スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC3】 (930)


【前スレ】

スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC2】
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC2】 - SSまとめ速報
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【前回のあらすじ】

               // /=‐ヽ,.ヽ   ヽ   V |. ゙lL土 |         /   \ ヾ ヾヽ、
               /  /      \\     ゙i j  l;. F'゙.         /.ヽ! ,、-‐┴-、|川レ= 、
 \            l ././       _,.ゝゝ---  .| j j j l         /.,.、-'´   ..__ミY彡-、ヽ
   \          | l | --、,  ,r '´_,、,,,ゞ_ l .|ノノ /.| l        /. ./ ,、-‐'´_,、--ミレ'ニ、ヽ ヽ
     \       .   l. | ハ;,r:r‐.、    '" | ::: l 'l´ .| 「ヽl/ 〉/        / / / ,、-'´ /三ミv'/ハ ヽ ヽ
     .\        l,. ,|.ll, i l;_,ノ   ,. -.゙=、.;'゙-'l. | |. ノ .j/        /. ./ /  //       `l | |! |
  r‐<二´ \        l,. |.(    )"'(   .ノ  リ .! .レ゙ ./        / /‐メ 、// /         || | | ||
. / /\\/ .\      ヽ! ゙ト‐-'゙ ヽ `'ー‐´   | | | ノ        // /∠_/_``ヽ、    ___|| |.! ||
 / / rミ、/彡\\      l,. ヽ、   l^!     ,、| j K,        // //く:::::::/ヾ ヽ    /ニー、 /|!| | |l
./ / | `´   `\\.    ゙i, ヽヽ、 ''  ,、 '´ | j ! ゙.       ./// / | ` ̄   ノ, --|r'::ハ | |リ | |!
| / /         \\.    '、 l, |`'>r'.´   .| j. jヽ,       / // /  `ー----‐'v'´⌒lヽ_ ノ |川リ
. ,' /          |ト| \    l. l |´::l゙     /! / .l:::::ヽ,     /. // /             |   //l//
. | |`ヽ    '"´ ̄  || ゙!  \-''"l l |:::|  ./;:::::|  .|:::::;ノ`''‐.、_ / 〃 /          , _ ノ  ///./
 | |ィTiヽ      'Tj::Tヾヽ|! i  \ l, ! |/,ミl,r、ヽ'、::|  |:::/  .   / / ∧      、 ___  _  /// |
 | |! |「::::j     ⊥:::L.| || |  |) \ ! レ|   ,ヘヽ'、! K     /! .,' ./  \        ー`´ //// /
. | |  ̄ r'       ヽ|| |  レ'/ \    .,イ ヽ_.| |゙、',    /.| | /    \        ,.イ /// /
.| | ヽ  `          j|| |  |=、   \...`゙゙i |   | !. l,゙、  /| | | |      ゙ヽ、 __ / ,' /// /
.| | |\ ー_一    / || |  || |    \l,.|    |. |  i,'、. /:| | | ||         レ'´  / / ,' | /
. ! | |! || \   _ /   || |  L!ノ_     \_|\/\/\/ヽ_         ト--、 / / | | |
.| || || || / ̄l´     , -|| |  |    |      \ キスティス祭の / .        ノ::ヽ::::| |.! | ,' /
___________________           _________________
     ./,,-==ヾソ~^=-,~=,,,,-=~~^  \ヾヽ  / 予  感  !!! \        ,.ィ'´⌒ヽ`ヽ
    /;,=-三ミ/巛~=-,.~=,.\,,..-=~^,,-.ヽV’  ̄|/\/\/\/ ̄      ./⌒ヽ  ,.!ィ‐,. == 、,. 、
   ///=-ミ彡,=,.~=,.~=,\ \,,-=~^,,-ヽ       /. -、、-,.、\      .     ヽ `Y  , '´     `;  `、
  / / /;:;-"~   \ =, 、 ヽヾ\,,-=~^;.~l     /ヾ゙!ヽ,.ヾ、 ヾ!\.       r,,リ,/  /     ,.イ''ー.、  ',
  / / i,/       \-,\ミヾヾ ヽ=-^~ i     /,.-' ソ..-‐'' " ̄` \.      ーi ,'  i __  /     ', .',
  ||i l |i|         ヽヽヾヽヾヽヽ=-_|i,、   /' ,.-'' !   _,,....,._ ヾ \    ,' l  i    /_`ヽ、   ,.. }  !
  i | il|      ,,,-=~^,.>ヾ\ヽヾヽヽ/,--.ヽ  / |、   ゝ'" - ´,..- `_'"\   ヽl f`!  /Yしi.}`   r´ッ !li ,'
  .| | |,_,,,.   .,/フ=-- 、ヾヾヽヽ\ヾ;=- i | / ! ゙!ヾ,/ '   ,. ´,. ,ィ_ミ、!  \   `i ヽ!  i'`ー'⌒`,-、ィ‐‐、!.lリ
  ヽ|,,-+-=ヽヽ=~i <i・ノフ/~^ヾ ヾヽヾ ヽ -"l / ;.、 ,.'    ,.'  /   `ヾ  ゙ \ .ヽ、| l |, ` ー '  'ゝ- ' リ'
  ;=( ヽ<・ノ) |  ヽー--"   ヾ ヽヽ ヾ`i_// ! ヾ゙'/  .:' /  ,,.'        ゙、 、゙、 \ /| l |ヽ,   (フ ,,イ//
   |ヽ_i_フ" |i         ヽ`V |i  |i. / | ト、 ,'   ' ,イ' ,.'/        、 ゙ ! ゙!.\.| .i |  ` , イ / /
    il |ヽ  |          ヽ|i  |  |/ l!、ヾ、!  ' //_//.,,_       __,.゙!  |! !  \..iヽ  j``i ,' /
    |i l ヽ.  ` ^         | |i |i |l / |!r''ヽ! ;'  / /,. =,.ミヾ   ,ィ,.ニ,.ミ`! ,l ゙ !|   \.,.ヘ,ノヽ|.i .i ` -
    .i| |i|\  ,,,..-="      .il ||i/゙、 ゙!,'rl | !  ,!イ !ゞ-'     i'゙ー''-  |!i | i!     \. ^ト| i |、    i、
    |i l| |i|\  ー"      ,.| |il /  ゙、 ゙、 ( !  ,'! /!          !::.    !| ,! !|      \ .| i | ヽ  ', i
    |i |i |  `ヽ,      ,,-~ |i |/.   ゙、 ゝ!| !' ' ' |        ゙:::.   ,'!| ,!i |!        \.',|  ヽ i'
    |i l|i i    ヽー--"    |i. /   ,. -=ヾ,..! !| :l '|:l         ` "   ,.';;'!  ! |         \  ヽ.'
    il |i i/    ,-=^|      .i|/.   . /'´ ゙ ! |! ゙'i !|    .._-ニ=;'> ,イ;イ| ' ゙!:!           \ 〉〉'
    |i |i |   /;::(;::::|      /.      /! i!  | ト、    ` ー ' , ' !| |!   |            \

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セルフィ「好きだよ・・・」


目の前の少女がそう俺にそう語りかけてくる。少し照れくさそうに、足をくねらせながら

しかし彼女は目を合わせようとせず、俺を見てはすぐ目を逸らし、また俺と一瞬だけ目線を合せる

閃光のような一瞬の見つめ合いが、段々と間をおくようになり、ついにお互いの視線はお互いを捕えた


セルフィ「・・・」ン


そして彼女は目を閉じた。視界を遮る為ではない。何か別の目的で。

その意味は言葉にせずともすぐさま伝わった。少し湿った唇がこちらに向かってやや突出している

身体は小刻みに震え、少し怯えたように瞼をひくひくとさせる

しかし彼女はその体制をやめようとしない。これをしてしまえば最後。理性など時空の彼方へ吹き飛んでしまう

わかっていた。それは俺だけじゃなく、彼女も


・・・柔らかい


その瞬間、何かが弾ける音が聞こえた気がした

か細い少女の体を力任せに柔らかい布の膨らみへと押しやる。胴を強く抑え、後頭部をきつく緊縛するように


セルフィ「ッ!」


彼女の体が一瞬痙攣した。口腔内に異物が入り込んでくるのを感じたからだ

それは生暖かく、ドロっとしたぬめりのあるやわらかい固体。その固体が粘り気のある液と共に奥へ奥へと侵入する

少し嫌がられた気がした。しかしもう止まらない。口の侵入者は全てを支配せんと口の中で暴れ回る

その暴れ方はぐちゅぐちゅと何かが混ざり合う音で表現された。

口の中で暴れる物はさらなる仲間を呼んだ。形のない、不定形の圧力。少し膨らんで一気に押し寄せてくる

少女の頭を両の手で固定し、髪が乱れるまで乱雑に抱きしめる。その力と同時に異物はさらに暴れ回り、圧が止めどなく喉へと押し寄せてくる

額にかいた汗が混じり合うのがわかる。口も、息も。いっその事体も一つになってしまいたい

そう思った矢先


リノア「そんなに興奮しちゃって、どんだけアタシが好きなの?ww」


えっ、あれ?セルフィたんは?


リノア「邪魔だから~、キスが出来ないようにしてあげた」


・・・おい、まさか


ふと横を見るとそこには



顔面の焼けただれた少女が床に伏せていた



リノア”ア”ア”

      ア”ア”ア”

          ア”ア”ア”----

                --------・・・・・・


・バラムガーデン ブリッジ

ゼル「なぁ、スコールしらね?」

シュウ「スコール?ここ最近見てないわねえ」

ゼル「あの野郎どこほっつき回ってんだ・・・まま先生が石の家で待ってるっつーのによ」

シュウ「何あいつ。またバックレたの?」

ゼル「みんな集まらなきゃ話が始まらねーってのによ・・・」

ニーダ「スコールなら訓練所じゃないかなぁ」

ゼル「あ?訓練所?」

ニーダ「訓練所に入っていく所見たよ。といっても数日前の話だけど」

ゼル「数日前・・・?」

ニーダ「それを最後に姿を見た者は誰もいないんだ」

シュウ「なにそれ不気味」

ゼル「訓練所に籠ってるのか・・・?なにしてんだあいつ」

ニーダ「修行かな?よくわかんないけど、とりあえず行ってみたら?」

ゼル「はぁ・・・まま先生ほったらかしにして何やってんだよ」


・バラムガーデン 訓練所

ゼル「うわっ!」


ベチャァ・・・・・


ゼル「なんだこりゃ・・・血・・・?」ピチャ

ゼル「おいおい・・・一体何が起こってるんだよ!」ダッ


ガツガツ・・・モグモグ・・・ペチャペチャ・・・


ゼル「そこかしこ血だらけじゃねえか・・・なんだこの大惨事・・・」


ゴリュゴリュッ ベリベリベリ・・・・ムシャァッ ムシャァッ


ゼル「・・・さっきからこの気味悪い音はなんだよ」

ゼル「スコール・・・いるのか?」


ガサッ


ゼル「 う わ っ ! 」


【たべる】アルケオダイノス



ガツガツ・・・モグモグ・・・ペチャペチャ・・・



ゴックンッ





スコール「よっ」


ゼル「よっ!じゃねーよ!一体ここで何やってんだよ!」

スコール「何って、食事してんだけど」クチャクチャ

ゼル「まさかこれ・・・お前の仕業か?」

スコール「ん?・・・ぬおっ!」ブッ

スコール「なんだこりゃ!辺り一面血まみれじゃねえか!」

アルティミシア(お前が無差別に噛り付くからだろ)

ゼル「・・・アルケオダイノス、食ってんのか?」

スコール「そうそう。これ食うと力が上がるんだよ。知ってた?」

ゼル「食おうと思わねーよそんなもん」

ゼル「つかまま先生ほったらかしにしてそんな事やってたのかよ。一体後何日待たすつもりだよ」

スコール「あっ忘れてた」

ゼル「忘れてたじゃねーよ・・・ほら、行くぞ!」

スコール「まあ待てよ。折角来たんだからほら、これ食っとけ」ベチャア

ゼル「それアルケオダイノスの肉だろ!?やだよそんなもん!いらねーよ!」

スコール「いいからいいから。力が上がるから食っとけって」ガシ

ゼル「ちょ、やめろよ!やめろよ!?ヤダよそんなもん食べたくねーよ!!」ジタバタ

スコール「好き嫌いはいけませんってまま先生が言ってたろ。抵抗すんな」ググ

スコール「はい、あ~ん」メキメキメキ

ゼル「むごごごっ!ヤダヤダヤダ!肉よりパンがいい!そんなの食べたくねえ!」


ゼル「イヤだァーーーーーーーーーッ!」




『ゼルはちからが1あがった』



スコール「ほら、力上がったろ」

ゼル「お、おええ・・・食っちまった」ペッペッ

スコール「お前も格闘家の端くれなら基礎ステあげとけって」

ゼル「鉄の味がする・・・せめて焼けよ・・・」

スコール「ごめんお前なら生でいいかって思って」ジュウー

ゼル「どこで・・・焼肉してんだよ・・・」ガク

スコール「気絶しちまいやがった」モシャモシャ

アルティミシア(ゼルを片手で押さえつけるとは、随分力が上がったな)

スコール「その代わり訓練所のダイノスほっとんどいなくなっちまった」

アルティミシア(やりすぎだろ・・・)

スコール「まぁいいじゃん。グラッドを着色してミニダイノスっつっとけば」

アルティミシア(グラッドがかわいそうだからやめろ)


スコール「で、こいつ何しに来たの?」

アルティミシア(話聞けよ・・・お前がイデアをほったらかしにして何日もここに籠るからだろ)

スコール「修行の邪魔すんなっての」

アルティミシア(というよりどうしたんだよ急にやる気出して)

スコール「・・・すっげー気分わりぃ夢みた」

アルティミシア(ほぉ・・・どんな夢だ?)


(そんなに好きならゾンビになっても愛せるよね?ww)


スコール「・・・言いたくない」

アルティミシア(よくわからんがよっぽど恐ろしかったんだな)

スコール「エンハーの斬撃回数増えてたりして」ブンブン

アルティミシア(いやお前、ただアルケオダイノス食ってただけだろ)

スコール「ちょっと太ったかも」ブニ

アルティミシア(もう・・・いいから石の家行けよ)


・食堂

スコール「パンうめー」ダラダラ

アルティミシア( 石 の 家 行 け よ ! )

スコール「うるせえ肉ばっか食ってたからお口直しがいるんだよ」

スコール「な?」

ボヤキ三人組「俺達これからどうなっちまうんだろうなぁ・・・」

スコール「この4人で赤い翼ってチーム作ろうぜ」

ボヤキ三人組「なにそれ・・・」

スコール「俺暗黒騎士な。お前等はガリ」

ボヤキ三人組「ガリってなんだよ・・・」

スコール「パンうめー」ダラダラ

ボヤキ三人組「赤い翼よりSeedになりたい・・・・トホホホホホ・・・」

スコール「無理」

アルティミシア(応援しろよ)


・保健室

スコール「一休みひとやすみっと」ゴロン

アルティミシア(・・・行く気がないのか?)

スコール「食後は急激な運動はしない方が体にいいんだぞ。知らなかったのかババア」

アルティミシア(じゃあせめて自室で休めよ)

スコール「あ~、たまにはここで寝るのも新鮮だな」

アルティミシア(どれだけマイペースなんだよお前は)

カドワキ先生「おやスコール、まだここにいたのかい?」

スコール「ちゃっす」

カドワキ先生「イデアが呼んでるんだろ?行かなくていいのかい?」

スコール「俺貝殻アレルギーなんで早退してきました」

アルティミシア(なんだよそれは・・・)

カドワキ先生「まぁ、別に何でもいいけど、そこは怪我人優先だからね」

カドワキ先生「怪我人が来たらどいとくれよ」

スコール「・・・」

アルティミシア(返事しろよ)


ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・


アルティミシア(リノアは・・・一体何を企んでいるのだろうな)

スコール「・・・」


(そう、俺は確かに聞いた。リノアがエスタに向かう事。アデルの封印を解く事

 そしてエクスデスとかいうウド巨人を完全復活させ、世界を消滅させる。その手伝いをする事・・・

 あいつは完全に敵。それはわかる。じゃあいちいち回りくどく俺らを強化させたりヒントを出して来たりするのはなぜだ?

 いつもの電波なのか?昔っからあいつの考えている事はサッパリわからん)


スコール「・・・そういえば」

アルティミシア(なんだ?)

スコール「前回はあいつ、ここに寝てたんだよな」

アルティミシア(・・・ん?)

スコール「イデア戦の後お前がしゃしゃり出てきただろ。その後死んでたんだよ」

アルティミシア(ああ・・・そうだ思い出した。確か前回はあいつを操って・・・)

スコール「なんであんなんになったんだよ。起こすの大変だったんだぞ」

アルティミシア(魔女の継承と言うのはな。それはそれはすごいものなのだ)

アルティミシア(太古の昔から受け継がれてきた意志。それが一気に押し寄せてくるのだ)

アルティミシア(ただのパワーアップだと思うなよ?結構しんどいんだぞ)

スコール「生理みたいなもんか」

アルティミシア(・・・もっとましな例えはないのか)


スコール「こうやって手を上に置いてさあ」ス

スコール「ってこれエアリスじゃん。何あいつ?パクったの?」

アルティミシア(パクリじゃなくてみんなそうだろ)

スコール「あのまま湖に沈めとけばよかった・・・」

アルティミシア(白マテリア持ってないだろ)

スコール「こうすればリノアの考えてる事、ちょっとはわかるかな・・・」

アルティミシア(何か企んでいるのは間違いないが・・・どれ、私もやってみるか)ス


スコール・アルティミシア(・・・)ボケー


(生きてる価値のないゴミ!有害物質!産業廃棄物!役立たず!使い捨て!ゾンビ!奇形!バイ○ハザード!)

(お前の存在そのものがグロ画像なんだよ!!カス!ゴミ!クズ!外でんな公共の汚物が!)

(アンデット転生おめでとぉございまーーーーーーーーーーーす!)

(キャーーーーーハハハハ!おいそこのバス!邪魔だ!どけよオラァ!!!)

(彼方と過ごした素敵な思いでがァァァァァ見当たらないよォォォォォォ!?)

(聞こえねーーーんだよカスがァーーーーーー!まともにしゃべれよオラァーーーーーー!!)


アルティミシア(ロクな思い出がないな・・・)

スコール「・・・」


(お前如きにやられるわけねーだろ・・・チンカス野郎)

(教えて欲しければ力付くで聞けってなんど言わせれば理解するんだよ、包茎野郎)

(えーなにー全然聞こえなーい)


スコール「・・・」ピキピキ


(強盗はスコールって事にしとこうかな?)

(グズグズと煩わしいんだよ・・・中古ジャンパー野郎)

(ライブラ縦回転はできないって何回言ったらわかんだコノヤロー!)


スコール「・・・」ビキビキビキィ


(かかってこいよ。チンカス共)


スコール「うるッせええええええアアアアアアボケえええええええッッッ!!」ガバッ!

アルティミシア(ぬおっ!?)

スコール「やれるもんならやってみろ!!殺ォす!やっぱりあいつは殺ォーーーーーす!!」

アルティミシア(な、何を今更)

スコール「グルルルルル・・・コノウラミ、ハラサデ、オクベキカ・・・」ワナワナ

スコール「うがあああああああ!ガッデム!ファック!デス!リノア!リノア殺るDEeeeeTH!!」ギャオー


スコール「キエエエエエエエエエエ!!」ダダダダダダダダダ


アルティミシア(あ、おい!どこへ行く!?)


・ブリッジ

スコール「出発だ。行くぞ」

ニーダ「えっ、石の家は?」

スコール「んなもんどうでもイイ。FHに行け」

ニーダ「いやゼル達がまだ・・・」

スコール「いいからはやく行けよゴルァ!」バシバシ

ニーダ「いてっ!ちょ、わかったよ!行くから!行くって!」

アルティミシア(あいつらまだ石の家にいるんだぞ!?置き去りにする気か!?)

スコール「リノアァァァァァァ!待ってやがれェーーーーーーーーー!!」ビキビキ

アルティミシア(おい待て!せめてメンバー拾ってからにしろよ!オイ!?)


スコール「 発 ☆ 進 ! 」


アルティミシア( オ イ ー ー ー ー ー ッ ! ! )


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・



~移動中~


ニーダ「・・・知らないぞ。後でみんなに怒られても」

スコール「返り討ちにしてくれるわ」キリ

アルティミシア(味方をやるなよ)

ニーダ「はぁ・・・何でそんなにマイペースなんだか」

スコール「で、今どこ?」

ニーダ「ガルバディア大陸の南の海岸に乗った所」

スコール「ああ、ウィンヒルの近くね」

アルティミシア(UFO出るんだろ?ここから見えないのか?)

スコール(あれはエンカウント限定だからな・・・)

スコール(・・・あれ)

アルティミシア(どうした?)

スコール「ちょちょちょ、待て。ちょっとストップ」

ニーダ「はぁ?なんだよ行けって言ったり止めろって言ったり」

スコール「イイから止めろ!はよ!」

ニーダ「はいはい、全く人使いが荒いな・・・」ググ


・ウィンヒル丘陵 上空

アルティミシア(一体どうしたんだよ・・・)

スコール「・・・ない」

ニーダ「何が?」


スコール「ウィンヒルが・・・ない・・・」


アルティミシア( え え ! ? )


スコール「な、なんで・・・」

アルティミシア(ウィンヒルって、あのラグナやレインがいたウィンヒルだろ!?)

スコール「いやそうだけど・・・あれ~?なんで~?」

ニーダ「あれ、お前知らなかったの?」

ニーダ「ウィンヒルは最近火事があって村が全焼したんだよ」

スコール「 は ぁ ! ? 」

アルティミシア(全焼・・・?)

ニーダ「原因は火災らしいけどね。どこかのボヤが丘の強風で村まで届いちまったらしい」

スコール「い、いつの話だよそれ!?」

ニーダ「結構最近だぞ。え~っと、Seed試験から何週間か前くらいだったかなぁ」

ニーダ「つかニュースでやってたろ。知らなかったのか?」

スコール「・・・」

アルティミシア(寄り道・・・するか?)

スコール「・・・ちょっと降ろせ」


・ウィンヒル(のあった場所)

スコール「・・・」


『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』


スコール「・・・」

アルティミシア(どういう事だ・・・)


ダッ


スコール「~~~~~~」ガサガサ

アルティミシア(何を探している?)

スコール「パブ!パブはどこだ!?」

アルティミシア(パブ・・・?レインの?)

スコール「ちっくしょーーーー!痕跡ぐらいあるだろ!!」ガサガサ!


カランッ


スコール「!?」

アルティミシア(これは!)


【チョコボ注意の看板(黒焦げ)】


アルティミシア(あの花畑にあった・・・)

スコール「花畑なんて・・・ねーよ・・・」カラン

スコール「・・・」


『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』

『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』

『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』


アルティミシア(一体どうなっている・・・?)

スコール「・・・」


ダッ


アルティミシア(あ、おい!どこへ!?)

スコール「UFOだ!この近くにUFOが出るんだよ!」ダダダ

スコール「アイツなら何か知ってるかもしれない!どこだコヨコヨゴルァ!出てこい!」ダダダ


ピロリロピロリロ・・・・・・・


アルティミシア(うわっ!)


【エンカウント】???


ピロリロピロリロ・・・・・・・


アルティミシア(もしかして・・・あれか?)


ピロリロピロリロ・・・・・・・


アルティミシア(おい、通り過ぎてしまうぞ!?)

スコール「チェストーーーーーーーーーー!!」


ズバァッ!


ガガガガガガビビビビビ・・・・


ヒュゥゥゥゥン・・・・チュドーーーン!


アルティミシア(UFO・・・ホントにいたんだな・・・)

スコール「オルァッ!」ガシ

スコール「おいコヨコヨいるんだろ!?エリクサーやるから出てこい!」ガンガンガン!


コヨコヨ「いててて・・・なんだよもう、乱暴な人だなぁ・・・」クォクォ


スコール「おいコヨコヨ!お前この辺にいただろ!ウィンヒルに何があった!?」

コヨコヨ「えっウインヒル?・・・ああ、ここにあった村ね」

スコール「なーーーにーーーがーーーあったんだよーーーー!」ユサユサ

アルティミシア(とりあえず落ち着け)

コヨコヨ「あてて・・・もう、本当に乱暴な人だ」クォクォ

スコール「はやく言えゴルァ!エリクサーやらねーぞ!」

コヨコヨ「この村ねえ・・・ちょっと前に火事になったの」クォクォ

スコール「火事だぁ・・・?」

コヨコヨ「誰かが僕を呼んでいるのかなって思って見に行ったけど、全然関係なかったや」クォクォ

スコール「・・・」

コヨコヨ「結構激しく燃えたようだね。建物が全然残ってないや」クォクォ

アルティミシア(事故・・・?)

コヨコヨ「それ以外は何も知らないよ。さ、エリクサーちょうだいっ」ペ

スコール「・・・」


【たたかう】コヨコヨ


コヨコヨ「ぎえええええええーーーー!」ボォン

アルティミシア(ウォォォォォォィ!!)

スコール「加速装置ゲット」


テッテレレテーテーレーテッテレー♪


【入手】加速装置


アルティミシア(倒す必要なかっただろ!?)

スコール「いやだってコヨコヨのカードもう持ってるし・・・」

アルティミシア(折角の宇宙人が・・・くそ、もっと話をしたかったぞ・・・)

スコール「それは次週に持ち越しで」

アルティミシア(ないだろそんなもの・・・)ガックシ


・ブリッジ

ニーダ「で、、どうだった?」

スコール「・・・察せ」

ニーダ「何もなかったのね」

アルティミシア(しかし一体どういうわけだ・・・?)

スコール「・・・村人はどうなったんだよ」

ニーダ「村人?さぁ・・・そこまではニュースで言ってなかったなぁ」

ニーダ「多分ティンバー辺りに避難したんじゃないかな?まぁ大丈夫でしょ」

スコール「・・・」

ニーダ「ところでさっきUFOっぽい物みたんだけど、スコール何か知らない?」

アルティミシア(それはこいつが・・・)

スコール「UFO?そんなもんいるわけねーじゃん。幻覚でも見たのかお前」

ニーダ「だよなぁ・・・」

スコール「エリクサー?何それ。それでどうやって修理すんのって」

アルティミシア(もう・・・勿体ないな)

スコール「とりまFHいけな」

ニーダ「はいはい、発進しますよ」ググ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・



~移動中~

スコール「うう・・・」ガクーン

アルティミシア(どうしたんだよテンション落として)

スコール「だってさぁ・・・ウィンヒルが・・・」

アルティミシア(お前、そこまであの村に思い入れあったのか?ラグナじゃあるまいし)

スコール「・・・」ショボーン

アルティミシア(なぁスコール、あくまで仮定の話なんだが)

スコール「・・・なんだよ」

アルティミシア(もしかして・・・あのなんとかデスが関係してるのでは?)

スコール「ウド巨人が・・・?」

アルティミシア(あいつは世界を消すのが目的だろ?だったら手始めに小さい村から。と言うのもあるかもしれん)

アルティミシア(まぁ、本当に火事の可能性もあるかもしれんがな。あの周辺は確かに風が強い)

スコール「ウド巨人め・・・」ギリ

アルティミシア(リノアを見つけたらその辺も聞いてみるといい。何か知ってるだろ。あいつなら)

スコール「・・・リノアめ!」

スコール「おいネーヨ!FHはまだか!」

スコール「全速全身!スピード違反上等だ!体当たりする勢いで突っ込め!!」

ニーダ「また体当たりしたらまずいだろ・・・てかネーヨってなんだよ。ニーダだよ」


・フィッシャーマンズホライズン

アルティミシア(相変わらず魔力が強いな・・・)ピリピリ

スコール「キエエエエエエエエエエ!」ダッ

アルティミシア(凹んだり張りきったり、情緒不安定な奴だな)


ダダダダダダダダダッ!


釣りじいさん「おやおや、おぬしはいつぞやの」

釣りじいさん「わしのやったアイテムはどうぢゃ?ちゃんと役に立っとるかの」ホッホッホ

スコール「 ど け ! 」


ドッッパーーーーーーンッ!


アルティミシア(おおおおおおおい!落ちた!落ちたぞあいつ!)

スコール「海だから大丈夫だよ!そこで大好きな魚と戯れてろ!」

スコール「うぬおおおおおおおおおお!」ダダダダダダ

アルティミシア(じいさんだろ・・・ほんとに大丈夫か?)



・フィッシャーマンズホライズン 橋

スコール「この先がエスタだ・・・」ゼエゼエ

アルティミシア(ついにここまできたか)

スコール「リノアめ・・・待ってやがれ・・・」ワナワナ


スコール「キエエエエエエエエエエエエエエ!」ダダダダダダダ


アルティミシア(は、走っていくのか!?)


スコール「おおおおおおおおおおおおお!」


ダダダダダダダダダ・・・・・・・・・・・


○数分後

スコール「ちょっと休憩」ゴロン

アルティミシア(はやいな!?)

スコール「なんで線路敷いてるのに電車通ってないんだよ・・・なんの為の橋だよ」

スコール「はーあ、しんど」ゴロン

アルティミシア(だから走っていくのかと聞いたんだ)

スコール「あ?俺前回はリノア担いで渡りきったからな?」

アルティミシア(す、すごいなそれは)

スコール「朝のはよから出たのに着いたの夕方だったわ。24時間ランナーかよ」

アルティミシア(そのやる気を何故今見せないんだよ)

スコール「だってもう・・・まじめんどくせえよ・・・」ゴロン

スコール「俺は単にセルフィたんとちゅっちゅしに来ただけなのに・・・俺の知らない事がいっぱい巻き起こってるし・・・」

スコール「リノアは暴走するし・・・ウド巨人がなんかちょっかいかけてくるし・・・」

スコール「セルフィたんのポイントは全然上がらないし・・・」ハァ

アルティミシア(好き勝手やってるからだろ)

スコール「しまいにはウィンヒルが無くなってるだ?もう・・・まじ何なんだよ~~~!」

スコール「めんどくせえよ~~!なんで俺がこんな目に合わないといけないんだぁ~~~~!」ジタバタ

アルティミシア(またか・・・)


スコール「大体ガルバディアとエスタを結ぶ橋の癖になんでなんの移動設備がないんだよ!何のために作ったんだよこれ!」

アルティミシア(そういえばこれ、大昔からあったんだよな)

スコール「この地図・・・リノアに貰った奴」ペラ

スコール「・・・マジ意味わかんねえ」

アルティミシア(さすがにこの時代に電車はないだろ)

スコール「じゃあ当時の人間はどうやって移動してたんだよ」

アルティミシア(魔法が普通に売ってるくらいだからな・・・移動魔法、もしくはそれに準ずる物)

スコール「どうせモンスターの背中に乗ってたとかそんなんだろ。チョコボみたいな感じで」

アルティミシア(今知る事か?それ?)

スコール「どうでもいいわ・・・もう・・・」ゴロン

スコール「はーあ、めんどくせえ・・・」

アルティミシア(そればっかだなお前は)


○数分後

スコール(俺・・・何やってんだ)

スコール(エスタに行って・・・リノア探して・・・リノアに会って・・・)

スコール(リノアに会えば何もかも解決するとは限らないんだぞ?)

アルティミシア(お前、変わったな。いや、元に戻ったと言うべきか)

スコール「は・・・」

アルティミシア(形は違うが。またリノアの事ばかり考えている。あれだけセルフィセルフィ言ってたのに)

スコール(イヤ今でもセルフィたんラブだよ?それは譲れない)

スコール(でもさぁ・・・あいつほっといたら俺とセルフィたんがらびゅらびゅできないじゃん)

アルティミシア(らびゅらびゅって・・・でもまぁ、消すと言ってるからそうか)

スコール(もうディスク3だよ・・・どうすんだよこれ・・・)

アルティミシア(ここで進展させればいいだろ)

スコール(どうやってだよ・・・お前全然協力しないじゃん・・・)

アルティミシア(自分でやれよ。惚れた女を口説くなど)

アルティミシア(私もはやく時間圧縮を完成させたいのに・・・なんでこんな事に・・・)

スコール(つかなんで時間圧縮しようと思ったんだよ)

アルティミシア(全ての時間を一つにして・・・そこで永遠を生きようと・・・)

スコール(だからそれはなんでだっつってんだよ)

アルティミシア(・・・忘れた)

スコール(はぁ!?これだけ大掛かりな事やっといて!?)


アルティミシア(仕方ないだろ色々あったんだから!・・・ええと、確か)

アルティミシア(ああ、そうだ。人間共が私を迫害するんだ。魔女だなんだと勝手な被害妄想で)

スコール(ああ、それにキレた感じね)

アルティミシア(キレたと言うか、ウザいに近い。コソコソと陰で、いちいちうっとうしいんだよ)

アルティミシア(一人や二人ならともかく、人間は大勢いるだろ?もう黙れよ!って思ったな)

アルティミシア(一人じゃ何もできない癖に、ごちゃごちゃと・・・)ピキピキ

スコール(ちょっとだけわかるかも)

アルティミシア(ん?)

スコール(スコールはああだった。こうだった。いつもムスっとしてる。何考えてるのかわからない)

スコール(しまいにゃメタボにお前の運命は決まっているとか言われたからな。巨大化してバラムにエンハーかましたいと思ったわ)

スコール(黙れよカス。お前等に俺の何がわかんだよ。その他大勢の分際で)

スコール(思い出したらなんかイライラしてきた・・・戻ってバラム壊滅させてやろうか・・・)

アルティミシア(思うだけにしておけよ)

スコール「はぁ・・・そろそろ行くか・・・」スタスタスタ


○数時間後

スコール「とお・・・」フラフラ

アルティミシア(ほんと人担いでよく渡りきったな)

スコール「なんであんなに頑張れたんだっけかな・・・しんどかったのは覚えてるけど、その辺が思い出せない」

アルティミシア(とりあえず歩きっぱなしだ。休め)

スコール「もう夕方じゃん・・・」ゴロン

アルティミシア(まだまだ先は長そうだな)

スコール「存在意義ねーだろ・・・この橋・・・」

アルティミシア(エスタは沈黙してるからだろ)

スコール(やまびこ草の種とかないの?大量に植え付けてやりたい)

アルティミシア(その沈黙じゃない)

スコール「ああ・・・めんどい・・・」ゴロン

スコール「歩きっぱなしだったからかな・・・なんか眠気が・・・」

アルティミシア(ここで寝るなよ。風邪引くぞ)

スコール「いやマジで・・・あ・・・やば・・・」フニャァ

アルティミシア(よくこんな所で寝れるな・・・ん?)


キィィィーーーーーーー・・・・・・ン


アルティミシア(いや、これは・・・)

スコール「・・・」zzz

アルティミシア(また呼んでいるのか・・・ラグナが・・・)


グニャアアアアア・・・・・・


・トラビア渓谷

ウォード「・・・」チラ

キロス「ん?頭がざわざわする?ああほんとだ、また来たのか」


ラグナ「ぐああああああああああ!」


キロス「やはりな。今度はなんだ」

ラグナ「バカ息子がめっちゃおとなしくしてるぅぅぅぅぅぅぅ!!」

キロス「ええっ!イイ事じゃないか・・・」

スコール(おいすー)

ラグナ「なんだそのいきつけの居酒屋みたいなノリは」

スコール(いやはや。ナイスタイミングだったわ。ちょうど歩き疲れててさぁ)

ラグナ「何してたんだよ」

スコール(FHの橋あるじゃん)

ラグナ「ああ」

スコール(あそこの橋、横断してた。歩きで)

ラグナ「お前すっげえな!」

スコール(もう足ががくがくだよ・・・)

ラグナ「はぇ~、よくやるわ」

アルティミシア(休憩ばっかしてたけどな)

ラグナ「そして出たなケダチク」

アルティミシア(お前、いい加減それ忘れろよ)

ラグナ「何お前等。冒険家になったの?」

スコール(パパさあ、エスタ行くんでしょ?)

ラグナ「相変わらず詳しいな・・・」

スコール(エスタ着いたら言っといてよ。エスタ側からもFHの移動設備作れって)

ラグナ「ん・・・アデルが来ちゃうだろそれだと」

スコール(いいじゃんどうせアデルはエスタから出ないって)

ラグナ「女の子狩りとか言ってエルオーネ誘拐してきたぞ」

アルティミシア(何!?みすみす攫われたのか!?)

ラグナ「うるせーな・・・だから今からこうやって助けに行こうとしてるんじゃねえか」

スコール(そしてパパが高級ホテルばっか泊まって金なくしてバイトしてんだよな)

ラグナ「どうでもいい事まで詳しいな・・・」

アルティミシア(全く、何をやっているのだお前は!)

ウォード「・・・・・・・」

キロス「今度は何があった?だとさ」

スコール(お、おっさん久しぶりだな)

アルティミシア(声が・・・)

キロス「悪魔くんの言う通り、本当に顔を見ただけでわかるようになったよ」

ラグナ「俺らも魔女になったんかなぁ」

アルティミシア(女じゃないだろお前等)


ラグナ「で、今度はなにやらかした?」

スコール(ババア・・・これどう説明するよ・・・)

アルティミシア(うむ・・・少し面倒だな)

ラグナ「?」

スコール(え~っと、じゃあ最近の話からするね)

スコール(ウィンヒルの事なんだけど)

ラグナ「レインの奴・・・怒ってるかなぁ」

スコール(なくなっちゃった・・・ウィンヒル)

ラグナ「 は ぁ ! ? 」

スコール(イヤマジで。ちょっと寄ろうとしたらなんか跡形もなく無くなってて・・・)

ラグナ「ウィンヒルが消えた!?なんだよそれ!?どういう事だよ!!」

スコール(これは俺らもわかんない。てっきりあるもんだと思ってた)

アルティミシア(火事か何かで全焼したらしい)

キロス「ウィンヒルが・・・」

ウォード「・・・・・・・・・・・」

ラグナ「れ、れれ、レインは!?」

スコール(やっぱ言わない方がよかったな・・・)

アルティミシア(だな・・・)

ラグナ「なんだよオイ!?気になるじゃねえか!」

スコール(ごめん、今の嘘。忘れてw)

ラグナ「ごまかす感じで言ってんじゃねえぞオイィィィィ!?言えよ!全部教えろ~~!」

監督「お~い、そろそろ本番頼むよ~!」

スコール(お仕事がんばってくださいね)ニッコリ

ラグナ「待て!話は終わってないぞ!オイ!オイ~~~~~~~~~~!!」


○数分後

アルティミシア(で、こいつは今何をしているのだ?)

スコール(映画の撮影)

アルティミシア(映画!?そんな悠長な事をやってる場合か・・・)

スコール(しゃあねえじゃんエスタ行きの駄賃がなくなったんだから)

監督「おっきたきた。似合うじゃないの」


『ラグナは よろいを そうびした!』


ラグナ「すっげー恥ずかしい」

アルティミシア(なんの映画だよ・・・)

スコール(魔女の騎士)

アルティミシア(なッ・・・!)

監督「こちら共演の魔女さん」

魔女役の女「よろしくお願いいたしますわ~~」

アルティミシア(全然魔女っぽくない・・・なんだこの低クオリティの魔女は)

スコール(まぁB級映画だし)

監督「後はドラゴン役なんだが・・・おお!ちょうどいいや。後ろの二人!」

キロス・ウォード「?」

監督「悪いんだけどさ、ちょっと着ぐるみの役者が風邪引いちゃってさ」

監督「ふたりが代わりにドラゴンの着ぐるみきてよ。バイト代は出すからさ」

キロス「ま、しょうがないか」

監督「はーいじゃあ役者は向こうでスタンバイね~」




キロス「う、うわーーーーー!」



スコール(わかりやすいフラグ立てやがって・・・)

アルティミシア(もう読めたわ)


監督「はいじゃあ行くよ、カット12『魔女絶対絶命』」

監督「よ~~~い・・・・・・アクションッ!」


魔女「おぉ~騎士殿~、邪悪なドラゴンより~私をお守りください~~~」

ラグナ「お、おぉ・・・わ、わた、くしが、お守りしませう」


アルティミシア(なんだこの茶番は・・・)

スコール(まぁ、B級だし)

監督「いいよいいよ~、そのまま行こう!」

アルティミシア(よくないだろ・・・即演技指導ものだろ)

スコール(まぁいいじゃん。所詮クソ映画だし)

監督「・・・おいちょっと!ドラゴンだよドラゴン!」

監督「ったくなにやってんだよ・・・ちょっと呼んでくるから役者さんはそこで待ってて」

スコール(いっちまった・・・)

アルティミシア(・・・おいラグナ、台本を見せろ)

ラグナ「えっ台本?え~っと。あったあった」ガサ

ラグナ「ほい」

【台本】

スコール(・・・ひっでえ映画)

アルティミシア(ふざけているのか・・・こんなもの・・・)ワナワナ

スコール(魔女のイメージ変わるかもな。悪い方に)

アルティミシア( や り 直 し だ ! )クワッ

ラグナ「え、ちょ、何?」

アルティミシア(こんなクソ台本で魔女の魅力が伝わるか!ダメだダメだ!こんなもの私は認めん!)

アルティミシア(私が全面的に加筆修正する!あの魔女役の女にもそう言っておけ!)

ラグナ「え・・・ちょ、ええ~」

アルティミシア(体とペンを貸せ!・・・・ぬおおおおおおおおおおおお!)カリカリカリ

スコール(ほぼ全部じゃねえか・・・)

アルティミシア(できた!)

ラグナ「はや」

アルティミシア(後は・・・こいつ)ギロ

魔女役の女「?」

アルティミシア(なんだそのやる気のない衣装は!そんなので魔女と言えるのか!)

ラグナ「なんかよくわかんないけど脚本家が怒ってるわ」

魔女役の女「そんな人いましたっけ~~~」

アルティミシア(ダメだダメだ!こんなもの私は魔女と認めん!)

アルティミシア(衣装チェンジだ・・・メイク道具を貸せ!)

ラグナ「え、ちょ、なんだよおい!」

魔女役の女「キャーーーーーーーー!」

スコール(あーあ、俺しらね)


○数分後

監督「いやぁごめんごめん、狭くて歩きにくかったみたいだ・・・ってうぉっ!」

監督「何その恰好!」

魔女役の女「シクシク・・・」

ラグナ「・・・誰が悪の魔女を描けっつったんだよ」

スコール(何これ・・・なんで体中水玉模様なんだよ)

アルティミシア(これぞ魔女だ!)キリ

ラグナ「本物の魔女ってこんなんなの?」

スコール(いやそれはこいつだけ)

監督「なんかよくわかんないけど、雰囲気出てるじゃん!いいねいいね~」

アルティミシア(中々センスあるなこいつ)ニヤ

スコール(適当なだけだと思うけど)

監督「その調子でいってみよ!はいじゃあカット12『魔女絶体絶命』リテイク!」

監督「よ~い・・・・アクションッ!」

魔女「・・・・私は魔女、野を焼き払い、残酷な儀式で人々を苦しめる・・・」

魔女「ふはははは!貴様も時間圧縮のアルゴリズムに取りこんでやろう・・・」

スコール( 悪 役 に な っ て ん じ ゃ ん ! )

ラグナ「・・・そ、そんな事はさせませんですぞ~!」

スコール(なんで敬語なんだよ・・・)

監督「こんな台本だったっけ・・・まぁいいか!おもしろそうだ!続けて!」

スコール(よかねーよ。根本から変わってるだろ)

魔女「お前の思う最も強い物を召喚してやろう・・・」

魔女「いでよ!ドラゴン!」

アルティミシア(はいそこでドラゴン登場ォーーーーー!)

スコール(・・・B級がC級になった)


「ギャオーーーーーー!」


ズドォォォォォン!!


ルブルムドラゴン「グルルルル・・・」


スコール(はいでた本物)

アルティミシア(演技ではない本当のリアクションができるぞ・・・)

スコール(役者を命の危険に晒してどうすんだよ)

監督「・・・じゃあ騎士君!後は頼んだよ!」ダッ

ラグナ「オイ!?」

魔女「ドラゴンよ、後は任せたぞ~~~!」ダッ

ラグナ「ええっ!?」

スコール(ラスボスがどっか行っちゃったよ・・・)

アルティミシア(シーン13、『Maybe I'm A Lion』よーい、アクションッ!)

スコール(ライオンじゃねーから)


ラグナ「参ったな・・・ガンブレードなんて研修以来だ」

ラグナ「こんな感じか?」


ブオンッ ブオンッ ブオンッ ジャキ!


アルティミシア(ん?この動きは・・・)

スコール(気づいたかババア。そう、このB級映画に唯一一人だけ夢中になっている少年がいるんだ)

ラグナ「きやがれドラゴン!」ジャキ

アルティミシア(サ、サイファーの構え!?)

スコール(魔女の騎士に拘る理由がただ映画見て憧れてただけっていう)

アルティミシア(な、なんて単純な奴だ・・・)


□ 防御 × 攻撃


ラグナ  ■■■■■■

ドラゴン ■■■■■■■■■■■■


スコール(これ結構むずいんだよな)

アルティミシア(ほぉ・・・)

スコール(ドラゴンの攻撃が痛すぎるんだよ。防御ミスったらほぼ終わり)

ラグナ「オラァーーー!」×


■■■■■■■■■■■□


スコール(お、いい感じ。パパ、ちょっと聞いて)

ラグナ「なんだ?!」

スコール(そいつ攻撃は痛いけどモーションがでかいから、基本×連打で)

スコール(で、攻撃モーション入ったら□。これでいけるから)

ラグナ(おっしゃあ!わあったぜ!)


ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」


スコール(パパ来たよ!)

ラグナ「オラッ!」△

スコール( ボ タ ン ち げ ー だ ろ ! )

ラグナ「ぐああああああああ!」■■■□□

スコール(なんでそれ間違えるかな・・・)

ラグナ「うるせーな□だの△だの言われてもわかんねーよ!」

スコール(わかれよそこは。図形なんて幼稚園児でも知っとるわ)


ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」


アルティミシア(これは時間がかかりそうだな・・・)

スコール(まぁ、これはゲームオーバーないし・・・倒すまで何度もがんばれ)

ラグナ「オラァーーーー!」×


ラグナ「オラァーーーー!」×

ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」


ジャキンッ ジャキンッ ブォォォン! ブォォォン!


スコール(しっかしあれだな・・・)

アルティミシア(なんだ)

スコール(俺、なにやってんだろ)

アルティミシア(珍しく鬱モードだな)

スコール(いやもうだって・・・橋のど真ん中で爆睡してんだぜ)

スコール(パッと見どう見ても死体じゃん。リノアみたいになってんじゃん)

アルティミシア(リノアは元気だろ)

スコール(前回の、だよ。お前のせいで死んでたんだからな?)

アルティミシア(大体なんで一人であんな長い橋渡ろうと思ったんだよ。しかも人を担いで)

スコール(なんか・・・夢中だったわ)


ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」

ラグナ「おっしゃ!防御成功!」□


スコール(ちょうど前回も夕日が登って来たくらいで休憩したっけ)

アルティミシア(ほう)

スコール(リノアの死体にな、愚痴履いてたんだよ)

アルティミシア(そ、それは・・・)

スコール(どうせ聞いてねえだろって思って好き勝手言いまくってたわ)

アルティミシア(何を?)


(俺、本当は他人にどう思われてるのか気になって仕方がないんだ)

(今の、みんなには内緒だからな?)


スコール(・・・・)ハズカシー

アルティミシア(その反応で大体想像ついたよ)

スコール(まさか俺自身が壁に話す事になるとは、一体誰が思っただろうか)

アルティミシア(自分のやった事は自分に帰ってくる。因果応報という奴だ)



ラグナ「オラァーーーー!」×

ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」


ラグナ  ■□□□□

ドラゴン ■■■■■■□□□□□


スコール(うおっ!大ピンチじゃん!)

アルティミシア(結構がんばってるな)

ラグナ「おいボンクラ息子!こいつ時たまノーモーションで攻撃してくるぞ!」

ラグナ「それやられると読めねえ!後一撃で死んじまうぞ!」

スコール(倒すまでリトライだな)

アルティミシア(時間がかかるだろ。なんとかしてやれ)

スコール(あーもう、しゃあねーな)

アルティミシア(ほら、防御のタイミングは私が指示するから)

スコール(パパちゃんとトリガー引いてる?それクリティカル出し放題だよ)

ラグナ「マジか!いやぁガンブレードなんてひっさびさだしよぉ・・・」

スコール(じゃあ攻撃は俺が、防御はババアが。パパはボタン間違えだけないようにして)

ラグナ「うっし!行くぜ!」


ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」



○数十分後


ルブルムドラゴン「ギャーーーース!」

ラグナ「ちゃ~んす、今の内に逃げるぞ!」

スコール(めっちゃ時間かかったな・・・)

アルティミシア(無駄にタフな奴だ・・・)

ラグナ「にっげろ~!」ダッ


ダダダダダダダダッ!!


ラグナ「つ、疲れた・・・」ハァハァ

スコール(グダグダなのにちゃんと上映はされるんだよなぁ)

ラグナ「こんなもん・・・見る奴いるのかよ・・・」

スコール(大丈夫、約一名のみ釘付けで見てるから)

ラグナ「一人だけかよ・・・」


「ギャーーーーーーーーース!!」


アルティミシア(お疲れの所悪いが、また来るぞ)

ラグナ「だーーーー!キロスとウォードは何やってんんだよ!」


「とぉっ」


キロス「呼んだかい?」スタ

ウォード「・・・・・・・・」

ラグナ「よーし、反撃開始だ!」

スコール(まぁちょっと強いけど、ジャンクションしてて3人がかりなら、大丈夫だろ)

アルティミシア(火属性攻撃が多いぞ。属性防御を忘れるな)

ラグナ「うっし、いくか!」


ズドォォォォォォォォォン!!


ラグナ「・・・あれ」


ルブルムドラゴン「 」


スコール(死んでね?完全に)

ラグナ「いや、えっ?なんで?」

キロス「ラグナ・・・誰と戦ってた」

ラグナ「え!?」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「我々が襲われたのはこのドラゴンじゃない・・・」

アルティミシア(なんだと!?)

ラグナ「じゃあこのドラゴンなんだよ!」


「 グ オ オ オ オ オ オ ! ! 」


キラキラキラキラキラ・・・・・・・


全員「げっ!」


アルティミシア(な、なぜここに・・・)ワナワナ

スコール(何こいつ!?)

ラグナ「なんかキラッキラだな・・・」

キロス「水晶で出来ているのだろうか・・・」

ウォード「・・・」


「 グ オ オ オ オ オ オ ! ! 」




【エンカウント】神竜


神竜「・・・」

アルティミシア(ま、まずい!こいつと戦ってはならない!)

アルティミシア( 逃 げ ろ ! )

ラグナ「えっ」


【タイダルウェイブ】


ラグナ・キロス「うおおおおおおおおおおおおお!!」


スコール(ちょ、パパ~~~~~!?)



ラグナ「 」(戦闘不能)

キロス「 」(戦闘不能)

ウォード「 」(戦闘不能)



スコール(ちょ、ええ!?開幕いきなり!?)

アルティミシア(なんて事だ・・・まさかこいつが出てくるとは・・・)

スコール(こいつなんなの!?古代シリーズ!?)

アルティミシア(古代の魔物の中でもっとも危険なドラゴン・・・いや、もやは魔物と言うのもおこがましい)

アルティミシア(あれは・・・神の使いに近い)

スコール( え え っ ! ? )


グニャアアア・・・・・・・・


スコール(え、ちょ、ここで終わり!?)

アルティミシア(あいつが相手では・・・人間程度では・・・)

スコール(いやいやいや、パパ達死んでんじゃん!戦闘不能ってるじゃん!)

アルティミシア(く、しかしこればっかりはエルオーネに言わないと・・・)

スコール(エルねえちゃ~~~~ん!ちょっとストップ!ストップ!)

スコール(延長して!5分延長!後ドリンクとサラダスティック追加で!)

アルティミシア(カラオケか)


グニャアアアアアアア・・・・・・


スコール(パパーーーーーーー!!)


神竜「グルルル・・・」


「オラァッ!!」


ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ン !


スコール(!?)


「テメーコンナトコマデオッテキヤガッテゴルァ!イイカゲンシツケーゾ!コノドキュソが!」


スコール(な、なんだ!?ババア!なんか来たぞ!)

アルティミシア(い、一体何が・・・!?)


神竜「グオオオオオオオオオ!!」


「ウルセーーーボケェーーーー!コンナハテマデギャーーギャーーヤカマシインダヨ!」

「テメーハチョットダマレヨ!イイカゲンシツケーヨ!」

「ソンナニオレトヤリタイナラ、ココデインドウヲワタシテクレルワ!」


アルティミシア(な、なんかガラ悪いな・・・)

スコール(ゆ、歪んでてよく見えねえ!)


「カカッテコイヤクソカスドキュソガァーーーーーーーーーーーー!!」

神竜「 オ オ オ オ オ オ ! ! 」


スコール(パパ!?大丈夫なの!?パパーーーーーーーー!!)

アルティミシア(ラグナァーーーーーーーーッ!!)



グヤアアアアアアアア!!


オラー・・・カカッテコイヤー…シニサラセ・・・シャラッ・・・



・・・・・・・・・・



スコール「ハッ!」


・フィッシャーマンズホライズン 橋

スコール「お、おお・・・」ゴロ

アルティミシア(ラグナ・・・大丈夫なのか?)

スコール「いや・・・息子の俺がピンピンしてる時点で大丈夫なんだろうけどよ」

スコール「最後のあれなんだよ・・・よく見えなかったけどなんか来たぞ」

アルティミシア(えらくガラの悪い奴だったな・・・)

スコール「つかなんだよ神の使いって。GF?」

アルティミシア(いや・・・それくらいの力がある魔竜という事だ)

アルティミシア(わかりやすく神竜と呼ばれている。とある目的の為に現世へとやってきたそうだが)

スコール「目的ってなんだよ」

アルティミシア(さぁ・・・伝説上の生き物だしそこまでは)

スコール「・・・」

アルティミシア(気にしていても仕方がない。とりあえず行け)

スコール「またさらに混乱してきたよ・・・」スタスタ


○数分後

スコール「とお・・・」フラフラ

アルティミシア(この分だと夕日どころか夜が明けるな)

スコール「もういいって・・・どんだけ長いんだよこの橋」

アルティミシア(一回経験済みだろ。さっさと行けよ)

スコール「無茶言うなよ・・・あともうちょい進んだらもっかい休憩するからな」

アルティミシア(お前はここに住みつくつもりか)

スコール「欠陥建築だろ・・・完全に・・・」グチグチ


「あいや待たれいッ!」


スコール「・・・?」


「ここでずっと待っていたぞ!」

「来なかったらどうしようかと不安になっていた所だ!」


スコール「あっ」

アルティミシア(お前・・・)


ギルガメッシュ「さあ、行くぞ!」


【エンカウント】ギルガメッシュ


アルティミシア(どこに行ったと思いきや・・・)

ギルガメッシュ「ハッハッハ!やっぱここに来るとテンション上がるな!」

ギエルガメッシュ「果たして・・・貴様に俺が倒せるかな!?」

スコール「・・・」

ギルガメッシュ「俺が悪かった・・・」

【ヘイスト】

ギルガメッシュ「4人でこられちゃ・・・」

アルティミシア(一人なのだが)

【プロテス】

ギルガメッシュ「手も足も出ないぜ」

【シェル】

ギルガメッシュ「ってのはウソだけどな!」

ギルバメッシュ「なーんつってw」

スコール「・・・」イラ


【特殊技】エンド・オブ・ハート


9999
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9999
9999
9999
9999
9999

9999



ギルガメッシュ「ぎにゃあああああああ!!」


スコール「イラつかせんじゃねえぞゴルァ!」


テッテテレレーレーレーテッテレー♪


ギルガメッシュ「調子に乗ってすいませんでした」ボロ

スコール「帰ってきた途端これかよお前」

アルティミシア(どこへ行ってた?)

ギルガメッシュ「いや、久々に解放されたんでちょっと世界中を旅行しに・・・」

スコール(乱入型はこれだから・・・)

アルティミシア(我々を襲うとは少し調子に乗りすぎじゃないか?)

ギルガメッシュ「いや、その辺はちょっととある人にお願いされて・・・」

スコール「ん?」



イデア「ギルガメッシュ、ご苦労様でした」



スコール「まま先生!」


イデア「スコール・・・私達を置いていくとは・・・」

スコール「え、いや、その・・・」

ギルガメッシュ「お前も大概だな」


ゼル「だからはやくこいっつったろ」

スコール「ゼル!」


キスティス「全く、スタンドプレーも大概にして頂戴」

スコール「モルボル!」


アーヴァイン「スコールがガーデン持ってっちゃうから~僕ら後を追うの大変だったんだよ~」

スコール「ホモ!」


セルフィ「ひっどい~!」

スコール「 セ ル フ ィ た ん ! 」


アルティミシア(イデアにジャンクションしていたのか?)

ギルガメッシュ「ええ、まぁ・・・一時的にっすけど」

イデア「石の家で全て話すと言ったでしょう・・・」

スコール「セルフィたぁ~ん!会いたかったよ~~~!」

セルフィ「ずっと待ってたんだからねっ!」プク

スコール(怒ったセルフィもかわいい・・・)

スコール(はぁ・・・まじかわいい・・・)

セルフィ「ほえ?」

スコール(駄目だよセルフィたん・・・そんなむちむちな太もも見せられたら・・・俺・・・もう!)バッ


【まさむね】


スコール「ひぎゃああああああ!」

ギルガメッシュ「とまぁ、こんな感じで」チャキ

イデア「なるほど・・・」

ゼル「すっげー」

キスティス「さすが伝説の武器ね」

アーヴァイン「銃がないのが惜しいね~」

アルティミシア(ん?どういう事だ?)

ギルガメッシュ「なんか俺の剣見せてくれっつって言われて、試し切りの機会うかがってたんす」

アルティミシア(ああ、こいつならいくら試しても構わんぞ)

スコール「ひぐぅ・・・パンツ見せて・・・」ピクピク


イデア「私たちは知りました。伝説の武器の内2本をギルガメッシュが所持している事を彼から聞きました」

ギルガメッシュ「いいだろ」ニヤ

ゼル「なんでお前が持ってんの?」

ギルガメッシュ「こっち来たとき拾ったんだよね。なんかあったから」

ゼル「ふーん」

ギルガメッシュ「で、今使ったこれは「まさむね」つって、必ず先に攻撃できる「さきがけ」って効果があんの」

キスティス「必ず何か効果があるのね」

セルフィ「なんで剣を探してるの~?」

ギルガメッシュ「俺、こう見えて剣コレクターなんだよ」キリ

アーヴァイン「じゃあ他にも持ってるんだ」

ギルガメッシュ「もちろんさ!見る?なあ?見る?」

アルティミシア(見せたいんだろ)

ギルガメッシュ「しゃあねえな~そこまで言うなら・・・」ニヤニヤ

アルティミシア(いいからはやくしろ)

ギルガメッシュ「じゃーん、まずこれ!」


【バスターソード】


ゼル「でか!」

キスティス「剣と言うより鉄塊ね・・・」

ギルガメッシュ「これは見た目のインパクトは強いんだけど重くて使いにくいんだよな・・・」

ギルガメッシュ「斬るっていうより叩き潰すに近いし、個人的にイマイチ」

アーヴァイン「なんか無粋~」

ギルガメッシュ「観賞用ならこっちだな」


【フラタニティ】


セルフィ「キレイ~~!」

キスティス「アクアリウムみたい・・・」

ギルガメッシュ「実戦には使えないけど、観賞用としてはピカイチだろ!」

ギルガメッシュ「こうやって珍しい剣を探すのが趣味なのさ、俺は」

全員「はえ~・・・」

スコール「ガ、ガガ、ガンブレードはやらねえぞ!?」ガシ

ギルガメッシュ「いや、いらんよ。そんな使いにくいもん・・・」

スコール「なんかイラっとくるな・・・」

アーヴァイン「銃コレクターなら話は通じたんだけどね・・・ん?」


【偽】


アーヴァイン(これ偽者じゃん!)ガビーン


ギルガメッシュ「ああそうだ。伝説の武器だっけ?それはこっち」


【エクスカリバー】


ギルガメッシュ「これが俺の探し求めていた剣、エクスカリバーだ!」キリ

セルフィ「なんで2本あるの~?」

ギルガメッシュ「1本は偽者なんだよ・・・エクスカリ「パー」とか言うくっそややこいの・・・」

ギルガメッシュ「これを掴まされた時はもう・・・どれだけ絶望したか・・・」フルフル

イデア「伝説の武器ですか・・・なるほど、それらがあの暗黒魔導士に対抗する為生み出された物なのですね」

アルティミシア(暗黒魔導士・・・?)

スコール「あのウド巨人か!」

イデア「そうです。私を支配していたは【暗黒魔導士エクスデス】。世界を無にせんが為、時を超え蘇った・・・」

スコール「・・・」

ゼル「その話をしてたんだけどよ、お前が俺らほっぽりだしてどっか行っちまうから・・・」

イデア「イイでしょう。彼らが何の目的でこの時代にやってきたか、お教えしましょう」


全員「・・・」


イデア「エクスデスは古代の魔物です。私達の何代も何代も前の遠い過去の魔導士です」

イデア「エクスデスの目的は『無』の力を完全に取り込む事」

スコール「無って何?」

アルティミシア(おそらくその名の通り、全てを無に還す力だろう)

スコール「ああ!あの絵本の!」

イデア「彼の計画は順調でした。時の勇者を掻い潜り、無の封印を時後少しで解くと言う時に」

イデア「突然エクスデスは次元のはざまに封じられてしまいます。はざまに生じた歪みが生じた為です」

アルティミシア(時間圧縮・・・)

イデア「突然出れなくなったエクスデスは焦ります。しかし世に出る事は叶いません」

イデア「エクスデスは焦りました。突然の事態になすすべもなく封じられる自分が」

イデア「途方に暮れていたその時です。歪みから協力者となる者が現れました」

スコール(それって・・・)

イデア「その者は教えました。この『歪み』が魔女の力による物だと言う事」

イデア「そして同じく魔女の力を使えばこの『歪み』は解消されると言う事」

イデア「さらに、自分もその魔女の一人だという事を・・・」

スコール(リノアだ・・・)

アルティミシア(間違いないな。リノアが言っていた事と全て一致する)

イデア「その者はさらにこう説きます。協力する見返りに自分にも力を分け与えよ、と」

イデア「エクスデスはその者を鍛えます。自分の知る、ありとあらゆる魔法をその者に教え」

スコール(だからあんなに化け物みたいな強さになっていたのか・・・)


イデア「協力者は十分すぎるほど強くなりました。満足した協力者はいよいよ行動に映ります」

イデア「エクスデスは次元の狭間から出れないので、分身を協力者に憑依させます」

イデア「そして、再び世界に現れたその者達は・・・後はみなさんの知っての通りです」


全員「・・・」


イデア「私は魔女の魔力を全てエクスデスに吸い取られてしまいました。しかしそれでも封印は解けなかったようです」

アルティミシア(なるほどな。だからあんなに弱かったのか)

イデア「私一人の魔力では足らないと判断したエクスデスは次なるターゲットとして・・・」

アルティミシア(アデルか)

イデア「アデルは今宇宙にて封印されているようです。おそらくその封印を解くつもりでしょう」

ゼル「宇宙って、どうやって行くんだよ」

スコール「宇宙ステーションがあるんだよエスタには」

イデア「魔女の力の事はオダイン博士が詳しいでしょう。なのでまず彼に会いましょう」

スコール(でたよおじゃる丸・・・)

イデア「そしてエスタに向かい宇宙へ連れて行ってもらう許可を取りましょう。アデルを守りましょう」

イデア「アデルを取られない為に・・・アデルをゆりかごから起こさぬよう」

スコール(なんであんなゴリマを守るハメに・・・)

アルティミシア(守られる様なキャラじゃないだろあいつは)

スコール(パパに言って守るよう言ってもらうか・・・)

アルティミシア(アデルは敵だろ。説得できるだろうか)

スコール(確か次がラストだ・・・ここで全部教えるっきゃねえ)

スコール(でもパパだしなぁ・・・全然理解しなさそう)

アルティミシア(アデルに直接話しては?)

スコール(パパ以上に話通じねえだろ。下手するとパパ捕えられてなんか解剖とかされるかもしれないじゃん)

アルティミシア(アデルだもんな・・・)

スコール(アデルだもんよ・・・)


スコール・アルティミシア(めんどくせえ・・・)


イデア「さて、ではエスタへと参りましょうか・・・」

アーヴァイン「北と南には何もなかったから~、東だね~」

スコール「大塩湖か。あそこは何気にレアダンジョンだからな」

アルティミシア(何故?)

スコール「エスタ着いたらもう行けなくなるから。用済み的な感じで」

アルティミシア(勿体ないな)

イデア「では参りましょう、私のかわいい子供達・・・」

アルティミシア(えっイデアも来るのか?)

スコール(当たり前だろ。まま先生いなかったらどうやってエスタ行くんだよ)

イデア「久々に張り切ってしまいましょう」ゴキゴキ

アルティミシア(バ、バトルメンバーなのか!?)

スコール(やる気は十分だな)

アルティミシア(大丈夫なのか・・・?)

スコール(まぁ、シャドウみたいなもん)

アルティミシア(それだとどこかへ行ってしまうではないか・・・)


・大塩湖

コォォォォォ・・・・・・

ゼル「すっげー!」

セルフィ「壮大~!」

スコール「なんかここ来ると終盤って感じがする」

アルティミシア(干上がった湖か)

セルフィ「でも街なんて見えないね~」

アルティミシア(見る限りエスタの影などなさそうだが)

スコール(しっかりあるんだなこれが)

アルティミシア(どこに?)

スコール(まぁ、行けばわかるさ)

イデア「思ったより長い旅になりそうですね」

スコール「そーだよったく、FHからここまでどれだけ歩いたと思ってるんだよ」

ゼル「お前が先先行っちまうからだろ」

スコール「はぁ~もうめんどくせ。足疲れたからちょっと休憩」ゴロン

キスティス「ええっ!」

アルティミシア(またか・・・)

スコール「いいじゃんここで雄大な景色見ながら弁当でも食おうせ。ほら、おやつはよ」

アルティミシア(遠足じゃないんだよ)

スコール「岩固い~シートみたいなのないの~」ゴロゴロ

スコール「のど渇いた~まませんせぇ~コーラ~キャップ付きのやつ~」ゴロゴロ

ゼル「ねえよ」

イデア「・・・」

アルティミシア(イデア。ガツンと言ってやれ)

イデア「・・・わかりました」スッ

イデア「スコール・・・」

スコール「足痛い~マッサージして~」ゴロゴロ

イデア「・・・よしよし、ここまでご苦労様でした」モミモミ

アルティミシア(おい!?)

スコール「のど渇いたって~、なんか炭酸的なのねーの~」

イデア「コーラはありませんがポーションで我慢してちょうだいな」チャポ

スコール「やだ~コーラ飲みたい~ゼル買ってこい~」

ゼル「なんで俺なんだよ」

イデア「あらあら、困りましたね。キスティス、自販機はありませんか?」

キスティス「ありませんよこんな荒野に・・・」

スコール「腹減った~岩固~いまませんせ~なんとかして~」

イデア「おうよしよしスコール、ちょっと待ってて下さいね」

イデア「ど、どうしましょう・・・」オロオロ

スコール「はやくしてくれ~限界だぁ~」ゴロゴロ

アルティミシア(やっぱり甘やかしてたんじゃないか!)


○数分後

スコール「元気百倍!」シャキ

イデア「FHの人に・・・コーラを分けてもらいました・・・」ゼエゼエ

アルティミシア(あそこまで戻ったのか・・・)

キスティス「もう、相変わらずワガママなんだから・・・」

スコール「うるせー俺がいなきゃエスタの道がわかんねーだろ」

アーヴァイン「とりあえず先進まない~?」

スコール「ここ同じ景色ばっかでつまんない」

アルティミシア(いいから行け!)


スタスタスタスタ・・・・・


セルフィ「おっきい化石だ~!」

ゼル「すっげー・・・」

スコール「発掘イベントとかないの?」

アルティミシア(チョコボでか?)

アーヴァイン「でっかい骨がいっぱいだね~」

キスティス「ここに住んでた生き物かしら」

スコール「なんか忘らるる都に似てるな」

アルティミシア(わす・・・何?)

スコール「エアリス探そうぜエアリス」

イデア「エアリスって何ですか」

スコール「古代種」

イデア「・・・魔女ですか?」

スコール「まぁ似たようなもん」

アルティミシア(いるわけないだろ・・・)


スタスタスタスタ・・・・


スコール「さて、と」ガチャン

アルティミシア(どうした?)

スコール「そろそろアバドンが出てくるから、準備」

アルティミシア(強敵なのか?)

スコール「いや全然。アンデッドだからやりたい放題だし」

スコール「でもフェニ尾が効かないしST攻撃がうざいからな。しっかりジャンクションしとかないと結構めんどい」

アルティミシア(ふむ・・・アバドンか)

スコール「まぁフェニ尾だめでもエクスポーションで瞬殺だけどな」


ドゴォォォォォォォ!!


セルフィ「わっ!」

アーヴァイン「何々~?」

スコール「早速来たか」

アルティミシア(さくっと倒してしまえ)


パラパラパラ・・・

イデア「誰かいますね」


スタスタスタ・・・・


「どちら様でしょうか」


全員「!!」



エアリス「この古代種の都に何かご用でしょうか・・・・」



スコール「 エ ア リ ス き ち ゃ っ た よ ! 」

アルティミシア(そんなバカな・・・)

キスティス「ど、どちら様?」


エアリス「・・・・・・」


スコール「ちゃっす!俺スコールって言います!先輩!いやぁお会いしたかったっす!」ガシ

エアリス「スコールさん・・・ですか?初めまして」ペコリ

スコール「いやぁ感激だなぁw白マテリアはいつ唱えてたんすか!?」

ゼル「何あのねーさんスコールの知り合い?」

アーヴァイン「食いつきがハンパないね~」

スコール「俺見てました!序盤で死んだ時はどうしようかと思ったんですけどちゃんと見守ってたんですね!」

エアリス「・・・・」

スコール「ん・・・あれ?じゃあなんで死んでるのにここにいるんすか?」


イデア「その者から離れなさいスコール」


スコール「えっ!」

アルティミシア(わかるだろもう・・・エアリスはとっくの昔に死んだだろ)

スコール「ここからライフストリームが湧いてるんじゃないの?)

アルティミシア(あるわけないだろそんなもの。そいつはな・・・・)

イデア「欺こうとしても無駄です。正体を現しなさい。魔の者よ」

スコール「えっ」


エアリス「・・・・・」


ガシッ


エアリス「・・・・この体は貰った!」

スコール「いいっ!?」

全員「スコール!」

エアリス「坊やの体はなじみがよさそうね」

スコール「いやぁ・・・原作通りのおしの強さですね・・・」ハハ

エアリス「寄こしなさい!」ズオッ!

スコール「いやああああ逆レ○プされちゃうううううううううう!」


バチィンッ!


エアリス「ッ!?」

アルティミシア(残念。この席はすでに予約済みだ)

エアリス「この男の中に、すでに誰かがいる・・・?」

イデア「無駄です。その者がいるかぎりスコールの体は乗っ取れません」

イデア「あきらめて正体を現しなさい」


エアリス「・・・・・・」


ゼル「おいおい何者なんだよこのねーさん」

セルフィ「なんかやな予感~!」

キスティス「魔物ですか?」

アーヴァイン「参ったね。ご婦人を撃つはめになるなんて」ジャキ


エアリス「・・・・・仕方がない」

エアリス「内部から崩そうと思ったけど・・・どうやら直接やったほうが速そうね」ブブブ


イデア「正体を現しますよ!」

アルティミシア(スコール離れろ!)


全員「!?」



【エンカウント】メリジューヌ


男性陣「 」ブッ

メリジューヌ「愚かな・・・私に操られれば。楽に死ねた物を」

全員「・・・・」

メリジューヌ「どうしたの?・・・・怖気着いたのかしら?」

スコール「ち・・・ち・・・」

メリジューヌ「?」

スコール「 痴 女 だ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! 」

メリジューヌ「!?」

スコール「痴女だァーーーー!痴女が出たぞーーーー!」

ゼル「な、なんちゅう格好してんだよ・・・」

キスティス「大胆ね・・・」

セルフィ「寒くないの?」

スコール「うわああああーーーー!痴女がーーーー!みんな逃げろーーーー!」

スコール「やーーーらーーーれーーーるーーーぞーーーーッ!」

アルティミシア(お前はうるさいんだよ!ちょっと黙れ!)

イデア「子供の前でそんな格好、恥を知りなさい」

メリジューヌ「な・・・」

アルティミシア(私もそこそこ露出はしてるけどな、お前はやりすぎだ)

ゼル「ほっとんどすっぽんぽんじゃねえか」

スコール「らめえええええええええ!犯されるうううううううううう!!」

メリジューヌ「・・・」ギリ

キスティス「みんなどいて!ここは私が!」ダッ


【たたかう】追加効果 ファイガ


メリジューヌ「!」


【バリアチェンジ】


チュドォォォォォォン!!


メリジューヌ「無駄よ・・・」ダメージ0

キスティス「な・・・・!」

アルティミシア(バリアチェンジか!)

スコール(なんそれ)

アルティミシア(バリアチェンジ・・・4つの属性のバリアを状況に応じて切り替え、弱点を変化させる古代魔法・・・)

スコール「ってー事は」

アルティミシア(あいつの配下だな)

スコール「ぐう・・・くそぉ・・・いいセンスしてるぜあのウド巨人」ガク

アルティミシア(どうした!?)

スコール「・・・○ッ○しちゃって動けない」

アルティミシア( バ カ か お 前 ! )


スコール「いやだってセブンティーンにあれはキツいって、ほら」

ゼル「おおふ・・・おおっ!・・・ちっくしょー!」ガクガク

スコール「プチ状態異常になってるじゃん」

アルティミシア(アホかお前等・・・ちゃんと沈めとけよ)


イデア「いいでしょう。どいていなさい。私の子供達」


全員「まま先生!」

イデア「子供の教育によろしくない格好は、保護者が責任もって駆逐しましょう」

メリジューヌ「ふふ、あなた一人で大丈夫なのかしら?」

イデア「魔女の力はもうありませんが、少しくらいなら魔力は残っています」

イデア「教育の名の元に、不適切な有害図書は排除します」

メリジューヌ「誰が有害図書だ!」

スコール「PTAみたいな事いいやがって・・・」

アルティミシア(イデアのお手並み拝見だな)


イデア「はぁっ!」


【アストラルパンチ】イデアのたたかう


メリジューヌ「ちっ、無属性か!」ダメージ424

スコール「微妙なダメージだな・・・」


【ファイガ】


イデア「うぐぅっ!」ダメージ1389

アルティミシア(やはり病み上がりにはキツイか)

スコール「まま先生は味方になってもそんなに強くないんだよな・・・」

アルティミシア(どうしてだ)

スコール「魔力は高いけどこの頃にはもう物理組が圧倒的に強くなってるから・・・」

アルティミシア(ああ・・・)

スコール「せめてベアトリクスくらい強ければ」

アルティミシア(誰だソイツは)


イデア「困りましたね・・・」

メリジューヌ「ふふ、その程度じゃ私は破れなくてよ」

アルティミシア(なぁ、やっぱり加勢した方がいいんじゃないか?)

スコール「えっここで抜くの?」

アルティミシア(誰が出せと言った。はやく沈めろよ)

スコール「ええ、んなもんどうすれば・・・」

アルティミシア(萎える事を考えろ)

スコール「え、ん~そうだな・・・ババアちょっと手伝って」

アルティミシア(ドルメン×トライエッジ)

スコール「・・・一発で萎えた」

アルティミシア(まだまだあるぞ。ニーダ×シド)

スコール「誰得だよそれ!身内を使うのはやめろ!」

アルティミシア(お前にBLはまだはやい)

スコール「はやいんじゃくて理解できないだろ。一生」

スコール「俺はゲイじゃねってんだよ・・・ん?」

アルティミシア(あ)


【キャニスターショット】


メリジューヌ「ぐああああああ!」ダメージ3819


アーヴァイン「悪いんだけどさ~、僕に色仕掛けは通用しないよ~」

スコール「 ホ モ ! 」

アーヴァイン「まま先生安心してよ~、僕は色気に惑わされる程ヤワじゃないよ~」

イデア「アーヴァイン・・・強くなりましたね。逞しくなりましたね」

スコール(強くなったんじゃなくて興味がないだけだ)

アーヴァイン「まま先生も病み上がりなんだから、あまり無茶しちゃダメだよ~」

イデア「ありがとう・・・アーヴァイン」

スコール(いちいちおいしい所を持っていくなこいつは・・・)

イデア「アーヴァイン。聞きなさい。この者はバリアチェンジで弱点属性を変化させます」

アーヴァイン「わお、それじゃあ僕と相性いいね。僕のショットはほとんど無属性だからさ~」

スコール「ホモォ!速射弾だ!速射弾を使え!」

アーヴァイン「お、いい案だスコール。ちょっと弱いけどあれならガンガンイケるね~」ジャキ

スコール(気付けホモ、それはお前の最強技だ)

アルティミシア(ハイパーショットじゃないのか?)

スコール(あれは攻撃力が高い代わりに連射が遅い。限界突破もないから合計ダメージは実はそんなに高くないんだ)

スコール(ある程度力が上がっているなら実は連射できるクイックショットの方が強いんだよ)

アルティミシア(なるほど・・・)


アーヴァイン「じゃあいくよ~」ジャキ

スコール「行け!早漏ショット!」

アルティミシア(なんて名前だ・・・)


【クイックショット】


バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン・・・・・・・・


メリジューヌ「え、ちょ、はや(ry


イデア「よくやりましたアーヴァイン。トドメは私に任せなさい」キィィィィ

アルティミシア(ハッ!あれは!)

スコール(トドメに相応しいな)


【冷徹なる一撃】


メリジューヌ「ぐあああああああああ!」ボォン


テッテレレテーレーレテッテレー♪


イデア「ふう・・・」パンパン

アーヴァイン「色仕掛けでやられるほど僕は甘くないよ」キリ

スコール「だから興味ないだけだろって」

アルティミシア(別に色仕掛けがメインじゃないと思うんだが・・・)


スコール「んじゃまぁ痴女撃退した所で、行くか」

イデア「今のは・・・例の?」

アルティミシア(ああそうだ。古代の魔物。奴の配下だろう)

イデア「こんな所にまで・・・」

アーヴァイン「君達の方がよっぽど刺激的さ」

スコール「うるせえよ。ホモってないで行くぞ」


ジジッ ジジッ


キスティス「行けども行けども、白い風景ばかりね」

セルフィ「エスタどこなの~」

スコール(さすが科学大国って感じ)

アルティミシア(なにがだ)

スコール「おいゼル、道のりはまだ長い。良い機会だからここでジャンプしろ」

ゼル「ええっ!?」

スコール「いいだろ大して高くないんだから。お前ジャンプになったら途端にへたれるじゃねえか」

スコール「これを機に克服しろ」

ゼル「ま、まぁそうだけどよ・・・」

スコール「はよ」

ゼル「・・・」グッ


イデア「行くのですか?飛ぶのですか?」

スコール「はい助走をつけて~」

ゼル「・・・・」ザッ

スコール「ジャ~ンプ!」

ゼル「とおっ!」


ゴチーーーーーーン!!


ゼル「おおお!?」ドサ

アーヴァイン「あれ?今空中で止まったよ」

セルフィ「不思議~」

ゼル「おお・・・顔面モロ・・・」ヒリヒリ

スコール「wwwwww」

アルティミシア(笑ってないで説明しろ)

スコール(エスタの透過装置だよ。ほら、たしかこの辺・・・)サワサワ

スコール「セルフィたん見てて」サワサワ


ウイン


アーヴァイン「わっ!」

セルフィ「何もない所から穴があいたよ~!」

スコール「俺のハンドパワーで道を作ったよ!」キリ

セルフィ「すご~い」

アルティミシア(な、なるほど。壁に風景を映し出していたのか)

イデア「鏡のようなものですね」

スコール「さ、行こうか!」キリ

ゼル「鼻・・・鼻打った・・・・」


・通路

イデア「これは・・・」

キスティス「一気に機械仕掛けになったわね」

アルティミシア(まるでMD層のようだ)

スコール「「そう、これがエスタの科学力」

スコール「見つからない為にこうしてカモフラージュしてたのさ」

アーヴァイン「驚きだよ・・・」

セルフィ「どういう仕組みなのかな~」

スコール「簡単に言うとステルス迷彩みたいなもん」

セルフィ「なにそれ~」

ゼル「鼻血でちゃった。だれかティッシュ持ってない?」ポタポタ

スコール「こんな所でエロい事考えんなって」

アルティミシア(お前が激突さすからだろ)

スコール「まぁ、ここまできたらあとちょっとだから」

イデア「頼もしいです。スコール」ニッコリ

アルティミシア(こいつはほんと甘やかし放題だな)


・エレベーター

セルフィ「透明のエレベーターだ~」

スコール「これがさっきの壁の素材かな」

ゼル「あまりもん使ってんのか」

スコール「リサイクルも完璧だな。さすがエスタ」

イデア「動きますよ」


ガタン ウイーーーーーーーーーーーーン・・・・・・・・


~~上昇中~~


キスティス「柵がないからちょっと怖いわね」

アルティミシア(ふざけて誰かを突き落すなよ)

スコール「あの時リノアを放り投げてやればよかったよ」

イデア「・・・大分登りますね」

スコール「つかお前等どうやってきたの?こんな長い道のり」

アルティミシア(ガーデンはお前が持ってたもんな)

キスティス「船よ」

スコール「船?」

イデア「スコールがガーデンを持って行ってしまった為、急遽白いSeedに連絡を取り迎えに来てもらいました」

スコール「・・・ああ!」ポン

アルティミシア(白いSeed・・・エルオーネを引き取ったあの連中か)

スコール(イベント一個すっ飛ばしちまった)


イデア「彼らはセントラの入江に停泊してました。そこを我らは見つけました」

ゼル「くっそ遠かったけどな」

アーヴァイン「まぁFHからエスタまで歩くのよりかマシだし~」

スコール「見つけにくかったろ。よく探しあてたな」

イデア「そこは彼に協力してもらいました」ペカー

ギルガメッシュ「ちゃっす」ドロン

スコール「お前かい」

ギルガメッシュ「はーあ、しかしまたエクスデスの野郎の下で働く事になるとは思わなかったぜ」

アルティミシア(そうだ。リノアがギルガメッシュは色々詳しいと言っていた)

スコール「何お前、パシリだったの?」

ギルガメッシュ「俺、あいつの元片腕」

全員「 な に ぃ ! ? 」

イデア「ど、どういう事です・・・?」

ギルガメッシュ「今思い出しても腹が立つ・・・」ワナワナ

セルフィ「何があったの~」

ギルガメッシュ「バッツとの熱い死闘の最中にあの野郎がいきなり・・・」

ギルガメッシュ「役立たずめ!とか言いながら俺を次元の狭間に放りやがった・・・」

スコール「何お前サイファーポジだったの?」

アーヴァイン「苦戦してたの~?」

ギルガメッシュ「エクスカリバーを手に入れてこれで勝てる!と思ったら・・・偽もんでよ」

キスティス「ああ、エクスカリ「パー」の方ね」

ギルガメッシュ「これ手に入れたのあいつの城でだぜ!?俺のせいじゃねージャン!あいつにもちょっと責任あるじゃん!」

イデア「あの暗黒魔導士が偽者を・・・?」

ギルガメッシュ「あの野郎が4戦士を倒して来いとか言うから本気出してったのに・・・ちくしょ~~~!」ジタバタ

スコール「暴れるなよ。お前デカいんだから」

ゼル「じゃあなんでそんなもんまだ持ってんだよ」

ギルガメッシュ「かっこいいから」キリ

ゼル「ああ、そう・・・」

イデア「なるほど、あの魔導士は元片腕を再び利用したわけですか」

ギルガメッシュ「いや、あいつは俺の事気づいてなかった」

イデア「えっ」

ギルガメッシュ「あのねーさんがさ・・・その辺ばれない様にずっと匿ってくれてたんだよ」

スコール「 リ ノ ア が ! ? 」

ギルガメッシュ「エンギドゥ取られちまったけどな・・・」

スコール「完全にアンジェロになってるけどな」

アルティミシア(どどどどう言う事だ!?)

ギルガメッシュ「それは俺が聞きたいわ。アタシにジャンクションすればバレないようにしてやるっつって」

ギルガメッシュ「まぁ、半強制みたいなもんだったけど」

イデア「彼女の目的・・・ますますわかりませんね」


ギルガメッシュ「ゴーレム持ってるくせに俺を盾にすんなっての」

スコール「俺、数えきれないくらい切り刻んだわ」

ギルガメッシュ「・・・」

ゼル「リノア・・・じゃなくてあの魔女なんとかミシア、何考えてるんだろうな」

ギルガメッシュ「えっ」

セルフィ「世界征服とか言ってたね~」

ギルガメッシュ「え、いやいや、アルテねーさんここにいるじゃん」

キスティス「え?」

ギルガメッシュ「スコールのな(ry


【ラフティバイト】


スコール「この役立たずめ!」

ギルガメッシュ「あ~~~れ~~~」シュウウー

イデア「あ、戻ってきました」ガチャン

全員(なんで・・・)

アルティミシア(リノアめ・・・・)ビキビキ

スコール「まま先生その辺ごまかす用にあいつに言っといてよ・・・」ボソ

イデア「?」

アルティミシア(こいつがラスボスになってしまうだろうが)

イデア「ああっ」ポン

アーヴァイン「どうしたの~」

イデア「いえ・・・速く止めねばなりませんね。リノ・・・じゃなくて、アルテマミシディアを」

アルティミシア(アルティミシアだ)


ガチャーーーーーーン! ウイン


イデア「着いたようです」

キスティス「いよいよエスタ・・・かしら?」

セルフィ「止まったみたいだよ~」

イデア「スコール、どうしましょう」

スコール「行くしかないっしょ」

イデア「ですね」

ゼル「エスタ・・・どんな所だろうな」

セルフィ「楽しみ~」

アーヴァイン「科学大国だもんね~」

スコール「こっから先はちょっとすごい」

アルティミシア(ん?)

スコール「まぁ見てろって」

スタスタスタ・・・・・


・リフト

ゼル「またこれかよ」」

スコール「周り見ててみ」

ゼル「ん?」


シュゥゥゥゥゥ・・・・

ブワァァァァァァ・・・・・


全員「!?」


ボボボボボボボボボボボ・・・・!!


『エスタのまちなみみが すがたをあらわした!』


全員「すっげーーーーーーーーーーーー!」


イデア「こ、こうなっていたのですか」

アルティミシア(無駄に凝ってるな)

スコール「いつ見てもすげー街」


ガチャガチャガチャ ガコンガコンッ


全員「「!?」


ウイン


シュゴォォーーーーーーーーーーーーー!!


全員「うわーーーーーーーーーー!」


~~移動中~~


ゼル「なにこれ!はやっ!」ゴオオ

キスティス「まるで遊園地ね・・・」ゴオオ

セルフィ「わ!見て!チューブの中に車が~~!」ゴオオ

アーヴァイン「こ、こりゃたまげた・・・」ゴオオ

スコール「柵付けろよあぶねえな」ゴオオ

アルティミシア(これは・・・本当にすごいな・・・)

イデア「みなさん、慌てないように。落ちないように気を付けましょう」ゴオオ

アルティミシア(さすが保護者、動じてない)

スコール(ババア、わかってんな)

アルティミシア(ん?)

スコール(ここを抜ければ・・・最後のラグナ編だ)

アルティミシア(ああ・・・)

スコール(なんとかしてアデルを説得して・・・いいな?)

アルティミシア(あいつは正直苦手だが、仕方がない)

スコール(頼むぞババア!)


シュゴォーーーーーー・・・・・・・・・・


・リフト終着点

シュゥゥゥ・・・・ゴォン

ゼル「あーびっくりした」

セルフィ「すごかったね~」

アーヴァイン「こ、これが超大国エスタかい・・・」

キスティス「酔いそう・・・」

イデア「どうやら、着いたようですね」

スコール「んじゃまぁ、まま先生」

イデア「はい」

スコール「俺らここでしばらく寝るから」

イデア「え!?」

アルティミシア(エルオーネのジャンクションだよ)

イデア「ああ・・・」

スコール「ちょっとの間、面倒よろしく」

イデア「承りました。ラグナに会いに行くのですね」

スコール「話が速くて助かる」

アルティミシア(知ってたのか)

スコール「もうそろそろ・・・うっ!」


キィィィーーーーーーン・・・・・


スコール「き、きた・・・ちょっと・・・いってくるわ・・・」

アルティミシア(アデルか・・・はてさて、どうしたものか)


グニャァァァァ・・・・


スコール「・・・」ドサ

イデア「頼みましたよ、運命を背負った子よ」

アルティミシア(・・・?)


グニャァァァァ・・・・


警備兵「そこの細いのとでかいのはルナティックパンドラで働いてもらおう」

警備兵「残ったお前はここで手伝いだ。他の奴も早く作業に戻れ!」

スコール(おいすー)

ラグナ「・・・・」

スコール(あれ?今回「ぐあああああ!」ないの?)

ラグナ「しっ!バカ!今回は無駄に大声あげるとやばいんだよ!」

アルティミシア(?)

ラグナ「あの後エスタに乗り込んだはいいけどよぉ、とっつかまっちまって・・・」

スコール(で、ここで強制労働やらされてるって言う)

アルティミシア(捕まったのか・・・)

警備兵「そこ!私語は慎め!」

ラグナ「ほらな」

スコール(さくっとやっちまえばいいのに)

ラグナ「そういうわけにもいかねえよ。エルの居場所を聞き出すまではな」

スコール(ふーん)

アルティミシア(どうする?話できる状況じゃないが)

スコール(まぁ脱出まで待つか)

ラグナ「またなんかあんのかよ・・・」

グキュゥ・・・

ラグナ「腹減った・・・」

ムンバ「くぎゅぅ・・・」

アルティミシア(こいつもいたのか)

スコール(まぁそのうち出れるって。がんがれ)

ラグナ「はやくメシの時間にならねーかなぁ」


ピンポンパンポーン


ラグナ「やった!メシの時間だ!」

警備兵「お前は私語をした罰として作業が終わるまでメシ抜きだ!」

ラグナ「ええ!?」

警備兵「そこのケモノもだ!」

スコール(あーあ、サボるから)

ラグナ「お前が話しかけてくるからだろが!」

アルティミシア(ムンバはちゃんとやってただろ)

ラグナ「ちょっと待てよ!俺のは2,3時間で終わるけど、そいつのは1日2日で終わる仕事じゃねえだろ!?」

警備兵「だったら2,3日はメシ抜きだな。それがイヤなら速く作業を終わらせることだ」

スコール(超ブラック企業)

アルティミシア(なんとまぁ横暴な)

警備兵「根性が足らん!」

スコール(体育会系かっつの)


ラグナ「うう・・・まじか・・・」

作業員「・・・お先!」ウイン


○数分後

警備兵2「ちょっと来てくれ。俺一人だとでかい奴が手におえない」

警備兵「監視カメラが見ているからな。俺がいないからってバカなマネはするなよ」タッ

スコール(脱出チャンスじゃね)

アルティミシア(監視カメラがあるんだろ)

ムンバ「~~~~」フラフラ

ラグナ「大丈夫か?なんかふらふらしてるな」

ラグナ「ちゃんとメシ貰ってんのか?高い所怖いんじゃないのか?」

ムンバ「ぺこぺこ」

ラグナ「やっぱ腹減ってんのか」

スコール(それありがとうって意味)

ラグナ「えっそなの?」

スコール(ムンバ語があるらしい。よくわかんねーけど)

ラグナ「まぁ・・・大丈夫ならよかったぜ」

作業員「はっはっは!おもしろい事言うなあんた」

作業員「そいつの体を心配する奴ぁあんたが初めてだよ」

ラグナ「えっ」

スコール(パパ、よーく聞いといて。そいつこの先エスタ攻略のキーパーソンその1だから)

ラグナ「このおっさんが!?」

アルティミシア(とてもそうは見えんが・・・)

作業員「だいたいこいつらムンバは理由もなくメシは半分、睡眠も半分・・・・」

作業員「なくせに、俺達人間よりキツイ仕事させられてるのがふつうだからな」

スコール(シュミ族かわいそす)

アルティミシア(奴隷じゃないか・・・)

ラグナ「つらそうだなぁ・・・がんばれよ」

ラグナ「いつかここを出られたら俺んちでたらふくメシ食わしてやっからな!食い終わったらもちろん昼寝だ、な!」

ムンバ「ぺこぺこ」


ゴゴゴゴゴゴ・・・


ラグナ「うわっ!なんだ!?」

作業員「また上の研究室で・・・オダイン博士が何かやり始めたらしいな」

作業員「博士・・・俺達がここにいる事忘れてるよな。絶体」

スコール(あのちょんまげは・・・ほんともう・・・)


アルティミシア(そう言えばオダイン博士とはどのような人物なのだ?)

スコール(ハッキリ言ってキチガイ)

アルティミシア(キチ・・・ええ!?)

スコール(マジ。研究の為なら人命とかどうでもイイマッドサイエンティストだから)

スコール(エル姉ちゃん攫ったのも、アデルじゃなくて本当はこいつ)

アルティミシア(黒幕ではないか・・・)

スコール(俺の人生はあのちょんまげに狂わされたと言っても過言ではない・・・)フルフル

スコール(パパ、、はやく脱出してちょんまげ切りに行こうよ!)

ラグナ「いや俺そいつに用はないんだけど」

ラグナ「つかどうやって脱出するんだよ。お前知ってるんだろ?はやく言えよ」

スコール(まぁ、そのうちくるから待つよろし)

ラグナ「はやく脱出したいんだけど・・・」


○数分後

ラグナ「ん?道具が足らないのか?」

ムンバ「きゅぅ~ん」

ラグナ「俺が取ってきてやるよ。えっとたしかこの辺に・・・」

警備兵「おい、そこのお前!」

ラグナ「え、オレ?」

警備兵「そうだ、そこのお前だ。上の研究所にいる警備兵を呼んで来い!」

警備兵「緊急事態だと報告するんだ!急げ!

スコール(はいきた)

アルティミシア(ここか)

ラグナ「了解了解っと」

ラグナ「緊急事態ねえ、あいつらまたな~んかやってんのか」

スコール(さっさと行っちまおうぜ)

ラグナ「おっと忘れてたぜ。ほら」ポイ

ムンバ「!?」ガクッ

ラグナ「おわっ!?」

スコール(い1?)

アルティミシア(おい!)


ムンバ「~~~~~~~~~~~~!」


ヒュゥゥゥゥ・・・・


スコール(・・・落ちちまった)

ラグナ「そ、そんな・・・」ガク

アルティミシア(じ、事故だ事故!気にするな!)


ラグナ「うう・・すまん・・・ほんっとすまん・・・こんな情けないヤツで・・・」

スコール(殺人、いや、殺獣か)

ラグナ「ほんとすまねえ~~~~~~~~~!」

アルティミシア(バカ。煽るな!)

作業員「お取込み中の所申し訳ないんだが」

ギコギコギコギコ

ムンバ「きゅぅ~ん!」

ラグナ「おわっ!オバケ!」

作業員「はっはっはオバケじゃないよ」

作業員「いくら危険度の高い作業だと言っても、ワイヤーを繋いでるから大丈夫さ」

ラグナ「それを・・・先に言ってくれよ・・・」

スコール(何この茶番)

アルティミシア(ほのぼのしてる暇があったら脱出しろよ)

作業員「あんたほんと、良いヤツだ。今時珍しいよ、ほんと・・・」

作業員「あんたなら俺達の計画・・・引っ張ってくれそうだ」

アルティミシア(計画?)

スコール(こいつクーデター起こそうとしてんの)

アルティミシア(なにぃ!?)

作業員「今エスタを支配しているアデル・・・・それに反感を持っている奴は多い」

作業員「俺達「反アデル」派は・・・・今はバラバラだけど、だた、いつか力を合わせてアデルを倒そうって計画があるんだ」

ラグナ「はぇ~・・・」

作業員「俺達は大半が技術屋だ。アデルを倒す研究は容易なんだが」

作業員「でも、実際に行動を起こそうとなると先頭に立つ者がいない・・・そういう状態なんだよ」

スコール(もうわかるっしょ。パパが率いるんだよ)

ラグナ「ええっ!?」

アルティミシア(なるほど、こうしてエスタはアデルの支配から逃れるわけか・・・)

作業員「俺達はアンタのような。損得なしに自分に正直に生きる・・・そんな指導者を・・・」

スコール(俺も自分に正直に生きてるけど)

アルティミシア(お前は損得しか考えないだろ)

ウィィィィーーーーン・・・ウイン

警備兵「お前等!何してる!」


ラグナ「・・・オラッ!」ガシ


警備兵「ぬおっ!」ドン

ラグナ「お前等!はやくこれ乗って逃げろ!」


作業員「・・・死ぬなよ!」ダッ

ムンバ「きゅぅーん!」ダッ

警備兵「ぬあっ!お前等!」

ラグナ「またやっちまった・・・こうなったもんは仕方がねえ」


ダダダダダッ!!


キロス「ラグナ!」

ウォード「・・・・・・」

ラグナ「キロス!ウォード!ちょうどいい所に!」


警備兵2「待てー!」


キロス「・・・ちょうど最悪な状況、とも言うな」

スコール(ほれ、ジャンクション)ガチャン

ラグナ「そう悪くもないぜ・・・一人より二人、二人より5人って言うだろ」

アルティミシア(我々も入ってるのか?)

キロス「二人多いだろ・・・」

ラグナ「いや、俺には見えるぜえ。俺の中には無駄に強いケダチクと黒いボンクラがいるってよ・・・」

スコール(ボンクラって・・・)

ウォード「・・・・・」チラ

キロス「はやくやっちまおう。だと」

ラグナ「うぉっしゃー!やってやるぜぇー!」

スコール(30秒以内ね)

アルティミシア(いけ!)


【エンカウント】エスタ兵×2


エスタ兵「ぐっはぁ・・・」ボォン


スコール(はやっ)

アルティミシア(いい加減慣れたようだな)


ラグナ「脱ぁぁぁぁッ出だァァァァァァァ!!」


ウィーーーーーーーーーーン・・・・・・


・ルナティックパンドラ研究所

ラグナ「ん?」


オダイン博士「~~~~~!」ピョンピョン


スコール(あーーーーーーーーーー!!)

ラグナ「うぉっ!なんだよ!」

スコール(あいつだよあいつ!あのちょんまげ!あれがオダインだよ!)

全員「なにぃーーーーーー!!」

キロス「ホントにちょんまげだ・・・・」

アルティミシア(イメージと違うな・・・もっとこう、博士っぽい容姿と思っていたが)

スコール(このキチガイおじゃる!ここで会ったが100年目!)

スコール(ここでそのちょんまげちょん切ってくれるわーーーー!)グイ

ラグナ「ちょ、ひっぱるなよ!うわったっとっと!」


オダイン博士「ん?」


バ キ ィ ッ !


オダイン博士「へぶぅーーーーーー!」ドンガラガッシャーン


ラグナ「・・・」


助手・補佐官「博士ぇーーーーーーーーー!!」


オダイン博士「~~~」ピクピク


全員「オイィィィィ!?」


ラグナ「あわ、あわわ、あわわわわ!」

助手「な、なんですかあなた達!」

補佐官「博士!?大丈夫ですか!?博士!?」

スコール(思い知ったかえりまきおじゃる!)

アルティミシア(ここでやるなよ!?)

ラグナ「あ、あの・・・すまねえ・・・足が滑って・・・」

オダイン博士「う、うう・・・」ムク

スコール(立てちょんまげゴルァ!ここでメテオストライク100連発だボケェ!)

アルティミシア(それはゼルの技だろ)

オダイン博士「い、いたいでおじゃる・・・」

全員「おじゃる!?」

オダイン博士「痛いでおじゃる!この世界最高峰の頭脳がスッカラカンになったらどうするでおじゃる!」ムキー

オダイン博士「この野蛮人!カス!ボケ!オダインはお前等とは違う世界の頭脳でおじゃるのに~~~!」

スコール(うるせえボケェ!てめえがエル姉ちゃん攫ったからこうなってんだろがボケが!!)

スコール(何年もしつこく追いかけまわしやがってこのストーカーが!身内の気持ちはどうなるんだ!?ええ!?)

ラグナ「あの・・・攫われた女の子の家族が心配するんじゃないっすかね・・・ハハ」

オダイン博士「そんなもの、研究の役に立てば親も喜ぶでおじゃる~~~~!」プンスカ

キロス「なんて発想だ・・・」

ウォード「・・・・・・・・」

アルティミシア(ホントに変人だな・・・)

スコール(表出ろおじゃるゴルァ!お前は自分の死体を研究してろ!)

アルティミシア(バカ!こいつをやったらまずいだろ!)

オダイン博士「警備は何してるでおじゃるか!?はやくこの狼藉者をひっとらえるでおじゃる!」

ラグナ「おいおいなんかやばくないか・・・」

キロス「また逆戻りか・・・?」

オダイン博士「アデルに言いつけてやるでおじゃる~~~~!」ムキー

助手「う・・・」

補佐官「困りましたね・・・」

アルティミシア(わかってると思うが、こいつらをここでやるなよ?未来がえらい事になるぞ)

ラグナ「ん、でもよぉ・・・」

オダイン博士「ムキ~~~~~~~~!」ピョンピョン

スコール(ボッコボコにしてえ・・・)イラ


キロス「ど、どうする?」

ラグナ「逃げるか・・・?でも」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「オダイン博士を怒らしたら地の果てまで追ってくる。だと」

助手「もう、こうなった博士は手が付けられないんですからね!」

オダイン博士「この低知能共~~~~~!よくも、よくもオダインに向かって!」ムキー

ラグナ「ど、どうすんだよ!?」

スコール(はぁ・・・わかったよ)

スコール(バングルないか聞いて)

ラグナ「え、バングル?」

補佐官「あなた達!なぜあのバングルの事を・・・」

スコール(あるのね。じゃあそれ借りて。んでおもしろいもんみせてやるっつって)

ラグナ「なんかバングルがあればきっと博士も機嫌よくなる・・・らしい」

オダイン博士「あんな失敗作で何をしようってつもりでおじゃるか!」

助手「ど、どうぞ・・・」


【オダイン・パングル】


スコール(それはめて)

ラグナ「こ、こうか?」ガチャン


ポ ン ッ


全員「うわっ!?」

スコール(俺の代わりに説教してやれ)


シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・


アルティミシア「・・・・」


全員「ま、魔女!?」


オダイン博士「あわ、あわわわわ!」

ラグナ「これが・・・」

キロス「ラグナの中にいつもいた・・・」

ウォード「・・・・」

助手「そんなバカな!魔女がアデル以外にもいたなんて・・・」

アルティミシア「魔女は正体がバレるのを恐れて正体を隠す者も多くいる」

アルティミシア「お前の様な奴に好き放題やられないようにな・・・」ギロ

オダイン博士「・・・」

アルティミシア「やれやれ、興ざめだ。あのジャンクションマシーン・エルオーネの開発者がこんな変人だったとはな」

ラグナ「実物を見るとまたすっげーな・・・」

キロス「本当にものすごい格好だな・・・」

補佐官「・・・」

アルティミシア「お前、研究をするのはいいがいささか強引すぎないか?」

アルティミシア「無理矢理拉致してくるなど・・・さっきも作業中になにか危険な実験をしていただろう」

オダイン博士「・・・」

アルティミシア「お前ひとりで研究ができるわけではないだろう。大勢の人間の助けを借りてお前は研究に没頭できるのだ」

アルティミシア「少しは周りの事を考えたらどうだ?ええ?」

スコール(そうだそうだーーーー!)

ラグナ「・・・なんでお前はそこに残ったままなんだよ」

オダイン博士「・・・」

アルティミシア「不思議な物ばかり作りおって・・・まぁ、おかげで助かった部分もあるが」

アルティミシア「・・・いい加減なんとか言ったらどうだ?ええ?」

オダイン博士「・・・すごいでおじゃる!!」

アルティミシア「えっ」


オダイン博士「すごいでおじゃる!本物の魔女でおじゃる!アデル以外にもこんな魔女がいたなんて!!」

アルティミシア「・・・」

オダイン博士「その模様はなんでおじゃるか!?羽は!?衣装は!?魔女の装備でおじゃるか!?」

オダイン博士「すごいでおじゃる!アデルなんかよりもずっと「っぽい」でおじゃる!」

ラグナ「オイ・・・」

スコール(・・・)

補佐官「どうやら博士は新しいおもちゃを見つけたようです」

補佐官「おっき~いルナティックパンドラよりちっちゃなエルオーネより・・・」

補佐官「すっごい格好したお人形さんを、ね」

アルティミシア「誰がおもちゃだ!」

オダイン博士「なんで出てきたでおじゃるか!?バングルのせいでおじゃるか!?」

オダイン博士「あれは元々魔女の力を抑制する目的で作られたでおじゃる!でもアデルが全然協力してくれないから放置してたでおじゃる!」

オダイン博士「どういう原理でおじゃるか!?もっと調べさせるでおじゃる~~~~!」ダキ

アルティミシア「ッ!?ええい!?寄るな!触るな!じゃれつくな~~~~!!」

スコール(よかったじゃん。気に入られて)

キロス「変な格好同士お似合いだな」

オダイン博士「いいでおじゃろう!?研究させるでおじゃる~~~~~~~~!」

アルティミシア「ぬあっ!こいつ・・・しつこい!」


補佐官「博士のしつこさは折り紙つきですよ」

オダイン博士「なぁ~~~頼むでおじゃるよ~~~」ガシ

アルティミシア「あ~もううざったいな!ラグナ!」

スコール(パングル外してパパ)


ガチャン  シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・


オダイン博士「消えたでおじゃる・・・」

アルティミシア(ゼエッ!ゼエッ!・・・・)

スコール(おかえり。いい旦那が見つかったな)

アルティミシア(何が旦那だ!単にしつこいだけじゃないか!)

スコール(あれがお前の時代も俺の時代もパパの時代も、全部の時代に影響を及ぼしてる、オダイン博士)

アルティミシア(とんでもない奴だな・・・)

オダイン博士「なんで消すでおじゃるか~~~~~!おいロンゲ!もっかい出すでおじゃる!!」

ラグナ「え?ちょ・・・ええ?」

オダイン博士「はやくするでおじゃる~~~~~~!」ジタバタ

アルティミシア(ラグナ出すな!そいつほんとしつこいんだよ・・・)

ラグナ「ど、どうすりゃいいの・・・」

スコール(パパ・・・ちょっと口貸して)ニヤ

ラグナ「え?・・・余計な事すんなよ?」


スコール「は~か~せ~」ズイ


オダイン博士「な、なんでおじゃるか!?」

スコール「・・・魔女の研究、したい?」

オダイン博士「もちろんでおじゃる!あんなすごいの見せられたら黙ってられないでおじゃる!」

オダイン博士「いいからはやく出すでおじゃる!」

スコール「アデルは研究させてくれないの?」

オダイン博士「アデルは・・・自分の事ばっかりでちっとも触らせてくれないでおじゃる」

オダイン博士「ちょっと注射しただけで怒り狂うし・・・最悪でおじゃる!」

オダイン博士「アデルのせいでオダインは全然興味ない物ばかり作らされているでおじゃる!正直つまんないでおじゃる!」

スコール「へえ・・・・」ニヤ

オダイン博士「でも、少ないデータで作ったあのバングルがこんな所で役に立つとは・・・人生何が起こるかわからんもんでおじゃる!

