このお料理教室はポンコツであり、実在の作品及び番組とは一切関係ありません
スクフェスリスペクト
※BGM
おもちゃの兵隊の行進(アレンジ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418307793
テレレッテッテテテ♪ テレレッテッテテテ♪
テレレッテッテッテテテ テッテッ
穂乃果「穂乃果と~」
絵里「エリチカの~」
「「3分クッキング~!」」
穂乃果「どうどう?穂乃果のエプロン姿、似合う?」
絵里「ハラショー!スパシーバ!」
穂乃果「ふふ~」
絵里「穂乃果、割烹着だけじゃなくてエプロンも似合うのね!」キャッキャ
穂乃果「ふ・ふ・ふ…なんたって穂乃果には料理人の血が流れているからね」フンス
絵里「真っ赤な和菓子魂ね」
穂乃果「絵里ちゃんと一緒に作れたらいいなって、絵里ちゃんの分も持ってきたんだ!」
絵里「これは…割烹着!」
・・・
穂乃果「絵里ちゃん割烹着似合ってるぅ」キラキラ
絵里「そりゃなんたってエリチカってば穂乃果と赤い糸で結ばれてるからね」ドヤァ
穂乃果「うんうん。可愛いよ~フフ」なでなで♡
絵里「や、やめてよもう///」
穂乃果「こうやって一緒にキッチンに立つと、なんだか新婚さんみたいじゃない?」
穂乃果「なーんて、えへへ」
絵里「新婚さん」
穂乃果「はっ…ご、ごめん。なんだか気持ちが未来に行っちゃってた…」
絵里「新婚さん♡」チュッチュ
穂乃果「きゃー♡」イチャイチャ
穂乃果「ところで絵里ちゃんお料理の腕前は?」
絵里「うーん、上手過ぎて台所に入れさせて貰えないくらいよ」
穂乃果「うん?」
絵里「亜里沙も料理上手くなりたいんじゃないかしら?お姉ちゃんに任せると全部終わっちゃうからって」
穂乃果「うーん?」
絵里「火も使っちゃいけないって」
穂乃果「……」
―HONO'sキッチン
絵里「ま、見てなさい♪エリチカ特製のロシア料理を見せてあげるわ!」
絵里「驚かせたいから向こうで待っててね」
穂乃果「どうみても3分以上かかりそうだけど…」
絵里「あらお腹すいたの?もうちょっとで出来るから、あと少しだけ待っててね」
穂乃果「いやそうじゃなくて」
絵里「フーフーン フーフッフー ンーンー♪」ゴソゴソ
穂乃果(ご機嫌だなあ)
ドボドボドボ
絵里「よーしこんなものかしら」
カチカチッ
絵里(あれ火がつかない…)
絵里「さ、3分じゃ終わらなくなっちゃう」オロオロ
絵里「! あれは」
絵里「……」シュボッ
―リビング
穂乃果「あ、この温泉いつか絵里ちゃんと行きたい…」ペラッ
ドタドタドタ!!
絵里「ほ、ほのかぁ…ぅ、え…」ヒグッ
穂乃果「!?」
穂乃果「なに!?なんで泣いてるの!」
絵里「マッチがぁ…グスッ…燃え尽きて指に…」ヒリヒリ
穂乃果「……!と、とにかく氷水!」
・・・
穂乃果「もー、なにやってるの絵里ちゃん」
絵里「だって火が付かなくて…」
穂乃果「電池買ってくればいいだけでしょう、全く無茶するんだから」
絵里「……グスッ」
穂乃果「はいっ火傷用のばんそうこう貼ったよ」
絵里「……ありがとう」スンッ
穂乃果「よしっじゃあ行こっか」
絵里「?」
穂乃果「台所!ロシア料理を穂乃果に見せてくれるんでしょ?」ニコッ
絵里「…!え、ええ!もうほとんど出来ていたのよ!」パアッ
―HONO'sキッチン
絵里「…うん!良い感じ!」
穂乃果「……」
絵里「じゃーん!エリチカ特製の野菜たっぷりボルシチよ」ゴト
穂乃果「あの」
絵里「ビーツと人参とタマネギとキャベツと…なんと牛肉も入っているの♪」
絵里「大きめに切ってあるタイプだから食べ応えも充分なのよ」
穂乃果「これ」
絵里「さ、食べて食べて♡冷えた身体を温める、今の季節にピッタリのお料理よ」
穂乃果「たひかに、あったかいけふぉ…」もぐもぐ
絵里「美味しい?私のおばあさまがいるロシアの…祖国の?味っていうの?」
穂乃果「んくっ…美味しいけど絵里ちゃん」
穂乃果「レトルトはダメでしょう」
絵里「え?で、でもこれ高いのよ!現地価格で1000ルーブル、ゴロゴロ具材でそこらへんのレトルトとは格が」
穂乃果「今日は絵里ちゃんが『穂乃果も来年大学生だし、お料理ぐらいできなくちゃね♡』って言ったからお料理教室開いたんだよ?」
絵里「ええそうよ」
穂乃果「それでレトルトじゃ意味ないでしょ」
絵里「で、でも私他には…ク○ールのカップスープぐらいしか」
穂乃果「…お料理出来ないんだ?」
絵里「……!」
絵里「し、仕方ないじゃない!昔から包丁だって握らせて貰えなかったんだもの!」バン!
