※このスレは京太郎と咲女性キャラの絡みがメインです
※よくある好感度測定の亜種版
※恋愛・エロ・ホラーなどもあるかもしれない
※のんびりとちょこっとずつ進行
※よければ奮ってご参加ください
前スレでございます
【安価】優希「出来たじぇ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417010006/)
【安価】久「出来たわよ! 好感度変換ルーレット」京太郎「は?」2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417186549/)
【安価】純「出来たぜ! 好感度変換ルーレット!」京太郎「は?」3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417533665/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418137237
【ルール】
・最初に向かう学校を決めます
・次に学校の中の誰を対象にするかを決めます
・相手が決まったらコンマ判定 以下の表の通りに相手の好感度が変動します
※表は京太郎から見た視点
※世界そのものがそういう関係であったことに作り代わります
・一度判定を行ったキャラには二度と機械を使えません
※ただし二週目では問題無し
・あまりの奇跡を起こしたキャラは殿堂入り
【追加機能レベル1】
・殿堂入りしたキャラにもう一つ属性を追加出来る
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋
61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
【殿堂入り キャラ】
<一週目>
・竹井久(ロッカー)
・井上純(妻)
<二週目>
・エイスリン・ウィッシュアート(椅子)
【取得称号】
<脱・DT>
<嫁・井上純>
<エ椅子リン>
表更新
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
<ぜんかいまでのあらすじ>
二度の逆レイプを経験し、身も心も磨り減った京太郎
彼は自らが不倫している愛宕雅枝と結ばれる為に……愛宕父への復讐を企てる
全てを奪い、絶望の底で愛宕父を自殺に追い込む
須賀京太郎
彼の野望は今、動き出したのであった
<愛宕家>
絹恵「ふんふーん」
洋榎「あれ? どうしたん絹?」
絹恵「あっ! お姉ちゃん。 なんかしらんけどプレゼントが届いてなー」
洋榎「かぁーっ! 相変わらずモテる妹やでー」
絹恵「妬かんといてーな」クスクス
洋榎「差出人は誰や?」
絹恵「えーっと……」
洋榎「?」
絹恵「須賀……京太郎?」
洋榎「知らん名前やな。中身は?」
絹恵「えーっと……」ガサゴソ
洋榎「ん?」
絹恵「ビデオ……?」
洋榎「DVDやないんかいっ!」
絹恵「……?」
<宮永家>
浩子「送っといたでー」
京太郎「そうか。編集はしてあるのか?」
浩子「勿論やって」
京太郎「クク……さぁ、始めるぞ」
愛宕家を乗っ取る為に
<おおさか>
京太郎「……来たな」
浩子「ん? 今回はお供無しかいな?」
京太郎「いらないよ。携帯も椅子も、雅枝と結ばれてからゆっくり決めるさ」
浩子「えっぐいなぁ。あの子ら、泣くで」
京太郎「俺は雅枝と共有した思い出だけを残したい。それ以外のものは邪魔なだけだ」
浩子「(うわーこわー)」ぞくっ
京太郎「それで? 手筈は?」
浩子「バッチリ」
京太郎「あぁ、上出来だ」
今回の作戦は実に面白い
愛宕姉妹を篭絡する為の、実に単純な作戦
京太郎「さて、来るかな?」
浩子「来るやろ。そういう性格や」
京太郎「……」
ザザッ
?「……あの」
京太郎「! 貴女は!」
雅枝とそっくりの顔付き、体型
あぁ、なんて美しいんだ
あの男の血を全く感じさせないところが、最高に素晴らしい
絹恵「愛宕、絹恵です。浩子とおるっちゅうことは……?」
京太郎「はい。俺が須賀京太郎です」
浩子「久しぶりー」
絹恵「浩子! あれはどういうことや!」
京太郎「落ち着いてください。あれは、たまたま俺が撮影しただけなので」
絹恵「!」
京太郎「まさか、驚きましたよ。あの愛宕プロが……」
計画の第一歩
それは
京太郎「見知らぬ若い男と、浮気してるなんてね」
絹恵「っ!」ドキッ
弱みを、強みに変えること
その手があったか(スットボケ
耳かき入ってるやったー!!!!
京ちゃんゲスすぎ(褒め言葉)
<喫茶店>
京太郎「あの時は偶然、通りかかりまして」
絹恵「……」
京太郎「話し声が聞こえて、そっと見てみたら」
浩子「おばちゃんが若い男と抱き合ってたっちゅうんや」
絹恵「っ!」ブルブル
俺が送りつけさせたビデオ
それは勿論、俺と雅枝が抱きつき、キスをしていた映像だ
京太郎「(もっとも編集で俺が映らないように加工したけどな)」
そのお陰で誰が浮気相手かまでは分からない
皮肉なものだ
憎い浮気相手が目の前にいるのに、この子はそれに気づかずにいる
絹恵「か、顔を撮らへんかったのはなんで?」
京太郎「気が動転していたので……すみません」
絹恵「あ、いや! 悪いのはオカンやし……」
京太郎「一応隠さない方がいいかと思って、あんな方法しか思いつかなくて……ごめんなさい」
絹恵「謝らんといて! 須賀君は悪くないっ!」
あぁ、なんて優しいんだ絹恵
やっぱり貴女は……俺のモノにしたい
京太郎「ところで、洋榎さんはビデオを?」
浩子「見てへんやろ。見てたら今頃怒鳴り込んで来とる」
絹恵「せや。最初に私が見て……すぐにビデオを隠したんよ」
京太郎「そうでしたか」
絹恵「私、どうしたらええか分からんくて」じわっ
京太郎「泣かないでください。俺でよければ……力になります」
絹恵「す、須賀君」ぐすっ
浩子「(よぉー言うわーwwww)」
京太郎「それに俺、愛宕プロのファンで……」もじもじ
絹恵「?」
京太郎「その娘さんの絹恵さんのこと……ずっと大会で」カァァ
絹恵「ふぇっ!?」ドキッ
京太郎「あ、いや!! 忘れてください!! 不謹慎ですよね、こんな時に」ぎりっ
絹恵「え、ええよ! べ、別に嫌な、気はせぇへんし……」もじっ
浩子「(相変わらず免疫ないなぁ)」
京太郎「よかったらこれ、俺の電話番号とアドレスです」
絹恵「あっ」
京太郎「受け取って……くれます?」
絹恵「も、勿論……!」ぱしっ
京太郎「ありがとうございます。俺、用事でしばらく大阪にいるので……何かあればすぐに」
絹恵「分かった。ちゃんと連絡する」
京太郎「難しい問題ですけど、ゆっくり解決しましょう」
絹恵「せやな。私も、オカンにちょっとずつプレッシャーかけてみるわ」
京太郎「くれぐれも、お父さんには気づかれないように」
絹恵「っ!」
京太郎「もし離婚なんてなったら……大変ですから」
絹恵「で、でも教えんでええんかな? 一応……オカンが浮気したのが悪いわけやし」
京太郎「絹恵さんっ!!」
絹恵「!」ビクッ
京太郎「俺は……絹恵さんが、両親のことで傷つくのを見たくない」
絹恵「須賀、くん?」
京太郎「きっと二人が別れたら、絹恵さんは後悔します。だから!」
浩子「(ワロタ)」
京太郎「……」ぐすっ
絹恵「(須賀君、そないにうちのこと……)」ドキドキ
京太郎「あ、あはは……ダサいですよね。男のくせにメソメソと」
絹恵「ダサくなんてない! 須賀君はかっこええよ!」
京太郎「え?」
絹恵「あっ」カァァ
京太郎「あ、えと」もじもじ
絹恵「あぅぅ……」
浩子「すみませーん、このゲスゲスホットサンド一つ」
京太郎「では今日はこれで」
絹恵「う、うん」
京太郎「頑張りましょうね、絹恵さん」
絹恵「うん。よろしく、須賀君」
俺「(ワロタ)」
<ホテル>
浩子「これからどうするん?」
京太郎「絹恵さんと接点は持った。後は……」
このまま話術を駆使して姉妹を丸め込むか
手っ取り早くスイッチを使うかどうか
京太郎「スイッチは危険性が高い。出来れば話術でケリをつけたいが」
浩子「ふーん? 色々考えてるんやなぁ」
京太郎「当たり前だ。俺にとって、愛宕家を手に入れることが悲願なんだ」
浩子「……なぁ、須賀」さわっ
京太郎「……?」
浩子「うちかて、愛宕の血を引いてること……忘れてへん?」
京太郎「分かってる。ちゃんと仕事をこなせば……見返りは用意する」
浩子「ふふっ、先払いも可能やで?」
京太郎「……しょうがない人だ」どんっ
浩子「きゃっ!?」ぼふっ
京太郎「最近雅枝と会えてないから、今日の俺は一段と激しいですよ」
浩子「んふっ、それ最高ぉ」ニヤリ
京太郎「魔女め」
代理品でも、何度も抱けば愛着が沸く
せいぜい、お前も利用するだけ利用してやるさ
浩子、お前は優秀な右腕だ
容姿もどこか雅枝に似ている
お前と、姉妹と、雅枝
みんなで――幸せになろう
ふなQ大勝利!!
これからの展開決め
1 手っ取り早くスイッチを使う
2 選択肢方式で愛宕姉妹を揺さぶり、ドロドロと嵌めていく
※選択でミスった後にスイッチを使うことも可能
一応1を使ってから、徐々に選択肢で変化させるということも可能
ただ2を使って確実にズブズブと泥沼に嵌めるのも面白そう
お好きな方をお選びください
↓1~7 多数ケツ
では選択肢方式に移行します
ルール説明
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎
・洋榎
・父
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎
・絹恵
・父
姉妹にはそれぞれ三者に対する好感度があります
父より京太郎の好感度が高くなれば、浮気を認めてくれます
ただし、姉妹より京太郎の方が仲がよくないと自分がハーレムに入るのを拒否します
要するにどちらも上回っちゃえば二人共ゲット
うまくいかなかった場合はスイッチに逃げることも可能です
ということで、まずは好感度決め
【姉妹仲判定】
絹恵 ↓2
洋榎 ↓3
みんなゲスいなー(棒読み
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎
・洋榎(98)
・父
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎
・絹恵(38)
・父
絹ったらシスコンスギィ!!
次は父の判定
絹恵 ↓2
洋榎 ↓3
あ
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎
・洋榎(98)
・父(21)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎
・絹恵(38)
・父(68)
絹に嫌われすぎやろ父ェ……
最後に京太郎の判定
初印象なので、コンマ÷2で
絹恵 ↓2 最初の喫茶店で結果より+10
洋榎 ↓3
スマヌ
ではこの設定で行います
これからは吐き気を催す邪悪タイムなので、苦手な方は四週目まで退避ぃぃぃ!
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎(43)
・洋榎(98)
・父(21)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎(30)
・絹恵(38)
・父(68)
イッツ・ショー・タイム(ゲス顔
<ホテル>
京太郎「調べてきてくれたか?」
俺は浩子に愛宕家の情報を調べさせていた
従姉妹だからな、これくらいはお茶の子さいさいだろう
浩子「大丈夫。見てみ、この結果」
京太郎「これは……」
<愛宕絹恵>
【好感度】
・洋榎(98)
・父(21)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・絹恵(38)
・父(68)
京太郎「絹恵さんは随分と父が低くて、洋榎さんが高いな」
浩子「せや。なんでか分かる?」
京太郎「いや、どうしてだ?」
浩子「愛宕父なぁ……絹にセクハラしとうねん」
京太郎「なっ!?」
どういうことだ!?
実の娘に……セクハラ?」
浩子「ほら、雅枝おばちゃんが須賀に夢中で相手してくれへんやろ?」
京太郎「あ、ああ」
浩子「せやから、おばちゃんに似てる絹の風呂を覗いたり……胸触ったり」
京太郎「!!!!」
浩子「偶然を装ってるみたいやけどな。随分と色々やったみたいやで」
京太郎「っ……」ギリッ
浩子「幸いにも一線を超えてないみたいやけど……いずれ寝込み襲うんとちゃうか?」
京太郎「愛宕父ぃぃぃぃ!!!!」ガンガンッ!!
殺す!! 絶対に!! 奴だけは絶対に!!
浩子「ま、当然逃げる先は頼れる姉。姉にゾッコンなのもそのせいやな」
京太郎「がぁぁぁあっ!!」
京太郎「はぁっはぁっ……逆に、なんで洋榎さんは父の好感度が高い?」
こんな最低の屑に、どうして?」
浩子「あー、実は愛宕父、そっちには興味無いみたいでな」
京太郎「何?」
浩子「そもそも、ネキ自体を疎んどる様子で」
京太郎「??」
浩子「つまり、おばちゃんに似てない洋榎はいらないってことなんや」
京太郎「えっ……」
実の娘をいらない?
妻に似ていない、ただそれだけの理由で?
浩子「だから昔から絹、絹、絹。おじさんは絹ばっかり可愛がって、洋榎は……」
京太郎「それで、父親の愛情を求めてるのか」
浩子「絹への好感度が低いのもそれが原因やろなぁ」
京太郎「……」
浩子「昔からちやほやされて、綺麗だなんだ言われてモテる絹と」
京太郎「もういい」
浩子「面白い顔や言われて、父親からは疎まれる姉」
京太郎「もういいっ!!!」ダンッ!!
浩子「っ!」ビクッ
京太郎「もう、やめてくれ……」
あの男だ
愛宕父、お前さえいなければ……!!
京太郎「浩子、俺は甘く見ていた」
浩子「?」
京太郎「あの男を地獄に落とす。そのことだけを考えていたが……」
奴にはそれすら生ぬるい
京太郎「やるぞ浩子。俺が二人を幸せにする」
浩子「んー♪ ええゲス顔やなぁ」ぞくぞく
京太郎「……」
絹恵さんを父から奪うのは簡単だ
問題は姉の洋榎さん
となると、まずは二人の仲を一時的に引き裂く
それが一番手っ取り早い
京太郎「洋榎さんに会いに行く」
浩子「へぇ?」
京太郎「洋榎さんを俺に惚れさせ、そのあとで絹恵さんになびく」
浩子「!」
京太郎「そうすれば、洋榎さんは絹恵さんに対してどう思うか」
きっと、父親の件以上に怒るだろう
好きになった男を妹に取られる
今までの鬱憤が爆発してもおかしくない
そしてそうなれば、絹恵さんから洋榎さんへの好感度も下がる
顔はそっくりなのにな
というかこんな父親だったらそりゃ雅枝さんも一緒の家に居るのすら嫌だと言いますわ
>>82
体しか見てないんやないかな(すっとぼけ)
<まちかど>
京太郎「(流石だ浩子……バッチリ、洋榎さんを見つけてくれた)」
/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽハ
. /: : : : : : : : : :,イ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ハ: :Λ
,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l ':,: : l: : : : : : ハ:.ヽ':、
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,: : :.,': : : : : : /: :./\!: : : : : l V:.',/ ',::l V: : : : : :l:V: :ヘ:.、
. l: : /: : : : : : :,' V:l _ V: l: : :ハ V:L_ !:.l l: :/: : : l;ハ: Λ':,
. l: :,l: : : : : : : l ヾ, __ ヽマ: : ヘ_ヾ、_ }:/ !:/: : : /: :/ハ: :l: ヘ
V:.l: : : : : : :≫末宕丁 ` \:ヘ 洋宕末≪,/: :ア、/:/:.l: :!: :.ハ
. V!ヽ: :ト、: Λ. し::::ハl し:::::::} /:/!: :.V Ⅵ: :': : .:ハ
',l 入:lヽ: ハ Vぅソ Vぅソ イ: : :l、: :.Λ ,j:/: : : : ハ
/: :/l: : :l:! : : : , : : : : l: : :.l V: : ヘ }':,: : :l: :',
. ,': :./ l: : :l l l: : :lノ ',: : : l l: :}: : l l:.l
,: : :' l: : :l ', _ _, -!: : l V: : l l: ハ: :l l: l
V: l !: : :! ‘ 、  ̄ /,:' ': :.,′ }: :/ /:' }: l l:/
ヾヘ l: : :l ` 、 , イ:/ ,: :/ // 〃 ,: / ,'
\ l: : :l r>‐ ´ lTヘ ,: / / /:,'
V: :.', / l } У V:/ 〃
_入:.ハ-ァ´ ゝ、 / /:/ Yー= - 、
γ´ ヽ:.V λY 〃 } ヽ
/ l / }‘, / / ‘,
. / l / l ‘, / / ‘,
京太郎「(ヒドイ歌だ)」
だけど一人なのは好都合
さて、どうしようか
京太郎「(策を弄するのも悪くないが、ストレートもいい)」
↓2
1 普通に話しかける
2 不良を雇ってマッチポンプ
愛宕父を殴りたいのは、俺だけじゃないはず
京太郎「(普通に話しかけるか)」
策に溺れる可能性もある
なるべく懸念事項は減らしておきたいしな
京太郎「……」
洋榎「おっ! あんなとこに新しいたこ焼き屋があるやん!」
京太郎「あの」
洋榎「でもたっかいなぁ。1パック200円くらいにしてくれへんかな」
京太郎「あのー」
洋榎「よっしゃ! この洋榎様が値切ったるわ!」
京太郎「あのっ!!」
洋榎「なんややかましい!!」バキッ
京太郎「おわっ!?」
洋榎「あっ」
京太郎「い、いたた……」
洋榎「ご、ごめんな兄ちゃん。ちょっと考え事しとって」あせあせ
京太郎「い、いえ。大丈夫ですよ……愛宕洋榎さん」
洋榎「え?」
京太郎「……」
洋榎「なんで、うちの名前を?」
京太郎「それは……」
00~29 京太郎「前に大会でお世話になりましたから」
30~59 京太郎「有名ですよ」
60~89 京太郎「なんでやと思います?」
90~99 京太郎「俺、ファンなんですよ」
ゾロ目 京太郎「好きだから」
↓2 ネッキネキにしてやんよ
京太郎「好きだから」
洋榎「ん?」
京太郎「俺、洋榎さんのことが好きなんです」
洋榎「あ、ん?」
京太郎「愛してるんです」
洋榎「あ、あー! そっか! そういうことか!」
(`ヽ ___
ヽj /: : : :/:.\
‐‐‐- ..〈:.:.: : :\
/: : : : : : : : : : : : : `:::.、: : ヽ
.. , ':: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ',
. //: : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:.∧: : i
,':/: : : ィ : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ : j
ノ/: : : / |.: : : :.:/|: j.\: : : :ヽ: : : : :i: :!
//Y: : :/ ̄!: ll :..:l i: i‐ 、ヽ.: : : :Yヽ: l: :l
. // |: :/ ヽl:',:..:! .l/ .j : :丿:i\\:l
(:( ∧':.:i-=v. ヽ:!-___ 丿イj:丿: :j: :.)