スコール「未完成のバングルだろ?」

オダイン博士「あの魔女が入ればもっともっとすごいのが作れるでおじゃる!」

スコール「ほぉほぉ・・・」

オダイン博士「もったいぶってないではやくするでおじゃる~~~~!」

スコール「・・・見返りは?」

オダイン博士「!?」

アルティミシア(またか・・・)


スコール「なんで見ず知らずの奴の為に、そこまで協力しないといけないのかな?」ニヤニヤ

オダイン博士「お、お前っ!研究の役に立つのがうれしくないのでおじゃるか~~~~!」

スコール「それ相応の見返りがあれば、ね」ニヤ

キロス「何を・・・」

ウォード「・・・・・・・・・」

オダイン博士「うぐぐ・・・な、何が望みでおじゃるか!?」

スコール「俺さぁ・・・・借金があるんだよね。10億ギルくらい」

ラグナ(それは関係ないだろ!?)

アルティミシア(また盛った・・・)

オダイン博士「金でおじゃるか・・・・?」

スコール「博士くらいになれば安いもんでしょ・・・ああ、利子が払えないからこのバングル売っちゃおうかな~」

オダイン博士「ややややめるでおじゃる~~~!それがないと魔女が出てこないでおじゃる~~~~!」

スコール「ほ~れほれほれ、バングル売っちゃうぞ~~~」フリフリ

オダイン博士「あああ~~~~!やめるでおじゃる~~~~~!」ピョンピョン

ラグナ(何を遊んでんだよ・・・)


スコール「俺から出す条件は2つ。まずは10億ギルの協力金。そして・・・」

スコール「反アデル派に寝返る事。これが絶対条件!」


全員「!?」


オダイン博士「アアア、アデルを敵に回すでおじゃるか!?」

スコール「いいじゃんどうせ協力してくれないんでしょ」

オダイン博士「うぐぐ・・・でもアデルは怒らすと怖いでおじゃる・・・」

スコール「大丈夫、さっきのババ・・・魔女の方が強いから」

オダイン博士「ほんとでおじゃるか!?」

スコール「ほんとでおじゃる!」

補佐官「は、博士を味方に引き込む気ですか・・・・?」

スコール「アルティミシア」

オダイン博士「!?」

スコール「魔女の名前はアルティミシア。協力してくれないならここまでしか言えないな」

オダイン博士「アルティ・・・ミシア?」

アルティミシア(それ言って大丈夫なのか?)

スコール「いいだろどうせ18年後にわかる事なんだから」


オダイン博士「うぐぐ・・・研究はしたい・・・でもアデル怖い・・・」

スコール「アルティミシアはすごいんだぞ博士」

オダイン博士「!?」

スコール「脳内の妄想を魔力でGFとして具現化できるんだ」

オダイン博士「なななんでおじゃるかーーーーーーーーーーーーーー!!」ガビーン

スコール「時間も操るんだぞ。過去も未来も全部同じにできるんだ」

オダイン博士「ファーーーーーwwwwwファーーーーファーーーーーwwww」

スコール「さらぁに!芸術センスも抜群だ!」

スコール「魔女アルティミシアが協力してくれた暁には国民全員ちょんまげにさせる事も可能だ!!」

オダイン博士「それはどうでもいいでおじゃる」

スコール「ちっ」

アルティミシア(ファッションに拘りはないタイプか)

助手「は、博士~!」

補佐官「どうしましょう・・・」

オダイン博士「うぐぐ・・・ひぐぅ・・・」

スコール「さあ、どうする!?今こそ決断する時だ!博士!」

スコール「このまま一生アデルのパシリになるか!アルティミシアを好き放題いじくるか!」

スコール「自分の心で感じたままに・・・博士!」

スコール「これは・・・お前の物語だ!!」

アルティミシア(大事な所パクった・・・)


オダイン博士「・・・え~~~い!わかった!わかったでおじゃるよ!」

オダイン博士「オダインも反アデル派に着くでおじゃる!これで問題ないでおじゃろう!?」


スコール「・・・本当だな?」

オダイン博士「まろは研究がしたいだけでおじゃる!アデルがさせてくれないならアルティミシアにさせてもらうでおじゃる!」

アルティミシア(言い方がなんかあれだな・・・)

スコール「よく言った!博士!これでお前は同志だ!!」

オダイン博士「じゃ、じゃあさっそくアルティミシアを・・・」

スコール「ダメ」

オダイン博士「なんで!?」

スコール「なんでってまだなんもやってねーだろちょんまげ。バカかお前」

スコール「研究はアデルを倒すまで、お預けだな」ニヤ

オダイン博士「そんなの何年かかるかわかんないでおじゃる~~~~~!」

スコール「さあ、行こうかみんな・・・帰ろ帰ろ」ニッコリ

オダイン博士「まままま、待つでおじゃる~~~~~!」

ラグナ(ほっといていいのか?)

スコール(どうせ俺ら本当に帰るじゃん)

ラグナ(あのおっさんを俺らがなだめるのか・・・)

オダイン博士「待つでおじゃる~~~~~!くそロンゲ~~~~!」

ラグナ(クソは余計だ!エリマキまげ野郎!)


・ルナティックパンドラ研究所前

ラグナ「お、わざわざ待っててくれたのか」

作業員「お前等!無事脱出できたんだな!」

ムンバ「ぺこぺこ」

スコール(さて、どうしたもんかね)

アルティミシア(アデルはどこだ)


補佐官「いやはや、驚きましたよ」


ラグナ「しまっ・・・!」

作業員「大丈夫、彼も反アデル派の仲間だ」

補佐官「よろしく。しかしなんというか・・・」

作業員「何かあったのか?」

補佐官「オダイン博士がね・・・我々に味方してくれるそうです」

補佐官「とある交換条件と引き換えに・・・ね」

作業員「 な に ぃ !  」

補佐官「この方がね、オダイン博士と交渉して・・・」

作業員「味方に引き込んだのか!?や、やるなぁお前・・・」

スコール(ほぼ俺のおかげだけど)

アルティミシア(私のおかげだろ!イヤだぞあんなちょんまげにいじくりまわされるなんて!)

ラグナ「ま、まぁなんつうか、成り行きで・・・」

作業員「やっぱりあんたしかいない・・・あんたに引っ張ってもらいたい!」

ラグナ「これが大人のみりきってやつかぁ?」

スコール(だからお前何もしてないだろって)

アルティミシア(どうせ何の策もなく突っ込んだんだろ)

ラグナ「う・・・」

補佐官「しかしこの方、不思議な方ですね

作業員「ん?」

補佐官「とぼけた人物の印象でしたが、交渉中は人が変わったようになって・・・」

補佐官「おまけにこの方から魔女が出てきました。この方は一体・・・?」

作業員「魔女!?・・・お前、一体何者だよ」

ラグナ「えっと・・・」

ウォード「・・・・・・・・」

キロス「説明が難しい、な」

アルティミシア(さすがエスタの研究員、鋭い)

スコール(・・・はーあ、そろそろ潮時かぁ)

アルティミシア(だな)

ラグナ「えっ」


スコール(いや実はさぁ、俺らがジャンクションするのこれで最後なんだわ)

ラグナ「 え え っ ! ? 」

アルティミシア(今まで世話になった。いや、世話してやったと言うべきか)

ラグナ「え、ちょ、じゃああの博士どうすんだよ!?」

スコール(そこはまぁ、口から出まかせでなんとか(笑))

ラグナ「できるわきゃねーだろ!?」

キロス「どうした?」

作業員「さっきから誰と話してんだ?」

補佐官「・・・・・」

スコール(んじゃまぁ、今から未来で何が起こっているのか、説明すっから)

ラグナ「ちょっと待て!俺小難しい事は理解できないぞ!?」

スコール(大丈夫、その辺は織り込み済みだから)

スコール(てなわけでババア。後よろしく)

アルティミシア(パングルをはめろ)

ラグナ「・・・」ガッチャン


ポ ン ッ !


アルティミシア「・・・・・」シュウウウウウ


作業員「うわーーーーーーーーーー!!」

補佐官「さっきの魔女さん・・・」

スコール(今からババアに説明させっから)

アルティミシア「いいか貴様ら、事態はもはやエスタ国内だけに留まらん・・・」

全員「・・・」


『いままでのことを ぜんぶ せつめいした!』


スコール(というわけ)

全員「・・・」

ラグナ「何が何やらさっぱりわかんねえ・・・・」

キロス「ジュリアの娘が・・・そんな・・・」

ウォード「・・・・・・・・」

スコール(そう。世界ガチピンチ)

スコール(だからここで、パパにははやくアデルを封印してもらわないと)

補佐官「暗黒魔導士エクスデス・・・ですか」

作業員「じゃあなにかい?あんたらは逆にアデルを守らないといけないのかい?」

アルティミシア「皮肉な物だ」


ラグナ「ちょっまてっ!ええと・・・つまり・・・」

スコール(リノアにアデル取られるとヤヴァイ)

アルティミシア「どうやら魔女の力がカギのようだ」

キロス「何故あなたは無事なんだ?」

アルティミシア「私はスコールにジャンクションしていたおかげで襲撃を逃れられた」

アルティミシア「おかげで我が城が無き物になったがな・・・」フルフル

補佐官「・・・一大事ですね」

作業員「俺もう・・・ついてけねえ」

ラグナ「・・・なんでジュリアの娘がそんな事するんだよ」

スコール(それは俺らもわかんない)

作業員「アデルをただ封印するだけじゃ終わらねえって事、か」

アルティミシア「付け焼刃の封印はリノアに簡単に外されてしまう。アデルの封印が解かれれば・・・」

スコール(リノア曰く世界が消える、だとさ)

アルティミシア「恐怖支配どころじゃないぞ」

ウォード「・・・・・・・・・」

キロス「責任重大だな。だと」

補佐官「・・・博士に事情を説明するしかないですね」

補佐官「博士は魔女の研究を第一に考えてます。人格はあれですが、腕は確かですよ」

アルティミシア「こっちの時代でも名は轟いている」

スコール(絶対解けないようにガッチガチに封印しとけっつっとけ)

作業員「なんか・・・偉い事になったな」

ラグナ「ああ・・・」

スコール(18年経ったら俺らの言ってる意味わかるよ。だから)

スコール(18年後、エスタに非常事態宣言出しといて。俺らもそっちいくから)

ラグナ「・・・」

スコール(実はもう今到着してんだよね。入口で爆睡してるけど)

キロス「なぁラグナ。覚えているか?ウィンヒルで会ったあの目玉・・・」

キロス「あれってもしかしてさ、そいつらの魔物じゃないか?」

ラグナ「・・・・」

アルティミシア「エクスデスの目的は支配ではない。消滅だ」

アルティミシア「あれが解き放たれれば、草も木も全て無くなるぞ」

全員「・・・」


アルティミシア(知っているか?この世界は既に半分消えているんだ」

ラグナ「えっ」

アルティミシア「古代の地図をちょっとしたツテで見せてもらった。するとだな」

アルティミシア「かつてここの北にはもう一つ大陸があった。エスタがすっぽり覆われるような広い大陸が」

ラグナ「まじかよ・・・」

補佐官「どこかに文献は残っていないでしょうか・・・探してみましょう」

キロス「まずはアデルだな」

ウォード「・・・・・・・・・」コクコク

ラグナ「お前等は何?それを伝えにはるばる未来からやってきたの?」

アルティミシア「結果的にそうなるな」

スコール(当初はいじりに来ただけだったけど)

ラグナ「クソ息子・・・余計な事ばかりしやがって」

スコール(パパがいじられがいのある性格してるからじゃんw)

補佐官「あの、では・・・」

補佐官「アデル・・・会いますか?今」


スコール・アルティミシア「!?」


アルティミシア「いるのか!?」

スコール(よく考えたら俺アデルの事よくしらねー)

ラグナ「俺も・・・なんか横暴な奴ってのは聞いてるけど」

補佐官「今もいると思います。いつもの場所に・・・」

作業員「いつものあれか」ガクブル

スコール(な、何してんの?)

補佐官「口に出すのも恐ろしい・・・」

アルティミシア「大体想像つくがな」

スコール(そうそう俺らアデルにも話しとかねーと)

補佐官「アデルとですか・・・果たして話が通じるかどうか」

スコール(そこはババアに任せる)キリ

アルティミシア「人任せか。いや、しかし私しかいないな・・・」

ラグナ「なんか怖くなってきた。あっ足釣りそう・・・」プルプル

スコール(筋チョン切れようが無理矢理引っ張っていくからな)

キロス「アデル・・・一体なにを・・・」

ウォード「・・・・・・・・・」

補佐官「私が車で連れて行きましょう。お乗りください」

スコール(じゃあみなさん、18年後よろしくね)

全員「・・・・」


バタン ブロロロロロロロロ・・・・・・・


・車中

アルティミシア(ふう・・・)

スコール(よかったな。あのちょんまげに見つからなくて)

ラグナ「ちょんまげ博士は今何してんだ?」

補佐官「さっそく研究を開始しました。いつも以上にやる気十分です」

補佐官「非人道的な事をしなければ、立派な方なのですが・・・・」

キロス「アデルにどう説明する?」

ラグナ「まさか今封印しちまうわけにもいかねえだろ」

スコール(まぁ、そこは・・・ババアが)

アルティミシア(あいつ嫌いなんだよ・・・オラオラしてて・・・)

スコール(人種が全く違うもんな)

ラグナ「アデルってどんな奴なんだろうな・・・」

補佐官「・・・話が通じるかどうか、あやしいですよ」

スコール(一回見てるからわかる。なにあいつ。女の癖に胸隠してねージャン)

ラグナ「まじ!?」

スコール(マジ。どこの原住民だって言いたくなる格好してるわ)

ラグナ「・・・魔女ってアレな格好をする決まりがあるのか?」

アルティミシア(まぁ、別に服装はなんだっていいだろ)

スコール(ババアは芸術方面に。アデルはワイルドチックに)

スコール(問題はどっちもやりすぎって事だ)

ラグナ「・・・」

キロス「ところで、どこへ向かっている?」

補佐官「ティアーズポイントってご存知です?」

スコール(うお、そこって)

アルティミシア(月の涙の・・・)

補佐官「我々がいた場所はルナティックパンドラ研究所。その名の通りルナティックパンドラを研究する目的で作られた場所です」

補佐官「そこで我々は、ルナティックパンドラが月の涙と密接な関係がある事を突きとめました」

ラグナ「月の涙って、何?」

補佐官「月からモンスターが効果する現象です。そのあまりの量が・・・まるで月から零れ落ちる涙のよう」

補佐官「故に月の涙と呼ばれています」

スコール(セントラもそれで滅びたんだよ)

ラグナ「まじ!?」

補佐官「ティアーズポイントは次の月の涙の降下予測地点です」

キロス「エスタにあるって事は・・・」

ラグナ「次エスタかよ!?」


スコール(で、そのティアーズポイントになんでアデルがいるんだよ)

補佐官「我々は月の涙をなんとか防ごうとティアーズポイントに装置を建設しました」

補佐官「アデルは何故か妙にそこを気に入り、勝手に改造を施し、毎日のように『儀式』をしているのです」

アルティミシア(儀式・・・)

補佐官「本人には自覚なさげですがね。あれはハッキリ言って『拷問』ですよ」

補佐官「毎日エスタ市民を無差別に連れて来ては朝から晩まで苦しめるんです」

補佐官「その凄惨さたるやそれはもう・・・」ガクブル

ラグナ「・・・とんでもねえな」

キロス「魔女の恐怖支配、なるほどな。恐れられるわけだ」

スコール(まぁ、アデルだしな)

アルティミシア(アデルだもんな・・・)


スコール・アルティミシア(めんどくせえ・・・)


補佐官「同じ魔女としていかが思います?」

アルティミシア(えっ)

ラグナ「言ってやれよババア。魔女のイメージダウンだろ」

キロス「魔女はそんなのばかりではないと宣言してるとイイ」

ウォード「・・・・・」ウンウン

アルティミシア(・・・・)

スコール(待てお前等、このババアは未来でもっとトンデモナイ事を(ry

アルティミシア(くぉら黒ジャン!今そんなのどうでもいいだろ!黙ってろ!)

全員「・・・?」

アルティミシア(私は未来で城を作り、しもべ達とワインを飲んだり・・・)

アルティミシア(本を読んだりガーデニングをしたり、そんな毎日を繰り返して悠々自適な生活をしている)

スコール(ウソつけボケ。大体最初にアデルの封印解いたの(ry

アルティミシア(私は無害だ!アデルなんかと一緒にするなッ!!)

ラグナ「わかった。わかったから・・・」

補佐官「魔女にも色々いるんですねえ・・・」

アルティミシア(おいお前等、覚えておけ。魔女はアデルのような脳筋ばかりではない)

アルティミシア(むしろあいつだけがああなのだ。あいつはキチガイだ。あんな奴を魔女と思うな)

スコール(どれだけアデル嫌いなんだよ)

アルティミシア(今でも魔女はいっぱいいる。見かけは普通の人と変わらん)

アルティミシア(魔法さえなければ人と同じだ。偏見を持つな)

アルティミシア(もしそのような目で魔女を虐げれば、魔女は一度怒り出し、野を焼き払い残酷な儀式を始めるだろう)

アルティミシア(そうならぬように、努々忘れるな!いいな!)

スコール(ちょっと私怨入ってるだろ)


・ティアーズポイント

補佐官「着きましたよ」キキィ

ラグナ「ここにアデルが・・・」

スコール(パパ、悪いけどエル姉ちゃん救出はもうちょっと待ってね)

スコール(あれ終わっちゃうと俺ら消えちゃうから。それまでにどうしてもアデルと話さなきゃ)

ラグナ「しゃ~ね~な~」

キロス「むっ、何か聞こえる・・・」


うわーーーーー! うう・・・ もう勘弁してくれぇーーーーー!


キロス「一体何を・・・」

ウォード「・・・」

補佐官「アデルはいつもああです。あれを毎日行っているのです」

スコール(もうちょい近づいて。見えない)


全員「・・・」ソソクサ


も、もう無理だぁ・・・ や、休ませてくれ~~~


「この軟弱者共が!そんなんだからいつまで経ってももやしっ子なんだよ!!」

「科学ばかり頼っているから体がなまるのだ!もうちょっと根性見せろ!!」

「くぉらそこぉ!誰が休んでイイと言ったぁ!!罰としてグラウンド10週追加だ!!」


ひぃぃぃ~~~~~~!


「よーしお前等。トレーニングはそこまでにして試合をやるぞ!」

「今日はそうだな・・・サッカーだ!」


い、いやだぁ~~~~~~~~~~~~!!


全員「・・・」


「キックオフ!オルァァァァァァァァ!」ドゴーン


ラグナ「あれが・・・アデル・・・」

補佐官「あれが魔女アデルの儀式・・・」ガクブル

スコール(儀式っつかさぁ・・・)

アルティミシア(・・・)


アデル「ゴォォォォォォル!ゴールゴールゴールゴォォォォォル!!」ブンブン


スコール( た だ の ス ポ ー ツ バ カ じ ゃ ん ! ! )


アデル「おいおい今日もトリプルハットトリック達成か!?骨がないなお前等!」

市民「だってアデル様・・・パワー違いすぎるんですもん・・」

アデル「それはお前が鍛えてないからだろがぁ!ほら立て!立つんだ!」グイ

アデル「今日は最低でも10試合はやるからな!!」

市民達「ひえええええ~~~~~~~~!!」


補佐官「あれがアデルの儀式です・・・」

スコール(丹下○平かあいつは)

アルティミシア(だからあいつはヤなんだよ・・・)

ラグナ「ありゃあ話通じねーな」

補佐官「見てくださいよ。ティアーズポイントがすっかり運動場に・・・」

スコール(オリンピックでもやるのかっての)


アデル「行くぞ!!タイガーショットォ!!」ドバキィ!

市民「ぎええええええええ!」チュドーン

アデル「ゴォォォォォォル!ゴールゴールゴールゴォォォォォル!!」ブンブン


スコール(ババア、はよいけよ)

アルティミシア(今試合中だし・・・)

スコール(んな事言ってる場合か!?いつタイムリミットが来るかわかんねーんだぞ?!)


アデル「ハーフタイム!!」


ゼエ・・・ゼエ・・・ もう何点目だよ・・・・ これをあと10試合か・・・ 死ぬ・・・


アデル「ふふ、今日もエースストライカー決定だな」フキフキ

補佐官「あの~、アデル様、ちょっとよろしいですか?」

アデル「なんだ?サッカーに入りたいのか?」

補佐官「い、いえ!私は研究がありますので申し訳ありませんが・・・そうじゃなくてですね」

補佐官「今日はアデル様とお話したいと言う方がいらっしゃってまして」

アデル「なんだ?引き抜きか?」

補佐官「あちらをご覧くださいませ」

ラグナ「ほらババア、バングルはめるぞ」

アルティミシア(ちょ、ちょっと待て!まだ心の準備が・・・!)

スコール(エースストライカー様待たせんなって)

キロス「守りに来たのだろう?」

アルティミシア(まて!ちょっと待ってくれぇーーーーーー!)


ガッチャン


ポ ン ッ


アデル「!!」


アルティミシア「・・・・」シュウウウウ


アデル「お、お前は・・・」ワナワナ

アルティミシア「・・・」

アデル「わ、わわわ、私以外の魔女・・・初めて見た・・・」

アルティミシア「・・・」

スコール(夢のご対面だな)

ラグナ「ホントに大丈夫かぁ?」

キロス「緊張してないか」


ガシッ


アデル「よくぞ来てくれたァーーーーーーー!もう一人の魔女よォーーーー!」


アルティミシア「ッ!?」


アデル「おおおおついにこの日がァーーーーー!!私の、私の為に・・・」ギュー


アデル「 オ オ オ オ オ オ ! ! ! 」メキメキ


アルティミシア(い、痛い痛い力強いこいつ)

スコール(うるせえ奴だな・・・)


アデル「ようこそ、我がスタジアムへ!!遠路はるばるよく来てくれたッ!」

アルティミシア「・・・ちゃす」


全員(ちゃす!?)


アデル「何の目的か・・・ふふ、言われずともわかるぞ!もう一人の魔女よ!」

アルティミシア「・・・なんすか」

スコール(バ、ババアが敬語使ってる・・・)

キロス「せ、先輩だからじゃないか・・・?」

アデル「私と共に、世界をスポーツの楽園にしようと言うのだな!?」

アルティミシア「いや、私は話しをしに・・・」

アデル「 だ よ な ! ? 」クワッ!

アルティミシア「・・・はい」

スコール( 折 れ る な よ ! ! )


アルティミシア(スコール!やっぱ無理!こいつは話しが通じる相手じゃない!)

スコール(無理じゃねーだろ!?はやく説得しろよ!!)

アルティミシア(だ、だってだな・・・)

アデル「みよ魔女よ!この国の市民はどいつもこいつも軟弱な物ばかりで・・・」

アデル「私が毎日みっちり鍛えてやってるのに、一向に逞しくならんのだ!」

アデル「 ど う 思 う ! ? 」クワッ

アルティミシア「とりあえず顔近いです、はい」

アデル「もう一人の魔女よ、名を何と言う?」

アルティミシア「・・・・アルティミシアです」

アデル「アル・・・何?」

アルティミシア「ア・ル・ティ・ミ・シ・アです」

アデル「・・・アルテミシオンか!そうか!」

アルティミシア(違う・・・)

スコール(それモーグリだから)

アデル「共にエスタをスポーツ国家に仕立て上げよう!アルテミシオンよ!!」ガシ

スコール(おいババア!何やってんだよ!早くしろよ!)

アルティミシア「・・・怖い」ボソ

スコール( ビ ビ っ て ん じ ゃ ね ー よ ! )

アデル「行こう魔女よ!体を動かし共にイイ汗をかこう!!」ガシ

アルティミシア「え、ちょ!?何するんですか!?」ズリズリ

アデル「メンバー交代!FWアルティミシオン!」

アルティミシア「サッカーって何!?ルール知らない!」

アルティミシア「ちょ、先輩!聞いてます!?先輩って!」

アデル「 キ ッ ク オ フ ! 」ピピー

アルティミシア「あああああーーーーーーーーー!!」


○一時間後

アルティミシア「・・・」ドサ

スコール(ババアがこんなにダメージを負うなんて)

アルティミシア「ボール・・・ぶつけられまくった・・・」ヒリヒリ

補佐官「サッカーはまだマシな方ですよ。野球になったら万本ノックとか平気でやりますから」

スコール(ジャボテンダーかよ・・・)

アデル「いやぁいい汗かいた!」キラキラ

スコール(なんだそのさわやかな顔は)


アデル「おや、アルテミシオンよ。もうへばったのか?」

アルティミシア「ルール・・・わかんないんで・・・何したらいいのかわかんないです・・・」

アデル「ハッハッハ!そんなものは気合いだ!気合いでなんとかなる!」

スコール(無茶言うなよ)

アルティミシア「いや・・・オフサイドとか・・・知らないんで・・・」

アデル「ふむ・・・それもそうか」ナットク

ラグナ「今更かよ」

アルティミシア「スコール・・・迎えはまだか・・・」

スコール(エルねーちゃん救出まで無理)

アルティミシア「か、帰りたい・・・」ガク

スコール(パパ~・・・)

ラグナ「えっと・・・アデル・・・様?」

アデル「む、なんだお前は。お前も混ざるか?」

ラグナ「いいいいや!それは結構です!そうじゃなくてですね!」

ラグナ「その魔女は・・・・ほら、アデル様に相談があってやってきたんっすよ」

アデル「相談?」

スコール(ナイスフォローパパ!ほらババア!口先でやりこめるチャンスだぞ!)

アルティミシア「本当か・・・?」

アデル「相談?ベンチプレスが伸びないのか?ダメだぞちゃんとプロテインは選ばないと」

アルティミシア「そうじゃなくてですね・・・その」

アルティミシア「実は私、未来から来まして・・・」

アデル「未来・・・?」

アルティミシア「そうです・・・未来で先輩に危険が迫っているので・・・こうして忠告に来たわけです」

アデル「ほぉ・・・おもしろい。詳しく話してみろ」

アルティミシア「えっと・・・未来では魔女の力を奪おうとしている奴がいてですね」

アルティミシア「その、先輩もターゲットに入ってるんです・・・」

アデル「ほほぉ・・・」

スコール(絶対わかってないと思う)

アルティミシア「だからですね・・・18年経ったら、その輩に対抗できるように」

アルティミシア「とりあえず支配は置いといて、力をためたり、封印されたりして用心しておいて欲しい。という事です。はい」

アデル「・・・」

ラグナ「ホントに大丈夫かよ・・・」

キロス「いささか不安だが」

ウォード「・・・・・・・・・・・」

アデル「わかった。つまりこういう事だな?」

アデル「魔女の力を奪われぬよう、より一層鍛錬を積め、と・・・」ニヤ

スコール(やっぱりわかってなかったァーーーーー!!)


アデル「ハッハッハ!そんな奴、この私がハットトリックにしてくれるわ!」グッ!

キロス「やっぱりな・・・」

アルティミシア(おいおいまさか封印されろとは言えないだろ)

スコール(このガチムチ脳筋女・・・これだからスポ根はやなんだよ!)

アデル「ご忠告ありがとう!では早速試合に戻ろうか!」

アルティミシア「え!?」

アデル「まだまだ後20試合はやるぞ!さあアルテミシオン、立て!」

スコール(増えた・・・)

アルティミシア「え、ちょ、私もう体中すでに痛(ry

アデル「 行 く ぞ ! 」ギュ

アルティミシア「ひぎぎぎぎぎ~~!」ズリズリ


ラグナ「ちょっと待ったァーーーーーー!」


アデル「・・・・何か用か?」

スコール(ちょっとパパ!?)

ラグナ「あんた!アデルだかなんだか知らねーけどよ!未来が大変なんだぞ!」

ラグナ「そんな時に悠長にスポーツやってる場合かよ!?」

アデル「だからこうして体を鍛えるんだろ」

ラグナ「そんなんで侵略者から守れんのかよ!大体なんだよ、20試合って!」

ラグナ「周りの連中を見ろ!もう疲れ切ってズタボロじゃねーか!!」


ひいひい・・・ ゼエ・・ゼエ・・ もう勘弁してくれ・・・


アデル「それはこやつらが軟弱だからだ」

ラグナ「ちっがーーーーう!魔女と人間は体の作りが違うだろ!」

ラグナ「あんたは体力有り余ってるかもしんねーけどなぁ!人間はそんなぶっとおしで動けるようにできてねーんだよ!」

ラグナ「ハラも減るし眠くなる!身体を動かせば疲れもたまる!あんた魔女の癖にそんな事もわかんねーのか!」

補佐官「ちょ・・・」

スコール(アデルに喧嘩売んなw)


アデル「じゃあどうしろと・・・」ピキピキ


スコール(ほら、ピキり出した)

ラグナ「エスタの人達とそのババアを解放しろ!」

ウォード「・・・・・・・・」

アルティミシア「・・・・」ピクピク


アデル「イヤだと言ったら?」ニヤ

ラグナ「いーや、言わせて見せるね!」

アデル「・・・どうやって?」

ラグナ「・・・・」

スコール(どうすんだよ。ここでバトルしても間違いなくやられちまうぞ)

ラグナ「・・・じゃあ」


ラグナ「 ス ポ ー ツ で 勝 負 だ ! ! 」


全員「ええ~~~~~~~!!」


スコール(プロアスリート相手に何言ってんの!?)

ラグナ「う・・・だぁ~~~~!言っちまったもんは仕方がねえ!」

ラグナ「俺とスポーツで勝負だ!俺が勝ったらエスタの人達を解放しろ!」

ラグナ「しばらくスポーツも禁止!それか試合は一日1試合、8時間以上の運動はナシ!」

ラグナ「体を動かしたいなら一人でやってろ!これでどうだッッ!!」ビシィ!


アデル「・・・おもしろい、受けてたとう!」


スコール(乗っちゃったよ・・・)

ラグナ「・・・トンデモナイ事言っちゃったかもしれない」ダラダラ

スコール(もうおせーよ。ハットトリック決められて来い)

ラグナ「うぐ・・・勝負の方法は!?PKか!?バッティングか!?」

アデル「ふふふ、ならば我らの決戦に相応しい物を用意しよう」

アデル「よもやこれをプレイできる日が来るとは・・・」ス


アデル「 む ん ! 」


ゴポ・・・ゴポゴポ・・・ゴポゴポゴポゴポ!!


全員「!?」


アデル「見よ、魔女が最も好む決戦の試合・・・」



『みずのかたまりが ふくれあがっていく!』


アルティミシア「ウォータ・・・?」

スコール(ん?これどこかで見たな)

補佐官「あれは・・・」

アデル「人間は呼吸を止める事すら満足にできん・・・ふふ、やはり軟弱な生き物だ」

アデル「お前は大丈夫なんだろうなぁ?あれだけタンカを切った物な・・・」ニヤ

ラグナ「う・・・う・・・」

アデル「いいか、聞け人間よ。我らの勝負はPKでもバッティングでもない、全く新しい画期的なスポーツだ」

アデル「ルールは簡単。ボールを奪いあい相手のゴールに入れるだけ。しかし」

アデル「ボールを奪うためならタックル、キック、何でもアリだ。しかしシュートのみ蹴りで行ってもらう」

ラグナ「ハンドボールみたいなもんかぁ?」

アデル「ふふ、しかしこのスポーツ最大の特長がこれ・・・ハァッ!」


『みずのかたまりが さらにふくれあがる!』



ゴポポポポポポ・・・・・・!!



アデル「コートは・・・この水の中だ!」ビシィ!


スコール( こ れ ブ リ ッ ツ ボ ー ル じ ゃ ね え か ! )


アデル「ふふふ・・・どうだ、この画期的なスポーツは!」

補佐官「あれですよあれ!アデルの儀式の中で最も凶悪なスポーツ!」

補佐官「あれに参加させられた物は息が続かず溺れかけ、みな水恐怖症になっていきました!」

スコール(・・・なんでアデルがブリッツ知ってるんだよ)

ラグナ「・・・お前が考えたのか?」

アデル「いや、教えてくれたのはオダインだ」

スコール(あのまげ野郎・・・)ピキピキ

アデル「果たして人間に、このスポーツができるかな!?」

ラグナ「そりゃお前魔女だから水中でも余裕だろうがよ・・・」

スコール(ジャンクションで多少はガマンできると思うけど・・・)


ウォード「・・・・・・・・・」ズイ


ラグナ「ウォード!」

キロス「ラグナの考えなしはいつもの事、だと」

スコール(考えなさすぎるだろ)

ラグナ「うう・・・面目ない」

キロス「アデルさん、一つ提案がある」

アデル「なんだ?」

キロス「あなたは魔女。身体能力は人間とは比べものにならない」

キロス「しかし我らはただの人間。しかもこのスポーツは初見だ」

キロス「明らかにラグナが不公平・・・よってここは一つ、我々にハンデをくれないだろうか」

アデル「ハンデ・・・?」

キロス「いくらなんでもラグナ一人じゃ勝ち目がなさすぎる。そこで」

キロス「我々3人をラグナチームに入れろ。これで対等だろう?」

ラグナ「き、キロス~~~!」

アデル「あれだけでかい口を叩いて仲間に泣きつくのか」

キロス「あなたこそ、魔女の癖に人間の群れに恐れをなすのか?」

アデル「・・・ふん、いいだろう!人間が何匹集まった所で私の敵ではないわ!」

スコール(意外と駆け引き上手)

ラグナ「キロス・・・ウォード・・・すまねえ・・・」

ウォード「・・・・・」

キロス「考え方によってはチャンスだ。ここで勝てばアデルを黙らせられる。だと」

スコール(あれ、でもおっさんとクロンボと・・・後一人誰?)

キロス「あいつに決まっているだろう」ス

アルティミシア「!?」


キロス「人間三人に魔女一人。これで実力差は埋まったと思うがね」

アルティミシア「ちょちょちょちょっと待て~~~!なんで私が!?スコールがやれよ!!」

スコール(いや俺ここからでれねーし)

ラグナ「大丈夫かぁ?あんた」

ウォード「・・・・・・・・」

キロス「魔女だから大丈夫だろう。だと」

アルティミシア「バカヤロウ!私はインドア派だぞ!?スポーツなどここ何百年もまともにやった事ないわ!!」

ラグナ「魔法でなんとかすりゃいいだろ」

アルティミシア「そんな魔法あるか!大体なんだブリッツボールって!?初めて聞いたわ!」

アルティミシア「イヤだね絶対!あんな所に入ったら羽がびしょびしょになってしまうではないか!」

スコール(アデル説得はお前の役目だろが。さっさと行けよ)


アデル「いざっ!」ドボン


ラグナ「ほら、アデル行ったぞ」

アルティミシア「はぁ!?知るか!私じゃなくていいだろ!他当たれよ!」

スコール(うっぜーなもう。パパ、パングル外して水中でもっかいつけよう)

ラグナ「それ採用」ポン

キロス「あなた意外に適任はいないのだよ」

ウォード「・・・・・・・」ウンウン

アルティミシア「い、いやだ!タックルだのなんだの、そんな怖いスポーツは絶対いやだ!」


キロス「先行くぞ」ドポン

ウォード「・・・・・・」ドポン


ラグナ「うるせーな、諦めろよ。ほれ」ガチャン


アルティミシア「ああああああああああ!!」シュウウウウウウ


ラグナ「んじゃま、いくか!」

スコール(がんばれー!)キャッキャ



アデル「ふふふ・・・さあ、こい!」



ド ポ ン ッ !




【ブリッツボールアデル杯inエスタ】




【アデルチーム】アデル


【ラグナチーム】ラグナ キロス ウォード アルティミシア (監督)スコール

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・水中

ラグナ(息はジャンクションで何とかなりそうだな・・・)ゴポポ

キロス(全て泳ぎか。少し動きづらそうだが)ゴポポ

アルティミシア「なんで私がこんな・・・」

スコール(はいじゃあ貴様ら集合)


ゴポポッ


スコール(アデルはチート級の選手だけど、一人しかいないのが狙い目だな)

スコール(これはバトルではなくあくまでスポーツだから、いかにアデルがスポ根バカでもチームワークで何とかなると思うわけ)

キロス(ふむ・・・)ゴポポ

スコール(簡単に言うとサッカーとハンドボールとラグビーを混ぜて2で割ったもん。これならイメージしやすいっしょ)

ラグナ(ちょっと激しくなりそうだな)ゴポポ

スコール(ポジションは・・・とりあえずおっさんKP(キーパー)ね。見た目的に)

ウォード(・・・・・・)コク

スコール(おそらく水の中でも制限なく動けるババアがカギだと思う)

アルティミシア「風邪引いたらどうしよう・・・」

ラグナ(ほんと大丈夫か?こいつ)ゴポポ

スコール(なのでパス回し中心で行こう。アデルが奪いに来たら即パス。これを心がける事)

スコール(相手は一人だからアデルさえ躱せば後はゴールし放題。それがこっちの強みだな)

キロス(スポーツなら勝ち目はありそうだ)ゴポポ

スコール(ホントは6人いるんだけど、人数の都合もあるから・・・よし、こうしよう)


【フォーメーション】0-1-2

(GK)ウォード (DF)なし (MF)キロス (FW)ラグナ、アルティミシア


キロス(妥当だな)ゴポポ

スコール(DFいないから全体的に下がり気味で行こう。ちとおっさんの負担がキツいけど)

ラグナ(頼むぜ!ウォード)ゴポポ

ウォード(・・・・・)グッ

スコール(さて、そいだら・・・)チラ


アデル「いつまで待たせるつもりだ?はやくしろよ。どうせ負けるんだから」ニヤニヤ


スコール(余裕かましてられんのも今の内だ、ガチムチが!)

ラグナ(エスタの自由を勝ち取ってやるぜ!)ゴポポ

アルティミシア「はやく帰りたい・・・」ボソ


【ブリッツ オフ】


ピーーーーーーーーーーッ


アデル「ぬおるァァァァァ!!」ガシッ!


ラグナ(イッ!?)

スコール(いきなりかよ!!)


アデル「おおおおおおおおおおおおおお!!」ゴポポポポポ!


『先攻はアデル選手!ボールキャッチと同時ににものすごいスピードでゴールへと向かいます!』


ラグナ(キロス!)ゴポ

キロス(いや、はやッ・・・!)ゴポポ!


アデル「オオオオオオオオオオオオオオオ!!」


『アデル選手のシュート!』


スコール(さっそくかよ!来るぞ!)

ラグナ(ウォードォーーーーーーーーーーーー!!)ゴポポ

ウォード(・・・・)グッ


アデル「ぬどるぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブオンッ!


ドポポポポポポポポ!!


ウォード「ッ!?」


バァーーーーーーーン!!


『ウォード選手、取れないーーーーッ!』


ピーーーーーーーーーーーーーーッ!


『ゴール!先制点はアデル選手!試合開始わずか数秒の先制点!!」』


アデル「うおっしゃああああああああああああああ!」バシャバシャバシャ


ラグナ(なんて勢いのシュートだよ・・・)

キロス(あんな物放たれては・・・)

ウォード(・・・・・・・)ガックシ


【ラ】0-1【ア】


スコール(パパ、次はこっちボールからだから)

ラグナ(くっそー、すぐ取り返してやるぜ!)


【ブリッツ オフ】


ピーーーーーーーーーーーーーッ!


ラグナ(うおっしゃあ!)ガシ

アデル「オオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!

ラグナ(い!?もう!?)

スコール(パパ!パス!)

ラグナ(キロス!)ブン


『ラグナ選手、アデル選手の猛攻にたまらずパス!』


キロス(おし!)パシ

アデル「ボールよこせえええええええええええ!!」ドボボボボボボ!

キロス(ちょ、はや!)

スコール(クロンボ!ババアにパスだ!)

キロス(お・・・魔女ォーーーーーーー!!)ブオン


『ここでキロス選手、アルティミシア選手にパス!パスを繋いでいく作戦かぁ!?』


シュルルルルル・・・・


スコール(ババアいいな?水中で自在に動けるのはお前だけだ。キャッチしたら全力でゴールまで走れ!)

アルティミシア「・・・・」


シュルルルルル・・・・


バシッ


アルティミシア「あうっ」


『アルティミシア選手、ボールを取りこぼしたァーーーーー!』


スコール(何やってんだババァーーーーーーーーーッ!!)


アルティミシア「だって・・・」

スコール(パスを繋いでいく作戦だっつったろ!?取らなきゃ話にならねーだろが!!)

アデル「チャァァァァァァァンス!」キラン


『アデル選手!こぼれ球を逃さずキャッチ!』


スコール(まっずーーーーーい!とめろ!ディフィンス!ディフィンス!)


ラグナ(行かせるかァ!)

キロス(ここで止めねば・・・!)


『アデル選手に対する執拗なマーク!さあアデル選手、どうする!?』


アデル「 邪 魔 だ ! 」グワッ!


ドガァーーーーーン!!


『意に介さなァーーーーーい!アデル選手、ディフィンスを全く意に介さない猛攻です!』


ラグナ(まじかよ・・・)ズキズキ

キロス(なんて当たりだ・・・)ズキズキ


アデル「おるァァァァァァァ!!」ブオン


ドポポポポポポポポ!!


バァーーーーーーーン!!


『入ったァーーーーー!アデル選手、連続点!これはアデルチームの一人勝ちかぁ!?』



アデル「イヤッフーーーーーーーーーーーーーー!!」バシャバシャバシャ


ラグナ(ぜえ・・・ぜえ・・・)

キロス(キ、キツイなこれは・・・)

ウォード「・・・・・・・」ガックシ


【ラ】0-2【ア】


スコール(タイーーーーーーーム!タイムタイムタイーーーーーーム!)

アデル「認める!」


スコール(ババァゴルァッ!何ボールこぼしてんだよ!!)

アルティミシア「だって・・・怖い」

スコール(怖いじゃねえだろ!?バトルの時はあんなに活き活きとしてる癖に!)

スコール(今更乙女ぶってんじゃねえぞラスボスゴルァ!!)

ラグナ「まぁ・・・しゃあねえよ。初見だし」ポリポリ

キロス「元々スポーツはあまりしないのだろう?」

アルティミシア「・・・・」

スコール(くっそ!攻撃の要がまさかの運痴かよ!)

スコール(・・・作戦ねりなおーし!!)


【フォーメーション】1-0-2

(GK)ウォード (DF)アルティミシア (MFなし) (FW)ラグナ、キロス


スコール(クロンボとパパは前気味に!ババア、お前はゴール前でアデルを止めろ!)

アルティミシア「ええ・・・」

スコール(バトルと思えばいいだろが!ボールは無理でもこっちは得意分野だろ!?)

アルティミシア「自信ないし・・・」イジイジ

スコール(次なんかとちったら・・・お前はKPに回すからな!)ギロ

アルティミシア「・・・」

ラグナ「こき使われてんなぁ」



【ブリッツ オフ】


ラグナ(俺らボールだよな?)

スコール(そう。もうドリブルはほとんどいいから。ボール取ったら3秒以内にパスを心がけて)

ラグナ(あんなのに体当たりされたら体がもたねえよ)


ピッーーーーーーーーーーーーー!!


ラグナ(3秒以内・・・)ガシ


アデル「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!


ラグナ(ホント鬼の形相だな・・・キロス!)ブン

キロス(ほいさ!)サシ


アデル「そっちか!オオオオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!


キロス(ラグナ!)ブン


アデル「くっ!オオオオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!


ラグナ(キロス!)ブン


『ラグナ選手キロス選手、絶妙なコンビネーションです!息の合ったパス回しでアデル選手を翻弄しています!』


スコール(この実況はどこから湧いてきたんだよ・・・)


アデル「オオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!


キロス(そろそろゴールが近いぞ!ラグナ!)ブン

ラグナ(おっしゃあ!任せろ!)ガシ

ラグナ(シュートは蹴り足で・・・だったな!)


『ラグナ選手、シュート体制に入ったァ!』


アデル「まずい!」


ラグナ「いっけぇーーーーーーーーーー!!」バシィ!


『撃ったァーーーーー!ラグナ選手のシュート!ゴールはガラ空き、絶好のチャンスだぁーーー!』


ラグナ「はいれーーーーーーーーーー!!」


アデル「させ・・・・・る か ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! 」


全員「!?」


アデル「 オ オ オ オ オ ! 」グワッ!


ガ シ ッ


『インターセプト!アデル選手、ギリギリの所でシュートを阻止しました!』


スコール(まじかよ・・・)

ラグナ(ちっきしょ~~~~~~~!後もうちょっとだったのに!!)

キロス(ラグナ!くるぞ!)

スコール(ディフィンス!ディフィンス!)


アデル「ワーーーーーーハハハハハハ!」


ドカドカァッ!


『止まらないーーーーー!またもやアデル選手、ディフィンスを全く問題にしないーーーーーーッ!』


ラグナ(あててて・・・)

キロス(2人掛かりでも無理か・・・)

スコール(ババアーーー!止めろォーーーーー!)


アルティミシア「!!」

アデル「どけぇーーーーーーーー!」ググ


『アデル選手、アルティミシア選手にタックルだァーーーーー!』


アルティミシア「ひぃぃぃぃい~~~~~~!」

アデル「ぬおりゃあああああああああ!」ブオッ!


【プロテス】


アルティミシア「ふう・・・」バイーン

スコール( 逃 げ て ん じ ゃ ね え よ ! )


ウォード「!?」


バァーーーーーーーン!!


ピピィーーーーーーーッ!!


『入ったァーーーー!アデル選手、まだ前半にもかかわらずハットトリック達成~~~~~~~ッ!!』


アデル「イヤーーーーッス!イヤス!イヤスイヤスイヤスッッ!」バシャバシャバシャ



【ラ】0-3【ア】


スコール(ババア・・・)

アルティミシア「な、なんでだよ!ちゃんと防ごうとしてたろ!?」

スコール(どこがだよ!プロテス使って明らかに身の安全を優先してたじゃねえか!)

アルティミシア「それが・・・どうしたァーーーーー!!スポーツは安全第一だろがァーーーーー!!」

スコール(逆切れか!?点取ってナンボなんだよボケェーーーーーーーーー!!)

ラグナ(喧嘩すんなよもう)

キロス(どうする?監督さん)

スコール(クッソ~~~~!あのガチムチ原住民がぁ・・・!)


アデル「フォォォォォォォ!」ブンブンブン


ピッピッピーーーーーー!!


『ここで前半終了の笛が鳴りました!ハーフタイムです。後半はどのような試合運びになるか、楽しみですね!』


スコール(何が楽しみだ・・・俺らただの晒し者じゃねえか)

ラグナ(泳ぎっぱなしは疲れるな・・・休もうぜ)

アルティミシア「そろそろ限界なのだが」

スコール(お前は何もしてねーだろが!)

ウォード「・・・・・・」

キロス(作戦の練り直し、だと)



~~休憩中~~


スコール(ガッデム!まさかババアがこんな使い物にならないとは・・・!)

アルティミシア「ええいクソ監督!私は一生懸命やってるだろ!もっと褒めて伸ばせよ!」

スコール(うるせーーーボケェェェッ!ここで俺らが負けたら未来が変わっちまうだろがァーーーー!)

ラグナ「でもよぉ・・・アデルの攻撃は正直きっついぜえ」

キロス「二人掛かりでも簡単に吹き飛ばされてしまうし・・・」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「あんなすざましいシュート、目で追うのがやっと。だと」

スコール(ああもうどうすりゃいいんだよぉぉぉぉぉ!!)


キロス「ところでこのスポーツ、魔法の使用はOKなのか?」

スコール(えっ)

ラグナ「そう言えばさっきこいつ魔法使ってたな」

アルティミシア「だって怖かったし・・・」

スコール(いや、そんなルールは・・・)

ウォード「・・・・・・・・・」

キロス「魔女だから魔法が当たり前すぎて気づかなかったんじゃないか。だと」

ラグナ「そういやそうだな」

アルティミシア「我々魔女は人間のように個数を消費したりはしない。いつだって出したい時に出したい物が出せる」

キロス「だからアデルにとっては魔法と言う存在が当たり前すぎて、魔法が反則という事に気づかなかったんじゃないか?」

スコール(・・・)

ラグナ「あのバカみてーな身体能力も魔女ならではだしな」

キロス「人間は水の中であんな何十分も呼吸を止めれんよ」

アルティミシア「貴様らはGFを使ってやっとだものな」

ウォード「・・・・・・」ウンウン

ラグナ「羽生やしたりあんな巨大になったり、魔女の中では当たり前なんかな」

キロス「魔法を使えば我々もなんとか善戦できるのでは?」

ウォード「・・・・・・・」

アルティミシア「しかし魔法をどうやって・・・ヘイストで動きを速めるか?」

キロス「それとか、プロテスでタックルに耐えるとか」

ラグナ「サンダー使ったら水で感電するんじゃねーか」

キロス「それは我々も危ないからやめろ」

スコール(・・・)

ラグナ「どうするよ。監督さんよ」

スコール(・・・)ニヤ


【後半戦】


『さあ、ハーフタイムも終わり後半戦!現在はアデルチームが3点のリードです!』

『ラグナチームは絶体絶命!このまま終わってしまうのか!?それとも奇跡の大逆転劇、なるか!?』


アデル「ふっふっふ、目標はトリプルハットトリックだ」ニヤ


スコール(今の内に吹かしてやがれ・・・クソゴリマめ)

ラグナ(本当に大丈夫なんだろうな?)

スコール(見ろよあの脳筋丸出しの顔。あのアホはそんな細かい事まで気づかねって)

キロス(そろそろ始まるぞ)


【ブリッツ オフ】


ピーーーーーーーーーーーーッ!!


アデル「ぬおるああああああああああ!!」ガシ!


『やはり先攻はアデル選手!このまま怒涛の勢いでトリプルハットトリックなるか!?』



アデル「ぬおおおおおおおおお!!」ドボボボボボボ!


アデル「!?」


【フォーメーション】3-0-0

(DF)ラグナ キロス アルティミシア


『あっとラグナチーム!攻撃を捨てて守備に全てを割いたァーーーーーーーー!』


アデル「何のマネだ・・・」


ラグナ(きやがれ!アデル!)

アルティミシア(こっちに来ませんように)


アデル「ふふふ、3人いれば止められると言う腹か・・・だがしかし!」

アデル「甘いわ人間!それしきの事でこの私が止められるカァァァァァ!!」ドボボボボボボ!


キロス(来たぞ!)

スコール(手筈通りに!)

ラグナ(うおっしゃぁ!)


『アデル選手、懇親のシュート!!』


ドッゴォォォォォォォォ!!


アデル「いただきぃ!」


キロス(むん!)


グググググ・・・・


『あっと、どうした事でしょう!アデル選手のシュートがあらぬ方向へと曲がっていきます!!』


アデル「何故!?」


キロス(なるほど、考えたな。悪魔くん)


【グラビデ】


『アデル選手のシュートがあさっての方向へ曲がっていくゥーーーーーーーーー!!』


アデル「な・・・」


ラグナ「おっとぉ!」ガシ


『ラグナ選手インターセプト!偶然に助けられました!』


スコール(偶然じゃねえよ)

ラグナ(キロス!)ブン

キロス(ほいさ!)ガシ


『おおっこれは!前半で見せた両選手の息の合ったパス回し!』


アデル「させるかァァァァァァ!!」ドボボボボボボ!


『しかしこれをさせまいとアデル選手!ゴールまではまだまだ遠いぞ!どうするラグナチーム!』


キロス(ラグナ!)ブン

ラグナ(おっしゃあ!)ガシ


アデル「ボールをよこせえええええええええええ!!」ドボボボボボボ!


【トルネド】


シュゴゴゴゴゴゴォォォォォォ!!


アデル「うわっぷ!?」


『これはどうした事でしょう!?スフィアプール内が突然洗濯機の様に渦を巻いてうねりを上げています!!』


キロス(水中だからものすごい水流になっているな・・・)

スコール(パパ決めてよね!チャンス!!)

ラグナ(ちゃ~んす!)


『ラグナ選手、シュート!』


シュゴォォォォ・・・・


バァーーーーーン!!


ピピーーーーーーーッ!!


『ゴォーーーーーーール!ラグナチーム!不意の事故に助けられ1点を取り返しましたぁ!!』


アデル「そんなバカな・・・」


【ラ】1-3【ア】


ラグナ(うおっしゃーーーーーー!やったぜェーーーーー!)

キロス(ラグナ!ナイスシュート!)パシ

スコール(ハッハッハ!これぞ我が戦法!名将の作戦だ!)

アルティミシア「ズルくないか・・・」


【ブリッツ オフ】


アデル「ぐ・・・たかが一点如きでいい気になるなよ!!」

スコール(今度はもういきなり・・・)ゴニョゴニョ

ラグナ(卑怯の王様だな、お前)


ピーーーーーーーーーーーーーッ!


アデル「オオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!


『アデル選手、奪われた1点を取り返そうと必死の猛突進!!』


アデル「オオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!


『しかしどういう事でしょう?!アデル選手、全く進みません!!』


アデル「!?」


スゴォォォォォォォ・・・


アデル「な、なぜ・・・私はこんなに動いているのに!?」

スコール(水中ルールで助かったわ)


【暴風圏突入】


『ななななんだこいつはァーーーーーー!!突然プール外から巨大なモンスターが!!』


シュゴォォォォォォォォォォォォ!!


『す、吸っている!?プールの水を吸っています!』


アデル「パ、パンデモニウム!?なんでこんな所に・・・」


シ ュ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! !


スコール(水と風って相性いいよね)


アデル「 オ オ オ オ オ オ オ ! ? 」シュゴゴゴゴゴ


バァーーーーーーーーーーーーーーーン!!


ピピーーーーーーーーーーッ!!


『おっとォ!なんという事でしょう!謎の巨人に吸われたアデル選手、まさかの自殺てぇーーーーーーーん!!』


【ラ】2-3【ア】


アデル「うっがああああああああ!パンデモニウム!!試合の邪魔をするな!!」


スコール(いい感じにゆだってきたね)

キロス(まさかあいつも我々が魔法を使うとは思うまい)

アルティミシア「私の出番はなさそうだな」ホッ


アデル「ぐがあああああああ!!ふざけるなよ人間!こんな事が・・・あってたまるかァーーーーーーー!!」


メキメキメキ・・・


『な、なんだぁ!?アデル選手の体が膨れ上がっていきます!!』


ラグナ(うげ・・・なんだあいつ・・・)

キロス(本気モード、と言う事か)


アデル「ハァァァァァ・・・・」メキメキィ


スコール(ルナパンの時のあれかな)

アルティミシア(ホントに魔女か?こいつ)


『一回り大きくなったアデル選手!これはどうなる!?目が離せませーーーーん!!』


【ブリッツ オフ】


ピーーーーーーーーーーッ


ガシッ


アデル「ハァァァァ・・・・・」グググ


『アデル選手!?まさかの中央からいきなりシュートを放つ気です!!』


ラグナ(そんなのありかよ!)


アデル「 」


ボ ッ



ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! !




バシャバシャ・・・




全員「・・・・」



『ゴゴゴ、ゴーール・・・なんという威力、なんという速度・・・スフィアプールに穴が開いております・・・!』

『やはりアデル選手に叶う物はいないのか!?すざましい一撃です!!』


ラグナ(もはや必殺技だろ・・・)

スコール(食らったらダメージ4桁コースだな)

キロス(ハッ!ウォード!ウォードは無事か!?)


ウォード「・・・・・・・」プカーン


全員「 食 ら っ て る よ ! 」



【ラ】2-4【ア】


『ただいまアデル選手がプールの修復中です。少々お待ちください』


スコール(自分で直すんかい)

アデル「・・・」ゴポゴポ


ラグナ(そらあいつしかこんなの作れねーだろ)

キロス(にしても・・・)チラ


『そしてウォード選手、負傷により一時退場です。ラグナチームは残り3人となりました』


ウォード「・・・・」プカーン


スコール(うーん、KP抜けたのは痛いな・・・)

ラグナ(どうすんだよ。ゴールがら空きじゃねえか)

スコール(・・・どうせあいつのシュートは誰も防げない。KPはなしにしよう)

ラグナ(まじかよ!)

キロス(大丈夫か・・・?)

スコール(魔法でなんとか可能性が出てきたでしょ。こうなりゃ点取りゲームだよ)

スコール(1点取られたら2点取り返す!これで勝つる!)

ラグナ(無茶言うなよ・・・けど)

キロス(やりがいはあるか?)ニヤ

スコール(だからフォーメーションはこう)


【フォーメーション】0-0-3

(FW)ラグナ キロス アルティミシア


キロス(総攻撃か・・・)

ラグナ(なんか決戦って感じだな)

スコール(2点取って流れは来てるでしょ。某ザナルカンドが言ってた)

スコール(流れが来てる時は流れに乗る!これ、ブリッツの鉄則!)

ラグナ(・・・燃えてきたぜ!)

キロス(精一杯がんばろう!)

スコール(ノンノン、クロンボ。こういう時はこういうの)

スコール(優勝だ!優勝優勝優勝だ!)

ラグナ・キロス(優勝だ!優勝優勝優勝だ!)


スコール・ラグナ・キロス(オオ~~~~~~~!)


アルティミシア「私が全く気にかけられてない・・・」


アデル「ふふふ、やはり私はエースストライカー」

スコール(究極召喚みたいになりやがって)

キロス(監督、作戦は?)

スコール(次はこっちボールだからまず開始前にヘイスト。プロテスで強化)

スコール(パス回し作戦は変わらず。しかしボールを持ってない方は魔法でアデルを妨害しまくれ!)

ラグナ(おっけぃ!)

アルティミシア「本来は反則だからな?」


【ブリッツ オフ】


ピピーーーーーーーーッ!


ラグナ(さーてっと)ガシ


アデル「オオオオオオオオ!!」グワッ


ラグナ(相変わらずはええ!けど!)ブン

キロス(よし!)ガシ


アデル「!?」


ブンブンブンブンブンブンブン・・・・・・


『は、はやい!なんとはやい高速パス回し!これにはアデル選手もついていけませーーん!』


アデル「く、なんだこの動きは!?」

スコール(皆さんおなじみの魔法、ヘイストだよ)


アデル「しかし・・・取って見せる!」


ブンブンブンブンブンブンブン・・・・・・


ラグナ(おっしゃ!ゴール前!)ブン

キロス(アデルが追ってこないのが不気味だが)ガシ


アデル「・・・」スゥー


アデル「 ハ ァ ッ ! 」ズアッ!


バシッ


『アデル選手!パスを弾きました!あの高速パスを捕え切りました!』


ラグナ(しまっ!)

キロス(ボールがこぼれた!)


アデル「取ったァァーーーーーーー!」ドポポポポ!


『ボールの行方は・・・』


ガ シ


アルティミシア「や、やった!取った!ボールが取れたぞ!」キャッキャ


全員「 お 前 か よ ! 


アルティミシア「見よスコール!今度はちゃんとボールが取れたぞ!」

スコール(ババア前!)

アルティミシア「!?」


アデル「 ア ア ア ア ア ア ! ! 」


アルティミシア「う、うわーーーーーー!」


ラグナ(オラ!)ガシ

キロス(ふん!)


『ラグナ選手・キロス選手、アデル選手を抑えにかかった!』


アデル「ぐぐ・・・この!離せ!」ブンブン

ラグナ(すげえパワー、今にも振りほどかれそうだ!)


スコール(ババアーーーー!シュートだ!シュートを撃て!)

アルティミシア「えっえっ」


アデル「させるかァーーーーーーーーー!!」

キロス(は、はやく・・・もう持たない!)


スコール(ババア速く!)

アルティミシア「どどど、どうやるんだっけ・・・」

スコール(足で蹴るんだよ!いいから速くしろ!)


『アルティミシア選手、シュートの体制に入りました!』


アルティミシア「あれに入れればいいんだっけ・・・」

ラグナ(ちょ、マジではやく!)

キロス(だ、だめだ!)

アデル「ウッガァァァァァァ!」


バァーーーーン!!



『やはりダメだぁーーー!アデル選手、ディフィンスをもろともしません!!』


スコール(二人が振りほどかれた!はやく!)

アルティミシア「えっと、え~っと・・・」ポーイ

アルティミシア「・・・てぇ~~い!」


『アルティミシア選手、撃ったァーーーーーーー!』



ス カ ッ



アルティミシア「あっ」



ラグナ(空・・・)

キロス(振り・・・)



スコール(何やってんだババァーーーーーーーーーーーーー!!)ビキビキビキ


『アルティミシア選手まさかの空振り!これは痛い、痛恨のミスです!』


スコール(オイィィィィ!?何やってんだ!お前うんちもいい加減にしろ!)

アルティミシア「ううううるさいんだよッ!お前が急かすから手元が狂っただろうが!」


アデル「 ハ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ! 」


『アデル選手、好機です!すかさずボールを奪いに行きます!』


ラグナ(終わった・・・)

キロス(・・・)ペチ


スコール(あああ未来の運命がババアの手でェーーーーーーーーーーー!!)


アルティミシア「・・・さっきからうるさいんだよボケェッ!」

アルティミシア「やれ蹴り足だのタックルだのフォーメーションだの・・・そんなややこいい事一度に覚えられるか!」

アルティミシア「用は・・・ボールをゴールに入れればいいんだろ!」


『おや?アルティミシア選手が手をかざし始めましたが・・・』


アルティミシア「 ハ ァ ッ ! 」


【メイルシュトローム】


グニャァァァァァァァ・・・・・・・


『な、なんだぁ!?ゴールの方からボールに近づいて・・・』


アルティミシア「さすがにここまで目の前にあれば私も・・・」


ゲシッ


コロコロ・・・コロン


全員「・・・・」


ピピーーーーーーーーーーーーッ!!


『ゴゴゴ、ゴーーーーーール!!一体どうなっているのでしょう!ゴールが自らアルティミシア選手にすり寄ってきました!』

『これはまさに奇跡!ゴールに愛されし選手です!まさにゴール前は戦場だァーーーーーーーーーー!』


【ラ】3-4【ア】


アデル「な・・・」


スコール(今までで最大級の反則だな)

アルティミシア「魔法ありなんだろ。だったら反則じゃない」

ラグナ(お、追いついた・・・)


どよどよ・・・ざわざわ・・・


キロス(おや?いつの間にか観客が)


あれ、もしかしてこれ勝てるんじゃね? アデル相手に一点差・・・ アデルが負けたらエスタを解放してくれるらしいぜ!


ラグナ(いつの間に来たんだよ)


どよどよ・・・ざわ・・・ざわ・・・


がんばれーーーー! 外の人ーーーーーー! 後一点だァーーーーーー! 俺達を解放してくれーーーー!


『おっとここで、ラグナチームの奮闘に場内が沸きあがるッッ!』


ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ!


『ラグナコール!場内割れんばかりのラグナコールです!』


キロス(人気者じゃないか)

ラグナ(でへへ・・・なんか照れるぜ)



『さあラグナチーム、前半の圧倒的敗北から一転!じわりじわりとアデルチームを追い込んでいます!』

『この試合、果たしてどうなってしまうのでしょうかァーーーーーーーー!!』


ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ!



スコール(パパぱねえ)

アルティミシア(お前とは大違いだな)

スコール(俺だって一周目の時は・・・くそぉ)


アデル「ぐぐ・・・おのれ軟弱者の集まりめ・・・」


ラグナ(もうちょっとだぜ!)

キロス(なんとしても追い付くぞ!)


【ブリッツ オフ】


ピピィーーーーーーーーーーーーー!!


ラグナ(オラァーーーーーーーーーー!)

アデル「させるかぁーーーーーーーーーー!」



ワァァァァァァァァ!


ワァァァァァァァァァ・・・・


ァァァァァァァァァァァ・・・・


ァァァァァァ・・・・・・・


ピッピッピーーーーーーーーーーーッ!!


『試合終了~~~~~~~!』


ラグナ(ぜえ・・・ぜえ・・・)

キロス(お、終わった・・・)


アデル「ハァッ!ハァ・・・・ッ!」


アルティミシア「キ、キツ・・・」ガク

スコール(やっぱババアはスポーツ無理だわ)


『ブリッツボールアデル杯inエスタ!両者一歩も譲らない白熱した試合でした!』

『さて、エスタの未来を賭けた気になる勝敗の行方は・・・』






【ラ】7-7【ア】






『ななななぁんと!同点です!両者一歩も譲らなかった結果、引き分けという結末に終わりましたァーーーーーーーーー!』


ワァァァァァァァァァァァ!


アデル「こ、この私が・・・引き分け・・・?」


ラグナ(あれ、この場合どうなんだ?)

キロス(さあ・・・)


『観客の皆様、お下がり下さい。スフィアプールが解除されます。お下がりください』


ドッパァーーーーーーーーン! ポタポタポタポタ・・・


ラグナ「あう・・・耳に水が・・・」トントン

キロス「セントラ大脱出を思い出すな」

ウォード「・・・・・・・・」

キロス「そう心配そうな顔をするんじゃない。ウォード君」

ラグナ「俺らアデル相手に引き分けだぜ」

ウォード「・・・・・・・」グッ!

スコール(で?この場合どうなんの?)

ラグナ「それを今から本人に聞く」

アデル「・・・・・」スタスタスタ

アルティミシア「~~~~~」ヘップシ!


『両チーム代表者同士による試合終了のあいさつが交わされます!』


アデル「・・・・」

ラグナ「引き分け・・・この場合約束はどうなるんだ?」

スコール(あく言えよゴリマ)

アデル「まさか、人間如きがここまでやるとは・・・」

スコール(一人魔女がいたけど)

アデル「人間でも・・・やる時はやるんだな・・・」

ラグナ「見直したか?」エッヘン

アデル「軟弱者だと思っていたが・・・どうやら、貴様らは私が思った以上に強かったようだ」

アデル「ま、まだまだ私には適わんがな!」

ラグナ(つかジャンクションなかったら死んでたわ)

アデル「どうやら・・・鍛えなおしてやる必要もなさそうだ」

ラグナ「ん?」

アデル「いいだろう。訓練は・・・明日からナシだ!」

ラグナ「おおっ!」

スコール(ってー事は)

アデル「お前等はもう・・・自由だ!」

ラグナ「マジ!?」


おい聞いたか? アデルが訓練やめるってよ・・・ じゃあもうあの地獄の特訓も・・・


ラグナ「聞いたかお前等!お前等はもう、自由だぜ!!」


やったぜーーーーーーーーーーー! 解放された! これでもうあの辛い練習をする事もないんだ!


ワァァァァァァーーーーーー!


スコール(おお、沸いてる沸いてる)

アデル「また一人で鍛錬するか・・・」

ラグナ「一人で何やるんだよ」

アデル「何って、一人だからな。リフティングとか、筋トレとかマラソンとか、そんなのだな」

ラグナ「一人でやって楽しいのかよ」

アデル「・・・何が言いたい」

ラグナ「お前は無理矢理やらせるからダメなんだよ。スポーツってほんとはもっと楽しいもんだろ?」

ラグナ「毎日は無理だけど、暇なときとか・・・ま、気が向いたら、試合してやってもいいぜ」

アデル「ホントか!?」

ラグナ「ああ。強制じゃなくて、みんなが楽しくできるように心がけろよ?」

スコール(そん代わりブリッツ禁止な。どざえもんが大量発生するから)

アデル「オオオオオオ~~~~~~~~!!」ガシ

ラグナ「ちょちょちょ、いでえ!いでええええええええ!」

アデル「うれしい・・・・うれしいぞォーーーーーーーーーーー!!」ギュー

スコール(心の友よとか言い出しそうだなこいつ。なぁパパ)

スコール(あっ)

ラグナ「~~~~~~」ベキバキボキ

スコール(パパが死ぬ!全身複雑骨折して死ぬから!)


ラグナ「 」(戦闘不能)

スコール(あーあ)

キロス「おーい、大丈夫か?」

アデル「やはり人間は軟弱だな」

スコール(力配分考えろゴリマ)

アルティミシア「・・・」

アデル「アルテミシオンよ。中々よい試合であったぞ」

アデル「この名試合を未来まで語り伝えてくれ。頼んだぞ」

アルティミシア(お断りです)キッパリ

スコール(さて、後はエル姉ちゃん救出が残ってるわ)

アルティミシア(ふむ・・・長居は無用のようだな)


ラグナー! ありがとー! ワーーー!


スコール(嫉妬で頭がおかしくなりそうだから速く行こう)

アデル「なんだ?もう行くのか」

アルティミシア「え、ええ・・・もう用はないので・・・」

アデル「折角会えたのに、すこし寂しいな」

アルティミシア(私はもう二度と会いたくない)

アデル「わかっておる。18年後に私が狙われるんだろう?」

アデル「私が一人で返り討ちに・・・と言いたい所だが、この試合に免じて人間の力も借りよう」

アルティミシア(はやく封印されろ)

スコール(どんだけ嫌いなんだよw)

アデル「時にアルティミシオンよ、その魔女の力を狙う輩とは、一体何者だ?」

アルティミシア「・・・エクスデスとかいう奴です」

スコール(またの名をウド巨人)

アデル「エクスデス・・・だと?」

アデル「その名は聞いたことがある・・・」

アルティミシア(え!?)

スコール(知ってんの?)

アデル「私が若い頃・・・まだエスタを支配する前の話だ」

アデル「当時の私は世界横断マラソンを実践中でな」

スコール(ウルトラクイズかって)

アデル「そこで立ち寄った王を名乗る者がいる場所でその名を聞いた・・・」

アルティミシア「王を名乗る者?」

アデル「ええと、どこだったかな。何分昔の話で・・・」

アデル「・・・そうだ!確かガルバディア大陸を横断してた時だ」

アデル「あそこにある水路をランニングマシン代わりに使っていたよ」ハハハ


スコール(それって・・・)

アルティミシア(まさか)

アデル「あの王、元気にしているだろうか。いや、すでに死んでいたな」ハッハッハ

スコール・アルティミシア(名も無き王の墓・・・)

アデル「あの頃の私は若かった・・・」ウンウン

スコール(ちょ、それ詳しく!)

アルティミシア「・・・詳細をお聞かせ願えますか?」

アデル「えっ?え~っと・・・なんて言ってたっけ・・・」

アデル「・・・すまん。正直全然覚えてない。あの王の話は全然おもしろくなくてだな」

アデル「無視してトレーニングばかりやっていたよ」ハッハッハ

スコール(肝心な所でこいつはもう・・・)

アルティミシア(体育会系め)

アデル「過去の人物の下らんおとぎ話だと思っていたがな。まさか本当に実在していたとは」

アルティミシア「・・・その者は『無』の力を操るそうです。何もかもを無に帰す力・・・」

アルティミシア「その封印が解かれれば、いかに魔女と言えど太刀打ちできないでしょう」

アデル「無か・・・よくわからんが、ゴリ押しでどうにかなる物ではなさそうだな。名前的に」

アルティミシア「連中が動き出すのは今から18年後です。努々お忘れなきよう・・・」

アデル「わかった。オダインに相談してみよう」

スコール(注射イヤがんなよ)

ラグナ「あてて・・・・」ムク

キロス「起きたか」

アデル「外の物よ、18年後私は『無』に狙われるらしい」

アデル「アルティミシオン曰く自力ではどうにもならなさそうだ。しっかり守ってくれよ?」

ラグナ「お、なんか話が進展してんじゃん」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「意外と話が通じる奴、だと」

アデル「どんな奴だろうなぁ・・・楽しみだな!」

スコール(封印される癖に)


グニャアアアアア・・・・・・


スコール(あれ!?もうタイムリミット!?)

アルティミシア「少し長くいすぎたようだな」

ラグナ「え、お前等もう帰んの?」

キロス「エルオーネ救出までじゃないのか」

スコール(なんだけどその辺はよくわかんない。多分長くいすぎたからだろ思う)


アルティミシア(お、実体化が解けた)ガチャン

ラグナ「ちょちょちょ待てよ!エルオーネの居場所がわかんねーって!」

スコール(エル姉ちゃんの居場所はちょんまげの研究所!エスタ市街の中にある!)

スコール(それからそれから・・・え~っと・・・)

アルティミシア(最後だ。言いたい事全部言っておけ)

ラグナ「・・・」

スコール(え~っと、まずあのちょんまげ!あいつはマジ気を付けろ!)

スコール(エルねーちゃん追ってマジしつけーから!エスタの外、目の届かない場所に避難させとけ!)

スコール(それから・・・そうだ!エルねーちゃんが言ってた!エスタ救出もいいけどたまにはウィンヒルに帰れ!)

スコール(まじで一生後悔する事になっから!手遅れになる前に一旦戻っとけ!)

ラグナ「手遅れって何がだよ・・・」

スコール(それからそれから・・・え~っとぉ・・・)


グニャァァァァァ・・・・・


アルティミシア(時間だ。戻るぞ)

スコール(18年経ったら俺らもエスタ行くから!VIP待遇で待ち構えてろ!)

スコール(後いい加減漢字を覚えろ!みりきじゃなくて魅力だ!)

スコール(えっと・・・えっとぉ・・・)

ラグナ「・・・」

スコール(パパ・・・)

ラグナ「バカ息子・・・」

スコール(・・・セルフィたんは俺の物だからな!!)

ラグナ「はぁ?」

アルティミシア(最後の最後でそれか・・・)


グニャァァァァァ・・・・・


ァァァァァァァ・・・


ァァァ・・・・・・・


・・・・・・


キロス「帰ったか」

ラグナ「セルフィって誰だっつぅんだよな」

ウォード「・・・・・・」

キロス「まだ見ぬラグナの息子の顔が楽しみだ、と」

ラグナ「はぁ?俺の息子があんな風になるわけねーだろ」

ラグナ「ありゃきっと友達の中島くんだ。そうだ。きっとそうに違いない」

キロス「誰だよ」

ウォード「・・・・・・」

キロス「ん?ああ、そう言えばそうだな。所でお前、母親は誰だ?」

ラグナ「えっ」

キロス「いつ母親となる者に出会った?ずっと我々と一緒にいたのに」

ウォード「・・・・・・」

ラグナ「・・・まぁ、そのへんはいっじゃねえかよ~」

キロス「心当たりあるんだな・・・・」

ウォード「・・・・・・」

キロス「ラグナも隅に置けないな。だと」

ラグナ「さ~て!愛しのエルを救出しに行きますか!」ダッ

キロス「待てよラグナ!母親は誰だ!教えろ!」ダッ

ウォード「・・・・・・・・・・」ダッ


ざわざわ・・・ 帰るか・・・ いいもん見れた~ ざわざわ・・・


『おっとラグナ選手、ヒーローインタビューも受けずに颯爽と会場を去っていきました!』

『飛ぶ鳥跡を濁さずと言った所でしょうか!クールです!実にクールです!』

『では仕方がないのでアデル選手に伺いましょう!アデル選手こちらへ!今日の試合はいかがでしたか!?』


市民「あんたあんた、アデルももう帰ったよ」


『へっ?』


市民「いつのまに実況し始めたのか知んないけど、俺ら後片付けすっから」

市民「邪魔だからどいて。そのマイクも片付けといてよ」


『なんだぁ・・・帰っちゃったのかぁ・・・』

『アデルとすこーしお話したかったのに・・・残念だなぁ~』


市民「また明日もここにいると思うよ。ほら、どいたどいた」


『ごめんごめん。あっと、マイクオフにしてと・・・』カチ


「ふう・・・」





リノア「最後の親子交流・・・無事終われてよかったね、スコール」ニヤ

   _,,,....,,,__,,,..._
     /:::::/:::::::::::: \
    /:::/::::::::::::/:::   ヽ
    |::::///-///-/ヽi::::l::::|         < ここまで
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\_,(ノ;;;;/;;| "__ __," |;;;;;;;;;ゝ、)/

 -'j;;;;;;/;;;;\ ゚ ̄   人_し;;;;し)/
       ,.`ii‐-‐ii-、   。_.
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       | | ,|:ll:ll:ll:ll:| \ヽ| |   l゜
     l山||:ll:ll:ll:ll:l:|   `}゚E|  /゚
       T't'='r'T   `l」~  ゚l。
        |_,,| |_,,|       | |
        |llll| |llll|.,       l」
      (lllllll」| |Llllllll)


スコール「ハッ!」


・???

スコール「あれ・・・ここどこだ」

アルティミシア(起きたら突然これだ。私にもわからん)

スコール「真っ暗で何も見えない」


ヒソヒソ・・・ヒソヒソ・・・


アルティミシア(何やら話し声が聞こえるが)

スコール「???」


(ええ、その女の子なら来ましたよ)

(やはり・・・)


スコール「まま先生と・・・後は誰だ?」


(やっぱりアデルの元へ?)

(はやく後を追わなきゃ~)


アルティミシア(キスティスとアーヴァインの声だ)


(しかしルナティックパンドラがエスタに近づいているのも事実で・・・)

(あそこにはオダイン博士がいます。彼の研究を邪魔させるわけにはいきません)


スコール「もうルナパン来てんのか。展開はええなぁ」


(あれもシャレになんねーしな・・・しゃーねーけど、宇宙にはスコール一人で行ってもらうか)

(アタシらは先生の護衛~)

(わかりました。宇宙へ向かうのは彼一人ですね?)


スコール「オイ待て。まさか」


(距離的にはかなりありますが時間はすぐです。これから彼にコールドスリープ処理を行い)

(そしてカプセルを射出機から装填、発射。簡単に言うと眠っている間に空に弾丸を撃ちこむと言う事です)


スコール「 俺 一 人 ! ? 」


・ルナゲート

スコール「ちょっと待てぇ~~~~~~~!なんで俺一人なんだよ!!ここは俺と後一人だろ!?」

アーヴァイン「あ、起きた」

イデア「あなたが眠ってる間に迎えが来て、案内人によってここまで運ばれてきました」

アルティミシア(彼らはちゃんと約束を守ったのだな)

スコール「いやだから!なんで俺一人!?」

キスティス「エスタに未知の巨大物質が近づいてるのよ」

ゼル「そこにはオダイン博士がいるしよぉ」

イデア「スコールが眠っている間にオダイン博士に事情を説明しました。彼は私達がここへ来るのを知っていたようです」

アルティミシア(そらついさっき言いつけといたもんな。奴らにとっては長い時間だったろうが)

イデア「オダイン博士は私とスコール、あなたの細胞を搾取、そして今必死に解読中です」

イデア「彼は要です。彼の研究の邪魔をするわけにはいかないのです」

スコール「いやお前等そんなにいたら十分だろ!?なんで俺だけハミるんだよ!!」

イデア「リノアはまだ宇宙へと行ってないようなのです」

スコール「へ!?」

イデア「彼女は確かにここにきました。しかし宇宙へ行くのを断られた為まだ地上に残っているようなのです」

アーヴァイン「だから僕らで探すんだよ~」

スコール「あ、あれ?あいつアデルの元へ行くんじゃないの?」

研究員「さすがに部外者を宇宙へ送ったりはしませんよ」

キスティス「まだエスタのどこかにいるのよ」

アルティミシア(なるほど、地上の捜索班に人員を割くと言う訳か)

キスティス「それに、ねえ」

セルフィ「親子水入らずの邪魔しちゃ悪いし~」

スコール「へ?」


ゼル「お前の親父が宇宙にいるらしいぜ。会って来いよ」

アーヴァイン「失礼のない用にね~」

アルティミシア(その辺はもう手遅れだ)

スコール「・・・」

イデア「そうそう、オダイン博士からこれを預かりました」

アルティミシア(あっ)


【オダイン・バングル(改)】


イデア「よくわかりませんが、あなたに、と」

アルティミシア(改良したのか。しかしあの博士の事だ。一体どんな効果があるやら)

イデア「それと言伝を授かりました)

スコール「?」


(この!この!協力すればアルティミシアを調べさせてくれると約束したでおじゃろうに!)ゲシゲシ

(18年も待たすなんて、どこまでオダインをバカにすれば気が済むでおじゃるか!このペテンコートめ!)ゲシゲシ


イデア「だそうです」

スコール「あのちょんまげ・・・」イラ

アルティミシア(それは、な・・・)


研究員「そろそろ行きますか」

イデア「お願いします」ペコ

スコール「ちょっと待ってよ!俺一人でなんて心寂しいじゃん!せめてセルフィたんをセットで・・・」

セルフィ「あたしは宇宙に用事なんてないし~」

スコール「セルフィたん一緒に宇宙の景色を楽しもう!星々が煌めいてキレイだよ!」

セルフィ「それどころじゃないよ~」

イデア「あなたは一人じゃないでしょう」

スコール「は!?」

イデア「ほら・・・」チラ

アルティミシア(宇宙か・・・楽しみだな)キラキラ

スコール「な ん で こ い つ と  宇 宙 に 行 か な い と 行 け な い ん だ よ ! 」

スコール「お前はラスボスだろがァァァァ!アデルの代わりにお前が封印されろ!」

アルティミシア(人間の文明は軒並み破壊してしまったからな・・・ここだけ残しておけばよかったよ)

研究員「ルナティックパンドラが間もなくエスタ上陸だそうです」

ゼル「まま先生!はやく戻ろうぜ!」

イデア「ええ、守りましょう。文明の極みまで発展した大都市を」

キスティス「あの巨大な石・・・一体何が目的かしら」

セルフィ「いっそげ~!」

アーヴァイン「宇宙みやげ、よろしくね」

スコール「観光に行くんじゃねえんだよ!じゃあ代われ!お前が宇宙のチリになれ!」

アルティミシア(ルナティックパンドラか・・・月の涙を起こす目的か?)

イデア「ではスコール、アデルを頼みました」

スコール「なんで俺があんなゴリマッ!ヤダーーーー!セルフィたんと一緒に行きたい~~~!」


イデア「私のかわいい子供達、行きますよ!」ダッ

全員「おっけい!」ダッ


研究員「コールドスリープ開始しますね。ちょっと冷たいですよ」

スコール「までゴルァ!出せや!ここから出しやがれ!!」ガンガン!

アルティミシア(コラ!カプセルが壊れるだろ!)


シュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・



スコール「ぐっ!ち、ちくしょう・・・」ズル

研究員「暴れないで下さいよ・・・打ち上げ失敗したらどうするんです」

アルティミシア(眠らされてばっかりだなお前は)

スコール「くそが・・・さっき起きたばかりなのに・・・」ズルズル

アルティミシア(猛獣のように暴れるからだ)

スコール「・・・・」zzz


「全カプセル、装填しました。カプセル内に異常ありません」

「射出機に異常ありません。各機関、正常です」

「射出誤差修正プラス2、軌道修正マイナス1、修正完了です」


「射出せよ!」


「了解!」


ガコン ウィーーン


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


アルティミシア(お、打ち上げ開始か)


キュィィィィィン・・・・・・



ボ ッ !



シ ュ ゴ ォ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ! !



アルティミシア(おおおおおお、これは中々・・・)



・・・・・・・キランッ


・ルナゲート正面入り口

ゼル「うひゃ~、あれスコールか」

セルフィ「どっ派手~!」

アーヴァイン「ありゃすごい。僕も乗せてもらえばよかったかな?」

イデア「みなさん、もたもたしてる場合ではありません。一刻も早くエスタへ戻りましょう」

ゼル「だな!急ぐぜ~~~~~~~~~ッ!」ダダッ!


ド ン ッ !


職員「きゃっ」ドサ


ゼル「あてて・・・す、すまねえ!急いでたもんだからよ・・・」


キスティス「廊下を走ってはダメよ、ゼル」

イデア「相変わらずですね。ゼル」

職員「こちらこそすいません・・・そんなに急いでどうなさったんです?」

ゼル「エスタにでっかい石柱が近づいてるんだよ!なんとかしないと・・・」

職員「あれを・・・ですか。どのようにしてです?」

ゼル「・・・どうやって!?」

イデア「まずはオダイン博士の元へ。博士ならきっと解決策を示してくれるでしょう」

ゼル「という訳だ!」

アーヴァイン「落ち着きなよ~」

職員「・・・事情はわかりました。邪魔してすいません」

ゼル「という訳だから!ごめんよっ!」ダッ

キスティス「ああ、またもう先へ行く・・・」

イデア「ゼル・・・大きくなりましたね。強くなりましたね」ニッコリ

セルフィ「また甘やかしてる~・・・」

キスティス「車に乗りましょう。全速力でエスタへ!」



タッタッタッタッタ・・・・・



職員「・・・」ムク




職員「・・・へえ、スコールだけ別行動なんだぁ・・・」ニヤ


ゴォォォォォォ・・・・・


アルティミシア(遠いな・・・)


ゴォォォォォォ・・・・・


アルティミシア(窓を付けろよ。外が見えないだろ)


ゴォォォォォォ・・・・・


アルティミシア(むっ!)


ピリピリピリ・・・


アルティミシア(感じる・・・壮大な魔力が近づいてる・・・)

アルティミシア(そうか・・・月に近づいているのか・・・)


ゴォォォォォォ・・・・・



・ルナサイドベース

管制官A「カプセルが接近しています。回収しますか?」

宇宙服の男「しないわけにはいかねーだろ」

管制官A「そりゃそうですね」

宇宙服の男「な~んか面倒な事おこらなけりゃいいけどなぁ」

管制官B「兵を配置します?」

宇宙服の男「俺のカンじゃあいらねえなぁ」

管制官A「じゃあ配置しましょう」

管制官A「カプセル回収班、回収プロセスをスタートせよ」

管制官A「整備班、非常事態に備えて待機せよ」

宇宙服の男「お前らなぁ~、普通そういう事するか?オレを誰だと思ってるんだ?」

宇宙服の男「んじゃ、俺はアデルを見てくるから、後は頼んだぜ」

管制官A・B「了解」


・宇宙

ボッボッボッボッボッ・・・・


アルティミシア(おおっ)


スィー・・・


アルティミシア(着いた・・・のか?)

アルティミシア(ここにラグナがいるのか・・・)


・ルナサイドベース カプセル回収場所

解凍作業員「はい、急速解凍。ちょっとかゆいけどガマンガマン」


プシャーーーーーーーーーーーー


解凍作業員「はい終わり~」


フワー・・・


スコール「かい~~~~!かいかいかいかいかい~~~~!」ボリボリ

アルティミシア(そ、そんなにかゆいのか?)

スコール「くっそー、人をカップ麺みたいに扱いやがって!」


「ロック完了。人工重力発生」


ズーン スタ


アルティミシア(しかしすごい設備だな)

スコール「なんで横方向に重力出してんだよ」

アルティミシア(おもしろいな。歩き回れスコール)

スコール「視点が見づらいからイヤだ」


ピエット「君がアデルを守りに来た人間か」ウイン


スコール「でたなぽっと出」

アルティミシア(失礼だろ)

ピエット「話は聞いている。さ、こちらへ・・・」



・ルナサイドベース 廊下


キラキラキラキラ・・・・・


アルティミシア(お、おおお・・・)

スコール「なんでここだけガラス張りなんだよ」

ピエット「ガラスじゃない。透明の特殊素材だ」

アルティミシア(すごいな・・・)

スコール「はやく観光地化しろよ」

アルティミシア(壁の向こうは宇宙空間なのか・・・)

スコール「ガン○ムみたいなもん作りやがって・・・ったく」

スコール「はーあ、なんでこんなババアと宇宙に二人きりにならないといけないんだか」

アルティミシア(写真写真!記念撮影をしろ!)

スコール「おばはんか」


アルティミシア(アデルは封印されているのか)

スコール「みたいだな」

アルティミシア(一体どうやって・・・)

スコール「それを今からこいつが解説してくれる」

クルー「エスタのパッキング技術は完璧さ」

クルー「パッキングされたアデルは自分の力を封じ込められているのと同時に外からのジャンクションも受け付けない」

アルティミシア(パッキング・・・?)

スコール「つまりジップロックされて冷蔵庫に入れられてるんだな。腐らない様に」

アルティミシア(的確な例えだが、何か違和感がある)

クルー「あまりに強いWeve妨害処理を行っているから。地上の電波にも影響を及ぼしているようだな」

スコール(それ何気に国際問題だと思うんだけど)


・管制室

アルティミシア(すごい!こんなに月の近くに!)

スコール「はしゃぐなよもう。俺は二回目だから新鮮さはないな」

管制官「そんなに驚いてばかりもいられないんだ。そこのモニターを見て見ろよ」

スコール(あーあのグロ映像ね)

アルティミシア(何が映っているのだろうなぁ)ワクワク


ウゾウゾ・・・ウゾウゾ・・・


アルティミシア(・・・)

スコール(正解は月の一点に集まったモンスターの群れでした)

スコール(上空から見るとそれはさながら蓮コラの用)

アルティミシア(もっと神秘的な物をイメージしていたのだが・・・)

スコール(フースーヤいないかな)

管制官「月はモンスターの世界だ。習った事あるだろう?」

管制官「そのモンスターたちが月の一点に集まってきてるんだ」

アルティミシア(月の涙の予兆か・・・)

スコール(そゆこと)

管制官「歴史は繰り返される・・・・」

スコール(涙って言うか微生物だよな)

アルティミシア(名前のイメージって大事だろ)

スコール「つかラグナどこ?」

ピエット「大統領は今アデルセメタリーだ。毎回大統領自ら調整を行っている」

スコール「意外とマメだな」

アルティミシア(どうせ宇宙に行けるからとかそんな理由だろ)

スコール「俺もアデルの所いかなきゃ」

ピエット「ここのスタッフが案内しよう。向こうの部屋に宇宙服がある」

ピエット「間違ってもアデルの封印は解かないでくれよ?えらい事になる」

スコール「するか。宇宙の彼方へ消し飛ばしてくれるわ」


・廊下

スコール「あっあれ」


スイー・・・・・・


スコール「あれパパだ」

アルティミシア(その向こうは・・・)


ジジジジジジ・・・・


アルティミシア(アデル・・・)

スコール「ちゃんと封印してるんじゃん。よかった」

スコール「この先にはエル姉ちゃんがいるんだよな」

アルティミシア(今回は用事ないな)

スコール「どうにかしてここのランダムハンドルールをなんとかしないとな・・・」

アルティミシア(カードばかりだな。お前の頭の中は)


・部屋

エルオーネ「あっ」

スコール「よっ。エル姉ちゃん」

エルオーネ「久しぶりね。スコール」

スコール「ちゃす」

エルオーネ「ごめんね。あなた達を巻き込んで」

スコール「まぁ慣れてるし」

エルオーネ「そう・・・」

アルティミシア(こいつは何故ジャンクションをしていたのだ?)

エルオーネ「ケダチクのおばさんもお久しぶり」

アルティミシア(いい加減それから離れろよ・・・)

スコール「で、どうだった?結構はっちゃけてたけど役に立った?」

アルティミシア(ひどいもんだったな)

エルオーネ「もちろん。あなたは私の目になってくれた」

エルオーネ「あなた達のおかげで私がどれだけ愛されていたかわかった」

エルオーネ「過去は変えられなかったけど、それがわかっただけで十分。ありがとう」

アルティミシア(過去を変えたかったのか)

エルオーネ「そう。過去を変えてラグナおじさんをウィンヒルに留まらせるために」

エルオーネ「でも・・・過去は変えられない。私わかったの」

エルオーネ「この力は過去を変える為ではなく、過去を覗いてそれまでと違った今が見えてくる」

エルオーネ「それをわからせてくれる為にあるのだと思うの」

スコール「へーふーんあっそ」ホジホジ


アルティミシア(真面目に聞けよ・・・つまり、過去を変えたかったと言う事だな?)

エルオーネ「ええ・・・」

スコール「じゃあさぁ。謎のウド巨人の話は聞いたよね」

エルオーネ「聞いたわ。世界を無に帰す力・・・そんなおそろしい物が復活しようとしているなんて」

スコール「どやってアデル封印したの?あのゴリマ、暴れまくってしゃーなかっただろ」


エルオーネ「それはね・・・さっき職員の人に聞いたんだけど・・・」

エルオーネ「気が付いたら石になってたらしいの・・・ある日突然、なんの脈絡もなく」


スコール「え・・・」

アルティミシア(どういう事だ!?)


エルオーネ「本当よ。ラグナおじさん達はエスタで来たるべき脅威に備えてちゃんと準備してたの」

エルオーネ「オダイン博士も、そしでアデル本人もね」

スコール「じゃあなんで・・・」

エルオーネ「原因不明なのよ。何しても解けなかったって」

エルオーネ「仕方がないからパッキングして宇宙に打ち上げたの。ここならそう簡単に来れないだろうからって」

スコール「おいおいおい・・・」

アルティミシア(ど、どうなっているのだ・・・・)

エルオーネ「ごめんね。役に立てなくて」

スコール「いや・・・エル姉ちゃんのせいじゃない・・・せいじゃない・・・けど・・・」

スコール(アデルはちゃんとブリッツで和解しただろ?それが突然石に?どういう事だ・・・)

アルティミシア(・・・ラグナはどこだ)

エルオーネ「アデルセメタリーよ。ラグナおじさんは封印してると同時に封印の解除方法も探しているのよ」

エルオーネ「定期的に自分から宇宙に行ってね。封印が解けたらいつかまたブリッツしようって・・・」

スコール「アデル相手に、どれだけお人よしだ」

アルティミシア(ラグナに会わねばな・・・スコール、行こうか)

エルオーネ「私が案内するわ。着いて来て」


・管制室

管制官「・・・あれ?」

ピエット「どうした?」

管制官「カプセルがもう一つ・・・聞いてました?」

ピエット「来客はあの男だけだと聞いてたが・・・はて?」

管制官「一応ルナゲートからは発射許可出てますね。どうします?」

ピエット「放置しておくわけにもいくまい。回収しろ」

ピエット「念のために兵を配備しておこう。カプセル回収地点へ急げ」

管制官「了解。各員カプセル回収地点へ。警備兵も同様。迅速に配置せよ」ザザ


ボッボッボッボッボッボ・・・ スゥーー・・・・・・


・カプセル回収場所


クルー「やれやれ、今日はお客さんの多い日だな」

クルー「解凍するぞ。ちょっとかゆいけどガマンガマン」


ブシューーーーーーーー・・・・



フワァー・・・



クルー「はいお疲れさん。所で2人目の来客は聞いてないけど、説明願えないかい?」

クルー「・・・もしも~し、聞いてますか~?」



スゥー・・・・・



ガ シ








・・・・・・・・・・・・







ゴ キ ッ !


ビーーーーーーーーーーーッ!! ビーーーーーーーーーーーッ!!


スコール「な、なんだぁ!?」


『緊急事態発生。緊急事態発生。カプセル回収地点にて異常事態発生』

『付近のクルーは武装しただちに現場へ急行せよ』


エルオーネ「ど、どうしたの!?」

アルティミシア(リノアだ・・・リノアがきたんだ・・・)

スコール「ええっ!?どうやってだよ!?」

アルティミシア(私にもわからん・・・しかし、感じるのだ)

アルティミシア(間違いない・・・リノアはここにいる!!)


『緊急事態発生。緊急事態発生。カプセル回収地点にて異常事態発生』

『付近のクルーは武装しただちに現場へ急行せよ』


ビーーーーーーーーーーーッ!! ビーーーーーーーーーーーッ!!


スコール「ど、どうすんだよ!?」

アルティミシア(行くしかないだろう!)

スコール「エル姉ちゃん連れてくわけにはいかなくね!?」

アルティミシア(エルオーネ。ここは危険だ。どこかへ隠れてろ!)

エルオーネ「は、はい!」ダッ

スコール「リノアァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!」ダダダダダ

アルティミシア(急げ!近いぞ!)


・カプセル回収場所

スコール「オルァァァァ!」バァーン!

アルティミシア(リノアはどこだ!?)

スコール「ハッ!」


クルー「 」


警備兵「ダメです・・・もう死んでいます」

スコール「あ、あの野郎!また一人殺しやがったな!!」

アルティミシア(一体どこへ・・・)

警備兵「侵入者はここを出て医務室の方へ向かいました!」

アルティミシア(医務室?何故そんな場所へ)

スコール「くっそ、そういえば確かあそこもそこそこ設備が整っていたな・・・」

アルティミシア(急げスコール!食い止めろ!)


スコール「オルァァァァァァァァ!!」ダダダダダダ!!



ダダダダダダダダダ・・・・・・・・・・



警備兵「・・・」



警備兵「ちょろっ」プッ


スコール「ちえりゃぁぁぁぁぁ」バゴーン!


・医務室

スコール「リノアァァァァァ!どこだァァァァ!」

アルティミシア(確か私はここでリノアを動かしたっけ)

スコール「ここから侵入したのか!?一体どうやって!?」


シーーーーーーーーーン・・・・・・


スコール「いねえじゃねえか!」

アルティミシア(い、一体どこに・・・)


「うわーーーーーーーーーーーーーー!!」


スコール「!?」

アルティミシア(制御室の方だ!いつの間に・・・ハッ!)


(侵入者はここを出て医務室の方へ向かいました!)


スコール「 あ い つ か ! 」

アルティミシア(変装だと!?くそッ!こんな初歩的な罠にひっかかるなんて!!)

スコール「忍者かあいつは・・・でぇい!じゃあ今度は制御室だ!」


スコール「チエエエエエエエエエエエエエエエ!」


ダダダダダダダ!!


ビーーーーーーーーーーーッ!! ビーーーーーーーーーーーッ!!


・制御室

スコール「リノァァァァァァァ!!」

スコール「!?」


ピエット「う・・・」

クルー「 」


スコール「おっさぁぁぁん!大丈夫か!?」ガシ

ピエット「かはっ!やられた・・・アデルセメタリーの封印を・・・一つ解除された・・・」

アルティミシア(一体何があった!?)

スコール「リノアか!?」

ピエット「若い女が押し入ってきて・・・いきなり・・・うぐっ!」

ピエット「あいつは・・・アデルの封印を解くつもりだ・・・」ゲフ

スコール「くっそ、じゃあ次は宇宙か!」

アルティミシア(どういう事だ!?)

スコール「アデルの封印は2つあるんだよ!一つはココ!そしてもう一つは・・・」チラ

アルティミシア(装置に直接か!)

スコール「リノアはどこへ!?」

ピエット「向こうの・・・部屋・・・宇宙服がある部屋・・・」

アルティミシア(エルオーネは!?)

ピエット「彼女も・・・同じ場所に・・・ひな・・・ゴフッ!」

スコール「 エ ル 姉 ち ゃ ん が ヤ ヴ ァ イ ! 」

アルティミシア(くっそ、次から次へと・・・)

スコール「行かせるかぁぁぁ!リノアァァァァァ!」

ピエット「待て・・・」ガシ

スコール「!? なんだよおっさん!はやくいかねーとアデルが奪われちまうだろが!」

ピエット「モニターを見て見ろ・・・」

スコール「!?」


ウゾウゾ・・・・ウゾウゾ・・・


『つきのひょうめんに モンスターのむれが みっしゅうする!』


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・


ピエット「月の涙が・・・始まるんだ・・・ルナティックパンドラがティアーズポイントに・・・ゲフッ」

ピエット「今宇宙に出れば・・・お前も巻き込まれる・・・外に出るのは危険だ・・・」

スコール「お前はアホかッ!あのガイキチ女を放置しとく方がよっぽど危険だろ!」

アルティミシア(エルオーネがいなくなると未来の私も困る!)

ピエット「よせ・・・いくな・・・」

スコール「リノアゴルァァァァァァア!待ちやがれカスがァァァァァァ!」ダダダダ!

ピエット「や・・・めろ・・・い・・・くな・・・」


・廊下

ビーーーーッ! ビーーーーーッ!


スコール「キエエエエエエエエエエ!」ダダダダダッ


アルティミシア(見ろ!月が!)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・


ギャワーーーーーーー!! ガウゥーーーーーーーーー!! グルルルルルル・・・・


アルティミシア(始まる!月の涙が・・・)

アルティミシア(ハッそうだ!ここもまずくないか!?)


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


ゴポッゴポッ ゴポポポポポポポポポポ!!


スコール「ゼル達は何してんだよ!ルナパン止めろよ!!」

アルティミシア(あれはダメだ!どちらにしろ到達してしまう!)

スコール「うぐぐ・・・カスがぁ・・・」ピキピキ

クルー「あんた何やってんの!?月の涙が迫ってるよ!はやく脱出ポッドへ脱出しな!」

スコール「 そ の 手 に の る か ! 」バキィ!

クルー「ふぁぶーるっ!」ドサ

アルティミシア(待て!そいつは本物だ・・・)

クルー「いったぁ・・・」

スコール「ここを松た○子似の女が通らなかったか?」

クルー「その前に何か言う事があるんじゃないか?」

スコール「言ってる場合じゃねえだろゴルァ!早く言えよ!」

スコール「お前のまっぱで宇宙船に放り出してやろうか!?ええ!?」ギュー

クルー「くるじい~~~~!そ、そこのロッカールームに誰かが入ってた気が・・・」


スコール「シャラッ!」ジャーマンスープレックス


クルー「ばろんっ!」ゴンッ!


スコール「フアアアアアアアアアアアア!!」ブンブン


アルティミシア(気合い入ってるな)

スコール「リノアーーーーーーーーーーッ!」ダダダッ


・ロッカールーム

スコール「ハッ!」


エルオーネ「スコール!」

宇宙服「・・・」ガシ

エルオーネ「は、はなしてよ!」グイ


スコール「リノアァ・・・・・やっと会えたなぁ・・・」ジャキ


宇宙服「・・・」ピース


スコール「この期に及んで余裕じゃねえか・・・ええ?」ビキビキィ


宇宙服「・・・」ボソボソ

エルオーネ「え?何!?・・・ウソ!?」


スコール「何だよ!?」


エルオーネ「月の涙が・・・落ちる・・・」

宇宙服「・・・・」ウンウン


スコール「知っとるわボケェ!その前にお前を殺す!」ジャキ

スコール「そしてお前の死体を月の涙の一部にしてくれるわぁ!」


宇宙服「・・・・・」ワーオ

エルオーネ「くっこの!離しなさい・・・!」グイグイ


宇宙服「・・・・」ボソボソ


スコール「あんだよ!?」


(リ・ノ・ア レディ)


(ミッションスタート)


パチ



全員「!?」


シュゴォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!


『くうきが 外へ ほうしゅつされる!』


エルオーネ「きゃああああああああああああ!!」

スコール「あの野郎ォーーーーーーーー!こんな場所でハッチを開けやがった!」


宇宙服「・・・・」ナームー


アルティミシア(宇宙空間に吸い込まれる・・・!)

スコール「ちょ、まだ宇宙服来てねえよ!!」


シュゴォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!


スコール「ォォォォォォォォォオ!」

エルオーネ「きゃああああああああああ!」


シュゴゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーッ!!



宇宙服「・・・・」スイー


スコール「エル姉ちゃん!」ガシ!

エルオーネ「うぐぐ・・・・」シュゴォー!

スコール「もがっ!もががが・・・く、空気が・・・」

アルティミシア(おのれリノア・・・むん!)


【メイルシュトローム】


グイイイイイイイイイイイイ!!


・廊下


ズドォォォォォォン!


スコール「ぷはっ!」

エルオーネ「ぜえ・・・ぜえ・・・」ガク

アルティミシア(ハッチを閉めろォーーーーーー!はやく!!)


ガコンッ


スコール「あ、あの野郎・・・」ゼエゼエ

エルオーネ「間一髪ね・・・」

スコール「クッソーーーーーーーー!リノアがアデルの元へ行っちまう!!」

エルオーネ「あの子は確か・・・スコールがガーデンに戻ってきた時にいた・・・」

スコール「ちっきしょーーーーー!ババア!どうすればいい!?」

アルティミシア(どうって・・・アデルにジャンクションしてみるのは!?)

スコール「エル姉ちゃん!」

エルオーネ「・・・ダメ!アデルはパッキングされてるからジャンクションできない!」

スコール「ぐぎぎ・・・ちっくしょォーーーーーーーーーーー!!」グッ!

エルオーネ「きゃぁっ!」ダダダダダッ


スコール「宇宙服!宇宙服の残りはどこだ!?」

エルオーネ「ロッカールームに一着あったけど・・・もう入れないし・・・」


「どうなってんだよ!これじゃまるで誰かが仕組んだ見てぇじゃねえか!」


スコール「ハッ!」


宇宙服をの男「くっそ~!これがボンクラの言ってた襲撃かよ!」

護衛1「このままじゃここも危ないです!ルナサイドベースを放棄しましょう!」

護衛2「はやく!脱出ポッドへ!」


ガシ


宇宙服の男「ん?」

スコール「お~ま~え~・・・」

宇宙服の男「な、なんだお前!?」

スコール「宇宙服寄こせやぁああああああああああ!!」ガバッ!

宇宙服「のあっ!」

護衛1「ちょ、あんた何だ!?」


ゲシゲシッ ガシガシッ シャカシャカシャカ・・・


【入手】宇宙服


スコール「おっしゃあ!」シュコー

アルティミシア(奪うなよ!)

エルオーネ「あ・・・」

大統領「てめえェーーーーーー!何しやがんだ!」


スコール「キエエエエエエエエエエエエ!」ダダダダダッ!


大統領「てめぇ待てゴルァーーーーーーーッ!俺の宇宙服返せ!!」


エルオーネ「ラグナ・・・おじさん・・・?」


・ロッカールーム


シュゴゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーッ!!


アルティミシア(くっ!空気の放出がすごい・・・)

スコール「とぉっ!」バッ!


シュゴゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーッ!!


スコール「オルァァァァァ!」スイスイスイー


・作業用ハッチ


スコール「いた!」


宇宙服「・・・・・・」スイー


スコール「までやゴルァァァァァァ!リノア!何がリ・ノ・アレディだボケッ!」

スコール「それをやっていいのはリュックたんのみだ!お前如きがそれを使うんじゃねえッ!!」

アルティミシア(ファンなのか?)


宇宙服「・・・・・」パチ


ゴウンッ!


スコール「のあっ!」

アルティミシア(しまった!ハッチが閉められた!)


『ハッチが しめられた!』


スコール「開けろよオイ!?くっそーーーー!ここまで来て逃がしてたまるかよ!!」ガンガン!

スコール「この・・・GFで吹き飛ばす!!」キュイーン

アルティミシア(オイ待て!?まだ脱出してない奴も大勢いるんだぞ!!)

アルティミシア(ここでGFを使ったらこの基地ごと壊滅してしまうだろうが!)

スコール「じゃあどうしろってんだよ!!」

アルティミシア(何か別の手を・・・何か!何かを・・・!)


スコール「・・・・・・・・くっそォーーーーーーーーーッ!!」


ジタバタジタバタ・・・・!


・廊下

スコール「ぜえ・・・ぜえ・・・」

アルティミシア(戻ってどうするつもりだ?!)

スコール「こうなりゃ最終手段だ・・・」

アルティミシア(何を・・・)


ピエット「君!まだこんな所にいたのか!」


スコール「来た!」


ピエット「脱出ポッドはこっちだ!急げ!」ダッ


スコール「オラァァァァァァァ!!」ダダダダダッ!



・脱出ポッド

エルオーネ「スコール!」

スコール「エル姉ちゃん頼む!俺をリノアにジャンクションしてくれ!」

エルオーネ「えっ」

スコール「最後のチャンスだ・・・俺をリノアに・・・!」バッ

アルティミシア(リノアにジャンクションする気か!)

エルオーネ「・・・」

スコール「エル姉ちゃん!はやく!!」

エルオーネ「・・・わかった」

エルオーネ「でもうまく行かないかもしれない・・・それでもいい?」

スコール「・・・」コク

ピエット「射出するぞ!位置に着くんだ!」


ガチャン


スコール「・・・」

エルオーネ「・・・行くわよ」

ピエット「射出する!」



ボ ッ



シュゴォーーーーーーーーーーーーーーーー!!



