漣 「ご主人?」 (62)

※初めての投稿です

※キャラ崩壊、誤字等はごめんさい

※かじりかけの軍事の知識なので何かしらミスがあるかも

駄文ですがよろしくおねがいします





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412686096

男「ここはどこだ?」

目を覚ますといたのは見知らぬ街。ただ、赤や黄色の見なれたコンビニや、舗装された道が広がっていた。
そもそも何故、自分はこんなところにいるのか?謎だらけな状態。

男「潮の香りがするな、海が近いのか?」

わずかに香る潮の匂い、どうやらここは港町のようだ。

男「この道のりに沿って歩いてみるか。」

とりあえず、歩いてみる事にした。

何分か歩くと、途中見えてきたのは海に沿って建てられた異様なまでに大きい壁と横浜県と書いてあった看板であった。
横浜?神奈川じゃないの?という疑問を浮かべつつもただ歩く。

男「なんだあれ…」

読み方は…よこすかちんじゅふだっけ?
とにかく、読み方のわからない文字が書いてある大きな施設を見つけた。

男「あそこで道を聞くか。」

そう決め、俺は中に入って行った。

入ってみると中は大きな施設で、写真やら軍刀やらが飾ってあった。
もっと奥に行くと眼鏡をかけた女性に話しかけられた。


男 「ごめんくださーい、ここはどこですか。」


女 「すみません、部外者は…って、もしかして今日着任される提督さんですか?」


男 「え、提督ってなんですか、人違いだと思いますけど。」


提督ってなんだっけ?たしか、ペリーの仲間だったような。…ペリーって誰だっけ?

女 「いやいや、顔も一緒ですし資料通りです。男さんですよね?」

男 「あー、はい。」


女 「やっぱり!申し遅れました。私、大淀と申します。提督、こちらになります。」


どうやら俺に拒否権はないようだ。そう言いながら大淀という女性は、手を引いてくる。


男 「え、ちょっとまって。ここはどこ、今は何年何月?」

大淀「何言ってるんですか。ここは横須賀鎮守府、--年--月ですよ。」

男 (一年以上前じゃないか!)


大淀「さあ提督、いきましょう。秘書の子が待ってますよ!」


男 「もう…どうにでもなれ…」


このとき俺は、愛しき日常にはもう戻れないのだと悟ったのだった…

大淀という女性に連れてかれた部屋には、ピンク色の髪をした女の子がいた。

どうやらこの子が秘書の子らしい。


大淀「この子が提督の秘書となる駆逐艦「漣」です。漣さん、あいさつを」


漣 「はい!漣です。よろしくお願いしますね、ご主人さま!」


提督「は?」


え?この子、今ご主人さまって言わなかったか?

そうだ、幻覚を見たんだ。今日は、よくわからないことばかりだったから幻覚を見たんだ。

自分の目の前の出来事を信じたくはなかった。


大淀「では、私はこれで失礼します。」


提督「え、待ってください。おおよどさああああああん!」


結局、大淀はいってしまった。

女子相手にろくに喋れない俺にどうしろと。

ただ沈黙するしかなかった。


漣 「どうしたんですか?ご主人さま♪」


提督「あ、いいよ。ご主人さまって呼ばなくて。軍に言わさせられてるんだろ?」


漣 「何のことですか?これは漣の一存ですよ。」


提督「え?」


正直、予想外だった。一瞬、弱みを握られているとかとまで考えたがそうではないらしい。真面目な子なのだろう


漣 「これは、メイドをまねてるだけです。
   
   あれ、もしかしてご主人さま、いやらしいこと考えてたんじゃないですか?きゃー」


前言撤回、この子は変わり者だ。

漣 「簡単に自己紹介させていただきます。私は特型駆逐艦漣です。れんじゃありません
   
   さざなみです。島への砲撃や水雷戦はまかせてください!」


提督「そうか。漣、正直に答えてくれ。俺の第一印象はどうだった?」


これから上司となる身としては、部下からの第一印象は大事だと思ったからだ。

だが、漣はまたも予想外の答えを発した。


漣 「まあ、正直に言わせてもらえるなれば、キタコレ!ですよね!
   