\i/ |:.ノxxx , '' ̄ヽ |:.|ヽ、://i
. 人U xxx |:.!. ):)イ: : :i
. |:l > 、~_っ _..ィフl:.!// . !: : :i
. l:i /  ̄ フ ='' ¨ア ̄ !:!ー-、:l: : リ
京太郎「いえいえ」
洋榎「……」
京太郎「……」
洋榎「って! お前誰やねん!?」
京太郎「ですよね」
洋榎「そ、そそそそれに好きってなんや! 告白か!?」
京太郎「それ以外に何があるんです?」
洋榎「じゅ、順序っちゅうもんがあるやろ!! 名前すら知らんのに!」
京太郎「須賀京太郎」
洋榎「ん?」
京太郎「須賀京太郎ですよ。これで名前、分かりましたね」にっこり
洋榎「お、おう! そうやな!」
京太郎「……」
洋榎「って! そういう問題じゃないわ! ボケェ!!」
洋榎「す、ストーカーか!? なんでうちのこと知っとるん?」
京太郎「あはは、知らないのも無理はないです。全国大会で少しだけなので」
洋榎「全国?」
京太郎「俺は清澄の生徒なんです。一応会場にも行ってたんですよ?」
洋榎「清澄!? なんや、お前清澄の奴やったんか」
京太郎「はい。その時は部長がお世話になりました」
洋榎「えらい相手やったなぁ。またもう一度打ちたいわ」
京太郎「あはは」
洋榎「って、それとこれとどう繋がるんや!?」
京太郎「?」
洋榎「全く、長野もんのギャグはおもんないわ!」ぷんぷん
京太郎「……ギャグ、か」シュン
洋榎「(コイツ、もしかして本気で……?)」
いや、そないなことあるわけない
だって、いつも――
(絹恵さんを紹介してください!)
(妹さんと似てないよねー、クスクス)
(お前に近づいたら妹と接点あると思ったのによー、使えねぇ)
(妹に負ける姉とか……ハァ)
洋榎「うちは……絹に」プルプル
京太郎「そうだ。折角だし、どこか行きません?」
洋榎「え?」
京太郎「ここで会ったのも何かの縁ですよ」
洋榎「どこかって、どこや?」
京太郎「それは……」
1 喫茶店
2 ゲーセン
3 バッティングセンター
↓2
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎(43)
・洋榎(98)
・父(21)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎(50)
・絹恵(38)
・父(68)
<喫茶店>
京太郎「コーヒーでいいですか?」
洋榎「お、おう?」
京太郎「?」
洋榎「(結局着いてきてもうた……)」
京太郎「いやぁー、こうして洋榎さんとデート出来るなんて嬉しいです」
洋榎「ふぁひっ!? デートォ!?」
京太郎「あれ? 違いますか?」
洋榎「で、でででデートちゃうわっ!」
京太郎「それは残念です」
洋榎「た、たまたま暇だっただけや! 舐めるんやないで!」
京太郎「すみません。俺、舞い上がっちゃって」
洋榎「(ふ、ふん! 本当は絹の方がよかったくせに)」ぷいっ
分かってるんや
こいつもうちに近づいて、どうせ絹を……
京太郎「何か怒ってます?」
洋榎「別に。それより、そろそろ本音を言わんかい」
京太郎「え?」
洋榎「うちより、絹の方とこうしたいんやろ? んー? どや?」
京太郎「どやって言われても」
洋榎「隠さんでええって! ほら、うちが仲取り持ってもええんやで?」
あれ? うち、何言うてんやろ?
なんでや……?
洋榎「絹の方が可愛いし、スタイルええで! ほら、悪い話や……」
京太郎「……」
1 京太郎「……」バンッ!!
真剣に怒る
2 京太郎「ああ、いいですね。じゃあお願いします」
話に乗る
3 京太郎「俺は洋榎さんがいいんです」
とりあえずおだてる
↓2
青春()してるね
洋榎「やっぱ男はみんな絹みたいな……」
京太郎「……」バンッ!!
洋榎「えっ!?」ビクッ
な、なんやコイツ?
急に机叩いて……
京太郎「本気で、言ってるんですか?」じわっ
洋榎「ぁっ……」
京太郎「幻滅しました。お代、払っておくので」ガタッ
洋榎「あ、ちょ! 待ちぃや! 何怒っとるん?!」
京太郎「……こんな人だなんて、思わなかった」ゴシゴシ
洋榎「あっ」ドキッ
もしかして、コイツ
本当の、本当に――
京太郎「……」ダッ
洋榎「ま、待っ――」
京太郎「さようなら」
洋榎「っ」
うち、なんて最悪な女なんやろ
一人でいじけて、勝手に被害妄想広げて
須賀君のこと、傷つけてもうた
この人は絹やのうて
ちゃんと、うちを見てくれようとしていたのに
洋榎「……あ、あはは」
カランカラーン
洋榎「ひとりぼっちや」
バカや、うち
ごめんな須賀君……ごめんな
京太郎「……」クスッ
<愛宕家>
がちゃっ
洋榎「……」
絹恵「あ、お姉ちゃんおかえり!」
洋榎「絹……」
絹恵「ど、どうしたん? 目が赤いで!」おろおろ
洋榎「目にゴミが入っただけや」
絹恵「で、でも!」
洋榎「いいから放っておきぃ。うざいで」
絹恵「っ!」ビクッ
洋榎「……夜ご飯まで寝るわ」
絹恵「なにかあったん?」
洋榎「なんも無い」
絹恵「でも、どこかおかしいで」
洋榎「なんも無い言うとるやろ!!!」バンッ
絹恵「ひっ!」
洋榎「あっ……」
ダダダッ
愛宕父「洋榎! 何を騒いどる!」
洋榎「おとん……」
愛宕父「ああ、絹。何かされたんか?」
絹恵「なんもされてへんからあっち行きぃや! 鬱陶しい!!」
愛宕父「そ、そうか。それならええんやけど」ちらっ
洋榎「……」
愛宕父「チッ……」
洋榎「っ~~!!」ダダダッ
バタァーン!!
絹恵「お姉ちゃん!!」
愛宕父「お腹空いたら出てくるやろ」
絹恵「ぐっ!」ギロッ
愛宕父「……それより絹、リビングで一緒にテレビでも観んか?」さわっ
絹恵「さ、触るな!!」ダダッ
愛宕父「……」
こそっ
浩子「……」
<ホテル>
浩子「てな感じやな」
京太郎「ご苦労だった」
浩子「ほんま嫌になるでーあの男」
京太郎「そう言うな。すぐに消し去ってやるから」
浩子「ん、楽しみにしとるでー」
京太郎「……」
問題はここからだ
洋榎さんはこれで俺に興味を持ったはず
後は、俺が絹恵さんと関係を築いたところを見せつければ……
京太郎「洋榎さんは絶望するかもしれない。でも、これは必要なことなんだ」
耐えてください洋榎さん
俺が必ず、あなたを幸せにしてみせますから
だから――
京太郎「今は――闇に沈んで貰いますよ」
嫉妬という、底なし沼の奥までね
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎(43)
・洋榎(93)
・父(16)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎(55)
・絹恵(33)
・父(63)
ぼふっ
洋榎「……須賀君。もう一度、会えへんかなぁ」
今度は、もっと素直に
洋榎「せめて、連絡先が分かれば……」
絹恵「……あ、須賀君からメール?
かちかち
絹恵「明日、一緒に出かけませんか?」ドキッ
京太郎「……さぁ、ここからが本番だ」
浩子「ククク、ご馳走さんですー」ニヤリ
原作の愛宕父はいい父親ですし、そもそもネキは滅茶苦茶可愛いですよ
そこんとこだけはハイ、ヨロシクゥ!
ということで次回、愛宕家騒乱 後編
洋榎「ぶっ殺したるわ!」
絹恵「やってみぃや! ブゥゥゥスッ!!」
雅枝「はぁ、二人共くたばればええねん」
昼ドラ真っ青のドロドロ展開が待っているとか
※早く周回して綺麗になりたいものです
<ぜんかいまでのあらすじ>
京太郎「お母さんの浮気問題、俺が力になりますよ」
絹恵「(須賀君はええ子や)」
浩子「(たまらんなぁ)」ククク
京太郎「見損ないました」
洋榎「(須賀君に嫌われてもうた……)」
絹恵「お姉ちゃん!」
洋榎「うっさい!!」
浩子「んでんで、お次はどうするん?」
京太郎「浩子にも協力して貰う」
浩子「ほーうほう」
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎(43)
・洋榎(93)
・父(16)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎(55)
・絹恵(33)
・父(63)
京太郎「とっととケリを着けよう」
<愛宕家>
絹恵「……」そろぉー
がちゃっ
洋榎「……絹?」
絹恵「!」びくっ
洋榎「こんな時間からどこ行くん?」
絹恵「お姉ちゃん! え、えっとやな……」
洋榎「……」
絹恵「(あかん。須賀君とのことを話したら、おかんのことバレてまうかもしれんし)」
洋榎「そないにおしゃれして、デートみたいやん?」
絹恵「ちゃ、ちゃうて。友達と遊びに行く約束してて」
洋榎「そっか。そんじゃ気ぃつけてな」
絹恵「うん。じゃあ、行ってくるで」
ガチャッ バタン
洋榎「……」
<ホテル>
京太郎「どうだ?」
浩子『やっぱり、嘘吐いて出て行ったようやな』
京太郎「そうか。それじゃあ手筈通りに」
浩子『ククク、後はうまくやりぃなー』
京太郎「ああ、頼む」ぴっ
嘘を吐いて家を出た絹恵さん
それを信じている洋榎さん
京太郎「ごめんなさい洋榎さん、ごめんなさい」
すぐに、終わらせますから
<愛宕家>
洋榎「(絹の奴、一体誰と出かけたんかな? 恭子とか?)」
それやったらうちに言うやろうし
他に心あたりなんて……
がちゃっ
浩子「お邪魔するでー」
洋榎「浩子!? なんや最近入り浸ってんなー」
浩子「そう邪険にせんといてぇな。落ち込んどる聞いて励ましに来たんやで?」
洋榎「いらんわ。いいからほっとき」
浩子「そう言わずに出かけへん? 美味しいたこ焼き屋の屋台見つけたんや」
洋榎「……ハァ。浩子はしつこいからなぁ」
浩子「返事は?」
洋榎「分かった分かった! 出かけるからちぃーっと待っとき!」
浩子「……」クスッ
<喫茶店>
カランカラーン
京太郎「あっ、絹恵さん」
絹恵「須賀君! 待たせてもうた?」
京太郎「いえ。俺も今来たとこですから」
絹恵「……」そわそわ
京太郎「絹恵さん?」
絹恵「あっ、いや! 男の人と待ち合わせなんて……初めてやから」
京太郎「……」
00~29 京太郎「へぇ、そうなんですか?」
30~59 京太郎「意外だなぁ」
60~89 京太郎「じゃあ俺が初めてなんですね」
90~99 京太郎「可愛いです」」
ゾロ目 京太郎「待ち合わせだけで、いいんですか?」
↓2 キヌゥ!
京太郎「意外だなぁ」
絹恵「へ?」
京太郎「だって、絹恵さんはモテそうだから」
絹恵「そ、そないなこと……無いことも、無いけど」ウツムキ
京太郎「?」
絹恵「……誘われたことはある」
京太郎「じゃあどうして行かなかったんですか?」
絹恵「……それは」
京太郎「(洋榎さん絡みか? なら……)」
ここで揺さぶりをかけるべきか
どうする?
絹恵「……」
1 京太郎「もしかして洋榎さん、ですか?」
2 京太郎「過去のことはいいですよ。それより、今が大事ですから」
↓2
京太郎「もしかして洋榎さん、ですか?」
絹恵「!!」
京太郎「……図星、みたいですね」
絹恵「な、何を急に!!」
京太郎「すみません。雅枝さんの浮気相手を調べる為に……絹恵さん達の交友関係を」
絹恵「え?」
京太郎「若い男なら、お二人の友人の可能性もあるかと思って」
絹恵「そ、それはええけど……」
京太郎「そうしたら、過去に洋榎さんに近づいた男のほとんどが……後に」
絹恵「っ!」プルプル
京太郎「酷い連中だ。屑以下ですよ」
絹恵「……」
京太郎「絹恵さんはそれを知っているから、誘いに乗らなかったんでしょう?」
絹恵「あ、あはは……お見通しなんやね」
京太郎「……」
絹恵「私のせいでお姉ちゃんが傷つくのが嫌やった。それで……」
京太郎「優しいんですね」
同時に残酷でもあるけどな
早く相手を作っていれば、洋榎もここまでヤキモキしなかったかもしれない
俺にとっては好都合ではあるが
絹恵「私が優しい?」
京太郎「はい。お姉さんを想う絹恵さんの気持ち、俺は凄いと思います」
絹恵「……須賀君」
京太郎「でも、それで絹恵さんが辛い想いをするのは……なんか嫌だな」伏せ目
絹恵「っ」ドキッ
京太郎「そもそも、絹恵さんは絹恵さん。お姉さんは関係無いですよ」
絹恵「お姉ちゃんは関係ない?」
京太郎「そうです。洋榎さんに遠慮なんていらない」
絹恵「そ、そうやな。あはは、須賀君こそ優しいやん」
京太郎「いえ俺なんてとても」
絹恵「……」
京太郎「……」
絹恵「あっ、その」
京太郎「そ、そうだ! ちょっと気分転換でもしませんか?」
絹恵「気分転換?」
京太郎「はい。折角ですから場所を変えましょう」
1 ゲーセン
2 バッティングセンター
3 公園
↓2 真ゲス
京太郎「公園にでも行きませんか?」
絹恵「公園?」
京太郎「はい。ちょっとしたデートですよ」
絹恵「で、デデデ!?」
京太郎「大王?」
絹恵「デートォ!?」ガターン!
京太郎「だ、大丈夫ですか!?」
絹恵「も、もぅ……冗談でも驚くからやめてぇな」
京太郎「……すみません」
絹恵「う、ううん! ええってええって!」
京太郎「は、はい」
絹恵「(うぅー……なんでこないにドキドキするんや)」ドキドキ
京太郎「……」
<公園>
がやがや わいわい
京太郎「子供がいっぱいですね」
絹恵「せやなぁ……昔はよくここでお姉ちゃんと遊んだわ」
京太郎「へぇ……」ちらっ
ぽてーん ぽーんぽーん
京太郎「あっ、ボール」
絹恵「ボール!!」キュピーン!!
バゴォーン!!
京太郎「!」
絹恵「はぁっ!? やってもうた!?」
ありがとーございまーす すげぇきっくだったなー
絹恵「あ、あわわ」
京太郎「すごいですね」
絹恵「こ、これでも元キーパーやから」
京太郎「へぇ! 実は俺もスポーツやってたんですよ」
絹恵「え?」
ぽーん ぽーん
京太郎「また来た。よし、そら!」パシッ
タタタッ
京太郎「よっと!」 ピョイーン
絹恵「なんて跳躍力!?」
京太郎「行くぞっ!!」 ポーヒー!
デデーン ぎゃぁぁぁぁぁ!
京太郎「わりっ! 強く投げすぎた!」
絹恵「ぷっ、あはははっ!」
京太郎「絹恵さん?」
絹恵「やるやん。なんだか、勝負したくなってきたで」ウズウズ
京太郎「それじゃあゴールもありますし、やります?」ニッ
絹恵「へー、言うやん! よし、負けへんで!」ニッ
がきんちょ「合体! 合体してるから安心!」
浩子「よくボール投げてくれたなー。はい、妖怪メダルや」
がきんちょ「わーい! わーい!」
浩子「さて、後はネキが戻ってくるのを待つだけやな……」
タタタッ
洋榎「浩子ー! 何を先に行っとるんやー!」
浩子「あ、遅いでー」
洋榎「勝手に行っといて何を……ん?」
浩子「(さーて、これからが本番ですー)」ククク
洋榎「? 何を見てる……ん、や?」
京太郎「よっしゃ! 俺の勝ちですね!」
絹恵「ああっ! ハンドボールってむずいなぁ!」
京太郎「じゃあ次はサッカーで!」
絹恵「望むところや!」
洋榎「絹……? 須賀、くん?」ドクン
浩子「……」ソーッ パシャッ
洋榎「なん、で……」
京太郎「(あれは浩子と洋榎。そろそろか)」チラッ
さて、どうするかな
00~29 このまま遊び続ける
30~59 楽しく話しているのを見せつける
60~89 絹恵が京太郎に抱きついてくる
90~99 偶然を装いキス
ゾロ目 絹恵の方から京太郎にキス
↓2 ネキィー! 生きろぉー!
京太郎「(タイミングを見計らって抱きつくか?)」
それを見れば洋榎さんも……
絹恵「来い!」
京太郎「はぁっ!」どごーん
絹恵「甘いで!」ぱしぃっ!
京太郎「しまった!!」
絹恵「えへへ、やったぁ! 私の勝ちや!!」だきぃっ
京太郎「!?」
むにゅん
絹恵「どや! 私だってやるやろー!」ぎゅうう
京太郎「き、絹恵さん!」あせあせ
洋榎「……」
浩子「……」パシャシャシャシャ
洋榎「絹……」ギリッ
絹恵「ん? どうかしたん?」
京太郎「あ、あの……胸が」かぁぁっ
絹恵「あっ!」バッ
京太郎「す、すすすみません!」
絹恵「え、ええって! 私が、勝手にやったことやし!」かぁぁっ
京太郎「でも!」
絹恵「そ、それに」もじもじ
京太郎「それに?」
絹恵「須賀君になら……悪い気、せぇへんっていうか……//」モジモジ
京太郎「(素晴らしい。素晴らしいですよ絹恵さん)」
ここまで思い通りに動いてくれて
本当にありがとうございます
京太郎「……」クスッ
洋榎「……浩子、うち帰るわ」ふらふら
浩子「えー? 絹がデェートしとるのに放っておくん?」にやにや
洋榎「デートやないっ!!」
浩子「!?」ビクッ
洋榎「……友達や。絹も、そう言っとった」
浩子「友達ぃ? 男女の友情とか幻想やでー」(煽っていくスタイル)
洋榎「……」ブルブル
<帰り道>
京太郎「すみません、今日はほとんど運動ばっかりで」てくてく
絹恵「ううん。私も久しぶりに動いて楽しかったわ」てくてく
京太郎「でも、そんなにおしゃれした格好だったのに」
絹恵「ああ、別にええんよ。あまりガラじゃないし」
京太郎「そんなことありません。絹恵さんは、綺麗ですから」
絹恵「そ、そう? ありがとな」ドキドキ
京太郎「……絹恵さん」
絹恵「?」
京太郎「辛いことが残っていますけど……俺、なんとか力になります」
絹恵「須賀君……」
京太郎「今日みたいに、何もかも忘れて……二人で楽しくなれたら」とおいめ
絹恵「っ」ドッキーン
京太郎「……それじゃあ、俺こっちなので」
絹恵「あっ……もう、お別れか」
京太郎「また誘いますよ。調査の方も、頑張りますから」
絹恵「う、うん」
京太郎「……では」
絹恵「バイバイ、須賀君」
夕暮れに消えていく須賀君を見て、私はどこか寂しく思う
なんでやろ? 須賀君を見てるとまるで、仲のいい兄弟のような……父親のような
不思議と、そんな気がするんよ……
プルルル
京太郎「俺だ」ぴっ
浩子『万事順調です、どうぞー』
京太郎「こちらも問題無い。どうぞ」
浩子『ククク、今夜は荒れるでー』
京太郎「俺が仕組んだとはいえ、胸が痛い……」
<愛宕家>
がちゃっ
絹恵「ただいまー」
すたすた がちゃっ
絹恵「なんや誰もおらへんの?」かちっ
パッ
洋榎「……」
/: : : : : : : : : : : : \
. , ' : : : : : : : : : : : : : \ \
//.: : :/:/: : : :.|, :ヽ: : : : ヽ: :
. //' : : /:/|:.|: : : |‘,|`、: : : :',⊥_
. ///: :.:.::/|_||l: : :|_l_lノ|',: : :.:.|__: : :`丶、
(/|: l: : {八「TT、: ! |/__|ハ : : :|: | ̄¨'' :\
//|: |: l∧'笊丐 \:、「苅「》: :人′ ノ: :〉
( <_.|八\ハ 乂:リ ー┘l:イ>、:\ ___彡 ´
 ̄ ̄/:/| |', ' | |: : 〉:/
\、| 込、 ,、 . イ:| | _/',
| | ` .,_. イ|イハ| |: : : : ',
. | |___/r} ノ V:/: : : : : ',
∧| / /ーn彡 /へ、: : : : :',
洋榎「帰り遅かったなー絹。どこに行っとったん?」
絹恵「え?」
洋榎「……」
絹恵「き、喫茶店やけど」
洋榎「ふぅーん? 喫茶店でそないに汚れるんかい」
絹恵「っ!」ドキッ
洋榎「女友達? おしゃれして出かけて、土だらけやん」
絹恵「さ、サッカーの時の友達やってん! せやから公園でちょっと」
洋榎「へぇ……サッカーの」
絹恵「(お姉ちゃんに須賀君のことは言われへん)」
おかんのことが勘付かれたら、間違いなくお姉ちゃんはおとんに言う
そうなったら全て終わりや
絹恵「せや! ほら、知っとるやろ……チーム同じやったあの子や」
あとでメールでお願いすればええ
なんとか誤魔化さんと
洋榎「チームメイト……」ギリッ
絹恵「そう! 今日は本当に楽し……」
パァンッ!!