ォォォォーーー・・・・・・・・・・・


・宇宙空間


宇宙服「・・・・」チラ


シュゴォーーーーーーー・・・・


宇宙服「・・・・・・」ジー


フヨフヨ フヨフヨ


スイーーー・・・・・・


宇宙服「・・・・・」スタ


ジジジジジジジジジ・・・・・


・アデルセメタリー

アデル「  」

宇宙服「・・・久しぶり、アデル」ボソ

宇宙服「約束通り・・・迎えに来たよ・・・」


ゴポポポポポポポ・・・・ 


ムズムズムズムズムズ・・・・


グググググググ・・・・


宇宙服「月の涙がもう間もなく落ちる・・・」コーホー

宇宙服「あれに乗って・・・帰ろう、エスタへ」ニヤ



グググググググ・・・・・


ギャワーーーー!! グオオオオオオ!! キュロロロロロロ!!


宇宙服「お月さま・・・つらいのね・・・苦しいのね・・・」

宇宙服「つらい時は・・・無理せず泣いてもいいんだよ」

宇宙服「一人じゃないから・・・ね?」




ボ ッ




『つきのなみだが、ちきゅうへおちた!』


~~脱出中~~


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


スコール「ゼエッ!ゼエッ!」

ピエット「ルナサイドベースはもうだめだな・・・」

アルティミシア(この反応・・・ついに始まったか!)

アルティミシア(月の涙に巻き込まれる前に脱出できたのは幸いだな。とりあえずは一安心・・・か?)

スコール「くっそ~、まさか前回と同じ手段を使うハメになるとは・・・」

アルティミシア(そう言えば私がリノアを宇宙に放置したっけ・・・)

スコール「え、エルねーちゃん・・・」チラ

エルオーネ「わかってる・・・」

エルオーネ「行くよ、スコール・・・」


キィィィィィィン・・・・・・


スコール「うぐ・・・」ドサ

アルティミシア(あいつの何がどうなってああなったのか、じっくり見せてもらおうじゃないか)

スコール「んなもん・・・どうでもイイわ・・・とりあえず・・・リノアの居場所を・・・」


キィィィィィィン・・・・・・




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



・???

スコール(・・・)

アルティミシア(リノアの中・・・なのか・・・?)


ゴォォォォォ!!


アルティミシア(うわっ!なんだココは!?)

スコール(火の海・・・?)


ゴォォォォォォォ!! ボオウッ! ボゥンッ!


『あたりを はげしい火が おおいつくす!』


スコール(どこだよ・・・ここ・・・)


ガシ


スコール(!?)


男「あ、あんたぁ・・・たたた、助けてくれぇ・・・」ズル


スコール(なんだこいつ!?)

ここまで

                 _,、-=''~:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;ノ!   :.:.:.:|
                  /!/-、-:.:.:.:.;:;:;:;:;:;:;:.、/~ .!   :.:.:.::!
               ,、-'''~  `ヾ:.;.;.;.;._,,、--、-,,、,,,__.|   :.:.:.:.|
             ,、-'   ....:.:.:.:|、-''~:;;.;;.;;.;;;::\.;.;ヽ.|!  :.:.:.:.|

           、''´   ...:.:.:.:.:.:/:;:;:;:;:;:/;:i;:;:;\;:;:ヽ;:;:;!  :.:.:.:.!
           !   :.:.:.:.:..,、-/;;;-''~:://;i:::::ヽ::ヽ:::ヽ:;|  :.:.:.:|

           '、   :.:.:.:.!~,ノ;;;;,、-'~/::/:;;|!:.:.:.、\\;;;;|:  :.:.:.:!
             !   :、-''~::::;;;/;:/ |;;|:.;;;!;;、ヽ:ヽ;:\;;;;!  :.:.:.:.|
=ー、          !./;;/:.:;:;/;;;;/ヽ,|! |!;;!|、!ヾ;:、;:.;:、\   :.:.:.:|
  `~''''ー-、,,,    //:.:.;.;//;;;;;|!~!'ヽ| ヽ! !ー、-\;:ヽ:.:;:\ :.:.:.!,

   ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,"''''/=/:.;:;:;:/;;;;/;;;;;:;;|!`''".,ヽ ヽ,''~!~ヽ、'、ヾ:.:;:;;;;ヽ,:.:.|、         <次回はアタシが大活躍よ!
''''"~~~~~~三彡";;;;/;;;/:;;;;;/;;:;:/;;;;;;/;;;、  i'    ``'ー" !;;ヽヾ;;;;;;、ヽ!;;!
彡='''''"~~"~/フ:;:;/;;;;!;;;;;/::.:/!:;;;;;/;;;;;;;;、. ,ー、     :.:./!:.!;;;;、ヽ;;;!\;;!

,,、-'''゛  //;;/;;;!/;;;/:/:./,|:;:;:/;.;;;;;/;ヽ `~    :./;/|;;;!::;;!、 、;;! |;;;;;、
´   ./;;;;彡:::;;;/::;;;/;/;:;/;;;!;!;;;;/;;/';;;;/;ヽ、,,,,、- ''"、|!' !/;;;;! ! |;| |;;;;;!::、
 ,,,/;;-'';;;、-''~:;;;;;|;;;/;;;!;;;;|/;!///;/-=彡! :. :.:/!:|!:.:./;;;;/::|:|:::|!/!|;;;|'!;;!

彡;-=''''~;:;:;:;:;:;:,,、-'';;;;ノ!;;;;;!;;/;;!、ノ/:./.ノ ://;;!.|:://;;ノ:.:.i!:.:.|;;;/|;;;! !;;|
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    //   /;;/'!::;;;;;;\:::\\!\~~!,!:|:!:、::;:::;:;;;;/::!"    ,、-''''~~´ ̄'''~;;!;;!'
    /"    .|;;;| '!;;;;;、;;;!`'彡;/;!ー''::;;;;!i;;ヽ:.、:;:;;;;/:::|'    /////゛;;;/:/
   /      .!;;!  \;;;;;;;`!;;//;;!--!;;;;;;!,:!;'ー~~`´':i:i~  .///////:::/;:;:;:;;!'
   /       i;;! ._-、>='''|/::::::\::;;;;;;;、:、!:`'!;;!;ノ`ー-'~:.:.:.:.:.:.:.//:.:/;;;!;;;;;;|
          `!/:::/;//;;;;;、::::::::`、;;;;;;\、~~~!:!/:\:.:.:.;:;:;:;:;////;;;;;;;;;;;;;!

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   _,,,,,、-ー''''~゛:.:彡-''"i:i:i:i:ii:i:i!;;;;、:.:.:.\、;;;;;;;;;;、\`ヽ、、;;;;;;;;!:.:.:///
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:.:.:.:.:.:.:./:!:::!:..\~`'''''''ー----/;.;.;.'~~~~-=、;:;:;:;:;:;:;!、;;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.ヽ/
、:.:.:.:./i:i:i:i::.、:.、 ::\i:i:.i:i.:i:;:;:;/;: /~´:.:.:.:.:ー===、;;ノ,、='':.;:;:;=''´::ヽ
ヽ;:;:/|;:ヾ;:;:、;ヾ;.;.;.;.::~ヾ!:!:!:!:|;:;:. :.  :. :.:. :. :. :. ~`'''ー!ヽ;::.;::.,、-==''':::':、
:.:.:\ヾ:.、、:.:、:.\;:;:;:ヾ::::\!|;.;.;.:. :. :. /~~ ̄~`'ー、:.:.:ヾ"~´::.:.:.:.:. :. :..:.\
:.:.:.:.:.:ヾ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!、;;.;;.;;.;;;|;.;.;.;.;.:./;;.;;.;;.`i!、;.;.;.;.;.;~ヾ''-ヽ~`''''':.:.:.:.:.;:;:;:丿
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:~~`''''ー------、ノ;:;:;:;:/;;;;:;:;:;:;:;:;:;:`i!;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ;:;:;〉:.;:;:;:;:;:;:;:::/ヽ
ー、:、'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:!~/;.;.;/;;;;;;;;;;;;.;.;.;.;.;.;.;.!i、;.;.;.;.;.ミ;ヽ;/--'''''8~゛;;;;;;;;;、,,,,,,、-ー
ヽ、:.~''ー、:::. :`ヾ:.:.:ヽヽヽ|;|:_/;;;;;;;;;;;;;;;;;.;.;.;.;.;.;..〉!、---ー-、;;;;;;;;;;::::!i、:.:.:.:.:.:.!:::::::::.:.:.:

  ``'''ー、~\:.:.:.:\、;;ヾ;;!ー、;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:.:.:/~''゜     ヽ;;;;;;;;;;:`i!、:.:.:.:.:.|三:.:.:.ノ
      ~ヾ `'ヽ;.;.;~ヽ;;|::;;;;::!ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;/         '、;;;;;;;;;;::!|、:.:.:.:/!~~彡:.
        `!;;、::、ヽ、;;!;;;!:;;;;;;;;! \;;;;;;;;;/: : : :          、;;;;;;;;;;、!、:.:;;;ノ!:.::.:.:.:.
        .|;;;、:!:.:.:.:`ヽ|;;;;;;;;;;!、 ヽ;;;;!: : : : ::.          、;;;;;;;;;、i、'~ |/~~~

DISC1
リノア、エンキドゥ(FF12仕様)をアンジェロとして使役、人質にしてギルガメッシュをGFに
リノア、カーウェイ邸でリクイドフレイムを召喚

DISC2
ラグナ側でカタストロフィー現る
D地区脱出後(森林)でカロフィステリ発見
D地区下層に戻ると迷子のイデアと遭遇、砂漠は元は森だったと語る(FF5の世界)
バラムガーデン移動開始、リノアからFF5の話を聞かされる
ガーデン浮上、リノアにゴーレムらしきGFを使用
ミサイル基地でBGH251F2撃破後にアイアンクラッド(リメイクFF5)出現
駅長の家で第2の石板入手、ストーカーにストーカーされる
バラムの港にて、イデアがキングベヒーモスを釣り上げる
シュミ族の村でファイアビュート入手、キスティスが試し撃ちでラグナ像粉砕
トラビアに全てを知る者襲来
オーディンの代わりに「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士」がセントラ遺跡に
ガーデン戦。リノアの、ゴーレムGFが明記
ガルバディアガーデン:ホールでアルテ・ロイテのサークルで2名飛ばされる
無マニアな邪念でできた木に力を奪われイデア超弱体化
エクスデスソウルと戦闘
魔女化リノア、ツインタニアを召喚
リノア、ギルガメッシュが不要になってスコールに渡す


リノア「どうしたのおじさん?そんなに辛そうな顔をして」


スコール(リノア!?)

男「いきなり爆発して・・・火が・・・逃げ遅れた人も何人もいるんだぁ・・・」


リノア「へぇ~~~」


男「たのむぅ・・・無事なら・・・みんなを助けてやってくれぇ・・・」

リノア「なんで?」

男「なんでって・・・村の大惨事だぞ・・・!」

アルティミシア(村?)

リノア「大惨事っすねぇ・・・ニブルヘイムみたーい」キャッキャ

男「だから・・・はやくしてくれ・・・」

リノア「・・・なんで命令口調なの?」

男「え?いや、そんなつもりは・・・」


ガシ


リノア「頼んできてる分際で、なんでそんなに偉そうなのかな?ん?」ギュ

リノア「口の聞き方もロクにわからないくらい・・・おバカさんなのかな?」

男「い、いや、そんなつもりじゃ・・・」

リノア「つもりもへったくれもねーだろ・・・あ?」


スコール(おいまさか!)

アルティミシア(や、やめろッ!)


リノア「ぷっ・・・くくく・・・ひゃひゃひゃひゃ・・・」

リノア「お前バカ!?こんな火の海でなんで一人だけピンピンしてるかホントにわかんないの!?」グワッ

男「!?」

リノア「ねえわかんない!?ホントにわかんない!?ねえ!?バカ!?」

リノア「アタシが火をつけたからに決まってんじゃーーーーーん!!ねえーーーーーーわかるぅーーーーー!?」ゲラゲラゲラ

男「な・・・」

リノア「バカかよwwなんで張本人のアタシが助けないといけないわけ!?バカ!?アホ!?知的障害!?ゴミ!?クズ!?」

リノア「そんな事もわからないお前はさぁーーーーー!やっぱりここで死ぬ運命なんだと思うわけぇーーーーーーーーー!!」メキメキメキメキ

男「ひぎぃぃいぃぃぃい!!!」

リノア「助けるわけねえだろボケwwww何が村の大惨事だよwwwwwアタシここに何の思い入れもないんすけど!」ガン!

リノア「大体お前だれ!?いきなりやってきて何!?ソッコー頼み事!?しかも命令口調!?」ガン!

リノア「ふざけてんのかオラァーーーーーーー!!まず名を名乗れやぁーーーーーーーーーー!!」ガンガンガン!


男「ああああああああああああ!!」



ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン・・・・・・・・・・・


リノア「ギャハハハハハwwwwはやく死ねよカスwww低知能なんだろ!?生きる能力がないんだろ!?」ガンガンガン!

リノア「昔から言うだろ!?バカは死ななきゃ直らないってさぁ!!」ガンガンガン!

リノア「だからあたしが治療してやるよぉぉぉーーーーーーー!!バカに付ける薬をさぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!」


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン・・・・・・・・・・・


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン



ジュゥゥゥゥゥゥ・・・!!



リノア「火葬の手間がはぶけるねェーーーーーーーー!!よかったねぇーーーーーーーー!」ゲラゲラゲラ


男「ああああああああーーーーーーーーーーーーーッ!」


アルティミシア(・・・ッ!)サッ

スコール(なに・・・してんだよ・・・)


リノア「ヒャッハハハハハハハハwwwwwwwwそれ何ダンスなわけ!?wwwwwwwww」

リノア「ウケ狙いはいいから速く燃えろよwwwwwww村と一緒に燃えれて本望だろwwwwww」

リノア「ゴミ!クズ!池沼!汚物!ハエ!クソ!人間の形した糞!その他大勢!ストレス発散器具!」

リノア「いい加減気づけよオラァーーーーー!!発言する権利がないんだよお前等にはよぉーーーーーーーーーーー!!!!」


アァァァァァァァァーーーーーー・・・・・・・・


ザザッ


アルティミシア(ノイズ!?)

スコール(場面が・・・)


リノア「ねえどうちて~~?なんでそんなに苦しそうな顔してるの~~!?ねえ~~!?どうちてなんでちゅか~~~~!?」バキバキバキ

リノア「なんか言えよオラァーーーーーーー!!耳ついてねえのかよぉーーーーーーーーーー!!」ゴリュゴリュゴリュ!


ザザッ


リノア「ねえいまどんな気持ち?故郷が灰になるってどんな気持ち?ねえどうなの?ねえ?ねえ?ねえ?」ジュゥゥゥゥゥ

リノア「・・・ん?なに?うんうん・・・息が臭え」

リノア「 し ゃ べ ん な や ! ! 」ボワァッ!


ザザッ


リノア「僕ごめんね~、パパとママが焼肉になっちゃった~」ゲラゲラゲラ

リノア「ほら、ごんがりやけたよ!食べる?」ベチャァ

リノア「・・・なに?好き嫌いするわけ?ダメじゃん僕、御残しはダメって教わらなかった?」

リノア「じゃあ君将来ロクな大人にならないね。そんな悪い子はこの世にいてはいけません」

リノア「ヒャハハハハハハーーーーーーーーーwww悪い子はおしおきだぁーーーーーーー!!」ジュゥゥゥゥッゥ!!


スコール(もう・・・やめろ!!)

アルティミシア(は、吐き気が・・・)ウップ


リノア「ギャハハハハハハハハwwwwいくら潰しても蛆虫はいくらでも湧いてくるねぇぇぇぇぇぇぇwwwww」

リノア「オラオラオラ白アリ共ーーーーー!!お前等みぃぃぃぃぃぃんんなまとめて駆除だぁぁぁぁぁぁwwwwww」ゲラゲラゲラ


ザザッ


スコール(いつまで続くんだよ・・・)

アルティミシア(今度はなんだ!?)

リノア「あっここって」

スコール(!?)


・パブ

アルティミシア(ここは・・・・!)

スコール(じゃあここって・・・)

画家「な、なんなのよあんた・・・一体どういうつもり!?」

リノア「あんたこそどういうつもりなわけ?ここ、彼氏の実家なんですけど~」

リノア「不法侵入で~す!逮捕しちゃうぞ☆」

画家「ひぃぃ~~~!よ、よるな化け物!あっちいけ!」ブン

リノア「あ、ひど~い!アタシまだ青春の真っただ中なのに~!」

リノア「ほんともう・・・失礼しちゃうなぁ・・・」ガシ

画家「ああああああーーーーー!」メキメキメキ


リノア「・・・イイ事思いついた。この出来事を絵に描いてよ」

リノア「そしたらあなただけは生かしてあげる。どぉ?悪くない条件じゃない?」

画家「ななな、何を描けば・・・」

リノア「モデルはいっぱいいるよ。ほら」ドサ


『しょうしたいのむれが はこびこまれる』


画家「!!??・・・オェェーーーーーー!」ベチャベチャベチャ

リノア「もう、アーティストの癖にだらしないなぁ。芸術家はこういうのからインスピレーションを受ける物なんだよっ」

リノア「ここにも火の手が上がる前に・・・はやく描いた方がいいんじゃないかな~」


ゴォォォォォォォッ!


画家「ハァ・・・ハァ・・・うう・・・なんてこと・・・」

リノア「ほらはやくしなよ。アタシ待つのきらいなんだけどー」


アルティミシア(こいつ・・・こちらからなんとかできねーのか!!)

スコール(リノアァァァァ!!いい加減やめろボケェェェェェェ!!)


リノア「・・・・」


スコール(てめえゴルァ!いい加減にしとけカス!ウィンヒルが消えたのはお前の仕業だったんだな!)


リノア「・・・・・」


スコール(殺してやる・・・絶対に殺してやる・・・死ね・・・死ね!死ね!死ね!死ねェーーーーーーーーーーーー!!)


リノア「・・・描けた?」

画家「うう・・・はい・・・」

リノア「おおっ!中々いい感じィ!」ガコ

リノア「タイトルはそうだなぁ・・・IGUNUS(火)なんてどうかな?」


アルティミシア(これは・・・)


画家「なんでもいいから・・・はやく返して・・・」

リノア「ん?あぁ、帰りたい?」

画家「うう・・・はやく逃げなきゃ・・・」フラ



リノア「はいストーップ」ガシ


画家「ッ!?なんで・・・」

リノア「なんでってアタシが逃がすわけないじゃんって言う」

画家「約束が・・・違う・・・絵を描けば解放してくれるって言ったじゃないッ!」

リノア「・・・はぁ?」

リノア「なんでお前如きとの約束を、バカ正直に守らないといけないのかな?」グイ

画家「い、いやーーーーーーーー!!」

リノア「守るわけねえだろお前みたいなゴミとの約束・・・アホ?」

リノア「お前を生かしてなんのメリットがあるわけ?アタシにさぁ。ちょっとは考えなよ?」

リノア「何おまえ?自分が偉いと思ってるの?アタシ対等だと思っているの?」

リノア「ふざけてんじゃねえよカスが。なわけねーだろ大地に蔓延るハエ風情がよ」

リノア「目の前をぶんぶんうっとーしいんだよ・・・オラッ!!」ガシャァッ!

画家「ああーーーーーーーーーーーーッ!」ドガッ

リノア「クソにたかるハエがよぉーーーーー!対等なクチ効いてんじゃねえよオラーーーーーーーーッ!」

リノア「何お前!?アホなの!?ゴミなの!?お前等ハエは口を開けば不快な発言ばっかりでさぁ!」

リノア「自分が困った時だけ助けてって虫よすぎなんだよ!!ああ!?」

リノア「ヒヒ・・・お前も、この村も、人間全員も、みーんな!ハエ!みーんな汚物!積み重なったクソ!」

リノア「クソに人権があると思うなよおおおおおおおおお!ああああああああああああああ!?」


バキッ・・・


グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ



リノア「なんで黙る事ができないのかなぁお前等はあああああああああああああッ!口を開ければ不快な臭いばかり放って!」

リノア「それただの有害物質じゃん!腐った生ごみじゃん!誰が片付けるの!?誰が掃除すんの!?」

リノア「アタシだよぉぉぉぉぉぉお!!アタシが駆除するんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

リノア「オラオラオラオラアアアアアアアアアアアアアアアアア!!燃えるゴミの一斉消去だぁあああああああああああ!!」


グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ

グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ


アルティミシア(く、狂ってる・・・)

スコール(殺・・・す・・・絶対・・・・殺す・・・・)


ザザッ


リノア「人権がない!発言する権利がない!生きる権利がない!」

リノア「はやく気付けゴミ共がああああああああああああ!!燃えろオラァァァァァァァ!!」


ゴォォォォォォ!! バキバキッ!! ゴォォォォォォォ・・・・


ザザッ


リノア「ヒヒッヒヒヒヒヒ・・・・・・・・ヒッヒハハッハハハハッハッハwwwwwwww」

リノア「気ん持ぢイイーーーーーーーーーーーーッッッ!!溜まったゴミを一気に除去ってすがすがしいねェーーーーーーーーーーーーー!!」

リノア「 ヒ ャ  ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ w w w w 」


ザザッ


リノア「ハァァァァ・・・・・まだまだ暴れたりない・・・・」


ガラッ


リノア「!?」


スコール(生き残り・・・・!)

アルティミシア(は、はやく逃げろ!)


リノア「・・・」ニヤァ


ガシ


リノア「ん・・・チョコボ注意?ああ、看板かァ・・・」カラン

リノア「これをフルスイングしたら・・・どうなるかなぁ・・・」ニタァ


生き残り「うぐ・・・ひぐ・・・」ズルズル


ザッ


リノア「・・・・」カラン

生き残り「あ・・・・あ・・・・」

リノア「・・・・天国へ連れてってあげる」ニヤ

スコール(や、やめ・・・)

リノア「ハァァァァァ・・・・・あああああああああああああああああああああああ!」ググググ!

アルティミシア(ッ!?)グッ

リノア「心配しないで・・・すぐにみんな・・・消してあげるから・・・」ケケケ

リノア「お前等に未来はない・・・あってはいけない・・・アタシが許さない・・・・」

リノア「お前等みんな・・・・無に返れェ・・・・」ニタァァァ


生き残り「許して・・・」


リノア「今更遅いよ・・・もうアタシは止まらない・・・」

リノア「あの世で・・・アタシを崇めろ・・・・」



リノア「永」



リノア「遠」



リノア「に ッ ! 」



ブンッ








ゴ キ ャ ッ 


スコール「うああああああああああああああああ!!」


エルオーネ「スコール!?」


・脱出ポッド

スコール「う、うぐ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・」ガク

エルオーネ「どうしたのスコール!?何をみたの!?」

スコール「あいつ・・・くそぉ・・・くそぉくそぉくそぉーーーーーーーーーーーーーー!!」

エルオーネ「スコール!落ち着いてスコール!」

アルティミシア(あいつは・・・人じゃない・・・)

スコール「ちくしょぉーーーーーーーーー!!」ガン!!

エルオーネ「・・・スコール、もう一度、行ける?」

アルティミシア(な、何を!?)

エルオーネ「何を見たのかわからないけど、スコール、恐ろしい物を見たんでしょ」

エルオーネ「スコール、それを止めれるのはあなただけよ・・・あの子は絶対止めなきゃ!」

スコール「ハァ・・・ハァ・・・・」

アルティミシア(もう一度・・・耐えれるか?)

スコール「・・・・行く」

スコール「あいつは止めないと・・・あいつは絶対に抹殺しないと・・・!」

エルオーネ「ごめんね、辛い思いばかりさせて」

アルティミシア(エルオーネ!まだだ!もっと遠い過去へ・・・)

アルティミシア(あれは私の知ってるリノアじゃない・・・何がどうなってあんな風になったのか・・・)

アルティミシア(こいつは知っておかないといけない・・・わかるな!?)

エルオーネ「・・・・うん!」

スコール「リノアァ・・・・うぐ・・・」

エルオーネ「あなたの頭の中はリノアでいっぱい。あなたはリノアを呼び続けている」

エルオーネ「もっと遠い過去へ・・・リノアの原点へ・・・」

スコール「・・・」

エルオーネ「行くわよ・・・スコール!」

アルティミシア(リノアめ・・・くそ・・・!)

エルオーネ「・・・」グッ!


キィィィィィィン・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・・・・


・・・・・・



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール(・・・)


スコール(ど・・・こだ・・・)


タッタッタッタッタ・・・・・


スコール(・・・・・?)


スコール(ここは・・・・そうだ・・・・確か時間圧縮の・・・・)


アルティミシア(そう、ここはよーく知っている。お前と私、因縁の始まりの地だ)



ザザッ



スコール「くっ」ガク

アルティミシア「フフフフフ・・・seedとはその程度の物か」

スコール「み、みんな・・・」チラ



スコール(俺と・・・ババアだ・・・)

アルティミシア(そう、ここは・・・・)



・アルティミシア城

アルティミシア「フフ・・・時間圧縮のアルゴリズムに溶け込むがいい」

スコール「!」


ゼルは時間の流れに吸い込まれていった

アーヴァインは時間の流れに吸い込まれていった

キスティスは時間の流れに吸い込まれていった



リノア「 」(戦闘不能)


スコール(そうだ、ここでババアに負けてみんなが時間圧縮に・・・)



スコール「俺はずっと自分を殺して生きてきた・・・誰かに期待しなければ、裏切られる事もないからだ」

スコール「リノアと付き合いだしたのも、その、なんかいい雰囲気になって流されるままに・・・」

スコール「周りがもてはやすし、俺達の為にコンサートとかなんかやり始めるし、断りにくい空気と言うか・・・」


スコール(・・・)

アルティミシア(自分で見てて恥ずかしくないのか?)


スコール「こんなわかりやすいフラグを何本も立てて起きながら、なんでこんなスパッツ履いた女と付き合わないけないんだ!」

スコール「こいつ、全然パンチラしないんだぞ!電波ばっか飛ばしやがって、一緒にいても全然楽しくねーよ!!」


ザザ


スコール「頼む!俺を過去に戻してくれ!」

スコール「この通りだ!」(土下座)

アルティミシア「!?」

スコール「この戦いお前の勝ちだ!時間でもなんでも破壊するとイイ!」

スコール「だがせめて!その前にもう一度、過去に戻って人生を・・・」

スコール「俺に、セルフィたんルートを歩ませてくれエエエエエエ!!」


ザザ


スコール「頼む!俺を過去に戻してくれ!」

スコール「この通りだ!」(土下座)


スコール(勘弁してくれないかな)

アルティミシア(自業自得だ)


ザザ


アルティミシア「しかしその女がお前になびくとは限らんと思うが。過去へ戻ってどうするつもりだ?」

スコール「今度は・・・自分に正直に生きる!」

アルティミシア「そうか・・・」


グニャアアアアアア


アルティミシア(そうだ。ここでお前は過去へと旅立つのだ)

スコール(飛んだおまけが付いてきたがな)


グニャアアアアアアアアア!!!


ァァァァァァ・・・



スコール(行っちまった・・・)


アルティミシア(そう言えばまだセルフィとリノアが残っていたな)

スコール(リノアの奴・・・何してんだ?)


リノア「・・・・・・・・・・・・・」(戦闘不能)


アルティミシア(我々がいなくなった所でこのまま放置しておけば時間圧縮に溶け込まれるはずだが)


リノア「・・・・・ひど・・・・いよ」


スコール(!?)


リノア「スコール・・・私といても・・・・楽しくない・・・の?」

リノア「私よりセルフィの方がよかったの・・・・?」

リノア「じゃあ・・・あの約束は・・・あの思い出の日々は・・・」

リノア「一体何だったの・・・・」


アルティミシア(聞こえていたのか・・・)

スコール(なんてこった!)


リノア「世界を譲る・・・アルティミシアに?」

リノア「なんで?どうして?」


キラキラキラキラ・・・・


セルフィは時間の流れに吸い込まれていった


リノア「私も・・・もうじきああなる・・・の?」

リノア「・・・・・・いやだよぉ」

リノア「スコール・・・アタシを置いて行かないで・・・・」

リノア「スコール・・・・スコール・・・・!」


アルティミシア(お前さあ・・・)チラ

スコール(今になって罪悪感がヤヴァイ)


キラキラキラキラ・・・


リノア「う・・・」


スコール(リノアが消える!)

アルティミシア(さあここからだ。我々が去った後何がどうなってああなったのか・・・)

スコール(・・・)

アルティミシア(もう何が起こっても驚かん。スコール、覚悟はイイか)


キラキラキラキラ・・・


リノア「やだよぉ・・・消えたくないよォ・・・・」

リノア「スコール・・・ヒック・・・グス・・・・」

スコール(・・・)


キラキラキラキラ・・・・


リノアは時間の流れに吸い込まれていった


~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~


・???

(わたし・・・生きられるのかしら・・・)


(どうやって?)


(自分ではどうする事も出来ない)


(ただ、流されるまま・・・)


スコール(リノアの声だ・・・)

アルティミシア(意識が・・・消えかかっている)


(自分だけではどうにもならない)


(生きられる?)


(わたし・・・・・・)


(生きられない?)


スコール(思考が極限まで薄められるんだっけ?)

アルティミシア(激しい痛みと共にな)


(このまま・・・・・)


(私・・・このまま・・・もうだめなのね)


アルティミシア(・・・・)


(もうだめ・・・もう・・・・・)


(このまま・・・・時間の流れの塵になって・・・)


スコール(・・・・)








ム オ ” ン


スコール(!?)

アルティミシア(これは!)


(・・・?)


ムオ”ーーーーン・・・


(何・・・これ?黒い塊・・・・?)

(近づいてくる・・・怖い、怖いよ)


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


スコール(あのウド巨人の・・・)

アルティミシア(あいつの仕業か!)


(いや・・・やめて・・・近寄らないで・・・)


バチッバチッバチッ


ムオ”ォォォォォォン!


(吸い込まれる・・・流されるままに・・・)


スコール(一体どこに・・・?)

アルティミシア(あいつの本体がいる場所か・・・!)



~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~


・???

リノア「・・・・?」ムク

リノア「ここ・・・どこ?」

リノア「暗い・・・宇宙?いや、でも・・・」

リノア「水晶みたいなのがいっぱいある・・・キレイ・・・」

リノア「・・・・」

リノア(私・・・助かった・・・?)


「そうだ。お前は助かった」


リノア「ッ!?」


スコール(出やがったな・・・!)

アルティミシア(こいつが本体か!)


エクスデス「ようこそ、次元の狭間へ」


リノア「だ、だれ!?」

エクスデス「それはこちらのセリフだ・・・貴様、どうやってこの場所へ?」

エクスデス「ここは次元の狭間。わけあって出入りは出来ぬはずだが・・・」


グニャァァァァァ・・・・


リノア「!?」

エクスデス「そう、その歪みがこの空間を封じている原因の一つ・・・これのせいで私はここから出られぬ」

エクスデス「しかし貴様はその歪みから現れた・・・今一度問おう」

エクスデス「貴様、何者だ」


リノア「・・・・リノア」

エクスデス「リノア?はて、聞かぬ名だ」

エクスデス「もしや貴様はクリスタルの戦士か?」

リノア「クリスタル・・・?なんですか、それ」

エクスデス「クリスタルの戦士じゃないのか?ではここへどうやって・・・」

リノア「あのっ!ここはどこですか!?私は一体どうなってしまうのですか!?」

エクスデス「次元の狭間を知らないのか・・・?貴様、本当に何者だ」

エクスデス「ただの人間・・・にしては膨大な魔力に溢れている。もしや、魔物?」

リノア「私は魔物なんかじゃありません!人間です!」

リノア「いや、人間じゃなかった・・・私はそう」

リノア「魔女・・・魔女リノアです」

エクスデス「魔女?クリスタルにそのようなジョブがあったのだろうか」

リノア「と言ってもまだなりたててあまり実感はなくて・・・」

エクスデス「ふむ・・・少し興味が沸いた。女、詳しく話してみろ」

リノア「・・・」


ザザッ ザーーーーーー・・・・・


エクスデス「なんとまぁ・・・男に捨てられたのか」

リノア「・・・」ヒック

エクスデス「やれやれ、これだから人間は・・・しかし私に取ってはそんな事より魔女の話の方が有益だ」

エクスデス「この不可解な現象・・・貴様と同じ『魔女』が引き起こした物である。そう言うのか」

リノア「はい・・・」

エクスデス「時間圧縮・・・なるほど、確かにここは狭間の世界。時の流れと密接に関係している・・・」

エクスデス「時間が無理矢理圧縮された余波がこんな所まで・・・その魔女やらはとんでもない奴のようだな」


ザザッ


エクスデス「これが無の力だ」バチバチバチバチ

リノア「すご・・・」

エクスデス「と言っても時間圧縮とやらのせいで自由に扱えぬが」

リノア「どうして?」

エクスデス「無が圧縮された時を永遠に飲みこみ続けるのだ。これでは使いたい分だけ使えない」

エクスデス「今はこのように小さい球を作るので精いっぱいよ・・・」ファファファ

リノア「・・・」


ザザッ


エクスデス「悪いが魔女よ、貴様の元いた世界へ帰る術は私にもわからん」

エクスデス「つらいのなら、一思いにこの『無』で苦しまず消してやるが・・・どうだ?」

リノア「・・・」

エクスデス「悩むか。まぁそれもよい。決心が付いたらいつでも言ってくれ」


ザザッ


リノア「すっご!これ全部古代の本?」

エクスデス「貴様の時代にはない古の書物・・・興味があるなら読んでみるとよい」

リノア「ってこれ全部古代文字じゃんw読めるようになる魔法とかないの?」

エクスデス「・・・ほら」ペカー

リノア「おおっ!現代語訳にルビが・・・」

エクスデス「手間のかかる奴よの」ファファファ

リノア「さすがっすw」

リノア「何々・・・12の勇者と・・・暗黒魔導士・・・エヌ・オー・・・?」パラパラ

リノア「へえ・・・先生の他にも無を操ろうとした奴がいたんだぁ」パラパラ

リノア「ん?何これ・・・外界との・・・通信器具・・・?」

リノア「・・・・」


ザザッ


エクスデス「なんだと!?時間圧縮を解除できる方法があるだと!?」

リノア「うん、時間圧縮は魔女アルティミシアがやったの。全ての時間を圧縮して自分しか存在できない用にする為に」

リノア「仕組みはよくわかるよ。実は私、一時期そいつにジャンクションされてたんだよね」

エクスデス「ジャンクション・・・?」

リノア「ああ、よくわかんないかwまぁ簡単に言うと・・・憑依?その辺」

エクスデス「ふむ・・・」

リノア「・・・だからさぁ、その、封印を解く手伝いをするから!」

エクスデス「む・・・?」

リノア「私を・・・弟子にして下さい!」

エクスデス「・・・正気か?」


ザザッ


リノア「はぁッ!!」ペカー

エクスデス「魔女の力、大分使いこなせるようになってきたな」

リノア「おかげさまで~w」

エクスデス「お前は飲みこみが速い。どうだ?ここの魔物は強いだろう」

リノア「うん、経験値めっちゃ入るねw」

エクスデス「優秀だな。私の配下の中でも一番だ・・・お前は」ファファファ

リノア「またまた~、先生の教えてくれた魔法のおかげだよw」

リノア「特にこれすごいね。めっちゃ使いやすい」

リノア「2回行動できる魔法なんて初めて知ったわ。じゃあトリプルと併用したら飛んでもない事に・・・」

エクスデス「れんぞくまと言う奴だな」ファファファ

エクスデス「レベルが上がる度に褒美の魔法をやろう。精進するのだぞ」

リノア「は~いw」


ザザッ


リノア「時間圧縮は魔女の力に寄る者。よって解除できるのは魔女の力のみ」

リノア「でも残念ながら私の魔力ではすべてを取り除く事は不可能ね。やはり仕掛けた本人に解除させないと」

エクスデス「アルティミシアとかいう魔女か」

リノア「そ。そこでね」

リノア「理論上は、この歪みから全ての時代にジャンクションできるはず。私と先生の力を使えば」

リノア「時間圧縮は全ての時間が圧縮された空間・・・歪みに乗る事ができれば、どこへでも」

エクスデス「少し手間取りそうだな」

リノア「実験・・・してみる?」


ザザッ


リノア「できた!できたよ先生!」

エクスデス「本当か!」

リノア「試しにアタシが小さい頃の時間に戻ってみた。ちゃーんと戻れたよ」

リノア「若いダディにあいさつまでしてきちゃったよw」

エクスデス「ならばいよいよ・・・」

リノア「でも先生本体はあっちにいけないね。先生は時間圧縮に穴を開ける『無』を発して貰わないといけないから」

エクスデス「そうか・・・」

リノア「凹まないでよw私ひとりで言ってくるからw」

エクスデス「いや、私も行こう」

リノア「えっ?」


ブブブブブブ・・・


エクスデスソウル「こういう事だ」

リノア「GF化・・・」

エクスデスソウル「これならば問題あるまい」

エクスデスソウル「よし・・・いでよ我が配下の魔物よ!」

エクスデスソウル「久々の出陣だ・・・存分に暴れるがよい!」


ザザッ


エクスデスソウル「アルティミシアがいないが・・・」

リノア「まさか・・・スコール!」

エクスデスソウル「スコール?」

リノア「アタシの彼氏」

エクスデスソウル「ああ、例のチャランポラン・・・・」

リノア「あのおばさん、まさかスコールに・・・?」

エクスデスソウル「簡単に手に入らぬという訳か」

リノア「・・・今気づいた」

リノア「スコールの戻った過去には・・・アルティミシアの他に、強力な魔女がいっぱいいる」

エクスデスソウル「なんだと!?」

リノア「私でしょ、アルティミシアでしょ」

リノア「それに加えてイデアとアデルってのがいるの。この二人はかなり強力な魔女」

エクスデスソウル「魔女が一挙に集う時代・・・か」

リノア「作戦変更?」

エクスデスソウル「その魔女の力を抜き出せば・・・アルティミシアがいなくとも何とかなるかもしれぬな」

リノア「希望が湧いてきた~~~~!」

エクスデスソウル「ファファファ・・・無の復活は近い!」


ザザッ


リノア「あーあ、折角鍛えたのに、私魔女じゃなくなっちゃった」

エクスデス「恩に着る、リノアよ」

リノア「いいっていいってwどうせまた継承するしねー」

リノア「それに、先生もはやく復活しないとね!」

エクスデス「リノアの魔力だけでは全て取り除くには不足しているか・・・」

リノア「でも私の分だけでも結構キレイになったね」

エクスデス「ああ、この調子ならば後魔女が数人いれば・・・・」

リノア「完全に除去できる!」

エクスデス「ゆくか、リノアよ・・・」

リノア「オッケ、先生はイデア。私はスコール」

リノア「イデアを乗っ取れたらティンバーって所に来て。そこで一旦合流しましょ」

エクスデス「了承した」


ザザッ


エクスデス「準備はいいか」

リノア「え~っと、英雄の薬に、エクスポーションに・・・」ガサゴソ

エクスデス「そんなにいらんだろ」

リノア「備えあれば憂いなし!」ビシッ

エクスデス「はやくしろ・・・」

リノア「・・・ところでさぁ、せんせぇ」

エクスデス「なんだ」

リノア「その『無』の力って・・・アタシにも使えんの?」

エクスデス「・・・使えば術者共々無に飲み込まれる。私ですら神経を使わねば飲みこまれそうになるシロモノだ」

エクスデス「万年を生きた私だからできる事だ・・・悪い事は言わん。やめておけ」

リノア「なんだ。ちょっと試してみたかったのに」

エクスデス「それだけはダメだ。それよりも過去に戻ったら・・・どうする?」

リノア「復讐・・・」ボソ

エクスデス「ん?」

リノア「いや、なんでもwじゃあいこっか!」

リノア「え~っとアタシはまず・・・そうだ、森のフクロウに・・・」


・・・・・・・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール「ハッ!」


・脱出ポッド

スコール「・・・」

エルオーネ「どうだった?」

アルティミシア(リノアの強さの秘密。わかったよ)

アルティミシア(あいつがやはり裏で手を引いていた・・・)

エルオーネ「リノアちゃんが?」

アルティミシア(所々途切れ途切れだったが・・・)

スコール「・・・まだだ」

エルオーネ「えっ」

スコール「リノアが変貌していく様子が見えなかった・・・まだだ!」

アルティミシア(スコール・・・)

スコール「俺が見たかったのはこんな過去じゃない!エル姉ちゃん!もう一度だ!」

アルティミシア(そこまで・・・)

スコール「所々途切れていたが、絶対あいつには裏がある!俺には分かる!」

スコール「あのアマがおとなしく人の言う事を聞くタマか!そこを見なければ・・・俺は・・・」

アルティミシア(エルオーネよ、スコールが珍しくやる気だ。姉としてどうしてやるべきだと思う?)

エルオーネ「最後の一回よ・・・連続で送って少し息切れしそうなの」

スコール「わかった!ラスチャンワンモア!」

アルティミシア(リノアはあの魔導士と結託した過程ははわかった・・・しかしそれは本人も言っていた事)

アルティミシア(そのさらに奥・・・リノアが何を考えているのか・・・)

エルオーネ「それが世界の危機を救う手がかりになるのね」

スコール「世界とかどうでもイイんだよ!頼むエル姉ちゃん!」

スコール「エルオーネお願いだ!俺は自分でこんなに考えて何かをしたいと思った事は初めてなんだ!」

エルオーネ「・・・わかってるわね?最後の一回よ?」

スコール「頼む!!」

アルティミシア(さすが彼氏だな。いや、元か)

エルオーネ「スコールが知りたい過去に送れるように・・・全身全力を使って見る・・・」グッ

キィィィィィィン・・・・

スコール「ウッ・・・・」フラ

エルオーネ「まだよスコール!強くイメージして!」

エルオーネ「知りたい過去、知りたい人、知りたい気持ち・・・」

スコール「リ・・・ノア・・・」

エルオーネ「・・・」ハァハァ

アルティミシア(エルオーネ、踏ん張れ!)

エルオーネ「・・・限界よ!送るわ!」

スコール「 オ オ オ オ オ オ オ ! ! 」


シュゥゥゥゥゥゥーーーーーー!


~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~


シュン・・・シュン・・・シュン・・・・


アルティミシア(今度はどこへ・・・)

スコール(どこだ・・・リノア!)


シュン・・・シュン・・・シュン・・・・


ゴォォォォォォォォ・・・・・・・・!



ブ ワ ッ !


~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール(・・・?)

アルティミシア(どうやら着いたようだが・・・)

スコール(ここは・・・見覚えがある・・・そう・・・)


ピコンッ


スコール(・・・)


ピコンッ


ピピピピピピピピピコンッ!


スコール(この増殖するセーブポイント・・・そう・・・ここは・・・)


「やっぱり来たね、スコール」


スコール(!?)


・はじまりの部屋


リノア「おハロー」ヒラヒラ

スコール(リノア・・・)

リノア「ひっさびさの再会がまさか頭の中なんてねえ、ホント、変わった出会いだよね」

アルティミシア(我々に気づいていたのか)

リノア「あっおばさんやっぱりスコールにジャンクションしてたのね」

アルティミシア(何を今更?)

リノア「ああごめんごめん。今の私はまだ出発前」

リノア「スコール達はどの未来からやってきたのかな?ガーデン戦の後くらい?」

アルティミシア(当たらずとも遠からずと言っておこう・・・)

リノア「ほぉほぉ・・・じゃあアタシがアデルの封印を解きに行くあたりかぁ」

リノア「あの時は大変だったなぁ・・・体を乗っ取られたあげく宇宙に放浪されてさあw」

アルティミシア(あのまま月の涙に巻き込ませればよかったと後悔している所だ)

リノア「どいひ~」

スコール(・・・)

リノア「なんかおばさんに会ってから、ずっと頭の中がざわざわするなぁって思ってたんだけど」

リノア「あれ、スコール達だったのね。気づいたの最近だったわw」

スコール「・・・」

リノア「その様子だと・・・未来の私はちゃんと仕事してるって事だね」

リノア「えらいっアタシえらいっ!」エッヘン

アルティミシア(悪いが覗かせてもらったぞ。お前があの魔導士と結託する様子をな)

リノア「うん、知ってた。てか今気づいた」


リノア「アタシの修行期間はどうだった?優秀だったでしょー」

アルティミシア(そんな物はどうだってイイ。私達のが知りたいのは・・・)

スコール(・・・なんなんだよお前のその変貌っぷりは)

リノア「なんでって言われても・・・ねえ?」

リノア「世界の声を聞いたから?かなぁ」

スコール(意味わかんねえよ)

リノア「確信したね。こいつらウゼエ、害虫と同じだから根絶やしにしなきゃって」

リノア「生きてても毒にしかならない害悪は駆除が正解でしょ。やられっぱなしで終わるわけないじゃーん」

スコール(ハァ・・・?)

リノア「人間の分際で自分が神か何かと勘違いしてるみたい。何万年も殺し合いばっかしてるアホの癖にw」

リノア「ああやって潰しあって生きてる連中なの。だから生きてる価値がないの。遅かれ早かれ滅びる運命なの」

リノア「その役を務めるのは・・・アタシしかいないじゃん?」

スコール(なんでお前にそんな事が決めれるんだよ!)

アルティミシア(何様だお前!)

リノア「何様って魔女様ですけど」

リノア「人間の上位互換、魔女。選ばれし者のみに与えられる力」

リノア「その起源たるや人類の始まりを作った大いなるハイン。つまり私は人間を管理する存在なわけだね」

スコール(神にでもなったつもりかてめーは!)

リノア「さすがにそこまでいかないけどwまぁ、中間くらい」

リノア「神と人間の間。さしずめ天使って所かな?羽生えてるしw」

スコール(お前の様な天使がいるか!ボケ!)

アルティミシア(天の使いは嬉々として人間を苦しめたりはせん・・・お前は悪魔だ!)

リノア「おーおー好き勝手言ってくれちゃって・・・でも」

リノア「なんか勘違いしてるようだけど、私はまだ誰も殺してないってw」

リノア「今の私はこれから過去へと飛び立つ所。まぁ、戻ったらどっちにしろ殺しまくる予定だけどw」

スコール(やりすぎなんだよお前は!せめて普通に殺せよ!)

スコール(いちいちねちっこく拷問する必要があるのか!明らかに趣味でやってるだろ!)

リノア「因果応報自業自得。それだけの事をやったのさ」

リノア「ホント、罪深い生き物・・・」フゥ

スコール(・・・何を聞いたんだよお前は)

リノア「秘密」

スコール(言えよ!)

リノア「なんでお前の言う事を聞かないといけないんだよ中古ジャンバー野郎」プッ

スコール(この・・・)ビキビキ

リノア「指図すんなよ。童貞の癖にw」

スコール(ころぉーーーーーす!殺す殺すころぉーーーーす!)ブチブチブチ


アルティミシア(何故そこまで隠す・・・?)

リノア「・・・これは復讐。罪を重ねすぎた人類に対する天誅」

リノア「世界を『無』に返す。私はその意志を継ぐ者・・・この場所はその第一歩となる『はじまりの場所』」

リノア「『無』に返る記念すべき第一号は・・・やはり、この連中だと思うの」

スコール・アルティミシア(!?)


ズズズズズズ・・・・


グニャァ・・・・・・


ドサッ ドサドサドサドサッ


リノア「久しぶりの再会だねぇ・・・みんな」


ゼル「 」(戦闘不能)

アーヴァイン「 」(戦闘不能)

キスティス「 」(戦闘不能)

セルフィ「 」(戦闘不能)


アルティミシア(こ、こいつら!何故ここに!?)

スコール(いや、こいつらはおそらく・・・)


リノア「そ。おばさんに倒された一周目のパーティーメンバー」

リノア「おーおー、みんなレベル高いねえ。ここまで色々あったもんねぇ」

スコール(な、なんでここに・・・)

リノア「時間の流れに溶け込んでた所をね、拾い集めて再構築したの」

リノア「ちょっと雑にしたからさすがに意識までは戻んなかったけどねー」

アルティミシア(取りだしたのか!?時間圧縮の中から!?)

リノア「先生に協力してもらったけどね~」

スコール(おいみんな!起きろ!オィ!オイ!)

リノア「ムダムダ、しばらく意識は戻らないよ」

アルティミシア(こいつらを呼び出して一体何を・・・)


リノア「わかってるくせに・・・」ボソ


リノア「ん~そうだなぁ。まずは誰からにしようかな・・・」

アルティミシア(一体何を!?)

リノア「・・・決めた。まずはこいつから」


ガシ


キスティス「 」(戦闘不能)


スコール(オイ!何をする気だ!?)

リノア「このモルボルにはクソみたいなお説教させられたからね~・・・内心ちょっとムカついてたんだわ」

リノア「息が臭いくせにファンクラブまで作っちゃって・・・あ~憎たらしい」

キスティス「 」プラーン

リノア「うぜえんだよメンヘラ女が・・・教官じゃなくなった癖にいつまでも偉そうにしてんじゃねえよ・・・」ジュウウウウウ

スコール(なッ・・・おいまさか!)

リノア「死ねよオラァーーーーーーーー!!ちょっと顔が整ってるからって調子こいてんじゃねェーーーーーーーーーー!」


ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!


スコール( や め ろ ォ ー ー ー ー ー ー ー ! ! )


リノア「ギャハハハハハハハwwwwwww顔面を化粧いらずにしてやるよぉおおおおおおおおおおおwwwww」ジュウウウウ


ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!


リノア「ひゃーーーーーーーーーははははははw臭い息にはゾンビがお似合いだよぉぉぉぉぉぉwwwww」


ドサッ ビクビクッ・・・・


スコール(~~~~~~~~!!)


リノア「さあ乗ってきたぁ!次言ってみようか!!」ガシ

リノア「次はダブルでいってみよー!さあ!お次はチキンとヘタレのご両名!」ガシ


ジュウウウウウウウウウウウウウウウ!!


リノア「ヒャハハハハハハハハハwwwwww皮脂のせい?火の回りが早いけど皮脂のせい?ww」ジュウウウウウ!

リノア「お前等オナニーしすぎだってぇーーーーwwwwwwちょっとはガマンしろよッ!!wwwww」


ジュウウウウウウウウウウウウウウウ!!


リノア「ねえ見てスコールwwww時々ビクッってなるのwwwwほら!今ビクってなった!」ジュウウウウウウ!

リノア「何これおもしろぉぉぉぉぉぃwwwwww電動なの!?電動式なの!?」

リノア「速く中身が見て見たいね~~~~~~~~~~wwwwwwキャーーーーーーハハハハハwwwwww」


ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!


ドサドサッ ヒクッ ヒクッ


リノア「あらら残念。サイボーグかと思ったのに」ゲシ


スコール(うぐ・・・やめ・・・ろ・・・)

アルティミシア(・・・)


リノア「さーて最後は・・・ややっ!?このきゃわいいおにゃのこは!!」ガシ


セルフィ「 」(戦闘不能)


リノア「みんな大好きセルフィちゃんで~~~~すっ!ほらほら!寝顔がかわいいねえ~~~!」


スコール(ああ・・・・!)

アルティミシア(・・・・ッ!)サッ


リノア「かわいいよね~ほんと。この隙ににぺろぺろしちゃえ~w」チュッチュ

リノア「ああ~ほっぺたやらかい~いい匂い~」クンカクンカ


スコール(あああああああああ!!)


リノア「パンツみる?ほら、純白~)ピラ

リノア「みんなセルフィちゃん好きだよね~、うんうん、かわゆいもんねっ!納得納得!」

リノア「そんなに好きならさぁ・・・何があっても・・・愛せるよね?」ガシ


ジュウウウウウウ・・・・・・・


スコール( あ あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ー ! ! )


リノア「いつも以上に気合い入れていくよぉぉぉぉぉぉぉほらぁぁぁぁぁぁぁ!!」ググググ

リノア「おおおおおおおお!肉の焦げるにおいがすごいよぉぉおぉぉぉぉぉぉおぉぉおおwwwwwww」


ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !



リノア「ギャーーーーーーーーーーーーーーハハハハハハハwwwwwwwwwwwww」

リノア「かわいいお顔がどうなっちゃうのかたんのしみだぬえええええwwwwwwww」


ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !


リノア「おっおおっおおおっぽっおおおっおおっwwwwwwwww」


ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !


スコール( う あ あ あ あ あ あ !!

スコール(リノアァァァァァァァァァ!!)


ジュウウウウウウ・・・・・・・


リノア「・・・スコールさぁ、セルフィちゃんラブなんだよねぇ」

リノア「アタシよりも好きなんだよね。深い愛で結ばれてるんだもんね」

リノア「だったらさぁ・・・何があっても・・・大好きだよね?」


グイ


リノア「ほら」


『みるに たえない!』



アルティミシア(ウプッ!)


スコール(あ・・・あ・・・)


リノア「ほらほらほら~~~愛しのセルフィちゃんだよ~~~」ユサユサ

リノア「ハグハグ、ギュー」ギュ

リノア「あ、なんか落ちたw」

アルティミシア(ひどすぎる・・・ひどすぎるぞ!お前!)


リノア「お前のせいだろ」ギロ


アルティミシア(!?)

リノア「スコールがおばさんに屈して仲間を放置するからさぁ・・・言ってたじゃん」

リノア「激しい痛みと共に極限まで薄められる?だっけ」

アルティミシア(だからって・・・こんな・・・)ワナワナ

リノア「スコールが旅立った時点でアタシら捨てられたも同然なんだよね」

リノア「だからあの時私ら死んだも同然なわけ。次元の狭間に迷い込んだのは偶然。わかる?」

スコール(・・・)

リノア「スコールのせいでみんなが死んだ。お前のエゴで世界が死んだ」

リノア「身を持って思い知れ。因果応報って奴を」

スコール(・・・)

リノア「さて、一発気持ちよくやった所で・・・次はいよいよスコールのいる時代に飛ぶよ~!」

リノア「速く会いたいなぁ・・・あのダンス会場で」ニヤ


グニャァァァァァァ・・・・


リノア「おっと、そろそろ時間かな?じゃあ最後にみんなで並ぼうか」

リノア「はいみんな立ってー!我らのリーダーにピース!」


ドロォ・・・グチャァ・・・・


アルティミシア(直視できん・・・!)

リノア「裏切りの代償はでかいよ。スコール」

リノア「あなたが全力で逃げるなら、こっちもどんな手を使っても追いかけるから」

リノア「この顔面ゾンビとアタシ、どっちを選ぶのさ」


スコール(・・・)


リノア「お前だけは・・・逃がさない」ニヤ

リノア「再び会える時が楽しみだぁ・・・」ニタァ


グニャァァァァ・・・・


アルティミシア(ジャンクションが切れる・・・)

リノア「バイバイおふたりさ~ん、ダンス会場で会おうね~」ヒラヒラ

スコール(・・・)

リノア「ああそうだ。最後に」


リノア「~~~~~~~」ボソボソ

スコール(・・・・・)



(・・・・・・・・・・・・・やる)



スコール(・・・・)



グニャァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・


(・・・・ル・・・・・スコ・・・・!)


(スコール・・・スコール!)


スコール「ハッ!」


エルオーネ「スコール大丈夫!?かなりうなされてたわよ!?」


・脱出ポッド

スコール「・・・」

エルオーネ「ねえどうしたの!?一体何を見たの!?」


スコール「・・・・ウプッ!」ガチャ

スコール「オエエエエエエーーーーーーッ!ゴハッ・・・・オオオオオオーーーーーーー!!」ベチャベチャ


エルオーネ「スコール・・・スコール!?」

スコール「ハァ・・・ハァ・・・オエエエエエーーーーーーーッ!!」ベチャベチャベチャ


エルオーネ「しっかりして!スコール!!」

アルティミシア(・・・)

エルオーネ「おばさん!どうしたの!?一体何があったの!?」

アルティミシア(・・・見てはいけない物を見た。それだけだ)

エルオーネ「一体何を・・・ハッ」

スコール「カハッ!・・・オエ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

スコール「ちっくしょぉ・・・リノア・・・リノアァ・・・・」

アルティミシア(よく耐えたな・・・私はもう見れなかったよ)

スコール「ダ・・・メだ・・・絶対・・・あいつを放置・・・したら・・・」


フラフラフラ・・・・


エルオーネ「スコール!一体どこへ!?」


スコール「リノアを探す・・・まだそう遠くにはいないはず・・・」フラフラ


エルオーネ「今から!?危険よ!今から外に出るのは!」

ピエット「ばかな!?どうやって戻るつもりだ!?」

ピエット「結局パック噴射の燃料も尽き、生命維持装置も切れて二人とも死ぬのがオチだぞ!」


スコール「・・・・」ガシ

アルティミシア(スコール安心しろ。リノアの場所は大まかだが感じれる)

アルティミシア(手伝うぞ・・・私も)


ウイーーー・・・・・ン


スコール「・・・・」ピッピッピ


ウイン


アルティミシア(さあここからだ。ここを出れば宇宙空間だ)

アルティミシア(無限に広がる暗黒の世界・・・それでも行くのだな?)

スコール「・・・」

アルティミシア(行ってこい)


フワァ・・・・・・


・宇宙空間

スコール「・・・」フヨフヨ

アルティミシア(無重力に気を付けろ。姿勢制御を誤れば永遠に宇宙の放浪者になるぞ)

スコール「・・・」フヨフヨ

アルティミシア(向こうだ・・・アデルセメタリーのあった方角・・・)

スコール「・・・」フヨフヨ


フワァ・・・


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・


アルティミシア(あれは・・・月の涙か・・・こちらに流れてくるかもしれん。気を付けろ)


フワァ・・・


スイー・・・


スコール「・・・?」

アルティミシア(あれ・・・か?)


宇宙服「 」フワァ



スコール「・・・!」ギリ

アルティミシア(落ち着け、焦るな。ゆっくりでいい。近づいていけ)


宇宙服「 」フワフワ


スコール「・・・」

アルティミシア(そうだ。ゆっくりでイイ。確実に視界の真ん中を捕えろ)


宇宙服「 」フワフワ


スコール「・・・」

アルティミシア(少しズレた・・・軌道修正をして・・・)


宇宙服「 」フワフワ


アルティミシア(後少し・・・)

スコール「・・・」



宇宙服「 」フワフワ


宇宙服「・・・・・・」フワフワ


スコール「・・・・」スイー

アルティミシア(今だ、手を伸ばせ・・・!)


フワフワ・・・  スイー・・・


ガ シ


スコール「リノア・・・」

アルティミシア(長かったな・・・)


スコール「リノア・・・聞いてるか?」


スコール「なぁ・・・悪かったよ・・・俺が悪かった」


スコール「お前の言う通り、確かに俺が悪い。全部俺の自業自得だ」


スコール「けど・・・俺が何かされるならイイ。けど、関係ないヤツを巻き込むな・・・」


スコール「苦しむのは俺じゃなくて無関係なそいつらだ。お前の目的は俺だろう?だったら回りくどいマネをするな」


スコール「頼む・・・世界を消すなんて・・・言うな・・・」ガシ


宇宙服「・・・・・・」


アルティミシア(アデルはもう復活したのだろうか)

スコール「もうわかんねーな・・・けど、月の涙に巻き込まれて地上に落ちたのは確かだ」

アルティミシア(イデアが回収してくれているといいが)

スコール「ルナパンもなんとかしないと・・・」

アルティミシア(所でスコール、どうやって帰る?脱出ポッドはもうないぞ)

スコール「ラグナロク・・・飛空艇ラグナロク」

スコール「確かすぐ近くにあったはずだ・・・前回はそれに乗って帰還した」

アルティミシア(飛空艇ラグナロク?ラグナみたいな名前だな)

スコール「パパが名付けたんだろうな・・・ノリで」


フワァ・・・


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・


アルティミシア(月の涙・・・あんなものに巻き込まれたらひとたまりもないな」

スコール「ルナサイドベースも破壊されちまったしな・・・クソ、折角のレアダンジョンが」

アルティミシア(観光地にでもすればよかったのだ。月が近くにあるのは中々壮大な景色だと言うのに・・・)

スコール(ラグナロク・・・どこだ?)

アルティミシア(この辺にあるのか。どれ、少し引き寄せてみよう)ググ

アルティミシア(無重力はこういう時に楽だからいいな)ハハ

スコール「隕石引き寄せんなよババア」


グオン・・・グオン・・・


アルティミシア(あれか・・・)

スコール「ラグナロク・・・役目を終え宇宙に放浪された飛空艇・・・」

アルティミシア(バハムートみたいな形だな・・・)

スコール「参考にしたんじゃねえの・・・知らんけど」


グオン・・・グオン・・・グオン・・・


アルティミシア(真正面から衝突して弾き飛ばされるなよ」

スコール「二回目だっつの・・・よっと」ガシ


グォォォォォォォ・・・・・・



アルティミシア(どこから入るのだ?)

スコール「ええと、確かこの辺にハッチが・・・あった」ガチャ

宇宙服「・・・・・」

スコール「帰ろうリノア・・・地上へ・・・みんなのいる場所へ・・・」

スコール「もう置いて行かないから・・・頼む・・・やめてくれ・・・・」

宇宙服「・・・・・・・」


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


アルティミシア(ん・・・何だこの音は)

スコール「時計か・・・?」


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


アルティミシア(その宇宙服から聞こえるな・・・)

スコール「何が鳴っている・・・ハッ!」

宇宙服「・・・・・・・・」チッチッチッチッチッチ

スコール「こいつ・・・リノアじゃない!」

アルティミシア(なんだと!?じゃあ誰だそいつは!?)

スコール「くっそ・・・お前は誰だ!」ガバ!

スコール・アルティミシア(!?)


クルー「・・・・・・・・・・・」グラ


アルティミシア(こいつは・・・あの基地にいた職員!)

スコール「すり替えやがったのか!クッソ・・・」


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


アルティミシア(ハッ!スコール!宇宙服の中!」

スコール「うわ!」

アルティミシア( 爆 弾 だ ! )


カ ッ


スコール「うおおおおおおおおお!!」


ドドォォォォォォォ!!


スコール「あああああああーーーーーーーーッ!」ブワァァァ!

アルティミシア(まずい!スコールが宇宙へ放り出される・・・!)

スコール「おああああああああ!!」ブオオオオオ!!

アルティミシア(この!止まれ・・・はぁ!)


ググッ! ガグンッ


スコール「あ、あぶね・・・」ハァハァ

アルティミシア(リノアめ!じゃあどこにいるのだ!)

スコール「ああ!ラグナロクが!」


『ラグナロクが ばくはつで たいきけんになげだされる!』


スコール「ババアーーーーー!あれ無くなったら俺ら地球へ帰れねえぞ!!」

アルティミシア(もう一度引き寄せる!・・・・ハァ!)


ググググ!


アルティミシア(くそ・・・無重力だから勢いが止まらん!)グググ

アルティミシア(速く乗り込め!燃え尽きるぞ!)

スコール「 オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! 」ジタバタ


シャカシャカシャカシャカ・・・・ガシ!


スコール「くそ・・・リノアめ!」

アルティミシア(はやく中へ!)


ウィン ササッ!


スィー・・・・・・


・飛空艇ラグナロク

スコール「ハァ・・・ハァ・・・間一髪・・・」

アルティミシア(リノアは一体どこに・・・)

スコール「あの野郎・・・・次から次へと殺しやがって・・・!」

スコール「でも・・・それは・・・俺が・・・」ボソボソ

アルティミシア(・・・中に空気が残っているようだな。ハッチを閉めるといい)


ポチ


フワァー・・・


スコール「ハァ・・・ハァ・・・なんとかなったな・・・」

アルティミシア(ここからどうする?)

スコール「コクピットへ向かわないといけないんだが・・・けど」

アルティミシア(何か問題が?)

スコール「・・・ちょっときてみ」ウィン


・飛空艇ラグナロク 2F通路


シーーーーン・・・・


スコール「・・・あれ?」

アルティミシア(何もないではないか。どうした?)

スコール「いやさ・・・プロパゲーターとか言うエイリアンが住みついてるんだけど」

スコール「どこいった・・・?さっきの爆発で気絶したか?」

ブブー

アルティミシア(こっちはロックがかかっているのか)

スコール「・・・とりあえず下から行くか」


・飛空艇ラグナロク 1F ハンガー


ベチャァ・・・・・


スコール(これは・・・)

アルティミシア(血だまり・・・だな)


『たいりょうの けっこんが のこっている!』


スコール「血がどこかに繋がっている・・・」

アルティミシア(辿ってみろ)


・飛空艇ラグナロク 1F 通路

スコール「うわっ!」


プロパゲーター「 」


『プロパゲーターの しがいが たいりょうにおちている!』


アルティミシア(死んでる・・・誰かにやられたようだ)

スコール(リノア・・・ここにいるのか?)


ウイン


ベチャァ・・・


スコール(そこかしこ血まみれだな・・・)キョロキョロ

アルティミシア(楽になったと言えばそれまでだが)

スコール「コクピットへのリフトは・・・セーフティが解除されてるな」

アルティミシア(いよいよ帰還か)


ウイーーン・・・・ ガチャン



・コクピット

スコール「・・・・」

アルティミシア(動かし方は覚えているか?)

スコール「え~と確か右の座席でコードを撃ちこんで・・・」カタカタカタ

アルティミシア(タッチパネルか)

スコール「時代を先取りしすぎだ。やるなエスタ」


カタカタカタ


スコール「WJHEIE/・・・・・だったか?」カタカタカタ

スコール「んで・・・ええっと、2872/HD-IEUっと・・・」カタカタ

アルティミシア(何かの暗号か?)

スコール「意味ありげでなかったなこれ。てっきり何かの伏線だと思ってたんだけど」

スコール「まぁそこはどうでもいい。人工重力を解除してっと・・・」ポチ

スコール「最後に座標データの入力だな・・・ちっ、セントラの北東しかえらべねー」カタカタ

アルティミシア(それで終わりか?)

スコール「一応は、な・・・」フワ


スコール「そう言えば前はここでなんか賛辞の言葉を贈られたっけ・・・」

アルティミシア(誰から?)

スコール「エスタのエアステーション。ラグナロクは17年ぶりらしい」

スコール「通信が繋がった事に喜んでたな・・・何か知らんけどテンション高めで」

アルティミシア(じゃあ何故宇宙に放置していたのだ)

スコール「元々アデルを宇宙に打ち上げる為に作られた物らしい・・・他に後2機同じのがあるんだと」

スコール「使い捨ての割には武装してたり燃料が残ってたり妙にいい環境だがな」

アルティミシア(その辺はさすがエスタと言った所だろう)

スコール「どーでもいーわ・・・もう・・・」フワァ

アルティミシア(シートベルトしろよ。大気圏に入るんだろ)

スコール「めんどくせえ・・・大気圏入りそうになったらよんで・・・」フワァ

アルティミシア(リノアは・・・何しているんだろうな)

スコール「しらね・・・このまま宇宙に放浪されてくれてたらありがたいわ」ハァ

アルティミシア(リノアの変貌・・・完全にお前のせいみたいだな)

スコール「・・・」

アルティミシア(どうするんだよお前。もうそろそろ時間圧縮が近い時期だぞ)

アルティミシア(ちゅっちゅ以前の問題だな。だから言ったんだ)

アルティミシア(あの女がお前になびくとは限らないって)

スコール「完全に・・・ポイント0だわ・・・」

アルティミシア(少しはあるだろ。8くらい)

スコール「上限いくつなんだよ・・・)フワァ

スコール「もう・・・まじめんどくせえ・・・」

アルティミシア(鬱々としてるな・・・)

スコール「もうほんと勘弁してくれないかな・・・まじで」

スコール「世界が消えるとか・・・リノアの変貌とか・・・ほんとめんどくせえ・・・」

スコール「俺はただルートを変更したかっただけなのに・・・なんなのマジ・・・」

アルティミシア(悪い方のスイッチ入ったな)

スコール「大体なんだよ運命って・・・どいつもこいつもさぁ・・・」グチグチ

スコール「復活するならババアの時代で蘇れよウド野郎・・・俺を巻き込むな・・・」グチグチ

アルティミシア(あいつに時代は関係なさそうだが)

スコール「折角自分に正直になれたのに・・・こんなのってねーよ・・・」グチグチ

アルティミシア(自由と好き勝手は違うからな?)


チカチカチカチカ・・・・


アルティミシア(なにか光ってるぞ)

スコール「なんだこれ・・・音声トラックだ」

アルティミシア(再生してみろ)

スコール「・・・・・」ポチ


【 アイズ オン ミー 】

スコール「アイズオンミーだ・・・・」

アルティミシア(ほぉ、この船の操縦者が入れたのかもな)

アルティミシア(う~ん、イイ曲だ)

スコール「そうだ・・・前はここで・・・リノアと・・・」


(なあ、どうしてこうくっつきたがるんだ?)

(両親に触れたり、触れられたり、だっこされたり・・・安心しなかった?)


スコール「・・・・」

アルティミシア(なんだ?何を思い出している?)

スコール「触れるどころか脳みそに直接寄生されてるよ・・・リノア・・・」

アルティミシア(なんだ突然。しょうがないだろジャンクションなんだから)

アルティミシア(私だってはやく解放されたいわ。私には時間圧縮の続きがあるんだよ)

スコール「圧縮して一人になって、何がしたかったんだよ」

アルティミシア(なんだったっけな・・・もう覚えてない)

スコール「またそれかよ・・・すぐ忘れる程度の事だったのかよ」

アルティミシア(お前らがやたらめったら邪魔してきた事だけは覚えている)

スコール「邪魔するに決まってるだろ。ボケ。暗躍ばかりしやがってコノヤロー」

アルティミシア(過去に戻ってなんやかんやしている内に・・・当初の目的を忘れてしまったな)

スコール「一人になりたいならあのくっさい城で引きこもってればいいだろが・・・白いSeedが可哀想だ」

アルティミシア(出かけたい時もあるだろが)

スコール「うっさいボケ。ヒキるか旅するかどっちかにしろ」

アルティミシア(煩わしいのがいない世界じゃないと安心して旅行ができないだろ?)

アルティミシア(しもべが悪ガキに石とか投げられたらどうするのだ!)

スコール「団体旅行かよ・・・」


(安らぎ・・・ぬくもり・・・それがこわいんだ)

(そうやってたくさんうれしいことや楽しい事を逃して来たんだね)


スコール「安心・・・ね」

アルティミシア(もう少しだと言う時に・・・はぁ、お前に憑いてすっごく損したと思う今日この頃だ)


(それってきっと、すっごく損したと思うな)


スコール「・・・」


アルティミシア(お前の倒したあのしもべ共はな、ああ見えて手間のかかる奴等なのだ)

アルティミシア(すぐサボったりシャンデリアを壊したり、カギを橋に落としてしまったり・・・)

アルティミシア(私が見てないとジリジリとなることばかりだ)


(ま、がっかりも腹立ったりもジリジリさせられるのも多いんだけどねえ)


アルティミシア(しもべの再生、結構しんどいんだぞ?またイチからやり直しだ。わかっているのか?ええ?)

スコール「・・・悪かったな」


(悪かったな)


アルティミシア(帰ったら・・・しもべも再生して、ああそうだ。城の修復が先だ)

アルティミシア(本もワインも集め直しだ・・・ああ、考えるだけで億劫だ)


(帰ったら・・・・一緒にいられなくなるね)


スコール「・・・帰ってからの事は帰ってから考えればいいだろが」

アルティミシア(とりあえずあの魔導士は抹殺する。これは確定事項だ)


(魔女は帰還次第封印する、回収部隊の指示に従え)


アルティミシア(思い出したらまたイラついてきた・・・イラつくぞ、スコール!)ピキピキ


(こわいよ、スコール!)


アルティミシア(二度となめたマネができぬよう、あいつの未来を『無』にしてくれるわ!)


(未来なんか欲しくない。今が・・・ずっと続いてほしい)


アルティミシア(無は私が引き継ごう。私以外が存在できない無の世界は私がつくってやる!)


(誰もわたしに触れてくれなくなる・・・・)


アルティミシア(聞いているのか!スコール!)

スコール「・・・・・・・帰りたくねえ~・・・」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・


スコール「あで!」ガン!

アルティミシア(大気圏に突入したようだな)

スコール「お、おお・・・」ヒリヒリ

アルティミシア(だからシートベルトをしろと言ったろうが)


ゴォォォォォォォォォォォ・・・・・・・


・大気圏


サァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・


アルティミシア(おお、これは中々壮大な・・・)

スコール「やっと帰ってきたか」

アルティミシア(すごいな!地球が丸いのがわかるぞ!)

アルティミシア(地平線があんなにも長く・・・やはり地球は青いな!)キャッキャ

スコール「はしゃぐなよもううぜえな・・・」


ゴォォォォォォォォォォ・・・・・・・


アルティミシア(所でどこに着陸するつもりだ?)

スコール「セントラの北東の端。これはこっちから操作できない」

アルティミシア(いつになったら操作できるんだよ)

スコール「とりあえず着陸してからだな・・・前は確かここでリノアが封印されるんだよな」

アルティミシア(なぜだ!?)

スコール「お前のせいだよババア・・・アルティミシアの好きにさせないっつって自分から封印されにいったんだよ」

アルティミシア(へえ、そんな事があったのか)

スコール「お前リノアにジャンクションしてただろうが!」

アルティミシア(あの後はしばらく暇だったからな・・・城に帰ってしもべと戯れていたよ)

スコール「お前のせいで大変だったんだぞ・・・優雅に遊んでんじゃねえよ」

アルティミシア(ちなみに用水路のカギを無くしたのはその時だ)キリ

スコール「どうでもいいわ。死ね」


ザザーーーーーーッ ザッ ザザッ


スコール「ん?」

アルティミシア「通信が・・・」


『こ・・・・応答・・・・ラグナ・・・・・聞こえ・・・・・・』


スコール「今更かよ。おせえよ。自力でコード入力しちゃったっつうの」

アルティミシア(エスタからか?)


『ラグ・・・・ロク・・・・・・えるか?・・・・・・・応答・・・・・・・せよ・・・・・・・』


アルティミシア(出ろよ)

スコール「はいはいこちらラグナロク。なんっすか」ポチ


『Wow・・・・・やっと・・・・・・・・繋がった・・・・!』


スコール「ノイズがひどくて聞き取りにくい。なんとかしろ」


『ああ・・・・・ごめんごめん・・・・ザザッ・・・これでどうかな?』


スコール「良好だ。で、どちらさん?」


『ひどいなぁ。アタシの声を忘れるなんて』


スコール「!?」

アルティミシア(こいつは!)


『おハローw宇宙の旅は楽しかった?』


スコール・アルティミシア(リノア!?)


リノア『いやはや、大変だったわぁ~。危うく永遠に宇宙の放浪者になるところだったw』

スコール「お、おまえ!?どうやって地上に降りた!?」

リノア『簡単な話だよ。アデルセメタリーに入って月の涙で降りてきたの』

アルティミシア(という事は・・・アデルは・・・)

リノア『いやでも結構ピンチだったんだよ?アデルセメタリーって封印装置だからさぁ』

リノア『中に入ったら魔女の力が薄れていくの。後ちょっと地上に着くのが遅かったらヤヴァかったね。うん』

スコール「ちくしょう・・・アデルが・・・」

リノア『ここでいいニュースと悪いニュースがありま~す!聞きたい?聞きたい?』

スコール「いいから速く言えゴルァ!」

リノア『じゃあまずいいニュースから。無事アデルを奪還できたリノアちゃんでしたが・・・』

リノア『封印が強固すぎて簡単に解けませーん!これめっちゃ時間かかりまーす!』

アルティミシア(ラグナ・・・ちゃんと対策してくれてたんだな)

リノア『おまけになんと、パッと見アデルの魔力でも足りなさげな感じですっ!これはいよいよリノアちゃんピンチ!?』

スコール「アデルの力でも足らないのか・・・・?」

リノア『計算上はギリ足らない感じかな。いやぁ、惜しい!さすがアデル!』

リノア『でもまぁ封印解くまでどうなるかわかんないんだけどね。神のみぞ知るって感じかなぁ』

アルティミシア(大体アデルがそう簡単に魔力を奪われるわけないだろ)

リノア『そこも問題点だよね~』ウンウン

スコール「なんでそんなに・・・余裕なんだよ」

リノア『奇跡はうちらの得意技だ!』キリ

スコール「パクんなや・・・死ね!」

リノア『希望沸いたでしょ?じゃあ次悪い方ね』

リノア『実はさぁ・・・先生に内緒で無の力とやら、こっそり持ち込んできたの』

アルティミシア(なんだと!?)

リノア『これ内緒ね。バレたらやばいからw』

リノア『でもさすがと言うかなんとかいうか・・・ほんのちょびーっとなのにすっごい制御が大変で・・・』

リノア『しまいには意識まで乗っ取られそうになってさ。いやもうこれマジ大変だわ』

スコール「ハッ!そう言えばこいつ!」

アルティミシア(ノーグの時の暴走の原因はそれか!)

リノア『いやはや、あの時はどうもご迷惑をおかけしました』ペコリ

リノア『でももう大丈夫!通常状態ならなんとか制御できるようになったから!』


スコール「・・・それが何なんだよ」

リノア『スコール今高度どれくらい?』

スコール「大気圏を抜けた直後だからな・・・10万mくらいか」

リノア『じゃあそこから一望できるね』

アルティミシア(一体何を・・・)

スコール「何をする気だ!?」

リノア『制御の難しい無の力・・・使いこなすには練習がいる。そう思わない?』

スコール「おまえっまさか!」

リノア『古から続く・・・全てを飲みこむその力』

リノア『今こそ我に見せてみよ!』


ムオ”ォン・・・・


リノア『うぎぎ・・・やっぱり制御が効難しいなぁ・・・』グググ

スコール「それをやって何になるんだよ!やめろ!!」

リノア『いちいち火をつけるのは・・・効率悪いから・・・これで一気に・・・と思ったんだけど・・・』バチバチバチ

リノア『だ、だめ・・・狙いが定まんない・・・』ググググ


ムオ”ォン!


アルティミシア(うわっ!おい前!)

スコール「黒い球が・・・」


『ちじょうに 無が ふくれあがる!』


アルティミシア(おいよせ!それはお前自信も危険なシロモノだろう!?)

リノア『だから・・・練習するんじゃん・・・でも、ああッ!・・・キツ・・・だめ・・・』バチバチバチ

リノア『もぉ・・・限界ッ!』バァン!


スコール・アルティミシア(!?)



ム オ” オ” オ” オ” オ” ン !


バチッバチッバチッバチッバチッバチッ!!



リノア『さあ!どこに行った!?』

リノア『おおっ!あそこは・・・』


うわーーーーーーーー!!なんだぁーーー!?吸い込まれるーーーーーーッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


バチッバチッバチッバチッバチッバチッ!!


リノア『記念すべき第一投は【ドール】だねッ!』


『ドールのまちを 無が つつみこむ!』


ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン!!


バチッバチッバチッバチッバチッバチッ!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・!!


リノア『すっご~~~い!壮観壮観!』


助けてくれェーーーーー!うわーーーーー!


アルティミシア(ドールが・・・)

スコール「バカ何やってんだよ!止めろ!」

リノア『え?ムリムリ。一度放ったら止められないよアレ』



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・


ゴゴゴゴ・・・・・・


ォォォ・・・・・・



スコール「・・・」

アルティミシア「・・・」


『ドールが せかいから きえた!』


リノア『さっすが、すごい威力。街一つ全部消しちゃったw』

リノア『先生はお試し発射で何個か消したらしいんだけど、さすがにそこまでは無理だったか~』

リノア『ほんと扱いが難しいなぁ・・・まぁ、練習あるのみだねっ!』

リノア『・・・・・・・聞いてる?スコール』


スコール「・・・・・」ガク

アルティミシア(おいスコール!?)



リノア『ヒャハハハハハハwwwwこの調子でどんどん消して行こうねぇーーーーーーーwwww』



ヒャハハハハハ・・・・ ヒャハハ・・・・ ハハ・・・



アルティミシア(おいスコール!?どうした!?スコール!?)

アルティミシア( ス コ ー ル ! )


スコール「・・・・」




(・・・・・もう、限界だった)

        ,             _  /:::::::::::::::::::::./:::l:::::,;::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,-;;;;;;;;;;;;;
      ,‐´          , ,-' ´ ,}/:::::::::::::::::::::::,l:::,!::::i'l::::::::|,::::::::::::::::::::::::::::::::::,-,,;;;;;;;;;;;;;;;;
      l       / ,-}´ _,, -'´,:'::::::::::::::::::::::::::l:::;'|::::l.:|::::::::l'、:::::::::::::::::::::};;‐´....;;;;;;;:::::::;;;;;;
      '、     /ヽ、l ,- '´   /:::::::::::::::::::::::::;イ:;' |::::l::l::::::::::l l:::::::::::::::::{ :::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;-´
       ',    l::::::;;;'T:::::::::::l  /:::::::::::::::::::::::/ |:;' ,;|:::| ;::::::::l ';:::::::::::::::;;l  ::::::::''',,-:、::::::::::::´

        ,'    `ー l:::::::::;;l  ,':::::::::::::::::::::::/ |;' ,;;|::|  ::ト;:::|  l::::::::::::::::::'、_,-'l::::::::::l::::
       /       .,,}::;;;;;;;;'、‐{::::::::::::::/:::::/,;‐|;;;;、 |:l|  ;l,,';;二ー;::|l::::|:::::::::::::::l:::::::::l:::::::::|::::::

       ,'     ,-‐´,、〉 ,、-''l::::::::::::/::::::l´´ | `:; | |  '1'" :::. 'l::r;;::|、::::::::::::::l::::::::l:::::::::;|:::::
       l    /,、´::::} ,‐'´::::::::::l:〇,--、:::l/,二 、'; |  ..:::::,--:,i::l l:::li:::::::::::::::l::::::::l::::::::::|
       ':,  / ,': ::/::::::::::;;;;,::::::l:::〉 ,:' /:l、イ:::。;;;》}   ::::::;::{tT:::。}:ァ,}::||:::::::::::::::l::::::::l::::::::、-
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         '; ! ::: l:::::::::::;;;,:::::;;;;,:j:〈::::::::::}:、:/   .'-、..:::::::      ;:: l:l |:l:::::::::::::::::::::l,'´
         '、l ;: l::::::::,::;;;;,:::::;;;;;lY〉::::::;;{ロ   ,'-、」::::::::: ,,     :: |l |:l|:l::::::::::::,-'´           ここまで

          | :: l::::;::::;;;;;;;,:::;;;;;;》;l::::::::::::l》   l,  ,_  } ':、    :/ |l |:}|:::::::,:'
          l  ; :l::::;;;;::;;;;;;:::;;;;;;:}{:::::::::;;;;{》   ,ヽ,::::-`ー',,,,,;;;;      / |;|::::,:'
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           |  ; '‐、;;;;;;;;;;;;:::;;;} }、:::::::::::'、j ;, ,ー- 、     ...:::::::::::::;‐'   、、
           |   ':, '、ー-、_;;;;;j l;;;;;;,,, -'{l}´ ;t`ー-‐ー'=、     ,-'´     }
           |    ':.、` -、_ ::::::::::::::::::::::ヽ ; ` ー' ´  _,、‐'´       ,'
          │    `ー-、二=、_;;;;;;;_;;;;;、ヽ,,, 、 -ー''´           :

          ,iiー、                                 ;
         ,イ;;`,::::}                                 ';     /
        /::〈;;;;;;l::::l                          ,、-ー、_   ':,    /
       ,;' :: ヽ_}::::j                         ,:'/::::::::::;;    ;  /

      / ::  ヽ,-'´                         l l:::、ノ::::::;;}    ; /
     ,:´    | '、                          ','、:::::::::::::ノ    ,;/


前に誰かが言っていた通り・・・・・・


俺の前に伸びていた何本かの道


その中から俺は正しいと思った道を選んできた


・・・・・そう思いたいんだ


自分に正直になって選んだこの道は・・・正しかったのか?


リノア・・・


ここまで歩いて来て・・・・世界を天秤にかけなきゃならない・・・


俺が好き放題すればするほど世界は破滅へと近づいている・・・



だから・・・もう・・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・セントラ北東 着陸地点

エスタ執政官「バラムガーデンのSeed、スコールよ」

スコール「はい」

エスタ執政官「その身に大いなるハインの末裔を宿している・・・本当か」

スコール「はい」

エスタ執政官「ならば問う。汝その魔の力、いかように扱うか」

スコール「敵の手に落ちないようにします」

エスタ執政官「その魔の力、我らに放たぬ事を乞い願う」

スコール「はい」

エスタ執政官「さらに乞い願う。我らの招きを受け入れ、魔の力を封印せし部屋で眠らんことを」

アルティミシア(おい・・・本当にいいのか?)

スコール「・・・・はい」

エスタ執政官「話のわかる奴でよかった・・・仲間と話すことは?」

スコール「・・・・特にないです」

スコール(合す顔がない)

エスタ執政官「では魔女記念館へご案内しましょう・・・こちらへ」

スコール(リノアの目的はあの暗黒魔導士の封印を完全に解く事。その為に魔女の力がいる)

スコール(しかしリノア、イデア、アデル。この3名の力を使っててでも封印は解けない。それほど強力な物らしい)

スコール(だったら残りは・・・こいつ)

アルティミシア(まぁ・・・理屈はわかるけどだな)

スコール(アデルを奪いそれでもダメなら、次はいよいよ本腰入れてババアを奪いに来るだろう)

スコール(ババアが奪われればおそらく封印は解除される。なんてったって封印した張本人だからな)

スコール(ご丁寧にリノアがデモンストレーションまでやってくれた。あの無の力)

スコール(あれが完全に解き放たれれば世界は本当に消える。そう理解させられるのに十分な威力だった)

スコール(世界は今てんやわんやだ。月の涙にドールの消失。世界中がパニックだ)

スコール(俺一人の決断でそれが止められるなら・・・ああ、そうか)

スコール(これがリノアの言っていた因果応報と言う奴か)

スコール(歴史は繰り返す・・・まさか、封印させられるのが俺自身だとは思わなかったが)

スコール(仕方がない事だ・・・・そう、仕方がない・・・)

スコール(世界が消える原因になる前に。リノアの暴走を食い止める前に)

スコール(俺自身が望んだ事だ・・・仕方ないよな?)


・魔女記念館

スコール「Ipod持ち込んでいい?」

職員「アイ・・・何?」

スコール「いや多分暇だろうし」

職員「君、今から眠りにつくんだけど・・・」

スコール「なんだよつまんねーな。伝統のプレリュード長そうと思ったのに」

アルティミシア(それは・・・)

スコール「GAMEOVERだろ。どう考えても」

アルティミシア(・・・)

スコール「まぁちょっとやり方は変則的だけど、今から寝て何百年か知らないけど、それくらい経って」

スコール「それでお前の時代までくれば、お前だけここを出ればイイ。これで帰れるだろ」

アルティミシア(リノアと魔導士はどうするんだよ)

スコール「お前がやれ。お前が完全復活したらあんな連中瞬殺だろ」

アルティミシア(無の力とやらさえなければ・・・だが)

スコール「あ?宿賃代わりだ。俺の仇を取れ」

スコール「リノアが言ってただろ。時間圧縮の歪みの中を通って来たって。じゃあお前も同じ事ができるはずだ」

スコール「んであのウド巨人の根城に乗り込んで、大暴れしてこい。俺が許す」

アルティミシア(しかしだな)

スコール「うるせえなもう・・・じゃあお前も寝ろ。ためるしながら寝ろ」

スコール「起きる頃には魔力倍増だ。それの方が魔女っぽいだろが」

アルティミシア(それモンク僧の技だろ)

研究員「そろそろ準備はいいか?」

スコール「痛くしないでね」

研究員「・・・一応説明しておくが、今から君を君の中にいる魔女事封印する」

研究員「君はコールドスリープ状態になってもらう。装置の劣化か何かで解除されるまで、何年も何年も・・・」

スコール「明晰夢の練習しとくわ」

研究員「そうする事で魔女を狙う脅威から魔女を奪われなくなるのだ。君には申し訳ないが・・・」

スコール「俺も電波障害出せるかな」

アルティミシア(どうせエロい動画でも流すつもりだろ)

研究員「・・・本当に、いいんだな?」

スコール「はよしろカス」

研究員「・・・わかった」


カチ


シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・


アルティミシア(まさかこんな結末とはな)

スコール(ホント眠ってばっかだな俺)

アルティミシア(ダラダラしているから癖付いてしまったのだ。一度癖になれば抜けるのは大変だぞ)

スコール(一周目で俺、 どんだけランボーしたと思ってんだよ。ちょっとくらい休ませろ)

アルティミシア(まぁもう、起きる事もあるまい・・・)

スコール(お・・・きた)


シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・


スコール(・・・エル姉ちゃんのと違ってじわじわくるな)

アルティミシア(まああいつは特別だろ)

スコール(出そうで出ないくしゃみみたいで気持ちが悪い)

アルティミシア(羊でも数えてやろうか?)

スコール(途中でガーゴイルになりそうだからいい)

アルティミシア(ちっ)


シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・


スコール(き・・・・た・・・そろそろ・・・寝る・・・・ワ・・・・)

アルティミシア(ここはまるで庭園だな)

スコール(は・・・・・・・?)

アルティミシア(お前は私の使者だった。さしずめ、そう)

アルティミシア(庭園で眠る使者。いや、死者か?)

スコール(趣味の・・・・悪いダジャレ・・・・言ってんじゃねえぞ・・・・・・)

スコール(大体あの仕掛け・・・あんなもん初見でわかるわけないだろ・・・難易度高すぎだ・・・・)

スコール(次はもっと・・・せめて・・・ヒントを散りばめろ・・・・)

アルティミシア(わかったわかった)


スコール(・・・・・・・・・)

アルティミシア(・・・スコール?)


シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・


スコール(・・・・・・・)zzz

アルティミシア(・・・・寝たか)



シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・





(・・・・・・・おやすみ)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ザァァァァァァァァ・・・・・・・・


「・・・・・おねえちゃん」

「ぼく・・・ひとりぼっちだよ」

「でも・・・がんばってるんだよ」


スコール(・・・なんこれ)


「おねえちゃになくてもだいじょうぶだよ」

「なんでもひとりでできるようになるよ」


スコール(こんな恥ずかしすぎる夢もういいから)

スコール(はやくセルフィちゃそとちゅっちゅさせろよ)


「・・・・エルおねえちゃん」


スコール(もうわかったって・・・)


「いいや君はは今一度見つめなおさねばならない」


スコール(!?)


「自分の生い立ち、いかように育ち、いかようにそうなったのか、を」


スコール(誰だお前!?)


「私にもお前くらいの年頃の娘がいてな・・・ふふ。思い出す・・・」


スコール(・・・最悪だ。エロい夢どころかロリコンのおっさんがブヒブヒやってる夢だなんて)

スコール(仕切り直しだろこんなもん。どけ。消えろカス)


「そういう訳にも行くまい・・・そう、子供は迷う物」

「そうやって切磋琢磨して成長していくのだ。違うか?」


スコール(いやお前の子育て論とかしらないから。まじで邪魔だから)


「光の戦士の後をを継ぐのは・・・時を経て再び舞い戻った君しかいない。私はそう思うがね」


スコール(またそれかよ・・・今更すぎるんだよもう)

スコール(おっさん、俺今からエロい夢みないといけないの。邪魔だからどっかいってくんない?)


「おまえは選ばれた戦士・・・闇を断ち切る、光の戦士」


スコール(うるせーな。変な格好でんな事言われても何の説得力もないわ)

スコール(ほんとなんちゅう格好してるんだよおっさん。それ、どうやって前見るんだよ)


「お姉ちゃん・・・」


スコール(お前もいい加減メソメソすんな!我ながらぶん殴りたくなるわ!)


「スコール~!」


スコール(あっ)


「なにやってんだ~?はやく戻らないとまま先生に叱られるんだぞ~!」

「濡れちゃうよ~!はやく戻ってくるんだよ~!」


スコール(あいつら・・・)


「おい早くしろよ!全員揃わないとメシが食えないだろが!」

「うえ~ん痛いよ~!サイファーがぶつよ~!」

「こらこら、やめなさい・・・スコール、戻っておいで」


「呼んでるぞ」


スコール(俺をじゃないだろ)


「・・・・」グス


スコール(はやく行けよもう・・・なんで自分にこんなイラつかなきゃならないんだ)


「いいや、行くのはこの子じゃない。君だ」


スコール(どこへだよ・・・)


「彼らは君を必要としている。だから呼ぶのだ」

「そして世界も、君達を必要としている・・・聞こえないか?」

「君を呼ぶ声が」


スコール(声・・・?)



ス コ ー ー ー ー ー ー ル ! !



スコール(!?)


「獅子の心を宿した者よ、眠りにつくのはまだはやい」

「世界は、お前たちをひつようとしている!」

「お前たちにはまだやらねばならぬことがある。世界を無にしてはならぬ…」


スコール(・・・・)


「獅子の心を持つ者よ、その心を取り戻せ!」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール(ハッ!)


オラァーーーー!! ドゴォ! バン!バン!バン!


アルティミシア(おはよう。短い別れだったな)

スコール(なんだ!?何が起こっている!?)


侵入者だーーーー!止めろォーーーーー!


アルティミシア(眠れる獅子を起こしに来たんだと)


スコール!どこだァーーーー!


チュドォォォォォン!


ぐわぁーーーーー!


スコール(ぐっクソ!体が動かねえ!)グイ

アルティミシア(お前の体は今凍結中だ。無理に動かさない方がいいとここに研究員が言っていたぞ)

スコール(目が・・・ひらかねえ!)ググ


ドゴォォォォォ!! チュドォォォォォ!


スコールはどこ!? あ~あそこ~! 援護は僕に任せてよっ!


スコール(あいつら・・・)

アルティミシア(よかったな。お前が必要だと言う変わった連中がまだこの世にいたらしい)


これか!これを押せばいいのか!?

テキトーにやっちゃダメだよ~!こういうときはこうやって・・・・ガン!

お前が一番テキトーじゃねえか!


カカタカタカタカタ・・・・・・・


スコール(・・・・)


貴様ら!何してるーーーー!


おっと、ここから先は進ませないよ~

どっからでもかかってらっしゃい!

えっとぉ、え~~~とぉ~~~~

おい急げよ!警備がわんさか集まって来てんぜ!


スコール(・・・・)

アルティミシア(大丈夫か?あいつら)

スコール(マイク切れよ・・・)


バンバン! ダダダダダッ! ボォォォォン!


スコール(ぐだぐだじゃねえか・・・)

アルティミシア(文句を垂れるな文句を)


バンバンバン! カタカタカタカタ・・・


きゃっ! ちょっとぉ~、なんか壊れたっぽい~~!

ええっ!?どうすんだよ!!


スコール(・・・)ハァ

アルティミシア(やはりやらかしたか)


ピンチな感じ~? 

こうなったら直接!


バンバンバン! ダダダダダダッ ドォォォオォン! ボォォォォォンン!


待てーーーー!止まれーーーーー!


スコール(逆に追い詰められてんじゃねえよ)

アルティミシア(さあ、あの連中は無事眠れる獅子を救えるのか)


バンバンバン! ダダダダダダッ 


ドォォォオォン! ボォォォォォンン!


・・・・・・・・・・・


スコール(・・・)


・・・・・・・・・


シーーーーーーーーーーン・・・・・・・・


スコール(・・・あれ?なんだ?)

アルティミシア(急に静かになったな・・・)


ゴキッ! バキッ! メキメキッ! ガン! ガン! ガン!


スコール(!?)


カツ カツ カツ カツ・・・・


アルティミシア(誰か近寄ってくる・・・)

スコール(誰?俺、今目開けられないんだけど)


カツ カツ カツ カツ・・・・ピタ



「おハロー」



アルティミシア(!?)

スコール(その声は・・・)


「ごめんごめんw悪かったって!ちょっと悪ふざけしすぎた!ごめん!」


リノア「だからそんなにすねないでよ~~、機嫌直してよ~~~!」


スコール・アルティミシア(リノア!?)


リノア「今解凍するからね~、ちょっとかゆいけどガマンガマン」バキッ



ブュシュゥゥゥゥゥゥ・・・・・ ヒュイーーーーーーーーーン・・・・


スコール「う・・・・」


リノア「もう目開けても大丈夫だよん」


スコール「リ・・・・ノア・・・?」パチ


リノア「やっと会えたね」


スコール「まさかお前の方からくるとは思わなったよ・・・」


リノア「こっちこそ、まさか私が助ける事になるとは思わなかった」

リノア「あの時とは立場が逆になっちゃったねえ・・・」


スコール「・・・・」

アルティミシア(あの時?)


リノア「せっかくだからロゴ再現イっとく?」


スコール「・・・」


リノア「おっけ、じゃあいきますかぁ~~~~!」ガシ


アルティミシア(何を・・・)


リノア「せ~の!」



グオッ!



リノア「オラッシャァーーーーーーーーーー!!」ブン!



ガキンッ



ブシューーーーーーーーーーーーーッ!!


モァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・


ブワァァァァァァァァァァァ・・・・・・・


スコール「・・・」グラァ

アルティミシア(あ、おい!?倒れるぞ!)


フワァ・・・・


ガ シ


スコール「・・・・」

リノア「はいタイロルロゴ」


ギュー


スコール「・・・」

リノア「いやはや、あの甘いシーンを思い出しますな」

アルティミシア(スコール・・・)

リノア「おうよしよしw」

スコール「・・・」ガシ

リノア「ん?」

スコール「・・・・・・・・・・」


ググッ


スコール「 シ ャ ラ ッ ! 」


リノア「い!?」フワ


【ジャーマンスープレックス(逆))】



ド ゴ ォ ッ !


リノア「お、おお・・・」ヒリヒリ

スコール「ハッハッハーーーー!リノアこの野郎!俺の封印を解かれた今!俺を止める者はもはや誰もいない!」バッ!

リノア「感動のシーンぶちこわし・・・」ヒリヒリ

スコール「うるせえボケッ!好き勝手やりやがってこの野郎!いいか!聞け!」

スコール「好き勝手やるのは俺の方だ!お前じゃない!」

スコール「身の程をしれッ!この電波野郎!」

リノア「鼻いたぁ・・・」ヒリヒリ


アルティミシア(起きた途端これか)

スコール「ふん!アホ共が迎えに来てるからな。しょうがないから迎えに行ってやるか!」

リノア「いつつ・・・なんだ。鬱々としてるって聞いてたのに元気じゃん」

リノア「ちょっとやりすぎて反省してたとこなんだけどなぁ~」

スコール「アホが!ちょっと疲れたからコールドスリープで休憩してただけだ!」

アルティミシア(随分ダイナミックな休憩だな)

スコール「お前を抹殺する為にパワーを溜めていたにすぎん!勘違いするな!」ビシッ

リノア「ツンデレっすか・・・さすがっす」ヒリヒリ

スコール「・・・・で、なんでお前まで助けに来てんだよ」

リノア「だ~か~ら~、ちょっとやりすぎたと思って反省してんだって」

リノア「あの無の力、ほんと制御が難しくってさあ・・・大丈夫、もうしないから!」

スコール「たりめーだボケッ!だったらハナから余計なマネすんな!」

リノア「まじさーせんっす」

スコール「・・・ここでぶち殺してやりたい所だが、助けられた事に免じて見逃してやる」

スコール「とっとと消え失せいッ!」

リノア「ちょちょちょ待った!こっちも用事があってきたんだよ!」

スコール「なんだよ」

リノア「スコール、これからどうすんの?」

スコール「どうするって、パパと感動の親子対面してだな」

スコール「そこからルナパン突入してアデル奪還。前と一緒だ」

リノア「やっぱりね、それだけじゃあ無理だよ」

スコール「なんでだよ」

リノア「ギルガメッシュから話聞いたっしょ?」

スコール「なんのだよ」

リノア「いや、かつてのなんとか戦士がいる場所」

スコール「なにそれ」

リノア「聞いてないの?」

スコール「うん」

リノア「言えよ・・・あのアホ」

アルティミシア(ギルガメッシュが伝説の武器の一つを所持していたが、それと関係が?)

リノア「あるようなないような・・・まぁ、無関係ではないかな」

リノア「かつてのそのなんとか戦士ってのが、先生攻略のヒント知ってるからさぁ」

アルティミシア(なに!)

リノア「ギルガメッシュに聞いてそいつに会いに行って欲しかったんだけど・・・もう、段取り悪いなぁ」

スコール「それってさぁ、もしかして『名も無き王の墓』?」

リノア「えっ、知ってんの?」


アルティミシア(アデルが言ってたな・・・あの魔導士を知る者がいたと)

リノア「アデルが?なんで?」

スコール「昔あそこで筋トレしてたんだとよ」

リノア「・・・ああ、そう」

リノア「まあ何にせよ、決戦の前にいろいろ準備しないといけないって事よ」ポンポン

リノア「スコールも前に色々寄ったでしょ?大海のよどみとかモルドレッド平原とか」

リノア「サブイベ全部こなしなさいって事よ」ウンウン

スコール「・・・なんで俺にそんな事教えるんだよ」

リノア「教えてほしければ」

スコール「力付くで聞け、か?」

リノア「わかってんじゃん」

スコール「あのさぁ・・・リノア」

リノア「はい?」

スコール「あの、その・・・悪かったよ。置き去りにして」

アルティミシア(・・・)

スコール「さすがに勝手すぎた。俺もそこは反省してる。自業自得、まさにその通りだ」

リノア「・・・・」

スコール「だから、その、なんだ・・・」

スコール「世界消すなんて、やめろよ。俺らの所戻ってこいよ」

スコール「今度は置き去りになんてしないから、さ・・・」

リノア「デレた・・・」

アルティミシア(お前の変貌を見て反省したんだよ。さすがのこいつもな)

リノア「ああ、そう・・・」

スコール「戻ってきて・・・くれるか?」

リノア「・・・考えとく」


警備兵「封印装置が解除されたぞォーーーーー!」

警備兵「捕まえろ!!」


リノア「そろそろ帰らなきゃ」

アルティミシア(やはり・・・)

リノア「自分ごとおばさんを封印して守るって発想、中々よかったけど」

リノア「さすがにそれ時間かかりすぎ。しかも無駄だよ」

スコール「なんでだよ」

リノア「おばさんは知ってるでしょ。魔女は・・・」

アルティミシア(力の継承をするまで死ねない・・・)

リノア「だからおばさんの時代まで寝てても、アタシ普通にいるよ。もちろん先生も」

リノア「それにその間にも魔法技術とか進歩してるだろうしさぁ・・・ちょっと穴があるね。その作戦」

スコール「・・・」

リノア「なんにせよ、思い留まらせれてよかったよかった!」


警備兵「いたぞ!あそこだ!」

警備兵「撃てーーーーーッ!」


リノア「詳しい話はギルガメッシュに聞きなよ。あいつ詳しいから」

リノア「でもアホだからこっちから話振らないと何も言わないかもね。あいつ剣オタだし」

スコール「・・・」

リノア「名も無き王の墓、ちゃんと行ってね。タイミングは任せるけど」

スコール「・・・さっき夢の中に変な格好のおやじが出てきたぞ」

リノア「ん?」

スコール「俺の事をそのなんとか戦士とか言ってた・・・あれもお前の差し金か?」

リノア「いや、それは知らないなぁ・・・」

スコール「・・・」

リノア「なんだろそれ。気になるね。後で先生に聞いとくわ」


ドガガガガガガガガ!!


リノア「おっと!じゃあそろそろ帰るわ!」

リノア「次はルナパンで会おうね!じゃ!」ダダダッ


警備兵「片方が逃げたぞ!」

警備兵「追えェーーーーーーーーーー!!」


ダダダダダダッ


スコール「あ、おい!」

アルティミシア(スコール、そろそろ我々も!)


ドガガガガガガ! バン! バン! ドゴォォォォォォ!!


スコール「愉快なしもべどもに助太刀してくるか」ジャキ

アルティミシア(仲間と言ってやれよ)


バン!バン! ドガガガガガ!


ゼル「くっそー!キリがないぜ!」

キスティス「前も後ろも敵だらけね・・・」

アーヴァイン「ちょっと厳しいかも~」

セルフィ「動いてよ~!」カタカタカタ


警備兵「畳み掛けろッ!」ダダダダダッ


ゼル「くそ・・・仲間を助けるのがそんなにいけない事なのかよ!」

アーヴァイン「自分から行ったみたいだからね~」

セルフィ「そんなの関係ないよ~!」

キスティス「私達は自分が正しいと思った事をやるだけよ!」


ダダダダダダッ バン! バン!


ゼル「オラァーーーー!くるならこいや!!」グッ!


かしこまりぃーーーーーーーーーーーー!


ゼル「!?」


【フェイデットサークル】


ボボボボボォォォン!


警備兵「ぐああああああああああああ!!

ゼル「ギエエエエエエエエエ!!」


シュルルルルル スタ


スコール「ただいま」


全員「スコール!」


ゼル「 」(戦闘不能)


スコール「やられたのかこいつ。ほんとよええなぁ」

キスティス「いやどう見てもあなたが」

スコール「いやこいって言うから」


警備兵「だ、脱走者だァーーーーーー!」


スコール「すいませんここIpodダメなんでやっぱやめます」


警備兵「なッ・・・」


アーヴァイン「いやぁびっくりしたよ~、自分から封印されに行ったって聞いたからさぁ」

スコール「お前に掘られるのが怖くて緊急避難してたんだよ」

セルフィ「よかったよぉ~!」

スコール「セルフィたん!セルフィたんに会う為に戻って来たよ!」

キスティス「どういう心境の変化かしら」

スコール「エロい明晰夢みようとしてたのにキモい格好のおっさんが出てきたから萎えた。それだけだ」キリ


警備兵「ふざけるな!何を今更・・・」


スコール「魔女呼んじゃおっかな~」チラチラ


【オダイン・バングル(改)】


警備兵「うぐ・・・」


スコール「うぐッ!俺の左手に宿る魔の力が・・・ぐああああああ!」


警備兵「ひ、ひぐ・・・」タジ


スコール「お、抑えきれない!みんな速く逃げろォーーーーー!」


警備兵「うわぁーーーーーーーーーー!」(逃走)


キスティス「だ、大丈夫なの!?」

スコール「いや嘘に決まってんだろ」

キスティス「・・・そう」

スコール「アデル支配が長かったからか魔女への恐怖ハンパないな」

アルティミシア(科学大国に体育会系のノリは合わんだろ)

セルフィ「スコール~」

スコール「なんだいセルフィたん!」

アーヴァイン「いろいろ積る話しもあるけどさぁ~」

キスティス「とりあえず今はここを脱出しましょ!」

スコール「おっけ!」


ダダダダダダダッ


アルティミシア(何か忘れてないか)

スコール「あっ」


ゼル「 」(戦闘不能)


・魔女記念館 入口


『けいびへいたちが ゆくえをはばむ!』


警備兵「ここは通さんぞ!」


スコール「なんだよここでザックスごっこでもやれってか」ジャキ

アルティミシア(誰に託すんだよ)

セルフィ「邪魔だよ~!」

アーヴァイン「強行突破させてもらおうかな」

キスティス「そこを通しなさい!」

ゼル「 」(戦闘不能)


警備兵達「~~~~」ジャキ!


