうですね、初めてですね」

砂夜「散らかっているけど気にしないでね?」

健二「今のうちに汚れたら困るものだけベッドから遠ざけておきましょ」

砂夜「そうね、まさか教科書がイカ臭くなったら大変だものね」クスクス

健二「そんな冗談はいいですから、移動できましたか?」

砂夜「あら、冷たいのね」

健二「性欲が溜まっていまして」

砂夜「さっき出したのにもうそんなに溜まってるの?絶倫ねえ」

健二「早くしないと俺の気がおかしくなっちゃいそうなんでもういいですか?」

砂夜「ええ、いいわよ」

砂夜「ん……チュ……チュルチュルチュル……ぷはっ」

砂夜「キスだけでもこんなに気持ちいいのね……」

健二「……胸、揉んでいいですか?」

砂夜「ええ、もちろん」

ムニュムニュムニュ……

砂夜「ああ……気持ちいいわ……」

チュパチュパチュパ……

砂夜「あぁん……吸い方がいやらしいわ……」

健二「ぷはっ……相変わらずデカイですね」

砂夜「ふふ、普段から興味あった?」

健二「ええ、そりゃあもう大いに」

砂夜「素直でいい子ね、もっと吸う?」

健二「はい、もちろんです」

チュパ…チュパ…チュパ…

健二「下の方、ビチョビチョですね……感じてるんですか?」

砂夜「んん……誰のせいだと…思ってるの……?」

健二「俺ですね」

砂夜「はぁ…わかってる…なら…はぁ…早く…挿れて欲しいわ」

健二「挿れたいのは山々なんですけど、コンドームが小さくて……」

砂夜「無駄に……大きいからよ……」

健二「無駄じゃないですよ!」

砂夜「とりあえず…んぁ……包めるだけ包んで……出そうになったら……はぁ…外に出すっていうので……どうかしら……?」

健二「そうします」

健二「じゃあ……挿れますよ?」

砂夜「ええ…いつでもいらっ…ひうっ!?」

健二「だ、大丈夫ですか!?」

砂夜「だ、大丈夫よ……早く挿れられるところまで挿れなさい……」

ズリュ

砂夜「うぐっ…!」

ズリュ

砂夜「ひぐぅ…!」

健二「すみません、ゴムの都合でこれが限界です」

砂夜「じゅ、十分よ……」

健二「それじゃあ動かして大丈夫ですか?」

砂夜「え、ええ」

砂夜「うくぅ…あっ…!あっ…!あっ…!」

健二「先輩!痛かったら痛いって言ってください!」

砂夜「だ、大丈夫よ……だんだん痛さより気持ちよさが勝ってきたわ……」

健二「そ、それならもうちょっと激しく動かしても……!」

砂夜「うぐううぅぅぅ……!」

砂夜「あっ…!あっ…!あっ…!」

砂夜「あぁん…!」

砂夜「健二くん……イキそう……」

健二「俺も結構限界に近いです……」

砂夜「あっ…い…イかせて……」

健二「ちょっとスピード上げますね」

砂夜「あぁっ!イクぅ!」

健二「お、俺もイキそうです……」

砂夜「イクぅ!イクううぅぅぅぅ!」

プシャーー

健二「やべ……!先輩の潮……うっ……!」

ビュルビュルビュルビュルビュルビュル
ビュルルルルルルルルルル

砂夜「すごいわ……いっぱいかかってる…」

健二「ま、まだまだ出ますよ……」

ビュルルルルルルビュルビュル
ビュルビュルビュルビュル

砂夜「ま、まだ出るの?」

健二「止まんないっす……!」

ビュルルルルルルルルルル
ビュルルルルルルルルルル

砂夜「……すごい出したわね……」

健二「そうっすね……」

砂夜「お風呂場で出したのはまだまだ氷山の一角だったのね」

健二「先輩も結構潮吹いてましたね」

砂夜「え、ええ……」

健二「思い出したらまた勃ってきました……」

ムクムク

砂夜「凄いわ……またこんなに大きく……」

健二「コンドーム…コンドーム…っと」

健二「おっ?」

砂夜「どうしたの?」

健二「一つだけサイズの大きいのがありました」

砂夜「どれくらい?」

健二「俺のが全部入るくらいですね」

砂夜「あら、それなら次は全部挿れられるわね」

健二「そうですね」

砂夜「さあ健二くん、遠慮せずに全部挿れて頂戴……」

健二「は、はい!」

グイッ

砂夜「あぁっ……!す、凄い……」

健二「あの、まだまだ入りますけど……」

砂夜「えぇ!?」

ググググッ

