モバP「アイドルと誕生花」4月編 (80)

アイドルに誕生日プレゼントと誕生花を渡すSSです
前回の3月編に引き続き4月編も書いていくことにしました。
3月編で麗奈の誕生日が3月6日になってましたが正しくは5日でした。
日付ミス申し訳ありません。
誕生花の君子蘭は5日のものであってます。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414430482

前作 モバP「アイドルと誕生花」3月編
モバP「アイドルと誕生花」3月編 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1412447164/)

4月1日

古賀小春「お疲れ様です~」

モバP「おう小春か。お疲れ様」

ヒョウくん「……」

モバP「ヒョウくんもお疲れさん」

モバP「今日は小春の誕生日だよな。おめでとう」

小春「わぁ~プロデューサーさんがお祝いしてくれるなんて♪えへへ~、まるでお姫様になったみたいで嬉しいです~♪」

モバP「それだ。小春にはさらにお姫様気分を味わってもらおうと、こんなプレゼントを用意してみた」

小春「わぁ~♪これってドレスですね~♪」

モバP「小春に似合いそうなお姫様風の洋服を選んでみた。サイズにも問題ないはずだ」

小春「えへへ~♪ありがとうございます~、着てきてもいいですか~?」

モバP「ああ、いいぞ。更衣室は空いてると思うから使うといい」

小春「プロデューサーさん、どうですか~?」

モバP「おお、似合ってる。可愛いぞ」

小春「えへへ、お姫様みたいでかわいいです~」

モバP「そんなお姫様にこちらもプレゼントだ」

小春「わぁ♪綺麗な花束です~♪」

モバP「今日の誕生花、マーガレットとカスミソウの花束だよ」

モバP「マーガレットの花言葉は『誠実』、カスミソウは『清い心』」

モバP「小春の清い心に対していつだって誠実に応えてやれるようにって思いも込めた」

小春「なんだか王子様とお姫様みたいです~」

小春「プロデューサーさん、一つお願いがあるんですけどいいですか~?」

モバP「お、いいぞ」

小春「プロデューサーさんに、お姫様抱っこしてもらいたいです~」

モバP「ん、そのくらいなら全然いいぞ。今は事務所に誰もいないしな。よいしょっと」

小春「はわわ♪えへ~♪プロデューサーさんはやっぱり小春の王子様です~♪」

4月4日

ヘレン「世界よ」

モバP「ヘレンさん、おはようございます。今日も世界レベルのあいさつですね」

ヘレン「当たり前じゃない。今日は私の誕生日。世界レベルにも磨きがかかるわ」

モバP「流石はヘレンさん。そんなヘレンさんに誕生日プレゼントを用意しました」

モバP「DVD観賞が趣味のヘレンさんに、俺の思う世界レベルの映画集をどうぞ」

ヘレン「ふっ…誕生日をちゃんと祝うだなんて、いい心がけね」

ヘレン「…こういうサプライズ、嫌いじゃないわ!」

モバP「喜んでいただけたなら光栄ですよ」

モバP「それと、もう一つ。俺の思いを込めてこちらの花をプレゼントです」

ヘレン「この花は射干(シャガ)ね」

モバP「よく御存じで、別名は胡蝶花というアヤメ科の花です」

ヘレン「世界レベルなら花にも精通していないといけないわ!」

ヘレン「貴方の思いを込めたと言ったわね。シャガの花言葉は『私を認めて』だったかしら」

モバP「そこまで知っていたとは流石です。世界レベルのアイドルであるヘレンさんに対して俺はまだ世界レベルのプロデューサーであるとは言えません」

モバP「しかし、いつまでもヘレンさんに引っ張られてばかりではいられません。俺だって世界レベルに至れるように、ヘレンさんに認められるように頑張らせてもらうという意思表示です!」

