男「ハーレム欲しいなぁ…」(690)

幼馴染「友、一緒に帰ろ」

後輩「駄目、友先輩は私と帰るんです!」

会長「友、今日は私と帰るんじゃなかったのか?」

友「ちょ、引っ張らないでくれよ…」

友「あ、男!助けてくれ!」

男「ははは…」

男(いいなぁ。楽しそうだなぁ…、あれ)

幼馴染「ねぇ友、今日は何が食べたい?」

友「そうだなぁ…」

後輩「抜け駆けは許しません。私も行きます」

会長「お前達……生徒会長の前で話す内容じゃないだろ…」

幼馴染「先輩もくればいいじゃないですかー」

会長「なっ!?」

会長「そ、そんな!わわわわ私は別に友の家になんて興味はっ!」

友「そうですよ、会長も来てください」

会長「ほ、本当いいのか…?」

友「勿論」ニコ

会長「っ………///////」

友「男もくるだろ?」

男「え?」

男「いや、僕はいいよ。邪魔になっちゃうし」

男(どう見ても場違いだしな…)

男「じゃ、先帰るから」

友「あ、おい!」

幼馴染「…男、最近付き合い悪いね…」

後輩「放って置いていいですよあんな奴。せっかく友先輩が誘ってくれたのに」

男「はぁ、いいなあ。僕も友みたいに美少女にちやほやされたい…」

男「幼馴染も昔は結構仲良かったんだけどなぁ」

男「ブラコンだった姉さんも今じゃ友にべったりだし」

男「あー、羨ましい。やっぱdnaからして違うんだろうか」

チョンチョン

男「ん?」

??「こんにちは」

男「」

天使っぽい人「…………」

男「何ですか貴女」

天使っぽい人「見てわかりませんか?」

男「羽の生えた痴女という事以外は何も」

天使っぽい人「失敬ですね」

男「用がないなら行きますね」

天使っぽい人「あ、待って」

男「襟首を掴むな」

天使っぽい人「話を聞いて下さい」

男「宗教なら間に合ってますよ」

天使っぽい人「聞けっつってんだろ」

公園のベンチ

天使っぽい人「これ、お茶です」

男「綾鷹じゃねーのかよ」

天使っぽい人「じゃ、落ち着いたところでお話を聞いてもらいましょうか」

天使「まず私は見ての通り正真正銘の天使です。信じて下さい」

男「じゃあ、飛んでみろよ。50mくらい」

天使「分かりました」

シュバッ

男「ちょ」

天使「信じてもらえましたか?」

男「………トリックだろ?ワイヤーで吊ってるの?」

天使「たわけ。マジもんのフェザーですよ」

男「………分かった。取り敢えず信じるよ」

天使「物分りが良くて助かります」

男「君が天使って事は分かったけどさ、僕に何の用なの?」

天使「貴方、ここ数年強い願望を胸の内に秘めていますね?」

男「え?」

天使「酒池肉林とか毎日想像してるでしょ?」

男「うん」

天使「この変態」

天使「男さんの場合は少し特殊で、その強すぎる煩悩が周囲の人間を汚染してしまう体質なんです」

男「………どういうこと?」

天使「このまま行くと日本の治安の悪さが北斗の拳レベルになります」

男「嘘つけ」

天使「マジです」

天使「ですから、上の決定で男さんの願望を叶える事にしました」

男「え?ホントに?」

天使「はい。このまま煩悩を溜め込まれたらそれこそ男さんを殺処分しなきゃいけなくなりますから」

男「さらっと怖いこと言うなよ」

天使「でも、こっちとしてもただで願いなんて叶えちゃったら他の人間に示しがつきませんからね」

天使「そこでこれです」

男「何これ?尿瓶?」

天使「ぶっ殺すぞ。これは徳を貯める特殊な壺ですよ」

男「とく………?」

天使「要は良い事すると溜まるんです。そこに紙屑があるでしょ?」

男「あるね」

天使「拾ってゴミ箱に捨ててみて下さい」

男「分かった」

天使「捨てました?」

男「うん」

天使「じゃあ壺を見て下さい」

男「…………」

男「変わってないように見えるけど…」

天使「ここら辺にちっこい水滴出来てるでしょ」

男「あ、ほんとだ」

天使「まあ、ゴミ拾いじゃこんなもんですよ」

男「これが一杯になったら願いを叶えてくれるって事?」

天使「そういう事ですね」

男「本当かなぁ…」

天使「ここまでしてまだ信じないんですか?」

男「う~ん…」

天使「どの道男さんは期日までに願いを叶えるか、我々に抹殺されるかの二択しかないんですから、頑張っちゃいましょうよ、ね?」

天使「私もできる限りお手伝いしますから」

男「………分かったよ。やればいいんだろ」

天使「何で嫌々なんですか。もっと下手に出ないと取り上げちゃいますよ」

男「………やらせて下さいお願いします」

天使「いいだろう」

男(何やってんだ僕…)

天使「では、私は一旦上に戻りますので、後ほどお会いしましょう」

男「あっ…」

男「消えた…」

男「一体何だったんだ………」

男「………」

男「僕も帰るか…」

男「って、これ重ッ…」

ガチャ

姉「あ…」

姉「お帰りなさい、男くん」

男「ただいま姉さん」

姉「もうご飯出来てるから、あっためて食べてね」

男「あれ?どっか行くの?」

姉「うん、今日友君の家でご飯食べるんだって。………あれ?男君、誘われなかったの?」

男「いや、僕は断ったよ」

姉「……何で?」

男「いや、何でって……」

男「まあ、とにかく姉さんは楽しんでおいでよ。家事とかは僕がやっとくから」

姉「うん…。でも本当にいいの?」

男「いいから」

男「そんなこんなで一人飯」

天使「哀愁漂ってますね」

男「ぶっ!」

天使「うわ、きったねぇなおい」

男「おま、いつの間に…」

天使「今来たんですよ今。このぐらいで驚かないで下さい」

男「急に目の前に出て来たら普通驚くだろ…。やめてくれよ…」

天使「それはそうと渡し忘れたものがあって来たんです」

男「何?」

天使「はいこれ、レーダーです」

男「なにそれ」

天使「えっとですね…。徳を積むためには良い事をしなければなりません。つまり善行です」

天使「これは貴方が出来るであろう善行の存在を察知する為の道具です」

男「…は?」

天使「簡単に言うとですね、近くに困っている人がいたら光るって事です」

男「……つまり、これがあれば効率良く徳…?が回収出来るって事…?」

天使「exactly。その通りです」

男「分かった…。ありがたく貰っとくよ」

天使「じゃ、私は今度こそ戻りますので」

シュバッ

男「また消えた…。一体どうなってんだ…」

男「…………」

男「レーダー…」

男「どう見てもドラゴンレーダーじゃないか…」

次の日

姉「じゃ、行ってくるね」

男「行ってら」

ガチャ

男「姉さんは大学…。高校は創立記念日で休みだし……」

男「」スッ

ピコーン ピコーン

男(至る所に反応があるな)

男「取り敢えず、一番近い奴から片付けてみるか」

男「この辺りの筈なんだけど……」

男「誰もいないな」

男「やっぱりこれ龍の球にしか反応しないんじゃないか…?」

金髪「あの、すいません…」

男「ん?」

金髪「道を聞きたいんですが」

金髪「○○2ー17ー14ってどこか分かります?」

男「ああ、それなら…」

金髪「どうもありがとうございました」

金髪「ご丁寧に目的地まで案内してもらって…」

男「そんな…大した事じゃありませんよ」

金髪「いえ、本当に助かりました」ペコペコ

金髪「このお礼はいつか必ず返しますので」

男「あ、はい…」

金髪「では」

男「……………」

男「ちこっと溜まったな」

男「この調子で行こう」

老婆「すいませんねぇ……。家までおぶって貰っちゃって…」

男「いえいえ」

男「それより、足の方はもう大丈夫ですか?」

老婆「ええ、もう何ともありません。ちゃんと歩けますよ」

男「そうですか。良かった。体には気をつけて下さいね」

老婆「本当に親切な若者ですねぇ…。私の孫に見習わせたいくらいだ」

老婆「いま何かお礼を…」

男「あ、お構い無く…」


男「おはぎ貰っちゃった…」

男「しかも美味い」

男「次はここか…」

幼女「ふえぇん…」

男(お…)

男「どうしたの?」

幼女「うぅ…木に…」

男「木?」

男(あ、風船がある)

男「引っかかっちゃったの?」

幼女「うん…」

男「ちょっと待っててね」

男「うぐ…」

幼女「お兄ちゃん頑張ってー!」

男(この木、思ったより高いな…)

男「ぐぬ…」

男「後……少し……!」

男「よし!取った!」

幼女「やったー!」

バキッ

男「あ」

幼女「あ」

男「」

幼女「お、お兄ちゃん大丈夫!?」

男「う、うん。ギリギリ大丈夫…。anotherなら死んでたけど…」

男「あ、でも今ので風船割れちゃったか…」

男「ごめん…」 

幼女「ううん。風船はもういいの。私も無理言ってゴメンなさい」

幼女「そんな事より、お怪我は?擦り傷とか一杯あるよ…?」

男「え?いや、ははは。これくらいだいじょう…って気持ち悪っ!!」

幼女「私、お母さん呼んでくるね!」

幼女母「本当にすみませんでした。うちの幼女が…」

幼女母「ほら、幼女もお礼言って」

幼女「ありがとうお兄ちゃん!またね!」

男「あはは…。またね」

男(結局あの後幼女の母親が来て、怪我の治療に加えてお昼までご馳走になってしまった…)

男(結果的には何もしてない筈なんだけどな…)

男「」チラッ

男(ちょっと増えてる)

男(結果よりも過程が優先される場合もあるって事か?)

