やはり俺は異能バトルは日常系のなかでも間違っている (29)

俺の名前は比企谷八幡、泉光高校に通う高校二年生だ。うちの学校の生徒は部活に入ることを強制されるため、一年生のときに仕方なく楽な部活である文芸部に一年生の時からの知り合いであるギルディア・シン・呪雷(笑)と自ら痛い厨二ネームを名乗る安藤寿来と一緒に入部した。俺は高校デビューをしてぼっちから脱却しようと前日から気合いを入れて準備したら、目覚ましをかけるのを忘れてしまったせいで、夕方まで寝てしまい入学式に参加することすらできず、結果として高校でもぼっちになった。

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高校でもぼっちとして生活を送っていたとき、最初の体育で余り者同士で組まされて以来、ずっと安藤とペアを組んでいる。知り合った当初は普通の人だと思っていたが、すぐに本性を表し、厨二病全開の言動をしたので、相模あたりとトレードしたいが、成立しないので、諦めている。いや、相模もいつもエロゲのことか美少女アニメの話しかしない痛いやつだからやめておこう。それはともかく、うちの学校は部活に強制参加しないといけないので、その時、珍しく俺は安藤の勧めに従い、楽ができそうな文芸部に入部した。しかし、部長の高梨彩弓さんが過度なずる休みを禁じているせいで、やることはあまりないが、ずる休みがあまりできないのが難点だ。そんな回想めいたことを考えていると文芸部の部室の前に着いた。はぁ、もう帰りたい、むしろ、一生働きたくないまであると思っていつつ、部室のドアをあける。

安藤「ぐ、あああああああ。やめろ、闇焔。勝手に暴れ出すんじゃねえ。」

と安藤がいつもの調子で痛い言動をしていたので、

八幡「で、それなんのパクり?armsか?」

ととどめをさしてやる。安藤が落ち込んでる間に先に部室に来ていた同級生の神崎灯代と安藤の幼なじみである櫛川鳩子、近所の小学校に通う文芸部の顧問である里見先生の姪の姫木千冬ちゃんにうっすと挨拶をすらと、みんな返事をしてくれたので、席に座って本を読む。

指摘ありがとうございます。今回から改行するようにします。後、俺ガイルでも八幡には材木座とか知り合いがいるけど、ぼっちって言ってるんので、知り合いがいるから、ぼっちではないというツッコミは妥当ですけど、勘弁して下さい。それじゃあ、投下します。

神崎「ほら、そろそろわかったでしょ、安藤。誰もあんたのごっこ遊びにはまともに付き合わないって。」

安藤「まだまだこれからだ・始原(ルートオブオリジン)が残っている。」

安藤がそう言った瞬間に部室のドアが開き、部長である高梨彩弓が現れ、凄い勢いで安藤に近づく。

高梨「うるさーい。」

そう言った後にきれいに安藤に一本背負いを決めて、部長は安藤に説教し続ける。

高梨「安藤君!部室でいつも大声ではしゃぐなと言っているでしょう!?いつも安藤君は落ち着きがなさすぎです!落ち着きがなくて許されるのは小学生までですよ!少しは比企谷君を見習って静かに過ごして下さい。あら、比企谷君来ていたですね。全然気付きませんでした。」

八幡「そうやって、自然と俺の存在感のなさを揶揄するのはやめてほしいんですけど。」

高梨「いえ、冗談ではなく、本当にさっきまで気付きませんでした。」

なんだよそれ、どんだけ存在感ないんだよ、俺。俺はいない者かよ。

高梨「とにかく、安藤君は厨二ごっこのしすぎで周りに迷惑をかけてますから、少しは自重して下さい。」

安藤「いや、自分厨二とかそういうのじゃあないんで、そういうのと一緒にしないでほしいっていうか……」

高梨「…………」

安藤「……はい、すいませんでした。自分厨二です。」

なんだよ、結局は自分で否定しておいて、厨二なんかよ。まぁ、安藤はかなり痛い厨二病患者だし、仕方ないか。あいつは厨二病だった頃の俺と同じくらい痛いこと言動をしているから、仕方ないか。
それに高梨さんは親が警察官で柔道とか得意で腕っぷしが強いから、なかなかこわくって俺も逆らえない。