ヘレン「貴方の普段の心遣いやマメさには私も関心しているわ!だけど、貴方の言う通り、世界レベルに至っていないことは確かよ!」

ヘレン「しかし!貴方のその真摯な思いは世界レベルであると認めてあげるわ!」

ヘレン「言葉通り、貴方も世界に通用する器足りえるかを私に示してみなさい!」

モバP「ええ、全力でやらせてもらいますよ!」

4月6日

喜多日菜子「お疲れ様です~」

モバP「日菜子、お疲れさん」

モバP「今日は日菜子の誕生日だろ、てなわけで、冷蔵庫にケーキを用意してある」

日菜子「むふふ~、お誕生日のお祝いですか。嬉しいですねぇ~、ありがとうございます~」

日菜子「あ、安心してくださいね。日菜子、この後はな~んにも予定ないんですよ。ということは今夜は…むふ、むふふぅ~♪」

モバP「ああ、だから日菜子をディナーにでも誘おうと思ってな」

日菜子「ふぇ?妄想してたことが現実に?」

モバP「王子様とまではいかないが、日菜子姫へのお誘いだ」

日菜子「むふ、むふふ~♪喜んでお受けします~。これは少々予定外でしたけど、日菜子期待しちゃいますよぉ?」

モバP「ああ、日菜子の妄想以上のものを用意してやるよ」

日菜子「むふふ、大胆発言ですねぇ~。これは妄想がはかどりますよぉ」

モバP「俺はこの後外でやることがあるからまた後でな」

モバP「あ、そうそう、そっちの机に置いてある奴もプレゼントだからな」

日菜子「はぁ~い。ありがとうございます~」

日菜子「プロデューサーさん行っちゃいましたねぇ。でも、たしかプロデューサーさんもこの後はフリーだったはずなんですけどねぇ」

日菜子「まあいいです。それにしてもプロデューサーさんからディナーのお誘いだなんて、むふ、むふふ~」

日菜子「それと、これもプレゼントだっていってましたけど、何が入ってるんでしょうねぇ?」

日菜子「……これは、お花ですねぇ。プレゼントにお花だなんて、かっこいいじゃないですかぁ。むふ」

日菜子「ん~と、なんだかお手紙も一緒に入ってますねぇ。これはもしや、プロデューサーさんからのラブレターだったりして、むふふ~♪」

日菜子「とりあえず読んでみましょうかね~」

モバP『日菜子、誕生日おめでとう。プレゼントにこの花も贈らせてもらうな』

モバP『この花は花忍(ハナシノブ)と言って、世界で阿蘇にしか生息してない珍しい花だ』

モバP『花言葉は『君を待つ』』

モバP『19時に公園の噴水前でお姫様を迎える準備をしてお待ちしています』

日菜子「さっき出て行ったのは準備と待ち合わせのためだったんですねぇ」

日菜子「まさかプロデューサーさんがここまで手の込んだことをしてくれるなんて、日菜子のためにやってくれてると思うと…むふふ♪」

日菜子「王子様のエスコート、期待しちゃいますからねぇ。むふ、むふふ♪」

4月7日

和久井留美「プロデューサー君、お疲れ様」

モバP「留美さん。今日もお疲れ様です」

留美「ええ、今日は少し疲れたわね。やっぱり学生の子たちは元気がいいわ。若いってすごいわ」

モバP「あはは、留美さんだって十分若いでしょうに」

留美「ふふ、ありがとう。まあ、今日でまた一つ歳を重ねちゃったけどね」

モバP「誕生日ですもんね。プレゼントにチーズケーキを用意してますよ」

留美「あら、いいわね。私甘すぎるのは少し苦手だったから甘さ控えめなのは嬉しいわ」

モバP「それはよかった。それと、この花も贈らせてください」

留美「これは、バーベナね。それにしても、花のプレゼントなんて中々洒落たことするのね」

モバP「そうですか?別名美女桜って言って留美さんにお似合いでしょう?」

留美「お世辞かしら?おだてても何も出ないわよ?」

モバP「まさか、本心で言ってるだけですよ」

モバP「それと、バーベナの花言葉はいろいろあるんですけど、どれも留美さんっぽいんです」

留美「へぇ、聞かせてくれる」

モバP「まずは『勤勉』と『忍耐』、どちらも文句なしに留美さんのイメージです」

留美「そうね、勉強は嫌いじゃないし忍耐力もあると思うわ」

モバP「他には『柔和』、年少組と接している時の表情とか特にそうですね」

留美「まあ、子供は好きだから。ここは特にいい子たちばかりだしね。それにしてもそんなところ見てたのね」

モバP「ええ、留美さんの魅力的なところを探すのも俺の役目ですから。アレルギーがあるのに猫と戯れてるところなんか、普段のイメージと違いましたけど可愛かったですしね」

