「僕は毎日、夜中に歩くのが好きなんだ」

「夜に空を見上げれば、ほら満天の星」

「都会の人にだって、ちゃんと星はある」

「辛抱強く空を見れば、輝くのは満天の星空」

「輝く星を見つめるだけで、僕の心は癒されて宇宙に溶け合うんだ」



スプラッター死体「」

殺人鬼「ああ、やっぱり死体はいいなあ」

「人間ってのはね、誰かを犠牲にしないといけないんだよ」

「つまりはね、人類皆殺人鬼！　誰かの苦しみが僕たちの糧になるんだ」

「君は殺人鬼じゃない？　誰かを犠牲にしようとして生きていない？」

「そんなのは人間じゃないよね」



踏みつぶされた死体「」

殺人鬼「人間じゃないから殺していいんだよ」

「キリスト様は化物なのだ！」

「殺人鬼は人間だ」

「まがうことなき人間だ」

「人間が人を殺すんだよ」

「殺すのヒト、ひと、人なんだよ。ヒトヒトと人を殺すんだ」

「殺すのが人で、人殺しは人間で、殺せば人、殺さなければ人じゃない、人だから殺すんだ」

「殺せ殺せ殺せ殺せ」



ヒトと刻まれた死体「」

殺人鬼「僕は殺せば殺すほど人間に近づくんだ」

「この世界にはいろんな人いるよね！」

「好きな人、嫌いな人」　「いい人、悪い人」

「殺す人、殺さない人」　「殺される人、殺されない人」

「親切な人、不親切な人」　「親しい人、親しくない人」

「尊敬する人、侮蔑する人」　「賢い人、バカな人」

「殴りたい人、守りたい人」　「殴られる人、守られる人」

「知っている人、知らない人」



ミンチに死体「」

殺人鬼「どっちでもない人のことなんてみんなどうでもいいんだよね」

「だから殺す」

「この人が僕の親だという証拠はない。だから殺す」

「この人が僕の恋人だという証拠はない。だから殺す」

「この人が僕の友人だという証拠はない。だから殺す」

「この人が僕の知り合いだという証拠はない。だから殺す」

「この人が人間だという証拠はない。だから殺す」

「この人が土星人ではないという証拠はない。だから殺す」

「この人がチュパカブラではないという証拠はない。だから殺す」



盛りだくさんの死体「」

殺人鬼「この人が警察だという証拠はある。でも殺す」

「僕はカミサマ、ホトケサマが好きなんだ」

「カミサマがいっぱいいるって素晴らしいことじゃないか？」

「尊敬できる人に囲まれる生活ってとてもすばらしいよね」

「人間はよりよい環境を得るために、努力し、身を削り、頑張るべきなんだ」


十字架に張り付けられた死体「」

殺人鬼「僕がだいっきらいな人間でさえカミサマにしてしまう」

「ああ、なんて僕は敬虔で慈悲深いのだろう」

「挫折した。失敗した」

「そうやって落ち込んでいても何ができるんだい？」

「たかが５回の失敗で落ち込まないでくれよ」

「５回失敗したからって６回目も失敗するとは限らないじゃないか」

「１０回の失敗で失うものよりも、１回の成功で得るものの方が大きいよ」

「その１回の成功は１００回の成功につながるんだから」

「だから諦めないで、一歩を踏みだして」


串刺しマッチョな死体「」

殺人鬼「僕だって強敵と戦って殺すことができたんだから」

「頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっと殺れるって」

「殺れる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ！」

「そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る」

「僕だって頑張ってるんだから！」


自殺死体「」

殺人鬼「よくできました」