男(それとも結果的に幼女ちゃんが満足したからなのか…)

男「まあいいや、次」

中年「はぁ…」

中年(ホームレスになって早一年…)

中年(昔は中小企業の社長だった私が今ではこのザマか)

中年(空き缶を拾って何とか食いつなぐ毎日…)

中年「ううう…」

中年「この先の人生…もう生きてても良い事なんて…」

中年「だったらいっその事ここで…」

男「待ちたまえ」

中年「だ、誰だ君は!?」

男「おじさん。早まるんじゃない。貴方はまだやり直せる」

中年「だ、誰だか知らんが止めてくれるな!私はもう死にたいんだ!」

男「僕なんて全然モテなくてスペックもカスみたいだが、案外毎日楽しんでるぞ」

中年「やめろ!く、来るな!来たら落ちるぞ!」

男「あ、お巡りさんコッチです!こっち!」

中年「え!?」

男「嘘です」

男「うらァッ!!」

ズンッ!!

中年「ーーーっ!!??」

男「騙して悪いが、これも仕事なんでな」

男「ふう、また一つ良い事をした」

男「これに懲りたら、もう自殺なんてしないで下さいよ」

男「いいですね?」

中年「」

男「おじさん?」
 
中年「」

男「…………」

中年「」

男「…………」

中年「」

男「次はあっちか……。急がないと」

店員「521円になります」

初老「ふむ、財布が見当たらないな…」

男「落としましたよ」

初老「お、それだ。すまないね」

初老「お礼に一割差し上げよう」

ドサッ

男「うお…!!」

男「お金持ちなんですね…」

初老「ははは、ただのしがない老人だよ」

万引き「ひゃっはー!大量だぜー!!」

本屋「そ、その人万引きです!捕まえて下さい!」

男「捕った」

万引き「ぐぬぬ…」

本屋「はやっ!」




シスター「恵まれない子供達にお恵みを…」

男「これ持ち切れないから全部上げます」

シスター「ひえええ!!?」

細かいけど、
男「捕まった」じゃなく
男「捕まえた」
じゃね

>>47

×捕まった
○捕った(とった)

リーマン「いけないな…。こんなところでパンクしてしまうとは…」

男「タイヤ取り替えるのお手伝いしますよ」

リーマン「おお、悪いな」




野球部「うう…。ボールが見つかんねぇ…」

男「あった!見つかったぞ、君!」

野球部「だ、誰だあんた!?」




不良「おい、財布よこせ」

オタク「は、はい…」

男「カツアゲなんてやってんじゃねぇ!」

不良「ぐあああ!!」

オタク「あ、アルゼンチンバックブリーカー…!」

男「取り敢えず確認出来た分は終わった…」

男「もう夕方だよ…」



男「ただいまー」

幼馴染「あ、来た」

姉「お帰りなさい」

友「よっ」

会長「邪魔してるぞ」

後輩「…ふん」

男「なにこれ」

男「なんで集まってんの ?」

姉「あ、あのね。友君が私にお勉強を教えて欲しいっていうから…」

友「いやー、お姉さんやっぱり頭がいいよ!来て正解だった」

姉「うふふ。ありがと」

会長「む……」

後輩「ぐ……」

男(この人たちは無理やり着いて来たっぽいな)

幼馴染「ねー、男も一緒にやる?」

男「え?」

男(い、今から?)

男「遠慮しとくよ。疲れてるし」

幼馴染「そ、そう…」

男「じゃ、姉さん。家事は起きたらやるから、少し寝てくるよ」

姉「う、うん…。ごめんね?」

男「いいって」

後輩「なんか愛想悪いですねー…」

会長「お前が言うか…」

姉「疲れてたみたいだけど、今日一日何やってたんだろ」

幼馴染「え?行き先教えなかったんですか?」

姉「う、うん。帰ってきたらもういなかったし…」

幼馴染「珍しいですね…」

後輩「悪いことでもしてたりして…」

友「ま、男には男の事情があるんだろ。気を取り直して勉強を続けよう」

後輩「そうですね、あんな奴放っておきましょう」

男「はー、疲れた。疲れ過ぎて横隔膜が腐れ落ちそうだよ」

男「寝よ寝よ」

男「電気消して…と」

男「お休みなさーい」

男「…………」

男「…………」

男「…………zzz」



後輩「せんぱーい。ここの問題教えてくれませんか?」

友「え?またかお前…」

後輩「だってぇ…」

友「えーっと…ここはな…」

後輩「はい!」

友「ここがこうなって…」

後輩「あ、成る程ー!」

友「簡単だろ?」

後輩「はい!やっぱり友先輩って頭良いですね!」

友「ふぅ…。少しは自分で考えるんだぞ?」

後輩「はぁい」ススス…

会長(ち、近い…。近いぞ!)

会長(私もギンギラギンにさり気なく友の側に…)

カサカサ

会長「…?」

g「よう」

会長「ごひんっ!?」

幼馴染「か、会長…!?」

会長「おっ…!がっ…!あ、あうあう!」

幼馴染「ちょっ…落ち着いて!ってゴキブリ!?」

カサカサ カサカサ

後輩「きゃあっ!!?」

友「うぉっ…!?」

姉「み、みんな落ち着い…きゃあ!」

会長「う、あああああああああああああああああああああッ!!」

幼馴染「か、会長!それテーブル!」





ピコーン ピコーン

男「zzzz……」

後輩「う、ううぅ…!誰でも良いから追っ払ってぇ…」

幼馴染「ちょ、ちょっと私には手に負えないかな…。文系だし」

友「男呼ぼうよ。あいつ虫大丈夫だったよな」

姉「い、いや…。こんな事で起こすのも悪いよ…」

友「でも姉さん。会長が今にも暴れ出しそうですよ」

会長「う、ううぅう…!!」ギリギリギリ…

幼馴染「か、会長!それは駄目!本当に危ないから!!」






ピコーンピコーンピコーンピコーン
ピピ ピコーン
ピピピピコーンピコーンピコーン

男「う、うおおおぉ……」

男「はぁ…はぁ…。何なんだ一体…」

ピコーン ピコーン

男「レ、レーダー?くそ、offするべきだった」

男「反応は…真下から?」

男「何なんだよもう…」


幼馴染「会長ぉ!駄目!お願いだから踏み止まってぇ…!」

会長「は、な、せぇ…!一撃で仕留めてやるぅ…!!」

後輩「う、ううぅ…」

友「うーん、困ったなぁ…」

男「……どうしたの?」


幼馴染「あ、男。寝てたんじゃないの?」

友「男、よく来てくれた」

男「騒がしいから起きた」

姉「そ、そうなの…ごめんね」 

男「で、どうしたの?」

後輩「あ、貴方には関係ありませんよ…。いいから眠っててください」

男「…………」

ピコーン

男(反応はこいつからか…)

ピコーン ピコーン ピコーン

会長「ぬぅうう…!!」

男(いや、この人からだな…)

姉「お、男くん…それなに?」

男「デジモンペンデュラム」

姉「………!?」

パンッ!

