幼馴染「ところでさぁ…」モグモグ 男「うん…」ネムネム(3)

幼馴染「明日って何の日か知ってるぅ~?」モグモグ

枕越しにわざとらしい質問をしてくる。ちなみに
こいつが食べてるのは俺がコンビニで買った“俺の”夜食だ。

男「知ってるよ」

俺も淡々と答えた。ていうか、寝るときくらい食べるな。

幼馴染「何の日?」

やれやれ。“不謹慎”な質問をするもんだ。

男「友の命日だよ…」

幼馴染「あ…」

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~一昨年の夏~

友「男ぉー!幼ちゃーん!」バシャバシャ

炎天下の中も元気な友は俺にしょっぱい水をぶっかけてきた。

男「うへ…しょっぱ…お前!口の中に入ったじゃんかよ!」ガツン

幼馴染「ははっ…」バシャバシャ

お前もかよ・・・俺はげんなりしていた。

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担任「 皆さんに…とても残念なお知らせがあります。
“友君”が________……昨日、亡くなりました」

あの時の衝撃ときたらなかった。世界が暗くなった。
数秒間、目の前が見えなくなり、フラついた……。

幼馴染は、その日、奇しくも欠席していた。
ちなみに幼馴染が休んだのは中学生の今、小学生から
数えても始めてのことだった。

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