穂乃果(逆ギレ!?)ガーン
穂乃果「なんでだろうね、亜里沙ちゃんは使ってもいいのに」
絵里「…子供のころ一度だけ料理習ったのだけどよく覚えてなくて」
絵里「そう、確か煙がモクモクと…サイレンと悲鳴が鳴り響いて…」
絵里「…うっ頭がチカチカ!」
穂乃果「む、無理に思い出さなくていいから!」アワワ
絵里「ゴホン…そ、そういう穂乃果は料理出来るの」
穂乃果「あんまり得意じゃないけど、これなら出来るんだ」
・・・
穂乃果「では、食材の紹介から!」
絵里「ダー」
穂乃果「まずは…お肉!お肉は絶対必要だよね?いーっぱい用意したよ~」
穂乃果「あとはじゃがいもと、にんじんと、たまねぎ!おおっと根菜揃いだーっ」
穂乃果「なにを作ろうとしてるかわかった?」
絵里「なんとかストロガノフ!」
穂乃果「そう、カレーです!最後の食材はルーだよ♪」
絵里「カレー」
穂乃果「手作り料理と言えばカレーだよね。切って煮込むだけ、成功間違いなしだよ!」
穂乃果「煮込んでる間も隣に絵里ちゃんがいてくれたら、絶対退屈しないよね」チラッ
絵里「穂乃果…」トロン
穂乃果「絵里ちゃん…」ギュッ
30分後
穂乃果「よーし、そうと決まればお料理スタート!」
穂乃果「目指せ!お料理上手♪目指せ!新婚さん♪」
絵里「お料理上手の新婚さん!?欲しいわ!」
穂乃果「じゃがいも切るの手伝ってね。サイズざっくりでいいから簡単でしょ」
絵里「ぶ、不恰好でも笑わないでね」
穂乃果「笑うわけないよ。穂乃果は他のお野菜切ってるね」
・・・
穂乃果「指をざっくりやってどうするの!」
絵里「穂乃果ぁ…血が、血がぁ…」グスッ
穂乃果「そんなに出てないってば…ン、ちゅるっ」チュー
絵里「……///」ガシッ
穂乃果「ほんふわい、なめへばすぐとまるほ」
穂乃果「ん、は、むっ…ンチュ、もーきほつけへよ?」ウワメ
絵里「…はい」
穂乃果「なんで穂乃果の頭おさえてるの」
絵里「そういえば昨日親と血が繋がっていないことに悩む子供の小説を読んだのよ」
穂乃果「うん」チュパ
絵里「でもね、私は思うの。穂乃果のためならこんな風にいくらでも血を流せる」
穂乃果「穂乃果のためっていうか、じゃがいも…」
絵里「逆を言えば血なんてその程度。人と人の繋がりは血じゃないのよ」
絵里「つまりいくら血が流れようと、愛を示すことが大事なの!」
穂乃果「良いこというね絵里ちゃん」
絵里「うん!」
穂乃果(絵里ちゃんってばまたどこかで仕入れた名言を使いたくなったのかな…)
・・・
穂乃果「はーい、じゃあ後はオリーブオイルを入れて弱火で煮込むだけだよ」
絵里「美味しそうね…なんだかお腹空いちゃった」
穂乃果「穂乃果も」グー
絵里「でもカレーはいいけど、これじゃあ3分クッキングとは言えないわ」
穂乃果「お料理なんだから時間はかけなくちゃだよ」
絵里「……」
穂乃果「よし、じゃあ絵里ちゃんにとっておきの簡単手作り料理を伝授しよう!」
絵里「ほんと!?」
穂乃果「まずはカップヌードルを作ることから始めます」
穂乃果「お湯を入れて3分待ちます」
絵里「3分たったわ穂乃果」
穂乃果「これを食べます。いただきまーす!あ、具はなるべく残してね」ズズッ
絵里「…? いただきます…」ズズッ
・・・
穂乃果「ごちそうさまでしたー」
絵里「ごちそうさまでした。でもこれじゃレトルトと変わらないわよ」
穂乃果「まあまあ見ててよ。残り汁をマグカップに移したら、はいっ生卵を割ります」
穂乃果「これを残り汁にいれまーす。シーフードがいいけど醤油味でもなんでもいいよ」
穂乃果「よーくかき混ぜたらラップしてレンジで2~3分チンするだけ!お好みの柔らかさにあわせて時間は決めてね」
絵里「簡単ね…何が出来るの?」
穂乃果「なんと茶碗蒸しが出来るのです。手軽なのに美味しいんだよ」
絵里「茶碗蒸し!すごい!」
穂乃果「穂乃果はカレー見てくるから、絵里ちゃんはやってていいよ」
絵里「茶碗蒸し作れるってμ’sのみんなに言ったら感心して貰えるかも…!」ゴクッ
・・・
穂乃果「おっ良い感じにカレー出来てるね」
ボンッ
穂乃果「!?」
\ホ、ホノカー!/
穂乃果「今度はどうしたの!?」
絵里「いきなりレンジが爆発したのよ!」
穂乃果「えー?」ガチャ
穂乃果「うっ…これ爆発したの卵だね」
絵里「わ、私はなにもしてないわ!」
穂乃果「卵混ぜなかったでしょ!殻を割っただけの卵はレンジで爆発することあるんだから気を付けること!」
絵里「…ごめんなさい…せっかくの茶碗蒸しが…」
穂乃果「もう、穂乃果のシーフード茶碗蒸しあるから向こうで食べてて」
絵里「はい…」ショボン
穂乃果「まったくぅ…」
穂乃果「でもそんな絵里ちゃんが可愛かったりするんだよね」フキフキ
\ホノカー!コレオイシイ!ネ-ホノカ-!/
穂乃果「はーい今行くからー!」
おわり
絵里ちゃんごめんなさい
このSSまとめへのコメント
ちょっとポンコツ過ぎるな