じーさん「…と、それはさておき」

孫（早く走って逃げようよ…）

じーさん「巨人から逃げるときは、危険がいっぱいじゃ！
　　　　　巨人から安全に逃げ切る方法を教えてやる！」

孫「はぁ…」


じーさん「まずは、壊された壁から飛んできた破片に注意するのじゃ！」

ドシャ！
孫「」←死んだ


じーさん「……孫？」


じーさん「……手遅れだったか…」

じーさん「………」

じーさん（……巨人超怖ぇ）

　

巨人「あばばばばば」

孫「もうっ！バカなやり取りしてるうちに巨人が目と鼻の先に来てるじゃないか！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

じーさん「よし…わしが走りながら、巨人から安全に逃げ切る方法を教えてやる！絶対に危険のない方法じゃ！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

孫「…！」ｺﾞｸﾘ


じーさん「まず止まります」ﾋﾟﾀｯ

孫「…」ﾋﾟﾀｯ

じーさん「前の道に障害物がないか確認します」ｷｮﾛｷｮﾛ

孫「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

巨人「あばばばば」

じーさん「逃げる体力補給のためにしっかり睡眠をとります」Zzz…

孫「…」Zzz…



巨人「………」もぐもぐもぐもぐ

孫「巨人の足が速いっ！まずいよおじいちゃん！」

じーさん「わしが巨人を安全にやり過ごす方法を教えてやろう！」
孫「やり過ごす…？！」

じーさん「逃げ切る必要がなく、凄く簡単な方法じゃー！」

孫「…そ、それは……」ｺﾞｸﾘ

じーさん「巨人に人間だと認識されないことが大事なのじゃ…逃げてるから巨人に人間と思われてしまう…つまり、わしらは堂々と巨人の友達のフリをしていれば捕まらないんじゃ！」
孫「な…なるほど！」

じーさん「じゃあ、さっそく…」ﾀﾞｯ!

じーさん「巨人さん、最近どーよ？」

巨人「………」

じーさん「おいおい無視すんなよー」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

もぐもぐもぐもぐ
じーさん「ぎゃあああああああ！！！」

孫（…自業自得だな）

ﾎﾟﾝ
孫「え？」

巨人「…」ニッコリ
孫「えぇぇーーっ！！」←巻き添え

巨人「…」

孫「巨人がすぐ後ろにいるよっ！おじいちゃん！」

じーさん「よし！わしが安全に逃げる方法を…」

孫「黙れ」

じーさん「え…？」

孫「黙れ」

じーさん「…！」

　

孫「でも…このままじゃ追い付かれるのも時間の問題だ！どうすれば…」

じーさん「孫よ…」

孫「何！？おじいちゃん」

じーさん「先に逃げるのじゃ」
孫「え…？」

じーさん「わしが巨人と戦っている間に…！」

孫「そんな…無謀だよ…！」

じーさん「わしの失恋大爆笑パンチを奴の顔面にお見舞いしてやる…！」ｽﾞｽﾞｽﾞ…


じーさんの身体が１０頭身に変化する


じーさん「フオオオオ…！」ブチブチブチブチッ


じーさん「オオオオオオオオ！！」ダッ！

巨人「…」

孫「おじいちゃぁぁぁぁぁん！！！」


もぐもぐもぐもぐ（ダメでした）

じーさん「…お！あれは」

校長「む？」

じーさん「校長じゃー！」

孫（いい予感がしない…）


巨人「うんこ。うんこ欲しいようんこ」

校長「あれは何じゃーい！」

じーさん「巨人じゃ！」

校長「あいつ、ワガハイを見下ろして偉そうなのじゃい！」

じーさん「あの巨人、『校長の100倍偉い』とか言ってたぞ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