   なんか、やる気なさそうで同族の匂いがするんですよ!」


やる気なさそうとか言われた…ショック

ん?それより 今、キタコレ!とか言わなかったか

もしかして、この子はそっちの手に詳しい子で

この子なら自分の今の境遇を信じてくれるんじゃないか

そう思った俺は、淡い期待を寄せてをしてこの子に今までの状況を話してみようと思った。


提督「なあ、漣。一つ話があるんだが聞いてくれるか?」


漣 「はい!ご主人さま。何でしょうか?」


そこで俺は今までのことを洗いざらい漣に話した。


漣 「んー… ご主人さま、一言いいですか。」


提督「いいぞ。あと、ご主人さまはやめろ。」


漣 「はい、ご主人って呼ばせて頂きますね。
    
   じゃあ、ご主人に漣からの一言

           
                
        寝言は寝ていいやがれです♪     」



ああ、神様。なぜ俺を見はなされたのですか…

あ、ごめんなさい 4以降は 男→提督 でお願いします。


漣 「第一、本当に異世界から来たのなら、なんでそれっぽいものを身につけてないんで
   
   すか!超能力を持ってたりとか召喚された勇者だったりとかI love人類とか書いてあるTシャツとか
   
   着ててもいいじゃないですか!なのに、なんで何もないんですか!」


いや、前者の二つはともかく、最後のは絶対ないだろ…

と思った矢先、一つのことを思い出した。

(スマホにいいものが入っていたような…)

そう考えた俺は一つの行動をとった。


提督「漣、一ついいか。」


漣 「なんですか!この期に及んで まだ、ご主人の妄想話を聞かされなきゃいけないん
   
   ですか!」


提督「まあまあ、そう怒らずに。とりあえずこの日本地図を見てくれ。」


そう言って、俺はスマホを差し出した。


漣 「これが一体何ですか!」


提督「まあ、そうカッカするなって。ここをみてくれ。
   
   ここは神奈川県という場所で、この世界でいうところの横浜県だ。
   
   ここには横須賀基地はあるが鎮守府はない、そして外にある大きな壁も無い。
   
   しかし、他のはほぼ一緒だ。どうだ、これで信じてもらえないか?」


正直、信じてはくれないだろうと半ば諦め気味だった。しかし、帰ってきたのは意外な答えだった。


漣 「ホントだ…同じように見えて多少違う。
   
   これを一人だけで作ったとは思えないし、
   
   もしかして、ホントにご主人は異世界の人!?」


提督「だから、さっきからそう言ってるだろうが…」


漣 「にわかに信じがたい話だけど…信じるしかないみたい。」


どうやら、漣に信じてもらうことは成功したようだ。


今日はここまでとさせていただきます。お読みいただいた方はありがとうございました!

