小鳥「765プロのプロデューサーさん達」 (56)

小鳥「どうも765プロ事務員の音無小鳥です。」

高木「社長の高木です。って音無くん、人を突然呼び出していったいなんなんだね?そしてこのカメラは何かね?」

小鳥「はい、今回は765プロのライブDVD&BDの特典映像の収録です。」

高木「なるほど、この前の9thライブだね?いやーあれは素晴らしいライブだったね…懐かしい歌も聞くことができたし…なによりも…」

小鳥「すいません、社長の話は今は大丈夫です。」

高木「ん?9thライブの感想を私や音無くんが話すという特典ではないのかね?」

小鳥「いえ、さすがにそんなものを特典としても需要がないと思いますので。」

高木「うーむ、そうかね…ではそれはまたの機会にするとしよう。それで、今回はどんな企画なんだい?」

小鳥「はい、今回は765プロのプロデューサーです。」


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高木「なるほど、ティンときた。つまりうちの事務所にいる優秀なプロデューサー諸君を紹介しようというわけだね?」

小鳥「さすが社長ー分かってますね!」

高木「ははは当然だよ。」

小鳥「はい、たーっち。」

高木 小鳥「イェイ」

高木「ははは、音無くんもなかなかだね。それで、どうやってプロデューサー諸君を紹介するんだい?」

小鳥「このプロデューサーさん達の秘蔵動画を一緒に観ていきましょう。」

高木「おぉそんなものがあるのかね、さすが音無くん。用意が周到だね。」

小鳥「事務員として当然ですよ(プライベート用で勝手に盗撮していたとは言えないピヨ)」

小鳥「では、まずはこれからいきましょうか。」

小鳥「これは…響ちゃんが事務所に入ることを決めた時のものですね…」

producer1

P『おい、一緒にアイドルやろう!』

響『無理だよ…』

P『無理じゃねー!楽しいさ!』

響『自分、お前たちには感謝してるぞ…』

響『もちろんアイドルにはなりたいさ…だけど自分は動物達と暮らしてるし…そのせいで少し臭いとかもあるし…そんな自分がアイドルになんかなれるわけないさ!』

響『…だから…お礼を言いに来たんだ…』

響『誘ってくれてありがとう…自分はここに残るけど…いつかまた気が向いたらここへ…』



P『うるせェ!!!!いこう!!!!!』どんっ!!

