【艦これ】提督「元帥から平行世界の新米中佐になった」【安価】 (407)


提督「なあ五月雨」

五月雨「どうかしましたか、司令官!」

提督「俺が元帥だって言ったら信じるか?」

五月雨「夢は大きい方が良いですよね!」

提督「いやそうじゃなくて…」

五月雨「もう今日着任したばかりの提督が元帥ならみんなが元帥になっちゃいます」

提督「うっ…はぁ、まあいいか。とりあえず出撃する前にある資材使ってall30を回せるだけ回してくれ」

五月雨「えっ?一人だけで任務は達成しますよ?」

提督「あのな、一人だけだと出撃するだけだろ。遠征やその他諸々、艦娘は多いに越した事はない」

五月雨「で、でも資源が枯渇してしまいます!」

提督「構わない。どうせ大和達の連合艦隊を出撃させたら無くなる量だ。大本営からの支給で直ぐにどうにかなる」

五月雨「うー…さ、五月雨は秘書艦をクビですか?」

提督「なんだ急に。あー、勘違いするなよ。秘書艦は落ち着くまでずっと五月雨だからな」

五月雨「でも私、司令官のお役にたててないです」

提督「気のせい…と言ってやりたいが実感が持てないからそう思っても仕方がないか。五月雨、最初のうちは誰もがそうだ。だから勉強して覚えていけばいい」

五月雨「それでは司令官のお手伝いが…」

提督「新米の仕事なんて判子押せば終わるから大丈夫だ。北方海域を攻略するまでには仕事は覚えてるだろ」

五月雨「もちろんです!私、頑張りますね!」

提督「期待しているぞ、五月雨」

五月雨「早速オール30レシピ10回、やってきます!」

提督「吉報を待つ」

五月雨「はい!」

駆逐7、軽巡2、重巡1

直下から

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提督「駆逐艦7、軽巡2、重巡1…」

五月雨「はい!」

提督「とりあえず挨拶は明日でいいと通達。五月雨も今日は休め」

五月雨「了解です!…あれ、提督は?」

提督「俺は大本営の報告書を書き上げ、それを送ったら休む」

五月雨「私もお手伝いします!」

提督「ふらふらしているのに無理はさせられない。それに夕立が一人では可哀想だ。久々に会えたのだから話し合う事もあるはずだが?」

五月雨「でも提督が…」

提督「一時間もかからないから安心しろ。それに迎えがきたみたいだぞ」

五月雨「え?」

コンコン

夕立「あー!五月雨やっと見つけたっぽい!」

五月雨「ゆ、夕立!」

夕立「提督さん、初めまして。白露型四番、夕立です!」

提督「私は…いや、俺でいいな。俺は今日着任した新米中佐だ。ソロモンの悪夢と呼ばれたその実力、期待している」

夕立「任せて!夕立、頑張るっぽい!」キラキラ

五月雨「むっ…夕立、部屋に戻ってて。私と提督は執務が残ってるから」

夕立「なら夕立も手伝う!」

五月雨「だ、ダメ!秘書艦は私なんだから!」

夕立「でも皆でやったほうが早いよ?」

提督「…夕立、すまないな。五月雨にしか教えてない事があってな。それをしてもらわないといけないから今日はもう休め。別の機会にまた頼む」

夕立「それなら仕方ないっぽい。おやすみなさい、提督」退出

提督「ああ、おやすみ」

五月雨「…」

提督「嫉妬するのも良いが俺は同じ事を何度も言うのはごめんだぞ」

五月雨「すみません」

提督「落ち込むな…はぁ、一気に艦娘の数を増やしたのは間違いだったか」こごえ

五月雨「私はあの…どうしたら」

提督「手伝ってくれるのだろ?」

五月雨「は、はい!」




提督「任務娘…面倒だから大淀と呼ぶぞ」

大淀「構いません…あれ、何処で私の名前を知ったのですか?」

提督「艦娘の名前くらいはわかる。それよりも任務達成の報酬は?」

大淀「 運び終わっています。駆逐艦も来ていますよ」

提督「白雪だな」

大淀「…」

駆逐艦指定(2014年秋イベまでの艦娘のみ

↓2



大淀「違いますよ?綾波型駆逐艦9番艦の漣です」

提督「…そうなのか。それで漣は?」

大淀「既にいます」

提督「何処に?」

大淀「提督の後ろです」

提督「…」振り返る

漣「どうも、特型駆逐艦19番、綾波型だと9番艦の漣です」

提督「新米中佐だ、よろしく頼む」

漣「御主人様は漣をどこまで知っていますか?」

提督「漢字とミッドウェイ砲撃を敢行した事を誇りに思ってるのと…意外に奥手だな」

漣「…」

大淀「…」

提督「何かまずい事を言ったか?ああ、俺の目の前にいる漣についてはまだ漢字くらいしかわからない」

漣「あ、あの…漣の口調も知ってたり…」

提督「ktkr」

漣「う、何で知ってるのよ、御主人様!」

提督「たまたまだ。それよりついてこい。新着早々悪いが、交流会がもうすぐ始まる」

漣「交流会?」

提督「現在、この鎮守府には漣を含めて12名の艤装もちの艦娘がいる。全て巡洋艦だがな。その親睦会だ。姉妹艦の潮も居る。早く会いたいだろ」

漣「ktkr!あっ…」

提督「別に話し方にとやかく言うつもりはない。だが任務中は禁止だ」

漣「流石、漣の御主人様!わかってくれるって信じてました!」

提督「そうか。ならその信頼を返してもらおう」

漣「えっ?」

提督「今から戦艦と正規空母の建造を一回づつやる」

漣「ち、ちょっと待って!今から親睦会なのに増やしてどうするの!」

提督「いや、昨日の五月雨の建造結果を見て思った。今の俺の建造運は高い。なら建造するしかないだろ!」

漣「だ、ダメ人間の思考だ!」

提督「さあ、行くぞ!やはり建造はドキドキしないとな!」建造の為に移動

大淀「…なぜ、私の艤装がまだ完成していないことを彼は知っていたの?」

建造(戦艦、空母)一隻づつ

↓3、↓4

宴会場

五月雨「提督、遅いですよ!みんなもう待ってます」

提督「すまない。ただ、待たせただけの収穫はあった」

五月雨「収穫?」

提督「俺の後ろを見てみろ」

漣「ども」

鳳翔「初めまして?」

霧島「よろしくお願いします」

五月雨「初めまして五月雨です…って違います!なんでまた新しい子が!?」

提督「あと2人増えるが…それは少し後だな。まずは演習で知らなければならないことを学習してもらう」

五月雨「そんな事ではなくて!あーもう、提督なんて嫌いです!」

提督「…すまない。だが時間がない。冬が終われば春が来て夏が来る。夏には南方に行かなければならない」

五月雨「…よくわかりません」

提督「わかるさ。お前はおれの秘書艦だからな」

五月雨「誤魔化されてる気がしますが…今回だけですからね!」

提督「ありがとう」

五月雨「でもそれと責任は別問題です」

提督「え」

五月雨「一時間も待たせたのに罰がないなんてありえません」

提督「そこをなんとか…」

五月雨「だめです。秘書艦は提督の間違いをただすのも仕事ですから」


夕立「あっ、提督さん!遅いっぽい!」

提督「すまない。皆も待たせてしまって申し訳ない。私がこの鎮守府の提督だ。階級は新米中佐…まあ、こんな肩書きはおいておこう」

提督「一時間の間で各々でコミュニケーションが取れたと思う。それを大事にしてくれ。お前達はもう声無き兵器ではない。思考があり、心があり、こえがある。艦娘は兵器ではない、兵士だ。私の指揮下にいる限り、お前達を海に再び返さないと誓おう。大切な部下…いや仲間を死に追いやることはしない。以上だ」

艦娘「「……」」

提督「どうだ五月雨。元す…場数だけはこなしてるからなカッコ良かっただろ」ドヤ顔

五月雨「はぁ…今のがなければもっと良かったと思います」

提督「そうか?言葉よりも結果、結果よりも過程だ。言葉だけで信用されても困る」

五月雨「捻くれすきですよ……もっとこう明るくいきましょう」

古鷹「あ、あの」

提督「古鷹か。どうした?」

古鷹「提督は本当に新米なのですか?」

提督「階級は新米だがスペックは元帥だな」

五月雨「もう、だから提督が元帥なら皆が元帥ですよ!」

古鷹「な、なら…私達は勝てますか?今度こそ、祖国を護れますか?」

提督「重いな。肩の力を抜け。護れるか護れないかは時の運だ。だがそれまでの過程は最善を尽くそう。安心しろ」

提督「夢の中では海軍で一番優秀な元帥だった」


提督「今後の方針を言っておく。出撃は重巡以下二人一組で鎮守府海域を出撃、遠征は駆逐のみで警備任務を三人一組で出撃。霧島は演習でのみ運用。演習は日に10回。お前達はそこで死なない実戦で場数を踏んでもらう」

