杏「しゃくしゃく」 (51)

杏ちゃんと杏ちゃんじゃない人達が女子会するだけです

一応


杏「だらだら」
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杏「ぐうぐう」
杏「かちゃかちゃ」
杏「ぐでぐで」
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杏「うだうだ」
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杏「こそこそ」
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杏「はすはす」
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の続きっぽいです、ぽいだけです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411407331



杏「思いついた」

比奈「通報するっスねー」カチカチ

杏「待ってよ、美嘉じゃないんだから」

美嘉「なんでアタシなら通報されんのさ」

杏「美嘉が日ごろ考えてる事っていったら半分が男の事で」

比奈「もう半分が小さい女の子の事っスからねー、仕方ないス」

美嘉「失礼!」



比奈「んで何思いついたんスか?」

杏「明日のレッスンをサボる口実」

美嘉「何?仮病はもう殆どの病気に耐性持っちゃったし親戚は未来の娘の分まで殺してるでしょ?」

比奈「それサボれたんスか?」

杏「普通に連れていかれたよ、なんてブラック企業だ!」

美嘉「それで休みとれた方が不味いから」

比奈「どっちかっていうと杏ちゃんの方がブラック労働者なような…」

杏「プロデューサーに事務員を一人ずつしか雇わない事務所の何処がホワイトだ!」

美嘉「うん…杏は被害被ってないじゃん…」

杏「見ていて辛い」

美嘉「なら少しでも働いてあげなさいよ」

杏「…どちらかを取ればもう片方が死ぬ…これが世に聞く究極の選択か…」

比奈「いやWIN-WINっスよ?」




杏「エアギターってあるじゃん?」

美嘉「あー、李衣菜ちゃんがたまにやってるやつ?」

杏「そうそう…あれってさ、ギター弾けるようになったんだからもうやる必要ないよね?」

比奈「まあ近所迷惑な時もあるでしょうし…それでエアギターがどうしたんスか?」

杏「最近じゃエアギター、エアベース、エアドラムなんかのエアバンドがあるって話を聞いてね」

美嘉「あー…大分古いよ?」

杏「あれを参考に考えたんだよ、エア労働をするエアアイドル」

比奈「具体的には」

杏「毎日エアレッスンやエアライブ、エア握手会にエアラジオをこなしてエアアイドルマスターになる」

美嘉「うん…いいんじゃない?」

杏「え、マジで?」

美嘉「何で自分で言っといて驚いてんのさ」

杏「や、どうせ止められると思ってたから…」

比奈「まあでもその理屈なら給料もエア給料になりそうっスけどねー」

杏「確かに」

美嘉「そして頑張ったご褒美はエア飴」

杏「それはちょっと食べてみたい」

比奈「何の味もしないんじゃ」

杏「あ、そういう事か…空気を入れて新食感!みたいなの想像してた」



杏「んなぁー…ダメかぁー」

美嘉「別に今更レッスンでどうこうって言う段階じゃないでしょ、新人でもないんだし」

杏「気持ちはいつでもフレッシュなんだよ、フレッシュフタキュアだよ」

美嘉「何言ってんの」

杏「みんなはプリキュア、川島さんだってプリキュアだよ」

比奈「わかるわプリキュア」

美嘉「ぶっwwww」

杏「笑うなんてヒドイな美嘉」

美嘉「アンタが悪いんでしょうが…www」

比奈「まあでも慣れてきたからこそってのもあるっスからねー」

杏「そうそう、昔はちょっとダルそうにしてたら心配してくれたのに最近じゃあ…」

美嘉「仮病使いまくるからじゃん」

杏「でも加蓮は未だに心配してもらってるじゃん!」ドン!

