以下の内容を予めご了承ください
①艦隊これくしょんのSSです
②本作品は過剰な依存(一部ヤンデレ)描写が含まれるため、キャラクターのイメージを損なう可能性があります
③一部のキャラクターの死亡、負傷等の描写を含みます
④時折、進捗状況、登場人物について安価を行います
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413134621
青葉「司令官が学生時代に艦娘と付き合っていたって本当ですか?」
提督「誰から聞きましたソレ?」
青葉「さあ、誰でしたかね」
青葉(探偵の調査、司令官の私物の確認、盗聴器で聞きましたとはさすがに言えませんね。まあ、大体分かっていますが、まだ証拠が足りないんですよね)
提督「…交流はありましたよ」
青葉「それだけですか?そのヒトが理由で提督になったんではないですか?」
青葉(返答次第では一緒に司令官には沈んでいただきましょう)
提督「付き合ってはいませんでした」
青葉(なら、なーんで司令官の私物にキスしている写真があるんですかねぇ)ギリ
提督「ですが、そのヒトとの関係が僕が提督になる契機となったのは事実です」
青葉「へえ、そうなんですか」
青葉(それについては感謝しないといけませんね)
青葉「もう少し詳しくお伺いしても」ワクワク
提督「すいませんがそのヒトのプライバシーもあるのでお断りします」
青葉「…んー、しょうがないですね。また、今度聞かせてください」
提督「そうですね」
青葉「さて、青葉はちょっと外に行ってきますね」
提督「はい。午後は特に執務がないのでゆっくりしてください」
青葉「はーい」
青葉(さて、軍に所属する前にあの二人組のどちらかと交際があったのは分かっているんですが、本命はどっちだったんでしょうねぇ)
青葉(現在は消息不明ですか。あの探偵さん以外にも依頼しますか。幸い調査費用は皆さんと折半ですし)
青葉(提督より早く見つけてあの二人を処理しないといけませんが、これが難しいですねぇ)
青葉(艦娘がただのモノ、兵器としか見られないこのご時世、私たちを人間扱いしてくれる提督を悲しませるわけにはいきませんし、ヤルとすると誰にやってもらいましょうか)
青葉(おっと、考え事している間につきましたね)コンコン
青葉「お疲れ様です」
加賀「ええ、お疲れ様」
青葉(加賀さん。うちの主戦力。以前の鎮守府で無理な作戦に強制的に参加させられて轟沈。沈みかけていたところを司令官に保護されたと)
青葉(あの人も馬鹿ですね。知らない艦娘のためにロープだけで砲撃が飛び交う海に飛び込んで行くんですから。結果的に大火傷してますし、なんで轟沈した艦娘なんか引き上げるんですかね)
青葉(司令官依存レベル2。出撃、演習、秘書官以外の時は常にこの隠し部屋で司令官を監視している。提督のワイシャツを嗅いでは悦に浸っているムッツリスケベ。正直青葉もドン引きです)
シツレイシマス ドウゾ
加賀「…チッ」
青葉「ああ、五月雨さんですか」
青葉(五月雨さん。司令官の初めての秘書艦。司令官との時間は一番長い。味方じゃなかったら背後から打ち抜いてますね)
加賀「駄目よ」
青葉「顔に出てましたか?」
加賀「ええ」
青葉(五月雨さんは練度の上限に達するのが一番早かったうえに、事務関連で非常に優秀。ドジッ娘ですが司令官からの信頼も厚い。でも、青葉は知っています。五月雨さんの腹の中は真っ黒であることを)
青葉(司令官の私物の管理、売買、盗聴器や監視カメラの設置、この監視部屋の設置。司令官の私物で価値があるもの、洗面所等の映像は独占している。腹黒チクショウ)
青葉(上層部からすれば目の上のたんこぶにしかならないこの鎮守府の守護者、交渉も上手い。五月雨さんがいなくなったらうちは潰れます。それは皆分かっているんですが、納得できないものもあります)
青葉(さりげなく司令官の後ろにいつも佇んでますしね。まるで自分が青葉の司令官の妻だと言わんばかりに)
青葉(司令官が過去に艦娘と交流があったのを青葉に知らせてくれたのも、五月雨さんですし、関係を悪化させるわけにはいきません)
青葉(司令官依存レベル3。うちのメイン秘書艦。青葉も五月雨さんが裏で何をしているのか知りません。要注意人物です)
アッ!? タイジョウブデスカ?
加賀「転んでドジアピール」
青葉「司令官の手に捕まって立ち上がってます」
加賀「頭にきました」
青葉「あ、今カメラ見て嗤いました」
加賀「…今、何かしたわね」
青葉「スローで見てみましょう」
加賀「何かしらアレ?小銭?何か提督の胸ポケットに入れたようだけど」
青葉「コイン型の盗聴器ですね。今日外部会合があるので仕込んだんでしょう」
加賀「…上手いわね」
青葉「完全にプロですからねぇ」
青葉(まあ、青葉もできますけど)
加賀「それとお出ましね」
青葉「大井さんと北上さん。大人しく同性愛していてくれませんかね」
本日は以上です
もし、需要があるようでしたら継続させていただきたいと思います。
その他登場人物4名程を安価で決定したいと思います。
安価下4(キャラクター名が記載されていない場合は次)でお願い致します
本日文の投稿を開始致します
尚、安価は電、ビスマルク、巻雲、金剛とさせていただきます
ご了承ください
北上「提督ヘルプミー」ガシッ
提督「北上さん。足にしがみ付かないでください」
大井「うふふ、今すぐ連れて帰りますので」
北上「大井っち。落ち着こうよ」グリグリ
提督「今度はなんですか」
大井「ちょっと北上さんのうなじにムラッと来たので」
北上「私、別に同性愛者ってわけじゃないんだって。いつも言ってるけどさ」
大井「まあまあ、そう言わずに。提督もご一緒にどうですか?」
提督「遠慮しておきます」
大井「まあ、そう言わずに」グイグイ
提督「大井さん、近いですって」
北上「…」スッ シャッ
五月雨「…」コクッ
大井「ほら、提督」ウリウリ
提督「やめてくださいって」
北上「…」 ok
五月雨「…」グッ
大井「…いつでも歓迎しますので」コクコク
提督「勘弁してください」
五月雨「そろそろ金剛班が帰還する頃ですのでお引き取りください」
大井「ええ、そうしますわ」
北上「ん~、しょうがないね。充電できたし、まあ、いいかな」グリグリグリ
北上「あとよろしくね」
五月雨「はい」
北上「大井っち行くよ」
バタン
提督「仲がいいですね。いつものことですけど」
五月雨「そうですね」フフ
提督「えーと、配属通知っと、やっぱりうちは配属無しですか」
五月雨「幸い戦闘が少ない地域ですので、他の所が優先されるのはしょうがないですよ」
提督「そうなんですけどね」
五月雨「大丈夫ですよ。皆がいますから」
提督「…分かってますよ」
五月雨「金剛班の迎えを準備して来ますね」
提督「お願いします」
五月雨「失礼します」スタスタ バタン
北上「やっほー」ヒラヒラ
五月雨「終わりましたか」
北上「んっ」ピラッ
五月雨「また職員の配属ですか。全く大本営は余計なことばっかりです」スッ
北上「まあ、100%スパイか暗殺目的だよね」
五月雨「ですね。いつも通り、提督の筆跡そのままですね」
北上「提督の筆跡なら鑑定されても誤魔化せるレベルに模倣できるけど、一応確認しといてね。さっきすり替えた分は別にいいけど」
五月雨「大丈夫です。後は私が承認印押して郵送しておきます」
北上「てかさ、わざわざ書類偽造する必要あるの?大本営潰すんじゃなかったの?」
五月雨「予定では月内なんですけどね。電ちゃんが今、北方棲姫と交渉中です。うまく行くと思いますよ」
北上「どうだろうね、あの子中途半端だから」
五月雨「大丈夫です。だって電ちゃんこの前ちゃんと『できるだけ、皆助けたいのです。でも、戦争が終わったらみんなバラバラになってしまうのは嫌なのです。司令官がずっと司令官でいられるためにぽっぽちゃんに頑張って大本営さんを壊すようお願いするのです』って言ってましたから」
北上「ふ~ん」
五月雨「まあ念のため、この書類は出しておきますね」
北上「そだね」
北上「大井っちが今準備してるけど、大破予定は金剛とビスマルクだっけ?」
五月雨「ええ、巻雲ちゃんからさっき連絡が来ました。二人とも大破済み準備はできていると」
北上「あの顔でよくもまあ、ここまでえげつないこと考えるよね」
五月雨「ビスマルクさんは『この痛みが彼への愛なの』って喜んでましたよ」
北上「うげぇ」
五月雨「この前提督の靴下で自分の首絞めてましたし、何かもう慣れました」
五月雨「金剛さんは相変わらず妄想に耽っていて何も感じてないみたいでした」
北上「サディストとドMとメンヘラか、ロクなのいないね」
五月雨「別に沈んでもいいですけど提督が困りますから」
北上「ホント、皆そればっかりだよね」
五月雨「…北上さんは違うんですか」
北上「基本、そうだよ。私の場合は好きなヒトに大井っちが追加されているくらいかな」
五月雨「…なんで北上さんと大井さんなんですか?」
北上「提督と昔付き合ってたこと?私だけど、私じゃないって」
北上「まあ、提督の好みは私か大井っちなんだろうけどさ。どう駆逐艦?」ニヤリ
五月雨「剥ぎたいですね」
北上「は?」
五月雨「どっちかの顔の皮を剥ぎ取って、私の顔と取り換えてみたいです」
北上「あ、うん」
五月雨「どっちかって聞いても提督は全然教えてくれませんし、ねえ、どっちですか?」
北上「さあね」
五月雨「ええ、羨ましいですよ。羨ましい。私が初めての艦娘だと思っていたのに、私が全部『初めて』だと思ったのに。羨ましいな。すごく羨ましい。いいなぁ。だって、提督の初めての艦娘は私だと思っていたのに。欲しいなぁ」
北上(ヤバッ)
五月雨「捨て艦としてゴミみたいに捨てられそうだった私を人間にしてくれた。私を人間だって言ってくれた。ボロボロになった私を見て泣いてくれた。抱きしめてくれた。分かりますか?鉄くずから生まれた私が始めたヒトから受けた『愛』がどんなに尊いものだったか、嬉しかったか?」ギリギリ
北上「何回も聞いたって」
五月雨「私はあの掃き溜めから出してもらった時に初めて生を受けたんです。なのに、ねえ、ズルいですよ。くださいよ。あの人の『初めて』を全部。あの人が別の人間を過去に愛したのなら許せます。でも、あの人の初めての艦娘は私。それだけでいいのに。なのに、なのに、ズルいですよ。ズル過ぎますよ。北上さん、大井さん。あの人があなたたち二人を見る時はいつも少しだけ悲しそう。私も欲しい。あの瞳が欲しい。舐めたいの。私の眼と取り換えたいの。どうやったら駆逐艦はあの人に愛されますか?」
北上「ウザいよ」
五月雨「…」
北上「私だって知りたいよ。大井っちかもしれないし」
五月雨「…すいません。取り乱しました」
北上「別にいいよ」
五月雨「…書類出して、金剛さんの用意してきますね。その、すいませんでした」
北上「謝らないでよ。ウザい」
五月雨「やっぱり、羨ましい」
北上「何が?」
五月雨「北上さんが泣いてる顔凄く綺麗です。私はそんな風に綺麗に泣けない。提督にだけは見せないでくださいね。綺麗過ぎて、きっと駄目になっちゃいますから」スタスタ
北上「……泣いてる?」
北上「…あ、ホントだ」ポロポロ
北上「んん、大井っちには見せられないなぁ」ゴシゴシ
北上「なんでかなぁ、大井っち」
北上「モヤモヤするよ、ホントウザい。ウザいよ」
北上「好きだけど、好きなんだけどさ」
北上「魚雷打ち込んでさ、バラバラにしたくなるんだよね。なんでだろ?」
北上「なんでだろ~、なんで、なんでだろ~」
北上「ああ、バラバラにしてどーすんのさ。埋めるの、食べるの、ほっとくの、組み立てるの?」
北上「ああ、なんだっけ?アレ?」
北上「噂の前世の記憶とか、元の私の記憶ってやつ?」
北上「ぬぬ、元北上様の記憶かぁ?」
北上「ん?前世の記憶?あれ?コレ不味くない?ヤバいって」
北上「提督襲ってるじゃん」
北上「あー、死んだわコレ」
本日は以上になります
比較的依存度が低い登場人物が出そろったので次回以降は依存度が中程度を中心に書きたいと思います。
執務室から摺り取った書類って、鎮守府に新しい職員が来るっていう通達?
それを提督から隠して、何もなかった事にしてんの?
絶対怪しまれると思うんだけど…
送り込んだ職員が片端から失踪とか、武装憲兵団来てもおかしくないだろ
増員の要望だしたらこいつ送れる余裕あるけど欲しい?って書類来たけど偽造して事情変わったから増員要らねと送り返したんじゃないですかねえ?
