後輩「ショタい先輩をドロッドロにする」(118)
旧校舎三階は今日もひと気がない。
夕焼けに照らされた廊下は埃とカビのにおいがする。
その三階の階段から二番目の教室が地学部の部室。
私と先輩の部屋。
立て付けの悪い扉を開くと、望遠鏡と石のサンプルが収まった棚が並んでいる。
もとは地学準備室だったそうで。
そんなことはどうでもいいけれど。
私は地学なんぞに興味はない。私が興味があるのは先輩だけ。
あの、小さくて可愛らしい、私の先輩。
そうですこの部には勧誘する先輩がかわいらしくて入ったのです。
いじましくて、私のものにしたくって。
幸い、地学部は人気がなかったので、部員は私と先輩の二人きり。
クラスメイトに地学部と言っても、そんな部活あったっけ? だ。
名簿を見る限り、幽霊さんはいるようだけれど一度も見たことはない。
放課後に集まるのは二人だけ。
二人だけで活動したり、勉強したり、主に駄弁ったりしていた。
なんとなくいい雰囲気。
先輩は笑顔もすてきなのだ。
その間も私が先輩を狙っていたのはもちろんのこと。
徐々に外堀を埋めて、落としてやろう、と。
だから、先輩から告白されたときは驚いた。
先輩のような可愛らしい人が、こんなひょろ長女に惚れるとは!
驚いて、混乱して狂喜して暴走した。
返事もせずに思いっきり抱きしめて、慌てる先輩の唇を塞いで、そのまま押し倒しておいしく頂いてしまった。
しまった、と思った時には後の祭り。
ドロドロのグチャグチャになった先輩が転がっていた。
やっちまったぜ……フヒヒ、とそんな次第。
実は色々あって私の性癖はすごく歪んでしまっていたのでしたウフフ。ご愁傷様です先輩。
それが2ヶ月前の話。
それから私と先輩はお付き合い、というか主従というか、飼い主とペットというか。
そんな関係になりました。
あとは性欲に満ち溢れた高校生同士、毎日猿のようにサカってます。
ってなことはなく、いや、最初のころはそうだったのだけれども。
ここ一週間というもの訳あって私は先輩に指一本たりとも触れていない。
おかげで禁断症状が出そうだ。
一日中瞳孔開きっぱなしだ。
クラスメイトに心配されたようだけれど、あまり覚えていない。
キメてんじゃねえ、切れてんだよ先輩が。
そんな先輩断ちも今日まで。
実はもう期待でずいぶん昂ぶっている興奮しちゃっています。
携帯を確認して、ちゃんとメールを送ったか確認。
うん、大丈夫。
カバンを置いて、電気ストーブのスイッチをひねる。
日が落ちると、冷える季節だ。
先輩、まだかなあ。まだかなあ。
待つ間に軽く掃除したり、床に毛布を敷いたり、道具の確認をしたりして時間をつぶす。
先輩が遅刻だなんてめずらしい。
あんまり遅いと私がイライラして、酷いことされるの知ってるのに。
むしろ、それを期待してるのかな?
イライラが始まりかけたころに、階段を駆け登るスリッパの音。
あの足音は間違いない、先輩だ。
どんな風に出迎えようか。
拗ねる? 怒る? 笑う?
決めかねていたら、扉があいてしまった。
結果、いつもの仏頂面のままだ。
よく怖いなんていわれるがそんなことはない。
先輩だってほら、満面のひきつった顔でこっちをみて……あれ?
