アルミン「今日はもつ鍋でしょ」アニ「餃子以外ありえない」 (30)




※現パロです



アルミン「ええ?餃子あ?寒いし鍋がいいんだけど」


アニ「いやいや、餃子あったまるし」


アルミン「あの・・・しかもこれ一応デートなんだけど・・・二人でにんにく臭くなるの? 」


アニ「餃子がいい」


アルミン「でももつ鍋屋でも、鶏皮ギョウザとかあるし」


アニ「餃子専門店がいい」


アルミン「・・・分かった分かった。じゃあ今日は餃子にしよう」





~餃子専門店~




アルミン「わー、いい匂いだねー。何にする?」


アニ「炒飯がいい」


アルミン「おい」


アニ「なに?」


アルミン「ここ、餃子専門店だよね?」


アニ「そうだけど」


アルミン「いや、確かにメニューに炒飯あるよ?確かにあるけどさ。君餃子食べたかったんだよね?」


アニ「炒飯がいいの」


アルミン「・・・・・・オーケー、もう何も言わない」


アニ「ありがとうアルミン」


アルミン「あ、すいません、炒飯と餃子2人前ください。」


アニ「いえ、餃子いりません。炒飯2人前で」


アルミン「ちょっと」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416657824




アニ「なんだい?」


アルミン「僕餃子食べたいんだけど」


アニ「恋人と一緒の食べ物食べたくないのかい?」


アルミン「いや食べようと思ってたよ!完全に餃子食べようと思ってたよ!だけど直前でアニが炒飯食べたくなったんでしょ!」


アニ「・・・・・・私言い訳する男嫌いなのしってるよね?」


アルミン「まってまって」


アニ「・・・何さ」


アルミン「今の言い訳でもなんでもないでしょ。ただの正論を言ったまでだよ」


アニ「アルミン、アンタは今餃子が食べたいんだよね?」


アルミン「・・・最初はもつ鍋だったけどね」


アニ「で、私は今炒飯が食べたい」


アルミン「・・・うん」


アニ「ので、あなたも炒飯を食べるべき。」


アルミン「今アッカーマンさんが乗り移ったの?」



アニ「やだ、ミカサと浮気するつもり?」


アルミン「いや、なんでだよ」


アニ「ったく・・・傷つくよ」


アルミン「なんで今君が傷つく点があったのか分からない」


アニ「あんたさあ、23歳になった今でも、人に死ねって言われたら死ぬの?」


アルミン「・・・は?」


アニ「私は」


アニ「ただ自分が炒飯食べたいだけだよ・・・」


アルミン「哀愁こめて言ってるけど全然哀愁漂ってないしむしろボケとしか思えない」


アニ「ってことで、炒飯2人前で。」


アルミン「はあ・・・まあ、いいけど」


アニ「アルミン、生でいい?」


アルミン「あ、うん」


アニ「すいません、焼酎芋ロック2つ」


アルミン「いやだから」



アニ「何?」


アルミン「今確実に、アルミン生でいいって言ったよね?」


アニ「言ったけど。ていうかアンタそれイヤラシイ意味で言ってる?ちょっとヤダなにこの男」


アルミン「レオンハートさん、落ち着きなさい」


アニ「苗字で呼ばないでくれる?」


アルミン「いや、そこは、ごめん。」


アニ「ってわけで、芋焼酎2つ」


アルミン「そこそこ、そこだよ。僕ビールがいいって!」


アニ「炒飯には焼酎じゃない?」


アルミン「それはアニの好みでしょ?僕はビールがいいの!」


アニ「・・・恋人と一緒の飲み物や食べ物に合わせてくれないの?アーニャ悲しい」


アルミン「君がいくらペットショップで働いて猫好きだからってアーニャはないでしょ。スーパーブラックジャックでも出るつもり?」


アニ「アーニャかわいいよねー」


アルミン「えーっと、ああ、もう!」



アニ「まあまあ、いいじゃないですか、アクマツさん」


アルミン「確かに前世で僕はベルなんとかさんに悪魔の末裔とか言われてたけど、それを略さないで」


アニ「炒飯楽しみだねー」


アルミン「・・・うん、まあ」


アニ「なに?なんか不満あるの?」


アルミン「いや・・・ないけど・・・ないけどなんか釈然としないなあ」


アニ「私が可愛すぎて?」


アルミン「確かに君は可愛いし、それは僕も認めているのだけれど、さっきからのこのくだりが化●語の阿良●木さんを彷彿させるツッコミになっていることが僕としては不安かもしれない」


