穂乃果「あ、良い事思いついた!」 (87)

海未「良い事?」

にこ「練習前に何を言うかと思ったら」

ことり「とりあえず聞いてみよ?」

穂乃果「真姫ちゃんの別荘に行った事覚えてるよね?」

真姫「覚えてるわよ」

穂乃果「その時に決めた事覚えてる?」

絵里「先輩禁止にした事?」

希「それが関係あるの?」

穂乃果「そう!」

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凛「また先輩付け直すとか?」

花陽「それはないと思うな」

穂乃果「じゃあ発表するよ」

真姫「どうせろくなことじゃないわよ」

絵里「先輩禁止と関係があるのかしら」

穂乃果「良い事っていうのは...タメ口禁止!」

凛「え」

希「タメ口禁止?」

海未「何を言ってるかわからないのですが」

穂乃果「なんでわからないの?」

ことり「タメ口禁止...例えば?」

穂乃果「今まで...というよりちょうど先輩禁止の時かな?」

にこ「確かに先輩禁止の時からずっとタメ口だったわ」

穂乃果「だからこれからは"さん"とか付けて呼んでみたいなと思って」

花陽「例えば...高坂さん?」

穂乃果「それだよ!」

凛「違和感しかないにゃー」

穂乃果「園田さん?」

海未「穂乃果が敬語だとかなり違和感があるのですが...」

穂乃果「南さん?」

ことり「なーに?高坂さん♪」

穂乃果「星空さん?」

凛「なんだか照れるにゃー///」

穂乃果「小泉さん?」

花陽「あ、えーと...高坂さん?」

穂乃果「西木野さん?」

真姫「な、なによ」

穂乃果「矢澤さん?」

にこ「う、本当に違和感が...」

穂乃果「東條さん?」

希「本当に違和感バリバリやな」

穂乃果「絢瀬さん?」

絵里「なんだか少し嬉しい...気がしないでもないわ」

穂乃果「自分から言っといてあれだけどこれ少し恥ずかしいな///」

海未「私から呼ぶにはあんまり違和感ないですね、高坂さん?」

穂乃果「やめて、恥ずかしい!」

凛「じゃあ練習しよっか」

穂乃果「あ、ちょっと待って!」

にこ「次は何よ」

穂乃果「また良い事思いついた!」

海未「次は何ですか...」

穂乃果「聞いて驚け!次は敬語禁止!」

海未「なっ!それ私だけじゃないですか!」

絵里「確かに今敬語使ってるのは海未だけね」

花陽「それ不公平じゃないかな」

穂乃果「じゃあ今日の練習は敬語禁止!良いよね?」

凛「いいよ!」

海未「なら私からも提案があります!」

穂乃果「あれれ?敬語は禁止だよ?」

海未「穂乃果は"練習中"しか入ってないから今はまだセーフです」

穂乃果「むぅ」

にこ「子供ね」

真姫「子供だわ」

花陽「二人とも必死だね」

ことり「それで海未ちゃんの提案は何?」

海未「聞いて驚いて下さい、練習中は穂乃果"だけ"タメ口禁止です」

穂乃果「えぇぇぇ・ちょっと待ってよ!」

希「その必殺技みたいな言い方は?」

凛「穂乃果ちゃんもそれだけ必死なんだよ」

真姫「あの二人だし、ほっといて練習しましょ?時間の無駄じゃない?」

絵里「そうね、二人はほっといて練習しましょうか」

ことり「えぇっと、じゃあ先に練習してるから二人とも終わったら来てね?」

穂乃果「わかった」

海未「わかりました」

穂乃果「ならこうしようよ、今日の練習は海未ちゃんが敬語禁止、穂乃果はタメ口禁止、これでいい?」

海未「いいでしょう」

穂乃果「今日だけだからね」

海未「わかってます」

穂乃果「なら早速練習に行こう!」

穂乃果「あ、ちょっと待って」

海未「まだ何かあるんですか」

穂乃果「海未ちゃんはタメ口にするとき穂乃果みたいにしてね?」

海未「なら穂乃果は私みたいにゆったりした感じの敬語でお願いします」