若葉「鳳翔さんは?」

提督「鎮守府に待機だ」

五月雨「おかしいです!」

提督「これは既に決定事項であり鳳翔も納得している。お前達が空母の価値を演習で学んでから鳳翔には出撃してもらう」

五月雨「空母の価値?」

提督「そうだ。お前達は過去の出来事から爆撃機の脅威を知っているかもしれない。だが艦娘と深海棲艦の艦載機の価値を知らない」

夕立「なら鳳翔さんに教えて…」

提督「鳳翔にお前達を痛めつけさせるつもりか?」

夕立「うー…ごめんなさい」

鳳翔「私は気にしてませんよ。ですが、私はこの意見に賛成です」

提督「空の支配権は戦の全てと言ってもいい。潜水艦がいようが超弩級戦艦が居ても制空権を奪われ着弾観測を使用されればただのマトだ」

提督「お前達は知らなければならない。自分達には何ができて何ができないか。それが慢心を産まず、戦場で生き残る判断がでくる最短の方法だ」

提督「以上だ。質問は?」

霧島「私から一つ聞きたい事が」

提督「なんだ?」

霧島「開発はどうするのですか?」

提督「…五月雨が行う」

霧島「回答になっていません。何を開発するつもりですか?」

提督「タービンと対潜装備だ」

霧島「…」

提督「現段階で20.3や35.6、ましてや46㎝方を開発する資材は無駄だ。すまないな、霧島。鎮守府海域が制圧が終わり、お前の姉妹が揃った時にはお前に頼む」

霧島「は、はい!」

提督「あと川内と那珂にははっきりと言っておく」

川内「?」

那珂「何々?」

提督「お前達は戦艦や空母が増えれば自然と遠征の回数が多くなるがこの鎮守府の軽巡の初期のお前達だ。俺は軽巡が必要な重要な場面では必ずお前達を運用する。」

川内「えっあっ、うん」

那珂「そ、そうなんだ」

提督「今のお前達にとってはよくわからないだろうが覚えておいてくれ。俺はもう間違うつもりはない」


若葉「なら駆逐のトップは五月雨なのか?」

提督「良い質問だ。五月雨は秘書艦を務めているからそう思う奴もいるだろう。だが半分正解で半分不正解だ」

五月雨「私は0.5トップなんですか!?」

提督「話を最後まで聞け。駆逐の運用は最終的には夕立と潮の回数が増える。これは後の改2を見越しての事だ。だがそれよりも駆逐艦は実戦経験を鎮守府内で一番多くなる。何故だかわかるか?」

漣「遠征ですね、御主人様」

提督「そうだ。遠征は常に危険と隣り合わせになりほぼお前達は遠征をこなさなければならない。東京急行においては姫との交戦すらも可能性がある。駆逐艦にトップは要らない。何故なら全員が自然とトップクラスになるからだ」

浜風「それでは何故、軽巡は決めたのですか?」

提督「忘れてしまうからだ。軽巡はある一定まで育つの後続を育てている間は遠征のみがざらになる。駆逐は常時、遠征の可能性があるから不満はないが軽巡は違う。戦場で武勲、特に夜戦で戦艦すらも落とせる軽巡は遠征を軽んじる傾向がある」

川内「そんなことは…ないとは言えない」

那珂「那珂ちゃんもできたら出撃したいかな」

提督「正直だな。それが積み重なればふとした拍子に冷静な判断ができなくなるかもしれない。ここで武勲を上げれば、ここで活躍できれば…それが慢心だと気が付かず轟沈でもされてみろ。俺は何を言えばいい?なんと姉妹艦に報告すればいい?」

一同「…」

提督「暗い話になったな。すまない。以上の事から覚えておいて欲しいのだ。お前達を軽視することなどない。むしろ誇ってくれ、最終兵器なのだと。後続の艦に例え性能が抜かされても私達が選ばれるのだと。性能の点でお前達よりも自分を選べと言ってくるなら私は一言言うだけだ」