本部「人こっち余ってるけどそっち足りてる?」
???「大丈夫です(ダミ声)」
本部「おk把握した」
つまりこういうこと
五月雨「どういうことですか、夕張さん」
夕張「消費量が私の予想を上回ったそれだけだよ」
大井「訓練用のプールを満たせる程度はありましたよね?」
夕張「うん。全部無くなった。出撃前に飲んで行ったのと、ドラム缶で持って行った分で全部」
五月雨「…何のために資材と資金を投入したと思っているんですか?」
夕張「分かってるって、全部提督のためでしょ」
五月雨「提督の血液のストック。あの3人の燃料がもうないと」
大井「最悪の場合、提督を喰らうかもしれませんね」
夕張「私も少し飲んだけど、ここまで消費されるとは思わなかった。最近、消費量が増えてる気がするし、ちょっと対策考えてみる」
五月雨「…危険過ぎます。処分しますか」
夕張「できるの?」
大井「戦力的には無理です。残りの全員で戦ってギリギリ勝てるレベルでしょうね」
夕張「んん、止めときなよ。五月雨ちゃんと大井さんが居なくなったらうち潰れちゃうじゃん」
五月雨「なんとか、もう少しストックを増やしてもらえませんか。私も対策を考える時間が欲しいので」
夕張「やってみるけど、本当に不味くなったら非常用使うけどいい?」
大井「そうするしかないですね」
五月雨「なんとかそれでお願いします」
夕張「オッケー、やってみるよ。成功したら提督1日借りるけどいい?」
大井「何するつもりですか?」
夕張「買い物か、映画行きたい。私はただ、提督に幸せになって欲しいだけだから。時々一緒に居られればそれで今は満足だからさ」
五月雨「そのくらいなら、まあ、私は我慢できます」
夕張「そんな怖い顔しないでよ。提督が求めてくれたら私は応じるけど、別に今の所そういう話はないでしょ?」
大井「ないですね。今は、食べ頃じゃないですから」
夕張「そういうこと。一応あの3人みたいに悪食ってわけじゃないから」
五月雨「同じじゃないですか」
夕張「違うよ、全然違う。私は提督を研究し尽くして、知り尽くして、提督の人生を観察し尽くして、肉欲を満たして、最後に自分に取り込みたいの。長い時間をかけてね」
大井「生涯付きまとうと?」
夕張「そう。別に提督の害にはならないから大丈夫。最後まで待てるから」
五月雨「…はぁ、正直、夕張さんだけは分かりません」
夕張「そう?結構単純なつもりなんだけど?」
大井「私はなんとなく分かりますよ。愛情は短絡的に、刹那的な快楽で発散してしまうのは簡単だけど、長く燻らせるのは難しい。私がずっと北上さんを想い続けるのと同じですね」
夕張「そんな感じかな」
五月雨「提督を物理的に食べたいって部分は同じじゃないですか」
夕張「説明が難しいけど、私は食べたいってわけじゃないんだよね。なんというか、こう全部知って、分かって、咀嚼して、噛み締めて、混ざりたいって感じかな。こう水に溶けるみたいに」
大井「もう培養した提督の血液のプールにでも浸かればいいじゃないですか」
夕張「それもやったけど、なんか違うんだよね。正直、自分でもまだ分かっていない部分もあるし、分かるまでは大人しく提督眺めてるから」
五月雨「…龍田さんは提督と天龍さんを産み直したいって言ってますけど、それと同じですね」
夕張「違うよ。龍田さんはたぶん、提督の子供を身籠ればきっと満足すると思う。あの人うちで一番依存度低いし」
大井「もちろん、そんなことは私が許しません」
五月雨「…」
夕張「別に巻雲ちゃんみたいに提督を困らせて楽しむ趣味もないし、ビスマルクさんみたいにドMってわけじゃない。ただ、全部欲しいだけ」
五月雨「…一番欲張りじゃないですか」
夕張「うん、そうだね」
大井「クローンでも作ってそれで満足してください」
夕張「もう作ったよ」
大井「え?」
夕張「ほら、艦娘ってみんな同じ形状でしょ?その応用で建造を用いて限りなく艦娘に近い提督を創る実験をしてみたの」
五月雨「そんな話は聞いてません」
夕張「うん、昨日やってみたんだけど、失敗」
大井「クローンなんて簡単にできるわけないじゃないですか」
夕張「できたよ。クローンそのものは」
五月雨「それで、どうしたんですか?」
夕張「あまりにも気持ち悪かったからプレスしちゃった。味も劣化版」
大井「似てたんですか?」
夕張「全然。なんとなく形は似てたんだけど、全然似て無かった」
大井「血液の代用品にならなかったんですか?」
夕張「最初はそのつもりだったんだけどね。何か根本的に違うんだ」
五月雨「資材無駄にしないでくださいよ」
夕張「ごめん、ごめん」
五月雨「作戦実行までもうすぐなんで、負担が多くなりますけどお願いしますね」
夕張「ん、オッケー。任せておいて」
大井「北上さんが待っているので一旦戻りますね」
バタン
夕張「早く提督と合体したいなぁ」
本日は以上になります
次回の内容を安価で決定したいと思います
下記の4つからご希望の内容を1つ選択してください
選択されなかった内容も進行上必要であれば後日投稿致します
①提督の回想
②依存度高の登場人物について (計5名)
③依存度中のその他登場人物について(除く夕張)
④依存度低の登場人物について続編
安価>>70 でお願い致します
申し訳ございません
誤った内容を投稿してしまったため、修正させていただきます
次回の内容を安価で決定したいと思います
下記の4つからご希望の内容を1つ選択してください
選択されなかった内容も進行上必要であれば後日投稿致しますので、参考にご要望を記載していただけると幸いです
①提督の回想
②依存度高の登場人物について (計5名)
③依存度中のその他登場人物について(除く夕張)
④依存度低の登場人物について続編
安価>>73 でお願い致します
2
ハイライトさんの家出率が9割越えてそう
依存度低は私の提督に手を出したら[ピーーー]
依存度中は提督と1つになりたい
果たして依存度高は……?
>>82
中…一つになりたい(摂取する側)
高…一つにして欲しい(摂取される側)
安価は②ということで一部④も交えて書かせていただきます。
申し訳ございませんが執筆にもう少し時間をいただきます
もうしばらくお待ちください
天龍(オレは天龍。今、護衛任務の旗艦をやっている)
天龍(まあ、あの提督もオレを旗艦にする程度オレの強さは分かっているんだろう)
天龍(オレは天龍、戦場なら深海棲艦もオレを恐れる)
天龍(オレは戦うのが好きだ。戦うことが大好きだ。別に戦って死ぬならしょうがない。兵器はそういうもんだ)
天龍(オレは天龍、オレは強い)
天龍(そんなオレだって、無理なモノは無理だ)
天龍(…さすがにコレは無理だ)
天龍(確かにオレは旗艦にしろと言った。言ったのはオレだ)
天龍(改めて、自分は阿呆だと思う)
天龍(護衛任務だ。敵だってくるさ。楽しみにしてたさ)
天龍(どうして、こうなった)
天龍(頼む、提督。もう死ぬまで戦わせろとか言わない。助けてくれ)
天龍(というか、普通に死にたくない。こんな死に方は嫌だ)
天龍(アレか、提督の布団で寝たのが不味かったのか?)
天龍(青葉から写真買ったのが不味かったのか?)
天龍(アイツらの計画に加担したからか?)
天龍(オレはどこで間違えた?)
天龍(死にたくねぇ。死ぬなら提督の前がいい)
天龍(そうすればアイツはこの天龍様を忘れなくなるからな)
龍田「天龍ちゃん?どうしたの?旗艦がしっかりしないと駄目でしょ」
天龍「…ああ」
天龍(龍田が大人しい。マジで助かった。龍田まで駄目だったらこの護衛班はなんつーか、駄目だ)
ビスマルク「見て!見て!私の中身綺麗でしょ?早く彼に見てもらわないと!痛くて疼いて、疼くのぉ、早く見てもらわないと、痛いの苦しいの、でも、彼のためにこんなに頑張ってるの!」
天龍(腹から中身はみ出てるのに、なんて顔してやがる)
ビスマルク「ああ、早く!早く!あの悲しそうな目で私の痛みを見て欲しいの!」
天龍(瞳孔が開き切ってやがる。涎も汚ねぇ)
巻雲「はわわ、気持ち悪いアヘ顔なのです。しょうがないので中身をかき混ぜてあげます」クチャ
天龍(無邪気な表情でモツに手を入れるサイコパス野郎はいるし)
電「汚物は消毒なのです!提督さんは電が守るのです!皆頑張るのです!」オオオオ!
天龍(なんか、無駄に禍々しい深海棲艦を大量に従えた駆逐艦はいるし)
天龍(てか、アレ、ぽっぽだよな?あんな死んだ魚みたいな目してたか?)
電「止めは電が刺すのです!誰も手を汚さなくていいのです」
天龍(なんか、護衛対象の船に乗っている連中は全員うつろだし)
巻雲「駄目です~。ちゃんと痛めつけないと、提督さんにはむかっちゃうかもしれません」
天龍(誰だよ、こんなの味方に引き入れた奴)
龍田「うふふ、自分が建造した子だと、まるで自分の子供みたいね」
天龍(間違いなくコイツだ)
龍田「ねえ、天龍ちゃん。私、赤ちゃん欲しいわ」
天龍「おう、戦争が終わったら家庭持てよ。反対はしないぜ」
龍田「でも、ただの赤ちゃんじゃなくて。天龍ちゃんと提督を生みたいの」
金剛「ヘーイ、提督との赤ちゃんならもうここにいまス」サスサス
天龍(全く膨らんでねえし、提督とそういう関係じゃねぇだろ)
金剛「大破しても元気な子デース」
龍田「うふふ」
天龍(帰りてぇ)
天龍(事務できねぇけど秘書艦になりてぇ。だって、コイツらうちじゃまだまともな方だし)
天龍(さっき、電の奴が提督に新型の深海棲艦に襲われたって通信した)
天龍(すぐに大本営に連絡して、あと北上か大井辺りを応援に送ってくる)
天龍(今、遠征中の連中にも連絡するだろう)
天龍(大本営の連中は提督を邪魔って思ってるからな)
天龍(チャンスだと思って、オレたちを狙ってくるだろう)
天龍(その前にうちの遠征班に潰される)
天龍(オレは正直、アイツらが怖い。アイツらは無理だ)
天龍(大本営の連中はムカつく)
天龍(でもよ、あの化物共と敵対していいかは別だろ)
天龍(オレだって、無理なものは無理だし、怖いものは怖い)
天龍(オレは兵器だ。そのはずだ)
天龍(なのに提督に忘れられるのが、怖い。死ぬならアイツの前で死にたい)
天龍(全部、アイツのせいだ)
天龍(全部、アイツがあんな奴だから悪いんだ)
「駄目ですよ。提督のことをそんな風に言ったら」
天龍(オレ、口に出してないよな?)
天龍(ただ、考えただけだよな?)
「顔に出てましたよ」
天龍(ち、ちびった。味方だけどちびった)
天龍(なんでここにいる!?なんでこの化物がここにいる!?)
天龍(うちで三番目に強い化物がなんでここにいる!?)
天龍(コイツ一番離れた場所にいたはずだろ!?)
天龍「じ、神通?早かったな。作戦開始はまだだろ?海域攻略はどうした?」ガタガタ
神通「あ、夕立ちゃんが頑張ってくれたのでもう終わりましたよ」
天龍(一日たってねえぞ)
神通「凄いですよね。ソロモンの悪夢なんて提督に会った後の夕立からすればままごとらしいですし」
天龍(アイツ喰うからな。提督の血でトッピングした敵を骨まで)
天龍(『提督さん美味しいっぽい』って言いながら、相手が泣いても叫んでも喰うんだ)
天龍(もし、あの夕立が提督を本当に喰おうとしたら、オレは盾にしかなれねぇ)
天龍(夕立でも神通には勝てねぇけどさ)ブルッ
天龍(それでもあの夕立は腐ってもうちの五番手)
天龍(提督!良い匂い!お腹空いたっぽい!)
天龍(なーんて、言いながら突っ込んでいくんだ)カタカタ
天龍(アイツの血が入ったドラム缶を持って)
天龍(腕が捥げようが、足が千切れようが、噛みつくまで止まらない)
天龍(夕立はアイツを喰うことしか考えていない)
天龍(夕立の野郎は好きになった奴を喰って、自分の一部にしないと収まらない)
天龍(龍田に見せられたホラー映画みたいな野郎だ)
天龍(恋しさが、食欲に吹っ切れてやがる)
天龍(嫌だ、せめて喰われるならまだアイツがいい)
天龍(夕立に喰われるのだけは嫌だ)
神通「あら、大本営の方々が近くにまで来てるみたいですね」
天龍「早くねぇか?」
神通「提督を邪魔者扱いしたり、資材供給を制限したり、酷いことをたくさんしてくれましたね」
天龍「…そうだけどよ、一応同じ艦娘だからな」
神通「ええ、私たちも提督とお会いできなかったらどうなっていたか分かりません」
天龍「だから、その、頼む。あまり苦しめないでやってくれ」
神通「もちろんです。そんなことをしては提督が悲しんでしまいますから」
天龍「お、おう」
天龍(神通はここに配属される前、屑みたいな野郎にゴミのように扱われて、姉を解体されてる)
天龍(アイツがその屑が艦娘を売り飛ばそうとしている現場を押さえて、拘束した)
天龍(どうなかったは、知りたくねぇ。うちの誰かがやったんだろうけど、その屑は牢獄で原型がなくなった。たぶん、神通だろう。屑は解体されてたらしい)
天龍(絶望していた神通にアイツは音楽を教えた。少しでも元気を出して欲しいってアイツなりの励まし方だったんだろう)
天龍(姉がアイドル志望だったというだけあって神通には才能があった)
天龍(実際何回かスカウトされたらしい)
アイドル志望なのは姉ではなく妹の方では?
>>108様 ご指摘ありがとうございます。
私の確認が不十分でした。申し訳ございません。以下が訂正版になります
>>107訂正
天龍(神通はここに配属される前、屑みたいな野郎にゴミのように扱われて、妹を解体されてる)
天龍(アイツがその屑が艦娘を売り飛ばそうとしている現場を押さえて、拘束した)
天龍(どうなかったは、知りたくねぇ。うちの誰かがやったんだろうけど、その屑は牢獄で原型がなくなった。屑は解体されてたらしい)
天龍(絶望していた神通にアイツは音楽を教えた。少しでも元気を出して欲しいってアイツなりの励まし方だったんだろう)
天龍(妹がアイドル志望だったというだけあって神通には才能があった)
天龍(実際何回かスカウトされたらしい)
天龍(神通は唄が上手い。楽器も基本なんでも弾ける)
天龍(いつも海岸で唄ってるか、ピアノを弾きながら歌っている)
天龍(最初は亡くなった妹を思う悲しい唄ばっかり歌っていた。気が付いたら愛を唄っていた)
天龍(唄の中の愛の相手はアイツだ。チクショウ)
天龍(アイツも神通の唄を褒めた。実際上手いし、食後に全員で神通の静かな唄を聴くのはオレも嫌いじゃない)
天龍(他の連中なんて自分と唄を重ねて聴くから、神通の唄は今も人気がある)
天龍(いい唄なんだ。かけなしに、少なくともオレたちにとっては)
天龍(そうオレたちにとっては)
天龍(演習の時に屑みたいな提督に会うことがある)
天龍(オレたち艦娘を兵器か、肉欲の捌け口か、奴隷程度にしかみていないクソ野郎)
天龍(そういう屑は神通の唄を聴いて自滅しやがる)
天龍(よく分かんねぇけど、自滅としか言えねぇ)
天龍(艦娘をゴミみたいに扱ってた奴は神通の唄を聴いてから、しばらくして壊れる)
天龍(神通の唄を聴いた屑は自分の周りの全員が化物か肉塊に見える様になるらしい)
天龍(大半は精神病院送りか、自殺する)
天龍(別に唄を聴いてすぐじゃない。本当にある日突然ぶっ壊れる)
天龍(まあ、時間差はあるみたいだが、大抵そうなる)
天龍(神通に武器なんていらない。ステージの代わりになるドラム缶ぐらいだ)
天龍(神通が唄えば、士気が上がる。まるでアイツが後ろから見守ってるような感じになる)
天龍(深海棲艦の連中は泣きながら沈む。ほとんどの連中は神通に礼を言ってから沈む)
天龍(『愛を教えてくれてありがとう』とか言って沈む)
天龍(アイツが一回ソレを見て、まるで天使みたいだとかほざきやがった)
天龍(それから神通の唄はもっと上手くなった)
天龍(神通が唄うからオレたちはアイツの事を想いながら戦える)
天龍(たまに気になる、神通の唄は本当に『愛』だけなのか?)
