ディルムッド『進撃の巨人?』(6)

遅筆ですが、書いていきまする。

ディルムッド『っ……?』

ディルムッド『……ここは…どこだ…?』

気がつくと森の中で倒れていた。

ディルムッド『……たしか俺は…あの時……』

そう…確かあの時、仕えていたマスターに裏切られ…自害をさせられた…はずだった…

ディルムッド『……生きている…のか…?』

自分で自分を貫いた傷もない。

だが、確かにあの時聖杯戦争から離脱した筈だったのだが…
放心状態に近い状況で、今の状況を整理をしている最中…


突如地震と呼べる程の振動ではないが、何かが得体のしれないモノが近づくのを感じた。

????『ニタァ…』

ディルムッド『なっ…!?』

ディルムッド『こいつは…人間なのか…!?』
いや、おかしい!今までこんな巨大な人間を見たこともないが…明らかに先ほどまで戦っていた環境ではない事を悟る。
巨人『ニヤァ…』

薄笑いに近い表情を浮かべ、掴みかかる。

ディルムッド『くっ…、いきなり襲ってくるとは…騎士の風上にもおけんな!』

巨人『ニタニタ…』

言葉が通じてはいないようだ。
そもこれほどの巨体に騎士道などあるのか?先ほどの自分の言い放った言葉に矛盾を感じ、つい苦笑してしまう。


ディルムッド『貴様みたいな不意をつく輩には遠慮はいらんな。』

言うと同時に右手に赤い光を放ち、長い槍が現れる。

ディルムッド『理解できるかわからぬが、一応名乗っておこう。』

ディルムッド『フィオナ騎士団が一番槍、ディルムッド・オディナ!推して参る!』

その頃…

ミケ『…………!』

エルヴィン『…?どうした?何か感じたか?』

ミケ『……異様だ…』
エルヴィン『異様?』

ミケ『何か得体の知れないモノがいる…そんな臭いだ…』

エルヴィン『…よし、リヴァイとハンジを呼んでくれ、至急調査人員を編成して調べにいく。』

兵士A『ハッ!』


エルヴィン『もしかすると、その得体の知れないとやら…もしかすると、我々が見逃せないモノかも知れん…』

再び森―

巨人がつかみかかろうとする…。

その刹那、捕まえようとする手をすり抜けて、赤い槍が巨人の手を切り落とした…ハズだった…

ディルムッド『…!?』

切り落とした腕から蒸気が発生している…おかしい、あれはまさか…

ディルムッド『…っ、再生能力とは厄介な!』

巨人『アアアアアァ…!』
ディルムッド『くっ…ゲイ・ボウさえあれば…』

聖杯戦争時、キャスター戦で失った宝具…まさにこの場にあれば、どれほど効果があったであろうか…

しかし、悔やんでいる暇はない。

それよりも、眼前のヤツを倒す。ただそれだけの話…

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom