勇者「魔王倒したし、村を復興させようと思う」【安価】(50)

勇者「場所は魔界との元国境付近にある廃村……」

勇者「川も流れてるし、近くに森もある……良い所じゃないの」

勇者「さぁ、復興任務だ」

賢者「魔王倒したら急に邪魔者扱いされて逃げただけだけどね」

勇者「ひどいよなあれ。新兵にまで蔑んだ目で見られるってどうよ。俺の最後の任務雑巾がけだぞ」


勇者「とりあえず食料は3日分しかないからな」

賢者「じゃ、食料確保が優先かな?」

勇者「畑でも耕すか」

賢者「3日で何が育つんだい?」

勇者「ま、そうだよな。詰んだか?」

勇者「そうだ、>>3

原発村

賢者「原発村、村の名前かい?」

勇者「名は大切だからな。原点からの出発で原発、中々に素晴らしいと思わないか」

賢者「いや、悪くないけどね。食料はどうするんだい」

勇者「川で釣れば何とかなるだろ」


勇者「さて、家は選び放題だぞ」

賢者「見渡す限りの廃墟だね」

勇者「ま、野宿には慣れてるし大丈夫大丈夫」

賢者「屋根に穴が……」

勇者「木材も必要だなぁ。森からいただこうじゃないの」

勇者「しかしこの広い村に二人は色々キツイよね」

賢者「ここに住み着いてくれる人なんていないだろうけどね」

勇者「勇者様が住む村……ってだけで人は来そうなんだがなぁ」

賢者「来てもこの有り様じゃ、ね」

勇者「じゃ、手始めに>>6でもするか」

んんwwwwミスりましたぞwwwww

>>8

相撲

賢者「……」

勇者「言いたい事はわかる」

賢者「なんでいきなり相撲なんだい」

勇者「古来より、相撲は神事としての面もあった」

勇者「稲の霊と相撲をとり、豊作を祈願したり、な」

賢者「……それで?」


勇者「この村の発展を祈願して、相撲をとる。良い事じゃないか」

賢者「僕にはその理屈はわからないよ」

勇者「理屈云々で神事は出来ないんだよ。いいからやるぞ」

賢者「えぇ……」

勇者「いくぞ!」

賢者「なんでこんな事……」

勇者「……」グッグッ

賢者「……」グイッ

勇者「……!」グッ!