いそいで笑顔をつくる。
「おっ、おくれてごめんなさい…! すぐに来ようとおもったんだけど、先生が……」
と、言い訳をはじめる先輩。
赤い顔で息を弾ませて、すこし汗ばんでる。全力で走ってきてくれたんだろう。
先輩なら三歩の距離を二歩でつめて、抱きしめる。抱きすくめる。
背の高い私が華奢な先輩を抱くと、すっぽり腕の中に収まってしまう。
見た目よりも固い抱きごごちはさすが男子高校生。
ちょうど目の前にある先輩の髪に鼻先を押し当てると、男の子の汗の匂い。
胸いっぱいに吸い込んで、先輩分を補給する。
そうして耳元でささやく。
「遅刻は遅刻ですよ、先輩。お仕置きです」
びくっ、と先輩の身体に緊張が走る。
ふふ、そんなに怯えないでください。苛めたくなってしまいます
むしろ、たーっぷり苛めてあげます。
そうは言ったものの、この体勢はとても心地よい。
こうして、抱き合うと先輩の顔は私の襟元。布地に鼻を埋めている。
熱い呼吸が制服越しに感じられる。先輩も、私の匂いを嗅いでいる。
お互いにどうしようもなく依存しているのだ。私達はもうダメダメなのです。
いつもならばこのまま身体を微妙に擦れあわせながら感じ合って、興奮して、我慢できなくなって
毛布の上に凭れこむところだけど、今日はいつもと違う。
そう、いつもと違う。
太ももにあたる固くて熱いのが足りない。
脚で先輩の膝を割ると、太ももに固い、無機質な感触。
ぐっ、と押してやる。先輩の腰がひける。。腰は私の手が支えている。潰される。
「んぐっ…」
先輩が押し殺した声で呻く
ふふっ
先輩の腰に回した手をお尻まで這わせる。
指先を谷間に潜り込ませて、スラックスの上から穴を探る。
どこかなー、どこかなー……見ぃつけた。
軽くそこに指を押し当てて、聞く。
「ここは綺麗にしてきましたか?」
先輩の頭が小さくうごく。
えらいえらい、ちゃんと一人で出来ましたね。
いい子いい子と、もう片方の手で頭をなでてあげる。
先輩はねこっ毛で、ふわふわした細い髪が指の間にきもちいい。
ちゃんと言うとおりにできた先輩にはご褒美をあげないと。
「ご褒美は、なにがいいですか?」
もじもじと、腰をすり寄せる先輩。
「あの……こ、これを……」
声がとけている。久しぶりの私の匂いで発情してしまったらしい。かわいいものだ。
「外して…ください……」
「ふふっ、いいですよ。約束でしたものね」
するりと身をはなす。
なんとなく名残惜しいが、これ以上は押し倒してしまいそうだ。
かくいう私も、もう限界なのである。先輩の匂いはそれほどキくのだ。
でも今日の趣向はそういうのじゃないから、ガマンしないと。
「じゃあ先輩、服を脱いで、どうなってるのか見せてください」
パイプ椅子に腰掛けて脚を組んで、さて、先輩のストリップショウの見学だ。
まずは学ランのボタンから。
先輩の学ランはぶかぶかだ。在学中の成長を期待して誂えたというすこし大きめの学ランは、三年生になっても入学当時のままぶかぶか。
気をつけをすると袖からは指先だけが覗く。童顔の先輩にはぴったりだ。
ツボを抑えている。マーベラスだブラボーだ。
と、先輩、気が急いてか指先が震えてなかなかボタンが外せないみたい。
しかたないですね、先輩。わたしがヌギヌギさせてあげます。
指先で金色の大きなボタンをひとつひとつ抓むように外してゆく。
黒地の学ランには私の指は白すぎる。病的に見える。
自分の手は好きじゃない。身長につられたように大きいし、指は妙に細長くてじっと見ると実に奇妙だ。
でも先輩はそんな手が綺麗だと褒めてくれる。
不思議なものだ。私はその綺麗な手で先輩のことを何度も何度も汚すのだから。
先輩の身体に絡めるときだけは、この手もなかなか良いものだ。
学ランを取り去り、今度はYシャツ。
洋服は男女で合わせが逆になっているから、対面で外しやすいと気づいたのは最近のこと。
プツプツと上からシャツを開くと、先輩の喉が鎖骨が姿をあらわす。
私も白いけど先輩も白い。二人ともインドアなんだからあたりまえ。
……先輩、女装させたら似合いそうだなあ。
ふざけて私の服を着せてシたことはあったけど、もっとぴったりした服用意して……ウィッグと、お化粧もして……
うん、楽しそう。
どうですか? 先輩。拒否権はありませんけどね。
今度しましょうね。
半裸の先輩の肉付きは薄い。全裸にしても薄い。
あまり筋肉のつかない体質らしく、痩せてはいるものの引き締まっているといった感じではない。
腹筋も割れているというより、透けてみえる、というのが正しい。
そんな先輩の体重はおそらく私より軽い。腹が立つから比べたことはないけれど。
好きな人よりも重いというのは仕方がないとはいえフクザツな気分。
この無駄にある身長がわるいのだ。貧弱具合でいったらそうは負けていないのに。
いっそ髪をきったら軽くなれるだろうか。
胸と尻の脂肪も削いで……なんて、本末転倒。
カチャカチャとベルトを外し、スラックスをスルリと落とす。
黒いボクサーパンツが奇妙に膨らんでいる。脱がす。
脱がせた服をぜんぶ片付けて先輩を鑑賞する。
駄目ですよ、隠しちゃ。
手は後ろ、脚は開いてください、先輩。ぜんぶ見せてください。
ふふ、顔が赤いですね。恥ずかしいですか?
