少年「…」zz
少年「…ん…んにゅ」モゾ
天使「…」
少年「…?…ん…」ゴシゴシ
少年「…わ…だれ?」
天使「天使だよ?」
少年「天使さん…ふぁ」グググ
天使「おはよー」
少年「うん、おはよう」ファァ
天使「おたんじょーびおめでとー」
少年「むにゃ…あ、よくしってるね」
天使「天使はえらいの、なんでもしってるの」
少年「そんなんだ…すごい」
天使「それでね、たんじょーびプレゼントもってきたの」
少年「ぼくに?」
天使「うん、神様から…はい」パァァ
キラキラ…
少年「?」
天使「おしまい」
少年「今のキラキラがプレゼント?」
天使「キラキラすごいんだよ?」
少年「?」
天使「…えっと…あっ」ゴソゴソ
少年「…」
天使「えーとね…」ペラリ
天使「これで少年は…せっ、しょくしたいせーを…とりこにするギフトをてにいれたんだって」
少年「せっしょくしたいせーをとりこにする?」
天使「うん」
少年「?」
少年「なーにそれ?」
天使「しらない、かいてあるの」パラ
【少年に対し、接触した異性を虜にするギフトを授ける(笑)】
少年「かんじがいっぱいだ…」
天使「あ、でもうえにカタカナかいてくれてるの」
少年「ほんとだ」
天使「これねー、ルビっていうんだよ」
少年「そんなんだ!天使さんはいろんなことしってるね」
天使「天使はえらいの、なんでもしってるの」
少年「うらやましい」
天使「でね、わたしがえらいとね?神様があたまナデナデしてくれるの」
少年「ぼくも、おねーちゃんがよくなでてくれるよ!」
天使「…」ジー
少年「?」
天使「…」ジー
少年「あっ」
少年「…」ナデナデ
天使「えへへ」
少年「へへへ」ナデナデ
少年「でも、よくわかんないね…」
天使「うん…なんだろ」
少年「そうだ!おねーちゃんにきいてくる!」
天使「おねーさん、ものしり?」
少年「ものしり!」
天使「じゃあだいじょーぶだね、わたしはかえるね」
少年「あ、そうだ天使さん」
天使「ん?」
少年「きょうね、たんじょーびかいするんだ!」
天使「?」
少年「天使さんもおいでよ!」
天使「ふぇ?…パーティー…いいの?」
少年「うん!」ニコリ
天使「…じゃあ…あとちょっとここにいる」
少年「たくさんいたほうが、たのしいもん!じゃあきいてくるねー…」トテトテ
天使「…」
天使「おいしーものでるかな?」
…
少年「おねーちゃーん、おはよー」トテトテ
姉「あ、おはよう…今日は早起きね」ナデナデ
少年「へへへー!あのね、せっしょ…
姉「お誕生日おめでとう」
少年「ありがとー!それでね、せっしょ…
姉「そうだ…さっき、隣の幼馴染ちゃんが来てたわよ?」
少年「ほんと!?…あ、えっと…」
姉「ふふふ、行ってらっしゃい」
少年「うん!いってきまーす」トテトテ
姉「さーて、パーティーの準備しないとね」
…
少年「なにかわすれてるよーな…」トテトテ
幼馴染「あ!少年!」
少年「あ、幼馴染ちゃん、おはよー!」
幼馴染「おはよ!」
少年「さっき、ねてた…ごめんなさい」
幼馴染「いいよ?…そんなことより、たんじょーびおめでとー!はいこれ!」ポフッ
少年「わ」
少年「…」ガサガサ
幼馴染「マフラーだよ!おかあさんとかいにいったの!」
少年「ほんとだ…ありがとー!」ニコリ
幼馴染「まいたげる!」グリグリモフモフ
少年「うぷぷ…くるしいくるしい…」
幼馴染「ご、ごめんね?…あれ?うまくいかない」グイグイ
少年「あ、でもあったかいや」
幼馴染「くるしくない?」
少年「あったかいよ?」
幼馴染「うんうん、にあうにあう」ナデナデ
少年「わぁ、もー…なでないでよぉ」///
幼馴染「あたしのほうが、はんとしおねーさんだからいーの!」
少年「むぅ、そうだけど…はずかしいよ」
幼姉「おや、玄関が賑やかだと思ったら…少年君おはよう」