高梨「そう言えば、里見先生から聞きましたよ。」

安藤「はい?」

高梨「授業中によそ見していたのを注意してたら、『先生には聞こえないないんですか?風の声が?』って答えて、先生に殴られたそうじゃないですか。そうですよね、比企谷君?」

八幡「そうですよ。いきなりなに言ってんだって思いましたよ。厨二病にかかってた時の俺でさえ、そんなことしませんでしたよ。」

神崎「えっ、あんた厨二だったの?凄い意外だわ。」

鳩子「へぇーそうなんだ。比企谷君もジュー君と同じ厨二なんだ。確かに意外だね。」

千冬「あんどー厨二仲間ができて、超ラッキー。八幡もぼっちじゃなくなるから、良かったね、お互い友達ができて」

八幡「あのー櫛川さん、千冬ちゃん。俺、昔は厨二だったていうだけで、もう厨二じゃあないからね。本当だよ。」

そう、俺はもう痛い妄想はしないし、新界日誌も政府報告書も書かない。ガンプラを作って効果音を口ずさみながら、お人形遊びもしないし、洗濯バサミを組み合わせて、最強のロボットを作っていたりしない。輪ゴムとアルミホイルで護身用の武器を錬成するのもやめた。親父のコートと母のフェイクファーの襟巻でコスプレするのもやめた。
俺と安藤は違う。そうだよな?

高梨「とにかく、安藤君は厨二ごっこのしすぎで周りに迷惑をかけてますから、少しは自重して下さい。」

安藤「いや、自分厨二とかそういうのじゃあないんで、そういうのと一緒にしないでほしいっていうか……」

高梨「…………」

安藤「……はい、すいませんでした。自分厨二です。」

なんだよ、結局は自分で否定しておいて、厨二なんかよ。まぁ、安藤はかなり痛い厨二病患者だし、仕方ないか。あいつは厨二病だった頃の俺と同じくらい痛いこと言動をしているから、仕方ないか。
それに高梨さんは親が警察官で柔道とか得意で腕っぷしが強いから、なかなかこわくって俺も逆らえない。

高梨「そう言えば、里見先生から聞きましたよ。」

安藤「はい?」

高梨「授業中によそ見していたのを注意してたら、『先生には聞こえないないんですか?風の声が?』って答えて、先生に殴られたそうじゃないですか。そうですよね、比企谷君?」

八幡「そうですよ。いきなりなに言ってんだって思いましたよ。厨二病にかかってた時の俺でさえ、そんなことしませんでしたよ。」

神崎「えっ、あんた厨二だったの?凄い意外だわ。」

鳩子「へぇーそうなんだ。比企谷君もジュー君と同じ厨二なんだ。確かに意外だね。」

千冬「あんどー厨二仲間ができて、超ラッキー。八幡もぼっちじゃなくなるから、良かったね、お互い友達ができて」

八幡「あのー櫛川さん、千冬ちゃん。俺、昔は厨二だったていうだけで、もう厨二じゃあないからね。本当だよ。」

そう、俺はもう痛い妄想はしないし、新界日誌も政府報告書も書かない。ガンプラを作って効果音を口ずさみながら、お人形遊びもしないし、洗濯バサミを組み合わせて、最強のロボットを作っていたりしない。輪ゴムとアルミホイルで護身用の武器を錬成するのもやめた。親父のコートと母のフェイクファーの襟巻でコスプレするのもやめた。
俺と安藤は違う。そうだよな?

