俺「賢者バスケ部?なんだろう」 (4)
キャプテン「今年が最後の頼りだ。頼む、誰か来てくれ……」
副キャプテン「今年は一年、入ってくれるよ」
二年部員「そうッスよ!安心してくださいよ!」
キャプテン「安心できねぇよ……誰もこなかったら廃部だぞ?」
副キャプテン「俺達の三年間は何だったんだって話だよな」フッ
キャプテン「……てめぇぇ!!馬鹿にしやがってぇぇ!!」
顧問「おい、やめろお前ら!!」
キャプテン「だってよ、こいつが……!」
ガラララッッ
俺「あの、もめてるところすいません、賢者バスケ部ってここ……ですよね?」
二年部員「そうだよ!君、一年だよね?よろしく!」
俺「よ、よろしくです…」
キャプテン「ハァ、ハァ……?」
副キャプテン「……!?」
顧問「オイ、一年。ここがどこか知ってんのか?普通のバスケ部じゃねぇぞ?」
俺「賢者バスケでしょ?皆から聞きました!」
キャプテン「皆はなんつったんだ」
俺「入らないほうがいいって」
キャプテン「そ、そうか……」
キャプテン「だが、知ってんだろうな?」
俺「何をですか?」
キャプテン「ここは性欲を押さえきれずシコってしまう“オナニスト?しか入れねぇんだ。お前、大丈夫か?」
俺「……え、俺、猿じゃないっす」
キャプテン「なら無理だ。残念だ」ハァ
二年部員「駄目ッスよ!諦めちゃ!」ゴソゴソ
顧問「なにしてる」
二年部員「これ!オススメのAVッス!」ニコッ
キャプテン「……ハハ」
副キャプテン「……お、おもしれぇな」
二年部員「なに言ってんスか!俺、本気ッスよ?」
二年部員「じゃあコレ見まくって猿になってくれッス!」
俺「わ、わかりました……」ビクビク
キャプテン「明日楽しみにしてるぞーー!!」
二年部員「親に見つかっちゃダメッスよ~」
俺「ありがとうございました!」
俺「……AV…か」ワクワク
俺「……ただいまー」
母「おかえりー。部活はなににしたの?」
俺「け……バスケにしたよ」
母「……そ、そう」
母「(怪しい。あの学校にバスケ部はないはず……「け」の文字から始まる……)
母「ふはははは!!息子よ、部活を楽しみたまえ!!ふはははは」
俺「ぬっっ!!」ビクゥッンヌ
俺「もうっ、なんだよっ!」ガチャッ
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