翔太郎「765プロぉ?」 フィリップ「興味深いねえ」 (36)

・アイマスと仮面ライダーWのクロスです
・話の都合上、出て来ないアイドルが居ます


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書き忘れました。
時系列はTVシリーズ・ファングメモリ登場前くらいで考えて頂けると助かります



??「今日も疲れた……」スタスタ……


??「ん? なにか落ちてる……」


?? (USBメモリ……?)


?? (…………)


??「……明日、交番にーー」


キキーッ!


??「!?」


?? (車がこっちに突っ込んでくる!? ……ダメ、避けられない!!)


パァァア……


?? (! USBメモリが光った!?)


?? (……ここ……押せる? このメモリ……一体……)


パパーッ!


?? (ダメ、もう……ああ、どうにでもなれ!)


カチッ!

♪W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜

『全て燃えるIになれ/守りたかったもの』


翌日
鳴海探偵事務所


今日もこの街には強い風が吹く。
それは時に幸せを吹き飛ばし、時に人の涙を拭う。
今回この風が運んで来たのはーー


亜樹子「長いっ!」パコーン!


翔太郎「あでっ! お、おま、亜樹子! 人が気持ち良くハードボイルドしてる時にいつもいつも!」


亜樹子「いつもいつもわざわざ独り言にしなくてもいいでしょうが! 呟くなら胸の中でボソボソ呟いてなさい!」


翔太郎「ちょ、なんだよそれっ!」


亜樹子「これ、土地の権利書。これ、私の名前! 事務所、私の思うがまま! アナタ、意味、分かりますかー?」スッ


翔太郎「く、くっそお……卑怯だぞお前なあ!」


亜樹子「あーあー、聞こえなーい!」


翔太郎「くそっ、お前、今度という今度はーー!」


フィリップ「静かにしたまえ! 園咲若菜のラジオが聞こえないだろう!」ガンッ


翔太郎&亜樹子「「は、はい……すみません……」」


翔太郎「ほら、またフィリップに怒られた……」ボソボソ


亜樹子「フィリップくんどんだけ若菜ちゃんのラジオ好きなの……?」ボソボソ


翔太郎「さあな。あいつがアイドルになんぞに興味を持つとは……」ボソボソ

『はい、今回も始まりました『園咲若菜のヒーリングプリンセス』。皆さん、こんにちは! 園咲若菜です!』


フィリップ「〜♪」


翔太郎「はあ……ご機嫌だな、フィリップ……」ボソボソ


亜樹子「いっつもああしてれば可愛いんだけどねえ……」ボソボソ


ガチャッ


翔太郎「!」


??「あのー……名探偵鳴海さんの事務所はここで合ってますか?」


亜樹子「はいはいはーい! 鳴海は私でーす!!」タタッ


翔太郎「だーかーら、それはおやっさんのことって言ってるだろ!」


翔太郎「お困りですか? ……ジェントルメン」キラッ


??「はい……あの、依頼があるんですが……」


亜樹子「おお、久しぶりの依頼だ! さ、上がってください! ささっ!」


フィリップ「…………」ジトー


翔太郎「フィリップ。ラジオは諦めろ」スイッチオフ


フィリップ「あっ…………翔太郎……」ガックリ


翔太郎 (そこまで落ち込むもんかよ……)


亜樹子「それで、えーと、貴方は……」


??「はい」


P「私は765プロという芸能プロダクションでプロデューサーをやらせて頂いてる者です」


P「これ、名刺です。良かったら」スッ


翔太郎(765プロダクション……? どっかで聞いた事があるような……)


亜樹子「な、な、な、765プロぉ!?」ガタッ


翔太郎「なんだ亜樹子。お前知ってんのか」


亜樹子「ししし知ってんのか、じゃないわよ!! 765プロって言ったら、いきなり現れていきなりトップをかっさらってったアイドル達の事務所じゃない!!」

P「ハハ……お知り頂けてるようで幸いです」


翔太郎「ははあ、アイドル……アイドルねえ」


翔太郎 (…………なんか嫌な予感が…………)


フィリップ「アイドル!?」ガタッ


翔太郎 (あー、やっぱり!)


