Prrrr…ガチャ
男「はい、もしもし」
女「ああ、男?今家にいるかい?」
男「いるけどどうした?」
女「いやー宿題が捗らなくてさ。ちょっと教えてくれない?」
男「やだ、自分でやれ」
女「頼むよー今度何かお前のお願い聞いてやるからさ」
男「聞くだけかい」
男「結局来てしまった。晩飯奢ると言われたから仕方ないな」
ドンドン
男「おーい女。来たぞー。飯よこせー」
男「……」
男「来ないな…寝落ちしたんじゃないだろうなあいつ」
ドタドタドタ……ガチャ
女「よう、来たか。上がっていけよ」
男「お前今起きただろ」
女「違うって。さっきまで問題に四苦八苦してたし」
男「よだれついた顔で何を言う」
男「で、わからないところってどこだ?」
女「あ、わり全部といちまった」
男「おい」
女「仕方ないだろ。なんか閃いてスラスラ解けちゃったんだから」
男「…まあいいや。晩飯は食わせて貰うぞ」
女「ああ、悪い。今ねぎしかないんだよね」
男「よし、帰るか」
女「えー。もう帰るのかよー」
男「お前がちゃんと飯用意してればもう少しいたわ。じゃ、さよなら」ガラガラ
ザアァァァ…
男「…雨かよ。仕方ない傘借りていくぞ」
女「わり、台風で骨だけになった傘しかないわ」
男「何でそれしかないんだよ」
男「ああ、母さん?ちょっと雨で帰れなくてさ。最悪泊まって…おい赤飯はいらねえ。息子になんていう事言いやがる」
男「ああ、母さん?ちょっと雨で帰れなくてさ。最悪泊まって…おい赤飯はいらねえ。息子になんていう事言いやがる。女に変われ?わかった」
女「ああ、男君のお母さんですか?私男君の事を大事にしますので心配せずに…」
男「おいバカやめろ」
男「というわけで泊まる事になった」
女「今日私とあんたしか家にいないんだけど」
男「えっ」
女「お父さんとお母さん旅行なんだ」
男「……」
女「……」
男「さよなら、また明日」ガタッ
女「外は大雨だぜ?諦めな」ガシッ
女「いいじゃん小さい頃何度も泊まった仲なんだしさ」
男「いやさすがに…」
女「私はお前のこと信じてるぜ。だから大丈夫。な」
男「いや、お前のことだから逆に襲ってこないかと」
女「明日の朝日を拝みたくないのがよくわかったわ」
男「すいません」
女「風呂はどうする?入って行くか?」
男「いや、あんまり汗かいてないしいい」
女「そ。じゃ私入るけど覗いたりすんなよ?」
男「ガキん時にいやという程見たんでもういいですわ」
女「…まさかロリコンとかじゃないよな」
男「付き合うなら俺と同い年位が良いと思ってます」
シャアアアアア…
男「女が上がってくる前になんか作っておくか。確かネギがあるからネギ焼きにでも……」
男「…ちくしょう。刻みネギの方かよ」
女「男ー。冷蔵庫の前で何落ち込んでいるんだ?」
男「おいてめえ。刻みネギだけでどうやって晩飯作ればいい…ってお前その格好は何だ?」
女「ブラとパンツだけど何か?」
男「お前なあ…服を着ろよ」
女「えー。いいじゃん暑いし」
男「暑いからじゃなくてさ。もう少し恥じらいを持てよ、な?」
女「いやー、昔裸をみた仲じゃん?だったら下着だけでもいいかなっと」
男「よくねえよ。というかその頃まだ5歳ぐらいの話じゃねえか」
女「ああなるほど。男君は私のこの素晴らしいボディラインを恥ずかしくてみることが出来ないというわけでなんですねわかります」
男「……」
胸「くっ」
腰「シュッ」
尻「しまり過ぎず出過ぎずやで」
男「トテモスレンダーナカラダデスネー」
女「よし絞首刑かギロチン。好きな方を選べ」
男「うるせえゼビウスの板」
今回は終わり。
また夜以降に書くと思います
女「い、板だって…?」
男「おう256回叩いてもびくともしないほど硬そうだし。どこがとは言わないが」
女「よし、もう怒ったわ。全裸にして外に放り出してやる」
男「おう、やってみろ。もう一度風呂に入る羽目にしてやる」
女「……」
男「……」
グウウウウゥ…
女「お腹空いたな…」
男「そうだな」
男「チキンラーメンがあるとは思わなかったわ」ズルル
女「奥の所に袋麺が残ってたりすることがたまにあるよな」パリパリ
男「そのまんまで食うなよ。しょっぱいだろが」
女「スープかかったら大惨事になっちまうだろうが」パリパリ
男「だったら服着ろよ」
女「めんどい」
女「よし、食べるもん食べたし何して遊ぼうか?」
男「ふざけんな。こっちは宿題終わってないんだよ」
女「えー。なんで終わらせてこないんだよ」
男「最初に言ったこと思い出せよ。おい」
女「私は過去に興味ないし」
男「この野郎…」
女「乙女ですけどなにか」
女「というか今週三連休じゃん。後回しすれば?」
男「…まあ、そうするか。というかお前の近くで勉強すると妨害されたりするしな」
女「一言多いんだよ」
男「俺の宿題全部漫画本とすり替えたのは誰だっけ?」
女「あーあー。きこえないー」
女「じゃ、何しよう?やっぱドガポン?」
男「んなもんやったら家が戦場になっちまうだろうが。映画でも見ようぜ」
女「おう、じゃここはホラーでも見ちゃう?男が漏らすほど怖いやつあるんだ」
男「ガキの頃のトラウマをほじくりだすのはやめろ。というか今は全然怖くないし」
女「本当かー?じゃホラーで決定な」
女「そろそろ始まるな」
男「おう。というかいい加減服きやがれ」
女「だから面倒だって言って」
アアァアアアアァァア嗚呼!
