淡「そっか」

照「うん」



淡「騎士って……テルが？似合わないね」

照「自分で聞いておいて何を……」


淡「だってテル、全然宮永サキに会ってないじゃん」

照「だって私は東京、咲は長野。流石に無理がある」

淡「そんなんで騎士って言えるのー？」

照「それが言える」

淡「なんでさー！」

照「>>7」

私が口笛を吹いたらすぐに先は私のところに来てくれる

淡「うっそー！」

照「本当だってば」

淡「こっちの方が無理があると思うんだけど！」

照「なんならやって見せようか 」

淡「うん見たい、すごくみたい」

照「それじゃ―――」ｽｯ

照「―――――――っ！！」ｽｰｯ


淡「…………」



淡「出てないじゃん！」

照「これで来るはず」

淡「出てないじゃん！」

照「二時間待って」

淡「長いよ！！」

照「東京から長野だから遠いのはあたりまえ」

淡「……あぁ、まあそうなんだけど……」


【二時間後】


>>12「」ｶﾞﾁｬ


照「ほら来た」

咲

咲「お姉ちゃん、呼んだ？」

淡「……っ！えっ！？」

照「ほら来た」ﾌﾝｽ

淡「う、嘘っ！？」

淡「えっなんで来たの！？」

咲「あ、あの、お姉ちゃんに呼ばれて……」

淡「ええーっ！？」



照「信じてくれた？」

淡「あ、うん、こりゃ信じるしかないよね……」


咲「それよりどうしたのお姉ちゃん。何かあったの？」

照「いや、特にないよ」

咲「えーっ！？そうなの！？」

照「ごめん」

咲「もう！移動するのすごく面倒だしお金もかかるんだから！」

照「……返す言葉もない」


淡「……本当に騎士なの？テル」

照「……うん」

淡「相手に来てもらうって……どうなの？」

照「…………」




菫「とかなんとか言ってる間に突然>>16が！！危ない三人！！」

淡「うわぁ菫せんぱい！？」ｲﾂﾉﾏﾆ!?

怪人

怪人「」ｹｯｹｯｹ

淡「うわっ、なんなのこいつー！明らかに不審者じゃん！」

咲「怖いよお姉ちゃん！」

照「咲、淡。私の影に隠れて」


淡「う、うん……」ｺｿｺｿ

淡(なんかテルがいつもより頼もしい……)