美嘉「あの子嘘ついてないし」

杏「杏だって本心から働きたくないって言った事あるよ?」

比奈「どうなったんスか?」

杏「そっかーって言われた」

美嘉「そっかー」

杏「こうやって子供達の必死のSOSが見過ごされていく…!」

比奈「そっスねー」




杏「あーあ…どっかにゴロゴロダラダラして適当にお喋りしてるだけでお金が入る仕事はないものか…」ゴロゴロ

比奈「テレクラじゃないっスか…適当におしゃぶりしてるだけでお金が入る仕事ならあるらしいっスよ」

杏「あら下世話…年齢的にも肉体的にもアウト過ぎんよー」ダラー

美嘉「…」

杏「…美嘉はいつになったら下ネタに慣れるの?」

比奈「いや今の下ネタってレベルっスか?」

杏「美嘉の純情レベルはこずえと同等だから」

比奈「全然ピンと来ないっス」

美嘉「や…だって…」

比奈「学校とかで話さないんスか?」

杏「友達…いないから…」

比奈「あっ…ご、ごめんなさいっス…」

杏「ううん、いいの…アタシには比奈さんがいるから…」

比奈「美嘉ちゃん…!アタシ…アイドルっスよ…?」

杏「なんと奇遇な!」

美嘉「やめてよ、普通に友達いるし」




美嘉「ガッコーでも話さないかなー…まあ好きな子の話とか彼氏云々位ならあるけど参加出来ないし」

杏「ふーん…まあそういうとこもあるかもね、今日殿方とお話してしまいましたわ…はしたない…みたいな」

美嘉「昭和か」

比奈「美嘉ちゃんがそんな事言い出したら見た目とのギャップが凄まじいっスね」

杏「まあゆかりとか美波とかに比べたら美味しいんじゃない?」

美嘉「なんであの二人を…」

杏「ビッチ風処女と処女風ビッチってどっちの方が価値高いのかねー」

比奈「最近の風潮は前者じゃないっスか?」

杏「でも処女のメリットって何?」

比奈「知らないっスけど…綺麗そうとかそんなんじゃないっスか?後ギャップ」

杏「あー…確かに美波が夜は超エロイとか滾る人は滾るかもね」

美嘉「いやあの子達ビッチじゃないからね?知らないけどさ」

杏「知らないのに適当な事言ってるんじゃないよ」

美嘉「そっくりそのままお返しするよ」




杏「あんな清楚そうな女が処女なわけないでしょ、常識的に考えて」

美嘉「いや常識で考えた結果だよ」

比奈「杏ちゃんはあの二人に親でも殺されたんスか?」

杏「いや別に嫌いとかじゃなくて普通に考えてたんだよ、なんであんなにエロいんだろうかって」

美嘉「尚悪いよ」

杏「まあ本人達にも言ってるし陰口じゃないからセーフ」

美嘉「何してんの!?」

比奈「根本的にアウトっスよ」

杏「二人ともはぁ…なんかすみませんって言ってた」

美嘉「そりゃそれ位しか言えないよ…」




杏「でも実際羨ましいわけよ、美嘉もそうだけどさ」

美嘉「アタシ?真逆なんじゃないの?」

杏「どっちもセックスアピールは凄いわけじゃん、杏とかきらりとかはその辺りを子宮に置いてきた組だから」

比奈「きらりちゃんはワンチャンありそうっスけど…杏ちゃんは確かに」

美嘉「まあそういう目で見られないから良いんじゃないの?楽だろうし」

杏「ないものねだりなのは重々承知してるけどさー杏だって生物学的には雌だよ?」

美嘉「何でそこまで卑下すんのさ…」

杏「特にうちの事務所はえっぐいのが多いからねー…雫とか雫とかあと雫とか」

比奈「何の恨みが…でも雫ちゃんもあんな体の割には少ない方じゃないっスか?」

杏「まあ本人に意識がないからじゃない?つっても雫のファンの8割は絞られたがってると思うよ」

比奈「杏ちゃんも十分下世話じゃないっスか」

杏「てへぺろー」ダラーン

美嘉「せめて表情変えなさいよ」




美嘉「ならそっち方面で売り出してもらうよう言ってみたら?」

杏「そっちってセクシー路線って事?」

美嘉「うん」

杏「無理に決まってんじゃん、銭湯に行ったら男湯に堂々と入れそうなこの体の何処に…」

杏「…!!!」

杏「閃いた」

比奈「通報ー」カチカチ

杏「待って待って、聞いてからにして」

比奈「なんスか…」

杏「プロデューサーと銭湯に行ってパパと呼n」

美嘉「比奈さん通報」

比奈「うース」カチカチ

杏「落ち着いて、事件性はないから警察だって動けないし迷惑だよ?」

比奈「大丈夫っス、プロデューサーに送るんで」カチカチ

