アルミン「このまま一緒に故郷まで行けばいいんじゃないかな?」(7)

※前に書いたSSの書き直し



12巻から

鎧の巨人の上にて


ズシンッ!ズシンッ!ズシンッ!

ミカサ「…え?」

ジャン「今お前…なんて言った?」

アルミン「だからさ、もうこの際このまま一緒に故郷まで行けばいいんじゃないかなって」


エレン「!?」

ライナー「!?」

ベルトルト「なに言ってんだこいつ」

ミカサ「待ってアルミン…エレンが連れていかれたらそれこそ人類のおしまい…」

ジャン「そうだ、エレンが連れていかれるのは何としても阻止しなけりゃならねぇんだぞ」

アルミン「はあ…全く頭が固いね。とりあえず二人とも冷静になってよく考えてみなよ」

ミカサ「冷静でないのはアルミンのような気がするのだけど」

アルミン「そんな事はないよ、僕は至って冷静だ。冷静じゃないのはみんなの方だよ…エレンを取り返す事に頭がいっぱいで大事な部分が見えていない」

ジャン「なんだよ、どういう事だよ」

エレン「…アルミン?」

ベルトルト「何を考えてんだこいつ」


コニー「なあ、クリスタ…アルミンが何を言ってるのかわからないのは俺がバカだからじゃ無いよな?」

クリスタ「大丈夫コニー。私にもわからない」

ミカサ「ごめんなさいアルミン…あなたが何を言いたいのか全く理解できない」

ジャン「ああ、何でエレンが連れていかれてもいいんだよ?親友だろ?」

アルミン「誰もエレンが拐われても構わないとは言ってないさ。そりゃエレンは助けたいよ………まあ、まずは僕の質問に答えてくれ。ライナー達は人類の敵だ、違うかい?」

ミカサ「いえ、ライナー達は人類の敵…」

ライナー(覚悟はしていたが実際に言われると辛いな)

ベルトルト「…」

アルミン「つまりさ、ライナー達の故郷って人類の敵そのものなんだろ?」

ミカサ「そう……なのだろうか?」

ジャン「それがどうしたんだよ」

アルミン「じゃあ一緒について行けば敵の正体わかるじゃん」

ライナー「」
ベルトルト「」

エレン「そう来たか!!!」

ジャン「ああ…言われてみれば確かに」

ミカサ「いや、待ってアルミン…もしそうだとしても、エレンに何かあれば……」

アルミン「はあ、本当に頭が固いね……カチンコチンだよ」

ベルトルト(ちょっとイラッと来た)

アルミン「エレンに何かされる前に、故郷についた瞬間に取り返せばいいんだよ」

ミカサ「あ、本当だ」

コニー「俺でもわかるような事だな」

クリスタ「あまり難しく考え過ぎるのも良くないみたいだね」

ユミル「じゃあ私らは故郷に着くまで雑談でもしていようか、クリスタ」

ライナー「」
ベルトルト「」

エレン「やはりアルミンには………正解を導く力がある!!」

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