ユミル「こいつをケツにぶちこむ……?」(27)

ユミル「寒いな」

ベルトルト「それは、そりゃあ……壁の上だから……寒いよね」

ユミル「気が利かないな。なんか暖めてやろうとするとかないのかよ?」

ベルトルト「えっ。あ、ああそっか、ごめんユミル、じゃあ僕の上着を」

ユミル「イヤいいよ。そしたらお前が寒いじゃねえか」

ベルトルト「あ、でも……。君なんか脚も腕もむき出しなんだし……僕が脱いで君がカーディガンを
      羽織ったら、厚着の僕と薄着の君をいい感じで足して2で割れるよ」

ユミル「しかしな……。おまえのカーディガン、肌がチクチクしそうな毛玉っぷりだが……」

ベルトルト「ああ……確かに。っていうかこれ……前をエルヴィン団長にぶち切られてダルンダルンで、
      着心地の悪さは毛玉があるどころの騒ぎじゃない……」

ユミル「で、寒さをどうにかしてくれないのか、ベルトルさん。いや童貞」

ベルトルト「なぜ突然罵りだしたの……。な、なにか怒らせることをした?」

ユミル「ああ。寒いっつったらせめて近くに寄るとかカーディガンの中に招くとか色々あるだろう。
    これだから童貞ハゲは」

ベルトルト「ハゲは関係ないだろ!」

ユミル「おまえのその大きな身体はなんのためにあるんだ……と、わたしは言いたいんだよ。
    かつておまえが巨人になって壁を壊したからわたしは救われたんだ……。
    そのときみたく、その大きな身体で寒さから救ってくれてもいいだろ」

ベルトルト「……とにかく僕の身体で君の身体を温めろってこと。
      駄目だよ。女の子が男と密着するなんてそれは童貞にはとんでもないことだよ。
      大体君はクリスタが」

ユミル「くしゅんっ」

ベルトルト「……!」

ユミル「っふ、うう……っ。くそ、震えてきやがった……」

ベルトルト「……どうぞ」

ユミル「おう、邪魔するぜ」

ベルトルト「……。僕のカーディガンの中はどう?」

ユミル「ああ……暖かいぜ、やっぱり人肌は最高だな」

ベルトルト「……。でも、君まだ震えてる」

ユミル「……ああ、ばれちまったか……、すまない、これは寒いからじゃなくて……。本当は怖いんだ」

ベルトルト「!」

ユミル「死ぬのは怖い……それに、もう、ヒストリアに会えないと思うと……。
    情けねえな。自分でこうするって決めて、カッコつけたくせにさ。
    なんか、暖まって安心したら、余計に……」

ベルトルト「ああ、そんな……。当然だよ、怖いのは当たり前だし、ああ……うん、それはそうだ……」

ユミル「悪い……。しばらくこうさせてくれ、それと誰にも言わないで……」

ベルトルト「うん、うん……」

ユミル「……。……ライナーはまだ戻らないよな」

ベルトルト「あ、うん。ライナーしか機動装置をつけてないからね、僕のは壊れたから……、
      3人分の上着と、それと食料を確保するにはそれなりに時間が、!」

ユミル「………」

ベルトルト「ユミル……なぜ僕を押し倒したの」

ユミル「なあ頼むよ。可哀想と思うなら……、もっとおまえの身体であっためてくれよ……」

ベルトルト「そ、それって……?あ、ちょっと、僕のカーディガンを……どうするの?や、やっぱり君が着るのかい?」

ユミル「ベルトルさん……目閉じてな」

ベルトルト「えっ、……ちょ、そんな、駄目だよ。君には本当に感謝してるし申し訳ないと思っているけどこれは……!
      え、あっ、う、うう……!」

ユミル「おまえの中で温めてくれ……」

ベルトルト「……! ……? えっ」

ユミル「なあ、わたしのコイツをおまえの中で暖めてくれよ」ボロンッ

ベルトルト「ヒイッ!??」

ユミル「はは……生娘みたいな反応しやがって……、こんな大きいのは初めて見たか?」

ベルトルト「デ、デカ……ッ。はっ、ゆ、ユミル、君はふたなりだったの!?」

ユミル「実はそうなんだ」

ベルトルト「そうだったのか……」

ユミル「ああ、わたしはあんたたちを楽にしてやりたいと思ってたんだが……。悪いな。
    どうにもわたしはアンタみたいなのいじめたくなるタチでね」

ベルトルト「待って。待ってよ、さっきは女神とか自称したくせにコレはないんじゃないか!?
      冷静に……! きっと君は死を前にして、いっときの高ぶりに流されてるだけなんだ!」