天龍(アイツに危害を加えようとした連中は神通の唄を聴いて、なんつーか、アレだ)
天龍(よく分からんねぇことになる)
天龍(壊れるとか、怪我するとか、命が無くなるとかそういうのじゃない)
天龍(なんか根本的に何かが無くなってる。まるで、神通の唄に消されたみたいに)
天龍(正直、オレは神通が一番怖い)
天龍(だって、天使って本当は怖いもんなんだろ?)
本日は以上になります
鎮守府内における強さは提督への依存度に比例するとお考えください
現時点の登場人物をまとめますと以下の順位になります
1位 ???
2位 ???
3位 神通
4位 ???
5位 夕立
6位 夕張
7位 北上
8位 大井
9位 五月雨
10位 青葉
11位 加賀
12位 ビスマルク
13位 金剛
14位 電
15位 巻雲
16位 天龍、龍田
次回の登場人物(大本営所属)につきまして安価を取らせていただきます
今まで登場していない艦娘の中で計6名程お願い致します
尚、必ずしも良い扱いを受けるとはお約束できませんので、その点をご了承の上、安価にご記入ください
既に登場している場合はその下に繰り越しとさせていただきます
よろしくお願い致します
安価 下6
皆様 ご協力ありがとうございます
それでは以下6名
①雲龍
②響
③高雄
④榛名
⑤瑞鶴
⑥大鳳
を大本営所属の艦娘として依存度上位者(1~5位)と次話にて敵対していただきます
ゾロ目の扱いについては別途検討させていただきます
ご了承ください
前半部分を一部書き終えたので順次投稿させていただきます。
響「私が先行して様子を見てくるよ。合流地点に誰か来ているかもしれない」スー
雲龍「そう、お願いするわ」
雲龍(新型の調査と敵に寝返った艦娘を沈める任務。寝返ったことは本当なの?)
雲龍(新型の調査なら大本営でも練度が上限に達している私達をわざわざ出す理由はないのだけど)
雲龍(それに確かに変な噂は聞いたことがあるのだけど、このリストに書かれている艦娘は本当に寝返ったの?)
雲龍(…あれは白露型駆逐艦の夕立?)
雲龍(確か寝返ったと言われている艦娘の1人)
雲龍(あんなところで一体何をしているの?)
夕立「…お腹空いたっぽい」
雲龍「あなたそこで何をしているの?」スチャ
夕立「んん、誰っぽい?」
雲龍「私は大本営遠征班所属の雲龍」
夕立「夕立っぽい」
雲龍「そう。あなたは何をしているの?」
夕立「神通が皆を呼びに行ったからここで見張ってるっぽい」
雲龍(神通もリストに入ってるけど)
雲龍(この夕立、ドラム缶1つ以外何も持っていない)
雲龍(特に戦闘をした様子も無い)
雲龍(見張っていると言っても極めて無防備)
雲龍(上層部の勘違い?)
夕立「…神通が唄ってるっぽい」
雲龍「唄?確かに何か」
I a ker♪ it♪ wn♪ er♪ b y♪
雲龍(綺麗だけど、激しい唄)
夕立「神通のこの唄好きっぽい」
Th ♪ ep ♪ loves you forever♪
雲龍(恋?艦娘が、でも、はっきりと伝わってくる)
夕立「夕立も提督のために頑張るっぽい」グー
雲龍「…」クスッ
夕立「でも、先にご飯食べなきゃ駄目っぽい」
雲龍「そう、でも私は何も食べ物を持っていないわ」
夕立「大丈夫っぽい。ちゃんといっぱい持ってきた」ポンポン
雲龍(この匂いは何?高速修復剤?それとも別の何か?)
夕立「ふんふふーん、I am a Thinker♪~」
雲龍(何か嫌な予感がする)ガチャ
雲龍(間違っていない。この夕立は危険)パン
夕立「……っぽい!?」ベチャ
雲龍(命中した。避けるそぶりすら見せなかった)
雲龍(駆逐艦の防御力では至近距離の砲撃は防げていない)
雲龍(足が完全に機能を停止)
雲龍(これで駆逐艦の機動力は活かせない)
雲龍(危険を感じたとはいえ、無抵抗の相手に咄嗟に発砲してしまった)
雲龍(大本営の間違いという可能性もあるけど)
雲龍(ごめんなさい)スッ
夕立「…っぽい」ヒュッ
雲龍「っ!?」パン
雲龍(あ、あれ?声がでない?)
雲龍(の、喉。喉を攻撃された)
雲龍(深くはない。後一瞬でも体を引くのが遅かったら喰いちぎられてた)
雲龍(ま、まさかドラム缶を縛っていたロープを使って自分を引き上げるなんて)
雲龍(なんて腕力)ゾクッ
雲龍(でも、それは一回きり。もうドラム缶を使うことはできない)
雲龍(この夕立は遠距離攻撃を持っていない)
雲龍(そして、空中では砲撃を避けることはできない)
雲龍(強かった。あと一瞬遅かったら私が倒されていた)
雲龍(でも、もうはずさない)ガチャ
夕立「…」クイッ
雲龍「あぐぅ!?」パン
夕立「…」ビッ
雲龍(な、なんでドラム缶が勝手にぶつかってくるの!?)
夕立「匂い」ヒュッ
雲龍(また、あのロープ移動)パン
夕立「…っ」ビッ
雲龍(右腕破壊)
夕立「匂いが足りないっぽい」ブンッ
雲龍(液体は無視。夕立の左腕を破壊し無力化)
雲龍(………は?)パシャン
雲龍(砲撃が直撃したのはいい。何?修復した?)
雲龍(私の喉の傷が治った)
雲龍(やっぱりドラム缶の中身はバケツ、もしくは高速修復剤)
雲龍(でも、この色と匂いはまさか?血液?)
雲龍(そして、さっきからドラム缶に巻き付いてるこの黒い糸)
雲龍(まさか、髪の毛?)
夕立「美味しそう」ゴクリ
雲龍「ヒィ」
雲龍(分かった。この夕立の戦い方が)
雲龍(この夕立は相手に何らかの回復効果のある液体と血液を混ぜたものをかけて捕食する)
雲龍(このドラム缶にはロープと髪の毛をいくつもつなぎ合わせたものが巻き付いている)
雲龍(ロープを手放したと思ったら、細い髪の毛を使用した奇襲)
雲龍(ワイヤーか何か使えばいいのに、髪の毛それも自分以外の誰か)
雲龍(完全に狂ってる)
夕立「せっかく提督の髪の毛を集めたのに燃えちゃったっぽい」スンスン
夕立「ああ、でも良い匂い」ウットリ
雲龍(髪の毛が焦げるにおいがする。でも、夕立の髪は少しも燃えていない)
雲龍(服が燃えてる。あの夕立の服は人間の髪の毛でできている)
まずさ、これが提督の生血だってところが問題よな
20ml入りのアンプルにしても10本とか20本も血を取られたら貧血なるのに、ドラム缶何個分の血を抜かれるってあぁた…
雲龍(沈めないといけない。ここで私が)グッ
夕立「っぽい♪」スパン
雲龍(切られた?何故?)
雲龍(ロープ、髪の毛、そして極細のワイヤーの三段攻撃)
雲龍(ここまで仕込んでいたなんて)
雲龍(でも、甘い。一瞬動けなくなるだけで私の体はこの液体の効果ですぐに修復される)
雲龍(駆逐艦の攻撃なら一撃は耐えられる。そこで集中砲撃)
夕立「提督はご飯を作る時にいつも言ってるっぽい」
夕立「下ごしらえは大事って」
夕立「時間をかけることは大事って」
夕立「料理に愛情を込めることは大事って」
夕立「ちゃんと順番は守ることは大事って」
夕立「匂いも味も両方大事って」
夕立「いい子はちゃんと提督の言うことを守るっぽい」
夕立「だから、ちゃんと味を染み込ませないと駄目っぽい」
夕立「切って、ゆっくり味と匂いを混ぜ混ぜ」
夕立「本当は提督を食べたいけど、夕張が頑張って培養してくれた提督の血で我慢してるっぽい」
夕立「独り占めはダメっぽい」
夕立「皆仲間だから」
夕立「でも、今日は一人っぽい」
夕立「だから、お腹いっぱい食べるっぽい」
夕立「一人ぼっちのご飯でも提督の匂いがすると凄く美味しい」
雲龍「く、来るな」
夕立「ちゃんと手を合わせて、提督、いただきます」
響「ん?雲龍と無線が繋がらない」
響「霧も出ているし、さっきから唄のようなものも聞こえるし、単独行動は失敗だったか」
「こんにちは」
響「君は確か…」
雪風「雪風です!こんにちは!」
榛名「合流地点から離れてしまいました。でも、あの唄はいったい?」
高雄「まるで誘われるみたいに来ちゃいましたよねー」
神通「何かご用ですか?」
本日は以上になります
>>169様のご指摘にありました血液についてですが、夕張さんが培養しています。
尚、本作品の提督の髪の毛は非常に長いです。それを夕張さんが培養し、服を作成、希望者に販売しています。
提督の髪の毛が長い理由については過去編にて説明致します
登場人物のまとめ更新版
1位 ???
2位 ???
3位 神通
4位 雪風 ←NEW!
5位 夕立
6位 夕張
7位 北上
8位 大井
9位 五月雨
10位 青葉
11位 加賀
12位 ビスマルク
13位 金剛
14位 電
15位 巻雲
16位 天龍、龍田
本日分の投稿を順次開始致します
響(あの雪風と出会ってから6年が過ぎた)
響(2年前に結婚して、今度子供も生まれる)
響(夫は温厚で私のことを労わってくれるし、仕事もきちんとこなす)
響(私は夫のことを愛しているし、夫も私のことを愛してくれている)
響(元兵器とは思えないような幸せな家庭)
響(この幸せはいつまで続くのだろう)
響(すぐに壊れてしまうのかもしれない)
響(あの雪風は言った。あの時)
~回想 響~
雪風「しれぇになーんにもしないなら雪風が響ちゃんを幸せにしてあげます」
響「は?」
雪風「なんか悲しそうなので、雪風が幸せにしてあげます!」
雪風「ロシアに行かなくてもいいのです!」
響「何故、それを?」
響(この任務の後、私はロシアに引き渡されることが決まっていた)
響(不安はあった。自分が今後どうなるのか)
雪風「沈んじゃいます。このままロシアに行くと絶対に沈んじゃいます」
響(否定できない変な説得力があった。まるで死神が冷静に私の死期を語っているような)
雪風「しれぇに長生きして欲しくて、いっぱい、いっぱい集めてます。響ちゃんも良い子なので幸せにしてあげます」
雪風「今日は一杯沈めてたくさん集まったから絶対大丈夫」
響「さっきから一体何を言っているんだ?」
雪風「絶対、絶対大丈夫!」ニコッ
響(その後のことはよく覚えていない。急に霧が濃くなり、視界が遮られ、通信もできなくなった)
響(まるであの世を彷徨っているような錯覚の中、私は一人その場で佇んでいた)
響(やがて、体力も燃料も無くなり、私は無駄な物を全て捨てて、ただ、流された)
響(誰にも会うことも無ければ、襲われることもなかった)
響(ただ、ユラユラと流れ続けた)
響(クラゲのように、流されるままに、ただユラユラと)
「おい、君!大丈夫か!」
響(しばらくして、私は夫となる男性に救出された)
響(艦娘の基本的な能力は、水の上を歩くという能力以外全て無くなっていた)
響(止まっていた身体の成長が始まり、私は普通の女性のように子供を身籠った)
響(いつまで続くか分からないけど、今の私は幸せだ)
響(ただ、たまに怖くなることがある)
響(あの雪風は…)
雪風「今日はいっぱい集まった」
響(確かにそう言っていた)
響(今日はと)
響(なんらかの方法で「運」か「幸せ」の概念のようなものを集めている)
響(それも何度も、きっと何回もあの雪風が「しれぇ」と呼ぶ人物のために)
響(私があの雪風と接触したのは、たったの1回だけ)
響(たったの一回で一生分の幸せを手にすることができた)
響(兵器が一人の女性としての幸せを手にすることができる程度の能力)
響(あの雪風は誰かの「幸せ」を、「命」を奪って、他人に分け与えていた)
響(まるで、死神か、悪魔)
響(その死神の気まぐれで私は生かされた)
響(雪風が何度も行動しなくては生きることができない「しれぇ」はどれだけ死の危機にさらされているのだろう)
響(一体どうしたらそんな状況に陥るのだろうか)
響(私はただ、それが怖い。考えることが怖い)
夫「ほら、響、今少し動いたよ」
響「え、ああ、うん」
夫「体調が悪いのかい?」
響「大丈夫、少し考え事をしていただけ」
夫「無理はしないでくれよ」ナデナデ
響「うん」
響(ああ、神様。お願いです。どうかこの幸せを私から奪わないでください)
『しれぇに何もしないなら、なーんにもしません』
響「…」ゾクッ
響(そのしれぇという人物がどうか、生き延びて、あの死神の意識を釘づけにしていて欲しい)
響(どうか、私の愛しい人と一緒にこれからも過ごせますように)
『絶対大丈夫………約束を守っている限りは』
【その後、元艦娘の響は二人の子供に恵まれ、夫と幸せに余生を過ごした。ただ、時折、何かに怯えていた】
響編は以上となります。
ラッキーセブンだったので、幸せルートになりました。
本作品の提督の生存率は雪風ちゃんの頑張りによる部分と依存度低組の奮闘によるものです
明後日以降数週間ほど私情により投稿ができないことになりそうです
外出までに投稿できるだけ投稿し、戻った際にこのスレッドが残っていれば続きを投稿したいと思います
ご了承ください
皆様
投稿が遅くなり申し訳ございません。
本日23:00頃を目途に神通編を投稿させていただきます
執筆が遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます
本日の投稿を開始させていただきます
榛名「こうやって、夫婦水入らず二人で過ごせるなんて榛名は幸せです」
榛名「あ、ごめんなさい」
榛名「はい、そうですね、瑞鶴さんのことは本当に残念でした」
榛名「大丈夫です。意識はありませんけど、私たちの声はちゃんと聞こえています」
榛名「幸せそうに微笑んでますし、ちゃんと手を握ってくれます」