提督「性能に慢心しているモノにこの場面は預けられない」

提督「待つことしかできない身なのだよ。提督とは。お前達がピンチにならないようにするしかできない。だから最善を選ぶ」

五月雨「あっ…これなんですか?」

提督「おい、俺のカンペをとるな!」

皐月「締まらないね、弥生」

弥生「司令官は紙を見てなかった」

皐月「そうなの?」

弥生「うん…」

皐月「そうなんだ…頼りになりそうだね」

弥生「うん…大丈夫だと思う」

中断

とあるタービンレシピを駆逐で回すと別の必須が出る


提督「偉そうな事ばかり言ったが後は各自で楽しんでくれ。少し用事があるから執務室に戻る」

五月雨「なら私も…」

提督「機密事項だ。五月雨も戦友になる仲間と良く話せ。話さなければ誰も理解はしてくれないからな」退室

川内「提督って本当に元帥だったのかな?」

那珂「どうなんだろうねー。でも新米には見えないかな」

霧島「どちらかと言えば戦歴の提督…ですかね?」

川内「そうそう。着任二日目で体験したことの無いはずの夜戦や開発の知識もあったけど…昨日調べたけど着任したての提督ってとりあえず戦艦や空母を大事にするみたいなのにおかしいよね」

鳳翔「私は元帥と言われても嘘とは思いません…ねえ、潮ちゃん」

潮「は、はい!…えっとその…そっくりだったと思います」

那珂「誰にそっくりだったの?」

鳳翔「それは…」

五月雨「提督は提督です!自称元帥でも新米中佐なんですから五月雨達が支えてあげるんです!」

鳳翔「あらあら」

漣「ちょっ!誰よ、五月雨にお酒飲ましたの!」

古鷹「あれ、これってお酒だったの?」

五月雨「そもそも提督には五月雨がー」

霧島「私の計算によると完全に酔ってますね」

那珂「見たらわかるよ、そんな事!それよりはやくどうにかしないと…」

夕立「五月雨、落ち着くっぽい!」

五月雨「断ります!夕立もこれを飲めば大丈夫!」

夕立「え…」お酒一気


五月雨「提督がわるいですからね…。zzz」

夕立「もう、ゆうだ…ちダメっぽい」ダウン

五月雨「提督には五月雨がー…いますから…」

鳳翔「2人を運ばないといけませんね」

霧島「手伝います!』

鳳翔「一人で大丈夫ですから…それよりもさっきの答えですが…やっぱり秘密にしておきますね」

霧島「え」

鳳翔「五月雨ちゃんの言う通り、私達はあの人が元帥だろうと新米だろうと支えないといけません。私達が艦娘である限り。だから昔のぐんじんと比較したら可哀想です」

霧島「なるほど…一理ありますね」

鳳翔「そう言ってもらえると嬉しいです。それでは私はこの2人を部屋に連れて行きますね」

霧島「よろしくお願いします」


提督「春の強襲作戦で正規空母1…いや震電が最優先か。加賀専用機だからどっちでもいいのだが…必要か」

コンコン

提督「入れ」

大淀「失礼します」

提督「帰ったのではないのか?」

大淀「いえ正規空母が到着したので連れてきました」

提督「敵の空母を撃破していないが…いやいい。大体は読めた」

大淀「予想している通りです。入室を許可してくれますね?」

提督「ああ、許可する」

正規空母

↓3


瑞鶴「翔鶴型の二番艦、瑞鶴よ!空母機動部隊の運用なら任せてよね!」

提督「運の高い方が来たか。だが残念な事がある」

瑞鶴「な、何よ」

提督「お前の運用は一ヶ月後からだ」

瑞鶴「は?正規空母の私が使えないって言いたいの?」

提督「性能の数値では確かに優秀だがそれだけだ」

瑞鶴「何が言いたいのよ!」

