春香「ひっく」 雪歩「すぱー」 (63)


タッタッタッタッタ

??「あ、美希が帰って来たよ!準備準備!」

??「」ゴソゴソ


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ガチャン

美希「ただいまなのー!」

春香「ひっく」ゴクゴク

雪歩「ぷはーー、ふすーーー」スパー

美希「……なにしてるの? ふたりとも」


春香「うわぁっ、お、おかえり美希」

雪歩「はうっ、おおおおおおかえり美希ちゃん」

美希「あっ今なんか隠したでしょ!見せなさいなの!」

春香「…なんのことかなあ?」のヮの

美希「とぼけてもムダだよ!美希、ちゃんと見てたんだから」

美希「あ、こら雪歩もコッソリ逃げちゃダメ」

ガッシ

雪歩「ちがうの美希ちゃん、私はお茶を淹れようと…おいしいお茶を……」

美希「今はお茶飲んでる場合じゃないの!二人ともそこに気を付け!きょーつけしなさい!!」


美希「さて春香、その右手に持ってる茶色いビン、なあに?」

春香「ええっと、そのぅ…」

美希「それから雪歩、さっき逃げようとしたとき落としたよ?細くて白い棒…これタバコだよね」

雪歩「」ゴクリ

美希「唾飲み込む暇があったら言い訳ぐらいしたらどうなの?」

雪歩「お茶だよ?」

美希「え?」

雪歩「おいしいよぅ」ゴクリ

美希「もーなんで今のむの!湯呑置いて!ちゃんときおつけして!春香も笑わないで!」

春香「ぶブフォッ

美希「きゃっ、きたな……ってこれお茶なの」

雪歩「ふふふっ」

美希「だからなんでお茶飲んでるの!美希は二人のためを思って怒ってるんだよ?」

ガミガミナノナノガミガミナノナノ

春香雪歩「」

美希「未成年は飲酒、喫煙、

春香「いちごババロア」ボソッ

美希「いちごババロアは絶対しちゃだめなの!」

美希「……もー!」

ガミナノガミナノガミガミガミ

春香雪歩「」

雪歩「ねえ美希ちゃん」

美希「なのなのがみが…なに?」

雪歩「これ、ココアシガレット」

美希「え?ここあ…」

春香「タバコじゃなくてココアシガレット……ほら、駄菓子屋さんとかにあるでしょ」


春香「あ、だけどこのココアシガレットは私が作ったんだよ!どう?市販のより似てるでしょ!」

雪歩「完璧だよ春香ちゃん!それにおいしいよ」ポリポリ

春香「でへへ、お茶にも合うでしょ」

雪歩「…合わないよ」ゴクリ

美希「二人してだましてからかってひどいの!……え、じゃあ春香の瓶は!?」

春香「うふふ」

美希「えっと、コーラ?」

春香「ノンノン」チッチッチ

美希「ま、まさかあの『こどもびいる』!?」

春香「ノンノン」チッチッチ


美希「むー!二人してだましてからかってひどいの!いったいその瓶には何が入ってるの!」

雪歩「お茶だよ?」

美希「お茶かあ」



お茶わり


初SSです。見てくださった人どうもありがとうございます。
時間あるときこの三人で続き書きます。


別の日



美希「あふぅ……」グースカ

雪歩「ぐっすり寝ちゃってるね」

春香「事務所のソファーふっかふかだもんねっ!私もレッスンの後とかついここでウトウトしちゃって」エヘヘ


ID変わりましたが続き書きます。



美希「むにゃむにゃ」

雪歩「……」ソワソワ

春香「美希が起きたら、それが合図だったよね」

雪歩「うん、だけど美希ちゃんまだ10時間しか寝てないよ」

春香「ぷっ…それじゃ起きないかも……だったらこうして」ツンツン

雪歩「ふふっ、早く起きないかなぁ、私ワクワクしてきちゃった」ツンツン


美希「んふぁっ……うーん…おにぎ……お茶かあ…」ムニャ