女「!?」ビクッ
男「俺が叫んだ訳じゃないからな」
女「わかってるよ!あれだいきなりきたからちょっと驚いただけなんだからな!」
男「アーソウデスネ」
男「……」
女「……」
キャアアアアアア!
女「!?」ビクッ
男「見るのやめるか?」
女「こ、怖くねーし!」
ガアアアアアア!
女「ひゃん!」
男「……」
男「たまにはホラーもいいもんだな」
女「そ、そうだよな!やっぱりあの襲いかかってくるシーンとか最高だったよな!」
男「途中でお前俺の手握ってたたもんなお前」
女「こ、怖いから握ってた訳じゃないし!映画のシーンを再現しようとしただけだし!」
男「そんなシーンなかったけど」
女「ジブリの作品思い出したからその再現を」
男「ははは、バルス!ってかくだらない…」
ドコオオオオオン!
女「キャーッ!」
男「雷が落ちてきやがった」
男「停電、しちまったな」
女「なんだよ!わたしなにかしたかよ!」
男「怒んな、怒んな。ちょっとブレーカー見てくるからおとなしくしてけ」
ギュッ
男「あの、手握られてると見に行けないんだけど」
女「いやいや別に暗くてもいいじゃんだからもうすこしここでのんびりしようぜ」
男「いや明かりあったほうがいいだろ。手離せ」
女「いやいや、もうちょっとここに…」
男「…もしかして腰抜けたとかじゃないよな?」
女「!!」
女「……」
男「もしかして図星」
女「ああそうだよ!さっきの映画見て腰抜けたんだよ!悪いか!だから
もうちょっとここにいてください!お願いします!」」
男「お、おう」
女「あーあ、ガキんときみたいになると思ってたのになー。」
男「あのなあ。10年以上たっているんだからいろいろ変わってるっての」
女「むー。面白くない」
男「うるせえ、胸なし」
女「うっせ。私も10年だってるんたがら少しは育っているんだっての」
男「 …背だけじゃね?」
女「……」ギリギリギリ
男「痛い!痛い!痛い!」
男「痛ってー。お前もう少し加減しろよ。後服着ろ」
女「うっせ、うっせえ!結構気にしているんだからあんまり言うんじゃねえよバカ!」
男「別にいいんじゃね?俺は気にしないが」
女「体育祭の障害物競争で穴抜けばっかりやるのはもうたくさんなんだよ!」
男「地味な不満だなおい」
男「所で俺の寝る場所はどこだっけ?」
女「あ?それならお父さんとお母さんのベット使ってもいいぜ。ダブルベットだけど」
男「そうか、てっきり床で寝ろとか言われると思ったわ」
女「いくら何でもそんな酷いことしないわ!」
男「いやガキんときお前が蹴飛ばして床に寝る羽目になったんだけど」
女「嘘!?そんなことあったっけ?」
男「ああ、嘘だ」
女「おい」
男「でかいベットだな一人で寝るにはちょっと広いよな」
女「じゃ、私と一緒に寝るか?」
男「いろいろとまずいからナシで」
女「えー。私は男と一緒に寝たいなー」
男「……」
女「……」
男「で、本音は?」
女「うっかり窓開けたままだったのでベットがびしょ濡れです。ここで寝さしてくださいお願いします」
男「それでよろしい」
女「いいか触るなよ!私の体とか触るなよ!信じてるからな!」
男「だったら、パジャマぐらい来てこいよ」
女「それも雨で濡れちまったんだよ!」
男「だったら俺は床で寝るわ」
女「それはなんか失礼な気がするからやだ」
男「ワガママだなお前」
女「じゃ、おやすみ!」
男「ああ、おやすみ」
女「……」
男「……」
女「…ねえ」
男「…なんだよ。早く寝ろよ」
女「男はさ、好きな人とかいたりするの」
男「何だそりゃ。そりゃいないけどお前はどうだ?学校じゃ結構もててるらしいけど」
女「私の性格で長続きすると思う?」
男「ああ…」
女「納得するなよ、おい」
今日は終わり。
また夜以降に
女「いやいや、そりゃ仲いい男友だちはいるけど付き合ったことはないよ」
男「ふうん」
女「……」ススス
男「おいいきなり黙ってどうした。寝たのか、おい」
女「寝てねーし。とりゃ」
ギュッ
男「…おい、これって」
女「……」
男「自分から触って後日男に襲われたっていうつもりだな。うん」
女「ぢげーよ!なんでそんな考えになるんだよ!」
男「じゃ、なんで俺の腕掴んだ?そのまま関節でも極めるつもりか」