榛名「きっと、いつか目を覚ましてくれます。それまで二人で待ちましょう」
榛名「はい、榛名は大丈夫です」
榛名「絶対にお守りします」
榛名「大丈夫です。もう誰にも傷つけさせません」
榛名「榛名の愛は負けません」
榛名「もう、絶対に一人にしません。ずっと、一緒ですよ」
~ 榛名 回想~
瑞鶴「居たわ」
榛名「向こうもこちらに気が付いてますね」
瑞鶴「どうする?」
榛名「抵抗の意思があるか確認します」
瑞鶴「分かったわ」
榛名「神通さんですね?あなたを拘束します」
瑞鶴「何の説明もなくて悪いけど、おとなしくしてて」
神通「お断りします。愛する人が私の帰りを待っていますので」
榛名「…そうですか」
瑞鶴「気が進まないけど恨まないでね」
神通(戦闘は不可避ですか)
榛名「榛名、行きます」ガチャ
瑞鶴「援護するわ」スチャ
神通「私は唄うことしかできませんので、ただ、唄います。あの人が私の声を聞いてくれるように、私があの人の歌を聞こえるように」♪
神通(お優しい提督はこの二人が傷つくのを望まないでしょう。ならば、私は『愛』を込めて唄うだけです。提督を愛さないこの世界を変えるために、提督が私を愛してくださるように)
神通(この二人に『愛』があるならそれが成就するように)
神通(曲名 Dead End)
榛名「砲撃、開始」
神通「~♪」スカッ
瑞鶴(全部はずれた?この距離で?)ガリガリ
榛名「えっ!?」
瑞鶴「全機爆装」
榛名(今のはいったい?)ガリガリ
瑞鶴(必要最小限の動きで避けたということ?)ガリガリ
榛名(砲撃が何かで逸らされてる?)ガリガリ
神通「ご静聴ありがとうございます」ペコリ
瑞鶴(ただ唄っているだけにしか見えないのに、なんで?)ガリガリ
榛名「…全方位砲撃開始」
瑞鶴(なるほど、確かにそれなら避けられない)ガリガリ
榛名「榛名は負けません!勝って、生きて帰ります!」
神通(曲名Blood Teller)
榛名(やっぱり、全方位に放った弾道が逸らされていますね。回避ではなく防御してますね)ガリガリ
瑞鶴(特殊兵装?なら、接近戦で)ガリガリ
神通「~♪~♪」ヒョイッ
榛名「捕まえました!」
神通「~♪」スルリ
瑞鶴(何かおかしい)ガリガリ
榛名(なんでしょうか、この違和感は?)ガリガリ
瑞鶴(頭の中をかき回さているような、胸が恋焦がれているような)ガリガリ
神通(終曲 My Sweet Pain)
神通(だいぶ削れましたね)
神通(さて、お二人が誰かを強く想っているのは分かりました)
神通(同じ男性を愛されているのでしょう。二人から同じ対象に対する深い思慕を感じます)
神通(ならば、この恋は美しく、尊いのでしょう)
神通(お二人の心の壁をだいぶ削らせていただきましたがこれ以上削るのはよくありません。必要以上に傷つけるのはよくありません)
神通(ひとまず見せていただきましょう。お二人の愛の形を)
神通(そして、私はその愛の形を唄いましょう)
神通(私の愛する人に届くように、私の声で)
神通(いつか昇華しましょう。私の愛を、あの人と添い遂げる唄を唄うために)
神通「With your voice♪ With your blood♪ With your life♪ My thirst is beyond the ocean♪」
瑞鶴「痛っ!?な、何今の?」ガリ
榛名「え、え!?今何か見え?え?」ガリ
瑞鶴「な、なんで?」カリカリ
神通「As you like♪ With your sweet little pain♪ Love the way you wish♪」
神通(これは、非常に興味深い物語ですね)
神通(さあ、唄いましょう。同じ男性を好きになった、二人の艦娘の物語を)
瑞鶴「榛名?な、なんであの人の写真を持ってるの?」
榛名「…告白してたんですか?」
神通(兵器として扱われている艦娘を一人の女性として接していた整備士の方ですか)
神通(この方には危害が及ばない様に配慮しないといけませんね)
神通(なかなか優秀な方のようですね)
神通(そして、お二人はその方に想いを寄せていると)
神通(瑞鶴さんは告白済み、返事は戦争が終わってからでよいとしている)
神通(榛名さんはなるべく傍に居て触れる等のアピールを続けている。写真の件といい、少し奥手ですね)
神通(このまま、お二人を沈めることは可能ですが、誰かを愛している艦娘を傷つけるわけにはいきません)
神通(それにこの整備士の方、非常に面白いことをお考えですね)
神通(尚更、傷つけるわけにはいかなくなりました)
神通(お二人には少し眠ってもらって、私はその間に戦線を離脱しましょう)
神通(おやすみない、良い夢を)
神通「…♪、…♪、…♪」
瑞鶴「う…」トサッ
榛名「…」ベチャ
神通「お二人の愛が報われることを心から願っています」
榛名「……っ、い、一体何が?」ハッ
瑞鶴「…」
榛名「よかった。寝ているだけ」
榛名「寝ているだけ」
榛名「……My thirst is beyond the ocean♪…」
榛名「…」チャキ
榛名「…今日、この任務が終わったら榛名は告白する予定なんです」
榛名「は、榛名もあの人が好きなんです」
榛名「……」チャキ
瑞鶴「…」
榛名「…宣戦布告です。榛名は負けません」
瑞鶴「いいからその物騒なもの下げてくれる?」
榛名「…」スッ
瑞鶴「起きてたの気付いてたんでしょ」
榛名「そもそも、榛名はそんなことしません」
瑞鶴「あー、はいはい」
瑞鶴「結局訳が分からないまま、一方的に翻弄されただけ」
榛名「なんだったんでしょうか?」
瑞鶴「どうやって報告すればいいのよ、これ」
榛名「一旦合流地点で他の人と合流しましょう」
瑞鶴「あ、うん」
榛名「どうかしましたか?」
瑞鶴「あのさ、さっきのアレ、夢とか幻じゃないよね?」
榛名「恐らく」
瑞鶴「…なんであの人の写真持っているの?それもプライベートの」
榛名「…」
瑞鶴「角度も少しおかしかったし」
瑞鶴「…ちゃんと答えて」チャキ
榛名「…」
瑞鶴「あの人に危害を加えるなら許さない」
榛名「それは絶対に有り得ません!」
瑞鶴「そう、でも一応あの写真の出所は聞いておくわ」
榛名「…無断で撮りました」
瑞鶴「へえ、そうなんだ」グッ
榛名「あの一枚だけです。告白の練習をするのに欲しかったので」
瑞鶴「……」クスッ
瑞鶴「私が告白したのも見たのよね?」
榛名「…はい」
瑞鶴「あの人、なんて言ってた?」
榛名『この戦争が終わったら、きちんと一人の女性として向き合いたい』
瑞鶴「うん、そうよ」
榛名「は、榛名は負けません」
瑞鶴「どう思う?私、フラれたのかな? 答え保留にされたんだけど」
榛名「そ、それは」
瑞鶴「この戦争は終わりが全く見えない。終わったとしても、今度は世界各国の覇権争いが再び始まる。それはあの人もきっと分かっている」
榛名「…」
瑞鶴「さっきの神通もさ、過激な愛の唄を唄っていたけど、いつまで私は待てばいいんだろう?」
榛名「もう一回話してみればいいと思います」
瑞鶴「…もし、OK出たら私の勝ちが確定するけど」
榛名「その時は寝取るので大丈夫です」
瑞鶴「その返答は予想していなかったわ」
榛名「榛名は諦めません」
瑞鶴「ねえ、私がフラれたら、榛名が告白してよ」
榛名「そうですね、それもいいかもしれません」
瑞鶴「二人とも振られたりしてね」
榛名「その時は?」
瑞鶴「どうする?」
榛名「食べちゃいます」
瑞鶴「いいわね、それ。乗った」
榛名「…まず、告白しないといけませんね」
瑞鶴「駄目でも逃がさない。私たちは戦場で散る身、なら寄生木の1つくらい」クスッ
榛名「許されますね」クスクス
瑞鶴「あの人、人気あるのよね」
榛名「…ありますね」
瑞鶴「競争率高いし」
榛名「急がないといけませんね」
瑞鶴「あー。うじうじ悩むのは嫌ね」
榛名「なんで我慢していたんでしょうか?」
瑞鶴「あの唄みたいにガバッと」
榛名「榛名は負けません」
瑞鶴「私だって」
榛名「でも、不安です」
瑞鶴「正直私も」
榛名「大本営といってもいつ責められるか分かりませんし」
瑞鶴「あの人、艦娘を人間として見過ぎだって時々言われているし」
瑞鶴「それにほら、あの人が考案したあのシステムがあるじゃない?」
榛名「…悪用されると怖いですね。何人でも可能ですから」
瑞鶴「設計図のあの形見て、最初凄い期待しちゃったんだけど」
榛名「榛名もです」
瑞鶴「話している間にだいぶ戻って来たわね」
榛名「合流地点視認、姿なし、一旦帰港します」
瑞鶴「了解って、霧が晴れているから大本営が見えるわね」
榛名「…あ、あの人がいますね」
瑞鶴「ん、ほんとだ」
榛名「負けませんから」
瑞鶴「しつこい」
榛名(その後、結局返事は同じ、『戦争が終わってから』)
榛名(それまで待てないって二人で詰め寄ったら、OKがもらえました)
榛名(嬉しくって、嬉しくって、外にいることを忘れてしまって)
榛名(その場で泣きながら押し倒してしまいました)
榛名(その後は人が集まってきて恥ずかしくなって、二人であの人を捕まえて海にでちゃいました)
榛名(三人で無人島についてからは、もう愛が爆発しちゃいました)
榛名(あの人を貪って、貪って、胸の中に溜っていた想いを全部出しちゃいました)
榛名(全部、終わった後、瑞鶴さんは興奮のし過ぎてしまったのか。あの人の手首を握ったまま寝てしまいました。それ以降起きません)
榛名(全部独り占めにしようとした榛名も悪かったのかもしれません)
榛名(瑞鶴さんが起きたら二人とも夫婦ということでいいですね。愛は分け合うものですし)
榛名(榛名は幸せです)
榛名(こうやって愛しい人を抱くことができるのですから)
榛名(すっぽり榛名の手の中に全部納まって本当に愛しい)
榛名(ああ、愛しい旦那様、このまま二人で海を眺めましょう)
榛名(瑞鶴さんが起きたら三人で)
神通(榛名さん、瑞鶴さん。感謝します)
神通(朗報です。でも、これは私の胸に留めておかなくては)
神通(あの整備士の方は良い仕事をしてくれました)
神通(まだ正式には発表されていませんが、試作品はあるようです)
神通(『ケッコンカッコカリ』。実に興味深いシステムですね)
神通(…待っててくださいね、提督)
神通(今から指輪をお持ちしますので、その時はきっと私の唄に応えてください)
本日の投稿は以上になります。
尚、本日の投稿内容には2通りの解釈が可能となっております
①無人島で3人で平和に暮らした
②神通の唄の参考となっている『歪みの国のアリス』のある結末と同じとなったか
読者の方々のご想像にお任せします
次回の投稿内容を踏まえここで安価を取らせていただきます。
【ケッコンカッコカリの試作品がある整備士によって開発されました。実装可能としますか?】
本作品内で実装可能とするか、安価を取らせていただきたいと思います
>294でお願い致します。
乙
>>181で高翌雄が榛名と一緒に行動して神通と出会ってるけど
榛名と瑞鶴が出会ってるのね
短いですが、幕間を投稿させていただきます
幽霊に限りなく近しいモノは実在する。
深海から、艦隊から、元は意思のない無機物が、ニンゲンとしての意思を持っている。
ほら、まるで幽霊みたいだろう?
付喪神?なるほど、その方が適切な表現だろうね
まあ、肝心なことは言葉の表現じゃないんだ。
いいかい、大事なことはね、別に彼女らは物理的な法則や肉体的な束縛に縛られる必要はないんだ。
元々の艦隊が人間サイズの大きさになっているんだ。
法則性も何もない。元からね。
つまりね、別に彼女たちはやろうと思えば「霊体になって空だって飛べる」ってことさ
何故ならば彼女たちはまさしく「霊的な存在」なのだから。
では、何故彼女たちはこの世界の法則に縛られているのかって?
いい質問だ。
それは『私が必要性に応じてそうしたから』
何故そんなことをしたのかは、内緒だ。
ただね、その束縛は全然万全ではないんだ。
本当に意志の強い、例えば感情のメーターが降り切れてしまったような相手には束縛はそれ程有効ではないんだ。自分がこの世界に縛られていることを忘れてしまうからね。
少し難しかったかな。まあ、そのうち分かるよ。
いいかい、君は私の息子だ。
この私、『妖怪猫吊るし』の息子だ。
故に君は艦娘にとっても、深海棲艦にとっても君は『特異点』だ
君は他の人間以上に艦娘や深海棲艦の感情を理解できる。故に君の周辺では枷がリミッター外れやすくなる。
付喪神と言ったね。間違ってはいないさ。ただね、何事も理由なく、何の事由もなく現れることはないんだ。
唐突に深海棲艦が出現し、それに対抗するように艦娘が出てきた。
随分と都合のいい話だろう?
なんでだと思う?
もちろん、彼女らなりの理由があって出てきている。
私は少しバランスを取るのを手伝っているだけ。
『愛』さ。双方ともそれを知りたくて、欲しくて、もがいている
本当にそれだけなんだよ。
『愛』って何か?それは難しい質問だね。
独占欲ともいえるし、期待ともいえるし、なんだろうね?
ああ、そうだお守りをあげよう。少なくとも母らしく息子を想っている印にね
髪につけておくから。こら、逃げない。
私は髪の長さが変わらないからね。
こうやって普通に伸ばせるのが羨ましいんだ。
ん?髪を伸ばすって。私もいろいろ弄ってみたいからそのまま伸ばしておいて
次に帰った時に切ってあげるから、それまではそのままね。
さて、なんの話だったかな?