ユミル「イヤ違う。さっき移動してる時、おまえにおぶされながら飛行を邪魔して脅しただろう?
    そのときな……。気づいてなかったようだが、勃起した一物をケツに押し付けてた」

ベルトルト「ヒイ!気づくわけないだろ!知りたくなかった、僕は背中にあたるおっぱいの感触でいっぱいいっぱいだったのに!」

ユミル「なあ、いいじゃねえか……。全身リップで蹂躙してくれた仲だろ?」

ベルトルト「巨人のときのことは謝るからノーカンにしてくれえ!うわあ!」

ユミル「いいケツしてるじゃねえか……」

ベルトルト「お、お願いします……! 君には何されても仕方がないような立場だとわかっているけど、
      お尻だけは……! もう嫌だ……っ」

ユミル「なんだよ。さっきまではちょっとノリ気だったくせによ」

ベルトルト「う……。確かに僕は流されやすくて、さっきは同期の女の子に誘われた気がしてちょっと喜びそうだった……。
      でも違った! ユミルはおばあちゃん! なによりふたなりだ!」

ユミル「ひでーな。いいから黙ってケツ貸せ。おみやげになってやるんだから安いもんだろ?」

ベルトルト「や、で、でも……! 誰か! 誰か僕を守ってくれ!!」

ライナー「おいユミル」

ベルトルト「!」

ユミル「よう。ライナーさん早かったじゃねえか」

ライナー「ああ。あんまりベルトルトをからかってやるな……こいつどっちかというと疎いんだ」

ユミル「はは。そんなの見りゃわかるよ、だからやりたくなるんじゃねえか」

ベルトルト(あ、ああ……。なんだ、冗談だったのか、驚いた……)

ライナー「しかし。まだ溜まってんのか、ならもいっかい俺のケツに出しとくか、ユミル」

ユミル「お、そうだな!」

ベルトルト「待って」

ライナー「なんだ。ユミルが俺のケツを使うことがなにかおかしいか?」

ユミル「どうしたんだ? 急に」

ベルトルト「あ、え、そりゃ……。え……? なんなんだこの空間……」

ユミル「まあ驚くのも無理はない、わたしとライナーが関係を持ったのは昨夜のことだからな」

~回想~

ライナー「ユミル、!」

ユミル「っよう……ライナーなんだよ……? 女の方に興味あるようには見えなかったんだが……、っはあ」

ライナー「おまえこそ男に興味があるようには……、? どうした、息が上がって……、!」

ユミル「チッ、見られたら仕方ねえ、ご覧のとおり息子を慰めてたんだ。
    情けかけるならでてけ。そしてこのことを誰にも言うな」

ライナー「……。……ユミル。さっきの話だが、俺は普通に女に興味がある」

ユミル「は? そ、そうか」

ライナー「だが男の方にも性的に興味があるんだ」

ユミル「おう……。つまりなんだ?」

ライナー「まだ精力が萎えてないだろ。よかったら手を貸すぜ」

ユミル「は? ちょ……っ、別にいいよライナー、……っ……」

ユミル「ライナー、おい、おまえ……、う、すごいな……っ。え、こいつをケツにぶちこむ……?」

ユミル「クソ、ライナー、童貞を煽りやがって! 
    ああ……ケツはイけそうだ。ガチムチは好みじゃないが……、責任とれよブチ犯してやる!」

・・

ライナー「……という訳だ」

ベルトルト「なにをやってるんだ……あの状況で……ケダモノか君たちは……」

ライナー「とんでもない精力を持っていたぜ……ユミルは……。掘るつもりが不覚にも処女を奪われちまった……」

ベルトルト「知らないよ……」

ユミル「ケツのよさを知っちまったばかりの今のわたしの息子はとんだ機関銃というわけだ」

ベルトルト「頼む。二人で完結してくれ。ライナーと竿兄弟なんて御免だ!」

ライナー「まあベルトルトをいじりたいっていうユミルの気持ちはわかる。ベルトルトは割といいケツをしてる」

ユミル「おっわかるか~?さすがだなライナー」

ベルトルト「ヒ……っ、ヒイ、帰りたい! どこにかわからないけど帰りたい!!」

ライナー「ああ……同期で8番目くらいにいいケツだと思っていた」

ユミル「だな。あと、案外胸板も9番目くらいにいいモン持ってると思う」

ベルトルト「あ、意外に低い……」

ライナー「まあ冗談は終わるか。わかってないようだし説明するぜベルトルト、
     俺がなぜユミルを夜這いしようとしたか……おまえ、巨人の弱点を知っているだろう」