女「そんなことしねーよ。これはだな、さ、寒いからに暖を取ろうとしてるんだよ。うん」
男「寒いのか?だったら毛布を探してくるから待ってろ」
女「あ…いや!いい!これぐらいでいいんだよ!これぐらいで!」
男「そうか?お前がそういうならそれでいいけど」
女「なんつーか硬いな。お前の腕」
男「お前のちょっかいやら後始末している内に鍛えられたんだよ」
女「そっか」
男「そうだよ。じゃあそろそろ俺寝るから腕は好きにしろよ」
女「ま、まっ。ちょっと待って!寝る前に一つ聞いていい?」
男「なんだよ。一つだけだからな」
女「あのさ、私のことどう思ってるの?」
男「ん、そりゃどういう意味でだ?」
女「そ、それは、す……とかそういうのだよ」
男「あ、何だって?聞こえない、もう一度。」
女「う…。だから……きかどうかだよ」
男「聞こえない」
女「だから…私が好きかどうか…だよ」
男「喋り方がおかしいしなんだか熱ぽいぞ。今日はゆっくり寝た方がいいな女」
女「ちゃんと聞けよバカァ!」
男「え、何?」
女「だから私が好きかどうか聞いてるんだよ!」
男「ああ、好きだよ。ライク的な意味で」
女「ら、ライク!?」
男「イエス」
女「ら、ラブの方は?」
男「……」
女「おいなんだよ。黙ってるなよ」
男「ちょっと待って。少し考えさして」
女「おーーーい!」
女「なんだよ!考えさしてってなんだよ!もう十何年も一緒にいるんだからはいでもイエスでもいいから即答しろよバカ!」
男「2つとも意味が同じなんだが」
女「うるさい!」
男「あれ、じゃあお前は俺の事どう思っているんだ?」
女「どう思ってって…そりゃ好き、大好きに決まってんだろ!というか好きじゃなかったら下着でこんなことしてないわ!」
男「え、てっきりそういう趣味かと」
女「」
女「趣味じゃないよー。いや、親しくなりすぎて服来てるが違和感あったのもあるけどさー」
男「ガキんときは裸でうろついてたもんなお前」
女「うるさいよー。そういう男は私のことどう思ってるんだよー」
男「なんで語尾延ばして喋ってるんだよ」
女「変な告白した上に男に露出が趣味って思われて落ち込んでるんだよー」
女「えへへ、なんかもうどうにでもなれー」
男「…女」
女「ふぇ?」
男「俺も…女のことが…好きだ!」
女「お、おおっ!」
男「……かもしれないっ!!」
女「……」ギリギリバキバキ
男「いだだだだだ!折れる折れるううう!」
男「何しやがる!」
女「うるせえ!なんだよかもしれないって!ぬか喜びさせんなバカ!」
男「いや、いままで女以外の女性と仲良くなったことがないから好きとかよくわかんねえし」
女「…ちょっと待って。どういうこと?」
男「いや、平日や休日も女と話してる以外は勉強か部屋で寝てるだけだから」
女「なにそれ初めて聞いた」
女「じゃあさ、もうそれ私のこと好きってことじゃないのか?」
男「そうか?」
女「そうだよ!私以外の女性と話してないんだからそれはきっと好き好きすぎて私しか目に入ってないってことなんだよきっと!」
男「おお、確かに言われてみれば」
女「だったらさやっぱりかもしれないじゃなくて好きってことなんなんだよ!」
男「そうだ…俺はお前のことが好きだ!」
女「そう、そう!私も男が好き!」
男「……」
女「……」
女(なんか思ってたのと違う)
女(いやいや、一応両想いだから……けど雑誌で見たのとなんか違うし)
ギュッ
女「キャッ!…お、男!?急に抱きつくなよ!」
男「いや、俺ら恋人同士だからさ。……それとも嫌なのか?」
女「い、嫌じゃないし!むしろもっとやってください、お願いします!」
男「そ、そうか。じゃもう少し強く」ギュウウウッ
女「うわ、うわわわわ」
女(…まあ、いいか。男も私も好きってことは変わんないし)
男「……」ギュウウウッ
女「あ、待って。なんか恥ずかしくなってきた。私下着姿だし」
男「下着姿のお前が悪い。俺はもう少しこのままでいたいから我慢しろ」
女「ちょ、まって死ぬ。恥ずかしくて死ぬっ!」
<終わり>
終わりです。
なんかグタグタになってしまってすまんな。
また気が乗ったら書く、
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