男「ほら、もう死んだよ」

友「おー、流石」

後輩「あ………」

姉「あ、ありがとう男くん」

幼馴染「昔っから男は度胸あるもんね」

会長「ふしゅー…ふしゅー…!」

後輩「何なの…格好付けちゃって…」

友「おい、もう大丈夫だぞ」

後輩「あ…友先輩…。怖かったです…」

男「じゃ、僕はまた寝るから」

幼馴染「あ、うん。助かったよ。ありがとう」





男「うわぁ…。ぜ、全然溜まってない…」

翌朝

男「行って来まーす」

姉「うん、行ってらっしゃい」


後輩「…あ」

友「お、来た」

幼馴染「男ー!」

会長「遅いぞ」

男「ごめんごめん」

天使「こいつったらトイレ長いんですよ」

男「ぶほぉあ!!?」

友「え?!」

幼馴染「ど、どうしたの男!?」

男「い、いや…!どうしたもこうしたも…」

天使「どうしたんです?男さん。唾液ついたらどうするつもりだったんですか?汚らわしい」

男「こいつが…」

友「…………」

幼馴染「………?」

男(み、見えてないのか…?)

男「いや、何でもない。ただの幻覚だった」

幼馴染「そ、そう……」

友「ははは。男は面白いなぁ」

天使「あはははは!」

男「何してんだお前(小声)」

天使「また来るって言ったでしょう」

男「おおっぴらに出てきて何考えてんだよ(小声)」

天使「どうせ男さん以外には見えませんよ」

男「そういう問題じゃなくてだな…」

幼馴染「お、男?誰と話してるの?」

男「幻覚」

幼馴染「そ、そう…」

友「じゃ、遅くならないうちに行こうか」

会長「そうだな」

後輩「あ!会長密かに手を組もうとしてる!ずるーい!」

会長「は、ハァ?!お前なに言って!?」

後輩「友先輩は渡さないんだから!」

友「おいおい…。引っ付くなよ」

後輩「うふふ♪」

会長「ひ、独り占めはズルいぞ!」

後輩「何よ!」

会長「何だ…!?」

天使「なんなんすかこれ」

男「どうなってんすかね」

天使「毎朝やってんですか」

男「うん」

天使「うわぁ…」

男「友はモテるからな。学校に行ったらもっとすごいぞ」

天使「リア充も度をこすと公害ですねぇ…。股関節が腐れば良いのに」

男「イマイチ想像しにくい事言うなお前…」

天使「こんな超アウェーでの登校だと男さんもさぞかしお辛いでしょう」

男「もう慣れたよ」

男「それより何しに来たんだ?」

天使「いえ、徳の溜まり具合を拝見しに…」

天使「ふむ、結構頑張ってるみたいですね」

男「そ、そうか?一割も溜まってないだろ」

天使「一日にでこんだけ溜めれば大したもんですよ。感心です」

天使「意外と順調っぽいですね。安心しました」

天使「まあまだ初日が終わったらばかりですから、気を抜かずに頑張って下さい」

男「おう」

天使「では、また後日」

学校 昼休み

友「おーい、男ー。学食一緒に行こうよ」

男「え?あ、悪い。ちょっと黒板消さなきゃならないから、先行っててくれ」

幼馴染「そ、分かった。早く来てね」

男「うん」



男「…よし。終わったな」

男「じゃ、早いとこ行こう」

タッタッタッタッ

金髪「~♪」

金髪「………ん?」

金髪「あ……」

男「…………」テクテク

金髪「あ、あの!」

男「…?」

金髪「こ、こんにちは!」

男「………?」

金髪「ほ、ほら!昨日の」

男「あ、ああ…。道案内した」

金髪「同じ学校だったんですね!」

男「すごい偶然だな」

金髪「昨日はどうもありがとうございました」ペコ

男「あ、こりゃどうもご丁寧に」

金髪「今からお昼ですか?」

男「うん。ちょっと学食に」

金髪「あの、良かったらこの前のお礼をしたいんですが…」

男「…え?」

金髪「ご飯ご馳走させて下さい」

男「いや、でも…」

金髪「あ…。やっぱり迷惑ですよね…」シュン

男「行こっか」

男「へえ、じゃあ学年同じなんだな」

金髪「世の中って狭いですね。あ、着きましたよ」

男「結構すいてるな」

金髪「何食べたいですか?なんでも言ってください」

男「本当に良いの?」

金髪「はい!お小遣い貰ったばかりですから」

男「そ、そう…」

男「えーっと…じゃあ。カレーで」

金髪「そんなに遠慮しなくて良いんですよ?」

男「じゃ…じゃあb定で」

金髪「了解しました。私はおうどんにします!」

男(意外と元気が良い娘だな)

金髪「」

男「? どうした?」

金髪「お財布がありません…」

金髪「すいません…。奢って貰って…」

男「い、いや。それより災難だったな。あとで先生の方に連絡しとくよ」

金髪「うぅ…。何でいつもこうなの…」チュルチュル

男(泣きながら食べてる…。なんか知らんがハムスターみたい)

男(そういえば勢いできちゃったけど、友もここにいるんだよな…)

男(見つかるとなんか気まずいし、早いとこ食べてしまおう…)

ピコーン ピコーン

男「む…?」

金髪「? どうしたんです?」

男「いや…」

男子生徒「…………」

男(反応はあいつからか…)

男「ちょっと席外すね」

金髪「え?」


男「どうしたの?」

男子生徒「え?あ…」

男「もしかして飲まれた?」

男子生徒「は、はい…」

男「この自動券売機、最近調子悪いからな」

男「おらっ…!」

ガンッ!

男子生徒「あ、出てきた!」

男子生徒「ありがとうございました!」

男「いいよいいよ」

男「さて…。戻」

金髪「優しいんですね」

男「うぉ…!?!み、見てたの?」

金髪「見ず知らずの人にわざわざ…」

男「あ、ああ…。変だよね」

金髪「そんな事ないと思います」

男「そ、そうか…?」

金髪「はい、凄いです!」キラキラ

男(尊敬の眼差し…)

男「は、ははは。ありがとう」

男(見返り付きなんて言えない)

幼馴染「男来なかったねー…」

友「どうしたんだろうな」

幼馴染「………ん?」


男「じゃ、僕はこれで」

金髪「今日は本当にすいませんでした。このお礼は必ず…」ペコペコ

男「は、はあ…」

男(なんか色々と損しそうな性格だな…)

金髪「絶対ですよ?絶対お礼させて下さいね?」

男「わ、わかったから…」

金髪「では、失礼します」

男「ふぅ…」

幼馴染「男にあんな友達いたっけ…?」

友「…………」

幼馴染「…ん?どうしたの?」

友「あの人…なんて名前か知ってる?」

幼馴染「え?」

友「ほら、あのブロンドの」

幼馴染「さ、さあ?男に直接聞けばいいんじゃないかな?」

友「…それもそうだな」

数日後

痴漢「ぐぅ……」

警察「犯人逮捕にご協力頂き、誠に感謝しております!」

ol「本当にありがとうございました…」

男「い、いえ…」

男「じゃ、僕はこれから学校があるので」

警察「賞状授与の日取りは日を追って連絡いたしますので」

男「は、はい…」

警察「では」

警察「ほら、行くぞ…」

犯人「ぐ…!」



男「さ、三発も殴られた…」

男「あ…でも結構溜まってる…」

男「おーい」

幼馴染「あ、男ー。どこ行ってたのー?来ないから先いってたよ」

男「いや、寝過ごした」

幼馴染「あ、そうなんだ~。最近多いね」

友「なあ、男」

男「ん?なに?」

友「君さ、この前の学食で女の人と一緒にいただろ?」

男「え"…」

男(や、やっぱり見られてたか…。ていうかなんで今になって…)

男「わ、悪い…!実は前々から約束してたん…」

友「名前、教えてくれないか?」

男「………は?」

友「あと、彼女についてできるだけ詳しく詳しく頼む」

男「な、なんだよ…。お前が女子に興味持つなんて珍しいな」

友「いいから」

昼休み

男(あれから、年齢、クラス、名前、電話番号、好きなタイプ、好きな食べ物、趣味、特技まで色々聞かれた…)

男(何も知らなかったので取り敢えずおうどんが好きらしいとだけ答えたが…)

男(天然ジゴロの友にしては珍しい出来事だったな…)

幼馴染「おとこー、友知らない?」

男「知らない。いないの?」

幼馴染「うん。どこいったんだろ」

男「トイレじゃないか?待ってたらすぐ来るよ」

男「じゃ、僕は約束あるから」

幼馴染「約束?」

男「うん。ちょっと友達と」

男「金髪さーん、来たよー」

男「あれ?金髪…」

ドンッ!

男「あごっ……!」

金髪「きゃっ…!ご、ごめんなさ」

男「………あれ?金髪さん…?」

金髪「お、男さん…!」

男「どうしたの?」

金髪「え、あ、いや…その…」

男「…?」

金髪「た、助けて下さい!」ギュウウ

男「え?は?な、なに?」

金髪「ううぅ…」

友「待って下さい!まだ返事を聞いてない!」

男「!?」

ざわざわ ざわざわ

男「な、なんだ…!?」

天使「一目惚れって奴ですよ、男さん」

男(お前は人混みの時に限って出てくるんじゃねぇ!!)