提督「なら聞くがお前の今の艦載機は烈風か?天山友永か?彗星江草か?」

瑞鶴「そんなものあるわけないじゃない!着任したての私になにを求めてるのよ」

提督「ありとあらゆる戦場で制空権互角以上をとる制空力だ」

瑞鶴「だから…」

提督「お前を貶めているわけではない。ただその性能を引き出す艦載機がこの鎮守府には無い」

瑞鶴「…」

提督「それに今の海域でお前が出撃したら駆逐達の経験にならない。お前は今、この鎮守府で一番居てはいけない艦娘だ」

瑞鶴「じゃあ私は…」

提督「だがそれは今の話…春先まで待て。それまでにお前の随伴艦を一人前に仕上げてみせる。烈風や流星も揃えよう」

提督「俺の手元には601型までの全てのレシピがある」

瑞鶴「601型…信じていいのよね?」

提督「お前の提督は夢の中では元帥だった。それを信じろ」

瑞鶴「…それは無理」

大淀「無理ですね」

提督「えっ、カッコよかっただろ」

瑞鶴「はぁ…まあ、信じてあげる。私は提督の艦娘だから」

大淀「…私は601型のレシピが気になります」

提督「はっ?そんなのは気合と幸運…雪風提督になれば出る」

瑞鶴「…やっぱりやめようかしら」

開発時

五月雨「できました!大成功ですよ!」

提督「三式ソナーが10回回して1回、三式爆雷は二個。なあ、五月雨。じつは三分の一だけ雪風か?」

五月雨「たまたまですよ!それに例の物はまだ3個しかないです」

提督「それでも21号が6個ある。予定とはいい意味で違うからありがたいな」

五月雨「でも提督のレシピって凄いですね!信じて作れば絶対に提督の品が出るんですから!」

提督「それは五月雨の運…まあいいか。1ヶ月も予定を縮められたのは大きい。五月雨達の改装準備や強化用の艤装も溜まってきた。そろそろ、あの時期かもしれないな」

五月雨「あの時期?」

提督「演習で空母を相手にする事だ。今までは水雷戦隊か戦艦中心の強襲部隊と演習だった。それにより改装域まで練度になり、自信もついただろ。だがお前達はまだ絶対に戦う事になる存在と相対した事がない」

五月雨「それが空母ですか」

提督「そうだ。制空権の価値を知る為には身で知るしかない。失われた時にどうするかも考えないといけない。これは一つの登竜門であり、通過儀礼だ。できるか、五月雨」

五月雨「大丈夫です!五月雨には提督が居ますから!」

提督「…は?」

五月雨「え?」

提督「いやまあ…あれだ、本当におまえが秘書艦で良かったと思う」

疲れてるので寝ます。

大本営視点。1日で編成任務等を達成している→あっこいつもしかしたら優秀なのか?→なら春の強襲作戦とかにも出る機会を与えてやらないとな→戦力の増強をしてやらないとな→瑞鶴がたまたま決定

演習場


提督「C判定か。まあ妥当だな」

霧島「申し訳ございません…私が旗艦を轟沈判定とれれば」

提督「言い訳を吐く前に霧島、お前それを本気で言っているのか?」

霧島「はい。私が旗艦である加賀を倒せていれば…」

提督「轟沈判定4、大破1、中破1。実戦ならお前は確実に死亡している。その反省を口にするならまだわかる」

提督「だがお前がいま語っているのは仮初めの勝利の話で、仲間の屍に目も向ける事なくイフの話を俺にしている」

霧島「っ…」

提督「対空装備や同じように正規空母が居たとしても俺は今のお前に旗艦を任せる事はできない。頭を冷やしてこい」

霧島「…はい」退室

提督「その隠れてる馬鹿達もだ。各々で何故そうなったかを考えろ。制空権だけではなかったはずだ。これは演習だから死なない…こんな甘ったれた発想が少しでもあったはずだ」