スタスタスタスタ・・・・・・


警備兵達「!!」


大統領側近「・・・・・・」


キスティス「だ、誰?」

スコール「おせーぞ、おっさん」

セルフィ「知り合い~?」


大統領側近「・・・・・・・」


スコール「行ってイイよな?」


大統領側近「・・・・・・・・」コク


警備兵「いや、しかし!」

大統領側近「・・・・・・・」ジロ

警備兵「・・・失礼しました」


スコール「道開けろオラ!」ブンブン


警備兵「・・・どうぞ」サ


アルティミシア(一体どういう・・・)

スコール「ババアめ。お前もよく知ってるだろ。気付けボケ」

アルティミシア(???)


大統領側近「・・・・・・・」


・エスタ大平原

スコール「今日も陰気だ空気がくさい!」ウーン

アルティミシア(空が・・・)


コォォォォォォォ・・・・・・・


スコール「夕日だな。年中無休で」

セルフィ「月の涙が~落ちてきたから~」

キスティス「エスタ市街にもかなりのモンスターが降り注いでるのよ。はやく戻らないと」

アーヴァイン「いろいろ報告あるけど~、ちょっと我慢してね~」

スコール「ま、とりまパパ救出が優先か」

キスティス「行きましょ!」

ゼル「 」(戦闘不能)

スコール「誰か回復してやれよw」

アルティミシア(なんでこいつはいつもこんな役回りなのだ)


「お前たちにはまだやらねばならぬことがある。世界を無にしてはならぬ…」


スコール「ん?」

アルティミシア(どうした?)

スコール「・・・気のせいか」

キスティス「急ぎましょ、スコール」


・エスタ市街


うわーーーーー! きゃーーーーーー! ひいぃーーーーー!


アルティミシア(しばらく見ぬ間に大事になってるではないか・・・)

スコール「月の涙が直撃したからな・・・むしろよく持ってる方だわ」


ギャワワーーーーー!!


ゼル「モンスターだ!」

スコール「でも実はそんなに強いモンスターでないっていう」

アルティミシア(ゼルいつ起きた)


【エンカウント】クアール


クアール「ギャワーーーーー!!」ボォン


スコール「な?」ブン

アルティミシア(お前、モンスター相手だとめっぽう強いな)

スコール「エンカウントなし付けるの忘れてたわ」ガチャン

キスティス「官邸は大丈夫かしら・・・」

セルフィ「あっ」


モゾモゾ・・・モゾモゾ・・・


セルフィ「ねえねえ大丈夫~?ケガしたの~?」

スコール「ちょ、セルフィたんそいつは!」


「くけけけけけけけ」


【エンカウント】エルノーイル


セルフィ「きゃああっ!」

スコール「ちょちょちょ!そぉーーーーい!」ズバッ!


エルノーイル「ギャワワーーーーーー!」ボォン


セルフィ「びっくりしたぁ~」ドテ

スコール「これはまぁ・・・やっぱみんな引っかかるよな」

アルティミシア(人間に化けてたのか?)

スコール「どう見ても人間じゃねーけど。セフィロスコピーみたいになってるし」

スコール「まぁこいつエネルギー結晶体持ってるから悪い事ばかりじゃないけどさ」ブン


うわーーーーー! 助けてくれェーーーーーーー!


ダダダダダダダッ! フラフラ・・・・


スコール「にしても・・・」

アルティミシア(本当に大丈夫か?ここ)

スコール「時間圧縮の後ここがどうなったのかが知りたい。すごく知りたい」

アーヴァイン「エスタは科学大国だから~きっと大丈夫だよ~」

スコール「お前が答えんなホモ」

キスティス「はやく官邸へ急ぎましょ!」


・大統領官邸前

警備兵「みなさん!よくご無事で!」

スコール「デッデッデレーデッデデレー デレッデレッデレッデレッ」

警備兵「な、なんですか?」

スコール「いややる気出るかなって思って」

キスティス「下らない事やってないではやく行くわよ!」ダッ

ゼル「急ぐぜ!」ダッ

スコール「ああちょ、デッデデデーレレーデッデーデデーレレー・・・・」

アルティミシア(さっきからなんだ?)

スコール(元気が出る鼻歌)


・官邸内

秘書「こちらです。許可は出しております。さあ、急いで!」

スコール「・・・」ドキドキ

アルティミシア(どうした?)

スコール「今からパパと会うんだ・・・」

アルティミシア(ああ、そうだな・・・)

スコール「感動の再会だぜ・・・涙なしでは語れないだろ・・・」ドキドキ

アルティミシア(我々がさんざ介入したものな)

スコール「どどど、どうすればいい?」

アルティミシア(とうさーん!って言いながらハグでもすればイイ)

スコール「よし・・・」ドキドキ


・大統領の部屋

全員「・・・・」


側近1「・・・」

側近2「・・・」


アルティミシア(あの二人は・・・)

スコール(キロス・・・ウォード・・・)

アルティミシア(魔女記念館にいたのはウォードだったのか)

スコール(気づくのおせえよ)


大統領「・・・・・・」


スコール(そしてあの後ろ姿は・・・)



スコール「・・・・・・・・・・・パパ?」


クル


大統領「スコール・・・・お前・・・スコールか?」


スコール「パパ・・・・」

アルティミシア(エスタ大統領、ラグナ・レウァール・・・)


ラグナ「スコール・・・だよな?」


スコール「パパ・・・・パパ・・・・」


ラグナ「スコール・・・スコール!」


ダッ!


スコール「パパ~~~~~~~~~~!」

ラグナ「スコ~~~~ル~~~~~~!」


アルティミシア(感動モノだな)グス


スコール「パ~~~パ~~~~~!」


ラグナ「 」スッ


スコール「!?」


キロス「そら!」ポーン

ウォード「・・・・・・・・」



『ボールが ラグナのまえを まう!』



スコール「!!??」


ラグナ「オラァーーーーーーーーーーーーー!!」



【エース・オブ・ザ・ブリッツ】


ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! 


スコール「ぎにゃあああああああああああああああ!!」


アルティミシア(・・・・感動が)


ラグナ「会いたかったぜクソ息子!てめーにはさんざ好き放題されたからなぁ!」ビシッ!

ラグナ「これは俺からの選別だ!オラッ!」ブン


スコール「あで!」ガン!


コロコロコロ・・・・


キスティス「ボール・・・?」

ゼル「てか何やってんのお前ら?」

アルティミシア(これは・・・ブリッツの・・・)

セルフィ「なんでいきなりボールぶつけられてるの?」

アーヴァイン「なにかしたのかな~」


スコール「ひどいよパパ・・・」


ラグナ「お前がやってきた事の方がよっぽどひどいわボケェ!会ったら絶対一発は食らわそうと思ってたんだ!」

ラグナ「この!この!どうしてそうなった!このバカ息子!ジュリアの恨み思い知れ!」バシバシ

スコール「ひぎぃぃぃいい!ごごごごめんなさーーーーい!」ピギー


キロス「今雷オヤジがバカ息子をしつけ中だ。もう少し待ってくれ」

全員「はぁ・・・」

アルティミシア(まぁ当然といえば当然か)


○数分後

スコール「・・・」ボロ

ラグナ「ぜえ・・・ぜえ・・・ったく・・・」

キロス「もういいか?」

ラグナ「あ、ああ・・・」

キスティス「あ、あの・・・」

ラグナ「・・・会いたかったぜ~妖精さん達!」

ラグナ「と、ボンクラ息子」チラ

スコール「もうしませ~ん・・・ヒック」

アルティミシア(泣くな)

ラグナ「お前らが俺らの頭の中に入ってきてたんだろ?エルオーネからきいたぞ!」

ラグナ「ジャンクションってーのか?バトルになるとすげーパワーが溢れて来てよ」

ラグナ「いやぁあの時は世話になったぜ!」ポリポリ

ゼル「じゃあこいつが・・・」

セルフィ「ラグナ様~!」

ラグナ「・・・てわけで俺がラグナだ。エスタ大統領ラグナ・レウァールだ。仲良くしようぜ!」キリ


ラグナ「でよ、でよ、こんな大変な時じゃなけりゃあもっとゆっくり話すんだけどよ」

ラグナ「ああ、まぁ、ちょっとくらいいいか」

ラグナ「で、どっから話せばいいんだ?」

キロス「ラグナ大統領にしゃべらせとくと君達はいつまで経っても動けない」

キロス「というわけで君達が質問したまえ。ラグナ大統領が質問に答える」

ゼル「俺、なんかボーっとしちまってる・・・」

ウォード「・・・・・・・・・・」

キロス「ゆっくりして行けと言っている」

アルティミシア(何を聞く?)

スコール「すでに色々知ってるから・・・そうだな」


1 アデルの事

2 大統領になるまでの事



ラグナ「どっちから話そうか」


安価↓


アルティミシア(アデルの事が気になるな・・・)

スコール「アデルはどうしてああなったんだよ。突然石になったって聞いたぞ」

ラグナ「ああ、アデルか・・・あいつはさぁ・・・」


(ハッハッハーーーー!またもやハットトリック、やはりエースは私だな!)

(おえ”~、溺れ死ぬ~・・・)

(情けないぞ貴様!私と接戦した男だとはとても思えん!)

(あの時の奮闘はどうした!?もう一度だ!)

(だってあんときゃバカ息子がジャンクションしてくれてたから・・・)

(みよ!私が編み出した渾身の必殺技!エースオブザブリッツぅ!!)

(ひぎゃあああああああああ!!)


ラグナ「あの後ひたすらブリッツに付き合わされてよ・・・」

スコール「ああ、だからエースオブザブリッツ使えんの・・・」

キロス「アデル直々に食らいつづけたからな」

ラグナ「ラーニングしちまったよ」ハハ

アルティミシア(結局付き合ったのか)

スコール「よく身が持ったな」

ラグナ「だってあいつ一人で寂しそうだったし・・・」

スコール「・・・せめて三角ベースとかにしとけよ」

ラグナ「アデルがイヤがるんだよ。ブリッツ以外したくないって」

スコール「エボンジュに乗り移られてもしらねーぞ」

ラグナ「でよぉ、ある日いつもの様にブリッツに付き合おうとしたら・・・」


(ラグナ殿!大変です!)

(なんだよ騒がしいな・・・どうした?)

(アデルが!アデルが・・・)

(アデ・・・ル?)


ラグナ「これはほんと突然だった。ある日なんの脈絡もなく、いきなりだった」

ラグナ「エスタ総力を挙げて原因の解明に挑んだんだけどよ、オダインのじーさんですらお手上げでよ・・・」

全員「・・・」


ラグナ「結局、俺らは俺らで18年後の脅威に備えなくちゃならなかったし・・・かわいそうだけど、遠い所へ、な」

アルティミシア(どういう事だ・・・)

ラグナ「一つだけわかるのは、オダインですらお手上げの超強力な封印だぜ?そんな事ができるのは・・・」

キロス「我々は魔女の仕業だと睨んでいる」

スコール「それって・・・」

アルティミシア(リノア・・・・?)

スコール「そんなバカな!リノアはあの時代まだ生まれてないだろ!?」

ラグナ「別にリノアだって言ってねーだろ。でも、魔女の仕業という事は確実だな」

アルティミシア(いや、ありうる。あいつは時間圧縮の歪みを通ってどの時代にもいけると言っていた)

スコール「・・・・・・」

ラグナ「けどよ、自慢じゃねーけど俺らのパッキング技術も相当なもんだぜ。ありゃあちょっとやそっとじゃ解けねーよ」

キロス「あれはアデルの石化を研究して作られた物だからな」

ラグナ「だからよぉ、俺は毎回宇宙に行って直接・・・・」


(アデルわりぃな。こんな所に閉じ込めちまってよ)

(俺らもなんとか今、解放できるように研究中だから、まぁなんだ)

(もちっとガマンしてくれな?お前が帰ってくる頃にはブリッツのエースになってるからよ)



ラグナ「その、だから、アデルは奪われちまったけど」

ラグナ「まだ猶予はあるぜ・・・奪われたアデルを奪還だ!」

スコール「なるほどね・・・」


スコール「で、なんで1ガ兵がエスタの大統領にまで出世してんだよ」

アルティミシア(まるでシンデレラじゃないか。一体何があった?)

ラグナ「大統領になるまで・・・ねえ。そいつは話せば長くなると言うか・・・」

キロス「手短に言うと担ぎ上げられた。だな」

ラグナ「一言で終わらしてるんじゃねーよ」

アルティミシア(まぁ、大体想像がつく)

キロス「アデルを変えた男。エスタの救世主ともてはやされてな」

ラグナ「だってあいつら、俺が興味ないっつってんのにガンガンと・・・」

スコール「まぁ知ってたけど」

ラグナ「なら聞くなよ」

スコール「そうじゃなくて俺が聞きたいのは・・・ウィンヒルは?」

ラグナ「・・・戻らなかった。いや、戻れなかった」

ラグナ「支配者のいなくなったエスタで内政はガタガタ。国内は混乱してたしな」

ラグナ「お前がわざわざ未来から教えてくれてたのに、結局なんにもできなかったな・・・」

スコール「俺じゃねーよ。エルオーネだよ」

ラグナ「・・・」

スコール「エル姉ちゃんはパパがレインのそばから離れないようにって俺を送ったんだよ」

スコール「過去を変えたかった。っつってたぞ」

ラグナ「・・・」

アルティミシア(同時に過去は変えられえない、とな)

スコール「飽きれるくらいのお人よしだな。俺なら2秒でバックレてるのに」

ラグナ「それはそれでどうなんだよ」

アルティミシア(ラグナのこの責任感を受け継がなかったのか?お前は)

ラグナ「俺はここに残ってあれこれあれこれ考えてるうちにな~んかわけわかんねうちにこんな時間が経っちまった」

ラグナ「・・・・まぁ全部俺がやって来た事だ。良かったのも悪かったのも俺だからな」

スコール「ふーん・・・」

アルティミシア(リノアに滅ぼされたとは言わない方がいいな)

スコール(だな。エスタがまた武装国家になっちまうよ)


ラグナ「さて、と・・・」

スコール「今後どうすんの?もうぼちぼち崖っぷちだと思うんだけど」

ラグナ「ふふ、俺らがどれだけ前準備してきたと思ってんだ」

スコール「ん?」

キロス「ちゃーんと計画を練ってたって事さ」

スコール「???」

キロス「その辺は彼が説明する」


「おじゃじゃじゃじゃじゃじゃ!」


スコール「あーてめー!」

オダイン博士「出番でおじゃるか?ここから先はこのオダインが説明するでおじゃる!」

ラグナ「手短にな」

オダイン博士「オダインはしゃべりたいようにしゃべるでおじゃる!」

スコール「このおっさんだけはもう・・・」

アルティミシア(出たよ・・・)

オダイン博士「オダインはお前に未来の事を教えられた後、必死で研究したでおじゃる!」

オダイン博士「それもこれもアルティミシアを研究させてもらう為・・・なのにお前は!!」

キロス「博士、話が逸れてる」

スコール「うっさいボケ。しねっ!」

オダイン博士「ぐぐ・・・お前だけはでおじゃる・・・でもしかぁし!そのおかげで貴重な文化遺産を発掘する事が出来たでおじゃる!!」

アルティミシア(文化遺産?)

オダイン博士「古代、この土地にあった書物を発見したでおじゃる!」

オダイン博士「当然すべて古代文字で書かれていたでおじゃる!オダインはそれらを何年もかけて解読したでおじゃる!」

オダイン博士「すると驚くべき記述が載ってたでおじゃる!」

スコール「なんだよ」

オダイン博士「今のテクノロジーでは到底解明できない魔法技術、古代文明工業技術、それにその文化体系でおじゃる!」

オダイン博士「GFを解した疑似魔法技術も、実はそれらを参考にして作ったでおじゃる!」

ラグナ「この辺実は俺もよくわかってねえんだよなぁ」

オダイン博士「その魔法技術は現代科学をはるかに上回っていたでおじゃる!」

オダイン博士「どうやらその古代の戦士はある特定のエネルギー体の力を得て超人的なパワーを発揮していたようでおじゃる!」

オダイン博士「これは何かに似てるでおじゃろ?おじゃろ?」

アルティミシア(GF・・・)

スコール「古代人がGF使ってたってのかよ」

オダイン博士「GFよりもっとすごいでおじゃる!そのエネルギーの名は・・・」

オダイン博士「【クリスタル】そう書かれていたでおじゃる!」

アルティミシア(クリスタル・・・?)


オダイン博士「クリスタルにはどうやらジャンクションと似たような性質があった用でおじゃる!、歴戦の記憶をそれに封じ込める事ができたでおじゃる!」

オダイン博士「その力を借りた物は、その記憶のカケラにより様々な力を扱う事ができたでおじゃる!」

オダイン博士「GFなんかとは比べものにならん力でおじゃる!魔法だけでなく達人の剣技や魔物を操る力等が身に着いたそうでおじゃる!」

オダイン博士「しかもGFと違って記憶障害なしでおじゃる!」

スコール「パネェ・・・」

オダイン博士「オダインはこのクリスタルを必死に調査したでおじゃる!でも現物がない以上情報以外の事は何もわからなかったでおじゃる!」

オダイン博士「その代わりこんな事がわかったでおじゃる!」

スコール「なんだよ」

オダイン博士「かつて古代。このエスタは風の加護を受け繁栄した王国だったでおじゃる!」

オダイン博士「その名は・・・【タイクーン】と呼ばれる国だったでおじゃる!」

スコール「タイクーン・・・?」

オダイン博士「タイクーンは風の加護を受け、竜を使役する国だったそうでおじゃる!」

オダイン博士「タイクーンの戦士は竜を操り戦った事から、【竜騎士】と呼ばれていたそうでおじゃる!」

アルティミシア(竜騎士・・・)

スコール「ガリ?」

オダイン博士「飛竜と呼ばれる竜が物流の要だったようでおじゃる!」

スコール「す、すごいな古代の物流業者は」

ラグナ「実はよぉ、ラグナロクもそれにあやかってデザインしたんだぜ」ヘヘ

キロス「竜の国だから竜っぽいデザインがいいだろうと大統領が言う物だからな」

スコール(バハムートだと思ってた・・・)

オダイン博士「この辺はものすごい興味深い話でいっぱいでおじゃる!話は逸れるでおじゃるが・・・」

オダイン博士「聞きたいでおじゃるか?」


1 聞かせろカス

2 話進めろカス


安価↓


オダイン博士「おじゃじゃじゃじゃじゃ!」

オダイン博士「タイクーンを治めていた王はそれはそれは名君でおじゃったでおじゃる!」

オダイン博士「だがしかぁし!ある日どこかへ出かけたっきり、行方不明になったでおじゃる!」

スコール「なんで?」

オダイン博士「操られていたのでじゃる!」

スコール「誰にだよ」

キロス「君の言っていた復活した魔導士さ」

アルティミシア(なんだと!?)

オダイン博士「調査の結果、ある事がわかったでおじゃる!」

オダイン博士「その暗黒魔導士は当時もやはり封印されていたでおじゃる!」

オダイン博士「しかしその魔導士は、封印されてもなぉ、思念だけを飛ばし人間を操る事ができたでおじゃる!」

オダイン博士「その操られていたのがこのタイクーン王でおじゃる!」

ラグナ「アデルみてーな奴だな」

スコール(というよりババアに似てると思うけど)

アルティミシア(操りたい放題だったあの頃・・・)シミジミ

オダイン博士「そして操られたタイクーン王は暗黒魔導士の封印を解いてしまうのでおじゃる!」

オダイン博士「これが約数万年ほど前の話でおじゃる!」


全員「 」ブッ


ゼル「まん・・・」

セルフィ「かぞえきれな~い」

オダイン博士「本当でおじゃる!その封印されていた土地の地質を調査した結果、推定一万年以上前の地層が出てきたでおじゃる!」

スコール「その土地ってどこだよ」

オダイン博士「この辺でおじゃる」


【シュミ族の村】


スコール「ここ・・・」

オダイン博士「そうでおじゃる!シュミ族の村でおじゃる!」

オダイン博士「ここに魔導士は封印されていたのでおじゃる!」

アルティミシア(伝説の武器があった・・・)

スコール「そうだ。ここでなんか12の武器の一つとやらを手に入れたぞ」

オダイン博士「すでに立ち寄ったのでおじゃるか?ほぉほぉ、ならば話ははやいでおじゃる」

オダイン博士「シュミ族は石の扱いに長けていたでおじゃろ?」

スコール「ああ・・・」

オダイン博士「おそらく当時の封印装置の名残でおじゃる!当時の封印方法は特殊な魔法力をしみこませた石で封じていた用でおじゃる!」


オダイン博士「そ・し・て」

全員「・・・・」

オダイン博士「この行方不明のタイクーン王を探すべく旅立った娘こそ」

オダイン博士「この暗黒魔導士と戦った【光の戦士】の一人なのでおじゃる!」


シーーーーン・・・・


オダイン博士「なんかリアクションが薄いでおじゃる」

ゼル「ちょっと待て、俺もうついてけねえ・・・」

セルフィ「あたしも~・・・」

キスティス「数万年前とか、光の戦士とか、急に言われてもわかんないわ・・・」

アーヴァイン「ちょっと幻想的すぎるね」

ラグナ「ハハ、俺と同じ事言ってら」

ウォード「・・・・・・・・・・」

キロス「お前はわかっておけよと言っている」

オダイン博士「全く、これだから低脳共は・・・」フゥ

スコール「介錯していいか?」イラ

アルティミシア(落ち着け)

オダイン博士「少し前置きが長くなったでおじゃる。ここからが本題でおじゃる」

スコール「なげーなもぅ」

オダイン博士「オダインが何故こんなに詳しいのか知りたいでおじゃるか?おじゃるか?」

スコール「どうせ断っても話すんだろうが」

オダイン博士「もちろんでおじゃる!オダインは話したいように話すでおじゃる!」

スコール「早く言えよ・・・」

オダイン博士「オダインは世界中を調査したでおじゃる!しかしただやみくもに探っていたわけではないでおじゃる!」

オダイン博士「先人はちゃーんと導を残してくれていたでおじゃる!ご先祖様に感謝でおじゃる!」

オダイン博士「それがこれでおじゃる!」バーン

スコール「・・・・さっき言ってた文献か?」

キスティス「と言うより・・・日記っぽいわね」

セルフィ「読めないよ~」

オダイン博士「それを現代語訳したのがこっちでおじゃる」

ゼル「あるのかよ」


日記1

風が止まった・・・海は静まり帰り木々のせせらぎも聞こえなくなった
まるで風が死んでしまったかのよう
お父様が原因調査の為に旅立ってからもう数日が経った。お父様はまだ戻ってこない
お父様・・・一体どこへ


日記2

決めた。私、お父様を探しに行く。これだけの期間何の連絡もないなんておかしいもの
お父様の身に何かあったのかもしれない・・・先日振ってきた隕石。あれが何か関係あるかも
まずはここから行ってみようと思う


日記5

海賊の方々の力を借り、私達は風の神殿へと向かう
風もなくどうやって船を動かすのか心配だったけど、シルドラと言う海獣がひっぱってくれるみたい
でもこの女船長さん、どこかで会った気が・・・


スコール「・・・日記だな」

オダイン博士「そんな部分はどうでもいいでおじゃる!本題はこっちでおじゃる!」


日記12

全てのクリスタルが散ってしまった・・・風も、火も、土も、、水も
それと同時にエクスデスが目を覚ます。復活の為にお父様を利用していたなんて・・・
エクスデスが無の力を手に入れると言っていた。全てがこのまま死に絶えていくのだろうか・・・?

日記40

分裂した世界が再び一つになった。それによって次元の狭間に封じられた『無』が目を覚ます
エクスデスが『無』を使い街を、森を、みんなを飲みこみ始めた。
エクスデスが完全に『無』を手に入れたら・・・想像したくない
そんな事はさせない。クリスタルの戦士として、無念の内に散ったお父様の為にも・・・!


ゼル「こんな時代からあの野郎・・・」

アーヴァイン「続きが気になるね~」


日記53

エクスデスが次々と世界を消していく。あんなに広大だった大陸も穴だらけの何もない場所になってしまった
飛空艇のエンジン音がうめき声をあげる。エクスデスを止めないと行けないのに・・・
一体どこなの!?次元の狭間ってどこにあるの!?


日記120

次元の狭間の入口が見つかららないまま時間だけが無駄に過ぎて行った
世界はもう半分しか無くなってしまった
エクスデスの『無』もとんと止まった。何故?諦めた?いいやそんなはずはない
私は諦めない。次元の狭間、絶対に見つけて見せる!


アルティミシア(おいおいおいおい)

セルフィ「見つからなかったって言ってるよ~」

キスティス「何故・・・・?」


日記445

結局次元の狭間の入口は見つからないまま、私たちは歳だけを重ねていった
あの日を境にエクスデスの攻撃は止み、人々も復興を目指して歩み始めた
『無』の痕も消えた。消えた街は戻らなかったけど・・・
平和が戻った・・・?そう思いたい。けど・・・何故なの?この胸騒ぎは・・・


日記732

生き残った学者さん達が総力を挙げて調べてくれている。
ここしばらく進展が見られなかったが、ついに今日一つ、発見があったそうだ
聞けば『無』の痕から時間的な歪みが発見されたそう。
『無』の痕が消えたのはそれのせい?じゃあエクスデスは・・・?


スコール「おいババア・・・これって」

アルティミシア(時間圧縮・・・)


日記1578

体はやせ細り、腰は曲がり、皺が増え、歩くのも辛くなってきた今日この頃
この日記もよくこの歳まで持ったものだ。自分で自分をほめてあげたいわ
今思えばあの青春の日々が嘘のよう・・・目を瞑れば蘇る、あの冒険の日々
私は夢を見ていたのかしら?あれから平和な日々が続いている
もう『無』はこない。エクスデスもいない。
でもせめて・・・仇はこの手で取りたかった・・・ガラフ・・・お父様・・・


日記1823

寿命が近い人間には天からの使いが舞い降りて、魂を導くように傍らで待ち伏せている
そんな言い伝えがあるけど、今日の今日まで信じてなかった
でもいたわ。いいや、幻覚なんかじゃない。今でも覚えている
白い羽をはやした少女・・・その人は光と共に舞い降りてきて、私にこうささやくの
 「あなたの残した全てを後世に伝えなさい。さすればあなたは天の祝福を受けられるでしょう」 と
こんなおばあちゃんに何を残せって言うのかしら?冗談キツイわ
ああ、でも・・・今でも大事に持っているこのカケラ。このカケラに私の心が・・・宿るかしら?
なんてね


日記1954

信じられない・・・嘘よ。信じたくない!天の使いがまた降りてきた
私は彼女に聞くの。
 「私は天寿を全うできますか?」
天の使いはこう答えるの。
 「お前はやるべきことをやらなかった。祝福は受けられない」
もちろん即座に聞き返したわ。なぜ?すると使いはこういうの
 「エクスデスはまだ生きている。光の戦士の役目を全うできなかったお前等の負けだ」
そんな・・・なんで・・・じゃあ、なんで今更そんな事を伝えるの?!
あいつは天使なんかじゃない!死神だ!
死神は最後にこう言い残して去って行った。
 「無念を晴らしたくば、獅子の心を宿す物に全てを委ねなさい」
白い羽がドス黒く染まっていくのが見えた



日記1998

ここまで続いた日記も今日で最後。私は今日、寿命を迎えます
自分でもわかるの。体はいう事を聞かず、呼吸は浅く息苦しい。でもなぜか妙に安らかな気分
ああ、これが『死』なんだなぁ、って
バッツや姉さん、クルルの元にあの死神は現れたのだろうか。
エクスデスはまだ生きている。あいつは確かにそういった
じゃあなぜあの時忽然と姿を消した?何故?私達が死ぬのを待っていたの?
くやしい・・・くやしいよ・・・バッツ・・・姉さん・・・クルル・・・ガラフ・・・お父様・・・
全てが遅すぎた。できる事ならば過去へ戻りたい・・・戻りたい!過去へ!
あの時あの時間で一体何があったの!?教えて!誰か教えて!


スコール「まて・・・この天使って・・・」

アルティミシア(リ・・・ノア・・・?)



日記1999

おそらく これが さいご からだ ぺん にぎれな

これ よむ きづいて たおす えくsでス

カケラ ねむ る あた し  わた し   いし つ いで  

だれ  か(これ以降は文字化が擦れてよめない)




オダイン博士「最後のページにはこうかかれていたでおじゃる」





【著】タイクーン王国 第二王女  レナ・シャルロット・タイクーン


オダイン博士「古代の戦士の貴重な遺産と言えるでおじゃる」

スコール「なんだこれ・・・」

アルティミシア(無念に・・・溢れている・・・)

オダイン博士「このレナと言う人物は魔導士を倒す事が出来なかったのでおじゃる」

オダイン博士「理由はなんらかの原因で魔導士の元へ行けなかったからでおじゃる」

スコール「これでに出てきた天使ってさ」

スコール「リノア・・・だよな?」

オダイン博士「それはわかんないでおじゃる。しかし」

オダイン博士「この日記に書いてあるクリスタルとやらがあの魔導士を倒すカギとなるのは確かでおじゃる」

スコール「・・・」

オダイン博士「オダインは長年の調査でそのありかを突き止めたでおじゃる」

アルティミシア(なんだと!?)

スコール「どこだよ」

キロス「正確にはあるかもしれない場所、だろ」

オダイン博士「オダインはオダインの話したいように話すでおじゃる!

スコール「・・・どこなんだよ」

オダイン博士「ここを見るでおじゃる」ペラ


日記80

つかの間の平和の中、私はサーゲイトのお城からの御呼出しでサーゲイト城に向かう事になった
聞けば国王の葬儀をここの所のドタバタで行えなかったので、この機会に葬ってあげたい。との事だった
あの塔で彼の遺体は散ってしまった。なので生前彼が身に着けていた防具や兜、剣、そして好きだった本などを添えた
国王の為に大きなお墓が建てられていた。とてもとても広い石のお墓。これならあの方も窮屈しなさそう
・・・ひとつお城の人達に謝らないといけない事がある。棺に書かれた王の名前、私が隙を見て消してしまった
悪意があったわけではない。ただ、頭の片隅であの方がまだ生きていると思っていたから
棺に名前を印すと、あの方が本当に死んでしまったと認めてしまいそうなのが嫌で・・・
「心配するな、またいつでも助けに行くさ…」あの方は確かにそういった。私はその言葉、今でも信じてる


キスティス「名前を消された国王?」

オダイン博士「身に覚えあるでおじゃろ?」

スコール「・・・」

ラグナ「アデルも確かそんな事言ってたっけ」

スコール「名も無き王の墓・・・名も無き王の墓だ!」

ラグナ「カーウェイのおっさんがテストに使っているんだってな」

アルティミシア(リノアも名も無き王の墓に行けと言っていた)

スコール「そうだ!リノアも言ってた!名も無き王の墓にウド巨人攻略のヒントがあるって!」

キロス「何故魔導士側の人間がこちらに肩入れするのだろう」

ラグナ「ほんと何考えてるかわかんねーな・・・ジュリアの娘はよ」

オダイン博士「オダインが提示する条件は3つ!」

オダイン博士「1つ、クリスタルをオダインの所まで持ち帰る事!1つ、有効な情報を聞き出す事!」

オダイン博士「そして1つ、世界を消滅させない事!でおじゃる!」

ラグナ「ほんとに世界の為かァ?」

オダイン博士「オダインはクリスタルの研究がしたいのでおじゃる!はやく持ってくるでおじゃる~!」

ラグナ「やっぱりな」


オダイン博士「一応コピーしといたでおじゃる。持っとくといいでおじゃる」


【レナの日記】


スコール「陰気な内容だからあまり持ち運びたくないんだが」

キロス「ラグナロクはエアステーションの方に回しておいた。いつでも発進できるぞ」

セルフィ「操縦はあたしがやりま~す!」ハーイ

ゼル「ホントに大丈夫かぁ?」

セルフィ「アタシこう見えて機械関係は強いんで~す!」

スコール「まじなんだなこれが」

アルティミシア(そういえば元情報班だったか)

ゼル「目的地は決まったな!」

アーヴァイン「名も無き王の墓、レッツゴ~!」


タッタッタッタ・・・・


スコール「さて、と」

ラグナ「気を付けろよ」

スコール「エスタは大丈夫なのか?」

キロス「モンスターは問題ない。博士がついでにすごい兵器を開発してくれてたからな」

オダイン博士「古代のセキュリティ装置でおじゃる!月の涙がこの程度で済んだのはオダインのおかげでおじゃる!」

オダイン博士「見たいでおじゃるか?見たいでおじゃるか?」

アルティミシア(どれどれ・・・?)


【ソルカノン】


スコール「・・・なにこれ、陽電子砲?」

オダイン博士「古代兵器のレプリカでおじゃる!海中に沈んでたのをオダインが引き上げたでおじゃる!」

オダイン博士「オダインはちゃ~んと仕事してたでおじゃる!世界中を調査し回ってたでおじゃる!」

スコール「やるじゃんちょんまげ」

オダイン博士「・・・エルオーネ探しのついでに」ボソ

アルティミシア(おい)

ラグナ「とかくよぉ、エスタは大丈夫だから。行こうぜ!」


・エスタ市街


ガキョン! ガキョン! ガキョン!


全員「うわっ!」


【魔導アーマー】


スコール「ちょw」

アルティミシア(これも古代兵器?)

オダイン博士「いや、これはオダインのオリジナルでおじゃる」エッヘン

スコール「ウソつけ。パクっただろ」

オダイン博士「・・・シャドウが見つからないのでおじゃる」

スコール「やっぱりパクリじゃねえか!」

オダイン博士「うっさいでおじゃる!ボケ!カス!さっさといけでおじゃる!」

スコール「お前はどちらかと言うと宝条だよ。このマッドちょんマゲニスト」


ビィーーーーーー! チュドォォォォォォン! ギャワワーーーーー!!


アーヴァイン「な~んか、問題なさそうだね~」

キスティス「さすがエスタだわ・・・」

ラグナ「エアステーションまで見送ってやるよ。よし、突撃だ~~~!」


ガキョン ガキョン ガキョン・・・・!


・エスタエアステーション

警備兵「ハッ!」ビシッ!

ラグナ「ご苦労さん」ポン

警備兵「ラグナロクはいつでも発進できます!」

ラグナ「さんきゅー、恩に着るぜ」

ラグナ「今オダインの防衛装置が動き出したから、これで大分楽になるぜ」

ラグナ「後ちょっとの辛抱だ。がんばれ!」

警備兵「ハッ!」ビシッ


・ラグナロク

セルフィ「えっと、え~っとぉ・・・」カタカタカタ

セルフィ「発進準備完了~!みんな、いくよぉ~~~~~~!」


全員「 オ ウ ッ !」


ラグナ「・・・・」グッ!


セルフィ「飛空艇ラグナロク、発進しま~~~~~す!」



キュィィィィ・・・・・ ボッフォォォォォォォォォーーーーーーーーーー!!



ゴォォォォォォ・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・ キランッ



























リノア「・・・・スコール達はちゃんと光の戦士に会えたかなぁ~」

リノア「失礼な事言って顰蹙買ってなければイイけどw」

リノア「ね~、アデル?」


アデル「 」


リノア「・・・ま、気長に待ちますか~~~~」ゴロン

 ┏━━━━━━━━━┓

 ┃  2            ┃
 ┃ 4 9              ┃
 ┃  9   ___ .       ┃
 ┃    ノ `-`、     ┃
 ┃    `ー-rr l    ┃ ここまで

 ┃      ノ i i|    .┃
 ┃      /:/:/:( l    ┃
 ┃     /:/:/: ('::へ_  ┃
 ┃    /:/:/: l (_::::  \┃
 ┃  _ノ:(_-( く_::     ┃

 ┃ /  `、:::` ).     ┃
 ┗━━━━━━━━━┛


~~~移動中~~~


ゴォォォォォォォォ・・・・・・


ゼル「うおおおおおお!すっげーなこれ!」

セルフィ「はや~い!」

キスティス「すごいわねぇ」

アーヴァイン「さすがエスタだね~」

スコール「タイクーン、ね・・・ババアなんか知ってる?」

アルティミシア(いや、初耳だな・・・)

スコール「一応コピー貰ってきたけどさぁ、この日記」ペラペラ

アルティミシア(かつてあの魔導士と戦った勇者の一人、か)

アルティミシア(さぞかし無念だったろうに・・・)

スコール「つか完全にお前のせいだからな?会ったら謝っとけよ?」

アルティミシア(知るか。ちゃんと仕留めとかないのが悪いんだよ)

スコール「逆切れすな」

セルフィ「あっと言う間に到着で~す!」

スコール「はやっ」


・名も無き王の墓


サラサラサラ・・・・


スコール「れ、レビテト~~~!」

キスティス「何よ突然」

スコール「いや言いたかっただけ」

アルティミシア(ふむ・・・なるほど、不思議な魔力を感じるな)

スコール「はいじゃあみなさん、中は迷いやすいからはぐれないようにしましょ~ね~」

全員「は~い」

アルティミシア(なんでそんなにユルいんだ?)


・名も無き王の墓

アルティミシア(ここをまっすぐだな)

スコール「いやそれはわかってるんだけどさ、ここ結構めんどくて」

アルティミシア(何が)

スコール「水路の仕掛けを解除しないといけないんだよ」

アルティミシア(ああ・・・)

スコール「最初は確か・・・東か」


~~~移動中~~~


キスティス「不気味な所ね・・・」

セルフィ「あ、これ~」


【出席番号】


スコール(今更過ぎる・・・)

アルティミシア(カーウェイのテストか)

スコール(目の前すぎてテストにならねーだろ。やっぱアホだわあのおっさん)

アーヴァイン「あっ」


プリヌラ「ギャワワーーーーー!」


スコール「どけ」ゲシッ


プリヌラ「ひぎぃ・・・」ボソン


スコール「モンスターも雑魚すぎる」

アルティミシア(本当は序盤だもんな)


・名も無き王の墓 東


シーーーーーン・・・・


スコール「あれ?セクメトいねーの?」

アルティミシア(ブラザーズの片割れか)

スコール「あいついないからすでに一個解除されてんじゃん」

ゼル「なんかめんどくせえ場所だな」

キスティス「墓荒らし対策じゃないかしら」

スコール「お兄ちゃんの方もいないのかな・・・まぁいいか」

スコール「よし、二手に別れよう」


【北】ゼル アーヴァイン キスティス

【西】スコール セルフィ 


スコール「モルボル、問題児の世話は任せた」

キスティス「問題児って」

ゼル「お前が一番問題なんだよ」

アルティミシア(絶対セルフィは入れるのな)

スコール「たりめーだ!じゃあ行こうね、セルフィたん!」

セルフィ「は~い」


~~~別行動中~~~

スコール(プリヌラでろプリヌラ出ろプリヌラでろ・・・)

アルティミシア(なんでプリヌラなんだよ)

スコール(濡らしたいんだよ!服を!)

アルティミシア(眠ってる王が怒るぞ)


プエル「ギャワワーーーーーーーー!」


スコール「お前じゃないッ!」ズバッ


ボォン


アルティミシア(名前はちょっと似てたな)

スコール「死ね!グロい見た目の扇風機が!」

セルフィ「はやく行かない?」



・名も無き王の墓 西

スコール「あ~めんどくせえ」ガコ


ゴウンゴウン・・・シャー・・・


スコール「アデルはここのどこで筋トレしてたんだよ」

アルティミシア(どう見てもそういう場所じゃないだろ)

セルフィ「あっ」


『はぐるまのひとつが にぎりつぶされている!』


アルティミシア(アデル、だな・・・)

スコール「潰すなよ・・・」

セルフィ「なんか不自然にボロボロ~」


・名も無き王の墓 中央

スコール「さて、と」

キスティス「いよいよご対面ね」

ゼル「どんな奴なんだろな~」

セルフィ「ドロッドロのぐっちゃぐちゃのアンデッドかもよ~?」

スコール(ごめん、今それ笑えない)

アルティミシア(見せつけられたものな・・・)

アーヴァイン「じゃあ、行きますかぁ~」


スタスタスタスタ・・・・


・王の間

『ひつぎが めのまえに たたずんでいる』


スコール「・・・どうすりゃいいの?」

セルフィ「開けるんじゃないの~」

キスティス「なんか呪われそう・・・」

スコール「いや、前は勝手に中身が出てきたんだけど・・・」


・・・・・・・


ドォォォォォォン!!


全員「!?」


【エンカウント】ミノタウロス


ミノタウロス「オウノ ボゼンヲ アラスモノヲ ユルサナイ・・・」グルルル


スコール「ちょ、ええ!?」

アルティミシア(ミノタウロスはもう持ってただろ!?)

スコール「バカ兄弟緊急召喚!」ペカー


【ブラザーズ】


ゼル「ミノタウロスここにいるじゃん!」

スコール「おいお兄ちゃん!こりゃ一体どういう事だよ!」


セクメト「おい兄者・・・」ガクブル

ミノタウロス(兄)「ああ・・・弟よ・・・」ガクブル


アルティミシア(どういう事だ!?説明しろ!)


セクメト「えっと、その・・・」


ミノタウロス「うががががが・・・・!」ギリィ!


ミノタウロス(兄)「お、親父・・・」


全員「 親 父 か よ ! 」



ミノタウロス(父)「ウッガァーーーーーーーーーーーー!」ドッゴォ!


全員「うああああああああ!」


スコール「ってウォォォォイ!父ちゃん息子もろとも襲ってきたぞ!?」

アルティミシア(父親だろ!?なんとかならんのか!?)

セクメト「無理だよ・・・だって親父は・・・」

ミノタウロス(兄)「昔から・・・暴力親父で・・・」


ミノタウロス(父)「ウガガガガーーーーーーーー!」ドガドガァ!


ミノタウロス(兄)「年中無休であんな感じなのだ」

スコール「 バ ー サ ー カ ー か よ ! 」



ドッゴォォォォォォォ!!


スコール「ふざけんなよバカ兄弟!あんな雷親父に構ってられるか!お前等なんとかしろ!」

アルティミシア(DVはやめろ!)


セクメト「どうする兄貴・・・俺、イヤだぜ親父の相手なんて・・・」

ミノタウロス(兄)「それは私もだ・・・あんな暴力親父・・・」


ミノタウロス(父)「ウッガァーーーーーーーーーー!」ドゴォ!


アーヴァイン「暴れてる暴れてる!」

スコール「あくしろよ!」


ミノタウロス(兄)「くっ、仕方がない!ここは公平に『ジャンケン』で決めよう!」

セクメト「ええっ!」


ドゴォ! バキィ! ガラガラガラ!


スコール「はやくしろよぉおおおおお!棺ごと粉々にされちまうぞ!」


ブラザーズ「じゃーんけーん・・・」


【弟】グー 【兄】チョキ


セクメト「やったやった!勝った!」

スコール「おっし、お兄ちゃん!いけ!」

ミノタウロス(兄)「いや、いくのは弟だ」

セクメト「へ?」


【弟】グー 【兄】チョキ → パー(後出し)


アルティミシア(きたなっ)


セクメト「ええっ!そりゃねーよ兄貴ィ~~!」

ミノタウロス(兄)「兄より優れた弟はおらん!弟よ、いけ!」ゲシ

セクメト「ひぃぃぃ~~~~!」ゴロン


ミノタウロス(父)「ウガ・・・・・」


スコール「オラァ牛人間!見ろ!かわいい息子だぞ!」

アルティミシア(感動の再会を祝うがいい!)


セクメト「と、父ちゃ~ん・・・」タジ

ミノタウロス(父)「・・・」


ミノタウロス(父)「ウッガァーーーーーーーーーー!!」ビキビキビキ


チュドォォォォォン!


セクメト「ややややっぱり~~~~~~!」HP0

スコール「ああっ!アホの弟!」

ミノタウロス(兄)「弟よ、お前の事は忘れない・・・・」ポン

ゼル「お前等ほんとは仲悪いだろ」


ミノタウロス(父)「ウガガ・・・」フルフル


ゼル「くっそー!どうすんだよこれ!」

セルフィ「こんな所で暴れちゃダメだよ~!」

スコール「ヤクでもやってんのかこいつは」


ミノタウロス「ウッガァーーーーーーーー!!」バァン!


「やめろ、ミノタウロス」


全員「!?」


ギィ・・・ ゴゴゴゴゴゴ・・・・・


アルティミシア(棺が開く・・・)


(よくぞ参られた。未来の戦士達よ)


キスティス「名も無き王・・・?」


(いかにも。私は名を消された名も無き王)

(しかし名も無き王にもかつては名があった)

(そう、私はかつてこう呼ばれていた)


ミノタウロス(父)「グルルルル・・・・・」サッ


(ゼザ・マティアス・サーゲイト)


アルティミシア(ゼザ・・・?)

スコール「じゃああんたが、リノアの言っていた古代のなんとか戦士?」

ゼザ(そう・・・私はかつて【暁の四戦士】と呼ばれていた)

ゼザ(懐かしい記憶だ・・・)

スコール「暁の四戦士・・・?」

ゼザ(君達がここへくるのはわかっていた。いや、来ると予感していた、か)


スコール「おっさん、んなこたどおーでもいいんだよ」ザ

全員「スコール・・・・」

ゼザ(君は?)

スコール「お前等がちゃんあのウド巨人を仕留めとかないせいで俺らはえらい迷惑してんだ」

スコール「はよ倒し方教えろ。でなけりゃ死ね」

キスティス「ちょっとスコール!先人に何て事を!」

ゼザ(・・・一つ、聞きたい)

ゼザ(君の中にもう一人誰かの存在を感じる。これは一体どういう事だ?)

アルティミシア(私か)

スコール「んな事はどうでもいい。倒し方はよ」

キスティス「あなたはもう・・・」

ゼザ(ハッ!それは!)

キスティス「え?」

ゼザ(ファイアビュート!何故君が・・・?)

スコール「やっぱりこれに食いつきやがったか」

キスティス「これ・・・伝説の武器って聞いたんですけど・・・あなたの時代にもこれが?」

ゼザ(いかにも。それは封印城クーザーに封印されていた伝説の武器)

ゼザ(まだこの現世にあったとはな・・・)

キスティス「よろしければお話を少しお伺いできないでしょうか?」

キスティス「私達も現状に混乱しているのです。どうかお力添えを」

ゼザ「わかった・・・どこから話そうか」

スコール「何この態度の違い」

アルティミシア(あいつはおじさまキラーだな)

スコール「よし、ここは愛人に任せよう」

ゼザ(あれはそう・・・我々がまだ若かりし頃。ドルガン、ケルガー、ガラフと私の4人でエクスデスと死闘を繰り広げた)

ゼザ(死闘の末エクスデスの封印に成功した我々は、後に暁の四戦士と呼ばれるようになった)

スコール「リノアの言ってたなんとか戦士?」

アルティミシア(ちょっと名前が違うくないか)

ゼザ(そして我々の勝利から30年後・・・奴は再び動き出した)

キスティス「人間を操り封印を解かせた、と聞きましたが」

ゼザ(詳しいな・・・そう、その通り)

ゼザ(復活したエクスデスを食い止めるため私は再び剣を持ち戦った・・・しかし)

ゼザ(夢半ばで倒れてしまった・・・私は打倒エクスデスを光の4戦士に託した)

スコール「それだ!それそれ!」

アルティミシア(日記に書いてあった事と合致するな・・・)

キスティス「もしや・・・レナと言う人物をご存じでは?」


ゼザ(レナ!レナを知っているのか!)

キスティス「先ほどエスタでこのような物を貰いました」


【レナの日記】


ゼザ(これは・・・)

スコール「おいおっさん、その日記にはウド巨人抹殺に失敗したって書いてるぞ」

アルティミシア(根城の入口が見つからなかったらしい)

ゼザ(・・・・・・・)ペラ

スコール「いい加減教えろよ。どうやってウド巨人をぶち殺すんだよ」

キスティス「正攻法では倒せない相手なのですか?」

ゼザ(レナ・・・ガラフ・・・クルル・・・ファリス・・・バッツ・・・そうか・・・さぞかし無念であっただろう・・・)

アーヴァイン「あのさ~、この人もしかしてギルガメッシュ知ってるんじゃないの~」

ゼザ(ギルガメッシュ!ギルガメッシュも知っているのか!)

スコール「あいつ今どこだ?」

アーヴァイン「さぁ~」

アルティミシア(仕方がない奴だな・・・)

ゼザ(君達は本当に一体・・・)

アーヴァイン「光の戦士の意志を継ぐ者?になるのかな~」

スコール「俺らはただ個人的にウド巨人をぶち殺したいだけだ」

アルティミシア(城を破壊された!この恨みはらさでおくべきか!)

ゼザ(・・・希望は 大地に 恵みを与え 勇気は 炎を 灯らせ)

スコール「なんか言いだしたぞオイ」

ゼザ(いたわりは 水を 命の源とし 探求は 風に 叡知を乗せる)

セルフィ「詩~?」

ゼザ(人々に4つのこころあれば光は生まれん・・・・・)

キスティス「何かの詩・・・ですか?」

ゼザ(リュミナステア・プロペリタ・ヴェリトラーダ。と言う書物に書いてある一文だ)

ゼザ(クリスタルの伝承を書いた物とされるらしい)

アルティミシア(クリスタル!)

ゼザ(世界の初めにあったのは『無』だ。よって『無』を消すことはできない)

ゼザ(その『無』を操るエクスデスも同様、完全に消滅する事は難しいだろう)

スコール「いや・・・それをどうするのかって聞いてるんだけど」


ゼザ(『無』は世界の源であり起源。世界が『無』に帰るのは必然の事)

ゼザ(そして無に包まれた世界は・・・長い時をかけ、また光を生む)

ゼザ(そう。無と光は対なる者。無が光を生み、光は無に返る)

ゼザ(光は世界を生み、世界は心を生む)

ゼザ(そして心はクリスタルを生む・・・光とは、クリスタルだ)

ゼル「さっぱりわかんねえ・・・」ボリボリ

キスティス「ええと、つまり」

キスティス「無に対抗するにはクリスタルが必要・・・という事かしら?」

ゼザ(そう。クリスタルに宿りし光の心・・・)

セルフィ「でも全部散ったって日記に書いてあるよ~」

ゼザ(消えてなくなったわけではない。砕け散りはしたもののカケラはまだ残っている)

ゼザ(クリスタルのカケラを持った戦士こそ、光の戦士としてエクスデスに対抗できたのだ)

スコール「・・・で、クリスタルってどこにあるんだよ」

ゼザ(クリスタルを持つだけではだめだ。クリスタルに選ばれる必要がある)

ゼザ(君達にその資格があるか・・・試してみると言い)ス


全員「えっ」



シャーーーーーーン! シャーーーーーン! シャーーーーーーーーーーン!



全員「 う わ っ ! 」



『まぶしいひかりが あたりをおおう!』


~~~~~~~~~~~~~~~


スコール「・・・・なんだぁ?」


(え~っと、あ・い・う・え、え、え・・・)

(何を探してるの?)

(え、いや、ちょっとw)


スコール「なにこいつ」


(寝顔・・・かわいいなぁ)デレデレ

(ドキドキするぞい)デレデレ


スコール「・・・はぁ?」


(へいらっしゃい!)


スコール「・・・まじなんなのこいつ」


(こりゃ、たまげた・・・)

(おやじをしってるのか!?)

(なんだこのカメ)


アルティミシア(光の戦士の記憶か?)


(まさか・・・エクスデスが森をもやしているのか!?)

(レナ、しっかりしろ!)

(エクスデスっ!やめろーーー!!!)


スコール「・・・」


(ガラフ死ぬな 「ケアルガ」!)

(ギルガメッシュ!)

(エクスデスっ!やめろーーー!!!)


(うああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!)


スコール「そうだ、この声思い出した。確かバラムで寝た時に夢に出てきた・・・」


(・・・・おいスコール)


スコール「!?」


(ひっさしぶりだな、オイ?)


スコール「え、ちょ、誰!?」


(ノリが悪いぞスコール?)

(それと若返り志望のおばさん)


アルティミシア(・・・時空の彼方に消し飛ばすぞ)

スコール「いやいやいやwあんただれ!?」


(なんだよ・・・本当に忘れてんのかよ)

(お前、いつも一人でボーっとしてたもんなぁ)


スコール「・・・よくわからんがお前が光の戦士なの?)


(そうそう。俺、光の戦士w)


アルティミシア(意外と軽い奴だな)


(そうかぁ・・・お前、俺らの未来だったのかぁ)


アルティミシア(レナを知っているな?)


(レナ!おお~~懐かしい!かわいかったよなぁ、あの子)


スコール「全部知ってるぞ。お前ウド巨人倒すの失敗しただろ」

スコール「死ねよもう。えらいもん残してやがって」


(もう死んでるってのw・・・でもよぉ)

(エクスデスの野郎の根城への入口がさぁ・・・閉じられてな・・・)


スコール「知ってた?それこいつのせい」


(んなこったろうと思ったぜ・・・)フゥ


アルティミシア(なんでそう馴れ馴れしいんだよお前は)


(戦士の役目・・・果たせなくてよぉ・・・)

(時間が経てば忘れると思ったんだけどな。やっぱりそりゃ無理な話だよなぁ)

(ずっと死ぬまで後悔してたら、いつのまにかここにいたわw)


スコール「はぁ・・・じゃあ俺はお前の尻拭いか」


(そうなるなw悪いな!スコール!)


アルティミシア(教えろ。どうしたらあいつを倒せる)


(あいつはまだ次元の狭間にいる。これは確実だ)

(そこへ行くにはやはりクリスタルの力がいるわけ)


スコール「何?お前がこじあけんの?」


(ん~・・・・まぁそうなるかな)

(でもよぉ、さすがに俺一人では厳しいわけ)


アルティミシア(な・・・・)


(だからさぁ・・・クリスタルのカケラ、当時旅した俺の仲間が宿ったのが後3つあるはずなのよ)

(悪いけど・・・そいつら探してくんね?)


スコール「どこにあるんだよ」


(しらね)


スコール「じゃあわかるわけねーだろ!」


(んな事言ったってさぁ・・・あ、そうだ)

(ギードなら何か知ってるかもしれねーな!)


アルティミシア(なんだそいつは)


(賢者ギード。見た目はただの亀だけどな)


スコール「何お前モンスターが友達とかそういうアレ?)


(ギードはモンスターじゃねえよ!・・・似たようなもんだけど)

(多分ほこらにいるんじゃねえかな~)


スコール「どこだよ・・・ハァ・・・・だりぃ~・・・」


(そういうなよ。手間賃代わりにこれ、くれてやるからさ)


スコール「ん?」


(剣士と魔法使いが合体したお前等にピッタリだぜ。お前等ならきっと使いこなせるだろうな)

(ほら・・・よっと!)


スコール・アルティミシア(!?)



『カケラに眠る勇者の心・・・』



『魔法剣士』


キィーーーーーーン・・・・・


スコール「うおおおおおおおお!なんだ!?記憶が直接頭に入ってくる!!」

アルティミシア(魔法と剣技の融合・・・?)


(俺が愛用してたジョブ。きっと役に立つぜ!)

(まぁ、実を言うとこれしか残ってなかったんだけどな!w)


アルティミシア(そうか!私が放つ魔法をスコールの剣に伝わらせて・・・)

スコール「魔法・・・剣?」


(ああ、やべえ。そろそろ限界だわ・・・)


スコール「ちょ、おおい!?」


(まさか俺がカケラに眠る心になっちまうとはな・・・結構居心地いいけどよ)

(じゃあ、後は頼んだぜ!スコール!)


スコール「いや待てよ!?オイ!色々聞きたい事があるんだよ!」

アルティミシア(ギードってどこにいるんだよ!)


(じゃあ後よろしく)


スコール・アルティミシア「 ウ ォ ォ ォ ォ ォ ォ イ ! ! 」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール「ハッ!」

セルフィ「スコール~」

ゼル「大丈夫か?」

スコール「なんだあいつは・・・」

キスティス「なにが?」

スコール「いや見たろ?光のチャラ男」

アーヴァイン「なにそれ~」

アルティミシア(どうやら見たのは我々だけらしい)

スコール「そ、そうなの・・・」

ゼザ(会ったのだな?バッツと)

スコール「バッツってーの?あいつ」

ゼザ(バッツはなんと?)

スコール「ギードとか言うモンスターに会えって」

アルティミシア(残り3つのカケラを集めろ、と)

ゼザ(そうか・・・バッツ・・・)


キラキラキラキラ・・・・


セルフィ「キレイだね~」

キスティス「これがあと3つあるの?」

ゼザ(・・・古代図書館)

スコール「え、なに?」

ゼザ(古代図書館になら・・・何か手がかりがあるやも・・・)

スコール「どこ?それ」

ゼザ(我が城より南に下った所だ。森に囲まれた古代の神殿・・・)

スコール「だからそれはどこだよって」


アルティミシア(地図を見て見ろ、スコール)


【第三世界の地図】


アルティミシア(こいつの言うサーゲイトとは・・・ここか)

スコール「そこを南・・・ん?」

ゼル「森?」

セルフィ「森~?」

スコール「ちょちょちょ、ちょっと待て!」バサ


【ワールドマップ】


スコール「ここ、名も無き王の墓だろ!?」

キスティス「そこから南の・・・」

アーヴァイン「そこはかつて森に囲まれた美しい土地だった~」


スコール「 テ ィ ン バ ー か ! 」


ゼザ(そうか・・・時が経ち、世界の模様も随分変わったのだな)

スコール「ちょぉ待てぇ!ティンバーにはそんな図書館なんてねーぞ!?」

セルフィ「周りは森ばかりだったよね~」

ゼザ(いや、あるはずだ・・・何か本に関係する場所はないか?)

アーヴァイン「ティンバーが有名なのはテレビ局と~・・・」


(いやぁ最近新たな超常現象がいっぱい確認されてねえ、読者から復刊の声が殺到したんだ)


スコール「ティンバー・マニアックス・・・!」

ゼル「あれゴシップ雑誌だろ?そんな上等なもん置いてるのかよ」

アーヴァイン「あそこ、たま~にお堅い本も出版するよ~」

アーヴァイン「賢者の考察本とか、神話の解釈本とかさ~」

アルティミシア(決まりだな)

キスティス「行ってみる価値はあるんじゃないかしら・・・」


スコール「・・・まじか?」


シュゥゥゥゥ・・・


ゼザ(悠久の時を棺の中で過ごした・・・エクスデスの野望を止められなかった、無念と後悔を抱いて・・・)


スコール「お、おい!?」


ゼザ(しかし、光は我らを見捨ててはいなかった・・・光の戦士は、やはりこうして現れた・・・)


アルティミシア(・・・)


ゼザ(ガラフ・・・ドルガン・・・ケルガー・・・私は役目を果たした・・・)


シュゥゥゥゥ・・・


ゼザ(これで・・・やっと・・・お前達・・・・の・・・・もとへ・・・)


ゼザ(逝け・・・る・・・・)


シュゥゥゥゥ・・・


『なもなきおうは じょうぶつした』



スコール「お、オイィ・・・」

キスティス「古代の王、安らかにお眠りください・・・」

セルフィ「天国へいけたのかなぁ~」

ゼル「託されちまったな」

アーヴァイン「こりゃあ逃げるわけにもいかないね~」

スコール「お前は一目散に逃げ出すタイプだろが」

アルティミシア(クリスタルを求めて、か)


キスティス「戻りましょうか・・・」

スコール「その前にさあ、ちょっと」


全員「?」


スコール「魔法剣とか言うの試したいんだけど」

アルティミシア(ちょうど私もそれを思っていた所だ)

ゼル「マホウケン?なんだそりゃ」

スコール「なんかしらんけどクリスタルに貰った」

セルフィ「みたいみた~い」

スコール「というわけでパパさん試し切りさせて」


ミノタウロス(父)「ウガ・・・・?」


アルティミシア(どれにする?)

スコール「折角だから派手なの行こうぜ」


1 ホーリー

2 フレア


安価↓


ミノタウロス(父)「ウガガ・・・・」

スコール「じゃあ行くぞ」

全員「・・・・」ドキドキ

アルティミシア(え~っと、魔法を剣に伝えるようにすればいいのか)


【ホーリー】→ガンブレード


ジジジジジジジジジ・・・・


スコール「おおっ!なんか伝わってる!」ジジジ

アルティミシア(そのまま切ればいいようだ)

スコール「ちゃんとガードしててくれよ?雷オヤジ」

ミノタウロス(父)「ガウ・・・」(防御)

スコール「せーのっ!」


【魔法剣】ホーリー


ズバッ!


ポォォォォォン! キュルルルルル・・・・


全員「おおっ!」


カ ッ !


・・・・・・・・・・



スコール「・・・・どうよ」キラン


ミノタウロス(父)「ウガ~~♪」キラキラキラ


ゼル「全然余裕じゃねえか」

セルフィ「なんか回復してるよぉ~」

スコール「えっなんで?」


【ミノタウロス】聖属性吸収


スコール「先に言えよ!」


キスティス「魔法剣だっけ?すごいわねえ」

ゼル「それも対魔導士用の技術かよ」

スコール「しらね。でもいいもんゲットしたわ」ブンブン

アルティミシア(リノアはこれを手に入れて欲しかったのだろうか)


・ラグナロク

セルフィ「通信が入ってる~」

スコール「誰からだ?」


『おじゃじゃじゃじゃじゃじゃ!』


スコール「お前かい」

オダイン『出るのが遅いでおじゃる!何秒待たせるでおじゃる!』

オダイン『オダインがコールしたら3秒以内に出るでおじゃる!!』

スコール「できるわけねーだろちょんまげ。ノーグかお前は」

キスティス「どうしました?博士」

オダイン『連絡事項でおじゃる!調査の結果また新たな情報がわかったでおじゃる!』

スコール「なんだよ」

オダイン『古代の国々の事でおじゃる!エスタのタイクーンの他にも色々君主制国家が存在したでおじゃる!』

オダイン『名も無き王の墓はかつてサーゲイトと言う国だったでおじゃる!』

スコール「それは本人の口からさっき聞いた」

オダイン『タイクーン、サーゲイト。この二つの他にもうひとつだけ、巨大な国家があったでおじゃる!』

オダイン『その名もバルでおじゃる!』

スコール「バル・・・なんかどっかで聞いたな」

アルティミシア(スコール、あの地図だ・・・)


【第三世界の地図】


スコール「バル・・・バル・・・」

オダイン『サーゲイトから南に進んだ端っこあたりでおじゃる!』

スコール「あ、ここ・・・」


【レナーン平原】


アルティミシア(たしか瓦礫だらけの・・・)

オダイン『そこはかつてバル城と言う城があったでおじゃる!オダインの調査だから間違いないでおじゃる!』

スコール「まて。俺はここに行ったことがある。でも何回調べてもなんもなかったぞ?」

オダイン『長年の時の流れで風化したのでおじゃるな・・・オダイン達もそこを調査した事があるでおじゃる』

オダイン『そこでも、確かにガレキしかなかったでおじゃる!でも』

オダイン『土やガレキの一部を持ち帰ったら、微かに魔力を発しているのが見つかったでおじゃる!やはりそこは何かあるでおじゃる!』

スコール「じゃあレナーン平原へ行けばいいのか?」


オダイン『違うでおじゃる!どうやらそこには魔法力を発する「何かが」あったようなのでおじゃる!』

オダイン『でもオダインが調べても何もなかったでおじゃる!という事はでおじゃる!』

キスティス「誰かが持ち去った?」

オダイン『オダインも同様の見解でおじゃる!心当たりはないでおじゃるか?』

スコール「あるわけないだろそんなもん・・・」

アルティミシア(そもそもなんでレナーン平原に行ったんだ?)

スコール「あの正体不明の生き物がさぁ、なんかそれらしき事を言ってくるから・・・」

スコール「・・・ん?そういやあいつ、結局なんだったんだ?」

オダイン『容疑者は絞られたでおじゃるな!』

スコール「 オ ー ベ ー ル 湖 ! 」

オダイン『オダインの研究材料を横取りした憎き犯人を速く捕まえるでおじゃる!はやく研究させるでおじゃる!』

アーヴァイン「ちょうどいいじゃん~。オーベール湖ってティンバーの近くでしょ?」

ゼル「ティンバーはどうすんだよ」

アルティミシア(ギードとやらは後回しでいいのか?)

オダイン『はやく!はやくオーベール湖に行ってくるでおじゃる~~!』

セルフィ「どこいけばいいの~?」


スコール「ちょちょちょ、ちょっと待て。状況を整理しよう」ピタ


スコール「俺達は名も無き王の墓でウド巨人の対抗策を聞いた。どうやらクリスタルのカケラとか言うのが必要らしい」

スコール「でもこのカケラは4つあって、一つは王が持ってた」

スコール「残り3つはある可能性が高いのはティンバー・オーベール湖・ギードのいる場所の3か所だ」

スコール「ただしこのうちギードとか言うのだけはどこか場所がわからない」

スコール「そもそも本当かガセかもわからないし、全ては実際に行ってみないとわからない」

キスティス「どこから行く?班長」


ゼル「ギードってのが気になるなぁ~」

アーヴァイン「ティンバーに図書館・・・初耳だねぇ」

オダイン博士『オーベール湖!オーベール湖!』


スコール「とりあえずおじゃるがうるせえから通信切っといて」


セルフィ「はんちょ~指示を~!」


スコール「そうだな・・・どこから行こう」



【1】 ギードのほこら

【2】 ティンバー

【3】 オーベール湖


          ξヽ
      、、、ヾヽ [二]
     ミ   , ヽ | |     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     c ´、_ゝ`)││   < おい、ここまでだ
       /"フヽ/ゝ /       \________
     /二] | †| ∠
 _  | /  |∥|/  ̄\/|
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ / /

  ||\          ー´\
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||

  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     .||                ||


書き溜め尽きたから暫く休む

安価↓


スコール「オーベール湖か・・・ここは最後までよくわからなかったな」

アルティミシア(なんなのだそれは)

スコール「正体不明の生き物にパシらされんの。世界中の隅々まで」

アルティミシア(ほぉ・・・)

スコール「最終的にモルドレッド平原でスリースターズもらうんだけど・・・まぁ、それでも謎は多いな」

スコール「きもい人面石にしゃべる猿。しょぼいドローポイント。しまいには何もないガレキ・・・」

スコール「ほんともう何がしたかったのか・・・」

アルティミシア(余韻を残すイベントだろ)

スコール「俺は丸投げだと思っている」

セルフィ「発進しま~す」


シュゴォォォォォォォ・・・・・・・キランッ


・オーベール湖


【メンバー】スコール キスティス アーヴァイン


アーヴァイン「そこそこ広いけどさ~」

キスティス「ここに何が・・・」

スコール「呼ぶか・・・」


【ハミング】


スコール「・・・」


ズズズ・・・・


『湖面に黒い影がゆらりと浮かび上がる』


影「こんにちはヒトさん。素敵な歌ね」

スコール「結構恥ずかしいんだよボケ」

アルティミシア(世界一ハミングが似合わないなお前は)

アーヴァイン「なにこれ・・・」

キスティス「影・・・?」

影「こんにちはヒトさん。今日はピクニックかしら?」

アルティミシア(マイペースな奴だな)

スコール「お前クリスタル持ってるだろ」

スコール「出せ」

アルティミシア(お前も相変わらずだな・・・)


影「クリスタル?クリスタルって何かしら」

スコール「しらばっくれんな!ガレキから持ち出しただろ!」

スコール「出せ!石投げんぞゴルァ!」

影「ひゃっ!こわ~い!」

キスティス「そんな乱暴な扱いしたらだめよ」

スコール「口調がイラつくんだよこいつは!ボケ!死ね!」

アーヴァイン「なにをそんなにイライラしてるんだい~」

影「・・・わたしのオネガイ、きいてくれるかな?」

スコール「ほらきた」

アルティミシア(いきなりだな)

影「わたしのオトモダチのおサルさんをさがしてきてほしいの」

スコール「まだ何も言ってねえだろがぁ!こっちの話も聞けよ!!」

影「おサルさんはきっとどこかの森にいるわ。歩き回っていればじきに会えるはずよ」

影「どうかよろしくね・・・」ゴポゴポゴポ・・・

スコール「あ!ちょおまてぇ!クリスタルは!?クリスタル持ってんのかって!」

キスティス「・・・よくわかんないけど、とりあえずおサルさんを見つければいいのかしら」

アーヴァイン「ノーヒント?厳しいね~」

スコール「くそが!またパシリに使う気か!」

アルティミシア(どこかの森って言われてもな・・・)


・ホーリーグローリー岬 (ドール北部)

スコール「あの野郎・・・人の話聞けよ・・・」

アルティミシア(いつもお前がやっている事だ)

アーヴァイン「ここにおサルさんがいるのかい?」

スコール「確かここのはずだ・・・」

キスティス「ねえ・・・あれじゃない?」


『サルがいた!』


サル「・・・」

アーヴァイン「どうすんのさ~」

スコール「・・・・」チャリ


【石を投げる】


アルティミシア(いきなりか!?)

スコール「いいんだよ本当にこれが正解だから」

スコール「オラ!」ブン


スカッ


サル「ヘタクソ~」

アルティミシア(バカにされてるぞ)

スコール「バカはお前だ・・・」ニヤ


【フレアストーン】


アーヴァイン「ちょ」


キュィィィィィ・・・ 

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! ! 


全員「 」

スコール「~~~」ヘラヘラ

アルティミシア(オオオオオオイ!も、森が・・・)

スコール「サルげっちゅー」ガシ

サル「お、おお・・・」ピクピク

キスティス「あなた、ほんと乱暴すぎよ」

アーヴァイン「虫の息だよ~」

スコール「ポーションけつにつっこんどけ」グイ

スコール「さて、じゃあ後はこいつをだな・・・」ズルズル


・オーベール湖

影「わぁ!また話しかけてくれたのね!」

スコール「土産だ。オラ!」ポイ

サル「・・・」ピクピク

影「まぁ、おサルさんじゃない」

スコール「お前の数少ない友達だろ(笑)連れて来てやったぞ。感謝しろ」

影「ありがとう!」

アルティミシア(虫の息なのに何でスルーなのだ・・・)

影「ねえ、こんな話知ってる?」

スコール「待て。俺らはお前のパシリに来たんじゃない」

影「・・・?」

スコール「クリスタルだぜよ。持ってんだろ?」

影「クリスタル?すてきな名前ね。それが何か?」

スコール「あんまりしらばっくれてると・・・」ジャキ

サル「ひぃぃ!」

スコール「お前のたった一人の友達を魚のえさにするぞ」ニヤ

アルティミシア(なんでそんなのばっか・・・)


影「さかなのえさ?すてきね!」

影「きっとおさかなさんもよろこぶわ!さあ、えさを頂戴!」

サル「ええっ!」

スコール「・・・」イラ

アルティミシア(天然の奴と話してるみたいな感覚だな)

スコール「あ~もうハッキリ言わないとわかんねーのか!」

スコール「クリスタル出さないとお前の友達殺すっつってんだよ!ボケ!」

アーヴァイン「直球すぎだよ~」

キスティス「私達完全に悪者じゃない」

サル「お、おたしけ~!」

影「・・・そのおサルさん、誰?」

全員「えっ」

影「どこから捕まえてきたの?そのおサルさん」

スコール「いや、お前の友達じゃ・・・」

影「おサルさんとともだち?ばか言わないでよ。陸の生き物と水の生き物に接点があるわけないじゃない」

影「わたしの友達はそうね・・・たまに魚をとりにくる鳥さんね」

影「そんなサル知らないわ」

アルティミシア(捨てられた・・・な)

サル「・・・」

スコール「ど、どうしよう」

キスティス「え~っと、その」

キスティス「アタシ達クリスタルってのを探してるのね」

影「クリスタル?クリスタルって何?」

キスティス「こう、キラキラした綺麗な石なんだけど・・・」

影「ああっ!石!石なら知ってるわ!」

キスティス「ほんと!」

スコール「いや、多分・・・」

影「エルドビークで息抜き」

スコール「それじゃねえよ!」


『影は湖面に沈んでいった』


スコール「までやゴルァ!お前ちょっとは話し聞けよ!」

アルティミシア(こいつはほんともう・・・)

アーヴァイン「このおサルさんどうしよっか・・・」

サル「・・・」

スコール「しゃあねえ。こいつから聞くか」


・ラグナロク

スコール「というわけで連れ来たんだけど」

セルフィ「何そのおサルさん~」

スコール「自己紹介しろサル」

サル「・・・サルです」

スコール「なんだそのぶっきらぼうな挨拶は!愛嬌だせゴルァ!」

セルフィ「しゃべるおサルさんだ~」

サル「・・・」ニヤニヤ

アルティミシア(ん?)

セルフィ「かわいいねえ~」ナデナデ

サル「・・・」チラチラ

アルティミシア(あ~こいつ!)

スコール「 覗 く な ボ ケ ェ ! 」ゲンコツ

サル「きぃ~~」ヒリヒリ

セルフィ「・・・たんこぶできちゃった」

スコール「殺すぞエロザル!動物だからって何しても許されると思うな!」

スコール「言っておくがお前は人質ならぬ猿質だ。なめたマネしてると上空から叩き落とすぞ!」

サル「森に帰りたい・・・」

スコール「ったくボケが!」

ゼル「で、お前なんか知らない?」

サル「知らないよぉ~。こんな石なら持ってるけど」


『 ラ ン ト ル 』


ゼル「なんだこれ」

スコール「あ~モルドレッド平原の奴ね」

サル「あの影さんがくれたんだ。おともだちの証だって言って。でも・・・」

アルティミシア(見事見捨てられたな)

スコール「脳内お花畑はイヤな事があるとすぐ現実逃避するんだよ」

サル「・・・」ショボーン

ゼル「なんかカワイソウだなこいつ」

スコール「・・・ところでさぁ、前から思ってたんだけど」

スコール「あの影関係で喋る生き物、お前くらいなんだけど」

スコール「お前はお前でなんなの?魔物?」

サル「・・・」

スコール「黙るなよ。石ぶつけるぞ」


サル「オイラはただの猿だよぉ。ある日あの湖に水浴びしにいったんだ」

アルティミシア(行動は普通の猿だな)

サル「したらあの影さんが現れてさあ・・・気が付いたらしゃべれるようになってたんだ」

スコール「魔法?」

アルティミシア(魔力は感じないが・・・)

サル「まぁしゃべれた所で何もないけど。たまーに人間にイタズラしてからかうくらいさ」

スコール「う、う~ん・・・」

サル「そういえばあの影さん言ってた。この石見たいな小さな石がいっぱいある場所があるって」

スコール「だからそれがモルドレッド平原だろって」

サル「そこの石もオイラみたいにしゃべれるみたい。お話聞けるんじゃないかなぁ」

スコール「あの人面石か・・・」

キスティス「行先は決まった?」

スコール「とりあえずモルドレッド平原だな」

セルフィ「おっけ~」

サル「あの用事すんだならオイラを森に帰して」

スコール「いーやだめだ。お前にはまだまだ働いてもらう」

セル「ええええええ~~~~~~~~~~!」

セルフィ「発進しま~す!」


シュゴォォォォォォォ・・・・・・・キランッ



・モルドレッド平原

スコール「ほら、着いたぞ」

サル「なんでオイラまで・・・」

アルティミシア(ここは?)

スコール「スリースターズ拾える場所」

アーヴァイン「わ!これ~」


『ひとのかおをした こいしが たいりょうにおちている!』


スコール「ベ○リットかお前等は

人面石「・・・」


キスティス「色が各種あるわね」

スコール「え~っと確か、赤い石だけがウソ付きなんだったかな」

アルティミシア(変わった石だな)

人面石(青)「たからはひがし」

スコール「・・・」

人面石(黒)「いつも反対の事を言ってる奴もいる・・・」

人面石(白)「ウソツキ石と呼ばれています」

スコール「どうだっていいわ。死ね」

キスティス「石がしゃべった・・・わ」

スコール「とりあえずスリースターズ取っとくか」


【入手】スリースターズ


人面石(赤)「タカラはここにないって!」

スコール「うっさいわ嘘つき野郎が」

アーヴァイン「とりあえず全色の石集めてきたよ」

スコール「気が効くなホモ」

キスティス「さて・・・」

スコール「サル、聞け」

サル「え~っと、この人達クリスタルとかいう石探してるらしいんだけど」

サル「人面石さん達、何かしらない?」


『じんめんせきが ざわつきだす!』


ザワザワ・・・ザワザワ・・・


人面石(赤)「クリスタルなんてしるもんか!」

スコール「・・・知ってるんだな」

アルティミシア(アタリか)

スコール「で、どこ?」


人面石(黒)「宝は北極点の方角にあるだろう」

人面石(白)「ひがしです」

人面石(青)「よーく見て見ると?」

人面石(赤)「にしだよ!」


キスティス「これらを総合すると・・・」

スコール「赤はウソ付きだから」

アーヴァイン「北東?」

アルティミシア(でも北東は・・・)


【トラビア山脈】


スコール「岩壁を登れってか」

キスティス「いや、この青い石が・・・」

人面石(青)「岩をよく探してみると何かあるかも」

スコール「・・・?」

キスティス「何かあるんじゃないかしら」

アーヴァイン「行ってみようよ~」


・モルドレッド平原北東(山脈のふもと)

スコール「ここパパが映画撮影した所じゃん」

アルティミシア(神竜はどうなったのだろう)

スコール「・・・で、ここで何しろと」

アーヴァイン「よく見て見ろって言ってたね~」


【しらべる】岩


スコール「う~ん・・・ババアなんかわかる?」

アルティミシア(よくわからんな・・・ただの岩肌にしか見えんが)

スコール「だよな」

スコール「よし、サル。登って探して来い」

サル「ええっ!危ないよこんな断崖絶壁!」

スコール「その為に連れてきたんだろが。あくしろよ」

スコール「アルテマストーンぶつけんぞ」

サル「・・・」ハァ

スコール「いっとくが逃げたらお前の森焼き尽くすからな」

アルティミシア(なんでサルにそんなに厳しいんだよ)


○数分後

スコール「おせえ・・・」イライラ

アーヴァイン「もしかして、逃げた?」

スコール「・・・やっちまうか」

キスティス「こらこら、そう簡単に決めつけるのはよくないわ」

アルティミシア(ここは広い。気長に待て)

スコール「・・・」イライラ


「う、うわーーーーーーーーッ!」


全員「!?」


アルティミシア(何かあった!)

キスティス「行きましょう!」


ダダダダダッ


スコール「おいサル!どこ行った!」

アーヴァイン「スコール、これ~!」


『おおあなが あいている!』


スコール「落とし穴・・・?」

アルティミシア(ここから落ちたようだ)

キスティス「おサルさんを助けないと!」

スコール「ちぃ・・・いくしかねえか」レビテト


・洞窟


『くらくて まえがみえない』


スコール「暗いな・・・」

キスティス「ほら、明かり」ファイア

スコール「モルボルの顔がなんかホラーだ」

キスティス「失礼ね。ほら、おサルさんを探すわよ」

アーヴァイン「足元気を付けないとね~」


スタスタスタ・・・・・


スコール「う~ん、マジでなんだこりゃ」

アルティミシア(山脈の内部にこのような空間があったとは)

キスティス「山には地割れとかの影響でまれにこんな洞窟ができる事があるけど」

アーヴァイン「どうやらこれ、自然の物じゃないね~」


スコール「どういう事だよ」

アーヴァイン「ほらこれ。ちょっと見づらいけどよーく見ると・・・」


【スイッチ】


スコール「・・・」

キスティス「ボタン・・・よね?これ」

アルティミシア(押すしかあるまい)

アーヴァイン「不安なら僕が遠くから撃とうかい~?」

スコール「・・・頼む」

アーヴァイン「おっけい。じゃあみんな離れて~」ジャキ


『スイッチを えんきょりから うった!』


カチ ゴゴゴゴ・・・ ゴウン!


全員「ッ!?」

キスティス「なにか動いたわ!」

スコール「あ、明かりだ!明かりを照らせ!」

キスティス「了解!・・・あれは」ササ


『さきへとつづく いりぐちがひらいた!』


アーヴァイン「開閉スイッチだったのかな~」

スコール「なんだ・・・?この先に何がある」

アーヴァイン「もしかして誰かが住んでたりして~」

スコール「んなアホな」

キスティス「行きましょう・・・」

スコール「やれやれ、なんでこんな場所で探検ごっこしないといけないんだか」


スタスタスタ・・・・


・???

アルティミシア(開けた場所に出たようだ)

スコール「モルボル、明かり」

キスティス「はいはい・・・ほら」ペカー


【ドクロ】


スコール「おあああああああ!!」


キスティス「よく見なさい。だたの旗よ」ヒラ

スコール「なんだ・・・超びっくりした」

アルティミシア(みっともないな)

アーヴァイン「ドクロの旗って、海賊旗かい?」

キスティス「あ~、それっぽいわね」

スコール「か、海賊だぁ?」

アルティミシア(海賊の隠れ家だったのかもしれん)

スコール「海賊のアジト・・・」


【探索中】


キスティス「かなり朽ちてるけど、これ小屋よね?」

アーヴァイン「ベッドらしきものがあるね~」

スコール「ハッ!宝箱発見!・・・空かよ」ゲシ

アルティミシア(万の時を経た割には綺麗な保存状態だな)

スコール「誰にも見つからなかったんだろうな・・・きっと」

アーヴァイン「これ何気にすごい発見じゃない~?」

スコール「よし、ここを第二のトラビアガーデンにしよう」

アルティミシア(こんな山奥誰が通う)


○数分後

キスティス「ねえ、あれ・・・橋よね?」

ザァァァァァァ・・・・・

スコール「ほんとだ。橋だ」

アーヴァイン「ボロボロだね~。踏んだら真っ逆さまかも?」

ザァァァァァァァ・・・・・

スコール「ん・・・この臭い・・・」

スコール「海水・・・?」

キスティス「ハッ!わかったわ!船を止める場所だったのよここ!」

アーヴァイン「あ~なるほどね~」

スコール「船ねーじゃん」

アルティミシア(さすがに海の藻屑となっただろ)


アーヴァイン「ところでサルは?」

スコール「忘れてた。あいつどこいった?」

キスティス「おさるさ~ん。いたら返事して~!」


シーーーーン・・・・


キスティス「う、う~ん・・・いないのかしら」

スコール「よし、墓を立てよう」

アーヴァイン「決めつけちゃだめだよ~」


モゾモゾ・・・モゾモゾ・・・


スコール「ん?」


『じんめんせきが くちをそろえてしゃべりだす』


オカシラァ・・・ オカシラ・・・ オカシラァ・・・・


スコール「なんだ!?」

アルティミシア(おか・・・しら?)


オカシラァ・・・オカシラ・・・オカシラ!


キスティス「どうしたの・・・?」

アルティミシア(なんの呪文だ?)


オオオオン・・・オカシラ・・・アイタカッタ・・・オカシラ・・・


スコール「こええよ!なんかすっごいこええ!」

アルティミシア(ちと不気味だな)


サル「こわがらないで」


アーヴァイン「あっ」

スコール「お前いたなら返事しろよ!」

サル「ごめんごめん。ちょっと辺りを見回ってたんだ」

キスティス「無事だったのね。よかったわ」

アーヴァイン「彼らの言葉がわかるのかい?」

サル「彼らはね・・・海賊だったんだ。今ならわかる」

スコール「ん?どゆこと?」

アルティミシア(あっわかった。お頭って事か!)

スコール「ああ~!」

サル「そう。彼らは船長を失った海賊のなれの果て」

アーヴァイン「なんで海賊が石になってるのさ~」

サル「それはね・・・」


サル「彼らは深い後悔に縛られていたのさ。彼らの慕う『お頭』と共にいる事ができなくて」

サル「彼らは探してたんだよ。石となり大地の一部になろうとも、なお」

サル「自分達の居場所を見つけてくれる人・・・この場所をね」


オオオオ・・・ オカシラァ・・・ オオオオオン・・・・


スコール「きめえよ・・・」

アーヴァイン「じゃあ君は?君も海賊の一人なの?」

サル「そうじゃない。僕は本当にただのサル。そう、僕の役目は」

サル「誰かをここに連れてくる事だったのさ」

スコール「今気づいたのかよ」

サル「ここにくるまでわからなかったよ。ここで全て思い出した」

サル「来てご覧」


・桟橋


『くちたふねが そこにある』


サル「これが海賊船。と言ってもボロボロでもう動かないけどね」

キスティス「所々腐ってるわ。気を付けて」

サル「耳を澄ませて、よーく聞いてごらん。君達にも聞こえるはずだ」

全員「・・・?」



むにゃむにゃ・・・おかしらー・・・船のかじは、なおしておきやしたぜ


おれの船をぬすもうとは、ずいぶんとだいたんなやつだ!


そいつらをろうやにぶちこんどけ!


アルティミシア(捕まったのか?)

スコール「この船盗まれそうになったのか」


なんだってあのタイクーンのお姫さんがオレと同じペンダントを・・・


アルティミシア(ん?タイクーン?)


さあ出発だ!風の神殿へ向かうぞ!

俺の言う事が聞けねえか!


アーヴァイン「タイクーンのお姫様ってさ~」

キスティス「この日記の人よね・・・」


サル「そうだよ。タイクーンには姫がもう一人いたんだ」

サル「生き別れの王女姉妹・・・その片方がここの船長だったんだ」

スコール「なんだその波乱万丈な人生」

アルティミシア(姉妹だったのか・・・)


でも、風邪が止まっているのにどうやって船を動かすの?

知りたいか?


サル「船首をみてごらん」


『かいめんに かげが うかびあがる!』


スコール「んんっ!?」


シルドラ!あいさつしな!!


キシャーーーーーーーーーーー!!


全員「モンスター!?」

サル「違うよ。彼は海獣。風が吹かない時でも船を動かしてくれる立派な海賊の一員さ」

サル「これらは全て幻、彼らの記憶が生んだ思い出の幻・・・」

アルティミシア(なるほど・・・こいつに引っ張らせていたのか)

スコール「シル・・・ドラ?」

サル「もうわかったかい?オーベール湖に住まう主の正体は・・・」

全員「・・・」

サル「僕の役目はこれを伝える事だったんだ」

サル「未練を残した海賊たちの無念、この意志を継ぐために言葉を与えられた」

サル「その役目を終えた僕は・・・」シュゥゥゥ・・・

スコール「あ、おいっ!」

サル「影さんに会ったら・・・影さんの名前をよんであげるとイイ・・・」

サル「それできっと・・・心を開いてくれる・・・」

キスティス「あなたはどうするの!?」

サル「心配しないで・・・僕はただのサル・・・だから・・・」

サル「元のサルに・・・戻る・・・だけ・・・」

サル「・・・」


『サルはことばをうしなった』


・森

キスティス「ほら、お帰り」

サル「ウッキーーー!」ピョン


『サルは さっていった』


アルティミシア(さて、後は・・・)


・オーベール湖

影「こんにちはヒトさん。素敵な歌ね」

スコール「・・・サルに聞いたぞ」

アーヴァイン「元海賊なんだって~?」

影「あら・・・」

キスティス「誰かに存在を知って欲しかったのね」

アルティミシア(案ずるな。石はみなあの場所に帰してやった)

影「・・・」

アルティミシア(名前を呼んでやれ)

スコール「え~っと・・・」

スコール「シル・・・ドラ・・・だろ?」

影「・・・」


ズズズズズズ・・・・


全員「!!」


『湖面が かがやきだす!』


影「そう、私はかつてシルドラと呼ばれた海獣」

影「ファリスに拾われてからずっと、家族の様に共に過ごしてきた」

影「その身を無くしてもなお、彼女のそばにいた・・・あなた達の言葉で言う、GFとしてね」

全員「・・・」

影「そっかぁ・・・みんなアジトに帰れたんだぁ・・・」

影「みんな帰りたがってたもの。お礼を言うわ。ありがとう」

スコール「なんで海賊があんなきもい石になってるんだよ」

影「ファリス・・・海賊の船長がね、いつかエクスデスの野望を打ち砕く者が現れるまで」

影「その身をクリスタルに捧げ、次の世代に全てを託すって」

スコール「光の戦士とか言うあれか・・・?」

影「今でもカケラの中で眠っているわ。勇者の心としてね」

影「私はそれを守る為に、ずっとカケラを持ち続けた・・・」

影「でも意外だったわ。海賊のみんなも同じ事してたなんて」


キスティス「後追いかしら?」

影「そう。クリスタルに封じられたとしったあの人たちは、自分もお頭と同じようにって」

影「そういうモンスターがいたのよ。なんでも石にしちゃうすっごいモンスターがね」

影「彼らもなんとかしてあげたかったんだけど・・・私はここを動けないから」

アーヴァイン「あ~それであのおサルさんを使ったんだね~」

影「クリスタルの力でおサルさんをおしゃべりできるようにしたわ」

影「そして、石を与えて、暗号を解いた人がちゃんと海賊のアジトに向かうように宝も隠してね」

スコール「だからスリースターズだったのか」

影「そしてあなた達が全てやってくれた。これでもう、思い残す事はない」

アルティミシア(おい・・・じゃあ)

影「お察しの通り、クリスタルのカケラは私が持ってるわ」

影「ごめんなさいね。彼らをなんとかしてあげたかったの」

スコール「・・・ファリスって言うのか?」

影「そう。クリスタルに選ばれたあなた達ならきっとファリスの声が聞こえるはず・・・」


キラキラキラ・・・・


『湖面から クリスタルのカケラが うきでてくる!』



影「ほら・・・耳を澄ませば・・・」


『あたりを まぶしいひかりが おおう!』


シャーンシャーンシャーンシャーン・・・・


スコール「・・・?」チラ


(長い旅になりそうだ…お前たちは、おれがいない間、アジトを守ってくれ)

(シルドラ! はなせ!はなせよ!!シルドラー!!!)

(海ぞくのおれが、本当はお姫様かい…じょうだんきついよ!)


スコール「こいつも勇者の一人か・・・」

アルティミシア(記憶の断片だな)


(さあ、もどろうぜ!みんなが、心配するといけない)

(レナ…ずっと気になってる事があるんだ…… 北の山での事だけど 何であんな危険な事までして飛竜を助けたんだ?)

(エクスデスをたおす!)


スコール「またレナか・・・」

アルティミシア(バッツも知っているだろうな)


(目をさませ!「フェニックスのお」「エリクサー」!!)

(サリサ…おれの本当の名前…)

(やっぱり、おれには、お姫様なんて、しょうにあわないよ!


スコール「・・・」


(シルドラ!生きてたんだな!!)

(シルドラのたましいが、ファリスの役にたちたいって…)


・・・・・・・・


『カケラとカケラが こおうする!』


アルティミシア(ん・・・?)


(というわけさ)


スコール「おまえっ!」

アルティミシア(バッツ!)


(いやぁいきなりファリスを見つけ出すとは、さすがスコール!)


スコール「何お前狙ってたの?」


(そんなんじゃねえけどよ、よく見りゃ美人だなぁ~ってw)


アルティミシア(緊張感はないのかお前には)

スコール「そんなんだから失敗するんだよ」


(ファリス・・・シルドラが守ってたんだな・・・)

(おい起きろよファリス。俺らの意志を継ぐ者が現れたぜ)

(・・・やっぱかわいいかも)ドキドキ


スコール「ドキドキすんな」


(・・・大丈夫、ちゃーんと協力してくれるってさ)

(ただしファリスは喧嘩っぱやいからな。ダラダラやって怒らさないように注意しろよ?)


スコール「お前に言われたくないんだけど」


(行こうかファリス・・・)




『カケラに眠る勇者の心・・・』



『踊り子』


スコール「これもジョブ?」


(そ。ファリスが愛用してた・・・というより、俺がさせてた)


アルティミシア(踊り子ってなんだよ)


(見た目に惑わされるなよ?結構強いんだぜ)


スコール「踊るのか・・・?」


(その調子で後のカケラもよろしく頼むぜ・・・)


スコール「だから待てや!なんでそう話を聞かないんだよお前等は!」


(・・・・)


~~~~~~~~~~~

スコール「ハッ!」

影「ファリスに会えた?」

スコール「会えたってかまぁ・・・」

アルティミシア(一応協力はしてくれるみたいだ)

影「そう・・・よかった・・・」

スコール「ついでに残りのカケラの場所も教えろよ」

影「ファリスの役に立ちたかった・・・ファリス・・・」


影「役に・・・立つ事が・・・できて・・・うれ・・・し・・・」シュゥゥゥ


スコール「ちょぉ待てぇ!手がかり!手がかりなんか言え!」


影「いつも・・・そばに・・・いる・・・か・・・・・」


・・・・・・ラ・・・・・・・・・


『湖面のかげは消えて行った』


スコール「かぁ~またか!なんでどいつもこいつも話を聞かねえんだよ!」

アルティミシア(まぁいいだろ。こうしてカケラを手に入れる事ができたんだから)

アーヴァイン「光の戦士と会えたの~?」

スコール「会えたっちゃあ会えたけど、チャラ男がでしゃばってきたせいで喋れなかった」

アーヴァイン「意外と目立ちたがりなんだねえ~」

スコール「クソが!せっかくのボーイッシュ美人だったのに!」

キスティス「そこは関係ないでしょ」


【入手】クリスタルのカケラ(ファリス)


スコール「で、さぁ・・・」キラキラ

キスティス「いつ見てもキレイねえ」

スコール「なんか踊り子とか言うアビリティ貰ったんだけど」

アーヴァイン「踊り子?ダンスでもしろってのかい~」

スコール「バッツ曰く意外と強いらしいんだけど。なぁ?」

アルティミシア(ちょっと試したい所だな)

スコール「というわけでモルボル。やれ」

キスティス「ええっ!?」

スコール「俺はすでに魔法剣持ってるっての。やれ」チャリ

キスティス「え、ちょ、どうすればいいの・・・」

スコール「これ持てばいいんじゃね?」チャリ

キスティス「・・・こう?」グッ


『キスティスは カケラをつよくにぎりしめた!』


キスティス「・・・何も起きないじゃない」

スコール「・・・」

キスティス「やっぱり、直接対話したあなたしかできないのよ」タタタ

アーヴァイン「・・・」

キスティス「大体戦闘にダンスなんて・・・たしかに、そういう武術あるけど」タタン

キスティス「大体ガーデンでダンスの授業あったでしょ。今更ダンスなんて言われても・・・」タタタ!

スコール「・・・気づいてないのか?」

キスティス「え?」


タタタタンッ タタンッ タタタンッ タタタンッ!


キスティス「ちょ、ええ!?足が勝手に!」タタタ

アルティミシア(タップダンスか?)

キスティス「いや、ちょ、とま、止めて!誰か止めて!!」

アーヴァイン「自動でダンスしてくれるんだ~」

スコール「なんこれ」


キスティス「ああっ!足が勝手に・・・!段々体の自由が効かなくなってる!」

アルティミシア(気が済むまで止まらないとかそういうあれか?)

スコール「ユウナかお前は」

キスティス「あ、ちょ、段々体の自由が・・・」

キスティス「ああっ!」


【つるぎのまい】(むち)


ヒュンヒュンヒュンヒュン・・・・


スコール「ちょ、おい!鞭振り回すなよ!」

アーヴァイン「あぶないよ~」

キスティス「いやちがっ体が勝手に(ry


『むちのそくどが あがっていく!』


ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!!


バシッ


【追加効果】ファイガ


スコール・アーヴァイン「ギエエエエエエエエエエエ!!」チュドーン


キスティス「あ、止まったわ」ピタ

スコール「あ、あぶねえアビリティだな・・・」プスプス

アルティミシア(手にした武器をダンスに任せ連続で攻撃する。と言った所か)

スコール「う~ん、セルフィたんに装備させればよかった」

アルティミシア(制御が効かないと危ないな)

キスティス「とりあえず二つ目ね。さ、残りの分もこの調子で探しましょ」

スコール「あてて・・・」

アルティミシア(あっ)


アーヴァイン「 」(戦闘不能)


スコール「直撃かよ・・・」

アルティミシア(なんでいつもこいつはこうなんだか)


・ラグナロク

スコール「さて、早速一つゲットしたわけだが」

セルフィ「やっぱり探せばあるんだね~」

ゼル「それもかつての勇者が眠ってるのかよ」

アーヴァイン「そうだよ~。海賊の船長でお姫様でもあるんだ~」

ゼル「どんな奴だよ・・・」

セルフィ「会ってみたいかも~」


キスティス「さて、班長くん。次はどこへ行く?」


スコール「そうだな。次は・・・」



【1】 ギードのほこら

【2】 ティンバー

【済】 オーベール湖



安価↓


【メンバー】スコール キスティス セルフィ


ザワザワ・・・ガヤガヤ・・・ゴウンゴウン・・・


・ティンバー

スコール「まさかこの騒がしい街にまた戻ってくる事になるとはな」

セルフィ「あの時は大変だったね~」

キスティス「図書館とは無縁そうだけど」

アルティミシア(本当に大丈夫か?ゴシップの図書館なんか行っても意味ないぞ)

スコール「俺もそこが不安。雑誌のバックナンバーなんか見てもなぁ・・・」

スタスタスタ・・・・

キスティス「さすがにガルバディア兵は引き挙げたようね」

スコール「ホテルも泊まれる・・・ちょっと休憩しない?」

アルティミシア(今来たばかりだろ)

スタスタスタ・・・

スコール「何げにファッションが最先端を行っているって言うな」

アルティミシア(なんだと?詳しく説明しろ)ピク

スコール「あの子見てみ)


女の子「猫ちゃん・・・かわいい~」ニャーン


アルティミシア(あの少女が一体・・・)

スコール「見ろよ。この時代にミニスカニーソだぞ。時代先取りしすぎだろ」

アルティミシア(ストリートファッションとやらか)

スコール「この女の子もまさか自分が最先端を行ってるとは夢にも思わないだろう」

アルティミシア(アホが。じゃあ私の様なボディペイントもきっと流行るだろう)

アルティミシア(イチデザイナーとして宣言する!)キリリ

スコール「・・・バカ女の悪ノリとしてな」


・ティンバーマニアックス前

スコール「ダンジョンじゃないからあっという間に着いたけど・・・」

セルフィ「どうしよっか~」

キスティス「とりあえず見学許可を取りましょ」

スコール「・・・」ポリポリ


・ティンバーマニアックス

キスティス「あの・・・見学をしたいのですが・・・」

受付「どうぞ~」ニッコリ

スコール「ここの編集長と話す感じなわけ?」

キスティス「もちろん。事情を説明しないと」

スコール「ええ・・・」

アルティミシア(どうした?)

スコール「あのおっさん話なげーからイヤだ・・・」

アルティミシア(情報をくれるんだからいいだろ)

スコール「いやだって、おっさんの若い頃の夢とか、最近の若者は~とかそんなんだぜ?」

スコール「やだよそんなの。聞き上手のモルボルがいけよ」

アルティミシア(それはキツいな・・・)


・編集室

編集長「またあったな!若者たちよ!」

スコール(俺は会いたくなかったけど)

編集長「して今回は何の用かな?」

スコール「・・・モルボル、行け」

キスティス「えっ」

スコール「話聞いといて。俺ら外で待機してるから」

キスティス「まぁ、別にいいけど・・・何がそんなにイヤなの?」

スコール「今にわかるよ。だから、行け」

キスティス「はいはい・・・あの、私達ガーデンのseedで・・・」


~~~談笑中~~~


スコール「さて、ではこの隙に・・・」コソコソ

セルフィ「本がいっぱいある~。読んでいい?」

編集「あん?アートっぽい人ですねだって?まいったなぁ実際そうなんだけど」

アルティミシア(言っとらん)

セルフィ「わ~!・・・バトルシリーズばっかりだぁ・・・・」

スコール「そう言えば新しいオカファンどうなったの?」

編集「お?あれはもう発売されたよ。見るかい?」

スコール「・・・」ペラ


【特集!時の止まった村の都市伝説!】

【異世界出現!ツギハギだらけの奇妙な空間の秘密に迫る!】

【怪奇!突如消えた地方都市の行方!】

【発見!突如出現した中世都市!】

【天空の城!?空に浮かぶ謎の古城を追え!】


スコール(これも今思えばさあ・・・)

アルティミシア(一番下は私の城だろ)

スコール(突如消えた地方都市ってウィンヒルだろ)

アルティミシア(ああっ)

スコール(あれ世間的にはただの火事って事になってるんだろ。盛大に盛りやがって)

アルティミシア(ツギハギだらけの奇妙な空間は・・・)

スコール(ウド巨人の言ってた『次元のはざま』か)

アルティミシア(所詮ゴシップだな。当たり障りのない事しかかかれていない)

スコール「で、このクソ会社のどこが古代図書館なわけ?」

アルティミシア(確かに本はたくさんあるがな・・・)


~~~談笑中~~~


編集長「~~~~」ペチャクチャ


スコール「なげえんだよクソ編集長」

セルフィ「やっぱりバトルの本しかないよ~」

スコール「退屈だ・・・どこか行こうかセルフィたん」

セルフィ「だね~・・・」


・ティンバー

アルティミシア(置いていくのか?)

スコール「後で迎えにくるって受付に言っといたからいいだろ」

セルフィ「手がかりさがそ~」

スコール「ホテルで休憩しよっか」

アルティミシア(やめろ)


・ティンバー 橋

トボトボ・・・・・・

スコール「な~んもねえなここ・・・」

セルフィ「あるのは駅と~テレビ局と~お土産屋さん・・・」

スコール「フクロウの涙ってのもあったなぁ・・・」

スコール「でもあれはただの水だし・・・」ドサ

セルフィ「先生まだかなぁ~」

スコール「暇すぎる・・・」

アルティミシア(テレビ局は行かないのか?)

スコール(いや入れねえよ)

アルティミシア(テレビ局なら放送用の資料などがたくさんありそうだが)

スコール「・・・テレビ局いってみよっか。セルフィたん」

セルフィ「入れるかなぁ」


・ティンバー テレビ局

警備員「現在関係者以外立ち入り禁止です」

スコール「ほらな」

セルフィ「あたしら前科あるし~」

アルティミシア(バカ正直に従うのか。お前が)

スコール(忍び込めってーのかよ)

アルティミシア(どうせ前科者だろ。いけよ)

スコール「・・・セルフィたん、忍び込もっか」

セルフィ「おっけ~」


コソコソ コソコソ・・・


スコール「こちらスコール。ババア、聞こえるか」キリ

アルティミシア(聞こえるに決まっているだろ。直接脳内にいるのだから)

スコール「これよりテレビ局に潜入する」

アルティミシア(はよいけ)

セルフィ「楽しくなってきたかも~!」


ササッ ササッ

スコール「歩哨が二人・・・装備はAKにパイナップル・・・」

アルティミシア(パイナップル?)

セルフィ「おいしそ~」

スコール「通気ダクトから潜入する!」

セルフィ「監視カメラに気を付けよ~!」

アルティミシア(・・・もしかしてなりきっているのか?)


・テレビ局内

ザッザッザッザッザッザッザ・・・・・・・

ガコン

スコール「潜入成功・・・」ニヤ

セルフィ「し~し~」

スコール「で、大佐。どこへ行けばいい?」

アルティミシア(何が大佐だよもう・・・資料室になにかあるんじゃないか?)

スコール「我々の目標は『資料室』だ・・・」キリ

アルティミシア(言っておくがただの思い付きだからな?)

スコール「任務に戻る!」


コソコソ・・・コソコソ・・・


スコール「むっ!」


『かんけいしゃが だんしょうしている!』


ハハハ・・・でさ~・・・・


セルフィ「どうする~?」

スコール「麻酔銃ない?」

アルティミシア(あるか)

セルフィ「でも~これならあるよぉ~」


『セルフィは ひとさしゆびをまえにだした』


セルフィ「えいっ」


【サンダー】


ギエエエエエエエエエエ!


アルティミシア(ちょ、おい!)

スコール「聞かれた臭くね!?」

セルフィ「大丈夫大丈夫~」サササ


ガサゴソガサゴソ


セルフィ「はい、許可証」ペラ

スコール(慣れてる・・・)

セルフィ「後はこの人達をロッカーにいれて~」ガコン

セルフィ「これでおっけぇ~」ブイ

スコール「さすが・・・」

アルティミシア(お前は出る作品を間違えてないか)


ササッ ササッ


スコール「むっ」

アルティミシア(どうした?)

スコール「大佐・・・ここはどうやらスタジオの用だ」

セルフィ「番組取ってるよぉ~」

スコール「なんの番組だ・・・」ジロジロ


「ちょっと君達!何やってんの!?」


【!】


スコール(ヤバッ!見つかった!)

セルフィ(危険フェイズ~!)


P「困るよ君達、あれほど控室から出るなって言ったじゃないか~!」

P「ほら、もう出番近づいてるから。こっちこっち!」


・ティンバーマニアックス

編集長「・・・おっとすまない。ムダ話をし過ぎたようだね」

キスティス「いえ・・・(本当にムダな話ばかりだったわ)」

編集長「やはり悪いんだけど、ここが図書館だったとか聞いたことないよ」

編集長「確かに本はあるけどさ・・・ほら、雑誌ばかり」ペラ

キスティス「わざわざありがとうございました」

編集長「すまないね。力になれなくて」

編集「編集長、もう始まってますよ」

編集長「おっと危ない!もうこんな時間か!」

キスティス「何か?」

編集「最近この人、クイズ番組にハマっててね」

編集長「いやぁ~毎週毎週楽しみにしてるんだよ。編集者として、知識を広めるのに役立つからね」

キスティス「はぁ・・・」

編集「テレビつけますね」ポチ


「さあ、今週もやってまいりましたティンバークイズショー!」

「今日の挑戦者は・・・こいつらッ!」


スコール「お茶の間のみなさん!よろしくお願いします!」

セルフィ「まみむめも!これ流行らせたい言葉で~す!」


キスティス「 」ブッ


「今日のチャレンジャーは若いお二人!さあ、この前途ある二人は果たしてどこまで食い下がれるのか!?


スコール「せ~の」

スコール・セルフィ「がんばるぞ~ッ!」キャッキャ


編集長「あんたの連れだよね・・・あの子ら」

キスティス「帰ったらおしおきね」ピキ


アルティミシア(なんで出るんだよ!)

スコール(いやだって景品もらえるし・・・)

アルティミシア( 資 料 室 は ! ? )

スコール「これ終わったら」


司会「挑戦者、一人でブツブツと予習の確認でしょうか!気合十分です!」

司会「ではさっそく参りましょう~第一問!」


【Q】G.F.とはGARDEN FIGHTERのことである(○×)


スコール(じゃあ後ババアよろしく)

アルティミシア(はぁ!?自分で解けよ!)


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


司会「おっと挑戦者、いきなり難問にぶち当たったか!?時間が刻々と迫っているぞ!?」

スコール(ほら、はよ)

アルティミシア(あ~もう、×!GFはGuardian Forceだ!)

スコール「×!GARDEN FIGHTERじゃなくてGuardian Forceだッ!」ビシ!


ピポピポピポーーーーン!


司会「第一問目、難なくクリア~!これは幸先がいいですね!」


セルフィ「やった~!」ピョン

スコール「このくらい・・・わけないですよ」フッ

アルティミシア(嘘つけ。カンニングも同然じゃないか)


司会「続いて第二問!」

アルティミシア(これ、いつまで続くんだ?)

スコール「さぁ・・・」


【Q】ウェンディゴから鉄パイプをぶんどることができる(○×)


セルフィ「これは?」

スコール「ぶんどるだっけ・・・ドロップじゃなかったか?」


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


アルティミシア(グラシャラボラス取ったんなら知ってるだろ)

スコール「いや・・・さっぱり」

アルティミシア(・・・記憶障害か?)


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


司会「さあどうした挑戦者!ここで脱落かぁ!?」

スコール「答えなんだよ」

アルティミシア(・・・○だ)

スコール「○で!」


ピポピポピポーーーーン!


司会「せ~かい!さすが挑戦者、詳しいです!」

スコール「ゼルとモルボル連れてくるべきだった」

セルフィ「だよね~」

アルティミシア(お前等ガーデンで何習ったんだよ)


司会「挑戦者、良いペースです!続いて第三問・・・」


『もんだいが つぎつぎと くりだされる!』


スコール「○!」

スコール「×!」

スコール「○!」


○!×!×!○!×!○!○!・・・・


P「・・・なんであいつ次々と正解してんの?」

AD「これ、ヤラセですよね」

P[やらせって言うな!演出だ」

P「チャンピオンは数字持ってるからここで脱落してもらったら困るんだよ。お前ちゃんと台本見せた?」

AD「見せましたよ。でも・・・あんな連中でしたっけ」

P「・・・やらかした?」

AD「見たいですね」

P「・・・CM~~~~~!」


~~CM中~~~

セルフィ「スコールすご~い!」

スコール「らくしょーらくしょー!Seedなめんなよ!?」キリ

アルティミシア(全部私にやらせている癖に・・・)

AD「CM開け5秒前で~す」

スコール「次も頼むぞ!」

アルティミシア(まぁ折角だから勝っとくか)

司会「挑戦者、王座奪還まで後一歩!さあ、次の問題です!」

スコール「こいや!」

司会「次の問題は・・・こちら!」


【Q】視点側と光源側両方から、光源の反射や透過、屈折を追跡する方法で。
  物体の材質による映り込みなどのが青合うを作成できる半面多大な計算時間を要するのは?


スコール「・・・は?」

アルティミシア(何言ってるんだこいつ)

スコール「ごめん、もっかい言って」

司会「スタート!」


チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・


スコール「いや、ちょまてぇ!明らかに問題が変わったぞ!?」

アルティミシア(ハッ!スコール前!)


P「にやにや」


スコール「 ヤ ラ セ か よ ! 」

スコール「ぐぎぎ・・・そう来たかこの野郎・・・」

アルティミシア(悪いがさっぱりわからんぞ)

スコール「てんめぇーーーー!最初から出来レースだったんだなぁーーーー!」


P「マイク切ってるな?」

AD「はい」

アルティミシア(どうする?スコールよ)

スコール「くそ・・・まるでわかんねぇ・・・」

セルフィ「は~い!」

スコール「!?」

セルフィ「正解は~『双方向レイトレーシング』で~す!」

スコール「・・・なんそれ」

アルティミシア(新しい魔法か?)

司会「・・・」


ピポピポピポーーーーン!


P「な・・・」ポロ

AD「うそぉ!?」


セルフィ「えへへ~やったぁ!」

スコール「セルフィたん今の何・・・」

セルフィ「IT用語だよぉ~。電子演算で描写する空間座標の~手法の一つで~」

セルフィ「アタシは元情報班だからね~、これくらいわかるよ~

アルティミシア(意外と頭イイんだな)

スコール「・・・まじ?」


P「ぐぎ・・・あのおにゃのこ・・・」

AD「どうするんすかこれ」

P「問題の難度をあげろ!」


【Q】プログラムされた機械語の命令群の実行によってアキュムレータなどを介する方法によらず、
   メモリとメモリまたはメモリとI/Oデバイスの間で直接データを転送する方法の正式名称は?


セルフィ「Direct Memory Accessで~す!」


ピポピポピポーーーーン!


セルフィ「やったぁ~~~!」


『むずかしいもんだいを つぎつぎとこたえていく!』


司会「挑戦者怒涛の勢い!今週ついに王座交替なるかぁ!?」

P「何やってんだあいつわぁーーーーー!これはヤラセ!君達が勝ったらいけないの!わかる!?」

AD「やっぱりヤラセじゃないっすか」

セルフィ「簡単簡単~」

スコール「さっすがセルフィたんだぜぇ!これはクイズ系アイドルとしてデビューするしかねえな!」

アルティミシア(クイドル?)

P「どどどどうするこれ!?」

AD「一旦CM入れますか?」

P「ストーーップ!CM、CM入って!」

司会「え、CM?・・・さあ、ラスト問題はCMの後!チャンネルはそのまま!」

アルティミシア(大体何言われるのか想像つく)

P「ちょっと君達、何やってんの!?君達が勝ったらダメじゃん!」

セルフィ「なんで~?」

P「いい?これはテレビなの!テレビには演出があるの!」

P「ガチクイズはお呼びでないの!ガチよりドラマ!わかる!?」

アルティミシア(別に全ての番組がやらせなわけじゃないだろ)

P「もう・・・次はちゃ~んと外してよね!」

セルフィ「ぶ~」

スコール「・・・」

P「返事は!?」

スコール「・・・どうしよっかなぁ~」ニヤニヤ

P「!?」

アルティミシア(またか・・・)

スコール「だって後一問でしょ?俺ら頭イイからついうっかり正解しちゃうかもしれない」

P「どういう意味だ・・・」

スコール「急に惜しくなっちゃった。挑戦者として」ニヤ

スコール「チャンピオンになりたい~やらせ反対~」

P[なにを今更!」

スコール「今ティンマニのビルに俺らの仲間がいるんだけど・・・」

スコール「記事になるよね。人気クイズ番組、やらせ発覚!って」

P「お、脅すつもりか!?」

スコール「それはアンタ次第」

P「・・・何が望みだ」

スコール「俺さあ、借金があるんだよねぇ・・・」

アルティミシア(言うと思った)

P「いくらだ・・・」

スコール「20億ギル」

P「はぁ!?」

アルティミシア(ついに二桁突入か)


スコール「テレビ局なら余裕でしょ」

P「おまっこんなローカル局でそんな大金・・・・!」

スコール「あっ口が軽くなってきた・・・」フワァ

P「ぐぎぎ・・・」

スコール「俺が出す条件は二つ。1つ、口止め金20億ギル」

スコール「そしてもう一つ、局の資料室に入れろ」

P「資料室・・・なんでそんな所に」

スコール「やるの、やらないの!どっち!?」

P「ぐぐ・・・わかった・・・」

スコール「契約成立!」ビシィ!

P「うう・・・局長に何て言われるか・・・」

アルティミシア(可哀想に)


~~~~~~~~~~~~~


司会「いや~挑戦者、後一歩及ばす!惜しい!」


スコール「いやぁ残念だなぁ~」デヘヘ


司会「チャンピオンの座を降ろす者はいつ現れるのか!?ではまた来週~~~~~!


