ガチャーン
P「はっ!?」
小鳥「……」プルプル
P「お、音無さん…!」
小鳥「……」ダッ
P「音無さ──ん!」
スッ シャッ ガチャ
小鳥「詳しい話を聞きましょうか、プロデューサーさん」
P「お、おおう…」
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P「一瞬のうちに資料片付けてカーテン締めて鍵かけるなんて大したものですね」
小鳥「貴音ちゃんに関しては以前から思うところがあったので、賛同者がいると思うとつい興奮して…」テヘピヨ
P「ダメな事務員ですねぇ」
小鳥「そんなに褒めないで下さい」
P「それでですね、貴音の全てを余すところなくすんすんもふもふ堪能する件ですけども」
小鳥「プロデューサーさん!『抱きしめたい』が抜けてますよ!」ガー
P「それは小鳥さんが付け足したんでしょう?でも、そのアイディア頂きますね」
小鳥「流石プロデューサーさん!あらゆる面で機転が利きますね!」
P・小鳥「HAHAHAHAHAHA!!!!!」
P「それで、『貴音の全てを余すところなくすんすんもふもふ堪能して抱きしめたい』作戦…、略して『貴音S(すんすん)M(もふもふ)』作戦ですが」
小鳥「急にいやらしくなりましたね」
P「お尻ちんですからね」
小鳥「なるほど、ス(S)パンキングですか」
P「その直後に揉(M)みしだこうと思っています」
P・小鳥「HAHAHAHAHAHA!!!!!」
P「で、当の貴音についてですが」
小鳥「はい」
P「貴音って、王女の様な…高貴な雰囲気が魅力じゃないですか。楽曲で行けば風花とかオーバーマスターとか」
小鳥「えぇ」
P「…でも、それだけじゃあないんですよねぇ」
小鳥「!!」
P「世間知らずな一面……そう、まるでお姫様の様な」
P「さらに…フラワーガールやキミはメロディ、という様な楽曲も似合う貴音です」
P「王女様であり、亜美や真美が言う『お姫ちん』…すなわちお姫様」
P「似て非なる2つの魅力に…貴音の真の魅力があると思うんですよ!!」
小鳥「まさか私と全く同じ考え方を持つ人がいるとは…!」
P「音無さんとはうまい酒が飲めそうです」
小鳥「今夜どうです?私の家で//」
P「明日は貴音のグラビア撮影があるので」
小鳥「ピヨォ…」
P「王女の魅力を助長しているのはスタイルです」
小鳥「あずささんに次ぐとはいえ、素晴らしい体型ですよね」
P「後ろから抱きしめられたい選手権No.1ですよ」
小鳥「私は雪歩ちゃんを推しますが」
P「雪歩は落ち込んでる時に『大丈夫です。きっと大丈夫ですから…』ってそっと励ましてもらいたい選手権No.1です」
小鳥「随分細かいですね」
P「一応プロデューサーですから」
P「ここからは個人的な好みになりますが」
小鳥「本領発揮というわけですね。最後まで付き合いますよ」
P「付き合うくらいなら結婚したいですね」
小鳥「やだなぁ、付き合うって言うのは言葉のアヤで」
小鳥「って、え、ちょ」
P「まずはあの銀髪です。銀髪=貴音と言っても過言ではありませんね」
小鳥「ぷぷぷプロデューサーさん!さっきの言葉は…」
P「音無さん。俺は…俺は…!!」ガシッ
小鳥「やだ…事務所でなんてムードが…//」
P「貴音のあの髪をもふもふしたいんです!!!!!!!」
小鳥「あーはいはい」
P「今まで感じた事のない手触りなんだろうなぁ…」ウットリ
小鳥「貴音ちゃんの髪の毛でタオルとか作れませんかね」
P「いいですね。今度、律子に相談してみましょう」
小鳥「絶対いい匂いしますよね」ウットリ
P「そうですね。みんなに安心を与えるような…」ウットリ
P「まだ18の娘にこういうのもアレですけど、貴音には母親のようなオーラがあると思うんですよ」