ベルトルト「? 頭から項にかけての縦1m横10cm……」

ライナー「それと?」

ベルトルト「! ……お尻か」

ライナー「その通りだ。巨人に消化器官はないから厳密にはケツではないんだろうが、
     ケツの穴の位置には、人型の名残か項と半連結した穴がある。

     そこにブチ込むとどうだ。中の人間を直接攻撃できる、巨人の弱点だ……」

ベルトルト「ああ。いつだかライナーがみんなの前でそれを自白しだしたときは何をとち狂ったのかと」

ライナー「巨人の性器だけが不自然にないのは、それを使って掘り合うことで
     意図せず殺し合うのを防ぐため退化したからだ。
     
     しかし……俺達みたいな戦士の巨人は、有事の戦いでは性器が生えるようにあえて調整されている」

ベルトルト「うん。それは勿論知っている。僕のは超大型だから、生やす意味もない持ち腐れ状態だけど……」

ライナー「そうだな。それで、巨人状態で性器を生やすためには何がいるか知っているか? ベルトルト」

ベルトルト「強い精力だろ?」

ライナー「ああ。つまり俺達は精力を集める必要がある……、その手段が、ケツを掘ることという訳だ。
     ケツを掘ると、俺達は相手の精力を奪えるからな」

ベルトルト「ああ……。そうだ。だから、僕がそういうことをすると、無意味に
      使い道もないのに精力を奪うことになる。僕が童貞なのはそのせいだ」

ユミル「へえ」

ライナー「だから、昨日ユミルを掘ろうとしたのは任務のためさ。俺の意思じゃない。
     まあ、ユミルのあまりの精力の高さに、返り討ちにあってしまったんだがね……」

ユミル「ふふふ。わたしは天然巨人だからな。ドーピングのおまえらの性器とは訳が違うんだ。

    そしてわたしの巨人は更に強化された……奪ったライナーの精力でな。あの城で巨人になったときも優位に戦えたぜ」

ベルトルト「え、あの城で巨人になったとき性器あったっけ?」

ユミル「ああ。クリスタの死角になるように動くのに苦労した」

ライナー「俺は精力を奪われて……。おかげで対エレンで苦戦したよ。
     エレンも特殊な巨人で性器を生やせる。アイツは無自覚のようだが組み敷かれたとき
     勃起していた……、あわや掘られるというところだったぜ」

ベルトルト「そういうことだったのか……。ケダモノだなんて言ってすまなかった、二人とも」

ライナー「気にするな。俺自身がチンポを食うことが好きなのは事実だ」

ベルトルト「実直すぎるよ……」

ライナー「最初は任務のためだった……だが、高ぶった同期を掘って兄貴と慕われるとたまらなくてな……。
     精力を奪うことで相手は冷静になれるからウィンウィンの関係でもあったし……。
     特に具合がよかったのはやっぱりア」

ベルトルト「やめろ! やめろ……、聞きたくない!」

ライナー「さて、俺はもういっかい探索に行ってくるぜ。これ、毛布だ。くるまっておけ、ユミル」

ユミル「お、ありがとよ。……ふああ……そういや眠いな、これから死にに行くのに、眠気はくるんだな」

ベルトルト「あ、寝てくれよ。君、巨人になったんだから消耗が激しいだろう……」

ユミル「悪いな……。……」

ベルトルト(驚いた……。ユミルがふたなりでライナーを掘ってただなんて……。
      僕さえも掘ろうとするなんて、よほど切羽つまってるんだな。
      イヤ、死を前にしてるんだ。当然か……。……)

・・

アニ「ベルトルト……」

ベルトルト(!? ……アニ? 顔が……ち、近い)

アニ「ああ……間近に見て確信した」

ベルトルト(ああ、これは……。なつかしいな。ほんの数日前のことなのに……)

アニ「あんたの鼻、綺麗な二等辺三角形なんだね……」

ベルトルト(無理かもしれないけど……もう一度会いたい……アニ……)

ベルトルト(……そう言えばアニもふたなりチンポが生えてるんだな……そうか……)

・・

ベルトルト「!」

ベルトルト(しまった、寝ていたんだ)

ユミル「……。……う……、……ヒストリア……っ」

ベルトルト(ユミル……)