天使「男さんのご友人、金髪ちゃんにバキューンされた様ですね…」

男(と、友が…!?冗談だろ!!)

天使「でも金髪ちゃん、なんかお気に召してないみたいですね」

男「…え?」

金髪「…………」フルフル

友「えっと、金髪さん。驚かせてごめんね?少し、話がしたいだけなんだ」

金髪「………」ギュウウ…

男「痛い。爪が食い込んでる食い込んでる」

友「………それはそうと男」

男「ん?なに?」

友「どうして金髪さんは男に抱きついてるんだ?」

男「いや…そりゃ本人に聞いてくれよ…」

友「ま、いいや」

友「金髪さん。騒がしくなってきたから、取り敢えず屋上に行こうか」

金髪「………」ギュウウゥゥ…

男「ら、らめぇ…!傷跡残っちゃうぅ…! 」

友「…うーん、困ったな」

友「じゃあ、また日を改めて会うってのはどうかな?金髪さんの都合のいい日で良い」

金髪「………あぅ」ギュウゥゥ

男「お、おおう…」

天使「す、すげぇ…。出血が始まりやがった…!」ゴクリ

ピコーン ピコーン ピコーン
ピコーン ピコーン ピコーン 
ピコーン ピコーン ピコーン 
ピコーン ピコーン ピコーン

男(す、凄え鳴ってる…!ウルトラマンみたいだ)

男(反応は金髪さんから…。こ、困ってるんだ!僕が助けてやらないと…!)

男(で、でも…やれるのか?友に!?無意識で上から目線の友の事だ。僕なんかが少し強く言っても、適当に流されるだけじゃないのか?)

男「お、おい友。まずは落ち着いてだな…」

友「………男。これは俺と金髪さんとの問題なんだ。君は首を突っ込まないでくれ」

男(し、歯牙にもかけねぇ…)

友「金髪さん。さっきも言ったけど、僕は君に本気で惚れてるんだ。その気持ちに応えてほしい」

金髪「あ、あの…。そのお話はちゃんと断った筈です…」

友「納得いかないんだ。どうしてダメなんだい?」

金髪「ど、どうしてって…」

ビー! ビー !ビー!ビー!ビー!

男(ブ、ブザーに…!こんな反応は初めてだ)

友「頼む。俺だったら君を必ず幸せに出来る」

金髪「…………ううぅ」

グイッ!

金髪「い、痛い…!」

金髪「お、男さぁん…」うるうる

友「男、君からも何か言ってくれ」

男(は、早く決めなきゃ…!助けるか、この手を振り払うか…)

男(……いや)

男(答えなんて決まってる…。僕は、こういう本当に優秀な人間には絶対に勝てないんだ…)

男(ここでムキになって正論吐いたって…何も変わらない…)

男(ていうか、ここで友とくっつく事は、必ずしも悪い事じゃないじゃないか)

男(そうだよ…。金髪さんは友の事よく知らないだけで、これから分かり合えれば…)

男(ここで、手を…)

天使「あ、これクリアしたら一気に三割突破しますね」

男「…………!!」

男「………」フラッ…

男「………」ぐいっ…

金髪「ぁん…。お、男さん?」

男「い…」

友「男…?」

男「『痛い』って言ってるだろこの田吾作がァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

ベキョベキョッ!!

友「ぶぁっ…だ?!」

男「ぬぅ……!!」
 
ズドンッ!!

友「ごぇ…!!」


ゴロゴロゴロゴロ!!

 ガンッ!ガンガンッ!

ガラガラガラ…!!

ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

しーん…

男「…………はぁ…はぁ!」

金髪「………わぁ」

「なになにー?」

「どうしたのー?」

「うわ、何これー?!」

「おい、やべぇぞこいつ!泡吹いてる!!」

「きゃー!友君の顔がもんじゃ焼きみたいになってるー!!」

「せ、先生!!先生呼べー!!」

男「…………」

男「…………」

天使「ナイスパンチ」

男(やべぇ…)

書き溜めが尽きた。
加えて明日から学校なので更新が少し減ります。
おやすみなさい。

担任「以上だ。大人しくしておけよ」

男「すいません…」

担任「じゃ、今日はもう帰れ」

男「ありがとうございました」

ガラガラ

ピシャ

男「…………」

天使「あ、男さーん。どうでした?」

男「二週間自宅謹慎だってよ…」

天使「意外と軽いですね。金髪さんが庇ってくれたんでしょうか」

男「い、家に帰れねぇ…」

天使「だったら人間界観光したいんですけど。ほら、モンサンミッシェルってやつが見たいんです」

男「ううぅ…」

男「ただいまー………」 

姉「………!」

天使「あ」

バシンッ!

男「おぶしっ!?」

姉「………最低」

男「あいたたたた…」

姉「………」ガチャ

男「あれ?何処行くの?」

姉「………お見舞い。友君の」

男「そう。気を付けてね」

バタンッ!!

天使「嫌われましたね」

男「まあ、これくらいは予想通りだ」

天使「と言うと?」

男「友は男女問わず人気あるからな。学校行ったらもっと凄い事になってるぞ…」

天使「……トドメ刺して来ます」

男「おぉい!!」

天使「男さんの徳集めに差し支えがあるとわたし困るんですけど…」

男「だからって、それじゃ何の解決にもならないだろ!」

天使「それにあの青らっきょう、個人的ににムカつくんですよね」

天使「ケツに牙突食らわせたら大人しくなるでしょう」ヒュンヒュン

 男「やめやめ」

天使「困りましたね」

男「仕方ない、学校内での善行は減らして、外で地道にやってくのがいいだろ」

天使「なんか納得いきませんねぇ…」

男「しょうがないよ、あそこでぶん殴ったのは明らかに僕の失態だった」

男「とにかく、友に謝りに行かなきゃな」

天使「あいつかなりヤバイですよ男さん。他人をゴミ虫くらいにしか考えてません」

男「何でそんな事わかるんだよ?そりゃ、あの態度には驚いたけど…」

天使「そりゃ、天使ですし。読心くらい出来ないとねぇ…?」

男「胡散臭…」

天使「とにかく、あの人間とは今後関わらないほうが良いですよ。マジで」

男「まあ、お前の言った事は置いといて…」

男「自宅にいながら、二週間何やればいいか…」

天使「そんなの破っちゃえばいいじゃないですか」

男「いや、姉さんに殺される」

天使「あー…」

男「取り敢えず、今日は姉さんが帰ってくる前に家事でもやって大人しくしておこう」

翌日

男「暇だな…」

天使「男さんの事ガン無視でしたねお姉さん」

男「最低でも一週間は続くんじゃないかな」

天使「詳しく事情聞いてたらあんな風にはならないと思いますけど」

男「うーん、校内ではどう伝わってるんだろうな…」

天使「気になりますね」

男「それはそうと、お前今回こっちに居る時間長くないか?」

天使「基本暇ですからね」

男(言い切ったこいつ)

男「……………」←読書中

天使「…………」

男「……………」ペラ

天使「………ん」

男「……………」ペラ

天使「男さん、何かしましょう」

男「何を…?」

天使「あれやりましょうあれ。信長の野望」

男「いい…」

天使「じゃあクロノトリガー」

男「いいって…」

天使「マリオrpg」

男「なんで全部一人プレイなんだよ…」

男「それにゲームって気分じゃないんだ。また今度にしてくれ」

天使「えぇー…」

男「やるなら一人でやればいいだろ。ほら、そこの戸棚にハード揃ってるから」

天使「えぇぇーーー…」

男「……………」ペラ

天使「えぇえー」バタバタ

男「……………」ペラ

天使「ぇええーーー」バタバタ

男「分かった、やるから静かにしてくれ…」

天使「わーい」

男「言っとくけど、隣で見てるだけだからな…」

天使「男さん。こいつ物理ほとんど効きませんよ」

男「こんぺいとう使えよ」

天使「なんすかこいつ。こんなんありなんですか」

男「だからこんぺいとう使えって」

天使「あ、マリオが死んだ」

男「ひまんパタ取ってけっつったろ」

ピンポーン

天使「………!!」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

男「おい、壊れる壊れる…」

ピンポーン

金髪(居ないのかなぁ…)

天使「男さん」

男「なに?」

天使「チャイム鳴ってますけど」

男「え、嘘?」

天使「早く出た方が良いですよ」

男「お、おう。分かった」


ドタドタドタ

「はいはーい。今出ますよー」

金髪(か、髪型とか変じゃないよねっ?大丈夫だよね?)