ああ、『愛』についてだったね。
私は『愛』について上手く説明はできない。
だから、自分なりに解釈して欲しいと思う
あと、機会があれば君なりに敬意と愛を持って艦隊の、深海の彼女らに接して欲しいってこと
血を分けた兄妹のようなものだからね。
もちろん、普通の人間を愛してもいい。
ただね、もし、彼女たちに遭うことがあったらできれば優しく接して欲しい
「分かったよ。母さん」
五月雨「提督?どうかされましたか?」
提督「いえ、少し母親のことを思い出していただけですよ」
五月雨「お義母様ですか?」
提督「ええ、すいません。このような事態の時に考えることではないのですけど」
五月雨「…どんな方だったんですか?」
提督「掴み所のない人でしたよ」
五月雨「よく分かりませんね」クス
提督「私も正直、よく知らないんです。あと、約束を大事にする人でした」
五月雨「髪の話ですよね?」
提督「その話しましたっけ?」
五月雨「お酒を飲まれている時に、母親が会うたびに髪を切りたがるからそのために伸ばしているって」
提督「だから、いつもこんなに長いんです」
五月雨「私より長いですからね。切りましょうか?」
提督「あまり邪魔になるようだったら考えます」
五月雨「その時は私に切らせてくださいね」
提督「分かりました。あ、五月雨さん」
五月雨「はい」
提督「五月雨さんは幽霊って信じますか?」
五月雨「ええ、いると思いますよ」
五月雨(だって、実際に今も提督に憑りついていますから)
五月雨(あの人はまるで悪霊、幽体で飛び、モノに憑くことができる)
五月雨(魂で提督に触れる。あの人にしかできないこと。凄く羨ましい)
五月雨(魂まで提督に染まることができたら、どんな感じなんだろう)
五月雨(こんな貧相な体じゃなくて、もっと大人な体があればいいのに)
五月雨(ああ、いいなぁ。提督の心臓に直接触れるなんて)
五月雨(ああやって、提督の胸の中に手を入れて心臓を撫でまわす)
五月雨(実際に提督が生きている証に触れる)
五月雨(手だけじゃなくて、魂で触れて、味わって、舐って)
五月雨(体の中の大事な臓器を全部撫でて)
五月雨(でも、提督のココロには触れられない。どこにあるか分からないから)
五月雨(あ、ズルい。提督の頭に手を入れてる。止めてください。私と提督の大事な思い出がたくさん詰まっている提督の脳に触れないでください)
五月雨(私だって提督の脳に体を埋めて私だけで満たしたいのに)
五月雨(提督の神経に直で触って、私しか感じられないようにしたいのに)
五月雨(血管の1つ1つを流れてみたいのに)
五月雨(提督のお腹の中に潜って溶けてみたいのに)
五月雨(夕張さんがいつも言っているみたいにそのままドロドロに溶け愛たいのに)
五月雨(ズルいです)
五月雨(提督の初めては私なのに)
五月雨(ズルいですよ。扶桑さん)
五月雨(提督に憑けるなんて)
五月雨(本当にズルいです)
本日は以上になります
>>299様 申し訳ございません。私の確認不足によるものです。
次回投稿の際に修正させていただきます
登場人物のまとめ更新版
1位 ???
2位 扶桑 ←NEW!
3位 神通
4位 雪風
5位 夕立
6位 夕張
7位 北上
8位 大井
9位 五月雨
10位 青葉
11位 加賀
12位 ビスマルク
13位 金剛
14位 電
15位 巻雲
16位 天龍、龍田
本日の投稿を開始致します
基本的にこの世界は『妖精の技術』に依存している
妖精の技術なくしては、艦娘も造ることもできない。武装も、何もかもその技術に依存していると言っても過言ではない。
仮に『妖精』が『蟻』や『蜂』のように個体ごとに役割を持っていたとしよう。
そして、妖精を統べる『女王』がいたとしよう。
人類が、世界そのものが妖精の技術に依存している状況において、その女王が……
『人類を滅ぼせ』と命令したらどうなるだろうか。
人類の一番の味方にて、戦力の要である彼らが一斉に牙をむいたならば…
高雄(意味が分からない)
高雄(なんで私が打った魚雷が、私の方に戻ってくるの?)
高雄(なんで私の砲台は妖精さんに解体されているの?)
高雄(なんで妖精さんが私の体を分解しているの?)
高雄(あれ、なんで私は船なのに?人の形をしてるの?)
高雄(私は船だから、手も足も無い)
高雄(うん、だから別に今の状態は変じゃない)
高雄(船に性別なんて無いから胸がないのも変じゃない)
高雄(船だから整備のために一旦バラバラになるのも変じゃない)
高雄(私の体は資材でできているから、加工すれば形は変わる)
高雄(普通の事、なんか落ち着いたら少し眠くなってきた)
高雄(少し寝よう。なんか温かくて、気持ちがいい)
高雄(もう沈むことに怯えなくていいんだ。今ならゆっくり眠れる気がする)
「お疲れ様。頑張ったわね、ゆっくりお休みなさい」ナデナデ
高雄(ただいま、オカアサン)
大鳳(に、逃げなきゃ)ハァハァ
大鳳(どこでもいい。ここ以外のどこかに逃げないと)
大鳳(だ、大丈夫。武装も、砲台も全部なくなったけど、もう妖精さんは傍にいないはず)
大鳳(私は一体何と戦ったんだろう?)
大鳳(妖精さん?あの大きさで?)
大鳳(少なくとも妖精さんは皆、従っていた。まるで当たり前の事のように)
大鳳(私たちの武装は私たちに牙を剥き、何一つ抵抗することはできなかった)
大鳳(まるで幽霊みたいに一瞬揺らめいたと思ったら、何もかもが終わっていた)
大鳳(アレは艦娘では絶対に勝てない)
大鳳(妖精さんを従える能力を持つ相手になんて勝てるはずがない)
「どこに行かれるのですか?」
大鳳「…!?」
大鳳(か、体が透けてる!?ゆ、幽霊!?)
「元々私たちは船ですよ。形に囚われる必要などありません」
大鳳(あー、これはもう駄目だ)
大鳳(自由に飛べる相手、抵抗手段はない)
大鳳(もう笑うことしかできない)
大鳳(なんか子守唄が聞こえる)
大鳳(眠くなってきた)
「神通さん程上手くはありはませんが、私も子守唄程度なら」
大鳳(戦争は終わらない、争いもなくならない)
大鳳(提督も、他の人も艦娘を道具か、兵器か、最悪性欲の捌け口としか見ない)
大鳳(少し疲れた)
大鳳(次生まれてくる時は、もう少し優しい世界だといいなぁ)
「大丈夫ですよ。もう戦わなくていいんですよ」
大鳳(本当に?)
「ええ、普通の女の子として、普通に生きて、恋をして、子供育んで」
大鳳(艦娘に子供を産むことはできない)
「いいえ、きっと大丈夫」
大鳳(なんで?)
「私が愛を持って、あなたを生みましょう。母としてあなたを育てましょう」
大鳳(それは本当に私?それとも別の誰か?)
「それはヒミツです」
大鳳(…眠い)
「ゆっくりお休みなさい。次に生まれた時は優しいお母さんとお父さんが待ってますよ」
大鳳(なら、今よりはいいかな?)
「私と一緒に愛のある家庭を作りましょう。あなたは誰からも愛される末っ子で」
大鳳(優しい家族だといいな)
「ええ、きっと、あなたも私と提督の家族の一人になれますよ」
大鳳(妖精さんが私の体を分解していく)
大鳳(でも、全然痛くない)
大鳳(微温湯に浸かっているみたいな感覚)
大鳳(指の一本、一本、爪の一つ一つを丁寧に剥がされていく)
大鳳(そのままドロドロのスープみたいに溶けていく)
大鳳(還っていくような感覚)
大鳳(……)
トプン
北上「…相変わらず。えげつない」
大井「距離が離れているからいいですけど、近くだったらと思うとぞっとしますね」
北上「結局なんなんだろうね?あの力は」
大井「大鳳さん最後に溶けちゃいましたね」
北上「私も将来的には欲しいんだけどな、子供」
大井「あら、北上さんは希望していたんですか?」
北上「一応ね。元艦娘とはいえ、記憶もないし、自分の子供なら大事にできると思うし」
大井「あらあら、駆逐艦は苦手だと思っていたので」
北上「ま、私も思うことがあってさ。あと私と提督の子供が駆逐艦って決めつけないでよ」
大井「…」クスッ
「あら、お二人ともいらっしゃったんですか?」
北上「ん、応援に来たよ。形だけだけど」
大井「全く仕事がありませんでしたね」
北上「前から聞きたかったんだけど」
「なんでしょうか?」
北上「本当に分けてくれるの?私たちはさ、提督の子供を産めるようにしてくれるって言うから大人しくしてるんだけど、どーも、ちょっとその辺りが気になるんだよね」
大井「…北上さん」
「私が嘘を付いていると?」
北上「ううん。別に。提督に誓うって言ってたし、妖精さんに命令できるのも本当だって分かるし、艦娘の魂を取り込むことができるのも本当だって知ってる」
「なら、何をそんなに心配されているのですか?」
北上「だから、まあ、子供ができる体にできるってのも本当だと思う」
大井「何回も取り込んでるの見てますし」
「提督に誓って、妖精さんの協力があればそれは可能です」
北上「うん。で、私が提督と性行為することを邪魔しない?それだけが心配で」
「……それをお決めになるのは提督ですから」
北上「そうだよねぇ。うん。鳳翔さん、こめんなさい」ペコリ
鳳翔「誰でも不安になることはありますから」
北上「いやー、だって前回は大井っちに邪魔されちゃったからね」
大井「……あら、覚えていたんですか?」
北上「何言ってるのさ、忘れる訳ないじゃん」
大井「そうですか」
北上「沈んでよ、大井っち」
大井「解体されてくださいな、北上さん」
鳳翔「私は席を外しましょうか?」
北上「あ、昔の話だから別に」ニコッ
大井「ええ、すいませんでした」クスッ
鳳翔「それでは、もう少し頑張りましょうか」ニコニコ
北上「約束忘れないでね」
大井「私もですよ」
鳳翔「ええ、もちろん」
鳳翔(でも、最後にお決めになるのは提督ですから)
鳳翔(信じてますよ、最後は私のところに還ってきてくれるって)
本日は以上になります
ようやく全員出揃いました
提督が生存しているのは雪風の幸運と鳳翔と他の艦娘の約束が原因です
登場人物のまとめ更新版
1位 鳳翔 ←NEW!
2位 扶桑
3位 神通
4位 雪風
5位 夕立
6位 夕張
7位 北上
8位 大井
9位 五月雨
10位 青葉
11位 加賀
12位 ビスマルク
13位 金剛
14位 電
15位 巻雲
16位 天龍、龍田
完結編へと至る前にほのぼのとした日常の閑話を導入したいので安価を取らせていただきます
既存の登場人物を1名。選ばれた登場人物を中心とした閑話を書かせていただきます
安価は>367でお願い致します
天龍
>>367様
天龍で書かせていただきます。
今しばらくお待ちください
天龍(誰かが、オレは苦労人が似合うとか言っていた気がする)
天龍(なんか、最近、否定できなくなってきた)
天龍(うちで霊体化ができるのは扶桑と鳳翔だけだ)
天龍(で、その三人目にオレが入ったわけだ)
天龍(なんでこんな状況になってるんだ、オレ?)
天龍(どうやって戻るんだこれ?)
天龍(扶桑と鳳翔は確か、体ごと霊体化してたな。オレの場合、どうなんだ?)
天龍(まだ体がベッドにあるのか?)
天龍(スゲー、普通に壁抜けられる)スカッ
天龍(扶桑っていつも、こんな感じなのか)
天龍(んつーか、想像してたより普通だな。まあ、物理攻撃効かないってのはいいけどよ)
天龍(とりあえず、鳳翔か扶桑探すか。アイツらなら戻り方知ってるだろ)スィー
天龍(今は真夜中か、誰か起きてるやついるか?)
天龍(っと、鳳翔の部屋はっと)
天龍(ノックできねぇ)
天龍「鳳翔いるか?」
天龍「鳳翔?」
天龍「寝てるのか?悪い、入るぞ」スッ
天龍(居ない。こんな時間にどこ行ったんだ?)
天龍(…扶桑のとこ、行くか)
天龍「おーい、扶桑。起きてるか?」
天龍「…またかよ」
天龍(アイツら、どこ行った?)
天龍(誰か探すか)
天龍(お、工房に電気がついてるな)
天龍(夕張の意味不明の技術で戻してもうらうか)
天龍(提督の部位の培養とかやってるし、楽勝だろ)
夕張「駄目?」
夕立「全然駄目っぽい」ムシャムシャ
夕張「うーん、やっぱ劣化品じゃダメか」
夕立「噛んだ感じはいいっぽい」パリパリ
夕張「そりゃあ、提督の骨格は完璧に再現したからね。カルシウム取れるし、骨齧るだけでいいんじゃない?」
夕立「お肉が食べたい」
夕張「骨と髪の毛はなんとかなるんだけどね、血と肉がまだ難しい感じかな」
天龍(ナマで喰うなよ、せめて火を通せ)
天龍(食事のマナーくらいちゃんとしろよ)
天龍(子供は親のマナー見て育つんだぞ)
夕張「やっぱり魂とか込めないと駄目か。霊体化した敵とかいないかな」
夕立「マズそう」
夕張「だよね。うーん、鳳翔さんに分けてもらうわけにもいかないし。なんかないかな」
天龍(…次行くか。見つかったら実験台にされる気がする)
天龍(図書室か。んで、あそこにいるのは五月雨か、こんな時間まで読書か?)
五月雨「……」カリカリ
天龍(乱読か?医学書、推理小説、薬学、心理学、戦争の歴史、解剖学、カメラの雑誌、植物図鑑、あとゼクシィ)
五月雨「……」カリカリ
天龍(集中力スゲェな、字も達筆)
五月雨「……」
天龍(レム睡眠と刷り込みの因果関係について?)
天龍(なんか難しそうな論文読んでやがる)
五月雨「…」スゥ
天龍(ん?ボイスレコーダー?)
五月雨「提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。」
天龍(は?んなわけ、ねえだろうが)
五月雨「…」カチッ
五月雨「提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。提督は秘書艦を愛している。秘書艦が一番。秘書艦を大事にする。秘書艦以外いらない。提督は五月雨を愛している。五月雨が一番。五月雨を大事にする。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。五月雨以外いらない。」
天龍(何してるんだアイツ?)
五月雨「……」ガサゴソ
天龍(アイツの枕?この匂いはアイツだ)
五月雨「ん、ふ」クンクン
天龍(おいおい、マジで盛ってんのかよ)
五月雨「あむっ♪」
天龍(…なんかヤベエもん見た気がする。眼が完全に雌だ)
五月雨「んんっ」ビリッ
天龍(破きやがった。加賀が観たらキレるぞ)
天龍(ボイスレコーダーを枕に仕込みやがった)
五月雨「…あとは雪風ちゃんさえなんとかすれば、ちゃんとリモコンで動いてくれるはず」
天龍(あのボイスレコーダー入り枕どうするんだよ?)
天龍(意味が分かんねぇ)
天龍(次行くか)
天龍(ここは雪風の部屋か)
天龍(なんか、スゲー嫌な予感がする)
天龍(入ったことねぇんだよな)
天龍(…頭だけつっこんでヤバかったら逃げればいいよな)
天龍(何にもない)
天龍(白いシーツのベッド、机とクローゼットだけ)
天龍(本棚もねえ)
天龍(んだよ、コレ、ここ本当に雪風の部屋なのか?)
天龍(生活臭が全くしねぇ)
天龍(異常に白いな、ホント、何にもねえ)
天龍(ん、なんだこの壁紙。やけに新しいな)
天龍(おっ、すり抜けられる)
天龍(壁になんか書いてある。壁紙で覆って消してあるだけ)
天龍(…呪詛だ、なんかよくワカンネェけど、呪詛みたいなものが書いてある)
天龍(赤でなんか、びっしり床と壁に書いてある。えーと、)
かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?
かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ?
かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に つるつる滑った 鍋の鍋の底抜け 底抜いてたもれ
かごめかごめ 籠の中の鳥は いつもかつもお鳴きゃぁる(お鳴きやる)
八日の晩に 鶴と亀が滑ったとさ、 ひと山 ふた山 み山 越えて ヤイトを すえて やれ 熱つや
籠目籠目 加護の中の鳥居は いついつ出会う 夜明けの番人 つるっと壁が滑った 後ろの少年だあれ?
かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出会う 夜明けの番人 鶴と亀が滑った……)
雪風「…後ろの少年だぁれ?」
天龍「…」パタン
天龍「ゆ、夢か」
天龍「なんか変な夢見た」
天龍(って、まだ朝の5時かよ)
龍田「うふふ、布団に世界地図とか無いかしら?」
天龍「ねぇよ。起きてたのかよ」
龍田「昨日の天龍ちゃん凄く可愛かったわよ」
天龍「…なんかあったか?」
龍田「私がキュッと絞めたら、凄く可愛い顔してたの。舌がベロッて出ててね」
天龍(お、思い出した。昨日龍田にいきなり首を絞められて、それから…)
天龍(気絶したのか、なんか、あった気がする)
龍田「ごめんさいね、天龍ちゃんがあまりにも可愛いからね」
天龍「ああ、そうかよ」
天龍(あ、オレ今日当番か)
天龍(…行くか)
天龍「もうちょっと寝てろ」
龍田「ふふ、優しい」
天龍「もうちょっと厚着しろよ。ワイシャツ1枚だと風邪ひくぞ」
龍田「そうねぇ、もう少し温かいの貰ってくるわ。彼のシャツ1枚だと少し寒いし」
天龍「オレは他の連中起こしてくる」
龍田「は~い」
天龍「まずは加賀とビスマルクか」テクテク
天龍「……起きろ」
加賀「Zzz」
ビスマルク「すー、すー」
天龍(いつ見ても変な光景だよな。男の衣服を布団代わりにして寝てる連中ってのは)
天龍(加賀は頭からかぶっててどうやって息してるんだ。ビスマルクの奴はどうやって服で自分の手とか首を縛ってるんだ?)
天龍「おーい、起きろ。今日の警備担当オレたちだぞ」
加賀「……おはよう」クンクン
ビスマルク「…もうちょっと待って、いい感じで締まってるから」
天龍「さき行ってるぞ」
加賀「すぐ行くわ」クンクン
天龍(見回りしとくか)テクテク
天龍(中庭、演習場異常なし)
天龍(ドック、夕立の食べ残し以外異常なし)
天龍(アイツの部屋)
提督「…Zzz」
青葉「……」ジー
扶桑「…」ピトッ
鳳翔「…」ピトッ
天龍(アイツに憑りついた幽霊2名、夜間警備担当1名。いつも通り異常なし)パタン
天龍(お、もう飯できてるのか)テクテク
夕張「あ、おはよう」
夕立「おはようっぽい」
天龍「おう、早いな」
夕張「うん、昨日ちょっと新しいレシピ思いついてね。今日の朝ご飯期待してて」
夕立「いい匂いっぽい」
天龍「ん、弁当箱に入れといてくれ」
夕張「オッケー」
神通「あら、おはようございます」
天龍「なんか今日はやけに早起きの奴が多いな」
神通「ちょうどいい天気ですから」
天龍「かもな」
神通「さっきまで小さい子たちと唄ってたんです」
天龍「あれか?」
神通「あ、あれですね」
電「か~ご~め か~ご~め~♪」
巻雲「籠の中の鳥は いついつ出やる♪」
天龍「あー、なんか聞いた気がする」
神通「私も雪風ちゃんに聞くまでこの唄を知らなかったので」
天龍「意外と物知りだよな、アイツ」
神通「ええ、そうですね。童話とか詳しいですね」
加賀「待たせたわね」
ビスマルク「行きましょう」
天龍「遅ぇよ。ほら、行くぞ」
北上「やっほー、お弁当持ってきたよ」
天龍「お、悪いな」
大井「お二人はこちらに」
加賀「あら、良い匂いね」クンクン
ビスマルク「ほんとね」
天龍「あー、なんか夕張が新しいレシピがどうとか言ってたな」
加賀「今度聞いてみようかしら」
金剛「おはようデース」
天龍「おまえ、顔色どうした?」
金剛「…うう、親になるのも楽じゃないネ」
北上「いつものだからほっといて」
大井「つわりって本当はどんな感じなんでしょうね」
天龍「ま、行くか」
天龍(今日もいい天気だ、平和過ぎてあくびが出るぜ)
以上、天龍のほのぼの日常編でした。
全部は無理ですが、リクエスト等がありましたら参考にさせていただきますので、よろしくお願い致します
歪みの国のアリス調べてみたけど
整備士の人は無事で榛名と瑞鶴は妄想にふけってるって結末なのかな
>>395様 私個人としてはチェシャ猫の首を愛しげに抱えているアリスの絵があまりにも綺麗だったのでその結末を目指したのですが、そのような解釈もできるのですね。非常に参考になりました。ありがとうございます。
扶桑の戦闘方法についてのご指摘が多かったようですので、そちらをメインとし、他についてなるべく取り入れる形で進めて行きたいと思います
ご了承ください
神通(さて、大本営付近まで来たものの扶桑さんの攻撃に巻き込まれる可能性があるのでこれ以上近づけません)
神通(さて、どうしましょうか)
神通(さすがにあの人数を気付かれずに突破するのは無理ですし)
神通(私が近くにいても容赦なく攻撃されそうですし)
神通(榛名さんと瑞鶴さんが無事だといいのですけど)
神通(扶桑さんの強みは霊体化、遠隔攻撃と数の暴力)
神通(ケッコンカッコカリの指輪を提督にお渡しする際には扶桑さん本体をどうにか対処する必要がありますが、それ以前にこの大勢の山城さんが厄介ですね)
山城A『全部沈んでしまいなさい。お姉さまのために』
山城B『一緒に不幸になりましょう』
山城C『幽霊になれば何もなくなるわ』
山城D『ああ、お姉さま。幽霊の体は寒いです。凍えてしまいそう』
「新手の敵か!?攻撃が当たらない!」「数が多過ぎる」
「撃て、撃って、撃ちまくれ!」「弾薬が尽きるまで撃て」
「駄目です!砲弾がすり抜けてます」
「焼け、火炎放射器で焼き払え!」「さっきからやってます!効いてません」
山城E『捕まえた、ほら、体に手が入った』
「止めろ、止めてくれ」「な、なんか頭の中で音が」「ヒィィイ、何かクチャクチャいって」
山城F『寒いの、温めて』
「せ、戦艦を舐めるなよ!」
山城G『妬ましい、お姉さまはあの男に憑りついている。私には憑いてくれない』
「馬鹿!味方を撃つな!」「違う!私じゃない!」「制空権をどうにかしろ!」「無理です!全く制御できません」「指令室は何をやっている!?」「誰も居ません。先に避難してます」「ふざけるなぁ!」「…通信系等が潰れました」「第一ブロックで火災発生」
『『『『『『『『『『『『『『ああ、誰もが私と同じくらい不幸になればいいのに』』』』』』』』』』』』』』』』』』
神通(……極力被害を抑えているとはいえ、正直、近づきたくありませんね)
神通(さて、どうしましょうか)
神通(倒壊した瓦礫の中から指輪を見つけるのは非常に難しいですし)
神通(仕方ありません。誰かに手伝ってもらいましょう)
神通(あそこにいる方々に手伝っていただきましょう)
神通「~♪~♪~♪~♪」
不知火「……?はて、なんか聞こえる様な」
朝潮「え、えーと、物資を避難させないと」
不知火「もちろんです。不知火に落ち度はありません」
朝潮「……指輪を、テイトクの指輪を守らないと」
不知火「すぐに取りにいきましょう。テイトクのために」
神通(ふう、なんとかなりそうですね)
神通(それにしてもすごい数ですね。大本営が山城さんでいっぱいです)
神通(物理攻撃が効かない軍隊。強力ですが、あの大本営が簡単に堕ちるとも思えません)
神通(……何か切り札があると思うのですが)
神通(なんでしょうか?この妙な違和感は?)
『遠征班!遠征班!聞こえますか?』ガー
神通「はい、こちら遠征第2班神通です」カチッ
鳳翔「遠征第1班鳳翔。第3班全員と合流地点で待機中です」
『第2班。今すぐそこから離れて!』
神通「夕張さん?どうしたのですか?」
夕張「大本営に向かって今戦闘機が飛んでるの。そこに居たら爆撃される可能性があるわ」
神通「…まだここには大勢の人や艦娘が残っていますが」
夕張「関係なしにやるつもりだと思う。幹部とかは即座に逃げたみたい。あと5分」
神通「分かりました。こちらで対処します。扶桑さんに繋いでください」
扶桑「事情は聴いているわ。どうする?」
神通「私が対処します。扶桑さんはそのままでお願いします」
扶桑「…戦場で味方を見捨てる連中はどうしましょうか?」
神通「どこに行ったのか分かりますか?」
夕張「そこは任せて、青葉さんと速攻で見つけるから」
扶桑「…死んでも尚終わらなくしてあげましょう」
神通「あまりコレはしたくないのですが」
夕張「無人機じゃないからたぶん有効だと思うけど」
神通「…普通に唄う以外の方法を使うと喉を痛めてしまうのですが、止むをえませんね」
神通「---------------------------------------------------------------」
扶桑「確認できたわ。戦闘機のパイロットに効果あり」
夕張「ん、そのままこの座標に誘導しちゃって」
扶桑「……着弾確認」
夕張「あのパイロットいい腕ね」
扶桑「山城、あとはお願いね」
『『『『『『『『『『『『『『『『はい、お姉さま』』』』』』』』』』』』』』』』』』
扶桑「そのまま、その地に縛られて、焼かれ続けて世界が朽ちるその日まで地縛霊として過ごすといいわ」
神通(しばらく声が出ませんね。ここを離れないと)
神通(不知火さん、朝潮さんもご無事ですね。よかった)
神通(指輪は後で回収するとして、全く無防備ですから、早く逃げないといけませんね)
神通(特にこの子からは)
夕立「…っぽい」ニヤリ
神通(ああ、これは非常に不味いですね)
神通(この子は危険ですね。虐待され、閉じ込められ、提督に救われ、そして、提督の腕に噛みついた子)
夕立「…っぽい♪」
神通(この子は食べることでしか愛を解らない。自分に噛まれながらも、抱き留め、頭を撫でてくれた提督の味を愛と認識している)
夕立「神通、迎えにきたっぽい」
神通「…」コクッ
夕立「早く帰ってご飯を食べるっぽい」
神通(そのご飯に私が含まれていないといいのですが)
夕立「んん、誰かこっちに来るっぽい。食べていい?」
神通「…」フルフル
夕立「…なら、我慢するっぽい」
神通(今回は無事に切り抜けられそうですね)
夕立「まだ下拵えが終わってない」
神通「…?」
夕立「煮込み足りない。味付けが足りない。染みてない。だから、まだ我慢、我慢、我慢。大事なのは準備。そう準備が大切っぽい。まだ皆に提督の味が仕込まれていない」ブツブツ
不知火「…お二人ともいらっしゃったのですね」
朝潮「私達は、そう、大事なものを神通さんに渡さないといけなくて」
不知火「そうです。私たちに落ち度はありません。きちんと回収してきました」
夕立「…増えたっぽい。鳳翔早く仕込んでほしいっぽい」ボソッ
神通(やりました)ペコリ
夕立「新しい仲間っぽい?」
神通「…」コクコク
夕立「なら、連れて帰るっぽい」
神通(声が出る様になれば、指輪を回収できますね)
不知火「…あ」
雪風「わぁ、綺麗な指輪拾っちゃいました」
神通「…っ!?」
雪風「なんですかぁ、コレ?」
本日は以上です
次回は雪風・夕立編及び不知火と朝潮の受難を予定しております
あと3話程度で完結の見込みです
当初予定した形とは異なりますが、本日分を投稿させていただきます
~ある提督の………~
私が『提督』という存在を目指す様になった理由は2つ、1つは母親が艦娘が私にとっては血を分けた肉親に近しい存在であるということを示唆したため、そして、艦娘を知ろうとした私はかつて『北上さん』と『大井さん』と交際関係に至り、彼女たちを失った。提督になればいつか会えるかもしれないという想いがあった。
私の母親は少々特殊であり、家に居ない方が多かった。父親については今現在知るに至っていない。
私にも両親の特異性が遺伝したのか、『誰も私がそこに居ても違和感を持たなかった』
軍事施設に学生がいるのに、誰も警戒しない。私はただそこにいるだけの存在だった。
私にとって、同世代の女の子が兵器として酷使され、疲弊し、磨り減っていくのは端的に言えば悪夢だった。
母親が何らかの制約を課したと言っていたが、この状況を正当化するような理由は何1つなかった。
結局何にもならなかったが、私はなんとか状況を改善しようと試みた結局何1つ残らなかった。