賢者「!」ドシャァ

決まり手『浴びせ倒し』

賢者「……満足したかい?」

勇者「あれだ、虚しいな」

賢者「だろうね」

賢者「そろそろ真面目に取り組もうじゃないか」

勇者「だな。とりあえず木材が必要だと思う」

賢者「うん」

勇者「だが斧がない」


賢者「君の剣は?」

勇者「手入れしてないから鞘からも抜けないぐらい錆びてる」

賢者「どうするのさ……」

勇者「手頃な加工済み木材を王国からいただいてくるわ」

賢者「あぁ、そう。……お金は?」

賢者「もういない……」


勇者「ただいま」

賢者「あぁ、お帰り。遅かったね」

勇者「移動魔法は便利だな」

賢者「なんで肩に矢が刺さってるんだい?」

勇者「最近の商人は武装してるんだな。苦戦したよ」

賢者「君まさか」

勇者「大丈夫、鞘だから死んでない」


賢者「それって犯罪じゃ」

勇者「そろそろ夜になるからな。住む所だけでも補修するか。ほら、手伝って」

賢者「あぁ、うん。もう深く探らないでおくよ」

勇者「そっち抑えてて」トントン

賢者「はいはい」

勇者「中々に素晴らしい出来じゃないかな」

賢者「普通に住むだけならこれでいいかもしれないね」

勇者「あとは真ん中に薪置いて……」

勇者「炎魔法!」

賢者「お見事。明るくなったね」

勇者「さて、夕食だ夕食」

賢者「携帯食料にしては美味しいね、これ」

二日目

勇者「さて、今日もこの村の為に働くぞ」

賢者「ま、頑張ろうね」

勇者「賢者は家の横の畑を耕しててくれ」

賢者「了解。やっとまともな事が出来るよ」


勇者「俺は魔界に行ってくる」

賢者「なんでまた魔界に?」

勇者「魔界にはエルフがいるそうなんでね」

勇者「人材として連れてこれたらなぁ、と」

賢者「へぇ、まぁ頑張って」

勇者「おう」

賢者「耕したはいいけど植えるものがないね」

勇者「ただいま」

賢者「あ、おかえり」

勇者「人材確保成功したぞ」

賢者「へえ、そりゃよかった」

勇者「ほら、きたきた」

新たな村人>>23

ドワーフのおっさん

ドワーフ「よろしく願うぜ」

賢者「ドワーフ……?」

勇者「エルフは見つからなかったから気さくそうなドワーフのおっさんつれてきたであります」

ドワーフ「ま、そういうこった。ナリは小さいが力はあるぜ」

勇者「じゃ、向かいの家をドワーフにあげよう」

ドワーフ「おうおう、ボロっちいなあオイ? ま、補修のしがいがあるってもんよ」

勇者「これでも大工らしいぞ」

賢者「それはありがたいね」

勇者「おっさーん! 飯だぞー」

ドワーフ「おうよ、こっちも終わったぞ」

勇者「おぉ、廃墟が綺麗な廃墟になった」

ドワーフ「材料がねぇからあれくらいしかできねぇけどな」

勇者「材料か……」

ドワーフ「今度森に行って木を取ってくるさ。さ! 飯だ飯!」


ドワーフ「なんだ、貧相な飯だな」

勇者「文句はメーカーに言えよ」

ドワーフ「はは、不満はねぇよ。食えるならありがてえってもんさ」

賢者「食料も危機的状況だね。畑は耕したけど……」

ドワーフ「何育ててんだ?」

賢者「まだ何も」

ドワーフ「んなら、コレやるよ」


賢者「これは?」

ドワーフ「ドワーフ族の作物の種さ。3日で育つぜ」

勇者「なんと都合の良い……ありがとうおっさん」

ドワーフ「ま、俺が持ってても意味ねぇからな」

三日目

ドワーフ「じゃ、俺は森に行ってくるわ」

勇者「じゃあ俺は釣りでも……」

賢者「じゃ、僕は畑だね」

勇者「おう。じゃ、皆気をつけてな」

ドワーフ「帰ったぞ!」

賢者「おや、おかえり……凄い量だね」

ドワーフ「まぁな!」

勇者「ただいまー」

賢者「おかえり……何してたんだい?」

勇者「釣りを」

賢者「どうやったら釣りで矢が刺さるのさ」

賢者「というかそれ肉だよね?」

勇者「やっぱ肉が一番だな」

ドワーフ「うむ」

賢者「もう何も言わないよ……」

勇者「しかし本格的に復興を進めたいな」

賢者「具体的にどうするのか、聞きたいね」

勇者「>>33



魔法使って土地耕したら早くね?

賢者「……まぁ、そうだね」

勇者「道の整備ぐらいは頑張れば出来るだろ。勇者だし」

賢者「僕も手伝うよ」

ドワーフ「俺は無理だわ。明日は寝るか」

勇者「修復魔法なんてあった?」

賢者「一応は」

勇者「よっしゃやったるで」


四日目

勇者「そして村が新品になりました」

賢者「いいのかな、これ」

勇者「後は村人増やせば終わりじゃね?」

賢者「多分」

勇者「よっし今度こそエルフ連れてくる」

賢者「こだわるね」

勇者「エルフはロマンだからな」


勇者「端折るのも慣れてきた」

賢者「おかえり」

勇者「新たな村人達が来てくれたぞ!」
>>37
>>38
>>40

主人公loveなサキュバス

ロリ武闘家

未来から来たロボ娘

賢者「エルフやロマンは何処に置いてきたんだい?」

勇者「サキュバスやロリもロマンだろ」

賢者「あぁ……そう」

サキュバス「どうも、ロリ武道家に襲われていた所を勇者様に助けていただいてすっかり勇者様loveのサキュバスです」

賢者「ご丁寧にどうも」

武道家「よろしくねー!」

賢者「で、肩に担いでる少女は?」

勇者「未来からきたロボらしい」

賢者「なんで肩に?」

勇者「燃料切れだとよ。燃料が何か知らないしどう見てもオーバーテクノロジーだから溶かして売ろう」

鉄クズ「……」

賢者「酷いね」

武闘家だったわ…

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