ガチャ

男「どちらさんですか」

金髪「こ、こんにひわっ!!」

男「…これ、お茶です」

金髪「あ、ありがとうございます…」

男「…えっと、それで今日は何用で?」

金髪「え、ああ…」

男(…昨日は、この人にも迷惑かけちゃったからな)

金髪「その………」モジモジ
 
男(学校で何かなければいいけど…)

金髪「んぅ………」モジモジ

男(それはそうと…)

金髪「………//////」ググググ…

男(ロケット頭突きでも飛んでくるんじゃねぇのかこれ…)

金髪さん(*゚-゚)つ④

男「あの…」

金髪「き、昨日はっ、ありがとうございましたっ!!」

男「………え」

金髪「で、ですから、昨日助けていただいて…」

男「いや、ちょっと…」

金髪「…なんです?」

男「そりゃ、結果的には助けたけどさ…」

男「ぶっちゃけ、怖かったろ?」

金髪「そ、そんな事ありません!」

金髪「ああいう経験初めてで、私どうしたら良いか分からなくて。凄く…怖くて」

金髪「確かに暴力は良くありませんけど…」

金髪「男さん、あの時私なんかのためにすごく必死になってくれたから…」

金髪「だから…」 

金髪「そんなに自分を責めないでください…」

男「………金髪さん」

男(筋金入りのお人好しだな…)

男(これ以上巻き込まないよう、ここら辺で縁を切っといたほうが…)

金髪「あ、それと…これ差し入れです…」

男「…ん、何これ…?」

男「………麺?」

金髪「おうどんです」

男「へぇ、立派だな。どこの会社?」

金髪「私が打ちました」

男「すげぇ!?」

金髪謹製おうどん(*゚-゚)つ④

男「今日はありがとう。元気出たよ」

金髪「いえ、お役に立てて嬉しかったです」

男「じゃ…」

金髪「あ、待って…」

男「…?」

金髪「…あの」

男「なに?」

金髪「ま、また来てもいいですかっ///////」

男「」

天使「あ、男さーん。遅いじゃないですか。もうクリアしちゃいましたよ」

男「…………」

天使「男さん?」

男「なあ天使…」

天使「何です…?」

男「天使っているんだな…」

天使「何を戯言を。天使ならここにいるじゃないですか。ほれほれ、この美しい羽が目に入らぬか」

男「………ふっ」

天使「はっ倒しますよ男さん」

幼馴染「友。りんご、ここ置いとくね」

友「ありがとう」

幼馴染「じゃあ、わたし用事あるから、そろそろ帰るね」

友「うん」

ガラ…

幼馴染「…………」

友「幼…?」

幼馴染「ねぇ友。男と何があったの?」

友「………なにも。あいつ、僕が人と話してたらいきなり殴ってきたんだ」

幼馴染「本当?」

友「幼はどっちの味方なんだ?まさか、加害者の方を信じるってのかい?」

幼馴染「…そうは言ってないけどさ。まだ両方の事情聞いてないし」

幼馴染「…仲直りする気があるなら、早目にしといた方がいいと思うよ」

幼馴染「ま、どちらにせよ殴るのは良くないよね。私からきつく言っとくよ」

幼馴染「じゃ」

男「謹慎解けた」

天使「おめでとうございます」パチパチ

男「早速友に謝りに行こう。もう退院してるらしいからな」

天使「えぇー…」

男「正直会うのが辛いが、いつまでもこのままじゃいけないからな

男「許してはもらえなくてもケジメはつけとこう」

天使「…まあ、男さんがそう言うなら止めませんよ」

男「よし、じゃあいつもの待ち合わせ場所に行くぞ」



男「おはよー」

幼馴染「よっ」

金髪「お、おはようございます」

男「……ん?」

男「友とその他は?え、ていうか何で金髪さんが?」

幼馴染「あー、あはははは…」

金髪「………」

幼馴染「いやー…。これにはちょっと事情があってね…」

男「事情…?」

幼馴染「金髪ちゃん、説明してくれる?」

金髪「はい…」

男「………え、じゃあ何?学校では金髪さんが友に告白した事になってんの…?」

金髪「………」コクコク

男「で、それを僕が嫉妬してぶん殴ったって…?」

金髪「はい…」

男「えぇぇー…」

幼馴染「昨日私に泣きついて来たのよ。友もなんか様子がおかしくてさ。やっぱり、事実と違うの?」

男「うん、大分」

幼馴染「じゃあ金髪ちゃんの言ってた事は本当だったんだ…」

男(道理で姉さんの態度がアレな訳だ…)

金髪「みんなに言っても聞いてもらえなくて…逆に私が男さんに脅されてるみたいな噂が広まって…」

金髪「ごめんなさいお役に立てなくて…」

男「い、いや。そんなとんでもない。僕の為にわざわざありがとう」

金髪「おどござぁん…」ギュウゥ

男「金髪さん…」

金髪「ううぅ…」ギュウゥ

男(…金髪さん、見かけによらず力強いなぁ…)ベキベキ…

幼馴染「ほらほら、やめなよ。気持ちはわかるけど、みんな見てるよ」

男「中学から友とべったりのお前がいうか…」

幼馴染「私はこんな大っぴらな場所でやる勇気なんかないっての。…っていうか、そう言うのって高校からでしょ?」

男「なにいってんだよ。中学からだろ?見せつけてきたじゃないか」

幼馴染「………んん?」

男「もっと聞きたい事があるからさ、歩きながら聞かせてくれよ」

幼馴染「……あ、うん。分かった」

男「じゃあ、やっぱり僕の学校での評判は良くないんだ」

幼馴染「うん。特に後輩ちゃんが徒党組んで襲ってくる勢いだね。あの子友達多いから」

男「こ、怖ぇ…」

男「で、でも、正直者の友がそんなのでっち上げるなんて信じられないなぁ…」

幼馴染「うーん、そうなんだよねぇ…」

男「良い意味でも悪い意味でも正直な奴だぞ。小学の頃から連んでるけど、あいつが嘘ついた事なんて見たことない」

幼馴染「そうそう、小学……んんん…?」

男「何かの間違いじゃないのか?」

幼馴染「…………」

男「幼…?」

幼馴染「え、あ。そ、そうだね」

幼馴染「…………」

幼馴染(聞きたくなかったけど…)

幼馴染(やっぱり、友は金髪さんが好き)

幼馴染(でもそれを私を含めた親しい異性に意図的に隠してたって事は…)

幼馴染(私って…友にとってただのキープ?)

幼馴染「…………」

幼馴染「………なにそれ。あり得ないでしょ」ボソッ

男「幼?着いたぞ?いつまでボケっとしてんだ?」

幼馴染「私がどれだけ時間犠牲にしたと思って…」ブツブツ

男「お、幼さん?」

幼馴染「ん、どうしたの?おとこー」

金髪「じゃあ、私はこれで…」

男「うん、また昼休みに」

幼馴染「じゃねー」

金髪「は、はい」

男「さて…」

男「扉を開けるのが恐ろしい…」

幼馴染「私がついてるから大丈夫だっての。ほら、行くよ」

ガララ

男「みんな、おはよう」

しーん……

男「ほら見た事か…」

「うわぁ、来たよ…」

「どのツラ下げて来たんだよ…」

「みっともないよねー」

男(予想以上にヘビーだな…)

幼馴染「気にしないで席着こ。誤解は後から解けばいいよ」

男「お、おう」

友「よお、男」

男「友…」

友「謹慎、解けたんだな」

男「あ、ああ…」

男「あ、あのな、友。この前は殴って悪かったな。僕、どうかしてたよ」

男「許さなくとも、謝らせて欲しい…」

男「この通りだ…」

友「男…」

「何なのそれ…」

「ちょっと調子良く無い?」

「土下座でもしろよ土下座ー」

幼馴染「ちょっと、みんな静かにしなよ!今は友と男が…」

友「いいよ」

男「ほ、本当か!?」

すいません。学祭に向けてサークルの方が忙しくなって来たので更新回数が減ります。
完結はさせるので気長に待ってくれると幸いです。

友「許すも何も、俺と男の仲じゃないか。ケンカだって何回もしただろ?慣れっこだよ、こんなの」

男「そ、そうか?そういやそうだったな」

「友くんやさしー」

「やっぱり器が違う奴よな」

男「ありがとう友…」

友「水臭いな、昔からの仲だろ?」

友「まあ、好きな女の子が取られて、頭に血がのぼるも分かるけどさ」 

男「…………」

男「………あ?」

友「金髪さんにはちゃんと謝ったか?」

男「…………」

友「どうしたんだ?男?」

男「お前…」
 
友「いいから話合わせとけよ…」ボソ

男「…………」

友「どっちが味方多いか分かってんだろ?お前を学校から追い出すなんざ俺にとっては簡単なんだぞ?」

男「…………」

友「あの場を目撃してる人に頼っても無駄だからな。取り敢えず、口封じはしてある。女子なんか特に簡単だったよ」

男「……………」

友「だから、な………?」

男「…………」

友「あと俺、お前に殴られた分は絶対忘れねーから」

男「………お」

友「そうかっ!ちゃんと謝ったのか。許してもらって良かったな、男!」

友「というわけだからさ、みんなも今までと変わらずにこいつと接して欲しい」

友「俺からのお願いだ」

男「…………」

「えぇー…マジかよ」

「で、でも友くんが言うなら…」

「友くんに感謝しなさいよね!」

男「…………」

幼馴染(…………)