フィリップ「アイドルとは園咲若菜のことか!?」


翔太郎「お前の中ではアイドル=園咲若菜かよ!」


P「そ、園咲若菜さんはうちの事務所所属じゃないんだ……残念だけど」アハハ…


フィリップ「そうなのか……」ガックリ


P「あ、でも依頼が解決した暁にはあっちの事務所にお願いして、会えるようにはしてもらえるかも……」


フィリップ「! それは本当か!」


P「た、多分……」


フィリップ「翔太郎。早くこの事件を解決させてしまおう! 早くだ!」ユッサユッサ


翔太郎「だー! お前はちょっと落ち着けって!」


翔太郎「ゴ、ゴホン。……で、依頼というのは?」


P「実はですね……」


P「最近、事務所の周りに不審な人物が現れてるようでして……その人と話して、徘徊をやめるように言って欲しいんです」


翔太郎「不審な人物?」


P「はい。夜にだけフラフラと歩いてるようなんですが……」


P「うちのアイドル達がすっかり不安を抱いてしまって……」


亜樹子「ん? ただフラフラ歩いてるだけなんですか?」


P「ええ。最初はアイドルの出待ちかな、と思ったんですが。どうも違うみたいで」


翔太郎「なるほど……」

P「こちらも何度か接触を試みたんですが、どうも毎回鉢合わせなくて……」


亜樹子「歩いてるだけなんて変な人ー」


翔太郎「だから不審者なんだろうが」


翔太郎「分かりました……このハードボイルド探偵にお任せあれ」キラッ


P「ありがとうございます! ここに来て良かったあ……」ホッ


亜樹子「765プロの事務所ってどこらへんにあるんですか?」


P「あ、それはですね…………」

◇◆◇◆◇◆◇

765プロ事務所


P「ここです」ガチャッ


亜樹子「ほえー! ここが流行の最先端を行く765プロの事務所ですか!」


亜樹子「でも、なんかここボローー」キョロキョロ


翔太郎「亜樹子。言うな」


P「あはは……一回はもっと新しいところに移転しよう、って話も出たんですけどね。ダメになっちゃいまして」アハハ…


亜樹子「そうなんですかあ……大変ですね」


??「あ、あのう……」


雪歩「プ、ブロデューサー……この人達は……?」


P「お、雪歩。この人達はなーー」


亜樹子「あ……あ、あ…………」プルプル


翔太郎「どした、亜樹子?」


亜樹子「は……は、は……萩原雪歩ちゃんだあー!!!」

雪歩「ひっ! な、なんなんですかぁ!?」


翔太郎「お、おい亜樹子! 怖がってるだろうが!」


翔太郎「……お嬢さん。俺が来たからにはーー」キラリ


雪歩「ひえええええ!!! い、いきなり近寄らないで下さいぃぃいぃ!!」ズササ!!


翔太郎「もう大丈夫……ってあれ?」


雪歩「こ、こんなダメダメな私は……あ、穴掘って埋まってますぅ!」チャッ!


亜樹子「す、スコップぅ!? ど、どこから!?」


P「おいおい雪歩! 大丈夫、この人達は俺が雇った探偵さんだよ。だから、ゆっくりスコップを下ろしてくれ……いいか、ゆっくりだぞ……」


雪歩「プ、ブロデューサーぁ……」スス


P「はは、すみません。この子……雪歩は男性が苦手でして。どうか気を悪くしないで下さい」


翔太郎「い、いえ……こちらこそすみません」


亜樹子「ほ、本物の萩原雪歩ちゃんだあ!! サイン! サイン貰ってもいいですか!?」


雪歩「さ、サインですか……それは、その……」チラッ


P「ん?……ああ、構わないぞ。今色紙と
ペン持ってくるから」


雪歩「あ、じゃあ……書かせて頂きますぅ……」


亜樹子「ほ、ホントですか!? わーい、やったー!!」ピョンピョン


翔太郎「あんまりはしゃぐな、迷惑だろ」


??「帰りました」ガチャッ

翔太郎「っとと」クルッ


??「……?」


翔太郎「えっと、アンタは……」


雪歩「あ、千早ちゃん。お帰り」


亜樹子「あ、あ、あ…………!」


翔太郎「二度目はねえぞ」パコッ!


亜樹子「あだっ!」


千早「ただいま、萩原さん。あの、この人達は……?」


翔太郎「初めまして、お嬢さん。俺はこの風の街随一のハードボイルド探偵……左翔太郎です…………以後、お見知りおきを」キラリ


亜樹子「あんたもそれしつこいのよ!」パコーン!


