星井美希解体新書(著者:善澤) (44)

どうか誕生日に下品なssを投下することをお許しください
一応前作はありますが読まなくても多分大丈夫かと

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416668399

相変わらず酉が>>1と変わってくると思いますがお気になさらず
……んああああああああああ!!!!
23:59 59秒にスレ立てしてしまったあああああああああ!!!!

『ないしょのつい○てーるず!<正統派絶壁、神無月千早>』。

……正直如月君が訴えれば勝てそうなパッケージのデザインをしているが大丈夫なのかこのオナ○。

どう見ても如月君にしか見えないスレンダーなツインテールの女の子がパッケージだからね。

ふむ……流石は絶壁というだけはあるな。

如月君の体を模して作られた○ナホだというのに見事な絶壁を表現している。

そしてつ○んてーるずシリーズの中でも特徴的な千早モデルには乳首が付いている。

他のモデルはただの膨らみしかなかったが……その膨らみを消して乳首だけをつけることによってコストダウンを図っているのか。

なのにお得感を感じられるというこの千早モデル、嫌いじゃない。

さて、早速ローションを



ピンポーン

善澤「……んあああああああああああああああ!!!!」

善澤(なんでまたこのタイミングで誰かが来るんだ!! 僕はオナホを使えない運命にあるのか!?)

善澤(……い、いや、落ち着け僕!! オーストラリアの時はなんとかなったが黒井の時のような過ちを犯してはいけない!!)

善澤(オナ○本体を箱に入れて、キッチンの収納スペースに直して……よし、完璧だ)

善澤「全く……もう夜の11時だぞ? 一体誰なんだ……」

ピッ

善澤「どちら様で?」

『……私です、如月千早です』

善澤(……冗談じゃない……)

善澤「え、ええと……どうしたんだい? こんな夜遅くに。というかなんで僕の家を……」

千早『少し、お願いがありまして……。真美が善澤さんならなんとかしてくれるって、善澤さんの住所を教えてくれました』

善澤(人の住所を勝手に公開するのはやめてくれよ真美君……)

善澤『……スキャンダル対策は?」

千早『サングラスにハンチング帽、マスクをつけて、ジーンズの上に真のキャピキャピスカートを借りて履いてきました』

善澤(……それは奇抜すぎて逆に目立つだろう……)

善澤「はあ……君は僕に襲われる可能性などは考えなかったのかい?」

千早『善澤さんはそんな人じゃないって知ってますから』

善澤(……暗にお前はどうせ童貞だから私に手を出せないだろケケケと言っているのか如月君は)

善澤「……ま、コーヒーぐらいは振舞ってあげるよ」

千早『ありがとうございます』

善澤(本当は帰した方がいいんだろうけどねえ……)

善澤「ミルクと砂糖はどうする?」

千早「えっと……じゃあミルクだけでお願いします」

善澤「ん、わかった」

千早「……すごい音響機器での数すね」

善澤「ああ、音楽はいい音で聴きたいからね。わざわざ防音の部屋にして音響設備を整えたんだ」

千早「……私の部屋もスピーカーとか揃えてみようかしら」

善澤「ははっ、音楽好きな君ならそれもいいかもしれないねえ」

千早「ええ、お金もそこそこ溜まってますし……」

善澤「……何か聴いてみるかい? と言ってもアイドル関連のCDばかりなんだけどね」

千早「ええ、是非!!」

善澤「じゃあそこの棚から選んでくれ。確か765プロのCDは全部揃えてあるはずだけど」

千早「すごい数ですね……」

千早(…………? なんでこれだけスタンドに飾ってあるのかしら……)

千早「……これ、ジュピターの」

善澤「ああ、それはこの前黒井からもらったCDでね。ジュピター3人のサインが入ってるから相当なプレミアがつくかもしれないよ?」

千早「……これ、聴いてもいいですか?」

善澤「うーん……それはコレクション用だからね……もう片方のサインが入ってない視聴用のやつならいいよ?」

千早「ええ、お願いします」

善澤「ここにセットして……っと」

千早「すいません、機械はあまり慣れてなくて……」

善澤「あっはは、別に気にしなくていいよ。僕もお湯が沸くまで暇だしね」

善澤「じゃあ、早速再生するよ?」ポチッ

〜♪

千早「!?」キョロキョロ

嘘の言葉が溢れ〜♪

千早「す、すごい……本当にライブに来てるみたいです……」

嘘の時間を刻む〜♪

善澤「圧縮する前の生音源をBlu-ray Disc AudioっていうBlu-rayの音楽CDバージョン的なものにそのまま入れたものをもらってきたからね。多分データ化されたものでは世界で一番音質のいいAlice or Guiltyだと思うよ?」