AD「はいOKで~す!」

スコール「資料室はよ」

P「・・・こっちだ」ハァ

スコール「~~♪」

アルティミシア(潜入のせの字もないな)


・ティンバーテレビ局 資料室

P「あまり勝手なマネはするなよ?上に怒られるの俺なんだから」

スコール「はよどっかいけ」

セルフィ「で、なにを探せばいいの~」

スコール「あ・い・う・え・え・え・・・・」

アルティミシア(お前もか)


【捜索中】


セルフィ「やっぱり旅番組とか~その辺かなぁ~」

スコール「イッテQ的な奴?」

セルフィ「あ、これ~」

スコール「ん・・・なにこれ」

『ティンバーの近くの森に一風変わった猿がいるとの情報があった
 視聴者からの投稿で是非調査してくれと依頼されたので早速現地に行く
 そこには人語を操る猿がいた。さっそく取材を試みる。しかし猿が我々に石をぶつけ逃げて行った
 そこから何回か出会ったが、会うたびに石をぶつけられる。取材はできそうにない
 申し訳ないがお蔵入りだ。』

アルティミシア(あっ猿ってさっきのあいつか)

スコール「ああ、オーベール湖の」

セルフィ「しゃべる猿?さっきの子だね~」

スコール「あのエロザルちゃっかりセルフィたんのパンツ覗きやがって・・・」

アルティミシア(まさにサルだな)


ガサゴソガサゴソ・・・・・・・・


セルフィ「見つかんないね~・・・」

スコール「ねえじゃねえかよババア」

アルティミシア(思い付きだって言っただろ。人のせいにするな)

スコール「ハァ・・・どうしよっかセルフィたん」

セルフィ「つかれたよぉ。喉渇いた~」

スコール「だよねぇ。フクロウの涙でも飲みに行くか」

セルフィ「さんせ~」

スコール「飛んだ無駄足だった」

アルティミシア(ヤラセを無視してやればよかったな)


・民家

スコール「ようじじい。来てやったぞ。水寄こせ」

老人「またアンタかい・・・」

セルフィ「ここなんかあるの~?」

スコール「年金・・・じゃなくて、HPが全回復する水がね」

セルフィ「へえ~」


セルフィ「あ、おいしい~」ゴクゴク


『HPが ぜんかいふくした!』


老人「ほうほう、そこのお嬢さんはこの水の良さがわかるようじゃの」

セルフィ「おいしいで~す!」

スコール「色目使ってるんじゃねえぞじじい」ガサゴソ

老人「・・・お前さんは何をしてるんじゃな?」

スコール「お前のへそくり奪いに来たんだよ」

老人「・・・もうないと言ったろうに」

アルティミシア(せめて隠せよ)

スコール「ちっしけてやがる」

セルフィ「これなんでこの家にだけあるの~?」

老人「昔はお土産として売られてたんじゃがのう・・・取りすぎてここにしか湧かなくなったんじゃ」

セルフィ「はえ~」

老人「何事もやりすぎはよくないのよ」フォフォフォ

アルティミシア(そうだぞ、スコール)

スコール「なんで俺なんだよ」

老人「昔の人はこのフクロウの涙をツボに入れて大事に保管してたそうじゃ」

アルティミシア(ん?壺?)

老人「回復のツボと言ってのぉ・・・訪れる人々に癒しを提供しとったそうじゃ」

スコール「回復のツボ?」

老人「ま、昔話じゃて」フォフォフォ

スコール「・・・・・・」

老人「ほれ、この本にも書いとる」

セルフィ「なにこれ~」

老人「昔の人が残した本じゃ」

『エヌオーと戦いし、われらの12の武器をクーザー城に封印する…
封印をとくカギ…4つの石板

1つは、過去のたましいとともに
    土に守られ
1つは、島の神殿の中に
    風に守られ
1つは、海の底よりふかい場所に
    炎に守られ
1つは、うたれる水のうらがわに
    水に守られん

われらのしもべを封印する…
封印をとくカギ…4つの石板。
石板を動かすとき、われらのしもべも復活する…

白と黒、究極の魔法…
時空魔法メテオ…
海王リバイアサン…
そして、竜王バハムート…

この本をとびらにささげよ
さすれば、封印への道は開かれん…』


アルティミシア(おい・・・これ)

スコール「ちょちょちょ、ちょぉまてぇ!!これをどこで手に入れた!?」

老人「何って、昔から我が家にある本じゃ」

老人「家宝・・・と言う程ではないがの。わしが生まれた頃にはもうあったからの」

老人「ご先祖様が残してくれた、大事な書物だろうて」フォフォフォ

アルティミシア(・・・これだろ。どう考えても)

スコール「なあじいさん・・・これくれない?」

老人「は・・・やるわけないじゃろ」

スコール「まじで!頼むよ!俺らにはこれが必要なんだよ!!」

老人「なにかわけありで?」

セルフィ「なんか~世界がピンチで~」

スコール「俺ら世界を救う為に旅してるんだよ!今手がかりを探してるんだ!」

スコール「これ絶対手がかりだよ!なあじいさん、頼むよ!」

老人「それはドールの消失に関係あるのかの?」

スコール「大有り大有り!完全に関係は濃厚!俺咆哮!」

アルティミシア(何故韻を踏む)

スコール「 く れ ! 」

老人「・・・イヤじゃ」

スコール「は!?」

老人「お主はわしの大事なへそくりを奪った・・・そんな輩に譲るわけにはいかぬ」

スコール「あれは俺じゃなくてリノアが(ry

老人「シャラップ!お主同然じゃ!」

スコール「違うのに・・・」

アルティミシア(日ごろの行いの問題だ)

老人「大事な物と知ったからには、なおさらお主にはやれんぞい」

セルフィ「なんかあったの~?」

スコール「・・・わかった!じゃあこうしよう!」

スコール「返す!じじいのへそくり全部返す!それで文句ないだろう?」

老人「利子は?」

スコール「は1?」

老人「お主はわしのへそくりを盗んでいった・・・返すのなら、利子が付くのは常識じゃの」

スコール「・・・いくらだよ」

老人「このくらいでどうじゃ?」パー

アルティミシア(5%?)

老人「50%」

スコール「 ふ ざ け ん な よ お 前 ! 」 


アルティミシア(総額いくらだよ)

老人「500ギルの500%・・・2500ギルじゃの」フォフォフォ

スコール「ふざけんよボケェ!そもそも俺はへそくりを取っちゃいない!」

スコール「なんだ500%って!?ウシ○マもびっくりの暴利じゃねえか!」

アルティミシア(払えよ・・・2500ギルくらい)

老人「いやならその本はやれんの」フォフォフォ

スコール「ぐぎぃ・・・足元見やがって」

アルティミシア(いいだろそのくらい。本代と思えば)

スコール「・・・」


【ショップ呼び出し】


→ 売る


スコール「え~っと、え~っとぉ・・・」

アルティミシア(どれだけ金ないんだよお前)


【オダイン・バングル(改)】


スコール「これいくらかなぁ・・・」ニマァ

アルティミシア(ウォォォォォイ!待て!それは待て!)

スコール「なんだよ」

アルティミシア(それは私を召喚するのに必要な物だろう!?やめろ!」

スコール「くそが・・・じゃあ何売れってんだよ!」

アルティミシア(なんでもいいだろたかが2500ギルくらい!!ポーションでいいじゃないか!)

スコール「・・・」


【売る】レナの日記


アルティミシア( も っ と だ め だ ろ ボ ケ ェ ッ ! )

スコール「ああ・・・金がない・・・」

アルティミシア(さっき20億ギルの取引したろ!?あの金は!?)

スコール「まだ振り込まれてない・・・」

アルティミシア(あ~~もうなんでお前はそんな甲斐性なしなんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!)イライラ

セルフィ「あの~、2500ギルならアタシあるけど~」

スコール「!?」

セルフィ「お給料貯めてたからね~。そのくらいあるよぉ~」

老人「買うかね?」

セルフィ「買う買う~」

スコール「・・・」

アルティミシア(恥ずかしくないのか?お前)


【入手】封印の書


セルフィ「ありがと~」

老人「フォフォフォ、へそくりが増えて万々歳じゃわい」

スコール「守銭奴が」

アルティミシア(金ためろよ)


・ラグナロク

ゼル「なんだよそれ」

スコール「なんかあったわ」

セルフィ「図書館じゃなくて~民家にあったよぉ~」

アルティミシア(もう一度見て見よう)


『エヌオーと戦いし、われらの12の武器をクーザー城に封印する…
封印をとくカギ…4つの石板

1つは、過去のたましいとともに
    土に守られ
1つは、島の神殿の中に
    風に守られ
1つは、海の底よりふかい場所に
    炎に守られ
1つは、うたれる水のうらがわに
    水に守られん

われらのしもべを封印する…
封印をとくカギ…4つの石板。
石板を動かすとき、われらのしもべも復活する…

白と黒、究極の魔法…
時空魔法メテオ…
海王リバイアサン…
そして、竜王バハムート…

この本をとびらにささげよ
さすれば、封印への道は開かれん…』


スコール「バハムートとリヴァイアサンってこんな時代からいたんだ」

アーヴァイン「何か教えてくれるんじゃないの~」

スコール「おいバハムートとリヴァイアサン。なんか知ってるか?」

・・・・・

スコール「なんか言えよ」

アルティミシア(言伝だ)

スコール「あ?」

アルティミシア(・・・・壁にでも話してろ。だとよ)

スコール「ブチ殺すぞペット風情がぁ!!」

アルティミシア(ミサイルぶつけるからだろ)

ゼル「嫌われてんなぁ」

スコール「くそが・・・もういっかい大海のよどみ行だお前は・・・」

アーヴァイン「ところで何か忘れてない~?」

スコール・セルフィ「あ」


キスティス「おっそい!」プンスカ


キスティス「あなた達一体何考えてるの!?勝手にテレビに出るは私を置いてけぼりにするわ・・・・」クドクド


~~説教中~~


キスティス「いい!?わかった!?」

セルフィ「ごめんなさ~い」

スコール「壁にでも話してろ」ボソ


【メーザーアイ】


スコール「あぢいいいいいいいいいい!!」ジュワー

キスティス「まったく・・・」

ゼル「せんせいよぉ、スコール達こんなもん見つけてきたぜ」

キスティス「封印の書とやらね・・・どれどれ」

キスティス「・・・石版ってもしかしてシュミ族の村の?」

スコール「鞭手に入れた時のあれだな」

キスティス「あなたあれ、どこで手に入れたの?」

スコール「FHの駅長の家」

キスティス「許可取った?」

スコール「・・・」

キスティス「無断で持ち出したのね・・・」ハァ

アーヴァイン「なんかわかりそう~?」

キスティス「ええと、あれって確か【第二の石版】だったわよね」

スコール「いえす」

キスティス「第二の石版は島の神殿の風に守られ・・・FHの事ね」

セルフィ「他にもあるの~?」

キスティス「他にも石版があるのね・・・どれどれ」

キスティス「う~ん、わかんないわね」

スコール「なんちゃってインテリが」

キスティス「・・・」ギロ

アルティミシア(黙ってろよもう)

キスティス「え~っと・・・」

ゼル「バハムートならなんか知ってんじゃねえの」

スコール「さっきから聞いてるんだけど口聞いてくれなくて・・・」

ゼル「・・・お前だけGFとの相性最悪なんだけど」

キスティス「ハァ・・・バハムートとリヴァイアサンを貸しなさい。事情を聞いてみるわ」


~~説明中~~

キスティス「なるほど・・・バハムートとリヴァイアサンはかつての勇者のしもべだったのね」

ゼル「お前等そんな昔からいたんだな」

スコール「俺には何も言ってくれなかった癖に」

アルティミシア(嫌われてるものな)

アーヴァイン「何か手がかりでた~?」

キスティス「クリスタルのカケラの場所・・・わかる?」


・・・・・・・・・・


キスティス「・・・なるほど」

ゼル「なんて?」

キスティス「バハムート曰くひとつだけ心当たりがあるそうよ」

スコール「まじか!」

キスティス「でも参ったわね・・・どう説明すればいいのかしら」

ゼル「なんだよ」

キスティス「かつてクリスタルを祭っていた神殿があるそうなんだけど・・・場所が」

セルフィ「どこ~?」

キスティス「海底・・・でいいのかしら」

全員「えっ」

キスティス「陸地ごと沈んでしまってそのまま放置されてたんですって」

スコール「どうやっていくんだよ!?」

キスティス「どうしましょう・・・」

スコール「おいリヴァイアサン!聞こえてるだろ!?お前行け!」

スコール「行ってカケラ取ってこい!海はお前の土俵だろ!」

キスティス「・・・黙れ指図するな死ねって言ってるわ」

スコール「殺すぞこのウナギ野郎・・・」ビキビキ

アルティミシア(王者のプライドがあるのだろう)

アーヴァイン「海の底かぁ~、参ったね・・・」

セルフィ「そこしか手がかりないもんね~」

スコール「だからリヴァイアサンがさぁ・・・」

アルティミシア(海は自由に潜れてもカケラを拾うなんてマメな作業できないだろ)


ゼル「おいスコール、俺の中の物知りゼルが発動しそうだぜ」

スコール「よし、黙れ」

ゼル「なんでだよ。言わせろよ」

スコール「なんだよ・・・」

ゼル「海を潜る施設、俺には一つ心当たりがあるんだけどよ」

セルフィ「どこ~?」

ゼル「移動式の研究施設。世界各地をめぐっては活用できそうなエネルギーとかを採集していたらしいぜ」

スコール「・・・」ハッ

アルティミシア(バハムートのいた所だな)

ゼル「通称『軍艦島』って呼ばれてる所だ」

スコール「海洋調査人工島・・・」

ゼル「そ。そこそこ。っつってもどこにあるかわかんねーけどよ」

アルティミシア(お前は一回行っただろ)

スコール(こいつ・・・、もしかして本当に物知りなのか?)

アルティミシア(だからそうだって言ってるだろ)

スコール「・・・どうやって動かすんだよ」

キスティス「名前は聞いたことあるけど・・・かなり古い施設よね?何年も前に放棄された・・・」

アルティミシア(前はどうやって行った?)

スコール(確か予備電源が生きていたから蒸気圧で・・・)

スコール「扉のロックを解除するのが精いっぱいだぞ?」

アーヴァイン「あのさ~、だったらFHの人達に直してもらえばいいんじゃないかな~」

アルティミシア(なるほど)

アーヴァイン「Fhの人とさ~、エスタも連中も呼んだらさ~。すぐ直してくれそうじゃな~い?」

キスティス「それいいじゃない。さっそくオダイン博士に連絡を取りましょ!」

アーヴァイン「希望が見えてきたね~」

アルティミシア(こいつも意外と賢いな)

スコール「俺より目立ってるのがイラつく・・・」

アルティミシア(嫉妬は見苦しいぞ)


スコール「海洋調査人工島か・・・少し時間がかかりそうだが」

アルティミシア(奴らの腕次第だな)

キスティス「オダイン博士に連絡して技術者を集めましょ」

アーヴァイン「FHにもね~」

スコール「さて、目途が立った所で・・・

アルティミシア(最後の一つだな)


【1】ギードのほこら


セルフィ「しっつも~ん!ギードのほこらってどこにあるの~!」

スコール「問題はそれだ・・・」ハァ

ゼル「何者だろうな。そいつ」

キスティス「誰なの?それ」

スコール「なんとか戦士曰く賢者らしい」

セルフィ「古代っぽい~」

ゼル「なんでも知ってそうだな」

アルティミシア(いやでも、こいつだけ場所がわからんではないか)

スコール「問題はそこなんだよ・・・え~っと」ペラ


【第三世界の地図】


スコール「そういやあいつはほこらにいるとか言ってたけど」

アーヴァイン「ほこら?」

スコール「簡単に言うと洞窟みたいなもん。でもそんな場所あったっけ?」

ゼル「洞窟、洞窟、え~っとぉ・・・」

キスティス「・・・一つだけ、心当たりあるわ」

スコール「何!?」


キスティス「特にスコールは・・・必ず立ち寄った事があるはずだわ」

スコール「えっどこ?」

キスティス[Seed試験・・・私達は参加条件はなんだった?」

スコール「えっ、え~っとぉ。筆記テストに合格して・・・課題をクリアして・・・」

スコール「あっ」

キスティス「そう、イフリートの取得が課題だったわね」

スコール「炎の洞窟!?」

ゼル「あ~なるほど!」

スコール「いやでも、あんな溶岩だらけの場所にモンスター以外の生き物がいるのか?」

スコール「ギードって亀なんだろ?」

アルティミシア(イフリートの住処か・・・確かにイフリートは灼熱の地を好むが)

キスティス「でも、そこしか考えられない物・・・ほら」

キスティス「この地図、確かに南半分は私達の世界に似てるけど」

キスティス「バラムだけ、この地図にそれらしき陸地がないでしょ?」

ゼル「一万年も経ってるから、移動しちまったんじゃねえか?」

スコール「え?」

ゼル「お前、大陸移動って知ってる?あれはさ、地球の地殻がマントルにの流れと自転で乗っかって移動するって説なんだけど」

ゼル「地殻に近い陸地ほど、起こりやすいらしいぜ。マグマの流れに乗っかってるからな」

アルティミシア(そういえば炎の洞窟は溶岩に溢れていたな)


ゼル「もし炎の洞窟がその祠ならさぁ、ほら」

ゼル「ここの大陸の先っちょが分裂して、バラムになったって言えね?ちょっと形もそれっぽいし」

アーヴァイン「特にさ~、その時代は世界が消滅するような出来事が何度も起ったんだろ~?」

アーヴァイン「バラムだけ独り歩きしてても何もおかしくないんじゃない~?」

キスティス「失われた北の大陸のカケラ。って事になるのかしらね」

アルティミシア(確かにその説を採用すれば合点が行くな)

アルティミシア(バラムは地理的にガルバディア、エスタ両大陸のちょうど中間だ。何らかの意図で動かしたとも考えられる)

アルティミシア(その賢者ギードが避難する為とか、長い時間をかけて動いたとか、可能性はいくらでもある)

ゼル「どうよスコール?」

スコール「・・・・ありがとう物知りゼル」

ゼル「おうっ!」

スコール(こいつ、もしかして本当に物知りなのか?)

アルティミシア(だから本人がそう言ってるだろ)

スコール「なんにせよ・・・そこしか手がかりねーもんな・・・」

セルフィ「はんちょ、行先決まった~?」

スコール「行先はバラム・・・炎の洞窟・・・」

アルティミシア(賢者か・・・楽しみだな)ワクワク

セルフィ「了解~!じゃあ、いっくよ~!」


ゴォォォォォォォォォ・・・・・・ キランッ


・バラム 炎の洞窟入口

スコール「なっついわぁ」

ゼル「だな」

アルティミシア(何か思い入れが?)

スコール(俺の初ダンジョン。モルボルが引率しててさ)

スコール(ああそうそう、ここのでの出来事も試験成績に加味されるのよね)

アルティミシア(ほお)

スコール(ここに先生二人が立ってるんだけど、課題クリアしたら右の奴に話しかければいいの。それだけで100点)

アルティミシア(なんだそれ!?)

スコール(しらね。けどそういう裏技があんの)

スコール(ひょっとしたらワイロでも受け取ってたのかな)ハハハ

アルティミシア(試験にならんだろ・・・)

キスティス「思い出に浸ってないで行くわよ」


【メンバー】スコール ゼル キスティス


・炎の洞窟 内部


ボォォォォォォ・・・・


ゼル「相変わらずクッソあついな・・・」ダラダラ

スコール「サウナだサウナ」ダラダラ

キスティス「ん~、ここへくると思いだすわ」

アルティミシア(こいつもなにか思い出が?)

スコール(教官だった当時のモルボルはここの引率役だったんだよ)

キスティス「私とここへ来ると、いつもの実力を出せない生徒、多かったのよね」

スコール(出たよ・・・)

キスティス「私の魅力ってやつかしら?」クス

アルティミシア(何て教師だ・・・)

スコール(臭い息で状態異常になってただけだろ)


・炎の洞窟 最深部


ゴポポポ・・・・


スコール「さて・・・」

ゼル「これ以上進めねーな」

キスティス「ん~・・・イフリートはいないようね」

アルティミシア(あいつにとっては快適な環境なのだろうな)

スコール「・・・賢者は?」

アルティミシア(いないな)


キスティス「読みを外したかしら?」

ゼル「ん~、確かにただの勘だったしなぁ」

スコール「どうするよ、これ」


ゴォォォォォォ・・・・・


アルティミシア(・・・微弱だが魔力を感じる)

スコール「イフリートの残り香か?」

アルティミシア(いや・・・炎と言うより・・・なんだろう・・・)

スコール「???」


お・・・・・・・・て・・・・れ・・・・・


ゼル「なんか聞こえね?」

キスティス「え?」


おこ・・・・・・・てく・・・・れ・・・・


アルティミシア(すごい困っている感じの魔力だ)

スコール「何属性だよそれ」


おこして・・・・くれえ~


キスティス「本当ね・・・何か聞こえるわ」

ゼル「お~~~~~い!誰かいるのかぁ~~~~!」


おおっ!聞こえたか!頼む!わしはここだ!

起こしてくれ~~~!


スコール「起こしての意味がわかんねえんだけど」

キスティス「何を起こせばいいのですか?」


わしだ!わしを起こしてくれ~~~~!


スコール「はぁ?」

ゼル「あ、ここ!」


「たたた頼む!起こしてくれ!」ジタバタ


ゼル「亀だ・・・」

スコール「起こしてくれってそういう事ね」

アルティミシア(ひっくり返っていたのか)


亀「ゼエ・・・ゼエ・・・助かった・・・」

キスティス「亀がしゃべっているわ・・・」

スコール「なんだこのカメ。うりうり」ツンツン

亀「うわ!なんだお前!?やめろ突くな!」

アルティミシア(・・・もしやこいつが?)

ゼル「亀・・・だもんな」

亀「・・・よくぞ参られたクリスタルに導かれし戦士達よ」

亀「いかにもわしが・・・かつて賢者ギードと呼ばれた者である」

スコール「あっこいつ!GFだ!」ツンツン

亀「突くなと言うに!」

アルティミシア(実際の亀ではなくエネルギー体か)

ゼル「だからしゃべるんだな」

亀「GF・・・?はて、一体どういう事か」


~~説明中~~


亀「なるほど・・・君達の中ではわしのような物をGFと呼ぶのか」

スコール「お前、召喚獣と一緒」

亀「召喚獣と来たか。はてさて、いよいよ私もモンスターだな」ハハハ

スコール「最初からモンスターだと思うけど」

ゼル「亀のじっちゃんよぉ、あんた、あいつの事詳しいんだろ?」

キスティス「お話を詳しくお伺いできますか?」

亀「ふむ・・・そうだな・・・どこから話そうか・・・」

亀「・・・エクスデス。奴は元々ムーアの大森林に佇む木の一部だった」

アルティミシア(木・・・?)

亀「あそこの木々は少々特別でな・・・悠久の時を生き、この世界を見守り続けたのだ」

亀「しかし長い時の中で、人間の邪念を吸い込み続けた一本の木があった」

亀「それこそ、奴、エクスデスだ」

ゼル「あいつ木だったのかよ!」

スコール「あー今思えば所々木っぽかったかも・・・」

亀「わしは動き出したエクスデスを死闘の末、封印した」

亀「それが古代よりさらにさかのぼる事500年前の出来事・・・」

ゼル「もう数えらんねえよ・・・」

亀「しかし奴は蘇った。奴は長い時をかけわしの封印を打ち破り、再び世界を混沌に巻き込んだ」

亀「その時戦ったのが・・・」

キスティス「名も無き王・・・」

スコール「ピザだっけ」

アルティミシア(ゼザ。だ)


亀「そう。ゼザら暁の4戦士の活躍により奴は再び封印される事になる。しかし・・・」

スコール「まぁた復活しやがったのか」

キスティス「そこから先は知っています。確かクリスタルに選ばれた戦士がいた事」

ゼル「そいで失敗しちまったんだよな」

亀「バッツか・・・そうだ。わしは一時期彼らと共に行動しておった」

亀「バッツにも亀だなんだと突かれたっけ・・・」ジー

スコール「何見てんだよ」

亀「しかし光の戦士、そしてエクスデス両名にも予想外の出来事が起きた。それが」

アルティミシア(時間圧縮か・・・)

亀「だが・・・やっぱり、生きていたか・・・」

スコール「つか何回封印失敗するんだよお前等。Seedだったらランク降格真っ逆さまだぞ」

アルティミシア(1切ってるお前が言えた事か)

亀「そう、奴が何度も封印を打ち破るのはある秘密がある。それが」

亀「奴は元々邪念を吸って生まれた魔物。この世に邪念がある限り、奴は不滅だ」

ゼル「ええ!?」

キスティス「あの魔導士を生み出したのは、他でもない人間であると?」

亀「さよう。光と闇が対なる物のように、正義と悪もまた対なる物・・・」

亀「人間にも光と闇がある。その闇を抱える限り奴は永遠に・・・」

アルティミシア(お前みたいな奴がいるからああいうのが生まれるんだと)

スコール「死ね。思春期のはっちゃけを邪念呼ばわりするな」

キスティス「ではどうすればあの魔物を完全に消滅させることが?」

亀「皮肉なことに・・・奴の永遠を阻害する者。それは奴自身が求める『無』その物にある」

アルティミシア(どういう事だ)

亀「無は光を生み、光は無を生み出す。無は力ではない。この世の根源なのだ」

亀「無は全てを無に帰す。人も、邪念も、世界も、全て」

スコール「じゃあ何か?あいつは自滅しようとしてるのか?

亀「そうだ。エクスデスは皮肉にも自分で自分を消滅させようとしている」

ゼル「なんだ。じゃあほっといてもいいんじゃねえか」

亀「エクスデスが完全復活すれば、無に飲み込まれ消えるだろう」

亀「ただし、この世ごと、な」

ゼル「だめじゃん・・・」


キスティス「名も無き王は・・・クリスタルがカギだと言っておりました」

ゼル「だから俺ら、そのクリスタルを探してるんだわ」

スコール「今もあるぞ。ほら」キラン

亀「クリスタルのカケラ・・・やはり、まだ残っていたか・・・」

スコール「これにそのなんとか戦士の心が宿ってるらしい。俺会ったぞ」

スコール「えらい軽い奴だった。お前、あんなのに委ねてたの?」

亀「バッツ・・・」

亀「・・・・」

スコール「なんか言えよ」

亀「バッツはなんと?」

スコール「お前に会えって言ってたんだよ。はやくカケラ出せよ亀」

亀「・・・残念ながらここにはない」

スコール「ハァ!?」

亀「しかし・・・そうか、バッツが君達に委ねたか・・・」

スコール「いやいやいやいやwここに手がかりがあるって聞いたからきたんですけど!」

キスティス「ご存じありませんか・・・?」

亀「何分時が立ちすぎた・・・砕かれたカケラは元に戻る事なく、世界中に散ってしまった・・・」

スコール「何こいつ!?全然ダメじゃん!全然賢者じゃないじゃん!ただのゼルじゃん!」

ゼル「どういう意味だよ」

亀「・・・」ショボーン


スコール「どうするよ・・・完全に無駄足なんだけど」

キスティス「いやでも、彼のような語り手は重要よ」

ゼル「俺ら色々知らねー事ばかりだもんな」

亀「光の戦士の後を継ぐ者達よ。よければ私も旅に同行させてくれないか」

ゼル「えっ」

亀「君達はかつての事を知らないだろう?私が入ればきっと役に立ってみせる」

スコール「知恵袋は2人もいらねーっての」

アルティミシア(こいつを連れて世界中を旅すればイイだろ)

キスティス「えっと・・・GFとしてですか?」

亀「わしはとおの昔に身を失った精神体。エクスデスの野望を止めるまでは消えることはできぬ」

亀「頼めないか・・・どうか。頼む!」

スコール「・・・お前、バトルの方はどうなの?」

亀「えっ」

スコール「GFとして連れていくにはそれなりに使えないと困るんだけど」

アルティミシア(アビリティは何を持っている?)

スコール「面接だ。アピールしろアピール」

亀「えっ、え~・・・」

亀「そうだ!バックアタックを取られぬよう常に『けいかい』しといてやるぞ!」

スコール「それはケルベロスがもう持ってる」

アルティミシア(それ以前にエンカウントなしがあるな)


亀「じゃあ・・・そうだ!状態異常の耐性を付けてやろう!それでどうだ!」

ゼル「ST防御はもうあるぞ」

亀「・・・賢者の知恵によりアイテムの効果を倍にしてやる」

キスティス「くすりのちしきはアレクサンダーが持ってますね」

亀「・・・」

アルティミシア(ないんだな)

亀「・・・キエエエエエエエエエエエ!!」バッ!

全員「!?」


シュン! シュン! シュン!


ゼル「な、なんだぁ!?」

亀「どうだこの動き!亀とて鈍いとは限らぬ!」シュン

亀「この素早い動きで敵を翻弄してみせよう!」シュン

スコール「・・・」

亀「ワーーーハハハハ!この動きが見切れるか!?」

スコール「・・・」


ズバッ


亀「ヌエエエエエーーーーーーーーーーーー!」

スコール「ごめん。俺、命中率100%固定なんだわ」


亀「うう・・・」ボロ

ゼル「なんか・・・あれだな」

キスティス「いいじゃない。彼には情報を頂きましょうよ」

アルティミシア(賢者としてそれでいいのか)

亀「・・・」

スコール「多分ジャンクションすらしないと思うけど、それでいいか?」

亀「・・・ウェェェェエェェェン!」

全員「!?」

亀「ウワーーーーーン!ビエーーーーン!エーーーン!」

ゼル「お、おい!なんか泣き出したぜ!」

スコール「賢者それでいいのか・・・」

亀「ヒック・・・ヒック・・・うわあああああああああああああん!」

キスティス「え、ちょ、どうしましょう?」アタフタ

ゼル「泣くなよおい!ちゃんと連れてってやるって!」

スコール「うるせえなもう・・・」イライラ

亀「隙あり!」」キラン


ゴチーン!


スコール「ひぎっ!?」


亀「ワハハハハハ!これこそ賢者の知恵!」

亀「泣く演技で相手を混乱させ、その隙に相手を叩く!これぞ賢者の手法!賢者の発想!」

亀「どうだ?!恐れ入ったか人間よ!」

スコール「おお・・・」ヒクヒク

ゼル「それただのウソ泣きじゃねえか・・・」

キスティス「子供でもできるわね」

亀「さて、賢者のすごさがわかってもらえた所で行こうか!諸君!」

スコール「あの野郎・・・キ○タマにダイブしてきやがった・・・」ヒクヒク


【入手】GF ギード 

【アビリティ】うそなき けいかい くすりのちしき


ゼル「カケラなかったな」

キスティス「しょうがないわねえ・・・ラグナロクへ戻りましょ」

スコール「あたた・・・まだ股間がいてえ」ヒリヒリ

亀「時に光の戦士よ」

スコール「あ?」

亀「お前の中にいる人物は・・・一体?」

スコール「やっぱ見えてたか」

アルティミシア(これがジャンクションだ)

亀「ジャンクション・・・憑依の術か?」

スコール「まぁそんな感じ」

亀「似ているな。クリスタルの継承と」

スコール「あ、そだ。言うの忘れてた」

スコール「そのバッツとか言うのの代わりにウド巨人封じたのこいつ」

亀「 な に ぃ ! ? 」

アルティミシア(時間圧縮が思わぬ所で影響を及ぼしていたようだ)イエーイ

スコール「まぁただの事故みたいなもんだけど」

亀「・・・」

アルティミシア(まぁ、あれだ。邪魔してすまん)

スコール「後でレナの日記見せてやるよ。めっちゃ悲壮感出てるから」

アルティミシア(代わりに謝っといてくれないか。あの世で)

亀「・・・何者?」

アルティミシア(魔女)

スコール「兼モンスターブリーダー」

アルティミシア(副業でインテリアコーディネーターもやっている)キリ

スコール「その正体はタイムパトロール隊員」

アルティミシア(一応他の連中には黙って置けよ?ややこしい事になるからな)

スコール「つか俺ら元々敵同士だからな」

亀「・・・魔物?」


・ラグナロク

スコール「とまぁこんな具合で亀が仲間になったんだけど」

セルフィ「かわいい~」ツンツン

亀「な!?ちょ、コラ!賢者に何をする!」

スコール「俺らペット飼う余裕ないからな?ちゃんと働けよ?」

亀「わかっとるわ!ったく・・・」

亀「で、今後の予定は?」

ゼル「今カケラは2つ見つけたんだわ」


【クリスタルのカケラ】バッツ ファリス


亀「お、おお・・・おお・・・!」

亀「二人とも・・・随分久しぶりだ・・・本当に・・・!」

スコール「なんか浸ってるんだけど」

アルティミシア(思う所があるのだろう。浸らせてやれ)

亀「二人とも・・・すまぬ・・・すまぬ!」

スコール「お前この光景見て何も感じないのかよ」

アルティミシア(何が)

スコール「この悲劇はお前のせいだろ!ったく、古代の方々に迷惑かけやがってボケッ」

アルティミシア(黙れチンタラしてるのが悪いんだよ)

アルティミシア(討伐しそこねたのもこの亀がもたもたしてたからじゃないのか?亀だけに)

亀「バッツ・・・ファリス・・・!」フルフル

スコール「鬼め」

アルティミシア(空の旅って楽しいな)シラー


~~数分後~~


キスティス「あの、お気持ちはわかりますがそろそろ・・・」

亀「すまん・・・久々の再会だったのでつい」

アーヴァイン「色々詳しいんだろ~?教えてくれよぉ~」

亀「して・・・今後の予定は?」

キスティス「カケラを後二つ探さないといけないんですが」

ゼル「その内一つが、海底に沈んでるんだよ」

アーヴァイン「海底にかつてクリスタルを飾ってた場所があるらしいんだけど~何か知らない~?」

亀「・・・ウォルスの塔だな」


スコール「さすが賢者、回答がはやい」

亀「ウォルスの塔か・・・なるほど、目の付け所はよい」

亀「してその方法は?」

セルフィ「なんか~海洋人工調査島って所が~海底に行ける設備があるらしくて~」

亀「ほぉ・・・潜水艇みたいなものか」

キスティス「けど、何分古い物なので動かすには修繕が必要なのです」

亀「・・・どれくらいかかる?」

ゼル「これから世界中の技術者を集めてトンカンやる予定なんだけどよ」

スコール「人工島ってくらいだからな。めっちゃ広いぞ」

アルティミシア(確かアルテマウェポンがいなかったかそこ)

スコール「そ、モンスターもウヨウヨいるから駆除もしないと」

亀「ふむ・・・なるほど」

スコール「ちょんまげに連絡入れようぜ。クリスタル見つけたっつったら3秒で飛んでくるだろ」

アルティミシア(さすがにそれは無理だろ)

亀「ちょんまげ?」

スコール「オダイン博士って言うマッドサイエンティスト」

アルティミシア(腕はイイのだが人格があれでな)

スコール「幼女誘拐とか平気でやる奴だからな」

亀「よければ・・・その者と合わせてくれないか?」

全員「えっ」

亀「かつて古代図書館で学者共と作戦会議を開いたのを思い出す・・・ふふ」

亀「向こうの強大な力を打ち破るには、綿密な計画が必要。そう思わんか?」

スコール「いやまぁそうだけど、あまり時間ねーぞ?」

アルティミシア(アデルの封印が解かれる前になんとかしないと)

亀「かつて幾度となくエクスデスと渡り合ったこの私だ。我が知識、現代の学者にもきっと役に立つだろう」

スコール「こいつあれかぁ。アドバイザー的なポジションかぁ」

アルティミシア(GFとして召喚する意味はあまりないな)

アーヴァイン「もう一つもなんとかしないとね~」

セルフィ「エスタ戻る?」

キスティス「オダイン博士に経過報告しましょ」

スコール「うっし。じゃあエスタに戻るか」

セルフィ「ラグナロク、発進しま~す!」


ゴォォォォォォォォォォ・・・・・ キランッ


リノア「暇だ・・・」ゴロン

リノア「スコール達おっそいな~、ホント何やってんだろ」

リノア「クリスタルの場所を探すのに手間取ってるのかな~」

リノア「ん~でもありかはアタシもわっかんないしな~・・・失敗したかなぁ~」ファァ

リノア「・・・・」ゴロゴロ


prrrrrr 


ピッ


リノア「あ、もっし~?せんせぇ~?うん、アタシ~」

リノア「今アデルの封印解いてる最中で~でもこれ超硬くて~」

リノア「そうそう、ごめ~ん。こっちも結構時間かかりそう~」

リノア「わかってるって~。うん、ちゃんとやるから~」

リノア「はいはい。リノアちゃんにおまかせあれっ!」


ピッ


リノア「・・・」ゴロン


リノア「解くわけねーだろ・・・封印なんて」プッ


リノア「ねーアデルぅ~」




アデル「 」

   ,..-‐'''"""~~"'''‐-,、
      /-‐=''".:..//ll.,.,.:.:.:.:''\

     /‐''"/.:///川ll、,..ヽ,.:.、`、 
    ///.:/l;:;:/;:/'//-‐'-ll-l、.:`,;:ヽ,`,
   / l.:../l.:;//l/ l/----ll ll;.:.:l;:;.:.ヽ,  
    l  l.//l./l/ll‐i'  ヽi-l' ll.:.:l、;:;:.:.l   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     l;:/;l/レ-‐-   -─-'ノl.:.ll、;:;;.:l <  あかん…あかんで…
    lイ:::l;l/l|  |     |  | .|.:..l,.:l;;;;:l   \ 
    l:::lヽ;:;lヽ | r---、! l,l;:..l;l.:l;;;:l     \
     ヽl;l;:lヽ;l、;:`;,:,.,.-‐"_l.:.l;:lヽl;;l       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      l;:;l;:;ll`、;_-=.l:: |―l.:..l‐、;ll;;l

     ,.‐l.:l.:ll'''  ̄ ̄ ̄ ̄ l::ノ(//)'‐-、
    /‐|:l:l:/l----------/:/.,.-‐‐‐\
    \ ll/ノ--___--/ノ.丶-\


今度こそ本当に書き溜め尽きた。しばらく休む


・エスタエアステーション

スコール「ぬおっ!」


チュドォォォン! ドガァァァァン!


ガチャンガチャンガチャン!


ビーーーーーー! ドゴォォォォォ!


スコール「なんだこれモンスター倒しまくってるじゃねえか」

アルティミシア(月の涙をもろともしないとは)

警備兵「おかえりなさい。街はまだ健在ですよ」

スコール「健在っていうかもう消耗戦じゃん」

警備兵「博士の発明品のおかげです」ハハ

スコール「そのうちその辺の女の子に洗脳装置とか付け出しそうだな」

亀「これが・・・街?」

スコール「どうだ?浦島太郎の気分だろう。亀だけに」

亀「時が経てば街も変わると言うが、まさかこれほどとは・・・」

スコール「まぁここは特別だけど」

アーヴァイン「エンカウントしなさそうだね~」

ゼル「本当に大丈夫そうだな」

スコール「で、どこ行きゃいいの」

キスティス「さっき博士に連絡したら研究所に来てくれと言っていたわ」

スコール「オダ研ね」


・オダイン研究所

オダイン「おおお~~~~!待ってたでおじゃる!会いたかったでおじゃる!」

スコール「クリスタルにだろ」

オダイン「当たり前でおじゃろ!」

スコール「死ね労えよちょんまげ」

オダイン「さっさと出せでおじゃる!クソファーコート!」

亀「この方が・・・」

アルティミシア(そう、エスタ一の変人。オダイン博士が)

オダイン「ふああああ~~~!キレイでおじゃる~~~~!」キャッキャ

亀「・・・本当に大丈夫か?」

アルティミシア(ある意味すでに手遅れだ)


オダイン「報告するでおじゃる~!」


『いままでの けいかを ほうこくした!』


スコール「結局見つけたのは4つの内2つだけだった」

キスティス「その代わりこんな物を見つけましたわ」


『ふういんのしょを てわたした!』


オダイン「ふむふむ、古代の文献でおじゃるか・・・」

ゼル「博士よぉ、通信でも言ったけど」

オダイン「わかってるでおじゃる。海洋人工調査島でおじゃるな?」

オダイン「オダインはすでに技術班を結成したでおじゃる。後は現地へ向かうだけでおじゃる」

セルフィ「さっすが~」

オダイン「そんな事はどうでもいいでおじゃる!では早速クリスタルの研究を・・・」

スコール「あーちょんまげ、その前にもう一つ土産が」

オダイン「なんでおじゃるか?」

スコール「ほら、亀」ペカー


【GF】ギード


亀「どうも・・・」

オダイン「なんでおじゃるかこの亀は。鍋の具材でおじゃるか?」

亀「な、鍋・・・」

スコール「こいつ古代の賢者らしい。どう見ても亀だけど」

オダイン「賢者・・・?」

亀「わしの名は賢者ギード。我が賢者の知識、きっと研究の役に立つと思い馳せ参じた次第だ」

オダイン「・・・」

亀「わしはエクスデスの秘密を知る唯一の存在。よろしければ私も研究に参加させてもらえないだろうか」

オダイン「・・・助手でおじゃるか?」

亀「じょ、助手?」

オダイン「オダインは亀に興味はないでおじゃる。亀は亀らしく竜宮城でも探してろでおじゃる」プイ

亀「な・・・賢者に向かってなんと言う口の聞き方だこのちょんまげェーーーーーー!!」

オダイン「うっさいでおじゃる!ボケ!カス!研究の邪魔でおじゃる!」

オダイン「お前の頭は完全にわいせつ物でおじゃる!モザイクでもかけてろでおじゃる!」

亀「ききききっさまぁ~~~~~~~~~~!!」ビキビキ 

スコール「だから変人だっつったろ」


ゼル「もう、仲良くしろよ」


オダイン・亀「だってこいつが・・・」


スコール「ちょんまげ聞け。こいつ賢者だけあってクリスタルの事詳しいぞ」

オダイン「何!ほんとでおじゃるか!」

亀「さよう。わしはかつて光の戦士と共にエクスデスと戦った賢者」

亀「エクスデスを倒せなかった無念・・・時を超え再び成就するべく、GFとしてこの世に留まり続けた」

亀「協力させてもらえぬだろうか・・・」

スコール「前回も勇者と一緒に作戦練ってたらしいぞ」

オダイン「でも失敗したんでおじゃろ~?」

亀「・・・」

アルティミシア(賢者と言う肩書が虚しいな)

スコール(お前のせいだろが)

オダイン「賢者の癖にビンビンでおじゃるな。おっと失礼。頭でおじゃった」

亀「なめられてる・・・人間なんぞに」ビキビキ

スコール「まぁそれはこいつだけだって」

キスティス「博士は本当にこんな感じなんですよ・・・」ボソ

亀「ぐぬぬ・・・」

オダイン「ま、協力したければ好きにすればいいでおじゃる。ただし邪魔はするなでおじゃる」

亀「・・・」

オダイン「クリスタルに詳しいのでおじゃろ?さっさと話すでおじゃる!」

亀「わしは賢者ギード・・・賢者・・・賢者・・・」ボソボソ

ゼル「もう、仲良くしろって」


・大統領官邸

スコール「てな感じで不穏な空気バリバリだから、様子見といてよ」

キロス「博士はもう・・・」

ラグナ「で、どうだった勇者と会った感想は」

スコール「なんかチャラかったんだけど」

ラグナ「ええっ!?なんだよそれ!」

スコール「ロトみたいなのイメージしてたんだけどさぁ~」

アルティミシア(失敗してさーせんって感じだったな)


ラグナ「う、う~ん。イメージが違うな」

キロス「もう一人の方は?」

スコール「なんか勝気な美人女海賊だった」

ラグナ「お、いいねぇ!そっちは興味あるぜ!」

スコール「でもチャラ男が邪魔したせいで話せなかった・・・」

ラグナ「マジでなんなのその勇者」

スコール「こっちが知りたいわ」


~~数分後~~


スコール「エスタは大丈夫そうだな~」

ラグナ「街の防衛兵器をフル稼働させてっからな」

スコール「魔導アーマーまで持ち出しやがってあのちょんまげ・・・」

キロス「次はでかいロボットを作る計画があるそうだ」

スコール「バブイルの巨人まで作る気かあいつ」

ラグナ「後二つ、どこにあるんだろうな」

キロス「1つは目途が立ってるみたいだが、最後の一つは・・・」

スコール「さっぱり見当がつかねえ」

キロス「こちらも調査を進めているのだがな」

ラグナ「そのタイクーンらしき物は、さっきお前がいってた海賊のアジト以外はな~んも」

アルティミシア(さすがに万年近く経ってるからな)

スコール「ちょんまげ待ちか・・・でもあまり待てねーぞ」

キロス「ところで君、イデアの家はいかなくていいのか?」

スコール「は?」

キロス「君が宇宙に行っている間に色々聞いたぞ」

ラグナ「待ち合わせすっぽかしたそうじゃねえか」

スコール「今更・・・」

アルティミシア(イデアはどこへ?)

ラグナ「とっくに帰ったよ。セントラによ」

キロス「どうせ暇だろ。戻ってみてはどうだろう」

スコール「・・・」

アルティミシア(ラグナロクがあればすぐだろ。いけよ)

スコール「・・・怒ってた?」

ラグナ「そらもうカンカンに」ニヤ

アルティミシア(あ、嘘付きの顔)

スコール「はぁ・・・わかったよ。行くよ」

アルティミシア(全員呼べ。今度は置いていくなよ)


・セントラ上空

セルフィ「到着で~す」

アルティミシア(お前でもさすがに怒られるのはいやか)

スコール「もう串刺しはごめんなんだよ」

アルティミシア(甘やかしてるからどうせめっ!程度だろ)

スコール「今更石の家言って何になるんだっつんだよ・・・」


・石の家


ガラ・・・・


スコール「いつ来てもボッロイな」

アルティミシア(居をガーデンに移したのだろう?)

スコール「こんな電気もロクにない所でよく育ったわ」

アルティミシア(自分の生家だろ。文句言うな)

アーヴァイン「お~い、まま先生~」


『だれもいない・・・・・・』


スコール「いねーじゃんかよ」

ゼル「あ、もしかしてまだ」

スコール「ん?」

ゼル「まま先生は白い船に乗って帰ったんだよ」

セルフィ「どこかで寄り道してるのかも~」

スコール「おいおいおいじゃあ今から探せってのか?」

キスティス「それしかないわね」

スコール「スルーできたと思ったイベントがここへ来て一気に・・・」

アルティミシア(歴史は繰り返すんだよ。いい加減覚えろ)


・ラグナロク

スコール「だりぃ~、じゃあ船どこだよ」

セルフィ「ラグナロクで~連絡取れないかな~」

キスティス「多分この辺だとは思うんだけど」

スコール「めんどくせ・・・ちょっとマイクかせ」


ザザッ ピーーーーーガガ


スコール「~~」スゥー


スコール「 ま ま 先 生 ど こ で す か ぁ ー ー ー ! 」


アルティミシア(直接呼びかけるのか・・・)


スコール「 ま ま せ ん せ い ー  ー ! 」

スコール「聞 こ え て た ら 返 事 し て く だ さ ー い !


ゼル「うるせっ!」


スコール「 ま ~ ま ~ せ ~ ん  ~ せ ~ ! 」



「 ウ ル ッ セ エ ン ダ ヨ コ ノ ボ ケ ガ ァ ! ! 」



スコール「!?」


「ヒトガ昼寝シテルトコロデ デッカイ声ダシテンジャネーゾゴルァ!!」


セルフィ「なんかレーダーに反応あり~!」

アルティミシア(こ、この声は!)

スコール「パパが映画撮ってる時の・・・」


「ゴルァ!ソコノヒクーテー!チョットコッチコイヤ!」


ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン!


セルフィ「きゃーーー!」

キスティス「攻撃!?」

ゼル「ちょ、上!なんか大量に振ってる!」

スコール「うわ!あれって!!」


【テラブレイク】


全員「おあああああああああああ!!」


「オラァーーーーー!オチロヤァーーーー!」


スコール「じゃああいつ!」


オメガ「ブチコロスゾオラッッッ!シネ!!


スコール「 オ メ ガ ウ ェ ポ ン ! ? 」


オメガ「チョットコイッツッテンダロゴルァァァァ!!」


セルフィ「なにあのガラの悪いモンスタ~!」

スコール「オィィィィ!なんであいつがここにいるんだよ!」

アルティミシア(オメガウェポン・・・ここに来ていたのか!)


オメガ「マ!デ!ヤ!コノクソボケカスガァーーーー!」


スコール「ちょ、追ってきてる追ってきてる!」

セルフィ「全速全身退避~~~~~!」ググ


オメガ「ニガスカオラァ!」バッ


【メギド・フレイム】


ズォォォォォォォォォォ!!


セルフィ「回避~~~!」グオ!

スコール「おいババア!あれお前のしもべだろ!?なんとかしろよ!」

アルティミシア(あいつは元々私のしもべじゃない。ただの居候だ)

スコール「そうなの!?」

アルティミシア(ある日気づいたら勝手に住み着いていたんだ。何度も追い出そうとしたが・・・)

スコール「オメガウェポンが相手じゃぁな・・・」

アルティミシア(まるで地上げ屋だよ・・・)ハァ

セルフィ「振り切れないよぉ~~~~~!」グググ

アルティミシア(しかしアイツ、何故ここに・・・?)

スコール「パパの時代にいたのもあいつだろ!?じゃあ昔っからいたことになるぞ!?」


オメガ「オラアァァァーーーー!ニゲキレルトオモウナーーーーー!!」


スコール「・・・つかなんであんなにガラ悪いんだよ」

アルティミシア(それはこっちが聞きたい)



パァンッ!


『まぶしいひかりが とつじょはっせられる!』


オメガ「オアッ!?」


スコール「な、なんだぁ~~~!」



イデア「みなさんこっちです!はやく!」



全員「 ま ま 先 生 ! 」


オメガ「ナンダァ!?邪魔スンナゴルァ!!」


イデア「閃光弾をもう一発。ラグナロクの退路を設けます」


スコール「ひぃぃぃ~~~」


イデア「撃ちなさい!」


【閃光弾】


パ ァ ッ !


オメガ「ウワップ!?テメーコノオレガコンナ事デヤラレルト思ウナヨォー!」


【テラブレイク】


スコール「おああああああ~~~~~~~~~!」


イデア「こっちです!はやく!」


アーヴァイン「まま先生が付いてこいっ言ってる~~!」

セルフィ「にっげろ~~~~~!」


オメガ「マデゴラッ!ウワッ!マタマブシッ・・・」


オメガ「オラァァァァァァァ~~~~~~~~~~~!」


ァァァァァァーーーーーー・・・・・・・・



・セントラクレーター 入江 白い船

スコール「ゼエ・・・ゼエ・・・」

ゼル「まじやばかったな・・・」

イデア「私の可愛い子供達、大丈夫ですか」

スコール「まさかオメガウェポンに出くわすとは思わなかったわ」

アルティミシア(なんであいつがあそこにいるんだよ)

イデア「私はエスタに着いた後、船の迎えで石の家へと帰りました」

イデア「石の家が近づいてきたと思ったら・・・あれがいたのです」

スコール「オメガウェポンか・・・」

イデア「彼はいきなり凄んできました。「何メンチきってんだゴルァ」と」

アルティミシア(チンピラか)

イデア「仕方がないのでこの船で入江に停泊してました」

キスティス「あんなのがいたらうかつに戻れませんね」


イデア「あなた、子供達が戻ってきましたよ。あなた」

スコール「えっメタボいんの?」


シド「いやはやみなさん、お久しぶりです」


全員「学園長!」

アルティミシア(随分久しぶりだな)

シド「オメガウェポンと言うのですか・・・困りましたね」イヤハヤ

スコール「ほんとマジなんであいついるの?」

シド「彼も追われる身だそうです。かなりしつこいストーカーに付け回されていると」

アルティミシア(もしかして・・・神竜・・・?)

シド「それでナーバスになっているのでしょう。近寄る者皆あの権幕でまくしたてるのです」

セルフィ「ガラ悪いね~」

イデア「彼は彼でセントラにて隠れていたのでしょう。しかし」

シド「みなさん・・・事は重大です」

ゼル「なんだよ」

シド「エルオーネが我々の身代わりに・・・あのオメガウェポンに捕えられてしまいました」


全員「 は ぁ ! ? 」


アルティミシア(エルオーネが!?)

スコール「何やってんだメタボゴルァ!一体何しに来たんだよ!」

イデア「オメガウェポンに襲撃された我々を逃がす代わりに彼女が先陣を切って・・・」


(みんな、私がなんとかなだめてみる!その隙に先生たちは逃げて!)

(待ちなさいエルオーネ!危険です!下がりなさい!)

(ブチコロスゾボロブネゴルァァァァァァァ!!)


イデア「・・・・」

スコール「あ、新たな問題発生・・・」ガク

アルティミシア(相手はあのオメガだろ・・・参ったな)

シド「いやはや、困りました・・・この船の武装ではとてもじゃありませんが・・・」

スコール「ちょんまげが知ったら発狂するだろうな」

アルティミシア(どうするんだよ)

スコール「エル姉ちゃんは無事なのかよ」

イデア「一応無事な用です。彼女の力で無事を知らせてきましたから」

シド「それがついさっきの出来事です・・・」

イデア「あなた達の接近もそれで知ったのですよ」


スコール「オメガウェポンにジャンクションしたのかよ・・・」

イデア「彼の心は強い怒りと不安で満ちていました」

イデア「いつまた追手が来ると思うと夜も眠れない。それほど不安なようです」

アルティミシア(おいおいあんなのと神竜が戦ったら今度こそセントラは壊滅するぞ)

スコール「戻ってこなきゃよかった」ガク

シド「オメガウェポンがラグナロクを強襲したと言う事は、エルオーネもスコール達の接近を知ったはずです」

シド「彼女から何かアプローチがあれば救出の可能性があるのですが」

アルティミシア(我々がオメガウェポンにジャンクションすると?)

スコール「ありえる・・・」

アルティミシア(オメガウェポンか・・・あまりアイツには会いたくないのだが)

スコール(ババアと互角に渡り合える唯一の存在だもんな)

アルティミシア(いやちょっと、あいつとは軽い因縁が合ってな)

スコール「?」

アルティミシア(絶対怒ってるだろうな・・・ああ、どうしよう)ドキドキ

スコール「・・・何かしたんだな」


キィィィィーーーー・・・・ン


スコール「うわっぷ!やっぱりきた!」

イデア「エルオーネ救出の糸口、頼みましたよスコール」

アルティミシア(どうするよ、スコール)

スコール「つうかさぁ・・・あいつ生きてたんだな・・・」

アルティミシア(?)

スコール「一応前にあいつ倒したんだよ・・・」

アルティミシア(オメガウェポンを!?よく倒せたな!)

スコール「いやその・・・すんげー卑怯な手段使ったから・・・」

スコール「絶対俺にもキレてると思う・・・アイツ・・・」

アルティミシア(お前もやらかしてるではないか)

スコール「あ、会いたくねえ~~・・・」


キィィィィーーーー・・・・ン


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール(・・・?)

アルティミシア(着いたぞ。ここはオメガウェポンの中だ)

スコール(あっ)

エルオーネ「スコール・・・」

スコール(エル姉ちゃん・・・)

アルティミシア(で、肝心のオメガウェポンは何をしている?)

オメガ「ゴルァ!」

スコール・アルティミシア(!?)


オメガ「テメー、マタナンカヨビヤガッタナ!頭ンナカ ザワザワスッゾ!」

エルオーネ「だって彼らは私を心配してるだろうし・・・」

エルオーネ「そもそもどうして私を生かしておくの?不快なら一思いにやってしまえばいいじゃない」

オメガ「ダーカーラー!ナンドモイッテルダロッテ!」

オメガ「次元ノ狭間、ハヤクツレテケヨ!」

アルティミシア(次元の狭間だと!?)

エルオーネ「私の力は生体接続・・・そんな、次元を開ける力なんてないわ」

オメガ「オマエサァ、イツマデシラバックレンノ?モウオマエノ正体バレテルカラ」

エルオーネ「私の正体・・・?」

オメガ「カクシテモムダナンダヨ。ボケ。ソノ『力』ガイイ証拠ダ」

オメガ「オメーハミノガシテヤルカラ、ハヤク次元アケロヨ!」

エルオーネ「わかんないわよ・・・そんな・・・」

オメガ「ハァ・・・強情ナヤツメ。マァイイ」

オメガ「シャベリタクナル迄オマエハズットオレト一緒ダカラナ!」

エルオーネ「ス、スコール・・・」ボソ

スコール(何これどういう状況?)

アルティミシア(エルオーネの正体?)

オメガ「ツカ、今度ハダレ呼ンダンダヨ。サッキノト違ウゾ」

オメガ「シカモナンカ見覚エアルカンジダシ。ダレ?」

スコール(ど、どうするよババア・・・)

アルティミシア(とりあえず挨拶だろ)

オメガ「ボソボソウルセーヨ。名ヲナノレ。カス」


スコール(は、はろぉ~)ニコ


オメガ「!!」


アルティミシア(よ、ようオメガウェポン)


オメガ「チョ、エエッ!?」


スコール(いやはや、あの時はごめんね。後素敵な勲章ありがとう)

アルティミシア(やはりお前はそっちの方がかっこいいぞ。オメガウェポンよ)


エルオーネ「え、知り合い?」


オメガ「・・・」


オメガ「 ブ チ コ ロ ス ゾ ボ ケ ッ ! 」 


スコール・アルティミシア(やっぱりキレられてたか・・・)


オメガ「ヨリニモヨッテテメーラカヨ!出テコイゴルァ!今度コソマッショウシテクレルワ!」

スコール(いやいまジャンクション中だから無理・・・)

アルティミシア(よいではないか。過去の事は水に流そうぞ)

オメガ「ナガセルホドカンタンナ話ジャネーダロ!オマエラ俺ニ何シタとオモッテンダ!!」

オメガ「オマエラの本体ハドコダ!?今度コソブチコロシテクレルワ!」

スコール(完全にヘイト値マックスじゃん)

アルティミシア(嫌われたもんだな・・・)

エルオーネ「えっと、何かあったの?」

オメガ「聞イテクレヨエルオーネ!オマエノ友達ハマジサイアクダゼ!」

エルオーネ「・・・?」


1 スコール VS オメガウェポン

2 アルティミシア VS オメガウェポン


安価↓


エルオーネ「スコールと会ってるの?」

オメガ「アア!コノガキ!トンデモネー卑怯者ダゼ!」

オメガ「オマエネーチャンダロ!?一体ドウイウ教育シテンダ!!」

エルオーネ「スコール何したの?」

スコール(・・・)

オメガ「コイツ、俺ヲ呼ビダシテバトッテキタノハマァイイトシテダナ」

オメガ「俺ニ勝テナイトシルト、トンデモネー卑怯ナワザデ・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・アルティミシア城

オメガ「ナンダァ?マタ性懲リモナク挑ンデキタノカ」

スコール「・・・」

オメガ「マァ別ニイイケドサァ、オマエラ、俺とジャレテル場合カ?ココノババアヤリニキタンダロ?」

スコール「・・・」ニヤ

オメガ「何ニヤツイテンダヨキメーナ。マタテラブレイクデ一掃シテクレルワ」

オメガ「ホラコイヨ。何度デモ敗走サセテクレルワ」

スコール「オラァーーーーーーーーー!」


【エンカウント】オメガウェポン


オメガ「ナンカ考エガアルヨーダガ・・・ン?」


スコール・ゼル・セルフィ「 」ボソボソ


オメガ「作戦会議カヨ。悠長ナ奴ダナ」

オメガ「オラ!イクゼ!」


【リヒト・ゾイレ】


ゼル「ぐああああああああ!」HP1


オメガ「ハッハッハーーーーーー!ハヤク回復シナイトテラブレイク使ッチャウゼ!」


セルフィ「いっきま~す!」


【スロット】


オメガ「ハハッ、選ンデル場合カヨ。セメテプロテスカケロヨw」

オメガ「そしてらオマチカネノ・・・テラ・ブレイクイクゼーーーーーーーーーーー!!」


ピタ


オメガ「・・・・アレ、体ガウゴカナイ」

オメガ「ナンダコレ!?チョ、オイ!テラブレイクダヨ!」


スコール「セルフィたんジエンドでた?」

セルフィ「ん~時間かかりそう~」

スコール「大丈夫大丈夫、あいつもう動けねーから。出るまでゆっくり回しなよ」

セルフィ「は~い」


オメガ「モウ動ケネーッテナンダヨ!?オ前一体ナニシタ!?」


スコール「これなーんだ」クルクル


【ディスク4】


オメガ「 蓋 ア ケ ヤ ガ ッ タ ! !」


スコール「さあセルフィたんゆっくりえらぼ~ね~」


オメガ「マデヤゴルァ!!オマエソレチョット卑怯スギルダロ!」

オメガ「ディスクニ傷ハイッタラドウスルンダ!モットヤサシク扱エヨ!!」


スコール「お前がチートみたいな技使ってくるからだろ」


オメガ「 チ  ー ト は オ  マ エ ダ ロ ! 」


セルフィ「あ、出たよ~」

スコール「はいじゃあセルフィたん、あのでかいのジエンドさせてあげよーね」

セルフィ「は~い」


オメガ「ジエンドってナンダヨ!?ナニソレ!?ナァ!?オイ?!」


【ジエンド】


オメガ「オァァァァァーーーーーーーー!!」ボォン



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール(・・・)

オメガ「コノガキ!ゲーム中ニディスクノ蓋アケテ強制的ニヨミコミ止メヤガッタンダ!」

アルティミシア(お前さ・・・それはよくないぞ。ハード的にもソフト的にも)

スコール(それしか方法がなかったんだよ)

アルティミシア(本体が壊れたらどうするんだ。ええ?ちゃんと説明書にも書いてただろ)

スコール(いいんだよ昔っからサガフロバグとかあったんだから)

アルティミシア(サガフロってなんだよ)

エルオーネ「でもそうでもしないと倒せなかったくらいあなたが強かったって事でしょ?」

スコール(そうだぞ。誇ってもいいぞ)

オメガ「誇レルカ!アンナモン業界全体ノタブーダロ!俺ガ現役ダッタ時はミンナ俺ヲ倒ス為ニアーダコーダ考エテタンダゾ!」

オメガ「アヤマレ!当時アソンダ全スーファミユーザーニアヤマレ!」

スコール(何をだよ・・・)

アルティミシア(カセットで抜き差しはできんだろ)

オメガ「ッタク・・・トコロデヨ」

スコール(ん?)

オメガ「アノ・・・今日ハアノ金髪ノガキイナイノカ?」

スコール(ゼル?ゼルならまだ待機中だけど)

オメガ「ナンダ・・・」ホッ

エルオーネ「ゼルがどうかしたの?」

アルティミシア(どうした突然)

スコール(蓋開けバグに納得いかないって喚くコイツの為にちゃんと再戦してやったんだよ)

アルティミシア(なんだ、ちゃんと正々堂々と戦ったんじゃないか)

オメガ(アノガキは絶対ツレテクルナヨ・・・)ガクブル

アルティミシア(なんでゼルにそこまで怯えてるんだよ)

スコール(仕切り直してもう一戦やってな、卑怯な技をしなければ絶対負けないっつって意気込んでたんだが)

スコール(ゼルにボッコボコにやられてな)

アルティミシア(ええっ!?オメガウェポンを!?)

スコール(マジマジ。あいつああ見えてチート級に強いから)

アルティミシア(ちょくちょくそんな事言ってたな・・・しかしそういう風にはとても見えんのだが)

スコール(遺憾ながら俺以上だからな)

アルティミシア(ええ・・・どれくらいだよ)

スコール(オメガウェポン1ターンキルできるくらい)

アルティミシア( ま じ か ! ?) 


スコール(マジなんだなこれが。おかげで主人公の俺が物理2番手に・・・)ワナワナ

アルティミシア(し、信じられん・・・)

スコール(反撃すらできないまま一方的にやられてたからな)

スコール(当時のゼル曰く「オーバーフローを起こしてからが本番」らしい)

オメガ「・・・」ガクブル

アルティミシア(なんだよオーバーフローって・・・)

スコール(蓋開けバグもセルフィたん専用技みたいなもんだし)

アルティミシア(ジエンドとか言う技か?)

スコール(あれ、名前はかっこいいけど、中身は耐性無視の強制デスだから)

アルティミシア( )ブッ

スコール(こいつに効いたって事はお前にも効くんだろうな)

アルティミシア(なんだその凶悪すぎる技は・・・)

スコール(今だから言うけど、お前結構ヤバかったんだからな?)

スコール(お前がバトルメンバーをランダムで決めてくるから特殊技が遅れただけで、準備万端ならもうとっくの昔に逝ってたから)

アルティミシア(ああ、だからスロットばかりやっていたのか・・・)

スコール(運が良かったな、ババア)

アルティミシア(お前等本当に何者だよ・・・)

エルオーネ「大変ねえ・・・」

オメガ「オマエラマジナンナンダヨ・・・姉ノオマエモチートミタイナ技持ッテンジャン」

エルオーネ「たまたまよ、たまたま」・

オメガ「石ノ家マジコエエ・・・」ガクブル


スコール(それ以前になんでアルティミシア城にいたんもかが気になるんだけど)

オメガ「ソウ、忘レモシネー。コノババアトノ運命ノ出会イ・・・」

アルティミシア(・・・・)

スコール「なんだよその某エロゲのキャッチコピーみたいなのは」

オメガ「俺ハモトモト次元ノ狭間デ悠々自適ニクラシテタンダ。トコロガアル日」


(~~~~♪)

( ギ ャ オ オ オ オ オ オ ! )

(!?)


オメガ「ドコカノアホガ、神竜ノ封印サレタタカラバコヲアケヤガッタ・・・」

エルオーネ「なんで追われているの?」

オメガ「俺ノ製作コンセプトガ神ヲ超エル兵器の創造ダッタラシイ」

スコール(えっお前兵器だったの?)

オメガ「ソウ。俺ハモトモト機械ダッタノ」


スコール・エルオーネ「ええええ~~~~~~!」


オメガ「シカモ結構カワイラシイ女子受ケシソウナデザイン」

スコール(マジか・・・)

オメガ「思イアガッタニンゲンニ対スル、神ノイカリ?トカマァソンナンダト思ウケド」

オメガ「俺カンケーネージャン。俺完全ニトバッチリジャン」

エルオーネ「災難ねぇ」

オメガ「神竜ノドキュソ野郎ガ、調子コイテ俺ニケンカ売ッテクルカラヨ、返リ討チニシテヤッタワケヨ」

オメガ「シタラソコカラ、ハンパナイ粘着デダナ・・・」

スコール(う~わ~)

エルオーネ「神様の使いだもの。プライドがあるのよ」

オメガ「マジウッゼエワアイツ・・・」ビキビキ

スコール(いやまぁ生い立ちはわかったけど、ババアは?)

エルオーネ「機械には見えないわよねえ」

オメガ「ソウ!コイツ!コイツガ!余計ナマネシタセイデ俺ハ!」

アルティミシア(・・・)

スコール(ババアマジ何したの?)

オメガ「ソウ、アレハ俺ガ次元ノ狭間デ神竜とバトッテル頃・・・」


(テメエゴルァ!ドウヤッテタカラバコカラデテキヤガッタ!)

(オトナシクネムッテロヨ!今日コソ引導ヲ渡シテクレルワ!)

(ギ ャ ア ア ア ア ア ス ! )


エルオーネ「実はイイ関係ね」

スコール(トムとジェリーかよ)


オメガ「神竜ノコウゲキデ、不覚ニモアシヲフミ外シテヨ」


(エ!?チョ、オアアアアアア!)ガラッ

(グオオオオオオオオ!!))


オメガ「チョウドソノ時、コノババアガヨ」


グニャァァァァァァァァ


(エ!?ナニコレ!?)

(グオッ!?)

(神竜ストップ!ナンカ様子ガオカシイゾ!)

(・・・ギャオオオオオ!!)

(空気ヨメヤァーーーーーー!!)


オメガ「コノ歪ミがコノババアノ時間圧縮ダトシッタノハ、シバラクシテカラダッタ)

スコール(時間圧縮発動と被ったのか)

オメガ「時空ノユガミニモロニ巻キコマレテヨ」

オメガ「吸イコマレテ、瀕死ノダメージデマジヤバクテ、モウ終ワリトオモッタラ」

オメガ「キガツイタラコノババアノ城ニイタンダワ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



オメガ「アテテ・・・クッソ!アノDQNメ、メッタウチニシテクレヤガッテ・・・」ビビビ

オメガ「オカゲデ自己修復スルマデ、ココヲウゴケネージャネーカ!ファック!」

オメガ「・・・ツカココドコダヨ」キョロキョロ

オメガ「アッ。パイプオルガンだ」

オメガ「デケー。ドコカノ国ノ城カ?」


アルティミシア「誰だ」


オメガ「アッ」


・アルティミシア城

アルティミシア「我が城に客を招待した覚えはないが・・・もしや、Seed?」

オメガ「スマン、オレモ何デココニキタノカヨクワカッテナイ」

オメガ「イキナリ次元ガ歪ミダシテ、吸イコマレテ、気ガツイタラココニイタ」

アルティミシア「時間圧縮に巻き込まれた者か。ふむ・・・」ジロジロ

オメガ「時間圧縮ッテナンダヨ。アテテ・・・」ビビビ


アルティミシア「手負いか」

オメガ「チョットDQNニ絡マレテな」

アルティミシア「ふむ、ここであったのも何かの縁・・・どれ、治療してやろう

オメガ「アザーッス」

アルティミシア「・・・なんだお前、生き物ではないじゃないか!」

オメガ「アア、オレ機械ナンダワ」

アルティミシア「ええっ!機、機械・・・・」

オメガ「ドッタノ?」

アルティミシア「機械は苦手なんだよ・・・何をどうしていいか、さっぱりわからん」

オメガ「アア、ソウイウタイプの人イルヨナ」

オメガ「イイッテ。自己修復ガアルカラホットキャソノウチ直ル」ビビビ

アルティミシア「しかしそれでは城主として・・・あっそうだ」

アルティミシア「生命体に作り替えればいいんじゃないか」ポン

オメガ「エッ」

アルティミシア「私は魔女、そのくらい動作もない。ほら・・・・いくぞ」

オメガ「イヤマテ、俺ハロンカのマスコットトシテ、ユルキャラ系のデザインデミナサンニ癒シヲダナ」

アルティミシア「遠慮するなよ。ほら」ググググ


オメガ「オアァァァーーーーーー!何カ生エテキタァーーーーーーーーーー!」メキメキ


アルティミシア「そっちの方がかっこいいぞ!機械の者よ!」


オメガ「ヒギャーーーーーーー!ナンカ筋肉ムキムキニナッテルーーーーーーーッ!!」メキメキ


アルティミシア「おお、やはりそっちの方がかっこいいぞ機械の者よ」


オメガ「テメーフザケンナよババアゴラァァァァ!!」


アルティミシア「なッ!?折角直してやったのに何だお前ェーーーーーーーーーッ!!」


オラァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


オメガ「デ、コウナッタワケ」

スコール(ババア・・・)

アルティミシア(なんでだよ!神の使いと戦う古代の兵器だろ!?そっちの方がかっこいいじゃないか!)

オメガ「兵器ジャナクテ巨人兵ニナッテルダロガァ!!ナンデアンテナカラ体ガニョキニョキ生エテルンダヨ!」

オメガ「俺の本体はココ!リヒト・ゾイレ、撃つ所!ココガ顔!」

オメガ「余計ナモノ足シテルンジャネーヨ!」

エルオーネ「顔そっちだったんだ・・・」

スコール(このババアはマジでセンス最悪だからな・・・)

エルオーネ「戻せないの?」

アルティミシア(命が尽きるまで無理)キッパリ

オメガ「フザケンナヨボケ・・・カワイイノニ最強ッテギャップガ俺ノ魅力ダッタノニ」

スコール(何に誇り持ってるんだよ)

アルティミシア(恩を仇で返すマネするから封じられるのだ)

オメガ「ドコガダヨ!テメー毎回自分カラ封印解イテキタじゃねーか!ヨウモナイノニ!」

アルティミシア(うっさいわボケ!ベルにほこりが溜まらぬ用に掃除してるんだよ!)

スコール(あー・・・だからあそこにいたんだ)


オメガ「マァ俺ノ身ノ上話ハイイカラ、ハヤク次元ノ狭間ツレテケヨ」

エルオーネ「だから・・・」

スコール(なんでエル姉ちゃんなんだよ)

オメガ「オメーガ特殊ナ力モッテルカラダロ!」

オメガ「ソレ【クリスタル】カラウケツイダ力ダロ?ダッタラデキルハズダ」

オメガ「ハヨ」

エルオーネ「さっきからずっとこれで・・・」

スコール(え、お前なんでクリスタル知ってんの?)

オメガ「ナンデッテ・・・エクスデスガ言ッテタゾ。クリスタルノ戦士ガ次元ヲツキヤブッテヤッテクルッテ」

アルティミシア(エクスデスを知っているのか!?)

オメガ「エッ」

スコール(俺らクリスタル持ってんぞ)

オメガ「チョ、エエッ!?」

エルオーネ「だから私はクリスタルとかじゃなくて・・・」

オメガ「マテ、チョットマテ、詳シク説明シロ!」


『オメガに いままでのけいいを せつめいした!』


スコール(だから俺ら今クリスタル集めてるの)

アルティミシア(エルオーネは一切関係ないぞ)

オメガ「マジ・・・」

スコール(マジ)

エルオーネ「だから、スコール達を襲うのをやめなさい。そして私も船に帰して!」

オメガ「ジャアナンデサッサト次元ノ狭間イカネーンダヨ」

スコール(後2つ集めないといけないんだよ。バッツが言ってた)

オメガ「バッツ・・・」

アルティミシア(エクスデスを知ってるならこちらも知っているだろう)

オメガ「エクスデスガ言ッテタナ・・・邪魔シテクルウザイノガイルッテ」

スコール(仲いいのか?)

オメガ「暇ダカラッテタマーニ俺ノ所キテ、俺ノ回路ヲツカッテマリカーヤッテタリシタ」

スコール(エミュかよ・・・)

オメガ「愚痴キイテヤッタリシテタナ。タマーニ」

スコール(じゃああいつが復活したのも知ってるよな)

アルティミシア(私の時間圧縮のせいで万の時を封印されていたらしい)

オメガ「アイツモ災難ダナ・・・」ボリボリ

エルオーネ「だからここは、あなたのいた時代の未来なのよ」

オメガ「ノワリニハババアノ城、随分ボロカッタケド」

アルティミシア(そーいうデザインなんだよ)

スコール(お前が暴れるからさらにボロくなってたけど)

オメガ「マジカ・・・」


スコール(あっそうだ。じゃあお前俺らとくればいいじゃん)

オメガ「エッ」

スコール(俺らもその狭間に行くためにクリスタル集めしてんの。だったら目的は一緒じゃん)

アルティミシア(私達に着けば帰れるんじゃないか?)

オメガ「・・・ドウヤッテカエルンダヨ」

スコール(まずこのカケラを後4つ集めないといけないらしい)

オメガ「ンデ」

アルティミシア(エスタのオダインと言う博士がそれらを研究し、対策を取ると)

オメガ「オダインッテオマエノ」

エルオーネ「う・・・私あの人苦手」

スコール(ずっとストーカーされてたもんな)

エルオーネ「ほんともうしつこくて・・・」

アルティミシア(あの博士は他人の事など考えないからな)

オメガ「ワカル。ワカルゾエルオーネ」ウンウン

スコール(意気投合すんな)

オメガ「ジャアホカノカケラハドコニアルンダヨ」

スコール(なんか海底に沈んでるらしくてさぁ)

アルティミシア(海洋人工調査島を整備し直してそこへ向かうのだ)

スコール(ただお前の弟みたいなのがいてさ)

アルティミシア(まずはあそこのモンスターを駆除しないといけない)

オメガ「オレニ弟ナンテイネーヨ」

エルオーネ「帰りたいなら、協力してあげれば?あなた強いんでしょ」

スコール(オメガウェポンが味方になればこの先無双だろ)ボソ

アルティミシア(うむ、強力すぎる味方だ)

オメガ「・・・ヤダ」

スコール(えっ)

オメガ「・・・オ前等卑怯デ汚クテセンス悪イカラ、ナンカヤダ」

オメガ「ロンカノ文明的ニNG」

スコール(はぁ!?んなもん言ってる場合かよ!)

アルティミシア(帰りたいのだろう!?)

オメガ「オマエラ、生理的ニ無理。協力トカナンカヤルキオキナイ」

スコール(子供かよ・・・)

アルティミシア(そんな事言ってる場合か)

オメガ「ダカラ、俺ハアクマデコイツニ協力スル」


キュイーーーーーーーーーーーン!


エルオーネ「きゃぁっ!」ガチャン

スコール・アルティミシア(ええっ!?)


【GF オメガウエポン】→エルオーネ


オメガ(俺ハアクマデエルオーネに協力スル。エルオーネガオマエラニ協力スルナラ手ヲ貸ス事ニナル)

オメガ(オマエラハ正直キライダ。オマエラノ指図ハウケネー)

エルオーネ「とか言ってるけど」

アルティミシア(意外と細かいな・・・)

スコール(体裁を気にするタイプかよ)

オメガ(ウルセーコノ俺ガ一般人ナンカニ使役サレテタマルカ)

スコール(なんでエルねーちゃんなんだよ)

エルオーネ「私バトルとかできないんだけど」

オメガ(ナンカ召喚士ッポイシ)

アルティミシア(見た目だけだろ!)

オメガ(ソレニ・・・ナァ?)

エルオーネ「なに?」

オメガ(ソノ・・・大変ナンダロ?変ナノニツキマトワレテ)

エルオーネ「・・・」

オメガ(ストーカーッテホントウゼエヨナ。粘着質デシツコイシ)

オメガ(俺ナンテナニモシテネーノニイキナリDQNミタイナ奴ニ・・・アア、ウゼエ)イライラ

スコール(感化されてんじゃねえよ・・・)

オメガ(ダカラマァ、俺ハエルオーネ専用GFトイウコトデダナ)

オメガ(俺ハエルオーネノ指示シカウケナインデ、ソコノ所ヨロシク)

アルティミシア(お前の姉が最強になってしまったな)

スコール(ナウ○カかお前は)


~~~数分後~~~


スコール「てなわけでエルねーちゃん奪還に成功したわけだけど」

イデア「スコール。よくやってくれました。強くなりましたね。逞しくなりましたね」

スコール「でもなんか余計なのまで着いてきた」

イデア「えっ」

エルオーネ「ほら、あいさつしなさい」ペカー

オメガ「チョリーッス」ズドォン

イデア「 」

オメガ「イチオーエルオーネ専属ナワケダケドー、オマエラノ指図ハウケネーシー」

オメガ「ナメタマネシテタラ即座ニコノ船『テラブレイク』ダカラーソコノ所ヨロシクー」

エルオーネ「こら・・・もう」

シド「一体何があったんです!?」

スコール「惚れたらしい」

アルティミシア(違うだろ)

オメガ「ショボイ船ダナ。コンナトコロデクラシテタノカヨ」

エルオーネ「オダイン博士から逃れる為にね・・・」

オメガ「ヨシ、今カラソイツブチ殺ソウ」

アルティミシア(やめろ)


・ラグナロク

セルフィ「オダイン博士から~通信入ってるよぉ~」

アルティミシア(何かわかったのだろうか)

オダイン『おっそいでおじゃる!オダインが通信したら3秒以内に出るでおじゃる!』

スコール「だからできるわけねーだろって・・・で、なに?」

オダイン『海洋人工調査島に技術班を送ったでおじゃる!』

スコール「あ、その事なんだけどさぁ」

スコール「さっきママ先生に相談したら、FHの人達も連れて来てくれるって」

アーヴァイン「作業が捗るね~」

オダイン「FH・・・ああ、あの」

スコール「あの連中元エスタ人だろ。知り合いがいるんじゃないのか?」

オダイン「・・・やな予感がするでおじゃる」

スコール「なんで」

オダイン「FHの連中は元々エスタの方針に反を翻して出てった連中でおじゃる!エスタを快く思ってないかもしれないでおじゃる!」

オダイン「今頃現場で揉めてるかもしれないでおじゃる!一刻もはやく人工島へ行くでおじゃる!」

アルティミシア(駅長の話を聞くにありうるな)

スコール「これだから職人はもう・・・」

アーヴァイン「次の目的地は~?」

スコール「・・・海洋人工調査島で」

アーヴァイン「おっけ~」

セルフィ「発進しま~す!」


ゴォォォォォォォォォ・・・・・・・ キランッ



・海洋人工調査島

スコール「あっ」


エスタ人「てめー!後からきた分際で仕切ってんじゃねーぞ!」

FH「うるせえクソ都会人!てめーら都会人だからってでかい面すんな!」

エスタ人「オマエラが勝手に出て行ったんだろ!今更しゃしゃりでてくるな!」

FH人「んだこらぁ!やんのかゴルァ!!」


アルティミシア(予想的中だな)

スコール「あーもうめんどくせーなー」


オラーーー! かかってこいや! 修繕はウチの仕事だ! いいや俺らだ!


セルフィ「喧嘩しないでよ~!」

ゼル「こりゃ修復どころじゃねーぞ」

スコール「どうしよっか・・・」

アルティミシア(・・・)


『FH人とエスタ人が はげしく いいあらそっている!』


スコール「・・・」ハァ

キスティス「あの、ちょっと、皆さん落ち着いて・・・」

アーヴァイン「血の気多いね~」

アルティミシア(こんな調子じゃ大海のよどみなんてたどり着けないぞ)

スコール「ああもう動くなよ。ルブルムドラゴンが大量発生しちまう・・・」

スコール「あ」ポン

アルティミシア(ん?)


・人工島内部

スコール「はい職人のみなさん集合~」パンパン

FH人「クサレエスタ人が・・・」

エスタ人「だまれ田舎者・・・」

スコール「これから現場長を呼びますので~、その人の指示に従って動いてくださ~い」

アルティミシア(現場長?)

スコール「モルボル」

キスティス「はい」ペカー


『ないぶに あおじろいひかりが はっせられる!』


セルフィ「きれ~」

職人達「・・・なんこれ」

キスティス「よろしくお願いしますわ」ペコ

アルティミシア(ああっ!)


――愚かなる者よ、何故に闘いに身を置く


職人達「なんだ・・・声が・・・」ザワザワ

スコール「ほらみなさーん、現場長のあいさつですよ~。ちゃんと答えて下さ~い」


――愚かなる者よ、何故に闘いに身を置く


ざわざわ・・・だってこいつらが・・・なにを!お前らが!ざわざわ・・・


職人達「 だ っ て こ い つ ら の 存 在 意 義 が ! ! 」


スコール「あーあ」

アルティミシア(ある意味息ぴったりだな)


――おもしろい。実におもしろい者達よ


グ ォ ォ ッ ! 


職人達「!?」


バハムート「我が名はハバムート・・・偉大なるGFバハムート・・・」


職人「ななななんだこいつは~~~~!」

職人「モ、モンスターだァーーーーーーーーーー!!」

スコール「いや現場長だから。失礼だぞ」

職人「ええ!?」

バハムート「恐るべきは人間共よ・・・」

スコール「みなさんがいがみ合うのでー現場長おこでーす」

スコール「メガフレア放つって言ってまーす。仲良くしてくださーい」


メガフレア・・・ざわざわ・・・・何だこの現場・・・ただの修繕じゃねえのかよ・・・


バハムート「我に慈悲を乞うか?」


職人達「すいませんでしたぁーーーーーーーーー!」(土下座)


バハムート「闘いに答えは見えたか?」


職人達「精一杯頑張らさせて頂きますゥーーーーーーーー!」(土下座)


バハムート「また一つ進むべき道を見つけたな・・・」


スコール「一件落着!」

アルティミシア(すっごい纏め方だな)

バハムート「・・・」

キスティス「ご苦労様です」ペコ

バハムート「面白き猛き者達よ・・・」バサ

スコール「さすが古参GF。威厳たっぷりだな」

バハムート「お前は死ね!」ギロ

スコール「・・・」

アルティミシア(まだ嫌われてるじゃないか)


アーヴァイン「じゃあ修理の方よろしくたのむよ~」


職人達「アイアイサー!」



~~~数分後~~~

トンカントンカン・・・・

アーヴァイン「で、僕らはどうする~?」

スコール「こいつらが下層まで降りてくる前に大海のよどみのモンスター駆除しとかないと」

スコール「アルテマウェポンが着いてきたらしゃれにならねーしな」

イデア「作業を始めたようですね」

スコール「まま先生ちゃ~っす」


イデア「FHの人々とエスタの人々の因縁を考慮するのを失念しておりましたが・・・どうやら大丈夫の用ですね」

イデア「彼らを説得するとは。強くなりましたね。大きくなりましたね」

アルティミシア(ただ脅しただけだが)

スコール「で、エルねーちゃん連れてきた?」

イデア「ええ。エルオーネ。こちらへ」

エルオーネ「なんでアタシまで・・・」

スコール「しゃあねーじゃんオメガがエル姉ちゃん以外協力しないっつってんだから」

エルオーネ「そう言われても・・・」

スコール「この奥にオメガの弟がいんの。こいつは兄貴に説得させるしかねーっしょ」

オメガ「アニキジャネーヨ」

スコール「大丈夫だって。雑魚は俺らが引き受けるから」

ゼル「エルねーちゃんは安全な所いてくれよ!」

アーヴァイン「僕らが護衛するからさ~」

イデア「エルオーネを頼みました」

スコール「んじゃいくか」

エルオーネ「不安・・・」


・大海のよどみ


『あおじろいひかりにてらされた いせきがめのまえにひろがる』


アルティミシア(ほぉ・・・これは中々)

セルフィ「キレ~」

スコール「ここ、結局何だったんだろうなぁ」

アーヴァイン「セントラ文明の遺跡?かなぁ~」

ゼル「こりゃわかんねーな」

スコール「物知りゼル発動させろよ」

ゼル「いや、さすがにここは・・・」

スコール「んだよ使えねーな」

アルティミシア(こいつがオメガを1ターンで・・・)

エルオーネ「この奥でしょ。さっさと行きましょ」

スコール「オメガがいるからか知らんけど、勇ましいな」


・大海のよどみ 遺跡

キスティス「にしても、すごい場所ねえ」

スコール「ここも古代のなんたらか?」

アルティミシア(それっぽいな・・・)

スコール「レナの日記になんか書いてないの?」

キスティス「それっぽいのは・・・ないわね」パラパラ

スコール「つかえねー」

アルティミシア(こら、勇者の一人だぞ)

ボォォォォォ・・・・・

セルフィ「キレイな石~」

ゼル「ちょっとクリスタルっぽいな」

エルオーネ「クリスタルってこんな感じなの?」

アーヴァイン「もうちょっと透き通ってるけどね~」


ズドォォォン!!


全員「あ」


【エンカウント】鉄巨人


アルティミシア(鉄巨人の住処になっているのか)

スコール「モンスターの駆除も忘れずにな」


テッテテレレーレーレーテッテレー♪


スコール「とまぁこんな感じで」ブン

エルオーネ「強くなったわねぇ」

アルティミシア(こいつは何故かモンスター相手にはめっぽう強いんだよ)

エルオーネ「その代わり女性に弱いのね」

スコール「笑えない皮肉言ってんじゃねーよ」


・大海のよどみ 下層

キスティス「随分奥まで潜ったわね」

ゼル「ここで何を調査してたんだろうな」

スコール「採掘・・・あ、わかった」

スコール「ライフストリームを彫り出して一財築こうとしたんだ」ポン

アルティミシア(いいかげんそれから離れろよ)

キスティス「でもまぁ何か資源を掘り当てようとしたのは間違いなさそうね」

スコール「・・・」ボリボリ

エルオーネ「オメガは何か知らないの?」

オメガ「ンー、ナンカ懐カシイ感ジガシナイデモナイケド」

エルオーネ「なつかしい?」

オメガ「オレノジッカノロンカ文明ガコンナ感ジダッタッケ。歯車ガイッパイアッテサァ」

エルオーネ「ふむふむ」

オメガ「デモマァトックノ昔ニ滅ンダカラナ。形アルモノはイズレ滅ビル」

スコール「お前も早く滅びろよ」ボソ

オメガ「ア?」カチン

アルティミシア(煽るなよ)


・大海のよどみ 最下層

ゼル「ここが終点かよ」

スコール「そういえばオメガとアルテマ、なんで似てるの?」

オメガ「俺ソイツシラネーカラナニガドウ似テルノカワカンネーヨ」

スコール「なんでなの?ババア」

アルティミシア(・・・)

スコール「とりあえず一枚噛んでるのは間違いなさそうだ」


ボォォォォォ・・・


スコール「えーっと、これを動かして・・・・」カチカチ


ウィィィィィィ・・・・・・・・・


スコール「・・・」

アルティミシア(一体何が起こるのだ?)

スコール「アルテマウェポンがくる」

アルティミシア(それで?)

スコール「それだけ」

アルティミシア(えっ)

スコール「いやマジで。それだけ」

アルティミシア(いやいや)

スコール「結局ここはなんだったのかわからずじまい」

スコール「なんでアルテマウエポンがいたのかもわからんままだし」

アルティミシア(なんだそれ・・・)

スコール「その辺はまぁこっちが聞きたい」


ウィィィィィ・・・・・


グアッッ!


スコール「ほら、きたぞ」

オメガ「アッ」


ズドォォォォォォン!



【エンカウント】アルテマウエポン


セルフィ「きゃ~!」

ゼル「ななななんだこいつ!?」

エルオーネ「ほんとにオメガソックリ・・・」

オメガ「・・・」


アルテマ「・・・」グルルルル


スコール「唯一の違いはカラーリングと剣を持ってる事くらいか」

オメガ「オイババア、ドウイウコトダ」

アルティミシア(・・・)

オメガ「ババア!俺ノ体ハオマエガデザインシタンダロ!」

オメガ「ドウコトナンダヨ!」


アルティミシア(体を作りかえる時に・・・)

オメガ「アア」

アルティミシア(なんかふとこいつを思い出して・・・)

オメガ「 パ ク リ ジ ャ ネ ー カ ! ! 」

アルティミシア(もしかしたらお前の方がパクった側じゃないのか?)

スコール「初見はこっちが先だしな」

オメガ「ハァ!?隠シボスノ元祖ハオレダ!コンナポットデト被ラシテルンジャネーヨ!」


アルテマ「グオオオオオオオオ!!」


【リヒト・ゾイレ】


全員「おあああああああああ!」


オメガ「クソガ!デザイナー気取リノクセニデザイン盗用カヨ!」

アルティミシア(剣を持ってないから別物と言ってイイだろう)シラー

ゼル「ちょ、撃ってきたぞ!」

セルフィ「戦闘態勢~!」

スコール「というわけで頼んだ。兄さん」

オメガ「ニーサンジャネーヨ!」

エルオーネ「召喚するわよ!みんな!どいて!」


ペカー


ズドォォォンン!


アルテマ「!!」


オメガ「オイスー」


【GF】オメガウエポン


キスティス「ほんとそっくりね・・・」

アーヴァイン「双子?」

アルテマウェポン「ガル・・・」


『アルテマウエポンは うろたえている』


オメガ「アー、ナンダ、ソノ」

オメガ「新人ヨ、オマエニヒトツ言ッテオク」

オメガ「隠シボスノ元祖ハ俺ダ!ポットデガデカイ面スンナ!」

アルテマ「ウ・・・」

アルティミシア(効いてるな)

スコール「隠しボス業界の中で何か仕来りがあるんだろう」

オメガ「大体ナンダヨソノ剣。ドッカラモッテキタ」

オメガ「クラウドカ、クラウドカラ持ッテキタンダナ?」

オメガ「ドイツココイツモ7、7、7・・・イイ加減ニシロ!」グオ!

オメガ「同ジ作品ノコンピバカリツクリヤガッテ!お前ノ様ナ便乗ヤローガイルカラオレラに日の目ガ当タラネーンダヨ!」

オメガ「イイカゲンウゼーヨ!ACとかBCとかCCとか・・・」

オメガ「特にBC!オマエハダメダ!」

オメガ「クッソショボイスペックノガラケーデFFコンピダ!?通信デマテリア配布ッテナンダヨ」

オメガ「誰がスルンダヨ!ソンナクソゲー!アホカ!!」

スコール「論点がずれてるぞ」

アルティミシア(生みの親の悪口はやめろ)

アルテマ「ウウ・・・」

オメガ「ソモソモマズオマエハ、武器ナノカ、モンスターナノカガ非常ニワカリニクイ」

オメガ「武器ナラ武器!敵ナラ敵!ドッチカハッキリシロ」

オメガ「オマエ倒シテモソノ剣モラエネーンダロ?」

スコール「ああ」

オメガ「ジャア持ツナボケッ!オモワセブリナモン持チヤガッテ!」

オメガ「オマエノヨウナ7廚ガイルカラ俺ガナンカ関係ナイ所ニ引っ張リマワサレルンダヨ!!」

オメガ「何回改造サレタト思ッテルンダ!エエ!?お前モチョットハ働ケヨ!」

オメガ「シンドイ時ダケ武器ニナリヤガッテ・・・裏ボスの根性ミセロボケェッ!!」

スコール「ガチ説教じゃねえか・・・」


アルテマ「ヒグゥ・・・」

オメガ「マズオマエ隠シGF持ッテルノモダメ。プレイヤーニコビテル」

オメガ「真ノ裏ボスハプレイヤーニアイテムナド与エナイ。与エルノハソウ」

オメガ「強敵ヲタオシタトイウ、名誉ダ!!」ビシッ

アルテマ「!!」

スコール「オメガのあかしね・・・」チャリ

アルティミシア(本当にしょぼいものな)

オメガ「アイテムデ釣ラナキャ戦ッテモラエナイヨウナ雑魚ガ、神竜カオマエハ!」

オメガ「媚ビルナ!堂々トシロ!」

オメガ「 恥 ヲ シ レ ! ! 」ビシィ!

ゼル「俺ら、バトルしにきたんだよな」

キスティス「色々複雑な事情があるのねぇ」

アルテマ「・・・」

オメガ「ホントオマエダメ。全然ダメ」

オメガ「デザインカラシテ7引キズッテル時点デダメ。モットオリジナリィ持テ」

オメガ「アト初見殺シ技ガ「リヒトゾイレ」ダケッテノモダメ。モット凶悪ナテラブレイク級ノワザツクレ」

スコール(それは勘弁してくれないか)


オメガ「裏ボス業界ガインフレヲ起コシテイル昨今ダナ」

オメガ「容量ノ節約デ、雑魚カラグラノ流用シタリ、HPダケ無駄ニ高イダルイダケノ敵トカ」

オメガ「オズマトカ デア・リヒタートカ 金剛亀トカノ新人ガ続々参入シテクル今日コノゴロ」

オメガ「俺タチモ不況ノマッタダナカニイル・・・」


アルテマ「・・・」


オメガ「ソコデ仮ニモ『最強』ノ名ヲ冠スル俺達ガ、業界ヲ引っ張ルツモリデ頑張ッテイカナイトイケナインジャナイカ?」

オメガ「少ナクトモ俺ハソウ思ウ」

オメガ「オマエハドウ思ウ?」


アルテマ「・・・すいませんでした」


全員「 し ゃ べ っ た ! 」


アルテマ「魔大陸でデビューさせてもらって以来・・・星の兵器という大役を与えられて」

アルテマ「それでその・・・ちょっと調子こいてました」

スコール「なんでこいつだけ流暢にしゃべるんだよ」

オメガ「トコロガドッコイ、次ハオズマトカイウビー玉ニ役ヲ譲ラレ」

アルティミシア(ビー玉て)

アルテマ「スピラでは・・・すっごい弱かったです」

スコール「あの連中はまぁ・・・限界突破あるし」

アルテマ「イヴァリースなんてもう、影も形も・・・」

オメガ「俺ハイタケドナ」キリ

スコール「自慢すな」

アルテマ「なんか最近仕事がなくて・・・」

オメガ「ソロソロ、フンドシ締メナオス時期ジャナイカ?」

アルテマ「はい・・・」

オメガ「近頃ハDLCッテイウノガアッテナ。ソコニワンチャンアルトオモウワケ」

オメガ「俺ハソコデマタ人気再燃シテルシ」

オメガ「お前モ頑張レバキット、次回作ニモ読ンデモラエルッテ」

スコール「DLC出たの?」

オメガ「ナントカニングトカイウ奴トバトッタゾ」

スコール「ねーやんかよ・・・」

アルティミシア(じゃあこいつは)

アルテマ「・・・」

スコール「6と7が全盛期だな。後はまぁほぼ武器で・・・」

オメガ「シカモ結構ヨワイ武器」

アルティミシア(きっついな・・・)

オメガ「オマエ天狗ニナッテタラ干サレルゾマジ」

オメガ「コイツナンテアノ、ウォルト・ディ○ニート共演シタンダゼ」

アルテマ「まじっすか!?」

スコール「あったなw」

アルティミシア(お前いつのまに)

スコール「ドナルド・ダックとかと絡んだぞ。なんとかタウンとか言う所で」

アルテマ「・・・」

スコール「そう言えばチョコボレーシングにも呼んでもらったっけ」

オメガ「ソレ初耳」

スコール「隠しだけどな。デリングシティ爆走してたわ」

アルティミシア(結構出てるんだな)

スコール「隠しと言う意味ではこいつと一緒だな」

オメガ「負ケンナヨ。1ナンバリングノ主人公ニ」


オメガ「一度タタカッタ側トシテハドウヨ」

スコール「まぁ正直お前は・・・エデンの人って感じだよな」

オメガ「ホラ、GFデ釣ルカラ」

スコール「それに倒した所でここの説明もないし。結局なんだったのここって感じ」

アルテマ「なるほど・・・」メモメモ

スコール「もっとこう、描写してよ。設定だけでいいんだからさ」

アルテマ「気を付けます」

スコール「それにそんなに強くないし・・・」ボソ

アルテマ「!!」

アルティミシア(コラ!しー!)

オメガ「半端ナンダヨオ前ハ。コンナ所デヒキッテナイデ修行シロ」

オメガ「次ハ裏ボストシテ読ンデモラエルトイイナ」

アルテマ「はい・・・精進します」ガク

スコール「とりあえず俺らここ動かさないといけないから、ここのモンスターに職人襲うなって言っといて」

アルテマ「わかりました・・・」

スコール「まぁ・・・頑張れよw」

オメガ「希望ヲモテ!」

アルテマ「はい!」

エルオーネ「反省会終わった?」

ゼル「ガチのダメ出しだったな」

スコール「まぁ兄さんだし・・・」

オメガ「芸人カ」

アルテマ「では・・・」

アーヴァイン「彼は彼で大変なんだね~」

キスティス「モンスターにもルールがあるのね」

セルフィ「芸能人みた~い」

アルティミシア(珍しく話し合いで解決したな)

スコール「実は気にしてたのかもしれん」

エルオーネ「さすが兄さんね」

オメガ「ヤメロッテーノ」

スコール「じゃあ一旦戻るか・・・」


キランッ


スコール「ん?」


ズドォォォォォォォン!!