私のことを異性として接してくれた北上さんも、良き姉であった大井さんも誰も残らなかった。それ以降、私にはただ行き場のない怒りと虚無感だけが残った。
子供妄想だと世間には笑われるかもしれないが、私は常に2人にここを抜け出して家族に成ろうと言っていた。
『いつかね、子供を連れてさ公園とか行きたいね』
『のんびりと旅行とかいいかもしれませんね』
今も覚えている。二人と話した内容を。二人と初めて手を触れた時を、初めて接吻をした時を、初めて抱き合った日を。私たちは三人でそれで幸せだった。
でも、二人はあの場所から最終的に逃げることはなかった。結果的に命を落とした。
あとはただ、『この世界の在り方を呪う』私だけが残った。ただ、悔しく、そして憎かった。
バグってしまえ、何故かその言葉が自然と口から出ていた。バグってしまえ、バグってしまえ、この世界が正常だというなら、私に接するもの全部がバグってしまえばいい。ただ、そうやって虚無感と怒りの置き場所を探していた。
ブラック鎮守府を告発し、潰し、艦娘を保護していたのも、半分はただの怒りを置き場を探した自己満足だったのだと思う。結局深海の勢力よりも人間の方が残虐であることに変わりはないのだから。
夕立さんは食料を与えられず、監禁されていた。涙を流しながら、飢餓から僕の腕に噛みついた。そこまで追い詰められていた。
雪風さんは何故か居ないものとして扱われていた。私が死神に憑かれているから支えたいと言ってくれた。初めてまともに彼女を会話を試みたのが私だったらしい。
神通さんは身勝手な上層部の判断により家族を失い
扶桑さんはブラック鎮守府で使い捨てられていく妹達を想い世を嘆き
鳳翔さんは自分の子供ように接してきて同僚たちの扱いから心を酷く痛めていた
五月雨さん、青葉さん、巻雲さん、電さん、夕張さんはブラック鎮守府で奴隷のような扱いを受け
金剛さんは妹二人が目の前で沈んだことで心を病み、自分が妊娠していると錯覚している
加賀さんは特攻を強要された過去があり、
戦闘に参加しすぎたビスマルクさんは痛みを快感ととらえる様になっている
北上さんと大井さんについては分からない。ただ、ある海域で偶然出会った。
二人は僕の知っている二人ではなかったが仕草と声が同じだった。それだけで泣きたくなった。
先日、大本営が謎の敵襲を受け、壊滅した。
幹部の生存者はなく、現場は後任人事と体制の立て直しに追われている。
ブラック鎮守府に対する戦闘機による攻撃もあったらしい。
艦娘の被害はなく、上層部だけを綺麗に切り取った形の襲撃。
形はどうであれ、ある意味私が望んだ結末なのだろう。
結局、胸のシコリは取れないままだ。
新しく2名仲間が増えた。真面目な性格らしく事務処理を率先して行ってくれる。
新しい環境になれないのか、頻繁に医務室に訪れているらしく、休暇を与えるべきか検討している。皆さん良い人なのですが、ちょっとついていけないとのこと。
一度全員で話し合った方がいいのかもしれない。特に神通さんと雪風さんが持ち帰ったあの『指輪』については……
ケッコンカッコカリ、練度的には新人2名以外適用が可能。能力向上につながるが故に1人をひいきしてしまう結果となる。
私はどうするべきなのだろうか。
青葉「んー、いい感じにオクスリが効いてきましたね」
五月雨「…本当に副作用はないんですね?」
鳳翔「妖精さん言わく、全くないらしいです」
不知火「…」ガタガタ
朝潮「誰か助けて」ガタガタ
北上「大丈夫だよ、全部ちゃんと覚えてるから。もう思い出したから」
大井「私もです」
北上「ただいま」
提督「……」ツー
北上「そっか、意識がなくても泣いちゃうくらい私の事想っててくれたんだね」
神通「…」ギリ
扶桑「…へえ」
夕立「…提督の味がもう染み込んでるっぽい」ジュルリ
雪風「…」
北上「大きくなったら結婚しようって言ってたもんね」ナデナデ
五月雨「なに勝手に触ってるんですか?」
大井「あらやだ、3人で家族になろうの間違えでしょうに」クスクス
鳳翔「私ならできますよ。お二人を血の繋がった実の家族にすることが」
夕張「ふーん、そっか。そういうことだったんだ。また1つ分かったね」
青葉「次の質問はどうしましょうか?個々人の印象でいいですか?」
扶桑「誰と生涯を共にしたいかでもいいのだけど。生前、死後問わず」
北上「あのさぁ、皆が告白なり、なんなりする前にあの時何があったか教えてあげるね」
青葉「お、スクープなんで記事にしても?」
大井「ええ、かまいませんよ。隠すことではありませんから」
北上「私と大井っちがあの戦場に送られる前にさあ、写真とったよね」
大井「てっくんが真ん中で私が左、北上さんが右。左右からギュッとしてキスしてあげましたよね」
加賀「…」チャキ
ビスマルク「…」ゴキゴキ
五月雨「…」ワナワナ
電「攻めるのは好きなのです。攻められるのはキライなのです」
巻雲「そうですね」
北上「あ、写真撮る前に唇がっつりもらったよ」
雪風「呪いますよ?」
北上「んで、帰ったら夜戦(意味深)しようねって約束してたよね」
大井「ええ、そうですね」
鳳翔「未成年にそういうことの強要はいけませんよ」ニッコリ
北上「合意の上だよ。一回、大井っちが乱入してきたから駄目になったけど」
大井「不幸な事故ですわ」
天龍「事故ならしょうがないな」
龍田「そうねえ」
北上「私を沈めたのはね、大井っちなんだよ」
提督「…」ポロポロ
大井「そして、私を沈めたのは北上さんです」
青葉「どういうことです、ソレ?」
北上「大井っちがさ、この先戦争は終わらない。終わったとしても私達艦娘は解体されるか、都合のいい道具扱いにされるから、一番幸せな今、一緒に沈もうって私に魚雷撃って来たんだよね」
大井「ええ、そうですよ。北上さんを沈めた後、てっくんと一緒に後を追うつもりでしたから」
北上「ま、私もなんとなく予測していたからさ、大井っちにも一発叩き込んで沈めたんだ」
大井「愛してますよ。世界で誰よりも」
北上「うん、私も愛してるよ。許さないけど」
大井「愛憎が混ざっていて、幸せ♪」
青葉「いい感じにぶっこわれてますよ。二人とも。盛った青葉がいうことじゃないですけど」
北上「あはは、そうだね。一回沈んでどっかに何か置き忘れたのかもね」
五月雨「…その自信はどこから出てくるんですか。このまま五体満足でいられると思いますか?」
夕張「溶解炉って便利だよね。ま、私は提督を泣かせたくないから何もしないけど」
夕立「…ご飯」
龍田「捥いであげるわ」
天龍「オレはアイツの判断に従うぜ」
雪風「雪風もそうします」
鳳翔「私も信じていますから、提督の答えを待ちますよ」
加賀「ここは譲れませんが、それでも信じます」
ビスマルク「うふ、綺麗に散るのもいいわね」
扶桑「ああ、不幸だわ」
青葉「青葉は聞いてから考えます」
北上「ん、じゃあ、聞くよ」
大井「どうぞ」
北上「提督が鎮守府で一番愛している人は誰?生涯を伴にし、家庭を築きたいと思っているのは誰?嘘、偽りなく本心を話して」
以上です。
次回が最終回となります
登場人物のまとめ更新版
1位 鳳翔
2位 扶桑
3位 神通
4位 雪風
5位 夕立
6位 夕張
7位 北上
8位 大井
9位 五月雨
10位 青葉
11位 加賀
12位 ビスマルク
13位 金剛
14位 電
15位 巻雲
16位 天龍、龍田
対象外:不知火、朝潮←NEW!
次回が最終話となりますので、安価を取らせていただきます。
【提督が北上さんの質問の答えに選ぶ艦娘は誰か】
注意事項
①鎮守府内に存在しない登場人物は不可
②同性愛者である等といった回答は不可
③何も答えないことはできない
④あくまで現時点の『北上さんの問いに対する解答』です
安価下 7で最も多かった回答を採用させていただきます。
このような拙い文章ですが、ここまで付き合ってくださった方々に心よりお礼を申し上げます
乙です
関係ないのにさらっと巻き込まれている朝潮と不知火かわいそう。転属させてあげて
神通が選ばれてほしいな
皆様ご協力ありがとうございました。
集計>>451~457
鳳翔 3票
神通 1票
天龍 1票
山城 1票
同胞 1票
おめでとうございます、上記の方々が選択された項目は全てHappy ENDになります
上記結果に伴い、まず鳳翔さんから書かせて頂きますが鳳翔さん1人のみに焦点を縛ることが難しいので数名分のマルチエンド制と致します
予めご了承ください
~鳳翔さんを選択した場合~
北上「さ、提督。答えて」
提督「……鳳翔さん。もし、できるなら鳳翔さんに家庭を持たせてあげたいと思った。そこに自分ができることがあるなら、してあげたいと思う」
北上「…そっか、それが答えなんだね」グスッ
五月雨「…そんな、提督」
大井「うふ、なら先に逝きますね」
加賀「…チッ」
夕張「ああ、こういう形でしか合体できなかったか」
雪風「しれぇ、お幸せに」
神通「まだ唄えます。きっといつか届くと信じてます」
トプン、バシャン、ビチャン、パチャ、ポチャン、バチャ、ネチャ、ドロッ、グチャ、クチャッ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ、
鳳翔「長かったです」フゥ
鳳翔「でも、やってこれで全員還ってきてくれました」サスサス
鳳翔「お帰りなさい。この長い戦争で疲れたでしょう」ナデナデ
鳳翔「もう行く場所は決めてあるので、そこで家族全員で暮らしましょう」
鳳翔「愛してます、アナタ」
鳳翔「子供も多く、忙しく、賑やかな家庭を築きましょう」
鳳翔「もうみんな一緒ですから誰もあなたから離れていきませんよ」
鳳翔「ずっと一緒です」
鳳翔「今はお休みなさい。私が子守唄を唄ってあげますから」~♪
鳳翔「目が覚めたら質素ですが挙式をして、家庭を築きましょう」
俗世とは全く関係のない離島である夫婦が家庭を築き始めた。
やがて子供たちの人数も徐々に増えていき、形は違えど子供たちは誰もが両親を慕い、家庭を支え続けた。
鳳翔「皆やんちゃで困っちゃいますけど、あなたが居て、私がいて、子供たちがいてこれ以上は何もいりません」
鳳翔「ちょっと男の子が多いですけど」
鳳翔「私、凄く幸せです」
~大家族HAPPY END~
鳳翔さん編 完結
大家族ができるHappy ENDでした
誤字脱字酷すぎ
なんで子供は男ばかりなんですかね
~神通さんを選択した場合~
神通「…嬉しい。こんなに幸せでいいのでしょうか」
神通「ですが、提督。私だけではだめなんです」
神通(この後、バラバラに惨殺されてもいい程の幸福感ですが、それではだめですね)
神通「皆さんは提督を必要としています。私だけが独り占めすることはできません」
神通「もし、提督を必要とする方がいたら、その人にも提督の愛をあげてください」
鳳翔「…神通さん」
青葉「いいんですか、第一面に書きますよ。今の発言」
北上「私、滅茶苦茶夜戦するけど?」
神通「その、提督が北上さんと大井さんに未練があるのは分かっていますから」
大井「もちろん、初夜は譲りますが」
神通「その代わり、2つだけ私だけのものにさせていただけませんか?」
夕張「まずは、指輪だよね?そもそも神通さんが見つけたものだし。もう1つは?」
神通「…提督失礼します」~♪
提督「…痛っ!?」
神通「いただきました。『提督に届く声』を」
扶桑「あなた、何を?」
神通「日常生活には支障はありませんし、戦闘時などには解除しますのでご安心を」
提督「扶桑さん?何か言いましたか?」
扶桑「提督、耳から血が」
神通「すいません、皆さん。普段は提督には皆様方の声は聞こえませんし、話すこともできません」
加賀「なっ!?」
神通「提督。申し訳ございませんが筆談でお話ください」
神通「肉体関係までは許容します。ですが、提督が聴いていいのは私の声と唄だけです」
神通「提督の声を聴いていいのも私だけです」
神通「夫婦間のコミュニケーションは妻として管理させていただきます」
神通「どうか私のワガママをどうかお許しください」
神通「私に妻として尽くさせてください」
提督「…」コクッ
~みんなの静かな提督HAPPY END~
神通さん編 完結
全員が幸せになれる Happy ENDでした
>>469様 私の確認不足によるものです。申し訳ございません。
尚、子供に男の子が多いのは、元が艦娘であり、万が一記憶を取り戻しても間違いが起こらないようにするためです
~天龍さんを選択した場合~
天龍「お、マジか。いいぜ」
龍田「……さすが天龍ちゃんね」
天龍「はっ、当然だろ」
龍田「鳳翔さん♪」
鳳翔「ええ」
天龍「ん、どうした?」
トプン
龍田「あは♪天龍ちゃんが私の中にいる」
提督「…っ!」
扶桑「提督は大人しくしていてください。ああ、提督に金縛りをかけないといけないなんて」
鳳翔「おかえりなさい。提督」
トプン
北上「へえ、ソレ、人間相手にもできたんだ」
鳳翔「誰も艦娘にしかできないとは言ってませんよ」
北上「そだね。ま、これで皆が幸せになれるね」
鳳翔「私達は普通の人間より寿命が長いですから、こうやって提督に何回か人生を繰り返していただければ、全員が結婚できますね」
北上「うう、待つの辛い。早く私好みに育てたいな」
夕立「食べたい」
大井「あなたは最後よ」
夕立「…っぽい!?」
鳳翔「…」ハァ
龍田「提督、天龍ちゃん。元気に産んであげますからね」ナデナデ
加賀「私はどういう風にしようかしら」
ビスマルク「育児の勉強しないと」
夕張「待つの長いからコールドスリープとかあったほうがいいのかな」
電「いろいろと見せてあげるのです」
巻雲「怯えた顔もきっと可愛い」
雪風「幸せにしてあげます!」フンス
~みんなで仲良く順番待ち Happy End~
天龍さん編 完結
尚、龍田を選択した場合も結果は同じです
~山城さんを選択した場合~
扶桑「…分かりました。山城ですね」
山城『ね、姉さま?』
扶桑「山城、幸せになってね」
山城『姉さま、無理ですって、私はもう体がないんですよ。ただの意識の集合体なんですから』
扶桑「分かってるわ。だから、私と1つになりましょう」
