ある日、世界に『魔王』を名乗る禍々しい闇のチカラを纏う者が現れた
『魔王』は悪しきチカラで次々と村や町を壊滅させた
ようやく事の重大さに気付いた国王は伝承に則り、勇者を呼び出した
俺「…は?」
一国民である俺に国王直属の騎士団長がとんでも命令を言い渡す
騎士団長「聞こえなかったのか?…なら、もう一度読み上げる」
ピース国、国民:俺。
右の者に勇者様の盾を命じる
ピース国、国王:アヒェガオ・w・ピース
騎士団長「以上だ…次はないぞ」スタスタ
俺「…」
盾って?
肉盾って事?
いやいや…
寧ろ逆だろ!?
勇者が民の肉盾になるんじゃないのか!?
第一、俺は戦闘経験なんて無いんだぞ!
俺は渋々お城に出向した
~ピース城・玉座~
国王「よく来た我が国民の俺よ。此度は勇者様の盾になる事を承諾してくれた事を嬉しく思う」
…は?
命令したんだろ?
拒否権ねぇだろ?
クソボケカス死ね!
国王「では件の勇者様をお呼びしよう」
俺の真後ろの大扉が開き
近衛兵数人に囲まれた
『正義の使者』を意味する蒼い服を身に付けたまだ幼い少年が現れた
勇…者?
国民を盾にするなんざ外道は一発ブン殴ってやるつもりだったが
こんな子供が魔王に…
しかも
俺「かっ…かわi」ボソ
勇者は男だと聞いていた
だからこいつは男なんだが
どう見ても女顔
男だと報せなきゃ『最後の美少女』だと信じてしまいそうな美しさだ
この子の為なら盾になって構わないかも…
と内心思ったが
勇者「どいつだ?ボクの盾になるという豚野郎は」
…へ?
平和ボケしててくちが悪い子供は何度か見たが
こいつは勇者であるにも関わらずくちが悪過ぎるだろ
国王「おぉ勇者様…この者、俺が勇者の盾となります」
!!
オイオイオイオイ
口調に注意しないのかよ!
勇者「」ギロッ
勇者は背後から俺を睨む
ジッと俺を睨む勇者
仕切りにある部分を凝視しているように感じるがたぶん気のせいだと思いたい
勇者「…うまそ」ボソ
俺は全身に鳥肌がたった
こいつ、犯る気か!?
アッー!なのか!?
俺を余所に話を眈々と進める国王
国王「…という訳で、討伐を宜しく頼みましたぞ」
国王の越権も終わり
俺と勇者は外に出された
勇者「これから宜しくね俺くん」ジュルリ
いぃぃやぁぁああ!!
~1ヶ月後~
勇者「俺くん、俺くん」ニャンニャン
俺「」
どうしてこうなった
旅の中で勇者にさたらとセクハラされる
↓
反撃してみた
↓
勇者がmに目覚める
↓
orz←今ここ
×さたらと
○やたらと
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