絹恵「……えっ」ひりひり
洋榎「嘘つき」
絹恵「お、お姉ちゃん……ぶった?」
洋榎「なんぼでもぶったるわ!! このホラ吹き!!」ばしっ
絹恵「いたっ!?」
なんで? なんでバレてるん?
洋榎「見たんや!! うち、お前が男と一緒におるんのをな!」バシッバシッ!
絹恵「!?」
洋榎「姉に嘘吐いてデートかい!? いい身分やな!!」
絹恵「ち、ちゃう! これにはわけが!」
洋榎「訳も糞もあるか!! このっ!!!」
バキッ
絹恵「っ!」ボタタッ
あかん、鼻血が出てもうた……
口の中も……
洋榎「絹ぅぅぅぅ!!」
ガチャッ!
愛宕父「洋榎!! 何をしとるんや!!」
洋榎「!!」ビクッ
愛宕父「絹から離れぇ!!」
ドゴォッ
洋榎「うがっ!?」ゴロゴロッ
絹恵「お、お姉ちゃん!!」
愛宕父「このっ! このっ!! 絹に! 何をするんや!!」ガンガンッ
洋榎「っ! やっ、やめっ! ひぐっ、いやぁ……」ドガッ バキッ グシャッ
絹恵「やめぇ!! 実の娘に何するんや!!」バッ!
愛宕父「っ!? 絹、これはお前を守る為に!」
絹恵「お前なんかに守られとうないわ!!」
洋榎「……」ピクピク
絹恵「お姉ちゃん……立てる?」
洋榎「っ……触るな」パシッ
絹恵「あっ」
愛宕父「洋榎!!!」
洋榎「……っ」ダダダッ
絹恵「……」じんじんじん
めっさ怖い(白目
洋榎「っ!!」ダダッ
ガチャッ
雅枝「ただいまって……どしたん洋榎? 怪我しとるん?」
洋榎「……」
バタンッ
雅枝「?」
絹恵「あっ」
雅枝「絹、何があったん?」
絹恵「……」ギロッ
雅枝「き、絹?」
絹恵「全部、全部おかんのせいや……」ボソッ
雅枝「!?」
絹恵「っ!!」ダダダッ
雅枝「絹っ!!」
絹恵「(嫌いや! オカンも! おとんも!!)」じわっ
須賀君、私もう……限界や
助けて須賀君、須賀君っ!!
絹恵「ひっく……ぐすっ、あぁぁぁっ……んっ!」
<愛宕絹恵>
【好感度】
・京太郎(54)
・洋榎(73)
・父(06)
<愛宕洋榎>
【好感度】
・京太郎(55)
・絹恵(13)
・父(43)
<ホテル>
浩子「てな感じや」
京太郎「……最低だな、俺」
浩子「自覚あったんかい」
京太郎「……」
それでも、俺にはこの方法しかない
あの男からみんなを解放する為に……これは必要なことなんだ
京太郎「浩子。そろそろ詰めだ」
浩子「!」
京太郎「洋榎さんはもうほぼこちらに傾いた。後は、絹恵さんだけだ」
浩子「使うんかルーレット?」
京太郎「それは最終手段だが……場合によってはな」
どうする? このまま――
1 絹恵に機械を使う→結果によってはED
2 今度は絹恵に絶望をプレゼントする→姉妹仲ブレイク完了でED
↓1~7 多数ケツ
みんな残酷だね(棒読み
<愛宕家>
絹恵「……」
コンコン
雅枝「絹、いい加減に出てきぃや」
絹恵「出とうない」
雅枝「……ハァ」
バタンッ
絹恵「(須賀君……私にはもう、須賀君しかおらん)」カチカチ
件名『助けて』
本文
もうどうしたらいいか分からへん
お願い、会って話を聞いて!
絹恵「須賀君っ……!」
なんで返事くれへんの?
須賀君……!
絹恵「早く、助けてやぁ……」ぐすっ
洋榎「……」
浩子「なんや喧嘩したんやって?」
洋榎「出てかんとコロスで」
浩子「おーこわ。折角ええ情報持ってきたちゅうのに」
洋榎「?」
浩子「絹の彼氏な、清澄の生徒やってん」
洋榎「(知っとるわ)」
浩子「それで、うちの学校のメンバーがそいつと知り合いでなー」にやにや
洋榎「!?」ガタッ
浩子「電話番号、聞いてきたんやけど」
洋榎「須賀君の……番号」どくんっ どくんっ
<公園>
洋榎「……」そわそわ
何やっとるんやろ、うち
浩子に頼んで須賀君を呼び出して……
洋榎「服、変やないかな?」
髪型も、化粧も……体臭も気にしとる
洋榎「こ、恋する乙女やなし!!」ぶんぶんっ
うちはただ須賀君に謝りだけや!
それと、絹のことを問いただす
それだけなんや……
京太郎「……」ざっ
洋榎「あっ」ドクン
須賀君! きゅ、急に来る奴があるかい!
京太郎「……おはようございます」
洋榎「あ、ああ、おはよ」
京太郎「……」
洋榎「え、えっと」もじっ
京太郎「話が無いなら……俺は帰りますよ」くるっ
洋榎「ま、待ちぃや! うちは……!」
京太郎「……なんですか?」ギロッ
洋榎「っ!」ゾクッ
この冷たい目
須賀君、本気で怒っとるんや
なんで? あの日はあんなに優しく笑ってくれたのに……
うちのせい?
うちが、須賀君を傷つけたから?
うちが……
洋榎「ご、ごめんなさいっ! うちが悪かった!」どげざっ!
京太郎「!?」
洋榎「須賀君のこと疑うて、変なこと言うてもうた!」
京太郎「やめてください!」
洋榎「で、でも!!」
京太郎「……」
00~29 許すと言う
30~59 頭を撫でる
60~89 抱きしめる
90~99 キスをする
ゾロ目 ホテルへ直行
↓2 ネキェ……
カン
希望
土下座してる人の頭を撫でるなんて、ほっこりするよ(この状況から目を離して
京太郎「もう、いいんです」ぽんっ
洋榎「えっ?」ドクンッ
ナデナデ
京太郎「そんな顔しないでください。洋榎さんは、明るい顔がかわいいんですから」
洋榎「す、須賀君!」ドキッ
京太郎「俺も意地になってすみませんでした」
洋榎「そ、そないなことない! 悪いのはうちや!」ドキドキ
京太郎「あはは、じゃあどっちも悪いってことですね」
洋榎「せや! そういうことに……って、須賀君は悪くないって言うとるやん!」
京太郎「もう、洋榎さんも頑固ですね」ナデナデ
洋榎「それに! い、いつまでなでてるんや!?」カァァ
京太郎「あれ? 嫌ですか?」
洋榎「嫌や、無いけど……でも」ドキドキ
うち、こんな風に頭撫でられたことあらへんから
どうしてええのか、分からん
おとんにも、こんなことされたこと無いのに
京太郎「俺も男ですから。かわいい女の子にこうしたいって思うのも無理ないんです」クスクス
洋榎「かか、からかっとるやろ! そうやな!?」かぁぁっ
京太郎「ふふっ、どうでしょう?」
洋榎「んぅ……」モジモジ
京太郎「ほら、立ってください。服が汚れます」
洋榎「あ、ありがとな」
京太郎「おしゃれな服ですね。似合ってますよ」
洋榎「そ、そうかな? うちにはちょっと派手な気が」
京太郎「そんなことないです。洋榎さんの魅力は、俺がよくわかってるんです」
洋榎「え?」
京太郎「だって、大会中ずっと……俺は」ジッ
洋榎「うぇっ!?」
京太郎「……」メソラシ
洋榎「(な、なんやぁぁぁ!! 今のはなんなんやぁぁぁ!)」どきどきどきどき
京太郎「それより、どうして俺を呼び出したんですか?」
洋榎「え?」
京太郎「まさか、これだけじゃないですよね?」
洋榎「っ」びくっ
そうや、あの事を確認せなあかん
昨日……どうして絹と一緒にいたのか
京太郎「?」
洋榎「き、昨日ことや」
京太郎「昨日、ですか?」
洋榎「絹と一緒におったろ? あれ、なんでや?」
京太郎「(いきなり本題か)」
洋榎「ぐ、偶然見たんや! それで……」
京太郎「ああ! 絹恵さんとは街で偶然会ったんです」
洋榎「え?」
京太郎「その前のことがあったので、洋榎さんのことを相談したんですよ」
洋榎「絹に……相談?」
京太郎「洋榎さんと喧嘩別れしちゃって……どうすれば仲直りできるかなって」
洋榎「!!」
うちと仲直り!?
ちゅうことは……絹がうちに隠していたのは!
須賀君と仲直りさせる為?!
洋榎「(ごめん絹!! うち、勘違いで!!)」じわっ
京太郎「(なーんて考えてる顔してるなぁ)」
洋榎「(なんて謝ればええんや……)」
京太郎「(でもそこが罠なんですよ、洋榎さん)」
洋榎「(うち! 絹にもちゃんと謝るから――)」
京太郎「でも驚きましたよー」
洋榎「え?」
京太郎「だって、絹恵さんが……」
どくんっ
京太郎「洋榎さんは絶対に俺のことを許さないだろうって、言ってたもんですから」
洋榎「えっ……」
救いはないんですか?(震え声)
絹が? そんなことを?
洋榎「ど、どういう……」
京太郎「洋榎さんはプライド高いから、俺みたいな奴に舐められたらキレるでーって」クスクス
洋榎「あ、あはは……そうかも、しれへんな」
京太郎「冗談のつもりで脅してたんですかね? もう、もしかして二人で仕組んだんですか?」
洋榎「……それで?」
京太郎「はい?」
洋榎「絹は他になんて言うとったん?」
京太郎「えっと……洋榎さんのことは忘れて、私と遊ばないかーって」
洋榎「!!」
京太郎「息抜きにサッカーしようってことで、この公園で」アハハ
洋榎「……」
京太郎「あれって、洋榎さんが怒ってないって分かってたからだったんですねー」
洋榎「そ、そうやろなぁ」ワナワナ
京太郎「でも、残念です」
洋榎「残念?」
京太郎「絹恵さんには言わないでくれますか?」
洋榎「……勿論や」プルプル
京太郎「洋榎さん、好きな人がいるんですよね?」
洋榎「…………は?」
京太郎「隠さなくていいですよ。もう、絹恵さんから聞いてますから」
洋榎「は?」
京太郎「俺、実は大会の時からずっと洋榎さんのこと好きで……」
洋榎「っ」ドキッ
京太郎「一昨日街で会ったのも、洋榎さんに告白する為だったんです」
洋榎「す、須賀君がうちを!?」ドキドキドキ
京太郎「だから、絹恵さんにも相談したんですけど……お姉ちゃんには心に決めた人がおるからって」
洋榎「……」ブチッ
京太郎「あはは、それがあったから俺も吹っ切れたんですけどね」シュン
洋榎「……」
京太郎「ショックでしたけど……俺! 応援してますから!」ニッ
ギルティ
そういうことやったんか
絹、お前は陰でいつもそうやって……
毎度毎度!! うちの邪魔をして、嘲笑って!!
京太郎「洋榎さんのことは諦めましたから、今度は絹恵さんを狙ってみます!」
洋榎「……ちぃ」
京太郎「勝算あるんですよ! 昨日、絹恵さんは俺に好みのタイプだって!」
洋榎「待ちぃ」
京太郎「えへへ。俺、彼女とか出来たことないんですけど、頑張って……!」
洋榎「待ちぃっ!!!」
京太郎「っ!」
洋榎「……嘘や」
京太郎「え?」
洋榎「それは全部、嘘や」
京太郎「は……い?」
洋榎「全部絹の嘘!! うちにはそんな人おらん!」
京太郎「嘘? それって本当ですか?」
洋榎「せや! 絹の吐いた真っ赤な嘘や!」
京太郎「そんな……(さて、そろそろ頼むぞ浩子)」
絹恵「本当に!? 本当にここにおるん!?」
浩子「ああ、さっき泉から連絡あってな。この公園で須賀を見かけたゆうとったで」
絹恵「そっか。じゃあ行ってくるで!」
浩子「おー」
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浩子「頑張りやー」ククク
絹恵「須賀君!! 助けて、須賀君!!」
この先に須賀君がいる!
須賀君、うちのこと!
絹恵「助け――!」
洋榎「絹はすぐに男を黙くらかして自分のモノにする! ヤラしい女なんや!!」
絹恵「……え?」ドクン
糸色 丁頁(≧Д≦)身寸 米青
良心はとっくの昔に棄てた
絹恵「(お姉ちゃん……なんで、須賀君と?)」
洋榎「絹は嘘吐きで、いつもうちから男を奪う尻軽や!」
京太郎「え? とてもそんな風には……」
洋榎「騙されたらアカン! アイツの本性はクズやクズ!!」
絹恵「っ」ズキッ
なんで?
なんでそないなこというの?
やめて、須賀君にだけは……
京太郎「じゃ、じゃあ?」
洋榎「須賀君……うちと付き合いとうない?」
京太郎「え?」
洋榎「うちは、須賀君のこと好きやで」もじもじ
絹恵「!!」
京太郎「洋榎さん……でも」
洋榎「つべこべ言うな! うちと付き合うたらええねん!」グイッ
絹恵「あっ」
洋榎「んぅー!」
ちゅぅぅぅぅ
京太郎「……洋榎さん」
洋榎「アホ、こういう時は抱きしめんかい」ぎゅっ
京太郎「はいっ」
ギュゥゥゥ
絹恵「あっ、あぁ……あぁ」ガクガクガク
ずるい
お姉ちゃんばっかり
どうして?
須賀君は私を助けてくれるはずやのに
お姉ちゃんがなんで?
昨日、見たんやろ?
私が須賀君と一緒におるんのを
なのに
奪うの?
私から、救いの手を
なんも知らんくせに
オカンの浮気も、この胸の苦しみも
なんも
絹恵「ぁ、ぁあああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!」
争え…もっと…争え(マジキチスマイル
絶望が愛宕家のゴールだ(白目)
洋榎「!? 絹!?」
京太郎「絹恵さん!?」
絹恵「よくも!! よくもぉぉ!!」ダダッ
バキッ
洋榎「っ!?」ドシャッ!
京太郎「洋榎さん!?」
絹恵「あぁぁぁぁ!!!」ドガッ! バキッ!
洋榎「ぶっ!? がっ!? がはぁっ!?」
京太郎「やめてください!!」ガシッ
絹恵「このっ! 泥棒!! 死ねっ! 死んでまえ!!」
洋榎「はぁ、はぁ……泥棒はどっちや」ギロッ
絹恵「ああぁぁぁっ!?」
洋榎「ふんっ、京太郎はもううちのもんや」ニヤッ
絹恵「っ!!」
洋榎「おー、こそこそするしか能の無い女は見苦しゅぅて困るわぁ」ペッ
絹恵「~~~~っ!!!」ジタバタッ!
京太郎「洋榎さん! 煽らないでください!」
絹恵「なんで! なんで須賀君のこと!! 須賀君は私の!」
洋榎「負け犬の遠吠えは心地ええなぁ? んー? どんな気持ちや?」クスクス
絹恵「お前ぇえええええええええっ!!」
京太郎「絹恵さんっ!!」
絹恵「っ!?!」
洋榎「なぁ、京太郎。このあと、いいとこにでも行かへん?」
京太郎「え?」ドキッ
洋榎「ええやろぉ……うちとスケベしようやぁ」さわさわ
絹恵「~~~~~~~~~~っ!!!!!」ギリギリギリ
洋榎「なんや? お前はその辺の男でも引っ掛けぇや。腐るほど相手おるやろ」
絹恵「ぐぁがあぁぁぁぁっ!!」ブンッ
洋榎「おっと!! 当たらへんわ! バァーカッ!!」
京太郎「(相変わらず口は強いな、洋榎さん)」ハァ
絹恵「殺す……殺したるぅ!!」
洋榎「はぁ~? 殺すぅ? 半端な覚悟で言うなや!!」
どごぉっ!
