幼馴染「明日って何の日か知ってるぅ~?」モグモグ
枕越しにわざとらしい質問をしてくる。ちなみに
こいつが食べてるのは俺がコンビニで買った“俺の”夜食だ。
男「知ってるよ」
俺も淡々と答えた。ていうか、寝るときくらい食べるな。
幼馴染「何の日?」
やれやれ。“不謹慎”な質問をするもんだ。
男「友の命日だよ…」
幼馴染「あ…」
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~一昨年の夏~
友「男ぉー!幼ちゃーん!」バシャバシャ
炎天下の中も元気な友は俺にしょっぱい水をぶっかけてきた。
男「うへ…しょっぱ…お前!口の中に入ったじゃんかよ!」ガツン
幼馴染「ははっ…」バシャバシャ
お前もかよ・・・俺はげんなりしていた。
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担任「 皆さんに…とても残念なお知らせがあります。
“友君”が________……昨日、亡くなりました」
あの時の衝撃ときたらなかった。世界が暗くなった。
数秒間、目の前が見えなくなり、フラついた……。
幼馴染は、その日、奇しくも欠席していた。
ちなみに幼馴染が休んだのは中学生の今、小学生から
数えても始めてのことだった。
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