街は歪んだLabyrinth〜♪

君を見失う……『Alice』……

千早「……一度、私の歌もこんな音質で聴いてみたいです」

声の届かない迷路を越えて〜♪

善澤「うーん……じゃあ僕が今度高木にこれと同じ音質のやつを用意してくれって頼んでおこうか?」

手を伸ばせたら〜♪

千早「い、いいんですか!?」

罪と罰を全て受け入れて〜♪

善澤「ああ、多分すぐにくれるだろうから僕がお願いしとくよ。なんなら君が音響設備を整えられるようになるまで僕の家で聴くかい? もちろんスキャンダル対策はちゃんとしてほしいけどね」

今君に裁かれよう〜♪

千早「善澤さんがいいとおっしゃるのなら……是非お願いします!!」

善澤「うん、いいよ。ただ今度からはもう少しまともな格好で来てくれるかい? ジーンズにスカートはいくらなんでもおかしいよ」

善澤「はいコーヒー。ミルクが足りなかったり砂糖が欲しかったりしたら言ってね」

千早「いえ、このままで結構です」

善澤「そ、そうかい? ……で、僕にお願いって?」

千早「……今度、美希の誕生日があるんですよ」

善澤「ああ、確か11月23日だったね。それで?」

千早「美希、普段から何故か私のことを慕ってくれてるんですけど……私から美希に何かをしてあげられたことが一つも無いな、と思いまして」

千早「それで……私が美希の誕生日を盛り上げてあげたらいいんじゃないかという結論に……」

善澤「へえ、君が星井君の誕生日パーティーか」

千早「ええ……変、でしょうか……?」

善澤「いやいやそんなことはないよ? ただあの如月君も成長したんだなって思うと……ね?」

千早「成長かどうかはわかりませんけど……」

善澤「そんなことないさ。歌のことだけを見ていた如月君が仲間のために何かをする。当たり前のように見えても如月君にとっては大きな進歩じゃないかい?」

千早「……あの頃の私は忘れてください!!」

善澤「……もしかして黒歴史化してる?」

千早「……歌にしか興味ありませんなんてセリフ、今思い出すと恥ずかしすぎて死ねます」

善澤「……大丈夫、僕にだって思い出したくないことはあるから」

善澤「それにしても星井君の誕生日パーティーか……大まかなプランは決めてるのかい?」

千早「いえ、恥ずかしながら全く……」

善澤「そうか……ならせっかくの機会だ。星井君の人生で一番の誕生日にしてあげようよ」

千早「一応そのつもりではありますけど……私ではとても……」

善澤「そりゃそうさ。誰だって1人だけでは完璧なプランを立てることができない。だからね」

善澤「仲間を増やせばいいのさ」カチカチ

千早「仲間……?」

黒井「おい貴様。よくも私の優雅な晩酌タイムを邪魔してくれたな」

北斗「チャオ☆765プロのマーメイドちゃん♪」

千早「……は?」

善澤「紹介するよ、僕の友人の黒井と伊集院君だ」

黒井「フン、貴様を友人にした覚えは無い!!」

北斗「社長はこう言ってるけどツンデレさんだから気にしないでね? あ、ちなみに俺はジュピターの伊集院北斗☆」チャオ

黒井「誰がツンデレだ誰が!!」

千早「」ポカーン

善澤「よし、じゃあ早速星井君の誕生日の計画を」

千早「ちょ、ちょっと待ってください!! 何故黒井社長がここに!?」

善澤「……如月君、時にはスルースキルというものも必要なんだよ?」

千早「いやいやスルースキルでどうこうできる問題ではないですよね!?」

黒井「……如月千早」

千早「な、なんですか黒井社長……?」

黒井「世の中、貴様の思い通りになることばかりではないのだよ」

千早「」イラッ

北斗「ああもう千早ちゃんに色々危害をを加えた社長がそんなに偉そうにしないでくださいよ!! というか千早ちゃんに謝ってください!!」

黒井「……あの時はすまなかった」

善澤(黒井がチョロくなってる……)

千早「……じゃあ美希の誕生日パーティーが成功したら許してあげます」

善澤(こっちもチョロく……)

黒井「フン、このセレブな私がやるからには世界一のパーティーにしてやる。覚悟しておけよ如月千早!!」ガシッ

千早「望むところです!!」ガシッ

善澤「……えっ」



善澤「……えっ」

黒井「そうとなれば早速何をするか決めんとな」

善澤「ああ、そうだね」

善澤(面倒なことはスルーに限る)

北斗「やはり僕たちはダンスを披露した方がいいですよね?」

黒井「ウィ。ジュピターの宣伝にもなるからちょうどいいかもしれんな」

千早「そんな……そこまでしてくださらなくても」

北斗「別にいいよそれぐらい。だって俺たちのライバルの誕生日だろう? だから特別に、真っ当な道を歩き始めた俺たちの実力を目の前で見せつけてやるだけさ」

千早「あ、ありがとうございます!!」

善澤「ならライブハウスかどこかを借りないといけないな。それは黒井に任せてもいいかい?」

黒井「何故私がそこまでせねばならんのだ」

善澤「……セレブ(笑)」

黒井「いいだろう、なんならドームでも用意してやろうか」

善澤(チョロいな)

