十神｢セレスが不機嫌なのはいつものことだろう｣

苗木｢いやいや、昨日なんか僕の作った紅茶を飲みもしないで壁に叩きつけたんだよ？｣

山田｢ふっふっふ、安広多恵子殿はロイヤルミルクティー以外は口にしないのですぞ、苗木誠殿？｣

苗木｢うん、もちろん知ってるさ。いつもなら文句をつけながらだけど全部飲んでくれるのに…｣

山田｢……くっ、爆ぜろリア充!!｣

桑田｢うるせぇぞ、ブーデー!!気づかれたらどうするんだ!!｣

十神｢おい塵、お前が一番うるさい｣

桑田｢なんだとｯ｣

ｻｸﾗﾁｬﾝ､ｿﾄｶﾗｺｴｶﾞｼﾅｲ? ﾉｿﾞｷｶ!? ﾉｿﾞｷ? ｴｯﾀﾞﾚ? ﾀﾞﾚﾃﾞｱﾛｳﾄﾊﾝｻﾞｲﾖ?

葉隠｢まっ不味い、逃げるべ｣

桑田｢お前のせいだからな、ブーデー｣

山田｢桑田レオン殿が大声を上げたからではありませんか｣

十神｢貴様ら邪魔だ、どけ｣
苗木｢みっみんなー、ちょっと待ってよ｣

苗木(何とか見付かる前に出れたぞ)ｱｻﾋﾅﾖ､ﾀﾞﾚﾓｲﾅｲｿﾞ
セレス｢…苗木君？｣ｳｰﾝｷｷﾏﾁｶﾞｲｶﾅｧ?

苗木｢セっセレスさん、こんなところでどうしたの？｣ｱﾄﾃﾞｷｹﾊﾞﾜｶﾙﾜ

セレス｢あら、お風呂ですわ？おかしなことを仰いますのね？｣ﾄﾞｳｾｺｺｶﾗﾊﾆｹﾞﾗﾚﾅｲﾉﾀﾞｼ

セレス｢苗木君こそなぜ【脱衣場の前】に？今は女子の時間のはずですが？まさか覗きに！？｣ｲﾏﾉｿﾞｷｯﾃｷｺｴﾀﾖ!!

苗木｢セレスさんお願い、何でも言うこと聞くから今回は見逃して！それじゃ急いでるから!!｣

セレス｢………何でも…ふふ…｣

大神｢セレスか、今ここから誰か出てこなかったか？｣

セレス｢ごめんなさい、今来たところで誰も見ていませんわ。それより何かありましたの？｣

大神｢覗きがあったみたいでな…｣

セレス｢まぁ…ひどいことをする方々もいたものですね…

＿校舎二階 男子更衣室

葉隠｢みんな居るか？｣

山田｢苗木誠殿だけいないですな｣

桑田｢ま、まさか逃げ遅れて捕まったんじゃ…｣

十神｢ふん、自業自得だ。逃げ遅れたやつが悪い｣

葉隠｢苗木っちが俺たちのことを話ちまう可能性もあるんだべ｣

十神｢何だとそれを早く言え!!｣