とあるところに、宮永咲という名の女の子がいました。
咲「高鴨さん…」
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咲が一番に大切にしていた物は、年代物のジャージでした。
咲「落ち着く…」
自分のモンスターっぷりを褒めてくれた、戦友からの贈り物でした。
穏乃「楽しかったー!ね、宮永さん!これ貰って!」
少し丈が短いけど、初めて友達から貰った物だから、毎日それに袖を通していました。
咲「あったかいな…」
しかしとある日、ジャージをくれた戦友の友達が来て宝物を寄こせと要求してきたのでした。
咲「駄目!それは大事な物なんです!」
そんな抵抗虚しく無理矢理、身包みを剥がされてしまいました。
咲「さむいよ…」
数日後、一つのお墓の前で泣き崩れる女の子がいました。
穏乃「馬鹿だ、咲は。ジャージなんかの為に、凍死するなんて…」
おしまい
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