校長「ぬわぁぁにぃぃぃ！？」


ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
校長「許さんのじゃーい！」


じーさん「よし孫、今のうちに逃げるぞ！」
孫（ひでぇ…）

校長「ぎゃあああああああ！」バキバキバキバキ…

じーさん「よし、校長のおかげでだいぶ巨人と距離が開いたぞ！」


　　　「奇行種だ！！」

　　　「！！？」

　　　「避けろッッ！！」


孫「…ん！？」
じーさん「あれは…新米兵士たちじゃ！」

孫「巨人もいる…！オレ達より前に侵入してるなんて…！一人食べられかけてるよ！」


トーマス「うわぁ…　クッ…　クソ…」

エレン「ト…トーマス…！」


ゲベ「…ふんっ！」ザクッ！

突然現れた影により、トーマスを丸のみしようとしていた奇行種の弱点が切り取られる


巨人「」ｼｭｳｳｳ…


トーマスを助けたのは１５頭身のゲベだった

じーさん「巨人を倒す方法が、一つだけある」

孫「早く教えてよおじいちゃん！」

じーさん「茨城に逃げるんじぁ
ゃああああああああ！！」

孫(ガビーン)

じーさん「茨城をバカにするなああああああああ！！」

じーさんは孫をぶん殴る

じーさん「茨城はな　関東では横浜に次ぐ都市つくばに茨城の渋谷と呼ばれる企業都市HITACHIもアリ」

じーさん「肛門で有名な水戸もあるんじゃい！」

孫「肛門じゃなくて水戸黄門だろ！！」

トーマス「うわぁぁっ！！」フッ

パスッ

ゲベ「…大丈夫か」

トーマス「は…はい……」

ゲベ「…生きてて良かったな、小僧」

ミーナ「あ…ありがとうございます……トーマスを助けてくれて…」

エレン「アンタは…？」

ゲベ「名乗るまでもないさ…気ぃつけろよ」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

バサバサ…

ゲベは空を飛んで行った

エレン「アイツは一体…」

アルミン（謎だよ……明らかに人間じゃないよ…）

ミーナ「トーマス…生きてて良かった…」

トーマス「すまない…心配かけた」

ナック「めちゃくちゃ寿命縮まったよ」

じーさん「わしはもうダメかと思ったね」

ミリウス「誰だよ」

トーマス「いつの間に…？」

エレン「アンタら…早く避難しなきゃダメだろ！」

ミーナ「おじいちゃんも坊やも、ここは危ないから早く避難して！」

孫「は…はい」

アルミン（この人達…どうやって屋根の上まで上がって来たんだ…？）

エレン「…前方に巨人２体を確認！両方とも5～7m級だ！」

ナック「片方はしゃがんでるから本当は10mくらいありそうだな…！」

ミーナ「２体…同時に相手なんてできるの…？」

ミリウス「やるしか…ない……」（何だ…？あの２体に激しい怒りと恐怖を感じる……）

トーマス（俺は食われるところだった…本当に戦えるのか…？
　　　　　クソ…さっきまで巨人をエレンよりも多く倒す気にすらなってたのに…！身体が震えて…）

　　　「「「はーっはっはっは！！！わしらに任せろ！」」」

アルミン「…！？」


じーさん「まずはリーダーの、でんぢゃらすじーさん！！」

マッスル竹田「体力自慢の、マッスル竹田！！」

ステップ長谷川「運動神経ばつぐん！ステップ長谷川！！」

　　　「「「３人そろって、"運動ならなんでもおまかせ隊"！！」」」

エレン「は？」

孫「茨城がいい所なのは分かったけど一体茨城のどこに逃げるんだよ！」

じーさん「えーと高萩でいいんじゃね」鼻ほじほじ

孫「高萩に住むなら日立の方がいいんじゃない？」

じーさん「バカモーン！！」

孫「ぎゃあああああああああ！！！！」

じーさん「高萩舐めんなよ！人口で日立の20分の1なんだぞ！すげぇだろ！」

孫「もうめちゃくちゃだー」ガビーン

じーさん「ワシら３人が集まれば、怖いものなしじゃー！」

孫「おじいちゃんっ！」

じーさん「え？」

巨人「…」もぐもぐもぐもぐ

マッスル竹田「ぎゃああああああ！！」

ステップ長谷川「うわああああああああ！！」

じーさん「竹田ー！芦田ー！」


　　運動なら何でもおまかせ隊、解散！！！


トーマス「くそっ…、市民が食べられちまった…！」

アルミン（あの人の名前長谷川じゃないのか…？何で芦田って…）

ナック「…一般人が守れなかった…！」

エレン「この野郎…！」ﾁｬｷﾝ…!