響『…おおおぉぉ!!』

小鳥「ぴよぉぉぉ…何度観ても感動の場面よね…」シクシクピヨピヨ

高木「いやぁ、『ルフィP』くんもなかなか味な誘いかたをするもんだね。」

小鳥「そうですね、ルフィPさんのお陰で響ちゃんが事務所に来てくれたみたいなものですね。」

高木「やはりルフィPくんを採用した私の目に間違いはなかったようだね。さて、次は誰かな?」

小鳥「そうですねー、次は…美希ちゃんを売り込んでるこの動画なんてどうでしょう?」

producer2

P『星井美希をよろしくお願いします。』

偉い人『ん?なんだね君は?』

P『765プロのものです、是非うちの星井美希を使ってください。歌もダンスもそんじょそこらのアイドルには負けません。』

偉い人『765プロ?あぁあの高木さんのところの…しかしね…この子全然有名じゃないから、うちの番組には…』

P『お願いします。この通りです、筋肉なら誰にも負けません!』ヌギヌギ

偉い人『って君なに急に脱ぎ出してるんだ。君の筋肉とその子の出演はまったく関係ないだろ。』

P『お願いします!うちの星井美希を是非!』

偉い人『うーん、なんだか分からないけど君のその熱意に負けたよ。よし次の回で出演を依頼しよう。』

P『本当ですか!?ありがとうございます!』

偉い人『ところで君の名前は…?』

P『ミキピィィィィィぃぃ!!!!』

小鳥「いやー、さすがですね。まだうちの事務所が弱小だった頃ですね。」

高木「うーむ、『庄司P』くんの熱血な売り込みには本当に助けられたものだね。」

小鳥「嬉しいことがあると必ずこれ叫ぶのもいいですよね。」

高木「彼には驚かされてばかりだよ、まったく。さて、次は誰かな?」

小鳥「次は…千早ちゃんと出かける時のワンシーンですが、これなんかどうでしょう?」

producer3

千早『プロデューサー、早くしないと遅れますよ。』

P『大丈夫だ、焦らなくても遅刻などしない。』

千早『なぜそんなことが分かるんですか?』

P『前番組の収録が長引いて結局予定していた時間よりも3時間ほど遅く始まるんだ。』

千早『…?そういう連絡がきたんですか?』

P『うーむ、まぁそういうことにしておこう。』

千早『そういうことにって…結局どういうことなんですか?説明してください。』

P『フゥーハハハハ、説明しても無駄だと言ってるんだよ、クリスティーナよ。』

千早『そうやってまた私をからかって…』

P『ん?気にさわったか?』

千早『いえ、もう慣れましたから…』

千早『でも、たまにはちゃんと名前で呼んでほしい…かも…』ボソ

P『ん?なにか言ったか?』

千早『いえ、別に…』

P『そうか…まぁいいとりあえず現場に向かうぞ、遅れるとはいえ新人アイドルがあまり遅く入るのも良くないからな。行くぞ、千早!』

千早『…はい』



小鳥「ぴよぉぉぉぉぁ!甘い、甘すぎるわぁァァ!」

高木「お、音無くん大丈夫かい?鼻血がでているぞ。」

小鳥「やっぱり『岡部P』さんと千早ちゃんは最高ね。」

高木「うーん、あの二人はどこか繋がっているところがあるんだな。私にはティンと分かる。」

小鳥「そうですよね、いいですよね。」

高木「で、次は誰だい?」

小鳥「…えっと…そうですね、これでいいんじゃないですか?」

高木「なんか適当になっているな。」

producer4

亜美『に、に→ちゃん…そこ…』

P『ん?ここがいいのか?全く亜美はエッチだなぁ。』

亜美『ち、違うよ…そんなんじゃ…』

P『それならやめちゃおうかな』

亜美『あぁごめん、に→ちゃんウソ!本当は…そこが…』

P『フフフ、素直でよろしい。』

真美『に→ちゃん、亜美ばっかりじゃなくて…真美にも…』

P『あぁそうだな、よしそれなら二人ともまとめて…』

亜美『に、に→ちゃん!』
真美『そ、そこは…あっ…に、に→ちゃん!』

亜美『だ、だめぇぇぇぇぇ!』
真美『あ、あぁぁぁぁぁん!』



高木「お、音無くん!!」

小鳥「ピヨ…?」

高木「『3P』くんはいつも二人にこんなことを…」

小鳥「いえ、このときはたまたまですよ。それにこんなことって言っても書いてある原稿を読み合わせてるだけですから…たしか、二人が大人っぽい演技ができるようになりたいって言い出したのが原因だったと思いますよ。」