北斗「後は……何かサプライズがあった方が楽しいですよね」

千早「そうですね……ドッキリみたいな感じでしょうか?」

善澤「そうだね。星井君にはどんなドッキリがいいか……」

黒井「……今ハリウッド研修中の765プロのプロデューサーをサプライズで連れてくるというのはどうだ?」

千早「なるほど。確かに美希はプロデューサーのことが好きですからね、効果的かもしれません」

北斗「……それと君自身がプロデューサーさんに会いたいから?」

千早「なっ! ……そ、そんなことはありません!!」

黒井「よし決定。今から高木……順一郎の方に電話してくる」

千早「ちょ、ちょっと黒井社長!!」

善澤「まあまあいいじゃないか。君は知らないけど、多分みんなは彼に会いたがってるだろう?」

千早「…………私だって、会いたいんですから……」

北斗「あ、デレた」

千早「でっ! デレてないですからっ!!」

善澤(可愛い。さっき如月君のオ○ホを使おうとしてた僕を殴りたくなるぐらいには)

黒井「電話してきたぞ」

北斗「どうでした?」

黒井「高木順一郎が爆笑しながら即オッケーした」

善澤「よかったじゃないか」

黒井「ちなみに明後日日本に着くらしい」

千早「あ、明後日……ですか? 美希の誕生日には早過ぎますけど……」

黒井「ただあの若造が帰ってくるだけではつまらんからな。せっかくの機会だから更に大きなサプライズをしてもらうことにした」

善澤(日本版乳牛祭りだとか言い出さないだろうな)

黒井「ジュピターの4人目は謎の寿司男!? 作戦だ!!」

善澤(着々と真美君に影響されて来てるな黒井)

冬馬「……久しぶりだな」

北斗「チャオ☆」チャオ

翔太「チャオ☆」チャオ

P「え、ええと……空港で黒服に拉致されて気が付いたらジャージを着た冬馬たちに囲まれてたんだけどどういう状況なんだ?」

黒井「いいか? 今から貴様にはジュピターの恋をはじめようを完璧に踊れるようにしてもらうぞダメプロデューサー」

P「黒井社長も居たのか…………ってなんで勝手にそういうことになってるんですか!! いつの間にか俺の服も冬馬たちとお揃いのジャージに変わってるし!!」

黒井「ウィ。衣装から揃えなければ気が引き締まらんからな」

P「……お前たちもなんとか言ってくれよジュピター3人組!!」

冬馬「いや別に反論する余地ねえし……」

北斗「これも美希ちゃんの誕生日パーティーの余興に必要なことなんだから仕方ないですよね、プロデューサーさん?」

翔太「そうそう。プロデューサーさんがジュピターの4人目として美希お姉ちゃんへのサプライズプレゼントになってもらわないとね!!」

P「わ、わけがわからない……そもそも何故サプライズで俺がジュピター4人目に……? 美希のプレゼントならもう買ったんだが……」

黒井「はあ……仕方ない。このセレブな私が一から説明してやろう」

黒井「まず星井美希は貴様のことが好きだ」

P「はい」

黒井「よって星井美希の誕生日パーティーにサプライズゲストとして貴様が来るというのは効果絶大だ」

P「はい」

黒井「ならばジュピター4人目として出た方がサプライズ度も高くなるのは必然だ」

P「いやいやそこがおかしいですって」

黒井「ぶっちゃけると高木順一郎の意向だ」

P「順一郎さんは何を考えてるんだ……」

黒井「更に本番ではこのマスクを着けて踊ってもらう」ヒラッ

P「……これは?」

冬馬「こいつは……!! すし吉じゃねえか!!」

北斗「ああ、回転寿司屋で冬馬が当てたやつの顔……ってなんでこんなものがあるんですか」

黒井「よくわからんが、このすし吉というキャラクターがジュピターの4人目というネタが存在するのでな。本番では新メンバーすし吉として踊ってもらうぞ」

P「……拒否権は?」

翔太「無いね」

P「……765プロか家に帰ることは?」

黒井「却下だ」

P「俺の携帯電話は?」

北斗「さっき黒井社長がバッテリーを抜いて没収しました」

P「765プロへの連絡は?」

冬馬「取らせるわけねえだろ。とにかく全ての連絡手段は絶たせてもらうぜ」

P「俺の衣食住は?」

黒井「全てこの961プロで行ってもらう。何、必要な物は物によるが私に言えば全て準備してやる」

P「……訴えたら勝てるよな」

黒井「訴える前にコンクリートに詰めて東京湾の一部にしてやるぞ」

P「……精一杯頑張らせていただきます」

黒井「よろしい」

北斗「(冗談ですよね?)」

黒井「(当たり前だ。大体そんな犯罪行為をするわけがないだろう)」

ーー本番まで 後3日(練習開始1日目)ーー

冬馬「じゃあ早速レッスンを始めるけどよ、恋をはじめようの振り付けはわかるか?」

P「うーん……まあ少しだけなら……」

北斗「ま、当然ですよね」

黒井「フン、そんな貴様に定点カメラで撮影された3人のライブ映像を用意しておいたからな。よく目に焼き付けておけ」

P「あ、ありがとうございます……?」

P(今更だけど黒井社長に感謝する状況じゃないよなこれ!?)