少年「おはよーございます」ペコリ
幼姉「おや?なんだ幼馴染…もうプレゼント渡したのか?誕生会の時が普通だろうに…」
幼馴染「ぶー!いいでしょべつに!」
幼姉「ま、いいけど…じゃあ私も渡しとくか」
少年「?」
幼姉「ほい、少年君…誕生日おめでとう」スッ
少年「ありがとー、幼姉おねーちゃん…わ、おかしだ」ガサガサ
幼姉「姉に怒られない程度に食べたまえよ」ナデナデ
少年「うん!」
幼馴染「むー、あたしのナデナデはいやがったのに…」
少年「いやじゃないよ?はずかしいだけ」
幼馴染「いやじゃないの?」
少年「はずかしいの」
幼馴染「…ならいっか」
少年「…よくない」
幼姉「ほいじゃ、準備して母さんとそっちに顔だすから…少年君は少し散歩してきな」
少年「うん!待ってるねー!」トテトテ
幼姉「…」
幼馴染「…」ニヘラ
幼姉「どした?」
幼馴染「…って」ピョン
幼姉「?」
幼馴染「いやじゃないって!」ピョンピョン
幼姉「あぁ…よかったな」ナデナデ
幼馴染「のっと、こどもあつかい!」サッ
幼姉「えー…」
…
少年「さんぽー♪…しょーてーがいをさんぽー♪」
褐色「おーい!」
少年「あ、褐色ちゃん」
褐色「なにしてんのさ?いっしょにあそぼーぜぃ」ギュッ…グイグイ
少年「わわ…きょうはだめだよー」
褐色「だめかー」シュン
少年「たんじょーびかいやるの」
褐色「だれの?」
少年「ぼくの」
褐色「!」
少年「へへへー♪」
褐色「しらなかった」シュン
少年「褐色ちゃんもたんじょーびかいくる?」
褐色「!!」
褐色「いーのか!?」
少年「いいよー」
褐色「いくー!かーちゃんにいってくる!」スタコラー
少年「あ…えっと…ぼくんち…」
少年「…」
少年「…いっちゃった」
眼鏡「い、いまの褐色…ちゃん?」
少年「あ、いいんちょ!」
眼鏡「しょ、少年くん…おはよ…」
少年「おはよー!」
眼鏡「褐色ちゃん…なにかした?」
少年「んーん、たんじょーびかいによんだらね…」
眼鏡「たんじょーび?」
少年「はしってっちゃった」
眼鏡「だれの…ですか?」
少年「へへへ、ぼくのー!」
眼鏡「お、おお…おめでとうございます…」
眼鏡「おしえて…くれれば…」
少年「あ、いいんちょもくる?」
眼鏡「あの…その…」
少年「?」
眼鏡「いいんちょだけど…その…め、眼鏡で…」
少年「あ、うん…眼鏡ちゃんもくる?」
眼鏡「い、いきます!」
少年「えっとね…ばしょはねー…」
眼鏡「ふんふん…あ、じゃあ褐色ちゃんもつれていきます、ね…」
少年「ほんと?ありがとー!」ギュッ
眼鏡「あわわわ」///
少年「んじゃ、まってるー!」トテトテ
眼鏡「ぅあー」///
眼鏡「…」///
眼鏡「はっ…褐色ちゃんおいかけないと!」
眼鏡「あ、でもわたしも…じゅんび…」
眼鏡「ど、どーしよ…」アワアワ
…
少年「こうえんまできちゃった…」
少年「そろそろかえろーかな…」
先生「あら、少年君?」
少年「あ、せんせー」ニコリ
先生「ご機嫌ね、何かあったのかな?」
少年「ぼくのたんじょーび!」
先生「あら!…少年君、おめでとう」ナデナデ
少年「へへへー」
少年「あ、せんせーもたんじょーびかいくる?」
先生「あら、先生を招待してくれるの?」
少年「うん!」
先生「じゃあ、呼ばれちゃおうかな?…少し後に行っても大丈夫?」
少年「わーい!せんせーまってるからねー!」フリフリ
少年「…」トテトテ
先生「…」フリフリ
先生「…」
先生「ふふ、かーわいい」
先生「…はぁ」
先生「まさか、少年君からお誘いがあるとは…ご家族に失礼の無いようにしないと…」
………
……
…
コトコト
姉「すいません、準備まで手伝って頂いて」
幼母「気にしない、気にしない…お隣ですもの」クスクス
幼姉「飾り付け終わったぞ、と」
幼馴染「少年、まだかな?」