古鷹「うっ」

川内「あちゃあ…」

那珂「…」

夕立「…わかったぽい」

五月雨「…すいません」

提督「演習とは実戦以上の実戦である。相手のデータがある程度ある状態でそれを指揮するのは同じ人間。利根が言ったことは的を得てる。あー…はやく間宮来ないかな」


おやすみ。

4.3.2しかない事に苦笑い


とりわすれてた…すいません


夕張「はーい、お待たせ?兵装実験軽巡、夕張、到着いたしました!」

提督「待っては居なかったがこうも予想と違う艦娘が来ると対応に困る。早速だがこの装備を見てくれ」

夕張「なんですか、これ?」

提督「三式ソナーと三式爆雷だ」

夕張「嘘…まだ一部の鎮守府でしか運用実験がされてないはず」

提督「細かい事はどうでもいい。これの性能実験として夕張、お前を旗艦として鎮守府近郊の潜水艦を定期的に沈めてもらう」

夕張「…それは非公式って事?」

提督「性能実験だ」

夕張「わかった。頻度はどうするの?」

提督「5日に一回。お前にはまずこの鎮守府に慣れてもらわないといけない」

夕張「噂には聞いてたけど本当に中佐に見えない」

提督「夢の中では元帥だからな。それにこの鎮守府にいる限り、お前には幾らでも兵装の実験をさせてやれる」

夕張「本当!?」

提督「保証しよう。だがそれと同時にお前には練度も求められる。わかるな?」

夕張「大丈夫。兵装のテストをさせてくれるなら常にキラキラよ!」

提督「期待している。あとな今日は夕張が来ると聞いていたから夕張メロンを持ってきた」

夕張「…それはないかな、ごめんだけど」

提督「え、受けると思ったのに」


瑞鶴「提督…このレシピって失敗とかないの?」

提督「薄々は思っていた。五月雨ですら3割は当たりを引いてくる。なら幸運艦と名高いお前がこのレシピを回すとどうなるか…」

烈風妖精「…!」整列

烈風(601)「…!」

流星改「…!」

流星(601)「…」眠そう

彗星一二型「…!」

彗星(601)「…」眠そう

提督「正規空母と軽空母を二回回すか」

瑞鶴「そうなるわよね…私もそろそろ出撃できる?」

提督「どうだろうな。霧島達を信じろ。俺はあいつらが立ち直ると信じてる」

瑞鶴「提督ってたまに重いよね」

提督「重くてもこの重さは戦場で足を引っ張らないだろ」

瑞鶴「そうだけど…なんかこう、誰かと重ねてみてるのかなって」

提督「なるほど…夢の中の艦隊と比べてるって言いたいのな」

瑞鶴「…うん」

提督「それはないから安心しろ。比べる比べない以前にだ」

提督「今の俺の艦娘は御前達だけだからな」

軽空母(水母あり)2.正規空母2

直下から

赤城の代わりに瑞鶴にきた事を忘れてはならない


提督「…お前もか霧島」

霧島「え?何が…」

提督「いいから入れ」

霧島「はい…なるほどそう言う事ですか」

提督「各々で考えて来いと言ったらこれだ…全員入ると狭いな」

提督「反省したみたいだか反省会って名前の勉強会の始まりだ。まずお前達には3つ足りない。一つ目はなんだと思う、五月雨」

五月雨「えっ、あの…対空装備ですか?」

提督「そうだな。手持ちの主砲や副砲では艦載機を撃墜しにくい。普通ならば対空砲火専用の兵装で対処すべきだ。ならあと二つだ。答えてみろ那珂」

那珂「兵装の使い方と戦術かな?」

提督「鋭いな。そうだ兵装があっても使い方を知らなかったらただの屑鉄になり、使えてもそれを戦術として効果的に運用しなければ鈍になる」

川内「口で言うなら簡単だけどやる私達には急すぎる気がする」

提督「空母が存在すると通達したがお前達は誰一人として対空装備を必要と俺に言ってこなかった。ずっと勝ってるから大丈夫とか思ったからだろ?」

川内「うっ…そ、それも確かにちょっとだけあった」

提督「正直でよろしい。かつての大戦を紐解いても空母は最重要視されている。それは何故か?はい、古鷹」

古鷹「索敵から爆撃まで幅広く活動できるからです…よね?」

提督「自信を持て。古鷹の言った通り、空母は万能だ。駆逐、巡洋艦、戦艦、潜水艦…どれよりも広範囲に索敵が可能でそれと同じ距離を爆撃できる。それは艦娘と深海棲艦だろうと変わらない。最優先は空母であり、戦艦等は艦載機…敵の目を潰してから襲えば幾らでも対処できる」

夕立「そっか…あとは夜戦に持ち込めばいいっぽい」

提督「惜しい。夜戦になれば艦娘はまだ運用できないが敵は違う。深海棲艦は夜でも運用してくる。夜戦にさえなれば、夜戦にさえ持ち込めばなどの考えよりももっと有効的な考え方がある」