留美「あ、あれは忘れなさいよ!それに、可愛いだなんて似合わないわ」

モバP「そんなことないですよ。可愛い面だって留美さんの魅力の一つです」

モバP「そして、色んな面でファンのみんなを『魅惑する』。これもバーベナの花言葉です」

留美「よくそんなセリフを臆面もなく言えるわよね。まあ、嬉しいけれど…」

モバP「それと最後に『家族愛』、これは事務所のみんなに対しての姿を見ててそう思いました」

留美「そうね。この事務所のみんなは家族みたいなものだと感じてるわ」

モバP「とまあ、こんな感じですかね」

留美「プロデューサー君が普段どんな風に私のことを見てるか分かったわ」

留美「少し恥ずかしかったところもあったけれど、ありがとう。改めて君がプロデューサーでよかったと思うわ」

モバP「それは光栄です」

留美「それで、この後はもう仕事もないのだけれど、少しお付き合いしてくれる?」

モバP「はい、喜んで。最近良さそうなバーを見つけたのでそこへ行きましょうか」

留美「ええ、エスコートお願いね」

モバP「お任せください」

留美「(それにしても『家族愛』ね。本当の『家族愛』ってどうしたら手に入るかしらね)」

4月8日

桐野アヤ「よっ、プロデューサー、お疲れっ!」

モバP「アヤか、お疲れさん。そんで、誕生日おめでとう!」

アヤ「お、おう。アタイの誕生日覚えてるなんて、やっぱプロデューサーは抜け目ねぇな」

モバP「はっはっは、そんな抜け目ないプロデューサーはきちんとプレゼントも用意してるんだぞ」

モバP「まずはこのチケットをプレゼントだ」

アヤ「おおっ!今度開催されるプロレス戦の観戦チケットじゃんか」

アヤ「でも、確かこの日ってアタイ仕事入ってなかったっけ?」

モバP「ああ、その日はスケジュール調整して空けておいたぞ」

アヤ「アンタやっぱスゲーな」

モバP「はっはー!もっと褒めてくれても構わんぞ。そうだ、アヤ、仕事終わりで腹減ってないか?」

アヤ「ん?まあ、軽く減ってるかな」

モバP「だと思って帰ってくる前にパンケーキを焼いておいた」

アヤ「お、うまそー!それにしてもプロデューサーの気のききっぷりはなんなんだ」

モバP「プロデューサーたるものこれくらいの気遣いはできんとな」

モバP「ほいで、このパンケーキにこのハチミツをかけて…。食べてみてくれ」

アヤ「おう…むぐむぐ」

アヤ「んー、ただのハチミツかと思ったけどなんかちょい違う感じだな」

モバP「今日の誕生花の蓮華草(レンゲソウ)にちなんで、レンゲのハチミツだ」

アヤ「へー、なんつーかまろやかで優しい味してんな」

モバP「いい感想だ。蓮華草の花言葉は『心が和らぐ』。言葉通り心が和らぐような優しい味をしてる」

モバP「仕事上がりの疲れた体を優しい味で癒してくれるんだ」

アヤ「な、なあ、プロデューサー…あ、ありがとな。アタイのこと大事にしてくれて」

アヤ「こういうのあんま慣れてねぇけど、嬉しいよ…へへっ」

4月8日

神崎蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

モバP「おう蘭子、お疲れ様」

蘭子「我が友よ、今日は我の御霊が火の国に降臨する日なるぞ。(プロデューサー、今日は私の誕生日なんですよ)」

モバP「ああ、ちゃんと覚えてるさ。誕生日おめでとう。これ、プレゼントだ」

蘭子「これは…新たなる魔術書?我が友、流石は「瞳」持つものね。(わぁ、新しいスケッチブック!さすがプロデューサーですね!)」

モバP「絵を描くことが好きな蘭子にはやっぱりスケッチブックが一番だと思ってな」

モバP「それと、ケーキ類も用意してあるぞ」

蘭子「これは、いずれも禁断の果実から生まれし甘美なる食。(どれもリンゴが使われてるデザートですね)」

モバP「ああ、アップルケーキ、アップルパイ、リンゴのタルトに焼きリンゴ」

蘭子「何故、禁断の果実を?(どうして、こんなにリンゴを?)」

モバP「今日の誕生花の中じゃリンゴは蘭子に一番ぴったりだと思って。何しろ、禁断の果実だしな」

蘭子「こやつが我の降臨を祝福せし華であるか。(へぇ、私の誕生花ってリンゴだったんですね)」

モバP「リンゴの花言葉は『誘惑』や『選ばれた恋』とかがある。禁断の果実というだけあって大人っぽいイメージが強いかな」

蘭子「もしやこの祝福には我が友の思惑が…!?(もしかして、このプレゼントってそういう意味なんですか、プロデューサー!?)」

モバP「言葉通りの変な意味にとるんじゃありません。蘭子にはまだ早い」

蘭子「…むぅ」

モバP「そう拗ねるな。さっきのとは別に西洋リンゴには『導かれるままに』って花言葉もある」

モバP「親愛なる魔王よ、友であり魔王の眷属である我と共に、今度とも導き合おうぞ!(蘭子、これからも俺と一緒にお互いに導きあって行こうな!)」

蘭子「愚問だな、我が友よ。(当たり前じゃないですか、プロデューサー)」

蘭子「我ら二柱の力で魔界の頂点へ!(二人で一緒にトップを目指しましょう!)」

今日はこの辺で筆休め。
書いてて思いましたが誕生花がキャラのイメージと合ってる場合が多い。
誕生花は複数あるんで、できるだけ似たイメージの花を選んでますけど。
続きは数日後になると思います。
4月編は残り、桃華、比奈、春菜、みちる、みりあ、夕美、時子様、ほたる、卯月、聖來、志保です。

