男「はあ…俺いつからこんなんになったんだろう」
男「毎日毎日その辺をウロウロウロウロ」
男「小学校もまともに行って無かったよなあ」
男「学校に行くと足がすくむんだ」

男「てか俺はブサイクでハゲ」
男「生まれつきの病気らしい」
男「なんで生まれたんだろう」
男「ただの甘えだよな」

男「俺は前世で悪い事でもしたのか」
男「神様よぉ、俺は前世で犯罪でも犯したのか？」
男「教えてくれよ…もうこんな生活やだよ…」
男「………」

「うわああの子制服のままウロウロしてるわよ」
「しかもハゲてる…可哀想」

男「見た目だけでさけずまれる世界なんだな…ここは」

神1「奴は前世で1000人の女をレイプしたという極悪レイパー」
神2「前世では48歳で死んでますね」
神1「仕方あるまい…こんな前世では…」
神2「ならいっその事楽にしちゃいます？」

神1「だがまだ彼は15歳だ…不憫過ぎる」
神2「今更顔変えれませんもんねぇ…」
神3「顔は変えれないけど…彼にも存在意義があることを分からせれば良いんじゃない？」
神1・2「それだ！」

ヤンキー1「おいこらそこのハゲ！」
男「ひいっ！」
ヤンキー2「お前本当はおっさんだろ？」
男「ちっ違いますよ！」
ヤンキー1「ふーん、まあいいや」

ヤンキー1「どうせこいつ金も持ってなさそうだし、あばよ」
ヤンキー2「兄貴意外と金持ってたりしてるのかもよ？www」

男「はあ…」
神1「君」
男「なんすか？」
神1「君は自分が好きか？」
男「大嫌いに決まってるでしょ」
神1「そうか…」
男「生まれつき病気でハゲ、顔もブス」
男「神様はなんで俺をこんな不憫な人間にしたんだろう」
神1「…この世界の全員が美人だと思うか？」
男「俺を超える奴を未だ見た事ありませんよ？」
神1「ブスがいるからイケメンが支えられると思わないか？」
男「何言ってんですか？」

神1「ブスがいなければ、イケメンはイケメンと呼ばれない」
神1「イケメンがいなければ、ブスはブスと呼ばれない」
神1「それぞれがキャラとして成り立っていると思わないかな？」
男「そうか…って」
男「そんなの理解できるかぁぁぁぁぁぁ！！！」