翔太「大丈夫大丈夫直ぐに覚えられるって!!」

P(……ハリウッドから帰ってきてからみんなに挨拶もせずに何やってんだろう、俺……)

千早「お待たせしてすいません善澤さん。少し仕事が長引きまして……」

善澤「さっき来たばかりだから大丈夫だよ。……本当に僕でよかったのかい? 女の子へのプレゼントなんてよくわからないよ?」

善澤(わかってたら50代になっても童貞じゃないよ……)

千早「ええ、できるだけ私もサプライズ性があるものにしたいので。だから今回の企画を知っている善澤さんに付いてきてもらうようお願いしました。それに……」

千早「私だって今時のプレゼントとかはよくわからないから大丈夫ですよ、きっと」

善澤「……僕を頼ってくれるのは嬉しいんだ。嬉しいんだけどね?」

善澤「……プレゼントについては大丈夫じゃないから真美君を呼ぼうか」

千早「……ええ、お願いします」

P「左パンチ!! 左パンチ!!」

翔太「からのー!?」

P「上!! 下!! クルクル!!」ズンッタンッグルルル

翔太「オーケイ!!」

冬馬「よし、一番覚えられてなかったところも完璧だな。特徴的な振り付けも全部覚えてるよな?」

P「ああ!! タカアシガニと恋をはじめるポーズ、それとケツドラムだろ?」

北斗「……あなたがそれで覚えられるならもういいです……。でもタカアシガニって……ねえ?」

黒井「ま、実際にタカアシガニにしか見えないのだから仕方なかろう」

北斗「」

冬馬「後はキレの向上とラストのバック転だな。4人だから最後は俺とアンタでバック転しないといけねえし」

P「ああ、よろしく頼むぞ!!」

黒井(初日だというのにすっかり順応しているな……流石は底辺の765プロを掬い上げた人材だ。順応性がかなり高い)

黒井(ま、元々冬馬たちとの面識があったからというのもあるだろうがな)

善澤「今日は撮影があるのかい!?」

真美『うん、後1時間で真美との番組が始まっちゃうから……』

善澤「それは仕方ないな……」

真美『ごめんね? ホントは一緒にミキミキのプレゼントを選んであげたいところなんだけど……』

善澤「別に構わないよ。それに、あまり大人数で行っても変装の意味がなくなってしまうしね」

真美『真美ならコンビニでコンド「それ以上はいけない」……あ、おっちゃんは使うことないから大丈夫だよね』

善澤「…………」

真美『……あっ、ゴメン。つい本音が——』

善澤「……行こうか如月君」ブチッ

千早「は、はい……。真美は」

善澤「真美君はテレビ番組の収録があるそうだから無理らしいよ」ニッコリ

千早「そ、そうですか」

千早(目が笑ってないわ……!)

冬馬「腰を落として空気椅子」

P「…………」スッ

冬馬「手を振り上げた勢いと同時に真上に両足を揃えて飛ぶ!!」

P「……っ」ピョン

北斗「ほいっと」トスッ

P「……やった!! やったぞお前たち!! チャレンジ50回目にしてやっと……やっとバック転ができたぞ!!!!」

冬馬「ああ!! よくやったな!!」

翔太「北斗君に補助されてやっとだけどね」

北斗「それでも十分すごいよ。俺なんてバック転だけで1ヶ月もかかったのにプロデューサーさんは1日……いや、3時間で取得したしな」

黒井(……実のところ、北斗はバック転する機会がないのだがな)