・・

ユミル「ふああ……悪い、結構寝ちまったな」

ベルトルト「ユミル……あの、それ」

ユミル「? ああ……朝勃ちしてるな。今は夜だけどよ」

ベルトルト「さっきは嫌だといったけれど……。僕も男だ、覚悟を決めた。
      これで少しでも君の気が紛れるなら、僕を掘ってくれ!」

ユミル「えっ。どうした? 急に」

ベルトルト「僕は……精力を欲しがるライナーに一度掘られかけたことがある……それがトラウマで……
      さっきはあんなに嫌がったんだけど……。

      君が今、性欲で困ってるのはライナーのせい……、そのライナーが
      男狂いになったのはそのとき僕が掘られるのを嫌がったせいでもある……。

      つまり君の性欲は僕が責任を持つべきでもあるんだ! 痛くないようにほぐしたから! さあこい!」

ユミル「よくわからねえが……そう言うなら掘らせてもらうぜ。安心しろ。絶対に痛くしねえよ」

・・

ライナー「おい、食料だ、遅くなっちまったな。……ん?」

ユミル「はあはあ……種付だ出すぜベルトルさん!」

ベルトルト「おほおおおおっ、きてえええあかちゃんみるくいっぱいらしてえぇえ!!」

ユミル「ウッ」

ベルトルト「ああ!? うあああああっ、あああああ……」

ユミル「……よし、もっかいやるぞ!」

ベルトルト「うひいっ! ぼ、ぼくの中であかちゃんみるくシェイクされてるう!!
      あちゅくておいひいのお!」

ライナー「……。なんだよオイ、俺も混ぜろよ!」

翌朝

ユミル「ぐ、うぐ……ウッ」     
      
ベルトルト「うあああ……ぼくのあかちゃんもう根絶やしにされちゃったよお……」

ライナー「さすがだなユミル……、腹の中パンパンだ……、って遊んでる場合じゃねえ! 故郷に帰るぞ!!」

ユミル「なんだよ、わたしはちっとも満足してないぞ。もう死にに行けってのか?」

ライナー「ぐ……じゃあベルトルトにでもしゃぶらせといてくれ、俺達はおまえを連れていかなくては!」

ユミル「わかってるよ。……覚悟はしてる」

ベルトルト「ユミル……」

ユミル「だから後一回な」

ベルトルト「んはあぁああーー!」

ライナー「……後一回だぞ!」

・・


ユミル「はあ……やっと落ち着いた。精力たっぷり頂いたって気分だ」

ライナー「ベルトルトも巨人に性器が生えるよう、精力が増強されているからな」

ベルトルト「じゃあ行こう、故郷に……」

ライナー「ユミル。おまえも巨人になってくれるか。戦力は多い方がいい」

ユミル「ああ……わかったよ」

ピカッ

ズズ…ン

ユミル「……オオオ……」

ライナー・ベルトルト「……鎧の超大型巨チン……!?」

ユミルの巨人は精力が高まったことで鎧の超大型巨チンを得ていた。
無知性を次々と掘り、故郷に帰るまではあっという間であった。

・・

故郷

「これがマルセルを食った巨人か……」

ユミル「……」

「それがまさかユミルの民とは……。そしてこの強い精力……。二つが合わさり恐ろしいほどに強力な巨人になっている」

「という訳で、こっちを生かすから、代りにおまえら二人が処刑ね」

ライナー・ベルトルト「はっ?」

「結果的に極秘情報いくつもばれちゃったし、成果もクソみたいなものしか出せてないし……。普通に死罪だよ」

ライナー「……それは……確かに……」

ベルトルト「……」

ユミル「ちょっと待ってくれよ」

「どうした?」

ユミル「わたしの巨人はどうやら、精力を集めると強力になるらしい……。
    二人はわたしの気に入りのいわば性奴隷だ。こいつらから集めないと、巨人の力を100%発揮できるかわからない」

「おまえの能力次第では、聞いてもいいが」

ベルトルト「ゆ……ユミル……?」

ユミル「心配するなよ。おまえらのおかげで悪夢から覚めたんだ……その恩はキッチリ返してやる」

こうして故郷の陣営に加わったユミルは、その聡明さと精力でどんどんのし上がっていった。
果たして、ライナーとベルトルトを助けた上、生きてヒストリアとの再開を果たす。

ユミル「ヒストリア!」

ヒストリア「ユミル……! 信じられない、ユミルは生きて帰れないとばかり……ッ」

ユミル「そのはずだったんだけどな……。こうして死なずにすんだよ、実力以上の力が出せたんだ」

ヒストリア「それはどうして……!?」

ユミル「それは……ガチムチとノッポを抱けば抱くほど、死ぬほどお前が抱きしめたくなってたまらなかったからだ!!」

ヒストリア「ゆ、ユミル!」

ユミルとヒストリアは幸せなキスをした。

一方ライナーとベルトルトは尻を掘られすぎて勃起しなくなったが、
生き残ったおかげで最終的に統一された世界でアニと再開、チンポ奴隷として幸せに暮らした。

~HAPPY END~

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