高木「しかしねぇ…なにか問題になりそうなんだがねぇ。」

小鳥「大丈夫です!このくらいのファンサービスがあったほうがいいんです。」

高木「ん…そうかね…まぁ音無くんがそういうのなら…それで、次は誰かな?」

小鳥「次は雪歩ちゃんの家庭の事情が某雑誌に載せられて、事務所の回りに記者がたくさん来てた時のものです。」

producer5

雪歩『プ、プロデューサー…どうしましょう…』

雪歩『あの記事のことでこんなに…』

雪歩『やっぱり私にはアイドルなんて無理だったんですぅ』

P『…バーロー』

雪歩『…え?』

P『これくらいのゴシップはアイドルなら良くあること。それに、ゴシップが書かれるなんてお前がアイドルとして世間から認められた証拠だ。』

雪歩『うぅ…それは確かにそうなんですけど…やっぱり…こんな男の人がいる中を通るなんて無理ですぅ…』

P『…』スッ

雪歩『…え?』

P『知ってるか?そいつをかけてると正体が絶対バレねーんだ。クラーク・ケントもびっくりの優れ物なんだぜ。』

雪歩『プ、プロデューサー…わ、私がんばります!』

小鳥「しょたぴよぉぉぉぉぉぉ」

高木「うーん、『江戸川P』くんは相変わらずかっこいいね。」

小鳥「そうですよね、口癖のバーローが癖になりますね」グヘヘヘ

高木「音無くん?よだれが出ているよ?」

小鳥「あっ…失礼しました。では次は…これなんてどうでしょう?」

producer6

あずさ『あらあら、プロデューサーさんったら甘えん坊さんなんですから。』

あずさ『じゃぁ膝にどうぞ…』

あずさ『私、人に耳かきするの初めてなんですよ。』

あずさ『って、こっちじゃなくて向こう向いてください…』

あずさ『もう…プロデューサーさんの、えっち…』

高木「いやぁ、三浦くんの耳かきなんて…うらやましいね。」

小鳥「本当ですよね。『俺P』さんずるいですよね。もうさっさと次に行きましょう!」

高木「うーん、次は誰だろうね。」

小鳥「次は、貴音ちゃんと夜遅くなった時に事務所で話しているときのものです。」

producer7

貴音『ぷろでゅーさー、先ほどから頭を抱えてどうしたのですか?』

P『あぁ四条くん…これなんだが。』

貴音『これは、あるふぁべっとですね…これがどうか致しましたか?』

P『これの訳を考えていたんだけど…直訳することは簡単なんだよ、しかし、私にはどうもそれが直接的過ぎると感じてしまうんだよ。そこで、他にちょうど良い訳はないかなと思ってね…』

貴音『なるほど…そういうことでしたか。』

P『四条君、何か浮かばないかな?』

貴音『はて…そうですね…申し訳ありませんが私には難しい問題です。』

P『そうか、それは残念だ。四条君ならばなにか妙案を出してくれると思ったのだが…』

貴音『ふふ、私を買いかぶりすぎですよ。それよりもぷろでゅーさー。』

P『ん?どうかしたかな?』

貴音『こちらに来てください。一緒に外を眺めましょう。今日は月が綺麗ですよ。』

小鳥「ロマンチックですね。」

高木「うーん、『夏目P』くんは実に紳士というか、大人だねぇ。もちろん四条君もなんだが。」

小鳥「なんかあの二人って大正ロマンスですよね。」

高木「うんうん、言いたいことは分かるよ。」

小鳥「さて、次は真ちゃんです!」

producer8

真『プロデューサー!』

P『ん?どうしたんだい真くん?』

真『なんで僕だけいつもこういう格好の仕事なんですか!?』

P『なんだ、いつものパターンか。』

真『いつものパターンって、僕だってたまにはキャピキャピーな衣装を着てみたいんですよ!』

P『古いなぁ、今どきそんなの流行らないよ。』

真『そんなことないですよ!僕が読んです漫画の中にはいっぱいこういう服着てる子いますよ、ほら見てください。』

P『いや、その理屈はおかしい。』

真『どうしてですか!?』

P『ばかだねぇ。実にバカだね。いいかい、それは所詮漫画の話、フィクションなの。』

真『分かってますよ。でも…』

P『でももヘチマもない!』

真『…はぁ…どうせ僕なんか…』

P『…道具を貸すのは今回だけだからね…』

真『へへっ…やーりぃ!』

高木「いやー、『どらP』くんは真くんに本当に甘いね。」

小鳥「そうなんですよね、何やかんや言っても真ちゃんにあまあまなんですよ。でもそれがいい。」

高木「まぁどらPくんには普段から世話になっているからね、そのくらいは気にしないよ。」

小鳥「あっ社長もですか?私も普段からお世話になってますよ、ぐへへへ。」

高木「音無くん、言葉にしてはいけないものまで言葉にしてしまってるいぞ。」

小鳥「あす、すいません…さて、次は伊織ちゃんです。これはなかなかですよ。」

producer9

伊織『それでね、私は言ってやったわけよ…』

伊織『だけどその後…それで…ってことになったのね…』

伊織『結局…で…ってあんた聞いてるの?』

P『えっ…すまんなんだったっけ?』

伊織『全く…けっこうインテリなプロデューサーだって聞いてたから期待してたのに、全然じゃない。本当にこの伊織ちゃんがいないとダメなんだから。私の担当になれたこと感謝しなさいよね!』