砂夜「ちょ、ちょっと…!大きすぎるわ…っよ!」

健二「全部入りました」

砂夜「……もう化け物ね」

健二「褒め言葉として受け止めますよ」

砂夜「ええ、それでいいわよ」

健二「それじゃあ次は本気でいきます…よっ!」

パンッ

砂夜「あっ!」

パンッパンッパンッパンッ

砂夜「あっ!あっ!あっ!あっ!」

砂夜「くううぅぅぅぅ……!!」

砂夜「ああっ!」

プシャーーーー

健二「先輩またイッちゃいました?」

砂夜「ああぁぁっ!」

プシャーーーー……

健二「先輩も人のこと言えないくらい潮噴きますね」

砂夜「うぅ…恥ずかしいわ…」

健二「でも、そんな先輩も大好きです」

チュッ

砂夜「私も大好きよ!」

パンッパンッパンッパンッ

砂夜「あっ!あっ!あっ!あっ!」

健二「お、俺もまたイキそうです……」

パンッパンッパンッパンッ

砂夜「いいわよ……今度はそのまま出して……」

パンッパンッパンッパンッ

健二「い…イクッ……うっ!」

ドピュドピュドピュドピュ
ビュルルルルルルルルルル

砂夜「す、すごいわ……健二くんの熱いの伝わってくる……」

健二「そろそろ抜かないとゴムがやばい……抜きます……!」

ドバドバドバドバ
ドピュドピュドピュドピュ

砂夜「……相変わらず凄いわ……今日三回目でしょう?」

ビュルビュルビュルビュル
ビューーーーーーーー…

健二「はぁ…はぁ…さ、砂夜先輩が相手だからです……」

砂夜「あら、ありがと」チュッ

健二「……先輩」

砂夜「なあに?」

健二「ま…また勃ってきました……」

砂夜「ま、また!?」

健二「はい…すみません……」

砂夜「……わかったわ、明日は休みだし今日は健二くんの気が済むまで付き合うわ」

健二「い、いいんですか!?」

砂夜「ええ」

健二「で、でもゴムが……」

砂夜「じゃあ前戯でヌキまくればいいかしら?」

健二「はい、大丈夫ですよ」

砂夜「それじゃあ行くわよ…?」

ムニュ

健二「えっ?ちょっ…?」

砂夜「ふふふ、パイズリは嫌だったかしら?」

健二「い、いえ!大好物です!」

砂夜「あらあら、変態さんね」

健二「くうぅ…!」

砂夜「またビンビンになったわ……」

ヌチュヌチュヌチュヌチュ

健二「あぁ…」

ヌチャヌチャヌチャヌチャ

砂夜「健二くんの……すごく熱いわ……」

ヌチャヌチャヌチャヌチャ

健二「ああっ!」

ドピュドピュドピュドピュ

砂夜「ちょ、ちょっと!出すなら出すって言いなさい!」

ドバドバドバドバ

健二「うぐっ…す、すみません……あっ!」

ビュルビュルビュルビュルビュルビュル……

砂夜「……顔が精子まみれね……」

健二「だ、大丈夫ですか!?」

砂夜「ふふふ、健二くんの、美味しいわよ」

ヌチャ…ヌチャ…

健二「せ、先輩が俺の精子を……」

砂夜「あら?また勃ってきたわね」

健二「うぅ……」

砂夜「いいのよ、気が済むまで付き合うから」

健二「あ、ありがとうございます……」

砂夜「それで、次はどうしましょうか?」




~次の日~

健二「う…う~ん?ここは?」

砂夜「目が覚めた?」

健二「せ、先輩!そうだ……俺昨日先輩とセックスしてそのまま寝ちゃったんだ……」

砂夜「私もさっき目が覚めたばかりなのよ」

健二「せ、先輩!大丈夫ですか?」

砂夜「なにが?」

健二「昨日は無理に挿れちゃって……」

砂夜「全然大丈夫よ。むしろ私と健二くんが結ばれたというのがとっても嬉しいわ」

健二「先輩……」

ムクムク

砂夜「あれだけヤッたのにまだ勃つの?」

健二「す、すみません……」

砂夜「仕方ないわね。とりあえずお風呂入りましょう?」

健二「はい…あ、先輩立てますか?」

砂夜「う~ん、まだ少し痛いわね」

健二「それじゃあ俺がおぶっていきますよ」

砂夜「本当?それじゃあお言葉に甘えさせてもらうわ」

健二「さ、乗ってください」

砂夜「ちょっと待っててね……よいしょっと」

ムニュ

健二「うっ!」

ビンビン

砂夜「私のおっぱいで反応したの?」クスクス

健二「は、はい……」

砂夜「お風呂場に着いたら…ね?」クスクス