絹恵「おぶぇっ!? うぉぇぇっ!」げろげろ
洋榎「どや? さっきの借りは返したで」
京太郎「絹恵さん! こ、これで口を」
これが愉悦なのか・・・(恍惚
洋榎「京太郎は優しいなぁ……でも、遠慮いらへんで」
京太郎「洋榎さん!」
洋榎「今まで、散々苦汁を飲まされてきたけど……」
絹恵「ぅぇっ……ぁぁぁ」ゼーゼー
洋榎「最後の最後で勝たせてもろうてすまへんなぁ!!」クスクス
絹恵「う、うぁぁぁぁんっ!! ぁぁぁぁぁあ!!」
京太郎「絹恵さん、このハンカチを」
洋榎「ほら、行くで京太郎。今日はうち……覚悟決めてるんよ」ギュッ
京太郎「……」
絹恵「行かないで……須賀くん……いやぁ」ぽろぽろ
京太郎「絹恵さん……」スッ
さて、これが最後の仕上げだ
京太郎「全て聞きましたよ。絹恵さん、洋榎さんの彼氏を何度も奪ってるそうですね」ボソッ
絹恵「……えっ?」
京太郎「俺が初めてだなんて嘘吐いて……しかも、浮気ばっかりしてるとか」ヒソヒソ
絹恵「そ、そんなこと……」
京太郎「幻滅しました。貴女も、お母さんと同じなんですね」ヒソヒソ
絹恵「ち、ちゃう……それは!」
京太郎「さようなら」
洋榎「京太郎、行くでー」ダキッ
京太郎「はい。行きましょう」
絹恵「い、行かないで……私を、置いていかないで」
京太郎「ダメですよ、妹さんに暴力なんて」
洋榎「先に仕掛けたんはあっちや!」
京太郎「それでもです」
洋榎「もう、京太郎は優しいなぁ」
いちゃいちゃ
絹恵「須賀君――」
浩子「あぁ~~~!! 愉悦!!」ビクンビクンッ
えげつねぇ(Ⅳ並感)
<ホテル>
洋榎「はぁっはぁっ……こないに中で出して……んふふ、妊娠確実や」サスリサスリ
京太郎「本当によかったんですか? 俺なんかで」
洋榎「当たり前やん。もううちには京太郎だけしかおらんもん」ぎゅー
京太郎「洋榎さん……」
洋榎「何があっても京太郎、お前だけ。お前がいれば他はどうでもええから」ちゅっちゅぅぅ
京太郎「……」
洋榎「おとんはうちのこと見てくれへん。絹はアレやし、オカンも最近は様子が変やし」
京太郎「それなんだけど」
洋榎「?」
京太郎「もし、お母さんが浮気していたとしたらどうします?」
洋榎「……別に。あんなオトンに愛想尽かすのは当然やし」アホクサー
京太郎「そっか。じゃあその相手が俺だったら?」
洋榎「んー……嫉妬するやろなぁ」
京太郎「それだけ?」
洋榎「そんでもって、今よりもっともっと! 京太郎に抱きついたる!」
京太郎「別れないんですか?」
洋榎「アホ! 何があってもお前と別れたりせぇへん! うちにとって、お前が何よりも大事なんや!」
京太郎「そうですか。それを聞いて安心しました……」
洋榎「なんや、オカンに興味あるん?」ツンツン
京太郎「あはは、だって元は愛宕プロのファンですし」
洋榎「んふー♪ 京太郎が望むなら、オカンと三人でするんも悪くないなー」ニヤニヤ
京太郎「えぇ? そんなこと……(と、ここで息子を)」
ビィーン!!
洋榎「そう言って、ここは素直やなぁ?」クスクス
京太郎「あちゃー」
洋榎「ええで。オカンもあないなオトンの相手じゃ可哀想やし……一緒に協力して堕とそうや」ニカッ
京太郎「ふふっ……やっぱり最高です。貴女は」ちゅっ
本当に、ね
あぁ、雅枝――これで、もうすぐお前と
ヨダレが止まらないよ~(恍惚
<愛宕家>
絹恵「須賀君須賀君須賀君須賀君」ブツブツブツブツ
ガリガリガリガリ
絹恵「好き、好きやで、好きなんや……守って」ブツブツブツブツ
ポタッ ポタァッ……
絹恵「赤い血アカイチ……マッカや……ふふ、あはははは」ゲラゲラ
がちゃっ
浩子「……絹、この間の雅枝おばさんのことやけどなー」
絹恵「須賀君須賀君好き好き赤い血」ブツブツ
ガリガリガリガリ
浩子「おばさん、新しい浮気相手を見つけたらしいで」
絹恵「……」ピタッ
浩子「しかもその相手がな……」
絹恵「……」
浩子「なんと、あの須賀京太郎なんやで」ニィッ
絹恵「は?」
浩子「須賀の奴、おばさんに直接話を付けに行って抱き込まれたらしゅうてな」
絹恵「は?は?は?は?は?は?は?は?は?は?」
浩子「ネキも最初は怒ってたらしいけど、おばさんと和解して三人でよろしくやってるみたいやで」
絹恵「お姉ちゃんとオカンが……須賀君と?」
浩子「せや。アカンなーこれじゃ、この家に残ったのはもう」
クスッ
浩子「絹と、おじさんだけや」クスクスクス
絹恵「い、いやあああああああああああああああああ!!」ガサガサガサッ!!
ガシャッン!! ドガッ ゴロゴロッ!!
絹恵「嫌や!! あの男と二人なんて嫌!! 嫌やぁぁ!! 助けてぇ!! 浩子!!!」
浩子「そない言うたかて」
絹恵「あの男! 徐々にエスカレートしとるんよ!! 犯される!! もう、無理なんや!!」
浩子「孕まされたらええがな」ほじほじ
絹恵「浩子ぉ! 助けてよぉぉぉ!!」
浩子「せやったら……」
にっこり
浩子「ええ方法が、あるで」
絹恵「えっ……?」
ふなQいい笑顔してるんやろなぁ
>>308
ID凄いね、SSSさん
――数週間後
<ホテル>
雅枝「しっかし、驚いたわ」クスッ
京太郎「んー? どうしたんだ雅枝」ちゅっ
雅枝「んふふ、気づかん間に……この子ら二人堕とすなんてな」クスクス
じゅっじゅぽっ ぐぽぉ
絹恵「んぶぅ……お姉ちゃん……ずるぃ、あぁんっ」ぺろぺろ
洋榎「あほぉ、最初に舐めてたんはうちや……んじゅっじゅずぅぅぅ」ジュゴゴゴゴォ
京太郎「ぐっ! いいぞ……二人共」ナデナデ
絹恵「えへへっ! ありがとうパパッ!」んべぇー
洋榎「絹ぅ、そのパパ言うのやめぇや。なんか萎えるで」ハァ
雅枝「一応は洋榎も娘なんやから、そこはちゃんとしとき」
洋榎「けっ、おばんが」
雅枝「洋榎!」
京太郎「雅枝、許してあげなよ」むにゅんっ
雅枝「んぁっ……もぅ、しょうがあらへんなぁ」ハァハァ
京太郎「洋榎も、いい子だから我慢しような」ナデナデ
洋榎「えへへ、京太郎大好きや!」チュゥゥ
絹恵「あっあっ! ずるいっ! 私も! キス! キスゥ!」チュッチュッチュッ
京太郎「絹はちょっと子供っぽくなっちゃったな」
絹恵「んへへ……パパ、だぁーいすき」ギュゥゥ
京太郎「これからゆっくりと元に戻してやらないとな」
雅枝「せやな。これは、私達の仕事やで」
洋榎「悪かったなぁ絹。うち、お前がそこまで京太郎のこと好きやったなんて知らへんかったから」
絹恵「ううん、お姉ちゃんもパパのこと好きやったんやから、仕方あらへん」
洋榎「同じ男を好きなもん同士! 仲ようせんとな」
絹恵「うんっ!」
京太郎「おいおい、姉妹仲いいのは嬉しいけど……口止まってるぞ」ビンッ
雅枝「しょうがない子達や。うちが、見本見せたる」クパァ
ズリッ じゅぷぷぷっつ
雅枝「んひぃっ!? きたでぇぇ!!」パンパンッ
洋榎「うわー! オカンのえっぐぅー」
絹恵「使い込まれてるんやなぁ」
京太郎「違う。使い込んだんだよ……こんなふうにね」
パァァァンッ!!
雅枝「んほぉぉぉぉっ!?! それいぐぅぅっ!?」ブシャァァア!!
やったー、ハーレムだー(白目
雅枝「あひぃ……んぅぉぉぉっ」ガクッ
京太郎「ふぅ……さて、次はっと」
洋榎「はいはいはい! うちの番や!」
絹恵「ちゃう! 私の番!」
京太郎「喧嘩しない」
パンパン
浩子「こらー、これはビデオ撮影だってこと忘れてへん?」
京太郎「あ、そういやそうだったな」
絹恵「なんや浩子ーさっきから陰でこそこそ」
浩子「これは、あの男に送りつけるビデオやって言うたやろ」
絹恵「あれ? そうやった?」
洋榎「あんな奴どうでもええから忘れとったわ」
京太郎「そう言うな。洋榎に虐待した件で、今は拘留されてんだからさ」
雅枝「んっ……ふふ、しかもそれを理由に離婚も成立したし」
絹恵「まさに万々歳や」
洋榎「しかもあのアホ、会社クビになってもうたらしいで」
雅枝「なんやて!?」
京太郎「可哀想なのか?」
雅枝「ちゃう。養育費と慰謝料払ってもらわな困るやん」
京太郎「そっちかい」
雅枝「重要やで~!」
京太郎「さて、それじゃあそろそろメッセージでも送るか?」
絹恵「えぇ?」
雅枝「ええやん。もう二度と会うかもわからへんし」
ザザッ
絹恵「気持ち悪いおっさぁーん! 見てみぃ、うちの乳首、パパに弄られてこんなになっとるで」ビンビン
京太郎「味も最高だ」
絹恵「んぁっ……アソコも、こんなにグジョグジョにされて……もう孕む寸前や」
パンパン
絹恵「せいぜいこれ見て……んぎぃっ! 画面の前でシコっとれやブァーカ!」
ザザッ
洋榎「気持ち悪っ! はよ死んだらどうや? いや、死んだらめんどいから消えろボケ」
京太郎「汚い言葉を使わない」パンッ
洋榎「んぁっ! もぅ、これしゅきぃ……おちんちんきもちよすぎるんやぁぁ……」トロン
パンパンパン
洋榎「せいぜい、ハァハァ、養育費と慰謝料、がんっばって、払うんや……なぁぁぁぁんっ!!」プシャァァ
ザザッ
浩子「イェーイ! おじさん見とる~~!」ピース
京太郎「調子に乗らない!」パンッ
浩子「いひっ! こないチンポでハメられたら、何もかもがどうでもええなぁ」ハァハァ
京太郎「そうか?」
浩子「あっ、あぁっ! もっとぉ……ふあぁぁぁ!!」ガクガク
ザザッ
雅枝「ふふっ……見てる?」グチュグチュ
京太郎「いいぞ、締まる!」パンパン
雅枝「うちなぁ、ずっとずぅーっと! この子のモノやったんよぉ」ハァハァ
京太郎「中で出すぞ!」
ドビュルルル!
雅枝「ぁぁ~~っ♪ 気持ちぃぃ……んふっ、濃いのが沢山」ドロォォ
京太郎「まだまだ!」パンパン
雅枝「あんっ! お前には無理やろうけど、これが女に悦びを教えるっちゅうことや!」
京太郎「雅枝! 雅枝!!」パンパン
雅枝「んほぉぉぉ! 人妻だったのに! 高校生にチンポハメられてイってまうぅぅ!!」ブシャァァ
ガクガクガク
雅枝「いひひぃ……んはぁぁ……これしゃいこぉ……」
京太郎「はぁ、はぁ……さて、最後に俺から」
ざざっ
京太郎「最後にいいもん見れただろ? 冥土の土産ってやつだ」
愛宕父「……!?」シコシコシコ
京太郎「お前が仕事をクビになったのは、俺が椅子に命じて圧力をかけたからだ」
愛宕父「!?」
京太郎「そして、慰謝料が払えないお前は確かホモビに出演したんだっけ」
愛宕父「!!?!?」シコシコシコ
京太郎「その相手……ポジ種持ってるそうだぞ」
愛宕父「!?!?!?!?!」
京太郎「じゃあな。せいぜい、心行くまで楽しんでイってくれ」
愛宕父「ああぁぁぁっ!!」
京太郎「愛宕家は、俺がしっかり守ってやる」
ブツッ
愛宕父「んあぁぁぁぁっ!!」ビュルルルルルルッ!!
ふなQも参戦しとるwww
9人かな、多分
こうして、俺の復讐は終わった
悪に身を染め、外道の限りを尽くした
その結果、俺は大切なモノを手に入れたんだ――
~~数年後~~
京太郎「絹、洋榎! 大学の時間だぞ」
絹恵「はーいパパ!」
洋榎「って、京太郎も同じ大学やないか!」
京太郎「そりゃそうだ」
雅枝「朝から騒がしいで、昨日はあんなに激しかったのに」
洋榎「おかんが歳取っただけや」
絹恵「せやせや」
浩子「あまり言うと怒られるで」
雅枝「もう怒っとるわ!!」
京太郎「雅枝。朝飯が遅れるからあとで」ちゅっ
雅枝「もう、しょうがないなぁ」
京太郎「よいしょっと」
透華「んむむ! ですわ!」
雅枝「この椅子、長いこと使うとるのに丈夫やな」
エイスリン「むむむ」
京太郎「愛用品だからな」
洋榎「そういや京太郎、いい加減機種変してもええかな?」
京太郎「なんでだ? まだ咲が使えるだろ?」
咲「うんうん」
洋榎「えー? お古とか嫌やねん」
京太郎「絹は良いって言ってるぞ」
絹恵「うん!」
智紀「優秀だから。ぶいっ」
洋榎「こっちはぺったんこなんやで!」
咲「あ?」
洋榎「この携帯怖い」
京太郎「とにかく我慢だ」
洋榎「ちぇー! 絹、孫の手とって!」
絹恵「自分で取りぃな」
初美「そうですよー」
京太郎「横着しない」
洋榎「ぐぬぬ! うちばっかり!」
ピンポーン
京太郎「はーい!」
淡「宅配便でーす! 娘一つー!! 婚姻届にサインくださーい」
誠子「娘二つ目ー……」
京太郎「間に合ってますんで」
淡「もぅぉぉぉ!!」
絹恵「素直に一緒に大学行こうって言えばええやん」
淡「むぅぅ! パパはパパだもん!」
絹恵「ちゃう! パパは私のパパや!」
京太郎「はいはい」
雅枝「それじゃあ行ってくるで」
京太郎「おう。仕事頑張ってな」
雅枝「うん。あのアホが自殺したせいで養育費も入らんし」
京太郎「俺も大学でたらすぐに働くから」
雅枝「期待せんで待っとくわ」クスクス
洋榎「それじゃあみんな行くで!」
絹恵「おー!」
咲「人数多いね」
がちゃっ
まこ「京太郎ー飯もらいにきたでー」
京太郎「またですか」
まこ「なんじゃ、全員留守の間に家の警備をしとるだけじゃ」
京太郎「あ、はい」
がちゃっ
久「お邪魔するわよぉん」
洋榎「出たぁぁあ!! エロ女!!」
浩子「色々技を教えてくれるから助かっとるわ」
京太郎「……はぁ、騒がしいな」
須賀ファミリー大集合
『やったね京ちゃん、家族が増えたよ』(ついでに心が腐ったよ
わいわいがやがや
京太郎「俺は今、幸せだ」
何よりも幸せ
家族も、何もかも手に入れた
衣「おはようきょうたろー」
京太郎「おはよう衣。今日も授業同じだな」
衣「うむ」
霞「須賀くぅん……子供を認知してくれないかしらぁ?」
菫「そうだぞ!! 間違いなく君の子だ!」
京太郎「子供は間に合ってるんで」
明星「須賀様を信仰しましょう! 全てが救われます!」
京太郎「落ち着けよ。もう高校生だろ?」
明星「はいっ! 神の子を宿せます!」
京太郎「宿さなくていいから」
大学も楽しいし
友達も多い
何もかもが順調だ
家族も、家具も、友人も
全てが俺を幸せにしてくれる
後は――
玄「すーがくんっ♪」
京太郎「玄!」
玄「えへへ、今夜は私とおまんこしてくれる?」
京太郎「ああ。今日は雅枝が遅くなるからな」
玄「やったのです!」ダキッ
浮気相手も、出来た
玄「うぅ、バレないようにする緊張感がたまらないよぉ」
京太郎「(一家公認だけどね)」
何もかもが順調
京太郎「……それでさ、その時」
洋榎「えぇ!? なんやそれ!」ゲラゲラ
絹恵「パパの話はおもろいなぁー」クスクス
スタスタ
一「びっくりしたよ、ハギワラさんが怒ってねー」
純「へぇ、そりゃ珍しいな」
スッ
京太郎「……ん?」
純「あっ」
ドクン
純「……」ペコッ
京太郎「……」ペコッ
スタスタ
絹恵「ん? 知り合い?」
京太郎「……いや」
一「今の知り合い?」
純「いや……」
この世界の俺は間違いなく
/イ / V ヽ、 `
, ´/ | \
_/ ' ' ,: | \
 ̄ ̄/ / // } |
/ / 〃 / | |
/ { /.' ∧ } |
/_, ィ ∧ /_ | / V ∧
/ / / ∧{tォミ、 , / | ' 、
/ イ / /| 弐_ V | / __}/ _ヽ
| / , : ー':, ∨/ イ乎(_ ヽV |
∨ {/ ' / / Vzソ V}
{ 、 リ
∧ `
、
∧ `
|l∧  ̄ <
「´∧ ´
.:'//>--==≦ゞ
////////\ /
/////// / ∧
{/////〈/{ / | //,
∧//// ∨、 , } ,://
{// ∧// ∨V{ | 「 ̄/´///
幸せなんだって思えるから
三週目 愛宕家騒乱日記 カンッ
逃れられぬカルマ
業深き三週目がようやく終わりました。苦手だった人は、ここまでごめんなさい
これでやっと綺麗なスッガに戻ることができそうです
四週目はこんなドロドロにならないので、ご安心くだされ
殿堂入り判定は今度にしますので
今のうちに推しメンが入れば、挙げておいてくれると助かります
それでは、次回の更新にて
か、霞さん(小声
おっと一点忘れてましたので補足
一応殿堂入りは毎回決めるのですが、次回から引き続きは無しにしようかと思ってます
あくまでレジェンドとして、週ごとの奇跡やMVPを決める感じで
なので追加機能は殿堂入りキャラに属性をつけた時、殿堂入り属性も付加出来る機能にチェンジ
椅子やロッカーや妻は、次回から普通のキャラ同様の扱いとなります
殿堂入りは
部長(ツンデレロッカー淫魔)=皆には内緒で肉体関係あり、イマイチ素直になれないがやる時は底無しに求め京太郎を毎回腹上死させかける
純ニキ(顔見知り夫婦)=相手が何を欲しているか察するお互いを知り尽くした熟年夫婦のような空気で本当に顔見知りだけか怪しまれる
エイスリン(露出椅子)=全国ですれ違った程度のほぼ初対面の男(その週の京太郎)を全裸のエイスリンが座らせようとして周囲からツッコミが入る
とか前週の匂いが残る程度なんてどうでしょうか。
天使の桃子とかすっかり忘れましたねェ……
埋めネタで桃子スペシャルやるんで許してください
それと、三週目の殿堂入りはレス数的にあの共犯者しかいないと思いますが
一応確認の為
1 船久保浩子(同僚)
2 該当無し
3 その他 ご自由に
↓1から 0時まで
ですよねー
なんというか役柄とその週の展開が素晴らしくマッチしていたと思います
むしろフナQのせいでああなったとも……
なにはともあれ、殿堂入りをご祝福
,、 --――- 、
,、 ''"´ 丶
, ´ ヽ
/ / , 、 ヘ
,' ,' / 、i ハ
.. ,' ,' ,' ,' ,' i. i , 、. ', ', ',
i ,' ,' ,' .i .i . ii .i. ', .', ', i
i...... | i_i_i\i_i___i.i_! ノ´i_i__| |
__人__........| |┯━┯ ┯━┯ `| ,'
!........ ', i |(..ー‐‐ )―‐( ー‐‐ ) ,‐`i ,´
... `,`|/// ///// _, ,ノ/
i`ー', `.、 △ ,-´ .|ー´i
i` ー、 iー--´ > 、 _ , -、 \~_
`、_,  ̄` ー-´┬, ー`、 ̄~i~,>、ー`ー--‐ ´
ー-, ー´~',_> i ,-‐ ',
/ `´ ┬、,-‐、
/ , ‐ヘ ', ',
/、 ', ,-´ 丿
,〈、`, /\ ,-( , /
/;;;,;;;;`-´;;;;;;∟-‐´', _-`
/;;;;/;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;::::`´;;ハ
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〈;;;;;/;;;;;;;;;i;;;;;;;|;;;;;;;;;|;;;;;;;',:::::;;;',;;;ハ、
>;;;;;;;;;;;i;;;;;;;|;;;;;;;;;;|;;;;;;;;',;;;;;;;;',ー´
`ー┬´~`┬---┬―--i-´
| | ', .|
',______| ',______|
| | ', .|
|ー‐.| ',ー.|
<船久保 浩子> New!