小鳥「あ、分かります。なんかこう…温かな何かで包んでくれるような…」
P「包容力のある貴音の成せる技ですね。母親なんて人それぞれですけど、それを超越した母性が貴音には溢れているんです」
小鳥「包容力、母性といったらあずささんじゃないですか?」
P「否定はしません。現に俺もそう思っていますし」
P「あずささんの場合は見た目から既に母親って印象が強いじゃないですか。いつも笑顔ですし、あと、おっとりした佇まいとかも」
小鳥「ふむふむ」
P「一方、貴音の場合は外見やポーズではなく、なんかこう…潜在的なものでしょうか。精神的に来るものがあるんです。さっき音無さんが言ったように」
小鳥「私は、貴音ちゃんと響ちゃんが話してる姿を見て、ふとそう思ったんですけどね」
P「響はああいう性格ですけど、甘えん坊な一面がありますから。貴音の優しさが余計に増長するように感じられるのでしょう」
P「……俺の話したいこと、伝わりました?」
小鳥「プロデューサーさんの熱い思いは伝わりましたよ。私も貴音ちゃんの豊満な身体に包まれて、甘えたくなりました!!!」
P「流石ですね!!」
P「で、本題ですけど。どうしたら貴音SM作戦を実行できますかね?」ドキドキ
小鳥「さー、仕事に戻りますか…」イソイソ
P「ひ、ひどい!!冷たくないですか音無さん!!」
小鳥「だって、流石の私も実行となると話が別ですよ…。私の専門分野は妄想ですから」
P「じゃあ、妄想から実現可能であろうパターンをシミュレーションして下さいよ」
小鳥「えー。結構疲れるんですよ、妄想」
P「以前、貴音が合宿場に忘れていったタオルを貸しましょう。発見当時から密封しています」スッ
小鳥「任されましょう!!!!!!」
小鳥「はぁ…はぁ…。言葉では表現できない貴音ちゃんの香り……!最高ね!常にヘヴン状態だわ……!!」ビクンビクン
P「そろそろエネルギー溜まりました?」
小鳥「いやぁ、これだけではちょっと…」
P「まだ足りないんですか!?」
小鳥「私の妄想エネルギーの拠点である自宅なら、容易く妄想できるのですが…」
P「な、なるほど…。じゃあ、小鳥さんの家にお邪魔してもいいですか?」
小鳥(ピヨッシャアァァァァァァァァア!!!!キタァァァァァァ!!!)
小鳥(やったわ!これでプロデューサーさんを自然な形で私の家に引き込むことができる!)
小鳥(ここまでは順調ね…。『貴音ちゃんの話題に付け込んで、プロデューサーさんを我が家に招待しよう作戦』……)
小鳥(今は貴音ちゃん一筋だけど、私の魅力なら一晩でプロデューサーさんをモノに出来るわ!多分)
小鳥(いやいや、弱気になっちゃダメよ小鳥!私にも何かが近づいてきているのは先刻承知……。XXになる前になんとかしないと…)
小鳥「もう、しょうがないですねぇ。じゃあ明日来てください」
P「え、今日じゃダメなんですか?」
小鳥「私だって、色々準備するものがありますし…」
小鳥(オトナの一線を超える下準備をしないと!!…動画で予習しましょう)
P「そうですよね、女性は色々ありますよね。じゃあ、明日お邪魔します」
小鳥(ピヨォォォォオオォォォォオオォォォ!!!!確約!!!予習!!!)
小鳥「わ、わかりました!!私、楽しみにしてますから!!じゃあ今日はこれで帰りますね!!では!!」スタスタスタ
ガチャ バタン
P「まだ仕事終わってないはずなのに…。速いなぁ…」
ガチャ
P「ん?忘れ物ですか?音無さん」
─────────
小鳥「部屋も片付けたし…予習も済んだし…」ブツブツ
小鳥「嗚呼っ!今日で大人の階段を駆け上がれるのね!苦節2X年、長かったわ…」シクシク
小鳥「こんな希望に満ち溢れた朝があったかしらね……。ピヘヘヘヘヘヘ//」
ガチャ バタ──ン!!!
