P「ファミレスだ」【ミリマスSS】 (49)

茜「ファミレス?」

P「そう、ファミレス」

ガチャ

美奈子「ファミレスですか!」

P「美奈子は呼んでないかな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411487956

美奈子「ファミレス、つまりは料理店!料理と言えば私、佐竹美奈子ですよね!」

P「なあ、美奈子」

美奈子「なんですか?」

P「ファミレスって何か知ってるか?」

美奈子「へ?はい、知ってますけど」

P「ほう」

美奈子「家族みんなで仲良くご飯を食べる場所ですよね?」

P「……まあ、間違っちゃないな」

美奈子「一つの大皿を囲んで」

P「おい何か違うぞ」

支援だよ

>>1
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/sq6VQVJ.jpg
http://i.imgur.com/X17tZnV.jpg

佐竹美奈子(18) Da
http://i.imgur.com/mqPw0Jy.jpg
http://i.imgur.com/Qf8B4LF.jpg

P「とにかく、今回は大人しくしてなさい」

美奈子「えーっ」

P「それに、ファミレスってどっちかといえば洋食よりだぞ?」

美奈子「私が洋食を作れないとでも?」

P「知らねえよ」

美奈子「むぅ」

美奈子「それじゃあ、とりあえずプロデューサーさんの昼御飯作ってきますね」

P「え?」

ガチャ

P「最後に変な言葉が聞こえたぞ?」

茜「で、どうして可愛い可愛い茜ちゃんは呼ばれたのかな?」

P「茜は可愛いなぁ」

茜「おっ、プロちゃんもとうとう茜ちゃんの宇宙一の可愛さにメロメロになっちゃったのかな?」

P「そんなことはない」

茜「えっ」

P「えっ」

茜「で、どったのプロちゃん?」

P「ファミレスだ」

茜「ファミレス?」

P「そう、ファミレス」

ガチャ

美奈子「ファミレスですか!」

茜「もういいから」

ガチャ

茜「美奈子ちんは地獄耳じゃのう……」

P「というわけで茜、ファミレス行ってきて」

茜「え?」

P「茜がファミレスをプロデュースするんだ」

茜「ほうほう、まあ確かに茜ちゃんショップを大成功させたこの茜ちゃんにはもってこいのお仕事だね!」

P「いやいや、このファミレスのプロデュースに必要なのは経営力じゃない」

茜「え?」

P「ツッコミ力だ」

茜「は?」

茜「プロちゃんプロちゃん、それってどゆこと?」

P「行けば分かる、さあ行け」

茜「プロちゃんは?」

P「もうツッコミ疲れた、俺は行かないぞ」

茜「……ねーねープロちゃん、茜ちゃんと一緒にファミレスに行くのと、美奈子ちんの昼御飯を食べるのとどっちがいい?」

P「……正直どっちもやだ」

茜「そもそも、なんでファミレスに行ってツッコまないといけないのカナ?」

P「行けば分かるさ、さあ行くんだ、俺は育に渡す指輪を買いに行って」

ガチャ

美奈子「さあ、お昼御飯が出来ましたよ!プロデューサーさん、いーっぱい食べてください!」

P「あぁぁぁぁぁ……」ズルズル

茜「……プロちゃん、それは洒落にならないよ?」

茜「……まいっか、プロちゃんの頼みだしね」

  ~~  

茜「さぁ、プロちゃんの遺志を継いで茜ちゃん、爆誕!」

茜「やっぱり茜ちゃんはスーツも宇宙一似合っちゃう、罪な女だねっ」

茜「さて、このファミレスの業績を茜ちゃんパワーでうなぎ登りにしちゃおう!」

カランコローン

杏奈「…………いらっしゃい……ませ」

茜「チェンジ」

>>11
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/0XRdjiY.jpg
http://i.imgur.com/7oKKuCR.jpg