【殿堂入り キャラ】
<一週目>
・竹井久(ロッカー)
・井上純(妻)
<二週目>
・エイスリン・ウィッシュアート(椅子)
<三週目>
・船久保浩子(同僚)
【取得称号】
<脱・DT>
<嫁・井上純>
<エ椅子リン>
<ゲス顔ダブルピース>
それでは世界は一巡し、新たな世界が構築されます
ここは――何にも染まっていない……清らかで澄み渡る世界なのです
<四週目 清澄>
ガチャッ
優希「ただいまだじぇー!」
久「ふぅ、合宿疲れたわね」
まこ「久しぶりの清澄じゃな」
和「やっぱり、慣れ親しんだ部室の方が落ち着きますね」
咲「ただいま! 京ちゃん!」
京太郎「みんな、お疲れ様でした」
今日は他校との合同合宿に出かけていたみんなが帰って来る日
案の定というか、いつも通りお留守番だった俺はこうしてみんなを出迎える
京太郎「今お茶を淹れますね」
まこ「すまんのぅ……ん?」
久「あら? 部室がピカピカね」
優希「犬がやったのか?」
京太郎「ああ。こんな時くらいしか大掛かりな掃除出来ないからな」
部活がある日はみんなの邪魔しちゃいけないから、隅っこくらいしかできない
ベッドや雀卓を動かすにはこういう日じゃないと
咲「す、すごい! ホコリ一つ無いよ!」ツゥー
和「須賀君、ありがとうございます」ニッコリ
京太郎「い、いやぁ! 和にそう言われると嬉しいな」デレッ
咲「むっ……」ムスッ
久「掃除もいいけど、ちゃんと麻雀の勉強はしていたの?」
優希「そうだじぇ犬! ちっとくらい強くなってないと、ますます私達と差が開くじぇ!」
京太郎「ちゃんとやってたっつぅの!」
和「そうですよゆーき。須賀君は真面目なんですから」
京太郎「そ、そう思う?」ドキドキ
和「はい。いつも助かっています」
京太郎「(う、嬉しい!)」ジィーン
咲「ふぅん? じゃあ打ってみる?」むかむか
京太郎「ああ、いいぜ! 俺だって少しは強くなったところを見せてやる!」
優希「こてんぱんにしてやるじぇ」
京太郎「っと、その前に飲み物を」コポポポ
久「悪いわね」
京太郎「いいんですよ。はい、どうぞ」コトッ
まこ「おー、いい香りじゃな」
京太郎「外は寒かったでしょうから、暖かい紅茶を」
久「気が利くじゃない!」
京太郎「はい。それとこれ、習ったばっかの試作なんですけど……」
咲「うわぁ、ブラウニー!」
優希「んぐんぐ!」
京太郎「おいおい、いきなり食うやつがあるか」
優希「京太郎の作るブラウニーはうまいな」ぷはーっ
久「生地がしっとりとしていて、それでいてベタつかないスッキリした甘さね」
まこ「ココアはバンホーテンのものを仕様したのか?」
京太郎「明治です」
まこ「そうか……」
和「本当に美味しいですよ。それに、紅茶をあえて濃い目にいれていますよね?」
京太郎「あ、分かった?」
和「はい。お陰でブラウニーの甘さが引き立ちます」クスクス
京太郎「喜んでもらえて嬉しいよ」にっ
咲「むむー!」ぱたぱた
京太郎「よし、そんじゃ打つか。これでも、伊達に清澄の部員じゃないんだぜ!」
久「ふふっ、どれくらい成長したのか楽しみね」
京太郎「じゃあ早速。メンバーは?」
優希「勿論私だ!」
咲「わ、私も!」
和「では僭越ながら」
まこ「ちょうど一年生マッチじゃな」
京太郎「よし、負けねぇぞ!」
俺だって清澄の部員
見てろ、もう俺だけがずっと後ろで――
京太郎「行くぞ!」
立ちすくんでいるのは嫌なんだ
00~19 トビ
20~49 四位
50~69 三位
70~89 二位
90~99 一位
ゾロ目 京太郎以外 全員トビ
↓2 今回はちょっとドラマ性を持たせてからのスイッチタイムとなります
京太郎「っと! ここで通らばリーチ!」
和「通りません。それ、ロンです」
京太郎「あちゃー。やっぱ無理かー」
久「ふふ、一位が見えたから焦ったのかしら」クスクス
まこ「そうじゃな。これが和了なら見事に逆転一位じゃったが」
優希「ぐ、ぐぬぬ……この優希様が四位!?」
京太郎「いやぁ、なんとか二位までこぎ着けたので……」
咲「す、凄いよ京ちゃん! いつのまにこんなに打てるようになったの?」
和「基礎が徹底されていましたね。それだけに最後の一打は見逃せませんでしたが」
京太郎「頑張ったって言ったろ? 次こそはちゃんと一位取るからな!」
久「それにしても、須賀君が成長してくれて……嬉しいわ」
京太郎「部長?」
久「ほら、今まで須賀君に無理ばかりさせていたでしょ? だから、ね」
まこ「部長、おんし……」
久「もう私いなくなるのに……今思えば、無責任すぎたって思うの」
京太郎「いいんですよ部長。俺はこうやって、みんなと打てるだけで幸せですから」
久「!」
京太郎「大会も終わって、もうじき部長も引退ですけど……」
ポンポン
京太郎「とっくに大切なもんを、この胸に貰ってますから」ニッ
咲「京ちゃん……」
和「一本取られましたね、部長」クスクス
久「……な、何よ。須賀君のくせに」じわっ
まこ「照れるな照れるな」ハハハ
優希「やれやれだじょ」
久「ああもう! やめ! 次は私も混ざるわよ!」
京太郎「はい! やりましょう!」
俺は幸せだ
大切な仲間とこうやって楽しんで
色々やって、自分を磨いて
こんな日々がいつまでも続く
俺はこの時、そう信じてやまなかった――
優希「あ、そういえば」
京太郎「ん?」
優希「へっへーん! お土産があるんだじぇー!」
京太郎「お土産?」
あの機械に、出会うまでは
京太郎「なんだそれ? 妙な機械だけど」
優希「変な露商の人から貰ったんだじぇ」
京太郎「露商?」
咲「あ、それって例の京ちゃんに似てる人?」
和「似てる人?」
久「あー、あの尭太郎……とかって人ね」
京太郎「へぇ、そんな人がいたんですか?」
まこ「そっくりだったぞ。髪の色や雰囲気が違ったが」
和「他人の空似でしょうか?」
優希「私が可愛いからタダでいいってくれたんだじょ」
いやいやいや、そんな商人いるのか?
というかロリコ……
優希「とにかーく! ありがたく頂け!」
京太郎「頂けって、タダでもらったんだろ? お前が使えよ」
何に使う機械なのか知らないけど
優希「ちっちっちっ! 甘いな犬!」
京太郎「は?」
優希「この説明書を読め!」
京太郎「なになに……この機械は男性が用いるモノです」
この機械を女性に向けてスイッチを押すだけで
その人がアナタにとって、全く別の何かに変わります
それが希望か絶望かは――神のみぞ知る
京太郎「なんだこりゃ?」
咲「変わるって、姿かたち? それとも……」
和「そんなオカルトありえません。何かのパーティグッズでは?」
久「なんだっていいわ! 面白そうじゃない!」
京太郎「んー、胡散臭いだけのような」
それに何か嫌な予感がする
俺の、この平穏を壊すような……何かを
まこ「わしも同感じゃ」
久「もう、臆病ね」
優希「試すだけならタダだじぇ! ささ、スイッチを押せ!」
京太郎「えー?」
優希「最初は誰にする? ア・ナ・タ♪」もじもじ
京太郎「……」
しょうがない、一度だけ付き合ってやるか
京太郎「じゃあ……」
↓2 なんと今回は一斉ではないのです
京太郎「それじゃあ咲。お前でいいか?」
咲「えっ?」どきっ
優希「えぇぇー!?」
京太郎「なんかお前は嫌」
優希「ぐぎぎぎっ!」
和「ゆーき」
優希「ちぇっ! それじゃあとっととやるじょ」
咲「ちょ、ちょっと待って!」あせあせ
京太郎「大丈夫だよ咲。こんなの所詮おもちゃだろうし」
咲「そう……かな?」
まこ「咲、無理せんでも」
久「いいじゃないまこ! さぁ、やってみせて須賀君」
京太郎「悪い咲。お前が一番頼みやすかったから」
咲「え? 和ちゃんじゃなくて?」
和「!」
京太郎「ああ。やっぱお前が一番(話しやすい)だよ」
咲「っ!」どきーん
和「……」ボソボソッ
優希「っ」
咲「わ、分かった! いいよ!」かぁぁぁ
京太郎「そうか? ありがとう」
さーて、とっとと終わらせて麻雀の続きだ
京太郎「それじゃあ行くぞ! ポチッとな!」
何も変わらない
そう、変わるわけないんだ
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 あんーなーにいーっしょーだーったのにー
70 博士
ぼふんっ
咲「うぉっほん!」
京太郎「は? 咲、なんでお前……白衣に?」
咲「わしじゃよ」
京太郎「え?」
久「どうかしたの?」
京太郎「い、いや! 咲が急におかしく!」
さっきまで制服だったのに!
今は白衣、これじゃあまるで
京太郎「まるで咲が博士みたいに!」
まこ「?」
優希「何言ってるんだじぇ?」
京太郎「え?」
和「咲さんは元々……」
咲「博士、でしょ?」
京太郎「えっ……」
何を言ってるんだみんな?
京太郎「そんなこと!」
優希「???」
久「ほら、ここの雀卓を作ったのも咲じゃない」
京太郎「いやいや! これは――」
ザッザザッ
京太郎「!?」
ある
そんなはず無いのに、咲が……ここの雀卓を作っている記憶が
なんで?
どうして?
京太郎「咲、お前は俺の……」
咲「カガクノハッテンニギセイハツキモノデース」
京太郎「はかせ……だった?」
何が、起こってるんだ?
京太郎「まさか!?」
この機械なのか!?
これが咲を博士に変えた?
京太郎「(そうとしか考えられない。じゃなきゃ、俺がおかしくなったとしか)」
咲「ねぇ京太郎君」
京太郎「きょ、京太郎君!?」
咲「かってに改造してもいい?」ワクワク
京太郎「はぁっ!? 何言ってんだお前!」
いきなり意味分からないこと言い出して
それに呼び方も!
和「咲さん!! おかしいです!」
京太郎「和!!」パァァッ
和「かってに改造なら、許可を取る必要はありません!」
久「そりゃそうね」
まこ「そうじゃな」
京太郎「」
咲「それじゃあ早速」ガシッ
京太郎「え?」
咲「じゃあ……改造するね」ビリビリビリ
京太郎「ぎゃあああああああ!!!」
一体……何が!?
1 容姿
2 雀力
3 身体能力
↓2 改造する項目
00~09 壊滅的打撃
10~29 ダウン
30~59 現状維持
60~89 成功
90~99 大成功
ゾロ目 人類最強レベル
↓3
97 雀力 大成功
ビリビリビリビシィィィイ!!
京太郎「がっ……」
なんだ、これ!?
力が――溢れる!!
咲「!!」
ゴゴゴゴゴゴッ
京太郎「……」ドドドド
久「凄いオーラ!」
まこ「なんちゅう……」
和「オーラ? そんなもの見えませんけど」
優希「あ、あの時の……宮永照と同等か……それ以上だじぇ」ガクガク
京太郎「……」
咲「強くなれたよかったね」
京太郎「……」ブルブルブル
久「よかったじゃない」
まこ「……京太郎?」
京太郎「ふ、ふざけるな!!」
咲「!!」ビクッ
京太郎「咲、お前……なんてことを!」
優希「じぇ? 強くなれたのに怒るのか?」
京太郎「当たり前だ! 俺は、俺の力で……少しずつ、みんなに追いつきたかった」
それを――こんなズルみたいなことで
咲「京太郎君……私は良かれと思って」ウルウル
京太郎「あ、いや! 違う! お前が悪いわけじゃないんだ」
善意でやってくれたことだし、責めるのはやりすぎだよな
京太郎「悪い咲……俺が悪かった」
咲「ううん、こっちこそゴメンナサーイ」
和「謝る気あるんですか?」
久「なんにしても、須賀君が以上に強くなってしまったわ」
まこ「ああ。この中で太刀打ち出来るのは咲くらいじゃろ」
京太郎「……」
<遠い地>
?「感じる……若くて強い、雀士の気配」ハァハァハァハァハァ
恒子「?」
?「残さなきゃ……二人で雀士の遺伝子残さなきゃ(使命感)」ブツブツブツ
※ 隠しキャラが解禁されました
優希「さて、それでこの機械はどうするんだじぇ?」
京太郎「そうだ! この機械で咲が!」
久「どういうこと?」
京太郎「実は――」
かくかくしかじか
和「そんなオカルトありえません」
まこ「京太郎、おんし夢でも見とるんじゃないか?」
京太郎「本当なんです! 咲が急に変わって!」
久「須賀君……そういえば、最近休暇を取ってなかったわね」
京太郎「部長! 本当なんです! 信じてください!」
優希「ぶったるんどるじょ!」
なんでだよ
なんで誰も信じてくれないんだ!
久「少し休んだら? 大丈夫、部活のことは気にしないで」
京太郎「ぐっ……」
和「待ってくださいみなさん。須賀君の言うことを少しは聞いてみましょう」
京太郎「和?」
和「私はこういったものを信じませんが、須賀君は信頼に値すると思っていますから」ニッコリ
和……お前!
なんていいやつなんだ!
和「(ここで須賀君を信じると言えば……ふふっ)」クスッ
優希「のどちゃん?」
和「もう一度機械を使ってみれば、何か分かるのではないでしょうか?」
京太郎「え? でも!」
久「いい考えじゃない。それで何も無ければ、杞憂だって分かるわよ」
京太郎「……」
いいのか? また咲みたいに変わってしまったら
俺は――
和「大丈夫ですよ須賀君」ギュッ
京太郎「え?」
和「何も変わりませんよ。私達は、ずっと――」
京太郎「和――ああ!そうだな!」
俺たちは仲間だ
何があっても、絶対に壊れない関係なんだ
京太郎「よし、それじゃあ!」
↓2 あ、ちなみにこの世界の聖人は京太郎だけです(大胆な設定告白は書き手の特権)
京太郎「じゃあ和、頼むよ」
和「はいっ!(須賀君……あぁ、須賀君)」ドキドキ
優希「のどちゃん……」
久「頑張ってねー」
まこ「どうせ何も起きんじゃろう」
咲「実に興味深い」マジマジ
京太郎「和。行くぞ」
和「遠慮なくどうぞ」ニコニコ
和はいい奴だ
出来れば何も無ければ――
京太郎「そりゃ! ポチッとな!」
和「(これで須賀君の信用を得て、後は――)」フフフ
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 京太郎を狙う腹黒のどっちの運命やいかに
92 生徒
ぼふんっ
和「……」
京太郎「ん? 何も変わらないのか?」
よかった
どうやら何も――
和「須賀先生、どうかしました?」
京太郎「あ、いや……って、先生?」
どういうことだ?
俺が、先生?
久「須賀先生?」
京太郎「え? 部長まで何を」キョロキョロ
久「やだ、先生。いつもみたいに久でいいですよ」クスクス
京太郎「はい?」
どうなってんだ!?
なんで俺が部長に先生って!?
まこ「様子が変じゃな? 何かあったんですか?」
京太郎「染谷先輩まで!」
まこ「せ、先輩ぃ!?」
優希「須賀先生がおかしいじょ」
和「先生、私が何か変なことを言ってしまいましたか?」オロオロ
京太郎「いや、何がなんだか……」
って、あれ?
なんで俺……服がスーツに?
それに、なんだか体つきが……
京太郎「まさか!?」バッ
鏡に映った姿
それは、少し歳をとっているようだったが
間違いなく
京太郎「俺……大人になってる?」
咲「?」
京太郎「うぐっ!!?」ズキズキィ!!
なんだこれ!?
頭の中に記憶が――大学?
教育研修……清澄への赴任
そして俺は、和のクラスの副担任として――
京太郎「そうだ、俺は――教師なんだ」
そして、麻雀部の顧問
和「ご気分が悪いんですか?」
京太郎「あ、いや……なんでもないよ和」ぽんっ
和「は、はいっ!」パァァッ
久「もう、先生ったら。驚かさないでくださいね」
まこ「まだまだ若いしのぅ。わしらとそう変わらんし」
優希「先生! 嫁の貰い手が無いなら立候補してもいいじぇ!」
京太郎「ゆ、優希。そういうことを言うと俺が校長に怒られるんだ」
優希「ちぇー! 少しくらい乗ってくれていいだろー」ダキッ
京太郎「優希」グイッ
優希「あっ」
京太郎「俺は生徒を大事にしたい。優希、もっと自分を大切にするんだ」
和「……須賀先生はなんて真面目なんでしょうか」うっとり
久「真面目ねー」
まこ「そこがええんじゃがな」
咲「ご立派です」
京太郎「……」ズキズキ
おかしい
俺はついさっきまで高校生だったハズ
くそっ、何がどうなってる!?
久「そうだ。折角だし、この機械を続けましょうよ」
京太郎「え?」
久「たまには先生も遊びに付き合ってくださいね」
京太郎「ちょ、久! やめろ!」
久「ほらほら、次は誰にしますか?」
京太郎「えっと――」
↓2 年齢は22~23 くらいでいいんやろか?
久「私でもいいんですよー?」
京太郎「こら、久! 押すな!」
久「はい、どうぞ」ニギニギ
和「……」ギリギリ
京太郎「くっ……じゃあお前にするよ」
久「ええ、どうぞ」
京太郎「……さて」
色んなことが置きすぎて頭が痛いが
現状を理解するには、この機械だけが頼りなんだ
咲「どうなるかな?」
和「離れて欲しいです。須賀先生のあの優しい手に触れていいのは……」ブツブツ
優希「さっさと押すじぇー!」
京太郎「それじゃ、ポチッとな」
久「!」
何か掴めるといいが……」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 とーつぜーんあーらーしーがーまきおこりー
97 片想われ
ぼふんっ
京太郎「……どうだ?」
久「……いえ、何も」
京太郎「そうなのか?」
あれ? やっぱりこの機械は何もないのか?