姉「もう少しで帰ってくるはずだよ」
ドサッ
姉「?」
幼馴染「?」
姉「少年の部屋から?」
幼馴染「帰ってきてるのかな?」
姉「ちょっと見てきますね」
幼母「はーい、ほら…幼姉?こっち手伝って?」
幼姉「うーい」
…
姉「…少年?」カチャ
天使「…」ビクッ
姉「?…えーと…」
天使「た…」
天使「たんじょーびかい?」
姉「あ、少年のお友だち?」
天使「天使なの」
姉「ふふふ、可愛いね…その格好」ナデナデ
天使「えへへ」
天使「あ、はじまった?」
姉「うん、もうすぐだからお姉ちゃんと下に行こっか?」
天使「おいしーのある?」
姉「あるぞー」
天使「えへへ」トテトテ
…
幼馴染「だれ?」
天使「天使」
幼馴染「天使ちゃん!綺麗な格好だね!」
天使「うれしい」
幼馴染「このはね…すごい!ほんものみたい!」ナデナデ
天使「こそばゆい」
幼姉「お?…なんだ少年もやり手だなぁ」
幼母「ふふふ、もてもてね…」
姉「それにしても、ハーフかな…凄い可愛い…本物の天使みたい」
天使「天使だもの」
幼馴染「少年くるまであそぼーよ!」
天使「うん、おなかすかせる」
…
?「えと…ここを、こーきたから…」
?「あれ?」
?「はやくギフトわたさないと…また、おこられる」
キョロキョロ
?「さっき、きたきがする」
?「…ふぐぅ」ジワァ
?「…」フルフル
?「なかない…なかない…ぼくはつよいこ…」
…
ピンポーン
姉「はーい」
姉「…」カチャ
褐色「きったぞー!あり?」
眼鏡「あ、こ…ここ、こんにちは」グラグラ
姉「少年のお友だち?」
褐色「おー!」
眼鏡「か、褐色ちゃん…早く下ろして…」
姉「なんで肩車?」
眼鏡「あ…その、チャイムが…」
姉「なるほど」
幼馴染「あ!褐色ちゃんにいいんちょだ!」
褐色「おっす幼馴染!」
眼鏡「こ、こんにち…わぁっ」グラッ
ベチャ
姉「うわっ!…大丈夫!?」
眼鏡「ふえっ…いたい…」
褐色「いてて…あはは、こけちったー」ケラケラ
眼鏡「もう…」
姉「とりあえず、中にどうぞ?」
褐色「おぉ、すげーいーにおい!」
眼鏡「はわわ、ま…まって…」パタパタ
姉「…」
姉「あいつ、モテるなぁ」
…
少年「ただいまー」ガチャ
『おかえりなさーい!』パンパーン
少年「わ」
少年「…いっぱいいる!」
姉「少年が呼んだんでしょ」
少年「あ…あとせんせーもゆっくりくるって!」
褐色「せんせーくんの!?」
幼姉「賑やかだなぁ…ほれ子供たち歌だ、歌」
眼鏡「ええええ!?」///
幼母「あらあら楽しみねぇ」
幼馴染「みんな!みんなでうたうの!」
『ハッピバースデートゥーユー♪…ハッピバースデートゥーユー♪…
…
姉「はーい、じゃあ皆遠慮せずたべてね」
天使「ときはきた」
姉「あ、先生の分…」
幼母「少し取り置きしてあるから安心して?」
姉「何から何まですいません」
幼母「姉ちゃんは良くやってるわよ?」クスクス
幼姉「なんだ…寒いと思ったら雪か…」
幼馴染「プレゼントがやくにたつね!」
少年「うん!」
褐色「あ!プレゼント!」
眼鏡「そ、そうだ!」
少年「?」
褐色「…わすれてたぞ」シュン
眼鏡「…はぅ」シュン
姉「二人とも、ありがとう…その気持ちだけで十分だから…ね?」ナデナデ
少年「きてくれて、すごくうれしいよ?」
眼鏡「ほ、ほんと?」
少年「うん、きてくれてありがと!」ニパッ
眼鏡「よ、よかっ…
褐色「なら、いっか!」アハハ
眼鏡「…もぅ」
…
?「みつけた…」
?「…」ピョンピョン
?「ピンポンとどかない…」
コンコン
?「…」
ワイワイガヤガヤ
?「きづいてくれない」
?「さむい…」ブワッ
?「んっ…」ゴシゴシ
?「ないちゃだめ…おこられる…」グシグシ
…
先生「まさか、雪降るなんて…着込んで正解ね」
先生「…確かこの辺よね」スタスタ
先生「…」