千早「は、はあ……」


亜樹子「ほら、千早ちゃんも困ってるじゃない! ね、千早ちゃん!」


千早「あ、あの……」オロオロ


P「お、千早。戻ってたのか。お帰り」


千早「! ブロデューサー! この人達がこの前雇うって言ってた探偵さん達ですか?」


P「そうだよ。千早もほら、挨拶して」


千早「はい」


千早「如月千早です。よろしくお願いします」ペコリ


亜樹子「きゃー!! ほ、本物のアイドルが二人も! た、倒れそう……」クラクラ


翔太郎 (最近ドーパント事件続きでテレビとか見てなかったからな……全然見覚えがねえ……)

風都にあったのか、765プロ

亜樹子「そ、それに雪歩ちゃんと千早ちゃんってことは……『スノー・プリンセス』の二人じゃん!! すごーい!!」


翔太郎「スノー・プリンセス?」


千早「あ……私と萩原さんで最近組み始めたユニットです」


亜樹子「聞いたことない!? ほら、『Little Match Girl』とか!」


翔太郎「お、おー……わかる、わかるぞー」


亜樹子「うわ……時代遅れ……」ヒキッ


翔太郎「っせーな! 最近忙しかったの!」


雪歩「ひっ……!」


千早「大丈夫よ、萩原さん」ナデナデ


雪歩「あっ、千早ちゃぁん……」


翔太郎「あー……お二人さん、幾つか質問しても?」


千早「はい、分かりました」


翔太郎「まず……最近事務所の周りに現れるっていう『不審者』に会ったことは?」パラパラ


雪歩「あ、私は無いです……」


千早「私は……回数は忘れてしまいましたが、何度か」


千早「というより……事務所の中で実際に会ったのは私だけですね。でも、回数が回数だし、何より服装とか雰囲気が異様な人で……」


翔太郎「なるほど……」カキカキ

久々の俺得スレ

翔太郎「詳しい特徴とか、現れる時間とかは?」


千早「特徴は……えーと、黒いコートに黒い帽子、サングラスにマスクで……」


亜樹子「うっわ、絵に書いたような不審者じゃない……」


千早「現れる時間は……そうですね、会う時は必ず9時以降ですかね」


翔太郎「ふむ……」カキカキ


亜樹子「でもそれならプロデューサーさんが毎日見回りをすればいいんじゃないんですか?」


P「はは……こ、こっちにも仕事はありますからね……」


雪歩「プ、ブロデューサーさんは私達だけじゃなくこの事務所のアイドル全員のブロデュースをしてますから……」


亜樹子「え、すごっ!! 確かこの事務所のアイドルって……ひー、ふー、みー……」


翔太郎「その他に気になることは?」


千早「いえ、特には」


雪歩「私もですね……」


翔太郎「分かった。とりあえず今日からこの事務所の周りの見回りをしてみます。……このハードボイルド探偵にお任せあれ」


P「ありがとうございます。……はい、雪歩。色紙とペン」


雪歩「あ。ありがとうございます」


翔太郎「ご期待を。ほれ、亜樹子、帰るぞー」ガチャッ


亜樹子「……あれ、あの子はもう数えたから……ひー、ふー……って! ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!」タタッ


雪歩「! あ、あの!」ガタッ


雪歩「……サイン、書いたんですけど……」


千早「行っちゃったわね」フフ

◇◆◇◆◇◆◇

Wとのクロス作品はなかなかどうして侮れないのが多いから期待


鳴海探偵事務所


フィリップ「翔太郎。『地球の本棚』で765プロダクションについての検索が完了した」


亜樹子「流石フィリップくん! 頼りになるう!」


フィリップ「アイドル十二人、プロデューサーが二人に事務員が一人。『竜宮小町』や、『プロジェクト・フェアリー』、それから最近活動を開始した『スノー・プリンセス』が主な人気ユニットだ」