杏「せめて早苗さんで…!」



比奈「でも実際見られたら恥ずかしいんじゃ」

杏「そりゃそうだよ、これでもギリXXだもの」

比奈「何がそこまで自意識低くさせてるんスか?」

杏「まあプロデューサーに関しては多少の犠牲は仕方ないと思ってるし普通の子以上愛梨以下には羞恥心持ってるけど」

美嘉「愛梨ちゃんはうっかりしてるだけだから…」

杏「もうわざとな気がするよ、知ってる?あれが初代シンデレラガールなんだよ?」

美嘉「じ、実力はあるから…」

杏「知らない人が見たらシンデレラガールってそういう…ってなっちゃいそうだよね」

比奈「そんなシンデレラ聞いたことないっス」

杏「ガラスの服的な」

比奈「相当慎重さが必要になりそうスねー」

杏「呪いの装備みたいなもんだからねー」

美嘉「それはガラスの服が?それともシンデレラガールが?」

杏「さあ?」ケラケラ



杏「まあ凛は順当だよねー、順番的にキュートかと思ってたけど」

美嘉「キュートでトップは菜々ちゃんだっけ?」

杏「そそ、ニュージェネ3人衆が入ってるのは何かの陰謀感がしたけどね」

比奈「でも最初期からやってるユニットでスし、それこそ順当じゃないっスか?」

杏「っていうか一回愛梨、二回蘭子が特殊だっただけな気もしなくはないけどね」

美嘉「杏は17位だっけ?」

杏「そーだよ…よく覚えてんね?きらりが書いた杏のサインあげようか?」

美嘉「せめて自分で書きなさいよ…順位が近かったから覚えてるだけだよ」

杏「あー…そういやそうだったね、15位だっけか?」

美嘉「そそ、比奈さんは?」

杏「…っ」

美嘉「?」

杏「…」

比奈「…あー…よく憶えてないっス」

美嘉「そっかー」

杏「…」

杏「あ」

比奈美嘉「?」

杏「やばい、脱水症状起こしそう」

比奈「随分余裕そうっスけど」

杏「お茶飲まないとナナみたいになっちゃう…美嘉淹れて来て?」

美嘉「なんでさ…自分で行きなさいよ」

杏「罰だよ罰」

美嘉「アタシが何をしたっていうのさ…まあいいけど」スタスタ

杏「杏は玉露でー」

美嘉「ないでしょーが」コポコポ



杏「…なんかごめん」

比奈「…や、別に気にしてないスよ?」

杏「そういう意図で話振ったわけじゃないんだよ」

比奈「っていうかむしろアタシが入ってない事憶えてる方にびっくりっスよ」

杏「発表されたの50人だしね、多分美嘉は自分周辺の人達しか憶えてないんだと思う」

比奈「それが普通じゃないっスか?」

杏「でもこずえも全部憶えてたよ?何人か名前間違えてたけど」

比奈「何故…?」

杏「たださ、美嘉も悪気があったわけじゃないと思うから…」

比奈「ホントに気にしてないっスから、まあCDやらは出したいなーって思ったりするスけど」

杏「あー…」

比奈「まあ漫画の方もありまスし、二足の草鞋な分遅くなっちゃうのは仕方ないっス」

杏「かっこいいねー」

比奈「そうスかー?」ケラケラ



美嘉「はいお茶ー」コト

杏「あんがとー…美嘉も感謝しなよ」

美嘉「え?あ、ありがとう…?」

杏「ホントだよ」

美嘉「ええ…?」

比奈「そっスねー」ニコニコ

美嘉「何?何かあったの?」

比奈「なんでもないっスよー、お茶いただきます」ズズ

杏「まーす」ズズ

美嘉「???」



美嘉「あ、そういや二人共夏に田舎に行ったんだよね」

杏「そだよー、後莉嘉と裕美と迷走に…こずえとアヤはあんま一緒じゃなかったけど」

比奈「美羽ちゃんって呼んであげましょうよ」

杏「考えてみたらロリコン大歓喜な面子だね★」

美嘉「いや一人妹だし一人タメだしアタシロリコンじゃないし…それ言ったらこの前のオーストラリアの方がそうなんじゃない?」

杏「あー…あれってプロデューサーの趣味かな?」

比奈「会社の意向じゃないっスか?まあネネちゃんは保護者枠って感じっスけど」

杏「ネネって15歳だったよね…?」

比奈「まあ25歳児なんて呼ばれるような人もいるっスから」

美嘉「でも確かに毎回いるね保護者枠…夏の時は比奈?それとも裕美ちゃん?」

杏「双葉さんじゃないかな」

比奈「一人入れとかないとカオスになるスからねー、まあアタシはそんな仕事しなかったんで裕美ちゃんじゃないっスか」

美嘉「あー、結構しっかりしてるらしいしねーあの子」

杏「…」



美嘉「その時莉嘉変な事したりしてなかった?」

杏「ん?別にプロデューサーとうっかり孫ヶ崎を作ったりはしてなかったと思うけど…」

美嘉「いやそんなエグイ事は聞いてない…」

杏「いつも通りだったと思うよ?虫捕まえてキャッキャして、杏と比奈をディスってきて」

比奈「あったっスねー、まあアイドル的には莉嘉ちゃんの言い分の方が100%正しかったっスけどね」

杏「杏や比奈に求める事が間違ってるよ」

美嘉「何言われたのさ…まあでもその感じなら問題なかったのね」

杏「何かあったの?」

美嘉「いや、別にいつも通りだったんだけどさなんかあったらアレだから把握しとかなきゃって」

杏「シスコンにも程がある…」

美嘉「最近は妙に大人びてきちゃって…ママ達にも言われてるし」

杏「いくらなんでも近親レズはキツイって?」

美嘉「違うよ!?」

比奈「そうっスよ、年齢的に百合で済まされるっス」

美嘉「そういう事じゃなくってね!?」



美嘉「ほらあの子ってどうにも危なっかしいし、出来ればいつも目の届く範囲にいて欲しいんだけど」

杏「まあ美嘉よりも莉嘉の方がシスコンっぷりが酷いからちゃんと言っておけばしばらくは大丈夫じゃないの?」

美嘉「そうかなぁ…?」

比奈「まあたまにドン引いてる時があるっスけど」

美嘉「え!?」

杏「あー…フヒヒ★ねー」

美嘉「あれはっ…違うんだって」

杏「何がさ」

美嘉「何て言うか…素が出たっていうか…」

比奈「本物じゃないっスか…」

美嘉「う…」

杏「…比奈ちょっと怒ってる?」

比奈「いやいや全然っスよ?」

杏「まあ美嘉が悪いからフォローしないけどさ」

美嘉「え?アタシなんかした?」

杏「みりあの未成熟な花弁を優しく開かせて…」

比奈「そのまま飲み込んで…アタシのエクスカリヴァージン…」

美嘉「してないしてない!」

杏「飲み込まれるのにヴァージンってどういう事さ」

比奈「ホモは生涯童貞って由里子ちゃんも」

杏「なるほど、一理ある」

比奈「でもその理屈だとみりあちゃんの膜は失われてるのに残っているという意味不明の状態に」

杏「シュレディンガーの処女と名付けようか」

美嘉「もうやめない?アタシが悪かったなら謝るからさ…」




美嘉「はぁ…まあでも何もなかったんならいいや、変に大胆な水着とか買ってたから心配してたんだけど」

杏「姉が姉だし仕方ないと思う」

美嘉「アタシはもう17だし」

比奈「いや何も解禁されてないっスよ?」

杏「結婚は?」

比奈「あー…考えてみたら18禁なのに16からって意味分かんないっスね」

杏「昔の名残らしいから仕方ないんだろうけどね、どうせ今時その歳で結婚する人殆どいないだろうし」

比奈「18、20と解禁されても実際ピンと来ないっスよねー」

美嘉「いやねーって言われてもアタシも杏もまだだし」

杏「それに美嘉は史上最年長処女でギネスに乗るっていう壮大な計画が」

美嘉「ないから」



杏「真面目な話さ、杏達位ならともかく志乃さんとかが処女だったら大丈夫?って思っちゃうよね」

比奈「あー…いやまああの辺りは普通に経験してんじゃないっスか?」

杏「流石にねー、のあとかだと全然分かんないけど特に川島さんとか仕事が仕事だし」

美嘉「それって偏見じゃない?」

杏「でも実際家に籠ってビール飲んで野球見てるだけの変な人よりは人と会う機会多いでしょ」

美嘉「友紀さんの事嫌いなの?」

杏「大好きだよ、好き過ぎてキャッツに入団する位好きだよ」

比奈「騙す気0っスね」



杏「実際今時の女子高生とかってどうなの?」

美嘉「いやあんたも今時の17歳なんだけど」

杏「女子高生かどうかが分かんないもの」

美嘉「何言ってんの?まあクラスには結構いるんじゃないかな、付き合ってる子も多いし」

比奈「はー、進んでるっスねー」

美嘉「比奈さんもあんま変わんないでしょ」

比奈「アタシは割と大人しいタイプだったんで付き合ったり突き合ったりとは無縁っスよ」

美嘉「…ん?何で二回言ったの?」

杏「…多分話してたとしてもこれが原因だよねぇ」

比奈「そっスねー」

美嘉「え?何が?」



杏「話変わるんだけどさ、前にかな子がいる時に体重の話になってね」

美嘉「またなんでそんな事に…」

杏「主にきらりが杏と仁奈を片手ジャイアントスイングしてたせい」

比奈「なんスかその新アトラクション」