穂乃果「じゃあ次こそ練習行こっか」

海未「お待たs....おっまたせー!///」

穂乃果「お待たせしました///」

絵里「...何があったかわからないけど二人とも練習に参加して」

凛「人格が変わったみたいにゃー」

海未「1.2.1.2、そこ、ずれてるよ!」

花陽「すごいやりずらい...」

希「海未ちゃんがタメ口になるだけでここまで変わるなんて...ウチもキャラ変えてみよかな」

絵里「それは私が許さないから」

穂乃果「ほら、そこ喋らないでしっかり練習!」

真姫「もう!やりずらい!」

ことり「我慢しよ?ね?」

凛「ねえかよちん」

花陽「なに?凛ちゃん」

凛「凛達もキャラ変えない?」

花陽「どうやって?」

凛「じゃあ凛はこれからかよちんの事を花陽ちゃんって呼ぶから、かよちんは凛の事を...そうだなぁりんちんって呼んで」

花陽「なんかごちゃごちゃになりそうだけど...楽しそうだからいいよ!」

凛「なら決まりにゃー」

花陽「りんちん!」

凛「花陽ちゃん!」

絵里「花陽、凛、ちょっと来て」

凛「どうしたの?」

絵里「始めの振り付けを少し変えるから二人の位置を交換したいの」

花陽「私はいいけど...凛ちゃ...りんちんは?」

絵里「りんちん?!」

凛「凛は全然平気だよ?花陽ちゃん」

絵里「花陽ちゃん?!」

花陽「じゃあ私達はまた練習に戻るね」

絵里「え、ええわかったわ」

希「最近キャラ変流行ってるんかな?」

絵里「....もしかしたら、流行ってるのかもね」

希「ならウチ達もやらへん?」

絵里「私は嫌よ」

希「恥ずかしいから?」

絵里「恥ずかしくはないけどね...」

希「ないけど?」

絵里「私は関西弁で話せないから、希みたいになるのは無理かなと思って」

希「ウチの事を今までどう思ってたんや、関西弁以外にも喋れるからね」

絵里「わかってるわよ」

海未「ほら、喋る暇があったら練習しよう!ライブまで日にちもないよ!」

穂乃果「わかっています!」

凛「あと5日しかないから振り付けも完璧にしないとね」

真姫「もしかして今の海未なら...」

にこ「あんた何考えてるのよ」

真姫「確か部室にマーメイドフェスタ2のDVDあったわよね?」

にこ「あるけど、それがどうしたのよ」

真姫「海未と穂乃果でライブの後にオリジナルソングとして歌ってもらうわ」

花陽「海未ちゃんは絶対に歌わないと思うけどなぁ」

にこ「花陽?!あんたいつからそこにいたのよ!」

真姫「さっきからずっとにこちゃんの隣にいたじゃない」

にこ「まったく気づかなかったわ」

真姫「話を戻すけど、今の海未はノリノリなのかわからないけど完全に穂乃果になりきってる」

花陽「それが関係あるの?」

真姫「マーメイドフェスタ2は誰と誰が歌ってると思う?」

にこ「穂乃果と凛でしょ」

真姫「それよ」

花陽「え?」

真姫「海未が穂乃果の口調になってる今、凛と歌わせたいのよ」

にこ「なんでよ、それこそ意味わかんない」

花陽「そういえば海未ちゃんと凛ちゃんのデュエット曲ってあったっけ?」

真姫「無いでしょ?だからオリジナルで歌ってもらうわ、人気間違いなしよ。それにアレンジ曲だから元のマーメイドフェスタ2も絶対人気出るはずよ」

花陽「真姫ちゃんが半分壊れてる」

にこ「なんでこんなに真姫がノリノリなのかわからないけどいいんじゃない?」

真姫「なら決まりね」

海未「一回練習は休憩!」

穂乃果「ふう、疲れた〜」

海未「あれ?穂乃果ちゃん?敬語は?」

穂乃果「わかってます!」

真姫「海未?ちょっといい?」

海未「どうしたの?真姫ちゃん」

真姫「練習終わったら音楽室来て、ちょっとした打ち合わせしたいから」

海未「はーい」