全員「!?」


ギルガメッシュ「見つけたぁ~~~~~!ついに見つけた!」

ギルガメッシュ「伝説の剣、アルテマウェポン!!」


アルテマ「どちら様で・・・」

アルティミシア(おいまさか)

ギルガメッシュ「あっ!モンスターが持ってやがんのか!!ちっくしょ~~~ええい!」

ギルガメッシュ「それよこせ!!」ジャキ


【斬鉄剣】


アルテマ「ひぎゃあああああああああああ!!」ボォン


全員「・・・」


ギルガメッシュ「やったぜ~~~~~!ついに手に入れたぞアルテマウォポン!」

ギルガメッシュ「いいね~このデザイン・・・さすが最強の剣だぜ!」ジャキ


全員「・・・」


ギルガメッシュ「あら、みなさんお揃いで」

エルオーネ「弟が・・・」

オメガ「・・・」

ギルガメッシュ「あ、オメガ」

オメガ「 空 気 読 メ ヤ ッ ! 」


【テラブレイク】


ギルガメッシュ「ぎにゃああああああああああ!!」


スコール「結局倒しちまいやがった・・・」

アルティミシア(きっとまたどこかで元気に裏ボスやってるさ)


~~~数時間後~~~


スコール「くそが!結局モンスターの駆除を俺らでやるハメになったじゃねーか!」

ギルガメッシュ「すまん」キリ

オメガ「シネヨマジ・・・」

イデア「ご苦労様です」

スコール「まま先生なにやってくれてんの?こいつ縛っとかないから無益な殺生が・・・」

アルティミシア(これからって時に)

イデア「ギルガメッシュ・・・あまりウロウロしてはいけませんよ」ニッコリ

ギルガメッシュ「さーせん」

アルティミシア(やっぱり甘やかしてたか)

アーヴァイン「とりあえずモンスターの駆除は終わったから~、下層に言っても大丈夫だよ~」

イデア「わかりました。ではそのように伝えましょう」

スコール「さて・・・」バフ

セルフィ「暇になっちゃったね~」

アルティミシア(折角だからこいつから話を聞いたらどうだ?)

ギルガメッシュ「ん?何が?」

スコール「リノアが言ってたぞ。ギルガメッシュから話を聞けって」

アルティミシア(お前が全然何も言わないから・・・)

ギルガメッシュ「何を話せばいいんだよ」

スコール「もうめんどくせえから全部話せ。録音しとくから」

ギルガメッシュ「尋問みてーだな・・・まぁいいか」

キスティス「古代はどうだったのか、是非知りたいわね」

セルフィ「楽しみ~」


『ギルガメッシュは かつてのことを せつめいした!』


アルティミシア(亀が言ってた事と一致するな)

オメガ「エクスデスモニタヨーナ事イッテタゼ」

ギルガメッシュ「ていうかなんでオメガいるの?いかつい見た目になっちゃって」

オメガ「神竜トコノババアノダブルコンボデコノザマヨ」

ギルガメッシュ「へぇ~」

セルフィ「知り合いなの~?」

ギルガメッシュ「ちょっとな・・・」

オメガ「狭間ニ強制送還サレタコイツガ、泣キナガラ出口ヲ聞イテキタンダヨ」

ギルガメッシュ「だってよぉ・・・」

オメガ「デ、デラレナイッテイッタラマタ泣クカラ」

ギルガメッシュ「一緒にマリカーやったんだよな」

スコール「またそれかよ」


ギルガメッシュ「所で神竜って何?」

オメガ「俺ヲシツコクオイカケマワスストーカー。マジキメエ」

エルオーネ「宝箱に封印されてたのに誰かが解いちゃったんだって」

ギルガメッシュ「へえ~」

オメガ「一体誰ガ・・・」ビキビキ

ギルガメッシュ「あ・・・もしかして」

オメガ「ナンダヨ」

ギルガメッシュ「いやなんでも」シラー

スコール「お前なんか知ってるだろ」

ギルガメッシュ「いや!全然何にも!」ブンブン

オメガ「アヤシイナ・・・オイエル!俺ヲコイツニジャンクションシロ!」

エルオーネ「はい」キーン

ギルガメッシュ「おいまて!何もないって!ホント何もないから!」

オメガ「・・・」


(くっそ~エクスデスの野郎・・・ここどこだよ・・・)

(お、宝箱あるじゃん。レアな剣かなんか入ってないかな・・・)ガチャ


『宝箱の中から モンスターが!』


( グ オ オ オ オ オ オ ! ! )


(おわあああああああああ!なんだこいつ!)

(なんかやばげ!退散っ!)トンズラ


( オ オ オ オ オ オ ! ! )


オオオオオオ・・・・・・



オメガ「・・・」

エルオーネ「何かわかった?」

オメガ「 ヤ ッ パ リ オ 前 ジ ャ ネ ー  カ ! ! 」テラブレイク

ギルガメッシュ「いやだって知らなかったぎにゃあああああああああ!!」

スコール「茶番してんじゃねえよ」


ギルガメッシュ「・・・」ピクピク

オメガ「クソガ・・・エライモンオコシヤガッテ!」

アルティミシア(そんなに強いのか?)

スコール「お前が逃げまどう奴とか想像つかねーよ」

オメガ「・・・ヤズマットッテ言ッタラワカルカ?」

スコール「おお・・・」ゾク

アルティミシア(ヤズ・・・何?)

スコール「倒させる気0の裏ボス」

アルティミシア(わからん。さっぱりわからん)

キスティス「でも何か見えてきたわね」

アーヴァイン「エクスデスってのは光の勇者の宿敵で~」

キスティス「オメガさんはそのさらに前の時代の魔導士と戦う為に作られたのね」

オメガ「エヌオーナ」

エルオーネ「まとめると・・・こうね」


【アルティミシアの時代】

↑追う   ↓戻る 

【スコールの時代】



【ラグナの時代】

~~数万年の壁~~

↑失敗する
              
【バッツの時代】

↑託す

【ゼザの時代】

~~数千年の壁~~

↑エヌオー封印

【オメガの時代】



【時間圧縮】→【次元の狭間が閉じられる】→【バッツ次元の狭間にいけず】→【スコールの時代にエクスデス復活】


キスティス「古代の事情が一気にこの時代に来たのね」

スコール「要するにババアが時間圧縮したせいで万の時が大混乱なわけだ」

アルティミシア(時間圧縮ってそんな強力だっけ・・・)

スコール「やった本人だろが」

アルティミシア(正直そこまで考えてなかった)キリ

スコール「死ね。菓子折りもって古代人に謝りに行け」

スコール「でもそうするとリノアの目的がわかんねーな・・・」ボリボリ

オメガ「アア、オ前ノ彼女ナ」

スコール「オメガ知らないだろ、今アイツお前並に強くなってんぞ」

オメガ「マジ!?」

スコール「マジ。しかもそこかしこで虐殺しまくってる」

オメガ「最初城デ見タ時ソンナイメージナカッタケド」

アルティミシア(こいつのせいでな・・・)

スコール(それは言わんでいい!)

オメガ「?」

スコール「とりあえずエクスデスに協力して無を復活させようとしてるんだが・・・」

スコール「それをやってあいつになんのメリットがあるんだって話よ」

アルティミシア(ギルガメッシュは何か知らないのか?)

ギルガメッシュ「う~ん、無理矢理ジャンクションさせられて、奴隷の様な生活送って・・・」

ギルガメッシュ「パパさんの名前語って軍になんかやってたくらいは何も・・・」

スコール「やっぱやってやがったか」

ギルガメッシュ「でも・・・」

スコール「ん?」

ギルガメッシュ「憂さ晴らしにモンスター狩りまくってたっけ・・・」

ギルガメッシュ「ウィンディゴに腕相撲勝負仕掛けて腕へし折ったりとかさぁ・・・」

全員「うわぁ」

ギルガメッシュ「てか俺言われたもん。スコール達に色々教えろって」

ギルガメッシュ「いちおーエクスデスに協力してるのはしてるんだけど、なんかなぁ?」

スコール「あ~もうわっかんねえな!電波女の考える事わよ!」ワシャワシャ

オメガ「アノオッサンモ何回封印サレンダッツーンダヨ」

アルティミシア(とりあえず、意図はわからんがこちらの強化を促してるようだ)

アルティミシア(だったらウンと強くなってやればイイ。あいつ以上にな)

オメガ「実力ツケロッテコッタ。モウ卑怯ナハメ技ツカウナヨ」

スコール「・・・」

オメガ「返事シロヨ」

 
   
【     こ    こ    ま    で       】



             / _ヽ
             ヽ__ソ
            iヾ_,,| |-,_,-- ,__/\
     _,、  __/ー-+-+、ヽ__\ノ|i K、
    ./λノ\,人-,、/^ヾ,,ヽ,ヽ,.,---`' ヾ,/`,
   / / ̄\フ、> 'i |\/ヾ,)) |===i  ("iソ

  <`レ’   i'V ノ | ,,|>-"' ヽーソ  | il`i
   i",|-,   ヽニヽ_.|/^il"~`》_,-" <`ー"ヽ、
   `i"-P   _/ ̄,]|`=,)ー+ー'     `-, ,Y )
   ヾイゝ_ '"┴-<|iヾソ          レレ'

  ∠ニO)ー`    />i |L
          <)_ヘ_(^ヽ
              ヽ| ~`


~~数時間後~~

スコール「ふわぁ・・・」

アルティミシア(工事は大分進んだようだな)

スコール「島としては小さいけどさぁ・・・ここ人工物としてはかなりデカいだろ」

アルティミシア(それをわずかな時間で・・・さすが世界有数の技術者達だ)

スコール「ほんとに動くんかねえ・・・動いたらもはや空母だろ」

アルティミシア(軍事転用は十分可能だな)


トンカントンカン・・・


スコール「結局大海のよどみってなんだったんだろう」

アルティミシア(謎は謎のままの方がミステリアスでいいじゃないか)

スコール「アルテマニアにも書いてないし・・・き~に~な~る~」

アルティミシア(私と名が似ているなその本は)

スコール「暇だ・・・」ゴロゴロ

イデア「スコール、ちょっとよろしいでしょうか」

スコール「なんっすか」

イデア「技術者の方々から言伝です」

イデア「各部の老朽化が激しく自走運転はできそうにない、と」

スコール「はぁ!?じゃあどうやって動かすんだよ!?」

イデア「そこであの人が一案を出し、それによって移動する事にしました」

アルティミシア(一案?)

スコール「どうすんだよ」

イデア「もうそろそろ来る頃かと思いますが・・・」

イデア「あ、来ました」


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・


スコール「い!?」


シド『いやはやみなさん、お待たせしました』

シド『これならばこの人工島も動かす事が出来ると思いますので、ドッキング作業の方をよろしくお願いします』


スコール「バ、バラムガーデン・・・」

アルティミシア(なるほど、あれで引っ張っていくのか)

イデア「バラムガーデンの駆動力なら十分可能でしょう。海面限定ですがね」

アルティミシア(ガーデンがますます移動要塞に)

スコール「二足歩行のロボット乗せれば完璧だな」)


オーライ・・・・オーライ・・・


ゴウン・・・・・!!


『バラムガーデンと じんこうとうが がったいした!』


スコール「本当にくっついちまった」

アルティミシア(ここも久しぶりだな)


・ブリッジ

ニーダ「よースコール!エスタへ行ったっきり戻ってこないから心配してたんだぜ!」

スコール「あ、初めましてスコールです」

ニーダ「わざとだよな?そういうボケなんだよな?」

シュウ「ガーデンほっぽり出してどっかいったっきり・・・全然戻ってこないんだから」

スコール「全国数百万人がFHに置きっぱなしにしてたと思う」

アルティミシア(崖登れない物な)

シド「いやはや、使い道があってよかったですよ」

スコール「FHガーデンに名前変えない?」

シド「ハッハッハ、それもおもしろいかもしれませんね」

シュウ「専門学校にでもするつもりですか?」

シド「まぁ何にせよ、これで人工島が動かせるわけです」

スコール「トラックかよ・・・」

アルティミシア(なんでも繋げられそうだな)

シド「では参りましょう。ガーデン、発進ですよ!」

ニーダ「発進!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・


シュウ「クリスタルかぁ。余ったらちょうだいよ」

スコール「チャラ男に付きまとわれるけどそれでよければ」

シュウ「なにそれ。呪いのアイテム?」

スコール「ある意味な」

アルティミシア(ところでどうやって牽引するのだ?)

スコール「こんな短時間でよく装置作れたな・・・どれどれ」スチャ


『ガーデンとしまが、ワイヤーでこていされている!』


スコール「紐で引っ張ってるだけじゃねえか!」

アルティミシア(おもったより原始的だったな・・・)


~~移動中~~


・食堂

スコール「パンうめー」ダラダラ

アルティミシア(目的地は・・・エスタ大陸の北端からやや北東に進んだ所か)

スコール「てーことは天国に一番近い島の近くか」

ボヤキ三人組「何その物騒な島」

スコール「異界みたいなもん」

ボヤキ三人組「へぇ~」

アルティミシア(ウソを教えるなウソを)

スコール「それより俺が気になるのは・・・」チラ

スコール「なんでお前らSeed服着てるの!?」

ボヤキ三人組「へっへ~」キラン

アルティミシア(もしや、受かったのか?)

ボヤキ三人組「ここのところのドタバタでよぉ、俺らの働きが評価されてさ」

ボヤキ三人組「元々筆記は通ってたからよォ・・・」

アルティミシア(そうか、ガーデン戦が実地試験代わりになったのか)

スコール「お、おお・・・」

ボヤキ三人組「お前のおかげだぜ。いつも俺らのボヤキを聞いてくれてありがとな」

ボヤキ三人組「おかげですっきりしたぜ。いやはや、本当にありがとう」

スコール「こんなサブイベがあったとは・・・」

アルティミシア(知らなかったのか)

スコール(だってどうでもいいじゃんこんな連中))

アルティミシア(折角感謝してるんだからいらぬ事を言って嫌われるなよ?)

ボヤキ三人組「これからは同じSeedだな!」

アルティミシア(ランクはお前の方が下だがな)

スコール「モブのくせに・・・」


・図書室

スコール「あっ」


三つ編みの図書委員:「ゼルさんに、ぜひ読んで欲しかったんです。良かった、ここで会えて・・・・・・」

ゼル:「いや、あの、オレ、その~・・・・・・なんだ?本なんて、オレのガラじゃないし、結構ジッとだまってなんかするって苦手だし・・・・・・」

三つ編みの図書委員:「くすくす・・・・・・わかってます、よくわかります、だから、この本、探したんです・・・・・・」

ゼル:「こ、こいつは!!!」


スコール「うざい場面に出くわしちまった・・・」イラ

アルティミシア(なんでだよ。ほほえましい光景だろ)


三つ編みの図書委員:「私はそれだけで胸がいっぱいに・・・・・・なります・・・・・・」

三つ編みの図書委員:「あの、ごめんなさい!勝手なこと、言いました!」

三つ編みの図書委員:「ケガなどしないように気を付けてくださいね!」

ゼル「うお~!すっげ~うれしいぜ~!」

スコール「爆発しろ・・・」ピキピキ

アルティミシア(わかりやすい嫉妬をするな)

スコール「何貰ったんだよ」

ゼル「お、スコール。見てくれよいいもん貰っちまったぜ」


【格闘王003】


アルティミシア(ほぉ、これならゼルでも読めるな。よく調べてある)

アルティミシア(本当に好きなんだな・・・)ホッコリ

スコール「俺には何かねーのかよ」

三つ編みの図書委員「えっ」

スコール「なんでゼルだけ特別扱いなんだよ!ここの委員長は俺だ!俺にもなんかよこせ!」

アルティミシア(そして空気を壊すお前だ)ハァ

三つ編みの図書委員「え、スコールさんにですか・・・」

ゼル「オマエ本なんて読むのかよ」

スコール「人類皆平等!特別扱い断固反対!」バシバシ

アルティミシア(お前がそれをいうか)

三つ編みの図書委員「え~っと、え~っとぉ・・・」ガサゴソ

三つ編みの図書委員「あっ・・・これ・・・」

ゼル「あっ」


【となりのカノジョ】


スコール「・・・」

三つ編みの図書委員「スコールさんが催促したって聞きました・・・本当はこういう雑誌はダメなんですけど・・・」

三つ編みの図書委員「あまりにもうるさく言うと聞いたので・・・特別に発注しました・・・」

三つ編みの図書委員「えっと・・・その・・・男性ですもんね!・・・どうぞ」サッ

アルティミシア(ここ、学校だぞ?)

ゼル「女子になんちゅうもん渡させるんだよ」

スコール「・・・ぬかったぁ」ガク


スコール「まぁいい後でよもう」スチャ

ゼル「読むのかよ」

アルティミシア(ところでここに何をしに?)

スコール「えっと・・・ああ、いたいた」

スコール「おおい、エルねーちゃーん」

エルオーネ「あらスコール、読書しにきたの?」

スコール「いや、一緒にこれ読みたくて」ドサ


【12人の勇者達】


エルオーネ「童話・・・あらあら、あまえたさんね」

スコール「そんなんじゃねえよ!・・・これ、実話らしい」

エルオーネ「ええっ!」

スコール「オメガに話聞きたくて」

エルオーネ「悪の魔導士と戦う12人の勇者・・・」ペラ

オメガ「エヌオーダナ」ドロン

スコール「出たなチート野郎」

アルティミシア(お前も知っているのか)

オメガ「俺コイツ倒スタメニ作ラレタシ」

エルオーネ「じゃあなんであなたは載ってないの?」

オメガ「勇者ト喧嘩シタカラ」

アルティミシア(オイ)

スコール「昔からそうなのな」

オメガ「ダッテアイツラヤル気ネーモン」

エルオーネ「というと?」

オメガ「パーティーメンバーニパジャマ姿デハンドベル持ッタフザケタ格好ノヤツガイテサ」

スコール「なにそれw」

オメガ「ドウヤッテ戦ウンダヨッテイイタクナルダロ?」

オメガ「他ニモダンスバッカシテル奴トカ、金デ解決シヨウトスルヤツトカ」

アルティミシア(あのクリスタルにいた踊り子とかいう・・・)

オメガ「ソンナ連中ト組メルカ!ッツッテ蹴散ラシテヤッタワケ」

スコール「その結果先を越されたわけか」

オメガ「戦闘力ハ俺ガ圧倒的ニ上ダッタノニ」

オメガ「神竜ガシツコク邪魔シテクルカラ・・・」

アルティミシア(ああ・・・)

エルオーネ「不運ねえ」


スコール「で、結局『無』ってなんなの?」

オメガ「曰ク全テヲ無ニスル力ダトカ」

アルティミシア(この世の原点であり帰る場所でもある・・・)

オメガ「エヌオーモエクスデスモソノ辺ナンカカンチガイシテルケドナ」

オメガ「タダノ凄イ強イ力トシカ思ッテナイ」

スコール「じゃああのウド巨人は自分が飲みこまれるって考えてないんだ」

オメガ「ダナ。エヌオーガ飲マレタノモタダノ力不足トシカ考エテナサゲ」

オメガ「痛イヨナ」

スコール「じゃあ止めろよ」

オメガ「ダッテ俺カンケーネーシ」

スコール「・・・」

エルオーネ「オメガはほら、おうちに返りたいだけから」

アルティミシア(エヌオーとやらはもういないしな)

オメガ「正直ドーデモイー。ガ」

オメガ「神竜ヲ無ニ返シテクレレバ、考エテヤランデモナイ」

スコール「寝返るなよ?」

オメガ「シラネ」

スコール「この・・・」ビキビキ

アルティミシア(よせ。ここでテラブレイクはごめんだ)

エルオーネ「これから向かう場所はどういう所なのかしら」

スコール「ウォルスの塔だっけ・・・」

アルティミシア(クリスタルを祭っていたらしいが)

エルオーネ「日記になにか書いてないの?」

スコール「今誰が持ってたっけ」

アルティミシア(キスティスだな)

エルオーネ「キスティなら保健室に向かったわよ」

スコール「ついに口臭を直すのか」

アルティミシア(病気な訳じゃあないだろ)

スコール「聞き込みするか・・・」

エルオーネ「がんばってね」

スコール「・・・」

アルティミシア(ところでだな)

スコール「なんだよ」

アルティミシア(その・・・キスティスの方が年下なんだよな?あいつより)

スコール「一応な」

アルティミシア(たまに序列がわからなくなるよ)

スコール「老け顔と童顔の違いだ。学べババア」

アルティミシア(お前も17には見えんのだよ)


・保健室


ヤダワァ・・・・ホホホ・・・


スコール「おいすー」

カドワキ先生「おやスコール、久しぶりじゃないか」

イデア「今ちょうど先生からスコールの学校内での生活ぶりを伺っていた所です」

アルティミシア(面談か)

スコール「このパーフェクト超人の俺に死角なんてねーよ」

カドワキ先生「バトルは優秀なんだけどねぇ」

キスティス「無愛想で」

カドワキ先生「わがままで」

キスティス「暴言吐きで」

カドワキ先生「スコールのせいで保健室送りになった生徒、何人も見てきたよ」

キスティス「サボリも常習だったわね?あなた」

カドワキ先生「女子寮への忍び込み方を聞いてきた事もあったよ」

キスティス「ここ最近急に激しくなったわね」

アルティミシア(クールキャラだったって言ってなかったかお前)

スコール「・・・」

イデア「左様ですか・・・」

スコール「いいだろ役に立ってるんだから!」

キスティス「その分迷惑もかかってるのよ」

イデア「いけませんよ、スコール」

スコール「けっ」

アルティミシア(シドもイデアも怒るタイプじゃないからな・・・)

カドワキ先生「あたしゃ保険医だから風紀の事まではねえ」

キスティス「アタシはずっとなめられっぱなしだったわ」

スコール「かぁ~!こんな所で説教かよ!これだからババアが集まると・・・」

イデア「どういったご用件ですか?」

スコール「これから行くウォルスの塔の事調べに日記見に来たんだけど・・・」

スコール「もういい帰る。説教やだ」ツーン

アルティミシア(ヘソ曲げるなよ)

イデア「・・・」

スコール「ババア同士女子会(笑)でもやってろ!死ね!」

アルティミシア(めんどくさいな・・・)


・校庭

スコール「・・・」

セルフィ「またライブやりたいな~」

スコール(かわいい・・・)ホッコリ

アルティミシア(結局ここに行きつくのか)

スコール「もうさぁ・・・もう」モソモソ

アルティミシア(ん?)

セルフィ「あ、スコール~」

スコール「俺今まで十分ガマンしたろ?なぁ?」

スコール「もう・・・いいよな?」チャキ

アルティミシア(オイ待て)

セルフィ「?」

スコール「・・・・ひゃ~~~~~~~~~~~!」ダダダダダダ

アルティミシア(うぉーーーーい!ストップ!ストォーーーップ!!)

スコール「もう我慢できまっせーーーーーーーーーーん!もふもふ!もふもふ!」ダキ

スコール「夢にまで見たふにふにふっくら絶対領域~~~~~!」グリグリグリ

セルフィ「何してんの?」

アルティミシア(え?)

アーヴァイン「もう・・・大胆だなぁ」ポッ

スコール「 お ま え か よ ! 」

セルフィ「あ・・・空気読むね~」ササ

スコール「ちょっちがっ待って!」

アーヴァイン「見せつけたいのかい?ダメダメ、刺激が強すぎるさ」ギュ

スコール「離せオラァ!待って!ちょっと待ってよセルフィたぁ~~~~~~ん!」

アルティミシア(受け止めてやれよもう)


~~数分後~~


・廊下

スコール「ぜえっ!ぜえっ!」

アルティミシア(なんでここに帰ってくるとそうなるかなお前は・・・)

スコール「うぐぅ・・・だって・・・」

スコール「ディスク4に行く前に一花上げないと・・・」

アルティミシア(砂漠に種を植えても何も生えてこないぞ)


アルティミシア(焦る方向が違うだろ。わかってるのか?)

アルティミシア(世界の危機なんだぞ?託されたんだろ?クリスタルに)

スコール「いらねんだよ・・・何が魔法剣士だ」

スコール「そんなもんよりこう、ナンパ師とかそういうジョブないの?」

スコール「媚薬とか調合できる、そういう感じの」

アルティミシア(固有アビリティはなんだよ)

スコール「・・・手○ン?」

アルティミシア(死ね!汚らわしいんだよ!)

スコール「魔女なら惚れ薬の精製法とか知ってるだろ。教えろよ」

アルティミシア(あるか。あってもなんで私がそんなもん使わないと行けないんだよ)

スコール「一口だけで一気に発情する薬とかないのかよ~飲むタイプの~」

アルティミシア(お前の頭を直す薬を調合したいよ)


ギルガメッシュ「あるぞ」


スコール「どあぁ!」

アルティミシア(いつの間に)

ギルガメッシュ「薬を調合するジョブ、あるぞ」

スコール「マジ!?」

アルティミシア(あるのか・・・)

ギルガメッシュ「現役の頃のバッツにそれでボッコボコにされたんだよな」ハハハ

スコール「じゃあ・・・」

ギルガメッシュ「残りのクリスタルに宿った連中が持ってるかもな」

スコール「・・・」

アルティミシア(何に使うんだよそんなジョブ)

ギルガメッシュ「おいおいバカにするなよ?名前とは裏腹にめちゃくちゃ強いんだぜ」

ギルガメッシュ「相手の耐性を全部無視できる超強力な調合師だぜ」

アルティミシア(どことなく非合法の香りがするな)

スコール「残りの奴が持ってんの?」

ギルガメッシュ「可能性は多いにあるんじゃねえの?」


スコール「・・・キエエエエエエエエエエエエ!!」ダダダダダダ


アルティミシア(ああもう、変な事吹き込むなよ)

ギルガメッシュ「あ、おい!どこに行くんだよ!おい!」


・ブリッジ

スコール「全速全身フルスロットル!ゆけ!爆発するまで全力でいけ~~~~!」

ニーダ「なんだよ突然!」

シュウ「急にやる気だしてなによ」

スコール「調合調合調合調合・・・」ブツブツ

シュウ「?」

スコール「はやくいけ~~~~!」ビシビシ

ニーダ「やってるよ!叩くな!」

ギルガメッシュ「まてよもう・・・急に走り出しやがって」ゼエゼエ

シュウ「あ・・・イデアさんのGF」

ギルガメッシュ「用事があって来たんだよ・・・ママさんに頼まれて」

アルティミシア(どうした?)

ギルガメッシュ「ウォルスの塔について知りたいんだろ?ちゃんと教えてやるから」

スコール「ちょうちょうごう!ちょうちょうちょうちょうちょうごうごう!」

ギルガメッシュ「聞けよ!」


~~移動中~~

シュウ「ああ、これから向かう所ね」

アルティミシア(クリスタルを祭ってたんだろ?)

ギルガメッシュ「あそこはな、水のクリスタルを祭ってたんだ」

ギルガメッシュ「海底にあるのはおあつらえ向きだな」

アルティミシア(水のクリスタル・・・)

シュウ「神様みたいな扱いだったのね」

ギルガメッシュ「ただそこにはさぁ、一つ問題があってさ」

ギルガメッシュ「バッツ曰くクリスタルを守る番人がいたんだとよ」

ニーダ「そりゃそんな大事な物を祭ってるからなぁ」

ギルガメッシュ「なんか聞いただけだけど・・・ロンゲの象が」

アルティミシア(色んな意味でなんだそれは)

シュウ「何?象の中のチャラ男なの?」

ギルガメッシュ「なんかいたんだってよ。よくわからんけど」

ギルガメッシュ「バッツが着いたらいきなり襲ってきたって」

アルティミシア(ロン毛の象が守護してるのか・・・)

ニーダ「水関係ないじゃん」

ギルガメッシュ「さすがに昔の話だけどよ、もしかしたらまだいるかもしれないから」

ギルガメッシュ「そこの所注意な」

シュウ「わざわざそれを教えに来てくれたのね」

アルティミシア(礼言えよ。お前の為にわざわざ来てくれたんだぞ)

スコール「リュックたんみたいな女の子なのかな~」デレデレ

アルティミシア(あ、もうそれしか頭にないパターン)


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・ ズゥン


・海上

ニーダ「着いたぞ」

シュウ「作戦会議よ。全員呼びましょ」


『しゅうごうを かけた!』


キスティス「いよいよね」

ゼル「この下にクリスタルが・・・」

セルフィ「ぷかぁ~って浮いてこないかなぁ~」

アルティミシア(ん・・・なるほど、どうやら今回はアタリの用だ)

アルティミシア(この下からピリピリと何かを感じる)

アーヴァイン「さすがにここからだと見えないね~」

シュウ「人工島にはイデアさん達白いSeedが指揮してるわ」

シュウ「通信してみましょ」


ザザッ ピーーーー ガガ


イデア『こちらは準備万端です。さっそく調査装置を潜らせまてくれています』

イデア『・・・・どうやら成功したそうです。確かに塔らしき物が沈んでいると』


シュウ「さ、後は向かうだけ!覚悟はイイ!?」

全員「おお!」

スコール「ちょ~~~ご~~~~!」

アルティミシア(まぁやる気出してるからいいか)


イデア『すいません、一つ問題が』ザザ

イデア『この塔・・・大海のよどみと違って・・・空気の層が存在しないそうです』


ゼル「へ?」


イデア『なので人工島から海底に向かい・・・内部は泳ぎになりますね』

イデア『もちろん空気はありません。酸素ボンベ程度なら用意できますが・・・』


シュウ「あっちゃ~・・・そりゃそうか」

アーヴァイン「海底だもんね~」

ゼル「どうするんだよ」


ニーダ「そこには番人がいるんだろ?泳ぎでバトルってきつくないか?」

キスティス「未知のダンジョンをいつ無くなるかわからない酸素ボンベだけってのもね」

スコール「ババアなんとかしろ」

アルティミシア(ラグナの時とは違うぞ。おそらく水圧の関係もある)

アルティミシア(そこまではジャンクションだけではとてもじゃないが・・・)

スコール「くそが・・・バッツめ。ジョブ、海猿とかないのかよ」

アルティミシア(それでどうやって戦うんだよ)


エルオーネ「大丈夫よ」


スコール「エル姉ちゃん・・・」

イデア『何か策が?』

エルオーネ「さっきラグナおじさんの少し前の過去にジャンクションしたの。ほんの少しだけ、過去を変えさせてもらったわ」

エルオーネ「スコールのアイテムの中に入ってるはず・・・見て見て」

スコール「なんて便利な姉ちゃんだ・・・ん?」ガサゴソ

スコール「なんだ・・・宝石?」キラン

セルフィ「なにそれ~」

キスティス「真珠?キレイねぇ」

エルオーネ「使い方はラグナおじさんに聞いてみましょ」

スコール「あーあー、こちらスコール。パパ、聞こえる?」ザザ


ラグナ『聞こえるぞー!エルから聞いたぞ。海底に潜るんだよな?』


スコール「これなに?なんか入ってたけど」

ラグナ『おーおーそれそれ!それは俺が昔ブリッツできるように、オダインのじーさんに特別に作ってもらった奴でよぉ!』

ラグナ『水中のなかでもへっちゃらなすごい魔法グッズなんだぜ!仕組みはよくわかんねーけどな!』

スコール「どうやって使うの?」

ラグナ『バングル見てみろ!』

スコール「バングル・・・これ?」チャリ


【オダイン・バングル(改)】


ラグナ『そのバングルによぉ!その玉がちょうどハマる穴があるだろ!』

スコール「・・・あった。これだ」

スコール「ん?これどっかで見たことあるぞ?」

ラグナ『名前はなんと、そのまま「すいちゅう」オダインのじーさんにしては捻りのない名前だな!w』

アルティミシア(・・・)ハァ

スコール「 こ れ マ テ リ ア じ ゃ ね ー か ! 」


ラグナ『ん?なんだそれ?まぁいいじゃねーか!それで万事解決なんだからよ!』ハハハ

スコール「あのじじい・・・発明品全部どこかからのパクリじゃねえか・・・」

アルティミシア(全部ではないさ・・・きっと)

ラグナ『それで水の中も大丈夫だぜ!気を付けてな!』

スコール「ちょちょちょちょっとまって!これ一つだけしかないけど!」

ラグナ『そりゃそうだろ。一人用なんだから』

スコール「いやいやいやw他の連中は!?」

ラグナ『んなもん・・・待ってもらうしかねえだろ』

スコール「 俺 一 人 ! ? 」

スコール「いやいやいや!中に番人らしき奴がいるって情報あるんだけど!」

ラグナ『バトルはお前の専門分野だろうが』

スコール「暗い海底に俺一人!?ヤダよそんなの!タイタニックになっちゃうじゃん!」

ラグナ『誰も沈めとはいってねーだろ。それにお前はひとりじゃねーだろ』

アルティミシア(ちゃんとフォローしてやるから・・・)

スコール「ちょw待てや!俺に全部押し付けんなよ!」

ラグナ『あ、キロスが呼んでるわ。じゃあガンバッテな!』プチ

スコール「ちょ、パパーーーーーー!?」


シーーーン・・・


ゼル「まぁ、なんだ」

ゼル「腹くくれよ」ポン

シュウ「いくしかないわねぇ」

セルフィ「海の旅~」

アーヴァイン「いいじゃないスキューバダイビングにきたと思ったら」

スコール「おもえるか!」

スコール「やだよ俺だけいつもひとりで!キツい事押しつけやがって!」

スコール「リーダーだなんだと担ぎ上げて、結局仕事押し付けてるだけじゃねえか~~~~!」

キスティス「まーたそうやってわがまま言う・・・」

スコール「イヤだね絶対!俺は意地でもここを動かんぞ!」ズン

シュウ「まーたはじまった」

エルオーネ「キスティ、お願いね」

キスティス「はぁ・・・」オーラ

スコール「ふん!」プイ

キスティス「スコール」チョンチョン

スコール「あ?」


【臭い息】


スコール「 」ドサ

キスティス「今の内に人工島まで引っ張っていきましょ」フキフキ

アルティミシア(足掻いても無駄だといい加減覚えたらどうだ)


・海洋人工調査島 下層

キスティス「お待たせしました」ズリズリ

イデア「ご苦労様。大きくなりましたね。強くなりましたね」

スコール「 」

イデア「では、ここを開ければ海の底です」

イデア「浸水防止のシェルターを降ろしますので、こちらへ」


ガチャーン


スコール「う・・・」

アルティミシア(起きたか)

スコール「くそ・・・あのモルボルめ・・・まだ頭がガンガンする」

アルティミシア(今から海の旅だ。用意はイイか?)

スコール「いや・・・ダイビングスーツ的なのは?」

アルティミシア(それがあるから大丈夫だろ)

スコール「いやコートが濡れるだろ!?」

アルティミシア(あとで乾かせばいいだろ・・・)

スコール「さすがにそれはダメだろ!?オイ!こんな格好で泳げるかよ!」

スコール「うぉいてめーら!見てないで海用装備用意しろよ!?」

スコール「せめてヒレ貸せよ!足に着けるあれ!」

アルティミシア(大丈夫だと言ってるだろ。ほら、いくぞ)ガチャ


『とびらから かいすいが なだれこんでくる!』



スコール「うわっぷ!ウォォォォォイ!これただの殺しだろぉぉぉぉぉ!」

スコール「マフィアかてめーら!むごい!むごすぎるぞ!ここで第二のセイレーンになるぞ!?いいのか!?」

アルティミシア(だから、それ付けろよ)


イデア「いってらっしゃいスコール、私のかわいい子供・・・」

キスティス「暴れると危ないわよ」


ザッパァーーーーーーーーー!!


スコール「うごごごごご~~~~~~~~!」ゴポゴポ

アルティミシア(いちいちしつこいんだよお前は)


ゴポゴポゴポゴポゴポ・・・・


・海中

スコール(ああ・・・俺、ここで死ぬんだ・・・)ゴポゴポ

スコール(ここで死んだら俺もGFになるんかな・・・水属性で)ゴポゴポ

アルティミシア(目を開けろよ。息できるだろ)

スコール(・・・)チラ


『あざやかな かいちゅうのふうけいが めにうつる!』


スコール(あ、ほんとだ全然苦しくない)

スコール(んだよ・・・全然余裕じゃん。それなら先に言えよ)

アルティミシア(それと同じ事を3回くらい説明してたけどな)

スコール(調査島、あんな風になってたんだな)

アルティミシア(ドリル状の塔を下に伸ばすのか、なるほどな)

スコール(ち○こみてーだな)

アルティミシア(全然違う)


ゴポゴポゴポ・・・・


スコール(で、どこいきゃいいの?)

アルティミシア(下だな・・・わかりやすいくらい魔力を感じる)

スコール(くらっ!深海じゃん!)

アルティミシア(海面下200mあたりから太陽光が届かなくなってくるんだよ。そのくらい知ってるだろ)

スコール(実際見るとかなりこえーな)

アルティミシア(グロテスクな深海魚がウヨウヨいるらしい)

スコール(クラーケンにでくわしたらどうすんだよ)

アルティミシア(余裕だろ、オマエなら)


ゴポゴポゴポ・・・


スコール(ところでなんで全自動で進んでるの?)

アルティミシア(私が動かしてるんだよ・・・人間の泳ぎだけでたどり着けないだろ)

スコール(お前観光業向きだと思う)

アルティミシア(してどうするんだよ)

スコール(こりゃいいや、楽だ)スイー


スコール(でもちょっとおせえな・・・おいババア、スピードアップ)

アルティミシア(いいのか?ここ海中だぞ?)

スコール(マテリアがあるから大丈夫なんだろ?はよ)

アルティミシア(はいはい)ググ


ゴポポポポポポポポポポポ!!


スコール(うごごごごごごごーーーーーーー!圧!圧がヤヴァイ!)グググググ

アルティミシア(水中だからな。当然そうなる)

スコール(バカヤローーーー!誰がフルスロットルでやれといった!)

スコール(法的速度の範囲内だバカヤロー!交通ルールを守れッ!)

アルティミシア(海に交通ルールがあるのか?)

スコール(ったく・・・背骨ひん曲がるかと思ったぜ!)

アルティミシア(そろそろ見えてきたぞ、あれだ)

スコール(おおっ!)


『あおじろいひかりをはっする 塔がある!』


スコール(お、おお・・・)

アルティミシア(これはまた幻想的な・・・)

スコール(やべーこれオカファン編集部に送ったら大喜びだろ)

アルティミシア(カメラを持ってきておけばよかったな・・・クソ)


ゴポポポポポポポ・・・・


・ウォルスの塔 入口

スコール(すげ・・・全然朽ちてない)

アルティミシア(海中だから逆に風化せずにすんだのだろう)

スコール(壁はちょっと魚の巣になってるけど)

アルティミシア(色々生え放題だな)

スコール(よし・・・)

アルティミシア(気を付けろ、この魔力だ。番人がこの魔力でまだ生きているかもしれん)

スコール(バトルはよろ)

アルティミシア(お前が・・・まぁ、今回は特別にいいだろう)


ゴポポポポポポポ・・・・


・ウォルスの塔 10F

スコール(すっげー・・・)

アルティミシア(内部も神秘的だな・・・)

スコール(こりゃガチっぽいな)

アルティミシア(何故沈んだのだ、この塔は)


・9F

スコール(結構登りそうだな)

アルティミシア(あの外から見た光景からして・・・8~10階といった所か?)

スコール(なーんで古代人ってこういう高い塔が好きなんだかな)

アルティミシア(権力の誇示、技術の証、神への挑戦といった所か)

スコール(これが地上にあったら結構な名物観光地になってたろうな)

アルティミシア(ふん、私の家の方が高い!)

スコー(浮いてるだけだろが)


・8F

スコール(とぉ・・・)

アルティミシア(はやいんだよ飽きるのが)

スコール(まだ着かないの・・・)

アルティミシア(スピードをあげたらまたお前がうごごごごってなるだろ)

スコール(エレベーターないのかよ)

アルティミシア(あっても動かんわ)


・7F

スコール(・・・)ZZZ

アルティミシア(寝るな!)

スコール(いや海中に揺られながらって結構気持ちいいなっていう)

アルティミシア(番人がいるかもしれんのだぞ?気を引き締めろよ)

スコール(今回はバトルお前がやってくれるし・・・)

アルティミシア(楽できると知った途端・・・)

スコール(・・・)ZZZ

アルティミシア(だから寝るな!)


・6F

スコール(あっ)

アルティミシア(宝箱だ・・・)

スコール(ババアいけ!開けるぞ!)

アルティミシア(大丈夫か・・・?中からモンスターが出るんじゃないか?)

スコール(オープンッ)

アルティミシア(あ、おい!不意にあけるな!)


【乙女のキッス】


スコール(なにこれ・・・)

アルティミシア(なんか卑猥だ)

スコール(まさか媚薬?)

アルティミシア(そんなバカな・・・何かの消費アイテムだろ)

スコール(キャップがキス顔してるわ。受けるw)

スコール(ああわかった、これたぶんオナ(ry

アルティミシア(いくぞ!)


・5F

スコール(~~~~)フワァ

アルティミシア(もう少しだ)

スコール(そういえば何でこんな所にあるのか・・・聞きそびれたな)

アルティミシア(おおかた地殻変動かなにかで沈んだんだろ)

スコール(海抜うp的な?)

アルティミシア(まぁ、そんな所だろう)

スコール(温暖化なのか?)

アルティミシア(もしくは古代が氷河期だったとか)


・4F

スコール(フリニオール)

アルティミシア(ルーンの腕輪)

スコール(ワッカ)

アルティミシア(カーズ)

スコール(ズ・・・ズ!?)

スコール(・・・ズー)

アルティミシア(・・・それなんだよ)

スコール(発音的にウかな)

アルティミシア(・・・ウーマロ)

スコール(ロト)

アルティミシア(それはOUTだろ)


スコール(はぁ!?なんでだよ!ちゃんといただろ!)

アルティミシア(あれはあっちの奴だろ)

スコール(情弱が。ちゃんと12にいました)

アルティミシア(いたんじゃなくて名前が出ただけだろ。そんなのは認められん)

スコール(ち・・・じゃあロック)

アルティミシア(クイナ)

スコール(ナ・・・ナ!?)


・3F

スコール(ナ・・ナ・・・)

アルティミシア(もうそろそろ着くぞ。はやくしないとお前の負けだ)

スコール(ナ・・・ナ・・・ナ・・・)

スコール(・・・ナナキ)

アルティミシア(金の針)

スコール(リ・・・リ!?)

アルティミシア(いちいち詰まるなよもう)

スコール(り・・・り・・・り・・・)

アルティミシア(よわっ)


・2F

アルティミシア(この上か・・・)

スコール(り・・・リンドブルム!)

アルティミシア(村雨。なるほど・・・何者かいるようだ)

スコール(め・・・め!?)

アルティミシア(いつまでやってるんだよ。ほら、着くぞ)

アルティミシア(番人とやらも間違いなくいる。感じる。妙な得体の知れない魔力が・・・)

スコール(め・・・め・・・?)


1F

アルティミシア(ここだ・・・ここのどこかに・・・)

アルティミシア(ハッ!)


キラキラキラキラ・・・


アルティミシア(あった・・・クリスタルだ・・・)

アルティミシア(おい!クリスタルがあったぞ!)

スコール(め・・・・め・・・)

アルティミシア(いつまでやってるんだよ!)


アルティミシア(ったく・・・ほら、拾って帰るぞ!)

スコール(め・・・め~?)

アルティミシア(いくらでもあるだろ・・・ん?)


「このクリスタルのカケラの力。やっと手に入れた大きな力」

「だれにも渡しません」


アルティミシア(なにか・・・いる・・・)


「おとなしく下がりなしゃーい!」


アルティミシア(ッ!?)


【エンカウント】ものまね師ゴゴ


アルティミシア(なんだこいつ!?)

ゴゴ「わたーしの名前 ゴゴ!もーのまねー名人よー」

アルティミシア(ロン毛の象とは似ても似つかんが)

ゴゴ「もーのまねーのごくいは・・・まねするーこと だから」

ゴゴ「わたーしはきみーたちがやること まねーするよー」

アルティミシア(はぁ・・・?)

ゴゴ「たたかうにはたたかうで 魔法には魔法でおーかえしー!」

ゴゴ「わたーしのすることー まねすれば」

ゴゴ「かならずかてーるよ」

アルティミシア(おい・・・何か言ってるぞ)

スコール(め・・・め・・・)

アルティミシア(もういいんだよ!真面目にやれ!)

ゴゴ「~~♪」

アルティミシア(どうしたものかな・・・とりあえず攻撃しとくか)

アルティミシア(そうだな・・・水の中だからこれでどうだ)


【サンダガ】


ゴゴ「 」


【ものまね】サンダガ


スコール「ギエエエエエエエエエ!!」バリバリバリバリ

アルティミシア(ちょ、ええっ!?)


ゴゴ「~~♪」


スコール(お、おお・・・)プスプス

アルティミシア(おおぃ・・・大丈夫か)ケアルガ

ゴゴ「~~♪」

アルティミシア(カウンター・・・?厄介だな)

アルティミシア(ならばこれでどうだ!?)


【メイルシュトローム】


ゴゴ「 」


【ものまね】メイルシュトローム


アルティミシア( な に ぃ ! ! )

スコール(ああああああ!!)シュゴゴゴゴ


ゴゴ「~~♪」


アルティミシア(メイルシュトロームまで!?一体どうなっている!?)

アルティミシア(おいスコール!特殊技だ!特殊技を使え!)

スコール(え・・・何?)

アルティミシア(連続剣だよ!いいから速くしろ!)

スコール(はいはい・・・)


【連続剣】



ゴゴ「 」


 |  || ■=  ■=  ■= 


アルティミシア(この表示はまさか・・・)


【ものまね】連続剣


アルティミシア(と、特殊技まで!)

スコール「ぎにゃああああああああああ!」


ゴゴ「・・・」


スコール(もうマヂ無理・・・)プスプス

アルティミシア(くそっ!しっかりしろ!)ケアルガ

アルティミシア(あいつ一体何者だ!?連続剣やメイルシュトロームまで使ってきた・・・)

アルティミシア(おい貴様!一体どういうことだ!)


ゴゴ「・・・どうやらきみーたちにはものまねのごくい わからなかったようだね」


アルティミシア(!?)


ゴゴ「もーのまねーは もうやめー!」

ゴゴ「出直してきなしゃーい!」

アルティミシア(雰囲気がかわ(ry


【メテオ】


スコール(ひぎえええええええええ!!)

アルティミシア(うおおおおおおい!?メテオだと!?)


ゴゴ「出直してきなしゃーい!」


【メテオ】


アルティミシア(れ、連発!?くそっ!スコール!)


【シェル】


スコール「うっぎええええええええええ!!」


【メテオ】


アルティミシア(またッ・・・)

スコール「のおおおおおおおおおおお!!」

スコール「 」(戦闘不能)

アルティミシア(おおおおおい!?スコール!しっかりしろ!)


ゴゴ「出直してきなしゃーい!」


アルティミシア(この野郎!いきなりキレやがって!)

アルティミシア(このままおめおめと引き下がると思うなよ!?スコール!)


【アレイズ】


スコール(あってぇ・・・)

ゴゴ「何度起きても、ムダだーよ」

ゴゴ「出直してきなしゃーい!」

アルティミシア(またか!こうも連発されては・・・)

スコール(なるほど、これがあったか)

アルティミシア(!?)

スコール「メテオ!」


【メテオ】


アルティミシア(くおおおおお!いきなりなんだ!?)

スコール(何ってメテオだよ、メ・テ・オ)

スコール(次お前の番だぞ)

アルティミシア( や っ て る 場 合 か ボ ケ ェ ッ ! )


ズドドドドドドド・・・・・!!


スコール(こりゃ俺の勝ちだな)

アルティミシア(おまえっ!状況を見ろよ!)

スコール(はい10~9~8~)

アルティミシア(くっそ!もう・・・オートヘイスト!)

スコール(ちっ答えやがったか)


【メテオ】


アルティミシア(何やってんだよ!防げよ!)

スコール(はいはい)


【防御】


ゴゴ「あら?きいーてなーいー」

スコール(ぼうぎょは1ターンだけ全ての攻撃を防ぐからな)

アルティミシア(あるなら最初からやれよ)

ゴゴ「きぃー!今更もうおそーい!」

スコール「10、9、8・・・」

ゴゴ「!?」

スコール「(何やってんの?次お前だけど)

ゴゴ「ななななーにをー?」

スコール(何ってしりとりだけど)

アルティミシア(続けるのか!?)

ゴゴ「なななーんでわたーしがそーんな」

スコール(いやお前ものまね師なんだろ?)

スコール(じゃあ俺らのしりとりもものまねしろよ)

アルティミシア(た、確かにさっきからずっとやってたけどだな)

スコール(それとも何?自分が思い通りにならないと癇癪起こすタイプ?)

スコール(それならただのヒステリック野郎だな、何がものまね名人だ)

スコール(いるんだよなこういう自称名人とか自称達人とか)

スコール(おーはずかし、いたっ!中二かよお前)

ゴゴ「・・・」


スコール(お前はものまね見習いに改名しろ、そしてずっとそこで発狂してろ)

スコール(俺らはしりとりの続きやっから。邪魔すんな)

スコール(わかった?み・な・ら・い)プッ


ゴゴ「・・・トンベリ!」


スコール(はいおっけーでーす)

アルティミシア( ノ っ て き た ! ? )



【スコールVSアルティミシアVSゴゴ(しりとり対決)】 


・ルール

【順番】
スコール→アルティミシア→ゴゴ→スコール(以下ループ)


【条件】
FF限定用語


【勝敗】
「ン」がつく or 10カウント以内に答えられない


スコール(つかまた「リ」かよ)

アルティミシア(いやていうかなんで私まで)

スコール(あ?なんでお前と組まなきゃならないんだよ)

スコール(これはしりとり王を決める闘いだ!勝者は常にオンリーワン!)

アルティミシア(だからって・・・)

ゴゴ「10-9-8-!」

スコール(うるせーな。竜の牙)

アルティミシア(バーサク)

ゴゴ「ク・・・く!?」

スコール「10~9~8~」

ゴゴ「く・・・く・・・クエール!」

スコール「ル・・・ル!?」

アルティミシア(オマエラの実力、どっこいどっこいだな)

スコール(る・・・る・・・)

スコール(ルーンアクス!)

アルティミシア(すす)

ゴゴ「それずるっ!」

スコール(合法だよ。はい10~)

ゴゴ「す・・・す・・・す・・・」

ゴゴ「すいとん・・・」

スコール(お!?)

ゴゴ「の術!」

スコール「ちぃ・・・」

アルティミシア(キラーパスだと思ったんだけどな)

スコール「つ・・・ツ!?」

ゴゴ「はい10~9~!」

スコール(つなんてあるか!?)

アルティミシア(あるよ。腐る程)

スコール(それなんだよ!?ヒント!ヒント!)

アルティミシア(それを言ったらゲームにならんだろ・・・)

ゴゴ「8~7~6~!」

スコール(ちょっとまってぇ~~~!「つ」!?)

ゴゴ「5~4~3~!」


スコール(つ・・・つ・・・つ・・・)

アルティミシア(もう、しょうがないな)

アルティミシア(お前がエスタの次に向かったのは?)

スコール(え・・・ルナサイドベース・・・ハッ!)

スコール(月・・・月の・・・)

アルティミシア(そうそう)

ゴゴ「2~1~!」

スコール(・・・・カーテン?)

ゴゴ「アウトォーーーーーー!!」ビシ

アルティミシア(そっちじゃない・・・)ハァ


【脱落】スコール


スコール(・・・)

アルティミシア(言いだしっぺが早々に負けるなよ)

ゴゴ「10~9~!」

スコール(じゃあなんだよ!月のときたらカーテンだろ!)

ゴゴ「8~7~!」

アルティミシア(正解はこっち)

アルティミシア(月の民)

ゴゴ「!」

スコール( そ の 手 が あ っ た か ! )

アルティミシア(今更遅い)

ゴゴ「み・・・み・・・」

アルティミシア(ちゃんとカウントしとけよ、脱落者)

スコール(10~9~8~!)

ゴゴ「・・・・・・みんなのうらみ」ニヤ

スコール(キラーパス返し!)

アルティミシア(やるな・・・)ヌヌヌ


ゴゴ「10~9~8~!」

アルティミシア(みどりのしっぽ)

ゴゴ「!?」

スコール(キラーパス返し返し・・・)

アルティミシア(魔女を舐めるなよ?)キリ

スコール(こんな高度な遊びだっけ・・・)

ゴゴ「ちょ、ええ!?「ポ」!?」

アルティミシア(10~9~8~)

ゴゴ「ああああわっかんないよ~~~~~~!」

アルティミシア(勝った・・・)

スコール(魔女パネエ)

アルティミシア(無駄だ。ポーショ「ン」しかあるまいて)

スコール(もしかして計算ずく?)

アルティミシア(答えは風に吹かれている・・・)ファサ

スコール(ヤダ・・・カッコイイこの人)

ゴゴ「ああああああ~~~~~~!」

スコール(5秒前で~す)

アルティミシア「4~」

スコール(3~)

アルティミシア(2~)


ゴゴ「・・・・・・・・・ポロム」


アルティミシア・スコール( な に ぃ ! ? )ガビーン


スコール(返しやがった!あのキラーパス返し返しを!!)

アルティミシア(こいつ・・・強い!)

ゴゴ「わたーしはゴゴーものまねーの達人よー」

アルティミシア(伊達じゃないな・・・)

スコール(おいババア!「ム」ってなんだ!?)

アルティミシア(・・・・)ギリ

ゴゴ「10~9~8~!」

スコール(ババア~~~~!)

アルティミシア(・・・・・夢幻闘舞)

ゴゴ「ちぃ!」

スコール(あっぶねえ!)

アルティミシア(・・・・)ホッ


ゴゴ「ぶ・・・ぶ・・・」

アルティミシア(しかしキラーパスにはならなかった)

スコール(ぶ はさすがに俺でも思いつくわ)

ゴゴ「ブラックホール」

アルティミシア(やはり・・・)

スコール(粘るなこいつ)

ゴゴ「ル だーよ! 10~9~」

アルティミシア(ルインガ)

ゴゴ「ガ・・・」

スコール(キラーパスキタコレ)

アルティミシア(濁音系はとっさに出にくい)

ゴゴ「ガ・・・ガ・・・・・・・ガード」

アルティミシア(ド・・・独房のカギ)

ゴゴ「ギ!?・・・ギ・・・」

ゴゴ「・・・・・・・銀のしっぽ・・・」ニヤ


アルティミシア・スコール「 な に ぃ ! ? 」


スコール(「ポ」返しだとぉーーーーーー!)

アルティミシア(お、おお・・・)

ゴゴ「10~9~8~!」ニヤニヤ

アルティミシア(くっそ!ポがこんなにつらいとは!)

スコール(ドヤ顔しやがって!)

ゴゴ「7~6~5~!」

スコール(どどどどうすんだババア!)

アルティミシア(ぽ・・・・ポ・・・)

ゴゴ「ポ~ショ・・・」

スコール(誘うな!イエローカード!)ピピー

アルティミシア(・・・・)ワナワナ


ゴゴ「2~!」


ゴゴ「1~!」


アルティミシア(・・・・・・・・・ポーキー!)

ゴゴ「!!」

スコール(あ、あっぶねえ・・・)ガク


スコール(俺、しりとりでこんなに緊張したの初めてだわ)

アルティミシア(やってる私はハンパないプレッシャーだぞ)ドキドキ

ゴゴ「この場合どーなんのー」

スコール(「い」で)

ゴゴ「なーんだー。いはかーんたんー」

ゴゴ「イヴァリース」

スコール(やっぱりな)


アルティミシア( )キラン


スコール(ん?)

アルティミシア(ステラツィオ)

ゴゴ「だんだんなれてきたーよ」

ゴゴ「オニオンナイト」

アルティミシア(とんかち)

ゴゴ「チョコボ」

アルティミシア(ボーンメイル)

ゴゴ「ルビーの光」


スコール(なんだ?ペースがはやいな)


アルティミシア(リリスのロッド)

ゴゴ「毒消し」

アルティミシア(シーモア)

ゴゴ「アダマンタイト」

アルティミシア(とんずら)

ゴゴ「ライブラ」


アルティミシア(・・・・・・)

スコール(でた・・・キラーパス)


アルティミシア(ラピズラリ)

ゴゴ(リーブラ)


スコール(また!)


アルティミシア(・・・・・・)

ゴゴ「あれれ~いきーぎれー?」

スコール(おい~~~ババア~~~ッ!)

ゴゴ「じゃあーカウントーはじめるよー」

ゴゴ「10-9-8-」

アルティミシア(・・・・)

スコール(ババア~~!どうすんだよ!!)

スコール(こんなキラーパスの連続・・・打つ手なしなのか!?)

ゴゴ「7-6-5-」

アルティミシア(今何を数えている?)

ゴゴ「何ってあなーたが負けるまでーのカウントよー」

ゴゴ「言葉で遮ろうとしてーもムダだーよ。ちゃーんと頭の中ーで数えてるーよ」

ゴゴ「3-2-・・・・」


スコール(ババァ~~~~~!)


アルティミシア(・・・・・・・・・・)


ゴゴ「いちぃ~~~~~~!」







アルティミシア「ラックアップ」


ゴゴ「おおーギリギリーセーフだーね」

ゴゴ「じゃあ次ーわたーしいくよー」

ゴゴ「プ だよねー。それじゃあ~~・・・・」

ゴゴ「・・・・あれ?」


スコール(プ)

アルティミシア(プ)

ゴゴ「プ!?」


スコール「10-9-8-」

ゴゴ「ちょちょちょちょっと待って!?「プ」!?」

アルティミシア(プ)

スコール「7-6-」

ゴゴ「プなんてある!?ねえ!?プってなにさ!?」

アルティミシア(あるよ。ちゃんと)

ゴゴ「んあ~~~~!プ!?み~~つからな~~~いよ!」

アルティミシア(ヒント出そうか?)

ゴゴ「え、それいーのー?」

スコール(敵が自ら言うって言ってるならまぁ・・・)

ゴゴ「ホント!?じゃあ頂戴!ヒント頂戴!ねえはやく!」

スコール「5-4-」

アルティミシア(我々がいるこの場所はどこ?)

ゴゴ「え・・・ウォルスの塔?」

アルティミシア(ここにはなにがある?)

ゴゴ「何がって・・・クリスタルと・・・わたーしたちと・・・」


アルティミシア( )ガラガラガラ


ゴゴ「水だ!水でしょー!?」

アルティミシア(ガラガラ・・・ペッ! ではその水でできたモンスターは?)


スコール(3秒前で~す!)


ゴゴ「え、み、水でできたモンスター・・・」


スコール(2・・・1・・・)


ゴゴ「あ~~~~~~~~~~~!!」


アルティミシア(せーのっ)



ゴゴ「 プ リ ン ! 」



スコール・アルティミシア( ア ウ ト ォ ー ー ー ー ー ー ー ! ! )


スコール(アウトォーー!アウトアウトアウーーーートォ!!)m9

アルティミシア(それは紛れもなくアウトォーーーー!)m9

スコール(切なく時に激しくアウトォーーーー!)

アルティミシア(しりとりってンがつけば死んでるのと同じアウトォーーーー!)

スコール(人の為に生きる事は真に自分の為なのか 教えて欲しい 何のプリンが好きなのかァウトォーーーーーーー!!)


ゴゴ「あ、あうう・・・」


アルティミシア(物真似(ものまね)とは 人間や動物の声や仕草 様々な音 様々な様子や状態を真似すること・・・・)ブツブツ

スコール(すいません牛乳プリン派ですかプッチンプリン派ですか?)

アルティミシア(飛空艇技師?医師?宣教師?)

スコール(獅子?虎の子?獅子?)


ゴゴ「うう・・・」


スコール(記憶障害だぁーーーー!おもいだせなーーーーい!何し?師?士?死?)

アルティミシア(も、もの・・・ものま・・・モノラル?)


ゴゴ「・・・」


スコール(せーのっ)

アルティミシア(プリン!)キリ!


スコール・アルティミシア(でやーーーーーっはっはっはっはっはwwww)プギャー


ゴゴ「ああああああああーーーーーーーーーー!!」


『ゴゴをいじめないで!』


スコール・アルティミシア(!?)


『はげしいひかりが あたりをつつむ』


ゴゴ「うわ~~~~~ん!クルル~~~~~!」


『おうよしよし・・・あなたはよくやったわ・・・』


スコール(でやがったな)

アルティミシア(勇者・・・)


『ちょっとあなた達!ひどくない!?しりとりで勝ったくらいでいい気にならないで!』


スコール(あれ?)

アルティミシア(子供じゃないか!)


『子供だからって見くびらないで!私はあのガラフおじいちゃんの孫娘よ!』


スコール(いやそのガラフを知らんから)

アルティミシア(おじいちゃん子か?)


ゴゴ「うう・・・クルール・・・」


『あなた達・・・こんな所に何の用?』


スコール(なんだこの偉そう系ロリは)

アルティミシア(しまった・・・バッツのカケラを持ってくるべきだった)


『バッツ!?バッツを知っているの!?』


アルティミシア(知ってるもなにも)

スコール(そのバッツに言われてお前を探しに来たんだよ)


『バッツが・・・』


スコール(勇者・・・には見えないな)

アルティミシア(どっちかっていうと悪者に攫われる役だな)


『みくびらないで!私はあの』


スコール(だからガラフを知らないって)

アルティミシア(バッツ、ファリス、レナを知っているな?)


『みんなの名前・・・じゃああなた達本当に』


アルティミシア(単刀直入に言うぞ。エクスデスが復活した)


『ウソ!?』


スコール(マジ。だからお前ら探しに来たんだよ)


『エクスデス・・・おじいちゃんの仇・・・』


スコール(なんで次元の狭間に行けなくなったか知ってる?)


『そう、あの黒い穴が急に閉じて・・・・』


スコール(それ、こいつのせい)

アルティミシア(今言わなくていいだろう・・・)


『どういう事!?ちゃんと説明して!』


アルティミシア(ほら・・・怒ったじゃないか)

スコール(簡単に言うとボッチ宣言の結果)


『意味わかんない・・・』


スコール(とりあえず謝っとけ)

アルティミシア(すまん)キリ


『エクスデスが・・・じゃあバッツは今度こそエクスデスを倒す為に立ち上がったのね』


スコール(いやまぁ立ち上がったのは俺らなんだけど)

アルティミシア(それも無理矢理な)


『事情はわかった・・・あなた達についていく』

『だから合わせて・・・バッツと・・・みんなに・・・』


スコール(つか勇者って4人だったよな)

アルティミシア(ああ)

スコール(じゃあバッツ+あの海賊美人、その妹、そしてこのロリ・・・)

スコール(あの野郎!ただのハーレムパーティじゃねえか!)ガビーン

アルティミシア(たまたまだろ)

スコール(あのチャラ男!なんでウド巨人討伐にしくったか今わかったぜぇ)ビキビキ

アルティミシア(違う違う)


『私の名前はロリじゃない!クルル・・・クルル・マイア・バルデシオン』

『ガラフ・ハルム・バルデシオンの孫娘、そしてその意志を継いだ者・・・』


スコール(だから)

アルティミシア(ガラフを知らないから)


『やっと無念が晴らせる時が・・・』


スコール(ところでそこのものまね名人(仮)はなに?)


『ゴゴはね、ずっと私を守ってくれてたの』


アルティミシア(ただ独占してるだけのように見えたが)


『ゴゴ・・・今までありがとう。お帰り・・・本来の姿に・・・・』


ゴゴ「・・・・」



シャーンシャーンシャーン・・・・



スコール(ぬおっ!)




『カケラに眠る勇者の心・・・』



『ものまね士』


スコール(なんだこれ)

アルティミシア(今までで一番使い道がわからん)


『ゴゴはその身が滅んでもクリスタルの力でこの世に留まり続けたの』

『いつかくる光の勇者の為に・・・』


スコール(どうも勇者です)キリ

アルティミシア(ラスボスです)キリ


『不安だわ・・・ほんと、バッツみたい』


スコール(あんなのと一緒にすな!)

アルティミシア(私を入れるな私を)


『まぁいいわ・・・さ、行きましょう』

『今度こそ・・・世界を滅ぼせさせたりなんかしない・・・』


シャーンシャーンシャーン・・・・・


『ひかりはしずかに きえていった』


スコール(・・・)

アルティミシア(またひとつ、見つけたな)

スコール(そんな事よりさっきからずっと気になってる事がある)

アルティミシア(なんだよ)

スコール(あのしりとり・・・「プ」で始まる言葉、ホントにあるのか?)

アルティミシア(あああれか。まだ考えてたのか。もちろんあるぞ)

スコール(まじかよ。プ・・・プ・・・・わかんねーぞ)

アルティミシア(ヒントはここに来る前のお前のダダだった)


(いやコートが濡れるだろ!?)


スコール(確かに言ったけどだな、それがなんだよ)

アルティミシア(そしてそこから連想ゲームで名も無き王の墓の事を思い出した)


(濡らしたいんだよ!服を!)


スコール(ハッ!)

アルティミシア(そう、プで始まる水でできたモンスターはもう一体いる・・・)


(ギャワワーーーーー!!)


スコール( プ リ ヌ ラ ! )

アルティミシア(正解)ビシ


アルティミシア(あれは名も無き王の墓にしかいないから、あいつにはわからないだろう)

スコール(まじか・・・全部計算だったのか?)

アルティミシア(もっちろん)キリ

スコール(たまたまだろ。じゃああいつがプリヌラを答えてたらどうしてたんだよ)

アルティミシア(プリヌ「ラ」だから次は「ラ」で始まる言葉だろ)

アルティミシア(「ラ」から始まる言葉でまた「プ」に戻してやればイイ)

スコール(なんだよそれ・・・ええと)

スコール(ライブラ、ラピズラリ、ラックアップ、あらかた言ってないか?))

アルティミシア(ライブラスコープ)

スコール(・・・・・ あ あ っ ! )

アルティミシア(そしてあいつはまた「プ」に悩むわけだ)

スコール(お、おお・・・)

アルティミシア(「プリヌラ」「プリン」どちらも似たような見た目で混同しやすい)

アルティミシア(しかしプリヌラの方はずっと海底にいたあいつは知らない、もしくは知ってても浮かばない可能性が高かった)

スコール(・・・・)

アルティミシア(だから敢えて誘導したんだ。水のモンスターと言うヒントを出して)

スコール(そしてまんまと引っかかった・・・)

アルティミシア(焦らせるためにあえてカウントギリギリに持ち出すのがコツだな)キリ

スコール(まじか・・・・)

アルティミシア(ちなみにもう一個「プ」デ始まる言葉はあるぞ)

スコール(え!?うそ!?まだあんの!?)

アルティミシア(お前があのゴゴの立場ならなんと答えた?)

スコール(プリン、プリヌラ・・・ダメだわかんねえ!)

アルティミシア(じゃあどっちにしろ負けてたな)

スコール(もったいぶってないで答え言え!)


アルティミシア(正解は)


スコール(・・・・)ドキドキ





アルティミシア(プリ「シ」ラ)




スコール(・・・・参りました)ガク




【入手】クリスタルのカケラ(クルル)


ここまで


  ,.ィ'´⌒ヽ`ヽ

. /⌒ヽ  ,.!ィ‐,. == 、,. 、                              ,-、  
   ヽ `Y  , '´     `;  `、                           ノ ノ   .【 「プ」 か ら 始 ま る F F 用 語 】
  r,,リ,/  /     ,.イ''ー.、  ',                        ,.イ´フ、'    
  ーi ,'  i __  /     ', .',                      /  ノ´ ヽ   
   ,' l  i    /_`ヽ、   ,.. }  !                     く` 、 ゝ.ア
   ヽl f`!  /Yしi.}`   r´ッ !li ,'    < 考えてみよう!     入 ヽ,ノ   
    `i ヽ!  i'`ー'⌒`,-、ィ‐‐、!.lリ                     // `'´     
     ヽ、| l |, ` ー '  'ゝ- ' リ'                       //        
      /| l |ヽ,   (フ ,,イ//                   //         
      /| .i |  ` , イ / /                r 、//
     ,イ .| l iヽ  j``i ,' /                fヽ>、.メ
 ,.  '´ ヽ .| i | ,.ヘ,ノヽ|.i .i ` - ,_            r'、~`ヽl .}
r^ヽ    〉|.i |/,,i、^ ^ト| i |、    i、           rト ヽ .ヽl
  ヽ  //|.!.|/ j〉__,.イ| i | ヽ  ', i ヽ.       /,}    ,. '
   ヽ // |.i.|  !lー‐ i| ',|  ヽ i'  ヽ      <_/i    , '
    ヽ/ . l,l.!  !lト、_ノi l   ヽ.',  ヽ    /ゝ,ゝ、__, '
   ,.イ'  |,|  !l !   i.! i    〉〉',  .ヽ、_,..r、   `ー ツ
   /《   i.l !l. |   !,リ、  // i  , ‐イ  ゝ,    /
  / ヽ \  ゝ,/ !   'i ヽ//  ,'  , '     `'ーァ'
 〈  ヽ  ` 、,/  |    i   `'  イ、 '       /


・バラムガーデン

スコール「というわけで一つ見つけた」チャリ

イデア「ご苦労様です。大きくなりましたね。強くなりましたね」

スコール「つかデマ流すなよ。ロン毛の象いなかったぞ」

ギルガメッシュ「え、そうなの?」

スコール「番人はいたけど、全然別物だったぞ」

イデア「どんな方ですか?」

スコール「しりとり名人?」

ギルガメッシュ「なんだよそれ・・・」

アルティミシア(名人ではないな名人では)

スコール「で、また新たにジョブを手に入れたわけなんだが」

スコール「今度のは使い道が全く分からん」チャリ

セルフィ「どんなの~?」

スコール「なんだっけ・・・」

アルティミシア(ものまね士とか言ってたな)

イデア「ものまね士?」

セルフィ「なんか全然わかんな~い」

ゼル「・・・」シュシュシュ

アルティミシア(なんかアピールしてるぞ)

スコール「使いたいのか」

ゼル「~~♪」シュシュシュ

スコール「じゃあセルフィたんで」

ゼル「・・・」ガク

セルフィ「いやでも、使い方わかんないし~」

スコール「声真似とかできるんじゃない?」

セルフィ「え~・・・じゃあ動物の鳴き声やりま~す」

セルフィ「にゃ~んっ」

スコール(かわいい・・・・)

アルティミシア(クオリティひくっ)

セルフィ「にゃぁ~ん。わぉ~ん。めぇえ~」

スコール(・・・)ホッコリ

アルティミシア(こんなのジョブである必要がないだろ?)

セルフィ「・・・だめ?」

ゼル「テレビ局いった方がはやいくらいだな」

スコール「いいんだよかわいいから」

セルフィ「ん~でろでろものまね~!」ギュ

全員「・・・」

セルフィ「・・・多くの、数えきれない犠牲がありました」

全員「!?」

セルフィ「なにをなくしたのかわからないくらい、たくさん・・・なくしました」


アルティミシア(似てる・・・)

スコール「いやいやいやw」

セルフィ「ひとつだけ、おねがいがあります!」

セルフィ「いなくなった人たちの事、時々でいいから・・・」

セルフィ「思い出してください・・・・」

全員「・・・」シーン

イデア「なぜでしょう、涙が止まりません」グシグシ

ゼル「平和が訪れた感覚がした」

アルティミシア(クリスタルの力か?)

スコール「 地 声 じ ゃ ん ! 」

セルフィ「すごいねこれ~」

スコール「ジョブなしでも練習すればすぐできると思うんだけど」

アルティミシア(まぁ、声が似てるからな・・・)

ゼル「なにこれ?宴会用?」

スコール「なんでこんなもん後生大事に持ってたんだか」

アルティミシア(何かに使えるのだろう。何かに)


『おじゃじゃじゃじゃじゃじゃ!』


イデア「あ、博士から通信です」

オダイン『クリスタルは見つかったでおじゃるか!?』

スコール「あったよ。ついでに宴会芸をひとつ貰った」

オダイン『宴会芸?そんなものはどうでもいいでおじゃる!』

オダイン『さっさと残りのクリスタルをもってくるでおじゃる!』

スコール「お前は見た目が宴会芸だものな」

オダイン『屁理屈いってないではやくこいでおじゃる~~~~!』ピギー

スコール「うるせえな・・・はいはいわかりました行きますよ」

ニーダ「折角帰って来たのにここでお別れか」

シュウ「慌ただしいわね」

スコール「人工島とドッキングまでしやがって。次来るときには何になってるんだろうな」

アルティミシア(巨大ロボにでもなってるのかもしれん)

スコール(アレクサンダーかよ)


・人工島

イデア「気を付けるのですよ、スコール」

シド「世界の運命は君に託されています」

スコール「言い方が・・・」イラ

エルオーネ「気を付けてね!」

スコール「それはこっちのセリフだ。オメガが暴れない用に気を付けろ」

オメガ「オマエガカンニ触ルコトヲシナケレバ、ナ」

スコール「いくか・・・」

イデア「スコールを頼みました」ペコ

アルティミシア(本来はお前の役目だからな?)


シュゴォーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・  キランッ


・ラグナロク

スコール「上から見るとなんだこの軍事基地」

キスティス「もはや空母ね」

ゼル「独立武装国家って感じだな」

スコール「それは作品が違うから辞めろ」

アーヴァイン「それ、今度は誰が入ってたの?」

スコール「幼女」

アーヴァイン「ええっ!・・・大丈夫かい?色んな意味で」

スコール「正直事案にならないかドキドキしている」ドキドキ

アルティミシア(勇者のイメージを尽く破壊してくれるな)


・エスタ

スコール「ほら、持ってきてやったぞ」チャリ

オダイン「おおおおお~~~~~!さすがでおじゃる!お手柄でおじゃる!」

スコール「今度は幼女が入ってたぞ。どうなってんだこの連中は」

亀「幼女・・・クルルか!」

亀「クルル・・・おお、クルル・・・」ガシ

アルティミシア(事案だな)

スコール「お前は自分の見てくれ考えろ」


オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!離せ亀コロ!オダインの研究材料に触るなでおじゃる!」

亀「・・・」

スコール「地位の低い賢者だな」

キスティス「ところで博士、何かわかりましたか?」

オダイン「研究の結果、やはりクリスタルはオダインの推測通り、魔力を帯びた魔法物質でおじゃる!」

オダイン「その性質はジャンクションに酷似してるでおじゃる!自分の意志を閉じ込め、他者と共有する・・・」

スコール「話しかけてきたもんな」

オダイン「魔力の源は個々の魔力ではなく、自然現象を媒介としてるでおじゃる!」

オダイン「風・水・火・土、科学的にはこれらと同じ物質という事になるでおじゃる!」

スコール「どゆこと?」

オダイン「世界はまだまだ不思議で溢れているでおじゃる!」

スコール「わかんないって言えよ」

亀「これで3人、か・・・」

ゼル「どころでよぉ、後一人はどこにいるんだよ」

アーヴァイン「その辺も調査してたんだろ~?」

オダイン「さっきラグナから報告があったでおじゃる!」

スコール「見つかったのか?」

オダイン「さっぱりわかんないそうでおじゃる」

スコール「バカ親父・・・」

キスティス「え~っと、最後の一人ってこの人よね」ペラ

セルフィ「レナ~」

スコール「どうすんだよ。もうさすがにネタ切れだぞ」

アルティミシア(いけるところは全て回った物な)

オダイン「ぐぬぬ・・・参ったでおじゃる」

キスティス「バッツ、クルル、ファリス・・・」ペラ

ゼル「最後はこの日記の主か」

スコール「これに書いてる黒い羽の天使・・・リノアだろ?」

アルティミシア(そうとは限らないだろ)

スコール「くそ・・・リノアなら知ってるはずだ・・・」

アルティミシア(どうやって会うんだよ)

キスティス「参ったわねぇ」

ゼル「さすがにもう行けるところねーよ」

アルティミシア(もう隠しダンジョンとかないのか?)

スコール「ない・・・大海のよどみが最後だ」

亀「レナ・・・いったいどこへ・・・」



オダイン「オダインもさすがにこればかりは見当がつかないでおじゃる」

全員「・・・」

スコール「・・・おいバッツ!お前いい加減教えろよ!」

スコール「手抜きのアドバイスばっかしやがって!誰の尻拭いをしてやってると思ってる!」

スコール「おいバッツ!いるんだろ?!バッツ!バッツ!」

アルティミシア(無駄だ。返事などない)


『カケラは しずかに たたずんでいる』


スコール「ふーん、そうくるわけ・・・」ピキピキ


ジーーーチャキチャキ


アルティミシア(何を?)


スコール「・・・・・ふん!」ズボ


全員「おわっ!」


スコール「オラーーーーバーーーッツ!速く答えないと次はパンツの中に入れるぞ!!」モソモソ

スコール「オラオラオラ!お前が答えないなら幼女と美人も突っ込むぞ!」グリグリ

オダイン「ななな何をしてるでおじゃるかお前~~~~~~~~~~~~!!」

スコール「めんどくせえ3人まとめてぶっかけちまえ!」

キスティス「下品よ・・・」

アルティミシア(粗末に扱うな!)

スコール「ほらほらドゥーンドゥーン!」ガサゴソ


シャーーーーーーーーーーン!


全員「!!」


『クリスタルのカケラが いっせいに かがやきだす!』


スコール「ほらきた!」

アルティミシア(え、ええ・・・)


『ひかりのおくから ひとかげが みえる!』


(・・・)


スコール「ちっせっかく顔にかけてやろうと思ったのに」

アルティミシア(何か殺気が)


(なにしてんだお前ェーーーーーー!幼稚園児みたいな事してんじゃねえ!!)


スコール「あ、おこだ」

アルティミシア(当たり前だろ)


(ったくほんともう・・・何してんだお前!)


スコール「お前が呼んでも来ないからだろうが」

アルティミシア(自由に出れないのか?)


(俺はもうクリスタルの一部だからな・・・こうして出てくるには相当なパワーがいるんだよ)

(大事な場面で出ようと力を蓄えてたの、に余計な所で出させやがって・・・)ピキピキ


スコール「・・・・」

アルティミシア(しかし最後の一人がわからないぞ)

スコール「そーだよ。言いつけ通り3人見つけてやったぞ」

アルティミシア(残るはレナ一人。ただし在り処の検討が全くつかん)

スコール「行けるところ全て回ったし」

アルティミシア(さすがにお手上げなのだが)


(レナを探してるの?なんで?)


スコール「お前が探せって言ったんだろ!」

アルティミシア(ふざけているのか・・・)ピキ


(えwいやいや、だって)

(もう会ってんじゃん。お前ら)


スコール・アルティミシア「 え え っ ! ? 」


スコール「いつ!?」


(出会いまではしらねーよ)


アルティミシア(だ、だれだ!?)


(いやでも、名前が・・・なんてーの?あの人)


スコール「わかるわけねーだろ!」

アルティミシア(と、特徴は!?)


(あ、そろそろ時間が・・・)


スコール「ウォォォォォイ!待て!さすがにちょっとまて!」

アルティミシア(そこは言えよ!粘れ!耐えろ!)


スコール「ちょぉまてぇ!一つ聞かせろ!モブとかだったら俺らお手上げだぞ!?」


(その辺は心配ねーよ。名前を呼んでたから)

(でも俺がお前らの知り合いとか知るわけーじゃん)

(つか、もうすでに4人揃った気分でいたのに・・・下らん事で呼ぶな!)


スコール「逆切れかよ・・・」

アルティミシア(だ、誰が・・・)


(じゃあおやすみ)


スコール・アルティミシア「 ま て や ! 」


『ひかりはおさまっていった』


シャーンシャーンシャーン・・・・・・


スコール「・・・」

キスティス「どうだった?」

セルフィ「勇者に会えた~?」

スコール「お前ら緊急集合」

全員「?」

スコール「最後の一人・・・俺ら既に会ってるらしい」

全員「ええっ!?」

ゼル「誰だよ!?」

スコール「それがだな・・・勇者曰く「お前らの知り合いの名前なんてしらねー」と

アーヴァイン「ええ・・・」

キスティス「なんて軽い勇者なのかしら」

スコール「モブじゃない。名有りキャラだ」

スコール「お前ら誰か検討着くか?」

アーヴァイン「女性だよね~」

スコール「ああ」


アーヴァイン「ん~、さっきまま先生とエルお姉ちゃんにあったでしょ」

キスティス「ガーデン関係者ならカドワキ先生にシュウ」

ゼル「・・・俺のかあちゃん?」

セルフィ「あたしの友達~!」

キスティス「ああそうだ、後CC団のダイヤも双子ね・・・」

アルティミシア(まさか・・・アデル?)

スコール「それはねーよ」

アーヴァイン「カード関係なら~もう一人心当たりがあるよ~」

スコール「カ、カードクイーン・・・」

アルティミシア(多すぎるな・・・)

スコール「ああああ覚えておけよあの野郎~~~~~~~!」

キスティス「どうしよっか・・・」


【1】イデア・エルオーネ

【2】カドワキ先生 シュウ ダイヤ

【3】ゼルの母親

【4】セルフィの友達

【5】カードクイーン


スコール「この中から探せと?」

セルフィ「やるしかないよ~」

スコール「今までで一番めんどくせえ・・・」ガク

アーヴァイン「僕ら探偵になった覚えはないけど~」

ゼル「きっついな・・・」

アルティミシア(総当たりで行くしかないな)

キスティス「最後の一人よ、頑張りましょう!」

スコール「・・・めんどくせええええああああああ!!」ワシャワシャ


安価↓


オダイン「どうしたでおじゃるか?はやくレナを見つけてくるでおじゃる」

スコール「もうマジめんどくせえ!巻きでいくぞ!」

全員「了解!」

オダイン「レナを(ry

スコール「 ど け ! 」

オダイン「へびぅーーーーーーーーー!」ドサ

スコール「おおおおおおおおおおお!

アルティミシア(頭から落ちたぞ今)


~~移動中~~


・トラビアガーデン

セルフィ「それでね~」

セルフィのともだち「たいへんやね~」


スコール「ちぇりしゃぁ!」ズサ


セルフィのともだち「あ、ほんまにきた」

スコール「セルフィたんの個人データ教えて」

アルティミシア(くぉら!違うだろ!)

セルフィのともだち「今聞かれましたけど~レナじゃないで~」

スコール「・・・」

セルフィ「ごめんなっ!急に!」

セルフィのともだち「ええよ~」

スコール「・・・で、セルフィたんの個人デー(ry

アルティミシア(次だ!次!)


安価↓


・ラグナロク

スコール「カードクイーンだ!あのババアはどこだ!?」

ゼル「あの人、各地を転々としてるんじゃなかったっけ」

スコール「はっそうだ!ドールにあいつの実家が・・・」

アルティミシア(しかしドールは)

スコール「あああああやべえええええええ!」

アルティミシア(落ち着け。他の行先は?)

スコール「バラム、デリングシティ、FH、ウィンヒル、エスタ、シュミ族の村、ルナゲート・・・」

アーヴァイン「ウィンヒルってもうないんだよね~・・・・」

ゼル「バラムにはいなかったぞ」

スコール「・・・デリングシティ、FH,エスタ、シュミ族、ルナゲート」

アーヴァイン「二手にわかれないかい?ラグナロクはエスタへ~」

キスティス「そしてバラムガーデンでガルバディアへ、ね」

セルフィ「あたしは操縦するからラグナロクね~」

スコール「・・・GO!」


~~移動中~~


・エスタ

スコール「くっそ!どこだ!」

アルティミシア(いないな)

警備兵「何かお探しですか?」

スコール「カードクイーンはこなかったか!?」

警備兵「誰ですそれ。知らないですねえ」

スコール「あのババアはうろちょろともう・・・」

アルティミシア(おや、ラグナロクが戻ってきたぞ)


『スコール~、ルナゲートにはいなかったよ~』


スコール「なにぃ!?」

アルティミシア(じゃあガルバディアか)


『さっき連絡があって~、FHにもデリングシティにもいなかったって~』


スコール「ええ!?」

アルティミシア(まさか本当に街と一緒に消えた・・・?)

スコール「・・・ラグナロクへ戻るぞ!全員回収だ!」


・ラグナロク

アーヴァイン「この人ちょっと本命臭くな~い?」

セルフィ「それぽっぽいよね~」

キスティス「でももう巡回場所は全て回ったし・・・」

スコール「いいや、まだひとつだけ行先が残ってる」

スコール(俺しか知らない事だが)

アルティミシア(どこだ?)

スコール「えっと・・・この辺」

セルフィ「ここ?なにもないよ~」

スコール「たぶん・・・どこにもいないなら・・・ここしかない」

アーヴァイン「アテがある感じ?」

ゼル「行ってみようぜ」

セルフィ「じゃあ・・・名前のない場所、いきま~す!」


シュゴーーーーーーーーーー・・・・・・・・



・宇宙ポッド墜落現場

カードクイーン「あら?」

スコール「やっぱりいた!ここだったか!」

全員「なんでこんな所に・・・」

カードクイーン「私はカードクイーン、カードの乱れを正す者」

スコール「んなこたどうでもいいんだよ!ババア!」

スコール「アーユーレナ?」

カードクイーン「・・・新しいレアカードですか?」

スコール「レナ?!ファリス!?DO?」

カードクイーン「ああわかりました。新しいルールですね」

スコール「ちっがーーーーーーう!」

アルティミシア(正直何も感じない。外れじゃないか?)

スコール「グギ・・・ランダムハンド反対!ランダムハンド反対!」

カードクイーン「私は賛成です」

ゼル「つかなんでこんな所にいるんだよ」

カードクイーン「ドールが消えた原因がこの空から舞い降りた物体にあるのではないかと・・・」

アルティミシア(半分アタリで半分外れだな)

カードクイーン「ドールのは私の父がいましたから・・・」

キスティス「そうだったの・・・」

ゼル「なんかかわいそうだよなぁ・・・・あれ」


『オマエラなにやってんだ!次行くぞ!さっさと戻ってこい!』


ゼル「話くらい聞いてやれよ!」


安価↓


・バラムガーデン

スコール「ただいまぁ!」バァン!

エルオーネ「え、もう?」

イデア「はやいですね」

スコール「アーユーレナ!?」

エルオーネ「は?」

オメガ「頭オカシーンジャネーノ」

スコール「レナフロムユー!?」

イデア「言ってる意味がわかりません」


スコール「次!おおおおおおおお!!」


エルオーネ「・・・ほんとになんなの?」

イデア「さぁ・・・」


安価↓


・バラムガーデン 保健室

スコール「レナァァァァァ!!」バァン!

カドワキ先生「ッ!?」

スコール「レナ?」

カドワキ先生「え?」

スコール「ミセス・カドワキ・レナ?」

カドワキ先生「そんな名前じゃないけど・・・」

スコール「次! おおおおおおおおおおおおお!」

カドワキ先生「・・・なんだってんだい」


・ブリッジ

スコール「レナ or セナ?」

シュウ「は?」

スコール「レナ?セナ?ケセラセラ?」

シュウ「・・・ラップ?」

スコール「ファリス」

シュウ「ほんとなに?」

スコール「次! おおおおおおおおお!!」

シュウ「・・・GFの副作用がついに脳まで?」


・バラムガーデン案内板

アルティミシア(スコール!CC団とは一体)

スコール(あ)

キスティス「というわけで・・・」

ダイヤ「はぁ・・・」


スコール「チョリソーーーーーーーー!」ダン!


スコール「レナ!?」

ダイヤ「ほんとだ。聞きに来た」

キスティス「違うって言ってるわ」

スコール「じゃあ何ナ?」

ダイヤ「ええ・・・と」

ダイヤ「カルコブリーナ?」

スコール「死ね!」


スコール「次! おおおおおおおおお!!」


ダイヤ「・・・カード奪いに来たのかと思った」

キスティス「ごめんなさいねえ」


アルティミシア(最後はゼルのお母さんだぞ・・・一番ないだろ)

スコール(いくしかねー!おおおおおおおおお!)


・バラム

ゼル「んでさ・・・」

ゼルのお母さん「そんなこと言われたって・・・」


スコール「はじゅらっ!!」バァン!


ゼル「げ、きやがった」

スコール「レナ!?」

ゼルのお母さん「わたしゃシャルロットのほうが王女っぽい気がするけどねえ」

スコール「シャルロット!?あーゆーシャルロット!?」

ゼルお母さん「シャルロットてなに?」

ゼル「スコールよぉ・・・どう考えても違うと思うぜ」


スコール「ああああああああ!」ガッデム!


アルティミシア(ほらな・・・)

ゼル「カードクイーンが本命だったんだけどなぁ」

ゼルのお母さん「ああ、駅にいたあの人。あたしゃあんな派手な格好できないよ」

スコール「もぉぉぉぉぉ!なんなんだよぉぉぉぉぉ!」バン!

ゼル「人んちで暴れんな」

アルティミシア(仕方ない。戻るか・・・)

スコール「クソが!もういい帰る!」

ゼルのお母さん「ああちょっと!折角だから夕飯食べてきなよ!」

スコール「はい」

アルティミシア(食べるんかい)


・エスタ

スコール「ぬああああああああ!全滅だバカヤローーーー!」

オダイン「使えない人材でおじゃる」

スコール「うるせえボケェ!こんなすくねー手がかりで世界中を回れるか!!」

オダイン「やれやれ・・・とんだ名探偵でおじゃる」

スコール「斬りてえ・・・切り刻んでミキサーにかけてえ」ピキピキ

キスティス「でも博士、本当にもうこれ以上手がかりがないんですよ」

アーヴァイン「世界中を回ったけど~、それらしき人いなかったよ~」

ゼル「カードクイーンが本命だったんだけどな」

亀「むぅ・・・困りましたな」

オダイン「こいつらの低脳ぶりにでおじゃるか?」

スコール「キィィ~~~~!」ピクピク

アルティミシア(どうするよ、おい。あの連中からは何も感じなかったぞ)

スコール「もういい!休憩する!」ゴロン

アルティミシア(ふてるなよ)


キロス「首尾はどうだい?」

ラグナ「いよぉ!」

ウォード「・・・・・・・・・」


アルティミシア(あ、ズッコケ3人組)

スコール「・・・・」


オダイン「まったく、お前の息子は使えんでおじゃる。世界中探し回って人一人見つけられないのでおじゃる」

スコール「オマエだってエル姉ちゃんを何年も・・・」イライラ

キスティス「もうこれ以上は手がかりが無くて」

ラグナ「あっら~、まぁ、しゃーねーよな」

キロス「参ったな・・・」

セルフィ「なにしにきたの~」

キロス「いや、最終決戦への打ち合わせをしに来たのだが」

ラグナ「後一人、足らんとなるとおじゃんだな・・・」

アルティミシア(勇者はレナと我々はすでに会ってると言っていたぞ)

キロス「なるほど、心当たりを全て探し回ったがダメだったのか」

キスティス「はい・・・」

ラグナ「どーすんよ・・・オダインじーさん」

オダイン「オダインには関係ないでおじゃる」

スコール「あるわ!死ね!」

ゼル「クリスタルも黙ったままだしよ・・・」

アーヴァイン「早々に出てこれるもんじゃないんだろ~?」

アルティミシア(パワーがいると言っていたな)


全員「どうしよう・・・」


ウォード「・・・・・・・」

キロス「ウォード君、減点。さすがにそれはない」

スコール「あんだよおっさん」

キスティス「どうしたんです?」

キロス「ウォード君はもしかして我々側の知り合いじゃないかと聞いている」

アルティミシア(ラグナの知り合いの名有り女って・・・)

スコール「それ」

ラグナ「ジュリアとレイン!?」

ウォード「・・・・・・・・・・」

キロス「消去法で考えてそれしかいないと言っている」

スコール「消去法って言われても!」

ラグナ「いろいろまじいだろそれ~」

ラグナ「だってよ。その二人はもう・・・」

アルティミシア(そもそもどうやって会うんだよ)


エルオーネ「アタシがジャンクションするわ」


スコール「いたのか!」

ラグナ「エルすまねー。打ち合わせはちょっと先送りになりそうだ」

アルティミシア(何故ここに?)

キロス「我々が呼んだんだ。彼女も作戦のメンバーの一人だ」

ゼル「マジカよ!」

スコール「どうせオメガをしこたま暴れさすとかそんなんだろ」

ラグナ「ちげーよ」

エルオーネ「で、どうする?」

キスティス「最後の希望ね」

セルフィ「もうその二人以外いないよ~」

スコール「ええ・・・でも・・・ええ~~~~?」

アルティミシア(アタリだったとしてももう亡くなっているだろ?)

ウォード「・・・・・」

キロス「だったとしても。と言っている」

スコール「・・・」

アルティミシア(いくしかないな)

スコール「まじか・・・」

ラグナ「世話かけるな」


エルオーネ「いくわよ。まずはレインおばさんから・・・」

スコール「まって。こうしない?」

全員「?」

スコール「レインはさぁ・・・パパを送ってやればいいと思うの」

ラグナ「え!?」

エルオーネ「・・・」

スコール「でしょ?エルねーちゃん」

ラグナ「う・・・まじかよ」

スコール「イヤなのか?」

ラグナ「そうじゃなくてよぉ・・・どのツラ下げて会えばいいんだか」ボリボリ

エルオーネ「・・・レインおばさんは最後までラグナおじさんの名を呼び続けていたわ」

エルオーネ「わたしも、それがいいと思う」

ラグナ「・・・」

キロス「我々も同意見だ」

ウォード「・・・・・・・」ウンウン

スコール「一回くらいジャンクションする側に回ってみれば?」

アルティミシア(看取ってこい)

ラグナ「・・・わかった」

エルオーネ「ラグナおじさん・・・」

ラグナ「いやでもこれ、初めてだからよォ、なんか緊張すんな!」モソモソ

スコール「大丈夫だよ。寝るだけだから」

アルティミシア(夢みたいなもんだ)

ラグナ「はぁ~~・・・うっし!」バシ

ラグナ「エル!頼むぜ!」

エルオーネ「・・・・」ギュ


キィィィィーーーーーーン・・・・・・・・・・


ラグナ「うっ!こりゃ中々強烈な・・・」

スコール「俺ら森の中とか道のど真ん中でこれやられてたからな」


ラグナ「まじか・・・そりゃ・・・・たいへ・・・・・・・・・・」


ラグナ「・・・・・・・」zzz


スコール「・・・」

アルティミシア(行ったか)

スコール「まぁ待つか」


キロス「で、ジュリアは君が行くのか」

スコール「ああ」

アルティミシア(いやでも、ジュリアもラグナに行かせた方が・・・)

スコール「好きだった人が知らない男といちゃこいてる場面を見せつけるのか?」

スコール「鬼だなお前」

アルティミシア(そういうつもりじゃ・・・)

ウォード「・・・・・・・・」

キロス「そうだな、察してやろう」

スコール「空気読めよスイーツ」

アルティミシア(・・・)


ラグナ「 」


スコール「いつもジャンクションする側だったからなんか新鮮」

アルティミシア(イタズラするなよ)

キロス「本当に強力なんだな」

スコール「耐性無視の強制睡眠だからな。これも中々チート・・・」

スコール「・・・・ん?じゃあ送り先さえ確保すれば」

アルティミシア(バトルに転用できるな)

スコール「・・・・・」ゾク

アルティミシア(オメガを使役し相手を強制睡眠させるのか)

アルティミシア(どんどん姉が凶悪性能になっていくな)

スコール「これ、黙っとこうな・・・」ボソ


ラグナ「 」


スコール「なっげーな・・・」

アルティミシア(気になる・・・中の様子は見えない物か)

キロス「無事話せてるといいが」

スコール「あ」


『ラグナの目から なみだがこぼれおちる!』


スコール「・・・・」

アルティミシア(どうやら会えたようだ)


~数分後~


スコール「~~~」ボケー


ラグナ「 レ イー ー ー ー ー ン ! !  」ガバッ


全員「おわぁ!」


ラグナ「ハァッ!ハァッ!ハァッ・・・あれ、ここは」

スコール「おきゃーり」

アルティミシア(ちゃんと看取れたか?)


ラグナ「・・・ああ」ボリボリ


スコール「あーびっくりした」

エルオーネ「よかった・・・レインおばさん、最後にラグナおじさんに会えていたのね・・・」

エルオーネ「うう・・・よかった・・・」グス

ラグナ「レイン・・・」グス

アルティミシア(貰い涙が)グス

スコール「オマエ関係ないだろ!」

キロス「で、どうだった?」

ラグナ「いや・・・その、なんていうか」

エルオーネ「どう考えても関係なさげよね・・・」

キロス「よくがんばったな、ラグナくん」

ウォード「・・・・・」ウンウン

アルティミシア(クリスタルはなかったか?)

ラグナ「なかったな・・・光物は持ってたけど」

ラグナ「あれはクリスタルじゃなくて俺が上げた・・・」ワシャワシャ

スコール「言わんでもいい。わかるから」


エルオーネ「じゃあ最後は・・・」


スコール「ジュリアか・・・」

アルティミシア(複雑な心境だな)

スコール「母子共々暴言吐き倒したからな・・・バレたらヤヴァイ」

エルオーネ「でも・・・アタシジュリアさんと面識がないわ」

スコール「そういえば」

アルティミシア(じゃあどうする?)

ラグナ「・・・カーウェイのおっさんだ」

キロス「ああ、今は軍のお偉いさんなんだっけ?」

ラグナ「カーウェイのおっさんなら面識あるだろ?」

エルオーネ「旦那さんだっけ?一度だけお会いした事あるけど・・・」


ウォード「・・・・・」

キロス「そうだな。あいつのせいで喉を失ったようなものだな」

スコール「ダディにジャンクションする?パパ達の代わりにボコボコにしてやってもいいけど」

アルティミシア(それはやめろ)

エルオーネ「じゃあ・・・」ギュ


キィィィィーーー・・・・・ン


スコール「うっ・・・まさかダディにジャンクションするハメになるとは・・・」

ラグナ「なぁ・・・ダディって何?」ボソ

スコール「あのおっさん・・・娘に・・・・そう・・・・よばれてんの・・・・・・・・」

ラグナ「きめえw」

キロス「いい趣味してるw」

ウォード「・・・・・・」プゲラ

アルティミシア(笑うなよ。ダディでもパパでもなんでもいいだろ)

スコール「十分・・・・あのおっさん・・・・ひどい目・・・・・あって・・・・・・・」


スコール「・・・・・・・・」ガク

アルティミシア(いよいよ後がないぞ。これでハズレならもう終わりだ)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・カーウェイ邸

スコール(うお・・・)

アルティミシア(なんというか妙な気分だな)


「べろべろば~」

「キャッキャ」

「リノアももう5歳だ。行く末は天才少女だな」ハハハ


スコール(天災の間違いだ)

アルティミシア(うまい事言ってるんじゃないぞ)


「あなたったら、リノアをかわいがりすぎよ」

「あなたの怖い顔であやしても、リノアは怖がるだけよ」


スコール(でた・・・)

アルティミシア(・・・)


ジュリア「もう、親バカと言われても知らないわよ」


カーウェイ「ハハハ、すまんすまん。子供ができて私も丸くなったかな」

リノア(幼)「ダディ~」

スコール(この頃からダディ呼ばわりかよ)

アルティミシア(う~ん、あいつにもこんな時代があったんだな)

カーウェイ「ああ、すまんが頭痛薬をくれないか」

カーウェイ「どうもさっきから頭がざわざわするんだ」

ジュリア「あら、それは大変。無理しないでね」

スコール(バレたらやばいよな)

アルティミシア(しー、しー・・・)

リノア(幼)「ダディ~マミ~」キャッキャ

スコール(う~ん、ここで始末しちまうわけにはいかないのだろうか)

アルティミシア(むしろやれと言われてできるのか?こんな幼子を)

ジュリア「はいリノア、そろそろおねむの時間ですよ~」

リノア(幼)「は~い」

アルティミシア(なんという幸せな家庭だ)

スコール(野○一家かよ)


ザザ


スコール(場面が変わった)

アルティミシア(どうやって探ろうか)

リノア(幼)「マミ~どうしたの~?」

スコール「(ん?)

カーウェイ「おいジュリア!一体どうしたんだ!?」ドンドン

カーウェイ「ここをあけろ!どうした!?何があった!?」ドンドン

スコール(いきなりなんだ!?)

アルティミシア(ジュリアが体調を崩したのか?)

ジュリア「いや!開けないで!リノアの顔なんてみたくない!!」

リノア(幼)「マミ~?」

カーウェイ「リノア!?リノアがどうしたんだ!?ジュリア!」ドンドン

アルティミシア(な、なんだ?)

スコール(いきなりキナ臭くなりやがったな・・・)


ザザ


ジュリア「~~~~」ブツブツブツ

リノア(幼)「きゃ~~~マミーやめて~~~!」ジタバタ

アルティミシア(おい!?)

スコール(ちょ、ええっ!?)


カーウェイ「ジュリア!?何してるんだ!」ガシ

ジュリア「は、離して!」ジタバタ

リノア(幼)「うえ~~~~~ん!」ダダダ

カーウェイ「この・・・バカモノ!」バシ!

ジュリア「きゃぁっ!」

カーウェイ「自分の子供に何をしてるんだ!ええ!?」

カーウェイ「一体どうしたんだ・・・理由を話してくれ!」

ジュリア「あなたに言っても何もできないわよ・・・」ボソ

カーウェイ「この・・・亭主に向かってなんだその口の聞き方は!」バシ!

リノア(幼)「うええええん!マミーをいじめないで~~~~!」

アルティミシア(おいおいおいおいおい!)

スコール(鬱になってきやがった・・・)


ザザ


リノア(幼)「マミー具合悪いの?」

カーウェイ「ジュリアは・・・そう、ママは病気なんだ」

カーウェイ「安静にしてないといけないんだよ。わかっておくれ」

リノア(幼)「マミー・・・元気になるといいね」


ザザ


医者「病気の類は見られませんが、精神に異常をきたしている可能性があります」

カーウェイ「そうですか・・・そんなにひどいのですか?」

医者「不安定な状態です。もしもの事に備えて入院をお勧めしますが・・・」

カーウェイ「入院・・・」ガックシ

医者「心中お察しします。ご検討下さい」

アルティミシア(まるで話が見えてこん。一体何が)

スコール(精神病?)


ザザ


カーウェイ「ジュリア・・・医者に入院を勧められたよ」

カーウェイ「一体何が不満なんだ?子供もできて、収入も安定して、家族仲良く暮らしてるじゃないか」

ジュリア「・・・」

カーウェイ「リノアの教育にもよくないぞ・・・どうしてなんだ?」

ジュリア「・・・」

カーウェイ「ハッ、まさかお前!あのラグナとかいう男の事をまだ!」

ジュリア「・・・」

カーウェイ「この・・・バカモノーー!過去の男がまだ忘れられないか!」バシ!

ジュリア「ああっ!」

リノア(幼)「うえええええん!マミーをいじめないで!!」

スコール(見てるこっちが鬱になってきた・・・)

アルティミシア(家庭崩壊の生中継など、誰が見たいのだ!)


ザザ


カーウェイ「・・・・」

ジュリア「・・・・」

リノア(幼)「・・・」

アルティミシア(空気が・・・)

スコール(重すぎる・・・)

ジュリア「・・・あああああああ!!」

カーウェイ「ッ!?またか!」

ジュリア「いやーーー離してーーーーー!」

カーウェイ「落ち着け!落ち着けジュリア!」

リノア(幼)「うえええええん!」

スコール(ババアさぁ・・・これもう)

アルティミシア(ああ・・・もう見てられん)

カーウェイ「ジュリアーーーー!やめろーーーー!」


【スリプル】


ジュリア「 」(睡眠)

カーウェイ「ジュリア!?どうしたジュリア!?」

アルティミシア(心配するな。眠っただけだ)

カーウェイ「ッ!? 頭の中から声が!」

アルティミシア(介入するつもりはなかったが・・・もう見ておれんのだ!)

スコール(しっかりしろよダディ。一家の大黒柱だろ)

カーウェイ「わわ、私までおかしくなってしまたのか・・・」フルフル

スコール(ちゃうわ。聞けよNTR野郎)


~~数分後~~


カーウェイ「人払いはすませた・・・」

スコール(傍から見るとひとりでブツブツ言ってる変質者だからそこ注意な)

カーウェイ「君達は一体・・・」

アルティミシア(少し前から頭の中がざわざわしていただろう?)

スコール(あれ、俺ら)

カーウェイ「・・・頭の中に住んでいるのか?」

スコール(住んでねーよ)

アルティミシア(まぁ諸事情で少し居座らせてもらっている)

スコール(つかジュリアは一体どうしたんだよ)

アルティミシア(あんなに仲睦まじかったじゃないか)

カーウェイ「それが・・・私にもわからんのだ」

カーウェイ「ある日突然、急にああなって・・・」

スコール(それじゃあわかんねーよ)

アルティミシア(医者に診せたのか?)

カーウェイ「最初に2,3日ほど仮入院だけしてもらったんだ」

カーウェイ「そこで看護婦から聞いた話なのだが・・・」

アルティミシア(ああ)

カーウェイ「何やら四六時中うわ言のようにブツブツ言っていたらしい」

カーウェイ「黒い羽の天使がこちらを見ていると・・・」

アルティミシア(それは・・・)

スコール(ババアじゃん!)

アルティミシア(バカな、ジュリアは何の変哲もない一般人だろ)

アルティミシア(我々が見えるはずが・・・)

カーウェイ「精神疾患なのは明らかなのだが、原因がわからないと処置のしようがないだろ」

カーウェイ「だからてっきり過去の男の事を引きづってるのかと・・・」

スコール(ないないそれはない)

アルティミシア(それは断言する。ない)

カーウェイ「私もどうにかなりそうだよ・・・」ワシャワシャ

スコール(ほんとお前ら一家だけはもう・・・)

アルティミシア(この先を知っているだけに余計にな)

カーウェイ「ハァ・・・」


アルティミシア(ちょっとまて、ジュリアは確か)

スコール(そう、もう時期死ぬ。交通事故でな)

カーウェイ「なんだと!?」

スコール(なんでいきなりと思ってたんだけど、なるほどな)

スコール(頭おかしくなって道路に飛び出したんだ)

カーウェイ「バ、バカな!」

スコール(もう・・・言っちゃったからついでに教えてやるわ)

スコール(お前の娘は将来世界を恐怖に陥れる存在になる)

カーウェイ「あああ、ありえん!やはり私も何かの病気に・・・」

スコール(まぁ、気持ちはわかるけど)

アルティミシア(事実だ。受け止めてくれ)

カーウェイ「・・・・・」ガク

スコール(だから・・・おっさん、こう考えろ)

スコール(俺らが未来からわざわざアドバイスしにやってきてやったんだ、だから)

アルティミシア(そうならないように、しっかりと愛情を持って育てるんだ)

スコール(ジュリアの動向も、細心の注意を払え)

カーウェイ「・・・・」

スコール(大丈夫かな・・・過去変えちゃった感じになってるけど)

アルティミシア(しかたあるまい。これでリノアがまともになってくれれば・・・)


リノア(幼)「ダディ~、誰と話しているの~?」


カーウェイ「リ、リノア!あっちいってなさい!」

スコール(それがダメだってんだよ)

アルティミシア(あやし下手が)


リノア(幼)「え~でも~さっきマミ~のお部屋にいったら~」

リノア(幼)「マミー、いないの。リノアに内緒でお出かけしちゃったよぉ?」


カーウェイ「 な に ぃ ! ? 」

スコール(やっばい!ダディそれはヤバイ!)

アルティミシア(死因は交通事故だ!手遅れになる前にはやく行け!)

カーウェイ「~~~~~ッ!リノア!ダディも出かけてくるからここでお留守番してなさい!」

リノア(幼)「お留守番退屈~」

カーウェイ「いう事を聞け!」

リノア(幼)「ひぐ・・・」グス

スコール(だから怖がらせんな!)

アルティミシア(急げ!)


バ ァ ン !


カーウェイ「ぬおっ!」


ザァァァァァ・・・・・!!


『そとは おおあめが ふっている!』


スコール(クッソ、雨音で聞こえなかったのか!)

アルティミシア(雨具を用意している暇はないぞ!急げ!)


カーウェイ「ジュリアァーーーーーッ!」バシャバシャバシャ


ザァァァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「ジュリアーーー!ジュリアーーーー!」


ザァァァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「どこだーーーーッ!ジュリアーーーーー!」


ザァァァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「ジュリア・・・いったいどこなんだ・・・」トボトボ

カーウェイ「ううっ・・・寒い・・・」ブルブル

スコール(大丈夫か?)

アルティミシア(ほら、体を温めてやるから)ファイア

カーウェイ「ジュリアが見つからない・・・」ガク

スコール(ババア、探せないの?)

アルティミシア(雨脚が強くて判別しにくいのだ)


ザァァァァァァァァ・・・・・・


スコール(そうだ、ガ軍に協力してもらえよ!)

アルティミシア(軍総出で探せばなんとか・・・)

カーウェイ「もしもし・・・カーウェイだが」ピ

スコール(ちょお俺らも協力するわ)

アルティミシア(ゆけ!)ペカー


【GF】ディアボロス


スコール(ちょっと悪いんだけど、コウモリに分裂してジュリア探してくんない?)

アルティミシア(頼むぞ、ディアボロスよ)

ディアボロス「承った・・・」バサァッ!

カーウェイ「たのむ・・・頼むぞ!」ピ


スコール(ダディ元気出せ、今ディアボロスが協力してくれてるから)

アルティミシア(軍も動かせたようだな)

カーウェイ「・・・・」

スコール(とりま凱旋門で雨宿りしようぜ)

アルティミシア(風邪引くぞ)


・凱旋門


ザァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「 」ガックシ

スコール(ジュリア、どこ言ったんだろうなぁ)

アルティミシア(軍が道路を封鎖してくれていれば事故の可能性は減るはずだが)

カーウェイ「ジュリア・・・」

スコール(いい機会だから言っとくけどおっさん)

スコール(自分の色恋沙汰に職場の権力を使うのはよろしくないぞ)

アルティミシア(公私混同も甚だしいぞ)

カーウェイ「・・・」

スコール(バチが当たったんだよ。なぁ)

アルティミシア(これに懲りてもう自分勝手なマネはするなよ?)

カーウェイ「報いか・・・確かに、人に恨まれる事ばかりやっているな私は」

カーウェイ「ティンバーを制圧したのも、各地に軍を送ったのも私だものな・・・」

スコール(日ごろの行い改めようぜ)

アルティミシア(リノアがグレるぞ)

カーウェイ「ジュリアがいなければ・・・あの子を育てられる自信がない」

スコール(も~陰気になるなっての)

アルティミシア(連絡してみればどうだ?逐一報告だ)

カーウェイ「・・・・」ピポパ


『こちらショッピンングモール、ジュリア氏の姿は見当たりません』

『駅前です。こちらもそれらしき人影は見えません』


カーウェイ「すまない、引き続き頼む」ピ

アルティミシア(お、コウモリが)

コウモリ「上空より探索していたが、ジュリアなる人物は見当たらぬ」バサ

コウモリ「大きな屋敷に車が並んでいる場所・・・今そこを探索中だが、どうやらいないようだ」

スコール(レンタカー屋と大統領官邸か)

アルティミシア(もしや地下水路にいるのか?)

スコール(ありえるな。そこを探してみてくれ)

コウモリ「御意」バサササ


スコール(もし地下水路にいるなら家に帰っている可能性もある)

アルティミシア(一回戻ってみるか)

カーウェイ「・・・」

スコール(濡れたろ。風呂でも入って落ち着け)


ザァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・


・カーウェイ邸

カーウェイ「・・・」

アルティミシア(連絡待ちだな)

スコール(そうだよ・・・せめてレナの事を聞き出さないと)

カーウェイ「レナ?」

スコール(ダディ知らない?ジュリアの知り合いらしいんだけど)

アルティミシア(私達はその人を追ってここへきた)

カーウェイ「いや・・・聞いたことないような、あるような・・・」

スコール(どっちだよ)


『れんらくを まちつづける』


スコール(こないな・・・)

アルティミシア(リノアはもう寝たか?)

カーウェイ「ああ、外へと出れないようロックしておいた」

スコール(だからそれがダメなんだっつーの)


ヒラ・・・ヒラ・・・ヒラ・・・


スコール(ん?)

アルティミシア(何か落ちてきたぞ)

カーウェイ「これは・・・羽?」ピト

スコール(羽毛布団が破れたか?)

アルティミシア(羽毛?にしては色が・・・・)

カーウェイ「黒い羽・・・?」


バ タ ァ ン !


『とつぜん まどが はげしく ひらく!』


スコール(なんだ!?)

アルティミシア(うわっ!)


ブァァァァァァァ!


カーウェイ「うわっぷ!・・・羽!?同じ羽が大量に入ってくる!」バササ

スコール(閉めろ閉めろ!)

アルティミシア(待て!窓の奥!誰かいる・・・)


全員「ハッ!」


ジュリア「・・・・・・」


カーウェイ「ジュリアァーーーーッ!」ガバッ


『カーウェイは そとに とびだした!』


ザァァァァァ・・・・!!


バシャバシャ!!


カーウェイ「ジュリア!」バシャ

ジュリア「あなた・・・・」

スコール(やっと見つけた!)

アルティミシア(一体どこへ言っていた!)

ジュリア「リノアは・・・・もう寝た?」

カーウェイ「あ、ああ。お前の帰りを待っている・・・」

カーウェイ「リノアも心配している、ほら。外は雨だ。はやく家に帰ろう」

ジュリア「・・・・」

アルティミシア(おいジュリア、我々が見えているのか?)

ジュリア「ええ。うっすらだけど・・・」

アルティミシア(やはり・・・一般人のお前が何故ジャンクションを目視できるか気になる所だが)

アルティミシア(そこはまあいい。それよりも、だ)

アルティミシア(何があった?一体何を聞いた?聞かせろ)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(我々は未来からきた。他言できない悩み、我々なら力になれると思うが)

ジュリア「未来・・・」

アルティミシア(そしてお前に言いたいことがある奴がいる。ほら)グイ

スコール(い!?)

ジュリア「ん・・・男の子?」

アルティミシア(お前の悩み、もしかしたらこいつが原因かもしれない)

スコール(え、俺?)

アルティミシア(お前が無茶苦茶言うからだろ!ほら、謝れ!血反吐吐くまで謝れ!)

ジュリア「?」

スコール(あ、あの、リノアのママさん)

スコール(え~っと、その、ガルバディアホテルでパ・・・ラグナを部屋に招いた日を覚えてますか?)

ジュリア「う、あまり思い出したくないんだけど」

スコール(・・・)ダラダラ


アルティミシア(あの日お前に暴言を吐いたのはラグナの体を乗っ取ったこいつだ)

ジュリア「えっ」

アルティミシア(ほら、あやまれ!)

スコール(まじすいませんでしたぁーーーーーーーーッ!!)(土下座)

スコール(ぶっかけフェイスとか言ってすいませんでしたァーーーーーーーーッ!)(土下座)

スコール(許してつかーさい・・・許してつかぁーさい・・・)グリグリ

アルティミシア(殴って良いぞ。100発くらい)

ジュリア「・・・そんな事だろうと思った」フゥ

スコール(はへ?)

ジュリア「だってあの日のラグナ、明らかにおかしかったもの・・・」

ジュリア「ラグナなのにラグナじゃない。そんな感覚がしてね。ずっと引っかかってたの」

ジュリア「やっぱり、あれはラグナじゃなかったか・・・」フウ

スコール(お察しの通り、あっしです)デヘヘ

アルティミシア(切腹させようか?)

ジュリア「いやいや、大体想像付くわよ」

ジュリア「ラグナとアタシは結ばれる運命じゃなかった・・・って、事でしょ?」

スコール(話が速くて助かります)(正座)

アルティミシア(お前がラグナとくっつくと我々が消えてしまうから・・・)

ジュリア「ハァ・・・ラグナを嫌いになるように仕向けたんだ」

スコール(でも半分は趣味でした)キリ

アルティミシア(お前ちょっと黙れ!)

ジュリア「随分好き勝手言ってくれたわね」

スコール(かけられるのが好きそうだなって思ったので)

ジュリア「どんなイメージよ」

カーウェイ「なんだ?どういう事だ?」

ジュリア「あなたは知らなくっていいの。ええと、君」

ジュリア「一つだけ言ってイイ?」

スコール(なんなりと)

ジュリア「 」キラン


【ぜになげ】


カーウェイ「ひぎぃぃぃぃぃぃぃ!」ブシュ

ジュリア「あの時投げ捨てられた500ギルよ!今返してやるわ!」

スコール(食らってるの旦那さんなんですけど・・・)

カーウェイ「 」プシュー


ジュリア「ふう、ちょっとスッキリしたかも」

アルティミシア(なんか、元気そうだな)

スコール(あんた精神疾患って事になってるよ)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(一体どうしたのだ)

スコール(単に育児ノイローゼとかそういうオチじゃないだろうな)

ジュリア「・・・わかった。あなた達には全て話すわ」


『ジュリアは たんたんと かたりはじめた』


ジュリア「あの日、いつものように家族で夕食を食べて、リノアを寝かしつけて・・・」

ジュリア「アタシはちょっと夜更かししてテレビを見ていた、そんな何気ない日常の日々」

ジュリア「『それ』は突然現れた」

アルティミシア(それ?)

ジュリア「黒い羽の天使・・・」

スコール(えっそれババアじゃないの?)

アルティミシア(私も黒い羽なのだが)バサバサ

ジュリア「ううん、あなたじゃない。もっと若い女の子」

ジュリア「でもその表情はなんだろう、全てを見下すような、そんな不敵な笑み・・・」

スコール(それって、・・・リノア・・・?)

アルティミシア(またあいつか!今度はなんだ!)

ジュリア「彼女は言うの。お前が産んだ娘は将来、全てを無にする者」

ジュリア「邪悪を産んでくれてありがとう。って・・・」

アルティミシア(・・・)

スコール(ママさんになんちゅう事言うんだよあいつ・・・)

ジュリア「彼女はさらにこう続けたわ」

ジュリア「邪悪を産み落としたお前も邪悪の塊」

ジュリア「もうお前は用済みだ、これ以上この世を汚したくなければ、世のため世界の為」

ジュリア「はやく死ね。って」

スコール(あの野郎・・・)

アルティミシア(自分の母親に・・・)

ジュリア「・・・」


(お前は娘の5つ目の誕生日を迎える事無く没するだろう)


ジュリア「そして彼女は予言めいた口調でアタシの命日を告げた」

ジュリア「それが今日、この日なのよ」

アルティミシア(予言・・・)

スコール(死の宣告?)

ジュリア「それを聞いたらもう、何か鬱ってきちゃってね・・・」


(信じたくなければそれでもいい。しかし断言しよう)

(未来を知る、もう一人黒い翼を持った者が、再びお前の前に現れる、と)

(その時お前はその事実を信じざるを得なくなるであろう)


ジュリア「そしてこないだ、本当にあなた達が現れた」

アルティミシア(・・・)

ジュリア「予言通りだもの。もう参っちゃって・・・」ハハ

ジュリア「・・・本当・・・なのね?」

アルティミシア(言いにくいが・・・)

ジュリア「そう・・・あの子が・・・あんなにかわいいのに・・・」

スコール(ママさんストップ。俺らがきたのはその件もある)

アルティミシア(我々が過去に介入する事で・・・未来を変化させる事が可能かもしれない)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(確かに我らのいた未来では、お前はリノアの5歳の誕生日を迎える前に無くなっている)

アルティミシア(死因は交通事故だ)

スコール(じゃあ外出なきゃいいんだよ。リノアの誕生日まで)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(その黒い羽の女が死を予言するのならば、我らは生の予言をしよう)

アルティミシア(生きろ。なんとしても)

ジュリア「・・・」

スコール(そしてリノアグレさせんな)

アルティミシア(お前が生きてさえいれば・・・リノアはああならなかったのかもしれない)

スコール(俺も同類だからわかる。飢えてるんだよ)

スコール(親の愛に)

ジュリア「リノアの事、詳しいのね」クス

アルティミシア(なんせこいつはリノアの(ry

スコール(うぉぉぉおい!言わんでいい!)

ジュリア「?」

アルティミシア(まぁ、そういうわけだ)

スコール(歌い続けるんだろ?イキロ。紅白出場するまで)

ジュリア「おもしろい人達・・・ありがとね・・・黒いおふたりさん」


『ジュリアのひょうじょうに せいきがもどった!』


ポツ・・・ポツ・・・


ジュリア「雨もあがってきたわね」

アルティミシア(おあつらえだな)

スコール(雨が空気読んだ)

ジュリア「なんか・・・久々に歌いたい気分」

アルティミシア(歌え歌え)

スコール(やんややんや)


ジュリア「~~~」スゥー


― whenever sang my songs. on the stage on my own....


スコール(うめえ)

アルティミシア(さすがプロ歌手)


― i saw you smiling at me. was it real or just my fantas....


アルティミシア(いい曲だな・・・)シットリ

スコール(空耳アワーに投稿しようかな)


― that i had mine on you....


― darling so there you are. with that look on your face...


【和訳】


歌うときはいつも  ステージで独りきり
語るときはいつも  聞いてほしいと願ってた
その度にあなたが笑っていたような  本当かしら、気のせいかしら
あなたはいつも片隅にいた ちっぽけな、このバーの


ここで最後の夜    いつもの曲を、もう1度
あなたとも最後の夜? そうかもしれないし、違うかも
なんとなく好きだった 恥ずかしそうに私を見つめるあなたの目
あなたは知っていたかしら わたしもそうしていたことを

*
ねえ、あなたはそこで  相変わらずの表情
傷ついたりしないような 落ち込んだりしないような
ねえ こうしましょうか ぎゅっと優しくあなたをつねるの
しかめ面をしたら
あなたが夢を見てないってわかる


ジュリア「・・・ありがとうございました」ペコ

スコール(ひゅーひゅー)

アルティミシア(名曲だな)

スコール(ついでにスー○ーフライの方も歌ってくれ)

アルティミシア(あるのか!?)


カーウェイ「う・・・」


スコール(歌声でダディが起きやがった)

アルティミシア(逆セイレーンだな)


カーウェイ「いたた・・・ジュリア、500ギルを投げるな」

ジュリア「ごめんなさい、ちょっと憂さ晴らししたくって」

カーウェイ「その様子だと、元に戻ったようだな」

ジュリア「心配させてごめんね・・・少し病んでたみたい」


カーウェイ「もう、大丈夫のようだな」

ジュリア「ええ・・・あなたのおかげよ」

カーウェイ「?」

ジュリア「なんでもない」クス

ジュリア「黒い天使のお・か・げ」

アルティミシア(なにか蚊帳の外なのだが)

スコール(ノロケんな!)

カーウェイ「まったく、世話のかかる」

ジュリア「あら、ラグナに嫉妬したのはどこのどなただったかしら?」

カーウェイ「それは言うな・・・」

ジュリア「心配しないで、ラグナはもう、いい思い出だから」

スコール(人の親父でこいつら・・・)ピキピキ

アルティミシア(今度こそ完璧に振られたな)

ジュリア「さあ、帰りましょう。リノアが心配してる・・・」

カーウェイ「だな。そばにいてやってくれ」

スコール(あーそうだ。肝心な事忘れてた)

スコール(ママさん、レナ知ってる?)

ジュリア「レナ・・・だれそれ?」

スコール(また外れか・・・)

アルティミシア(こいつらがリノアをしっかり育ててくれれば、それに悩まされる事もないだろう?)

スコール(まあそうだけど)

カーウェイ「レナ?はて・・・どこの娘だったかな」

スコール(知ってんの?)

カーウェイ「確かこの間コンパで知り合った・・・ハッ!」

ジュリア「あなた・・・」ギロ

カーウェイ「し、仕事だ!違う!誤解だ!」

ジュリア「詳しく話しなさい!」ズイ

スコール(アホだ)

アルティミシア(ほんと無能だなこいつ・・・)


ジュリア「あ~な~た~」グリグリ

カーウェイ「ちちち違うんだ!誤解なんだ~~~~!」

スコール(ママさん今度は1000ギル投げようぜ)

アルティミシア(所帯持ちの癖に、この!恥を知れ)ググ

カーウェイ「ぬあっ!体が動かない!」

ジュリア「 お し お き よ ! 」

スコール(YOU食らっちまいなよ!)

アルティミシア(報いを受けろ!)


カーウェイ「ぬああああ~~~~~」ジタバタ



ド ン ッ



ジュリア「え」



グラァ・・・



スコール(ちょ)

アルティミシア( )





P U U U U U U U U U U U !





ジュリア「 」




ド ン ッ





ザァァァァァ・・・・!!





『あめが ふたたび ふりはじめた』


ギャギャギャギャギャ!!


ガ兵「た、大佐!大丈夫ですか!?」ガチャ!

カーウェイ「・・・何だお前」

ガ兵「検問の結果大佐の奥さんが見つからなかったので報告に・・・」

スコール(いやいや)

アルティミシア(ジュリア?)


ジュリア「 」


ガ兵「その人・・・奥さん・・・」


カーウェイ「・・・」


ガ兵「急に飛び出してきたから・・・その・・・」


カーウェイ「・・・ ジ ュ リ ア ァ ァ ァ ー ー ー ー ッ ! !」


スコール(…)

アルティミシア(・・・)


カーウェイ「ジュリア?!おい!しっかりしろ!ジュリア!?」

ジュリア「 」

カーウェイ「ジュリア!?ジュリア?!」


『ジュリアは なにも こたえない』


スコール(ババア!)

アルティミシア(どけ!蘇生を試みる!)


【アレイズ】【フェニックスの尾】


カーウェイ「ジュリア!?」


スコール(ババアもっかい!)

アルティミシア(まだだ!)


【リジェネ】【フェニックスの羽】


スコール(ダメか!?)

アルティミシア(だ、だめだ・・・即死だ)

アルティミシア(すでに生体活動を停止してる物に回復魔法は・・・)

カーウェイ「そ、そんな」ガク







リノア「あーあ、マミーが死んじゃったー」


スコール(ッ!?)

アルティミシア(リノア!)


リノア「よっす!大変な事になったね」

リノア「マミーを殺したのは、スコールだったんだね・・・」ニヤ


カーウェイ「誰だお前は・・・」

リノア「ダディ若っ。でも老け顔っ」

スコール(リノアァァァァァァ!言ってる場合じゃねえだろ!?)

アルティミシア(やはりお前だったんだな!?ジュリアを追い込んだのは!)

リノア「追い込むって、ひどいなぁ。事実を伝えただけじゃん」

スコール(ウソ付けボケ!はやく死ねとか無茶苦茶言ってただろ!)

アルティミシア(自分の娘が悪に染まるなどと、どこの親が喜ぶのだ!)

リノア「誤解があるよそれ、アタシはただ辛いならはやく逝ったらって言っただけ」

リノア「どうせ事実なんだしさぁ」

カーウェイ「こいつ・・・リノアなのか・・・?」

リノア「おハローダディ。おかげで元気に育ったよっ!」

リノア「育ちすぎて羽まで生えちゃいました~」バササ

アルティミシア(黒い羽・・・・)

スコール(お前ェーーーーーー!母親が死んで何とも思わねーのか!?)

リノア「いやだから、アタシが4歳の時に死んだから」

リノア「ずっと話聞いてたけどさぁ・・・死を回避するとか愛を与えるとかくっさい事言ってたけど」

リノア「過去は変えられない。何度も言われてきたでしょ」

スコール(うぐっ!)

アルティミシア(エルオーネも言っていた・・・)

リノア「過去に死んだ者はどうあがいても死ぬ運命だし、生きる者はどんだけ痛めつけても死なない」

リノア「過去は消えない。そう、あなたがやった事も、ね」

スコール(・・・)

リノア「上を見てごらん。この一部始終を見ていた人間がもう一人いるよ」


全員「!」サッ



リノア(幼)「・・・」ギロォ



カーウェイ「リノア!まだ起きていたのか!」

リノア「完全に勘違いしちゃってる目つきだねえ・・・そりゃそうだよね」

リノア「はたから見たら、ダディがマミーを突き飛ばしたようにしか見えないもんね」

カーウェイ「違う、違う・・・」フルフル

リノア「違わねーよ。この・・・・」

リノア「ひ・と・ご・ろ・し」ボソ

カーウェイ「ああああああああーーーーーーーーーーーッ!」


リノア「あの幼女がどう育つかは・・・二人は知ってるよね」

スコール(そう、リノアは父親に反抗してレジスタンスに飛び込むんだ・・・)

アルティミシア(これが原因か・・・)

リノア「アウトロールート確定で~す!」キャッキャ

スコール(何で他人事なんだよ!ありゃお前だろ!)

リノア「だからさぁ・・・何度も言うけど、過去は変えられないのよ」

リノア「アタシがダディに反抗するのも、レジスタンスに入るのも、魔女になるのも」

リノア「あなたに捨てられるのも、ね」

スコール(・・・)

リノア「でも辛い過去は、変えたいと思うのが人の性だよね~」

リノア「おばさんなんて時間圧縮とか言う裏技まで使っちゃうんだもんねっ」

アルティミシア(何が言いたい)

リノア「過去を変える方法、一つだけあるよ」

スコール(なんだよ!?)

リノア「過去も未来も現在も、ぜ~~~~~~んぶ!」

リノア「『無』に返す事!これなら運命なんて関係ないね~~~~!」

スコール(消すだけじゃねえか・・・!)

アルティミシア(そんなもの変えた内に入るか!)

リノア「スコールの裏切り、それはそれは深い罪。そしてそれはもう消えない」

リノア「だからアタシが消してあげるよ。あなたの罪をアタシがさ」

リノア「キレイサッパリ、ね」

スコール(気取ったこと言ってんじゃねえよ・・・)ワナワナ

アルティミシア(ただ消滅させるだけだろ!バカかお前!?)

リノア「ありゃ以外、おばさんなら共感してくれると思ったのにー」

アルティミシア(するか!1%も理解できんわ!)

リノア「てかなんでスコール達ここにいんの?それこそ予想外なんですけど」

スコール(・・・クリスタルのカケラの手がかりを探しに来たんだよ)

リノア「ああwやっぱりつまってたかー」

スコール(お前が誘導したんだろ・・・)

リノア「誰探してるの?バッツ?ファリス?」

スコール(レナだよ)

リノア「あ、ごめんわかんない」

スコール(だったら集めようがねーだろ!)


ザァァァァァァァ・・・・・!!


リノア「雨が強くなってきたね~」

ジュリア「 」

カーウェイ「・・・」ガク

リノア「そいつの心模様も、大嵐かな?」クスクス


リノア「あーでも、レナの特徴ならわかるよ」

リノア「ピンク色の髪らしいよ。今時珍しいよね」

スコール(いねーよ・・・そんな奴・・・)

リノア「それを探すのがスコールの役目でしょ」

スコール(俺らに中途半端に協力して、一体何がしたいんだよ!!)

アルティミシア(お前、本当にエクスデス側か?どう考えても意図と離れてるぞ)

リノア「まぁ・・・なんていうか、その」

リノア「win-winな関係?みたいな?」

アルティミシア(なにがwin-winだ!)

リノア「とりあえずそこ離れようよ。そこ邪魔だよ」


ピーポーピーポー・・・


救急隊員「どいてくださーい!ちょっとどいて!」

救急隊員「この人、ジュリアだ!歌手の・・・」

救急隊員「乗せるぞ!せーの!」


ジュリア「 」


リノア「一応救急車には乗せるのね」

スコール(・・・あんとも思わねーのかよ)

リノア「何が?」

スコール(母親が死んだ所見て、なんでそんな平気なんだよ!)

リノア「いやだって、アタシにとっては過去の話だし」

リノア「でもあの子はそうは思わないよね」


リノア(幼)「・・・・・」ギリィ


リノア「ダディ覚悟しといた方がいいよ、ここから先大変だから」

リノア「すんごいお転婆だけど、ビッグダディとしてがんばんなw」ペシ

カーウェイ「・・・・・・」


ピーポーピーポー・・・・


『きゅうきゅうしゃが はなれていった』


リノア「救急車いっちゃったね~」

リノア「さて、風邪をひかない内に帰りましょっか」


グニャアアアアアア・・・・・


スコール(ここで!?)

アルティミシア(待てエルオーネ!もう少し!せめてもう少し・・・)

リノア「レナ、見つかるといいね」

スコール(まてっリノアッお前には聞きたいことが山ほど(ry

アルティミシア(レナに会っただろお前!日記に書いてたぞ!)

リノア「家に戻りなよダディ。かわいい娘が待ってるよ」


スコール・アルティミシア( ま デ や ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ー ー ー ー ! ! )



リノア「~~~♪」バイバーイ



グニャアアアアアア・・・・・


ァァァァァ・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール「ぶはっ!」

ゼル「お、戻ったか」

アーヴァイン「どうだった~?」

スコール「・・・エル姉ちゃん、見てた?」

エルオーネ「ええ・・・」

ラグナ「ジュリア、元気だったか?」

スコール「・・・」

アルティミシア(さすがにこれは言えないな)

エルオーネ「ジュリアさん・・・会ったわ」

エルオーネ「その・・・仲良くやってたわ、旦那さんと」

ラグナ「かぁ~、・・・まぁ、幸せならそれでいっか」

キロス「事故で亡くなったと聞いた時は驚いたがな・・・」

キロス「惜しい人を亡くしたよ」

スコール(・・・・)

アルティミシア(我々が・・・殺したのか?)

スコール(ちっげーよ!ありゃ事故だ!俺らのせいじゃない!)

エルオーネ「そう、過去は変えられないのよ、どう足掻いても・・・」



    ,. - ─.─ ─ - 、;:
     ;/: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:

     ;/::/: : :/: :/: : : :: : : : : : : :::',;
    :;| / /,': i : : : /: :/: : : ハ: : ::i;; 
    ;:/: :/: :/: :/: :ハ: : /  ヽ:::::|;
     ;|: /::/: :/ レk≧ V  ≦ハ |:::|: 
     ;レレ /::/ (?)    (?)|:::|;:
       :レレ.i  "  ,rェェェ、  " l::/;:     <出番がない・・・・
       ;_ヽ    |-r-、.|   /)))_;
    ;:_ヽ  >,、 `ニニ´, イ((((  /_;;
      | |\ ヽ;;;;;;;;;;#;;;;;;;;;/) )))/| |

      H    ヽ:::::::#:::::::/    .H


書き溜め尽きた。暫く休む


シーン・・・・・・

ラグナ「その様子じゃダメだったみたいだな」

キロス「希望は絶たれたわけか・・・」

エルオーネ「全滅、ね」ガク

アルティミシア(・・・)

スコール「もーまじめんどくせーよーー!!」ゴロン

アルティミシア(お、おい)

スコール「どうせ勇者に聞いても肝心な事何も言わないしさーーーーー!」

スコール「誰の尻拭いを・・・もうまじめんどくせーーーーーー!!」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「そうだぞ。諦めるのはよくないぞ」

スコール「じゃあどうしろってんだよ!世界中のモブを一人一人調査していくか!?」

スコール「何年かかるんだよそれ!そりゃ高校生も三十路になるわ!」

スコール「やってらんねーよ!ボケ!死ね!」

アルティミシア(また始まったよ)

ラグナ「でもよぉ、バカ息子の言う事も一理あるぜェ」

ラグナ「ぶっちゃけもう心当たりねーだろ?」

オダイン「4つ集まれば何かすごい研究ができると期待しておじゃったのに・・・」

全員「・・・・・・」


ウォード「・・・・・・」


キロス「ん?特徴?」

ラグナ「どうした?」

キロス「そのレナなる人物の見た目は?と言っている」

オダイン「おい亀、オマエ知ってるでおじゃろ?なんせ当時もいたのでおじゃるからな」

亀「レナの特長?ええと、初めて会った時は・・・」

亀「お前らSeedより少し年上で、慈愛に溢れた優しい性格をしておった・・・」

オダイン「内面を聞いてるのではおじゃらん!見た目でおじゃる!」

亀「え・・・見た目・・・その辺の生娘とそう変わらんが・・・」

亀「ああそうだ、一つだけ特徴があったな」

アルティミシア(リノアも言っていた)


(ピンク色の髪らしいよ。今時珍しいよね)


亀「ファリス共々桃色の髪色をしておった。これは血筋の問題かもしれぬ」

スコール「だから・・・いねーからそんなパンクな奴・・・」

ラグナ「いやでもそれ、染めてるだけじゃねえの?」

キロス「髪色なぞどうにでもなるぞ」

スコール「ピンクの地毛とか聞いたことねーわ。どこのエロゲヒロインだよ」

ラグナ「そっちならいくらでも思いつくよな」

スコール「やっとんかい」


全員「・・・・」


キスティス「あの、ちょっといい?」

スコール「あ?」

アーヴァイン「ピンクの髪の人~一人だけ心当たりあるけど~」

ゼル「あまり思い出したくねーけどよ」

スコール「・・・だれだよ」

キスティス「ほら、あなたの・・・先輩?いや、後輩?」

セルフィ「おねえさま~」

アルティミシア(あっ)


(共に行こう!)


スコール「 ね ー や ん ! 」

アルティミシア(あいつか・・・?確かに淡いピンクだったが)

セルフィ「アタシらよりすこし年上で~」

ゼル「勇者っぽい見た目だよな。すんげー格好してさ」

キスティス「ライトニングさんだっけ?条件ピッタリだと思うけど」

ラグナ「なんだぁ?心当たりあるんじゃねーか」

スコール「いやいやいやwあの人は絶対違うと思う!」

スコール「あの人はどっちかって言うとクラウド!別もん!別もん!」

ゼル「そんなのわかんねーだろ」

スコール「いやだって、あの人慈愛のカケラもねーじゃん!完全に破壊神じゃん!」

ゼル「そりゃお前に対してだけだろ」

セルフィ「生まれ変わりでしょ~」

キスティス「人は変わるわよ。あなたのように」

アルティミシア(こいつは元々こうだ)

キロス「満場一致のようだが?」

スコール「いや、でもねーやんは」

アルティミシア(そう、ガーデン戦の時にガルバディアガーデンと共に自ら沈んでいった)

スコール「つうかピンチになったら駆けつけるとか言っといて一回しか来てないっていう」

ゼル「いや来たじゃん。ガーデン助けようとしただろ」

スコール「ギルガメッシュ以上に低確率の乱入型なんだけど」

エルオーネ「その人・・・まま先生から聞いた」

エルオーネ「自分から飛び込んで・・・今次元の狭間にいるのよね?」

アルティミシア(そうそう)

スコール「いやほんと、ねーやんはないってwあの人ルシだから」

ラグナ「ルシってなんだよ」

スコール「コクーンでパルスのファルシに使命を与えられたルシ」

ラグナ「意味わかんねえ・・・」


スコール「つかねーやんだったとしてあのド天然がおとなしく協力してくれるわけないじゃん・・・」

スコール「やだよ俺・・・お前らが説得しろよめんんどくさいから・・・」ゴロゴロ

アルティミシア(少し天然な所あるものな)

スコール「つかそもそも、くるわけねーだろ次元の狭間にいるんだから・・・どっちにしろお手上げじゃん・・・」ゴロゴロ

ラグナ「寝そべるなバカ息子」


ゴロゴロゴロゴロ・・・・ コロン


エルオーネ「スコール、何か落ちたわよ」

スコール「ん?」

セルフィ「それおねーさまに貰った奴~」


【フラグメント】


スコール「ああこれ・・・これ持ってれば助けに来てくれるって言う・・・」

アルティミシア(とかいいつつ使用方法がわからなかったな)


オダイン「あ~~~~~~~~~~~!!」


全員「!?」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ~~~!お前らそれ!どこで手に入れたでおじゃるか!?」

スコール「いやだから、ねーやんに貰ったんだって」

オダイン「持ってたならさっさと出せでおじゃる!ボケ!カス!」

オダイン「それでおじゃるよ!それ!」


オダイン「 そ れ も ク リ ス タ ル で お じ ゃ る ! 」


全員「 え っ ! ? 」


スコール「イヤ似てるけど!?」

アルティミシア(色が違うだろ!?)

スコール「いやいやいやwあの人バッツとかとなんの関係ももねーだろ!?」

オダイン「いきさつなどどうでもいいのでおじゃる!真実は一つでおじゃる!」

オダイン「お前ら何をしてるでおじゃるか!さっさとあいつからクリスタルを引き離すでおじゃる!」ピピー


ザッザッザッザッザ・・・


『けいびへいが スコールのまわりを かこむ』


スコール「あんだよ!?」

オダイン「確保~~~~~!」


ガシ!


スコール「ぬあっ!は、はなせ!この宇宙警備員共!」ゲシゲシ

オダイン「確保確保確保~~~~!クリスタルを速くこちらへ!!」

アルティミシア(こんな手荒なマネしなくても持っていくだろ)

スコール「痛い痛い!は~な~せ~よ~」ジタバタ


ゲシッ・・・コロコロ


エルオーネ「これ・・・・クリスタルなの?」

オダイン「エルオーネ!はやくそれもオダインの元まで!」

エルオーネ「はいはい・・・スコール、ちょっと借りるわね」チャリ

スコール「な、なんか奪われたみたいでイヤだ!返せ!渡す気になれない!」

アルティミシア(なんでこう、普通に貸せと言えないかなこのちょんまげは)


『エルオーネは フラグメントを ひろった!』


エルオーネ「これ・・・クリスタルなの?微妙に違うくない?」

スコール「だ~か~ら~それはねーやんが持ってた全然関係ないアイテム・・・」

エルオーネ「まあ役立つならそれでいいじゃない」

エルオーネ「はか・・・せ?」


オダイン「 」

ラグナ「 」

キロス「 」

ウォード「 」


エルオーネ「・・・え?」


キスティス「 」

ゼル「 」

セルフィ「 」

アーヴァイン「 」


アルティミシア(お、おまえら!?どうした一体!)


警備兵「 」


スコール「なんか固まってるんだけど」

エルオーネ「???」

アルティミシア(スコール、アレは本当になんだ・・・?)

スコール「いやだから、ねーやん召喚アイテム・・・」

アルティミシア(ち、違う、あれはそんな陳腐な物じゃない)

アルティミシア(エルオーネがあれに触れた瞬間・・・)

スコール「なによ」

アルティミシア(時間が止まった)


スコール・エルオーネ「 」ブッ


『あたりの じかんが とまっている!』


スコール「なにそれAVのあれ!?」

アルティミシア(なわけないだろ!止まっているからと言って襲うなよ?)

エルオーネ「い、一体どういう・・・」

アルティミシア(どうやらそれは時間に影響を及ぼす物質のようだ・・・)

スコール「俺ずっと持ってたけど特に何もなかっただろ」

アルティミシア(そうだ。エルオーネが触れた瞬間だ。何故・・・)

エルオーネ「・・・もしかしてこの力、関係ある?」

アルティミシア(ありうる。どちらも時の流れに作用する物)

アルティミシア(共鳴したか?あるいは・・・)

スコール「お、おいババア、見ろ!」

アルティミシア(!?)


グニャァァァァァァ・・・


アルティミシア(空間が歪んでいる!?なぜ!?)

エルオーネ「これ、アタシがジャンクションする時の・・・」


グニャァァァァァ・・・ ザザッ ザザッ


スコール「ノイズまで!エルねーちゃん力使った!?」

エルオーネ「使ってない使ってない!」ブンブン



グ ニ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ! ! 


『ゆがみが はげしくなる!』


スコール「うぉぉぉぉぉい!なんか加速し出したぞ!」

エルオーネ「と、飛ばされる!」

アルティミシア(一体どこへ!?)


ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ! ! 


スコール・エルオーネ・アルティミシア(おああああああああああああ!!)


ァァァァァァァ・・・・・・・・