先生「コスプレした子が玄関に座ってる…かわいっ…さむそっ」
?「…あ」
先生「どうしたの?少年君を驚かすの?」
?「…」フルフル
先生「?」
?「ピンポンとどかない」
先生「あ…そっかそっか、頑張ったね」スッ
?「…」ビクッ
先生「じゃあ、先生と一緒に入ろっか」ナデナデ
?「…あ」
先生「?」ナデナデ
?「…うん」ジワァ
?「…」グシグシ
先生「…」ピンポーン
先生「あ、そうだ!お名前は?」
悪魔「…悪魔」
先生「そっか…今日は悪魔だもんね」
先生「こんなに可愛い悪魔なら大歓迎なんだけどね」
悪魔「…?…きらわれない?」
先生「嫌わないよ?可愛いし似合ってるし…」ナデナデ
悪魔「…」
悪魔「あったかい」
…
ピンポーン
少年「せんせーだ!」
姉「はーい」スタスタ…ガチャ
ガタガタ…スタスタ…
姉「はーい、先生の到着だよー」
褐色「おーっす!せんせー…と…?」
眼鏡「こ、こども?」
先生「違います」
天使「おなかがわれる…ん?」
悪魔「…あ」
天使「悪魔だ」
悪魔「天使だ!」
少年「天使さんのともだち?」
天使「しってるけどしらない」
少年「ふーん」
悪魔「ま、まけない…ぼくは少年にギf…
幼姉「おー!凄いな、本格的じゃないか」
幼母「写真とりましょうか」イソイソ
悪魔「あ…あのぼくは…
幼姉「二人とも、少年の両端にたってみ?」
天使「からだおもい」ヨタヨタ
眼鏡「た、たべすぎ…だと…」
姉「じゃあ、そこに立ってもらえる?」
悪魔「え?…あ、ここ?」
幼姉「よーしよし、そんで少年君は頭抱える感じで」
少年「こう?」ワシャ
姉「ぷっ」
幼姉「あはははは…良いよ良いよー」
褐色「あっはっは!」
幼母「…はいチーズ」カシャカシャカシャ…
褐色「あたしも!あたしも!」
幼母「じゃあ、少年ちゃんと交代」クスクス
先生「…」
先生「後でlawでいただけますか?」
…
悪魔「あ…あの…
先生「ほら!一緒に食べよ?」
悪魔「えっと…
少年「おいしーよ?」
天使「まちがいない」
悪魔「う、うん」カチャ…モグモグ
先生「お、美味しい…レトルトでささくれた胃には刺激が強いですね」
幼母「あら?先生はお一人?」
先生「は、ははは」
悪魔「…」ハグハグ
悪魔「おいしい」
姉「後で、ケーキあるからね?」
悪魔「あ…はい」
天使「なんと」ケプッ
…
悪魔「あ」ビクッ
褐色「やた!」
幼馴染「うー、ババは悪魔ちゃんかー…ひきませんよーにっ」スッ
幼馴染「やーっ!」
悪魔「…ほっ」
眼鏡「のこり3にん」
少年「天使さんは、いつも1ばんだね」
天使「天使だもの」
悪魔「やった!ぬけた!」
褐色「ういー、まけたー!」バタッ
キャイキャイ
先生「あそこにダイブして寝たら幸せだろうな…」ボソ
…
姉「ほーら、皆お待ちかねのケーキだぞー!」
褐色「はーっ!」
眼鏡「お、おちついてよぉ…」
幼馴染「チョコケーキだ!」
幼母「じゃあ、切り分けましょうか」
幼姉「ほれ、板チョコの部分は少年君だぞ」
少年「えへへ」
悪魔「あ…」
悪魔「…」
先生「どうしたの?」ナデナデ
悪魔「せんせー…きいてもいい?」ヒソヒソ
先生「ん、良いよ?」
悪魔「これ…」ガサゴソ
悪魔「これわかる?」ヒョイ
先生「どれどれ」
【少年に対し、接触した者に不幸が訪れるギフトを授ける】
先生「…」
先生「これどうしたの?」
悪魔「わたされたの、少年にって…なんてかいてるのかな?」
先生「…」
悪魔「かなしいこと?」
先生「…そうだね、これを渡したら少年君は悲しむと思うな」
悪魔「そっか…」
先生「ふふ」ナデナデ
悪魔「おこらないの?」
先生「どうして?…悪いのはこの紙を渡した人でしょう?」
悪魔「でも、かなしいことって…しってた」
先生「だからお話ししてくれたんだよね?」
悪魔「…うん」
先生「じゃあ、やっぱり君は優しい子だよ」ナデナデ