雪歩「あ、これもうすぐ起きるんじゃ」ツン

春香「作戦開始?」

雪歩「よーし、おほん、オペレーションMKMKスタート!」

春香「う、うん(ノリノリだなぁ)」


美希「んんんっ…………ふうー、よく寝たのー!」アフゥ



雪歩「心配だよ、春香ちゃん…私どうしたら」

春香「だいじょうぶ、雪歩なら絶対、オーディション通るよ!」



美希「……真剣なお話し中みたい」

美希「ミキだけこんなとこでのんきに寝ててなんだか申し訳ないの」ガバッ


春香「もっと自信持って!」

雪歩「自信…そうだよね、あ、あのね……えっと、自分で言っちゃうのって変かもだけど、ホントは受かりそうだなってちょっとだけ思ってて」

春香「うんうん!最近雪歩、お芝居とか出てもすごく調子いいもんね」

雪歩「演技のレッスンもたくさんしたし……」

春香「その調子その調子」

雪歩「プロデューサーも『おまえなら世紀の大女優も夢じゃない!』って」

春香「おおお!」

雪歩「で、でもこんなに期待されて落ちちゃったらって思うと怖いんだ…半分くらいは受かってる気持ちなんだけど」


春香「雪歩、落ちた時のことより、受かった時のことを考えようよ!」

雪歩「そ、そうだよね!春香ちゃん」

春香「ドラマのレギュラー出演!」

雪歩「ゴールデンかあ」

美希「ゴールデン!レギュラー!それってすっごくキラキラできそう!」

春香「あ、美希起きたんだ!聞いてた?すごいよねー雪歩、私も頑張らなくっちゃ」

美希「おめでとう、雪歩!」

雪歩「……めて」

美希「?」

雪歩「やめて!」


雪歩「合格前にお祝いするのって縁起が悪いって私聞いたことあるし…そのせいで落ちちゃうんじゃないかって私心配だよぅ」

春香「それって誕生日のお祝いの話じゃ…」

雪歩 チラッ

春香「はっ!で、でも万が一ってこともあるし!美希、訂正しとこう?」

美希「え?」

春香「ほら、今ちょっと雪歩ナイーブだから」


美希「……ご、ごめんなさいなの」

美希「雪歩はまだオーディション通るかわかんないし、まだおめでとうじゃなかったの」

春香「これで問題なしだね!雪歩!」

雪歩「うぅっ」

春香「通るかわかんないって…私は合格するって信じてたのに」

美希「えぇ…」


春香「あー……そうだよね、美希、訂正して」

美希「今日の雪歩、いつにも増してメンドクサイの」

春香「ここは我慢して、美希…雪歩はその…今すっごくナイーブだから」

雪歩「ぷふっ」

美希「わかったの、ごめんなさ…今雪歩笑った?」

雪歩「…笑ってないよ?」フルフル

美希「今絶対笑ったの!なんで笑ったの?」

春香「あ、美希おにぎりあるよ」

美希「なんで春香も露骨にごまかそうとするの!?」ムシャムシャ


春香「えーっと、雪歩はオーディション結果の発表が迫ってるから緊張してて」

春香「それでそのぅ……今すごくナイーブなんだ…見て、雪歩震えてる」

雪歩「ナ、ナイーブ」

美希「わっ、ほんとだ」

春香「だから、ねっ、刺激しないであげよう?」

美希「うん」

訂正


春香「えーっと、雪歩はオーディション結果の発表が迫ってるから緊張してて」

春香「それでそのぅ……今すごくナイーブなんだ…見て、雪歩震えてる」

雪歩「ナ、ナイーブ」プルプル

美希「わっ、ほんとだ」

春香「だから、ねっ、刺激しないであげよう?」

美希「うん」



春香雪歩美希「」シーン


雪歩「…なにか話してないと緊張しちゃうよぅ」

美希「」

春香「あ、そうだよね!美希、なにか聞いてあげて!オーディションの事とか」

美希「……さっき刺激しちゃダメだって」