ちょっとだけだけですが解説させていただきます。

漣 「はいはーい。ダメな作者に代わって漣さんが解説していきまーす!」


漣 「まず、主人公はそれっぽい(あくまでも異世界)世界に飛ばされたという設定です」


漣 「なので文章中の「赤や黄色のコンビニは」セ○ンやミニ○トのイメージです」


漣 「次に、大きな壁。これは沿岸沿いに建ってる20mぐらいの壁ですね。」


漣 「わかる人にはアルペジオに出てきた壁を想像してもらった方がはやいかも」


漣 「最後に、ここでは文中でも触れられているとおりに、一部都市名が変わってます。」


漣 「例をあげると 神奈川→横浜 宮城→仙台 石川→金沢等」


漣 「解説は以上です。お読みいただいた皆さん、ありがとうございましたー」

こんばんはー
今日は少ないですが、投下していきたいと思います。

漣 「まあ、事情は理解しました。じゃあ、行きましょうか。」


そう言って漣は手を引いてくる。


提督「行くって、どこへ?鎮守府はここじゃないのか。」


漣 「ここは来賓向けの受付ですよ、施設そのものはあっちです!」


途中、歩きながらこの世界について聞くことにした。

提督をやっていく上では、事情を知る必要があると思ったからだ。


提督「漣、お前らは一体何者なんだ?あの壁は?戦っている敵は誰なんだ?」


漣 「まあまあ、そう慌なくても一つ一つ説明しますよ。
   
   まず、私たちは「艦娘」と呼ばれる兵器で、
   
   5年前に現れた敵に対抗するために作られました。」


提督「兵器?人間のようだが。」


というか、見た目は人間そのものにしか見えず、兵器という実感はない

漣 「あー、ほとんど人間に近いというか、「一応」人間ですよ。」


提督「「一応」人間!?」


一応というからには人体改造でもされたのだろうか。

こんな小さな子にまでそんな事をするのかと考えていたところに、

漣はそれを読みとったのか、それを否定するようにいった。


漣 「あ、ご主人が想像されているのようなものとは違って、この艤装という装備を身に
   
   付け、これによって力を得ます。それ以外は普通の女の子ですよ!
   
   …ただ、代償として「自分」についての記憶を失いますけどね。」


提督「え!?記憶を失うって、お前」


漣はさらっと言ったが、驚きしか出てこない。なぜそんなことを簡単に言えるのか。


漣 「そこまでは面倒じゃないですよ、親や友達の顔は思い出せます。
   
   簡単に言えば、名前が変わるって言えばいいんですかね?
   
   自分の名前の代わりに艦の魂が入ってくるので、元は誰かは思い出せませんけど。」


それでも、そんなことが簡単にこんな幼い子にできるのだろうか?ただ、開いた口がふさがらないままだった。

提督「…お前も色々あるんだな。」


漣 「色々だなんて、大したことないですよ。ちょっと長くなりましたね。次行きまし
   
   しょ、次。」


提督「お、おう。よろしく頼む。」


突拍子の無い話に今度は逆に驚かされながらも、ただ話を聞いていくしかないのが現状だった。


漣 「そろそろ、鎮守府が見えてきたので手短に話しますね。
   
   敵は5年前に現れた「深海棲艦」と呼ばれている怪物で、
   
   噂では沈んだ艦の怨念とも言われています。」


提督「怨念?」


漣 「はい、初めて現れたころは未知の生物として認識されている程度でした。
   
   それが段々、人々にタンカー撃沈などの攻撃を仕掛けてくるようになり、
   
   今は、一部を除いた大半の海が占領されています。」


提督「大半を占領か… なにか有効な手段はなかったのか?」


漣 「色々試したのですが、銃撃やミサイルをはじめとした通常攻撃や
   
   レールガンやレーザーなどの特殊攻撃だけではなく、中東では核が使用されましたが、全く効きませんでした。」



今日は短いながらもここまです。
読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!

長い間、更新できごめんなさい。
投下していきたいと思います。

長い間、更新できないでごめんなさい。
投下していきたいと思います。

通常兵器や核が効かない?じゃあ、どうやって?

そんな考えを見透かすかのように漣は言った


漣 「ふふん、ご主人。さっき言いましたよね?艦の魂を得てるって
 
   目には目を歯には歯をということで、怨念には魂で攻撃するんです!」


提督「へー、そうなんだ。」


本当はちっとも分らなかったが、イメージはつかめたはず。たぶん。

そうこう話しているうちに、どうやら着いたみたいだ。


漣 「ご主人、着きましたよ!ここが横須賀鎮守府です!」


提督「ほー、ここがか」




目の前に広がっていたにはバカでかい建物。

外見はただのビルであるが、近くに大きなクレーンがあった。

それだけではなく、工場みたいな場所や演習場と思わしき所もあった。


漣 「じゃあ、中に入りましょうか。」


提督「あ、漣。一つお願いがある。」


その前にどうしてもお願いしたいことがあった。


漣 「はい、なんですか?」


提督「俺の本当のことは明かさないでもらえるか。」


漣 「なぜですか?」


提督「お前みたいに理解のある奴ならまだしも、どんな人がいるか俺は知らないからな

   信じてもらえるかどうかも怪しい。」


正直、こんなばかげた話をいちいち説明するのも面倒という気持ちもあったが

初対面の人にいきなり「私は異世界から来ました。」と言われて信じろといわれても、

さすがに無理があるだろう。

そんなことを考えると黙ってもらったほうがよいと思った。

そんな俺の意図を漣はちゃんと理解してくれたのだろうか。


漣 「ご主人...漣が理解のある奴だなんて、もしかして漣に一目惚れしましたか~?

   でもご主人、漣は未成年なんで手を出したら犯罪ですよー!このロリコンご主人め!」


ああ、こいつは一体なんだんだよ...

提督「あのなぁ、お前はという奴は本当に...」


漣 「冗談ですっ!本気にしないでくださいよ。

   第一、ご主人が異世界人なんてだれも信用しないですから安心してください。」


おお、ちゃんと理解してくれていたようだ。


漣 「それより、他の皆を呼んでくるのでご主人はここで待っててください。」


提督「俺は放置していくのかよ!」


漣 「いいじゃないですか、それくらい。逆に提督に迷子になられてもこっちが困るんですよ

   なので、待っててくださいね!いいですか?」


提督「はあ...」


結局、ひとりで待ちぼうけとなった。

それから5分くらいしてから漣が何人かを連れてきた。

なんか、でっかいの身に付けてんのもいるなぁ

今日はここまでとさせていただきます。

いつもながらですが、お読みいただいいている皆さん、ありがとうございます。

感想もいただけてうれしい限りです。今日もありがとうございました!

こんばんはー
今日も更新していきたいと思います。

漣 「ご主人、ただいま戻りました。」


提督「おう、ご苦労だったな。」


もどった漣の横には大小さまざまな4人がいた。

見たところ、真面目そうな子から個性豊かそうな子もいる。


漣 「じゃあ、ご主人に皆のことを紹介していきますね。」


提督「おう、よろしく頼む。」


漣 「まず一番左が利根さん。重巡です。」


利根「うむ、吾輩が利根じゃ。よろしくお願いする。」


漣 「その隣が、航空戦艦の日向さん。艦載機などに詳しいです。」


日向「航空戦艦の日向だ。君が提督か、よろしく頼む。」


漣 「次、駆逐艦で姉の曙です。極度のツンデレです。」


曙 「漣!あんた何言ってるのよ!...特型駆逐艦曙よ。」


漣 「最後、自称艦隊のアイドル(笑)那珂さんです。」


那珂「自称じゃないもん!那珂ちゃんだよー、よっろしくぅ!」


...いろいろと濃いなぁ、この人たち。

利根と日向は大人しそうだ。曙はまあ、あんなのかわいいの範疇だろ。年がゆえにってやつだ。

最後は...うん、なにもみてないなにもみいてない...

俺、ここでやっていけるのかなぁ?