怪人「」ﾄﾞｹｰ

照「どこの誰かは知らないけれど、一体私たちに何のよう？」

怪人「>>20」

ふふふ、宮永照を改造人間にするために誘拐しに来たんですよーぅ

照「な、何だって！」

怪人「とりあえず黙って来てもらいたいんやけど……」ｽｯ

咲「お姉ちゃん！」ﾊﾞｯ

淡「あっ、サキ！」


怪人「おおっと、邪魔するようなら……こうですよーぅ」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

照「…っ！」ｸﾞｯ


咲「……お姉ちゃん」ｼﾞﾘｼﾞﾘ


照「咲」

咲「！」

照「お姉ちゃんは大丈夫、だから……っ」

咲「でもお姉ちゃん！」

照「淡、咲を連れて逃げて……！」

咲「……！」

淡「な、何を勝手に……テル！」


照「だいじょうぶ……すぐに倒して、戻ってくるから」


淡「……絶対だよ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

咲「あっ、離して、あっ、お、お姉ちゃーんっ！」



照「……これでいい？」

怪人「せやね。懸命な判断やと思うよ」

照「それで？私はどこまで行けばいい？大阪？」

怪人？「あらら、バレてましたかー」ﾊﾞｯ



憩「ほんなら話は早いかな」

照「ひとつだけ約束して。あの二人には手を出さないで……！」

憩「ふふふ、騎士らしいな」

照「約束して！」

憩「>>25」

咲が騎士やないんか

照「えっ」

憩「えっ？」

照「あっ」


憩「…………」



照「ごめん、スルーして」

憩「でも」

照「スルーして」

憩「…………」



照「スルーして」

憩「……わかりましたよーぅ」

照「あと約束もして」

憩「ウチもそれくらいの約束は守ってあげますよーぅ、但しチャンピオンはどうなるかは私の気分次第ですからね？」

照「うん、そのくらいはわかってる」

憩「それじゃ、立ち話もなんやし……行きますか」

照「うん」

【三箇牧高校地下】

照「地下にこんなところが……」

憩「ふふっ、この日のために用意してた研究室なんですよーぅ」


照「……それで？私は何をすればいいの？」

憩「悩むけど……はじめは、>>30かな」

少し縛られて助けを求める演技をビデオの前でしてもらいましょう

照「…それと改造人間と、なんの関係が……」

憩「いや、ただの趣味ですよーぅ？」

照「ひ、卑劣な……」

憩「ふふっ、断ったら……判ってるやろ？」

照「……」ｺｸﾘ

ビデオ『た、助けてっ！助けて！お願いっ！！』

憩「ほう、迫真の演技」

照「こういうのは得意だから」

憩「まさかこんなことで使うとは思わなかったやろ？」

照「……それはそうだけど」


憩「さて、このビデオは永久保存として……」

憩「そろそろ本格的にやりましょか……まず、>>35！」

熱々おでん

憩「このおでんを食ってもらうで！」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

照「……それも趣味？」

憩「いーや、ちゃんとした実験やで……まぁ趣味もあるけど……」


照「何にせよ、それくらい造作もない。早く箸を……」


憩「はい、あーん」

照「……え？」


憩「何って、あーんや、あーん。あーん」

照「ちょ、ちょっと冷まさせて……ﾑｸﾞｯ!」


憩「」ﾜｸﾜｸ


照「>>46！」

あっちゅ！あっちゅい！

照「あちゅいよ！く、くちびるぅ……！」ﾊﾌﾊﾌ

憩「」ｿﾞｸｿﾞｸｯ


照「うう……水……」ﾅﾐﾀﾞﾒ

憩「そんな泣くほど美味しかったん？ならもう一口いってみよか」

照「！だ、だめﾑｸﾞｯ……あっちゅい！！」



憩「」ﾄﾞｷﾄﾞｷ




憩「次はもち巾着いってみますよーぅ」

照「！！そ、それだけは……！」

憩「中身はチャンピオンの好きな甘いチョコなんやけど」

照「！！……でも、中はどろどろに溶けて……でも……熱い……」

憩「好物な分、リアクションも相当なもんやろ！くらえ！」


照「もはやリアクション目当て……ﾓｶﾞｯ」


照「>>52！」

のどに詰まった！！

憩「だ、大丈夫か！？」

照「ゴホッゴホッ！」

憩「み、水……水、水は……」

照「グッ、ゲホゲホッ！！」


憩「おでん汁しか無い……仕方ない、これで」

憩「チャンピオン、水や！飲み！」

照「ングッ、ングッ……あっちゅい！！」





憩「いやーしかし、大事にならんでよかったわ」

照「中身が餅だったら、本当に危なかったところ。よく考えて」

憩「ごめんなさい……」




憩「でも手は緩めないで！」

憩「次は……>>56や！」

スカイダイビング

【上空】


照「ねぇ、ここどこ？」

憩「お空の上やで、まんまの意味で」

照「……ほんとにやるの？」

