ブルーノ「遊星!デュエルアカデミアの女子生徒がみんな妊娠した!」 遊星「何!?」 (30)

ブルーノ「大騒ぎだよ」

遊星「何故みんな妊娠してしまったんだ」

ブルーノ「解らない。全女子生徒が妊娠したって騒いでたよ」

遊星「アキも龍可もか?」

ブルーノ「多分・・・」

遊星「クロウ!ジャック!俺について来てくれ!」

クロウ「行こうぜジャック」

ジャック「フン」

遊星「何が起こったと言うんだ・・・アキ、龍可無事で居てくれ!」

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遊星「これは酷い」

クロウ「おいおい・・・マジかよ」

ジャック「・・・」

アキ「ゆ、遊星・・・」

龍可「た、助けて・・・」

遊星「何があったんだ?一から説明してくれ」

アキ「解らないわ、突然お腹が大きくなって」

龍可「どうしてこんな事に・・・」

ジャック「龍亞!まさかお前も!?」

龍亞「へへへ・・・妊娠しちゃったよ遊星・・・」

遊星「何て事だ男の龍亞まで妊娠するなんて・・・」

遊星「凄まじい光景だ・・・俺も今日まで色々な経験をして来たが・・・これは」

ジャック「お前はこの学校の教員か」

「あ、はい。初等部、中等部、高等部すべての女生徒が妊娠しておりまして」

クロウ「心当たりはねえのかよ」

遊星「性教育をしっかり行っていなかったとか」

ブルーノ「最近の女の子は乱れに乱れているから」

「やってますよ!おかしいじゃないですか!?いきなりですよ生徒の腹が膨れ上がったの!!」

クロウ「どう思う遊星」

遊星「みんなの腹の大きさから考えて恐らく・・・あと一週間足らずで出産する可能性が高い」

ジャック「一週間足らずだと!?」

遊星「ああ・・・だがどうにも引っかかる事がある。何故、龍亞も妊娠しているのかを」

「男子生徒の中にも妊娠している子が居ますよ。少しだけですけど」

遊星「ますます謎が深まるばかりだ・・・」

遊星「考えろ・・・考えてみるんだ・・・この世に解けない謎はないはず、マーサもそう言ってた」

クロウ「しっかり運べよジャック!落としたらヤバいんだからな!」

ジャック「それぐらい解る!俺を見くびるなよ!」

ブルーノ「みんなを体育館に移動させるなんて骨が折れそうだよ遊星」

遊星「・・・」

牛尾「女生徒集団妊娠騒動ってか穏やかじゃねえな」

遊星「牛尾」

牛尾「お前はどう考える遊星」

遊星「今回ばかりは流石にお手上げだ・・・牛尾は」

牛尾「俺もこの職について長いけどよこんな事は始めてだ」

遊星「・・・牛尾、あれを見ろ!」

牛尾「何だあいつ?あいつだけ妊娠してねえじゃねえか!」

遊星「待て!待ってくれ!」

ジャック「遊星!」

クロウ「この件は遊星の頭脳にかけるしかねえぜ、俺達はこの子達を体育館に運ぼうぜジャック」

ジャック「くっ・・・力仕事ならどうにかなるが頭脳の面では俺はどうする事もできん!」

遊星「君はどうして妊娠していないんだ?」

牛尾「治安維持局の牛尾だ。事情を聴きたい」

ツァン「いや僕も驚いているから何でこうなったんだって」

遊星「妊娠しない体質なのかもしれない」

牛尾「あり得るなそいつは」

遊星「身体を調べさせてくれ、痛いようにはしない」

ツァン「ちょ、離してよ!僕以外にもしてない子居るんだからその子にも聞きなよ!」

遊星「他にも居るのか」

ツァン「うん。青葉あげはって子、確かあっちに居るはず」

遊星「聴いてきてくれ」

牛尾「任せとけ」

遊星「今から六つほど質問をするから嘘を付かずに答えてくれ」

ツァン「は?何で?」

遊星「何で?君の存在が今回の事件のキーカードだからだ」

遊星「まず性体験は」

ツァン「無い」