提督「うん、皆よろしく頼む...」


正直なところ心の中には不安だらけで、その不安に押しつぶされそうな勢いだった。

それを見越したのかのか、漣は一つ提案をしてきた。


漣 「じゃあ、皆の紹介も終わりましたし、ぱーっといきまs「敵艦出現!行動に移れ!」」


そんな漣の提案をさえぎるようにアナウンスが鳴り響いた。


漣 「ちぇっ、せっかくいいところだったのに。ご主人、いきますよ!」


提督「えっ、いくってどこへ。」


急な展開にとまどいを隠せない。まさか、敵が攻めてくるなんて

これっぽっちも思っていなかった。


日向「まあ漣、そう焦るな。私と利根はここで索敵機と飛ばす、曙と那珂は出撃の用意をしろ。いいか。」


那珂「はーい、お仕事ですね!」


曙「まったくウザいわね、ほっんとに。蹴散らしてやるわ!」



俺がわたわた慌てていた間に日向がしっかりと指示を出している。

その様は手慣れたようすだった。

日向「漣、君は出撃しながら提督の補佐をしてくれないか。なんせ君は秘書艦だしな。」


漣 「はい、了解です。じゃあご主人、いきますよ。」


提督「だから、いくってどこへいくんだ?俺は何も知らないぞ。」


漣 「いいですからひとまず来てください。」


漣に引き連れられてきたのは鎮守府の外にある港のような場所。

そこには準備が完了した曙と那珂二人組が先にいて、その隣には小さな船があった。


漣 「じゃじゃーん!ご主人、これがご主人の乗る船です。」


提督「俺の乗るって...まさか俺も出撃するのか!?」


漣 「そもまさかです、ご主人。って言ってもご主人は戦いこそはしませんが、指揮をとってもらいます。」


ははは、俺は夢を見ているんだ。もう少ししたら夢から覚めて現実に戻れるんだ。

直面した現実に俺はもはや現実逃避することしかできなかった。

今日はここまでとします。
短かったですがお読みいただいた皆さん、ありがとうございました!

ま、まさか地区ごと回線が落ちるんなんて...
申し訳ないです。今日も更新していきたい思います。

漣 「ご主人、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。この漣がしっかりとサポートします!」


曙 「そうよ、ぐずぐずしてないでさっさとしなさいよ、このクソ提督!」


そうとはいっても、まだ踏ん切りがつかない。

やりたくない、でもやるしかないんだというそんな葛藤に揺れていた。

そんな状態を見かねた漣は、俺に決断を迫る強い口調で言った。


漣 「ご主人、あなたはあなたなんです!あなたがいる世界はここで、これはご主人が提督がになった以上避けされない

   運命なんです!」


提督「運命か...」


俺はもうやるしかないのか。

これが運命というのなら、いっそ派手にやっちゃいますか。

俺はそう決心し、出撃することを決めた。

提督「漣、俺は出撃する。」


漣 「...ようやくですか。でも、決めてくれたんですね。じゃあ、いきますよ!」


曙 「やっと決まったの?遅れないでよ、クソ提督。」


那珂「皆、準備はいい?じゃあ、出撃!」


こうして俺は戦場へ向かうはめとなってしまった。

決めはいいものの、正直まだ不安だらけである。

でも、やるしかないんだと心に言い聞かせ、再び気を引き締めた。

敵はもうすぐだ。

鎮守府を出発してから約数分後、船の中の無線がなった。

通信相手が表示される、どうやら相手は日向のようだ。


日向「提督、繋がっているか。」


提督「ああ、ばっちりだ。どうしたんだ、日向。」


日向「君に敵の情報を知らせる、よく聞いてくれ。」


現場の臨場感や無線による指示といい、いよいよ指揮官という感じがしてきた。


日向「いいか、敵はそこから3キロほど先にいる。敵の編成は軽巡を中心とした水雷戦た...っていっても

   君はわからないか。ようするに、魚雷を主として攻撃してくる奴らだ、海面に注意をしてくれ。」
  

提督「了解した。」


そういって無線を切ろうとき、日向が一つ話しかけてきた。


日向「...漣から聞いたのだが、君は今回が初の出撃らしいな。」


提督「ああ、そうだ。」


日向「そうか。初めてで大変だろうが頑張ってくれ。健闘を祈る。」


そういって、向こうは無線を切った。
   

   

今日はここまでです。
スレ立てたばっかなのにあまり更新できなくて申し訳ないです。
できるだけ毎日更新できるようにがんばってみます。
本日もご覧いただいた皆さん、ありがとうございました!