憩「お、チャンピオンは高いとこ苦手なんか？」

照「……そんなことはない」

憩「ならええやろ、パラシュートの開き方はわかっとんな？」

照「うん、わかってるけど……」


憩「ならええやん、はいどーん」ﾄﾞｰﾝ

照「わ、ちょ、心の準備が――――」ﾋｭｩｩｩ



憩(今回はどんなリアクションするんやろ……)ﾜｸﾜｸ



照「>>63！」

残像だ

憩「！？」

照「あなたの敗因はひとつ。スカイダイビングのために私の拘束を解いたこと」

憩「い、妹がどうなっても……」

照「守る。だって私は騎士だから」

憩「…………！！」ｸﾞﾇﾇ





照「さて、よくもやってくれた」

憩「……形勢逆転、かぁ」

照「そうだね。別に私は改造とか興味ないから、ただの仕返し」



照「>>67してやる」

鼻フック顔を動画配信

憩「……これ、もう配信されとるん？」

照「うん」

憩「うー恥ず……見んといてー……」


照「じゃ、やるよ。痛かったら言ってね」

憩「言ったら止めてくれるん？」

照「いやそういう訳じゃないけど」

憩「知ってた」



憩「あ、うん……あっ」

憩「あ、ちょ痛……や、やっぱ止め―――」

憩「あ、これアカン奴やん！これアカンって！鼻とれる！鼻とれる！！」

憩「許して！お願い！なんでもするから許して！！」

憩「死ぬ！！死ぬから！！鼻死ぬーっ！！」




【この動画に対するコメント】


>>71>>72>>73

>>68
関西にはビーバップハイヒールという素人女性に鼻フックする罰ゲームのある番組があってな

この子どっかで見たことあるような

釣り乙

この子どっかで見たことあるような

これ三箇牧の荒川憩じゃねえか何してんだ

そういや関西には素人女性に鼻フックする番組あったな

だとしたらこの人選は狙いすぎ
釣り乙

なんの釣りだよ

麻雀の罰ゲームかなんかだろ




憩「もうお嫁にいけへん……」ｼｸｼｸ



照「東京戻るか」

淡「テルーおかえりー！」

咲「おかえり、お姉ちゃん」

照「ただいま、二人とも」


淡「ごめんテルー！！怪我とか無い！？」

照「だいじょうぶ」

咲「お、お姉ちゃん、ありがとう……」

照「何てことはない。私は咲の姉だし、騎士でもある」


照「また何かあったら私が守るからね」

咲「うん！また何かあったら呼んでね！」



淡「ん？」

照「また咲に何かあったら私が口笛を吹くからね」

咲「私に何かあったらお姉ちゃんの口笛を聞いてそっちに向かうから！！」

淡「んん？」


淡「……頭こんがらがってきた……」



淡「帰りにコンビニでおでん買って寝よう」


騎士編 ｶﾝｯ

駄文すまんかった
SS久々なんや

このままスレ畳んでしまおうかとも思ったが厚かましくもまだやります
よろしければ是非お付き合いいただきたい
もともとリハビリ兼ねたスレやし



淡「宮永サキって、テルの>>80？」

照「そうだよ」

おやつをとった憎い敵

あと主語の取違いはごめんなさいでした
今後はそういうミスがないよう頑張る所存安価下

淡「テルのおやつを……？」

照「そう。私が楽しみにしてた、瓶に入ったとろとろプリンを４つとも全部食べたんだ」

淡「よ、４つも……？テルと似て食いしん坊さんなんだね」

照「いつもはあまり食べないのに、あの日だけ……絶対に許せない」



淡「いつもは食べない……？なら、何か事情があったんじゃないかな」

照「！」

淡「ちょっと、話を聞かせてみせてよ」

照「わかった」ｺｸｯ


【回想】


照『なんで私のプリン全部食べちゃったの！？あれ家族全員一つずつのはずじゃないの！？』

咲『>>89！』

京太郎が食べてたよ

照『京ちゃんが？』

咲『う、う、うん！京ちゃんが来てね？それでね？』ｱｾｱｾ

照『そっか。京ちゃんが……』ｽﾞｽﾞｽﾞ

咲『お、お姉ちゃん？』


照『……ちょっと出掛けてくるね。留守番よろしく』ｺﾞｺﾞｺﾞ


咲『……ごめん京ちゃん』





京太郎『あ、照さん。こんにちは』

照『京ちゃん。単刀直入に聞くね』

京太郎『？』


照『プリン食べた？』


京太郎『>>94』

ハギヨシさんが食べてましたよ

京太郎『は、ハギヨシさんが食べてましたよ』

照『ハギヨシ……？それは誰？』

京太郎『ええと……かくかくしかじかもんもんぶちぶちで……』

照『……へえ、そうなんだ』

京太郎(うっわ興味無さそうな顔)

京太郎(というか、あまりに照さんが迫ってくるからついハギヨシさんの名前だしちゃったけど……プリンって何だ？)


照『それで、その龍門渕の執事が、どうして私たちの家に来て勝手にプリンを食べたりしたの？』

京太郎『うっ』


京太郎(この顔……絶対嘘がバレてるわ……)

京太郎(だが謝ったら誤解を解く間も無くやられそうだしな……突き通さねば)


京太郎『そ、それは>>101』