いま校内で全裸になってるの、きっと先輩だけですよ。恥ずかしいですね。
皆まじめに部活したり、勉強したりしてるんです。どんな気分ですか?
全裸の先輩の股間にはブラスチックで出来た器具がつけられてる。
私が一週間前につけたその透明な筒は、睾丸を通した輪と錠で止められている。
おかげで先輩はいま、勃起したくてもできない。
何のことはない。ただの貞操帯だ。
透明な筒のなかには皮を被った先輩のモノが詰まっている。
先端には排尿のための小さなスリットがあいているけど、それだけ。
わざと通気性のないものを選んだから、ずいぶんと蒸れていることだろう。
おしっこだってちょっとは中につく。
そんなのが一週間分。
外す前からもうすこし漏れてきている
開けるのが楽しみだ。
「先輩、ちゃんと約束守ってつけていてくれましたね」
そんな、当たり前のことをいう。
貞操帯を止める錠はやっぱりプラスチック製で、切ればすぐに外せる。
先輩が自分で外すわけがないのはわかっている。
それでも、嬉しいものは嬉しい。
先輩とのつながりを感じる。
自然、笑顔になる。
つられて先輩も恥ずかしそうに、ニッと笑う。
ああ、もう。そんなんだからもっと苛めたくなるんですよ、先輩。
ニッパーを使って、プラスチック錠を切り壊す。
貞操帯を外す前に念をおす。
「私がいいって言うまで自分で触っちゃ駄目ですからね? もし破ったら…」
コクコクとすごい勢いで頷く先輩。
もう一週間これをつけるのは流石に嫌らしい。
筒を引っ張ると軽く抜けた。
ムワッと強烈な臭いが鼻を突く。
アンモニアと、男の、雄の、先輩の、そこのニオイ。
鼻腔に満ちて脳まで痺れそうで一瞬クラッとする。
「……ひどい臭いですね先輩。サイテーです」
元凶は私だけどさ
大丈夫でしたか? 先輩、クラスメイトに気づかれませんでしたか?
先輩が部室に入ってきた瞬間、この臭いしましたよ? 一日中同じ教室にいたら……
なんだか、チラチラみられたりとか、しませんでした? ……あ、やっぱり。
ふふっ、こんな不潔でくさいて汚らしいものをぶら下げて授業受けて、気持ちよかったですか?
そんなわけないですよね。恥ずかしいだけですよね。
あれあれ? 大きくなってきましたね。
やっぱり気持ちよかったんですか? まさか先輩がそんな変態なわけないですよね。
ね?
ふふ、ですよね。安心しました。
でもなんでこんな……うわっ、いつもより大きいですね。うわあ、すごっ……
先っぽについてる黄ばんだのこれ、なんですか?