それなら嬉しいが……
京太郎「んー」
久「……はぁ(須賀先生……好き)」ドキドキ
京太郎「(でも、確実に変化ある気がするし)」
久「(もうすぐ卒業……私はもう須賀先生と離れ離れ)」ドクン
京太郎「ん? 久、どうかしたのか?」
久「あっ」ドキッ
京太郎「らしくないぞ。お前はいつも通り、堂々としていた方が俺は好きだぞ」ニッ
久「っ!」ドクンドクンドクン
和「せ、先生! もう一度やってみませんか?」グイッ
京太郎「ん? そうだなぁ」
久「(先生、私の気持ち――気づいているの? 知っていて、そんな優しい言葉を?)」
京太郎「じゃあやってみるか」
優希「それでこそだじぇ!」
久「(だとしたらアナタはなんて――残酷なの)」ギュッ
京太郎「それじゃあ次は」
久「(好き。須賀先生……アナタをずっとずっと、見ていたい)」ドキドキ
↓2 さーよーなーらーあえなくなーたってー
京太郎「まこ、やってみるか?」
まこ「お、ご指名とあらば」
京太郎「ゲームみたいなもんだ。そう気を張らなくていいだろう」
まこ「そうですよね。よし、遠慮なくどうぞ」
咲「ガンバッテクダサーイ」
優希「楽しみだじょ」
京太郎「……」
さっきは変化無しだったからな
次で全てがハッキリしてくれるといいが
久「先生……」
和「……」イライラ
京太郎「よし、行くぞ」
まこ「お願いします」
京太郎「どりゃ! ポチっとな!!」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 ぎーりーぎりーまーでーふんばーってー
97 片想われ
ぼふんっ
まこ「……」
京太郎「? どうだ?」
まこ「な、なにも無いです」ぷいっ
京太郎「そうか?」
やっぱりこの機械は嘘っぱちなのか
心配して損したな
まこ「……先生」ドキドキ
京太郎「あ、それとまこ」
まこ「は、はいっ!」ドキッ
京太郎「無理に敬語を使わなくていい。お前は広島弁の方がイキイキしてるからな」
まこ「で、ですけど」モジモジ
京太郎「他の先生ではそうでも、俺の前ではいつものお前を見せてくれないか?」
まこ「!!」
京太郎「俺は教師だけど、同じ目線で立ってるつもだぞ?」
まこ「せ、先生……//」ドキドキ
京太郎「それに広島弁って、なんか可愛いしな」ニッ
まこ「そ、それならこれからは……広島弁で喋る、けぇ」もじもじ
京太郎「ああ、いいぞ」
和「私も広島弁にしますけぇ」あせあせ
久「広島弁もいいもんじゃな」あせあせ
優希「カオスだじぇ」
京太郎「???」
まこ「(わしゃ、やっぱり先生のことを……あぁぁ! こんなの! 叶うわけないのに!)」ドキドキ
京太郎「大丈夫かまこ?」
優希「それより! 最後はこの私だじょ!」
京太郎「優希、お前もかよ!」
優希「仲間外れはいやーん♪」クネクネ
優希「さぁ! 押すじぇ!」
京太郎「しょうがないな」
まぁ、おもちゃだって判明したことだし
付き合うくらい別にいいか
京太郎「じゃあ押すぞ」
優希「優しくしてねー」モジモジ
和「……」イライラ
久「……」むすっ
まこ「……」そわそわ
咲「カガクノハッテンニギセイハツキモノデース」
京太郎「覚悟はいいか?」
優希「オーケーだじぇ!」
京太郎「ほい! ポチッとな!」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 おーとこならーだれかのたーめにつーよーくなーれ
14 同級生
ぼふんっ
優希「??」
京太郎「どうした優希?」
優希「じぇ? 京太郎も来てたのか?」
京太郎「へ? お前、戻ったのか?」
この態度
俺と同級生だった頃の優希だ!
優希「え? 何言ってんだ?」
久「須賀先生、片岡コーチがどうかしたんですか?」
京太郎「へっ!? 片岡コーチィ!?」
まこ「コーチはコーチじゃと思うが……」
京太郎「どういうことだ!? 優希、お前は一体!?」
優希「何ボケてるんだじぇ?」
京太郎「!!」
優希「私はお前の高校の同級生で、今は清澄の麻雀部コーチだろー」
京太郎「なん……だと!?」
じゃあ何か?
優希は俺の同級生だけど、それは過去の話?
咲「片岡コーチ、今日はどうします?」
優希「そうだなー! みんなで打ち回す感じでいいじぇ」
久「アバウトねー相変わらず」
まこ「須賀先生を見習わんか」
優希「うがー!! 敬語を使えー!!」
京太郎「(ってコイツ、俺と同年齢のはずなのに見た目が――高校の頃から変わってねぇ!!)」
和「……須賀先生」くんくん
京太郎「ん?」
和「……ぴゅーぴゅー」
京太郎「吹けてないぞ」
和「はぅわっ!?」
京太郎「だが待てよ」
これじゃあ麻雀部が四人
大会に出られないことになる
京太郎「待て、一体だれが――」
ガチャッ
京太郎「ん?」
-‐──‐-
. ´ `ヽ、
/
/ ,
/ / /| ト、 ′
∠._/ / i| i \ 〕
〔 |/ 八〔\ .' \ /
. |∧ :| ┯:┯ V ┯:┯∧ / j
' ∧| 乂ノ 乂ノ ∨、 |
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/::::入_ _ < / /| /
/\ /∧ノ へ ̄ ̄/ \リイ/ / 〔′
 ̄\\ r‐' \/ //\ /
\ヽーヽ └─ー/─' \
丶ー| 〉 〈 | 〈
| .〈∧/ !__/
| | |
京太郎「んん?」ゴシゴシ
照「おはよう、先生」
京太郎「あ、はい」
久「おはようって時間じゃないわよ照」
まこ「どこ行ってたんじゃ?」
照「トイレ」
咲「お姉ちゃん、少しは恥じらいを」
照「?」
京太郎「……えええええ!?」
照「なに? どうしたの先生」
京太郎「どうしたもこうしたもねぇよ!! どうなってんだよ!!」
優希「お、落ち着け京太郎! 何があったんだじぇ!」
京太郎「おかしいだろ! これは流石に無理やりだろ!」
和「はい?」
久「今日の先生、疲れてるのかしら」
京太郎「あばばばば」
まこ「泡吹いとる! 先生!」
和「だ、大丈夫ですか!?」
わけが分からない
俺は一体どうしてこんな状態になってるんだ?
照「相変わらず先生は面白い」
久「そういう問題じゃないでしょ」
まこ「しっかりせぇ!」
京太郎「う、うーん」
咲「この機械が原因なのかな?」
照「機械?」
咲「これこれこういう機械なの」
照「ふーん? それそれこういう機械なんだ」
京太郎「……も、戻さなきゃ。この機械で」ブツブツ
そうだ
全ての元凶はこの機械
これさえ使えば
京太郎「照!」
照「何? 結婚ならいつでもいいよ」
京太郎「違う!」
照「冗談」
咲「お姉ちゃん!」
照「お茶目ジョーク」
京太郎「いいから真面目に聞け!!」
照「はい」
京太郎「はいじゃないが」
照「え?」
京太郎「あ、これでいいんだ」
照「うん」
京太郎「とにかく! この機械でお前を元に戻す!」
いいや! 全てを!
照「戻るの?」
京太郎「戻してみせるさ!」
きっとどうにかなる
元の、みんなと楽しく部活をやっていたあの頃に
京太郎「頼む! 元に! 戻ってくれ!!」
和「……」
京太郎「うぉぉぉ! ポチッとなぁぁ!」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 ほんとにだいじなーものはなーんだろー
66 メンヘラ
ぼふんっ
照「……」
京太郎「照?」
照「……ねぇ、先生は私のことちゃんと見てる?」
京太郎「え?」
照「誰よりも私のことを一番に見てくれてるの?」ずいっ
京太郎「は? えっと?」
な、なんだ!?
何が起きてる!?
京太郎「お、俺は生徒全員が平等で大事だよ」
和「」グサッ
まこ「」グサッ
久「」ヒサッ
照「……そんなことない」
京太郎「え?」
照「わかってるよ。先生は本当は一番私を好きだって」
優希「じぇええ!?」
京太郎「」
照「ふふ、でもみんなの前だから言えないんだよね」
京太郎「な、何を馬鹿なことを!」
照「……バカ?」ピクッ
京太郎「?」
照「今、バカって言ったの?」
京太郎「あ、いや! 悪気は……」
照「バカって言ったバカってバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言った言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言ったバカって言った」
京太郎「」
咲「あ、お姉ちゃんいつものモードだ」
京太郎「て、照? 落ち着こう、な!」
照「……死んでやる」
京太郎「!?」
照「もういい。先生が私を大事にしてくれないなら、死ぬもん」スッ ナイフ
京太郎「ま、待てって!!」
サクッ
照「ふふ、見て……私の血ってこんなに綺麗」うっとり
京太郎「バカ! 手首なんて切って! すぐに止血を!」バッ
照「……やっぱり先生は優しい。私のことがだぁぁあぃすきなんだぁ」えへへへ
京太郎「いや、そういうわけじゃ……」
/. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \
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.// ヾi:::::i:::::::i:i:i:::::i:i:::i::|:::::i::::::::i'::::::i::::::::::::::::::′i:::::/:::::i
.´ 少:::::::',:::::l:i::i:::::i:゙、ト:|::::ヘ:::::::i:'::::|:゙::::::::::::/i::/i::/::::::::i\
/ |::::::::::、:ハ ヾ:i 、.i ヘ::::i::',::i ゙、:::::/ iノ. i/::::i:::::i \
/ |::::::::::ハ ヾ ゞ. ,丶i ゙:j ヘ/ / 厶::::ハ:::i 丶
∧ヾ |:::::::/ ヽ.、 ._ ヾ., イ /::/i::::′ ゝ_
../ ∧ヽ. |::::/. i > _  ̄ . r ./. // i:/ /.:/i_
.i ∧ヽ |:/ 丶  ̄ / / レ /.:// ヽ
京太郎「!」ゾクッ
照「先生が私を愛してくれなきゃ、死ぬから。嘘じゃないよ」
京太郎「て、照!」
照「ふふふっ、あはは……」
京太郎「……」
照「あっはっはっはははははははははははっはあははっはははははははははははははははははははっははははははあははっはははははははははははははははははははっははははははははああはははははあーっははははあははっはははははははははははははははははははっははははははははああはははははあーっははははあははっはははははははははははははははははははっははははははははああはははははあーっははははあははっはははははははははははははははははははっははははははははああはははははあーっははははあははっはははははははははははははははははははっははははははははああはははははあーっははははあははっはははははははははははははははははははっははははははははああはははははあっははははははああはははははあーっははははははあははあははははは」ケラケラケラケラ
和「」
久「」
まこ「」
優希「」
咲「いつも通りだね」
京太郎「(お、俺は……)」
もしかすると、開けてはいけない箱を開けてしまったのかもれしれない
照「せんせぇ……だぁいすきっ」クスクス
京太郎「……」
果てに待つのは闇か絶望か
最後に残されたのは果たして――希望なのか
今の俺には、まだ分からない
清澄編+照 しゅーりょー
清澄編終了
意図的に今までと雰囲気を変えていますので、感想あれば参考にしますのでオナシャス
続いてお次はどちら様ー
折角大人になったので、四週目は長野&プロスペシャルでお送りします
1 龍門渕
2 風越
3 鶴賀
4 プロ連中
↓1~7 多数ケッツ
ほいさっさー
次回はメンヘラのメッカでもある龍門渕編
歳を越してしまったハギヨシさん
そして伝説の純ニキの言動が気になるところてんのすけ
それでは、次回をお楽しみに
【余談】
四週目は京太郎だけ聖人
他は全員ゲスというか、ヤンデレ気質にする予定でしたが頓挫
五週目あたりで京太郎が復讐でスイッチを握る、ていうのを計画中どす
<ぜんかいまでのあらすじ>
咲「カガクノハッテンニギセイハツキモノデース」
京太郎「俺の雀力はあの宮永照すら凌ぐ……」ごごごごっ
和「やっぱり須賀先生は素敵です!」きらきら
久「須賀先生……好き」ぼそっ
まこ「わしゃ……先生のこと、ずっと」ドキドキ
優希「教え子が全国優勝で嬉しいじぇ」
照「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」ケラケラケラ
京太郎「て、照……」
照「死ぬよ」
京太郎「えっ」
照「私のことを愛してくれないなら死んでやる」
京太郎「ま、待て! 落ち着いて話し合おう」
照「じゃあ一日百回はメールして。十分おきに電話、一時間に一回キスして」
京太郎「えっ」
照「……」ブツブツブツブツ
京太郎「(俺は一体どうすればいいんだ……)」
和「須賀先生、私がなんとか助けて見せます」ぎゅっ
恵「(最近娘の様子がおかしい……)」
原村母「何かあったのかしら?」
恵「……仕方ない」
原村母「え?」
恵「……」ぴっぽっぱっ
トゥルルルルル
原村母「アナタ、一体何を?」
恵「家庭訪問だ」
原村母「!!」
恵「……家庭訪問だ」
原村母「(なんで二回言ったのかしら?)」
【清澄】
京太郎「はっ? 家庭訪問?」
和「はい」
一日のHR終わり、和の口から聞いたのはとんでもない言葉だった
京太郎「え? 三者面談じゃなくて?」
和「実は、父が……是非にと」
京太郎「いや、是非にと言われてもな」
ピピピピピピッ
京太郎「もしもし? ああ、うん。好きだよ」
ぶつっ
和「……あの人ですか?」
京太郎「そうだ。ちょっとこれが立て込んでてなぁ」
俺の直接の生徒ではない宮永照
部活の顧問としては面倒を見てやりたいとは思っているが……
和「そ、そうですよね。私より、そっちの方が……」うつむき
京太郎「あ、いや! 俺はちゃんと和のことも考えたいぞ!」
親の都合で東京行きか、長野に残るか
和の抱える問題は、大会の優勝で一応は解決したように見えた
京太郎「でも、ちゃんとお父さんと話し合わないとな」
和「はい。ですから……」
京太郎「分かった。それで、日程は今日でいいのか?」
和「来てもらえるんですか!?」
京太郎「当たり前だ。お前は俺の大事な生徒だからな」
和「はぅっ」きゅーん
京太郎「和?」
和「は、はひっ! 今日でお願いしまひゅっ!」がりっ
京太郎「お、おう?」
和「……」なみだめ
それにしても原村家か
一体どうなるんだろう――
※ 龍門渕編の前に、急遽番組を変更して原村家家庭訪問編をお送りします
【原村邸】
京太郎「というわけで来たものの」
なんだか門構えからして怖いぞ
和のお父さんは弁護士らしいし、うーん
京太郎「ええいままよ!」」
ぴんぽーん
がちゃっ
和「須賀先生! お待ちしてました!」
京太郎「少し遅くなってすまないな」
和「いえ、無理を言ったのはこちらですから。どうぞ」にっこり
京太郎「失礼します」
ざっ
恵「……」どーん
京太郎「っ!」びくっ
こ、この人が和のお父さんか!
厳格そうな人だなぁ
京太郎「は、初めまして。和さんの担任を務めている、須賀京太郎と申します!」ビシッ
恵「初めまして。和の父の原村恵です」ペコリ
京太郎「はい!」カチコチ
恵「……立ち話もなんですから、どうぞお上がりください」
京太郎「しし、失礼します!」
和「(結婚のお願いに来たみたいで……アリですね)」ドキドキ
恵「粗茶ですが」コトッ
京太郎「ありがとうございます」ずずっ
恵「……」
京太郎「ぷはぁー」ほっ
恵「まず、いくつか確認をさせて頂いても?」
京太郎「は、はいっ!」
恵「須賀先生は初担任で、和のクラスを?」
京太郎「はい。まだ教師歴一年です」
恵「……そして麻雀部の顧問でもある」
和「お父さん」
恵「お前は黙っていなさい」
京太郎「確かに麻雀部の顧問も勤めています」
恵「つまり、清澄の教師の中でアナタが一番和と関わっている」
京太郎「そう、なりますね」ドキドキ
恵「単刀直入に申し上げましょう」
京太郎「は、はいっ」
恵「アナタには言いたいことが山のようにある」
京太郎「」びくっ
和「お父さん!」
恵「大体なんだ? 教師でありながら金髪とは!」だんっ
京太郎「そ、それは!」
って!
アンタの娘はピンク髪だろがーい!
京太郎「(とは言える空気じゃないな)」うーん
恵「しかも教師一年目で高校の担任? 舐めているのか!?」
京太郎「な、舐めてなんかいません!」
恵「貴様が担任になってから、和はやけに反抗的になった」
和「!」
京太郎「え?」
恵「麻雀を続けると言ったり、東京に行きたくないと駄々をこねる」
京太郎「……」
恵「貴様、娘に一体何をした!?」
京太郎「えっと――」
00~29 別に何も
30~59 わかりません
60~89 俺に出来ることを
90~99 彼女の支えになりました
ゾロ目 京太郎「ナニを……」 和「せ、先生っ……//」モジモジ
↓2 あいってなんなんだー せいぎってなんなんだー
京太郎「別に何も」
恵「何もだと!? 貴様それでも教師か!!」
京太郎「あ、いえ! 放置していたというわけではありません!」あせあせ
和「そうです! 放置プレイは前世です!」
恵「また訳のわからないことを……!」
いかん、お父さんが怒り始めたぞ
なんとか機嫌を直させないと
京太郎「(どうしよう……)」
恵「聞いているのか!!」
京太郎「はい!」
恵「それに、聞くところによると……麻雀部の女子生徒につばをつけているとか?」
京太郎「!」
和「お父さん!」
恵「それは本当なのか?」
京太郎「それは――」
00~29 京太郎「ぶっちゃけモテモテです」キリッ
30~59 京太郎「分かりません」
60~89 京太郎「言い寄られることは、あります」
90~99 京太郎「実は生徒が一人……精神病を患っていまして」
ゾロ目 京太郎「……女子高生って、凄いんですよ」とおいめ
↓2 しずかにーあーさーやーけーが だいちをーつーつーんーでーく
京太郎「分かりません」
恵「分からないだと? 貴様、生徒のことも分からないのか!?」だんっ
京太郎「はい……悔しいですが、自分には分からないことだらけです」
恵「! 呆れた奴だ……そんなことで教師が務まるとでも!?」
京太郎「ですが、俺は分からないなりに! みんなことを分かりたいと努力しています!」
恵「努力?」
京太郎「はい。和さんも含め、生徒一人一人と少しずつ分かりあおうと……」
恵「そんなものは詭弁だ」
和「お父さん、やめてください!」
恵「なぜこんな教師を庇う?」
和「それは――」
京太郎「和!」
和「私……」
00~29 和「……」
30~59 和「私は先生を信じています」
60~89 和「先生のことが……」
90~99 和「須賀先生じゃなきゃダメなんです……」
ゾロ目 和「須賀先生のことが……好きなんです」
↓2 のーふぃあー のーぺいーん あいのーまえにたつかぎりー
和「先生のことが……」
京太郎「和!」
和「!!」びくっ
恵「! 貴様……」
京太郎「今言おうとしたことは、お父さんだけじゃなく……俺への冒涜でもある」
和「わ、私は……ただ」
京太郎「俺は教師だ。何があっても、それだけは決して変わらないよ」にっ
和「……はい」ぶるぶる
恵「ふん……理性は持ち合わせているようだな」
京太郎「原村さん。俺は確かに若輩者で、未熟すぎる男です」
恵「……」
京太郎「ですが、信念は曲げません。俺は、決して娘さんを不幸に導いたりはしない」
絶対に
和「……」じわっ
恵「その言葉、信じても?」
京太郎「はい」
恵「……」じっ
京太郎「……」
恵「分かった。その言葉を信じよう」
京太郎「!」
恵「要件はこれで終わりです。わざわざ御足労頂き、ありがとうございました」
京太郎「原村さん!」
和「……うぅ」しくしく
恵「和」
和「……ひっく、えぐっ、は、はいっ」ぐすっ
恵「先生を……駅まで送って差し上げなさい」
京太郎「原村さん」
恵「……」
ぴしゃっ
京太郎「……」
和「せ、先生」
京太郎「送って、くれるか?」
和「……はい」こくっ
(なんで教師なのに80じゃないんだ……?)