アニ「あ、来たよ、炒飯」


アルミン「完全に僕のこともう無視だね」


アニ「美味しそう~、ふふ」




アルミン「・・・・・・」


アニ「あ、ごめん、可愛すぎた?」


アルミン「あ、うん。鼻血出そう」


アニ「もうー、生でいいとか言うから」


アルミン「それはあなたです」


アニ「あ、焼酎も来たよ」


アルミン「しかもいきなりロックとか」


アニ「はい、乾杯」


アルミン「はいはい、乾杯」


アニ「はいは一回でいいの」


アルミン「はーい、アニさん」


アニ「ん、美味しい」


アルミン「アニ意外とこういう親父っぽい食べ物と飲み物好きだよね」


アニ「あの時と違って、自分を偽る必要ないし」


アルミン「あ、やっぱりそういう面も気を使ってたの?」


アニ「まあね、対人格闘とかもう本当ちびっちゃうくらいびびってた。エレンとの対戦の時とか毎回濡れてた」


アルミン「いや待て、びびるのはいい、濡れるって発言やめて」



アニ「ったく、傷つくよ」


アルミン「それと、僕のツッコミの後に傷つくネタ出すのやめてよ」


アニ「あ、この炒飯カニ入ってる」


アルミン「嘘!マジで!」


アニ「・・・」


アルミン「ええ?入ってないじゃないかアニ」


アニ「今の焦った顔の写真、ツイッターにアップしました」


アルミン「なにやってんのあなた」


アニ「あ、ほら、やっぱりライナーのコメント早いよ。【今日のおかずは鮭のアルミホイル包だったが、アルミン包に変更させてもらおう】だってさ」


アルミン「マジであのゴリラなんとかなんねえのか」


アニ「同郷なので許して。あ、今回は生まれ変わってあいつマカオにいるけど」


アルミン「なんでそんな危ない名前の国に生まれるんだ。世界高級リゾート地に謝罪してよ」


アニ「さーせんした」


アルミン「君は謝らなくていいし全く謝罪に心こもってないよ!」




アニ「んー、焼酎も美味しいー」


アルミン「僕のツッコミ全く無視だね。まあ、いいけど」


アニ「あ、ニラレバ頼んでいい?」


アルミン「ええー、餃子も食べようよ」


アニ「すいませーーん、ニラレバと麻婆茄子ください」


アルミン「・・・ちくしょう」


アニ「どうしたの?」


アルミン「僕餃子食べたいんだって!」


アニ「美味しいよね、餃子」


アルミン「え?あ、うん」


アニ「・・・」


アルミン「頼まねえのかよ!!」


アニ「いやー」


アニ「アルミンかわいい」


アルミン「今日夜で覚えてろよ」




アニ「なによ夜覚えてろって、怖い、憲兵さんこの人です」


アルミン「呼ばないで。この時代には警察しかいないから。憲兵さん前世だから。しかも憲兵かなり腐ってたから」


アニ「大体夜とか言って、あんたことが終わったらすぐ寝ちゃうじゃないか」


アルミン「いや、ちょ、こととか言うのやめて」


アニ「それに、早いし」


アルミン「そこはマジでごめん」


アニ「ていうか今日YesNo枕、Noだし」


アルミン「ええ!なんで!」


アニ「にんにく臭いじゃないか。嫌だよ」


アルミン「大体餃子食ってないよ!大丈夫でしょ!」


アニ「もうヤダ。夜の情事のことについて赤裸々に語らせないでくれる?私乙女なんで」


アルミン「こんなとこで君の口から乙女が出てくるとは思わなかったよ」




アニ「あ、麻婆茄子きたよ」


アルミン「・・・・・・」


アニ「美味しそうだね、アルミン」


アルミン「あ、うん」


アニ「すいません、生2つください」


アルミン「そこでビールに戻すの!?」


アニ「・・・飲みたかったんでしょ?」


アルミン「いや、まあ」


アニ「後、餃子頼む?」


アルミン「え?あ、うん」


アニ「すいません餃子ください」


アルミン「・・・どうしたの?急に」


アニ「ギャップ萌え狙い」


アルミン「そのセリフさえなけりゃ100点だったよ」



アニ「まあまあ、ずっと私もわがまま言ってたし」


アルミン「・・・」


アニ「やっぱ、頼りないけどアンタ私の恋人だからさ」


アニ「恋人が喜んでくれるところは嬉しいよ」


アルミン「え、なんでだろ、泣きそう」


アニ「これがギャップ」


アルミン「だからそのセリフやめてよ」





ガラッ




ペトラ「あら」


リヴァイ「・・・」


アルミン「あ、兵長、ペトラさん」


アニ「・・・どうも」ペコ


ペトラ「偶然ね、デートのお邪魔だったかしら」


アルミン「あ、いえいえ」




アニ「・・・お疲れ様です」


リヴァイ「ああ」


ペトラ「あら、麻婆茄子美味しそう、いいねー。兵長、私たちも麻婆茄子にしましょうよ」


リヴァイ「なんで餃子専門店で餃子以外頼まないといけないんだ」