4月8日

モバP「桃華、お疲れ」

櫻井桃華「お、お疲れ様ですわ、Pちゃま」ソワソワ

モバP「ん?なんかそわそわしてどうした?」

桃華「べ、別になんでもありませんわよ?」

モバP「紅茶でも入れてくるから座って待ってな」

モバP退室

桃華「…むぅ、もしかしてPちゃまは今日がわたくしの誕生日であるということを忘れてますの?」

桃華「別にプレゼントとまでは言いませんが、覚えておいておめでとうの一言くらいはいただけると思ってましたのに…」シュン

数分後

モバP「おう、待たせて悪い。ちょっと準備に手間どってな」

モバP「何暗い顔してるんだ?体調でも悪いのか?」

桃華「…いいえ、大丈夫ですわ」

モバP「ほら、これでも飲んでみろ」

桃華「いただきますわ…」

桃華「これは…アップルティーですわね。それも普段使って下さっている茶葉とは違うものですのね」

モバP「ああ、桃華の誕生日だから特別に取り寄せたんだ」

桃華「!?Pちゃま、今日が誕生日だと覚えておりましたの?」

モバP「当たり前だろ?というか、わざと何もない振りして桃華の反応を楽しんでた」

桃華「なっ!悪趣味ですわよ!」

モバP「悪い悪い、事務所に入ってきたときに見るからにそわそわしてたもんだから、ちょっとイタズラしてみたくなってな」

モバP「桃華、改めて誕生日おめでとう」

桃華「…ま、まぁ、忘れていたわけではなかったようなので許して差し上げますわ」

桃華「ですが、またこのような悪趣味なことを致しましたらPちゃまとて許しませんから」

モバP「肝に銘じておくよ」

モバP「さて、桃華へのプレゼント、まずは今飲んでるアップルティーの茶葉だ」

モバP「アップルティーな理由は今日の誕生花だからだ。合わせてアップルパイも用意した」

桃華「誕生花の紅茶とは、なかなかお洒落ですわね」

モバP「まあ、桃華に似合う誕生花はリンゴじゃなくてこっちの花なんだが」

桃華「この香りは…エニシダですわね」

モバP「よく知ってるな、これはヒメエニシダって花だ」

桃華「エニシダの香りのする紅茶がありますのよ」

桃華「でも、この花が似合うとはどういうことですの?」

モバP「エニシダの花言葉は『上品』や『清楚』、『博愛』など。どれも高貴なイメージで桃華のイメージにぴったりだろ?」

桃華「そういってもらえるのは嬉しいですわ。エニシダの香りはよく知っていましたけど、花言葉までは知りませんでしたの。良いイメージですのね」

モバP「桃華にはこのイメージのまま成長してほしいと思うよ。絶対みんなが振り返るような美人になるだろうしな」

桃華「ええ、Pちゃますら魅了するレディーになってみせますわ」

4月9日

モバP「比奈、お疲れ」

荒木比奈「プロデューサー、お疲れ様っス」

モバP「それと比奈、誕生日おめでとう」

比奈「えっ、と、あー誕生日。あ、アリガトウゴザイマス」

モバP「おいおい、なんでそんな片言でぎこちないんだ」

比奈「いやー、嬉しいんスけど、祝われるってことにあんま慣れてないもんでスから」

モバP「俺が一緒にいる限り毎年祝うんだから慣れてくれよ?」

比奈「その台詞は誤解生んじゃいまスよ?まあ、善処しまス」

モバP「誤解?…まあいい。まずはケーキ類だな」

比奈「おー、美味しそうっスね。ありがとうございまス」

モバP「それと、こっちは画材類一式だな。この辺の消耗品はあって困るもんでもないだろ?」

比奈「え、こんなにいいんスか?画材って思ったより減りが早いっスからすごい助かるっスよ」

モバP「ほいで、最後にこちらをプレゼントだ」

比奈「これは…ドライフラワーっスね。元の花がなんだか分かんないスけど」

モバP「元の花は今日の誕生花アカシアだ」

比奈「アカシアと言うと神の料理人フローゼさんのコンビっスね」

モバP「ああ、美食神だな…って、そうじゃない」

比奈「プロデューサーも読んでるんスね」

比奈「でも、アカシアの花をプレゼントって…プロデューサーでスし、そういう意味とかは無いと思いまスけど、なんと言うか、恥ずかしいっスよ」

モバP「その反応はアカシアの花言葉知ってたか」

比奈「はいっス。漫画のネタになんないかと花言葉について調べたことありまスから」

比奈「アカシアの花言葉には『友情』とか『優雅』とかもあるっスけど…」

モバP「他にも『真実の愛』、『秘愛』、『秘めた恋』なんてのがあるな」

モバP「比奈にぴったりだろ?比奈って割と乙女チックなとこあるしな」

比奈「それはプロデューサーがいつも…アタシのこと…女の子扱いするからっスよ!」

モバP「もしかして嫌だったか?」

比奈「いや、別に、嫌とかじゃないっスし、最近は少し慣れましたけど、妙に意識するというか…照れくさいんスよ」

モバP「やっぱり比奈は乙女だな」

比奈「茶化さないで下さいっス。でも、そういう扱いされるのも嬉しいっス。プロデューサー、これからもよろしくお願いしまスね」

4月10日

モバP「お疲れ、春菜」

上条春菜「プロデューサー、お疲れ様です」キラーン

モバP「お?なんか今日は一段と輝いて見えるな」

春菜「流石はプロデューサーさん!分かります?今日は誕生日ですからね。眼鏡をいつもより磨いておいたんですよ」

モバP「いいと思うぞ。誕生日おめでとう、春菜」

春菜「はい、ありがとうございます」

モバP「そんな春菜への誕生日プレゼントこいつだ」

春菜「わー!なんですかこれ!すっごい可愛いです」

モバP「ヌイグルミ眼鏡ケースの猫バージョンだ。眼鏡と猫が好きな春菜へのプレゼントはこれしかないと思ったんだ」

春菜「とっても嬉しいです!眼鏡本体も素晴らしいですがそれを保護するための眼鏡ケースも非常に重要ですからね!」

モバP「喜んでもらえたなら嬉しいよ。それと、もう一つこいつもプレゼントだ」

春菜「長いツルの先にちょこんと咲いてる紫の花が可愛いですね。花の形が扇風機の羽みたいに見えますけど、なんて花なんですか?」

モバP「今日の誕生花で蔓日々草(ツルニチニチソウ)っていう花だ」

モバP「この花は日当たりのいい場所や半日蔭を好む花で、花言葉が『優しい思い出』」

モバP「これを知った時に前に見た春菜を思い出して、これをプレゼントしようと思ったんだ」

春菜「前に見た私ですか?」

モバP「日当たりや半日蔭を好むって猫みたいだろ?昔春菜が猫と遊んでてそのまま縁側で昼寝してたのを思い出したんだ」

春菜「それは私の趣味でもありますからね。でも、なんだかいいですね。プロデューサーさんがそこまで考えて選んでくれたのは嬉しいです!」

春菜「今度はこの花も一緒に猫と縁側でお昼寝します」

モバP「ああ、そうしてくれ」

春菜「そうだ。プロデューサーさん、私の誕生日なのでわがままなお願いを一つ」

モバP「おう、出来ることなら何でもいいぞ?」

春菜「ありがとうございます。プロデューサーさんにかけてほしい眼鏡があってですね」

春菜「この眼鏡、絶対にプロデューサーさんに似合うと思うんですよね~」

モバP「お、かっこいいな」

春菜「あと、これとこれなんかもかけてほしくって…」

モバP「…ん?」

春菜「あ、これとこれも似合うはず…」

モバP「おい、春菜、ちょっと落ち着け…そんなに一気には…」

春菜「まぁまぁ眼鏡どうぞ」

4月12日

大原みちる「フゴフゴ(お疲れ様です)」

モバP「うん、みちるお疲れ。挨拶はパンを飲み込んでからやろうな」

みちる「…ごっくん。すいません、さっき買ったパンが出来たてでおいしくって」

モバP「まあ、みちるが幸せそうだしいいか。そうだ、みちる。誕生日おめでとう」

みちる「ありがとうございます!」

モバP「みちるへのプレゼントに色んなケーキ類を用意してあるんだが」

みちる「甘い香りがすると思ったらそれだったんですね。さっそくいただきま…」

モバP「待て!」

みちる「!?」

モバP「食べる前にもう一つプレゼントがあるんだ。それを受け取ってからにしてくれ」

みちる「わ、分かりました。折角のプロデューサーからのお祝いですし、我慢します」

モバP「よし、えらいぞ。それでプレゼントはこの花だ」

みちる「この香り、菊の花ですか?」

モバP「正解、今日の誕生花の松葉菊(マツバギク)だ。日当たりを好む上、大きく開いた花から明るいイメージがある」

モバP「けど種類によって耐寒性が違って寒くなってから花が咲く耐寒性マツバギクってのもある。寒さを耐え忍ぶことから花言葉は『忍耐』だ」

みちる「忍耐ですか」

モバP「そうだ。それにちなんでケーキを食べるのはもう少しお預けだ」

みちる「えっ!?」

モバP「そんな仔犬みたいな潤んだ瞳で見つめてくるな」

モバP「空腹は?」

みちる「…最高の調味料です」

モバP「よし、それじゃこの箱のなかに入っているケーキやデザートを香りだけであてられたら食べていいぞ」

みちる「むむむ、そういうことなら…くんくん」

みちる「…イチゴたっぷりショートケーキ、ブルーベリータルト、ピーチパイ、梨のコンポート…etc」

モバP「さすがだな。最後にこれだ」

みちる「この香り、アンズのジュレですね」

モバP「全問正解だ。食べていいぞ」

みちる「やった!やりました!それではいただきまーす!」

みちる「んー美味しい!やっぱり食べてる時って、幸せですね!」

モバP「ほら、ほっぺにクリームついてるぞ」

みちる「ん、ありがとうございます」

モバP「ちなみに最後に答えてもらったアンズも今日の誕生花なんだ」

みちる「フゴフゴ?」

モバP「花言葉は『乙女のはにかみ』、食べてる時のみちるの幸せそうな笑顔にぴったりだ」

みちる「えへへ、ありがとうございます!プロデューサーも一緒に食べましょう!」

みちるみたいに幸せそうに食べ物を食べる女の子って可愛いですよね

4月14日

赤城みりあ「プロデューサーさん、おはようございます!」

モバP「おはよう、みりあ。誕生日おめでとう!」

モバP「ほら、誕生日プレゼントだ」

みりあ「わぁ~い!クマさんのヌイグルミだぁ~!かわいい~!」

みりあ「えへへ~、プロデューサーさんありがと~!」

モバP「どういたしまして、けど、それだけじゃないぞ」

モバP「こっちには今日の誕生花の桃のケーキだ」

みりあ「わー!美味しそうだね」

モバP「花言葉に『チャーミング』なんてのがある」

みりあ「ちゃーみんぐってどういう意味?」

モバP「可愛らしくて魅力があるってことだよ。みりあは可愛くて魅力的だからな」

みりあ「えへへ、やったー!」

モバP「それと、これもプレゼント」

みりあ「これって、押し花?」

モバP「ああ、アサガオの押し花で作った栞だよ。みりあもアサガオは育てたことあるだろ?」

みりあ「うん、小学校で夏休みに水やりとかしたよ」

モバP「俺は去年育ててて出来たやつを押し花の栞にしたんだ」

みりあ「これって、プロデューサーさんが作ったの?すごーい!」

モバP「みりあも今度の夏休みに育てたら作ってみるか?作り方は教えてやるから」

みりあ「うん、やる!約束だよ?」

モバP「ああ、約束だ」

モバP「これをプレゼントにした理由はアサガオも今日の誕生花だからだ」

みりあ「それじゃあ、アサガオにも花言葉があるの?」

モバP「ああ、アサガオの花言葉は『結束』や『愛情の絆』なんてのがある」

モバP「これからもみりあと一緒に力を合わせて頑張ろうって意思表示だ」

みりあ「うん!プロデューサーさんと一緒なら何でも楽しいから、いーっぱいアイドルのお仕事頑張るからね!」

4月15日

相葉夕美「プロデューサーさん、お疲れ様」

モバP「お疲れ、夕美」

モバP「それと、誕生日おめでとう!こっちにケーキ買ってきてあるぞ」

夕美「わぁ!ありがとう!ふふっ♪プロデューサーさんにお祝いしてもらっちゃった♪」

夕美「そういえば、プロデューサーさん。最近、みんなの誕生日に誕生花をプレゼントしてるって噂になってたよ?」

モバP「あー、そういやもう一月半だし、知れ渡っててもおかしくないな」

夕美「プレゼントしてる花ってプロデューサーさんが自分で育ててるの?」

モバP「植物とかは昔から好きでな。何年か前から自宅でも育てられる奴は育ててるよ」

モバP「育てるのが難しい奴や、珍しい花は植物園経営してる友人に分けてもらったりしてるんだ」

夕美「へー、プロデューサーさんがそういうことしてるって知らなかったなぁ。言ってくれたらいいのにー」

モバP「そういや、夕美の趣味はガーデニングだったな。今度から花を選ぶときには夕美にも相談するよ」

夕美「うん♪お花のことなら任せてよね」

夕美「そうだ、それじゃ私の誕生花が何か知ってる?」

モバP「おう、当たり前だろ。ほら」

夕美「そうそう、私の誕生花は木蓮(モクレン)なんだよね。花言葉は『自然への愛』で私にぴったりでしょ?…って、あれ?」

夕美「木蓮が来ると思ってたんだけど、これってもしかして勿忘草(ワスレナグサ)?」

夕美「ちょ、ちょっとプロデューサーさん!勿忘草の花言葉分かってる!?」

モバP「ああ、すまん。これも一緒に渡さなきゃいけなかったな」

夕美「って、今度は花水木(ハナミズキ)!?」

夕美「(勿忘草の花言葉は『真実の愛』だし、次に渡された花水木は『私の想いを受けてください』なんだよ?)」ドキドキ

夕美「(つ、つまりこれってそういう意味ってことなの!?)」ドキドキ

モバP「…………」ニヤニヤ

夕美「…って、プロデューサーさん!その顔は私のことからかったね!」

モバP「ははは!夕美の誕生花を調べたときにぴったりなのは木蓮だと思ったけど、別にこの二つの花を見つけてな」

モバP「夕美なら花言葉を知ってるだろうからリアクションに期待したんだが、いいものが見れたよ」

夕美「もー、恥ずかしくって顔が熱くなっちゃたじゃない!」

劇場の402話見た瞬間にこの流れが思い浮かびました
あの破壊力はヤバかった

4月18日

モバP「時子、今日もお疲れ」

財前時子「アァン?この程度の仕事で私が疲れるわけないわ、もう少し骨のある仕事を取ってくることね」

モバP「ははっ、流石は時子だな。そうだ、誕生日おめでとう時子」

時子「あら、無い脳みそで私の誕生日を覚えているとはやるじゃない。褒めてあげるわ」

モバP「褒めてもらえるとは光栄だな。プレゼントはこれだ」

時子「鞭のプレゼントだなんて、貴方は変態なのかしら?」

モバP「変態のつもりはないが買うときに奇異な目で見られたなぁ…」

モバP「けど、時子がいつも持ってる鞭がちょっと痛んでるみたいだったからな。ちょうどいいと思ったんだ」

時子「ふぅん、まあいい心がけね。うん、しっくりくるわ」

モバP「事務所内で振り回して何かに当てないでくれよ」

モバP「そういえばさっき今の仕事じゃ物足りないみたいなこと言ってたよな」

時子「そうね」

モバP「そんな時子に新しい仕事を取ってきたんだ」

モバP「この間のスクールガールの仕事の受けが良くてなー」

時子「……アァン?」

モバP「是非ともまた時子にやってほしいってことで、今度はドラマに女子高生役で出演が決定した」

時子「…貴方、それは冗談よね?あんな屈辱をまた味わえというの?」

モバP「HAHAHA!!応援してるから、ガンバレヨー」

時子「この豚…躾けが必要なようね…」

モバP「まあ、落ち着いてこの花を受け取ってくれ」

時子「アァン?」

モバP「この花はスターチスって言って、今日の誕生花なんだ」

時子「だからどうしたというの」

モバP「この花の花言葉は『いたずら心』」

モバP「つまり、さっきの仕事の話はウソだ、安心しろ」

時子「私にそんなウソをつくだなんて、貴方も偉くなったものね。さっきもらった鞭で試し打ちしてあげるわ」

モバP「はっはー、軽い冗談だろ?スターチスの花言葉には『永久不変』ってのもある」

モバP「時子の今のスタイルで輝けるような仕事を取ってきてやるから楽しみにしてろよー」

時子「ちっ…逃がしたわね」

時子「ふん。下手な仕事を持ってこようものなら容赦せず躾けてあげるから覚悟してなさい」

4月19日

白菊ほたる「プロデューサーさん…お疲れ様です…」

モバP「ほたる、お疲れ様。仕事のほうは大丈夫だったか?」

ほたる「はい…今日は問題なく終わりました…」

モバP「よかった。やっぱりほたるの誕生日だから神様が気を利かせてくれたかな?」

ほたる「私の誕生日…覚えててくれたんですか?」

モバP「当たり前だ。ほたる、誕生日おめでとう。ほら、ケーキもあるぞ」

ほたる「私なんかの誕生日をお祝いしてくれるなんて…嬉しいです…ふふ」

モバP「お、いい笑顔、ほたる、こっちを見てくれ」

ほたる「なんですか?…鏡?」

モバP「ほたるはたまに笑顔の練習をしてたからな。いつでもできるように可愛い手鏡をプレゼント」

モバP「まあ、今みたいな可愛い笑顔ができるなら必要なかったかもしれないな」

ほたる「か、かわいいなんて…そんなことないです…。でも…嬉しい…ありがとうございます…大切にしますね…ふふ」

モバP「おう、どういたしまして」

モバP「それと、誕生花としてこの花も受け取ってくれ」

ほたる「これはドライフラワーですか…?」

モバP「紐鶏頭(ヒモゲイトウ)って花でな。開花時期は8月以降だから、ドライフラワーにしたやつを持ってきたんだ」

ほたる「…ひもげいとう?」

モバP「あまり聞かない名前だよな。赤紫や緑の花が紐のように長く吊り下がってるように咲く花で、雑穀として食べたりもできるんだ」

モバP「花言葉は『粘り強い精神』や『不滅』、どんなに不幸なことがあってもアイドルであることを諦めなかったほたるにぴったりな花だろ」

ほたる「私が諦めなかったのは…プロデューサーさんや…みんながいてくれたからです」

モバP「そういってもらえるのは嬉しいな。それと、もう一つ」

ほたる「これは…菖蒲の花ですね」

モバP「黄菖蒲(キショウブ)だ。その名の通り黄色い菖蒲だな」

モバP「黄菖蒲の花言葉は『幸せを掴む』」

モバP「紐鶏頭と合わせて、不幸なんかに負けず、幸せを掴んでほしいって想いから選んでみた」

ほたる「こんなに…私のことを考えてくれて…」

ほたる「プロデューサーさん、ちょっとずつでも不幸に負けない私になって、私だけじゃなくみんなも幸せにできるように頑張ります」

ほたる「プロデューサーさんと一緒なら、そんな私になれると思うから」

ほたる「だから、プロデューサーさん。見守っててくださいね」

4月24日

島村卯月「プロデューサーさん、お疲れ様です!」

モバP「卯月、お疲れ様。今日はどうだった?」

卯月「今日も一日頑張りました!」

モバP「OK、頑張った卯月にプレゼントだ。誕生日おめでとう!」

卯月「えへへ、かわいいバースデーケーキですね♪ありがとうございます!」

モバP「さらに、こいつもプレゼントだ」

卯月「わぁ♪うさぎさんのキーホルダーですか、可愛いです!」

モバP「…なんというか卯月の喜び方は普通で可愛いな」

卯月「…そうですか?けど、可愛いって言われちゃいました。えへへ♪」

モバP「そうだ、さっきのバースデーケーキとは別にこれがあった」

卯月「これって、オレンジのフィナンシェですよね?」

モバP「オレンジは今日の誕生花でな、ちょうど家にあったから作ってみた」

卯月「プロデューサーさんが自分で作ったんですか?」

モバP「ああ、よほど凝ったものじゃない限りレシピがあれば大抵のもんは作れるぞ」

モバP「オレンジの花言葉は『寛大』や『気前のよさ』なんてのがある」

卯月「オレンジの色と同じで明るい心のイメージですね」

モバP「いつも明るい卯月に似合うだろ」

卯月「えへへ」

モバP「最後にこの花も受け取ってくれ」

卯月「真っ赤で綺麗なお花ですね。なんてお花ですか?」

モバP「ゼラニウムって花だ。ほかにも白やピンクの色もあるんだが、卯月に一番似合うのは、この赤いゼラニウムの花言葉だと思う」

卯月「気になります!教えてください」

モバP「赤いゼラニウムの花言葉は、『君ありて幸福』」

モバP「卯月の頑張りは、色んな人に幸せを届けてると思うんだ」

卯月「そんなことないですよー、私には頑張ることしかできないだけですし」

モバP「頑張るってことは誰にでもできる。でも、卯月みたいに頑張り続けるってのはそう簡単にできることじゃない」

モバP「俺が初めてここに来たとき、卯月の頑張ってる姿を見て俺も頑張らなきゃいけないって思ったんだ」

モバP「いつも明るく元気で、どんなことにも一所懸命に頑張って、そんな卯月の姿を見てると元気が出てきて幸せな気持ちになれたんだ」

モバP「多分、最初に担当したのが卯月じゃなかったらここまでやってこれなかったと思う」

卯月「それは私だって一緒です!プロデューサーさんがここに来て、私の担当になってくれて、頑張って仕事を取ってきてくれて」

卯月「そんなプロデューサーさんを見てたから、私も頑張れたんです。頑張ってくれてるプロデューサーさんの為にも頑張らなきゃって、そう思ったんです!」

卯月「だから、ここまでこれたのはお互い様なんです」

モバP「ありがとう、そういってもらえるのはプロデューサー冥利に尽きる」

卯月「えへへ♪プロデューサーさん、私これからもトップアイドルを目指して頑張ります! だから、ずっと一緒にいてくださいね!」

モバP「ああ、これからもずっと一緒に頑張ろうな!」

オレンジの花言葉には『花嫁の心』というのもあります。
卯月は絶対いいお嫁さんになると思います。

作者自身がアヤと同じ福岡出身で、
普段使ってるハチミツが百花蜜やアカシアの蜂蜜だったので同じ感覚でこう書いたんですけど、
調べてみたらレンゲミツの方が日本国内でポピュラーな上に福岡にも有名どころがありました。
地元の味を楽しめよ私…。
東日本はアカシア蜜、西日本はレンゲ蜜で有名なんですね。
完全に調査不足でした、申し訳ないです。

4月27日

水木聖來「プロデューサーさん、お疲れ様」

モバP「聖來か、お疲れさん。それと、誕生日おめでとう」

モバP「まずはバースデーケーキをプレゼントだ」

聖來「わお、ありがとう!嬉しいなぁ、こういうの♪」

モバP「聖來へのプレゼントは何にするか考えたんだが、これにしてみた」

聖來「あ、わんこと同じ種類の犬のヌイグルミだね。ちっちゃいわんこだ、可愛い♪」

モバP「ヌイグルミってちょっと子供っぽいかなとも思ったんだけどな」

聖來「全然問題ないよ。こういうのは好きだしね~」

モバP「それならよかった。それとこれも」

聖來「犬用のおもちゃだ、わんこと遊ぶときに使ってあげるね」

モバP「それと、最後にこれもな」

聖來「なになに……わぁ、綺麗な白い花!」

モバP「白根葵(シラネアオイ)って花で、今日の誕生花だ。一般的なシラネアオイは淡い紫色の花なんだが、こいつは白い花を咲かせるシロバナシラネアオイだ」

聖來「そのまんまだね」

モバP「北海道や本州中部より北のほうの山や林に咲く花で、日光白根山に多く咲いてる」

聖來「白根山って、栃木と群馬の間にある山だよね。昔、行ったことあるよ」

モバP「白根山に咲いてて、タチアオイに似てるからシラネアオイって名前なんだ」

モバP「花言葉は『優美』や『完全な美』この花の美しさをそのまま表してるな」

聖來「へぇ、そんな花をプレゼントなんて、プロデューサーさんもカッコいいことするね」

聖來「アタシもこの花に負けないように綺麗に咲かせてよね♪」

4月27日

モバP「志保、お疲れ様」

槙原志保「あ、プロデューサーさん、お疲れ様です」

モバP「今日は誕生日だったよな。おめでとう」

モバP「スイーツ好きな志保にはいろんな種類のケーキを買ってきたぞ」

志保「イチゴのショートにロールケーキ、ザッハトルテやティラミスなんかも」

志保「こんなにたくさんの甘~いプレゼント、ありがとうございます♪」

モバP「それと、こっちは花のプレゼント」

志保「これって、スイレンですか?」

モバP「ああ、今日の誕生花の睡蓮だ」

モバP「睡蓮の花言葉は『心の純潔』や『清純の心』なんて綺麗なイメージがある」

志保「水の上に咲く姿は清らかなイメージありますもんねぇ」

モバP「志保的には『甘美』って花言葉のほうが似合うかな」

志保「あ、それはスイーツ好きな私にぴったりですね」

志保「でも、この量はさすがに多いですし、プロデューサーさんも一緒に食べましょ♪」

モバP「そうさせてもらおうかな」

志保「はい♪甘いものはやっぱり一人で食べるより、プロデューサーさんと一緒に食べるとさらに美味しくなりますねっ♪」

ここまで読んでくださりありがとうございます。
これにて4月編も完結です。
3月4月合わせて34人も書き終えました。
しかし、モバマスのアイドル183人+トレーナー4人+ちひろで計188人。
全部の月を書くなら残り154人分もあるという現状。
これは、割とたいへんなものを題材にしてしまったかもしれないです…。
また近いうちに5月編も書き始めると思いますので、機会があればまたよろしくお願いします。

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