健二「はい、着きましたよ」

砂夜「下ろして頂戴」

健二「先輩…お願いします……」

砂夜「ちょっと待ってなさい」

シコシコシコシコ

健二「あぁ……」

砂夜「ふふ、気持ち良さそうな顔」

シコシコシコシコ

健二「気持ちいいです……」

シコシコシコシコ

健二「先輩…口でお願いできませんか……?」

砂夜「く、口で?」

健二「フェラですよ」

砂夜「それはわかってるけれど……」

砂夜「……いいわよ、やってあげる」

健二「あ、ありがとうございます!」

砂夜「ん…んぐ……」

チュパチュパチュパ

健二「先輩初めて…ですよね?」

チュパチュパチュパ

砂夜「ほうよ?」

ジュルジュルジュル

健二「すっげー上手いですね…」

ジュパジュパジュパ

砂夜「ほう?あひはほう(そう?ありがとう)」

ジュルルルル ジュルルルル

砂夜「んん…ん……」

健二「も、もうイキそうです……」

ジュルジュルジュル

健二「あっ…!うっ…!」

ドバドバドバドバ

砂夜「んんー!?」

ビュルルルルルル

砂夜「ん…!んん…」ゴクゴク

ビュルルルルルルルルルル……

砂夜「ん…」ゴクン

砂夜「……ぷはっ…はぁ…はぁ…」

健二「だ、大丈夫ですか!?」

砂夜「なんだか苦いわ……でも……嫌な味じゃなわいわね」

健二「よく飲めましたね…」

砂夜「折角なんだもの」

健二「折角とは言えですね……」

砂夜「あら、嫌だった?」

健二「嫌なわけないじゃないですか」

砂夜「ふふふ、なら良いじゃない」

健二「そうじゃなくて喉に詰まったらどうするんですか!」

砂夜「……確かに健二くんのはとても濃いし、量も多いから詰まりそうね……」

健二「でしょう?」

砂夜「そこまでは考えてなかったわ」

健二「フェラを要求した俺も悪いですけど、先輩も考えてくださいよ?大切な大切な先輩なんですから」

砂夜「分かったわ。私も大切な大切な健二くんに心配をかけないように気をつけるわ」クスクス

健二「それじゃあ改めて体洗いますか」

砂夜「ええ」

~リビング~

健二「はい、着きましたよ」

砂夜「ありがとう、下ろして頂戴」

健二「……俺と先輩って昨日から付き合い始めたんですよね」

砂夜「そうよ?どうしたの?改まって」

健二「なんか、実感が沸かなくて……」

砂夜「昨日の夜あんなにすごいことをしたのに実感が沸かないの?」クスクス

健二「そ、そうじゃなくて!……なんて言うか……あっ!そうだ!」

砂夜「なに?どうしたの?」

健二「砂夜先輩……いえ、神楽坂砂夜さん!」

砂夜「え?」

健二「一生あなたを愛し続けます!幸せにしてみせます!だから、僕と結婚してください!」

砂夜「……え?」

健二「ふぅ……緊張したぁ~……」

砂夜「え…えっと…、結婚?」

健二「あ、今じゃないですよ」

砂夜「そんなことわかってるわ。あなたまだ17じゃない」

健二「はい、だから将来、ちゃんとした収入を得て砂夜先輩を幸せにできる!っていう時がきたら結婚して欲しいんです」

砂夜「……婚約ね」

健二「まあ今の状況だとそうなりますね」

健二「それで、返事は?」

砂夜「もちろんオッケーよ。っていうかそれ以外の答えなんて無いわ」

健二「や、やったぁー!!」

健二「先輩と……先輩と結婚できるっ……!」

砂夜「あ、さっきの言葉なのだけど」

健二「はい?」

砂夜「私を幸せにできる時が来たらっていう部分、私は健二くんが隣にいるだけで幸せだから安心して頂戴」

健二「じゃ、じゃあ今も幸せですか?」

砂夜「不思議なことを聞くのね」クスクス

砂夜「とっても幸せよ」

健二「せ、先輩!」ダキッ

砂夜「あら?また発情しちゃったのかしら?」

健二「そ、そんなことないですよ!俺はただ先輩に抱きつきたくなっただけで……」

砂夜「でも下の方はまたビンビンよ?」

健二「うっ……」

砂夜「本当、ものすごい絶倫ね」

健二「……先輩はすぐにセックスしたがる人は嫌いですか?」

砂夜「そうね、嫌いね」

健二「えっ……」

砂夜「……健二くんを除いて……ね?」

健二「!!」

健二「せ、先輩!」ギュー