杏「それ見て誰かがわー、杏ちゃんも仁奈ちゃんも軽ーいって言ってさ」

杏「まあそれでいつもの通りかな子が押し黙っちゃったんだ」

美嘉「うん…まあそんなに気にしなくても…杏と比較って基本小学生だし」

杏「いやそうなんだけどさ…結構へこんでたからか誰かが言い出したんだよ」

杏「か、かな子ちゃんはマシュマロ女子だから!って」

杏「したら何を勘違いしたのか皆でマシュマロ女子を連呼し始めて」

比奈「うわぁ…」

美嘉「うわぁ…」

杏「うん…当の本人は顔真っ赤にしながらプルプルしてた、事務所中に響き渡るマシュマロコール」

美嘉「分かってたんなら止めなさいよ」

杏「いやなんかもう仕方ないのかなーって、後なぜか悠貴もプルプルしてた」

比奈「あー…トラウマなんスかね」

杏「まあかな子はかな子でプルプルしながらケーキ食ってたんだけどさ」

美嘉「あの子もブレないね!?」



杏「実際回りが痩せすぎなだけで目立つけどかな子ってそこまで太ってもないよね?」

比奈「まあ楓さんとかと比べて痩せてるのって最早病気の域っスからねぇ」

杏「なのに本人は凄い気にするんだよ、今日から茜ちゃんと一緒に生活します!とか言ってたし」

美嘉「死ぬでしょ」

杏「そう思ったから止めといた、茜も良く食べるけど逆に何であの体型維持できんのって位動くしね」

美嘉「前にプロデューサー死にかけてたよねー」

杏「そういやこの前3駅までなら走った方が早いですって言ってた」

比奈「ちょっと何言ってるか分かんないっス」

杏「しかもそれ言ったの駅で電車待ってる時だからね、本当に意味が分からなかった」

美嘉「電車より早く動く気なの?」

杏「流石のきらりもにょわぁ…どうでしょう?って苦笑いしてたよ」

比奈「パッションは全体的に狂いすぎなんスよ」



杏「この前芳乃が入ったから人外っぷりに拍車をかけたよねー」

美嘉「いや芳乃ちゃん普通の子だから…というか茜がアレなだけで基本は普通だから」

杏「でもサンタさんとか1.9m級とか(胸が)1.0m級とかたくみんスマーイル☆とか…もう同じ人間とは思えない」

比奈「最後のおかしくないスか」

美嘉「いや全部おかしいよ、雫ちゃんに至っては完全に個人的な恨みっぽいし」

杏「杏0.8人分とかいう意味が分からないバスト」

美嘉「その計算の仕方が一番意味分かんない」

杏「まあそれ言ったら美嘉も比奈も大概乳野郎なんだけどさ」

比奈美嘉「乳野郎!?」



杏「そういや悠貴はどうなの?」

美嘉「何がさ」

杏「何がってナニがだよ」

美嘉「いや…まあ普通に話してみると年齢相当って感じだよ?」

杏「そっか…やっぱり年齢よりも見た目か…」

比奈「杏ちゃんの純潔がピンクに…」

美嘉「染まらん染まらん」

杏「まああの見た目で中身まで大人な感じだったらもうどうしようもないけどさ」

美嘉「中身大人…なんだろ、逆の人は結構見るけど…杏とか」

杏「何言ってんのさ、杏だって大人っぽく出来るよ」

比奈「ええ…想像つかないっスけど…」

杏「あらあら…プロデューサーのそらちんが雫で輝子ってるわ…どや」ドヤァ

美嘉「うん…最低だよ」

杏「まあ、こんなに沢山のプロデューサーさん…悪いわねぇまゆちゃん」

比奈「どういう状況なんスか」



ピンポーン

杏「?誰だろ?プロデューサーが夜這いに」

比奈「まずないっスね」

美嘉「はいはーい」スタスタ

ガチャ

忍「あ、お疲れー」

美嘉「あれ、忍ちゃんどしたの?その荷物…」

忍「実家から送られてきて…よっと、おすそ分けー」

美嘉「あらこんなに…ごめんなさいね、良かったらお茶でも召し上がっていって?」

忍「ありがとー…いや待って何そのキャラ」

美嘉「…アタシにも分かんない」



杏「あ、忍か…何それ?」

忍「リンゴだよ、アタシ一人じゃ多いしここなら誰かしらいるかなーって」

比奈「あー…実家からっスか?」

忍「うん、量が量だから事務所にも置いてあるけど」

比奈「どんだけ送られてきたんスか…」

忍「んー…杏ちゃん3人分位?」

美嘉「もうちょっとした商売できそうだね」

杏「9個か」

忍「杏ちゃんキティちゃんだったの?」

杏「いやリンゴ一個10㎏で計算してみた」

忍「ごめんそんなお化けリンゴは持ってきてない…っていうか持てない」