悪魔「…ぅ」ヒック
悪魔「…」グシグシ
褐色「せんせー、悪魔ー、ケーキー」
先生「はーい…ほら行こっか?」
悪魔「…ん」トテトテ
…
幼母「さあさあ、皆そろそろ帰る時間よ?」
褐色「えーっ!?」
眼鏡「はぅ…天使ちゃん、またあやとりしようね?」
天使「うん、おもしろかった」
幼馴染「このはねも…ほんものみたい」フニフニ
悪魔「く、くすぐったい」
幼姉「天使と悪魔の二人は遠いの?」
天使「とおい」
幼姉「母さん、私、車だしてくんね」
幼母「そうねぇ」
天使「だいじょぶ、とんでかえる」ピヨピヨ
フワフワ
幼馴染「…」
姉「…」
幼母「?」
幼姉「…」
先生「…と」
眼鏡「と、ととと…」
『とんだーーーっ!?』
褐色「かっけーっ!」ピョンピョン
少年「天使さんなんだから、とぶよねー?」
天使「ねー」ピヨピヨ
悪魔「ぼく、まだとべない…ぐぬぬ」
姉「ほ、本物?」
先生「あれ?…って事は…」チラ
悪魔「?」
先生「こ、これは…誰から預かったのかな?」ピラ
悪魔「…魔王さま」
先生「おぅふ」クラッ
姉「え?悪魔…ちゃんも?…え?天使と悪魔がなぜ家に?」
褐色「あたしも!あたしもとびたい!」ピョンピョン
眼鏡「あわわわわわ…」
幼母「悪魔ちゃんはどうやって帰るの?」
幼姉「母さん冷静!?」
悪魔「…」
悪魔「…あ…あぅ…帰ったら…」チラ
先生「はぁ、仕方ないか…あの…悪魔ちゃんの事でお話しが…」
…
姉「なるほど、これはいただけませんね」
幼姉「使い方によっちゃあれだけど…」
悪魔「…」シュン
姉「悪魔ちゃん」スッ
悪魔「…」ビクッ
姉「止めてくれてありがとう」ナデナデ
悪魔「…ん」
悪魔「でも、わたさないでかえったら…おこられる」
幼母「そうねぇ、怒られるより褒められたいわよねぇ」ナデナデ
天使「幼母さまのナデナデすきー」ンー
幼馴染「わたしもなでたい」
天使「なでてー」
幼馴染「やった!」
悪魔「ほめられたことない…おこられて、ぶたれる…」
褐色「げんこついたいよなー!なー?」
眼鏡「わ、わたしは…しらないよ?」
褐色「あるぇ?」
悪魔「いたいのこわい…」
少年「うーん、おねーちゃん」
姉「どうしようか?どうしましょう?」
天使「かえらなきゃいいの」
悪魔「…でも、いくとこ…ない」
先生「…」
先生「わかりました」
少年「?」
先生「…家に…」
先生「あっ…うーん…」
先生「えっと、そう…家なら…」
幼姉「なんか葛藤してるな」
姉「そりゃ、ね」
先生「う…家に来なさい」
先生「…」
先生「…とりあえず」
悪魔「…」
悪魔「え?」
先生「ん?」
先生「先生と一緒じゃ嫌?」
悪魔「い、いやじゃないよ…あ、その…」
悪魔「ギフト…わたしてないから…べつのこがくるかも…そしたら…」
少年「そーなの?」
天使「マーキングしてあるの、少年に…ギフトわたさないと、マーキングきえないの」
幼馴染「天使ちゃんすごい!よくしってるね!」
天使「なでていーよ」
幼馴染「えらいえらい」ナデナデ
天使「えへへ」
先生「大丈夫!少年君や悪魔ちゃんに酷い事する人は先生が追っ払います!」
姉「んー…その時は、その時よね…別の子が来たときは教えてくれる?」
悪魔「…ん、うん」
幼姉「おーら、ガキンチョどもー…送ってくぞー」
褐色「くるまー!」
眼鏡「あ、ありがとうございます」
天使「かえろ」ピヨピヨ
少年「天使さんバイバイ」
天使「バイバイ」ピヨピヨ
ピヨピヨー…
幼母「さ、幼馴染…お父さん帰ってくるから戻りましょう」
幼馴染「はーい…少年またねー!」
少年「うん、またあした」
先生「よし、じゃあ…先生の家に…」
悪魔「?」
先生「あー…忘れてた」
先生「…とりあえず、帰ったら大掃除からだわ」ハァ
先生「悪魔ちゃん用のマスク買って帰んないとね」
姉「あの」