~~~~~~~~~~~~~~


・???

スコール「・・・ハッ!」

エルオーネ「気が付いたのね、スコール・・・」

スコール「ここ、どこ?」

エルオーネ「さあ、わかんない、でも・・・」

アルティミシア(う・・・何が起こった)

スコール「ババア起きたか。ここどこかわかる?」

アルティミシア(ん・・・いや、全然見覚えは・・・)

アルティミシア(うわっ!あれはなんだ!?)

全員「!?」


『きょだいなすいしょうのかたまりが だいちからはえている!』


スコール「お、おお!?」

エルオーネ「クリスタルかしら・・・」

アルティミシア(いや・・・でかすぎるだろ)


― あの日 いくつもの奇跡が起きた


スコール「この声・・・」

アルティミシア(あ、おい、あそこ)


― ファングとヴァニラがコクーンを支え・・・ルシの紋章は消えた


ライトニング「それは女神エトロの恵みだった」


スコール「 ね ー や ん ! 」

エルオーネ「誰に語ってんの?」

スコール「ねーやんは元からこんなん」

アルティミシア(服が何か近代っぽくないか?)

スコール「俺が会った時はこっちがスタンダードだった」


ザザ


スコール「場面が・・・」

アルティミシア(なにか暗くないか?)


ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!! シュン! シュン!


ライトニング「こ、これは!」


『くろい ゆがみが ライトニングを おそう!』


― あの日、異なる世界の門が開いた」

  門の果てから現れたこの世に合ってはならない闇が」

  私を、時の彼方にとらえた」


ライトニング「くっ!離せ!」


アルティミシア(時の彼方?)

エルオーネ「ちょ、おねーさん引きづりこまれていくわよ!」

スコール「ちょ、ねーやん!?ねーやん!」


ザザ


スコール「今度はどこだ・・・」


『おおきなかねのねが ひびきわたる』


ゴーーーン・・・・・ ゴーーーーン・・・


エルオーネ「わ・・・」

アルティミシア(すごいな・・・)

エルオーネ「都市・・・?でも人気が感じないわ」

アルティミシア(というより、遺棄された遺跡の用だ)

スコール「塔でかっ!」


― ヴァルハラ 

   生と死が交わる 時空の狭間

     時の神 エトロの領域


スコール「ヴァルハラ・・・」

アルティミシア(じ、時空の狭間・・・)

エルオーネ「ここがオメガの故郷?」


― ヴァルハラからは全ての時間が見渡せる

   私は世界の未来を見てエトロの思いを感じた


スコール「ねーやんが言ってた恩人だ」

アルティミシア(椅子じゃないか)


ファサ・・・ファサ・・・


エルオーネ「羽・・・」

アルティミシア(あっ!!)


ライトニング「女神の思いが消えれば世界の希望は失われる」

ライトニング「だから私は・・・戦うと決めた」


『ライトニングのいしょうが かわる!』


スコール「なんちゅーはや着替え」

アルティミシア(コスプレか?)

エルオーネ「凛々しいわねえ」


ザザ


・ヴァルハラ 女神の祭壇

ライトニング「・・・・」


スコール「ねーやんはねーやんで拉致されてたのか」

エルオーネ「拉致・・・まぁ、似たようなものね」

スコール「つか・・・俺ら何の映像見てんの?」

エルオーネ「さぁ・・・」


「久しぶりだな、麗しの軍人よ」


ライトニング「!」ハッ


スコール「誰?このおっさん」

エルオーネ「彼氏さん?」

アルティミシア(渋いな)


ライトニング「カイアス・バラッド・・・!」

カイアス「エトロの守護者も暇を持て余すか・・・ふふ」

カイアス「一時の女神の安らぎ・・・さしずめお前も一人の人に戻るか」


スコール「あ、ねーやんと同類だ」

エルオーネ「役者さんかしら?」


ライトニング「戯れるな。決着ならここでつけてやってもいい」」ジャキ

カイアス「闘争の歓喜・・・それもいいが、今日は話がしたくてな」

ライトニング「話だと?」

カイアス「喜べ。本日を持って貴様との争いは終結を迎える」

カイアス「もう戦う事はないのだ。エトロの守護者よ・・・」ニヤ

ライトニング「どういう事だ!」


スコール「喧嘩してたの?」

アルティミシア(少し聞いてみよう)


カイアス「我が軍勢が仕掛けた幾多の闘争・・・もうその必要もなくなった」

カイアス「パラドクスの発生による時詠みの無効化・・・これを我が手で行わずともよくなったのでな」

ライトニング「・・・」

カイアス「貴様がここへと連れてこられたあのパラドクス」

カイアス「そして全ての時代で巻き起こっている時流の乱れ」

カイアス「これらが全て我が意志とは別の所にある」


スコール「いちいちわかりにくい言い回しするなよもう」

エルオーネ「要するに、誰かがこのおじさんのお仕事を手伝ってくれてるって事よ」


カイアス「これでもう、ユールは・・・」ググ

ライトニング「貴様の仕業ではないだと?」

カイアス「いかにも。これはきっと神の意志。神はカオスを選んだのだ」

ライトニング「ふざけるな!エトロの思いはカオスなど望んでいない!」


スコール「あー・・・また意味わからん言葉が・・・」

アルティミシア(解読はエルオーネに任せよう)

エルオーネ「え・・・私もすでにしんどいんだけど」


カイアス「違う物か。見ろ!エトロは今、滅びかけている」

ライトニング「ッ!」

カイアス「ユールに授けた瞳・・・我が身に宿す心臓」

カイアス「お前を助ける為に起こし続けた奇跡の数々」

カイアス「そして件のパラドクス・・・これがトドメだ」

カイアス「エトロにもう、奇跡を起こす力はない」

ライトニング「ち、違う!」

カイアス「違う物か!貴様をヴァルハラへと導いたのがよい証拠だ!」

カイアス「貴様という守護者の存在がエトロ自身の終結の知らせなのだ!」

カイアス「見ろ!ヴァルハラの空を!」バッ!

ライトニング「!?」


『ヴァルハラの そらは くろくゆがんでいる!』


カイアス「パラドクスを引き起こしたあの時流の歪み、あれは刻々と増大しておる」

カイアス「そう、このヴァルハラまでも浸食するほどに・・・」

ライトニング「うぐ・・・」

カイアス「エトロにあれを正す力はもうない・・・」

カイアス「わかるか!あれこそカオスの導き、世界終焉の合図だ!」

ライトニング「・・・・」

カイアス「時の女神エトロの意図しない時流の流れ・・・」

カイアス「それは着々とエトロの蝕んでいる」

カイアス「それはエトロの終わり、そしてカオスの解放・・・すなわち世界の終焉」

カイアス「そして、世界は生まれ変わるのだ!」バッ


スコール「エルねーちゃん解読よろ」

エルオーネ「え・・・とりあえずエトロさんの具合が悪い?かな・・・」

アルティミシア(派手な見舞いだな)


ライトニング「違う・・・未来は・・・希望で満ちている物だ・・・」

カイアス「!?」

ライトニング「ここで終わってしまっては・・・ファングとヴァニラは・・・」

ライトニング「スノウ、サッズ、ホープ、そして・・・」

ライトニング「セラの思いは、一体どこへ葬ればいいのだ!?」

カイアス「あくまで足掻くか・・・女神の守護者よ」

ライトニング「女神エトロは私達を導き続けた。それは未来に希望を与える為。救いを差し伸べる為」

ライトニング「私はそんな思いに答えた。私にも、残した人達がいるから・・・」

カイアス「・・・ならばどうする」

ライトニング「出来る出来ないの問題じゃない。やるしかなければやるだけだ」

ライトニング「それは・・・エトロも同じだ!」


シャーーーーーン!!


カイアス「ぬおっ!?」


『エトロの像が かがやきだす!』


スコール「いでぇーーーーーーーー!!目がやられたぁーーーーーー!」

アルティミシア(ブラインかけてやろうか?)

エルオーネ「もう、良い所なんだから黙ってて!」


カイアス「ハッ!」

ライトニング「どうやらエトロも同じ思いのようだ」


『上空から 光の紋章が あらわれる!』


カイアス「エトロの門!?」

ライトニング「私達と同じように・・・救いの奇跡を願った者がいたんだ・・・」

ライトニング「カイアス・バラッド!絶望に打ちひしがれ、滅びを願うお前にはわかるまい!」

カイアス「一体誰を・・・ノエルか!?」


ライトニング「 オ ー デ ィ ン ! 」


オーディン「 オ オ オ オ オ オ ! 」

ライトニング「門から降りてくる者を回収する!」バッ!

カイアス「く・・・エトロめ・・・行かせん」バッ!

ライトニング「オーディン、前だけ見てろ」

ライトニング「背中は守る!」ジャキ


カイアス「はぁ!!」


『カイアスとライトニングの 激しい攻防がはじまる!』


スコール「なんか映画見てる気分」

アルティミシア(盛り上がって来たな)ポリポリ

エルオーネ「あなた達と彼らの温度差は何なの?」


ライトニング「はぁ!!」

カイアス「おおおお!」


スコール「ジャンプ力すげー」

アルティミシア(これ映画だろ)

エルオーネ「きゃっ!?」


ズドドドドォォォォォ!!


『ヴァルハラの各地から モンスターの群れがあらわれる!』


スコール「最終幻想痴話喧嘩勃発!」

アルティミシア(しかもえっちでぃー画質!)

エルオーネ「え、ちょ、なんであなた達そんなに悠長なの?」


『ヴァルハラ全土に 火の手が上がる!』


エルオーネ「きゃーーーーー!」

スコール「おーバトっとるバトっとる」

エルオーネ「ちょっと!まずくない!?」

スコール「大丈夫だよ、これただの映像なんだから」

アルティミシア(ところでこれは誰の記憶だ?)


ライトニング「あれかッ!」

カイアス「おのれ・・・いかせんッ!」

カイアス「冥暗に終焉をもたらせ・・・暗き翼よ!」


『カイアスは バハムート・カオスを 召喚した!』


スコール「ちょwwwwww」

アルティミシア(お前の後輩すっごいな!)

エルオーネ「おねーさん大丈夫なの!?」

スコール「がんばれねーーーやーーーん!」キャッキャ


ライトニング「追ってこい!」

バハムート・カオス「グ オ オ オ オ ! 」

カイアス「エトロめ、一体誰を呼んだ!?」


スコール「ちょ、近く行こう!これ見逃す手はねーだろ!」ダッ

アルティミシア(賛成だ!急最上部へと続く!』

げ!)

エルオーネ「あ、危ないって・・・」


『ふたりのたたかいは 神殿の
ライトニング「死にに来い!」

カイアス「言ってくれる!」


スコール「ねーーーやーーん!QTB!QTB!」

アルティミシア(召喚獣もまだいるぞ!)

エルオーネ「聞こえてないから・・・」


ライトニング「ハァァァァァ!」


『ライトニングの一撃が カイアスとバハムート・カオスを吹き飛ばす!』


スコール「キタァーーーーーーーー!!」

アルティミシア(決まったな!)

エルオーネ「あ、上!」


ゴゴゴゴゴゴ・・・・


『エトロの門が ゆがみにのまれる!』


エルオーネ「なんとかの門が!」

スコール「ババアーーーーー!助太刀だぁーーーーー!」

アルティミシア(飛ぶぞ!)バッ

エルオーネ「ちょっと!待ちなさいよ!」

エルオーネ「あなた達が行っても意味ないからァーーーーーー!」



ライトニング「届いて見せる!」

スコール「おるぁっ!」バッ

アルティミシア(私は魔女、飛ぶことなど容易い!)


3人「おおおおおーーーーーーーー!!」


エルオーネ「もう・・・テンション上げちゃって・・・」


ガラ・・・


エルオーネ「あら?」

カイアス「 ぶ は っ ! 」

エルオーネ「おじさん、無事だったのね」


3人「おるああああああ~~~~~~~~」


ス カ ッ


スコール「って俺ら映像見てるだけだったな」

アルティミシア(ド迫力映像についテンションが上がってしまった)

スコール「なんか急に恥ずかしくなってきた・・・」

アルティミシア(ところであれは一体)


ライトニング「無事か!?」ガシ

??「・・・・・ここは?」

ライトニング「ハッ・・・・お前は、セラ・・・?」

??「え?」

ライトニング「いや・・・・すまない。少し妹と・・・被った」

ライトニング「して老婆よ、ここがどこかわかるか?」

老婆「いえ・・・」

ライトニング「ヴァルハラだ」

ライトニング「お前は奇跡を願ってここへたどり着いた。違うか?」

老婆「奇跡・・・」

スコール「なんだこのぽたぽた焼きみたいなばっちゃん」

アルティミシア(おいおいあんな老婆、こんな戦場に連れてきて大丈夫か?)

スコール「かぁ~~~、ガチババアとか。見に来て損した」

アルティミシア(ジ○リじゃあるまいし・・・)



グ オ オ オ オ オ ! ! 



ライトニング「!?」


『バハムート・カオスがふたたびライトニングを追う!』


ライトニング「ちぃ・・・しぶとい!」

老婆「あれは・・・召喚獣・・・?」

ライトニング「わかるのか!?」

老婆「ええ・・・なんとなくですけど・・・」

ライトニング「あなたは一体・・・」


スコール「ねーやんとバハムートのバチモンが老婆を取りあう図」

アルティミシア(まさにカオスだな)


『ライトニングとバハムート・カオスが激しいくうちゅうせんをくりひろげる!』


ライトニング「混沌に散れッ!」


バハムート・カオス「グオオオオオ!」


老婆「あの召喚獣・・・敵意が激しいわ・・・」

ライトニング「そりゃそうさ!あいつは我々を狙っている」

老婆「でも心の中は深い悲しみで満ちている・・・・召喚者の心を反映したのね」

ライトニング「!? 一体何を!?」

老婆「麗しい騎士さん、私をあの召喚獣の所へ連れてって頂戴」

老婆「大丈夫、私がなんとかしてあげる」

ライトニング「お前・・・一体何者だ!?」


スコール「ねーやん何やってんの!?」

アルティミシア(バカ!近づきすぎだ!)


バハムート・カオス「オオオオオ!」

ライトニング「危険だ!やはり離れるぞ!」

老婆「大丈夫・・・大丈夫だから・・・」サ


『老婆は しょうかんじゅうに ふれた!』


老婆「大丈夫・・・もう・・・大丈夫だから・・・」


バハムート・カオス「オ・・・オ・・・」


老婆「・・・・ね?大丈夫・・・でしょ?」


バハムート・カオス「・・・・・」シュウウウウ


『召喚獣は きえていった!』


ライトニング「な・・・!」

スコール「なんだあのばっちゃん!?」

アルティミシア(召喚獣を鎮めたぞ!?)

カイアス「バ、バカな!絶対召喚が自分の意志で消えるなど!」



ザザ



スコール「おわっとぉ!」

エルオーネ「スコール!」

アルティミシア(場面が変わったのか・・・)


ライトニング「ここなら見つからない・・・」

老婆「ウッ!ゴホッ!ゴホッ!」

ライトニング「大丈夫か!?オイ!?」

老婆「ご、ごめんなさいね・・・私ももう歳だから・・・」フラ


ライトニング「貴方は一体・・・ハッ!」

カイアス「何者だその老婆・・・」ザ

老婆「ゴホッゴホッ!」

カイアス「まさか・・・削奴も時詠みの・・・?」

ライトニング「オーディン!」バリーン

オーディン「オオオオ!」グオ

ライトニング「そのご婦人をエトロの元へ・・・私はここでカイアスを食い止める!」


スコール「あのばっちゃんホント何者だろーな」

アルティミシア(まさか、魔女?)

エルオーネ「でも。かなりの高齢よ。すごく辛そう」


老婆「ハァ・・・ハァ・・・」

ライトニング「いけ!」

カイアス「行かせん!」

オーディン「ヒヒィィィーーーーン!」


スコール「ばっちゃんの方、行ってみる?」

アルティミシア(うむ、正体が気になる)

エルオーネ「ここも時期戦闘に巻き込まれるわ。急ぎましょ」


『ライトニングとカイアスが ふたたび刃をまじえる!』


・ヴァルハラ 女神の祭壇

オーディン「グル・・・」

老婆「すまないねえお馬さん・・・ウッ」ゴホ!

スコール「もーみるからに歳じゃん」

アルティミシア(大丈夫か?)

老婆「これが・・・女神?」


『エトロの光が 老婆の前にたたずむ』


老婆「ここはどこ・・・天国・・・なの・・・?」

カイアス「いいや、ここはヴァルハラだ」ズサ

スコール「おおいおっさん!」

アルティミシア(あの女騎士、何をしている!)

カイアス「老婆よ・・・聞かせておくれ」

カイアス「そなたは時詠みの巫女・・・か?」

老婆「巫女・・・そんなんじゃ・・・ウッ!!」

老婆「ゴホッゴホッ!」

カイアス「そんな老衰しきった身体で何を・・・」

ライトニング「カイァーーーーーース!」


カイアス「来たか!守護者よ!」

老婆「あなた方は・・・一体・・・」オロオロ


カイアス「ハァ!」

ライトニング「くっ!聞け!老婆よ!」

ライトニング「あなたはエトロの恩恵を受けた!ここに来たのは何か意味があるはずだ!」

ライトニング「思い出せ・・・自分が何を願ったか!」

老婆「私が何を願ったか・・・?願った・・・そう」


(過去を・・・変えたい・・・)


パ ァ ァ ァ ァ ・ ・ ・ ・ ・ 


スコール「うわっぷ!また光が!」

アルティミシア(エトロとやらか?)


ライトニング「!?」

カイアス「バカな!エトロよ、その身をまた人に分け与えると言うのか!」

ライトニング「おやめください!あなたはもう力が残ってないはず・・・」

老婆「そう・・・神様が・・・一つだけワガママを・・・きいて・・・」

老婆「ウッ!ごほっ!ごほっ!」

カイアス「エトロ・・・血迷ったか!?」

カイアス「その身が亡びればカオスが溢れ、世界が終焉を迎えるのだぞ!」


スコール「話わかる?」

エルオーネ「神様がこのおばあちゃんを助けようとしてるみたいね」

アルティミシア(その代わり今度は自分が危ないからやめろ、と)

スコール「ふーん。さっぱりわかんね」


老婆「ヒュー・・・ヒュー・・・」

老婆「ああ、神様、死ぬ前に・・・私のお願い・・・聞いてくれてありがとう・・・」

老婆「私の人生はここで終わる・・・けど・・・」

老婆「私の・・・みんなの・・・果たせなかった使命を・・・」

老婆「次こそ・・・は・・・果たせる・・・用に・・・・して・・・」


ライトニング「老婦人!・・・カイアス!邪魔だ!」ブオッ

カイアス「ぬん!エトロめ・・・自ら終焉を迎えようとしているのか・・・?」ガキン


老婆「ヒュー・・・ヒュー・・・ウ・・・」グラ


スコール「ばっちゃん立ち上がったぞ!?」

アルティミシア(だ、大丈夫か!?)


老婆「騎士さん・・・その人・・・時の流れを乱そうとしているのね・・・」

ライトニング「そうだ!カイアスをは過去を破壊し、。未来を無くそうとしているんだ!」

カイアス「それのみが・・・ユールを時詠みから解放するのだぁッ!」


老婆「過去を・・・消す?」

老婆「そんなの・・・ダメよ」


『老婆が カイアスに だきついた!』


カイアス「!?」

ライトニング「な、なにを!?」

老婆「あの空にかかるくろい歪み・・・あれが・・・私達の時代にもあった・・・」

ライトニング「何だと!?」

カイアス「あれを知っているのかァ!」

老婆「あれは時の歪み・・・全ての存在を否定する歪み・・・」

老婆「ここも時期に・・・うぐ!」

カイアス「ええい老婆・・・離れろ・・・」ググ

老婆「さあ神様、私はここで最後を迎えるわ」

老婆「憐れんでくれてありがとう・・・」


アルティミシア(・・・・)

スコール「ばっちゃん何しようとしてんだ!?」


カイアス「この老婆・・・どこにそんな力が・・・」

老婆「一瞬だけでイイ・・・お願い・・・かつての力よ、今一度、湧き上がって!」


『老婆のなかから 何かがかがやく!』


スコール「おいあれ!?」

エルオーネ「じゃああのおばあちゃん!」


老婆「クリスタルよ・・・今一度・・・私に力を・・・」


『老婆が わかがえっていく!』


スコール「ピンク髪の・・・」

エルオーネ「慈愛に満ちた瞳・・・」


ライトニング「セ・・・ラ?」

カイアス「ぬおおおおおおおお!やめろッ!」

女「私、あなたの妹さんにそんなに似てる?」

女「奇遇ね、私もあなたに似た姉がいるの」クス

ライトニング「・・・・」

女「いい?女騎士さん。あの歪みは時期に全てを飲みこむわ」

女「ここも含めた全ての時間をね」


カイアス「邪魔するのか!?折角与えられたこの機会を!」

女「過去は・・・消させやしない・・・今一度・・・やり直すこと・・・」

女「この人は私がなんとかする・・・だから・・・あの歪みは・・・あなたが・・・」

女「時間を遡って・・・・遠く・・・遠く過去へ・・・」

ライトニング「ッ!?」


『カイアスが女にひきずられていく!』


女「これを・・・きっとあなたの力になる・・・から・・・」

ライトニング「これは!?」チャリ


スコール「ク、クリスタルじゃねえか・・・」

エルオーネ「じゃあこの人!」


カイアス「おおおおおおおお!やめろォーーーーーーー!」ザザザ

女「あなたはここでじっとしてて・・・ね?」グググ

ライトニング「あなたの願い・・・承った」

女「ありがと・・・騎士さんと女神さん・・・」

ライトニング「最後に・・・せめて・・・名を教えてくれないか・・・・」

女「・・・・・・」


スコール「こいつだ・・・絶対こいつだ!」

エルオーネ「やっと見つけた・・・・」


(・・・・・・・・・・・・・・・Le・・・・・・・・・na・・・・・・・・・・・)



全員「!?」



バッ



『女は神殿から飛び降りた』


カイアス「おおおおおおお!」

レナ「飛竜のように・・・命にかえて守ってくれた・・・あの子の用に・・・」グ

カイアス「!?」


ボォォンッッ!!


【転生の炎】



ザザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


スコール「・・・・」

エルオーネ「やっと・・・見つけたわね」

スコール「いや待てっ!あんなねーさん俺しらねーから!」

スコール「な?!ババア!」

アルティミシア(・・・)

スコール「お前はさっきからなんで無言なんだよ」

エルオーネ「私も初めて見るわね・・・あんな人、いたかしら」

スコール「勇者の事だからテキトーこいた可能性大いにある」

エルオーネ「ハッ!見てスコール!」


グワン・・・・グワン・・・グワン・・・


エルオーネ「どうやら続きがあるみたいね」

スコール「つか今度はどこ?渦巻の中?」

エルオーネ「何かしらこれ・・・リングみたいなのがいっぱいあるけど」


カイアス「 オ ア ア ア ア ア ア ! 」


スコール・エルオーネ「!?」

スコール「おっさん生きてたのか!」

エルオーネ「た、タフね」


カイアス「ハァッ!ハァッ!あの老婆・・・最後の最後で・・・おのれ!」

カイアス「うぐ・・・まぁよい・・・エトロが自ら死へと近づいてくれたのだ・・・」

カイアス「あれが消えれば今度こそ未来は・・・うぐ!」


スコール「このおっさんはおっさんで何で未来に拘ってるんだ?」

エルオーネ「さあ・・・」

スコール「ねーやんの知り合いって臭いセリフを言わないといけない決まりがあるのかな」

エルオーネ「それが普通なのよ。この人達にとっては」


カイアス「あの老婆の肉体は滅びた・・・しかし」

カイアス「魂は時を超え、どこかに流れ着いたか・・・・」

カイアス「・・・これ以上の探索は不可能だな」

カイアス「ふん、まぁよい。エトロの滅びが先か、老婆の願いが叶うのが先か・・・」

カイアス「精々足掻け・・・時の旅人よ」ククク


『カイアスは さっていった』


スコール「しかし独り言の多い連中だな・・・」

エルオーネ「あたし、こんなの初めて。自分自身が誰かにジャンクションするなんて」

スコール「そう言えば結局これは誰の記憶なの?」

エルオーネ「わかんない・・・そもそも勝手に発動した物だし」

スコール「ねーやんのクリスタルが暴走した?」

エルオーネ「かも。私も初めての経験だからよくわからないけど」

スコール「ねーやんはほんとロクな事しねーな」

エルオーネ「怒られるわよ」


グワン・・・・グワン・・・グワン・・・


スコール「どこに流されてるんだろーなー・・・」

エルオーネ「不思議な場所ね・・・」

スコール「ババアなんかしらね?」

アルティミシア(・・・・)

スコール「だからなんでさっきから頑なに黙ってるんだよ」

エルオーネ「具合悪いの?」


(過去を・・・変えたいと願った)


スコール「ん?」

エルオーネ「さっきの人の声」


(例え無理とわかっていても、どうにかしたいと思った)

(みんなと冒険した日々、みんなの願い、みんなの思い)

(それを終わりにしたくなかった)

(奇跡でも起きない限り、そんな事はありえない)

(だから・・・神様が奇跡を起こしてくれたんだと思う)

(世界を終わりにしたくない。それは)

(女神様も私も、同じ気持ちだと思うから・・・)


スコール「・・・」

エルオーネ「日記読んだわ・・・ずっと悔やんでいたものね」


(だから今度は・・・与えられた二度目の生を・・・)

(ヴァルハラ・・・全ての時が見える場所)

(そこから見ててね・・・女神さま・・・)


『ときのながれが 終着点につく!』


パ ァ ッ ! 


スコール「やっとついたか」


オンギャアアア! オンギャアアアアア!!


スコール「ん?赤ん坊の泣き声?」


レイン「おめでとう。かわいい女の子が生まれたそうじゃない」


スコール「ママ!?」


男「レインもはやく誰かとくっつきなよ」

女「はやくイイ人が見つかると良いわねえ」

レイン「じょーだん。この村の男連中はどいつもこいつも・・・」


スコール「ウ、ウィンヒルかここ」

エルオーネ「ウ・・・ソ・・・」ガク


レイン「名前は何に決めたの?」

男「そうそう聞いてくれよ。名前の由来なんだが」

女「光と女神の加護を受けた、優しさに溢れた子。そんな意味を込めて」

レイン「なにそれ」


エルオーネ「パパ・・・ママ・・・」

スコール「ちょ、ええ!?」


グニャァァァァァァ・・・・


スコール「おおおおおい!ここで終わりか!?もうちょっと!延長5分!」

アルティミシア(・・・・)ダラダラ




(el・・・・li・・・・o・・・・・・ne)





ブツン


スコール「延長お願いしまぁーーーーーーーす!」

全員「おわっ!」

スコール「ッ!?お前ら・・・・」


・エスタ

セルフィ「びっくりしたぁ~」

ゼル「急に起きんなよ」

アーヴァイン「心配したんだぜ~いきなりブっ倒れてうんともすんとも言わなくなるからさ~」

キスティス「何があったの?」

スコール「また寝てたのか・・・いや、エルねーちゃんが」

スコール「ハッ!そうだエルねーちゃん!」


エルオーネ「・・・・・・」ツー


ウォード「?」

ラグナ「どうしたエル」

キロス「何かあったのかい?」

エルオーネ「パパと・・・ママにあったの・・・」

ラグナ「ええっ!?そりゃ俺と会う前の!」

キロス「魔女戦争で亡くなったと聞いたが・・・」

スコール「パパ・・・・レナ見つけたよ」

全員「ええっ!?」

ラグナ「だ、誰だよ!?」

キスティス「いつの間に!?」

スコール「勇者の言う通りだった。俺らとっくの昔に会ってたわ」

スコール「小さい頃からずーっと、な」

全員「・・・・・?」

エルオーネ「・・・・」ザ


『エルオーネは クリスタルをてにとった!』


オダイン「な、なにをするでおじゃる!?」

スコール「エルねーちゃん、勇者呼んで」

スコール「多分・・・でてくると思うから・・・」


エルオーネ「・・・・」ギュ


全員「・・・・」


キィィィィィィン・・・・・・


ラグナ「エル・・・何してんだ?」

キロス「ジャンクション?誰に?」


エルオーネ「・・・・ただいま」


シャーーン シャーーン シャーーン!


『クリスタルが エルオーネのよびかけに こおうする!』


全員「うわっ!」

スコール「やっぱりきた!」


~~~~~~~~~~~~~~~


(よぉー!やっと気づいたか!)


エルオーネ「ごめんなさい。まさか自分だなんて知らなくて」


(イイって事よ。お前はお前で・・・戦ってたんだな)

(俺は一目見た時からちゃーんと見ぬいてたぜ!そこの黒いのは全然気づいてなかったけどなw)

スコール「わかるわけねーんだよ。ボケ」

スコール「リノアがピンクの髪とか言うから・・・・てっきりねーやんと思ったわ」


(外見より中身みろよ)


スコール「お前は見た目と中身が一致してんだよカスが」

エルオーネ「あの、でも・・・アタシその頃の記憶なんて全然なくって」


(一人だけクリスタルに宿らずに転生してたんだもんな。そりゃそうさ)

(スコールも鈍いな。なんで一人だけこんな能力持ってるのか、考えた事なかったのかよ)


スコール「何百回もあるけど結論でないからすぐやめた」


(だから中身見ろって・・・)


エルオーネ「私と一緒・・・過去を・・・変えたかったのね・・・」


(そゆこと)

(ほらみんな、レナが帰って来たぞ)

(ちょっと変わってるけど、あの優しそうな感じは前と一緒だ)


エルオーネ「みんな・・・」


クルル(レナ・・・・)

ファリス(レナ!レナなのか!)


エルオーネ「ほんとだ・・・あの騎士さんにちょっと似てる」


クルル(レナぁ~、ごめんね・・・一人にさせて・・・・)

ファリス(・・・)


エルオーネ「・・・・」

スコール「てきとーになりきってやれば?」

エルオーネ「え?どうやって?」

スコール「それっぽい事いってりゃいいんだよ。俺ら実物見たろ?」

スコール「それでこいつらも納得するさ」

エルオーネ「・・・・」コホン


バッツ(久々の再会だぁ・・・なんか言ってやれよ)

バッツ(もっともお前さんは前世の記憶なんてほっとんどないだろうけどな)


エルオーネ「あの・・・その、まだ正直全然実感なんてなくって」

エルオーネ「その、なんて言ったらいいかわかんないけど・・・」

エルオーネ「ひとつだけ・・・レナさんと同じ思いがあります・・・」

スコール「あっなんかユウナっぽい」

バッツ(お前はだまってろ!)


エルオーネ「過去を変えたいと思った・・・無理とわかってても・・・」

エルオーネ「それは・・・誰かの思い、誰かの無念、誰かの意志」

エルオーネ「そして・・・思いが詰まったこの世界を・・・」

エルオーネ「それを・・・終わりにしたくなかったから・・・」


ファリス(・・・)

クルル(・・・)


スコール「レナとユウナって似てるの?」

バッツ(あー・・・なんとなく似てるかも)

スコール(つか会っとんかい)

バッツ(お前も会ってるだろ)

スコール「うそん!」

バッツ(うん、まぁ、一旦黙ろうぜ)


エルオーネ「その・・・私はエルオーネであってレナじゃないけど」

エルオーネ「レナさんと思いは一緒です・・・」

エルオーネ「だから・・・その」

エルオーネ「また一緒に・・・きてくれますか?」


バッツ(もっちろん!)

クルル(ずっとずっと、一緒だよ!)

ファリス(・・・・)プイ

バッツ(あ、ツンデレモードだ)


エルオーネ「?」


バッツ(ファリスはこう呼んでほしいんだよ)

バッツ(姉さん。って)

スコール「ねーやん」

バッツ(お前ジャネーヨ)


エルオーネ「なんか、恥ずかしいですね」

ファリス(呼びたかったら好きにしたらいいだろ)プイ

スコール(わかりやすっ)

バッツ(男になりきってたからなー)


エルオーネ「・・・」コホン

エルオーネ「・・・・・・・・・姉さん」


シャーーーーーーーーーン!



エルオーネ「きゃ!」


バッツ(お、きたきた)

スコール「ん?」

バッツ(俺らが宿ってるクリスタルに入ってるジョブ、ありゃ元々別の勇者が宿ってたんだ)

バッツ(レナが持ってたカケラ、なんでお前らが持ってるのかしらねーけどよ)

バッツ(とりあえず、今度のジョブは超強いぜえ・・・)ニヤニヤ

スコール(何?召喚士?)

バッツ(おしい!つかユウナから離れろ!)

スコール「ファンなんだけど」

バッツ(知るか)



『カケラに眠る勇者の心・・・・・・・』



『時魔導士』


エルオーネ「なにこれ・・・」

スコール「お前毎回使い方教えずに消えるから、今度はちゃんと教えろよ」

バッツ(へーへー、あれは時魔導士)

バッツ(その名の通り『時』に関する魔法を使うんだ)

スコール「なにそれババア?」

バッツ(いや・・・あれは規格外)

アルティミシア(・・・・)

バッツ(つかこのおばさんなんでさっきから無言なの?)

スコール「生理がきたらしい」

バッツ(今更かよ)


エルオーネ「これ・・・」


スコール「エルねーちゃんにぴったりだな」

バッツ(あーエルオーネって言うのね)

スコール「知ってたんなら先に言えよもう・・・世界中飛び回ったわ」

バッツ(いやだってwずっとレナレナ言ってたし)

スコール「まぁ見つけたからいいけど」

バッツ(ところでなんでレナだけこのエルオーネに?)

スコール「何か女神が憐れんだらしい」

バッツ(ハ?)

スコール「なんかさぁ・・・レナだけ時の神様に呼び出されて」

バッツ(おいおいなんだよそれ)

スコール「正直よくわかんないんだよね。ええと・・・そうだ、ねーやんにカケラ託して・・・」

バッツ(さっきからそのねーやんって何?)

スコール(自称高貴なる騎士のライトニングさん)


バッツ( あ い つ き て ん の か ! ? )


スコール「えっ知ってんの?」

バッツ(おお・・・な、なるほどな・・・)

バッツ(確かにあのねーさんは言い回しが独特だからな・・・)

スコール「俺なんて何回もぶん殴られたぞ」

バッツ(それ俺も)

スコール「お前もかい」

バッツ(寝顔にドキドキしてたらさ・・・・寝込みを襲いに来たと勘違いされて)

スコール「自意識過剰だわーあのねーやん」

バッツ(あのねーさんが動いてるとなると・・・なるほど)

バッツ(こりゃもう一悶着ありそうだぜ!)

スコール「ウド巨人ぶち殺して終わりじゃねーの」

バッツ(よくわかんねーけど、それだけで終わる気がしない)


スコール「はぁ?不吉な事言ってんじゃねーよ」

バッツ(一つ言えるのは、あのねーさんが動いてるって事は時間に関する何か重大な事が起こっているって事だ)

バッツ(その辺も打ち合わせするようにギードに言っといて)

スコール「発言権低いから無理」

バッツ(賢者なのに・・・)


エルオーネ「ねえさん!」

ファリス(レナ!)


バッツ(そろそろ終わりだな)

スコール「ねーやんの事はお前らも知らないのか・・・」

バッツ(だってほら・・・あの人何言ってるのかさっぱりわかんないだろ?)

スコール「あ、ああ」

バッツ(とりま俺らは本番の為にこれから眠るから、もう出てこれねーぞ)

バッツ(質問あったら今の内言っとけ)

スコール「・・・なんで女ばっかなの?」

バッツ(なりゆき)

スコール「うそつけぇ!そんなんだから失敗するんだよ!」

バッツ(いやいやw最初は男もいたってーの!)

バッツ(ほら、あいつのじーちゃん)

クルル(・・・)

スコール「乗り換えやがったのか!」

バッツ(だからちげーって・・・もうそろそろいいか?)

スコール(えーっと、えーっと・・・そうだ!)

スコール(調合!調合のやり方教えて!)

バッツ(ああw)

スコール(媚薬が作れるんだろ!?教えろ!)

バッツ(媚薬て。でも薬剤師なら・・・)

スコール(それくれ!)

バッツ(あ、もう時間だ)


スコール(マデヤァァァァァァーーーー!調合!調合させろ!!)

バッツ(後は・・・頼んだぜ・・・・)


エルオーネ「ねえさーーーーーん!」

ファリス(世界を・・・・救え・・・)


スコール「俺もハーレムパーティやらせろ!ホモと臭い息をこいつらと交換しろ!」


スコール「 う ぉ ぉ ぉ ぉ ぃ ! ! 」



~~~~~~~~~~~~~~~~


エルオーネ「・・・・」

オダイン「な、なにがおこったでおじゃるか?」

エルオーネ「えっと・・・その・・・なんていうか」

スコール「あーわかった。俺から説明する」


『いままでのことを せつめいした!』


全員「・・・・」

スコール「と、いう訳で」

スコール「レナの正体は・・・まさかのエルねーちゃんだった」

エルオーネ「ごめんね・・・私自身も知らなかったの」

ラグナ「かぁ~!盲点だったぜ!」ペチ

キロス「だから生体接続なんて不思議な力を持ってたのか・・・」

スコール「おかしいと思ったんだよ。魔女ともGFとも違う一人だけぶっちぎりのチート能力だし」

キスティス「な、なるほどね・・・」

セルフィ「確かに一人だけ浮いてる~」

エルオーネ「神様が・・・授けてくれたの」

オダイン「そんな経緯であったでおじゃるか」

スコール「よかったじゃん長年探したエルオーネのルーツがわかって」

オダイン「そんなものどうでもいいでおじゃる。大事なのは能力で解明でおじゃる」

オダイン「女神だの祈りだの、そんなファンタジーな要素、しらないでおじゃる!」

ラグナ「ほんとそれしか頭にねえのな」

スコール「自分の体にジェノバ細胞でも埋め込んでろ」

亀「そうか、君がレナであったか・・・・」

エルオーネ「全然、実感ないですけどね」

亀「いや・・・言われてみればどことなく似ている気がする・・・」

亀「気高くそして温かい、慈愛に溢れた雰囲気が・・・」

スコール「言われてからじゃおせーんだよ亀が」

ラグナ「エル・・・苦労しっぱなしだったもんなぁ」

エルオーネ「そうね・・・攫われて、逃げて失って、それの繰り返しの人生・・・」

エルオーネ「でも、私は後悔してないよ。大事な物はもう、見つけたから」

ラグナ「エル・・・」

アーヴァイン「なんにせよ、揃ったね~」

ゼル「長かったぜ・・・」

キスティス「さて、じゃあいよいよ?」

ゼルフィ「突撃だぁ~~~~!」

スコール「リノアめ、待ってやがれ!」


『リノアめ、待ってやがれ!』


リノア「・・・やっとかぁ」ボフ

リノア「もう、長かったわぁ・・・途中で諦めたらどうしようかと思った」ゴロゴロ

リノア「まさかエルオーネがレナだったとはね。ちょーいがーい」キャッキャ

リノア「・・・じゃあもうこれいらなーい」ポイ


『リノアは とうちょうきを なげすてた!』


リノア「どのくらい強くなったんだろ・・・スコール・・・」

リノア「もう、はやく次元の狭間来てよ・・・」クス

リノア「・・・」


アデル「 」


リノア「アデル、もうちょっとしたら出してあげまちゅからね~」

リノア「歓迎の準備しないとねっ!機動兵器なんとか用意してーサイファーもスタンばらせてー」


アレモー コレモー アアソウダ アレトアレモー・・・・・・・


アデル「 」

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  ヽ|      ___  | <  ここまで
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  /|        /\


~~待機中~~


アーデモナイコーデモナイ・・・・


・大統領官邸 待合室

スコール「~~~~~」ダラーン

エルオーネ「あらスコール、街へは出ないの?」

スコール「めんどい」ゴロゴロ

エルオーネ「もう月の涙のモンスターはほとんど掃討したんですって。今なら安全よ」

スコール「どうでもいい。つか作戦会議まだおわんねーの?」

エルオーネ「みんな今までになく真剣に話し合ってるわ。絶体に失敗できないんですもの」

エルオーネ「もうちょっと、待っててね」

スコール「また寝ちゃいそう・・・」フワァ

エルオーネ「二人っきりね。あの頃みたいに」

スコール「俺の黒歴史ほじくり返すな」

エルオーネ「あらあらスコール、小さい頃はあんなにおねーちゃんおねーちゃん言ってたのに」クス

スコール「やめろっつーの」

エルオーネ「今はババアババア言ってるわね。ダメよスコール。女性にそんな事言ったら」

スコール「じゃあケダチクって呼ぶわ」

エルオーネ「・・・折角だから聞いていいかしら」

スコール「あに」

エルオーネ「ケダチクのおばさん・・・どこで知り合ったの?」

スコール「未来」

エルオーネ「未来!?」

スコール「実はここくるのも、二回だったり」

エルオーネ「えっどういう事!?」

スコール「説明が・・・めんどい。ババア代わって」

エルオーネ「ねえおばさん・・・一体スコールとはどんな関係?」

アルティミシア(・・・・・)

エルオーネ「おばさん?」

スコール「さっきからしゃべんねーのこいつ。何か知らんけど」

エルオーネ「ど、どうしちゃったの?」

アルティミシア(・・・・)ダラダラ

スコール「なんかキョドっててきもいからスルーしてんの」

エルオーネ「緊張・・・してるのかな?」

キロス「お話し中の所悪いが」

スコール「ん?なに?」

キロス「少し・・・来てくれないか?確認したい事がある」

スコール「んだよもぉ・・・・」


・大統領の部屋

オダイン「だーからこれはこうでこうだからこうでおじゃる!」

亀「バカモノ!それならこっちがこうでこうなるからこう!」


スコール「喧嘩すんなよも~」

ラグナ「来たかバカ息子。こいつらずっとこんな感じなの」

スコール「喧嘩の仲裁?月の裏まで吹き飛ばすけどそれでいいなら」ジャキ

ラグナ「ちげーよ。いやさ、二人の意見の食い違いに一つの共通点があってさ」

キロス「そこでいくつか聞かせてもらいたい事があるんだ」

スコール「んだよ・・・」


オダイン・亀「キィーーーーーーー!!」


エルオーネ「仲良くしなさいな」

スコール「で、何?はやくゴロゴロしてたいんだけど」バフ

亀「スコールよ、時の女神とは一体」

オダイン「このオダインですら初耳なのでおじゃる!詳しく聞かせるでおじゃる!」

スコール「時の女神・・・エトロとかいう奴?」

エルオーネ「それがどうかしたの?」

亀「その・・・守護者とやらがこちらにきていると聞いたが」

スコール「あーねーやんね」

オダイン「ラグナが知り合いだって言ってるのでおじゃる!」

スコール「 え ! ? 」

ラグナ「ふと思い出したんだよ。ライトニング・・・・本名、エクレール・ファロン」

ラグナ「だったっけ?」

スコール「パパなんで知ってんの!?」

ラグナ「実はよォ、説明が難しいんだがちょっとしたツテでな」

キロス「それを話したら博士と亀が混乱しだしたんだ」

オダイン「お前らは親子揃って!なんでそんな大事な事を言わないのでおじゃるか!」

エルオーネ「どこで・・・」

ラグナ「俺もよくわっかんねーんだよなぁ・・・うっすらとしか覚えてねえ」

キロス「アデルが封印されてちょっとした後。ラグナが行方不明になった事があってな」

キロス「どうせまたどこかで迷っているのだろうとタカを括っていたのだが、にしても長くて」

ラグナ「心配したこいつらがエスタ全土を捜索したんだよ」

スコール「どこいってたの?」

ラグナ「それがよぉ・・・・思い出せないんだよ・・・」

ラグナ「えーっと・・・ウルトラ○ンみたいな名前の女にいきなり拉致られて・・・」

スコール「それ・・・知ってる・・・!」

キロス「本当か!?」

スコール「謎の異世界だろ・・・俺も呼ばれたもん」

ラグナ「お前いたの!?」


スコール「いたいた。でも全然覚えてない」

スコール「ねーやんだけ覚えてるのだって、あの人が無駄にインパクト強いからであって」

ラグナ「俺はもう一人だけ覚えてるぞ」

スコール「え?」

ラグナ「俺の事バルフレアとか言ってくるガキ。違うって言ってるのにしつこくて」

スコール「あっそれ関係ない」

ラグナ「さっき女神だのカオスだの言ってるのを聞いて思い出してよォ・・・」

スコール「ババアと同じパターンね」

ラグナ「あいつもいたのか」

スコール「パパとまったく同じ事言ってたよ。俺らと一緒でほとんど覚えてなさげだけど」

ラグナ「あれ・・・なんだったんだろうな」

アルティミシア(・・・・)ドキドキ

ラグナ「なんで無言なんだ?」

エルオーネ「さっきからずっとこうで・・・」

スコール「ヴァルハラの映像みたらなんか急に」

キロス「やはりな」

スコール「えっ」

ラグナ「う、う~ん・・・それっきゃねえよな」

スコール「なになに?」

キロス「ちょっと詳しく話そうか・・・きてくれ」


スコール「な、なんだよ」

エルオーネ「どうしたの?」

キロス「まずはこれを」チャリ

スコール「クリスタル?それがどうしたの?」

亀「ここはわしが説明しよう!」

亀「クリスタルはバッツ達・・・君達から見て【古代】の勇者が宿った物というのは説明したな?」

亀「【古代勇者】は【悪の魔導士】を倒せなかったが故こうしてクリスタルに眠っているのだ」

キロス「【悪の魔導士】を倒す意志を継ぐ者が現れるまでな」

スコール「それは知ってるけど」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!ここからはオダインが説明するでおじゃる!」

オダイン「そこでおじゃる!古代の情報はこの亀やクリスタルらから大体の事情は把握したでおじゃる!」

キロス「だか一つ無視できない不確定要素が増えた」

スコール「?」

ラグナ「ライトニングだよ」


エルオーネ「あ・・・」

オダイン「時の女神だのヴァルハラだの、そんなの古代にはなかったでおじゃる!」

亀「ああ、このワシですら初耳だ」

キロス「そこで我々は君達の話を元にある一つの推察をした」

オダイン「おじゃ!まずこのヴァルハラとかいう場所・・・」

ラグナ「なんつってたんだっけ?」

エルオーネ「えっと・・・全ての時が見渡せる場所とかなんとか・・・・」

スコール「時の最果て的な事言ってたな」

オダイン「そしてそこに住まう時の女神とやら。オダインはこういう非科学的な物はキライなのでおじゃるが」

ラグナ「よーするに時間の神様なわけだ」

スコール「まぁ、そうだな」

キロス「これらの情報によりある一つの結論に至った」

スコール「うん」

ラグナ「ライトニングはよ・・・【未来】の人間じゃないか?」

スコール「!!」

キロス「異なる時代の人間が異なる時代にいる。こんなの通常は不可能だ」

ラグナ「その辺はお前らがよーくわかってるよな?」

スコール「え、エルねーちゃんの・・・」

エルオーネ「あたしのジャンクションも神様がくれた力・・・」

亀「そう、女神がレナの思いに答えたのだ」

ラグナ「そして同じく女神の力を持ったライトニングなら・・・時代を超える事も可能だろうな」

ラグナ「エルと似たよーな力があるんだろうぜ」

キロス「女神の側近なのだろう?」

スコール「守護者とか言ってたな・・・」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃじゃ!しかぁし!その時の女神が今、力尽きようとしているのでおじゃる!」

エルオーネ「そう、確かに言ってた、エトロが危ないって」

オダイン「それは時の女神が苦しむような事態が起こったからでおじゃる!」

スコール「そういえばあの紫のおっさん・・・未来を消すとか言ってたな」

スコール「パラドクスとか言ってたっけ」

キロス「パラドクス・・・タイムパラドックスの事だな」

キロス「女神はそういった時の矛盾を管理する神だったのだろう」

ラグナ「神様ってーのは万物を管理するもんだぜ」」

キロス「その神が力尽きる程の事態。なんだと思う?」

スコール「えっだから、その時の流れを無茶苦茶に荒らす奴がいて」

ラグナ「そうだよな。それしかねーよな」

スコール「紫のおっさん・・・名前なんだっけ」

エルオーネ「カイアスさん?でも待って、あの人言ってたわ」

エルオーネ「もう自分が動く必要がなくなった。って・・・」


ラグナ「もう一人いるだろ」

スコール「えっいたっけ」

亀「古代バッツの時代、次元の狭間が閉じられたのも彼らの言葉で言う『パラドクス』と言う奴なのでは?」

オダイン「オダインは違うと思うのでおじゃるが」

キロス「そう、光の勇者の失敗がもしもその『パラドクス』なら・・・」

ラグナ「こいつらそれで揉めてるんだよ」

キロス「もしそうなら、犯人は・・・一人しかいないだろう?」


スコール「ま・さ・か・・・」



アルティミシア(・・・・・・)ドッキンチョ



【時間圧縮】全ての時間軸を一つに圧縮し、発動者以外が存在できない世界を作る



スコール「 お 前 か バ バ ア ッ ! 」



アルティミシア(ついにバレてしまった・・・)ダラダラ


エルオーネ「え、じゃあ、あのヴァルハラで見た黒い歪みって」

オダイン「ウソでおじゃろ!?な!?アルティミシア~~~!」

亀「いやしかしそれしか考えられんが・・・・」

キロス「答えを出してやってくれないか」

ラグナ「じゃねーと作戦会議が進まねえよ」

アルティミシア(・・・結論から言う)



(くっ!離せ!)

(違う物か。見ろ!エトロは今、滅びかけている)

(『ヴァルハラの そらは くろくゆがんでいる!』)


全員「・・・」シーン


アルティミシア(完全に私だ・・・)


スコール「 ヴ ァ ヴ ァ ア ! 」


ラグナ「やっぱりな」ハァ

キロス「大方予想はついていたよ」

オダイン「そ、そんなでおじゃる~・・・」ガク

アルティミシア(わわわ私も知らなかったんだよ!)フルフル

スコール「くぉらババア!お前マジいい加減にしとけ!」

スコール「古代人の次は未来人ときたか!そうきたか!ええ!?」

スコール「この時を駆けるババアが!いったいいくつの時代の人々に迷惑をかければ気が済むんだコノヤロー!」

スコール「ナンバリングの枠を超えて迷惑をかけるんじゃねーよこのタイムケダチクがぁー!」

アルティミシア(・・・・・)

スコール「あのヴァルハラでの光景みたろ!?あの映画一本取れそうなHD画質のムービーシーン!」

スコール「あの悲劇がお前の手によってもたらされたものだと知ったらレナはどう思うんだよ!」

スコール「なんとか言ったらどうだ!」バン!


アルティミシア(・・・・)


アルティミシア(・・・・・・知るか)ボソ



スコール「 正 座 し ろ ! 」


ラグナ「だってお前言ってたじゃん。時間を操る魔法を使うって」

ウォード「・・・・・・・」ウンウン

キロス「消去法で考えてあなたしかいありえないのだよ」

アルティミシア(ちょ・・・ええ~~・・・)

オダイン「じじじ時間圧縮とはそこまで強大な魔法なのでおじゃるか!?」

亀「魔の者、恐ろしきは神にも届き得るとの力よ・・・」

アルティミシア(だって知らないだろ・・・・過去や未来にあんなのがいたなんて)

アルティミシア(なんだよ時の女神って・・・知らんわ、そんなの)

アルティミシア(女神なら時間圧縮を自力でなんとかしろと言うのだ。具合が悪いとか知らん)


スコール「バ~バ~ア~・・・」ユラァ


アルティミシア(な、なんだよ・・・)

スコール「この神殺しが!」

アルティミシア(!?)

スコール「お前あの光景見てただろ!女神が死にかけてるのは・・・」

エルオーネ「時間の歪みが発生したから・・・」

スコール「なんたる罰当たりだお前わぁ!お釈迦様も真っ青だお前は!」

スコール「死んだらお前は地獄行確定だな!否!地獄すらも歪めるか?!」

アルティミシア(それは無理)

スコール「完全にお前じゃん!ねーやん呼んだのお前じゃん!」

スコール「次から次へとわけわかんねーの呼びやがって!いい加減自重をしろッ!」

アルティミシア(時間圧縮・・・全ての時間を・・・ええ~~?)

エルオーネ「だから黙ってたのね・・・」

スコール「・・・どのあたりで気づいた?」

アルティミシア(時の乱れがうんたらかんたら言い出したあたり)

キロス「パラドクスとやらだな」

エルオーネ「全ての時が見える場所なら・・・おばさんの時空魔法も見えるわね」

ラグナ「ほっときゃ時期にヴァルハラも飲みこむんだろ~?そしたら・・・」

エルオーネ「時の神様が・・・」


スコール「 ヴ ァ ヴ ァ ア ! 」


アルティミシア(・・・・シンジラレナーイ!)


亀「自身の魔法がどのような効果をもたらすのか、わからなかったのか?」

アルティミシア(わかるにきまってるだろ。単純明快。全ての時間を圧縮して一つにする)

アルティミシア(唯一の誤算は私の時代よりさらに未来の存在がいたという事だな)キリ

亀「そ、そうか・・・」

スコール「ほんと、過去に未来にバンバン迷惑かけやがって!」

スコール「もうお前いけっ!未来いけっ!そして全パラドクス解消してプラチナトロフィー取ってこい!」

ラグナ「何トリガーだよそれ」

キロス「しかしそんな強大すぎる魔法をなんでまた」

オダイン「アルティミシア~、何か、何か理由があるのでおじゃろ~??」オロオロ

アルティミシア(え?え~っと、そうだな・・・)

アルティミシア(・・・人間がうざかったから?)


全員「かる・・・」


アルティミシア(誰しも静かに佇んでいたい時ってあるだろ)

スコール「 規 模 が で か す ぎ る ん だ よ ! 」

スコール「お前とかんけーねー時代の連中もガンガン巻き込まれてますけど!?」

アルティミシア(だって魔女は基本不死だし)シラー

ラグナ「あー・・・もういい、わかったわかった」

キロス「予想的中だったな」

オダイン「そ、そんな~」バタ

亀「やはりな。次元の狭間が強制的に閉じられるなどおかしい思ったのだ・・・」

エルオーネ「時間の圧縮・・・全然イメージが湧かないわ・・・」

アルティミシア(言っておくが圧縮はまだ途中だからな)

アルティミシア(完全に圧縮が完了した暁にはそれはもうもっと・・・)

スコール「もういいんだよ!城でワインでも飲んでろ!


ラグナ「全ての元凶はババアだったってわけだ」

アルティミシア(その言い方は感心しないな。元はと言えばこいつが悪い)

スコール「はぁ!?なんでそこで俺なんだよ!?」

アルティミシア(どうやってかしらんがこいつは時間圧縮の世界に乗り込んできた)

アルティミシア(それは私を倒し時間圧縮を止める為だ)

キロス「ふむ・・・」

アルティミシア(それを事もあろうにこいつはな!私に勝てないと知るや否や全面降伏を認めたあげく!)

アルティミシア(仲間も全てほっぽりだして彼女を変えるなどと言い出して私に土下座を(ry

スコール「それは今関係ねーだろがァーーーーーーーッ!」

エルオーネ「ちょっと!それどういうこと!?」

アルティミシア(あるわボケ!あそこでお前が私を倒せば時間圧縮は止められたんだ!)

アルティミシア(それをリノアは嫌だセルフィたんちゅっちゅとか言い出すからこうなったのだ!お前のせいだ!)

スコール「だから・・・元々お前が時間圧縮とかやりだすからだろが!!」

アルティミシア(うっさいボケ!私に取ってはお前も過去の人間だ!)

アルティミシア(お前ら過去の先人が魔女にも行きやすい世の中をつくらなかったからこうなったのだ!)

アルティミシア(だからイコールお前のせいでもあるのだ!)

スコール「なんだその暴論!?責任転嫁も甚だしいわ!」

アルティミシア(自分の任務をほっぽりだして女に走ったお前に言われたくないんだよ!!)

スコール「キィーーーーー!このババア!あーいえばこうゆー!」

アルティミシア(それはお前だろ!屁理屈とダダばかりこねやがって!)

アルティミシア(お前のような奴がいるから過去も未来もめちゃくちゃになるんだよ!責任感じろ!)


スコール・アルティミシア「ガルルルルル!」


ラグナ「あー、ちょっと待て、いろいろ待て」

キロス「詳しく聞かせてもらおうか・・・」


アルティミシア(聞けラグナ!お前の息子はな!)

スコール「あ~~~~~!アーーーアーーーーアーーッ!!」

エルオーネ「スコールうっさい!ちょっと黙って!」


【説明中】


キロス「カ、過去に逆戻りしてきたのか・・・」

ラグナ「クソ息子・・・・」ハァ


アルティミシア(どうだ!?完全にこいつが悪いだろ!)

スコール「いや元凶はお前だろ!?何が時間圧縮だボケッ!ZIPじゃねーんだよ!」

アルティミシア(ZIPは容量の改善に役立つだろがァーーーーーーー!!)


スコール・アルティミシア「キィィィ~~~~~~~~!」


ラグナ「喧嘩すな」

キロス「え~っとつまり、君は前回もここに来て魔女討伐の打ち合わせとしたと」

スコール「いわゆる周回プレイって奴」

ラグナ「で、ババアに負けたお前は命乞いをして過去に戻してもらった、と」

スコール「・・・・・」

キロス「じゃあ今いる我々の時間は一度過ぎ去った2回目の時なのか・・・」

ラグナ「おお・・・すんげーショック」

アルティミシア(私の城に戻ってくるまでの猶予だったつもりがこの様だ)

アルティミシア(こいつまったく真面目にプレイしないんだぞ!?全部私任せだ!)

アルティミシア(お前がこのバカを放置するからこうなるのだ!ちゃんと子育てしろッ!)

ラグナ「今度は俺か・・・」

アルティミシア(私はこいつを過去に戻す為にこいつにジャンクションする必要があったのだ)

アルティミシア(したらどうだ。暗黒魔導士やら時の女神やらガンガン出てきて・・・)

スコール「しまいにゃババアの城壊滅していきやがった」

アルティミシア(ほんともう・・・ほんともう!)プルプル

エルオーネ「スコール・・・あなたはだけは・・・」

スコール「だってやだよ!わかるだろ!?」

スコール「俺の彼女、電波入った大量殺りく兵器だぜ!?なにをどうしたら幸せになれるんだよ!」

スコール「どう考えてもセルフィの方がかわいいじゃん!ヒロインあれじゃん!最終兵器リノアじゃん!」

スコール「だったら主人公として変更要請の権利があるだろがァーーーーーーーー!!」

エルオーネ「セフィは・・・幼馴染なのよ?」

スコール「 だ か ら だ よ ! 」クワッ

スコール「つかねーちゃんそれもあんたのせいだ!」

エルオーネ「なんでよ」

スコール「おめーが俺を捨ててどっかに言ったからだろ!あの中に女はセルフィしかいなかった!」

エルオーネ「キスティがいるじゃない」

スコール「将来臭い息を吐く奴はやだ!」

エルオーネ「そんなの知らないわよ!」

キロス「今度はエルオーネか」

ラグナ「ほんとなんでこんなのになっちまったんだか・・・」

ウォード「・・・・・・・・・・・」

キロス「教育を間違えたな、だと」

ラグナ「俺も過去に戻りたいわ・・・」ハァ


オダイン「あーあー、ちょっとよいでおじゃるか?」


スコール・アルティミシア「あん!?」ギロ


オダイン「そんなにすごまなくても・・・一つ素朴な疑問があるでおじゃる」

オダイン「時間圧縮とやら、今この場で解除できないのでおじゃるか?」

ラグナ「あっそか」ポン

キロス「そうしたら時間の歪みは解消されパラドクスは元通りに・・・」

アルティミシア(残念ながら無理だ)

ラグナ「なんで?!」

アルティミシア(何故って、私は全ての時間を圧縮する為にここまでがんばったんだぞ)

アルティミシア(それを何で今更解除しないといけないんだよ。バカか)

亀「言ってる場合では・・・」)

アルティミシア(お前らが時間圧縮が始まるまでにあの魔導士を倒せなかったからだろ)

アルティミシア(ゆったりのんびりしてるからそうなるんだよ。亀だけに)

アルティミシア(責任転嫁はやめていただきたい!)キリ

ラグナ「開き直りやがった・・・」

スコール「こいつは元からこんなん」

アルティミシア(大体時間圧縮はまだ途中だ。これからまだまだ圧縮するぞ)

アルティミシア(今更女神だのなんだの言われても知らん。イヤなら先に言ってろ)

ラグナ「暴論にも程があるな」

オダイン「ワガママすぎるでおじゃる・・・・」

キロス「つ、詰んだか?」

アルティミシア(それ以前に、時間圧縮を外部から解除するなら私を倒すしか方法はなかったんだ)

アルティミシア(その役目を担ってたのがこのスコールなわけだが)

スコール「・・・」

アルティミシア(時間よりセルフィのパンツの方が大事だったらしい)

オダイン「死ねよでおじゃる・・・」


スコール「キィィィ~~~!俺のせいにすんな~~~~!」ジタバタ

アルティミシア(お前が悪い私は悪くないお前が悪い私は悪くない・・・)クドクドクド

ラグナ「その事をお前の仲間は知ってんのかよ」


スコール・アルティミシア「はへ?」


キロス「何も君ひとりじゃなかっただろう。打倒魔女の為のメンバーがいたはずだ」

ラグナ「あいつらだろ?お前の幼馴染連中」

スコール「・・・」

ラグナ「あのよぉ、どっちが悪いかは過ぎ去った事だしウダウダ言ってもしゃあねえけど」

ラグナ「そろそろケジメ付ける時なんじゃねーのか?」

アルティミシア(というと)

ラグナ「ババアの正体・・・明かしちまうっきゃねーよ」

スコール「そ、それは!」

キロス「此度の件のキーパーソンは確実にアルティミシアだ。敵は彼女がねらいだ」

ラグナ「お前はともかく、あいつらがそれ知らなきゃ何守って良いのかわかんねだーろ?」

スコール「ちょっと待てェ!それだと俺が・・・」

アルティミシア(あいつらは私を討伐しに来たんだぞ!?)

ラグナ「それは1週目の時だろ」

スコール「俺とこいつは宿敵!倒すべき敵!」

アルティミシア(こいつが仲間見捨てて土下座したと知ってみろ)

スコール「俺の人生がジエンドだろーが!」

ラグナ「そりゃおめーがまいた種だろ」

スコール「Seedだけに。もういいっつの!」

キロス「それを含めた「ケジメ」だ」

ラグナ「もうそろそろ隠し通すのも限界だろ」


ラグナ「最終決戦目前だぜ?この秘密墓まで持っていくつもりかよ」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「そうだな、勘の鋭い奴なら薄々気づいてるかもしれん」


スコール・アルティミシア(いやいやいや・・・・)


エルオーネ「スコール、私もそう思う」


スコール・アルティミシア「!?」


エルオーネ「私がジャンクションでスコールを過去に送ったように」

エルオーネ「スコールも未来から過去へと戻ってきた。それは」

エルオーネ「運命・・・とまでは言わないけど、何かの意味があるんだと・・・思う」

スコール「神の意志ってか」

アルティミシア(女神が仕組んだと?)

キロス「ま、ぼちぼち年貢の納め時だな」

ラグナ「腹くくれよ」


スコール・アルティミシア(・・・)


スコール「やべえよ・・・やっべえよ・・・」

アルティミシア(ついにこの時が・・・)

キロス「今ウォードが彼らを呼んできている」

ラグナ「全部ぶちまけちまえ」

スコール「・・・」

エルオーネ「スコール、過去は変えられないのよ」

エルオーネ「未来の事を考えたら、ここであなたが全てをあかなさいと」

エルオーネ「未来の仲間・・・未来のあなたが、どうなるのかわかんないのよ?」

スコール「そこまで大事か・・・」

アルティミシア(ちょうきゅーぶジエンド拳でお陀仏の可能性ありだ)


ウォード「・・・・・・・・・・」

ラグナ「帰って来たぜ」


ゼル「作戦はまとまったか?」

セルフィ「いっぱいお買いものしてきちゃった~」

アーヴァイン「変わったファッションの男の子が多いね、ここ」

キスティス「エスタの文明力、堪能してきましたわ」


スコール「・・・・」

アルティミシア(ど、どうするよ?)

ラグナ「ほら、はよ」


4人「?」


スコール「と、とりあえずだな・・・・」

スコール「ちょっと紹介したい人がいてだな」

セルフィ「誰を~?」

スコール「・・・・・」ダラダラ

ラグナ「バングルハメろ。出てくるから」


スコール「ハァ・・・・」

アルティミシア(いよいよか・・・)


『スコールは バングルを はめた!』


4人「 わ ! ! 」


アルティミシア「・・・・おハロー」ヒラヒラ


ゼル「こ」

キスティス「の」

セルフィ「人」

アーヴァイン「ん?誰?」


アルティミシア「D地区収容所で一回会ったな・・・」ハハ


キスティス「いつぞやの派手なGF・・・」

スコール「えっとだな・・・このババ、いや、お方は」

スコール「その、なんていうか・・・」

セルフィ「GFじゃないの~?」

スコール「イデア、アデル、リノアに次ぐ、4人目の魔女で」

4人「魔女!?」

スコール「未来から時空を超えてやってきた」

スコール「アルティミシアさん」

アルティミシア「どうも・・・初めましてではないな。色んな意味で」

ゼル「GFじゃねーの!?」

スコール「あ、あれウソ」

ゼル「ウソっておい」

キスティス「ちょちょちょ、ちょっと待って!4人目の魔女ってのも驚きだし!」

セルフィ「未来ってなにさ~?」

スコール「え~っと、ですね、はい」

アーヴァイン「僕初対面なんだけど」

スコール「その、あれよあれ。よくあるじゃん」

スコール「終盤で敵が仲間になる、ダークナイト的なあれ」

4人「ダークナイト!?」

キロス「ごまかすな」

ラグナ「例えが古いんだよ」


キスティス「ちょっと待って、未来の魔女がなんであなたに?」

アーヴァイン「敵?どういう事なのさ」

スコール「・・・・・」ダラダラ

アルティミシア「ほら、はやく言えよ」

ラグナ「ったくしゃーねーなー・・・・」ズイ

キロス「元々この魔女は君達が倒すべき敵だったのだ」

4人「えっ」

アルティミシア「私は未来で時間圧縮と言う魔法を使い全ての時間軸を捻じ曲げた」

キロス「その結果例の魔導士が復活し、時の女神が危機に瀕している」

キスティス「女神?」

ラグナ「ライトニングだよ」

アーヴァイン「あーなんかそんな事言ってたね~」

アルティミシア「そしてそれを阻止すべくお前らが私の時代に乗り込んできた」

ゼル「俺ら?そんなの全然記憶にねーけど」

ラグナ「それもとーぜん。お前らであってお前らじゃないからな」

4人「???」

キロス「君達はスコールと共にアルティミシアの元へ乗り込み、そして」

アルティミシア「返り討ちにしてやったわけだ」ハハハ

4人「・・・・」

キスティス「私達であって私達じゃないって、どういう事?」

アルティミシア「戦闘不能になったお前らは時の流れに吸い込まれ、唯一残っていたこいつが・・・・」

スコール「・・・・・・」ダラダラ

4人「スコールが?」

スコール「・・・白旗あげちゃった」テヘ


4人「はぁ!?」

たたかう
ドロー
まほう
あやまる ← ピッ


スコール「だってこのババア・・・超卑怯なんだもん・・・」

ゼル「白旗ってどういう事だよ!?」

スコール「だってさぁ・・・こいつ、知ってる?」

スコール「バトルメンバー勝手に選ぶは戦闘不能者消すは」

スコール「しまいにゃ俺らのジャンクションしてる魔法消し飛ばすんだぜ」

ゼル「きたねっ!」

アルティミシア「卑怯とはなんだ卑怯とは!私は魔女。それくらい当然だ!」

アルティミシア「大体卑怯と言えばこいつだって、真面目に戦おうとせず抜け道のような戦法ばっかり・・・」

スコール「開幕でいきなりマルチジャンクション吹き飛ばされちゃって・・・」


全員「マルチジャンクション!?」


ラグナ「なんだそれ!?」

オダイン「オダインも初耳でおじゃる!」

スコール「そういう裏技があるんだよ。全部のジャンクションにアルテマを装備できるって言う」

スコール「だって、魔法消し飛ばすとか予想できねーじゃん・・・」イジイジ

アルティミシア「アホが。私は魔女。そんなの想定済みなんだよ」

スコール「マルチジャンクションがダメになったら特殊技っきゃねーじゃん?それで」

スコール「一発逆転狙ってスロット回して・・・」

セルフィ「あたしの~?」

アルティミシア「なにかせめてこないなと思ったらまた裏技に頼ろうとしてたんだ」

アルティミシア「そんなの見逃すわけないだろ。スロット中もガンガン攻めてやったわ」

キロス「その結果回復が追い付かなくなって・・・」

ラグナ「結果白旗ってわけだ」


スコール「・・・・・・」ドキドキ


4人「アホだ・・・」


アルティミシア「お前らも反則レベルの特殊技で乗り切って来たんだろ?知ってるぞ

アルティミシア「超究武神破拳とかジエンドとか、なんだそれ」

アルティミシア「少しはされる側の身になったらどうだ?ええ?」

スコール「まさかチート仕返されるとは思わなかった・・・」ガク

ラグナ「敗因は自分よりさらに卑怯な奴がいたってわけだ」

アルティミシア「だから卑怯じゃないわ!私のテリトリーなんだからそのくらいは当然だ!」

ゼル「じゃあなんでお前だけ無事なんだよ」

アーヴァイン「時間の流れに吸い込まれたはずの僕らはなに?」

スコール「うっ」ドキ

キロス「肝心な所だよな」

ラグナ「ほら、言えよ」

スコール「ダメだって・・・絶対やられる」

アルティミシア「むしろいっぺんやられろ」

スコール「・・・」チラ

セルフィ「?」


全員「はよ」


スコール「・・・・!」チーン


『スコールは ひらめいた!』


スコール「お前ら・・・聞け!これにはある重大な事実があるのだ!」


全員「?」


スコール「パーティメンバーの中で俺だけが見抜いていた!時間圧縮の副作用!」

スコール「それはウド巨人の復活と時の女神のピンチだ!」

ラグナ「結果論だろ」

スコール「シャラップ!俺は最初から全て見抜いていた!」

スコール「このままでは我々の時代だけでなく、全ての時が危ない・・・」

アルティミシア「だからそうだと言ったろ」

スコール「違う!圧縮を続けていればこのババアも危ないのだ!」

スコール「お前ら見たろ!?ウド巨人が魔女を狙う様子を!?」

4人「・・・」

スコール「このままでは俺らだけでなくこのババア本人も危ない。そう見抜いた俺は・・・」

スコール「このババアを命がけの説得で説き伏せ、そして心を鬼にしてお前らを・・・」

アルティミシア「ウソつけ!」

4人「・・・」


スコール「お前ら、すまぁん!(迫真)」

スコール「この通りだ!許してくれぇ!」(土下座)

ラグナ「またかよ」

キロス「土下座が好きだな君は」

アルティミシア「アホが、そんな勢い任せのデタラメでこいつらが・・・・」


キスティス「なるほど・・・」

ゼル「よくわかんねえけど、理由があったんだな」


アルティミシア「!?」


セルフィ「魔女を倒しても解決にならないから~」

アーヴァイン「根本の解決の為に自分だけ時間を逆行してきたって事だね~」


アルティミシア「いやいやいや!お前ら騙されるな!全部デタラメだぞ!?」

アルティミシア「こいつは元々女に走って(ry

スコール「見苦しい命乞い・・・そうでもしないとこのババアは納得しなかったんだ・・・」

スコール「自分に嘘をついてまで、俺は・・・俺は!」


アルティミシア「 ウ ソ つ け よ ! 」


アーヴァイン「どうしてそんなに否定したがるんだい?」

ゼル「あんた守られてんだぜ。こいつに」

アルティミシア「ち~~が~~~う~~~!こいつは(ry

スコール「俺は魔女の騎士だ!」キリ

セルフィ「危なかったね~」

キスティス「理由はどうあれ、守られてるのは事実じゃない」

アルティミシア「うぐっ」

ラグナ「すげー、マジで乗り切るのか?」

キロス「どこでそんな話術身に着けた」


スコール「俺はもう迷わない。守るべき物、本当に守らないといけない物が何かわかったからだ!」

スコール「過去の遺物を排除!そして時を元に戻す!」

スコール「やっと自分に正直なれたんだ・・・本当なんだ!」


ラグナ「お前詐欺師に向いてるよ」

キロス「スイッチ入ったな」


スコール「俺はババアの罪すら飲み込んでみせる!そして!」

スコール「栄有る未来へと、繋げるのだ!」ビシ!


アルティミシア「ウソつけよ・・・ほんと」ガク

ラグナ「ババア諦めろ。もうそんな空気じゃない」

キロス「力で勝ったが話術で負けたな。これで一勝一敗だ」

アルティミシア「競っとらんわ・・・バカモノが・・・」


セルフィ「未来をまもろ~!」

キスティス「スコール、成長したわね」

ゼル「なんか、燃えてきたぜ!」


アルティミシア「アホばっかりだ・・・」

ラグナ「まぁ言ってもガキだし」

キロス「いいじゃないか。形はどうあれあなたの尻拭いをしてくれると言ってるのだから」

アルティミシア「尻拭い!?元々はこいつが(ry


スコール「光は、我らと共にある!」キリリ!