希「ねぇえりち」

絵里「なに?」

希「キャラ変え、ウチ達もしようよ」

絵里「嫌よ」

希「今日だけだから」

絵里「はぁ...わかったわ、今日だけだからね」

希「約束してな?」

絵里「はい、約束」

希「じゃあ早速、どうかえるかな」

絵里「無茶なやつは嫌よ?」

希「わかってる、じゃあどう変えるかなぁ...えーと...」

海未「今から7分後に練習再開するよー!」

ことり「はーいっ」

穂乃果「わかりました!」

希「あ、決めた」

絵里「え?」


希「えりちは今日真姫ちゃんみたいにしててな」

絵里「私が?真姫みたいに?」

希「そう」

絵里「...わかった、頑張ってみるわ。でも忘れないでね?今日だけよ?」

希「言われなくてもわかってる」

絵里「希は?」

希「私は今日、えりちみたいに喋る」

絵里「私みたいにって...」

希「練習再開したらしっかりとキャラ変えしてな?」

絵里「希こそ、しっかりと変えてね」

穂乃果「そろそろ7分たちますよ」

凛「じゃあ練習再開する?」

花陽「そうだね」

海未「じゃあ今から練習再開!さあ定位置について!」

にこ「はぁ...いつもの海未の方が絶対良いわ」

真姫「私もそう思ったけど放課後まではこのままでいて欲しいわ」

希「えりち?わかってるな?」

絵里「はいはい、わかってるわよ」

海未「1.2.1.2、真姫!少しずれてるよ!」

海未「希はそのステップの後少し右だよ!」

海未「穂乃果!そこは左だよ!」

穂乃果「いつもより激しくなってない!?」

海未「さあ、まだまだこれからですよ!あと穂乃果、敬語を使って!」

真姫「私、ちょっと休憩、疲れた」

にこ「わ、私も、限界」

絵里「海未?今日はこれくらいにしない?」

海未「そう...なら今日はここまでにしよっか」

花陽「賛成!」

凛「凛も流石に疲れたよ」

海未「じゃあ練習はここまで!解散!」

「「お疲れ様でしたー!」」

凛「はぁ〜疲れたぁ」

花陽「いつもよりハードだったよね」

凛「ねぇねぇかよちん」

花陽「なに?」

凛「これからは小泉さんって呼んでいい?」

花陽「いいけど....なんで?」

凛「気に入ったから!」

花陽「凛ちゃんらしいね、いいよ」

凛「やったにゃー!」

絵里「ねぇ、希」

希「なに?」

絵里「私達あんまり変えた意味なかったわよね、練習中全く喋らなかったし」

希「え?」

絵里「え?」

希「私は"今日"っていったんだから練習の後も継続だよ?」

絵里「希?.....本気なの?」

希「私は本気だよ?」

絵里「まあいいわ、じゃあ今日は私の家に来て」

希「え?なんで?」

絵里「一緒にいないと変えてる証拠を見せられないでしょ?」

希「そうだね、じゃあ今日は家に寄ろうかな」

絵里「ふふふ♪」

穂乃果「あー疲れた〜」

ことり「お疲れ様♪」

海未「お疲れー!」

穂乃果「海未ちゃん?練習終わったから戻していいんだよ?」

海未「私はこの喋り方が気に入ったからしばらくはこのままでいようかなって思ったんだ!」

ことり「え」

穂乃果「でも私は敬語使わないよ」

海未「構わないよー」

ことり「あんなの海未ちゃんじゃない」

穂乃果「あはは...私がいけないのかな」

ことり「海未ちゃん....」

穂乃果「まあ明日には直るよ...たぶん」

真姫「あ、海未?手空いた?」

海未「あいてるよ」

真姫「もしかして.....まぁいいわ、音楽室にいくわよ」

海未「はーい!」

真姫「海未はいつまでその喋り方続けるつもり?明日?」

海未「飽きるまで続けるよ」

真姫「そう、じゃ音楽室に行きましょうか」

海未「うん!」

〜音楽室〜

海未「そういえば、どうして打ち合わせなんかするの?もう発表曲はきまってるんじゃない?」