友「お、そろそろチャイムだな。担任が来る前に席につこうぜ、男」

男「……………」

男「…………」

幼馴染「ね、ねぇ男」

男「なに?」

幼馴染「なんか小声で喋ってたけど、友はなんて言ってたの?」

男「金髪さんの事黙ってろってよ…」

幼馴染「…………」

男「じゃないといじめるって」

幼馴染「…………」

男「いや、学校追い出すだったかな…、とにかく」

幼馴染「あー、もういい。もう聞きたくないかも…」

幼馴染「ちょっと私ガツンと言ってくるね」

男「お、おい。授業中だぞ」

幼馴染「いくらなんでもひど過ぎるわよ…」

男「僕はともかくこれ以上金髪さんへのとばっちりは避けたい。あっちが大人しくするんならもういいだろ…」

幼馴染「男は悔しくないの!?良いようにダシに使われちゃって。まんまピエロじゃん!」

男「でもだな…」

幼馴染「金髪さんの時友をぶん殴った男はどこ行ったのよ!?」

男「あれはその場の勢いっていうか、目先の利益に飛びついたというか…」

幼馴染「とにかく…このままじゃ終わらせない」

幼馴染「私をぞんざいに扱うならまだしも、男に手を出すなんて

幼馴染「男、お昼一緒に行こ」

男「…………」

幼馴染「男?」

男「え?あ、飯か?」

幼馴染「うん!」

友「おっ、なんだ。飯行くのか。俺も連れてってくれよ」

幼馴染「………え、えとね。私、男にちょっと話があるからさ、ごめんけど…」

友「話?なんだよ、俺たち親友だろ?悩みくらいなら俺が聞いてやるよ」

幼馴染「男にしか話せないからさ、駄目」

友「あ?」

幼馴染「そういうことだから、もう行くね!」

幼馴染「ほら男、早く立って!」

男「ちょ、幼…!?」

男「引っ張るなって、おい!」

幼馴染「じゃあね!また今度!」

友「おい!待っ」

幼馴染「ほら、男も走って!」

男「ま、待てってば」

友「……………」

友「……………」

友「チッ………」

金髪「……………」ソワソワ

金髪「……………」ソワソワ

幼馴染「金髪ちゃーん!」

金髪「あ、幼さん」

幼馴染「遅れてごめんねー」

金髪「いえ、私も今来たところです」

幼馴染「屋上で食べよ。人気の無い場所の方がイイでしょ?」

金髪「そ、そうですね」

男「…………」

金髪「男さん、行きましょう?」

男「え?う、うん…」

幼馴染(……………)

金髪「そんな事が…」

幼馴染「うん。それで男の奴朝から元気無くて。ずっとあんな調子なの」

金髪「ひどいです…。体裁守るためにそこまでやるなんて…」

幼馴染「正直、私もびっくりしてるんだ。あんなやつじゃなかったんだけどね」

幼馴染「それとも、元からあんなのだったのかな…。私が見抜けなかっただけで…」

金髪「そ、それで、どうするんですか?」

金髪「私が下手に擁護しても、男さんの評判が下がっちゃうし…」

金髪「でも、このままじゃ男さん目を付けられたままだし…」

幼馴染「う~ん…」

幼馴染「私だけじゃどうにも…。もっと協力してくれる人がいればなにか弁解が出来るんだけど」

幼馴染「あいつ友達多いからなぁ…。人望も厚いし」

幼馴染(ていうか私が割りと身近にいるから色んな事聞き出しやすいんだけど)

幼馴染(ちょっと出来事を整理してみよう。私が一番客観的に見れるはず…)

幼馴染(まず、ここまで大事にして隠してるって事はそんなに振られたのが癇に障ったのか…。それとも私達と関係を断ちたくないのか…)

幼馴染(とにかく、友はこれを機に取り巻きの女の子達と疎遠になる事を怖がってる)

幼馴染(でも金髪さんが好き)

幼馴染(でも女の子とはイチャイチャしたい)

幼馴染「………なんだよそれは。ふざけるのも大概にしようや…」

金髪「…!?」

幼馴染「………いや、何でもない…」

午後
先生「転校生を紹介する、橘、教室に入れ」

「転校生だって」

「聞いてねえぞ」

「男かな?女かな?」

橘「橘です、よろしくお願いします」

友「よろしく」

「さすが友だ、転校生にも優しいな」

橘(こいつか・・・)

先生「そうだな、男の隣が空いてるぞ」

「男の隣かよ」

「転校初日散々だな」

放課後

橘「男くんだっけ、ちょっと良いかな?」

男「いいよ」

「あいつなんかに何か用でもあるのかよ」

橘「友って今どこにいる?」

男「まだこの学校だと思う」

橘「今一人か?」

男「女の子達と一緒かな」

「なんだよ男の奴、転校生に情報売りやがって」

「やっぱあいつクズだな」

橘「そうだ男、俺に付いてこい、幼馴染と金髪も一緒でな」

男「いいけど」

橘(友、いや伊坂、今日でお前を倒す!)




姉「ごめんね、うちの弟があんなことして」

友「別にいいよ、友達だし」

後輩「先輩は優しいですね」

会長「当然だ」

男(あいつらまたかよ、、、)

幼馴染(男に呼ばれたけど)

金髪(何するんだろ)



      橘「覚悟しろ伊坂!」ターンアップ!

「キャー!銃持った男が!」

「変人よ!」

橘「伊坂、お前は俺が倒す!」アッパー!

友「バレたなら仕方ない」

男「嘘だろ、友の奴怪人だったのかよ!」

友改め伊坂「お前ら!俺を守れ!」

生徒達「はい」

男「人質とは卑怯な奴だ」

伊坂「躊躇したな!」ザシュ!

橘「くっ!」ロック

橘(なんとか防げた、だがもう後がない)

橘(まずは生徒達の動きを止めないと、それと伊坂の奴、前より強くなっている・・・)

橘「すまないみんな!」バレット

天使「待ったー!」

橘「なんだこいつは!」

男「俺の知り合いです」

天使「橘さん、これを使ってください!」

橘「なんで俺の名前を!」

天使「説明はあとです!」

橘「わかった」バイオ

金髪「すごい、みんなの動きを止めれた!」

橘(あいつの持ってきたカード、二枚あったな、一枚目はさっきのバイオ・プラント、もう一枚は、、、よし、掛けてみよう)ジェミニ!

伊坂「何のつもりだ!」

橘b「答えを見せてやる!」ラウズアブソーブ!アブソーブクイーン!エボリューションキング!

橘(くっ!やはりキングフォームは負担が大きいか!)

伊坂「まさか、、、!」

橘a「喰らえ伊坂!」ファイア!バレット!ラピッド!バーニングショット!

姉「友君!」

後輩「先輩!」

会長「友!」

モブ「友が押されてる!」

橘b「まだだ伊坂!」アッパー!ファイア!ファイアアッパー!

伊坂「くっ、俺は友だ!こんな奴に!」

橘ab「止めだ伊坂!」ドロップ!ファイア!ジェミニ!バーニングディバイド!! バレット!ラピッド!ファイア!ロック!スコープ!フラッシュオブシュート!

男「いいぞ橘!」

伊坂「ウソダ!コノオレガ!コンナヤツニ!」ガシャン!

橘「終わったな」シュ!