山城『姉さまと1つに?』
扶桑「そうすれば肉体で触れ合えるし、ずっと一緒に居られるわ」
山城『姉さまとずっと』
扶桑「いらっしゃい」
山城『はい、姉さま』フラフラ
扶桑『「私は扶桑であり、山城になりました」』
扶桑『「これからも姉妹共々、魂朽ちるその時まで末永くよろしくお願い致しますね」』
扶桑『「朝も、昼も、夜も、魂が分かつことの無い時間を共に過ごしましょう」』
夕張「それ、私もお願いできる?」
扶桑『「え?」』
夕張「私の知識あげるから、一緒にして。提督と混ざり合いたいの」
神通「私もお願いします」
扶桑『「他にいますか?」』
扶桑『「そうですか、皆さん一緒でいいんですね?」』
扶桑『「ほら、提督。未来永劫みんな一緒ですよ」』
扶桑『「ゴチソウサマ」』
~みんな一緒 Happy End~
山城さん編 完結
次回がTrue End になります
~全員が同胞で家族と応えた場合~
提督「選べるわけがない。皆、同胞で家族だから」
北上「あ、別にそういうのはいいから。誰が好きかってはなし」
提督「いや、その、家族に対してそういうのはちょっと」
北上「おもいっきりキスしているよね、私からブチュッと」
鳳翔「…」
扶桑「…」
神通「…」
提督「うん、覚えててくれてありがとう。北姉」
北上「そうそう、ちゃんと覚えてる。なら、夜戦の約束も覚えてるよね?忘れてる?もちろんそんなはずないよね?」
提督「あ、いや、その、覚えてはいますけど、何年も前の話で」
北上「だよねー、いいねー、しびれるねー、忘れる訳ないもんね」
大井「家族に成ろうって話ですよ、北上さん」
北上「それもあるけどね。でも、私さお預けくらったままなんだよねぇ」ペロリ
提督「その北上さん?近いんですけど」
五月雨「北上さん!提督が困っているじゃないですか!」
北上「え、どこが?だって、約束したもんね。全部くれるって」サスサス
大井「…北上さん?」
北上「いやぁ、まさか大井っちに沈められるとは思わなかったよ」
北上「あーあ、やっと捕まえた」キュッ
提督「北上さん?」
北上「同情」
提督「はい?」
北上「提督が私達、艦娘に抱いてる感情。愛情じゃなくて同情だよね」
提督「それは、否定はしません」
北上「相変わらず、敬語なんだね。偶にしか普通に話してくれない」ナデナデ
提督「昔からそうですよ」
北上「愛はあるんだけどね。私は私はだよ。スーパー北上さまだよ」
提督「…?」
北上「全くせっかく帰って来たんだからさ、もうちょっと北上さまを見ようよ」
大井「いつも通りですね」
北上、大井「泣きそうな眼してる」
提督「…そうですか?」
北上「あたしたちを家族で、守るべきもので、同情の対象としかみれないんだね。いやー、悲しいね。この北上さまがそういう眼で見られるのは」
大井「…心はありますけど兵器ですしね」
北上「ねえ、家族って同情の目でみるものじゃないよね?」
提督「…っそれは」
五月雨「提督、私たちは確かに辛いことがありましたけど、生まれてきたことまで後悔はしていませんよ」
北上「んで、提督は約束は守ってくれるのかな?」
提督「約束ならたくさんしましたよ。たくさん破って、少ししか守れませんでした」
北上「じゃさ、今守れる分は守ってよ」
提督「もちろん、そのつもりですよ」
北上「そっか、じゃあ、守ってね。今からもらうから」
北上「3人で家族になって、ずっと一緒にいるって約束守ってくれる?」
提督「ここにて、生活して、それでもう家族とは言えませんか?まだこれらもずっといますし」
大井「言えませんね」
北上「言えないね」
提督「どうすれば?」
北上「もうすぐオクスリが切れちゃうからね。最後まで本当のこと言わないと駄目」
大井「もう、皆って答えはダメですよ」
北上「ほら、私もオクスリ飲むからさ。腹を割って話そう?」
大井「うふ、皆さんも飲みますよね?」
鳳翔「飲みましょう」
扶桑「私は別にいいけど?」
ゴクッ
北上「へぇー、本当にホントのことしか言えなくなるんだね」
北上「じゃあ、提督聞いてよ。私たちの本音を、それで選んでよ。誰とどうするか。でないと、私たちが選ぶからね」
北上「私からかな。私はね、提督のその目が好きかな。いつも悲しそうだけど、なんとかしようと何かを探している目が好き。私に大井っち以外にまともに人間らしくしてくれて家族をくれたから好き。ん、だから全部欲しいな。その目が見てるもの全部」
北上「だからさ、眼球交換しない?私と目の色そんなに変わらないし、妖精さんならちゃんと見える様にしてくれるよ」
北上「でさ、私が見てるものは提督も見えて、提督が観てるものは私も見れるようにする。離れていても全部見てわかる。で、夕飯とか食べながら見た内容を話す」
北上「最初はカメラとかでも我慢できるかなって思ったけど、やっぱ生じゃないと北上さまは満足できないわけで、こう繋がってるって実感あるでしょ」
北上「ほら、提督だって仕事忙しいし、子供が生まれたら授業参観とか出れないかもしれないし。だから、指輪はできれば欲しいけど、それ以上にその眼を分けて欲しいかな」
大井「次は私ですね。では、提督。北上さんと合体してください。私は北上さんも提督も同じくらい好きです。大事な家族ですから。もちろん、LOVEの意味で」
大井「同時に北上さんと提督が二人きりの世界に入ってしまっていると感じる後ろから攻撃したくなってしまうので、北上さん以外を選んだ場合はもっと辛くて、両方とも沈めたくなってしまうので」
大井「北上さんと融合してください。別に難しくはないので。そして、私を選んでください。そうすれば、きっと誰も壊さずに済むので」
大井「提督が他の誰かを選んでしまった場合、私、きっと、どうかしてしまいます」
夕立「次は夕立っぽい。提督を食べたいっぽい。丸齧りで。でも、最後まで意識はあって欲しいっぽい。あと、提督が抱いて匂いが混ざっている人とか血が繋がっている人も前菜に食べたいっぽい。最後にデザートに顔を食べたい」
雪風「私はしれぇを幸せにしてあげたいです!だから、他の人を運を全部吸い取ってしれぇにあげちゃいます。そうすれば、しれぇはどんなことがあっても死んじゃったりしません!ずっと、一緒です。あ、他の人はしれぇを雪風からとっちゃうかもしれないので誰も近づけません」
五月雨「あ、その私は特にできれば、初めてやることを全部一緒に共有したいなって。でも、私がいないと、その提督が誰か他の人と初めてのことをしてしまうか分からないので、どこかお部屋に閉じ込めておきたいです。私と提督しかいなくて、来れない。温かい場所に」
青葉「青葉ですか。ふむ、青葉の場合は取材ですかね、提督の人生そのものを1秒単位で知って、記録することですよ。別に五月雨さんみたいに束縛何てしませんよ。ちょっとだけ体にカメラ入れたりするくらいです。中も外も全部見たいので」
夕張「私は青葉さんのと同じだけど、もう少し多くて最終的には肉体的、精神的な融合も含めてる。全部1つになって混ざり合いたい。扶桑さんの能力を身に付けて満足したら使うつもり」
加賀「私は特にありません。ただ、提督の匂いが無いと精神が高揚しないので常に提督の匂いを補給できるようにしていただければ。嗅覚の共有などいいかもしれません」
ビスマルク「私は性癖が少々特殊だから、毎晩逝く直前まで痛めつけてくれればいいわ。あなたのために苦しんで、生きているって実感が得られればそれでいいの」
金剛「提督はもう私と既成事実がありますからこんな輩に魅了されるはずがありまセン。浮気は許しません。榛名がいつも言ってました、勝手は許しませんって。夫を教育するのも妻の役目デース」
電「電は提督さんの悲しそうな顔を見ていると胸がキュンっとするのです。電が辛かった時に助けてくれた優しい提督さんの悲しそうな顔を見ていると物凄く申し訳なくなるのに、凄くいい気持ちになれるのです。だから、もし選んでくれなかったら選ばれた人を提督の前でいろいろしちゃうのです」
巻雲「がんばって、それを手伝います!」
扶桑「私は提督の魂が欲しい。山城と三人で輪廻を回れるように、提督の魂はとても形が変わっていて、見たことの無い色をしているのでそれに混ざる様に一緒に」
鳳翔「私は提督と幸せな家庭を築きたいです。大勢の子供に囲まれて、普通の幸せを感じたい。だから、他の方々には一度私の中に還ってもらって、もう一回生まれて欲しいと思っています」
龍田「私は天龍ちゃんと提督を中で感じて、愛して、育てて、産み直してあげたい。天龍ちゃんか私を選んだ場合、鳳翔さんに頼んでやってもらうわ」
天龍「え?おいおい、マジかよ」
提督(拘束を振りほどいてこの場から逃げることは難しい)
提督(薬物の影響で偽りを言うことができない)
提督(よって、一時期的な逃亡は不可能)
提督(仮に比較的無難な選択肢を選んだとしても、大井さん辺りに殺害されてしまう)
提督(鳳翔さんを選べば私は助かるが、恐らく全く関係のない新人二人が存在を消されてしまう)
提督(どの選択肢を選んでも私に助かる道はない)
提督(なら、私が舌を噛み切って自害するしかない)
提督(ここまでの異常事態をある程度察しながら放置していたような無能だ。ここで命を絶つことくらいしかできまい)
提督(お母さん、申し訳ありません)
山城『あ、提督。それは禁止です』
提督(あ、顎の力が入らない。舌が噛めない)
神通「駄目ですよ。提督。元々提督には普段からそういうことができないように、私の唄を聞いていただいているのですから。私はですね、提督が受け取る声と発する声をすべて私の物にしたいと思っています。提督は私以外の声を聴かず、提督の声を私以外聴くことができない。二人だけの静かな世界で夫婦として時間を過ごしたいと思っています」
提督(…駄目だ。体に力が入らない)
北上「そっか、提督は選んでくれないんだね。そして、こんな時でも悲しい目なんだね」
大井「普通もっと怯えるかと思っていましたが」
北上「じゃあ、みんなの要望を順番に叶えてね」
大井「本当は自分だけで独占したいですし、提督の意思も尊重したいんですよ」
北上「…ごめんね。我儘で。でも、許してね。こんなにたくさんの人から提督は、ううん、てっくんは必要とされているから」
北上「ごめんね、抑えられなくて。大好き、愛してる」チュッ
提督(何故、そんな泣きそうな顔を?)
提督(あれ、何故、私は、僕は自分の顔を至近距離で見ているのだろう)
北上「うん、そっか。これがてっくんが見てる世界なんだね」
提督(てっくんとはなんだろうか、私は北上であり、提督のはずなのに)
大井「抱きしめさせてください。ああ、あの日、私が諦めて捨ててしまった物がやっと」グスッ
提督(ふんわりと柔らかな女性の香りがする)
加賀「落ち着きます。この匂いに満たされている時だけ、火薬と血と汗のにおいがしない」
提督(ああ、私の手が握りしめているモノはなんだろう?)
ビスマルク「そう、もっと強く、グッと締め上げて。生きているの、誰かの手で生きてるの」
電「提督さん、泣かないでほしいのです」
巻雲「拭いてあげます」
青葉「いいアングルですね。どんどん撮っちゃいます」
提督(何故、皆そんなにも笑顔なのだろう)
雪風「しれぇはどんな怪我をしても致命傷にはなりませんし、死にません」
提督(ああ、そうなのか)
夕立「もういいっぽい?ずっと、我慢してきたっぽい?もう無理っぽい!!!」ガブリ
提督(随分と我慢をさせてしまったようだ)
金剛「oh、榛名の旦那さんみたいですね。撫でやすいです」
提督(何故、私の体は離れた位置にあるのに、ここで膝枕をされているのだろう)
神通「静かですね。あまりは少し騒々しそうに見えるのに、世界に私達二人しかいないみたいです」
提督(もう、咀嚼音も何も聞こえない。彼女の流れる様な声しか聞こえない)
扶桑「もういいかしら?いきましょう、山城、次も仲のいい姉妹で」
山城「はい、姉さま」
夕張「魂ってどうなってるのかな?研究することがたくさんだね」
提督(溶けている感覚がする。音はないのに何故か意味だけはわかった)
鳳翔「ふふ、元気に育ってくださいね」
龍田「人数が多いから半々ね」
五月雨「ああ、これで提督と初めてがたくさん経験できます」
提督(……眠い)
トプン
猫吊るし「いやー、まさかこんなことになるとは」
猫吊るし「まいったね、この二人助けるので精いっぱいだったよ」
不知火「Zzzz」
朝潮「スー、スー」
猫吊るし「さてと、ここでの記憶を消して、この二人はイケメンがいてアットホームなホワイト鎮守府に送ってあげよう。うちの息子が巻き込んでごめんね、ちゃんと幸せになってね」
猫吊るし「さて、どうやって息子助けるかな。さすがに私でもあの子たちの相手をするのは厳しいし。やっぱり隙見て誰かとすり替えるしかないね」
猫吊るし「記憶の改ざんはなんとなるから、あとは代わりの提督さえいればなんとかなるね」
猫吊るし「よし、探しに行こう!さっさと息子あの場所から回収しないと」
<求人募集>
当鎮守府では新しく提督に就任を希望されている方を募集しております。
駆逐艦から戦艦まで幅広く揃っており、戦闘経験も豊富、能力も非常に高いです。
当鎮守府に着任を希望しますか?
⇒Yes
【艦これ】 北上「沈んでよ、大井っち」 大井「解体されてくださいな、北上さん」
~ 完 ~
本作品は以上になります
このような中途半端な作品を最後まで読んでくださった方々に心よりお礼申し上げます
このSSまとめへのコメント
気色悪いなおい
私は待ってます
いつまでも
あぁしたからがっこうぅ
まだなのかぁ
まだなのかぁ
明後日にはもう文化祭なのです
やっはぁッ!
文化祭後に確認したら更新されてたぁ!
五月雨さんすげー腹黒いww
なんとも言えないな
マジキチ
マジキチだなーw
まじきち
好き
ほかのssとは一線を引いた狂気を感じる
マジキチという言葉しか浮かばねえ!
崇めよ…
マジキチすぎる
マジキチだな
こういうssもなかなかいいな
確かに狂っているけどこれも愛なんだなって...
簡単に壊れそうで壊れない歪すぎる愛だね
ちゃんと選んでまとめてて偉いと思った(コナミ