真姫「実はライブの後にひとつオリジナル...というよりアレンジ曲を披露しようと思ってね」

海未「アレンジ曲?何の?」

真姫「マーメイドフェスタ2」

海未「なるほど、アレンジって言ってもどんなアレンジ?」

真姫「歌う人を変える...とか」

海未「どう変えるの?」

真姫「.....」

海未「....まさか」

真姫「そのまさかよ」

海未「真姫、今なら間に合います、やめにしましょう」

真姫「急に喋り方を戻さないで、ほら歌って。練習中の時みたいなテンションで」

海未「む、無理です!私が歌えるわけありません!」

真姫「仕方ないわね」

海未「わかってくれましたか」

真姫「もし歌わないなら海未が弓道部で歌ってた、にこぷり女子道を明日の練習中に流すわよ」

海未「脅すなんて酷いです!」

真姫「どうする?歌う?」

海未「....わかりました、歌いますよ」

真姫「よろしい」

海未「まさか真姫に脅される日が来るなんて思いもしませんでした」

真姫「なんか言った?」

海未「いいえ、なんにも」

海未「でもマーメイドフェスタ2を歌うなら、もう一人必要なのでは?」

真姫「大丈夫よ、凛の方は事前に録画済みだわ」

海未「ぐぬぬ」

真姫「じゃあ曲流すから歌ってね」

海未「....はい」

〜♪ 〜♪


海未「これで満足ですか」

真姫「まあ後でポリュームチェックすれば大丈夫ね、お疲れ様」

海未「私はもう帰りますよ」

真姫「はい、お疲れ」

海未「ではまた明日」

真姫「はいはい」

〜帰り道〜

凛「なんか今日の練習はいつもの2倍くらい疲れたにゃー」

花陽「そうだね」

凛「ねぇ小泉さん」

花陽「やっぱりその呼び方はなんていうか...少し恥ずかしいな///」

凛「凛が気に入ってるからいいの」

花陽「ところで、今何を言おうとしたの?」

凛「あ...えっとね」

花陽「うん」

凛「凛と恋人繋ぎしてほしいなって思って///」

花陽「え///」

凛「ダメ...かにゃ?」

花陽「大丈夫だよ!うん、大丈夫」

凛「やったー!」ギュ

花陽「っ///」

凛「小泉さん?顔まっかだよ?」

花陽「ねぇ凛ちゃん」

凛「何?」

花陽「今日...花陽の家こない?」

凛「いいの?」

花陽「うん!」

凛「じゃあ行く!」

〜また別の帰り道〜

穂乃果「大丈夫だよ、明日には直るから、ね?大丈夫」

ことり「私は敬語の海未ちゃんの方がしっくりくるから...」

穂乃果「はぁ...私もこれからは海未ちゃんに無理を言わないようにするよ」

ことり「なんで穂乃果ちゃんは急にあんな事言ったの?」

穂乃果「始めは思いつきだったんだけど途中からエスカレートしちゃって」

ことり「そこは穂乃果ちゃんらしいね」

穂乃果「あはは...」

〜海未家〜

海未「はぁ...自室はやっぱり落ち着きますね」

海未「今日は色々ありすぎて疲れました」

海未「...明日も頑張るよ!」

海未「...あぁぁぁぁぁやっぱり恥ずかしい///」バタバタ

海未「これがいわゆる黒歴史なのでしょうか」

海未「...思い出せば思い出すほど恥ずかしい///」

海未「今日は早めに寝ますか」カチッ

海未「おやすみなさい」


ピンポーン

海未「こんな時間に誰でしょうか?」

海未「こんなといってもまだ20時ですが」

海未母「海未、ことりさんがお見えになられていますよ」

海未「ことり?...とりあえず行ってみますか」トテトテ

ガチャ

ことり「こんばんわ♪」

海未「こんな時間にどうしたのですか?それに、その荷物は?」

ことり「海未ちゃん敬語に戻ったんだ!」

海未「まずは私の質問に答えて下さい」

ことり「この荷物の事?」

海未「そうですよ」