P『なぁ伊織…前から言いたいことがあったんだ…』

伊織『な、なによ急に改まって…まさかこの伊織ちゃんが可愛すぎるからって愛の告白とかじゃないでしょうね。』

P『実はそうなんだ。』

伊織『まぁ泣いて懇願するんだったら、下僕ぐらいにはしてあげても…って…え…?』

P『おれ、ずっと前から伊織のことが好きなんだ。』

伊織『ちょっ…えっ…でも…』

P『伊織!おれはお前が好きだ!お前はどうなんだ!』

伊織『…き。』

P『えっ?』

伊織『好きって言ってるでしょ!何度も言わせるな!このあほ!って…でもだめよ…私たちはアイドルとプロデューサー…付き合うなんて…』

P『そんなの関係ねえ!』バサ

伊織『確かにそんなの愛があれば…ってあんた何で急に脱ぎだしてるのよ!』

P『そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!』

伊織『こ…この変態!ド変態!THE変態!変態大人!』

P『そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!』

小鳥「いやぁ、最後でぶち壊しですね。」

高木「そうだねー、『おっぱっP』くんは突然スイッチ入るからねぇ。普段は温和で優秀なんだが。」

小鳥「この映像、軽くホラーですよ。」

高木「さて次は誰かな?」

小鳥「次は…」

Producer10

やよい『うっうー準備できました!』

P『本当に?着替えは持った?』

やよい『はい!』

P『ハンカチとティッシュは?』

やよい『持ってます!鞄も持ってきました!』

P『…鞄?』

やよい『え?確かメールに鞄って…ほら、これです!』

P『これは鞄じゃなくて靴ね。』

やよい『えぇ!?本当だ!どうしましょう、間違えて持ってきちゃいましたぁ。』ズーン

P『ふふ…大丈夫、靴なら事務所に予備があるから。』

やよい『ほ、本当ですか!?良かったぁ、ありがとうございます!』パァア

P(高槻さん、かわいいわ…)

高木「いやぁ、如月くんはアイドル業とプロデューサー業の兼業ができていて素晴らしいねえ。実にすごい。」

小鳥「そ、そうですね。(なんか最後のシーン心の声が聞こえたような…)」

高木「最後は天海君かな?」

小鳥「そうです、あのプロデューサさんです。」

Producer10

P『そこで天海春香が転ぶわけだ…』

P『会場が爆笑に包まれるわけだ…』

P『みんなが笑顔になれるわけだ…』

春香『おはようございます!あっプロデューサーさん、どうしたんですか?』

P『おはよう、いいところに来たな。』

春香『いいところ、ですか?』

P『うむ、おれは今ちょうどお前との将来について考えていたんだ。』

春香『えっ私との…ってまさか…』

P『そうだ、お前とおれがこれからどう頑張ってトップアイドルを目指すかということをな。』バサ

春香『って将来ってそっちか…ですよね…あと全然脱ぐ所じゃないです…』チラ

P『このアイドル戦国時代と言われる今!天海春香はトップアイドルになることができるのか…いや、ならなければならない…なぜなら天海春香は国民に笑顔を与えることができる逸材なのだから!しかし今の時代、いかに才能が有ろうとも一人の少女だけでこの道を進むのは困難だ…だからこそ、俺はプロデューサーとして天海春香をトップアイドルへと導かなければいけない。神よ!俺と天海春香の前に何十何百の困難を与えるがいい。俺たちはそれをすべて乗り越えて、必ずトップアイドルの座を手にして見せよう!』

春香『あの、プロデューサーさん?』

P『ふっ…大丈夫だ…俺たちの未来は明るいぞ。さぁともに笑おうじゃないか。』

春香『は、はい…』

P『アハハ!アハハ!アハハハハ!』

春香『アハハ!アハハ!アハハハハ!』

P『アハハ!アハハ!アハハハハ!』
春香『アハハ!アハハ!アハハハハ!』

小鳥「なんかうちの事務所って脱ぎだすプロデューサーさん多いですね。」

高木「ははは、確かに『保坂P』くんを含め結構いるね。まぁそのあたりはプロデューサー諸君に任せているからね。」

小鳥(脱ぐのを任せるって…妄想が膨らむピヨ)

高木「ではこれで終わりかね?」

小鳥「そうですね。皆さん、765プロのプロデューサーさん達の実態を分かってもらえたでしょうか?」

高木「我が765プロでは、プロデューサー諸君を広く受け入れている。ぜひ興味があったらプロデューサーに応募してみてくれ。ひょっとしたら、次の特典映像には君が載るかもしれないよ。」

小鳥「ふふふ、私もそうなることを楽しみにしていますね。それでは、ここまで見ていただきありがとうございました。お相手は、音無小鳥と」

高木「高木順二郎でした。」

小鳥「さようならー!」

小鳥「っていう映像を撮ったので特典にしていいですよね?」

高木「いやぁ私もまだまだいけるねぇ。」

律子「あっ、却下で。」



おしまい

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