【咲-Saki】染谷まこ「いい夫婦の日?」俺「はい!そうです」 (14)

俺「11(いい)22(ふーふ)の日です!」

まこ「意味はだいたい分かったが無理やりな気がするけぇの」

俺「いいんですよ!記念日は多い方がいいんですから!」

まこ「何故それをワシに言うんじゃ?」

俺「そ、それを言わせちゃうんですか先輩……///」

まこ「そういうのはいらんからさっさと言わんか」

俺「俺達……将来はふ、ふふふふーふ夫婦にななななるんですよ!?」///

まこ「は?」


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まこ「聞こえんかったわ、もう一回言ってくれんか?」

俺「お、俺達はふ、ふふ……///」

まこ「やっぱいい、気持ち悪いから喋らんでもいいけぇの」

俺「そ、そんなぁ、でも先輩もまんざらでもないですよね?俺と夫婦に……」

まこ「なわけあるか」

俺「先輩は結婚したくないんですか?」

まこ「いい人がいて機会があればしてみたいけぇ」

俺「……」スッスッ

まこ「『ここにいますよ』みたいなジェスチャーはやめんか」

まこ「お前だけは絶対にないけぇ」

俺「ガーン!お、俺とは遊ぶだけの関係がいいってことですか!?」

まこ「なぜそうなる」

俺「先輩は着物とドレスどっちがいいですか?」

まこ「なんじゃその質問、急じゃの」

まこ「ワシはよく着物の方が似合うと言われるが……」

まこ「……たまにはドレスも着てみたいけぇ」ボソ

俺(かわいい)

俺「俺はドレスも似合うと思いますよ」

俺「ていうかどんな格好でも似合いますきっと!!」

まこ「そ、そうか?」///

俺(おお!先輩が照れた!これはイケる!)

俺「結婚式は立派なウェディングドレス着ましょうね先輩!」

俺「俺もそれまでにタキシードの似合う男になります!」

まこ「そうか、がんばれよ」

まこ「誰と結婚するかは知らんが」

俺「ちょっと先輩、冗談キツいですよ~!」

俺「俺が結婚したいのは……あ、あなただけですから……///」

まこ「じゃあ、今のうちに謝っておくけぇ、無理じゃ」

俺「そんなぁ~、どこまで俺を焦らすんですか先輩!」

まこ「勝手に焦らされておけ」

俺「厳しい先輩……素敵です……!」

まこ「本当に何を言っても無駄じゃのこいつ」ハァ……

俺「あ!先輩、クレープ屋さんです!寄りませんか?」

まこ「だから太るんじゃぞお前……」

俺「お、俺が奢りますから~お願いしますよぉ」

まこ「本当に駄目なやつじゃなこいつ」

俺「俺は先輩との甘い思い出の味(予定)ストロベリー味で」

店主「?」

まこ「何いってんじゃこいつ、本当に恥ずかしいからやめてくれんかの」

まこ「ストロベリー2つお願いします」

店主「あいよ!」

俺「おいしい!先輩と一緒だからいつもの何倍もおいしいです!」パクパク

まこ「それはよかったの」パクパク

俺(ふふ……クレープと言えば間接キッス……)

俺「あれー?先輩のもおいしそうですねー?」

俺「一口いただけませんか?」

まこ「残念じゃったの、これはお前と同じ味じゃ」

俺「ガーン!」

俺「先輩に先に選ばせるべきだった……」ガクッ

俺「で、でも先輩が口をつけた時点でそれは……もはやただのストロベリー味ではなく、貴重な……」

俺「一口だけ!一口だけでいいんです!先輩が口をつけたそのクレープを!ぜひ!分けてください!」

まこ「うわ……気持ち悪、寒気がするけぇ」

俺「俺のやつあげます!これと交換で!」

まこ「いらんわ」

俺「ううう……先輩の甘い甘いストロベリー食べたかった」

まこ「何か気持ち悪い言い方じゃの」

まこ「まぁ、次は違う味を選べるといいな」

俺「!そ、それって……」

まこ「なんじゃ?」

俺「な、なんでもありません」

俺(次も一緒にクレープ食べてくれるってことだよね……先輩素直じゃないなぁまったくぅ!)

俺「ふふふ」ニコニコ

まこ「なんちゅう顔しとるんじゃ気持ち悪い」

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