ことり「この荷物は今日海未ちゃんの家に泊まるから、私の家から持ってきた荷物だよ?」

海未「泊まる?!」

ことり「ダメ?」

海未「.....まあ時間も時間ですし、今日だけですよ?」

ことり「やったー!ありがと、海未ちゃん!」

海未「はぁ...今日は色んな人に引っ張られてばっかりです...」

〜絵里の家〜

絵里「ただいまー」

希「お邪魔しまーす」

絵里「亜利沙?いないの?」

希「ん?メモがある」

絵里「メモ?」

希「どれどれ...今日は雪穂ちゃんの家でお泊まりするね!...だって」

絵里「穂乃果の家に行ったのね」

希「そうみたいだね」

絵里「まったく、勝手に泊まりに行って...連絡くらいしたっていいのに」

希「ねぇ絵里」

絵里「希が私の事を絵里って呼ぶと新鮮ね」

希「そんな事より」

絵里「なによ」

希「今亜利沙ちゃんはいないって事は?」

絵里「なにが言いたいのよ」

希「私達だけって事」

絵里「そうね...ん?」

絵里「私達二人っきり...」

希「おや?顔が少しづつ赤くなってるよ?」

絵里「そ、そんな事ないわよ!///」

希「まあいいや、そんな事より今はお風呂に入りたいな」

絵里「そうね、じゃあ先に入ってて。私は夕飯作るから」

希「え?」

絵里「え?」

希「せっかく二人っきりなんだから...ね?」

絵里「ちょ、ちょっと待って」

希「待てません」

絵里「二人でお風呂に入るのは...ね?」

希「そんなの関係ないよ、私達しかいないし」

絵里「関係なくないでしょ!」

希「だったら絵里が一緒に入るって言うまでフルパワーわしわしMAXだ!」

絵里「ちょ、やめて、くすぐったいから、わかった、入るから!入るからやめて!」

希「今入るって言ったからね?」

絵里「わかってるわよ」

希「じゃあさっそく入ろっか」

絵里「はぁ...」

希「ほら、早く」

絵里「わかってるわよ」

〜お風呂でイチャコラ終了後〜

希「あーさっぱりした!」

絵里「///」

希「絵里?どうかした?」

絵里「は、はらしょー///」

希「あー...ちょっとのぼせちゃったか、じゃあ私が夕飯作らないとな」

絵里「ハッ...そうだ、夕飯作らないと!」

希「もう出来上がるよー」

絵里「え?希が夕飯作ってくれたの?」

希「逆にウチ以外に誰が作るの?」

絵里「まあそうよね」

希「ささっ東條式ハヤシライスを召し上がれ」

絵里「何か怪しい...」

希「怪しい物なんて何も入れてないって」

絵里「まあいいわ、いただきます」

希「召し上がれ」

絵里「ハラショー...これ凄い美味しいわ」

希「ウチの自信作やからな」

絵里「喋り方戻ってるわよ?」

希「知ってる、やっぱりこの喋り方が一番なんやなぁっておもったんや」

絵里「そう...標準語の希も私は好きなんだけどなぁ」

希「そ、そうかな///」

絵里「希はこれ食べないの?」

希「私も食べるよ、いただきます」

希「うん、自分で言うのもあれだけどなかなか美味しい」

絵里「希が作ったんだもの、美味しいに決まってるわよ」

希「そこまで言われると照れるやん」

絵里「それに希にはいつも感謝してるのよ?」

希「...」

絵里「....何か言いなさいよ」

希「ウチだって感謝してるからね」

絵里「知ってるわよ、ごちそうさま」

希「もう食べ終わったの?!」

絵里「希が食べるの遅いのよ」

絵里「それじゃ私は先に歯磨いてるから」

希「はーい」

絵里「それと今日は....ありがと」

希「こちらこそありがと、ごちそうさま」

絵里「希も食べるの早いじゃない」

希「ちょっとだけ急いで食べたから」

絵里「私のペースに合わせなくても平気よ?」

希「合わせてないって」

絵里「あら?もう10時なの」