ミリウス「うおおおお…！やってやる！」

エレン「みんな…行くぞ！」

トーマス「はやく…逃げてください！俺たちが巨人を食い止めますから…！」

孫「あ…あわわわわわ…」

じーさん「…」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ミーナ「何…！？」

孫「きょ…巨人が最強さんの家を壊した……」



ｶﾞﾗｶﾞﾗ…
最強（…おい）

巨人「…！」ﾋﾞｸｯ

じーさん「良くも・・・良くも竹田と芦田をおおおおお！」

孫「お、おじいちゃんが光だした！」

現在のじーさんの戦闘力は37439222000である

じーさん「くたばれ巨人！」

じーさんは孫とアルミンとトーマスを抱えて逃げた

エレン「に、逃げやがったぞあの爺！！！！」

トーマス「な…何だよあれは…！」

エレン「新しい巨人か…駆逐してやる！」

孫「待ってください！彼は人間で…」

アルミン（どう見ても人間じゃない……何であんなのが壁の内側に住んでるんだ…？）


最強（……お前さ）

巨人「…」

最強（…何で壁の中へ入ってきたんだ？何のために人を襲うんだ…お前達は何のために…）

巨人「…」ｶｼﾞｶｼﾞ

最強（…はぁ）

最強（…TSUTAYA延滞３日目なんだよな）

巨人「…」

最強（…いい天気だなぁ）

巨人「…」ｶｼﾞｶｼﾞ
最強（…ていうかさ）

巨人「…」ｶｼﾞｶｼﾞ

最強（…お前ら……さっきから俺のこと噛んでやかましいんだよ！）

バキッ！！

ミリウス「な…！？」
トーマス「巨人２体を…瞬殺…！？」

孫「やった…！」

エレン「すげぇ…！」

じーさん「さすが最強さんじゃー！わーい！わーい！」

ナック「わーい！」

ミーナ「わーいわーい！」

最強（…さて）

最強（…そろそろお前らの息の根を止めるか）

全員「「「「ええっ！！？」」」」

おちんちんおちんちん

水戸市

アルミン「こ、ここはどこ・・・？」

じーさん「水戸市じゃ」

孫「己は何しとんじゃああああああ！」

じーさん「痛いよぅ・・・痛いよぅ・・・・」

アルミン「そういえば、トーマスは？」

じーさん「あ」

高萩市

トーマス「ここはどこだよおおおおおおおおお(泣)」

――――――――

こうして、訓練兵34班は全員無事のまま、市民の避難を終了させた。

最強さんがボランティアで壁の穴を塞いでくれたため、再び壁の中に安息は訪れた。（最強さんのTSUTAYAの延滞はチャラになった）


―――壁の上

復旧作業に勤しむエレン達


ミリウス「いやー、こうして生きてるのが夢みたいだな…！」

ナック「俺たち一回も巨人と戦ってないけどな！」

エレン「お前ら…平和ボケすんなよ！いつまた超大型巨人が来るかわかんねーんだからな！」

アルミン（なんだろう…あの最強さんって人に色々台無しにされた気がする…あの老人と孫も何者だったんだろう）

トーマス「どうでもいいけど曽山一寿って人は大人になってもうんこもらしたらしいぞ」

アルミン（本当にどうでもいい…）

ステップ長谷川「砲台の掃除終わったぜ！」

マッスル竹田「ねぇねぇリーダー、この木材何処に運べば良い？」

じーさん「あぁ…それはな」

アルミン（何でこの人達は生きてるんだ…？確かに巨人に食い殺されるのを見たのに）

ゲベ「おい…もっと気合い入れてやれ！」

トーマス「はい！」

アルミン（もう………どうでもいいやぁ…）


じーさん「わしらのために犠牲になった校長の分も…精一杯生きるんじゃー！」


―
―――
――――――

校長（ボクだけなんでフツーに死んでるの……………？）


うんこうんこ

完

おわりです。ありがとうございました

最強さん出しちゃったらもう終わっちゃうよね

ちゃむらいとうんこはずっとそこらへんに転がってるイメージです