ここはとある田舎の小さな理容室。

場所のせいなのか分かりませんが。

なかなか個性豊かなお客さんが多いようです。

早速、今日も誰かが訪れました。

赤城「こっち、こっちです！」

加賀「あ、赤城さん。私は別に」

赤城「いいじゃないですか！　加賀さん綺麗な髪してますしオシャレしましょうよ！」

加賀「それなら赤城さんの方こそ…」

赤城「私はいいんです、いいからいいから！」

理容師「いらっしゃいません、今日は如何なさいましょう」

赤城「あ、こちらの、加賀さんに似合う可愛い髪型にしてください！」

理容師「お任せ、という事で宜しいでしょうか」

加賀「はぁ…」

加賀「よろしくお願いします」

理容師「まずはシンプルに」

加賀「…」

赤城「髪を、結んだだけ？　ですか？」

理容師「はい、サイドテールです」

加賀「あっ…」

理容師「これからいくつか、試させていただきますね」

加賀「よ、よろしくお願いします」

赤城「あのドーナツみたいな、金剛さんの、あれ良いと思います！」

理容師「畏まりました」

加賀「…」

理容師「どうでしょう、色々試しましたが」

理容師「私としましては、最初のサイドテールがオススメですね」

加賀「はい、私もあれが気に入りました」

理容師「ええ、伝わってきましたよ」

加賀「あ、ありがとうございます///」

赤城「えー、フレンチクルーラーじゃだめですか？？」

赤城「美味しそうなのに…」

加賀「…」

理容師「加賀様はとても綺麗な髪質、なのもありますし」

理容師「加賀様の雰囲気とあわせてもあまり派手過ぎないほうが似合うかと」

赤城「そうですかー…　良いと思うんですが」

理容師「ええ、赤城様もとても綺麗でいらっしゃいますよ」

赤城「えっ！？　あっ！あ、あ、ありがとうございます」

加賀「ふふっ」

加賀「やっぱり最初のでお願いします」

理容師「畏まりました」

瑞鶴「」ｿﾜｿﾜ

理容師「いらっしゃいませ」

瑞鶴「」ﾋﾞｸｯ

理容師「どうしました？」

瑞鶴「あ、あ、あの…！」

理容師「はい」

瑞鶴「か、か、、加賀さんと…っ！」

瑞鶴「…ぅ」

瑞鶴「お、おすすめの髪形をお願いします」

理容師「畏まりました」

理容師「どうでしょうか」

瑞鶴「ツインテール、ね」

理容師「はい、瑞鶴様の明るいイメージにあわせてみました」

瑞鶴「悪くないわ」

理容師「では、次は…」