希「時間が進むのは早いなぁ」

絵里「じゃあ寝ましょうか」

希「そやな、ウチはソファで寝るから」

絵里「え、なんで」

希「?」

絵里「一緒に寝ましょうよ、今日は亜利沙もいないし。それに一人は...」

希「怖いの?」

絵里「こ、怖くないわよ!、でも心寂しいなぁって」

希「じゃあお言葉に甘えて一緒に寝るかな」

絵里「始めからそうすればいいのに」

絵里「それじゃ明かり消すわよ」

希「はーい」

カチッ

絵里「おやすみ、希」

希「えりちもおやすみ」

絵里「...」

希「...」

絵里「...」

希「えりち」

絵里「なに?」

希「大好き」

絵里「突然どうしたの?」

希「気持ちを伝えただけ」

絵里「そう、私も大好きよ」

希「ふふ、じゃあおやすみ」

絵里「おやすみ」

〜海未家〜

海未「ことり?そろそろ寝ませんか?」

ことり「あともうちょっとだけ」

海未「それになんで私が着せ替え人形みたいになっているのですか」

ことり「あと4着だから」

海未「まさかあの荷物の半分が洋服だったなんて...」

ことり「じゃあ次はこのフリルスカートを履いてみて?」

海未「もう眠いです」

ことり「我慢だよ!」

海未「ファイトだよ!みたいに言わないで下さい!」

ことり「じゃあ最後にこのスカートだけ履いてみて?」

海未「最後ですからね」

ことり「わかってるって、早く早く」

海未「...このスカート短くありません?」

ことり「気のせいだよ」

海未「まあいいでしょう、約束です。これで終わり」

ことり「はーいっ」

海未「ほら、早く寝ますよ」

ことり「うん」

海未「急だったので寝る場所を用意してませんが」

ことり「あ、大丈夫だよ」

海未「大丈夫?」

ことり「うん、私はリビングのソファで寝るから」

海未「それは来客に対して失礼です、私がソファで寝ますからことりは私のベッドで寝てください」

ことり「えぇ...だったらさ」

海未「はい?」

ことり「海未ちゃんのベッドで一緒に寝ようよ」

海未「....え?」

海未「あの...それは...つまり」

ことり「だめ?」

海未「まあソファで寝させる訳にもいかないですし、いいですよ」

ことり「やったぁ」

海未「とりあえず時間も遅いのでもう寝ますよ」

ことり「はーい」

海未「あの」

ことり「なに?」

海未「くっつきすぎでは」

ことり「ならもっとくっつこうか?」

海未「やめてください!///」

ことり「可愛い」

海未「もういい加減に寝ますよ」

ことり「わかった、おやすみ」

海未「おやすみなさい」

海未「...」

ことり「...」

海未「...」

ことり「...」

海未「ことり?」

ことり「...」

海未「寝てますよね.....ことり、いつもありがとうございます」

ことり「...」

海未「おやすみなさい」

〜花陽の家〜

花陽「ただいまー」

凛「お邪魔しまーす」

花陽「あれ?誰もいないの?」

凛「かよち...じゃなくて小泉さんの家に来たのは久しぶりだにゃー」

花陽「無理してその呼び方しなくてもいいんだよ?」

凛「そうだよね、やっぱりいつもどうりかよちんって呼ぶよ」

花陽「うん、そっちの方が凛ちゃんらしいよ」

凛「えへへー」

凛「なんだかお腹すいたにゃー」

花陽「私もお腹すいたなぁ」

凛「かよちんって料理できる?」

花陽「できない訳ではないけど勝手に火を使うのは危ないから」

凛「うーん」

花陽「どうしよっか」

凛「どうしよう」

花陽「どっか食べに行く?」

凛「そうだね、そうしよっか」

花陽「でもどこ行く?」

凛「今日は凛が良き行くラーメン屋もお休みだし」

花陽「なら最近できたあのファミレスにする?」

凛「まだ行った事ないけど行く!」

