男「幼馴染が車に轢かれた……」(27)
書きためはないよぉおおおおおおおおお
男「幼馴染が………」
男「なんで幼馴染が車に轢かれるんだよ!」
男「あいつ…小学校は転校続きだったんだ」
男「だから、友達も全然できなかったって…」
男「いじめられてたときもあったって…」
男「それでもあいつは頑張ってたんだよ!」
女「………男、わたし…」
男「…………」
男「そうか、女はあいつのこと知らないだよな……ごめんな、愚痴言って」
女「男は全然悪くないよ。わたしに言って少しでも気が楽になるなら…」
男「………。あいつさ、中学の時に父親を無くしてんだよ」
男「一人っ子で、母親とふたりでさ…」
男「自殺も考えてた時期があったらしいんだ」
男「でもあいつは、母親が悲しむからって!」
男「お母さんをこれ以上苦しませたくないって!」
男「自分が一番苦しいはずなのに……」グスッ
男「高校はさ、地元に戻ってきてさ、いっしょの学校だったんだよ…」
男「あいつはいつも暗くて…小さい頃はすごく明るかったのに……」ポロポロ
あれ、これ幼馴染じゃなくね?
男「高校卒業してさ、大学行って…いっしょに住んでたんだよ」
男「今週、映画見たいのあるって言ってたのに………」
男「あいつはそれも見れずに……」
女「男……もういいよ」ダキッ
男「……うっ……グスッ」
女「…。わたしさ…男のこと好きだったんだよ」
男「…………」
女「でも、男は…幼馴染ちゃんと一緒に住んでるのは知ってた」
女「だから、わたしは無理なんだって」
女「わたしは、男とは中学校からだったよね」
女「あの頃は告白する勇気もなくて…」
女「バレンタインのチョコだって義理なわけないじゃん」
女「卒業式の日にさ、わたし男に電話したよね」
男「あぁ、覚えてるよ……グスッ」
女「あれさ、男を呼んで告白しようとしてたんだよね」
女「好きだよ。って」
女「でも、電話したら男は泣いてたんだよね…」
男「…」
女「どうしたの? て聞いたらさ…」
女「幼馴染が帰ってくるからさ、うれしくって」
女「なんて言っててさ、何も言えなかったよ」
男「…ごめんな」
女「…。男は幼馴染ちゃんのことが好きなんだな…ってさ、一瞬でわかったよ」
女「だからわたし高校に入ってすぐに編入したんだよ、他の学校に」
女「だって…だって…」
男「もういいよ…もう言わなくていい」ダキッ
女「男ぉ………グスッ…」ポロポロ
女「…グスッ…落ち着くまでこのままでいい?」
男「ああ」ギュッ
……………………………
…………………
………
ひかれた=死ぬ、なの?
>>11ああすまん、死んだ死んだ
女「もう大丈夫、ありがと…グスッ」
男「まだ泣いてるけど…」
女「嬉しかったの、男と抱きしめてもらえて」
男「…」
女「でさ、男…わたしと付き合って」
男「え…えっと、ごめん。まだおれも心の整理がついてないからさ」
女「そっか…」
男「それにさ、幼馴染を轢いた犯人がまだ捕まってないんだよ」
男「事件がおきてすぐだし、証拠も少ないし…」
女「犯人を捜すの?」
男「ああ、捕まえる。絶対に復讐してやる」
女「…」
女「駄目だよ…そんなの、男も捕まっちゃう!」
男「いや、殺すわけじゃないんだ」
女「だけど…男が危ないよ!」
男「それでも…気が済まないからさ」
女「でも!……」
男「…ありがとな、心配してくれて」
男「犯人を見つけたら返事、するからさ…じゃあな」タッタッタ
女「ばか…どの道だめじゃん…」
あぁ、わたしって魅力ないのかな
高校だって、同じ学校でどんだけ喜んだと思ってるのよ
大学だって同じとこ行けたのに、ずっと女の子といちゃいちゃしててさ
あのときは分からなかったなぁ、あれが幼馴染だって
あんな娘のどこがいいのかな…
あぁ、もういいや
男「犯人を捜す!…なんていったけど」テクテク
男「犯人なんて、顔も見たくねぇよ……」テクテク
男「あーあ、あああああああ…」
男「でもおれ、事件につきて何も知らないな…」
男「死体が潰れてるとしか聞いて…グスッ…」ポロポロ
男「…グスッ……」フキフキ
男「警察に任せよう…それが一番だ」
~何日か過ぎて~
男「ん……朝か」バサア
男「あぁ…まだ眠い…」テクテク
男「朝ご飯…いらないか。また寝よ」
男「……あぁ…」テクテク
プルルルルルプルルルルル
男「電話か……あぁ、ああ!? 警察!?」
ぴっ
男「は、はいもしもし!」
警察「○○警察ですが、男さんですか?」
男「あ、はい、そうですが…何でこんな朝に…?」
警察「へ? あぁ昼ですよ。それと事件のことで」
男「あ、昼だ…って事件!? は、犯人見つかったんですか?」
警察「…詳しく説明しますので」
男「今すぐ行きます…」ブチッ
男「なんだあの言い方…変じゃないか…」
男「おかしい気がする…」
男「気のせいだよな」
男「頭がばかになったのかな…」
男「まず急がないと…」
男「寝癖…ま、いいか」
男「車の鍵どこだっけ……」ダダダダ
男「あの……警察の方から電話があって来たんですけど」
警察「ああ、男さんですか。こっちですよ」(寝癖…)
モブ(寝癖…)
モブ2(寝癖…)
男「あっ、はい」テクテク
警察「えー…言いにくいんですけど今回の事件、警察は自殺と見ています」
男「はぁ!? 何でですか!?…車に轢かれたって」
警察「何より、証拠がなかったので。」
男「証拠が無いってだけで自殺ですか!?」
警察「もう、帰って結構ですよ」
男「ふざけんな! ちゃんと調べろよ!」
警察「法に触れますよ?」
男「そんなm…。いや、すいません」
警察「もう帰って宜しいですよ?」ニコッ
男「……………」
男「警察遠いんだよ! くそっ!」
男「……はぁ、昼飯食べるか」
男「ラーメンでいいか」
男「自分で捜すしかないか…」バリッ
男「女…ごめんな…」グツグツ
男「でもどうやって…」ボトッ
男「証拠は残らなかったって…」
男「普通は残るだろ、犯人が計画してたわけでもないし」
男「計画…狙って轢いたのか!?」
男「でも誰が……」
男「誰かに恨まれてんのかな」
男「恋愛事情かな、フラれたとか…」
男「いや、告白されたことないんだっけ、あいつ」
男「するとおれに恨みでもあるやつか……いない…よな」
男「おれと幼馴染を知ってて…女か!? いや、それはないよな…」
男「でも、あいつ…しかいなくないか?」
男「得をするやつ…」
男「やっぱり頭が馬鹿になってんのかな、おれ」
ギィィィ
男「お、おまえ…」
女「やっほい、犯人見つかったー?」
男「………お前なのか?」
女「そうだよ、てへぺろ」
男「くそっ!」ダッ
女「あははははw」ビリビリ
男「うっ…す、スタンガン…?」バタッ
女「隣に引っ越したの私だって気がついてたー?」
女「ま、引きこもりの男君には分からなかったよね」
女「これからはずっといっしょだよ」
女「男君」
終わりだす、途中から逃げるように書いてたな
設定の大切さにきづいたは
ヤンデレとかかけへん
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