フィリップ「つい三ヶ月前のライブからファン数が急増。今では『765プロダクション無しでは芸能界は回らない』と言われるくらいの大御所へと成長した」


フィリップ「所在地は○×通りの一角。あの辺り、昼間は人通りも多いんだけど、夜になると人はほとんど歩いていないらしいね」


翔太郎「なるほど……だから夜に歩いてる不審者は目立つってわけか。ありがとな、フィリップ」


フィリップ「彼女達も中々興味深い……園咲若菜には敵わないけどね」スタスタ


翔太郎「またそれか……どんだけ好きなんだよ、園咲若菜」


亜樹子「今日から見回りするんでしょ? 私もーー」


翔太郎「ダメ」


亜樹子「なんで!」


翔太郎「あのなあ……今回はドーパントとかは関係なさそうだが、夜遅くに女子中学生連れ歩いてたら補導されるだろうが」


亜樹子「私、女子中学生じゃないんですけど!! 大人なんですけど!!」


翔太郎「はいはい。女子中学生は明日の授業の予習でもしといてくれ」スタスタ


亜樹子「ちょ、ちょっと!」


亜樹子「…………もう!」

◇◆◇◆◇◆◇

765プロ周辺

翔太郎「っと、この辺りを見回ればいいかな……」


翔太郎「怪しい人物、怪しい人物…………」キョロキョロ


翔太郎「…………もしかして、今は俺が一番怪しい人物なんじゃ……」


キキーッ! ブーッ!


翔太郎「うおっ!? あ、危ねえ!!」バッ!!


翔太郎「なんだあの車! 飲酒運転でもしてんのか!」


??「…………」スタスタ


翔太郎 (ん? 通りの角から人影が……?)


翔太郎 (黒いコート、帽子……あれが依頼の『不審者』か?)


??「………………」カチッ


インフェルノ!


??「あ、アアァ……!」


翔太郎「!? ドーパント!」


I・ドーパント「ハアッ!」ゴシャア!!


翔太郎 (さっきの暴走車を止めた!?)


翔太郎「フィリップ! 変身だ!」バッ


フィリップ『了解』サイクロン!


翔太郎「行くぜ!」ジョーカー!


翔太郎&フィリップ「「変身!」」サイクロン! ジョーカー!!


翔太郎「ーーそこまでだドーパント!」タタッ!!


I・ドーパント「!」ボオッ!!


翔太郎「くっ、炎の球!?」


翔太郎 (後ろにはさっきの車……避けられねえ!)

翔太郎「なら!」メタル!!


翔太郎「はあっ!」ブンッ!! ボンッ!!


翔太郎「つ……逃げられたか」


翔太郎 (変身を解除して……と)ヒュオオ…


翔太郎「あー……こりゃ派手に凹んだなあ、この車」クルッ


翔太郎「おいアンタ。大丈夫か?」


運転手「あ、あああありゃなんだ! ば、化け物が!」プーン


翔太郎 (うおっ、酒くせえ……やっぱ飲酒運転か……)


翔太郎「まあ、待ってろ。今業者を呼ぶから」ピポパ


翔太郎「あーもしもし……」


翔太郎「ええ、○×通りで……はい……それじゃ」ピッ


翔太郎 (よし、警察に通報したぞ……と。ん?)


翔太郎 (道路の先に子猫が……)スタスタ


翔太郎「……足を怪我してるのか?」


翔太郎 (さっきの戦いで? いや、俺は攻撃しなかったし、あのドーパントもこっちに向けて火の球を飛ばしただけだ)


翔太郎 (……まさか、さっきのドーパントは……この子猫を守る為に車を?)

翌日
765プロ事務所


P「ドーパントぉ!?」


千早「ドーパント……って元は人間の怪物、ですよね」


翔太郎 (……?)


千早「ああ、噂で聞いたんだけど……」


雪歩「ええぇ、そうなの!?」


翔太郎「まだ依頼にあった『不審者』がそのドーパント……怪物って決まったわけじゃないが、可能性は……」


P「そうですか……引き続き、見回りをお願いしても大丈夫ですか?」


翔太郎「勿論。お任せあれ」


P「なんてこった……か、怪物か……」


P「これからは皆のスケジュールを前倒しにして、暗くならない内に帰らせるようにしなきゃな……ああ、また謝罪回りに行かないと……」アセアセ


千早「プロデューサー……」


雪歩「うう……」


翔太郎「何か進展があったらまた来ます。……大丈夫、俺が……いや、俺達がこの事務所を絶対守ります」


P「そう言って貰えると心強いです……そちらも気を付けて下さい」


翔太郎「はい。……では、失礼」ガチャッ


千早「怖いわね……萩原さん」


雪歩「う、うん…………」


雪歩(……………………)

ドライブみてるとWが懐かしくなって来てねぇ(しみじみ)