P「よし……後はダンスを完璧にするだけだな。よろしく頼むぞお前たち!!」

冬馬「わざわざアンタに言われなくてもこっちは最初っからそのつもりだっての」

北斗「最後まで付き合いますよ、プロデューサーさん」

翔太「へへっ、この調子なら本番まで間に合いそうだね!!」

黒井「……些か技の取得ペースが異常過ぎる気もするがな。プロデューサーなぞ辞めてアイドルに転向したらどうだ」

P「……それは……できません。みんなを俺の手で、プロデューサーとして、トップアイドルまで導いてやるのが俺の夢ですから」

P「それに、俺みたいな人間がアイドルになってもファンなんて付いてくれませんよ……なんて」アハハ

黒井「……フン、ただの冗談だ。そう重く受け止めなくていい」

P「そ、そうですか」

翔太「そんなことよりお腹減ったー……クロちゃん、何か奢ってよ!!」

冬馬「コラ、おっさんに迷惑かけんじゃねえよ翔太」

黒井「構わん。今日ぐらいは奢ってやろう。ついでに貴様も連れて行ってやる」

P「え、いいんですか!?」

黒井「私が構わんと言ったのだから構わんのだよ。勿論765プロの人間との接触は許さんし、変装もしてもらうがな」

P「や、やっぱりそうですか……」

黒井「ウィ。あくまでもサプライズを成功させるために必要なことなのだからそれぐらいは我慢してもらわなければ困る。……ほら、食べたいものがあるなら言えお前たち」

翔太「じゃあ僕はカレー!!」

冬馬「……おっさんが良いって言うなら……ハンバーグ」

北斗「……うどん……ですけど食べに行くのはファミレスですよね? あまり黒井社長に迷惑をかけるわけにもいきませんし……」

黒井「ノンノン。行くなら最高級のところに決まっているだろう? このセレブな私の財力を舐めるんじゃあない」

P(……最高級のうどんなんてあるのか?)

黒井「貴様も何か食べたいものを言えへっぽこプロデューサー」

P「ええと……別になんでもいいんですけどみんなが食べたいものが一気に揃う店なんてファミレスぐらいしか無い気が……」

冬馬「……確かに」

黒井「……一理あるな」

北斗「もう適当なファミレスで良くないですか? あまり高級な店に行っても息苦しいですし……」

黒井「……ウィ。たまには庶民の味も悪くはないな」

翔太「じゃあじゃあ、ショッピングモールのフードコートとかで良くない? そこなら大抵の食べ物は揃ってるだろうし、ついでに僕も美希お姉ちゃんにプレゼント買いに行けるしね!!」

冬馬「そうだな。俺もついでに何か買うぜ」

黒井「わかった。では早速出かける準備をしておけ。私は車を手配しておく」

千早「……美希はどんなプレゼントなら喜んでくれるかしら」

善澤「うーん……君のプレゼントなら何でも喜んでくれると思うけどねえ」

千早「でも、あまり変なものをプレゼントしては美希も迷惑でしょうし……」

善澤「無難なものでいいんじゃないかい?」

千早「無難なもの……腹筋マシーンとか?」

善澤「星井君はボディビルダーか何かなのかい?」

千早「いえ、違いますけど……腹筋マシーンは私が今欲しいものなので美希にもどうかな、と」

善澤「そんなに真面目に返されるとは思わなかったよ」

千早「美希も毎日腹筋すれば声量が上がっていいこと尽くめなのに」

善澤「でも憧れの人に腹筋マシーンを贈られるのは中々辛いものがあると思うよ」

千早「そういうものでしょうか?」

善澤「そういうものです」

善澤「まあ高校、中学の女の子はなら雑貨やアクセサリーがいいんじゃないかな。僕もあまり詳しくはわからないけど」

千早「……おしゃれに敏感な美希ならアクセサリーの方がいいですか?」

善澤「そうだねぇ……ま、ここはそれなりに大きなショッピングモールだから適当に回ってみようか。そうすればきっといい物も見つかるんじゃないかい?」

千早「そうですね。正直、悩みすぎても私のセンスでは微妙なものしか選べそうにないですし……善澤さんがそう言ってくださるなら、お願いします」

善澤「任された! ……じゃあ早速探しに行こうか」

千早「ええ。あそこの無○良品なんてどうですか?」

善澤「○印良品はプレゼントには向いてないと思うよ……」

P「す、すごい……リムジンなんて初めてだ」

黒井「ククッ、そうだろうそうだろう? 黒光りしていて美しいだろう?」

冬馬「アンタも輝いてるけどなおっさん」

北斗「初めて冬馬がこのリムジンを見たとき以来、久しぶりに自慢できる相手を見つけたからだな……」

運転手「ささ、皆様。後ろの席へお掛けになってくださいませ」

黒井「ウィ。早く乗り込めお前たち」

翔太「……ねえクロちゃん。僕たちそんなに変装できてないけど大丈夫なの? みんな私服にメガネ掛けただけだよ?」

北斗「翔太、あのプロデューサーさんみたいになりたくなかったら黙っておいた方がいいと思うぞ……」

冬馬「……オールバックに片眼鏡と指輪みてえなフェイクピアス、それに燕尾服だからな」

翔太「すごい高級なお屋敷のバトラーみたいだよね……」

黒井「ノンノン。みたいな、ではなく今のこいつは本物のバトラーなのだよ。そうすればジュピターの4人目と認識されなくて何かと都合がいい」

P「俺、似合ってる?」キリッ

冬馬「それはもう抜群に」

北斗「でも王族のバトラーとかでないと燕尾服は着ないらしいですし……何より片眼鏡のせいで怪盗キ○ドみたいに見えるのが……ねえ?」

翔太「逆にショッピングモールで浮きそうだよね」

P「……黒井社長」

黒井「代えの服は持ってきていないからな」

P「……ノリノリで着替えてた30分前の俺を殴りたい。何より怪盗○ッドって言われたのが悔しい」

黒井「我慢しろ」

翔太(……怪盗キッ○と歩いたりご飯食べたりする僕らも恥ずかしいことになるよねこれ)

冬馬(帰りてえ……)