花陽「決まりだね」

凛「決まりだにゃー」

花陽「じゃあさっそく行こうか」

凛「うん」

〜ファミレス〜

店員「いらっしゃいませ、何名様でしょうか」

花陽「二人です」

店員「こちらへどうぞ」

凛「ちょっと豪華だね」

花陽「最近オープンしたばっかりだからね」

店員「ご注文がお決まりになったらこちらのボタンで」

凛「わかりましたー」

店員「それではごゆっくり」

花陽「凛ちゃんはなに食べる?」

凛「どうしよっかな」

花陽「あ...」

凛「どうしたの?」

花陽「値段が」

凛「あ...ちょっと高いね」

花陽「まあ仕方ないよね」

凛「うん」

花陽「とりあえず何か食べよう」

凛「そうだね、かよちんは決まったの?」

花陽「私はまだ」

凛「うーん、悩むなぁ」

花陽「ファミレスといったらハンバーグだし...」

凛「ハンバーグかぁ」

花陽「私は和風ハンバーグにしようかな」

凛「凛は目玉焼きハンバーグかな」

花陽「じゃあ決まりだね」

凛「ボタンを押すよ?」

花陽「ちょっと待って」

凛「なに?」

花陽「ドリンクバーもつけよっか」

凛「そうだね」

ピンポーン

店員「ご注文はお決まりで」

花陽「和風ハンバーグと目玉焼きハンバーグ、あとドリンクバー2つで」

店員「はい、かしこまりました」

凛「あぁーメニュー表見てたら余計にお腹すいたにゃー」

花陽「あと少しだから我慢しよ?」

凛「うん」

花陽「ドリンク取りに行く?」

凛「うん、行く!」

凛「ドリンクバーってこんなに種類あったっけ?もっと少なかった気がする」

花陽「確かにちょっと種類が沢山あるね」

凛「凛はコーラかな」

花陽「私は...メロンソーダにしようかな」

凛「まあ おかわりし放題だし」

〜♪〜♪ 元気ーな温度は下がーらないー♪

凛「この曲って」

花陽「僕らのLIVE 君とのLIFEだね」

凛「店内放送曲で流れる程凛達は有名になったんだ」

花陽「うん」

凛「なんだか嬉しいにゃー」

花陽「そうだね」

凛「...」

花陽「...」

凛「料理が来るまで暇だよね」

花陽「そうだね」

凛「料理が来るまでしりとりしようよ」

花陽「いいよ」

凛「じゃあ凛から、しりとり!」

花陽「料理!」

凛「理科室!」

花陽「妻!」

凛「真姫ちゃん!」

花陽「んが付いてるよ?」

凛「ちがうよ!真姫ちゃんだよ!」

花陽「え?」

真姫「...」

凛「あそこにいるの絶対真姫ちゃんだよ!」

花陽「確かに似てる...」

真姫「......!」

凛「気づかれた?!」

真姫「花陽に凛じゃない?こんな所で会うなんて奇遇ね」

花陽「真姫ちゃんはどうしてここに?」

真姫「勉強よ、それに最近できたらしいからついでに」

凛「本当は凛達に会いに来たんじゃ」

真姫「そ、そんな訳ないでしょ!」

花陽「とりあえず真姫ちゃんも座って」

店員「お待たせしました、和風ハンバーグと目玉焼きハンバーグです、それではごゆっくり」

真姫「ここの接客はすごいわね」

花陽「いただきまーす」

凛「いただきまーす!」

真姫「2人共、ハンバーグ食べるの?」

凛「なんで?ダメ?」

真姫「女の子なんだから、こう、なんかあったでしょ」

花陽「美味しければいいんだよ」

真姫「そ、そう。太らないようにね」

凛「凛が太る訳ないにゃ」

花陽「しっかり気を使ってるから大丈夫」

真姫「...」カキカキ

凛「...ねぇかよちん」

花陽「なに?凛ちゃん」

凛「ちょっとだけそれ分けて」

花陽「いいよ」

凛「じゃあ凛の目玉焼きも半分あげる!」

花陽「交換だね」

凛「だね」

真姫「...」カキカキ

凛「真姫ちゃん?」

真姫「...なに?」

凛「ハンバーグ少し食べる?」