提督「敵の艦爆隊と艦攻隊を殲滅すれば残りは艦戦だけで怖くない」

霧島「あのそれは不可能では?」

提督「不可能とは?」

霧島「まず艦戦に護られている他の艦載機を落とすのは困難です。それに私達にはどれが艦爆で艦戦なのかわかりません」

提督「そんなものは簡単だ。第一陣部隊の前列より後ろにより濃く対空砲火をすればいい。前方にももちろん対空砲火するが艦戦との制空権を掛けて戦う以上、深海棲艦は前、中、後尾、左右に艦戦を配置する。艦娘もそうだ」

霧島「なるほど…ですがそれでも打ち損ねたらどうするのですか?」

提督「輪形陣をとりながら戦闘開始」

五月雨「いつもと変わらないですね」

提督「本当なら狙い撃ちとかさせたいが戦場で欲張った奴は死ぬ。俺は御前達にまた海に帰って欲しくない」

一同「…」

提督「死ぬ時は死ぬがお前達には覚えておいて欲しい。誰がなんと言おうとお前達が沈んだら私は悲しい。表情には出せないが心では泣いている。俺みたいな大の大人を泣かせないでくれ」

五月雨「もう、仕方ありませんね!」

夕立「夕立、提督さんの為なら頑張れるっぽい!」

古鷹「私はその…もっと魅力を知って欲しいですから頑張ります!」

那珂「那珂ちゃんはねアイドルだから沈まない。それにファン一号を泣かしたら失格だよ」

川内「夜戦も対空砲火もじゃんじゃんやっていく!」

提督「頼もしい仲間だ。」


水母1、航空戦艦2、重巡1

直下

一人で頼む


高雄と千歳確定

某所

提督「今回の演習ありがとうございました」

呉提督「思ってもないことを言わなくてもいい。二回目の演習ではそちらの勝利だった」

提督「運が良かっただけです。地力ではそちらの航空機動部隊には足元にも及びません」

呉提督「ふん…それであの艦載機は何だ?」

提督「どの艦載機の事でしょうか?」

呉提督「ワシに送ってきた601型の事だ。あれは横須賀ですら配備されていない陛下の直近部隊の兵装ではないのか?」

提督「そんな大層なものではありませんよ。ただこれも運よく開発をしてたらできただけです」

呉提督「あくまでシラを通すか。わざわざ僻地にこの老体を引っ張ってきておいてそれか?」

提督「カードは切るときにきらなければただのゴミです。単刀直入に言いましょう。春の初となる大規模作戦において私が率いる艦娘に先陣をとらせていただきたい」

呉提督「その代償は?」

提督「資材と引き換えに601型を譲りましょう」

呉提督「…普通ならばもう少しごねるたところじゃがやめておこうか。佐世保にアレが入っても面白うないからの」

提督「流石、呉提督。耳が早い」

呉提督「ふん…ワシはお前みたいな若僧が狸と変わらない事が一番怖いのー」

提督「ご冗談を。私はただ夢のなかで元帥だった男です」


若葉「今日は釣れてる?」

提督「今釣れたな」

若葉「そうなのか…でもバケツには何もないぞ」

提督「若葉が釣れただろ。遠征ご苦労だったな」

若葉「大成功だ」

提督「そうか、流石だな若葉」

若葉「大成功だ」

提督「…またか?」

若葉「大成功だからな」

提督「よくわからない理論だな」頭を撫でてやり

若葉「うん……悪くない」

提督「他の駆逐艦もそうだがそんなにこれがいいのか?」

若葉「うん、これがいい」

提督「そうか。まあ、また頑張ったらしよう」

若葉「あ、あと…料理も」

提督「プリンだな」

若葉「…」頷く

提督「他には何か食べたい物はあるのか?」

若葉「司令官が作るものならなんでもいい」

提督「…よし、ちょっと本気出そうか」


潮「あ、あの…これ良かったら食べてください」

提督「カレー…潮が作ったのか?」

潮「頑張ってつくりました」

提督「ありがたいな。いただきます」

パク…

潮「どうですか?」

提督「美味しい。辛さも丁度いい…ただ一つ足りないものがある」

潮「え?私何か間違いを…」

提督「一緒に食べよう。一人でジッと見られてたら落ち着かない」

潮「すいません!でもその…お料理してたらお腹いっぱいになってしまって…」

提督「そうなのか…なら甘い物は食べれそうか?冷蔵庫にプリンが入って…」

潮「食べます!」

提督「お、おう」

潮「あっ、その…」

提督「少し待っててくれ。これを食べたら一緒に食べような」

潮「はい!」キラキラ