こんばんは今日も更新していきます。
...しかし、そろそろこのpcも換えるかなぁ
クソOSとか言われておきながらも
もう6年だし

ちょうどその時、漣から知らせ鳴った。


漣 「ご主人、前方1000mに敵艦発見!駆逐イ級2隻に軽巡ホ級1隻と思われます。」


漣の知らせとともに船内のモニターに映ったのは、まさしく怪物だった。

3mはあろうかという黒い生命体かもわからない生物2体と、おそらくそれに指示をしていると思われる

さらに大きな怪物がいた。

しかし、ここでひるんいてはいけない。俺は心を引き締め漣に返事を返す。


提督「了解した。漣、俺はどうすればいい?」


漣 「ご主人は船内にあるモニターで戦況を把握するとともに、砲撃と雷撃の指示をしてください。

   砲撃はそのままの意味で砲を撃つこと、雷撃は魚雷を撃ことです。」


着々と漣が説明を続ける。だが、その上で俺はどうしても聞いておきたいことがあった。

提督「漣、ひとついいか。」


漣 「はい、なんでしょうご主人。」


提督「もしも、敵が俺の方に近付いてきたらどうするんだ?見たところ装備と思わしきものはないが。」


それは、最初にこの船を見たときに不安に思った要素だった。

ただでさえ通常兵器が効かないのにどうしろというのか。


漣 「あー、それは積まれているミサイルなど「煙幕」を使って敵を撹乱させて逃げてください。」


提督「ミサイル!?効かないんじゃなかったのか?」


漣 「だから、あくまでも「煙幕」ですよ「煙幕」。第一、その船には敵の重巡クラスまでの弾なら防げますし、

   速度が40KTくらいまで出せるようになっているので大体の敵からは逃げ切れます。」


どうやらいままでの考えは杞憂だったようだ。ならば迷うことは何もない。

漣 「敵艦、500mまで接近。これより迎撃態勢に入ります!」


提督「よし、有効射程範囲内に入り次第、砲撃せよ!」


那珂「はーい。よーしみんな、いっくよー!」


曙 「準備は万全よ、いつでもかかってらっしゃい!」


漣 「敵艦、射程範囲内に入りました!」


きたか。そう口にしながら俺は指示を出す。


提督「よし、総員撃てー!」


那珂「当たってー!」


曙 「くらいなさい!」


漣 「とんでけー!」


それぞれの掛け声とともに放たれた砲弾は、劈くような爆音を鳴らし飛んで行った。

そして、すぐに複数の大きな水柱があがった。

漣 「敵イ級一隻撃沈!他2隻は小破です。」


漣に知らされたのは、ほとんど知識に乏しい俺にでもわかるような大きな戦果だった。

その結果に俺は大きく興奮したまま、グッと手を握った。


曙 「ぼけっとしてんじゃないわよ、クソ提督!敵からの砲撃がくるわ!」


提督「ああ、わかってる。全員、後方へ回避せよ!」


指示をだした次の瞬間、そらから砲弾が雨あられと飛んできた。

3人はそれをかわしていくが、何分数が多いためにかわしきれない。

そのうちの何発かが最後尾だった漣を襲った。


漣 「痛っ!2、3発ほどもらったか...」


提督「大丈夫か!?おまえ、ボロボロじゃないか!」


砲弾の直撃を受けたせいで服はボロボロ、装備も砲塔ががへし曲がってしまっている。

正直、見るにも堪えない状況だ。


漣 「...ご主人、漣の心配なんかよりも指揮を続けてください。戦闘はまだまだ続行中です。」

今日はここまでとします。
本日もご覧頂いた皆さん、ありがとうございました!

...今日はちょっとした解説を挟みます。

利根「うむ、今日は吾輩が解説していくぞ。ん?なぜ、漣じゃないかって?

   まあ、気にするな。断じて、吾輩が出番が少ないからとか一言しか喋ってないからじゃないからな!」


利根「まず、提督の乗っている船。これは小さくなった漁船ぐらいいと考えるといいのじゃ。

   兵装はレーダーと文中でも触れた煙幕ミサイルだけだが、艦そのものは島風並の速度をもっていて
  
   防弾性能も高いのじゃ。中は戦況を確認するモニターとなっておる。」


利根「次は戦闘についてじゃ。いままでは大型の艦が戦っていたので、撃ち合いとなる距離は長かったが

   今は艦娘の装備で戦っておるので射程は戦艦でも2kmが限界じゃ、なので基本的には肉薄してたたかうのじゃ。」

 
 
利根「解説は以上じゃ。では、吾輩はここいらで失礼する。さらばじゃ!」

 