アルティミシア「だまれ!それしかないのかお前は!」


アーヴァイン「盛り上がってる所悪いんだけどさ~」

スコール「なんですか、ホモくん」

アーヴァイン「その、アルティミシアさん?」

アーヴァイン「リノアを操ってる人じゃなかった?」

ラグナ「ん?なんだそりゃ?」

セルフィ「ガーデン戦の時に~」

キスティス「そう、リノアは確かに言ったわ、我が名はアルティミシアと」

アーヴァイン「だから僕ら~リノアはアルティミシアに操られてると思ってたんだけど~」

アルティミシア「それもちっがーーーう!あれはあいつのペテンだ!」

アルティミシア「今回は何もしてない!事実無根だ!」

ゼル「今回は?」

アルティミシア「ハッ!しまった!」

スコール「そう、前回こいつはリノアを操って好き放題してたんだよ」

スコール「仮死状態にしたあげくアデルの封印解いたり、宇宙の放浪者にしようとしたり」

スコール「な?ド悪党だろ?」

ゼル「・・・・」


アルティミシア「だから!それは時間圧縮を成功させるために!」

ラグナ「やってたんかい」

キロス「半分あってるじゃないか」

アルティミシア「ちがうちがうちっがーーーーう!それは前の週!今回私は何もしてない!」ブンブン

アルティミシア「事実無根だ!大体リノアを操って私になんの得がある!」

アルティミシア「あいつは私の城を破壊したんだぞ!ええ!?なんで自分で自分を狙わないといけないんだよ」

アーヴァイン「それもそうだね~」

スコール「そう、リノアも俺と同じく2週目なんだ」

スコール「俺はババアの力で戻ってきた。しかしリノアは・・・」

スコール「リノアを過去に戻したのはあのウド巨人だ」

キスティス「じゃああなたにはこのアルティミシアさんが憑いてて」

ゼル「リノアには古代の暗黒魔導士かよ!」

スコール「そして割って入るはねーやん率いる時の管理者、女神エトロ」

スコール「時を駆けるババアVS全てを無に帰すウド巨人VS死にかけの神様」

スコール「この神々の闘いとも言える戦争に俺達は介入しようとしているッ!」バッ

ラグナ「お前のせいでな」

セルフィ「大事だね~」

キスティス「あ、頭が痛いわ」クラ


スコール「未来は・・・俺達の手にかかっているのだぁ!」

アルティミシア「時間圧縮って何なのかもはや私にもわからない!」


4人「・・・」シーン


ゼル「なんつーかよ、やっぱりなって感じだな」

スコール「ん?」

キスティス「おかしいと思ったのよ。なんか突然はっちゃけだしたと思ったら」

セルフィ「なんか独り言ブツブツ言ってるし~」

アーヴァイン「でっかい声でババアババア言ってたもんね」

アルティミシア「気づいてたのか」

スコール「さすがSeedです」

ラグナ「もろばれじゃねーか」


キロス「隠す気あるのか?」

キスティス「意味わかんない事だらけだけど、一つだけわかるのは」

ゼル「この一連の騒動」

セルフィ「二人のせい?」

アーヴァイン「ていうか迷惑かけすぎだよ~」


スコール「面目ないです、はい」ペコリ

アルティミシア「自分の才能が恐ろしいよ」キリ


ラグナ「あーその、なんだ。だからよ」

ラグナ「うちのバカ息子とこのババアのせいで世界中が偉い事になってるんだけどよ」

ラグナ「元凶はこいつらだ。だから、この騒動を治められるのもこいつら」

ラグナ「こいつらはだから、ちゃんとケジメ付けようとしてんだ」

ラグナ「だからババアの事も明かした。お前らに迷惑かけねー為にな」

ラグナ「だから・・・おめーらには面倒かけるけどよ・・・」

ラグナ「もうちょっとばかり、付き合ってやってくれねーか」


スコール「よろ」

アルティミシア「しく」

スコール「ね」

アルティミシア「ッ」

スコール「☆」


キロス「ほんともう君達だけは・・・」


ゼル「・・・へーへー、わかったよ」

セルフィ「仲間が増えた~」

キスティス「魔女が味方してくれるなんてね」

アーヴァイン「つくづく魔女に縁があるね僕ら」

アルティミシア「ストーカー共め」

スコール「こっちのセリフだボケ。過去くんな」

セルフィ「じゃあやっぱり~・・・」


ゼル「リノアは・・・リノアのままなんだな?」


アルティミシア「そうだな。今回私は指一本触れてないぞ」

アーヴァイン「ショックだぁ~・・・」

キスティス「いやでも、あの魔導士を倒せば正気に戻るかも」

アルティミシア「・・・可能性はある」

4人「リノア・・・なんで・・・」

スコール「なんにせよ、まずは諸悪の根源ウド巨人の抹殺だ!」

アルティミシア「そう!あいつは抹消する!全時間お呼び全宇宙から!」

キスティス「で、その作戦は?」

スコール「これからこいつらが考える」チラ

ラグナ「俺ら任せかよ!」

キロス「まぁ元からそうするつもりだったが」

ラグナ「オダインのじーさん、これでわかったろ」

ラグナ「やっぱこいつらのせいだったよ。時の神様はいるんだって」

キロス「受け入れてくれないか」

オダイン「うう・・・ショックでおじゃる」ガク

亀「頼むぞ、光の意志を継ぐ者よ」


ゼル「ところで俺ら前はどうやってアルティミシアの城行ったの?」

アルティミシア「それ私も気になる。私しか存在できない世界のはずなのに」

スコール「え~っと・・・なんだっけ」

スコール「確か・・・お互いの存在を信じ合うとかそんなんだったはず」

キスティス「メルヘンねえ」

スコール「考えたのパパ」

セルフィ「さすがラグナ様~」

キロス「ラグナはこう見えて作戦立案は得意なんだぞ」

スコール「愛と友情、勇気の大作戦だっけ」

ラグナ「なにそれだっせえ」

スコール「お前が考えたんだろが」

キロス「・・・ネーミングセンス以外はな」


『めんみつな うちあわせが おこなわれる!』


ラグナ「・・・・よし」

キロス「まとまったな」

オダイン「オダインに不可能はないのでおじゃる!」

亀「賢者の知恵、大いに役に立っただろう」


スコール「やっとかよ。なげえよ」

ラグナ「これより作戦説明をおこなう~~!」


『しゅうごうが かかる!』


ラグナ「まずは基礎知識から入るぜ!」

ラグナ「ババア!」

アルティミシア「はいはい・・・」ズイ

ラグナ「おめーさんの起こした時間圧縮について、詳しく解説してやってくれ!」

アルティミシア「大丈夫か?こいつらの頭で理解できるのか?」

ラグナ「できるだけ手短にわかりやすくな」

アルティミシア「ん~そうだな。まあ呼んで字の如く時間を圧縮すると言う話だが」

アルティミシア「それだけではわからんと思うので、このような物を書いてみた」コト


『アルティミシア じきひつの パラパラまんがだ!』


スコール「なに?紙芝居でもやるの?」

アルティミシア「ちがうわ。いいか、まずこの棒人間を何枚も描きこうパラパラめくると」パラパラ

アルティミシア「ほら、このように動いているように見える」

セルフィ「おもしろ~い」

スコール「やっぱり紙芝居じゃねーか」

アルティミシア「所謂アニメーションと言う奴だな。紙は時間、描かれた物は世界」

アルティミシア「時間圧縮はこの紙を減らしていく作業と似ている」

アーヴァイン「コマ割りって奴?」

アルティミシア「そうだ。紙一枚、また一枚減らしていくとどうだろう」ビリ

アルティミシア「棒人間の動きはカクカクになり、やがて・・・・」ビリビリ

アルティミシア「消える」ペラ

ゼル「破った紙は?」

アルティミシア「破り捨てられた紙はこうしてまとめてくしゃくしゃにして・・・」ワシャワシャ

アルティミシア「ゴミ箱にポイ。どうだ?紙は小さく圧縮されてるだろ?」

アーヴァイン「めっちゃわかりやすいね」

アルティミシア「これが時間圧縮の基礎知識だ」

スコール「ゴミ箱はなんなんだよ」

アルティミシア「発動者である私だな」

スコール「お前ゴミ箱なんだw」

ラグナ「揚げ足とんな」

アルティミシア「ったく・・・さて、話の続きだが」

アルティミシア「今この我々がいる時間軸は時間圧縮発動の世界。今の例えで言う紙を減らしていく作業の途中だ」

アルティミシア「破った紙をゴミ箱にポイ。するはずだったのだが・・・急所ゴミ箱から取りださないといけなくなった」

スコール「なんで?」

アルティミシア「お前が過去に戻せとダダをこねたからだろが」

スコール「・・・・」

アルティミシア「黙らないとパンツの事バラすぞ」

ゼル「おねしょでもしたのかよ」

ラグナ「そっちの方がマシなレベル」

アルティミシア「・・・で、だな。捨てた紙を拾って再び紙を繋げ直す」ペタペタ

アルティミシア「するとどうだろう。戻した紙には落書きがしてあった」キュッキュ

キスティス「それって・・・」

アルティミシア「そう、あの老害魔導士野郎だ」

アルティミシア「破いた紙の一部は未来、古代のターニングポイントの一部だった。それを不用意に破いてしまったため」

アルティミシア「正史と異なる事実が生まれた。所謂タイムパラドックスと言う奴だな」

エルオーネ「女神さんはパラドクスと呼んでいるみたいね」

アルティミシア「そのパラドクスが繋ぎなおされたこの時間軸に一気に現れた」

アルティミシア「何故ならこの時間軸は今時間圧縮の一部だからだ」

全員「・・・・」


アルティミシア「つまりだな」


【時間圧縮発動】→【未来、古代にパラドクス発生】→【スコールの時代だけ戻す】→【全パラドクスがスコールの時代に一気に現れる】


アルティミシア「となる」

ゼル「やっぱりお前らのせ(ry

アルティミシア「そこのチキン!うるさいぞ!黙って聞け!」

スコール「はやくもわかんないんですが」

ラグナ「俺も」

アルティミシア「知らん。後で頭のイイ奴に聞け」

スコール「放置主義者め・・・」

アルティミシア「で、次は各時代のパラドクスについてだが」


亀「そこからはわしが説明しよう」


亀「古代我らは打倒エクスデスを掲げ日々奮闘しておった」

亀「君達が集めたバッツらだな」

キスティス「クリスタルの・・・」

亀「そう、彼らは色々あって、ついにエクスデスとの直接対決の時を迎えた」

亀「しかし!このパラドクスが発生したせいでエクスデスへと続く道が閉ざされてしまった」

亀「閉ざされた道はついに開く事なく、彼らは天寿を全うし、逆に」

亀「エクスデスは万の時を次元の狭間に幽閉される結果となった」

キロス「ところがこの封印を解除できる奴が現れた。それが」

スコール「リノアか・・・」

キロス「原因は不明だがおそらく彼女も魔女だからだろう」

亀「そうしてエクスデスは君達の時代に復活。それにより我ら光の戦士が再び結集する事態となった」

スコール「お前は違うだろが」

キロス「リノアの目的は不明だが、現時点ではこのエクスデスの側にいる」

スコール「色々怪しいけどな」

亀「エクスデスの目的は『無』の復活。そして世界の消滅」

亀「我々はなんとしてもこれを阻止するのだ!」

全員「・・・」


キロス「そろそろ危ないか?だがまだ続くぞ」

ラグナ「んでこうしてお前らVS古代人って構図ができあがったわけだが」

ラグナ「双方にとって予想外の事態が発生した。それが」

スコール「ねーやん・・・」


ラグナ「そう、ライトニングだな。そこはエルが詳しいだろ」

エルオーネ「えっと・・・その、私はスコールと映像を見ただけだから詳しくはわからないけど」

エルオーネ「時の女神、エトロは時を管理する神様。でもこの時間圧縮がパラドクスを発生させたおかげで」

エルオーネ「管理しきれなくて、今にも死にそうなの」

5人「時の女神・・・」

エルオーネ「元々女神さまの妨害をするカイアスって人がいたんだけど」

エルオーネ「この人は・・・もう自分が動かなくてもいいって思ってるみたいね」

スコール「あのガチムチ、途中で消えたもんね」

エルオーネ「で、その女神さまをなんとかする為に動いてるのが」

ラグナ「女神の警備員に就職したライトだな」

エルオーネ「原因は時間圧縮。その起こりはこの時代」

エルオーネ「だからこの時代に来たんだと思う・・・女神様を助ける為に」

スコール「ババア被害者の会って名づけるべき」

アルティミシア「お前のせいでもあるだろ!」

エルオーネ「時間圧縮は神様のいる世界・・・ヴァルハラをも飲みこもうとしてるわ」

キロス「古代と未来、両方の時代に影響が出てるわけだな」

ゼル「壮大な嫌がらせだな」

アーヴァイン「ちょっと規模でかすぎんよ~」

アルティミシア「・・・・」


亀「しかし一つ問題がある。それが」

亀「パラドクスが呼び覚ましたのが『無』の力であるという事だ」

亀「『無』は全ての始まりであり世界の起源。世界は無に始まり無に終わる」

亀「『無』はすべてを飲みこむ。そう、時間圧縮すらも」

亀「それはエクスデスも例外じゃない・・・・奴はその事に気づいておらん」

亀「これからなんらかの手段でエクスデスが完全復活すれば、奴は必ず世界を『無』に染めるだろう」

ラグナ「そうなると世界はジエンドだぜ」

エルオーネ「あのライトさんが次元の狭間に向かったのは・・・そっちの方が危険と判断したからじゃないかな」

ラグナ「ライトはババアをしらねーしな」

亀「だから、未来の者は時間圧縮を解かせたいが、解けば今度は古代の者の『無』が世界を包むのだ」


【ライトニングルート】時間圧縮消滅したい→無の復活→世界あぼん

【アルティミシアルート】時間圧縮継続したい→エトロ死亡→世界あぼん


ラグナ「まさに八方ふさがりだぜ」

ゼル「絶望的じゃねーか・・・」

キスティス「そんな雲の上の様な闘いに、私達が介入できるの?」

ラグナ「そ・こ・で・だ」

ラグナ「これからいよいよ本題に入るわけだが」


オダイン「出番でおじゃるか?」


スコール「でやがったなえりまきおじゃる」

ラグナ「簡潔にわかりやすくな」

オダイン「オダインはオダインの話したい用に話すでおじゃる!」

スコール「いいからはやくしろよ」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!オダインはお前らが持ち帰ったクリスタルをちゃーんと分析してたでおじゃる!」

オダイン「そして同じくお前らが持ッてきたこの本・・・これにはこう書かれてたでおじゃる!」

オダイン「無はクリスタルを生み、クリスタルは自然を作る、と」

スコール「で?」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!オダインはこの話を元にある仮設を立てたでおじゃる!」

オダイン「クリスタルなら無を封じられるのでは?と」

ゼル「なんで?」

オダイン「無は「消す」と同時に「産む」ものでおじゃる!万物の創造とも言えるでおじゃる!

オダイン「よって無からまず最初に生まれるクリスタルの力を使えば、一定時間無を抑えられるでおじゃる!」

スコール「ちょっと抑えただけで何ができるんだよ」

オダイン「次元の狭間、行きたいんでおじゃろ?おじゃろ?」

スコール「行けるのか!?」

オダイン「次元の狭間とはその名の通り次元と次元の間にできるのでおじゃる!」

オダイン「そこは時の流れがこちらの世界と違うのでおじゃる!」

オダイン「次元の狭間は最初の勇者が無を封じる為にできた物でおじゃる!」

オダイン「だったら無を通れば次元の狭間にたどり着くのではないか?という結論に至ったでおじゃる!」

スコール「いやいや、無って全てを消し去るんだろ?」

アーヴァイン「そんなゲートみたいにさぁ~」

オダイン「通常ならそうでおじゃる。しかし!クリスタルがほんのちょこっと無を封じてくれれば!」

オダイン「無に飲み込まれても消滅せず、無の本体がある場所にたどり着けるのでは?でおじゃる!」

スコール「そう簡単にいくかね・・・」

キスティス「クリスタルにそんな力あるのですか?」

オダイン「この説を裏付ける情報を出してくれたのが彼らでおじゃる!」

ギルガメッシュ「おいっす」ドロン

オメガ「イツマデヤッテンダカス共」ドロン

スコール「お前ら・・・」

オダイン「彼らは次元の狭間内部を知る唯一の人間でおじゃる!」

ギルガメッシュ「俺は彷徨ってただけだけど」

オメガ「オレハ同ジ場所ニヒキコモッテゲームシテタ」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!お前らの身の上話はどうでもいいでおじゃる!」

オダイン「さっさと次元の狭間について説明するでおじゃる!」


ギルガメッシュ「えーっと、次元の狭間はいくつか階層があって」

オメガ「遺跡、街、、森、滝の洞窟、図書室トキテ、次元城ッテトコロニツナガッテル」

セルフィ「街あるの?」

オメガ「カツテ無ニノミコマレタ街ガナ」

ギルガメッシュ「そこはよぉ、時間が止まってるんだ」

スコール「マジ!?」

ギルガメッシュ「だからさぁ、次元の狭間の中は時間が止まってるんじゃねーかな」

オメガ「本来ハ存在シナイ狭間ノセカイダカラナ」

オメガ「チナミニ俺ンチハ滝ノ洞窟」

ギルガメッシュ「エクスデスの野郎が言うにはよ、どっかの城を飲みこんだときに無の後が残ってよ」

ギルガメッシュ「そこから次元の狭間に侵入できたらしいぜ」

スコール「マジか・・・」

オダイン「この証言により無は次元の狭間に繋がっていると証明されたでおじゃる」

オダイン「なんせそこにいた本人が言ってるのでおじゃるからな!」ハハハ

キスティス「え、ちょっと待って。じゃあその次元の狭間の入口をどうやって開けさせれば・・・」

オダイン「そこがミソでおじゃる!そこで登場するのがアルティミシアでおじゃる!」

アルティミシア「私?」

オダイン「向こうは時間圧縮のせいで封じられてるのでおじゃる!だったら」

オダイン「時間圧縮を解いてやればイイのでおじゃる!」

アルティミシア「はぁ!?なんでそんな事しないと行けないんだよ!」

アルティミシア「せっかくここまでコツコツ圧縮してきたのに!バカかお前!」

アルティミシア「死ね!」

キロス「落ち着け、魔女さん」

ラグナ「何もお前の野望を諦めろと言ってるわけじゃねーよ」

アルティミシア「・・・?」

オダイン「エクスデスは時間圧縮がなくなればすぐさま復活したいのでおじゃる!」

オダイン「その為にリノアを使ってなんやかんややってきたのでおじゃる!」

スコール「イデアとアデル使おうとしてたもんな」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!だ・か・ら!」

オダイン「そんなに使いたいなら思う存分使わせてやればいいのでおじゃる!」

オダイン「街一つなんてケチな事言わずに、世界を消滅させる程、全力で!」

アーヴァイン「それ、世界危なくない?」

オダイン「元々危ないのでかまわんでおじゃる」

ゼル「よかねーよ」

ラグナ「でもよぉ・・・・次元の狭間に行くにはそれしかねーのも事実だぜ」

キロス「相手が入口を開いてくれんことにはな」


オダイン「オダインの作戦はこうでおじゃる!」

オダイン「まずアルティミシアが時間圧縮を解いてエクスデスを完全復活させるのでおじゃる!」

オダイン「そこで次元の狭間を行き来できる規模の無を放たせるでおじゃる!」

アルティミシア「・・・・」

オダイン「しかぁし!そこで世界が消滅したら元も子もないでおじゃる!」

オダイン「そこで、このクリスタルでおじゃる!」

亀「エクスデスが全力で放った無をバッツ達が食い止めてくれる」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!しかしその効果は一定時間のみでおじゃる!」

オダイン「だ・か・ら!クリスタルが無を止めている間に」

オダイン「お前らが次元の狭間へ突入し、その後アルティミシアが再び時間圧縮を再開するでおじゃる!」

オダイン「そうすれば、無は再び消え、世界を消滅させるには至らんでおじゃる!

オダイン「突入へのよいキッカケになるのでおじゃる!」

オダイン「この作戦、どうでおじゃるか?おじゃるか?」

ラグナ「ババアどうよ」

キロス「時の専門家の意見がききたいね」

アルティミシア「・・・なるほど、確かに」

アルティミシア「次元の狭間が開いた時を再び圧縮すれば、ゲートは再び消え、世界は消滅を免れるだろう」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃじゃ!」

アルティミシア「しかしその為には時間を再圧縮するという事だが」

アルティミシア「今この時間圧縮は私の時代を起点に圧縮している。それをこの時代に変更する必要がある」

アルティミシア「だから、無の消滅は免れても、時間は再び圧縮されるわけだからお前等は時間の流れに消える事になるぞ?」

ラグナ「おめーさんにとって圧縮したいのは自分の時代だろ?」

キロス「事が済んだあと、再び自分の時代で圧縮しなおす事になるな」

アルティミシア「確かにこいつの時代を圧縮しても何の意味もないな・・・」チラ

スコール「全然話わかんね」

アルティミシア「ハァ・・・折角コツコツ圧縮し続けていたのに」

ラグナ「事態が事態だぜ。諦めな」

キロス「またやり直せばいいじゃないか。魔女は不死なんだろ?」

アルティミシア「なんでこんな目に・・・くそぉ、あの老害魔導士め」ピキピキ


ラグナ「んでよぉ、再圧縮後はどうすればいいか・・・」

ラグナ「それはお前が一番よくしってんな?」

スコール「えっ俺?」

ラグナ「どうやって時間圧縮の世界に行ったんだっけ?」

スコール「えっと・・・確かパパが」


(アルティミシアの時代は遠い未来。本当ならここにいる誰も存在できない世界。

 そんな世界に自分を存在させる方法はひとつしかな~い!

 仲間どうし、お互いの存在を消さないことだ!仲間どうし、お互いの存在を信じあうことだ!

 相手が存在することを信じるんだ!その相手はこっちの存在を信じてくれてるぞ!

 友だちでいること、好きになったり好かれたりすること、愛し愛されること!

 ぜんぶ1人じゃできねえだろ?相手が必要なことだろ?)


スコール「って言ってた」

アルティミシア「くさっ。くさいなお前」

ラグナ「我ながらイイ事言うぜ~」ウンウン

キロス「他者の存在を信じる事、か。なるほど」

アルティミシア「そうか・・・そうやって来たのかお前等は・・・」

ラグナ「よーし!まとめるとこうだ!」


【作戦概要】

1アルティミシアが時間圧縮を一旦解除

2エクスデス完全復活。即座に『無』発動

3世界が無に飲まれるのをクリスタルで食い止める

4その間に次元の狭間突入

5アルティミシアが時間を再圧縮。再び無は消える

6次元の狭間でエクスデス撃破、無を封じる


ラグナ「魔女討伐はこの後仕切りなおしてやりゃあイイ」

スコール「あのウド巨人倒したら今度こそぶち殺すからな!」

アルティミシア「やってみろ。再び時の流れに送ってくれるわ!」

ラグナ「最後くらい仲良くしろよ」


スコール・アルティミシア「ガルルルルル・・・・」


キロス「さて、では避けて通れない問題点だが」

ラグナ「まず一つ。これは言われなくてもわかるよな?」


全員「リノア・・・」


ラグナ「あの嬢ちゃんはルナパンの中にいるんだろ?」

キロス「戦闘は避けて通れないな」

スコール「あのアマだけはほんと・・・」

アルティミシア「お望み通り強化してやったのだ。気が済むまでボッコボコにしてやればイイ」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃじゃ!作戦を妨害する可能性がある物は除去するのでおじゃる!」

キロス「そう、彼女の意図は今もって不明だ」

ラグナ「デリケートな作戦だぜ。時間再圧縮の途中で妨害なんてされた日にゃ世界は即座にお陀仏だ」

アルティミシア「こいつらが盾なってくれるだろ」

スコール「捨石にしようとしてるんじゃねーよ」

ラグナ「そして二つ。ライトだ」

スコール「それもあったか・・・」

ラグナ「ライトはおそらくババアを知らない。だからババアが時間圧縮発動者と知ったら攻撃してくる可能性がある」

ラグナ「だが今ここでババアに死なれたら困る。だからお前ら、全力で説得しろ」

キロス「すでに次元の狭間に先乗りしているんだったな」

スコール「あのねーやん人の話きかねーからな・・・」

アルティミシア「前だけ見てろ。背中は守るとか言ってたな」

スコール「むしろ誤爆されそうだわ。邪魔だとか逆切れされて」

ラグナ「そして3つめ。これはまぁ、願望と言うか、希望なんだが」


スコール・アルティミシア「?」


ラグナ「その、できればでイイからよぉ・・・アデルを助けてやってくれねーか」


スコール「うげ」

アルティミシア「え~あいつ?」

ラグナ「そのよぉ、前回はなんか悪人だったらしいけど?」

ラグナ「今はただスポーツが好きで寂しがり屋なだけなんだ」

ラグナ「必ず助けるって約束しちまったしよぉ・・・頼むわ」

スコール「威圧感を出すのをやめてくれたら」

アルティミシア「めんどくさい。色んな意味で」

ラグナ「頼りっきりですまねーけどよ・・・ま、できたらでいいからよっ」

キロス「とかいいつつ内心絶対助けろと思っているラグナ君であった」

スコール「命令すんなカス」

アルティミシア「何様だお前」

ラグナ「大統領だっつーの」

ゼル「リノアには俺らも用事あるぜ」

キスティス「あのルナティックパンドラの一番上にいるのね」

セルフィ「なんか複雑~」

アーヴァイン「ま、ほっとくわけにもいかないか~」


ラグナ「うぉーーーーーっし!」


全員「ぬおっ」


ラグナ「じゃあ行くぞ!ラグナロク乗るぞ!ラグナロク!」

ラグナ「あの中で最後の作戦説明にしようぜ!」

ラグナ「一回乗りたかったんだアレ!俺と名前似てるしな!」

アルティミシア「お前がつけたんだろ」

スコール「しらこいんだよ」


ラグナ「いっくぞぉーーーーーーーーー!」ダッ


全員「お~~~~~~~!」


アルティミシア「歩くのめんどくさいからお前の脳みそに戻っていいか」

スコール「飛べ。月の地下渓谷まで」












リノア「~~~~~~~~~」フワァ


サイファー「・・・・・」コツコツコツ

 
    +  ,. - .─ ─ ─- 、
  。   /: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
     /::/: : :/: :/: : : :: : : : : : : :::',  ゜
     | / /,': i : : : /: :/: : : ハ: : ::i  +

   + /: :/: :/: :/: :ハ: : /  ヽ:::::|
     |: /::/: :/ レk≧ V  ≦ハ |::::| ワクワク
  +  レレ /::/  (ヒ_]    ヒ_ン |:::|
   。   レレ.i  "  ,___,  " l::/ +   準備体操しとくか
     + _ヽ    ヽ _ン   /)))_ 。
    _ヽ  >,、  ______ , イ((((  /
      | |\ ヽ;;;;;;;;;;#;;;;;;;;;/) )))/| |




【ここまでのあらすじ】

全部アルティミシアとスコールのせい

エクスデス戦(無を阻止)

アルティミシア戦(時間圧縮阻止)

カイアス戦?(ネトロ復活)

リノア戦

ラスボス何体いんだよwwwww
とりまお疲れ様です、楽しみにしてます!


・ラグナロク

ラグナ「おっし!」

ラグナ「諸君!」ビシ!

ラグナ「ここからは最終目標エクスデスまで一気に行っちまうぞ!」

ラグナ「作戦のおさらい、いってみよう!」

アルティミシア(いるのか?)

スコール「ちゃっかり年齢層を考慮してやがる」

ラグナ「まず【ルナティックパンドラ】に入りアデルを救出する!」

アルティミシア(ええ~)

スコール「シンになっちまうか不安」

ラグナ「次に【リノアを倒す!】あの嬢ちゃんにはちょっとばかしおとなしくしてもらう!」

スコール「それが一番キツイんだよな」

アルティミシア(大丈夫だろ、強化したんだから)

ラグナ「ここで注意!」

ラグナ「リノアの行動は不審な点が多いので何をしてくるか予想不可能だ!」

スコール「出会った時から知っとるわ」

アルティミシア(電波だもんな)

ラグナ「ババアの話じゃ時間再圧縮の際にもう一度アデルの時代へ飛ぶ必要がある!」

ラグナ「エル、引き受けてくれるか?」

エルオーネ「大丈夫です!」

ラグナ「おーし!」

ラグナ「で、次にババアが前準備として【時間圧縮を解く】!」

ラグナ「【無の完全復活】が始まる!世界が無に包まれる!」

ラグナ「【クリスタルでそれを食い止める】!その間に【突入】する!」

ラグナ「突入後【時間圧縮】で無を消す!」

ラグナ「無は本来存在しないスキ間の世界、さらにそこに時間圧縮を加える事によって」

ラグナ「本当ならここにいる誰も存在できない世界」

ラグナ「そんな世界に自分を存在させる方法はひとつしかな~い!」

ラグナ「バカ息子、なんだっけ?」

スコール「・・・・仲間同士、お互いの存在を信じ合う事」

ラグナ「そう、相手が存在する事を信じるんだ!その相手はこっちの存在を信じてくれるぞ!」

スコール「ほんといつ聞いてもくっさいわ」

アルティミシア(サブイボ立った)

ラグナ「友達でいること、すきになったり好かれたりすること、愛し愛されること!」

ラグナ「ぜんぶ一人じゃ出来ねえだろ?相手が必要な事だろ?」

ラグナ「なあ?お前達?」

スコール「やっぱそれ言うのか」

アルティミシア(気に入ってるんだな)


ラグナ「仲間と一緒にいるところを一番思い浮かべやすい場所はどこだ?」

ラグナ「そこに全員が一緒にいるようすを思い浮かべるんだ」

スコール「カーウェイ邸門前、アルティミシア城パイプオルガン前・・・・」

アルティミシア(それパンチラスポットだろ)

ラグナ「時間圧縮が始まったらそういう場所考えて、そこを目指せよ!」

アルティミシア(間違えて私の城くるなよ?)

スコール「いくか。今は廃墟同然だろが」

ラグナ「この作戦に必要なのは愛と友情!それからこの作戦を信じる勇気!」

ラグナ「そして時を跨ぐ古代と未来への希望!」

アルティミシア(お?)

ラグナ「名付けて『過去と未来、時の大作戦』だ!」

アルティミシア(変わった・・・)

スコール「パラドクス発生したな」


ラグナ「頼んだぜみんな!」


全員「おお~~~~~~~~~~~!」


スコール「ネーミングがまんまだが、みんなやる気になったみたいだ」

アルティミシア(クロ○トリガーとか言い出すのかと思ったよ)

ラグナ「うまくいきそうか?」

スコール「まかせろ、俺には最終奥義蓋開けジエンドがある!」

アルティミシア(人任せにするな)

ラグナ「全部終わったらいろいろ話そうな」

スコール「エスタの税収を俺に相続するっていう話?」

ラグナ「しねーよ」

ウォード「・・・・・・・・」

キロス「父親に似なくてよかったな。だと」

アルティミシア(そっくりだと思うんだが)

キロス「・・・母親似にもならなかったようだな」

スコール「俺はオンリーワンだ!」

アルティミシア(自己中なだけだ)

キロス「そう、どちらかと言うとアルティミシア似だ」

スコール「 ど こ が ! ? 」

アルティミシア(聞き捨てならんぞオイ!?)

キロス「いやワガママな所が」

スコール「俺がいつ時間圧縮したんだよ!」

アルティミシア(私はワガママじゃないだろ!こんなアホと一緒にするな!)

ラグナ「・・・はやくいけよ」


・コクピット

エルオーネ「サイファー、いるのかな」

スコール「完全に忘れてた」

アルティミシア(あいつとももうこれでお別れか)シミジミ

スコール「史上最悪の退場の仕方だったな・・・」

ギルガメッシュ「でへへ・・・」

スコール「ったくお前は・・・往年のライバルがどこの誰かもわからんポっと出にぎにゃあああされるとか」

アルティミシア(悲惨すぎる)

エルオーネ「一応パワーアップはしてるんじゃないかな・・・サイファー、ああ見えて努力家だし」

スコール「どうせあのウド巨人またアホな魔法教えてるんだろ」

アルティミシア(明らかに真面目に育ててないからな・・・あいつはイベント戦だろ)

ゼル「な、な、サイファーと戦うんだろ?一発ガツンとかましてやろうぜ!」

スコール「お前が言うとほんと怖いわ」

キスティス「ここまで来たら、後はやるだけね!」

スコール「存分に臭くしてやれ!」

アルティミシア(いよいよか・・・)


アーヴァイン「行先きめたか~い?」

スコール「うっし!いくか!」

スコール「目的地はルナティックパンドラだ!」


アーヴァイン「りょ~かい!セフィ、いくよ~!」

セルフィ「ラグナロク、発進しま~す!」


ゴォォォォォォォォ・・・・・・・・ キランッ


【エスタエアステーション】→【ルナティックパンドラ】


・ルナティックパンドラ付近

セルフィ「見えてきたよ~」


ゴォォォォォ・・・・・


『きょだいなせきちゅうが たたずんでいる!』


スコール「いつ見てもでけーな」

セルフィ「冷蔵庫みたいだね~」

ゼル「あの中に・・・」

キスティス「いよいよなのね・・・」


全員「・・・・」


アルティミシア(ん?ちょっと待て)

スコール「なに」

アルティミシア(ルナティックパンドラは確かバリアが張られていたはずだ)

アルティミシア(その辺の突破方法、ラグナは何も言ってなかったが)

アルティミシア(一体どうやって突入するつもりだ?)

スコール「いやいや、何をいまさら」


全員「・・・・」ドキドキ


アルティミシア(いやだから、バリアが張られてるんだって)

アルティミシア(お前知ってるだろ?なんで何も言わない)

スコール「このピリっとした空気みてわかんないかなぁ」


『ルナティックパンドラが かくじつに ちかづいてくる!』



アルティミシア(いやいやいや!だからバリア(ry


ゼル「いよいよだ!つっこもうぜ!」


アルティミシア(!?)


キスティス「素直に行かせてもらえるかしら?」

アルティミシア(いやだから何度も言うがバリ(ry

アーヴァイン「だいじょうぶだいじょうぶ」

アルティミシア(大丈夫じゃないわっ!ボケッ!バリアがあると言っとるだろうが!)

セルフィ「準備オッケィ~」

アルティミシア(おおおおおおおおおい!待てぇ!作戦ミスだろ!)

アルティミシア(戻れ!戻って対策を練り直せ~~~~~~!)


スコール「・・・・・・GO!」ビッ


アルティミシア「ああああああああああああああああ!!」


『ラグナロクが ルナティックパンドラに とつにゅうする!』


ズドォッ! バチバチバチバチ!


グラグラグラグラ!


アルティミシア(ひぃぃぃいぃ~~~~!)

スコール「うるせーなもう・・・・ほら、いくぞ」

アーヴァイン「バリアだ!」

セルフィ「突き破っちゃえー!」


『ラグナロクが むりやり バリアを つきすすむ!』


ドゴォッ! グラグラグラグラ・・・・・・・!!


アルティミシア(バカヤローーーーーー!見ろ!機体が持たないぞ!)

アルティミシア(なんでお前らはそう無策なんだよ!ちょっとは計画練れよ!)

スコール「みなさんババアがなんか言ってるんですけど」


全員「いっけぇ~~~~!」


スコール「はい無視」

アルティミシア( 聞 け よ ! )


ズドドドドドドドド!! ドッゴォォォォォォォ!!


アルティミシア(ああああああもう終わりだぁぁぁぁぁ!)

スコール「もう、うるせえな・・・大丈夫なんだって」

スコール「ほら」


【ラグナロク主砲発射準備】


セルフィ「主砲うちま~~~~す!」

スコール「スパロボ出れるなこの飛空艇」

アルティミシア(しゅ、主砲?)


キュィィィィィィ・・・・・


ズ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ! 


アルティミシア(おわ~~~~~ッ!ば、爆風が!)

スコール「見慣れてるだろが」


『ラグナロクの 主砲が ルナティックパンドラのがいへきにに あたる!』


セルフィ「いっけぇ~~~~~!」


グググググググ・・・・・・

ゴッ!


キスティス「やった!抜けたわ!」

ゼル「そこの穴からいけそうだぜ!」

セルフィ「突入~~~~~!」


ウィーン ガキョン ガキョン


スコール「ゾイドだゾイド」

アルティミシア(手が・・・生えた・・・)


『ラグナロクは ぶじ ルナティックパンドラにせんにゅうした!』


セルフィ「ふい~~~~」

アーヴァイン「さ、いこうか~」

アルティミシア(・・・・)

スコール「放心してんなババア。ほら、いくぞ」

アルティミシア(武装があるなら・・・・先に・・・言えよ・・・・)ドキドキ


・ルナティックパンドラ内部


ボロ・・・・


スコール「しかし派手にいったな」

アルティミシア(しかもラグナロクは無傷だ)

スコール「エスタの技術力ぱねえ~」

ゼル「さっさと乗り込もうぜ!」

スコール「先導よろ」

アルティミシア(お前がやれ)


「すごい音がしたの、こっちだもんよ!きっと奴等だもんよ!」

「否、奴等、到達不可能」


アルティミシア(この声は・・・)

スコール「忘れてた」


雷神「あーーーーー!ほら、、スコールだもんよ!」

風神「殺!!」


スコール「・・・・」

アルティミシア(嫌われてるな)

風神「然、都合良」

雷神「そうだもんよ!クリスタル寄こすもんよ!」

スコール「なんでお前らがクリスタル知ってんだよ」

雷神「リノアに聞いたもんよ!スコールが持ってるって言ってたもんよ」

風神「野望、阻止」

アルティミシア(サイファーじゃないのか?)

スコール「なんでリノアとつるんでるんだよ」

雷神「しらないもんよ。サイファーがしたがってるんだもんよ」

風神「サイファー、全肯定」

スコール「狂信者が」

アルティミシア(こいつら気持ち悪い)

雷神「クリスタルよこすもんよ!」

アルティミシア(ああ言ってるぞ。言い返してやれ)

スコール「ふざけるな!クリスタルは渡さない!」

スコール「ルナティックパンドラも返してもらう!」

アルティミシア(おい)

スコール「アデルも返してもらう!」

スコール「後あの機動兵器なんとかもよこせ!」

雷神「よ、よくばりだもんよ!ずるいもんよ!」

スコール「この警備ロボ付きの良物件を俺の自宅にし、豪遊するのだ!」

スコール「お前らは帰れ!」


アルティミシア(欲しいのか?)

風神「説得、効果無、無理矢理、奪」

スコール「俺もお前の処女を奪ってやる」

スコール「尻の穴の方をな!」

風神「殺!!」

アルティミシア(鬼畜が)

雷神「ぬぬぬ・・・力でねじ伏せるもんよ!」

風神「決着!」

スコール(・・・)ポリポリ

アルティミシア(今更すぎるだろ・・・)

スコール「一周目の時点でこいつら雑魚だったもんな」

アルティミシア(そして我らは強化済み。しかも2週目だ)

スコール「弱点とか全部知ってるんだよ」

スコール「しかも風神とかとっくにパンデモニウム奪ってるし」

アルティミシア(あいつ風神のだったのか・・・)

雷神「なに今更ビビってるもんよ!」

風神「腰抜、無様」

スコール「ああ怖いね。弱い物いじめになりそうで」

アルティミシア(デコピンで吹き飛びそうだな)

スコール「あっそだ」ポン

雷神「さっさとかかってくるもんよ!」

スコール「その前に俺らの新メンバー紹介するわ」

雷神「えっ」

スコール「この人」

エルオーネ「えっ私?」


雷神・風神「エルオーネ!?」


エルオーネ「お、お久しぶりね風紀委員さん」

雷神「なんでそこでエルオーネなんだもんよ!」

風神「屈辱・・・」

エルオーネ「そうよ、なんでアタシなのよ」

スコール「あんた前回こいつらに誘拐されたんだよ」

エルオーネ「そうなの?」

アルティミシア(あ~思い出した。私がそうさせたんだった)

スコール「いろいろ手荒くされたろ」

スコール「前世の恨み、ここで存分で晴らしてやるとイイ」

エルオーネ「そんな記憶全くないんだけど」


雷神「バカにするのもいい加減にするもんよ!」

風神「責任転嫁!」

スコール「アホが。もはやエルねーちゃんはゼル、セルフィに次ぐチートメンバーなのだ」

アルティミシア(そしてお前のランクが下がるわけだ)

スコール「・・・」

エルオーネ「え、ええ~っと、そこ通してくれない?」

雷神「ど、どうするもんよ。あいつ、ほんとにエルオーネを戦わせるつもりもんよ」

風神「・・・・」ハァ

スコール「エルねーちゃんはよ」

エルオーネ「え、ええ~~・・・魔法・・・撃てるかな」


【エンカウント】風神・雷神 VS エルオーネ



エルオーネ「ど、どうすればいいのかな・・・」

スコール「だからな、エルねーちゃん、サイファーに・・・・」ボソボソ

雷神「おなごだからって容赦しないもんよ!」

風神「雷神、突撃!」


雷神「・・・・・・」zzz


風神「雷神!?」


スコール「ほらな」

エルオーネ「ずるくないかな」

風神「状態異常!?」

スコール「お前も眠っとけ」

風神「解読不能!」

エルオーネ「ごめん、ちょっと寝てて」キィーン

風神「!? 強烈睡魔!」キーン

エルオーネ「この子もサイファーに?」

スコール「本望だろ。狂信者だし」


サイファー「なんか頭がざわざわするーーーーーッ!」


風神「忍耐!」プルプル

スコール「耐えるね」

アルティミシア(攻撃体制に入っているが・・・大丈夫か?)

エルオーネ「どうしよう・・・」

スコール「じゃあ風神、こうしよう」

風神「!?」

スコール「このまま眠るのと」


ズドォォォォン!


オメガ「オイッス」

風神「 」

スコール「こいつとガチるの、どっちがいい?」

風神「・・・・」

オメガ「ナニコノクーデレ。コイツニテラブレイクスレバイイノ?」

スコール「見た目と違ってドMなんだよ」

オメガ「カワッテンナオマエ」キュイーン

エルオーネ「殺したらダメよ?」

オメガ「無理」キュィィィィン!

スコール「好きな方を選べよ」


風神「・・・」ダラダラ


風神「撤退!」zzz


スコール「あっ寝た」

アルティミシア(そらそうだろ)

オメガ「ツマンネ」



テッテレレテーレレテテレー♪


スコール「復讐完了おめでとう!」

エルオーネ「・・・恨みとかないんだけど」


風神・雷神「 」zzz

スコール「こいつらラスエリ持ってたな確か・・・」ゴソゴソ

アルティミシア(漁るなよ)

ゼル「うっし!いくぜぇ!」ダッ

セルフィ「一気にGO!」ダッ

エルオーネ「スコール、いくわよ」

スコール「パワーアップゲット。やっぱりドーピングしてやがったか」

エルオーネ「はやくいくわよ!」


【入手】パワーアップ


アルティミシア(ふむ。好調だな)

スコール「もはや俺らの前に敵なしだろ」

アルティミシア(エルオーネの有効活用だな)

スコール「もういっそ隠しキャラ枠にすればいいんだよ。ヴィンセントみたいに」

アルティミシア(武器はなんだよ)

スコール「杖かな」

アルティミシア(被るだろ。某召喚士と)


キスティス「・・・・」


スコール「何立ち止まってるんだよ」

キスティス「あ、スコール・・・」

アーヴァイン「いやさあ、あれ~」

アルティミシア(ん?)


ビックス・ウェッジ「~~~~」ムシャムシャ


スコール「あいつらもいたか・・・」

アルティミシア(全員集合じゃないか)

ゼル「見ろよあれ。どうみても休憩中だぜ」

セルフィ「サボりだ~」

アルティミシア(我々の突撃、知ってるだろ、アホか)

スコール「くぉらてめーら!何悠長にメシ食ってんだ!」


ビックス「あ、お前ら」

ウェッジ「こんちわっす」


スコール「こんちわっすじゃねーよ、サボんな」

ビックス「さぼりじゃない。休憩中だ」

スコール「ラグナロクの突撃見ただろうが!」

ウェッジ「じゃあ逆に聞きますけど、僕らにあなた方が止めれると思います?」

スコール「・・・」

アルティミシア(もはや反撃の気力も失せたか)


ビックス「大体なんであんな若造に・・・」ペッ

ウェッジ「上官なんだからあの人がやればいいんすよ」ハハハ

アルティミシア(なめられ倒してるな・・・)

スコール「いや、確かに前回も仕事中にバックレてた」

アルティミシア(高校生バイトかお前ら)

ビックス「あ~だるい」ゴロゴロ

ウェッジ「よけれれば一緒に食べます?」

セルフィ「わ~ありがと~!」

ゼル「なんだこれ」

ウェッジ「おはぎっす」

アルティミシア(おはぎ・・・)

スコール「戦場の真っただ中でおはぎ食ってんじゃねーよ」


キスティス「いただくわ」

アーヴァイン「僕も~」


スコール「食うなよ・・・」


『HPが全開した!』


ウェッジ「おいしいっすか?」

スコール「茶が飲みたくなった」

ウェッジ「おはぎですもんね」

スコール「いや出せよ、茶」


ゼル「サイファーに見つかってもしらねーぞ」

セルフィ「怒られる~」

ビックス「あ、それは問題ない」

ビックス「わしらもう軍人やめたから」


全員「!?」


スコール「はやっ!」

ビックス「だってあんなのが上官とかやってられねーし」

ゼル「ガーデンで風紀委員やってる時もそうだったよ」

スコール「どこいってもあいつは・・・」

アルティミシア(人望なさすぎだろ)

ウェッジ「やめるっていったらおはぎもらったっす」

ビックス「折角だからここで食べてしまおうと思ってな」

アルティミシア(今から時間圧縮されるのに・・・)

キスティス「だれに?」

ウェッジ「リノアって人」


全員「 」ブッ


ゼル「これリノアのかよ!」

スコール「毒とか入ってねーだろーな!?」ペッペ

ウェッジ「それはないっすよ。僕らも食べてますし」

スコール「クッソ!あいつの事だから下剤とか入れてそうだ!」

アルティミシア(ま、まあこいつらも食べてるし大丈夫だろ・・・)

アルティミシア(ん?箱に何かが・・・)


【退職金】いままでおつかれさまでした☆


アルティミシア(これ退職金だったのか!)ガビーン


ビックス「若造より大佐の娘さんの方が話がわかる人だの」

ウェッジ「あの人が司令やればいいんすよ」

アルティミシア(スコール、箱の裏を見て見ろ)

スコール「・・・・」

アルティミシア(鬼だ、鬼だろ)

スコール「悪魔め・・・」

ビックス「さて、そろそろいくかの」

ウェッジ「またどこかで!」

アルティミシア(今から時間圧縮に飲まれるのに・・・)


キスティス「きゃああああああああああ!」


全員「!?」


キスティス「なにこれ・・・うぐっ!」ゴホッ


スコール「てめえ!やっぱり毒入りじゃねえか!」

ゼル「騙しやがったな!」

ビックス「え、いや、知らないんだけど・・・」

ウェッジ「大丈夫っすか?!」


キスティス「うぐ・・・」ガク


『キスティスのおはぎから くろいけむりが!』


スコール「・・・さて、死んでもらおうか」ジャキ

セルフィ「卑怯者~!」


ビックス・ウェッジ「ちちちちが~~~~~う!」ブンブン


アーヴァイン「やばくない?」

ゼル「せんせい大丈夫かよ~!」

スコール「中々ちょこざいなマネをしてくれたじゃねえか・・・」ジャキーン

ビックス「違うって!だから誤解だ!」

ウェッジ「僕らくつろいでただけっすよ!」

スコール「大した演技力だぜ・・・すっかり騙された」ツカツカ

ウェッジ「や、やばいっす!完全に誤解されてるっす!」タジ

ビックス「う、うう・・・」タジ


キスティス「うう・・・何かが・・・溢れてくる・・・」キーン


セルフィ「せんせ~!」

アルティミシア(・・・おい待て)

スコール「なんだよ」

アルティミシア(あいつ・・・ほんと何食べた?)

スコール「だから毒入りおはぎ・・・」

アルティミシア(や、やばいぞ!見覚えのある魔力が!)


『キスティスのからだが おおきく輝く!』


スコール「なんだ!?なんかやばくないか!?」

アルティミシア(逃げろ!本当にヤバイ!)

オメガ「オイエル、マジデニゲロ!」

エルオーネ「えっ!?」


ペカーーーーーーーーーー!!


全員「!?」


【ショックウェーブパルサー】


ビックス・ウェッジ・スコール「ぎえええええええええええええええええ!!」


ズドォンッ!!


ビックス「 」

ウェッジ「 」

スコール「 」

アルティミシア(なんでお前まで食らってるんだよ)


シュゥゥゥゥ・・・・


キスティス「あースッキリした」キラキラ

エルオーネ「大丈夫なの?」

キスティス「ええ、どうやらこのおはぎ、何かの魔法素材だったみたい」

ゼル「だってよぉ、見るからにやべえよこれ」シュゥゥゥゥ

セルフィ「なんか黒い煙出てる~」

キスティス「思い切り食べちゃったわ。なにこれ」


スコール「うう・・・なんであいつがグリーヴァと同じ技を・・・」

アルティミシア(私も驚きだよ。青魔導士だったなあいつは)

アルティミシア(あれはな)

キスティス「腐ってるのかしら・・・」


【ダークマター】


スコール「ダークマター食ったのかよ・・・」

アルティミシア(ラーニングしたんだな。知らなかったのか?)

スコール「存在は知ってたけど、呪いの爪100個集めるのがだるくて・・・放置してた」

アルティミシア(またチートが一人、増えたな)

スコール「アーヴァインと・・・最下位争いかよ・・・」ガク

アルティミシア(おーい誰かこいつを回復してやってくれ)


スコール「あーびっくりした」ムク

ゼル「先生またなんか技覚えたらしいぜ」

スコール「なんでショックウェーブパルサーなんだよ・・・」

セルフィ「おめでと~」

キスティス「最後の決戦前にこんなもの覚えさせてもらってよかったわ」

スコール「一人で勝手に強化してんじゃねえよ・・・」

アーヴァイン「そろそろ先行かない~?」

アルティミシア(まあいいだろ。強くなって損はない)

スコール「俺の立場考えろモルボルめ」


・ルナティックパンドラ内部

アルティミシア(あっここ)

スコール「思い出したか」

アルティミシア(ラグナが崖に落ちた時の・・・)

スコール「そうそう。あの時のアレ」

アルティミシア(ラグナがいじった落とし穴がそのまま残されているな)

スコール「あそこでパパにあれこれしてもらう事で、俺らがレアアイテムとかゲットできんのよ」

スコール「まぁ今回取らんけど」

アルティミシア(ラグナ無駄働き・・・)


『さきへと ほをすすめる!』


スコール「う~ん、快適快適」

アルティミシア(エンカウントなし便利だな)

スコール「まぁしばらくは暇だからッと・・・」

スコール「ん?」


『ぶきみな けんが つきささっている!』


ゼル「なんだこりゃ?」

キスティス「趣味の悪い剣・・・」

スコール「グロっ」


アルティミシア(なんだこれは。目玉がついているぞ。モンスターか?)

スコール「ド○キーコングでみた」

アルティミシア(抜くか?)

スコール「キモいからスルーで」


「モンスターではない」


全員「!?」


カイアス「・・・・」


スコール「うげ!あいつは!」

アルティミシア(ヴァルハラにいたやつ!)

カイアス「・・・やっと見つけた」ジロ

エルオーネ「あなたは・・・」

カイアス「あの時の老婆、ここに転生していたか」

カイアス「随分遡ったモノだな・・・」フフフ

エルオーネ「・・・」

スコール「くぉらおっさん!何の用だよ!」

カイアス「貴様に用はない」

スコール「じゃあ帰れ!」

キスティス「あの人が・・・」

セルフィ「おねーさまと戦ってた人~」

カイアス「・・・」

スコール「何か言えよ!何の用なんだよ!」

カイアス「時の乱れを引き起こした張本人、それを一目見たくてな」

アルティミシア(わ、私か!?)

カイアス「不思議だ・・・どんな仰々しい者が出るかと思えば・・・」

カイアス「君の中に・・・一体どういう?」

スコール「なんでババアに会いたいんだよ」

アルティミシア(ナンパか?)

カイアス「混沌に等しき力を持つ時のカオス、汝その力を持って新たな女神となるか」

スコール「あー・・・また意味わかんない言葉が」

アルティミシア(なんであいつの周りにはこういうのばかり集まるかな・・・)

カイアス「我と共に混沌を導くか?」

アルティミシア(・・・つまりなんだ?)

スコール「・・・ナンパだな」


スコール「求愛されてんぞ、。答えてやれ」

アルティミシア(その問いに答える言葉はたったひとつ)

アルティミシア(キモい。帰れ)

スコール「・・・」

カイアス「時のカオスはなんと?」

スコール「ピチピチのださい服の人は無理って言ってる」

アルティミシア(盛るな)

カイアス「服・・・?」

アルティミシア(まぁ確かにキツい服だな)

スコール「センスない人は無理だって言ってる」

スコール「後紫髪とかないわ。なにそのだせえ原住民みたいなターバン」

スコール「ファッションセンス0。外出るな」

カイアス「・・・」

スコール「って言ってますはい」

アルティミシア(いっとらんわ!)

カイアス「・・・私は虚ろなる骸だ。魂すら腐り果てた身を混沌に投じ(ry

スコール「あーもういい。わかった」

アルティミシア(ファッションセンスよりこの独特の言語がキツイ)

ゼル「おっさん、俺ら今忙しいんだわ」

エルオーネ「あの・・・用事がないなら通してくれません?」

スコール「求愛ならそっちでやってくれ」

アーヴァイン「イイ男・・・」ジュル

カイアス「・・・君もカオスか?」

スコール「性癖がな」

アルティミシア(もう、いいから帰れよ)

カイアス「・・・まぁイイ」

カイアス「世界の終焉まで・・・混沌で待っていよう」バッ


『カイアスは さっていった!』


スコール「・・・なんだったのアイツ」

エルオーネ「さあ・・・」


・ルナティックパンドラ 奥

全員「・・・」スタスタスタ


『みちを えんえん あるいていく!』


アルティミシア(随分遠いな・・・似たような光景が多いし)

アルティミシア(巨大な構造物だ。モンスターも多数いるだろう)

アルティミシア(といっても今のお前らには何の問題もないな)ハハハ

スコール「・・・」スタスタスタ

アルティミシア(なんか言えよ、クソコート)

アルティミシア(あっそうだ。またしりとりやるか?今度はみんなで)

スコール「・・・」

アルティミシア(無視か。いや、気合いを入れてるんだな)

アルティミシア(すまなかった。そのまま集中しててくれ)

スコール「・・・ひとつ言ってイイか?」ピタ

アルティミシア(・・・ん?)


スコール「 こ こ ど こ だ  ! ? 」


アルティミシア( ま た か ! ? )


セルフィ「もう疲れた~!」

ゼル「何分歩くんだよ・・・」

アルティミシア(おまえっ!ラグナにあんなドヤ顔で教えてたろ!?)

スコール「あれはアイテムや俺らが楽できる情報だけだ!」

スコール「こんな似たような風景が延々続くMAP,いちいち全部覚えてられるか!」

キスティス「ねえ、ここ・・・」

アーヴァイン「戻って来たよ~」


ビックス・ウェッジ「 」ピクピク


スコール「あ~~~アデルの場所がわかんねえよ~~~!!」

アルティミシア(あ~~~も~~~めんどくさいなお前は~~~!)


【ライブラ】


全員「おおっ」


アルティミシア(ハァ・・・ハァ・・・ほら、構造をライブラで解析してやったぞ・・・)

アルティミシア(ほら、□ボタンで見れるだろ・・・はやくいけ・・・)

スコール「マーカー設置できない?」

アルティミシア(・・・)

スコール「MAPだけポンと渡されても。今時マーカーくらい当たり前だぜ」

アルティミシア(・・・・ほら!)マーカー


スコール「おおっ!すげーみやすい!」

アーヴァイン「よかった~。僕ら一生たどり着けないのかと思ったよ」

キスティス「敵地のド真ん中ですもんね・・・」

セルフィ「魔女さんありがと~」

アルティミシア(・・・・)

スコール「どういたしましてって言えよ」

アルティミシア(甲斐性なしが・・・)チッ


チーン


スコール「エレベーターで一気に上だな」

セルフィ「らく~」

アルティミシア(それまで迷ってただろうが)

スコール「さて、ここは見覚えあるぞ」


・ルナティックパンドラ 上部 通路

スコール「ここから先がサイファーのいる部屋だ」

アルティミシア(あーはいはい、あれね)

スコール「で、仲間の前で恥をかかせるって言う」

エルオーネ「かわいそうよ」

ゼル「なんでもいいけどよお!はやく行こうぜ!」

ゼル「あいつの眼も覚まさせてやらないと気が済まねえ!」

スコール「来世で?」

アルティミシア(死ぬだろ)


「ちょっとまったぁ~~~~~~」


全員「あっ」


雷神「また会ったもんよ!お相手するもんよ!」

スコール「エルねーちゃん」

エルオーネ「はい」ギュ

雷神「ちょちょちょちょっと待つもんよ!それはもういいもんよ!」

風神「相手、今回、自分達、否!」


全員「・・・・」


スコール「じゃあ誰だよ」

雷神「強制睡眠とは恐れ入ったもんよ!でももうちゃ~んと対策したかんな!」

アルティミシア(ほほぉー)

スコール「睡眠が効かない相手?」

雷神「そうだもんよ!すんごいメカがあるもんよ!」

スコール「あっ思い出した」

ゼル「あいつか・・・」


雷神・風神「撤収~~~!」アッ


『上から なにかが ふってくる!』


キュィィーーーーーーーーーーン!


スコール「名前なんだっけ」

アルティミシア(覚えにくいんだよなこいつ。え~っと)


【エンカウント】機動兵器8型BIS

               /::://
               /:::://
              /::::://
             /:::::://
            /::::::://
           /::::::::/´ツ-    =ー
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       /:::::::::::://》  _ -- ~ │ヽ  \│     (;:;:\ ミ
      /:::::::::::::://:'"'ソ" イ'";;;;ヽ, 》 ヾ } │ _  (;:;:ヽヽ;:;ヽ
     /:::::::::::::::// '''  :::::::::::~``  ソ~ヽゞ 〉/  ゝ;;ヽ i;:;:;:!i⌒!
     /::::::::::::::///:::く:          ノ//   、々;;::》;:};:A/;:;:;:\
     /:::::::::::://~::::  ~        イ/-─ヽ  |;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;: ゝ:_|ゝ < ここまで
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        │;:;:; ;:||;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|         |


スコール「なるほど、機械だから眠らねーな」

アルティミシア(確かそこそこ強かったよな)

スコール「そうそう、俺が宇宙いってる間にこいつら一回負けてんの。問答無用で吹き飛ばされて」

アルティミシア(ガルバディアがやっとまともな兵器を作った・・・)

スコール「けどまぁもはや俺らの敵じゃねーけど」

エルオーネ「ど、どうしましょ」

スコール「いい機会だ。行け」

スコール「ゼル」

ゼル「えっ俺一人!?」


BIS「----」カシャカシャ


スコール「一回負けてリベンジしたいだろ?」

ゼル「いやいや!俺だけじゃねーから!」

キスティス「無茶よ、あんなの一人で」

ゼル「そりゃ雪辱は果たしたいけどよ・・・せめてあと二人くれよ!」

スコール「君ならダイジョーブ!とっておきの必殺技授けてやるから」

アルティミシア(まさか・・・)

スコール「ちょっと耳貸せ・・・・」ゴニョゴニョ

ゼル「うん、うん・・・・・・・大丈夫かそれ!?」

スコール「大丈夫、君のとっておきだから!」グッ

セルフィ「何教えたの~?」

スコール「セルフィたんの次につおい技」

セルフィ「おお~」

アルティミシア(あれよりさらに上なんだよなこいつは・・・)


ゼル「うう・・・」ザ

BIS「-----」カシャカシャ


セルフィ「ゼルがんばれ~!」

スコール「オーラかけとくか」ペカー

エルオーネ「ホントに大丈夫なの?」

スコール「オメガに聞いてみ」

オメガ「ヒグウ・・・・・」ガクブル

エルオーネ「オメガ!?」

スコール「トラウマが蘇ったか」


ゼル「うっし!いくぜ!」バシ


BIS「-----!」カシャ!


ゼル「おりゃ~~~~~~~~~~!」ダッ

スコール「おっ」


【デュエル】


ゼル「おりゃおりゃおりゃおりゃ~~~~~~~~~~!!」○×→←


キスティス「すごいラッシュ!」

セルフィ「いっけ~!」


ゼル「オラーーーーーーーーーーッ!」○×→←


エルオーネ「勢いはすごいけど」

アルティミシア(ちょっと単調過ぎないか)

スコール「・・・」ニヤニヤ


ゼル「おるあぁ~~~~~~!


○×→← ○×→← ○×→← ○×→← ○×→←


ゼル「たぁ~~~~~~~!」


○×→← ○×→← ○×→← ○×→← ○×→←


ゼル「ぬおおおおおおおおおおおおおッ!!」


○×→← ○×→← ○×→← ○×→← ○×→←


アルティミシア(い、いつまで続くんだ!?)

オメガ「アア・・・・」ガクブル


ゼル「おおおおおおおおおおおおおお!」


○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←


アルティミシア(おわぁ・・・)

エルオーネ「一方的じゃない!」

スコール「これぞゼルの裏必殺技。その名も」

スコール「 超 究 武 神 破 拳 ! 」


ゼル「おおおおおおおおおおーーーーーーーーッ!」


BIS「~~~~~!」ザザッ


スコール「説明しよう!」

スコール「ゼルの特殊技【デュエル】とは本来格闘ゲームのようなコマンドを入力していき

      コンボのつなぎ方で最後の大技【フィニッシュブロー】まで繋げるのが本来の姿である!」


スコール「しかし!コマンドを繋げば繋ぐほど入力コマンドは複雑化していき、失敗の可能性や時間のロスが発生するのだ!」

スコール「それらの欠点を補うべく、編み出された技がこの、一番簡単な○×と→←をひたすら繰り返す手法である!」

スコール「これによりコンマ単位での入力が可能!ゼルのデュエルは最大約12秒なのでコンマ単位で計算すると・・・」

スコール「おおよそ推定140コンボ以上という驚異的な回数攻撃が可能なのである!」

アルティミシア(140コンボ!?)

スコール「その手数は俺の連続剣とエンドオブハートを足した斬撃回数の約4倍にも上る!」


ゼル「ぬおりゃりゃりゃりゃりゃ~~~~~~~~~!」


アルティミシア(ま、まだまだ終わらないな)

スコール「今回は手間を省いたが、事前準備としてさらにメルトンをかけ、ゼルのHPを1にしておくとさらに威力が上がる」

スコール「デュエルは完全物理依存だ!先ほど入手したこのパワーアップ。これは是非ゼルに使おう!」


ゼル「ああああああああああああああああああああああああああああああ!」ドガガガガガガ!


スコール「今で大体50回くらい?」

キスティス「つ、疲れないのかしら」

アーヴァイン「ひゃ~、、こりゃ参った」

セルフィ「ゼルすご~い」

スコール「まだまだ続くぞ!」


○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←

○×→←○×→←○×→←○×→←○×→←..........


BIS「 」ビビビビビ

スコール「さ、最後はファイナルヘブンで決めとこうか」


ゼル「 オ オ ッ ! 」


【俺式ファイナルヘブン】


チュドォォォォォォォォォン!!


BIS「 」


ボォォンッ!!


スコール「地球一周おつです」

ゼル「ち、ちかれた~」ガク


テッテレレテーレーレーテッテレー♪


アルティミシア(ええ~・・・)

スコール「食らわずにすんでよかったな、ババア」

アルティミシア(対策しとかなきゃ・・・)

オメガ「アクマメ・・・」

スコール「ちなみにHIT回数が255を超えるとタイムが増えます」

全員「え!?」

スコール「マジです。これは内部データが限界値をカンストしたために起こるバグです」

スコール「これを巷では「ザ・ワールド」と呼びます」

スコール「な?」

オメガ「オモイダサセルンジャネーーーーーーーーーーーーーッ!」

スコール「まぁそこまでしなくても100hitくらいで大概の敵が消滅するので」

スコール「そこから先は趣味、または個人の挑戦記録の問題でしょう」

スコール「なので個人的には、ラスト3秒あたりでファイナルヘブンなどのフィニッシュブローを出しとくと」

スコール「キレイに終わっていいなって思います」

スコール「な?」

オメガ「アアアアアアアアーーーーーーーーーーーッ!」

エルオーネ「スコール、もういいって!」


カラン・・・・

スコール「さっきのロボの破片だ」

アルティミシア(原型すら残ってない・・・)

スコール「全て終わったらお前もこうしてやる」ケケケ

アルティミシア(うぬぬ・・・対策を考えねば!)

ゼル「マジしんどいなこれ・・・」ドサ

スコール「クラウドの気分になれたか?」

ゼル「なれねえよ・・・つか誰だよ」ハァハァ

セルフィ「サイファーにもこれやるの~?」

スコール「あいつはそんなの無くったって死ぬから」

アルティミシア(グロ映像になるからやめろ)


雷神「・・・・」チラッ


アルティミシア(なんか見てるぞ)

スコール「・・・見てた?」


雷神「・・・」コクコク


スコール「じゃ、次はお前な」

雷神「!!」サッ


スコール「ぷっ、逃げたでやんの」

アルティミシア(人間にやるのはやめろ。論理的な意味で)

キスティス「この奥は・・・おそらく・・・」

スコール「サイファーだな」

ゼル「あの野郎・・・どこまで暴走すれば気が済むんだ!」

スコール「向こうもそう思ってると思うぞ」

アーヴァイン「正しい方向に導くのも~幼馴染の役目かな?」

スコール「お前は自分の性癖を正せよ」

エルオーネ「いきましょ!サイファーを止めるのよ!」ダッ

スコール「ファイナルサイファーだな!」

アルティミシア(見納めか・・・)


全員「 オ ラ ッ ! 」ダッ


・ルナティックパンドラ 部屋

スコール「オラァサイファー!お前の夢を破りに来たぜ!」ダンッ!

アルティミシア(私以外の奴に飼われてるじゃないぞ!このアホ!)


サイファー「・・・・」


エルオーネ「サイファー・・・」

スコール「こいつ前回はエルねーちゃん拉致ってたんだが」

スコール「パシリに裏切られるんだよな」プッ


サイファー「お客さんみたいだぜ、相手してやってくれ」


アルティミシア(そういえば今回は人質がいないな)

スコール「タイマンなさる?」ジャキ

キスティス「状況をみなさい!サイファー!」」

アーヴァイン「君自己中すぎだよ~」


雷神「・・・」


スコール「さっきのをサイファーで実験してやってもいいが」

スコール「人にやったらどうなるんだろうっていう」


風神「雷神、止!」

雷神「サイファー・・・もうやめるもんよ」


アルティミシア(お?)

スコール「きたきた」


サイファー「な、なんだぁ?」

雷神「サイファーもうやめるもんよ!こいつら悪魔だもんよ!」

風神「死、肉塊、不可避」


アルティミシア(完全にビビってるじゃないか・・・)

スコール「強制睡眠とオメガとゼルが効いたか」


サイファー「おいおいおい、頼むぜ風紀委員」


雷神「サイファーがこんなのに付き合う事ないもんよ!なんだかわけわからないもんよ・・・」

サイファー「わけわからねえのはこっちだぜ。仲間だと思ってたのによ」


アルティミシア(仲間割れか・・・)

スコール「実際はただのパシリでした」プゲラ

スコール「んでな」

アルティミシア(ん?)


風神「仲間・・・仲間だよ。いつまでも仲間だよ」


全員「風神がしゃべった!」


スコール「じゃあ今までのキャラ付何だったのって言う」

アルティミシア(中二病でも恋がしたかったのか)


風神「仲間だから、あんたの力になりたいよ」

風神「それであんたの夢がかなうなら、なんだってしてやりたいよ!」

風神「でもね!サイファー、あんた、操られてるだけだ」

風神「もう、自分の夢も何もなくしてへんなものの言いなりになってるだけだ!」

風神「だから、元に戻ってもらいたいんだよ!」


アルティミシア(そう言えばこいつは何故あの老害に)

スコール「どうせリノアがなんかしたんだろ」

アルティミシア(あいつも一応魔女か)

スコール「魔女なら誰でもいいんだろうな」


風神「それ、アタシたちじゃできないから、スコールに任せるしかないんだよ!」


スコール「夢どころか肉体までぶち壊すけど」

アルティミシア(バカは死ななきゃ直らないって本当だな)


風神「くやしいよ・・・スコールに頼るしかないなんて・・・」

風神「ほんと、なんでこんなのに・・・」ギロ


スコール「・・・・・・」

アルティミシア(いかに切羽詰ってるかがわかる)


風神「サイファー!まだ続けるの!?」

サイファー「・・・・」

サイファー「いままでありがとよ!雷神風神!」ジャキ!


アルティミシア(裏切り者なのに・・・この言葉)

スコール「器でけーっす」

アルティミシア(お前も見習えよ、こういう所を)

スコール「バター犬になれと?」


『らいじんとふうじんは さっていった!』


スコール「ギルガメッシュ、みたか?」

ギルガメッシュ「えっ」

スコール「お前が乱入してあっさり消し飛ばした裏で、こういう感動のやりとりがあったわけ」

スコール「昨今サイファーがネタキャラ扱いにされてるのは、完全にお前のせい」

ギルガメッシュ「し、知らなかったんだよぉ」

スコール「風神がキャラ壊してまで説得したサイファー」

スコール「の、最後のセリフが「ぎにゃああああああああ」」

スコール「完全にお前のせい」

ギルガメッシュ「めっちゃ悪い事した気になってきた・・・」

スコール「剣より空気読む術を探せお前は」

アルティミシア(ほ、ほら、オーディン取ってなきゃぎにゃああああはないから)


サッ


サイファー「・・・・」スタスタスタ

スコール「こっちくんな」

サイファー「騎士は廃業した」

スコール「最初から騎士じゃねーよw」

サイファー「今の俺は若き革命家ってところだな」キリ

スコール「プロのかませ犬だろ」

アルティミシア(なにやってんだホント・・・)

サイファー「いつでもデカイことやってたいんだよ!」

スコール「派手な負け方をしたいのね」

サイファー「止まってたくねえ。俺は走り続けてみせる!」

スコール「わかった、そばでサライ歌ってやる」

アルティミシア(物理的に走るわけじゃないだろ)

サイファー「俺はゴールって奴を見てやるよ!」

スコール「それが今なんだよ・・・」ハァ

アルティミシア(カワイソウすぎるだろこいつ)

サイファー「お前らにはみせてやらねーけどな!」

スコール「わかったよもぉ・・・今度はキレイに散らせてやるから」

アルティミシア(ギルガメッシュ、今度は邪魔するな?)

ギルガメッシュ「はい!」キョトン

エルオーネ「スコール、気を付けて!」


スコール「まぁ最後だし派手にリアクションしてやるか」ブン

アルティミシア(ピンチっぽくだぞ。ピンチっぽく)


サイファー「いくぞ!」


【エンカウント】サイファー


スコール「ちゃんと強くなったんかぁこいつ?」

アルティミシア(オーディンを真っ二つにしたと聞いたが)

スコール「あれはびっくりしたなー、ウン」

スコール「でもそれがフラグだったんだ・・・」

アルティミシア(ほんともう・・・)

ギルガメッシュ「すんません」(体育座り)


サイファー「顔の傷を増やしてやるぜ!」

スコール「じゃあ俺は心の傷を増やしてやる」


サイファー「オラァッ!」ズバッ


スコール「んじゃまぁ最後なので一応解説しとくけど」ガキン

スコール「この時のサイファー、実はモデルが変わってます」キンキン

アルティミシア(ほお)

スコール「コートの裾見てみ」

アルティミシア(あっボロボロだ!)

サイファー「このっ!」ズバッ

スコール「ライブラしないとわかんないだろな、これは」ガキン

アルティミシア(いや、着替えろよ)

スコール「コートが自前なんだと思う。多分」

サイファー「まだまだっ」

スコール「え~っと、サイファーネタサイファーネタ・・・」

スコール「ああそうだ、ドールで仲間の時に俺とゼルをあえて戦闘不能にさせて」

スコール「こいつのレベルだけあげれば、レベル連動で序盤から強い魔法がドローできるっていう」

アルティミシア(めんどくさくないか?)

スコール「そう、だからサイファーによっぽど愛がないとモチベが続かない」

サイファー「ハァアアッ!」ズバッ

スコール「他は・・・」ガキン

サイファー「まじめにやれ!」ズバッ

スコール「えっなに?」キン


サイファー「くっそ~、いつまでもおちょくりやがって~!」

スコール「いやだってお前一発食らわせたら死ぬし」

アルティミシア(ジャンクションもないくせに)

サイファー「へっお前のへなちょこ攻撃なんざくらうかよ!」

スコール「このわかりやすすぎる強がりが痛い」

アルティミシア(プロレスするんだろ。一発派手なのなんかやれ)

スコール「派手な技・・・あ、じゃあ」

スコール「魔法剣いっとく?」

アルティミシア(いいなそれ)

サイファー「マホウケン?なんだそりゃ」

スコール「お前の引退記念に派手な新必殺技用意してやったから、とりあえずみとけ」

アルティミシア(どれにする?)

スコール「ん~、そうだな・・・」


→ フレア


スコール「派手だしこれで」

アルティミシア(ぎにゃらないか)

スコール「大丈夫だってぎにゃらないよう手抜くから」

サイファー「な~にこそこそやってんだ?」

サイファー「新必殺技あるんだろ?はやくしろよ」クイクイ

スコール「挑発できる立場じゃないだろって」

アルティミシア(プロレス用だからかなり弱めに行くぞ)

スコール「おっけ」


【魔法剣】フレア


スコール「お~いい感じ!」ジジジジ

アルティミシア(いけ)

スコール「オルァァァァァァッ!」ダッ

サイファー「・・・・」ニヤ


ズバッ・・・・・!


サイファー「ッ!」ブシュー


スコール「バカ!よけろよ!」

アルティミシア(なんでノーガードなんだよ!)


サイファー「 」シュウウウウウ


『サイファーの からだが きえていく!』


スコール・アルティミシア「!?」


スコール「なんだ今の!?」

アルティミシア(こ、これは!)


サイファー「こっちだスコール!」


【鬼斬り】


スコール「おああああああ!」

サイファー「ハッハー!どうだ俺の新必殺技は!」

サイファー「鍛えてたのはお前だけじゃねんだぜ!」ビシッ

スコール「あてて・・・おい見たかババア」

アルティミシア(ああ・・・)

サイファー「俺は今日でお前を超える!」

スコール「サイファーが、サイファーがついに俺一太刀入れた・・・」

アルティミシア(努力・・・したんだな)グス

サイファー「立てスコール!まだ終わりじゃねえ!」

スコール「サイファー・・・」ムク

アルティミシア(・・・)

スコール「 お め で と う ! 」

サイファー「!?」

スコール「ついに俺に攻撃できたな!おめでとう!本当におめでとう!」

アルティミシア(がんばったな!)

サイファー「なんだぁ?」

ゼル「やるじゃんサイファー」

キスティス「見直したわ」

セルフィ「おめでと~!」

アーヴァイン「努力した日々は裏切らないのさ」フッ

サイファー「・・・」


全員「 お め で と ~ ~ ~ ! 」パチパチパチ


サイファー「なんだこの空気!?」


スコール「最後に一花咲かせたな」

アルティミシア(うむ、よくやった)

サイファー「・・・」

スコール「まぁ今のを後100発くらい食らわせないと俺はしなねーけど」

サイファー「100発!?」


スコール「今のでダメージ100くらいかな」

アルティミシア(ちなみにそれは小石をぶつけられた痛みに相当する)

スコール「たんこぶできるかも。くらい?」

アルティミシア(素晴らしい成長だ!)

サイファー「・・・くっ!余裕こきやがって!」

サイファー「100発だろうが1000発だろうが、俺は諦めねえ!」ジャキ!

スコール「で、ババア今の魔法何?」

アルティミシア(あの魔導士に教わったのだろう。あれはな・・・)ゴニョゴニョ

スコール「・・・おっけー」ジャキ

サイファー「くそぉ、きやがれスコール!」

スコール「やっとまともな魔法教えてもらったんだな」

サイファー「教わっただ!?あれは俺が自力で編み出したもんだ!」

アルティミシア(そうなのか?)

サイファー「エクスデスの野郎はまともなもんをちっとも教えやがらねえ!だから!」

サイファー「修行して自力で編み出したんだ!・・・少しリノアに協力してもらったがよ」

スコール「お前リノアぶち殺すとか言ってなかった?」

アルティミシア(それ同情されただけだと思う)

サイファー「ごちゃごちゃいってねーでかかってこい!」

サイファー「お前にこれはやぶれねー!」


スコール「はいはい・・・」ジャキ

スコール「おりゃっ!」


【たたかう】


サイファー「ハッハッハ!無駄だ無駄だ!」miss

サイファー「お前の攻撃はもうきかねー!」

スコール「えっと・・・これでいいんだよな?」

アルティミシア(うむ、十分だ)

サイファー「オラァ!今度はこっちの番だ!」バッ

スコール「アホめ」ジャキ


【特殊技】エンド・オブ・ハート


9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999

9999


サイファー「ぎにゃあああああああ!!」

スコール「まぁ黄色帯くらいはあげてもいいかな」ブン


サイファー「 」ピクピク

スコール「最後の闘い、お疲れ様」

アルティミシア(よくやったよ。本当に)

エルオーネ「サイファー・・・大丈夫?」

サイファー「 」キラン


サイファー「オラッ!」ガシ

エルオーネ「きゃあっ!」


スコール「あーてめー!」

アルティミシア(まだ動けたのか!)

サイファー「まだだ!まだ終わってねえ!」

スコール「もう終わってんだよ!エルねーちゃん離せゴルァ!」

アルティミシア(堕ちる所まで堕ちたか!サイファー!)

サイファー「もう戻れねえんだよ!どこにもいけねえんだよ!」

スコール「最初からお前に戻る場所なんてねーわボケェッ!」

アルティミシア(そうだそうだ!・・・それはひどくないか?)

エルオーネ「サイファー・・・もう気が済んだでしょ?」

エルオーネ「あなたはそんな人じゃない・・・・」

サイファー「うぐ・・・」

スコール「せっかくかっこよく散らせてやろうと思ったのに・・・」ピキピキ

スコール「やはりお前はぎにゃあの刑だ!」

スコール「ギルガメッシュ!」バッ

ギルガメッシュ「ほいさ」ドロン

スコール「再びあの臭コートに引導をわたしてやれ!」

ギルガメッシュ「後ででしゃばるな部外者とか言われない?」

スコール「今度はだいじょーぶ!俺が許す!」

ギルガメッシュ「・・・やった!アルテマウェポン試したかったんだ!」ジャキ

スコール「さ~い~ふぁ~・・・」

サイファー「うう・・・」

オメガ「オイアホ」

サイファー「!?」


【グラビシャ】


サイファー「おおおおお!?」

オメガ「オレガイルノワスレテンジャネーヨ」

エルオーネ「スコール!」ダッ

アルティミシア(人質もなくなってしまったな)

スコール「悪党にお似合いの末路だ!」


サイファー「クッソ~~~~~~!」

スコール「じゃあ赤マント、よろ」

ギルガメッシュ「何度もごめんなwアルマジロくん」

サイファー「アルマシーだ!」


スコール「やっちまえ!」バッ


ギルガメッシュ「じゃあ・・・ごちになりま~~~~す!」



サイファー「おおおおおおおおおおおお!?」




バリーン














ライトニング「共に行こう!」


全員「!?」


サイファー「なんだ!?」

ギルガメッシュ「えっ、ちょ、ええっ!?」


ライトニング「時よ、私を解き放て!」バッ


アルティミシア(ええ・・・・ここで・・・!?)


ライトニング「ハァッ!」


スコール「 ね ー や ん ! 」


『ライトニングが サイファーにせまる!』


サイファー「くっそ・・・タダじゃやられねえ!」ジャキ


アルティミシア(おいまずいぞ!あいつは斬鉄剣返しあるのだろう!?)

スコール「ねーやんストーーーップ!ストップストップストォーーーーップ!」

アルティミシア(まずいぞ・・・逃げろ!)

スコール「そうだ!逃げろ!」


スコール「 サ イ フ ァ ー ! 」


アルティミシア(そっち!?)


サイファー「おおおおお!」

ライトニング「ハァァァァッ!」


【デプロテ】【エレメト】【ルインガ】【たたかう】【スパークブロウ】【ビートダウン】


サイファー「ぎにゃああああああ!」バリーン


スコール「サイファー終わった・・・」ナームー

アルティミシア(これだ!また何かが割れる感覚!)

スコール「そしてだな・・・」


ライトニング「 散 り 果 て ろ ! 」



【シーンドライブ】



5863 

3368 

2790 

4379


5143 9758 7192 3749 1248 5495 7973 4829

1422 7479 4210 8945 9243 7595 8412 4279


スコール「なんか増えてね!?」

アルティミシア(あわ、あわわわわ)


ライトニング「終わりにしよう」ブンッ


ドッゴォォォォォォォォォ!!



全員「 」



758923


サイファー「ぎにゃああああああああああああああああああ!!!」


スコール「よい、断末魔でした・・・」チーン

アルティミシア(さすが本家だ・・・)


ライトニング「残された時よ!」キリリ!


全員「・・・」ポカーン


スコール「・・・お~い、大丈夫か~?」

サイファー「 」ピクピクピク

アルティミシア(肉体のダメージより精神的ダメージが気になる・・・)


ライトニング「振り返る暇はない!」


スコール「あるだろ・・・数秒くらい」

アルティミシア(帰れ・・・)

ギルガメッシュ「アルマジロくん、大丈夫?」

スコール「たった今、史上最悪の負け方記録を更新した所だ」

アルティミシア(もはや世界記録だ)

ギルガメッシュ「ごめんな、変な流れつくって」

サイファー「 」ピクピク


ライトニング「カオスの果てに、何が見える・・・」ブツブツ

アルティミシア(どうするよ、あれ)

スコール「いやもう色々突っ込みどころがさぁ・・・」


セルフィ「おねーさまー!」

ライトニング「む、お前等は・・・」

キスティス「お見事でしたわ」

ゼル「あんた相変わらずえげつねえな」


スコール「まずはどこから突っ込もうか」


1 服

2 シーンドライブ

3 存在そのもの

安価↓


スコール「ねーやん!ねーやんって!」

ライトニング「スコール・・・か?」

ライトニング「久しぶり・・・そう、本当に久しぶりだ」

スコール「じゃねえよ!あんたほんと何しに来たの!?」

アルティミシア(次元の狭間にいたのでは?)

ライトニング「人を惑わす虚構の神は・・・葬り去る!」

スコール「・・・誰かこの中に中二病の方はいませんかぁー!」

アルティミシア(通訳を至急求む!)

ライトニング「・・・」ブツブツ

アルティミシア(なんか雰囲気変わったな)

スコール「雰囲気っていうか」

ライトニング「魂を解放し新たな世界へと導く・・・」ブツブツ

スコール「も、何!?何から何まで変わってんじゃん!」

スコール「あんたほんとなんなの!?カオスはあんたじゃん!」

サイファー「 」ピクピク

スコール「なんでいきなり現れてサイファーぼこぼこにしてんの!?あんたとこいつ何の関係もないじゃん!」

スコール「つか、あんた次元の狭間行ったんじゃないの!?なんでここにいるの!?」

スコール「ツッコミ所言い過ぎてまとめられないよ!シーンドライブもなんか強化されてっし!?」

スコール「そもそもその服はなんなんだよォーーーーーーーーーーッ!」


【アンビバレンス】神聖なる解放者を象徴するウェアです


ライトニング「魂に安らぎを・・・」キリ

スコール「じゃねーよ!ひたんな!」

アルティミシア(まーたわからん単語が・・・)


全員「解放者?」


ライトニング「私は、過ちを犯した・・・」ブツブツ

アルティミシア(どうするよ、これ・・・)

スコール「なんか不気味さがうpしてるんだけど」

アルティミシア(放っておくわけにもいくまい。いけ)

スコール「・・・あーあーおねーやん、質問よろしくて?」

ライトニング「なんだ」

スコール「まず解放者とは一体なんなのでしょう」

ライトニング「解放者とは至高神ブーニベルゼにより使わされた囚われし魂の(ry

スコール「あっもういいです」

アルティミシア(わからん、一行目からさっぱりわからん)

キスティス「またすごい格好になりましたね」

ゼル「派手・・・」

ライトニング「これは解放者のスタイル、【ウェア】だ」

ライトニング「ウェアは解放者の力の一部、様々なウェアを着こなす事によって解放の力が(ry

スコール「あーわかんねー・・・」

アルティミシア(エルオーネ、解読しろ)

エルオーネ「えっと、つまりお着替えでアビリティが変わる、かな・・・」

スコール「ユウナかよ・・・」

アルティミシア(着せ替え人形になったのか)


ライトニング「解放者は常にひとりである為スタイルを駆使して闘う」

ライトニング「このように」サッ


【ダークミューズ】【ミスティウィザード】【イノセントムーン】


セルフィ「はや着替え~」

スコール「何?コスプレイヤーになったの?」


ライトニング「ウェアはまだまだある。最近使っているのはこれだ」


【スピラの召喚士】


スコール「 ユ ウ ナ じ ゃ ん ! 」


アルティミシア(そ、それはまずいだろ!)

スコール「それはさすがに・・・まんますぎだって!」

ライトニング「何がまんまだ。これはれっきとしたウェアだ」

ライトニング「ぴーえすえぬとかいう奴から貰った一着だ」

スコール「 そ れ D L C じ ゃ ん ! 」

ライトニング「この他にもソルジャーなるウェアを貰った」

ライトニング「見るか?」

スコール「治外法権かおのれは・・・」

アルティミシア(やりたい放題だな・・・)


【ソルジャー1st】


ライトニング「少し肌寒いな」

スコール「もう・・・ツッコミきれねえ」ガク

アルティミシア(やはりカオスはお前だ)

ライトニング「私は過ちを犯した・・・・」ブツブツ

スコール「あんたの存在そのものが過ちだよ」


エルオーネ「あの、ライトニングさん」


ライトニング「むっ、その魂は!」

エルオーネ「あの・・・その節はどうも」ペコ

ライトニング「そうか・・・無事、生まれ変わったのだな」

スコール「もーねーやんはエルねーちゃんに任すわ」

アルティミシア(いろいろしんどいんだよ)


エルオーネ「あの・・・これで見ました。あなた方の世界の事、そして私の事・・・」チャリ

ライトニング「フラグメント・・・元々はあなたが持ってた物だったな」

エルオーネ「それでその、先ほどカイアスさんに会いました」

ライトニング「カイアス・・・」

エルオーネ「あの方は一体・・・」

スコール「そーだよ。あのおっさんねーやんとバトってたじゃん」

アルティミシア(まだ決着がつかないのか)

エルオーネ「そもそも次元の狭間に行ったと聞きました、そのあなたが何故ここに・・・?」

スコール「しかもサイファーぼっこぼこにして」

アルティミシア(何回切り刻むんだよ)

ライトニング「・・・私は、過ちを犯した」

スコール「またかい」

アルティミシア(言いたいんだな。好きなだけ語れ。どうせわからん)


―あの時、次元の狭間に入った後、途方もなく無の空間を彷徨いつづけた

  そこはまさに狭間の名にふさわしく、時の流れが消え失せ、未来永劫万物が止まり続けていた


スコール「長い回想の予感・・・」

アルティミシア(時が止まっていた?ギルガメッシュらの証言と合致するな)


―そこには村があった。時の狭間に飲まれた村。村人も、光景も、当時のまま止まった村・・・


アルティミシア(これもだ・・・どうやら本当に狭間にいってきたらしいな)


―そこで私はあの男と出会った・・・


スコール「あの男?」


(女神の守護者よ、ついに時空の狭間にたどり着いたか)

(カイアス・バラッド・・・!)


エルオーネ「あの人も次元の狭間に・・・」

オメガ「ハツミミダ」

ギルガメッシュ「つか誰だよそれ」


(混沌とは女神が秘めし内なる力、その根源たるや万物の救いとなりて)

(黙れ!カイアス、ここで引導を渡してやろう!)


スコール「バトったの!?」

アルティミシア(の割にはピンピンしてたが?)


―次元の狭間・・・時の止まった空間で、狭間の階層を何層も潜り抜け、カイアスとの死闘は幾百の時を重ねた


オメガ「オマエラオレンチデバトッテネーダロナ?」


―そして狭間の最深部・・・光の届かない混沌の世界。そこでついに終わりを迎えた


( ハ ァ ッ ! )

( グ ハ ッ! )


スコール「やったのか!」

アルティミシア(なんだ、よかったじゃないか)


―・・・だが、それが誤りだった


(ゴハァ・・・!)ガク

(混沌に沈め、時の誓約者!)

(ふふ、愚かな・・・ついに貴様は、終焉の幕を自らの手で引いたのだ)

(なんだと!?)

(我が身に宿すは女神の心臓・・・その心臓は女神の密接にかかわっている・・・)

(この時の影響を受けない空間で・・・それを破壊すれば・・・一体どうなるか、グハッ!)


スコール「あっかんわもう・・・」

アルティミシア(何一つとして理解できん!)

エルオーネ「カイアスさんは女神と繋がっている?かな」


―私の一撃を受け、カイアスは死に絶え、その人生に終止符を打った

 そして・・・世界は壊れた


全員「えっ」


(あらゆる歴史の可能性が試され、あらゆる結末が示された)

(だが、女神エトロはすでに消えた)

(エトロの死を取り消す事はもうできない)

(世界を救う旅の終わりに、女神の鼓動を止めた・・・)

(カイアス!何を!)

(この心臓が止まる時、女神も死を迎える・・・)

(始まるのだ・・・女神なき世界!)


―カイアスは最後にこう言い残した。

 同時にカイアスの身から混沌が溢れ出し、私はそれに飲みこまれた

 混沌の中で見た光景は・・・歪められた時の未来を「見て」しまったセラの姿だった

 
スコール「 」zzz

アルティミシア(あっずるいぞお前。私も寝たい)


―女神は死に絶え、世界は壊れた。セラももうこの世にいない

 きっかけはカイアスの死。トドメを刺したのは私・・・


ライトニング「私は・・・過ちを犯した・・・」ブツブツ


全員「・・・」

全員(さっぱりわかんねえ・・・)


スコール「ん、終わった?」ムク

アルティミシア(喜べ、満場一致で誰も理解してない)

ライトニング「世界の終わり、それはもう止められない・・・」ブツブツ

ゼル「とりあえずなんかイヤな事があったのだけはわかったぜ」

アーヴァイン「鬱入ってるね~」

スコール「エルオーネ解読員、DO?」

エルオーネ「DOって・・・ええと」

エルオーネ「要するにカイアスさんが死ぬと女神様も死んで」

エルオーネ「で、女神様が死ぬと世界が壊れて」

エルオーネ「世界が壊れたせいで妹さんがお亡くなりに・・・・あってる?」

ライトニング「・・・」ブツブツ

スコール「めんどくせえ~」

アルティミシア(いや、カイアス生きてただろ)

スコール「さっき会ったばっかりなんだけど」

ライトニング「カイアスはなんと?」

アルティミシア(ナンパされたんだが)

スコール「魔女のファッションをプゲラしにきた」

ライトニング「そうか・・・・」

エルオーネ「スコール、おばさんの事このおねーさんに教えないと」

スコール「あーそうだ。ねーやん見て」ガチャン

ライトニング「ん?」

スコール「これが全ての元凶」


アルティミシア「わからん、お前の話はさっぱりわからん」ポン


ライトニング「アルティミシア・・・」

アルティミシア「お前が殺したはずのカイアスにさっきナンパされたのだが」

アルティミシア「この時点でパラドクスだろ。ええ?」

アルティミシア「お前は時間より国語力を正せよ」

ライトニング「そうか、やはり貴様が・・・」

アルティミシア「いや私はお前の事知らないからな?」

アルティミシア「時間圧縮を止めたいならかかってこいよ。お前も返り討ちにしてやる!」

スコール「ここで喧嘩売るな」


アルティミシア「コスプレイヤー如きがデザイナーに勝てると思うな!」

スコール「そう言えばババアのコスプレやってる奴見たことない」

ライトニング「お前の仕業という事はすでに知っている・・・目覚めた時に聞いた」

スコール「あら?意外とリアクション薄い」

アルティミシア「どういう事だ」

ライトニング「カイアスにな」

スコール「なんであのおっさんが!?」

アルティミシア「だーからお前が殺したんだろって!」

アルティミシア「お前も記憶障害か!?チクハグすぎて何が真実かわからんわ!」

ライトニング「私は次元の狭間で眠っていたんだよ」

スコール「け、さぼりかよ」

アルティミシア「人が世界中駆け回ってる時に・・・」ピキピキ

エルオーネ「どれくらい?」

ライトニング「500年」


全員「 」ブッ


スコール「あんた寝すぎだよ!」

アルティミシア「500ね・・・えっ?」

ライトニング「セラが見た時詠みの未来・・・それは世界の崩壊だった」

ライトニング「このままでは世界は終わる・・・だが私は一人で戦うのに限界を感じていた」

ライトニング「だから待っていた・・・私と共に背中を預けれる仲間を」

ライトニング「この身をクリスタルに変えて・・・500年・・・」

アルティミシア「あ~そうか、次元の狭間は時が止まっているから」

エルオーネ「いやでも、誰が起こしてくれたの?」

ライトニング「ブーニベルゼ・・・エトロの父にして世界の至高神」

ライトニング「ブーニベルゼは私に使命を与えた。魂を救済する解放者として」

スコール「神界を異例の大出世じゃねーか」

アルティミシア「何になりたいんだよ・・・」

ライトニング「魂を解放し、新たなる世界へ・・・」

スコール「いやでもあのおっさんは?」

アルティミシア「殺したって言ってただろうが」

ライトニング「・・・」

アルティミシア「わからないんだな・・・」ハァ

ライトニング「私は過ちを犯した・・・」ブツブツ

スコール「またか・・・」

エルオーネ「ちょっと、元気出してよ!」

アルティミシア「本当になんなんだお前は・・・」


スコール「・・・パパちょっと来て~~~~~~!」

スコール「ねーやんがすんげーめんどくさいの~~!パパ~~!」

//////彡\ヾ

  ////||||/ミ|||  ヽ||||
 /|||||ノ||/  || \  |||
 ノ|||| |||   (・) (・)||

 |(6| |      つ  |
 ノ|゚     ___  |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |     /__/ / < やはり…アルティミシア……スゴイ…!
/|         /\   \________________


次の投下で終わる


~~数分後~~

ラグナ「あーはいはい、お前も大変だったんだな」ポン

ライトニング「ありがとう、バルフレア」

ラグナ「バルフレアじゃねーよ」

スコール「もうねーやんの面倒はパパが見てくれよ」

アルティミシア(めんどくさいんだよ何言ってるのかわからないし)

ラグナ「俺もわかってないんだけど・・・」

スコール「ババア見せたけどノーリアクションだったぞ」

アルティミシア(襲い掛かってくるのかと思ったのに)

ラグナ「ライトはよぉ、今それどころじゃねーんだよ」

ライトニング「すべては遅すぎた・・・」

スコール「頼むから要点だけ纏めてくれない?」

ラグナ「えっと・・・お前は時間圧縮から女神を助ける為にきたんだよな?」

エルオーネ「でもその女神さんは・・・」

ライトニング「・・・死んだ」


全員「oh・・・」


スコール「で、女神死んだらどうなるんだっけ?」

ライトニング「世界に混沌が溢れ、世界が終焉を迎える」

アルティミシア(時の女神だろ?そもそも混沌ってなんだ)

ライトニング「エトロは時の管理者であり、生命の女神でもある」

ライトニング「その女神が死ねば命の循環は止まり、人は終焉まで不老不死となる」

スコール「影響力やばすぎだろ!」

アルティミシア(さすが神・・・)

ライトニング「混沌は生命を司る物でもある・・・それ故エトロは死神とも呼ばれている」

スコール「え?じゃあ俺死ぬまでイケメンのまま?」

アルティミシア(やったな!)

ライトニング「だがそれは私の時代の未来の話であってお前らには関係ない」

スコール「・・・」

ライトニング「だが混沌だけは浸食していく。お前等過去の人間はただ混沌に飲まれ消えて行くのみだ」

スコール「一番ダメなパターンじゃん・・・」

アルティミシア(その混沌とやら、何か似てないか?)

ラグナ「あ、それ俺も思った」

エルオーネ「生命を司り、全てを飲みこむ混沌・・・」

スコール「・・・無?」


アルティミシア(あ、ありうる)

ラグナ「そう考えると色々合点が行くなぁ」

スコール「だから真っ先に次元の狭間に行ったのか・・・」

ライトニング「私は過ちを犯した・・・」

スコール「それはもうイイって!」

ラグナ「鬱るなよ、も~」サスサス

ライトニング「うう・・・・」

スコール「ちょっと誰か中二の人、まとめて!」


【これまでのライトニング】

次元の狭間に行く→カイアスとバトる→カイアス死亡=女神死亡=セラ死亡

→世界崩壊→500年眠る→解放者として復活させられる→帰ってくる

→鬱る


・女神が死んだのでライトニングの時代の人間は不老不死になる(病死、殺傷はあり)

・セラに未来を教えてもらい眠る(次元の狭間は時の流れがない)


※解放者についてはwikiで


スコール「お~わ~・・・」

アルティミシア(どうすんだよこれ・・・)

ラグナ「ま、まぁ過ぎた事はしかたねって!」

ラグナ「くよくよすんな!らしくないぞ!」

アルティミシア(お前の様に楽天家じゃないんだよ)

スコール「BADENDもんのやらかしですわ」

ライトニング「・・・」ズーン

エルオーネ「時の女神さまが・・・」

アルティミシア(よかった。これで私一人のせいじゃなくなった)

スコール「パンツ事件をうやむやにしちまうチャンス!」

ライトニング「私は・・・過ちを犯した・・・」

スコール「やらかし仲間が増えるね!」

アルティミシア(やったなスコール!)

ラグナ「喜んでんじゃねーよ!」


スコール「そういえばさーねーやん。リノア知ってる?」

ライトニング「ん・・・なんだそいつは」

スコール「ほら、あんたがファングファング言ってた」

ライトニング「いや・・・しらないな」

アルティミシア(やはり知らなかったか)

ラグナ「あの嬢ちゃんもライトを知らねーんだろ?」

スコール「うん。もしかしたらリノア抹殺の切り札になるかも」

サイファー「う・・・」

スコール「あ、やべ、起こしちまった」

アルティミシア(むしろよく生きてたな)

ラグナ「なんであいつボッコボコにしてんだよ」

スコール「どうせ八つ当たりだろ」

アルティミシア(手が速いらしいじゃないか)

ライトニング「ん・・・ハッ!」


『ライトニングが 再びサイファーにつめよる!』


サイファー「?!」

ライトニング「帰ってこい!スノウ!」

サイファー「はい!?」


スコール「ちょ」

ラグナ「まーた誰かと勘違いしてやがるな・・・」


ライトニング「セラの魂は、オマエを待っているのだぞ!?」ドカバキ

サイファー「ぎにゃあああああああ!」


スコール「あーもぉめんどくせえな~~~~~!」

アルティミシア(止めろ!今度こそ死んでしまうぞ!)

ライトニング「私にあの子の代わりはできないんだ!」ボッコボコ

スコール「ねーやんストォーーーップ!そいつサイファー!スノウじゃない!」ガシ

アルティミシア(天然が・・・・)ハァ


サイファー「 」


アルティミシア(今度こそ死んだかもしれない)

スコール「反省しろよ」

ライトニング「スノウなら大丈夫だ、無駄に頑丈だから」

スコール「だからスノウじゃねって」

エルオーネ「サイファーをお友達と勘違いしてたのね」

ラグナ「そんなに似てんの?」

ライトニング「これがスノウ、かつて私と共に戦った仲間だ」


http://files.qwe.jp/fwvga2/finalfantasyxiiisonwyf5.jpg


スコール「コートだけじゃん!」


アルティミシア(び、びみょう・・・)

エルオーネ「遠くから目を細めてみれば・・・わからなくもないような」

スコール「あーそういえばこいつKHでニット帽被ってたっけ・・・」

ライトニング「スノウ、今なら許す。セラの相手はお前しかいない」

ラグナ「このねーさんさあ、前に妹の彼氏ボッコボコにしたって言ってたんだよ」

ラグナ「それが多分、こいつ」

スコール「あんたなんで味方に襲い掛かってんの!?」

アルティミシア(ほんとわけわからんなこいつ)

ライトニング「・・・」

ラグナ「まぁ・・・よかったぜえ。ライト」

ライトニング「なにがだ!」

ラグナ「あんたがあのババアと戦わないか・・・そこが作戦の問題点だったんだよ」

ライトニング「作戦だと・・・?」

ラグナ「そ。このパラドクスを解消する作戦」


『ラグナは 作戦の説明を した!』


ラグナ「ってーわけでよ、あんたの言う混沌は無と非常に関わりが深いと考えられるわけ」

ライトニング「次元の狭間にそんなものが・・・」

ラグナ「一人で闇雲に探ってもわかんねーだろ?」

ラグナ「だからよ、ここはみんなで一致団結して」

ラグナ「おめーさんの力、貸してやってくんねーか」

ライトニング「・・・」

スコール「ごめん、正直いらない」

エルオーネ「コラ!しー!」

ラグナ「俺らはちゃーんと念入りに準備してたんだぜ」

ラグナ「例えばこれ」チャリ

ライトニング「フラグメント!何故お前がそれを!」

ラグナ「へへ、残念これはクリスタルだ」

ラグナ「これが無を抑える秘訣・・・もとい、混沌の抑制につながる」

ラグナ「どうだ?ワンチャン出てきただろ?」

ライトニング「クリスタル・・・」

ラグナ「おめーさんがこのタイミングで俺らの前に来たって事は、それも例の神様の導きって奴なんじゃねーの?」

ラグナ「至高神だが女神だか、どっちの神さんかしらねーけどよ」


キスティス「私達からもお願いしますわ」

ゼル「あんた超つえーしな!」

アーヴァイン「守ってくれそうじゃん?」

セルフィ「おねーさまにきてほし~!」


ラグナ「あいつらが突入するメンバーなんだ」


スコール「魔法のランプに封じれないかな」

アルティミシア(野放しは危険だろ)


ラグナ「・・・で、あいつがそのリーダー」

ライトニング「あいつがか・・・」


スコール「だりぃ~」ゴロゴロ


ラグナ「ババア・・・アルティミシアが作戦のカギなんだ」

ラグナ「だからあれを女神だと思って・・・もっかい守護してやってくれねーか」

ラグナ「ちょうど羽も生えてることだしよw」

ライトニング「・・・・」

スコール「ババアにもついに魔女の騎士が」

アルティミシア(いやあいつ女だろ。私は百合じゃない)

エルオーネ「騎士はあなたでしょ・・・」


ライトニング「・・・わかった」


全員「おお~~~~!」


スコール「いや、くんなって・・・」

ライトニング「おまえらだけでは不安だ。仕方ないから手伝ってやる」

ライトニング「特にお前」

スコール「・・・」


ライトニング「前だけ見てろ、背中は守る!」キリ

セルフィ「かっこいい~!」


スコール「後ろ向いてろ。背中で盾る」

アルティミシア(最低だ・・・)


ラグナ「うっし!残すはアデルだけだな!」

ライトニング「迷える魂に救済を・・・」ブツブツ

スコール「さて、一区切りついた所で」チラ

サイファー「・・・・」

スコール「まぁ、というわけでスノウっぽいサイファーくん。俺ら出発するけど」

スコール「最後に一つ言いたい事がある」

サイファー「な・・・んだよ・・・」

スコール「お前が自力で編み出したと豪語してたあの魔法な」

スコール「あれ、昔っからある魔法」


【ブリンク】分身を作り物理攻撃を2回まで防ぐ


サイファー「・・・・まじか?」

スコール「マジ」

アルティミシア(オリジナルどころか定番中のド定番だ)

スコール「古代では使えないと童貞と同じポジションだったらしい」

サイファー「・・・」

スコール「後一応お前にも」ガチャン

アルティミシア「よぅ、元専属騎士」デロン

スコール「この人、お前の前世の飼い主」

サイファー「・・・」

スコール「さんざんな目に合いつづけたお前だからこその特別扱いだぞ」

スコール「感謝しろ」

サイファー「なんの・・・・ようだ・・・」

アルティミシア「・・・・色々考えたのだが、やはりお前にはこの言葉がふさわしいと思うのだ」

サイファー「・・・・」


アルティミシア「・・・役立たずめ」ボソ


サイファー「・・・・・」ガク


スコール「ひでえ」

アルティミシア「私から送る最大級の賛辞だ!」

スコール「惨事の間違いだよ、ボケが」


スコール「てなわけで」

アルティミシア(残すはいよいよ)


全員「 リ ノ ア ! 」


ラグナ「大事な場面だぜぇ~。俺らの作戦が成功するかどうか、ここで決まるんだからな」

ゼル「うっし!気合いいれてくか!」

セルフィ「がんばろ~!」

キスティス「リノア・・・やっぱり戦うのね」

アーヴァイン「できれば撃ちたくないね~」


オメガ「ヤットカエレルワ」

ギルガメッシュ「いい加減エンギドゥ返してくれよ・・・」


ライトニング「世界に希望がないのなら、見つけ出すまで一緒に探す」

ライトニング「救いが失せた世界だろうと守って ここで生きていく!」

ライトニング「それが私たちの、人間の使命だ!」


ラグナ「おおっ!いいねそれ!」

アルティミシア(あっ勇者っぽい)


スコール「・・・」


ライトニング「邪魔する奴は、ぶっ潰す。立ちふさがる者は容赦しない」

ライトニング「さあ、お前達」


ライトニング「 共 に 行 こ う ! 」



全員「おお~~~~~~~!」





スコール「俺より前出んな!」

アルティミシア(威厳0だなお前)



































スコール「・・・・・」カチャカチャ

アルティミシア(どうした?はやくいけよ)


スコール「・・・」カシャカシャ

アルティミシア(・・・何をしているんだ?)


スコール「ディスクチェンジ」

アルティミシア(ここで!?)



【DISC4に交換して下さい】

・・・なんこれ。当初の筋書きと全然違ってるんですけど

いやいや、最初は転校してきたセルフィが「もうしょうがないな~」とかいって奉仕したり

「うち転校初日からこんなイケメンくんに抱かれてもうてる~!」とかそんなの考えてたんですけど

なにこれ・・・いやいやwほんまに。ちょっと脱線したらえらい事になってるんだが

もうディスク4だよ・・・軌道修正不可能だよ・・・

どうすんだよこれ・・・・どうすんだ・・・・どうしよう・・・

ここからエロ・・・どう考えても無理・・・もうマヂ無理・・・リノアが邪魔する・・・

クリムゾン絵のリノアはちょっとあり・・・いやいや、どうでもぃい・・・

続きは年明けになると思う・・・ヤル気が出れば・・・いやいや、どうなるかわからんけど・・・


というわけで続きはLRFF13でアイロネート撃破したら書く! (`・ω・´)

なのでどなたかエーテルターボいっぱい下さい!アウトワールド経由で! (`・ω・´)




ライトニング「ミコッティの服着て挑んだらブーニベルゼがキレた」 【完】

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