北斗(せめてヴァイスジュピターにしてもらえば良かった……いや、それはそれでア○レオルスみたいに……)

北斗(あれ? もしかして変装しない方が良かったんじゃ……)

善澤「……なあ如月君」

千早「なんですか善澤さん?」

善澤「その手にあるものは何なんだい?」

千早「ええと……タブ……レット? らしいですけど」

善澤「もしかしてそれをプレゼントするのかい?」

千早「……なんとなく親近感が湧いたので」

善澤「はあ……いいかい如月君」

善澤「プレゼントというものは相手のニーズと自分の立場を考えて選ばないといけないんだ」

千早「ニーズと立場……ですか?」

善澤「そう、ニーズと立場だ」

善澤「例えば君はタブレットをプレゼントされてどう思う? ちゃんと使いこなせるかい?」

千早「……いえ、使えません」

善澤「おそらくそうだろうね。まず起動できないかもしれないし、使いこなせたとしても下手すれば個人情報の流出沙汰にもなりかねない」

千早「そうですね」

善澤「じゃあ次は星井君で考えてみようか。彼女は機械が使えるかい?」

千早「多分……普通の携帯なら使いこなせているとは思いますが……」

善澤「それはガラケー? スマホ?」

千早「が、ガラケー……スマホ? 一体それは何なんですか?」

善澤「……じゃあ訊き方を変えよう。彼女は今の携帯に満足しているかい? 何か物足りなさそうにしている様子は窺えるかい?」

千早「いえ、そんなことは無いと思います」

善澤「なら、プレゼントはタブレットでなくてもいいだろう。もちろんタブレットがあった方が便利かもしれないが、タブレットが欲しくなれば彼女自身が買うだろうし、別に僕や如月君がプレゼントしなくても大丈夫だろう」

千早「なるほど……」

善澤「それに、少しキツイ言い方にはなるが……機械音痴の君からタブレットを贈られるというのも中々不思議な話だろう?」

千早「……確かに」

善澤「もちろん君がタブレットをプレゼントすることは悪くない。悪くはないんだが……別に君でなくてもプレゼントできてしまうからね。君が本気で星井君との思い出として残すためのプレゼントを贈りたいというのなら、タブレットは避けるべきだろう」

善澤「だから君の個性、思いが溢れていて……それでいて持ち運びがしやすいものがいいと思う。きっと彼女は尊敬している君からのプレゼントを常に身に付けておこうとするだろうからね」

千早「とすれば……やはりさっき善澤さんがおっしゃった通りアクセサリーがいいのでしょうか……?」

善澤「そうだねえ……アクセサリーといっても色々あるんだけど」

千早「……チョーカーとか、ネックレスがいいですかね……?」

善澤「ま、彼女なら何を着けても似合うだろうし、それほど悩まなくてもいいと思うよ」

千早「じゃあ早速アクセサリーショップに行きましょうか」クウウゥゥ

善澤「……その前にもう夕餉時だから何か食べに行こうか」

千早「……はい」

「ママ、あの人すごいカッコしてるー!!」

「あんまりジロジロ見ちゃダメよー?」

冬馬「…………」

北斗「…………」

翔太「…………」

P「…………」

黒井「……その……なんというか……すまなかった」

P「……ははっ、いいんですよ黒井社長」

翔太「……ほら、フードコートに着いたよ。先にちゃっちゃって食べてからプレゼントを買いに行こうよ」

黒井「……そうだな。私が席を確保しておくからお前たちはさっさと買いに行け」

冬馬「……ああ、わかった。俺今ハンバーグより脂っこいラーメン食いたくなったからラーメン買ってくるぜ」

北斗「……俺はうどん買ってきます」

翔太「……じゃあ僕はガッツリ食べたいからカレーじゃなくてロコモコにしとくよ」

P「……じゃあ俺もロコモコにするよ。黒井社長の分も買ってきましょうか?」

黒井「……いや、私はもう少し悩んでおくからゆっくり買ってきたまえ」

P「……わかりました。じゃあ席お願いしますね」

冬馬(……チッ、なんでキャベツ乗ってやがんだここのラーメンは)

冬馬(ラーメンにメンマ以外の野菜なんて要らねえ……ん?)

貴音「とっぴんぐが一番多いものを所望します」

店員「かしこまりました」

冬馬(……嫌な顔が見えちまった)