杏「きらり持てればいけるよ?」

忍「そもそもきらりちゃんを持てない…」

比奈「持てる人間いるんスか?」

杏「木場さんとかのあさんとかなら…もしくはプロデューサーにお願いされたまゆなら」

美嘉「まゆに期待しすぎだよ」



美嘉「はい、どうぞー」コト

忍「ありがとー、いやぁ寒くなってきたねー」ズズ

杏「ホントにねー、もう炬燵出したいよ」

美嘉「流石にまだ早いでしょ…っていうか杏も忍ちゃんも北国育ちなんだし寒さには強いんじゃないの?」

忍「まあ多少はね?でも寒いものは寒いよ」

杏「杏は25度から±1℃でも変わったら死ぬ」

美嘉「細菌かなんかか、沖縄育ちでももうちょっと強いわ」

杏「いやでも実際こっちの冬の寒さってなんか違うんだって」

忍「あ、それ分かる」

比奈「よく聞くけど湿度のせいなんスかね?ずっとこっちなんでピンと来ないっスけど」

忍「かなぁ?夏も冬もホントに同じ国かって感じがするよね」

杏「梅雨とか意味分かんない、何あれ?うだり死ぬよ」

美嘉「聞いたことない死に方なんだけど」

杏「周子とか超平然としてるし紗枝に至ってはあの空気の中着物着てたからね、多分体温ないんだと思う」

比奈「あるっスよ…体温ない人間なんているわけないじゃないっスか…こずえちゃんやのあさんじゃあないんスから」

忍「いやのあさんもこずえちゃんもあるよ?」



忍「そういやこっちの子達はあんまりタイツ履かないよね、冬とか大丈夫?って思っちゃう」

杏「関東の女子高生の間で人の皮膚柄タイツが流行ってるんだってさ」

忍「え!?そうだったの!?」

美嘉「いやいや流行ってないから…っていうかイヤでしょ皮膚柄って…」

比奈「まあずっと使う物でもないっスからねー、だったら根性論で行こうっていうのも分かんなくはないっス」

杏「ちなみに学生時代は?」

比奈「スカートジャージ」

杏「ブレないねー」

比奈「いや当時からどうかなーとは思ってたっスよ?ただ別に見られる意識はなかったでスし」

美嘉「あれって学校によっては禁止なんだってね、じゃあどうしろって感じだけど」

忍「…?いやだからタイツ履けばいいんじゃないの?」

杏「きっとあれだよ、関東の人間はタイツを履くと爆発して死ぬんだよ」

忍「何その奇病」

杏「もう忍も感染してるから気をつけなね?」

忍「しかも感染しちゃうの!?」

美嘉「爆発してる女子高生見た事あるのか」

杏「頭が爆発してそうな女子高生なら毎日のように見てるよ」

比奈「そりゃうちの事務所の子達は皆っス」

杏「プロデューサーにプロデュースされながらアイドルしちゃうなんて…頭がはぴはぴしちゃうにぃ…」

忍「じゃあ他の誰にプロデュースしてもらうの…?」



忍「あ、そういえば最近柚ちゃんがぴにゃこら太ぐさぁーするのを止めなくてさ」

美嘉「ごめん意味が分かんないんだけど」

忍「ん?ああえっと…喜多見柚ちゃんってアイドルの子がいてね?」

美嘉「いやそこは分かってるよ」

杏「ぴにゃこら太ってあれだよね?あのプロデューサーに似てる…」

忍「そうそうあのブサイク」

比奈「思いっきりプロデューサーの事ブサイクって言ってるんスけどいいんスか?」

杏「いやプロデューサーはぴにゃこら太と似てるだけ、ぴにゃこら太はブサイクなだけだよ」

比奈「三段論法」

杏「五段突き」

比奈「必殺技とかじゃないっス」

美嘉「いやそもそもそのこら太?とやらは何なの?犬?」

忍「犬…じゃないと思うけど…なんだろう、緑でブサイクで…」

杏「目つきが悪くて…」

比奈「リボン付けてて…」

忍「二頭身で30㎝位のブサイク…」

杏「忍ホントそれ推すね」

美嘉「待って待って、それがプロデューサーに似てるってどういう事?」



杏「あ、画像あった…ほら美嘉これだよぴにゃこら太」カチカチ

美嘉「ん?あー、なんか見た事あるかも…」

美嘉「…」

美嘉「え、いや待って似てる!?」

杏「似てる似てる」

忍「耳とか超そっくり」

比奈「後は色っスかねー」

美嘉「そんな化け物にプロデュースされた記憶はないんだけど」



杏「んで?柚がどうしたって?」

忍「あ、そうそう柚ちゃんがぴにゃこら太をぐさぁーってやるのにハマっちゃったみたいで…まあ実際に刺してはいないんだけど隙あらばぐさぁーって」

比奈「サイコパスっぽいっスねー」