加賀「航空母艦、加賀です。あなたが私の提督なの? それなりに期待はしているわ」

翔鶴「翔鶴型航空母艦1番艦、翔鶴です。
一航戦、二航戦の先輩方に、少しでも近づけるように瑞鶴と一緒に頑張ります!」

提督「新米中佐だが期待に応えられる様に努力はしよう。さっそくだが手元の資料を見てくれ。それがお前達に配属される兵装になる」

加賀「…あの、烈風(六〇一空)とありますが紫電改二ではないのですか?」

提督「面白い冗談だな。手元の資料にある通りの兵装でお前達には演習及び実戦をこなしてもらう。質問はあるか?この資料以外、鎮守府についてでも構わない」

加賀「赤城さんは居ますか?」

提督「今は居ない。すまない。ついでに言っておくと瑞鶴は居るから後で会うといい」

翔鶴「は、はい!」

提督「お前達は正規空母としてこの鎮守府に着任した。私が…俺がお前達に求めるのは一つだけだ。仲間の空を護ってくれ。海上では随伴艦がお前達を必死に守る。だからお前達は空を頼む」

加賀「わかりました」

翔鶴「がんばります!」

提督「後な今日は着任記念として赤城さん人形と鶴の置物を用意した。どうだ面白いだろ」

加賀「…」

翔鶴「それはあの…お、面白いですよ」

提督「受けないだと…」絶望


五月雨「あの提督…なんで着任した子にプレゼントをあげるのですか?」

提督「話のネタになるのと着任してくれてありがとうって言葉にするのは恥ずかしい…そう言えば、五月雨も欲しかったのか?」

五月雨「えっあの…はい」

提督「そうか…どうしたものか」

五月雨「む、無理に下さらなくても大丈夫ですよ!本当ですよ!」

提督「不平等はよくない。そうだな、ピーコック攻略前…霧の艦隊を処理して落ち着く頃に五月雨に贈り物を贈ろう」

五月雨「ピーコック?霧の艦隊?」

提督「少し先の話だな。それよりもそろそろ遠征の時間ではないのか?」

五月雨「え?あっ!!すいません、失礼します!」

提督「気をつけてな」

五月雨「はい行ってきます!」


千歳「水蒸気母艦千歳、着任しました」

提督「堅苦しい挨拶は無しだ。それよりも君には言っておかねばならないことがある」

千歳「なんでしょうか?」

提督「軽空母には練度が到達しても改装しない…正確には来たるべき大規模作戦で水母が大事な役割を担う事になる」

千歳「わかりました」

提督「期待している…後、これは決して強制はしていないがこれを持っていくといい」

千歳「これはお酒…?」

提督「地酒だそうだ。酒は飲めるのだろ?」

千歳「嗜む程度には…ありがとうございます」

提督「礼はいい。働きで返してくれ」

千歳「了解です!…ところで提督もお酒は飲めます?」

提督「嗜む程度には…おい、なぜ笑う」

千歳「いえ、あからさまに目が泳いでて…すいません」

提督「むっ…本当に飲めるからな」

千歳「なら私に晩酌させてくれますか?」

提督「残念だ…今日の俺の肝臓は調子が悪くてな。命拾いしたな。一緒に飲めば記憶が無くなる位に飲ませてやったのに」

千歳「そうですか…なら肝臓の調子が良い時には記憶が無くなる位に飲ませてくださいね」

提督「調子が良い時にな」

千歳「もう提督ったら…それでは失礼します」

提督「部屋でゆっくり休め…行ったか。本当にウワバミみたいに飲めるからな千歳…ただな、今お前達と飲むと…まあいいか」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月15日 (月) 10:44:27   ID: s7mXWnEk

強くてニューゲーム

2 :  SS好きの774さん   2014年12月31日 (水) 13:57:06   ID: hlCOZ2vo

元スレ荒れすぎ

3 :  SS好きの774さん   2015年01月03日 (土) 15:01:05   ID: MqYkPMF-






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4 :  SS好きの774さん   2015年01月03日 (土) 15:50:08   ID: wPOL_y7y

元スレが荒れてて失踪されるのが一番悲しいんだよなぁ……

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