千早「……あの、すいません。早く前に進んでもらってもいいですか?」

冬馬「ああ、悪い……ってお前も居るのかよ……」

千早「……天ヶ崎君」

貴音「……ハッ、もしや幻想殺し……!!」

冬馬「ちょっとずつ間違えてんじゃねえ!!!! 天ヶ瀬だ!! 後上条でもねえっつーの!!!! トウマ繋がりだったらオッケーってわけじゃねえ!!!!」

北斗「……奇遇ですね善澤さん。プレゼント選びは順調ですか?」

善澤「ははっ、如月君が腹の虫を鳴かせていたからね。まずは腹拵えさ」

北斗「なるほど。お腹の音を聞かれて赤面する彼女の顔が容易に窺えますね」

善澤「ああ、正直興奮したよ」

北斗「……流石は一流の千早Pですね。あの流通量が極端に少ない神無月千早を手に入れただけはある」

善澤「」ギクッ

北斗「僕が気付かないとでも?」

善澤「……流石は伊集院君だな」

北斗「ははっ、同族の"匂い"を感じ取っただけですよ」

善澤「……なるほど、そういうことか」

北斗「ええ、そうです」

善澤「…………」

北斗「…………」

善澤「かけうどんなら奢ろう」

北斗「ありがとうございます」

善澤「何、これは友好の印さ」スッ

北斗「ええ、そうですね」ガシッ

響「ロコモコセットAでよろしくだz……お願いします!!」

P「……なあ、あそこに居るのって」

翔太「響お姉ちゃん……だね」

P「沖縄なのにハワイ……?」

翔太「同じ南国だよね」

P「……話しかけていいか?」

翔太「ダメだね」

P「……なら向こうから話しかけてもらうのは?」

翔太「……ギリギリセーフじゃない?」

響「……あれ? プロデューサー……じゃくて誰!?」

P「会いたかったぞ響ーー!!!!」

黒井「……貴様らは飯を買いに行くと2倍に増えるのか?」

冬馬「……知らねえよ」

貴千「「プロデューサーが居ると聞いて」」

北斗「今回の協力者であり仲間ですので」

善澤「よろしく頼むよ」

P「貴音にも会えると聞いて」

響「えへへ、久しぶりにプロデューサーに会えて嬉しいぞ!!」

翔太「なんとなく面白そうだからね♪」

黒井「……構わん。好きにしろ」

貴音「なんと……美希の誕生日会にてさぷらいずを行うというのですか!?」ソワソワ

黒井「ウィ。貴様らのプロデューサーであるこいつがジュピターの4人目としてライブを披露するのだよ」

響「……貴音もサプライズをやりたいのか?」

貴音「い、いえ!! 決してそのようなことは……」ソワソワ

P「……もう貴音たちもこちら側に引き込んだらどうですか黒井社長? あ、冬馬そのラーメン一口」

黒井「…………」

冬馬「……ラーメンを一口だけ反対側に座ってるアンタに食わせるって難易度高えぞ。却下だ」

千早「……ならピピン君のではなく私のラーメン食べますか?」

冬馬「ピピンって誰だピピンって!!」

P「あはは……流石に千早相手だと色々まずいから遠慮しとくよ」

千早「(´・ω・` )」

黒井「四条貴音と我那覇響……よし、ならばこういうのはどうだ?」

ーー本番当日ーー

高木「……あー765プロの高木だ」

受付「765プロ御一行様でございますね? では係りの者が案内致しますので」

高木「ああ、頼むよ」

真「……社長、わざわざ今日のためにみんなのスケジュールを調整してこんな大きなライブハウスを借りたんだよね」

律子「……はっきり言ってやり過ぎだと思うけれど」

美希「あふぅ……なんだか緊張するの」

春香「……あんまり緊張してないように見えるよ美希……」

高木(借りたのは私じゃなくて黒井だ……。後23日午後、全員のスケジュールを全て空けておけなどと無茶なことを押し付けてきたりもしたがね)

小鳥(響ちゃんと貴音ちゃんはスケジュールを空けなくても構わないと黒井社長は言いましたけど……一体何をやらかすつもりなんでしょうか)

係員「こちらです」

高木「うむ、ありがとう」

バタン

「「「「「…………」」」」」

伊織「……ちょっと、何も無いじゃない。どういうつもりなのよ社長!!」

高木「いや、実のところ私にもよくわからないんだ……」

伊織「は、はああああああああ!? ここを借りたのは社長じゃなかったの!?」

律子「ちょ、ちょっとどういうつもりで——」

黒井『ご機嫌よう765プロの諸君!!』

「「「「「黒井社長!?」」」」」

黒井『いやはや、貴様らの不安気な顔は見ていて実に愉快だったよ。見物料を払ってもいいぐらいにな』

伊織「……高くつくわよ」

黒井『フン、そんなもの払うわけなかろう水瀬の小娘が』

黒井『まあ代わりと言ってはなんだが? 世界で一番早く、我が961プロの敵である貴様らにジュピターの新メンバーの力を披露してやろうではないか』

千早「ジュピターの……新メンバー?(棒)」

美希「……正直メンドくさいの」

亜美「……ね→ね→、帰っていいかな亜美」

真美「……いや、見といた方がいいと思うよ」

真美(このパターンは……間違いなく何かスッゴイのが来るNE!!)

黒井『フン、精々今のうちに吠えておけ』

高木(……何を考えているんだ黒井は?)