杏「でも実害あるわけでもないんでしょ?なら別に…」

忍「それが最近プロデューサーにも同じ目を…」

美嘉「なんとかして止めよう」

忍「穂乃果ちゃんがぴにゃこら太を守る様になってからはより一層爛々とした目でプロデューサーを見るようになっちゃって」

比奈「何がそこまで柚ちゃんを狂わせちゃったんスか」



杏「それこそ柚に同じぬいぐるみでも与えたら満足するんじゃないの?」

忍「そうかなーって思って聞いてみたんだけど、いらないって言ってた」

美嘉「ええ…」

忍「まあブサイクだし仕方ないと思うけど」

比奈「忍ちゃんはぴにゃこら太嫌いなんスか?」

忍「嫌いじゃないよ?でもブサイクだと思う」

杏「ブスも三日経てば慣れるって言うけど?」

忍「慣れたとしてもブサイクだっていう事実は変わらないから…」

杏「あらやだ辛辣」

美嘉「この話ぬいぐるみじゃなかったら笑えないね」

比奈「まあ女子っぽくていいんじゃないっスか?」

美嘉「比奈さんは女子を何か勘違いしてると思う」



比奈「え…女子会って嫌いな女子の陰口を叩く会じゃ…?」

美嘉「違うよ?」

比奈「そして誰かがトイレに立ったらその隙にその子の悪口を言うから皆トイレを我慢して膀胱炎が増えるという」

美嘉「怖っ」

杏「そうだよ、女子会って言ったら黙々とマカロンを食べながら女子力って呟き続ける会だよ?」

忍「何かの儀式?」

杏「前に一回きらりと女子会やったんだけど何が楽しいのかさっぱり分かんなかったよ、きらりはすぐに飽きてお話しようにぃって言ってくるし」

美嘉「いやそりゃつまんないでしょ」

杏「杏ときらりの女子力が低いから…女子会一つまともにできない…!」

忍「関係ないと思うなー」



比奈「んじゃあ結局女子会って何やるんスか?」

美嘉「え?うーん…まあ皆で集まってー、お茶したりお菓子食べたりしながらお話してー…みたいな?」

杏「ん?じゃあ今の杏達も女子会なの?」

忍「あー、確かにそうかもねー」

杏「杏達も女子会…川島さんも女子会?」

忍「川島さん関係なく…美嘉ちゃん?」

美嘉「wwww」ヒッ…ヒッ…

比奈「浅いっスねー」

杏「美嘉も大概失礼だよね」



杏「でも女子って名乗っていいのは学生とウサミンだけでしょ?」

忍「菜々ちゃん学生じゃ…?」

比奈「まあ最近じゃ30…下手すれば40代まで女子って言ったりするっスからねー」

杏「40歳ってもう杏産んでてもおかしくない年齢じゃん」

比奈「まあ最近は高齢出産が増えてるスから…」

美嘉「でも仕方ない感じも分かるなー女子とか女性とかならまだしもおばさんって呼ばれたくないじゃん」

杏「おばさんねー…なんだろう、自分がおばさんどころか女子中学生としてすら扱われる気がしない」

比奈「まあ杏ちゃんは仕方ないっスよ」

忍「でも最近の人って結構綺麗な人多いよねー、歳聞いたらえ?!ってなっちゃう」

美嘉「杏ちゃん可愛いねー…おいくつになったんですか?」

比奈「この前8つに」

杏「17だよ、表出ろや」

美嘉「やめなよ100パー負けるし」



忍「まあ杏ちゃんや若葉ちゃんみたいな人たちを見てると年齢って本当分かんないなーって思うよね」

杏「杏は妖精だからね」

比奈「若葉さんは?」

杏「珍獣」

美嘉「きらりは?」

杏「妖怪」

美嘉「アンタ達本当に親友?」

杏「あやかし京娘など片腹痛い」

比奈「いやそういうガチそうなのは何処に需要があるんスか?」

忍「意外と菜々ちゃんがもっと歳とってたりしてねー」アハハ

杏「…」

比奈「…」

美嘉「…」

忍「ど…どうしたの…?」



杏「前に幸子達がプール行ったんだって」

美嘉「あー、茜ちゃん達と行ったやつ?」

杏「そそ、そん時に周子が泳げないから屋上で涼むーって言い出したらしくってさ」

比奈「いやあの人滅茶苦茶泳げるっスよ?」

杏「まあサボる口実だったんだろうね、んでその時に屋上でだらだらしてたら扉からこっそり幸子が覗いてたらしくってさー…」

忍「告白?」

杏「なんでさ…なんかカナヅチだから練習したかったらしいんだけど周子に声かけらんなかったんだって」

美嘉「あー…まだ人見知りしてんの?」

比奈「まあ周子ちゃんは難易度高そうっスよねー雰囲気あるし」

美嘉「一回話しちゃえば少し働く杏だってわかるけどね」