>25さん
相模静夢の方です。


安藤「とうとう揃ったな。我らが文芸部……いや、選ばれし者(ザ・ソルジャー)と言うべきか。」

神崎「どうでもいいけど、安藤。その厨二病シミュレーションも大概にしとかないと本当に狼少年になるわよ。万が一、何かに目覚めても誰にも信じられなくなったら、困るでしょう?私達はもうそういう世界にいるんだから。」

安藤「そうだよな。でもやめられねーだ。もう一人の俺が暴れだし、止まらないんだ。分かってくれ、永遠<クローズド・クロック>よ。」

神崎「はいはい、厨二乙。」

半年前に俺達文芸部の部屋は突然、光につつまれ、その場にいた六人みんなが意識を失った。

次に意識を取り戻した時は全員が異能の力を使えていた。いったい、どういう理由でこんな力を使えるか知らないが、正直、異能のおかげでかなり俺は得しているため(詳しいことは後のお楽しみに)、厨二シミュレーションが好きな安藤と同じく、異能に目覚めた瞬間から嬉しいと思った。但し、他の部員は違ったようだが。

異能に目覚めた瞬間、俺も含めてみんな日常的な世界から非日常的な血生臭い世界へ足を踏み入れないるのかと心配したが、そんなことはなく、ホッとしている。本当、妹の小町に心配かけずにすんで良かった。

そして、安藤は異能に目覚めた部員に対して異能の名前を考えた上に、勝手に異能の名前で部員を呼んでいる。しかも、俺以外の部員は文句は言いつつも、けっこう気に入ってるようだ。

ここで俺たちの能力が何か紹介しよう。神崎灯代こと永遠<クローズド・クロック>は時間の停止や加速、スロー再生や早送りが可能だ。

安藤寿来こと黒焔<ダークアンドダーク>、あいつは単に黒くって、生暖かい火を出せるだけで、特に使い道はない。

櫛川鳩子こと五帝<オーバーエレメント>は土・水・火・光・風の五つの属性を自由に操作する。要はチートな魔法が使える能力だ。闇魔法が使えれば、ホグワーツに通っていた名前を言ってはいけない例のあの人と同じだなと思うのは俺だけでないはず、そうだよな?

姫木千冬こと<ワールドクリエイト>は天地創造の力で、空間や物質を自由に創れるし、ワープもできる。例え見たこともない物でも星の記憶を呼び覚ませば何でも創れるらしい。カネでも創れるのだろうか?そしたら、働かなくても済むな。今度は三億円くらい作ってもらうように頼もう、高梨さんにばれないように。




高梨彩弓こと始原<ルートオブオリジン>はその存在をあるべき姿に返すことができる。生物か無生物か問わずに、他人のケガや病気も破壊された物体も彼女にかかればすぐに直せる。

そして、俺の異能である隠蔽<ステルスソルジャー>は誰にも気づかれないように自分の姿を透明にできる上に、俺の筋力や反射神経が上がり、俺自身の身体の力や速度、耐久力が上がる。異能を使うときガンツに出てくる黒いスーツのようなものを着ていて、2つの能力のうちどちらかが選べる。2つの能力を同時に使えないのが難点だが、自分の姿を透明にできるクロークモードが使えれば普段の生活にとても役に立つ。

例えば、クロークモードを使えば、女子更衣室で覗きをしていても、接触しなければバレないし、俺が長年ぼっち生活で培ってきたステルススキルを使えば、絶対にバレない。異能を使って覗きがバレないどころか、むしろ、異能を使ってなくてもクラスメイトに存在すら認識されない場合まである。とにかく、この能力のおかげで夜のおかずにはこと欠かない。厨二病は治ったが、この能力が使える俺は運命に選ばれし者なのではとひそかに思っている。

もう1つの能力であるマキシマムアーマーは筋力や反射神経を上げられる。この能力を使えば、ようやく高梨さんと互角に戦える。さすがに能力のおかげで筋力はこちらのほうが上だが、反射神経は大体同じだし、技術は高梨さんのほうが上なので、練習試合みたいなことをしても一度も勝てたことがない。本当、あの人は人間じゃねーよ。高梨さんや平塚先生みたいにバカみたいに強い女の人がいるこの学校ってなんなんだよ。

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