遊星「性欲は強い方」

ツァン「・・・」

遊星「性に対して興味津々だ」

ツァン「・・・」

遊星「肉体には自身がある方」

ツァン「そりゃまあ・・・」

遊星「自慰行為をした事がある」

ツァン「・・・」

遊星「ゴーヤと人参どっちが好き」

ツァン「・・・」

牛尾「聞いてきたぜ遊星」

遊星「どうだった」

牛尾「そんなこと聞くなんて最低!僕に近づくな変態・・・だとよ。親はどういう教育してんだか」

遊星「フッ、年頃の女の子に聞く時はストレートな質問はダメなんだ」

牛尾「お前には敵わねえぜ遊星」

遊星「ん?そのあげはという女生徒の一人称は僕と言ってたのか」

牛尾「ああ」

遊星「この子も僕・・・まさか!」

牛尾「何か解ったのか遊星!?」

遊星「あと少しで謎が解ける!牛尾、体育館に行くぞ」

牛尾「行ってどうすんだよ、女生徒だって口の聞ける状態じゃ」

遊星「俺が見たいのは男子生徒に方だ!」

牛尾「お、おい遊星」

遊星「やはりそういうことか」

牛尾「何が」

遊星「クロウ、その男子生徒を最初見たときどう思った」

クロウ「どうって女みたいな顔してんなって」

遊星「ジャックは」

ジャック「男にしては女のような顔をしている」

牛尾「女顔した男なんざいっぱい居るだろ」

遊星「そう、中世的な顔立ちの少年は居る。だからこそ彼らは妊娠したんだ」

ブルーノ「どういう事?」

遊星「俺と牛尾が出会った女生徒の一人称は僕、妊娠した男子生徒は中世的な顔立ち」

遊星「つまりこれは何者かが意図的に妊娠させたんだ、何らかの方法を使ってな」

クロウ「ちょっと待て!意味あんのか妊娠させて!?それに普通の奴なら一人称が僕でも中世的なツラでも男か女か見分けるなんて簡単な事じゃねえか!」

遊星「犯人は人間と言うものに疎い。そして一人称と見た目で男か女かを見分け妊娠させた、この点から見て犯人は人間じゃない」

牛尾「なら犯人は動物だとでも言うのか?」

遊星「いやこんな大掛かりな怪事件を巻き起こし尚且つ証拠を残さず人間という存在に疎い・・・そして和えてデュエルアカデミアの生徒を妊娠させた目的」

ジャック「・・・イリアステル!」

遊星「犯人はイリアステル・・・これは俺達デュエリストに対するいや俺に対する挑戦状・・・そうだろプラシド!」

プラシド「さすがは不動遊星!よくこれだけで俺にたどり着いたな」

遊星「何故こんな事を」

プラシド「知れた事!未来を担うデュエリストに子を孕ませ産ませ奴らにシンクロ召喚を使わせん事だ!」

遊星「中性的な男子生徒を選ぶなんて・・・狂ってる」

プラシド「どうやらお前の仲間のシグナーも巻き込まれたようだな・・・苦しいか不動遊星!俺はその数百倍の屈辱を味合わされた!産まれた子供には俺が直々に教育しやがてはシンクロ召喚の無い汚れなき未来が待っている・・・ぐうの音も出ないだろ」

遊星「Dホイールと融合したら普通はああなる。自業自得だ」

プラシド「自業自得だと・・・あれだけの事をしておいて自分に非は無いと言うのか!」

遊星「ああ」

プラシド「虫ケラめ・・・謝罪の一つも無しか」

遊星「みんなを元に戻せ」

牛尾「言っとくがタダじゃすまさねえぞ」

ジャック「もう一度バラバラにしてくれるわ!」

クロウ「やってやるぜ!」

ブルーノ「うん」

遊星「言っておくがこの前のように上半身と下半身が分離する程度ではすまさんぞプラシド!」

遊星「ここにいるみんなはお前のあまりにも馬鹿げた行動により苦しんでいる。俺個人に対してなら構わない・・・だが街を滅茶苦茶にし大会を中止に追い込み無関係な者を傷つけた罪は大きい!先の戦いで数百倍の屈辱を味わったのなら数千倍の屈辱をお前に与えてやる。俺を怒らせた罪は重いぞ」