ペトラ「ええー、だって美味しそうなんですもん」




アルミン「・・・ペトラさん。まだ、敬語なんですね」


ペトラ「え?ああー、まあなんとなくねえ」


アニ「・・・」


リヴァイ「・・・おいペトラ、相席するぞ」


ペトラ「ええ?か、かわいそうじゃないですか。デートでしょ?アルミンくん」


アルミン「え?いや、まあ・・・はは」


リヴァイ「なんだ、オレの酒が飲めないってのか」


アルミン「い、いやあ~。アニ、そろそろ帰るかい?」


アニ「・・・・・・大丈夫」




ペトラ「はは、それじゃあ私がアニさんの隣に座っちゃおうかな」


アニ「・・・」


リヴァイ「ペトラ、餃子と瓶ビール」


ペトラ「あ、はあい」


ペトラ「すいませーーん、餃子2人前と瓶ビールくださーーい」


リヴァイ「グラスは4つだ」


ペトラ「グラス4つで!」




アルミン「え・・・い、いや、大丈夫ですよ?僕ら自分の」


リヴァイ「いいから」


アニ「・・・・・・」


ペトラ「まあまあ、こういうときの旦那は全部おごってくれるから大丈夫よ」


アルミン「あ、いえ、そういうことでは・・・」


リヴァイ「・・・・・・なんだ、なんか文句あるのか」


アルミン「い、いえいえ!」


アニ「・・・・・・」





店員「はーーい、瓶ビールと餃子、そちらのお客様のニラレバお待ちですー」


ペトラ「あ、ありがとうございますー」


リヴァイ「さて」


アニ「・・・あ、お注ぎします」


リヴァイ「・・・悪いな」


ペトラ「あら、いいのよ、私がやるわ」


リヴァイ「・・・やらなくていい」


ペトラ「え?」


アニ「・・・・・・」


アルミン「あ、アニいいよ、僕が」


リヴァイ「アルミン、邪魔をするな」


アルミン「え・・・」


リヴァイ「ケジメだ」


アニ「・・・・・・」




ペトラ「・・・・・・注いでくれてありがとう、アニさん」


リヴァイ「ああ。上出来だ」


アニ「良かった・・・です」





リヴァイ「さて、んじゃ乾杯するか」


アルミン「あ、はい!」


ペトラ「さ、アニさん」


アニ「・・・・・・」



リヴァイ「・・・この乾杯をしたら」


リヴァイ「前世のことは、何も恨みっこなしだ」


アニ「・・・・・・」


アルミン「・・・兵長・・・」


リヴァイ「さ、乾杯だ。」


リヴァイ「・・・幸せにな。お互い。」


ペトラ「・・・ふふ、乾杯」


アルミン「・・・乾杯です」


アニ「・・・ごめんなさい」


リヴァイ「こら、謝罪もなしだ。乾杯したらなにもかも忘れろ。」


アニ「・・・・・・」


ペトラ「あなた・・・」


リヴァイ「今生まれ変われて、本当の幸せをお互い掴んだんだ。・・・・・・それでいいだろ?ペトラ。」


ペトラ「ええ。もちろん」



アニ「・・・・・・」


アニ「・・・・・・」


アルミン「アニ、ほらハンカチ」


アニ「あ、あじがと」




リヴァイ「・・・さ、乾杯だ」


ペトラ「・・・・・・うふふ」


リヴァイ「今日は騒ぎまくるぞ」


アルミン「あははっ、はい!」


アニ「・・・・・ススッ・・・・・」


ペトラ「はい、かんぱーーーいっ」














~宴会後~




アルミン「やー、酔ったねえー」


アニ「・・・・・・」


アルミン「あはは、兵長もペトラさんも、許してくれたみたいで良かったね!」


アニ「・・・・・・うん」


アルミン「・・・・・・」


アニ「・・・・・・」


アルミン「・・・大丈夫かい?アニ」


アニ「・・・ああ」


アニ「・・・嬉しくて、さ」


アルミン「・・・・・・ふふ」


アニ「・・・・・・アルミン」


アルミン「ん?」


アニ「・・・私、わがままだし、鼻長いし、性格冷たいし、かわいくない」


アニ「前世でたくさん人も殺した」


アルミン「・・・・・・」


アニ「・・・それでも、私アンタと一緒にいたい」


アルミン「・・・・・・」




アルミン「もちろん」


アニ「・・・」


アルミン「もう、君を離すつもりなんてないから」


アニ「・・・」


アルミン「何があっても」


アニ「・・・うん」





アルミン「・・・とりあえず」


アルミン「今日は、Yes枕でもいい?」


アニ「・・・水晶化します」


アルミン「許しません」


アニ「分かったよ・・・もう。」


アニ「・・・今日はすぐに寝ないでよ」


アルミン「はーい、合点」
























読んで頂いた方、ありがとうございましたー(^_^)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom