男「安価でヤンキー女に徹底的に仕返しする」 (43)


キーンコーンカーンコーン

友「じゃ、部活行くから。またな」

男「おー」

男(やることも無いし、さっさと帰るか)

男(だるいなー。どこでもドアがあればなあ。って俺のチャリの前に誰かいる)スタスタ

「ああっ!? るっせえよ!」

男「……」ビクッ

男(あれは、女さん? 電話にキレてる、マジこええんだよなあの人……)

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女「ちっ」

男(ど、どいてくんねえかな。それ俺のチャリなんだけど)

女「ああ? 何見てんだよ」

男「あ、え?」

女「お前だよ、お前」

男「お、俺ですか?」

女「今睨んでただろーがっ!」

男「にに睨んでない、です」


女「てめえ、いい度胸してんじゃねえか。たしか同じ学年だよな」

男(か、帰りてえ……誰か! って、こんな時に限って誰もいねえ)

女「出すもん出したら許してやんよ」

男「え?」

女「財布。金貸して」

男「あ、でも……」

女「ああっ!? 文句あんのか?」ギロッ


男「き、今日持ってな」

女「あん?」バキッ

男「」

女「出せよ」

男(いってぇぇぇっ! え、なんで腹パンされたの)ゴホゴホッ

女「は・や・く」ニヤニヤ


女「チクんなよ」

男「……」

女「じゃなー。いつか返してやっから」ポン

男(財布、空だ。血も涙もねえ)

男(くそ、くそくそ! なんで俺がこんな目に!)

男(先生に……いや、でもチクったら何されるか分かんねえ)

男(あのクソ女が、これだから不良は嫌いなんだよ)


男「たしか、あいつ3組だよな」

男「絶対に金を取り返して、土下座させてやる」

男「でも、あの不良女をどうやって土下座させるか……」

1. 暴力には暴力だ

2. 辱めを受けさせる

3. 影から嫌がらせをする

安価下2

翌日

男(あんな凶暴な女に直接挑むのは無理だ)

男(でも、復讐はする。バレないように)

男(そのために、俺は朝早くに学校に来た)

男(朝練をしてる部活はあるが、まだ教室には誰もいない)

男「女の机は、これか」


男「古典的だが、花瓶を置いて」ヨイショ

男「中に偽のラブレターを……って置き勉し過ぎだろ。くそっ、入れ」

男「なんとか入ったな。後は、教室の後ろに小型カメラを仕込んで……」

男「女の席が1番後ろで助かった。まあ、どうせ脅して後ろになったに違いない」

男「このままでもいいけど、止めになにか加えるか」

安価下2


男「あいつも一応女だからな。そういうのがダメージでかいだろ」


男「…………ふぅ」

男「なにやってんだ、俺」

男「カメラは放課後誰も居なくなってから回収だな」

男「くく、放課後が待ち遠しいな」


昼休み

男「……あー、駄目だ。見に行っちゃ危ないけど、覗くだけ……いやでも」

友「飯食おうぜー」

男「あ、ああ」

友「今日はなんか上の空だな。寝不足か」

男「そんなところ」


放課後

友「あれ。男、まだいたのか?」

男「ん、ああ。少し居残り勉強」

友「めっずらしいなあ」

男「うっせ」

友「一緒に帰るか」

男「今日部活だったんだろ? 部活の友達と帰れよ」

友「んー、それもそうか」


男「……」ゴク

男(冷静に考えると、ヤバイことしたよな……)

男(DNA鑑定とかしたらすぐに俺だってバレちまう……精液はやりすぎたか……!?)

男(か、カメラだって盗撮だし……退学ってことも)ガクガク

男(い、今更足が震えてきた)ガクガク

男(誰も、いませんように)ドキドキ


男「……」チラ

男(いない、な)ガラッ

男(下校時間はとっくに過ぎてる。当たり前か)

男(しかも、女は偽のラブレターで学校近くの公園で待ちぼうけしてるはず……)

男(だから、落ち着けよ、心臓!)ドクンドクン

男「……カメラを、回収するだけだっての」


男「……ふぅ。あったあった」

ガタン

男「……っ」ビクッ

男「な、なんだ。風が吹いただけか……」

男「そういえば、女の席は……」


男「うわ、ちゃんと拭かなかったのかよ。きたね」

男「でも、傍目からわかんない程度になってるから、一回座ったのか」

男「ざまあみろ」

男「……今誰もいないし、何か嫌がらせをするチャンスかもな」

男「どうすっかな」

安価下2


男「……ふぅ」

男「あー。これはカピカピになる奴だ。どんまい、女」

男「机ん中臭いヤバイな……」

男「って、あれ? これラブレターじゃん」

男「? ……帰って映像確認するか」


男「ただいまー」

母「おかえりー」

母「あ、男」

男「……っ! な、なに?」ビクッ

母「そろそろご飯出来るから、着替えたら下りてらっしゃい」

男「あ、うん」

男(バレてるわけないんだ。堂々としてないと逆に怪しいっての)


男「あ……カメラ置くとこ写ってんじゃん。次から気をつけないと」

『………………』

『………オハヨー……キノウノ…』

男「なんか、新鮮だな。違うクラスの会話を聞くの。女はまだ来てないみたいだな」

『あ、あれどうしよう』

男「花瓶を遠巻きに見てるけど、片そうとはしてないな」

男「まあ、関わり合いになりたくないだろうしな」


『……ハジメルゾー……』

男「女、遅刻か」

女『……』ガラッ

女『……遅延』

女『るっせえな』ガタッ

女『あ? なにこの花。邪魔だよ』

女『うぜえな、濡れてんじゃねえか』

男(……あんまり堪えてないようだな)


女『あ? あたしじゃねーよ』

女『知らねえよ。……ひっ!?』ビクッ

男「座ったな」

女『こ、れ……っ!』ガタッ

女『…………帰る』

女『ね、熱が、あんだよ!』

男「ぷっ、顔が真っ赤だな。さすが不良、精液くらい分かるんだな」

『……なんか、スカートについて』

女『うるっせえ! 見てんじゃねえよ!』


男「このまますぐに帰ったから、机にラブレター入ったままだったのか」

男「それにしても顔真っ赤で涙目になりながら帰るとか、思ったより楽勝だな」

男「ただ、この映像で脅しても不利になるのはこっちだし。もっと追い込んで弱らせないとな」

男「明日はどうするかな」

1. ストーキングして弱みを探す

2. 今日のネタで揺さぶりをかける

3. 体育の時間に制服を隠す

安価下2
下4自由安価

今日はここまで

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