悠貴｢野菜を愛す、ですか｣

泰葉｢そう、このまま生野菜を嫌っていても芸能界で何もいい事はありません。いままでの人生いい事なかったですよね？｣

悠貴｢いや、いい事が無かったわけでは…｣

泰葉｢いいから私の言うとおりにしてください、あなたを幸福にしてみせます｣

悠貴｢野菜嫌いを直してくれるんじゃなかったんですか！？｣

泰葉｢野菜嫌い克服はその一環です、さあやりますか？やりませんか？｣

悠貴｢うーん、野菜嫌いは治したいですけど…｣

泰葉｢ではやるということで｣

悠貴｢あの…やるとはまだ…｣

泰葉｢まず携帯など文化的なものは私が預かります｣

悠貴｢あれ！？いつの間に私の…｣

泰葉｢こういう文化的なものが人を駄目にするんです｣ﾊﾞｷｨ

悠貴｢私の携帯っ！！｣

泰葉｢本来人にこう言う物はいりません｣

悠貴｢いやいやいやいや！｣

泰葉｢悠貴バンビちゃんは私だけを信じていればいいんです、それ以外いりません。さあ行きましょうか｣

悠貴｢い…、いやああああああ！！！！｣

悠貴｢はぁ…！はぁ…夢？｣


悠貴｢…｣ｷｮﾛｷｮﾛ


悠貴｢携帯もちゃんとある…よかった夢だったんだ…｣


Prrrrr


悠貴｢ふぇっ！？は、はい！｣

泰葉｢…悠貴ちゃんですか？｣

悠貴｢は、はい！泰葉さんおはようございます！何かありましたか？｣

泰葉｢待ち合わせの時間になっても来ないのでどうしたのかと思いまして｣

悠貴｢待ち合わせ…あっ｣

泰葉｢寝坊、ですか…｣

悠貴｢す、すみません！急いで今すぐ行きます！！だから携帯は折らないで下さい！｣

泰葉｢…携帯？折る？何の事ですか｣

悠貴｢い、いえこちらの事です…｣

泰葉｢まあゆっくり来てください、事故にでも遭ったら困りますので｣

悠貴｢あっはい…｣

泰葉｢それじゃ必ず来て下さいね待ってます｣ﾋﾟｯ

悠貴｢ふぅ…やっぱり夢だよね、さて着替えて行かなきゃ！｣



泰葉(野菜バーとか連れて行ったらどんな反応するかな)

終わり。