>>727
きーみーはだれかをー あいしてーいるかー?
てくてく
和「……」
京太郎「なぁ、和」
和「……はい」
京太郎「悪いな、こんな先生で」
和「いえ、私は須賀先生が担任で……嬉しいです」
京太郎「そっか。俺も、お前が生徒でよかった」
和「……(本当はウソ)」
先生のことが好き
誰よりも、何よりも先生と共に居たい
だから、教師と生徒としてじゃなく
一人の男と女として――
和「……」
京太郎「和、この帰り道だけ……俺、教師をサボってみる」
和「え?」
京太郎「聞いて欲しいことがあるんだ」
和「な、なにを、ですか?」
京太郎「俺、ほんの少し前まで……和の担任じゃなかったんだ」
和「……?」
京太郎「同学年で、同じ麻雀部の生徒で……いつも憧れていた」
和「せ、先生が同学年?」
京太郎「好きで好きで、いつか思いを告げられたらって」
和「っ!!」かぁぁぁぁっ
京太郎「……好きだったよ、和」
和「わ、わたっ」
京太郎「これからは――別の形で、お前を守ってやる」
和「……」
京太郎「サボりは終わり! 駅に着いたからな」
和「先生……」
京太郎「じゃあな和、また学校で」
和「あ、あの!! 先生!!」
京太郎「?」
和「わ、私も……この一瞬だけ、生徒をやめてもいいですか?」ドキドキ
京太郎「和……?」
和「私は、須賀さんのことが好きです」
京太郎「……」
和「大好きなんです」
風に髪をなびかせて、頬を赤らめる和の姿は――
俺が今までに見たことが無いくらい、可愛くて……美しいものだった」
京太郎「……」
和「……」もじもじ
京太郎「ありがとう。嬉しいよ」
和「す、須賀先生!」
京太郎「じゃあな」
俺は振り向かなかった
振り向いたら、決意が揺らいでしまう気がしたから
だから――俺は
京太郎「(さようなら、和)」
多分、初恋だった――
和「……」ガクッ
【数週間後】
あれからもう数週間が経った
教師としての仕事にも慣れて、もう今じゃ身も心も完全に教師
高校生だった頃の俺は……どこにもいないのかもしれない
そんな折、職員室の俺に会いに来た久の一言が
俺を新たな運命の渦に巻き込むことになる
京太郎「え……? 龍門渕から?」
久「はい。合同練習のお誘いが来てるんです」
京太郎「そっか。久は進路が決まってるけど、部活もそろそろ潮時だしな」
久「これを最後に引退しようかと」
京太郎「いいんじゃないか? それで、日程は?」
久「それが……その打ち合わせが今日で」
京太郎「あれ? でも今日は確か」
久「そうなんです。議会の引き継ぎがあって」
京太郎「ははーん。それで俺に代わりに、てことか?」
久「察しがいい先生って大好き!」
京太郎「調子のいい奴め。分かった、俺が行くよ」
ハギヨシ君ともたまには会いたいし
未だに元気にやってるかな……
京太郎「部活の方はまこに任せる。あとで伝えておいてくれないか?」
久「はーい! 了解です」にっ
京太郎「さて、龍門渕か……」
【龍門渕】
相変わらずデカイ場所だな
お金持ちの家ってのは……どうも敷居が高い
京太郎「確かこの辺で……」
ハギヨシ「京太郎さん!」
京太郎「あっ、ハギヨシ君」
ハギヨシ「ご無沙汰しています」ペコリ
京太郎「元気そうだね」
ハギヨシ「おかげさまで」くすくす
京太郎「龍門渕さんは、中で待っているのかな?」
ハギヨシ「ええ。どうぞ、こちらです」
京太郎「しかし、迷子になりそなくらいに広いなぁ」
ハギヨシ「慣れればそうでもありませんよ」
京太郎「あはは、それはそうだ」
ザッ
?「……」
京太郎「ん? 君は……」
↓2 れでぃとぅごー かうんとぜろー
純「あ、清澄の顧問の先生じゃん」
京太郎「井上さん。お久しぶり」
純「大会以来でしたっけ?」
京太郎「ああ。どうだい調子は?」
純「ぼちぼちってとこですかねー」
京太郎「君はいい打ち筋をする。伸びるよ、これからも」
純「あはは、須賀先生に言われると嬉しいかなー」
ハギヨシ「ここで何を?」
純「透華に頼まれて色々と……」
どくんっ
京太郎「……ん?」
なんだ? ポケットに……
京太郎「!? な、なんでこれが!?」
純「? どうしたん……って、ヘンテコな機械」
ハギヨシ「それがどうかしたんですか?」
京太郎「あ、いや!」
馬鹿な! この機械は捨てたハズ!
なんでここに!?
京太郎「ぐっ……」プルプル
体が勝手に……動き出す!?
京太郎「やめ……」
純「だ、大丈夫ですか?」
京太郎「にげ、逃げろぉ……ポチッとなぁあぁぁぁ!!」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 あさやけにつつまーれてー はしーりだーしたー
43 追跡者
ぼふんっ
純「……」
京太郎「はぁはぁ……」
ハギヨシ「大丈夫ですか?」
京太郎「は、はいっ……」ゼーゼー
純「……」
京太郎「井上さんは大丈夫ですか?」
純「スタァズ……」
京太郎「ん?」
純「……ん? 別に」
京太郎「そ、そうですか?」
純「うん」
京太郎「じゃ、じゃあ行きましょう」
ハギヨシ「はい。それでは……」
てくてく
純「……」テクテク
京太郎「?」
ハギヨシ「どうして着いてくるんですか?」
純「別に……方向が一緒なだけですから」
京太郎「……?」
純「(……京太郎)」ググッ
京太郎「!」ゾワッ
なんだこの視線!?
まさか、井上さんから……
?「あっ」
ハギヨシ「おや」
京太郎「!?」
こ、この人は?!
?「……」
↓2 ひろがるーうちゅうのなーかー きゃーんゆふぃーる
一「あっ、須賀先生だ」ピタッ
京太郎「国広さん!」
一「前回はお世話になりました」ペコリ
ちらっ
京太郎「く、国広さん! 相変わらず服装が……」
一「?」
色々と丸見えすぎる!
龍門渕の先生はどういう指導をしてるんだ!!
けしからーん!!
純「……」じぃー
ハギヨシ「お気持ちはお察ししますよ」
京太郎「目のやり場に困るんだよなぁ」
一「? 須賀先生って相変わらずヘンなのー」
うーむ、教師として指導はすべきなんだが……
他校の生徒だし、どう言っていいものか
京太郎「!?」ゾクッ
なんだ、またこの感覚……
京太郎「ぐぁっ!?」ぞくぞく
ダメだ、逆らえない!
一「須賀先生?」
京太郎「がぁぁぁ!! ポチッとなぁぁぁ!!」
俺の体に、一体何が起きてるんだ!?
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 ちいさーなほーしーの はなーしをーしよう
38 同僚
ぼふんっ
一「須賀先生?」ばいーん
,>,-- 、__:::::::::::::..、_::::}
__,.::´::::〈  ̄\__::::>、___
 ̄>:´:::/::、 -=マ__〉´_ \
/:::::,:::,:'::::::::∨ _,.イ⌒\ ` /
/:::::/::/:::::::':::::`7::::/::::/::::::::!::ハ:\ 「
/::,.イ::/:::::::::|::::::/:::/::::/::::::::: ||::::|:|:::\ }ハ
,:::/ ::::::::::::: |:-/:|-{--|、::::::::::|}::/ l:::::|::::YⅥ
|/ |:::|::::: |::|:/ハ{ 从:{ {:::::::::|--/、::|:::::|::::::ヽ
{ ,::::|::::: |::|ィ笊斧、 ∨::/}'_/:イヽ :::::|::::::|:|
/::イ:::::::|::|:| Vzり }/笊斧、}:/|:::::|::::/ }
/ |:::::: |::|:| / Vzソ /'/,':::/|:∧
|:::::: |::|:| ' ☆ イ/:イ:/':::::|
|:::::: |::|:ト、 -_, 人∧:::::::::::: |
八::::::::lリ∧::..、_......-=≦:.:.:.:.}ヽ::::::::∧
\::|/:.:.} /:.:/ `ヽ:.:、 }::::/ }
_∧〉:./' _/イ/ ∨〉|:/ '
/:.:|/ ´、 ´ /:∨: }' /'
,. 〉Ⅳ__,. イ7{: : Ⅵ ,
{ /:「:__: : : : : :<(_): :| l
|'(_)/:/{ ̄ ̄「ー': :l |
|: /: イ 人 〈^ヽ: : |l
|〈_」 ` 〉/>l |:ヽ , ´ ̄
「 { ⌒}/ハ {-く_ /
∧_/ : \,} |〉 /〉、 /
{ l∧ l: (| |イ/ 〉 /
乂} ∧ . | : ,∨_イ
な、なななな!?
国広さんが急激に成長した!?
し、しかも服装のせいで――
一「??」
京太郎「は、ハレンチ過ぎますよ国広先生!!」
一「あれ? そうですか?」ぴらっ
純「国広先生のコレは治らないと思いますよー」
ハギヨシ「……//」コホン
京太郎「(ハギヨシ君、初心だな)」
ハギヨシ「は、早く行きましょう」
京太郎「そうだな。国広先生、生徒の模範になるようにしないとダメですよ!」
一「き、気をつけます……??」
生徒の親御さんに見られたらなんて言われることか
同じ教師として、見逃せないぞ
一「???」
京太郎「……」てくてく
?「……!」
京太郎「ん? 今度は……」
↓2 てるみざとぅるーす しーんじてたーみーらいがー
衣「むっ! 清澄の雀士……!」
京太郎「あっ……天江さん」
衣「勝負しろきょうたろー!! 前回のようにはいかんぞ!」
京太郎「い、いや! あれは指導で打っただけで」
俺と咲と照の三人、それと天江さん
勝負はギリギリで俺の逃げ切りだったが……
京太郎「あれは照と咲のサポートがあったからで」
衣「御託はいい。衣の支配を避け、点棒を守りきっただけで死合うに充分!」
ハギヨシ「衣様、あまり京太郎さんを困らせては」
一「そうだよ衣」
純「……」
衣「戦わせてくれ! 今度こそ衣が勝ってみせる!」
京太郎「それなら今度の合宿で……」ドクンッ
ぐっ!? まただ!?
京太郎「また、このスイッチが勝手に!」
衣「! なんだ、この禍々しい気配は――」
やはりこの機械はまずい!
なんとか、止めないと!
京太郎「ダメだぁぁぁ!! ポチッとなぁぁぁ!!」
くそ!! 俺は抗えない!
なんなんだこれは!!
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 くーずれさろうーとーしーてるー
12 先輩
ぼふんっ!
衣「さぁ、戦え京太郎!!」
京太郎「!! こ、衣先輩?」びくびく
衣「衣が勝ったら今夜はお前の奢りだ! いいな?」グリグリ
京太郎「だ、だから今日は仕事で……そもそも先輩は飲み屋に入れないですし」
衣「子供扱いするな! もう酒も飲める!」
一「衣さんに逆らわない方がいいよー須賀先生」
京太郎「国広先生まで!」
ハギヨシ「衣様、今日は須賀さんは仕事で来ていらっしゃいますので」
衣「むっ、そうなのか?」
京太郎「はい。だから、出来れば……」
衣「仕方ない。大学の後輩のよしみだ……見逃してやろう」
見逃すも何も、衣先輩は相変わらず横暴だなぁ
そもそもアラサーの癖に見た目が若すぎるんだよ
衣「何かよからぬことを考えたか?」
京太郎「い、いえ!!」
衣「そうか? まぁいい……」
京太郎「(ってあれ? なんで俺、衣先輩のこと……だって、元は天江さんって)」
くそっ! だんだんとこのスイッチの効果に順応している
いかん……このままじゃ俺は!!
純「……」じぃー
京太郎「はぁっはぁっ」
?「……」
京太郎「だ、ダメだ……来ちゃ、ダメだ」ググ
このままじゃまた――
↓2 かーなーしみーをー くーりーかえーしー
智紀「どうかしたんですか?」
京太郎「さ、沢村さん……」
ハギヨシ「少し具合が悪いようなんです」
智紀「それは心配」
京太郎「(ダメだ、今の俺に近づいたら――)」
何が起こるか、保証できない
京太郎「ぐっ……また」
抗えない
体が勝手にスイッチを使おうとしてしまう
京太郎「うわぁぁぁ……」
衣「京太郎!?」
京太郎「ポチッとなぁぁあっ!!」
智紀「ひぃっ!」
京太郎「バカ! 避けろ!!」
一「(無能主人公みたい)」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓2 たーったー ひとりーきりー きーみーのそんざいーがー
00 妻
ぼふんっ
智紀「アナタ、大丈夫?」
京太郎「智紀……」
智紀「無理しないで。最近、忙しすぎてろくに休んでない……」
京太郎「……」
ハギヨシ「……京太郎さん」
京太郎「ハギヨシ君?」
ハギヨシ「折角ですから、夫婦水入らずでお過ごしになられては?」
京太郎「え? でも――」
衣「それがいい。智紀、たまには暇を貰え」
智紀「いいの?」
一「新婚の癖に別居なんてしてるからねー。少しは二人で過ごしなって」
京太郎「国広先生……」
ハギヨシ「お嬢様には私から伝えておきます。ですので」
京太郎「……はい」
智紀「京太郎」ギュッ
京太郎「ああ、行こうか。智紀――」
智紀「はいっ」
純「……」
【げすとるーむ】
京太郎「……智紀、ごめんな」
智紀「え? 何が?」
京太郎「結婚してもう一年以上になるのに……まだ別々に暮らしてる」
智紀「仕方ないよ。まだ新任一年目だし……将来の為にお金を貯めないと」
京太郎「でも、そのせいで智紀に辛い想いを」
智紀「ふふっ。アナタって何も分かってない」ぴとっ
京太郎「とも、き?」
智紀「私は世界一の幸せ者。だって――京太郎の妻だから」
京太郎「俺なんかで、本当いいのか?」
智紀「……ばか」ぽかっ
京太郎「いてっ」
智紀「そういうとこ……変わらないんだから」ぎゅー
京太郎「ごめん」ナデナデ
智紀「んっ……ふふっ」
京太郎「俺さ、正直迷ってたんだ」
智紀「……?」
京太郎「教師に向いてるのか、続けていいのかなって」
智紀「京太郎?」
京太郎「生徒の気持ちに応えられなくて、傷つけてばかりだ」
久も、まこも
和も――
そして照も
京太郎「俺があの場所を去れば、みんな前を向ける。俺がいるから、みんなが」
智紀「京太郎」
京太郎「え?」
智紀「逃げないで」じっ
京太郎「智紀……?」
智紀「夢、だったんでしょ? 生徒を、人をまっすぐ導いていく……仕事」
京太郎「あ、ああ。でも……」
智紀「でもじゃない」
京太郎「!」
智紀「それが夢なら、目指したなら――逃げちゃダメ」ぎゅー
京太郎「逃げちゃだめ、か」
智紀「私は京太郎を信じてる。自分自身も」
京太郎「自分自身も?」
智紀「うん。私が選んだ相手は誰よりも強く、優しい人だって」
京太郎「……」ぎゅっ
智紀は優しい
可愛いし、スタイルもいい
俺なんかには勿体無いほどにいい女で……
京太郎「ありがとう智紀。俺、お前と結婚してよかった」
智紀「今更?」
京太郎「遅いか?」
智紀「遅すぎ」ちゅっ
京太郎「んっ……あはは」ナデナデ
智紀「むー、どうして笑うの?」
京太郎「いや、色々と悩んでたことが……いっぺんにどうでもよくなってさ」
生徒のこととか、スイッチのこと
悩むことは数多くあるが――智紀の前じゃ全てどうでもよく思える
京太郎「俺はさ、色んなことの為に頑張って……身を焦がすのが偉いって思ってた」
智紀「……」
京太郎「でもさ、違うんだ。俺、頑張ることに夢中で大事なことを忘れてたんだ」
智紀「え?」
京太郎「……智紀」ぎゅっ
智紀「は、はいっ」ドキドキ
京太郎「一緒に住もう。出来るだけ、お前と一緒にいたいんだ」
智紀「っ!」ドクン
京太郎「嫌か?」
智紀「い、いやじゃないけど! でも……」モジモジ
京太郎「色々と大変なことがあると思う。でもさ、やっぱり夫婦は一緒にいるべきだ」
智紀「京太郎……」
京太郎「全部ケリを着ける。生徒のことも、俺自身の気持ちも」
だから――
京太郎「俺のそばにいてくれ」
/
/ / .....................
/ / ‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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ー-┘ .|::::::::::|/ ̄ ̄ ̄ ヽ / ̄ ̄ ̄ ヽ |::::::::::::::::|::i
_ |:::::::::| レ⌒| |:::::::::::::::|::::i
| | |::::::::::|ヽ __ / ヽ__ / |:::::::::::::::|::::::!
| |::::::::::| |::::::::::::::|::::::::!
|l:::::::::::| /// ////::::::::::::::|:::::::::!
. l l / ||.|::::::::::|\ /:|:::::::::::::::|:::::::::!
' . || |::::::::::|::::::` ‐ ー一 ‐ ´:::::::|:::::::::::::::|::::::::::!
||. |:::::::::|/\  ̄ /\::|:::::::::::::::|::::::::::::!
|| |::::::::| \ / |::::::::::::::::|:::::::::::::!
||/|::::::::| \ / |::::::::::::::::|、::::::::::::!