杏奈「…………あ、茜……さん」

茜「杏奈ちゃん、挨拶はもっと元気にやらなきゃ」

杏奈「う、うん…………やって、みる」

茜「それじゃあ、茜ちゃんがもっかい入るから、元気よくいってみよー!」

カランコローン

杏奈「ラブラビキューン♪」

茜「チェンジ!」

茜「ねえねえ、さすがの茜ちゃんもビックリだよ?普通に『いらっしゃいませ』でいいんじゃないかな?」

杏奈「杏奈……テンション、上げようと……思った、ら…………ああ……なっちゃう、の……」

茜「責任者さーん、人選間違ってるよーっ……はっ、このファミレスの一番偉い人って茜ちゃんじゃん!」

杏奈「そう……なの?」

茜「茜ちゃんはその類稀なる経営手腕を買われて、このファミレスの支配人になったのだ!」

杏奈「えへへ……店長さん……だね」

茜「支配人」

杏奈「店長さん……じゃ、ないの?」

茜「支配人のほうが、敏腕茜ちゃん!な雰囲気でしょでしょ?」

杏奈「杏奈には……よく、わかんない……かも」

茜「杏奈ちゃん以外に、店員さんは?」

杏奈「えっと……」

真美「ちょっとくらいつまみぐいしてもいいよね?兄ちゃんたち」

まつり「ほ?姫のために料理を注文してくれるのです?」

エレナ「注文してナイ?そんなのノープロブレム!さ、食べヨ食べヨ♪」

茜「ここ、そんなお店じゃない!」

まつり「ほ?」

真美「わわわわかってるってば!ほ、ほとんどつまみぐいなんかしてないんだかんね!」

茜「茜ちゃんもビックリの嘘の下手さだねぇ、真美ちん」

まつり「まつりはただ、お客さんのご好意に甘えているだけなのです、ね?」

茜「普通のファミレス店員はお客さんと一緒にご飯を食べないって、まつりちゃんは知らないのかな?」

まつり「無駄な常識は時に自由への足枷へと化するのです」

茜「……え?」

まつり「常識を捨ててパラダイムシフトを起こすのです、そこにアイドルの新しいカタチがあるとまつりは思うのです」

真美「……よくわかんないけど、まつり姫のいう通りっしょ~!」

茜「あれれ?茜ちゃん煙に巻かれようとしてる?」

のり子「まったく……茜も言ってやってよ!」

茜「のりりんだ!……ねーねーのりりん、カワイイ茜ちゃんのお仕事、大変そうだなーって思って代わってくれてもいいんだよ?ねえねえのりりん」

のり子「茜の仕事?」

茜「このファミレスの支配人」

のり子「遠慮しとく」

茜「えー」

のり子「アタシもホール長として忙しいしさぁ、まあ頑張りなって!」

茜「このファミレスにもまともな人っていたんだね……茜ちゃん、目からウロコだよ」

真美「あうあう~、その言い方は酷いっしょー!」

茜「……」

ポクポクポクチーンッ

茜「さすが茜ちゃん!名案思い付いちゃった!いやー、やっぱり茜ちゃんはさすがだなぁ」

ケータイトリダシポ……

まつり「なでなでしてあげるのです」

茜「わーいわーい、もっと撫でてもいいんだよ?」

まつり「なでなで」

茜「わーい」

まつり「なでなで」

茜「わーい」

まつり「なでなで」

茜「わーい」

まつり「それでは、まつりは行くのです」

茜「ばいばーいっ……あれ、茜ちゃん、何か名案を考え付いていたような」

真美「気のせいっしょ~!」

杏奈「……携帯……出してた」

茜「あっ、思い出した!茜ちゃん思い出しちゃったよ!いやーさすが茜ちゃん!茜ちゃんじゃなきゃ死んでたよ」

のり子「え?」

まつり「」チッ

真美「まつりん?どったの?」

まつり「なんでもないのです」


カランコバタンッ

律子「こーらっ!またアンタ達は!」

真美「げっ」

まつり「ほ?」

エレナ「うっ」

律子「真美!まずお客様の料理をつまみ食いしないって言うのは一般常識で」クドクド

真美「あうぅ……」

まつり「」コソコソ

律子「まーつーりー?どこに行くのかしら?」

まつり「」のヮの

律子「まつり!この中で最年長なのに、どうして一緒になってこんなことやってるの!本当ならお手本を見せる立場でしょ!」