真姫「なんで?」

凛「さっきからこっちをチラチラ見てたから食べたいのかな?って思ったから」

真姫「...いいの?」

凛「いいよ」

真姫「ありがと」

花陽「私も半分あげる」

真姫「...なんか悪いわね」

花陽「大丈夫だよ、もうお腹一杯だし」

花陽「ご馳走様でした」

凛「ご馳走さまでした!」

真姫「ご馳走様でした」

店員「お会計、2460円です」

花陽「1人いくらで払う?」

凛「2人で1230円かにゃ?」

真姫「クレジットカードで」

凛「え!?」

花陽「え!?」

真姫「奢りよ」

凛「いや、そこじゃなくて」

花陽「クレジット...カード」

真姫「?」

店員「ありがとうございましたー」

凛「真姫ちゃん!ご馳走様!」

花陽「ご馳走様でした!」

真姫「私のほうこそ、分けてくれたし」

真姫「じゃあ私は帰るから」

花陽「わかった、じゃあまた明日」

凛「バイバイ!真姫ちゃん」

真姫「2人とも帰りは気を付けてね」

凛「うん!」

花陽「ただいまー」

凛「ただいまー!」

花陽「凛ちゃんはただいまじゃないでしょ」

凛「あ、そうだった!」

花陽「まだ帰って来てないのかな?」

凛「かよちん」

花陽「なに?」

凛「お風呂入りたい」

花陽「いいよ、先に入ってて」

凛「やだ」

花陽「え?」

凛「一緒に入るの!」

花陽「え、えぇぇぇぇぇぇ!///」

凛「昔からそうだったから大丈夫だよ」

花陽「いや、でも、ね?」

凛「いいからいいから」

花陽「ダレカタスケテー」

凛「今日は助けないよ!」

〜お風呂でイチャコラ終了後〜

花陽「ふへぇ〜」

凛「さっぱりしたにゃー」

花陽「凛ちゃん...えへへ〜」

凛「かよちん大丈夫?」

花陽「だ、大丈夫だよ」

凛「それならいいけど」

花陽「今何時?」

凛「22時だよ」

花陽「じゃあ寝よっか」

凛「うん」

凛「かよちんのベッドはふかふかにゃー」

花陽「そうかな?」

凛「そうだよ!」

花陽「こうしてまた2人でベッドに入るのもすごい久しぶりだね」

凛「そうだね」

花陽「じゃあそろそろ電気消すよ」

凛「うん」

カチッ

花陽「おやすみ、凛ちゃん」

凛「おやすみ、かよちん」

花陽「...」

凛「...」

花陽「凛ちゃん」

凛「なに?」

花陽「いつまでも一緒にいてね」

凛「うん」

〜次の日、部室〜

真姫「...」

穂乃果「...」

にこ「...」

真姫「珍しい組み合わせね」

にこ「確かにこれは珍しいわ」

穂乃果「にこちゃんと真姫ちゃんは珍しくないでしょ」

真姫「それで、集まった訳は?」

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんから同じ匂いがする」

にこ「あたしもだいたい同じ、希と絵里から同じ匂いがするわ」

真姫「...実は私も、凛と花陽から同じ匂いがね」

真姫 にこ 穂乃果「...あの子達はつきあってるのかも」

以上で終わりです、短いながらも閲覧していただきありがとうございます。
次回作はたぶんありません。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月07日 (日) 20:00:23   ID: AVUsQ6ne

んで、何がしたかったの?
最初の敬語云々は何?
最後のお泊まりは何?
話はわからんし、つまらん

2 :  SS好きの774さん   2014年12月08日 (月) 13:59:25   ID: tpOvMBqB

※1
お前は目的がないと話が読めないのか
残念な感性してるね

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