砂夜「さ、またやる?それとも我慢する?」

健二「や、やりたいです!やらせて下さい!」

砂夜「それじゃあまた寝室までおぶって…キャッ!」

健二「今回は先輩の顔が見えるようにお姫様だっこでいきますよ」

砂夜「大丈夫なの?」

健二「これでも男ですよ」

砂夜「あんな立派なものついてるんだからわかるわよ」

健二「ちゃ、茶化さないでください!」

砂夜「あらあら、かわいい」クスクス

~6時間後~

砂夜「はぁ…はぁ…」

健二「ふぅ…ふぅ…」

砂夜「も、もう流石にいいわよね?」

健二「い、いえ…また勃ちそうです……」

砂夜「……もうここまできたら化け物の領域も超えてるわ……」

健二「多分次出したら治まりそうです……」

砂夜「ほ、本当?」

健二「ええ…だから……」

砂夜「だから?」

健二「もう一度パイズリしてください!」

砂夜「あら、そんなことでいいのね?お安い御用よ」

ムニュ

健二「あぁ……」

クチュクチュクチュクチュ

砂夜「健二くんのから出てる我慢汁と私のおっぱいがいやらしい音を出してるわ……」

クチュクチュクチュクチュ

健二「うぐぁっ…!」ムクムク

クチャクチャクチャクチャ

砂夜「え!?ここにきてまたこんなに硬くなるの!?」

クチュクチュクチュクチュ

砂夜「……健二くん…恐るべしだわ……」

健二「も、もうだめ……です……」

砂夜「いいわよ……最後にいっぱい出しなさいっ!」

健二「うわああああぁぁぁぁ!!」

ブシャーーーーーーーー
ビュルルルルルルルルルル
ベチョベチョ

砂夜「う、嘘……天井につくなんて……なんて勢いなの…!それにとても熱いわ……」

健二「うぐっ…!んんっ!うぐぁっ!!」

ドピュドピュドピュドピュ
ビュルルルルルルルルルルルルルル

砂夜「いいわよ!私を精子まみれにしてっ……!」

健二「あああああぁぁぁぁぁ!!!」

ドバドバドバドバ
ドバドバドバドバ



~5分後~

砂夜「やっと出し終わった?」

健二「は、はい……」

砂夜「それにしてもすごい出したわね?」

健二「ははっ…自己ベスト更新ですかね…」

砂夜「自己ベスト?ちなみに前までの自己ベストは?」

健二「1リットルです……」

砂夜「い、1リットル!?」

健二「多分今回は2リットル以上出たかと……」

砂夜「……今回のは2リットルなんてレベルじゃないわよ……」

健二「1の時は先輩とセックスする妄想だったんですけど、やっぱり本人とするほうが沢山出ますね」

健二「まあ満足できました」

砂夜「……ここまでしないと満足できないのね……」

健二「嫌いになりました?」

砂夜「いいえ、むしろもっと満足させてあげようっていう気になったわ」

健二「それでこそ俺の将来の奥さんですよ」

砂夜「あらあら、偉そうに」クスクス

砂夜「……それにしてもお布団とか洗ったり部屋を拭いたりしないといけないわね」

健二「うっ…す、すみません……」

砂夜「全然いいのよ」

健二「じゃあ俺布団洗ってきます!」

砂夜「そう?じゃあ私は天井とかを拭くわ」

健二「もう立てますか?」

砂夜「もうバッチリよ」

~その日の夜~

砂夜「お腹が空いたわね」

健二「そういえば昨日の夜からなにも食べてないですからね」

砂夜「午前中は丸々セックス、午後からその後始末、食べる暇が無かったわねぇ」クスクス

健二「すみません……」

砂夜「少しからかっただけよ、何も気にしていないわ」

砂夜「それよりも今日の夕飯はどうするのかしら?」

健二「なんかもう疲れちゃったんでどこかに食べに行きますか」

砂夜「珍しいわね」

健二「ええ、さすがに今は作る気力が起きないです」

砂夜「まあそういう時もあるわね。いいわ、食べに行きましょう」

~街中~

砂夜「どこで食べようかしら?」

健二「普通にファミレスでいいんじゃないですか?」

砂夜「う~ん……そうね、そうしましょうか」

健二「じゃあ行きますか」

砂夜「その前に健二くん」

健二「はい?」

砂夜「折角恋人になったんだから敬語、やめない?」

健二「うえぇ!?」

砂夜「あら、嫌?」

健二「い、嫌じゃないんですけど……」