765プロ周辺

翔太郎 (さーて……今日も現れるのかね、あのドーパントは)プルルル


翔太郎 (お、電話か)ピッ


フィリップ『翔太郎。昨日会った『インフェルノ・ドーパント』の検索が完了した』


フィリップ『メモリは『インフェルノ』。……ただ、このメモリ、今までのドーパント達の物とは少し違うらしい』


翔太郎「少し違う? 一体どこが違うんだ?」


フィリップ『まず『インフェルノ・メモリ』は市販されていない。出来たてホヤホヤ、試作品のようだね』


翔太郎「てことは……『アノマロカリス・メモリ』の時みたいに、メモリ製作工場の関係者が所持者ってことか?」


フィリップ『かもしれない。……それともう一つ、『インフェルノ・メモリ』には恐るべき特徴があるんだ』


翔太郎「それは?」


フィリップ『本来、ガイアメモリは生体コネクタを使うか、僕達のようにドライバーを介さなければ作動しない。だが、『インフェルノ・メモリ』を始めとするシリーズは生体コネクタもドライバーも必要としない』


フィリップ『つまり、誰でも簡単にドーパントになれるメモリなんだ』


翔太郎「なんだって!?」


フィリップ『生体コネクタさえなければ、メモリを隠すだけで自分がドーパントであることを完璧に隠すことが出来る。それも目的の一つのようだね』

フィリップ『ただこのシリーズには問題点があって……使用者の感情を一気に何倍にも増幅させてしまうんだ』


フィリップ『憎しみも、優しさも。……メモリによる精神汚染も相まって、大抵は憎しみや怒りが膨れ上がって、暴走してしまうようだが』


フィリップ『その結果、通常のガイアメモリ使用よりも早く力に飲まれてしまう。良い感情が増幅されている内は平気だけどね』


フィリップ『更にあのガイアメモリは使用者の感情の強さに比例して、どんどん強くなる。一度感情が暴走してしまったら、あのドーパントを止めるのは一筋縄では行かなくなるよ』


翔太郎「なるほどな……」


翔太郎「昨日、あいつは怪我した猫を守る為に車を止めたみたいだった……あれもそのメモリの効果か?」


フィリップ『恐らく正義感が増幅された結果だろう。今はまだいいが……』


翔太郎「汚染が進んで、憎しみが爆発する前にどうにかしないといけないってわけか。分かったぜ」


フィリップ『変身する準備は出来てる。見つけ次第さっさとメモリブレイクしてしまおう』


翔太郎「了解、相棒」ピッ

翔太郎「試作品か……ただの見回りのはすが、こりゃ厄介なことになってきたな……」スタスタ


翔太郎「…………ん?」


??「……………………」ヌッ


翔太郎(! また出やがった! 不審者野郎!)


??「………………………………」スタスタ


翔太郎「おいアンタ。ーー出歩くには遅い時間じゃねえのか?」


??「!」クルッ


??「あっ……!」タジ…


翔太郎「今日こそは逃がさねえぞ。ドーパント」メモリスッ


??「ひっ!」


??「う、うわああぁぁああ!!」ダダダッ!!


翔太郎「あ! おい待てコラ!!」タッ



to be continued......

[次回予告]

仮面ライダーW!


「わ、私……皆の役に立ちたくてぇ!」


「思い、出した……全部……」


「千早には、昔、弟がいたんですが……」


「来いよ……俺が今、解放してやる!」


「私……この街が好きです。歌が風に乗る、この街が」


「「さあ、お前の罪を数えろ!!」」





『全て燃えるIになれ/守れなかったもの』


これで決まりだ。

本編に則って前後編に分けるので、ここまで。

風都に765プロがあったら……というアレで補完していただけると幸いです

生体コネクタなくてもドーパントになることって出来たんじゃなかったっけ? 霧彦さんが死んだ話でその辺やってた気がする

乙ー
期待してるぜ

面白いのにどうしても最初の方のプロデューサーがブロデューサーになってるせいで笑いが来てしまう

>>26
通常のメモリはコネクタ手術しないと拒否反応起こすので継続使用はまず不可能。究極のドMならわからんが
T2ならコネクタいらないけど、時系列的にはまだT2の存在は認識されてないね

Wとは実に俺得
リターンズでジョーカー見たいなあ

続きまだかな(ソワソワ)

飽きたからもう来ないとかないよな?ちゃんと来るよな?

まだかな~?

もう来なそうだな

>>35
保守したところで来月7日で二ヶ月ルールによりアウトで意味ないんだ

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