 
...もし、利根の一人称が妾で髪の毛がオレンジだったら完全にあの子だよなぁ

そんなことを考えていたらいつの間にか使っていました。

こんばんはー
今日も書いていきたいと思います。

提督「できるかよ!お前がこんなにボロボロなんだぞ!」


漣 「大丈夫...ですよ。私...たちは...丈夫ですし、これぐらいじゃ...沈みませんよ。」


そうはいっているが、息は途切れ途切れで足もともふらふら。今にも倒れそうだ。


提督「アホか!そんな状態のお前を残して先に行けるかよ!」


漣 「...行くしか...ないんですよ、ご主人...。あなたが...やらなきゃ駄目なん...です、
    
   これは...あなたにしかできないことなんです!」


残された力を振り絞るようにして漣は言った。


提督「漣...」


漣 「...ご主人、私は...此処にいますよ。だから...心配しな..いで、行くって...言って..ください。」


提督「...わかった、必ず戻る。それまで沈んたりなんかするんじゃないぞ!」


漣 「...ふふふ、それじゃ...フラグですよ..ご主人。でも...漣は待ってますよ...」


そう言いきると同時に漣は倒れた。

提督「漣?...漣!?」


「大丈夫よ、気絶しただけだわ。」


そういって、無線を鳴らしたのは曙だった。


提督「本当か!?よかった...」


思わず心から安堵の息が漏れる。


曙 「今、日向さんに応援に来てもらうように頼んだところだけど...。ただ事じゃないわね、この状況は。」


提督「なにかあったのか?」


曙 「普通は水雷戦隊程度じゃこうはならないわよ。...おそらくは戦艦ね。」


提督「戦艦!?」


先の大戦、世の国々は戦艦を大量に造ったとは聞いたことがあったが、所詮は事実だけで

ほとんど何も知らないのが現実であった。

なので、一瞬であんなことになったしまったことから、恐怖すら抱いた。

提督「...勝てるのか?」


曙 「正直、今の私たち2人じゃ無理ね。」


提督「でも、やるしかないんだろう?」


曙 「そうよ。...まさか突っ込む気じゃないでしょうね?」


提督「そのまさかだよ。...このまま行くぞ。」


もう腹は決まっている。今は無茶と分かっていてもやるしかない。


曙 「...はあ、わかったわよ。---那珂さん、突っ込むみたいですよ。」


那珂「はーい!那珂ちゃんは準備万全ですよー!。」


皆、覚悟を決めてくれたみたいだ。俺は全力で答えなければ。


提督「じゃあ、いくぞ!」


そう言って俺たちは前進を開始した。

今日はここまでです。

今日もご覧頂いたみなさん、ありがとうございました!

