医者「クック先生じゃないですか、お久しぶりですね」
クック「きみは、あのときの……」
医者「はい、数年前ハンターやってた奴ですよ」
クック「まさか、ここで出会うことになるとはねぇ……」
医者「月日が経つのははやいものですよ」
クック「懐かしいよ……片手剣を担いで来てた君の姿がつい昨日のように思い出されるよ」
医者「嫌だな先生……やめてくださいよ……でもあのときの先生は容赦なかったなぁ……初期武器じゃ攻撃通じないですもん」
クック「伊達に先生やってないよ……ハッハ……イテテ」
医者「無理をしない方がいいですよ……?」
クック「次から次へと私を狙うハンターがいるものだから大変で大変で」
医者「登竜門ですからね先生は……では診察しますね」
クック「すまないね……」
診察中……
医者「耳の損傷と切り傷……全治一週間ですね……」
クック「やはりそれぐらいになるか……」
医者「安静にしててくださいよ?でないと治りが遅くなりますからね」
クック「そう長くは休めないさ……新人ハンターに教えることが沢山あるからな……」
医者「先生……」
クック「私もヤンガルルガみたいな時期があったのが懐かしいよ……」
医者「先生は先生ですよ……」
クック「まぁな……」
医者「3rdの時は休養とってましたし……どれだけ先生を待ち望んでいたハンターは数知れませんからね……」
クック「クルペッコ君には荷が重すぎたかもしれんな……彼もまだ、新人だった……手加減というものを知らないからなあ……」
医者「かくいう、私もその一員ですからね……彼の熱血指導には手を焼きましたよ……」
クック「まだまだ、ひよっこだな?」
医者「そのようですね……」
クック「だが、私には仲間がいるよ」
医者「と、言いますと?」
クック「クンチュウ君だ」
クンチュウ「ちーっす」ウネウネ
医者「見慣れないですね」
クック「彼が張り付いていると、一度だけ攻撃を守ってくれるんだ……彼もまた、私の弟子みたいなものさ」
クンチュウ「照れるっすよークック先生ー」ゴロゴロ
医者「悪いがウロチョロしないでもらえるかい?治療がうまくいかなくなる……」
クンチュウ「サーセン」ピタッ
クック「そう彼を叱らないでやってくれ……」
医者「まぁ、そう言っても……あと塗り薬を塗ればおわりですからあと少しですよ」
クック「ありがとう……」
医者「また来てくださいね」
クック「あぁ……」
ーーーーーーーーーーー
医者「……数多くのモンスターを治療してきたが……姿をみると……」
プルルルル
医者「はいこちら、ユクモ診療所……」
???「新種のウイルスを見つけた」
医者「新種のウイルス?」
???「あぁ……私の知ってるウイルスとは違うものだ……アンタなら扱えるかもしれん……どうだ?」
医者「危険性は?」
???「下手すれば生態系に乱れを起こす可能性もないかもしれない……だが……」
医者「三日後例の場所で……」
???「あぁ……」
プッ
医者「狂竜ウイルス……恐ろしいもの……か……」
三日後
金髪「これが例の奴だ」
医者「これは?」
金髪「名付けて極限化ウイルス……」
医者「極限化?」
金髪「バルバレでは、狂竜化が噂されているが、ドントルマではすでにこのウイルスに対しての対策がとられているというものがある……ユクモにも来る可能性は0とは言えない……だから……」
医者「ありがとう……ありがたく研究させてもらうよ……」
ユクモ診療所
医者「これが……極限化ウイルス……」
ーーーーーー
回想
金髪「そいつを使うことにより、肉体を極限化にすることができる、普通の武器の攻撃が通じなくなる」
医者「それじゃ、ハンターがやっていけないぞ?」
金髪「そこで、開発されているという抗竜石っていうのがあるのさ、それを使うことにより、極限化を一時的に無効化されるのさ……」
医者「そんなのが……」
金髪「間違えても、ユクモで使うなよ?どうなっても知らんからな」
ーーーーーー
ユクモ診療所
医者「……」
ナース「先生、お客さんです」
医者「あぁ……」
ーーーーーーーーーーー
クック「すまないね……」
医者「随分派手にやられましたね……」
クック「いやはや……」
クンチュウ「ハンターの野郎!!4体1なんて卑怯っすよ!!」ウネウネ
クック「ちょっと、ドントルマに出掛ける用がありますのでちょっとこれないですね……」
医者「では……いい薬があります……よ?」
クック「そうですか!!」
クンチュウ「やったっすね!!」
ーーーーーーーーーーー
未知の樹海
ハンター「オラー!!俺様の武器に敵わねぇだろうがー!!」ザクザク
クック「(ここまでか……)」
ドクンッ
クック「(なんだ?)」
ドクンッ……ドクンッ……ドクンッドクンッドクンッドクンッ
ハンター「!?」
極限化クック「さぁ……戦おうか?」
ハンター「うっ……うわぁ!!!」
ーーーーーーーーーーー
医者「自然界とは恐ろしいものだ……我々人間にはとても理解出来ないものを作り出し……牙を向く……」
医者「私は……先生に極限化ウイルスを与えてしまった……下手をすればドントルマは壊滅的ダメージを負ってしまうかもしれない……」
医者「そうなれば……私自身が彼を仕留める他ないかもしれないのかもしれない……」
抗竜石・心撃 キラッ
おわり
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