砂夜「ないんですけど?続きは?」

健二「その……慣れていないと言いますか……」

砂夜「慣れていないのは当たり前よ」クスクス

砂夜「でも恋人になったのに敬語だなんてちょっと距離を感じないかしら?」

健二「えぇ……まぁ……」

砂夜「なんだか寂しいわ……」ハァ

健二「わ、わかりましたよ!」

砂夜「わかりましたよ?」

健二「じゃなくて!わかったよ!」

砂夜「それでいいのよ」クスクス

~ファミレス~

砂夜「健二くんはどれにするか決めた?」

健二「決めま……決めたよ」

砂夜「早く慣れるといいわね」

健二「先輩のせいでしょ」

砂夜「その「先輩」というのもやめて欲しいわ」

健二「……というと?」

砂夜「下の名前で」

健二「……「砂夜」と呼んで欲しいと…?」

砂夜「ええ」

健二「そんな満面の笑みで言われてもなぁ~……」

砂夜「……私……寂しくて……」

健二「わーったよ!砂夜!これでいい?」

砂夜「ええ♪」ニッコリ

健二「くっそー……」

~10分前~

南條クミコ「なにか良いネタ落ちてないかなぁ~……」

クミコ「はぁ……このままじゃまた部長に怒られる……」

クミコ「ん?あれは部長と健二くん?二人で手なんか繋いで……」

クミコ「ふふふ……これは面白そうなネタね……」キラーン




~ファミレス~

健二「えーっと……砂夜?」

砂夜「なぁに?」

健二「一口食べる?」

砂夜「あら、じゃあ頂こうかしら」

健二「そ、その……あ~ん……」

砂夜「ふふふ、あ~ん」パクッ

砂夜「ん~!健二くんに食べさせてもらうと一層美味しいわ」

健二「そ、そうかな?」

砂夜「ええ、そうよ」ニコニコ



クミコ(えぇ!?なにあの二人!?付き合ってたの!?)

クミコ(……これは良いネタゲット!)

~一週間後、新聞部部室~

砂夜「クミコが珍しく締め切りに余裕を持って記事を書いたわ」

砂夜「なにか良いネタでもあったのかしら?」

砂夜「さて…どれどれ……」

砂夜「ふんふん………」

砂夜「ん!?」

砂夜「これ……名前は伏せてあるけど私と健二くんのことじゃない……いつの間に……」

クミコ「あ、部長、どうです?その記事」

砂夜「クミコ……あなたいつの間に?」

クミコ「二人でファミレスに行ったてた時、私隣の席に座ってたんですよ。気付きませんでした?」

砂夜「き…気づかなかったわ……」

クミコ「部長、健二くんに夢中でしたもんね~?」

砂夜「からかわないの!全く……」

クミコ「その記事、載せて大丈夫ですか?」

砂夜「だめよ。他のにして頂戴」

クミコ「はーい、わかりましたー」

クミコ「それじゃあ他の取材行ってきますね?」

砂夜「ええ、行ってらっしゃい」

ガチャ

バタン

砂夜「……こんなに早くバレてるなんて……」

砂夜「ま、いいわ。クミコなら大丈夫ね」

砂夜「とりあえず今日も健二くんと待ち合わせをしてるから早く仕事を終わらせないと」




~1時間後~

砂夜「お待たせ、健二くん」

健二「お疲れ、砂夜」

砂夜「健二くんこそ待っててくれてありがとう」

健二「砂夜の為ならどうってことないよ」

砂夜「やっぱり健二くんが彼氏でよかったわ」

健二「俺も砂夜が彼女でよかったよ」

砂夜「ふふ、お互い様ってことね」

健二「それじゃあ早く先輩の家に行こっか」

砂夜「ええ」

~砂夜宅~

健二「今日は何食べたい?明日は休みだしちょっと凝ったもの作れるけど」

砂夜「う~ん、簡単なものでいいわ」

健二「ん?簡単なものでいいの?」

砂夜「ええ、セックスの時間が短くなるでしょう?」

健二「砂夜……」

砂夜「さ、1分1秒も惜しいんだから早くしてちょうだい」

健二「はーい!」



~10分後~

健二「出来たよー!チャーハン!」

砂夜「いい匂いねぇ」

健二「ぱっぱっと作れるからさ」

砂夜「ふふふ、美味しそう」

健二「それじゃあ」

砂夜&健二「頂きまーす!」

生存報告
私用があるので投下は2月中旬より再開します

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