まつり「まつりは姫だから仕方ないのです、ね?」

律子「『姫だから』でごまかさない!まったく、まつりは19歳にもなってまだ」クドクド

まつり「律子ちゃんはいつも厳しいのです」

エレナ「これなら、エレナの所マデは来なさそうダネー」

律子「……エレナ、何言ってるの?」

エレナ「あっ」

律子「…………三人とも正座!」

「「「えーっ」」」

律子「えーっ、じゃないの!」

茜「あの、律子ちゃん?怒ってくれるのは茜ちゃんも大歓迎なんだけど……」



茜「お客さんの前で怒るのはよくないと思うんだよね」

律子「……あっ」

茜「お客さんからは結構ウケてた」

茜「うーむ、茜ちゃんショップにもあーいうのを取り入れてみようかな?」

真美「う~……りっちゃんはオカタイなぁ」

律子「固くて結構」

まつり「むしろ、律子ちゃんは年頃の女の子らしさをもっと身に着けるのです」

律子「は?」

まつり「同じ19歳、律子ちゃんもふわふわ、きゅーとな姫にしてあげるのです、ね?」

律子「え、ちょっ、まつり?何その手……」

まつり「律子ちゃんは律子王国の姫になるのです!」

茜「……ほっとこ」

茜「茜ちゃん、ちょっとだけ疲れちゃったかな?休憩室でプリン食べよーっと」

ガチャ

やよい「あっ、茜さん、こんにちは!」

茜「やよいちゃん……は、その格好、どうしちゃったのかな?」

やよい「うっうー!このレストランのマスコットキャラクターの『プリンくん』ですっ♪」

茜「……マスコット?」

やよい「はいっ、どんなお店でもゆるきゃらが必要なんだって亜美と真美に言われたんです!ゆるきゃらがあればお店の売り上げは絶対二倍になるって!」

茜「……茜ちゃんが間違ってるのかな?違うよね?茜ちゃんはいつだって正しいそう茜ちゃん宇宙一茜ちゃんはカワイイ茜ちゃんは歌がうまい……よしっ」

やよい「茜さん、どうしたんですか?……はわっ、もしかして、お腹すいちゃったんですか?それなら私、もやし炒め作ってきます!」

茜「ねえねえ、やよいちゃん」

やよい「はいっ」

茜「茜ちゃん、どこから突っ込めばいいのかな?」

やよい「え?」

茜「え?」

茜「やよいちゃん、ゆるきゃらがあればいいってわけじゃないんだよ?」

やよい「はわっ、そうなんですか?でも、茜さんの茜ちゃん人形、とっても人気ですよ?」

茜「それはもう、茜ちゃんも茜ちゃん人形も宇宙一カワイイから、仕方ないことだよね」

やよい「……これ、やっぱりダメですか?」

茜「ダメ、というか……」




茜「その着ぐるみで、どうやって接客するの?」

やよい「あっ」

茜「気づいてくれたカナ?」

茜「あと、もう一つ茜ちゃん、気になっちゃうのが」

やよい「はっ、はい……」

茜「普通のファミレスにもやし炒めは置いてないかな」

やよい「はわっ、そうなんですか?もやし炒め、あんなに美味しいのに!」

茜「それは茜ちゃんも否定はしないけど……さすがに、ファミレスに来てまでもやし炒めは食べないかなーって」

やよい「あうぅ……」グスッ

茜「…………ま、まあ、ちょっとくらい他のお店と違うところがあってもいいし、もやし炒めはそんなにコストもかからないから、支配人の茜ちゃんの独断でもやし炒めをメニューに入れてあげてもいいよ?」

やよい「えっ、いいんですか?うっうー!ありがとうございます!」

茜「さて、じゃあやよいちゃん、接客に」

やよい「はーいっ、いってきます!」

茜「……行く前に、とりあえず制服に着替えよう?」


茜「ところで、その着ぐるみはどうしたの?茜ちゃん、ちょっぴり気になっちゃうなーっ」

やよい「プロデューサーさんが、けいひ?で落ちるって言ってました!」

茜「…………」

「どのような指輪をお求めでしょうか」

P「そうですね、80万円くらいの、シンプルなものを探しているんですが」

「それなら、こちらのものはどうでしょうか?」

P「落ち着いていていい感じですね、それにします」

Prrrrr...Prrrrr...