雪歩「なんでも聞いて?」ニコニコ


美希「……」

雪歩「?」ニコニコ

美希「あ、あの、雪歩はどうしてそのオーディションを受けようって思ったの?」

雪歩「受けてないよ?」

美希「え?」

春香「ぶブフォッ


美希「え?え?だってドラマのオーディション…」

雪歩「受けてないよ?」

美希「……だったら受かってるわけないよ」

雪歩「美希ちゃん、受けてなくても受かってるかもしれないでしょ?」ポンポン

美希「うーん…ってそんなわけないでしょ!」


美希「春香!雪歩になにか言ってよ」

雪歩 チラッ

春香「あ、うーん、でも見事レギュラーの座を射止める可能性もなくはないというかなんというか……」

雪歩「今から役作り始めちゃったら気が早いって思われちゃうかなぁ」


美希「もうミキ混乱して頭が…」

雪歩「きっと睡眠が足りてないんだよ……今日まだ14時間しかお昼寝してないでしょ?」

美希「うん…ってなんで勝手にミキが10時間も寝てたことにしてるの!お昼寝10時間もしてたらご飯食べてる暇もないの!」

訂正


美希「もうミキ混乱して頭が…」

雪歩「きっと睡眠が足りてないんだよ……今日まだ14時間しかお昼寝してないでしょ?」

美希「うん…ってなんで勝手にミキが14時間も寝てたことにしてるの!お昼寝14時間もしてたらご飯食べてる暇もないの!」


春香「そういえばおなかすいたなあ、美希もおにぎり一個じゃ足りないでしょ」

美希「またそうやってはぐらかして!だいたい何なの14時間って…あっ、こら!雪歩はスマホいじんないの!」

雪歩「うーん、でも出前のお寿司遅いなって思って」

春香「わあっ!出前とってたの?」ぐぎゅるるる

雪歩「とってないよ?」

美希「」ぐぎゅるるるる


美希「んもーっ!ミキおこなの!無駄にした時間返して!」

春香「まあまあ、一旦落ち着こう?」

雪歩「あっ、こんな時こそ私のお茶だよね」スクッ

雪歩「そうだ、あのね、給食のおばさん」クルッ

美希「ヘンなこと言ってないで早くお茶淹れてきて!」

雪歩「給食のおばさんの役なんだぁ」

春香 んぐふっ

春香「ああっ!雪歩が受けた、じゃなかった、選ばれるかもしれない役だよね」

美希「」

雪歩「おいしいお茶淹れるね」スタスタ


美希「なんなのあの雪歩!表情はいつものままだから余計困ったちゃんなの」

春香「あ、あははは」

美希「だいたい春香も春香だよ?雪歩のブレーキちゃんとかけて!」

春香「あははっ、うん、わかった……ところで、さ、美希…おにぎりおいしかった?」

美希「うん、おいしかったよ」

美希「え……なんでそんなこと聞くの?」


春香「ううん、おいしかったならいいんだ…ただ……」

美希「なに?なに入れたの?ミキ気づかずに何食べちゃったの?」ユサユサ

春香「いちごババロア」ボソッ

美希「ぜったいウソでしょ!もうっ!」


雪歩「おまたせー」

雪歩「ふぅ、今日はいつにも増して美味しく淹れられたと思うんだー」

春香「わあっ、雪歩のお茶ですよ!おーちゃ!」

雪歩「はい、どうぞ」コトン<お湯>

美希「あ、雪歩ありがとうなの」ズズ

美希「…あ、あれ?これお湯」

春香「雪歩、お茶っ葉…」

雪歩「入れてないよ?」


おわり

読んでくれた方ありがとうございます
これでほんとにおわりです
この三人はまた別にスレを立てて書くかもしれません
次回は訂正でテンポを悪くしないようにしたいです

忘れてましたが続きの部分の題名は
雪歩「オペレーションMKMK!」
です

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