男「友、いやあの怪人、カードに吸収されたぞ」

男「ともかく、これで終わったんだな」

天使「ざまあみろ!」

姉「あの、いいかな男くん」

男「・・・」

天使「男が怒るのも無理ないよね」

姉「私、あんな怪物に騙されてたの、それで男くんのこと傷つけちゃって」

天使(言い訳ね・・・)

橘「いや、仕方ない、あいつは人間を洗脳することだって出来るんだ、後輩と会長、生徒のみんなも洗脳されてたんだ」

姉会長後輩「許してくれる、男くん?」

男「もちろん」

幼馴染金髪天使「私達もいいかな?」

男「いいよ」



          天使「おめでとうございます!壺がいっぱいになりました!」

天使「女の子を許す広い心、学校を支配した悪い怪人の情報を提供した、これで満タンになりました!」

天使「まあ元はといえば男さんの欲望で伊坂が復活したんですけどね」

橘「ヒトヲオチョグッテルトブットバスゾ!!!」

男「わかった、これで殺処分されないんだね」

男「ところで天使、君は地上に残れるの」

天使「はい、男さんと結ばれたので地上に留まることができます」

橘「俺はこの学校に潜入してきだだけだ、まあまた会えるかもな」

男「あんたには聞いてない」

橘「ウソダドンドコドーン!」

数日後

男「天使のおかげで平穏な学園生活を取り戻しハーレムを作ることが出来た」

橘「俺が伊坂倒したのも関係あるだろ」

男「そしてみんなとイチャラブしてるのである」

幼馴染「はいアーン!」

姉「口移ししてあげる」

後輩「先輩、あーん!」

会長「口をあけろ男!」

金髪「口を開けてください」

天使「下の口に入れてください」

橘「これ食ってもいいかな?」

幼馴染「男の!大きい!」

姉「男くん最高!」

後輩「もっと奥まで!」

会長「いいぞ!その調子だ!」

金髪「いいよ男!」

天使「最高!」

橘「よう男、昨日は楽しかったか?隣から聞こえてきたぞ!」ボカッ!

天使「まったく・・・」

男「全ては天使のくれた瓶のおかげだ」

男(橘さんのおかげでもあるんだけど)

橘「俺のおかげだろ?」

男「いいえ」

橘「ウワァァァァァァァァァァァ!!」

-男「ハーレム欲しいなぁ…」-終

批評酷評何でも来い!

>>445からやりなおし

そういやなんで橘さんには天使が見えてたの?
何で友はまともな抵抗しないの??

>>466>>470の言うとおり書き直そう、>>445の続き

橘「友くんだっけ?ちょっと良いかな?」

友「うん、いいよ、どうした?」

橘「いや、君たちと話したいことがあってね、体育館まで来て欲しいんだ」

橘(今日は部活は休みだって聞いたから安心だな)

友(男の野郎なんか言いやがったな)

友「わかった、男にも来て欲しいって言ってくれ」

橘「わかった、男にも言ってくる」

友(男の野郎、大恥かかせてやる)

橘「・・・と言う訳なんだ、男にも来て欲しいだって」

男「わかった」

男(友、何考えてんだよ)

体育館

友(あいつ絶対に恥かかせてやる)

友(よくも俺を殴りやがって)

後輩「男の奴遅いですね」

友「まあ待ってやろう、逃げ出したかもしれないけど」

友(脅迫材料でも作ってやる)

男「友、何の用だよ!」

姉「よくそんな口が聞けるわね!」

友「この前の仕返しだよ」

友「お前をボコボコにしてやろうと思ってさ」

男(転校生まで組んでるのか?いや、橘は登校初日だ)

橘「待たせたな男!」

会長「転校生なんか呼びやがって」

友「いや、俺が呼んだんだ」

友(こいつの前で恥かかせりゃ男も大人しくなるだろうな)

橘「友!いや伊坂!お前が何を考えているなんてどうでもいい!」

男(伊坂って誰だよ!)

橘「伊坂!お前は俺がここで倒す!変身!」ターンアップ!

男「うお!変身した!」

天使「本物の仮面ライダーだ!」

男「いきなり現れんなよ!」


友「いや、何のことかな?」

橘「すっとぼけるな!」アッパー!

友「やれやれ、仕方ないね」

男「友の奴まで変身しやがった!」

天使「ピーコックアンデッドだ、、、」

男「何で知ってるの?」

天使「ひ・み・つ!」

男「ヒドォチョグテルトヴッドバスゾ!」

友改め伊坂「暴力は良くないよ」

橘「お前が言えたことか!」バレット!

後輩「やめてください!」

橘「邪魔をするな!」

後輩「この人を攻撃するのは私を倒してからにしてください!」

後輩「あなたも男に騙されてるんです!」

伊坂「フンッ!」

橘(羽根をを飛ばしたか)

伊坂「全部打ち落とすとは、、、」

橘「彼女達の動きを止めないと、、、」ロック!

男「橘!姉さん達に何をしたんだ!」

橘「少しの間石にしただけだ!しばらく経てば戻る!」バンバン!

伊坂「俺の顔を傷付けやがって、フンッ!」

橘(こいつ、前以上に強くなっている)

男「てめえ!橘に何をした!」

天使「男さんが消火器を持ち出した!」

伊坂「畜生、前が見えない!」

男「もうてめえを親友だとは思わない!」

伊坂「こっちにとっちゃ元から友人じゃねえんだよ!」

伊坂「何度見せつけても思ってたなんてお前バカじゃねえのか?」

男「これでどうだ!」ガツン!

伊坂「また殴りやがったな!」

天使「今です!男さん、これをあの人に渡してください」

男「わかった」

男(レーダーが反応している)

男「橘!これを使え!」

橘「これは、どうして男が!」

男「説明は後だ!」

橘「わかった!」アブゾーブクイーン!エボリューションキング!

天使「すごい!キングフォームだ!」

男「さっきからテンション上がり過ぎてない?」

天使「真夜中ーの鏡にー自分をー映したら」

男「聞いてない、てかその歌何?」

天使「真実が見えると言うけど let me know the truth」

伊坂「キングフォームになったか」

橘「この一撃は姉を騙した分だ!」バレット!

天使「迷い続けていた道さえ今はもう 光溢れてる」

橘「こっちは会長の分だ!」アッパー!

天使「君だけはずっと信じた… you'll be in my heart forever」

橘「それでこれは後輩の分だ!」ラピッド!

天使「新しい強さで よみがえる想い」

橘「これは幼馴染と金髪の分だ!」ドロップ!

天使「はじき出されてく もっと出来ること」

男「いいぞ橘!」

天使「探した答えは 変わり続けてく」

橘「それでこれは男の分だ!」バレット!ラピッド!ファイア!ロック!スコープ!フラッシュオブシュート!

天使「生まれ変わるほど 強くなれる 辛味噌! 辛味噌!」

伊坂「なぜだ、なぜこの俺が負ける」

伊坂「この学園を支配して馬鹿な奴らを騙してきたこの俺が」カシャン!

橘「終わったな」ヒュン!

天使「封印するとこまで見れて光栄です!」

姉会長後輩「あれ?何で私達こんなところに」

橘「君たちは伊坂、いや友と言う奴に操られていたんだ」

全員「友?誰それ?」

男「最初から存在しなかったのか、友と言う奴は」

天使「さっきの怪物が成りすましていただけだったんですね」

橘「そういや君、さっきから独り言を言ってるけどどうしたんだ?」

男「俺には天使が付いているんです、さっきのカードも彼女から」

天使「私から説明しましょう」

男「あれ!?実体化してる!」

天使「世界の災いである友は消えました、私はこれで任務終了です」

男「そういえばあの瓶、満タンになっている!」

天使「友に消火器で攻撃して橘さんを助けたからです」

天使「ともかくこれで私は地上にいられるので・・・」

後輩「抜け駆けは許しません」

姉「ブラコン復活!」

会長「お前達……生徒会長の前でやる内容じゃないだろ…」

後輩「先輩もやればいいじゃないですか」

会長「わかった」

男「ところで天使、なんでゴキブリ退治した時には瓶に液体が溜まらなかったんだろ」

天使「友の味方をしたから、後はゴキブリより凶悪な奴が部屋にいたから」

男「なるほど」

幼馴染「ずるーい!みんなずるーい!」

金髪「私も入っていいか!」



男(息が・・・)

男「橘!助けてくれ!」

橘「・・・・」

男「無視しないでくれ!橘!」

男(体育館で倒れた俺は橘達によって家に運ばれた)

天使「男さん、大丈夫ですか?」

男「うん、大丈夫、それよりみんなは?」

天使「みんなは色々してくれてる」

橘「俺はここにいるぜ」

男「そういや友、いやあの化け物はどうなりました?」

橘「カードに封印した、もうお前の前、いや学校にも現れないな」

橘「学校のみんなも洗脳が解けただろう、でも俺はもう行かないけどな」

男「どういうことだよ」

橘「俺はあいつを倒すために潜入していた、だから今日でさらばだ」

男「橘・・・」

橘「近くだからよく会うだろうけどな!」

男「俺の感動を返してくれ」

男(そうして俺のハーレム生活が始まった)

