【モバマス】周子「起きろ―」奏「んー…」 (31)
寮
周子「もうお昼ですよー」ユサユサ
奏「もう少しだけ…」
周子「むっ」
奏「…昨日遅かったんだしいいじゃない」
周子「えーでも私目覚めちゃったし」
奏「普段はやる気ないくせに目覚めだけはいいのね」
周子「なっ」
奏「メガネ何処かしら…」ゴソゴソ
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周子「…こうしてやる!」コチョコチョ
奏「ちょっ…やっ…あっ、あははっ!」ジタバタ
周子「うりうり」
奏「やっ…やめっ……ええいっ!」ガバッ
周子「ひゃあ!」グイッ
奏に抱き寄せられ、覆いかぶさるような体勢になる私
右手は繋がれ、彼女の体温が直に伝わってくる
広いとは言えない私の部屋のベッドで、密着する私達
メガネを掛けた彼女はいつもより知性的に見えて、雰囲気に呑まれそうになる
「…ん……周子」
彼女が空いていた左手を私の頬に沿える
くすぐったくって少し身を捩る
「ぁ…」
そのまま頭を寄せられ、段々と近づいていく二人の距離
彼女の妖艶な唇が、紅色に光る唇が迫る
心臓の音が高まる
ドクン――ドクン――
更に距離が近づくにつれ、彼女の心臓の音も聞こえてくる
「…」
「…」
そして、あと少し
もう彼女の唇は目の前だ
私は成すがまま、彼女に従うように口付けを――
周子「――おぉうい!?」ガバッ
奏「あら」
周子「え?何今のシリアスなあれ」
奏「さぁ?」
周子「怖いんやけど」
奏「きっと乙女オーラのせいよ」
周子「……乙女オーラ…?」
奏「詳しくは浪漫さんに聞きなさい」
奏「洗面所借りるわよ」
周子「うん」
奏「あ、今日は何処か行く予定?」
周子「ううん適当に」
奏「そ、分かったわ」スタスタ
周子「ゲームしよ」
奏「ふぅ…お昼どうする?」
周子「んー…後でコンビニいく」
<顔だ! 顔面だ! 難しいこたァナンにもない! 要るんだ、欲しいんだ、需要に――
奏「……何?それ…」
周子「紗南ちゃんに貸してもらったー」
<顔にズドン! 顔にドカン!飛び散るアレ! 膝でも肘でも背骨でもないぞ、顔だカオ――
奏「…14歳の娘がこんなのをやっていいのかしら」
周子「いいんやない?紗南ちゃん良識あるし…えい」ポチッ
<ズドン
<サンキュッ
周子「奏もやる?」
奏「いえ…私はぷよぷよでいいわ」
周子「奏ぷよぷよ強いからなー」
奏「貴女が弱いのよ」
周子「連鎖とか考えるのめんどくさいもん」
奏「テトリスでもやってなさい」
周子「うぃっす」
周子「あきたー」
奏「コンビニ行く?」
周子「いこー」
レジェンダリーデナイワー
レジェ…?
周子「んー…これと…」
ブー
周子「んー?」
奏「決まった?」
周子「まだー…アーニャからラインきた」
奏「アーニャから?」
周子「うん…えーと」スッスッ
周子「『遊びにいっていいですか?』だって」
奏「あの娘も暇なのね」
周子「『コンビニいるから迎えにいくー』…っと」スッスッ
奏「お菓子でも買っていきましょうか」
周子「ボルシチとか売ってないかな」
奏「どうかしら…」
ブー
周子「ん…『だったら私の部屋で遊びましょう』だって」
奏「そうね」
ピンポーン
タッタッタッ
ガチャッ
アナスタシア「シューコ、カナデ…いらっしゃい、です――」
周子「はいはいちょっと失礼しますよー」
奏「…また何か始まったわ」
アナスタシア「?」
周子「どうも塩見警察のものです」ピラッ
奏「レシート見せてどうするのよ」
アナスタシア「ボルシチ、買ってきてくれたんです?スパシーバ…ありがとう、シューコ」
周子「はいはい強制捜査ですので…速水巡査、確保を頼む」ビシッ
奏「そのキャラはいつまで続けるのかしら」ガシッ
アナスタシア「アー…確保されました、です…えへへ」ギュッ
周子「うん…飽きたからやめー」
アナスタシア「んぅ……ブィーストルィ…早い、です」
周子「いろいろ買ってきたよー」ガサガサ
アナスタシア「わー」
周子「私ゴージャスセレブプリンー」
奏「ちゃんと食べなさいよ?」
周子「分かってるって―」パクッ
アナスタシア「お昼、食べて無かったんです?」
奏「ええ…起きたのがお昼過ぎだったの」
アナスタシア「アー…」
周子「うまい!」テーレッテレー
周子「…1ニョッキ!」バッ
アナスタシア「…!2ニョッキ!」バッ
奏「…」
周子「…」ジー
アナスタシア「…」ジッ
奏「…3ニョッキ」バッ
周子「4ニョッキ!」
奏「5にょっ――」
アナスタシア「5ニョッキ!」
周子「いえーい奏の負け―」
アナスタシア「アー…勝ちました」
奏「くっ…」