先生「?」
姉「もし、ご迷惑で無ければ…準備出来るまで悪魔ちゃんお預かりしてましょうか?」
先生「良いの!?」
姉「はい、家なら少年用の子供用品もあるので…」
先生「た、助かります…あれだけ啖呵を切っておいて、お恥ずかしい限り…」
少年「じゃあ…悪魔ちゃんは家にお泊まりだね!」
悪魔「…」
先生「よし!じゃあ、すぐ準備して迎えに来るから…少しだけ待っててね?」ナデナデ
悪魔「…ん」
悪魔「あの、えっと…」
先生「なにかな?」
悪魔「ほんとに、いーの?」
先生「先生が一緒に居たいんだよ?」
悪魔「…ぅ」グスッ
悪魔「…だ、だめ」グシグシ
先生「何が駄目なの?」
悪魔「ないたら…またおこられる…」グシグシ
先生「あー…だから我慢してたのか」ギュッ
悪魔「…ん」
先生「大丈夫、泣くのを怒る人なんてここには居ないよ?」
悪魔「…んとに?」
先生「うん」
悪魔「…ほんとにほんと?」
先生「うん、泣いても良いんだよ?」ナデナデ
悪魔「ぅぐ」ブワッ
悪魔「ひっく…あああああ…えぐっ…あああああ…」ボロボロ
先生「今まで泣かなかったんだもんね…」ナデナデ
悪魔「あああああ…うぇっ…あああああ…」ボロボロ
少年「悪m…むぐ…
姉「…」シー
…
悪魔「…」zz
姉「泣きつかれたみたいですね…少年、お布団出してあげて」
少年「うん!」トテトテ
先生「魔王許すまじ…こんなに良い子なのに…」
姉「先生も泊まっていきます?」
先生「へ?…でも片付けを…」
姉「悪魔ちゃんも起きて、先生がいた方が安心するでしょうし」
先生「あー…と、ならお言葉に甘えます」
少年「ひーたよー!」
姉「はーい」
先生「あ、私が運びます…よっと」グイ
悪魔「せんせ…んぅ…」zz
…
悪魔「…ん」
悪魔「…」ムクリ
悪魔「…」チラ
先生「すー…すー…」zz
悪魔「…」モゾモゾ
悪魔「…」ギュッ
悪魔「…」zz
先生「…ふふ」ナデナデ
…
少年「ふぁ、おはよー」トテトテ
悪魔「おはよー」
先生「おはよう」
天使「おはよー」
姉「おはよう、今日も早起きね」
少年「…」
少年「天使さん?」
天使「天使だよ」
先生「っ…いつの間に!?」ガタッ
天使「きのうのことはなしたらね、神様がこれもっていきなさいって…」パァァ
キラキラ…
悪魔「なにこれ?」
天使「これでギフトの…せーしつ?がかわったの」
悪魔「?」
天使「えっとねー…うー…」ゴソゴソ
天使「あ」ペラ
天使「ふむふむ…それを少年につかえばマーキングははずれるの…だれもおっかけてこないの」
少年「すごい!」ナデナデ
天使「えへへ」
悪魔「ほんと?…かなしくならない?」
天使「ならない、神様かなしいことしないよ」フルフル
悪魔「じゃあ、えいっ」パァァ
キラキラ…
少年「キラキラだ…」
姉「あの、その神様のギフトって?」
先生「確かに…どんな内容なのかな…」
天使「よめないの、よみk…ルビがないの」ヒョイ
【少年のギフトに対し、これまで接触してきた者も効果の対象とする(笑)】
姉「?」
先生「読めても意味分からないわね?…まぁ、これで少年君も悪魔ちゃんも追われないなら…」
姉「そうですね…天使ちゃん?他にギフトって少年に渡した?」
悪魔「あ、ありがとう天使…」
天使「なでる?…わたしたー」
姉「何を渡したの?」
悪魔「…」ナデナデ
天使「えへへ、えっとねー…さいしょのギフトがねー…」ゴソゴソ
少年「でも、どーやってつかうの?」
天使「ねんじるの、つかいたいっておもうだけなの…あれ?…あ、あったあった」ゴソゴソ
天使「はい」ペラ
姉「どれどれ」
少年「ねんじる…んー…」
先生「!」
姉「!…少年!ちょまっ…
少年「はっ!」
カッ
おわり
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