黒井『紹介しよう!! 新メンバーの『すし吉』だ!!!!』

「「「「「……はあああああああ!?」」」」」

『恋をはじめよう』



ジュピター『『『『…………』』』』スッ

春香「……なんか出てきたよ」

律子「」

小鳥「」

高木「」

ジュピター『『『『あーいしーてる!! 愛しーてる!! いつか未来で〜♪』』』』

美希(……ん? あのいつもの3人の声の中に混じってるこの声って……)

ジュピター『『『『僕が君ーに、ちーかうから〜♪』』』』

すし吉『GET YOU〜♪』

美希「……ハニー?」

雪歩「え、えっ!? すし吉ってプロデューサーなんですか!?」

ジュピター『『『『行こう!! さあ行ける!! どんな今日でも〜♪』』』』

真美(……んっふっふ→!! クロにゃんもやるNE!!)

あずさ「あ、あらあら〜……」

律子「……ハッ、帰ってきてくださいあずささん!!」

高木(……黒井ィ……)

ジュピター『『『『ふたりならばー、恋をはじめよう♪』』』』

ジュピター『『『『ふたりならば恋をはじめようよ〜♪』』』』

すし吉冬『『ッ!!』』グルッ タッ

ジャン!!!!

ジュピター『『『『…………』』』』コイヲハジメルポーズ

「「「「「」」」」」

すし吉『…………美希』マスクシュバッ

「「「「「プロデューサー(さん、殿)!?」」」」」

美希「……ハニー……!!」

P『……一緒に踊ろうか』

『きゅんっ! ヴァンパイアガール』

美希「……!! わかったの!!」タッタッタッ

律子「……えっ、あっ、え!?」

春香「どういうことなの千早ちゃん……ってあれ? 千早ちゃんが居ない!?」

真美「……あ→……多分ほっといてもダイジョ→ブだと思う」

千早『どこかへお出かけ、お嬢様〜♪』

千早『喉はカラカラ限界ギリギリ、発狂寸前〜♪』

P貴響千美冬北翔『『『『『『『『きゅーん♪』』』』』』』』

亜美「……ね→どうするりっちゃん」

律子「……私に訊かないでよそんなこと……」

P『ただいまみんな!!!!』

「「「「「…………」」」」」

P『あ、あれ?』

小鳥(……あの時のビデオを送ってくるなんて素晴らs……嫌な人ね黒井社長)

美希「♪」

小鳥「……そういえば美希ちゃんはみんなから何を貰ったの? 私ケーキを切ってたから見てなくて……」

美希「えっとー……春香とやよいからはケーキ、千早さんからはネックレス、えーと……ほくほくからはハンカチで——」

小鳥「……ズバリプロデューサーさんからは?」

美希「……秘密なの、あはっ☆」

小鳥「ええええええええええええええ!? 教えてよ美希ちゃん!!!!」

美希「ダメったらダメなの〜♪」

美希(ハニー。ミキ、絶対に肌身離さず着けとくからね、この指輪!!)

美希(千早さんのネックレスに通して……美希の一生の宝物にするの☆)

ご機嫌よう、読者の皆様。善澤だよ。

突然だけど異性への誕生日プレゼントに指輪ってどう思う?

僕は色んなリスクを伴うからやらないけどね。

さて、今回は11月23日に誕生日を迎えた星井美希君について、誕生日プレゼント代わりに書いていこうかと思う。

今や765プロの筆頭として輝いているアイドル、星井君。

とても中学生とは思えない彼女のボディに心惹かれる人たちも多いとは思うが、僕は彼女の内面に注目したい。

彼女は実にストレートな人間だ。

天性のセンス、才能を持っているが故に溢れる自信が彼女の根幹と言えるだろう。

確かに、彼女は歳上や目上の人間に対して砕けた物言いなどの無礼な行いをすることがある。

しかし、彼女はそれをプラスに働かせるのだ。

確かに礼儀はなっていないものの、彼女は常に正直な気持ちしか言わない。

が、それはある意味一番親しみやすいとも言えるだろう。

僕は彼女をデビュー前から見てきた人間だが、あの頃の彼女には全くやる気が無く、才能を持て余している状態だった。

しかし今はこうしてトップアイドルとして君臨している。

では何が彼女をそうさせたのか?

それはひたむきな"想い"だ。

彼女はひたすら上を向いて、その想うモノへ向かって突き進むことによって才能を開花させたのだ。

ん? 彼女は何を想っているんだって?

それはトップアイドルとしてステージの上で輝くこと、若しくは——

ファンの皆様を想っているのかもしれないね。



善澤(……ま、彼もファンなのだから強ち間違いではないだろうな)

P「……暗に俺に釘を刺しにきてるな春香」



みんなの代表、天海春香からプロデューサーさんへ♪

この前善澤さんが書いてくださった雑誌とみんなからの贈り物を入れておきました。

……捨てたりしないでくださいよ?



P「……どうするんだこの指輪の山」ジャラ



おわり

何やってんだ俺
もっと前から書いとけばよかった……正直前回の乳牛祭りの方がまだ面白いレベル
とりあえずすんませんした

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