おばんですー

今日も書いていきます。

出発して早五分になるが、一向に敵の反応はない。

さっきの敵にはすきを突かれて逃げられてしまったため、戦艦と合流されているだろう。

数だけを見ても二対三、しかも敵のうちの一隻は戦艦である。

いかにして勝つかと考えていたとき、無線がなった。相手は日向だ。


提督「日向、どうした?」


日向「君か。今、漣を保護したところだ。利根に送り届けてもらっている」


提督「そうか、よかった」


漣が無事だという知らせを聞いて、俺はほっとした。

しかし、今はまだ敵が残っているので気を抜くことはできない。

そう思っていたところに、日向はさらに説明を続ける。

日向「実はついさっきに索敵機を飛ばしたが、なにせもう夜になりそうだからな、

   正確な情報は得られなかった。だが、ざっとつかんだ情報によると、敵は戦艦1軽巡1駆逐1で
    
   もうすぐ君のレーダーに反応してもいい頃合いだ」


提督「やはりか…、つらい戦いになりそうだな」


予感は的中した。しかし、今はそれを突破できるだけの力がない。何かこの現状を打ち破る手はないのか。

そんなことを考えて四苦八苦していたら、日向が一つの提案をしていた。


日向「提督、今は夜だ。夜戦を敢行することを勧める」


提督「夜戦?何だそれは」


日向「そのままの意味で、夜の戦いのことだ。夜戦は、昼には非力である駆逐艦でも大きな力を発揮し、戦艦を撃破でき

   るようになる」


提督「すごいじゃないか!…でも、リスクも大きいんだろう? 」


大きな力には危険が伴う、それは世の常である。

だから、俺は夜戦には何か大きい反動があるのではないかと考えた。

日向「ああ、そうだ。相手も同じ状況になるから、こちらも大きな損害を被る可能性は高い。

   そんな状況で灯りをつけようものなら、敵のいい的となってしまい、一瞬で塵に帰すことになる」


提督「灯りか…、一体どうすれば」


日向「そのために君の船にはレーダーが付いているんだ、夜では艦娘の電探は使い物にならないからな。

   …君が指揮を執るんだ、頼まれてくれるか」


提督「…わかった」


ここまできて、引き下がるわけにはいかない。

もうこうなった以上、最後まであがいて見せる。


日向「すまないな、何もかも押し付けてしまって。

   …そろそろ、君の前方に敵が見えるころだと思う、頑張ってくれ。

   私は、君が無事に帰ってくることを待っているよ」


提督「ああ、必ず戻る」


そう言って無線を切り、俺は外を見てみた。

視界の先に合ったは、三つの大きな影であった。




今日はここまでです。

今日もご覧いただいた皆さん、ありがとうございました!

本当に久々でごめんなさい
更新していきます。

影はこちらを発見したようでこちらへと向かって来た。

もはや一刻を争う危険な状態で、攻撃をるくらうのも時間の問題だ。

こんな中、頭の中に一つの案が浮かんだ。そこで俺はこのことを伝えるために、無線を手に取った。


提督「二人とも聞いてくれ。敵がこちらを発見したようで、こちらに接近しつつある。

   そこで、俺たちはこいつらを正面から迎え撃つ。いけるか?」


曙 「ちょ、ちょっと待ってよ! あんたはさっきの漣のことを忘れたの? 

   ただ正面から突っ込んでもボロボロにされるわよ! 」


たしかに曙の言うことは正しい。しかし、現状を打開するにはこの方法以外に俺は知らない。


提督「ああ、お前の言うことは正しいよ。普通ならば敵に損害を与えることはおろか、一方的にこちらが

   被害を受けるだけ。しかし、状況が状況だ。…二人とも、俺に賭けてくれないか」


曙 「…何か策があるみたいね。わかったわ、協力する」


那珂「決まったみたいだね、曙ちゃん。じゃあ、那珂ちゃんも協力するよ」

提督「ありがとう、恩に着る」


準備は整った。あとは残されたこの大博打ともいえる賭けに勝つだけ。

早速、俺は二人に作戦を説明する。

作戦を聞いた二人は、目を丸めて驚いていた。

特に、那珂は「本当にこの人って新人?」とひとり驚愕していた様子だった。

一通り説明の終わった俺は指示を出す。


提督「曙!那珂!速度を上げて前進、自分の射程ぎりぎりまで近付きながら撃て!

   敵の砲弾なんかにひるむな! 」


那珂「了解したよー」


曙 「突撃するわ、見てらっしゃい!」


そういって、二人は加速を始めた。

俺は指示を出すとレーダーに目をやった

そこには那珂・曙の二人の反応とともに敵三隻の反応も出ていた。

見たところ敵の射程内だろうか、残りの距離も短くなってきた。

そこで、俺は再び指示を出す。


提督「いまだ!撃ち続けながら突っ込め! 」


曙 那珂「了解!全砲門、一斉射! 」


二人は砲撃しながらさらに速度を上げ、敵に突っ込む。

しかし、そこへ先ほどの容赦のない戦艦による砲弾が放たれ

まるで雨と化したように降り注ぐ。

そして、そのうちの一発が曙を直撃した


提督「曙、大丈夫か!? 」


曙 「くっ、なんのこれくらい! 」






今日は此処までです。

ご覧になった皆さん、ありがとうごうございました!

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