プラシド「デュエルだ!」

遊星「先攻はプラシド、お前だ」

プラシド「俺のタ・・・デッキが無い!?まさか俺が眠っている間に・・・奴らめ!同胞の足を引っ張るとは」

遊星「さあ引け」

プラシド「ぐぬぬ」

遊星「まさかデッキが無いとは」

プラシド「離せ!」

遊星「元に戻せアキをみんなを」

プラシド「あると思っているのか!バカめ孕めばそれで終わりだ・・・産まれるんだよ時期にな」

遊星「そうか・・・プラシド、バラバラにされた瞬間を思い出してみろ」

プラシド「な、何」

遊星「痛く苦しくもう二度と味わいたくない・・・そうだろ」

プラシド「何が言いたい・・・」

クロウ「穴掘ったぞ遊星」

ジャック「持ってきたぞ」

遊星「すまないなクロウ、ジャック。三つの選択肢がある、まず一つは大人しくみんなを元に戻し次は俺と正々堂々と戦う」

遊星「二つ目はジャックの持っているチェーンソーで胴体を真っ二つにする」

ジャック「・・・」キュイイイイイイイイイイイイ

遊星「最後はあの穴に顔だけ出して埋め顔中に蜂蜜を塗りたくる」

プラシド「蜂蜜だと?俺の顔に蟻でも呼び寄せる気か?その程度じゃ俺は」

遊星「痛くはないだろうな、だが精神的にはかなり辛いと思うぞ・・・選べ」

クロウ「遊星の奴ブチギレちまったな・・・ああなっちまったら止められねえぜ」

牛尾「そういや最初の頃のあいつってヤバい雰囲気丸出しだったよな」

ジャック「普段おとなしい奴を怒らせるとこうなるんだ」

プラシド「・・・解った元に戻す・・・」

遊星「そうか、なら早くしろ」

プラシド「この解毒薬を飲めば治るはずだ・・・多分」

遊星「帰っていいぞ。今度は正々堂々と俺とデュエルしろ」

クロウ「いいのかよ帰しちまって!」

ジャック「信じるのかあんな奴を!」

遊星「いいんだ、もし嘘なら俺はあいつの命が尽きるまでシューティング・スター・ドラゴンの的にする。どこへ逃げてもな」

ブルーノ「ストレスがかなり溜まってるね遊星・・・」

遊星「みんなに早く戻そう。さあ」

クロウ「よし!」

ジャック「さあ飲め」

ブルーノ「でもこれじゃ足りないよ」

遊星「これを使おう」ゴソゴソ

遊星「これは俺が作った物を分裂させる光を放つ機械。これなら安心」

ブルーノ「さすがは遊星!」

数日後

クロウ「いや何っつうか・・・色々あったな・・・」

ジャック「そういえば遊星の姿が見えんな」

遊星「俺ならここだ」

ブルーノ「遊星?何を持ってるの」

遊星「これは俺が作った決して破れずある程度まで伸びるコンドーム」

クロウ「へえ凄えな」

ジャック「これをどうする気だ」

遊星「これを色々な人達に渡してくる」

遊星「最近は妊娠したら中絶させると言う愚かな考えを持つ人間が多い。命を軽視する奴がな」

遊星「性行為は構わない。だが自分達が気持ちのいい思いをしたのに命を軽くみる昨今の風潮は絶対にダメだ」

遊星「それと養う能力を持たないのに子供を産む奴はな」

ブルーノ「そうか!それでコンドームを」

遊星「命は重い。改めて人々に認識してほしいと俺は思っている」

遊星「たった一つの命なのだからな」


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