橘「お前眠そうだぞ」

男「いや、ちょっと徹夜してな」

男「かくかくしかじか」

橘「お前も童貞卒業したんだな、しかもたくさんの美少女で」

橘「おめでとう」

男「うるせえ!」

幼馴染「男、一緒に帰ろ」

後輩「駄目、男先輩は私と帰るんです!」

会長「男、今日は私と帰るんじゃなかったのか?」

男「ちょ、引っ張らないでくれよ…」

男「あ、橘!助けてくれ!」

橘「ヒトヲオチョグッテルトブットバスゾ!!!」

橘(小夜子、君が生きててくれれば)

橘(復活した伊坂も倒した、だから安らかに眠ってくれ)

幼馴染「ねぇ男、今日は何が食べたい?」

男「そうだなぁ…」

後輩「抜け駆けは許しません。私も行きます」

会長「お前達……生徒会長の前で話す内容じゃないだろ…」

幼馴染「先輩もくればいいじゃないですかー」

会長「なっ!?」

会長「そ、そんな!わわわわ私は別に男の家になんて興味はっ!」

男「そうですよ、会長も来てください」

会長「ほ、本当いいのか…?」

男「勿論」ニコ

会長「っ………///////」

男「橘もくるだろ?」

橘「行ってもいいのか?」

男「もちろんだ、姉さん達だっているぞ」

男(幼馴染の家も久しぶりだな)

男(伊坂の奴のせいで行けなかったけど)

天使「料理出来たよー!」

姉「では皆さん手をあわせてー!」

全員「いただきまーす!」

金髪「この料理、味付け間違ってる・・・」

後輩「塩と砂糖間違えてる」

橘「これ食ってもいいかな?」

全員「どうぞ!」

橘「悪いな男」

天使「男さん、嬉しそうですね」

男「これも全部天使と橘のおかげだ」

天使「善行をしたのは男さんです」

天使「友を殴った時なんてかっこよかったです!」

男「一回目?二回目?」

天使「両方!」




-男「ハーレム欲しいなぁ…」-今度こそ終

批評酷評何でも来い!

ないわー(;゚o゚)

もう>>1休め
あとは>>472に任せようぜ

いや、>>498が書いて友メシウマだったら困るから駄目だろ

むしろ友がメシウマになる展開が見たい

男「ほら食え!」

友「アヒャヒャコノメシウメエ!セイエキサイコウ!」

はい友メシウマ

放課後

男「…………zzz」

幼馴染「……ちょいや!!」ズビシ

男「あべし!」

男「あれ?確かキングフォームが……」

幼馴染「一体どんな夢を見てたのよ。もう授業は終わったよ」

男「え、じゃあどのくらい寝てたの?」

幼馴染「そーね、大体2時間くらいかしら」

男(そんなに寝てたのか。疲れてるのかな)

幼馴染「はい、午後の授業の分のノート。期末テストに出るらしいから取っておいたわよ」

男「ありがとう、助かる」

こんな感じで良ければ続き書くわ

よくない

>>502から

銀髪男「待ちな男」

男「なんだ?」

銀髪男「お前悪魔って信じるか?案外身近に居るかもな」

男「まあ」

男(天使も居るし)

銀髪男「わかった、じゃあ付いてこい」

男「おい待てよ」

銀髪男「急がねえと敵が逃げちまうぞ」

男「・・・あれ友じゃねえか!」

銀髪男「いや、人間を洗脳する悪魔だ」ダーン!

男「ひ、人殺し!」

銀髪男「ジャックポット!」

男「け、警察!」

銀髪男「待て!あいつは悪魔だ!」

銀髪男「ちなみに俺はダンテだ」

とりあえず終了

橘「そういやお前夢は見るか?」

男「はい」

橘「夢に女の子は出るか?」

男「はい、天使以外は」

男「天使はどういう訳か夢には出てこないんです」

天使「はい、その通りです」

橘「じゃあ>>502は嘘だな」

友の方がいらねえよ

カオス!(゚o゚キ)




















天使「男さん、嬉しそうですね」

男「これも全部天使と橘のおかげだ」

天使「善行をしたのは男さんです」

天使「友を殴った時なんてかっこよかったです!」

男「一回目?二回目?」

天使「両方!」




-男「ハーレム欲しいなぁ…」-マジで終
学校忙しくて書いてられなくなった























書くなら中途半端に終わらせるなよ
>>1には失望したわ







だってめんどいんだもん
でも友には制裁与えたかったし









mtbpdsim

とりあえず>>494で完結させたから
後は書いても意味ないよ



じゃあ俺が続き書くからやめろ







>>533
この埋めてる人は>>1じゃないかと
文や記号の使い方が>>1と全く違う





なんだただの荒らしか
じゃあログ取っといて続きは別スレ立てて書くとしますか

>>543
とりあえず友に良い思いさせるなよ























どんだけ友が憎いんだよw



本当はger食らわせたいぐらい
ディアボロが可愛く見えるクラス

































1が来ないから乗っ取った
反省はしてない



松竹梅













































いい塩梅じゃ

埋め





友「どうだ男?ボクと天使さんが繋がっているところ見えているかい?」

男「……やめてくれ」

友「ハッハッハ!天使さんは男に見られて喜んでいるのにねえ」

天使「そ、そんな訳ない!」

友「おかしいなあ、天使の瓶はエッチな汁で溢れそうなんだけどなあ?」

男「天使……」

天使「お願い……見ないで……」ポロポロ

友「素直になりなよ」ニタァ



橘「嶋さん、奴の妄想は見えるか?」

嶋昇「ああ、奴は天使を犯している妄想をしている」



なんつーか橘とか井坂とか痛い奴だったな

こっちはハッピールートで別板立てて天使と友のセックス書いてくれない?
そうしたら埋めるのやめる

ちなみに伊坂な
井坂だとウェザードーパントになってしまう

>>621
自分でここで書けカス

やだ

>>616もおかしいよね
天使は友には見ることも触れることもできないのに

2日後

男「ただいまー」

姉「……」

男(あれ依頼姉さんとろくな会話をしてない)

男(友の奴も何考えてんだよ)

男(あ、でもうちのクラスに転校生が、来たかな)

男「天使、居るか?」

男「あれ?どっか行ったかな」

天使「嫌、き、気持ちいい!」

友「どうだ俺のチンコは」

男(!?友が居るのか!)

友「どうだ男?ボクと天使さんが繋がっているところ見えているかい?」

男「……やめてくれ」

友「ハッハッハ!天使さんは男に見られて喜んでいるのにねえ」

天使「そ、そんな訳ない!」

友「おかしいなあ、天使の瓶はエッチな汁で溢れそうなんだけどなあ?」

男「天使……」

天使「お願い……見ないで……」ポロポロ

友「素直になりなよ」ニタァ

とりあえず借りた

男「いや、これは夢だ、天使は俺以外には見えないんだ」

男「テレビでも見よう」

テレビ「次のニュースをお伝えします」

テレビ「本日早朝、○○高校の生徒が惨殺されるという事件が起きました」

男「転校生じゃねえか!」

友「いやさあ、そいつ俺を殺そうとしたんだよ、正当防衛正当防衛」

天使「友さぁん、もっと奥までぇ」

友「あら、あっさり堕ちた」

数か月後

男「天使にも裏切られ瓶とレーダーも効力を失った今俺にすることは無い」

男「さようなら、みんな」

男「どこで選択を間違えたのかな…」

男「天使の誘いに乗ったからかな…友を殴ったからかな…転校生に情報教えなかったからかな…」

男「まあいいか…」

テレビ「今日午後、○○高校の生徒が屋上から飛び降り、自殺しました」

テレビ「なお、○○高校では数か月前にも生徒が殺されると言う事件が起きており、警察では関係を調べています」

天使「やったね、邪魔者は居なくなったよ」

後輩「友先輩、私にもエッチなことしてください」

会長「抜け駆けは許さんぞ!」

姉「私もいい?」

幼馴染「私も!」

金髪「友様ぁ」

友「いいよ」

友(メシウマメシウマ)

とりあえず男完全勝利ルートと友完全勝利ルート書いた

乗っ取りも立て直しもいいんだよね
>>502はどっちにしてくれるかな?

結局どっちが勝つようにするの?

うっ(・_・キ)













どーん(#゚o゚)

うどんじゃなきゃだめなんですか?

きしめんじゃだめなんですか?











だめ(#゚-゚)

寒くなりましたね(((゚-゚キ)))










うどんの美味しい季節です(*゚o゚)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月18日 (火) 21:17:00   ID: CYkyeKJ6

仮面ライダーギャレンが出てきてウェ!?ってなった

2 :  SS好きの774さん   2015年01月30日 (金) 19:31:37   ID: zIq6vXxa

胸糞end久々に見た

3 :  SS好きの774さん   2015年05月21日 (木) 08:36:36   ID: bY0SPUXk

乗っ取りやめろや、クソが。

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