小鳥「おっはようごっざいま────す!!」
P「あ、音無さん、おはようございます」
小鳥「ぷぷぷぷプロデューサーさん!!そそそそその…きょきょ今日は……」
貴音「お早うございます、小鳥嬢」
小鳥「へあっ!?お、おはよう貴音ちゃん。今日は早いわね?」
貴音「ええ、昨晩は大変良き巡り逢いがあったもので…。ふふっ」
小鳥「へぇ…」
小鳥「あ!ところでプロデューサーさん!!その、今日は…」
P「あ…すみません音無さん。アレ、やっぱなかったことに…」
小鳥「そうですよね!!なかったことに……」
小鳥「…はい?」
小鳥「どっ、どういうことですか!プロデューサーさん!?」
P「いやぁ、その…ははは」
貴音「私が説明しましょう」
小鳥「!?」
貴音「実は昨晩のお二人の会合ですが……私も扉の外で聞いてしまったのです」
貴音「初めは、お二人の私に対する印象に戸惑いました。しかし、プロデューサーの私に対する熱き思いが、私の心を…動かしたのです」
小鳥「は、はぁ。すんすんもふもふが?」
貴音「そして、昨晩……私とプロデューサーは…//」
P「ちょ…貴音!それはふたりだけの秘密だって…//」
貴音「も、申し訳ありませんあなた様!嬉しさのあまりつい…//」
P「ったく、貴音はうっかりさんだなぁ…。ナデナデしてやらないぞ?」
貴音「い、いけずです!うっかりさんはもうしませんので…どうか…」
貴音「なでなで…して下さい…」ウルウル
P「分かったよ。全く、泣き虫だなぁ貴音は…」ナデナデ
貴音「あ、あなた様ぁ……//」パァァ
小鳥「」
P「それにしても昨日は本当に良かったよ!きめ細やかで美しい貴音の……」
小鳥「ちょっとおおおおおおおおお!!??それどういうことですか!!!!????」
小鳥「上っちゃった!?上っちゃったんですか!!??貴音ちゃんの大人の階段を上っちゃったんですかぁ!!??」
貴音「お、大人の……面妖な…//」
P「音無さん!!アイドルの前ですよ!?それに…俺が貴音にそんなことするはずないでしょう!!」
小鳥「で、ですよね。すみません、興奮しちゃって…」
P「俺はただ貴音の髪の毛をすんすんもふもふ………」
P「髪の毛を……」
P「毛を………//」
貴音「いけません!あなた様!それ以上は……//」
P「はっ…!つい…//」
小鳥「どこの毛をすんすんもふもふしたんですかぁぁぁ!!!あなたはぁ!!!!」
P「い、いや…その…//」アセアセ
貴音「ひ…秘め事…ですので…//」
小鳥「どうせその様子なら、すんすんもふもふどころか…ぬるぬるぺろぺろまでいったんでしょう!?そうなんでしょう!!??」
P「それは断じて違いますって!!せいぜい、貴音と一緒に背中流しっこした程度で……」
貴音「……//」ポッ
小鳥「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??一緒にお風呂に入ったんですかあなた達はっ!!!!」
P「え、えぇ…!貴音の柔肌が俺の全てを包み込むように……//」
貴音「あなた様の身体も…殿方として、大変逞しい姿でしたよ…?//」
P「貴音…」ドキッ
貴音「あなた様…」キュン
小鳥「ピヨヨヨヨヨヨヨョョヨョョョォォヨヨヨヨヨョ」ガタガタガタ
P「あ、まずい!音無さんのほとぼりが冷めるまで逃げるぞ、貴音!」グイッ
貴音「あ……//」フワッ
小鳥「ひゃあああああぅぅぅぅ!!お姫様抱っこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!??」
P「また後で戻りますので!!!」
貴音「あなた様ぁ…大好きです……//」スリスリ
ガチャ バタン ダダダダダ…
小鳥「」ボーゼン
ガチャ
亜美「うあうあ~ビックリした~…」
亜美「あ、ピヨちゃん!あのね、今、兄ちゃんとお姫ちんが凄い勢いで…」
小鳥「うっ…ううう……」グス
亜美「えっ?」
小鳥「うぇぇぇぇぇぇん……!」
亜美「うわぁ!?ピヨちゃん!?えっと…えっと…」アセアセ
亜美「あ、そうだ!亜美の新しいCD録って来たんだ!なんで泣いてるのか分からないけど、これを聴けば元気になること間違いなしだYO!」カチャ
小鳥「……ぐすん」
亜美「それ、ポチッとな」ポチッ
テレレ テレレ テレレ テレレ~♪
古いアルバムの中に隠れて想い出がいっぱい
無邪気な笑顔の下の
日付は遥かなメモリー
時は無限のつながりで
終わりを思いもしないね
手に届く宇宙は 限りなく澄んで
君を包んでいた
大人の階段昇る君はまだシンデレラさ
幸せは誰かがきっと
運んでくれると信じてるね
少女だったといつの日か思うときがくるのさ
~♪
亜美「んっふっふ~!どう?ピヨちゃん?亜美のカショーリキもまだまだ衰えてませんぞ!はっはっは!!」
小鳥「…」
亜美「……ピヨちゃん?」
小鳥「……ぁ」
亜美「?」
小鳥「亜美ちゃんまで私をいぢめるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
小鳥「なによぅ!!どうせ私は大人の階段に足もかけてないわよぉぉ!!」
小鳥「今だって少女だもん!!まだ、少女だったと思ってないもん!!まだ2Xだもん!!びえぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」
ガチャ バタン!! ダダダダダダダダ…
亜美「……あれぇ?」
完
お姫ちんに思う存分もふもふしたいです。でも小鳥さんのふとももも捨てがたいですよね。
短めですが、ありがとうございました。
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