黒猫「兄さんと一日一緒に過ごす」 (6)
京介「次は……卵か…」
黒猫「そうね」
京介「…なんでついて来たんだ?」
黒猫「何か問題があったかしら?」
京介「いや、無いけども…いいのか?桐乃と遊ぶ約束をしてたんじゃ…」
黒猫「あの女は他のお友達のところよ」
京介「あやせか」
黒猫「知らないわ」
京介「……まぁいいか…あ、卵あった」
黒猫「その卵からは妖気が出ているわ……これにしなさい」
京介「そうか、サンキュな」
黒猫「ふっ…私にかかればこの程度
京介「次は…米だな」
黒猫「…そうね」
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京介「よし!これで全部だな!」
黒猫「…」ジッ
京介「……どうしたんだ黒猫、一心にじゃがりこを見つめたりして」
黒猫「…あれは危険だわ…早く除去しないと…」チラッ
京介「チーズとサラダどっちだ?」
黒猫「チーズよ」
京介「レジ並んでるから取ってこいよ」
黒猫「……♪」
京介「なんなんだあいつ…あ、レジどっちが速いかな…」
黒猫「…っ…はぁ…」ガサッ
京介「速いッ…!?……これどっちが早く終わるか分かるか?」
黒猫「こっちね」
京介「そうか、じゃあこっちにしよう」
黒猫「……」
京介「…あっちのほうが速かったな」
黒猫「うるさいわね」
京介「へっ…あ、4000円からで」
黒猫「あと2円無いのかしら?」
京介「小銭は持ち歩かないんだ」
黒猫「私が出してあげるわ…」
京介(じゃがりこのほうが高いんじゃ)
京介「…ありがとな」
黒猫「ふふ…」
京介「ちょっ…レジ袋に入りきらねえ…」
黒猫「…莫迦ね…この玉ねぎをこっちにして…これをこっち…」テキパキ
京介「おぉ…すげえなお前!」
黒猫「今この瞬間に私から奥義を盗みとりなさい…」
京介「へぇ…ほぅ……はぁ…!!」
黒猫「まぁこんな物ね!」
京介「黒猫…お前いつもやってんのか?」
黒猫「慣れたものよ」
京介「偉いな黒猫!」
黒猫「でしょう…ならば私の頭をなで
京介「よし!じゃあ家までもうひと踏ん張りだな!」
黒猫「…ええ」
京介「はぁー…やっと着いた…」
黒猫「だらしないわねこの程度で…」
京介「…あーこのじゃがりこが重かったなー」チラッ
黒猫「…っ…」ウルッ
京介「冗談だ黒猫!泣くな!」アワアワ
黒猫「何のことかしら」
京介「……そうかそうかつまりお前はそういう奴なんだな!」
黒猫「莫迦な言ってないで早く冷蔵庫に入れなさい」
京介「そうだった…麦茶麦茶…」
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