P「おっと、すいません……どうした?茜」

茜『プロちゃんのおたんこなす』

ガチャ

P「……なんだったんだ?」

「号数はどれほどになさいますか?」

P「たぶん、二号か三号くらいだと思うんですけど」

「……あ、ピンキーリングでしたか」

P「いえ、薬指です」

「……は?」

茜「……茜ちゃん、もうゴールしていいよね?」

茜「……キッチンでプリンかパフェか作って食べよ……お金はちゃんと払って」

スタスタ

茜「やっほー!カワイイカワイイ茜ちゃんがプリンを食べに来たよーっ!ねぇねぇ、茜ちゃんがプリンを食べる可愛い姿を堪能したくない?したいよね?ね?それじゃあ用意を」

ロコ「サイレントにしてください!いま、ロコのセンシティブなアートのタレントがエクスプロードしたレジェンドなパフェを開発中ですから!」

茜「……ねぇねぇロコちゃん、そのパフェ、何人前?」

ロコ「もちろんシングルです!」

茜「……それ、材料何人分?」

ロコ「途中からカウントをストップしました!」

茜「……それ、材料費だけで何円になるんだろう?」

ロコ「マネーなんてアートの前ではワースレスなんです!」

茜「」イラッ

茜(ダメダメ、つい茜ちゃんショップを経営してるときの茜ちゃんが出ちゃった……茜ちゃんはカワイイ、茜ちゃんはカワイイ、茜ちゃんはカワイイ!)

茜「そのバフェ、どうするのかな?」

茜(特別メニューとして売り出せばまだ……)

ロコ「これだって大事なロコアートなんです!イーティングするなんてもってのほかです!」

茜「」イライラッ

茜「ねえ、ロコちゃん」

ロコ「どうしました?」

ガブッ

ロコ「あーっ、ロコアートが!」

ロコ「パーフェクトに……アートがロスト……」

茜「てへっ、茜ちゃん甘いものには目がないから、つい食べちゃった♪」

ロコ「うぅ……酷いです……」

茜(空になった容器を見る限り、使った材料は五、六人分かな?……後で、茜ちゃんが食べた分お金払っとこ)

茜「これからは茜ちゃんのもと、ちゃーんとしたパフェを作って──」

ロコ「でも、マテリアルならまだまだたくさんストレージされてますからね!さあ、もう一つクリエイトです!」

茜「ちょっと待った」

  ~~  

茜「ねーねープロちゃん」

P『おう、次はどうした』

茜「あのファミレス、支配人権限で閉店させちゃった♪」

P『は!?』

【おしまい】

【おまけ】

スタッフ総入れ換え。

千鶴「三番テーブル、コロッケ定食二人前、完成ですわ!」

茜(やっぱり、利益率までちゃんと考えた量と値段設定をしてくれるから、ちづるんは分かってるねぇ)

茜(やっぱり、実家が商売をしてると……)

美奈子「わっほーい♪七番テーブル、 青椒肉絲一人前、お待ちどうでーす!」

茜「ちょっと待ってその量はおかしい」

【おまけおしまい】

終わりだよ~(o・∇・o)

茜ちゃんは茜ちゃんショップやってるから、商売的なことには真剣……たぶん。

ところで佐竹飯店はあの量でちゃんと黒字がでるんでしょうかねぇ

>>26
秋月律子(19) Vi
http://i.imgur.com/Ig0CMAx.jpg
http://i.imgur.com/9u39asc.jpg

>>31
高槻やよい(14) Da
http://i.imgur.com/O6hMI5L.jpg
http://i.imgur.com/zeAmvjM.jpg

>>38
ロコ(15) Vi
http://i.imgur.com/8Q758dN.jpg
http://i.imgur.com/U7X9cpG.jpg

>>45
二階堂千鶴(21) Vi
http://i.imgur.com/nWvUzuv.jpg
http://i.imgur.com/e3CF9rp.jpg

乙でした
このPは無事指輪を渡せたのだろうか・・・?
http://i.imgur.com/lwRkT0R.jpg

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