<すうじつご>
京太郎「みんなに紹介が遅れて申し訳なかった。コイツが……俺の妻だ」
智紀「……」
久「」
まこ「」
和「そ、そうだったんですか……」
咲「ほうほう」
京太郎「これからは一緒に住むことにもなってる」
久「そ、そそ……そうだったんですね」
まこ「……は、はは」
京太郎「……」
智紀「(京太郎のこと、好きだったんだ……)」
京太郎「隠していたわけじゃないんだけど、ごめんな」
久「いえ。でもこれでなんだか、スッキリしました」
まこ「わしも……」
和「……私もです」
京太郎「ありがとう。それで……照は?」
咲「連絡はしたんですけど」
京太郎「そうか」
やはり、あの子だけは……
久「あの、先生」
京太郎「ん?」
久「幸せに――なってくださいね」
京太郎「ああ、勿論だ」
俺は智紀とともに生きていく
これからもずっと
ずっと ずっと
純「……」じぃー
<帰り道>
智紀「宮永さんだけ、話せなかったね」
京太郎「いいんだ。これからゆっくりと時間をかけていくから」
智紀「でも、あの子は」
京太郎「確かに照は問題があるけど、でも……俺はあの子を信じてる」
いつかきっと分かり合える
そう――
京太郎「だからさ、俺はあの子と――」
. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :′
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ′
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|l: : : : : : λ , ハ: : : : : : :|
i|: : : : : : :込、 __ __,. ,イ: ! : : :、 : :|
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|l : :八: : : : |.:::′ /:::::|: /|: :/_ '}
八:/ \: : |:::|-- 、 --/ .:::::|:/ |:/
\|:::ト-========イ }' .ノ'
京太郎「え?」
智紀「きょっ――」
照「私を捨てた報い。受けてね……先生」 ゙ャキッ ナイフ
ダダダダッ
京太郎「照!?」
まずいっ! この距離じゃ――
智紀「京太郎ぉぉ!!」
照「死ねぇええええええっ!!」
グサッ
京太郎「っ!」
俺は――
京太郎「智……紀……」
ボタッ ボタッ
照「な、なん……で?」
智紀「あ、あっ……」ガタガタ
京太郎「どうして……?」
純「ぐっ……いってぇなぁ」ググググッ
照「っ! 邪魔を!!」ブンッ
ブシャッ
純「してんのはお前だろ!!」ガンッ
照「っ!?」ズシャッ
京太郎「照!! 井上さん!」
智紀「ち、血が出てる!」
純「大丈夫。かすっただけだ」
カランカランッ
京太郎「どうしてこんな無茶を!!」
純「へへ、これくらいどうってことねぇよ」
京太郎「それに、どうやってここを?」
純「……なんか、お前の後ろをつけ回してる奴がいたからよ。だから」
智紀「じゃあ、最近後ろから感じていた気配は……」
純「オレだ。守ってやろうかと思ってさ」
京太郎「……井上さん」
純「けっ……なんて顔してるんですか?」
京太郎「なんで俺たちの為に、ここまで」
純「それは――」
どくん
京太郎「?」
純「……さぁ、なんでですかね?」
智紀「……純」
純「んじゃ、コイツは俺が預かるぜ」
照「……」ブツブツブツ
京太郎「照!」
照「!」ピクッ
京太郎「また話し合おう! すぐに分かり合えなくても、俺はいつか絶対にお前と!」
照「……うん」
純「たくっ、しょうがねぇやつだぜ」
スタスタ
京太郎「それと! 純!!」
純「っ!」ドキッ
京太郎「……ありがとう」
純「……じゃあな、京太郎」ボソッ
智紀「行っちゃったね」
京太郎「ああ」
智紀「ねぇ、京太郎」
京太郎「ん?」
智紀「今、純って呼んだよね?」じとー
京太郎「うぐっ!? そうだったか!?」あせあせ
智紀「まるで夫婦みたいだった」じとー
京太郎「そ、そそそそんなことは!」
智紀「……少し、嫉妬しちゃうかも」
京太郎「い、いや! 俺が愛してるのはお前だけだ」
智紀「そういうことにしておいてあげる」ぎゅぅ
京太郎「智紀……」
俺は幸せだ
例え、これが仮初の上に成り立った幸福だとしても
何者かの悪意の上に成り立っていることだしても
?「……」
淡「んでー見逃すのー?」
?「……」コクッ
淡「そっか。ま、こっちのパパはいい人だしねー」
俺たちは歩き続ける
照「……」
純「元気出せよ。オレも失恋したばっかでさ、相談乗るぜ」
照「……うん」
純「この辺にうまいラーメン屋があってよー」
例え、これから先の未来が暗雲立ち込めるものでも
智紀「お帰りなさい、京太郎」
京太郎「ただいま、智紀」
二人なら
夫婦なら
家族なら
きっとどんな壁も――
京太郎「愛してるよ」
智紀「私も」ちゅっ
超えてゆける
四週目 GTK編 カンッ!
お ま け
きっとどんな壁も――
京太郎「愛してるよ」
智紀「私も」ちゅっ
超えてゆける
一「わー! いいエンドだね」パチパチ
衣「うむ」パチパチ
透華「……」
,r'´ ̄ ̄ ヽ
/丶 _//∧ l'⌒ヽ-、_
/ .|ヽヾ、7/ i| ヘ_/^ヽヘヘ
/ |,⊥ミ∨/l| ト、 └ユ
! .i ト、 ヘ ヌ二¨ ヽ !
l |L_ ゝヽ_/>ャ=ヽャ‐ \-、
i '7_,.≧=- }} ′ ` ヘ. \ヽ
. ノ 7弋 , , 爪从 . i l
. イ ハ tt彳′ l j ∧
// ! ト、 _ ‐ュ /7 ∧ヘ
. /,ハ ヽヽヘ f二´-‐'' " / / / ヘ ヘ
{ { ヘ 丶 ゝ _ /∨ / ヘ ヘ
ヘ! ゝ \ ` ┬-‐' /! ィ′ ヘ ヘ
丶、_ \ 广弌irく l l 〉────'┼‐-、
!| \ Y/ /V ≦ヽl ∨ l ト
!| ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ. l l
厶イ j ∧/ //ハヽ\∨lルl l
f´ i ノ/ ∧∨// ヾ 、 ゝ'.ノ l
一「どうかしたの透華?」
透華「どうもこうもありませんわ!! なんで私だけ!!!」
衣「そう子供のように騒ぐな透華よ」
透華「衣には言われたくありませんわ!!」
衣「衣お姉ちゃんと呼べ」どやっ
透華「むきぃぃぃぃ!!!」
ハギヨシ「やれやれ、ですね」
透華「次こそは! 次こそは私が主人公ですわぁぁぁぁぁ!!!」
ということで今回はここまで
四週目は聖人京太郎でスタートし、聖人のまま終わるという奇跡
殿堂入りは京太郎自身にしたいくらいですが……
はてさて
殿堂入りに推すキャラがいればどうぞ
1 智紀 妻
2 和 生徒
3 該当者無し
一応純は除外にしておきます
二度殿堂入りは可能なんですが、今回は明らかにこちらの推しがあったので
殿堂入り無しもそれはそれで一興
それと五週目の基盤も
A 部内で虐げられた京太郎がスイッチを手にして復讐劇
B 童帝と馬鹿にされた京太郎の脱童貞レース
C その他
殿堂入りと合わせて、次回更新時に決めます
. / /: :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : \i
/ / / i: : : : : : : : : :i: : : : : : : :.\
__i / /: : : : : : : ;ィ: :}: : : : : : : : : : :.
i 「`7 /!: : : :∠」_ ハ: i: : : : : : : : :i
=-x /// : :/ ! 「 卞}: : : : : : : : :}
::::i. / / ==ェx、_ i/i: : : : : : : :/
:C !::::::::::「ヾ' i: : : : :..:/
''′ |::::::::C /イ: : :/
∨::::ソ i,厶イ\
 ̄` .!: : / \\
}: :.! )::)
/\ ノ|: .:| //
;,、  ̄ ̄ _,, < |: :.!//
| ̄ !: :|/
|∧ |: :|
ヽ_,/ ',__ |: :i
_/ ヘ .i \. !:/
》ェ≪ | \ /
.|| || 》__/ `ヽ
次スレ
【安価】浩子「出来たで! 好感度変換ルーレットや!」京太郎「は?」5 - SSまとめ速報
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無しの声が多かったので今回殿堂入りは無しの方向で行こうかと思いましたが
一応、忘れられてる方がいることを思い出しました
なので緊急特番
【りべんじ おぶ とーか】
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【四週目 外伝】
俺が清澄高校の教師になってから半年近くが経った
なし崩し的に選ばれた麻雀部の顧問として活動し、教え子たちは見事に全国大会で優勝
久「先生、お疲れ様です」
和「お茶をどうぞ」コトッ
京太郎「ん、ありがとうな」
まこ「お茶菓子もあるけぇ」
みんないい子たちだ
独り身の俺にとっちゃ、少しばかり誘惑がキツイと思うこともあるが……
優希「おいこら待つじょ! なんで私にはお茶を出さないんだじぇ!」
咲「日頃の行いかと」
照「うん」ぽりぽりぽり
優希「ぐぬぬぬ!!」
京太郎「そう怒るなよ優希」
優希「京太郎がそこまで言うなら……許してやるじぇ」
和「はい、どうぞ」
久「先生。今日は打てますか?」
京太郎「んー、久しぶりに打ちたい気持ちもあるけど……」
残念なことに今日は用事がある
というのも、学校の用事で龍門渕高校に行かなければならないんだ
京太郎「悪い。今日は予定があるから」
久「そ、そうですか」
まこ「残念じゃのぅ」
京太郎「また今度相手するよ」
和「是非ともお願いします」
優希「だーかーらー! なんでこの私を無視するんだじぇー!」ムカムカ
照「ワロス」
京太郎「それじゃあ俺はもう行くよ」
教師って仕事は色々とやり甲斐がある
当然大変なことも多いが、その分達成感が半端じゃない
教え子の成長、自分自身の成長
どちらも教師でしか味わえないこと――
俺は、教師になってよかったと思ってる
今も、変わらずに
京太郎「……」
透華「あの、聞いていますの?」
京太郎「ん?」
透華「さっきから何度もお呼びしていますのに……どこか具合が?」
京太郎「あ、いや! すまない龍門渕さん!」
おっと、いかんいかん
今は龍門渕との学校行事の話し合いの最中だった
しかも相手はあの龍門渕透華さん
なぜか相手方が教師じゃないんだが、この子の性格を考えれば当然のことか
透華「全く、ちゃんと話し合いをしてくださいませんと」
京太郎「ごめん。えっと、どこまでだったかな?」
透華「合同文化祭の件で、開催場所を……」
京太郎「ああ、それはここを……」
しかし、この豪邸で女の子と二人きりって状況はどうもな
龍門渕さんは可愛いし……なんか胸がドキドキしてしまう
透華「あら? それでしたら最終的には……」
京太郎「いや、それはやめた方がいい」
透華「どうしてですの?」
京太郎「君だけが目立ってもしょうがないだろう?」
透華「むっ! 私が主役にならないと意味がありませんわ!」
前言撤回
可愛いけどこの子はなんか――子供だ
京太郎「分かった分かった。でも、他の生徒のことも考えてくれないと」
透華「そ、それもそうですわね」
京太郎「龍門渕さんは綺麗だから、目だとうとしなくても十分に目立つよ」
透華「!」
京太郎「あ、いや! 変な意味じゃなくてね」あせっ
透華「ふん! 当然のことでしてよ」
やれやれ、うちの子達と違って気難しいな
京太郎「じゃあ次は――」
コンコン
透華「はい?」
がちゃっ
衣「まだやってるのかとーか。いい加減にきょうたろーを貸してくれ」
京太郎「衣先輩!」
衣「久しぶりだな。今日こそは決着を着けるぞ」
京太郎「いやーそれはまた今度に」
透華「衣さん、まだ私の話は終わっていませんわ」
衣「話が長いのがとーかの悪いところだ」
京太郎「そう言わないで、もう少し待ってください」
衣「……」
透華「?」
衣「ぐむむむっ! いっつもいつもきょうたろーはそうやって衣を子供扱いして!」
京太郎「いや、そんなことは無いです」
見た目は完全に小学生だけどね
これでアラサーだってんだから恐ろしいよ
透華「須賀先生は……」
京太郎「?」
透華「衣さんと随分と仲がよろしいんですのね」
京太郎「そりゃまぁ、大学でもお世話になったし」
透華「そう、ですのね」
一体どうしたんだろう
なんか元気無いけど
衣「衣はもう行く! また後で会おう、きょうたろー」
京太郎「はい。後で必ず伺います」
透華「……」
京太郎「じゃあ、続きを」
透華「ええ、そうですわね」
それから――
そんな話し合いが何回か続いた
その度に龍門渕さんが出てきて
色々と話しては、帰り際にどこか悲しそうな顔をする
一体彼女が何を想い、何を考えているのか
この時の俺にはよく分からなかった
透華「……」
そしてとうとう、話し合い最後の日が来た
これで決めることは全て終わり、来週の文化祭を待つだけだ
京太郎「……ということで」
透華「え、ええ。よろしくてよ」
京太郎「よし、じゃあそろそろ」
透華「ま、待ってください。まだ他に決めることが……」
京太郎「? 何かあったかい?」
透華「え、えっと……」
京太郎「何も無いと思うけど」
透華「あ、あるハズですわ! だから、まだ――」
京太郎「悪いけど、今日は部活に出ないと。教え子の相手をする約束をしていたんだ」
俺は椅子から立ち上がり、ドアに手をかける
早く帰らないと、久達に怒られちまうからな
透華「……」
京太郎「あれ?」がちゃがちゃ
なんだ? 鍵かかかってる?
透華「無駄ですわ」
京太郎「え?」
透華「その扉は私の【どうぞ】という声にしか反応しませんもの」
がちゃっ
京太郎「あ、開いた」
透華「」
京太郎「なんかのジョークかい? あはは」
透華「くっ! こうなったら」スッ
京太郎「ん? その機械は?」
透華「ふ、ふふふ……これは特別な機械ですのよ」
京太郎「特別な機械?」
透華「この機械を使うと、相手から見た自分の認識を変えることが出来ますの」
京太郎「?」
意味が分からない
新手の冗談か?
透華「つまり、このスイッチを使えば私がアナタにとってのメンヘラになることも……椅子になることもできる」
京太郎「メンヘラ? 椅子?」
透華「ふふっ、恐ろしさのあまりに声が出ないようですわね」
京太郎「いや、普通に出るけど」
というかそんなのありえないし
つーかなんなんだ、その意味不明な機械
京太郎「とりあえず、落ち着いて話を」
透華「わからなくても結構ですわ」
京太郎「なんだ?」
透華「……最後に一つだけ」
京太郎「龍門渕さん?」
透華「私、ずっとアナタのことをお慕いしておりましたの」
京太郎「!?」
透華「……でも、どうしても素直になれなかった。だから――」
ドクン
透華「このスイッチでアナタを手に入れますわ」
京太郎「ま、待っ――」
透華「くらいなさい! ポチッとなぁぁぁぁですわぁぁぁ!!」
01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友
06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人
11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠
16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹
21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット
26ライバル 27空気 28ご主人様 29耳かき 30漫画家
31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット
36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー
41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人
46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ
51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態
56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60原付
61防寒具 62妖怪 63人質 64電波 65忍者
66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士
71馬 72壁 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手
76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ
81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間
86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使
91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様
96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻
↓5 ごきげんなちょうになってー きらーめくかぜーにのってー
28 ご主人様
ぼふんっ
京太郎「……」ドクン
透華「……いかがかしら? 新たなお目覚めは」
京太郎「問題ありません、ご主人様」スッ
透華「! そう……私がご主人様」ドキドキ
京太郎「はい。透華様こそが我が主――」
透華「……それなら、私の手に口づけなさい」
京太郎「ご主人様の手に?」
透華「そして誓いなさい。私のモノになると、一生傍を離れないと」
京太郎「イエスユアロード」スッ
チュッ
透華「ん、んふふ……よろしいですわ」もじもじ
京太郎「ご主人様?」
透華「京太郎、なんだか寒くありませんか?」
京太郎「ええ……少し」
透華「なら、私を抱きしめなさい」
京太郎「! よろしいのですか?」
透華「二度も言わせないで。早くしなさい」
京太郎「はっ」
ぎゅっ
透華「ひゃっ」
京太郎「ご主人様、痛くありませんか?」
透華「と、とと、とんでもありませんわですわ」しどろもどろ
京太郎「……」ぎゅっ
透華「……んっ」もじもじ
京太郎「体は温まりましたか?」
透華「ええ。アナタは暖かいですわね、京太郎」
京太郎「勿体無きお言葉」
透華「そういえば――最近、夜は冷え込みますわ」
京太郎「ええ」
透華「ですから、その……これから毎晩私と寝台を共にしなさい」
京太郎「! しかし!」
透華「京太郎」
京太郎「イエスユアロード」
透華「それでいいんですのよ。アナタは私のモノ」ぎゅっ
京太郎「……」
透華「もう、離しませんわ」
京太郎「透華様――」
俺は透華様の下僕だ
清澄の教師である前に
一人の男である前に
京太郎「――」
透華「京太郎」
京太郎「はい」
透華「愛してますわ」
京太郎「勿体無きお言葉」
ご主人様は泣いていた
何が悲しいのか、何か嫌なことがあったのか
俺には分からない
でも、俺には何も出来ない
京太郎「……」
透華「いいんですの。これで……全て」
俺はこれから、透華様のともに生きていく
他には何もいらない
何もいるわけが――無いんだ
(マイロードじゃ…)
>>978
ハイネスのノリで書いてしまった さーせん
京太郎「体は温まりましたか?」
透華「ええ。アナタは暖かいですわね、京太郎」
京太郎「勿体無きお言葉」
透華「そういえば――最近、夜は冷え込みますわ」
京太郎「ええ」
透華「ですから、その……これから毎晩私と寝台を共にしなさい」
京太郎「! しかし!」
透華「京太郎」
京太郎「イエスマイロード」
透華「それでいいんですのよ。アナタは私のモノ」ぎゅっ
京太郎「……」
透華「もう、離しませんわ」
京太郎「透華様――」
俺は透華様の下僕だ
清澄の教師である前に
一人の男である前に
京太郎「――」
透華「京太郎」
京太郎「はい」
透華「愛してますわ」
京太郎「勿体無きお言葉」
ご主人様は泣いていた
何が悲しいのか、何か嫌なことがあったのか
俺には分からない
でも、俺には何も出来ない
京太郎「……」
透華「いいんですの。これで……全て」
俺はこれから、透華様のともに生きていく
他には何もいらない
何もいるわけが――無いんだ
数日後
一「……仲いいねぇ」
純「ん? あぁ」
智紀「……」
透華「ふふっ、もっと食べさせて」
京太郎「はい。どうぞ」
透華「あぁ、美味しいですわ」うっとり
ハギヨシ「京太郎さん、生徒様からお電話が」
京太郎「ハギヨシ君、俺はもう教師じゃない」
ハギヨシ「ですが」
京太郎「……」フルフル
透華「ハギヨシ」
ハギヨシ「申し訳ありません。出過ぎた真似を」
透華「京太郎、出かけますわ。付いてきなさい」
京太郎「はっ」スタッ
ガチャッ バタン
一「なんだか嫉妬しちゃうね」
智紀「全くもって」
純「なんだかなー」
衣「……とーかよ。お前はそれでいいのか?」
後悔なんてするハズがない
手に入ることの無いモノを手に入れた
嘘で塗り固めた関係だとしても、これが儚い夢なのだとしても
透華「京太郎」
京太郎「御側に」
透華「愛していますわ」
京太郎「……勿体無きお言葉」
透華「……」ギュウゥゥ
覚めなければ――現実ですもの
【りべんじ おぶ とーか】 カンッ
スイッチの効果に関しては透華が>>951で言ってます
京太郎が使ってるスイッチと同じわけではありません
四週目 殿堂入り
1000までに多いもの
1 好きなキャラの名前
2 該当無し
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