杏「そんなんもう杏じゃないやい…実際どうしたらいいのかねーって」

忍「でも杏ちゃんが気を揉んでも仕方ないんじゃないの?」

杏「見ててハラハラするから早いとこ治してやりたい」

美嘉「まあ最近は輝子ちゃんとか小梅ちゃんと仲良くしてるみたいだし…心配しなくてもダイジョブだと思うよ?」

杏「そっかなー…美嘉もよく見てんね」

美嘉「え、そうかな?」

杏「うん、やっぱ年下だと特に?」

美嘉「うんまあ可愛いからついつい目で…」

杏比奈忍「…」

美嘉「…」

美嘉「ゆ、誘導尋問…」

杏比奈忍「…」ジー

美嘉「なんでもないです」




比奈「なら色々な人と三人で話したりしたらいいんじゃないっスか?」

杏「あー…めんどい」

美嘉「じゃあ最初っから言わないでよ…」

杏「何度かうちに置いといて接客させようかなーって思った時もあったけどねー」

忍「接客って…お店じゃないんだから」

杏「知らなかったの?実は1時間4000円給料から差っ引かれてるよ?」

比奈「なんスかその生々しい額…」

杏「アイドルと一時間一緒にいられるなら安くない?」

美嘉「アタシらもアイドルだし…アンタ結構寝てるじゃん」

杏「アイドルの寝顔だよ?」

美嘉「杏のに関しては全くありがたみがないよ」



比奈「そういうのだったらやっぱり紗枝ちゃんとかっスかねー」

杏「紗枝ならよく隣の部屋で寝てるよ」

美嘉「それ周子さんとこじゃん」

忍「あと大人の人達とか茜ちゃんとか智香ちゃんみたいな元気な子達もイメージ湧かないかも」

美嘉「あの辺りは寝てる事自体が稀だから…大人組はそもそも人前で寝ないんじゃないかな、体裁もあるだろうし」

比奈「でも杏ちゃん位警戒せずに寝てるのも珍しいっス」

杏「いやこう見えて結構眠り浅いよ?毎回夢見るし」

忍「そうなの?じゃあ事務所とかだと起きちゃわない?騒がしいし…」

杏「事務所じゃ夢も現実大して変わらない程度に意味分かんない事起きてるから気にしない事にした」

美嘉「いや、そんな滅茶苦茶じゃないでしょ…」

杏「でもついこないだ目を覚ましたと思ってトイレに向かったらプロデューサーの机の下にギッチギチに詰まってるまゆと輝子の夢を」

美嘉「それ夢じゃない」

杏「夢だけどー?」

忍「夢じゃないってば…最近ずっと入ってるよ、まゆちゃん」

美嘉「あれ心臓に悪いんだよね、カメラとかで顔認識されたりするし」

比奈「小梅ちゃんが喜びそうっスね」



杏「ふぁ…なんか夢の話したら眠くなってきた…」

比奈「そういや杏ちゃん明日レッスンって言ってたっスね、そろそろ寝た方が」

杏「あぁ…でも寝たら明日が迫ってくる…仕事が…仕事がぁ…」

美嘉「いや寝なさいよ…アタシもそろそろ帰らないとあれだし」

杏「…あー…そだね、うん、じゃあお疲れー」フリフリ

比奈「?お疲れっスー」

美嘉「またねー」

忍「じゃあねー」

杏「あ、忍林檎ありがとねー」

忍「うん、早めに食べちゃってねー」

杏「うーい…ばいばーい」フリフリ


美嘉「…」

比奈「なんか珍しくあっさりしてたっスね、杏ちゃんなのに」

忍「ホントにね、いつもはもっとグダグダしたがるのに」

美嘉「明日レッスンあるからねー、しっかり寝とくつもりなんじゃない?」

忍「結構頑張り屋さんだもんねー」

美嘉「いや、多分レッスンじゃなくて…朝起きるためだと思うけど」

忍「でもどうせプロデューサーさんが迎えに来るんじゃないの?」

美嘉「だろうねー、そしてだからだろうねー」

比奈「…ああ、なるほど」

忍「??」

美嘉「まあ別に文句言う気はないけどさぁ…」

比奈「お、女子会っスか?」

美嘉「…やめよっか、帰ろ帰ろ!」

比奈「別にいいと思うっスよ?お互い様っスから」

美嘉「また今度本人の前で言うよ」

忍「???」



杏「…」

杏「目覚まし…」

杏「…」

杏「いや、めんどいな…サボれればそれがベストだし」

杏「…」

杏「林檎でも食べよ」

杏「…」シャクシャク




おわり

以上です、なんか妙に長くなってました
TPキャンディーがあるんだからトークバトルに杏ちゃん出してくれてもいいと思う
でもSDになってない子の方が見たい気もします

お読みいただきありがとうございました。

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