周子「罰ゲーム!イエーイ」パチパチ
アナスタシア「いえーい」パチパチ
奏「こうなったら何でもきなさい」
周子「……えーっと…」
アナスタシア「シューコ、これを」スッ
周子「おぉ…褒めて遣わす」ナデナデ
アナスタシア「ンー…♪」
奏「…」ニャーン
周子「かにゃで…アリやん?」
アナスタシア「ダー…アリです」
周子「それじゃみくにゃんの真似してクリアね」
奏「な…」
アナスタシア「アー…ミクのまね…見たい、です」ワクワク
奏「くっ…」
奏「…にゃ、にゃー…かにゃでは自分を曲げないよっ!」
周子「…」パシャッ
奏「ちょっ…!それはだめ…!」
周子「大丈夫大丈夫、私の秘蔵フォルダ行きだからー」
アナスタシア「シンパチーチナヤ…可愛い、です!」
奏「くぅ…!」
周子「(アーニャがいれば奏弄りほうだいねー…むふふ)」
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<テヤッフェイトゥーペルソナッヤッハッペルソナッテイッテイッテイッテイッキーン!シュワーンヨシッテイッキーン!
周子「…」カチャカチャ
アナスタシア「あわわわ」カチャカチャ
<シュワーンヨシッテイッアタタタタ-ノーテンオトシアッチョーキーン!アグネヤストラー! ケー・オー
周子「いえい」
アナスタシア「アー…クマさんが…」
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――――――――――
―――――
周子「やっぱり濃い茶が一番だと思うんだよね」ゴクゴク
奏「え…綾鷹でしょう?」
周子「む」
奏「むむ」
周子「綾鷹は温いとなーあれだからなー」
奏「濃い茶は濃すぎるわね…お茶はすっきり飲めるのがいいと思うのだけれど」
アナスタシア「アー…お水美味しいです」コクコク
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――――――――――
―――――
周子「さっあーおーいでっ」
奏「ジャーニー!」
周子「みんなで一緒にっ」
アナスタシア「グッチ!」
周子「楽しく遊っぼっ」
奏「ダイヤ!」
周子「はっちっぽっちっ」
アナスタシア「わんわん!」
周子「かわいい」
周子「今度みくにゃんと歌おう」
奏「…?」
アナスタシア「ヤー…ミクですか?」
奏「…ああ、そういうことね」
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―――――
周子「…!?」
アナスタシア「?」
周子「カ、カラムーチョがもうない…!」
奏「好きね」
周子「新手のスタンド攻撃…!?」
奏「カラムーチョを食べ尽くす能力…?何処に使い道があるのよ」
アナスタシア「シューコに大ダメージを…」
奏「ちっぽけな精神ね…」
周子「ブラックサンダーの力を利用した黄金長方形の板チョコ…」モグモグ
アナスタシア「アー…かっこいい、です」
周子「あー…タスク欲しいわぁ」
奏「…そう?」
周子「だって寝ながら移動できるやん」
奏「発想が杏みたいになってるわよ」
周子「あとかわいい」
奏「…確かに」
周子「私はact2が一番可愛いと思う」
奏「1じゃなくて?」
周子「うん」
奏「ふーん…じゃあ、一番ルックスがかっこいいと思うのは?」
周子「ハイウェイ・スター!」
奏「成程ね」
アナスタシア「……?…??」
周子「今度漫画持ってきたげる」
アナスタシア「アー…ありがとう、ございます」
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――――――――――
―――――
周子「くもーがーじゃまーしたってー」
アナスタシア「…♪」
周子「ひるーまないぜーふきーとばしてーみせーる」
奏「もう日も暮れてるわね」
周子「あーんカラオケいきたーい」
アナスタシア「ダー…行きたいです」
奏「…行く?」
周子「行こー明日もオフやし」
アナスタシア「行きましょう…!」
奏「門限までには帰るわよ?」
周子「分かってるって―」
アナスタシア「わくわく」
周子「あ、アーニャ今日泊まってく?」
アナスタシア「ダー!お泊り、します!」
奏「ふふ、明日もだらだらしましょうか」
おしり
はやおみーにゃ流行れ(願望)
楓「のあちゃん」のあ「…」
【モバマス】周子「乃々ちゃんは話すときいつも目をそらすねー」
【モバマス】蘭子「ククク…ついに…ついに我が軍勢が誕生したぞ…!」
その他諸々
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