ふふっ、汚いですねえ。
貞操帯を外してすぐに先輩のペニスは大きくなりはじめた。
それはもうムクムクとすごい勢いで。
なにも触れてないのに頭をもたげていくのはそこだけ別の生き物みたいで面白い。
先輩のは仮性包茎で、完全に勃起しても剥かなければ亀頭の半分くらいは覆われている。
その半分だけみえた先っぽに黄白ばんだ粘液が絡んでいる。
イカ臭い…ではなくて、生臭い。獣の臭いといったらいいだろうか。
半分だけでこれならば全部剥いたらそれこそトんでしまうかもしれない。
生唾を飲み込む。
無意識に手が伸びていた。
う……触らないでじらそうと思ってたのに。
まあ、剥くくらいならいい、よね?
指先で触れるとビクンと跳ねる。
やばい、先輩、いつでも発射可能っぽい。
できるだけ刺激を与えないようにそうっと、指先でつまむ。
蒸れていた所為か、いつもと違って生暖かいナメクジみたいな感触がする、気がする。
どことなくヌメっとした竿をひっぱって、剥いてやる。
っ……
トぶかも、ってのは嘘じゃなかった。
嗅覚が視覚で表せるのなら、一瞬目の前が真っ赤に染まったってカンジ
濃厚なチーズ、ではないけれど、そんな臭い。強烈な臭い。
先ほどの雄臭と混じって、もう部屋中に満ちている。鼻にこびりつきそう。
雁首にそって白い塊が点々とついている。先輩の恥垢だ。
たった一週間でこれだけ溜まるものなのか。
思わず、鼻を近づけて吸い込んでしまう。
……ああ
キッツイが、それがいい。
ぱくりと咥えたくなるのを抑えて、ふぅふぅと息を吹きかけてやる。
そんな刺激でも感じるようで、ずいぶん敏感になっているみたいだ。
ああ、アレ、味わいたい……
「射精したいですか? 先輩」
「そうですよねえ、こんなに苦しそうですからね」
ツンツンと、指で突くフリをする。寸止め。
その指先を求めてか、先輩の腰がヘコっとうごく
思わず笑ってしまう。
いやですね、先輩。犬じゃないんですからそんな風に動かないでくださいよ。
「今すぐ出したいんでしょう? ドピュドピュって」
「どこがいいですか? ここですか? ここですか? それとも……」
手のひら、口、と指さして、最後に自分の股間に手を這わせる。
「ここですか?」
くちり、と音がする。
やばいなあ。こんなに濡れるんだったら先に下着脱いでおけばよかった。
先輩のハァハァと荒い息。
這わせた指でそのまま自分のそこを弄る。
「んっ……ほら、見てください。こんなになっちゃってます。先輩のくっさいおちんちんのせいですよ?」
「ねえ、ここがいいですか? この熱くて潤んでぐちゅぐちゅで、先輩のことがだーい好きなこの穴が」
「ふふっ、先輩は正直ですね。素直な人は好きですよ」
と、いって立ち上がる。
タイツを脱いで、下着を降ろす。
やれやれ、もうずいぶん染みちゃった。
ぷらん、と下着を先輩の前にぶら下げる。
「でも、だめです」
「どこでもシてあげません。触ってもあげません。おあづけです」
「駄目なものはだめです」
「そんな絶望した顔しないでくださいよ、そんな風に誘ったって駄目です。私だってこらえるの辛いんですから誘わないでください」
「本当はね、一週間我慢した先輩のご褒美に、好きなことをさせてあげるはずだったんです」
「目一杯甘やかして、普段できないようなこともしてあげようとおもってたんです」
「二人できもちよーくトロトロになるまで、ね?」
嘘だ。
そんな気は元からなかった。
「でも、先輩。そんな大事な日に遅刻するんですもん」
「言ったでしょう? お仕置きですって」
「だから今日はおちんちんはナシです」
「こすりつけたりなんかしたらもーっとお仕置きですよ?」
「どうしても射精したかったら、帰ってから一人でしてくださいね」
「代わりに、それ以外の場所全部でじらしてあげますから」
「ふふっ、たくさん気持ちよくなってくださいね」
と、先輩の目の下にキスをした。
今にも泣きだしそうな先輩はとにかく魅力的だった。
とりあえずここまで
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